April 18, 2007
Weather & Kayaking Log on 18-04-07
■【FORECAST】
[LAND] (Motueka)
Fine and cloudy periods. Southeasterlies developing. 19°C 7°C
[MARINE] (Abel)
North of Separation Point: Southwest 15 knots tending southeast this morning. Elsewhere: Variable 10 knots. Sea slight.
Outlook following 3 days: Variable 10 knots.
[TIDE] (Motueka)
03:39 LOW 0.5
09:59 HIGH 4.2
15:58 LOW 0.5
22:32 HIGH 4.2

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■おおむね晴れ。でもさほど暖かくない。
朝はSEの微弱な風と小さなうねり。午後はSB、最初は5knだが最終的には10knで1ftの波に。
B&Iに若い英国人カップル、A&Bにはドイツ人の若い男性一人旅と、米国人女性一人、二人とも2KKだが前者がLodge泊、後者がAquapackers泊。
どういうわけか、昨日BanksieがわざとB&Iの二人用のランチを注文しなかったらしい。フリーザの中に残ってるのを使えといって。が、フリーザの中にサラダがあるわけがない。しかも悪いことに注文が入っていた三名分の方も、肉がミスが抜けていた。ラッキーなことに肉もたまたま五名分フリーザの中にあったのだが、昼食までに解凍が間に合うわけなし。サラダは三人分を四人で分けてもらい、僕はサラダなしですませた。なんだかなぁ。
まぁ、それ以外は特に問題なし。
っつぅか、僕自身の体調が優れないのが一番の問題か。帰りは追い風でサーフィンしつつだったのだが、体調が悪いと追い波もしんどい。明日は休ませてくれと頼んだのだが、若いガイドがどんどん離脱してる時期なので、半日仕事が入るかも知れない。入らないといいなぁ。 a&b 2 + b&i 2 / marahau - mt@appletree lag - l@observation - adele(outside) - marahau
■インシデント・レポート。
ベースに帰着したレンタル客の装備を片付けていたベースクルー(Hiro)が無造作に投げたフレアが、地面に落ちた拍子にコンテナ内で発火。前回のJohn McVeighのケースと違ってコンテナは爆発せずに溶けるにとどまったため、けが人は出なかった。
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■メインコンテンツの雑文は、『Ryu's Logbook 別冊』でご覧下さい。
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/3106
June 2, 2005
海保オフィサー様ご招待。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では西25ノット、夕方に西25ノットただし北部では35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。夕方のにわか雨中視界良好。
向こう三日間:金曜夕方南西20~30ノットに落ち、日曜10~20ノットに落ちる。海況は金曜夕方まで非常に荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:37 AM 3.6 m Low 11:53 AM 1.1 m
High 06:18 PM 3.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日も夜中に雨、朝には上がって快晴。園芸家が泣いて喜ぶぞ。でも冬っていうのがお生憎様。
午前中の段階でモトゥエカでは強い南西は吹いていない。しっかし、いつまで続くんだ、この強烈な南西風の気圧配置……。
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■先月28日のエントリー「『118』と『ch16』。」のコメント欄にwaka moanaさんから、面白いご示唆をいただいた。
コメント欄に埋もれさせるのは惜しいので、こちらに転載させていただく。
海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?
「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?
なるほど、なるほど。
海保オフィサーを招いてお話を聞く、あるいは合同レスキュー訓練をするというアイディアはあったが、彼らをツーリングに連れ出して「遭難者」の体験をしてもらうというのは、まったく盲点の目鱗アイディア!
全国の同志諸君、このアイディア採用しましょうぞ!
