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February 15, 2005

[リレーエッセイ#57ネイティブスピーカーへの道]

はぁ~・・・

Ryuさん[リレーエッセイ#56ガイコクジン歓迎]からのバトンタッチ。


ってゆーかーーー

こんなバトンいりませんからーーーーーーーーーー!
残念!!


といいたいところですが、新人という立場上、そんなわけにもいかず、あたしゃあのエッセイを見てしまった瞬間から半日近く妄想しとりましたがなぁ~。

でも、神様は、決してさだざえもんをお見捨てにはならんのです。

そう!よーやっとワタクシに本日のテーマが去来しました。
・・・やはり、困ったときの「とれたてホップ一番搾り」様様ですわ。むふ

★★★★★★★★★★

ホントに言葉の壁というのは、難しいもんですよね。


昨晩書きました「全都道府県に足~プロジェクト」とやらの実践や、その後おかげさまで何度か海外旅行したおかげで、ワタクシ話せる話せないはともかく、ダイアレクト・スピーカーに溶け込む自信は、けっこうあったのです。

岩手に来る前までは・・・

その根拠となる代表的な例は、初めて関西人なる人種の集団と出会い、たった一人関東代表として自己紹介せねばならなかったときのこと。

そのときはまだ都道府県プロジェクトも始まったばかり。
「みんなサンマかよー?」みたいな集団に溶け込む自信などまったくなく、ドキンチョー心臓バクバクな中、サンマファミリーは次々関西ノリでおもしろおかしくく自己紹介していきます。

「この集団に食われてはならない!」と一人ぼっちの浜っこギャル。
あせりはつのるばかり。
考えもまとまらないまま、自分の番が回ってきてしまったとき、ワタクシの口から出た言葉・・・
 
 
 

「えーとー・・・・あ、あのー・・・よ、横浜から来た『鈴木アンジュ』です!」


 

・・・・・・・・・・・・・・・・


(えー言い訳させていただきますと、今までの人生の中で、たった一度だけ似てると言われたことがあるんです!・・・顔の大部分を手でおおった場合のアゴのとんがり具合が。)
 
      
その後のツッコミの嵐ならびに溶け込み具合につきましては、ご想像のとおりでございます。

その関西集団とは20日間ほどともに過ごしたのですが、その間ワタクシは終始「アンジュ」でした。
あれからもう○年経つというのに、いまだに律儀に年賀状をくれる京都人は、いまだに「アンジュ元気かー?」と書いてくるので、いい加減恥ずかしいです。

 

 
 
で、えーとなんの話だっけ?
・・・ま、とにかく!

英語にも相通ずるものがあると思うんですが、ダイアレクトスピーカーへの戦略方法として、たとえば
 愛媛では「○○ながよ」
 北海道では「○○だべやー」
 愛知では「ケッタマシーン」
 沖縄では「あついさー」
 大阪では「ごっつ○○やーん」(ちなみに丸禁ワードは「超」と「じゃん」)
 神戸では「がった」「ごんざれっさ」(なにこれ?いまだに謎なんだけど)
 英語は・・・"Sorry?""sound's good"

のように、自分なりのキーワード・キーフレーズをマスターし、あとはその種族を観察して特性さえつかんでおけば、ある程度アイスブレーキング段階は乗り越えられると思うんです。

例えば英語などは、上記の言葉を発する場合、あくまで相手の目を見てにこやかに・・・そして理解できるまで、しつこく何回も繰り返す!

この繰り返し術、英語種族には決して失礼なことではなくて、逆に親近感(哀れみ?)を持って接してくれるように思います。


がしかーーーし!

これほど多くの異国語をマスターしてきた(あ、別にしてないか・・・)ワタクシが、初めて大きな壁にぶち当たった場所。

それが、何を隠そう岩手県東和町でございます。


まず、第一にほとんど何を言っているのかわからない。
そして、英語のように何回も聞き返してよろしいという習慣がない。

ましてお仕事・・・初めての配属は農林課。
相手は、いきなりネイティブスピーキング上級者。。。すなわち農家のおじちゃん、おばちゃんがほとんどです。

電話の場合、相手はまさか浜ギャルが相手とは思いもせず、あくまで「役場の人」にかけてるから、当然ネイティブスピーキング炸裂。
聞き返そうにも、そのタイミングも、どの単語がわからないのかも、わかりゃしません。

