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仁淀川川下り

Oct.06-08, 2001 子供と遊んだ仁淀川

カヌーに乗って二泊三日で仁淀川を遊んで来た。川人間が沢山生息する高知県下では「四万十川ばかりが有名になって」と仁淀川系川人間の嘆く声をそこかしこで耳にするが、同じ高知県下にあるカヌイストの聖地「四万十川」に負けず劣らず仁淀は良い川であるのは間違いない。京阪神からも、高速道路の開通によってアクセスも楽になり、無理をすれば一泊二日でも楽しむ事が出来る。今回は出掛けたタイミングがまた良かった。秋晴れの空の下、前日までは台風21号が秋雨前線を刺激して結構な雨を降らし水量は申し分無い。更には鮎漁が一ヶ月程の禁漁期間に入っていた為に、何かとトラブルの元になる鮎釣り師に気を使う事も無く、川は僕たちの独占状態である。

仁淀川川下り:イメージ1

今回の川下りは、サブタイトルにあるように、僕の娘『よう』(七歳)と従兄弟の息子である『こうたろう』(四歳)を載せたカナディアンカヌーと3バイのカヤックの総勢8名の川下りだ。小さな子供を連れて「カヌーで川下り」なんて危険じゃないのか?等とお決まりの愚問を今回も耳にしたが決してそんな事はない。確かに自然の中で遊ぶと言う事は、遊園地のアトラクションと同じようにはいかないが、遭遇する危険は僕たち大人が回避すれば良い事であり、子供達にはドンドンこういう経験はさせてやりたいと常々思っている。

仁淀川川下り:イメージ2

スタート地点は越知町にある宮ノ前公園、通称「コスモスの里」である。これまたタイミング良く一面のコスモスが咲き乱れる様を見る事が出来た。早朝、大阪の自宅を出て午前中の間に川へは到着していたが、ゴール予定地である仁淀川橋下に車を回送したり、食料の買い出しやパッキングに時間を取られ、既に午後2時を回ってしまった。子供達への配慮として外すわけには行かない沢山の着替えやらおやつ等と言った装備で各艇は荷物満載だ。

仁淀川川下り:イメージ3

良さそうな河原を見つけたら今日は早々にキャンプしようと言う事にして、準備が出来た艇から早速流れ始める。漕がなくとも、川底にハッキリと見える大小の石がビュンビュンと後ろへ飛んでいくのが何とも心地よい。最高の気分である。大いに笑いながら、増水した川の幾つかの瀬を、波しぶきをかぶりながら通り抜け、川沿いを走る国道から外れた場所を本日のキャンプ地とした。キャンプ地を選ぶ際には、万が一の時にも直ぐに逃げられるエスケープルートの確認が第一だ。さらに出来る事なら流域の民家や道路なども見えない方が気分は良いに決まっている。焚き火用の流木等も沢山あれば言う事無し。子供達にとっても焚き火は一大イベントである。大人達に混じって楽しそうに燃やす木をあちこちから探し出して来る。薪拾いに飽きたら、今度は拾い集めた木を組み立てたり河原にさし込み、アウトドア雑誌風に言えば「流木アート」を楽しんでいる。まったく子供は何でもオモチャにしてしまう天才だと思う。手の空いた者は食事の準備に取りかかり、流木に火を付けたら宴会の始まりである。

二日目の朝。川面には靄がかかっている。今日も良い天気になりそうだ。早速、夜の間に仕掛けて置いた『置き針』や『カニ籠』を引き上げに行き手長エビやナマズ等の獲物に歓喜し、大人も子供も仁淀川を満喫している。今日はこのままこの河原で遊んでいたい気持ちをこらえて出発。

幾つかの瀬を順調に漕ぎ進んでいた矢先、子供達を乗せたカナディアンが大きな横波を貰い水没。しっかりとしたPFDを付けてあるので溺れる心配は無い。すぐさま子供達を捕まえて、プカプカと流れて行くと仲間が拾い上げてくれた。幾ら良い天気だと言っても、季節は秋。すぐさま濡れた服を脱がせ乾いた服に着替えさせ、流木を集め火を起こし暖を取らせる。おやつを与えれば何事も無かった様な笑い声。たとえ沈したところで、キチンと対処すれば何も問題は無い。楽しいハプニングである。オヤジ達への信頼感は事有る度に失ってしまったが、、、

二日目の夜も広い河原でキャンプ。キャンプ可能な河原は幾らでも有るが、上記した様な良い条件のキャンプ地はなかなか見つからないだろう。何度でも通って、お気に入りの河原を探し出すのも楽しみの一つだ。他のキャンパーが気にならなければ、いっその事キャンプ場利用も良いだろう。仁淀川流域は川にくっついて人が住んでいる、常に人の気配のする川だ。流域に住む人に対しての配慮は欠かさずに、仁淀川を楽しんで貰いたい。

-DATA-

場所:
高知県高岡郡越知町~吾川群伊野町
交通:
カヌー・カヤックにはマイカーが便利
高知道「伊野IC」降りて直ぐが伊野町
駐車場:
今回利用したのは越知町の宮ノ前公園と伊野町仁淀川橋西側の波川公園
トイレ:
基本的には無しと思った方が良い
買い物:
伊野町や越知町では大きなスーパー等もあり何でも揃う。
流域の村々などでも買い出しは可能。

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