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錦江湾・桜島(前編)

Dec. 1998 アイランド・シーカヤッキング

さて、今回のアイランドシーカヤッキングは、現在は一部九州にくっついてはしまったが、名前もそのまま島として残る活火山島、桜島である。

シーカヤッキングは面白いといっても今はやはり冬。できればこの季節もあったかくパドリングなんぞしたいと思うのである。そうするとやはり温泉は不可欠。さらに内湾のおだやかな海がいいなあ、と思えば、このエリアにたどりつくのは必然なのである。

(初出:カヌーライフ23号パドリングエリアガイド・桜島)

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錦江湾・桜島(後編)

Dec. 1998 アイランド・シーカヤッキング

今回はしばらく間があいてしまってすみませんでした。「シーカヤッキングワールド」の方にも書いたんだけど、まあとにかくこれでもかというくらい書かせないための反対勢力が勢ぞろい、という平成13年度第4四半期というやつだったのです。というわけで、温泉の恋しい季節ももうすぐおしまいですが、桜島でのシーカヤッキング完結編でございます。

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飛島紀行(前編)

May. 1998 アイランド・シーカヤッキング

飛島紀行(前編):イメージ1

東京はじめじめ、じわじわと暑く、ベタついた日々が続いていた。やはりこんなときは北に行くべきだと、いつのまにか義務のように思うようになっていた。ぱらぱらと島に関する本をめくっていると「飛島」のところで、ページがとまった。酒田から船だと…。おう、そうだ、むかし関東シーカヤッククラブにいた富樫(現佐藤)香奈ちゃんが酒田にいるではないか。彼女は今(その当時)実家である「とがしスポーツ」で働いている。

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飛島紀行(中編)

May. 1998 アイランド・シーカヤッキング

飛島紀行(中編):イメージ1

島の東側、つまり本州の側は、その海岸線のほとんどが港となっている。漁船の動きに注意しつつ港を離れ、島の南端、そびえたつ舘岩を回り込んでいく。ここはウミネコの営巣地となっている。見上げれば、いたるところに白い点々がたまに大きくなったり、青い空に飛びあがったりしている。みんなウミネコである。そして厳しい冬の海を連想させる断崖。

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飛島紀行(後編)

May. 1998 アイランド・シーカヤッキング

飛島紀行(後編):イメージ1

翌日、ウミネコの鳴き声で目を覚ました。早朝に出漁した漁船が帰って来たのだ。どうも今日は雲が低くかかっているようだ。そのおかげで太陽がぼうとその輪郭をはっきり見せていた。
正面にあるはずの鳥海山はまったく見えない。しかしまだ雲は高い。一日くらいはまあなんとか持ちそうな感じだ。朝食をすますと外に出た。そしてそのまま港へ向かう。集落は道を挟んで山側に母屋、海側を宿としているところが多い。その宿になっているところは、昔、漁具の格納庫になっていたようで、すぐに漁に出られるようなかんじであった。

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九州熊本・天草諸島  ~ ジュラシックアイランドを漕ぐ!(前編)

Aug. 1997 アイランド・シーカヤッキング

天草諸島は熊本県西部に位置し、大小150余りの島々から成る。ここは西に東シナ海へと続く天草灘、東から南へかけては八代海(不知火海)、北東は島原湾(有明海)、北西は千々和湾(橘湾)という4つの海に囲まれている。

今回の旅は三角半島から天草上島の間の穏やかな内海に多くの島々が浮かぶ、天草松島と呼ばれる場所の一角である御所浦町が中心となる。

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九州熊本・天草諸島 ~ ジュラシックアイランドを漕ぐ!(後編)

Aug. 1997 アイランド・シーカヤッキング

御所浦島を後にすると、そのまま南下し、弁天島へと針路をとる。ここは恐竜の足跡が出たという島である。小さな島に桟橋がつけられ、山頂、といっても海面に出来たコブみたいな島ではあるが、まで道がしっかりとつくられている。桟橋にカヤックをつけてしっかりと舫ったあと、その急な斜面につけられた道を登る。山頂にたどり着いてみれば、そこには南国風の屋根、テーブル、ベンチ。うーむ、定型化した「休憩所」である。
「どこなんだ?恐竜の足跡は?」肝心の足跡化石がどこにあるかまったくわからなかった。まあいいか、ここの眺めはいい。しばらく体を休めた。戻る途中に、今度は周囲を見回しつつ気をつけて下山したが、それらしいものはやはり見当たらなかった(取材時)。「???」という感じで我々はカヤックに戻ってきた。

