スノーレポート

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南八甲田・櫛ヶ峰スキー

東北の遅い春を滑る May.1-4, 1999

ゴールデンウィークをどこで滑るか?尾瀬、鳥海、北アルプスと候補が挙がるがこんな時こそ遠出できる少ないチャンス。南八甲田で以前から目を付けていたコース、城ヶ倉温泉から逆川岳、横岳のなだらかな尾根を伝い櫛ヶ峰まで。幸運にも以前なら5月下旬まで不通だった黒石~城ヶ倉間が今年から通年開通となった。桜祭りで賑わう津軽に向け深夜の高速を飛ばした。

南八甲田・櫛ヶ峰スキー:イメージ1

東北道をひたすら北上し黒石インターに降りたのはもう昼近かった。黒石のスーパーで食料を買いだしR102を行く。街にはいたるところに桜祭りの飾り付けがあった。温湯(ぬるゆ)温泉からR394で八甲田西面を北上する。新しくなった城ヶ倉大橋、逆川岳登山口はここだが今日はキャンプ地へ直行する。橋を渡り酸ヶ湯方面に右折。千人風呂で有名な酸ヶ湯には沢山の車が駐車してあった。上の駐車場にはテントもかなり数が張ってある。さらに行った笠松峠は大キャンプ場になって、色とりどりのテントが所狭しと鎮座していた。ここは北八甲田の小岳や大岳、南八甲田の猿倉岳などアプローチに便利なため人気のキャンプサイトになっている。しかし観光ポイントの睡蓮沼もあって一日中騒々しい場所なのでここもパスする。さらに先を行き、猿倉温泉へ道が下りはじめた左手がいつものキャンプ地。高田大岳と小岳のコルが正面に見える絶景ポイントだ。道が狭いので迷惑にならないようにスコップで駐車スペースを作った。テントを張り八甲田の山々を眺め遅い昼食とビールで一息ついた。

南八甲田・櫛ヶ峰スキー:イメージ2

翌日、城ヶ倉大橋まで戻り逆川岳の尾根に取り付く。初めの数10mだけはツボ足の階段登行だが尾根上に出たら後は緩やかな尾根が続いている。ブナの大木を眺めながらのんびりと登って行く。真東に真っ直ぐ行けば良いのでルートは簡単だ。快晴で日なたの雪は早くも腐り始めていた。やがてシラビソ(アオモリトドマツ)の疎林となると視界が開け北八甲田の山並みが見えてくる。逆川岳山頂はどこがそれだか判らない。そのまま南東方面に尾根が続き、横岳が間近に見える。

南八甲田・櫛ヶ峰スキー:イメージ3

横岳山頂に立つと南八甲田の山々が視界一杯に広がった。目指す櫛ヶ峰に取り付いている人々も見える。ここから標高差50m程下降する。急な斜面を一気に滑り降りた。この時はノンステップのスキーにして良かったと思ったがすぐにそうでもないことが判った。下降し終わると櫛ヶ峰の取り付きまでだらだらとなだらかすぎる斜面が続いた。そんな時にも今日のスキー板ではシールを張らなければならず面倒くさい。ステップソールだったらどんなに颯爽と駈けて行けたことだろう。櫛ヶ峰北尾根を巻いて東斜面に出ると猿倉方面から大勢やって来る。まるでアリの行列のようで呆れてしまった。雪が腐ってうっとうしいので板を外してツボ足で登った。もうすっかりトレイルができているのでその方が速い。山頂も大勢の人がいた。遠く南に見える十和田湖やその周辺の山を確認するとすぐに下山にかかった。

南八甲田・櫛ヶ峰スキー:イメージ4

櫛ヶ峰の斜面は東に開けているので北西方面に引き返す私にとってはあまり好スロープとはならなかった。それでも下りの分だけは楽ができる。横岳の手前から横沼萢という池塘郡目掛けて滑り込んだ。勿論それらは雪の下で、背の低いシラビソを縫って快適に飛ばし横沼に滑り込んでやっと大休止ができた。そこはカンバやブナに囲まれた小さな沼の上だった。どこからか鳥の歌声や雪解け水の音が聞こえている。ここにもすぐそこまで春がやってきているのだ。

南八甲田・櫛ヶ峰スキー:イメージ5

細い尾根を辿って逆川岳に登り上がった。登路と合流し、後はそれを辿って下るだけのはずが雪が解けてトレイルがすっかり消えていた。それでもひたすら西に行けばよいのだからと、コンパスを見るのも面倒で見当を付けて下っていくと突然谷に出くわしたりして焦った。やはりきちんとルートは確認すべきである。それでもまだ充分に陽の高いうちに下山でき、登り始める時に冷やしておいたビールを飲んで満足の山となった。翌日は空模様が怪しく、テン場から小岳に登ったところでポツポツと来たので即下山。予報を聞くと明日はさらに悪くなるというのでそのまま帰路についた。

-DATA-

場所:
青森県黒石市
交通:
JR青森駅より「酸ヶ湯温泉行」バスで「城ヶ倉温泉」下車
駐車場:
城ヶ倉大橋展望台にあり
トイレ:
城ヶ倉大橋展望台にあり
キャンプ:
高田大岳のコル南面下 トイレ、水なし 駐車スペースは作らないと無い
温泉:
酸ヶ湯、城ヶ倉、猿倉など事欠かない おすすめは「谷地温泉」300円
買物:
あらかじめ黒石で済ませるか青森市まで行く 青森駅前に鮮魚市場あり
バリエーション:
笠松峠より櫛ヶ峰、青荷温泉より櫛ヶ峰、そのほか北八甲田、南八甲田とも多数あり。ロープウェイと周回バスを利用したお手軽ツアーもできる
その他:
津軽三味線ライブ居酒屋「山唄」弘前駅前、弘前城桜祭り
田茂萢岳ロープウェイの運行日時および積雪量については現地確認を。「八甲田ガイドクラブ」0177-28-1511

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