パドリングレポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 2001年07月パドリングレポート:トップページ2004年05月 »

香川県庄内半島シーカヤックツアー

Oct.06-08, 2001 シーカヤック二泊三日の旅

気候はすっかり秋。夏の間にぎわった海に海水浴客も居なくなり、シーカヤッキングには絶好のシーズンがやって来た。こんな事を言うのもなんだが、僕はシーカヤックは絶対に秋が良いと思っている。海水はまだまだ泳げる温度だし、うるさい蚊などの虫も少なくなり、夜になれば体は焚き火を有り難がり、ビーチはシーカヤッカーだけのモノになるのだ。(但し、釣り人だけは年中何処にでも居ますが...^^;)

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ1

さてさて、香川県は庄内半島のツアー。五艇のシーカヤックを車から降ろしたのは半島の北東側に位置する伊須子の海岸だ。カヤックを海に浮かべたのが正午前とえらくのんびりしてしまい、出発早々に目指す方向とは逆の潮の流れに翻弄され全く距離が稼げない。瀬戸内の島々のツアー時にはこの潮の流れに要注意である。二時間近く頑張ったが、腹が減ってはなんとやら、箱崎の灯台横の猫の額ほどのビーチに無理矢理カヤックを引きずり上げ遅いランチタイムとした。腹を満たしながら話し合った結果、当初は一日目に庄内半島の岬を回ってしまう計画だったのを急遽正面に見える粟島に上陸してテントを張り本日は早々に宴会でも、と意見がまとまった。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ2

キャンプツアーの場合、めぼしいビーチに上陸したらまず最初に満潮ラインのチェックが欠かせない。勿論、事前の下調べも重要だが何処まで潮が満ちて来るかは打ち上げられた瀬戸内名物アマモなどの海草類や流木、悲しいけれどゴミを見て判断する。始めてのビーチならばなおさらこの作業は念入りに行いたい。泥酔して寝ている間にテントがプカプカなんて事態は御免であるし、カヤックや道具などが流されてしまったなんて事態は笑い話にも成らない。手分けしてテント設営、今夜の焚き火と調理用の流木集めに取り掛かる。今夜の宿は、キャンプ地としては決して条件の良いビーチとは言えないモノの、住めば都とは良く言ったモノだ。あっと言う間にテント村の出来上がり。そうそう、一夜の宿にするビーチは絶対に西向きが良い。目の前にでっかい太陽が沈んで行くのである。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ3

二日目は粟島より、庄内半島の先端、三崎に向かって一直線に漕ぎ出す。得てして岬の周りと言うのは潮がぶつかり合い難航する場所である。こことて例外でなく、カヤックのデッキを洗う波に翻弄されながら五艇のシーカヤックは力一杯漕ぎ進み、一時間半ほどかかってようやく岬を乗り越えた。美しい海は良い漁場でもあるのだろう、漁船や釣り船が常に走り回っているのでかなり注意が必要で、経験者とのパドリングが望ましいかも知れない。しかしながら、この辺りからが庄内半島の見所である。三崎周辺の断崖絶壁の下は素晴らしい透明度の海だ。自分の漕いでいるカヤックの影が海底に写るのを眺める不思議な感覚。ターコイズブルーの海に全員で満面の笑みである。難所は越えたので、後はのんびりと本日のキャンプ地に向かうだけだ。

程なく仁老浜に上陸。時間は 13:00。「キャンプする人は○○まで連絡を」との看板の指示通り電話を掛け、遅めの昼食の後、流木集めなどキャンプの為の儀式を済ませたら各自フリータイムだ。今夜の酒を買いに行く者、潜り、釣り、お昼寝、常に海と向き合って暮らしている村の人との会話も楽しい。普段の生活では味わえないこの時間の流れは、シーカヤックツアーならではのモノだろう。

香川県庄内半島シーカヤックツアー:イメージ4

庄内半島は浦島太郎伝説が語り継がれており、太郎さんのお母さんがこの浜出身だと言う事で、庄内半島の太郎さんは竜宮城から帰った後も、なんと若い姿のまましばらく生存していて、不老浜→仁老浜となったそうな。太郎さんが玉手箱を開けるきっかけと言うのがまた面白い。何でも、竜宮城から帰った後も、時折亀に乗って竜宮城に遊びに行っていた太郎さんだが、その亀が死んでしまったそうな。(笑)この浜は竜宮の浜などとも呼ばれており、トイレはなんと景観に似合わない竜宮城なのである。村はずれにあり、しかも竜宮城まであるのでの少々気落ちするが、海の方だけ眺めていれば美しいビーチが目の前だし、キャンプ地としてはまずまずである。仁老浜からは、三崎の方へとトレックも存在し今日の様に時間があればカヤック&ウォークなどもお勧めアクティビティである。

三日目の朝はゆっくり朝寝をして朝食。本日の予定は時間の許す限り漕ぎ進むと言う事にした。小春日和の空の下、岸沿いに点在する岩の間をすり抜けたり、写真を撮ったり、存分に回り道して遊びながら漕ぎ進む。

残念ながら大浜の海岸にて本日のタイムリミット。カヤックを浜に上げドライバーは徒歩にて出艇地まで車を取りに。車までは大浜からだと約20分程で到着する。ここ庄内半島は、キャンプに適したビーチが少ないのが難点で注意が必要だが、瀬戸内随一の綺麗な海でのパドリングは超お勧めである。ここから何日もかけて無数に点在する瀬戸内の島々を散策するツアーも近い内に是非やってみたいものだ。

