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粟島一周カヤック

Sep.22-24, 2000 6度目の挑戦で…

粟島一周カヤック:イメージ1

新潟、山形県境の沖、日本海に浮かぶ周囲およそ20kmの粟島。この島を訪れだしてもう何年にもなる。第一の目的はカヤックで島を一周することだが、何故か巡り合わせが悪く完漕できないでいる。しかしそのほかにも楽しみは沢山ある。まだこの季節なら泳げるし、釣りやハイキング、自転車などができる。二つあるキャンプ場は無料だし、内浦には温泉もある。

粟島一周カヤック:イメージ2

関越道をひた走り新潟でR7に乗る。さらに北上し村上市で「瀬波温泉・岩船港」方面へ標識に従って左折すると10数分でフェリーの発着する岩船港に着く。高速船は日に何便か出ているが、料金の安い普通船は盛夏以外は一日1便(午前10時前後発・曜日、季節によって異なる)である。待ち時間を利用して岩舟鮮魚センターで食料の買い出しをし、食事をとった。船は出航後1時間半で粟島内浦港に着く。早速役場に行きキャンプ場の受付を済ましリヤカーを借りる。キャンプ場まではおよそ2km、たっぷりの荷物を運ぶにはこのリヤカーが便利だ。持ち込んだ自転車の後にリヤカーを縛り付けて往くのは数回の粟島行で培った知恵である。

粟島一周カヤック:イメージ3

粟島のキャンプはバンガローが安くてその上快適でうれしい。4畳ほどの大きさで2500円。3人でなら充分の広さである。海辺のキャンプは細かな砂がまとわりつくので寝場所だけは気持ちよくしたい。浜で焚き火や酒盛りし、最後に砂を払い落としてバンガローで眠るのは最高だ。波の音が子守歌になる。

粟島一周カヤック:イメージ4

キャンプ場の前浜からカヤックを出した。二人艇ボイジャー450Tと一人艇艇ベルーガ、ともにファルトボートである。反時計回りで内浦港を目指す。遠くに端正な三角形の鳥海山が蒼く見えている。内浦港の防波堤をかわすと波が高くなった。この辺りから浅い岩礁がぐるっと島を囲んでいるのだ。岩礁の縁で持ち上げられた波が押し寄せてくる。島の北端に回り込むとそれが顕著になった。島側は断崖でそこからの返し波とで複雑になっていた。この先へ進むのは逃げ込める浜がないので得策ではない。一度東岸のウノシリに引き返し様子を見ることにした。

粟島一周カヤック:イメージ5

2時間ほどするとだいぶ穏やかになった。再び島の北端を廻ると波はかなり小さくなっていた。船カクシ岩の間を進んでいるとリジッド艇のシーカヤッカーがやって来た。話を聞くと北端だけが荒れていたようだ。この言葉に励まされてパドルに力を込めた。島の北西岸は岩礁の林立する風景が続いている。うねりがあるのであまり近づけないのが残念だ。昼もとっくに過ぎているので飛ばした。するとあっという間に立岩を過ぎ、粟島のもう一つの集落、釜谷の港が見えた。まだまだ先だと思っていたのに呆気なかった。

粟島一周カヤック:イメージ6

上陸して遅い昼食を取った。釜谷は内浦よりももっと小さい町だった。急峻な崖に張り付くように家々がひとかたまりにある。漁師のおやじさんが気さくに話しかけてくる。この先はキャンプ場まで難所はないと教えてくれた。

粟島一周カヤック:イメージ7

腹ごしらえも済み出航した。まだまだ岩礁が続いている。しかし海はすっかり凪いだので岩と岩の間を抜けて行く。南西端の大島をかわしてカムラの浜に上陸した。このまま帰るには惜しいのだ。海に潜るとたくさんの魚が泳いでいた。この日最低気温を記録した新潟は風が冷たかった。しかし海水は暖かい。夢中になって泳ぎ海から上がると陽は傾きかけていた。キャンプ場に最後のパドルを振る。さあ帰ったら港の温泉だ。

-DATA-

場所:
新潟県岩船郡粟島浦村
交通:
新潟県岩船町岩船港よりフェリー:大人2等1830円 高速船:3690円
駐車場:
島民以外は車の持ち込み禁止 岩船港に無料駐車場
トイレ:
内浦、釜谷にあり
キャンプ場:
内浦、釜谷にあり ともに無料 バンガロー:小2500円 大4000円 リヤカー300円/時
レンタサイクル:
初めの1時間300円 延長150円/時 島一周はおよそ3時間
ハイキング:
小柴山 内浦より徒歩2時間 八幡鼻展望台 釜谷より徒歩1時間半
名物:
わっぱめし
温泉:
おと姫の湯(内浦)500円
カヤック一周:
周囲は岩礁の浅い海 特に西海岸は見所一杯 およそ4時間

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