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■素晴らしいアイディアに拍手!という方は
を、「もっと良いアイディアあるぜ!」という方は
をクリックした後、教えてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2150
May 28, 2005
「118」と「ch16」。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、ときどきにわか雨。南西風次第におさまる。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】北西15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がり、夜には南部で25ノット、北部で35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。
向こう三日間:北西20~30ノット、月曜南西10~20ノットに変わり、火曜北西5~15ノットに。海況は月曜日に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:29 AM 4.1 m Low 06:31 AM 0.8 m
High 01:00 PM 3.8 m Low 07:08 PM 0.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝から雨は上がってて晴れ。昼をすぎても、地上レヴェルはおろか、上空でも北西の強風の気配はない。おそらく今日はツアー運行しなかった(というかブッキングを受け付けなかった)のだろうが、結果的には運行できた天候だな。
僕自身はまだ身体に疲れが残ってて、節々が痛い。冬は血行が悪くなるせいか、回復も遅いぞ……。愛娘の怪我が、一週間で劇的に回復しているのとは好対照。よる年波には勝てんなぁ。
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■西表の事故から二ヶ月以上が経過した。あの件の後、僕も主にマリンVHFラジオやEPIRBなどの緊急信号発信装置の法的側面などを中心に調べ、出来れば解禁の運動に繋げようといろいろやってきてみたが、なかなか難しい。八方ふさがりの感が強い。
■マリンVHFラジオに関しては、それでもかなりの情報が寄せられた。ご協力くださった方には、心より感謝を申しあげます。
ただ、そうして寄せられる情報に目を通しているうちにどうも気になってきたのが、「118コール過信」の風潮。
確かに日本の海は携帯電話のカヴァー範囲が広いようだ(会社によって差はあるようだが)。よって遭難時にも118コールで事は足りるだろうし、海上保安庁もマリンVHFラジオの普及よりも、むしろ携帯電話での118コールを強く推奨しているように感じた。
そのこと自体には問題はない。しかし、日本のシーカヤッカー、あるいは海保関係者の中に、
「日本には118コールがあるのだから、シーカヤッカーがマリンVHFラジオを持つ必要はない!」
と断言する人が少なくないことには、いささか驚いたし、不安を感じた。
■この意見は、あまりに短絡的すぎる。携帯電話とマリンVHFラジオは、丸っきり仕組みの違うコミュニケーションツールである。
言うまでもないが、携帯電話は一対一のコミュニケーションしか出来ないし、相手の電話番号をコールし、なおかつ相手が電話と取ってくれないとメッセージを発信することさえ出来ない。
だがマリンVHFラジオはそうではない。ほとんどの方はマリンVHFラジオをご存じないだろうが、要するにタクシー無線と同じようなものである。つまり、喋るときは送信機のPTTボタンを押すだけ。ダイヤルする必要もなければ、相手が受話器を上げるのを待つ必要もない。そしてそのコールは、同じ周波数にあわせているラジオすべてから聞こえてくる。
簡単に言えば、緊急時にはボタンを押して「メイデイ・メイデイ・メイデイ! 助けてくれ!」と叫ぶだけで、誰かがそれを聞いてくれているというわけである。携帯電話で118をプレスして呼び出しを待つよりも格段に早い。しかも、聞いてくれている人間の数もまったく違うのだ。
118も、電波が届く範囲にいるならば、確かに海上保安庁に救助要請が出来るので問題ないという人もいるだろう。が、海保は救急車ではない。10分で飛んできてくれるわけではないのだ。一時間、二時間漂流しながら救援を待たねばならないなんてのは、当たり前の話である。
しかし、マリンVHFラジオのch16をオンにしている船舶は、すぐ側にいるかもしれないのである。つまり118なら救援到着に二時間かかるところが、マリンVHFラジオならば10分ですむかもしれない可能性があるのだ。
こんな単純で基本的なことさえキチンとした認識が浸透していない日本のシーカヤック界には、いまさらながら大きな不安を覚えている。
よって、僕はあくまでも「日本でもシーカヤッカーにマリンVHFラジオを解禁すべし」という意見である。
■ちなみに118コールを受けた海上保安庁が、付近の船舶に向けてch16で「メイデイ・リレー」(救助要請信号があったことを中継すること)してくれるのかどうかが、僕の目下の疑問点。今メールで海保に問い合わせているところなので、回答が得られれば、またすぐにこちらでも報告する。
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■安全装備はすべて解禁すべきだと思う方は
と
をクリックして、応援してください。
といいつつ、自分自身ここんところずっと順位を確認しに行っていないので、今どうなってるのやら良く知らなかったりする(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2129
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.02
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.30
Excerpt: ■昨日、マリンVHFラジオを買ってきた。もちろん、日本で仕事するときのため。普段は会社のヤツ使ってるから、個人的に所有する必要はなかった。 普段仕事で使っているモデルな...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.04
海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?
「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?
Posted by: waka moana : June 1, 2005 10:37 AMあ、なるほど!
今までは海保オフィサーを講師としてお招きするというイヴェントやアイディアはあったのですが、彼らをパドラーとして招いて沈してもらう、というアイディアは、なかったです。
なるほど、名案ですね!