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長崎県・五島列島中通島 その一

May. 1997 アイランド・シーカヤッキング

東京から日本の西半分の高速をすべて乗り継ぎ、愛艇「建都」号をカートップした愛車「ブルーヒポポタマス」号は、24時間をかけて長崎に到着した。しかし、長崎は今日も雨だアった~。というわけでこの地に来るときはいつも天気が悪いのである。 長崎シーカヌークラブKOPPAの計らいで、長崎港でシーカヤックを預け、我々は益々激しさをます雨に、祈りにちかい眼差しを投げかけながら、フェリーに乗り込んだ。

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長崎県・五島列島中通島 その二

May. 1997 長崎県・五島列島中通島 その二

翌日朝7:00、高井旅の浜をでた我々は、進路を東に取り漕ぎ出した。約30分ほどでいくつかの屋根が山あいに見えてきた。福見の集落である。波はまだ高い。慎重に堤防の切れ目から進入する。少し丘を登ったところに、重厚な赤いレンガ造りの教会が目に入った。この村の信仰の中心であり生活の中心である福見教会だ。教会の解説を読むと、ここの住民の実に98%がキリスト教信者という。海を臨む丘の一角に立てられたこの教会は、こじんまりとしてはいるが、その存在感は圧倒的だ。

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~第9回 鳥羽-神島トライアル~

Jul. 1996 アイランド・シーカヤッキング いざゆかん。潮騒の島へ

~第9回 鳥羽-神島トライアル~:イメージ1

シーカヤックによるアイランドホッピング。今回はイベントでの島渡りをご紹介します。この鳥羽から神島を、2日間で往復するという「鳥羽~神島トライアル」は、今年なんと14回目の開催を予定しているという、国内のシーカヤックに関するイベントでは、もっとも長い期間実施されているもののひとつです(今年のイベント概要につきましては、シーカヤッキングワールドの「イベント情報」を参照してください)。

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加計呂麻島、西へ(前編)

Jul. 1996 アイランド・シーカヤッキング

またもや少々古い話で恐縮なのだが、これは96年の7月、奄美シーカヤックマラソンへの参加のために現地を訪れた際、どうせだからもっと漕いでみようと加計呂麻島を西へ向かってツーリングをしたときのものである。おなじみカヌーライフ13号(1997春号)の「パドリングエリアガイド・加計呂麻島北西部」に、加筆したものである。
いまやシーカヤックマラソンも9回目となり、加計呂麻島を漕いだ人は結構な数になると思うし、もう「そんなものをやるために、わざわざ東京からきたのか」なんて言われることもまずないと思うが、この時は何度かそのようなことを言われたことを覚えている。 
奄美シーカヤックマラソンには今年五年ぶりに再訪を果たし、シーカヤッキングワールドの「ダイヤリー」にも一部を掲載したので、せっかくだから、始めてのときのカンドーを含めて、再度ここに書くことにさせていただいた。

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加計呂麻島、西へ(中編)

Jul. 1996 アイランド・シーカヤッキング

加計呂麻島、西へ(中編):イメージ1

さて、古仁屋を後にした我々は順調にパドルを回していく。2時間ほどで加計呂麻島側の薩川湾を横切った。ここで、海峡は大きく「く」の字型に曲がっている。左へ行けば東シナ海、右は白浜と呼ばれるところだ。この白浜には東京から移り住んだ彫金師がいたというが、その後どうなったであろう。この分岐点では左に進路をとる。太陽がもうすぐ山の端に届きそうだ。そろそろキャンプ地を決めてしまわないとまずい。加計呂麻島のコーストラインに航路をとる。海岸線には美しい白浜が続くが、目を凝らすとどの浜もかなり上の方まで湿っている。ということは満潮時にはほとんど浜がなくなってしまうということである。芝という村の手前に、他よりも少々幅のある砂浜が見つかった。もう空は赤くなっている。よし、ここでキャンプをしよう。料理の支度を始めると、鈴木のとしちゃんが釣りの支度をしてルアーを海に投げ込み始めた。何投目かで「かかったー」との声。見ると針は口ではなく胴体に引っかかっている。それにどうも食べるサイズではない。しばらく鍋の中で泳がせた後、海に放した。手ごろな板を見つけて来てそれをテーブルにする。その年に新しく購入したキャンピングベッドを広げてそれももの置きにした。浜の砂は実に絵画的で美し白砂であるが、こうした浜は実はキャンプには適さないのである。この細かい粒子がどこまでもまとわりついて侵入する。ましてカメラは要注意だ。フィルムやレンズ交換の際に砂をかんでしまう可能性が高い。もちろん料理の中にも容赦なく入り込む。焚き火をするには流木がほとんどないので、ストーヴで手早く料理をはじめた。 ちょうど島と島との切れ目に東シナ海が見える。そこに沈む夕日をしばし見つめた。

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加計呂麻島、西へ(後編)

