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島旅へのイントロダクション

アイランド・シーカヤッキング

島旅へのイントロダクション:イメージ1

シーカヤッキング。シーカヤックという海を行くために性能を特化させたカヤック。全長は一人乗りで約5m、幅は、船にもよるがだいたい60cmくらいが多かろうか。前後には浮沈構造にするためのハッチがついている。そして、棒の両側に水をキャッチするためのブレードと呼ばれるひれのついたパドルで、自分の力を動力として漕ぎ進んで行く。進路を決めるものは自分の好奇心という心と、情報収集、経験、知識、判断、決断という力である。

シーカヤッキングには、沿岸に沿って漕ぎ進んでいくコーストカヤッキングや、その名の通り海をつっきって目的地を目指す海峡横断、そして釣りをする人もいれば最近はサーフィンやシーカヤックマラソンなどに興じる人も多い。その面白さはいくつも存在するが、私は「島」にあこがれる。それは島への航海であったり、その島自体をぐるりと回ってみることだったりする。島へわたっていく時には、目標に向かってバウ(船首)が波を切り裂き進んでいく様は、ひとつの快感でもある。島はひとつの完結した世界と考えられがちだが、いくつもの島を巡っているうちに、大きな流れがあることを、ところどころで実感していった。長崎県の西に位置する島々を渡れば、信仰される神々に、沖縄・奄美大島と旅すれば、黒潮の流れを感じることができるだろう。

島旅へのイントロダクション:イメージ2

さて、シーカヤッキングの行動範囲というのは、自分の能力によるものだから、気持ちのいい島の大きさというのは自ずとかぎられてくる。同じ島に何日もいることができるということはほとんど不可能な訳だから。僕の基準でいうと、周囲でいうと20km前後までだろうか。ゆっくり漕いでも4~5時間で一周できる島が魅力的だ。風景は常に移り変わり飽きることはない。

島旅へのイントロダクション:イメージ3

そして個人的には無人島よりも有人島の方が好きだ。無人島のロビンソンクルーソー的な生活も、それはそれで面白いものだが、僕的にはその島ゆえの生活が色濃くにおう島がいい。本土、もしくは隣の島までは船という交通手段しかない島。そうした島は、扉が海に向かって開かれている。この小さい船で彼らの世界に入り込んだ時に、島民達に取り囲まれ、質問ぜめにあったこともあった。しかし、そこで感じるのは標準語の空しさであったりするのだが、このことは島のことを語っていくうちに、自然と述べていくことになるだろう。

島旅へのイントロダクション:イメージ4

僕自身は、全くたいしたシーカヤッカーというわけではない。人よりも多少のめりこんでいる、といって程度のものである。なので、これから紹介して行く島も、「行けないあこがれ」よりも「追体験」できる様なところ。時間とその気がちょっとでもあれば、そうしたシーカヤッキングに挑戦できる島を書いていきたいと思っている。ただ、シーカヤッキングは安全なわけではない。生の自然と対峙するのだから、多分に危険なことも含まれる。書かれた内容は、あくまでも僕が行った時の状況を、文字や写真で起こしたに過ぎない。これを読んで「よし、行ってみよう!」と行動に移す時には、情報収集は最大限に行おう。それもまた旅の魅力であると僕は思うのである。まずは、僕のシーカヤッキングをアイランド志向にした決定的な島、長崎は黒島からスタートする。

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