釜石市両石湾
Nov.23, 2004 初めてのソロ・ツーリング

釜石市両石湾は、天候の変わりやすい三陸エリアの中では、シーカヤック初級者にも比較的親しみやすいフィールドではないかと思います。この日は、誰も遊んでくれる人がいなかったので、私は一人ぼっちで愛艇ルクシャとともにプチ・ツーリングに出かけました。実はソロ・ツーリングは初めて。ちょっとドキドキです。

国道45号線を釜石から山田町方面に向かって北上し、最初のトンネルを抜けた「両石」の信号を左折。さらにパチンコ屋さんに入るように左折すると見せかけてパチンコ屋さん左脇の細道へ入ります。すぐ砂利道になりますが、構わず突入。国道の高架下をくぐると野球場広場がありますので、その脇を水海川に沿って進み、一番海に近いほうに車を停めちゃいましょう。スタートは水海川河口水門です。乗艇場所は、潮の干満によって違いがあります。潮が満ちていれば、ラッキー!運ぶ距離が近い河川敷から乗艇できます。潮が引いていれば・・・残念!ちょっとだけ距離があるけれど、水門をくぐって海の入り口までがんばって運びましょう。でも、ちょっとだけだから心配しなくてもダイジョーブですよ。

本日はラッキーデイ。潮が満ちていたので、川のほうから出発です。テトラポットの防波堤を越えたら南側の岸に寄っていくことをオススメします。なぜなら、ちょっと漕げばすぐにプチ三陸っぽい雰囲気を味わえるし、北側には両石漁港があるので、なるべく漁師さんたちのご迷惑にならないようにねっ。少し漕ぐと左前方、箱崎半島の向こうに島が見えてきます。海鳥の楽園、三貫島です。この島は、ウミツバメなどの繁殖地であり、人の上陸は禁止されています。禁止されているといっても、どうせものすごい岩肌の島で上陸できるようなポイントはほとんどないんですけどね。とにかく、とーってもダイナミックな島なので、一漕の価値あり。天候のよい日には、ぜひチャレンジしてみてください!

そんな三貫島を涎をたらして見つめながら、南側チキンルートを漕いでいくと、こちら側もだんだん三陸らしい岩が出始めました。しばらくすると右側に大きな入り江が現れ、ここを入っていくと一番奥に休憩にちょうどよい浜があります。湾内のさらに入り江なので、風の影響を受けることもほとんどありません。でも、今回はとてもよい天気だったので、休憩はちょっと後回しにして、もう少しがんばって漕いでみることにしました。キンチョーぎみに漕ぎ進め、前にも来たことのある岩のトンネルに到着です。このトンネル、名前あるのかな~。ちょっとわかりません。でも、初めての一人トンネルくぐりは、大興奮でしたよ!

そのままもう少し進むと、外海です。天候の変わりやすい三陸の外海に一人で行くのは、ちょっとためらわれましたが、その日は快晴、無風という最高のコンディションだったので、思い切ってもう少し漕いでみることにしました。岩の間をすりぬけると...なんとびっくり!すんごい景色が現れました。太陽にきらめく海には、まぶしいほど白さの際立つ白崎とそれに続く奇岩の数々、その向こうに馬田岬。さらに釜石湾を隔てひときわ突き出た尾崎半島が横たわっていたのです。ドキドキしながら岸づたいに少しずつ南下し、奇岩の隊列が終わると小さな湾があり、奥に浜が見えました。その浜は、ランチ休憩には最高の場所に見えたけれど、何しろ相手は三陸の外海。休んでいる間に風が吹いてきて出艇できなくなった、なんてオチはかなりありがたくありません。そんなわけで迷ったあげく、今回は上陸せずに引き返すことにしました。

違う道を通りながら湾内に戻り、先ほど通過してしまった入り江に入って上陸。独り占めの浜でランチタイムです。贅沢な休憩を堪能した後、スタート地点へ戻りました。あとで確認すると、漕行距離約10キロ。興奮したわりには、さもない距離でしたが、私にとっては心に残る大アドベンチャーツーリングでした。外海はともかく、両石湾内はほとんどが静かなので、三陸の中では、わりとお気軽に艇を浮かべられるフィールドだと思います。お勧め度100%です。
-DATA-
- 場所:
- 釜石市両石湾
- 交通:
- JR釜石線両石駅より車5分。
国道45号線を釜石から山田方面へ北上。「両石」信号左折してすぐ - 駐車場:
- あり(野球場脇の空き地)
- トイレ:
- あり(野球場の公衆トイレ)
- その他:
- 詳しい情報は釜石のアウトドアショップMESA(釜石警察署前)へ。
TEL:0193-22-7005
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