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那珂川カヌー行

Dec.9-10, 2000 冬枯れの川もしっかり生きていた。

那珂川カヌー行:イメージ1

川旅をしなくなってどのくらいだろう。釣り人との軋轢や余りに多すぎるカヤッカーにうんざりしていた。まして関東地方屈指の人気を誇る那珂川なんて気乗り薄だ。研修でしばらく筑波住まいとなった相棒から強引な誘い。そりゃ、そっちではあまりフィールドに恵まれないかも知れないが、こちら群馬は晩秋から初冬の落ち葉かさこそ道マウンテンバイクやスキーももうできる。あれもこれもと忙しいんだ。まぁ、カナディアンカヌーでのんびり下るというのでつき合ってあげよう。言っておくが、俺は漕がないぞ。

那珂川カヌー行:イメージ2

仕事の終わった金曜深夜、R50をひたすら東へ走る。下館市でR294を北上し茂木町でR123に乗って那珂川に沿って走る。こう書くと簡単だが地図と道路標識とニラメッコ。相棒との待ち合わせは御前山那珂川大橋を渡った桂村「道の駅」。R50を笠間市まで走り県道61号線からR123を行った方がずっと速かったようだ。道の駅に着いたのは午前4時、慌てて眠ろうとしたが出入りする車がかなりあって落ち着かない。結局ほとんど眠れなかった。

那珂川カヌー行:イメージ3

この御前山那珂川大橋を今日のゴールとし、車一台でスタートの烏山に向かう。ゴールした後車を回収するシャクトリムシ方式で行くことにした。烏山の街外れ、宮境橋右岸に到着し早速カヌー(アーリー社製・フォールディングカヌー)を組み立てる。対岸の高い崖に遮られてまだ陽は当たらない。川の上はもっと寒いだろうとダウンの上下インナーを着込む。スキー用の目出帽やグローブも着けたので身体がぶくぶくになった。途中から日も射してきて組上がった頃にはうっすらと汗をかいていた。出発前のセレモニーでビールを飲んで漕ぎ出した。那珂川に舟を浮かべるのは10年ぶりだ。流れに乗ると快適に舟は進んだ。こういう感覚は海旅には無い。あらためて川も良いなと思う。早速最初の瀬が現れた。おそらくレベルでいえば 2級くらいだろうが久しぶりなので緊張する。舷側で跳ねた波が顔にかかった。しかしここですっかり自信を付けると、それ以降瀞場がじれったかった。

那珂川カヌー行:イメージ4

しばらくは峡谷を行く。たまに現れる川原に釣り人がいるが、心配した「あっち行け、コノヤロー」的なものはまったく無く、お互い笑顔で通り過ぎる。高畑集落を過ぎたあたりの岩肌にカワセミが 2羽止まっていた。川面を覗いているのはエサを狙っているのだろうか。静かに近づいたが跳ねるように逃げて行ってしまった。しかし今度は不釣り合いなほど頭のデカイ、毛の逆立ったヤマセミが現れた。川舟を操る漁師にも会った。那珂川は豊かな川なのだ。感動しつつ2本目のビール。

那珂川カヌー行:イメージ5

峡谷を抜けると川幅が広くなり視界が開けた。両岸に冬枯れの黄色い草原が続いた。振り返ると蒼い山々がかすんでいる。あの山々の雪もこの川に注いでいるのだ。川幅が増した分浅瀬が増える。舟底を擦ってしまい何度かポーテージした。仲良しキャンプグラウンドには誰もいなかった。立てかけられたカヌーが寂しそうだ。このキャンプ場はカヤッカーの集まることで知られている。赤い那珂川大橋が見えてくると、近づくにつれて次第に賑やかになった。釣り人、カヤッカー、川原を走る4WD。右岸の桂村道の駅には公園が併設されている。4駆雑誌のイベントらしく、テントも沢山張ってあった。こんな騒々しいのはごめんなので左岸に上陸した。こちら側も公衆トイレだけあった。それだけあれば充分だ。温泉の国民宿舎までも歩いてすぐ。対岸の喧噪を遠巻きに眺めながらテントを張った。

那珂川カヌー行:イメージ6

川面を霧が流れていた。カヌーにもテントにも霜がびっしり凍りついていた。昨夜の残りの鍋を温めてなおして朝食。北風に押されるように出発した。勿論今日もシャクトリムシ、あらかじめ千代橋の川原に車はデポした。今日はさらに瀞場の連続だがこの北風が幸いした。厚着をしているので漕ぐと暑い。身体を帆の代わりに、風を受けて下る。早速日本酒、さらに身体が火照る。小場江堰は開いていた。取水期には閉じていることもあり、その時は右岸をポーテージする。アシ原が続き、突然アオサギが飛び出して行った。川面に不自然な波が立ち、覗くとサケが泳いでいた。体側にはしっかりとブナ模様があった。ゴールの千代橋手前は岩盤の段差、水量が少なく舟を壊す危険があるので左岸をポーテージした。最後の数10mを名残惜しみながら漕いだ。那珂川はなかなかの川だった。

-DATA-

場所:
栃木県烏山町
交通:
JR烏山駅下車~タクシー(10分)~ 那珂川右岸宮境橋下
駐車場:
河川敷利用
トイレ:
那珂川大橋右岸桂村道の駅 同左岸御前山国民宿舎前 千代橋右岸に簡易トイレあり
温泉:
御前山国民宿舎 400円
参考:
「日本の川1001」 by Mr.Kugo

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