ありがとうございます。
Posted by: Ryu : June 1, 2005 11:22 AM「118」もしくは無線問題の切り札となるか?
毎日新聞2005年6月2日
衛星携帯電話:
「イリジウム」サービス、5年ぶり復活
KDDIネットワーク&ソリューションズは1日、衛星携帯電話「イリジウム」のサービスを始めた。国内では5年ぶりの復活で、災害現場などでの利用が見込まれる。
イリジウムは衛星を使うことから地球全体をカバーでき、通常の携帯電話がつながらない海上や山中などでも通信できる。かつてDDI(現KDDI)子会社の日本イリジウム社がサービスを提供していたが、利用が増えず00年3月に停止していた。自然災害が相次いだ昨年、イリジウムサービスを望む声が出たことから、需要が見込めるとして復活させることにした。
端末価格は24万1500円、基本料金は月6000円。通信料金は、加入電話・携帯電話あてやデータ通信が1分165円、他のイリジウム端末あてが同105円。レンタルもできる。【位川一郎】
KDDIネットワーク&ソリューションズ
http://www.kddi-nsl.com/
Posted by: Miya : June 3, 2005 3:22 PM
イリジウム復活の話は聞いてましたが、ついに復活したんですね。
端末も利用料金も高いが、レンタルも出来るというのがありがたい。
あるいは、クラブ単位での購入という形もありか。
ちなみに一週間が経過しましたが、118コールを付近海域へメイデイ・リレーしてもらえるかどうかの問い合わせに関しては、海保から何の返事もありません。
お忙しいのでしょうが、民間企業なら「お問い合わせの件、もう少々待ってください」くらいのメール一本入っててもおかしくないタイミングっすね。
う~ん。
多分、海上保安庁のすべての管区に個別に同じ質問を出したほうが良いのかもしれません。なかには質問に答えてくれる真摯な担当者の居られる所もあるでしょうから。
ですね。
shitsumon@kaiho.mlit.go.jp
consult@jodc.go.jp
の二箇所に送ったのですが、全国に片っ端から質問すべきかもしれません。
時間出来たらやってみます。
JRCA理事でもある新谷暁生さんは、あまり無線機やGPSがお好きではないようです。
「海を漕ぐのに届け入らない.危険を理解してそれを避けながら漕ぐことがカヤックの最も重要な技術なのであり、誰かの許可を得て漕ごうが無線機を持っていようが、それが身を守ってくれるわけではない.自分の知恵を絞って漕ぐことにカヤックの意味があるのだ.僕は海のカヤックをスポーツと考えている.だから安易にGPSを使うことはしない.また緊急時に助けを求めるために無線機も、レギュレーションでそれが義務付けされている国を除き持たない.道具で安全は手に入らないということを理解した上で、これらの道具を使うか否かを自分で決めるべきなのだ.」
http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/2004/12/index.html
Posted by: waka moana : June 28, 2005 4:04 PM面白い情報ありがとうございます。
この本、僕は読んでいないので、ここに引用された文の前後関係を知りません。
ですから、この一文がどういうシチュエーションのカヤッキングについて述べたものかよく分からないのですが、もしこれが「一般論」だとすれば、日本のヴェテランにありがちな「アクティヴ・セイフティ偏重、パッシヴ・セイフティ軽視」だと思います。
ただし、エクスペディション・カヤッキングに関しては、そういうコミュニケーションツールに頼らず冒険を成功させようというコンセプトの元に挑戦するというスタイルは、もちろん「あり」だと思いますので、他人がとやかく批判することではないと思いますが。
Posted by: Ryu : June 28, 2005 4:32 PM 実は夏休みに知床に行ってみることにしたのですが、藤崎さんのNPO SHINRAのガイドツアーにシーカヤッキングというのがあったので、おお、知床でシーカヤックに乗れるのか? とウェブをうろついていたら、かように厳しいご意見が「カヤックと知床国立公園」というタイトルであったので、ビビってしまったのです。ははは。怖いよ〜。
個人的には自分や家族の生命を危険にさらしたくないので、可能な限りの安全策は用意して欲しいですし、それで料金があがると言われても黙ってカネを出すつもりです。ですが、新谷さんの修行僧のようなカヤッキングが知床のデフォルトだとしたら、我が家に知床のカヤッキングは無理でしょうね(笑)。