そんな中Iターンの大先輩、役重さんから受けた秘伝の電話応対術。

「すいません。お電話遠いんですが・・・」
 

かくいう彼女も、かつて電話で「ベコの粕漬けの担当に代わってくれ」と言われ、そんな食品聞いたことないと不思議に思いながら農産加工担当のほうにまわしたところ、
「牛の貸付」(高齢者肉用牛等貸付制度だかってのがあるのだ)・・・つまり畜産担当だったというのは、彼女の著作にも出てくる有名な話。

電話ではなく、実際会ったときの場合。
聞き取れないと反射的に「えっ?」と聞き返してしまうのが本能ですが、この「えっ?」が使えるのも3回が限度。
そりゃいくらなんでも失礼だもんね~・・・

なので、3回やって駄目な場合、
テキトーに「あーそーですよねー」とか流そうとすると、
その回答は全然「あーそーですよねー」っていう内容じゃなかったり して、
相手はキョットーンみたいな。
(その前に、こっちがキョットーンなんだよ!!!)


しかし、時が経ち、向こうもワタクシというミョーな存在に慣れてくると、
うっかりテキトーな相槌を打とうものなら「○○ってわかるってかぁ?」とか逆ツッコミされたりして・・・
(これが一番困るんです。東和町民の皆様、どうか流してください)


このようにたくさんの東和町民の皆様に鍛えられたおかげで
「じゃさえ(い?)~」「すはんこ」「びらびらとす~」「いづい」「こえ~」
「おがる」「うるかす」「はっけ!」「たつっと」

などなど、数々の新用語をワタクシもマスターさせていただきました。

これらは、いったんマスターすると、かなり便利。
「じゃさい」とか「いづい」なんかは言い得て妙。東京弁には訳せないビミョーな表現ですね。


ところがどっこい、今度は世代や性別によっても使用する言語が違うらしいんです。

農家のおじちゃんが使ってた言葉をマスターしたつもりで、くそまじめに取り入れてしゃべってみたら
「さだちゃ~ん、○○ってあんまり若い女の子は使わないよ~。誰に教わったの?」と笑われたりして。

はー・・・?もうどーすりゃいいのさ、ベイベー。


でも、そんなのは、ほんのささいな笑い話。
 

本当の東和弁の難しさは、このようなオリジナル用語ではなく、イントネーション!!

こやつがホントーーーーに曲者なんです。
なぜならば、ビミョーに横浜弁と交錯して自然に混ざってしまうから。

かつて私は横浜へ帰省すれば横浜弁とキッチリ使い分けられたものです。
「な~んか、私ってバイリンギャル?」なぁんて、ちょっと調子に乗ったりしてました。

しかーし!
このイントネーションってやつ?

もとが同じ文(単語)なだけにどーにもなりまへん!
つい会話の端々に出てしまうんです。


数年前、親や浜の友達に「なまってるよ」と言われるようになったときのショックといったら・・・。
その指摘以来、極力気をつけるようにして、「最近は言われないな~」と思い、ほっとしていたのですが、この正月、久々に親にこの話をすると

「あー、そんなのもうとっくにあきらめたから流してるだけ」
ですって・・・がーーーーん


そして、さらに。。。本日は出血大サービスしちゃいましょう!
曲者用語の横綱!
 
 

それは  「まず」  です!!

都会では「まず最初に・・・」的な使用方法が一般的ですよね?

でも、東和ではこの活用方法が実に広いのです。

例えば議論していて「まあまあ」と相手をなだめるとき
「まあね」とか「そーだね」と相槌をうつとき
「じゃ、またね」と別れるとき・・・などなど。

これらに対して「まぁずさ」「まぁずね~」は一括して有効、とっても便利なのでございます。

しかし、ワタクシは、しばらくこの件に関してまったく意識がなく、「まずスパイラル」の事実が判明したのは、横浜で悪友ヤザマンジュウと飲んでいるときでした。

横浜のこじゃれたお店でシティーギャルトークにはずんでいた矢先、ヤザマンジュウ
の一言。
 
 
「ところでさー、そこで『まず』って使わなくない?」
 
 

・・・・・・・え?そ、そーだっけ?

