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三重県南部シーカヤックツーリング

Oct. 18, 2000 シーカヤックの楽しみ方

日を追う毎に涼しくなってお気軽にはシーカヤッキングに行けなくなる季節になってきた。とはいっても僕にとってはオフシーズンなどまったく関係なかったりするのだが、お馴染みの遊び仲間からはシーズン最後に是非とも最高のカヤックツアーを計画して欲しいとの要望がある。ざっとこんなモノだ。「海が綺麗」「焚き火が出来る」「人がいない」「魚が釣れる」云々。京阪神に住む我々が望んで止まないフィールドの条件はいつもこんなモノである。

そこで今回僕が選んだフィールドは三重県の南島町。望む条件は全て揃っている素晴らしいフィールドである。しかしながら必ずと言って良いほど僕が行くと海が荒れるので週末だけのパドリング計画では少し辛いのだ。平日に出発日を決め仲間に計画書を流したところ集まったのは3名だけ。いつもの遊び仲間、僕が所属する山岳会の会長となおこと僕。今回はパドリングをメインにはせずにシュノーケリングや釣り、焚き火を囲んでの酒宴。参加できなかったメンバーに自慢する為にも、まさにシーカヤックならではの楽しみ方をするつもりである。

三重県南部シーカヤックツーリング:イメージ1

大阪から名阪国道、伊勢自動車道を乗り継ぎ玉城インターを出て、R260方面へ。さらに南へ下り南島町に入る。ここまで200kmとちょい。のんびりと走って4時間余りのドライブだ。今回の出艇地は奈屋浦。早速漁港の隅の道路脇で出発の準備を始める。たった3人でこれだけの荷物があるモノかと言うほど出てくるわ出てくるわ。ビールはケースごと。肉やら野菜やら。僕が見たところ一週間は大丈夫である。(笑)これだけのモノがすんなり入るシーカヤックと言う乗り物はまったく凄い?

三重県南部シーカヤックツーリング:イメージ2

11: 00出発。静かな湾内を漕ぎ進み岬を回り込むと洞窟やビーチがあっちにもこっちにも見え始める。ここは本当にシーカヤッキング天国である。この風景に浸りたいが為に何時間も車を運転してやってくるのだ。今日は外洋独特のうねりもかわいいモノでのんびりパドリング。今日の目的地は以前この辺りをツーリングした時にも立ち寄った見江島と言う島の南側の浜だ。玉砂利が最高に気持いい。余談になるが、オーバーナイトツーリング時はこの玉砂利の浜はキャンプ地を決定する上で結構大きなウエイトを占めるのである。美しい白い砂浜などに泊まった日にはビギナーの女の子は喜ぶかもしれないが、何のウラから何から何までそのツアーの間中砂にまみれた生活を強いられる事になる。ツアーが長くなればなるほど野営地は慎重に選ばなくてはいけないのだ。

三重県南部シーカヤックツーリング:イメージ3

一時間程で到着。漕ぎ足りない様な気もするが今日はこれで良いのだ。存分に遊ぶのである。上陸後は結構する事が沢山ある。流木を集めたり椅子や宴会の準備。シーカヤッキング時にはたいていソロテントで眠るので各自テントの用意。手分けしてこれらは手早く、必ず明るいウチにやっておかなくてはいけない。理由は簡単。早くしないと遊ぶ時間が少なくなるし、暗くなって酔っぱらってからではテントやシェラフを用意するのが面倒になり、その辺りで虫に喰われながら眠るハメになるからだ。流木に火を着けたら早速乾杯。時刻はまだ14:00。後は各自勝手に好きなことをして遊べばよい。少し寒いが泳いだり釣りをしたり、、、。おきまりの宴会が今日来れなかったメンバーの話を肴に始まると後は好きな時間に眠るだけである。いつも海から少し分けて貰う獲物も今日はすこぶる豪華。僕は30cmほどのグレを突いてきた。塩焼きにすると実に美味い。

夜半テントを叩く雨と風で目が覚めた。テントから顔を出してのぞき込むとかなり波も高くなってきたようだ。どうやら明日はココで停滞のようだ。まったくこの辺りの天気はいつもこうである。天気予報は当てにならない。しかしながらこれもシーカヤッキング。のんびりとすればよいのである。今回は準備も万端。明日は何をして遊ぼうかと考えているうちに眠ってしまった。 

最後に注意。結局この後僕たちはさらに2日間この浜に閉じこめられ3日目に帰ってきたのだが、もちろん存分に美味いモノを食べて楽しんだのは言うまでもない。それも余裕のある日程とキチンとした装備があったからこそ。この辺りは風が吹き出すと強烈に吹きます。浜にあげてあるカヤックを飛ばされた仲間の話やテントを飛ばされた等は日常茶飯事。無理は絶対に禁物。それなりの野営技術は必携。自分の腕に不安がある方はこの辺りに詳しいシーカヤッカーと行動を共にするかツアー等を利用して欲しい。特にこの辺りの漁師はシーカヤッカーに良い印象を持っていない様子なのでこれから訪れるシーカヤッカーの為にもくれぐれもトラブルは避けたい。(これらを差し引いてもホント素晴らしいフィールドです。)

-DATA-

場所:
三重県度会郡南島町
交通:
京阪神より名阪国道、伊勢自動車道を乗り継ぎ玉城ICで降りる。R260を南に向かうと南島町。ICより一時間弱。小さな商店はあるがスーパーなどは無いので食料は持参していった方が無難。コンビニは国道沿いに何軒かあり。
駐車場:
無し。適当な場所を探して止めさせて貰う事になる。その際回りの住民に声をかけくれぐれも秩序ある行動を。
トイレ:
当然なし。
本文にもあるが、気象条件が厳しくまったくの無人地帯となるのでかなりの量の水はもちろん装備は万全に用意する事。

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