「知床はカヤッカーにとっては修練の場だ。だから条件が悪ければ悪いほど、僕は幸運だと思っている。僕は60回以上のツアーをしてきた。ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される。感動できる人には、どんな時でもツアーは楽しい。他と比較したがる人には、知床はつまらないだろう。知床は、記録を求める人にはただの海だ。」
http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/cat47293/index.html
新谷さんの知床観では、カヤッカーは漁師でもツーリストでも無いらしく、知床にツーリズムが入ってくる事はあまり歓迎しないけれどもカヤッキングは続けたい。だから漁師たちの迷惑にならないルールを作ろうという立場のようですから、我が家のような根性無しのツーリストには敷居が高いんでしょう。そういう新谷さん自身が知床一周ガイドツアーをやっているのは、今ひとつ理解に苦しみますけれどもね・・・・・。
Posted by: waka moana : June 28, 2005 4:49 PMなるほど、なるほど。
その素晴らしいお人柄をしたうファンが非常に多い新谷さんは、独特のポリシーを持った方とお聞きしてます。
僕自身は氏とお会いしたことがないので、彼の「シーカヤック・ツアー・ガイディング」に対する明確なポリシーは、よく分からないというのが正直なところです。
ただ、プロを名乗るからには、
「ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される」
という言葉は、出来るなら口にして欲しくない、という気持ちはあります。
確かに、それは事実ではあるのですが、でもお金を払う側のお客様にすれば、良いツアーにあたるか、面白くないツアーにあたるかは、たまたま一緒になるメンツ次第、って言われてることと同じで、これは大変にお客様をバカにした台詞に思えてなりません。
僕自身も、本音では新谷さんのおっしゃることを事実と認めつつも、
「どんなお客様がいらっしゃって、最高のツアーをやる」
と公言します。
それが、お金をいただいているプロの責任だと感じているからです。
ま、新谷さんは、僕とは違った「プロの責任」論をお持ちなんでしょうが。
ともかく、新谷さんは、一度ゆっくりとお話してみたい方の一人です。
新谷さんの厳しいシーカヤッキング哲学を拝読して思ったのですが、なんと言いましょうか、少なくとも日本ではツーリズムとワークの間に、もう一つの世界があるのかもしれません。
トレッカーとマタギの間に「山岳部」がいるように、きっと我が家と漁師の間にも「漕艇部」がいるのでしょう。そして、山岳部や漕艇部が文化系ツーリストに向ける眼差しには微妙なものがあると思います。
「さだっちょん」さんのブログにもあるように新谷さんは知床のシーカヤッキングに歴史的な貢献をされている、文句無しに偉大な方であるということは十二分に理解する私ですが、我が家のように体育会文化との相性が非常に悪いツーリストを相手にする、しかし命を預けるに足るアウトフィッターがどこかに存在していて欲しいとも感じます。
ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?
Posted by: waka moana : June 28, 2005 5:25 PMトレッカーとマタギの間に「山岳部」というのは、非常に分かりやすいですね。
慧眼、いつもながら感心して拝読しました。
確かにシーカヤックにも、その嫌いはあるようですし、特に日本では「体育会系」と「文科系」の間には、深い溝があるように思います。
僕が日本のシーカヤック業界を見たときに最初に感じたのも、同じようなことです。
ですから、NZのような「文科系にもまったくの門外漢にも優しいガイドツアー」を導入する必然性を強く感じました。
いま、増えてきてますよ。
ただ、だからといって新谷さんのようなスタイルも残っていただかなくては、また困り者です。
NZには、新谷さんのようなストイックなスタイルのアウトフィッターは、おそらくありません。
そういう意味で、日本の方がもっと幅広いツーリズムが定着できる可能性を秘めてますね。
> ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?
