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香川県庄内半島シーカヤックツアー

Oct.06-08, 2001 シーカヤック二泊三日の旅

気候はすっかり秋。夏の間にぎわった海に海水浴客も居なくなり、シーカヤッキングには絶好のシーズンがやって来た。こんな事を言うのもなんだが、僕はシーカヤックは絶対に秋が良いと思っている。海水はまだまだ泳げる温度だし、うるさい蚊などの虫も少なくなり、夜になれば体は焚き火を有り難がり、ビーチはシーカヤッカーだけのモノになるのだ。(但し、釣り人だけは年中何処にでも居ますが...^^;)

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ1

さてさて、香川県は庄内半島のツアー。五艇のシーカヤックを車から降ろしたのは半島の北東側に位置する伊須子の海岸だ。カヤックを海に浮かべたのが正午前とえらくのんびりしてしまい、出発早々に目指す方向とは逆の潮の流れに翻弄され全く距離が稼げない。瀬戸内の島々のツアー時にはこの潮の流れに要注意である。二時間近く頑張ったが、腹が減ってはなんとやら、箱崎の灯台横の猫の額ほどのビーチに無理矢理カヤックを引きずり上げ遅いランチタイムとした。腹を満たしながら話し合った結果、当初は一日目に庄内半島の岬を回ってしまう計画だったのを急遽正面に見える粟島に上陸してテントを張り本日は早々に宴会でも、と意見がまとまった。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ2

キャンプツアーの場合、めぼしいビーチに上陸したらまず最初に満潮ラインのチェックが欠かせない。勿論、事前の下調べも重要だが何処まで潮が満ちて来るかは打ち上げられた瀬戸内名物アマモなどの海草類や流木、悲しいけれどゴミを見て判断する。始めてのビーチならばなおさらこの作業は念入りに行いたい。泥酔して寝ている間にテントがプカプカなんて事態は御免であるし、カヤックや道具などが流されてしまったなんて事態は笑い話にも成らない。手分けしてテント設営、今夜の焚き火と調理用の流木集めに取り掛かる。今夜の宿は、キャンプ地としては決して条件の良いビーチとは言えないモノの、住めば都とは良く言ったモノだ。あっと言う間にテント村の出来上がり。そうそう、一夜の宿にするビーチは絶対に西向きが良い。目の前にでっかい太陽が沈んで行くのである。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ3

二日目は粟島より、庄内半島の先端、三崎に向かって一直線に漕ぎ出す。得てして岬の周りと言うのは潮がぶつかり合い難航する場所である。こことて例外でなく、カヤックのデッキを洗う波に翻弄されながら五艇のシーカヤックは力一杯漕ぎ進み、一時間半ほどかかってようやく岬を乗り越えた。美しい海は良い漁場でもあるのだろう、漁船や釣り船が常に走り回っているのでかなり注意が必要で、経験者とのパドリングが望ましいかも知れない。しかしながら、この辺りからが庄内半島の見所である。三崎周辺の断崖絶壁の下は素晴らしい透明度の海だ。自分の漕いでいるカヤックの影が海底に写るのを眺める不思議な感覚。ターコイズブルーの海に全員で満面の笑みである。難所は越えたので、後はのんびりと本日のキャンプ地に向かうだけだ。

程なく仁老浜に上陸。時間は 13:00。「キャンプする人は○○まで連絡を」との看板の指示通り電話を掛け、遅めの昼食の後、流木集めなどキャンプの為の儀式を済ませたら各自フリータイムだ。今夜の酒を買いに行く者、潜り、釣り、お昼寝、常に海と向き合って暮らしている村の人との会話も楽しい。普段の生活では味わえないこの時間の流れは、シーカヤックツアーならではのモノだろう。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ4

庄内半島は浦島太郎伝説が語り継がれており、太郎さんのお母さんがこの浜出身だと言う事で、庄内半島の太郎さんは竜宮城から帰った後も、なんと若い姿のまましばらく生存していて、不老浜→仁老浜となったそうな。太郎さんが玉手箱を開けるきっかけと言うのがまた面白い。何でも、竜宮城から帰った後も、時折亀に乗って竜宮城に遊びに行っていた太郎さんだが、その亀が死んでしまったそうな。(笑)この浜は竜宮の浜などとも呼ばれており、トイレはなんと景観に似合わない竜宮城なのである。村はずれにあり、しかも竜宮城まであるのでの少々気落ちするが、海の方だけ眺めていれば美しいビーチが目の前だし、キャンプ地としてはまずまずである。仁老浜からは、三崎の方へとトレックも存在し今日の様に時間があればカヤック&ウォークなどもお勧めアクティビティである。

三日目の朝はゆっくり朝寝をして朝食。本日の予定は時間の許す限り漕ぎ進むと言う事にした。小春日和の空の下、岸沿いに点在する岩の間をすり抜けたり、写真を撮ったり、存分に回り道して遊びながら漕ぎ進む。

残念ながら大浜の海岸にて本日のタイムリミット。カヤックを浜に上げドライバーは徒歩にて出艇地まで車を取りに。車までは大浜からだと約20分程で到着する。ここ庄内半島は、キャンプに適したビーチが少ないのが難点で注意が必要だが、瀬戸内随一の綺麗な海でのパドリングは超お勧めである。ここから何日もかけて無数に点在する瀬戸内の島々を散策するツアーも近い内に是非やってみたいものだ。

-DATA-

場所:
香川県三豊郡詫間町
交通:
マイカーが便利
駐車場:
今回利用したのは伊須子の駐車場
数百円の気持ちを入れておけば良いと言われた。
大抵カヤックを降ろせる場所にはこのような場所が有る。
トイレ:
無し
買い物:
持ち込みがベター

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