Jul. 1996 アイランド・シーカヤッキング

加計呂麻島、西へ(後編):イメージ1

さて、江仁屋離でのキャンプを断念した我々は、代わるキャンプ場を探さなければならない。出艇すると、加計呂麻島の一番西のはずれにある集落、実久に針路を定めた。実久。鎌倉時代に、源為朝という伝説の英雄がいたという。伝えに寄れば、義家の孫である頼朝の叔父にあたるというのだそうだが、強力でならしており、彼が使う矢は岩をも打ち砕いたという。保元の乱後、伊豆大島に流されてその地で果てたと歴史の書は伝えるが、実はその後琉球に渡り、彼の地でもうけた子供は、琉球王朝の初代の王となったとの伝説もあるという。その伝説の中の為朝は琉球への旅の途中で喜界島に立ち寄り、島の娘と恋に落ちてもうけた子供が実久三次郎であり、その名前はここ実久の名前の由来となっている。親と同様怪力で、実久神社には彼が持ち上げたといわれる石があるが、どうみてもそれは岩であった。

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長崎県・黒島

May. 1996 アイランド・シーカヤッキング

長崎県・黒島:イメージ1

その後、いくつもの日本の島をシーカヤッキングで訪れることになるきっかけの島となった長崎は黒島。島へ渡るそのものが目的であるのなら、フェリーという手段もある。が、自分の体力と知力で渡った島が、自分の予想を超えたところであったなら、どんなに衝撃を受けることになるのだろう。

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島旅へのイントロダクション

アイランド・シーカヤッキング

島旅へのイントロダクション:イメージ1

シーカヤッキング。シーカヤックという海を行くために性能を特化させたカヤック。全長は一人乗りで約5m、幅は、船にもよるがだいたい60cmくらいが多かろうか。前後には浮沈構造にするためのハッチがついている。そして、棒の両側に水をキャッチするためのブレードと呼ばれるひれのついたパドルで、自分の力を動力として漕ぎ進んで行く。進路を決めるものは自分の好奇心という心と、情報収集、経験、知識、判断、決断という力である。

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伊豆三島スーパースパカヤッキング(前編)

Aug. 1995 アイランド・シーカヤッキング

今回のIsland Hoppingは、首都圏からもなじみの島々である伊豆諸島だ。地図を広げてみると、比較的距離が近い神津島、式根島、新島という三つの島が目に入る。さらに伊豆半島は下田からこの島への定期航路である神新汽船は、なんとカヤックも運んでくれるのだ。これは行くしかあるまい。

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伊豆三島スーパースパカヤッキング(中編)

Aug. 1995 アイランド・シーカヤッキング

港から漕ぎ出して約15分、港に入って驚いた。白亜の建物がどでんと建っている。リゾートマンション?後で聞けば、今はもう主もいないという。バブルの醜い遺物、ただの自然破壊。

各自ねぐらを設置すると、温泉の用意だ。今回の旅の主目的の一つである。目的地はここから歩いて15分ほどのところにある神津島温泉センターである。いわゆる温泉リゾート施設とやらで、海を臨める露天風呂に、サウナや気泡湯などのある内湯がある。(一時閉鎖されたが、現在は再開されている大人800円)

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伊豆三島スーパースパカヤッキング(後編)

Aug. 1995 アイランド・シーカヤッキング

今日はいよいよ最後の島、新島に渡る。

伊豆三島スーパースパカヤッキング(後編):イメージ1

キャンプでは案の定うだる暑さで目を覚ました。鈴木夫妻は帰途に着く。今日は佐藤氏と、そして独断専行した一名に厳しく注意をして三名で渡ることになる。式根島はもとはと言えば新島とつながっていたのだ。それが1703年に大地震と津波により、平地が海に没した。よって式根島、新島の間の海は浅く、潮が流れている間は機走可能なヨットでさえ渡らないと聞いた。昨日大浦に来るまでに見たそれはまるで川のようであった。やはり潮どまりを狙う。漕行を二時間と予測、十時三十分に出発した。最初、野生のカニクイサルやヤギが住むという地内島という無人島に渡ろうともくろむが、湾から出たとたん、すさまじい西風がぶちあたってきた。不規則なウネリにもちあげられ、底にすべり落とされる。地内島に渡るのは早々にあきらめ、島の陰に回りこんで新島との最短コースを選ぶ。多少苦労はしたものの、大過なく新島に近づいた。鼻戸崎が強い西風にふかれて、岩肌が白くけぶっている。青い海に白い島。エーゲ海とでも表現すればいいだろうか。北上するとそこにはパルテノン神殿が?と、それは神殿を模した湯の浜海岸露天温泉であった。

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沖島・琵琶湖に浮かぶ歴史の島

Jun. 1995 アイランド・シーカヤッキング

島が好きである。誰もいない無人島に攻め込んでいって征服欲を満たすのもよいが、そこの島でしかありえない生活にそっと触れさせてもらうのも大好きである。もちろん人力水上移動体、シ-カヤックで。

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