ひょっとしたら、アマチュアアウトドアズマンの中に、軟弱な文科系をバカにする風潮はなきにしもあらず、なのかもしれませんが、日本ほどではないと思います。
「他人は他人、自分は自分」という考え方が徹底していますし、アマはプロの仕事の意義やその実力を理解していますから。
ですから、表立っての対立の話は、聞いたことがありません。
なるほど。たしかにそういった意味では日本の方がツーリズムの幅は広いですよね。
あくまでも勝手な推測ですが、新谷さんは、言ってみれば「頑固だけど腕は超一流の、伝説の先輩」みたいな存在なのかもしれませんね。部活動というのは年齢階梯が基本にあって、そこに活動の実績が加味されて個々の人間の威信が形成されますから、軽音楽部ならば、同じくらいの腕なら先輩の方が偉く、同じ学年なら上手い奴のほうが偉い。私が所属していたのはそういう所でした。だから一番偉いのは、プロとして長年のキャリアを積んだOBということになります。
山岳部や探検部系のアウトドアマンのみなさんの書き物を拝見しておりますと、彼らのコミュニティ内での威信のあり方は、上に書いたようなシステムにとても近いと思うのです。個々の人間は消費者というよりも、むしろコミュニティの一員であり、コミュニティ内の威信はキャリアの長さ、技芸の巧拙、エクスペディションの実績によって決定され、コミュニティの成員はそのような威信階梯を受け入れなければならない。
だから、若造や部外者が先輩を批判する事はコミュニティ全体への挑戦と受け止められる。私は新谷さんの文章にいくつかの論理的矛盾(認識論・存在論上の錯誤)を発見しまし、論旨がフラフラと定まらないままに書き進められた下手な文章だなとも思いましたが、それを表だって指摘する声はネット上にはなく、「さすがは俺たちの偉大な先輩だ」というような声ばかりでした。私は「あの先輩、本当はたまに変なミスするよな」「あの先輩、みんなは上手いって言うけど、下手だよな」と思っていても危なくて口に出せなかった軽音楽部を思い出しました。
新谷さんの知床ガイドツアーが「機材レンタル無し」で「修練の場」とされているのも、「伝説のOBに稽古をつけていただける合宿」として解釈すれば、非常にわかりやすいわけです。また、新谷さんが素晴らしい人柄で多くの方に慕われているという事実も、「怖いけれども面倒見が良くて腕の方は超一流の先輩」と、それを慕う後輩たちと見ることが出来るでしょう。
あくまでも推測ですけどね。
しかし、こういった人間関係のあり方は、ツーリズム産業とはあまり相性がよろしくないと思います。ツーリズム産業はカネを媒介として「その場限り」「対等」の取引を行うわけですから。客は「先輩」なんか求めていないし、上下関係も求めていない。新谷さんが、存在論上は自らもツーリズム産業の一員でありながら、ツーリズム産業の人々に冷ややかな眼差しを向けるのも、人間関係のありようが全く異なる文化に属しているからかもしれません。
(以上、事実と違っていたら申し訳ないです)。
Posted by: waka moana : June 29, 2005 12:21 PMここにレスを書こうと思ったのですが、面白い展開ゆえに長くなりそうなので、明日のエントリで本格的に書くことにしました。
もう少々お待ちをm(..)m
May 12, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.12(最終回)
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15ノットに。北部の海況はやや荒いが、次第に落ち着く。
向こう三日間:北西、金曜夜中に15~25ノットに上がり、日曜に落ちる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:40 AM 1.0 m High 11:57 AM 3.7 m
Low 06:01 PM 1.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昼前現在、雨は降らずにときどき雲がかかる程度。
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■極々私的なメモ。
昨日は娘の誕生日だったが、特に変わったことをしなかった。僕は一緒にビーチに行って一時間ほど砂遊びしてやった程度。背中、肩、首が痛すぎて、あまり遊んでやれなかった。
家人は前夜から部屋を風船などで飾りつけし、イチゴショートケーキを焼いたりステーキを焼いたりと、がんばってバースデイパーティをやってくれた。
プレゼントは、僕がフォールディングチェア(本人いわく「おおさまのいす」)、家人は手作りのウサギのぬいぐるみ&ぬいぐるみ用オンブひも。僕の実家からもちょうどプレゼント(服やお絵かきボード)が届き、娘は狂喜乱舞。夜も興奮して寝やしない(笑)
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第12回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
前回のVol.11の最後に、次回予告で[ Who will help following disasters ]と書いてしまったのだが、改めて中を読んでみるとこのエリアの行政システムの説明になっていて、日本での汎用性があまりなかった。というわけで、今回は最終回の[ Health rules after disasters ](災害後の健康)。