そのとき私は初めて「まずスパイラル」の秘密を発見し、切々と彼女に説明したと思います。
 
 

で、彼女の回答

「うーんなるほど。それはわかったけど、、、、、でも使わないから


そして別れ際。切符を買って改札口を通るとき、あれほど議論したというのに、思わず
「んじゃ、まずね~」
と言ってしまいました。


横浜駅の雑踏の中、改札の向こうから

「そこで『まず』って使わないからぁぁぁぁぁ!!!」

と彼女の声が背中を追ってきたあの光景は、今でも忘れられません。


ああ・・・こんな私はこのままホントーに横浜弁が使えなくなり、東和弁スピーカーになってしまうのでしょうか。

そんな一抹の不安にかられつつあった昨今。


職場の飲み会にて、和やかに職場の皆さんと会話していたところ、突然同僚のゆきえちゃんが笑い出しました。

 
 
 

「なんかさぁ、さだちゃんのイントネーション・・・へん」
 


 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 

ふぇぇぇぇぇん。あたしゃいったいナニジンよ!?


・・・・・ネイティブスピーカーへの道は厳しいのです。

ってなわけで、あとは知らなーいっと。
Goさんよろしく~!

ふう・・・・これ2回分カウントでお願いします。

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投稿者 sada : February 15, 2005 11:27 PM
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Title: [リレーエッセイ#58] 言葉
Excerpt: さだっちょんの[リレーエッセイ#57ネイティブスピーカーへの道]からバトンタッチ!...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.02.18
コメント

一回のエッセーで、オチが何個も散りばめられている!恐るべし、さだっちょん!

(・・・ふぅ。次がごうさんでよかった)

4回分ぐらいに匹敵ですね。朝から大笑いしました。

Posted by: kmorita : February 16, 2005 08:13 AM

同じ様に言葉では酷い目に遭ってきた僕にバトンを渡したのは正解です、大いにそうだそうだと頷いたので、任せなさい!

と言いながら本日は既に落としたけどね。(^^;

Posted by: ごうごう : February 16, 2005 11:27 PM

あーーーーホントだーーーー

楽しみに見に行ったら、全然違うこと書いてるーーー。

なるほど、それもありなのね。ふむふむ・・・


って、こっちも今日の分まだ書いてなかったずらーーー

Posted by: さだ : February 16, 2005 11:40 PM

「ずらー」は岩手?
長野じゃ無かったっけ?

Posted by: ごうごう : February 16, 2005 11:57 PM

・・・・・・・・・・・


・・・・さだ弁です。

Posted by: さだ : February 17, 2005 12:06 AM

乱入御免!!
あいかわらずオモロイ文章ですねw

ワシは長崎県から離れて住んだことないのに、長崎弁も五島弁もまともに話せませんよw

なんでや?(いろいろ原因があります)

だいたいワシなんていうやつも、他に1人しか知らないし

ワシもなにじんや~?

ふえ~ん
アイデンティティ喪失 きぶ~ん

Posted by: カドジュン@長崎五島 : February 17, 2005 11:36 AM

ふふふ~乱入大歓迎!!

この内輪コメントが続くさなか、カドジュンさん、、まずはその勇気に拍手&感謝です!!

ってことで、失礼ですがナニジンですか?
・・・なんちゃって。冗談ですよ(笑)

同類が少なくとも2名はいることがわかって嬉しい限りの今宵。
ってゆーか、この際新しい人種つくる?

Goさんのリレーエッセイがますます楽しみですねっっ!
なんだかごまかしてばっかりいるようですけど・・・????

Posted by: さだ : February 17, 2005 07:44 PM

私も大笑い!すごくよくわかる~。

私なんか、両親が九州出身だから、
九州なまりがびみょーに入った標準語を
アクセント辞典をひきひき、上司に注意されつつ、
苦労してようやっと美しい標準語(!?)に矯正したのに!!
・・今度は岩手弁かよ~と涙が出ました(笑)

でも今ではすっかり訛っている(笑)
だけど、イントネーションが違う、
それは岩手弁ではないと夫に言われる。

岩手弁って・・確かにむずかしいね(--;)

Posted by: fumiko : March 18, 2005 05:05 PM
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