July 26, 2005
花火があがるまで・・・③
うううううううううううううう
ここだけの話、ぶっちゃけ
台風くんなよーーーー!
雨より先に現場準備やれることやっちまわねば。
そんなわけで、花火師・芳賀火工チームは朝もはよから打上現場の草刈大会。
オラたち事務局チームも負けじと看板立て&湖上ステージ(一昨年までコンサート会場、昨年から花火打ち上げに使用)移動をやり始めるも、ボートに乗って極太ロープで
ステージ引っ張ってる真っ最中、すなわち陸にあがろうにもあがれない状態のそのとき、
ポツッ・・・・
ポツッ・・・・・
ザザザザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ときたもんだ。
そのときカッパは車の中・・・・
どうせ濡れるなら沈したほうがマシだっつーの!!
・・・・・・・・
まーでも明日やるよりはマシだろう。
なんとか成し遂げてまいりましたわ。
そんなかんぢで、かなりグッタリの本日は花火会場から徒歩500mの
芳賀火工田瀬湖工場潜入レポートでもお届けしておこう。

(TMOニュース7月号より修正)
ランク確認
毎年豪華な花火を田瀬湖に打ち上げてくれる株式会社芳賀火工田瀬湖工場。
全国各地で開催される夏の花火大会に向けて、工場は今、大忙しです。
花火大会を担当するようになってつくづく思うんですが、花火ってホントーに
たった一瞬のドラマですよね。
準備にいくら時間をかけて、花火師さんから説明してもらっても、ずぶの素人の私には、
打上まで一体どんな瞬間が待ち受けているのか想像できません。
想像もつかない、たった2時間のために費やす、生きた心地もしない日々。
以前は、
「たった二時間足らずのために、こんな残業して、いろんな文句言われながら準備して、
ホーントアホらしいったらありゃしない。
このカネあったら道路つくったり水道通したりするほうが、ずーっと町民のためじゃん。」
とさえ思ったこともあります。
でも、ある飲み会でこのことを愚痴ったとき、こんなことを言って叱ってくださった方が
いました。
「何言ってんだ、バカモノ。
あなたは、来てくれた人にこれ以上ない感動のひとときを
与えるんでしょ。そんな誇り高い仕事はないじゃないか!」
・・・ワタクシ、返す言葉もございませんでしたです、はい。
昨年の花火が終わった後、何人かから「今年の花火、すごくよかったよー」と言われ、
どれほど嬉しかったことか。
それまでの苦労が吹き飛んだ瞬間でした。
そう、そのためにやってるんでしたね、ワタクシは・・・。
しかも、よくよく考えてみれば、私が花火大会に携わるのなんて一年365日の
ほんの数分の一。
それに比べて花火師さんたちときたら、あの豪華絢爛な花火からは想像もつかない
ジミ~な手作業で1年の大半を過ごしているうえ、私がいただいたような感動の声を
直接聞くことだって少ないわけです。
なんて甘えた考えをしていたんでしょうね。
花火づくりは、当然のことながら火薬を扱いますので、どの行程も常に危険と
背中合わせ。
事故防止のため、それぞれの行程ごとに建物が分かれているうえ、建物と建物の間には
大げさすぎるほど分厚いコンクリートの壁が立ちはだかっています。

一つの作業室で作業しているのは、多くてせいぜい5人ほど。
危険度の高い作業になればなるほど、人数は減っていくようです。
私がお邪魔したとき、花火の中身である星を詰める行程は、とりわけせまい作業室で、
たった一人の花火師さんが行なっていました。

競馬場に出荷するという小さな花火。
通常、田瀬湖で上がるような5号7号10号・・・という球状の花火玉は、星を色ごとに
分けて一つ一つ半球の内側に敷き詰めていき、最後に二つの半球を貼り合わせて
つくられますが、この小さな花火は、ただ小さな紙袋に星をバラバラと入れていくだけ。
「え?これホントに花火?」
と疑いたくなるほど。
だって、どちらかというと、正露丸を処方箋の袋にただ無造作に入れていくような
かんぢなんだもん。

花火になったとき、何色なんだかもわかりゃしません。
花火師さんに聞いてみると、今つくってるのは紫色なんですって。
でも、花火師さんとて、星だけ見ても何色かは判断できないそうです。
何色に咲く星であろうと、咲く前の段階は、等しく正露丸、ドッグフード、
もしくは鹿の・・・・・・?いやいやいやいや。
でわ、どうやって色を判断するか?
この花火師さんの背後に山積みになったダンボールに記された色。
それがすべてなのです。
つまり星をつくった職人さんのみぞ知る秘密なんですね~・・・。
いやー奥深い!
ここで1個でも違う色の星が混ざってしまったら、夜空に咲く赤いボタンの中に、
なぜか青い花びらが一筋・・・
・・・なんだありゃ?
みたいなかんぢになっちゃうわけです。
これこそまさに大博打な行程ですね。
この危険で重大な作業を地道~~に一人ぼっちで1日中やっている花火師さんの
座っている作業室。
いつものことながら、ホレボレする職人の手作業をボーっと眺めつつ、
ふと簾越しに窓から外をのぞくと・・・そこには、田瀬湖湖水まつり水空中花火大会の打上会場が!
この静かで美しい田瀬湖で生まれ、はるばる宮城県から通ってくるベテランさんたちに
地元・東和の新人職人さんたちが加わり、一つ一つ丁寧に命を吹き込まれ、
そしてそして、ここで散っていく花火たち。
なんだかよくわかりませんが、ワタクシまたしてもジーンときちゃいました。
だって、こんな贅沢な花火会場、日本中どこ探してもないぜよ!?
きっと、30日の夜、ここで散りゆく花火たちも、ほかのどこの会場に連れ去られるより
恐悦至極なことでしょう。
そんなわけで、皆さん!
30日は田瀬湖へ集合よーーー!!!
わたたたた。まだあれもやってない、これもやってない・・・ダイジョブかよ、おい。
さー準備、準備・・・っと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《おまけの写真集・・・見せすぎか?》

「霞草入黄金点滅ヤシ」
こんなふうに一つ一つの花火にオシャレな名前がつけられています。

リーダー的存在この道うん十年のなべさん。
多分今年の田瀬でもチーフになるんじゃないかな?
えーっと・・・花火があがるとき尾っぽがあるのとないのとあるのわかる?
ヒューーーーって笛がつくのもあるのもあるといえばわかるでしょうか。
昇り竜っていうんだけど、それを4号玉につけてるとこです。
ヤシには幹代わりになる昇り竜が欠かせないけんね~・・・
詳しくはこちら。

地元田瀬が生んだ新星花火師・クミコちゃんもがんばってまーす。

遠くの会場へ連れ去られる花火たち。

一方生まれ故郷の空に散ることのできる花火。
30日夜、この空に一瞬の感動を残して散っていきます。感無量。
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花火もうすぐですね!準備がんばってくださいね
台風。。。こないこと祈っております。
これがくると私もかなりやられてしまいます。。
昨日もやられましたぁ。
台風くんな~!