[ Health rules after disasters ]被災後は、ラジオから流れる情報を注意して聴き、状況回復に努めましょう。もし事態が深刻だった場合は、上水、下水、ゴミ収集などの公共サーヴィスも機能しなくなる可能性があります。そうした際に健康を損ねることのないよう、以下のことを心がけましょう。
◎上水
安全宣言が出されるまでは、水道水も汚染されているものと考え、数分間煮沸してから使用するようにしましょう。
出来れば市販のミネラルウォーターを飲むか、あるいは上水バルブを閉め電気を止めてから温水器の中の水を少しずつ使うようにしましょう。
ミネラルウォーターに限らず、ジュースなどの缶飲料、ビン飲料は飲用に最適です。こちらを先に使い、真水は料理や怪我の治療などのために節約しましょう。
雨が降れば、屋根から雨水を集めることが出来ます。ただし最初の方は屋根にたまったゴミが混ざるので、しばらくたって水がきれいになってから集めましょう。◎下水
もしラジオから下水システム異常が伝えられたら、トイレは使ってはいけません。最悪の場合、誰かの家に逆流する場合もあります。
庭に深い穴を掘って臨時トイレとして使います。ハエを防ぐために穴を覆うものと、プライヴァシー確保のための目隠しが必要になります。別の方法としては、キャンピングカーのトイレを使う、あるいは蓋つきのバケツを使うというものがあげられます。しかしこれらの方法の場合も定期的に中身を捨てなくてはならないので、どちらにしてもハエよけの覆いをした深い穴は必要になります。
消毒剤と水はすぐに使えるようにしておきましょう。ただし水を節約することはお忘れなく。◎ゴミ収集
ゴミ収集が再開されるまでには、いくばくかの時間が必要になるでしょう。生物分解性ゴミは庭に埋めましょう。それが出来ないとき、あるいは生物分解性以外のゴミは、動物に荒らされないところにきちんと蓋の出来る容器に入れて保管しましょう。ゴミ収集再開、あるいは収集場所の変更などのアナウンスは、ラジオで流れるはずです。注意して聞いておきましょう。◎食料
停電すると、冷蔵庫が使えなくなります。以下の順に食料を消費しましょう。被災後の調理で特に問題になるのは衛生です。水は必ず煮沸してから使うことを心がけましょう。
- 冷蔵庫内の生鮮食品(ただし開閉は最小限に)
- 冷蔵庫付属の冷凍庫内食料
- 専用大型冷凍庫内の食料
- 缶詰、瓶詰め、アルミパウチなどの保存食料
もしバーベキューグリルやアウトドア用ストーヴを使用する場合は、空気汚染と火事を防ぐために屋外で使うようにしましょう。通常時と違って、救急車や消防車はあてに出来ません。細心の注意が必要です。◎化学物質、燃料
被災後、一刻も早く園芸用化学薬品(除草剤など)、燃料、洗剤などの状態をチェックしてください。これらの中には、混ざり合うと極めて毒性の強いものもあります。もし漏れがあった場合は、必ずゴム手袋をした上で、別々のビニール袋の中に捨ててください。もし空気中に蒸発した化学物質が充満しているような場合は、専門家あるいはそういう状況に対処した経験のある人を探す方が賢明です。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
◎Vol.9 (2005年5月3日)
◎Vol.10 (2005年5月7日)
◎Vol.11 (2005年5月10日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、
と
をクリックしておきましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2074
Excerpt: ■日本では比較的大きなニュースになったと思われるので、わざわざ僕がここでご紹介するまでもないとは思うが、 ◎Mainichi Interactive「プレート境界型地震:関東の揺れ、予想より大...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.07.18
May 10, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.11
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後北西15ノットに変わる。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界良好。
向こう三日間:木曜西10~20ノット、金曜北5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:29 AM 0.7 m High 10:41 AM 3.9 m
Low 04:49 PM 0.8 m High 11:13 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通り、朝は霜が降りるほどの寒い晴天。昼前からうす曇になり、夕方にかけてだんだんと雲が厚くなっていった。寒いというほどではないが、昨日とはうってかわってちょいと涼しいツアー。
今日は、また例によってアホウィルソンズの使えないオフィスクルーがとんでもないブッキングミスをやらかし、お客様二名がベース9時50分到着のバスに割り当てられていた。何をどうやったら、そういうミスが起こるんだよ! 早いお客様は8時半にはベースに到着してらっしゃるというのに。