-DATA-

場所:
香川県三豊郡詫間町
交通:
マイカーが便利
駐車場:
今回利用したのは伊須子の駐車場
数百円の気持ちを入れておけば良いと言われた。
大抵カヤックを降ろせる場所にはこのような場所が有る。
トイレ:
無し
買い物:
持ち込みがベター

仁淀川川下り

Oct.06-08, 2001 子供と遊んだ仁淀川

カヌーに乗って二泊三日で仁淀川を遊んで来た。川人間が沢山生息する高知県下では「四万十川ばかりが有名になって」と仁淀川系川人間の嘆く声をそこかしこで耳にするが、同じ高知県下にあるカヌイストの聖地「四万十川」に負けず劣らず仁淀は良い川であるのは間違いない。京阪神からも、高速道路の開通によってアクセスも楽になり、無理をすれば一泊二日でも楽しむ事が出来る。今回は出掛けたタイミングがまた良かった。秋晴れの空の下、前日までは台風21号が秋雨前線を刺激して結構な雨を降らし水量は申し分無い。更には鮎漁が一ヶ月程の禁漁期間に入っていた為に、何かとトラブルの元になる鮎釣り師に気を使う事も無く、川は僕たちの独占状態である。

仁淀川川下り:イメージ1

今回の川下りは、サブタイトルにあるように、僕の娘『よう』(七歳)と従兄弟の息子である『こうたろう』(四歳)を載せたカナディアンカヌーと3バイのカヤックの総勢8名の川下りだ。小さな子供を連れて「カヌーで川下り」なんて危険じゃないのか?等とお決まりの愚問を今回も耳にしたが決してそんな事はない。確かに自然の中で遊ぶと言う事は、遊園地のアトラクションと同じようにはいかないが、遭遇する危険は僕たち大人が回避すれば良い事であり、子供達にはドンドンこういう経験はさせてやりたいと常々思っている。

仁淀川川下り:イメージ2

スタート地点は越知町にある宮ノ前公園、通称「コスモスの里」である。これまたタイミング良く一面のコスモスが咲き乱れる様を見る事が出来た。早朝、大阪の自宅を出て午前中の間に川へは到着していたが、ゴール予定地である仁淀川橋下に車を回送したり、食料の買い出しやパッキングに時間を取られ、既に午後2時を回ってしまった。子供達への配慮として外すわけには行かない沢山の着替えやらおやつ等と言った装備で各艇は荷物満載だ。

仁淀川川下り:イメージ3

良さそうな河原を見つけたら今日は早々にキャンプしようと言う事にして、準備が出来た艇から早速流れ始める。漕がなくとも、川底にハッキリと見える大小の石がビュンビュンと後ろへ飛んでいくのが何とも心地よい。最高の気分である。大いに笑いながら、増水した川の幾つかの瀬を、波しぶきをかぶりながら通り抜け、川沿いを走る国道から外れた場所を本日のキャンプ地とした。キャンプ地を選ぶ際には、万が一の時にも直ぐに逃げられるエスケープルートの確認が第一だ。さらに出来る事なら流域の民家や道路なども見えない方が気分は良いに決まっている。焚き火用の流木等も沢山あれば言う事無し。子供達にとっても焚き火は一大イベントである。大人達に混じって楽しそうに燃やす木をあちこちから探し出して来る。薪拾いに飽きたら、今度は拾い集めた木を組み立てたり河原にさし込み、アウトドア雑誌風に言えば「流木アート」を楽しんでいる。まったく子供は何でもオモチャにしてしまう天才だと思う。手の空いた者は食事の準備に取りかかり、流木に火を付けたら宴会の始まりである。

二日目の朝。川面には靄がかかっている。今日も良い天気になりそうだ。早速、夜の間に仕掛けて置いた『置き針』や『カニ籠』を引き上げに行き手長エビやナマズ等の獲物に歓喜し、大人も子供も仁淀川を満喫している。今日はこのままこの河原で遊んでいたい気持ちをこらえて出発。

幾つかの瀬を順調に漕ぎ進んでいた矢先、子供達を乗せたカナディアンが大きな横波を貰い水没。しっかりとしたPFDを付けてあるので溺れる心配は無い。すぐさま子供達を捕まえて、プカプカと流れて行くと仲間が拾い上げてくれた。幾ら良い天気だと言っても、季節は秋。すぐさま濡れた服を脱がせ乾いた服に着替えさせ、流木を集め火を起こし暖を取らせる。おやつを与えれば何事も無かった様な笑い声。たとえ沈したところで、キチンと対処すれば何も問題は無い。楽しいハプニングである。オヤジ達への信頼感は事有る度に失ってしまったが、、、

二日目の夜も広い河原でキャンプ。キャンプ可能な河原は幾らでも有るが、上記した様な良い条件のキャンプ地はなかなか見つからないだろう。何度でも通って、お気に入りの河原を探し出すのも楽しみの一つだ。他のキャンパーが気にならなければ、いっその事キャンプ場利用も良いだろう。仁淀川流域は川にくっついて人が住んでいる、常に人の気配のする川だ。流域に住む人に対しての配慮は欠かさずに、仁淀川を楽しんで貰いたい。

-DATA-

場所:
高知県高岡郡越知町~吾川群伊野町
交通:
カヌー・カヤックにはマイカーが便利
高知道「伊野IC」降りて直ぐが伊野町
駐車場:
今回利用したのは越知町の宮ノ前公園と伊野町仁淀川橋西側の波川公園
トイレ:
基本的には無しと思った方が良い
買い物:
伊野町や越知町では大きなスーパー等もあり何でも揃う。
流域の村々などでも買い出しは可能。

ページのトップに戻る