スノーレポート

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大行山スキー

Feb.26, 2000 尾瀬の知られざる山

大行と書いてなんと読むのか。「だいぎょう」、「おおなり」地元の人に訊いても答えはまちまち。それ以前にそんな山どこにあるのだ?という答えが一番多い。アヤメ平からの尾根続き、田代原を見下ろすようにある。山頂は下から見上げたときには想像できないほど広い。シラビソの大木に被われあまり視界は訊かないが、見慣れない形で至仏山がすぐそこにある。樹林の中の東斜面は日が当たらず、遅くまでパウダーが楽しめる。

関越道を沼田インターで降りR120を片品村鎌田で左折して道なりに戸倉へ、大清水への丁字路を左折し尾瀬戸倉スキー場。ここで行き止まりになるために駐車場に車を入れて歩き出した。

大行山スキー:イメージ1

ゲレンデに吸収されてしまった尾瀬富士見林道を歩き出す。しばらくリフトが併走するのでスキーヤーから不思議な顔で見下ろされる。それもすぐに解放され、ゲレンデから離れればうるさいスピーカーの音も聞こえてこない。左手は深い沢、右手は林道工事で削り取られた崖が続く。雪解けの頃は落石の危険もあるので注意が必要だ。1時間ほどで冬路沢に架かる橋を渡り富士見下に着く。

大行山スキー:イメージ2

富士見下の水場は冬でも凍らずに流れている。ここから林道をショートカットして直登する。急傾斜になってきたら再び林道に合流する。このあたりは立派なミズナラの大木が多い。振り返るとスキー場がずいぶん下に見える。つづら折れが終わったあたりから雪に埋もれた沢に入り田代原を目指す。このルートは大抵トレイルが付いているが、不安な場合は林道が沢と平行してから直進すると良い。田代原にあがると正面にアヤメ平の大きく発達した雪庇が見えてくる。遅い時期ならその崩落直後の迫力ある風景に出くわす。

大行山スキー:イメージ3

田代原から西にルートをとり、おそらく放置されたままのカラマツ植林地を抜ける。山頂は見えないがもうそこが大行山の取り付きだ。岩峰に挟まれた沢沿いを登っていく。沢が消えだし斜度が増したら左に現れた尾根に取り付き高みを目指す。最後の急登をひと登りで平らな山頂大地に出る。左に少し高く丸みがありそこが三角点の山頂のようだ。富士見下からおよそ2時間。南面は視界が開け上州武尊山や遠く赤城山が見通せ、休憩するにはもってこいだ。

このまま北にルートを取ってアヤメ平まで行っても良い。尾根上しばらくは樹林が濃いので小ピークの下を巻くように行く。反対側に出ると木も少なくなり尾根沿いに行くと1時間ほどでアヤメ平だ。ここまで来たら雪崩に注意しながら林道に下降しそのまま横切って冬路沢まで降りる。そのまま沢沿いを馬洗い渕まで滑り林道を登り返すバリーエーションルートも取ることができる。

大行山スキー:イメージ4

大行山からの滑降は登路の沢に沿って滑る。途中細くなるところからは左岸が良い。パウダーは頭の上までまき上がる。カラマツ林からは南にとり、灌木の尾根を行けば林道に出る。勿論カラマツ林を抜けて一度田代原に出ても良いが、尾根ルートには春先にしか現れない池塘がありかわいらしいミズバショウが咲いていることもある。林道に出たらつづら折れはショートカットして、後は一気に滑り降りるだけだ。

-DATA-

場所:
群馬県利根郡片品村戸倉
交通:
戸倉スキー場までJR沼田駅よりバス
駐車場:
スキー場の駐車場 1000円。
トイレ:
スキー場のみ、富士見下は冬季閉鎖。
備考:
戸倉スキー場は4月から駐車料金が無料になる。詳しくは現地に確認を。 富士見下からのつづら折れにデブリが見られることがある。 樹林の中なので大きな雪崩の心配は無いと思うが注意が必要。 ゴールデンウィークでも鳩待までバスが運行されず、入山が困難になることがある。そんな時にこのルートを利用すると鳩待や山の鼻まで舗装道路を歩かないで済む。
温泉:
戸倉温泉センター500円他。

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