結局その1時間の遅れが最後まで響き、何とも収まりの悪いツアーになった。ま、別にお客様が楽しめない失敗ツアーになったってわけじゃないんだけど、でもどうしてもモーニングティーとか昼ごはんとかにしわ寄せが来て、会心の仕事にはならんなぁ。
後片付けしつつマネージャのクレアと話をしてたら、彼女は来期は離脱の可能性大だとか。彼女とはSKOANZの試験の勉強や訓練も一緒にやった仲だったし(当時は彼女は別の会社に所属していたのだけど)、この三年間ときに励ましあい、ときに「お前が辞めたらこっちも辞める」と牽制しあいながら、ボロボロになりゆくATKでともに闘ってきた戦友なので、彼女がいなくなると僕もモチヴェーションの最後の砦がやばくなるな。さて、どうするか、今後。 b&b 8 / torrent - mt@torrent lag. - - torrent
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第11回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ After an emergency ](「緊急事態発生後」)。
[ After an emergency ]
- まず身の安全の確保を最優先で。行動する前に、まず考えましょう。
- 落ち着き、他の人も元気付けましょう。
- ガス、電気、水道を止めましょう。
- 家族の安全を確認しましょう。
- 情報や指示をラジオでしっかりと聞きましょう
- 外出する場合は、実用的な衣類を身につけましょう。特に靴には留意が必要です。
- ご近所の安否を確認しましょう。
- ペットの安否を確認しましょう。
- 生命に危険が迫っていない限り、電話の使用は控えましょう。
- 緊急事態発生現場に、絶対に物見遊山に行かないこと。
■昨年9月2日のエントリーに「正常性バイアス」のことに触れたが、特に日本人にはこの傾向が強いような気がする。よってここの第二項目にあるような「落ち着け」というよりは、むしろ日本人の場合は「とりあえず避難することを考えろ」という方が、実用的な指示かもしれない。
逆に日本人にもよく当てはまるのは、最後の二つの項目だろうか。
■次回は[ Who will help following disasters ]。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
◎Vol.9 (2005年5月3日)
◎Vol.10 (2005年5月7日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、
と
をクリックしておきましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2065
May 7, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.10
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポイントより北は北西15ノットが夕方25ノットに。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界不良。
向こう三日間:日曜、南西15~20ノットに変わり、月曜は西10~20ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:37 AM 0.7 m High 08:44 AM 4.0 m
Low 02:55 PM 0.7 m High 09:22 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■快晴、無風、ベタ凪。日中は暑いくらいの陽気。素晴らしい。夜になって風が吹き、雨も降ってくるという予報だったが、21時を過ぎてもまだ静かだ。
中六日の登板。日本がGWだったため、お客様がすべてそっちに流れ、エイベル・タズマン国立公園は閑古鳥が鳴いていた、なぁんてわけあるわけないし、別に僕が干されてたわけでもない。単にシフトの関係。夏シフトは日~火曜がオフだったが、冬シフトでは水~金曜をオフにした。その切り替えが今週だったので、日~金曜の六連休になってしまったというわけ。冬は仕事が減るので、週休二日にしておいて週五日スタンバイにしておいた方が安全なんだけど、冬といえどもなんだかやたら忙しい週ってのが必ずあって、たまに毎日呼び出しがかかることがある。真冬に週五日働くと、ホント死んじゃうので、それを警戒してやっぱり四日にしておいた。
ま、それはともかく、本日のツアー。上記のような天候だったので、悪いツアーになるわけがない。カナダ人のカヤッカーのおっちゃんが、シングルを希望してて、天候もバッチリだし漕がせてみてもまぁまぁ漕げるようだったので、モーニングティーから後は僕がダブルに乗って彼にシングルに乗ってもらった。お客様にシングルを渡したのは、三年ぶりくらいだったかなぁ。
ただ、小さなトラブルが重なった。まず、ツーデイ・ボートステイのお客様の二日目の昼食は、アクアパッカーがサンドイッチを用意することになったらしいのだけど、アクアパッカーがそれを把握してなくて新婚カップルが昼飯を持ってきていなかった。
そしてその件をアクアパッカーにマリンVHFラジオで連絡しようとしたら、朝チェックしたときはOKだったのに、ラジオのPTTボタンが死んでいたことが判明。判明というか、いつ壊れたんだ?
ともかくビーチから連絡がつかないので、出艇後にアクアパッカーに寄り、すぐにサンドイッチ作ってモーニングティーでストップする予定のビーチまで届けるように言うと同時に、さらに僕のVHFラジオが壊れて交信不能な旨とマラハウ帰着予定時刻をベースに伝えてもらって、何とか事態を収拾。
ウィンターメニューは、やっぱり良い。オリジナルオーナーがやってた頃の黄金期のATKのウィンターメニューと比較しても、今のメニューの方が断然上。素晴らしい。ウィルソンズが運営するようになって、初めて「納得のいく」変更だ。
しかしウィルソンズのことだから、いつまた「改悪」されるか分かったもんじゃないが……。 mmt 4 / anch - mt@te pukatea - l@adele - marahau
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■極々私的なメモ。
右利きか左利きか長らく謎だった愛娘だが、三歳の誕生日を前にしてどうやらやっぱり右利きだったらしいことがハッキリしてきた。この一ヶ月くらい、ペンも箸もほとんど右手で使っている。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第10回。
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今日は[ What to do in emergency events ](「緊急事態発生時にやるべきこと」)。
[ What to do in emergency events ]◎地震
室内にいる場合は、外に出ないで室内にとどまってください。その方が安全です。部屋の出入り口(ドア枠)の下、あるいは丈夫な家具の下に身を隠しましょう。
もし屋外にいる場合は、建物や送電線などの危険物から遠ざかりましょう。
運転中ならば、車をとめ、車内にとどまってください。◎洪水
ラジオの情報、特に避難勧告に注意しましょう。
もし時間があれば、貴重品は高いところに移し、化学薬品類も水の届かないところに移動させましょう。
水の中を歩いたり運転したりしないようにしましょう。水は汚染されている可能性が高いですから、なるべく水に触れないようにしましょう。◎津波警報
津波の危険がある場合は、海岸線の標高の低い地域には、連続したサイレンにより津波警報が出ます。
ラジオの避難勧告に注意し、指示が出た場合は高いところに向かう最短ルートを選んで避難してください。
◎沿岸暴風雨
海岸線の道路は使わないようにしましょう。
海岸と河口には近づいてはいけません。
◎化学物質漏洩
現場には絶対に近づいてはいけません。空気中にも蒸発した化学物質が含まれますので、家の中にいる方がはるかに安全です。
開口部が一番少ない部屋に集まり、ドアや窓の隙間を濡れタオルでふさぎましょう。
ラジオの情報や指示を注意して聞きましょう。
◎吹雪
屋根の上の積雪量に注意しましょう。勾配がゆるい(あるいは平らな)屋根の場合は特に注意が必要です。また、屋根に谷になった部分がある場合は、その部分の積雪にも特に注意しましょう。
吹雪が激しくなると停電する可能性が大きくなりますので、電気なしで暖をとったり、調理したり出来るように準備しておく必要があります。二、三日家に閉じ込められる事態にも備え、余分な食料と燃料も用意しておきましょう。◎暴風
ラジオの気象情報を注意してチェックしましょう。
嵐になる前に、吹き飛ばされそうなものはしっかり固定しておきます。ガラスが割れることに備えて大きな窓にはテープを張り、カーテンは引いておきます。
嵐になったら、屋内に待機しましょう。
屋根が持ち上がり始めたら、風が当たっていない側の窓を少し開けましょう。◎雷
高所、金属製ポールや高い木から遠ざかります。
一刻も早く屋内に避難してください。
◎雹
大きな雹が降ると非常に危険ですので、一刻も早く屋根のあるところに避難します。雹がやんだら、樋の中の雹を取り除いておきましょう。
■こうやって眺めてみると、日本はつくづく自然災害の多い国だということがよく分かる。どの項目も、日本人には非常に身近で、特に目新しいメソッドは書かれていない。
化学物質の項目を除いて。
日本の場合に考えられる化学物質汚染は、まず船から流れ出した海洋汚染。次に主要道路での輸送車の事故。化学コンビナートの事故。そして原発事故あたりが可能性のある点だろうか。つまりよほどの田舎でない限り、化学物質汚染の危険性は、やはり常についてまわることを改めて思い出しておく必要がありそうだ。
あ、田舎には、産廃廃棄場があったりもするのか……。
■次回は[ After an emergency ]を紹介する。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
◎Vol.9 (2005年5月3日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、
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をクリックしておきましょう。
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.11
May 3, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.9
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノットに上がる。北部の海況はややあらくなる。雨中視界不良、午後次第に回復する。
向こう三日間:明日、南東10~20ノット。木曜、おさまる。金曜、北西5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:03 AM 3.4 m Low 11:24 AM 1.2 m
High 05:47 PM 3.4 m Low 11:56 PM 1.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■夜中は久々によく振ったが、朝にはすでに上がっていた。午前中はずっと曇り。
昨日の昼間から、海洋気象に「向こう三日間」の長期予報が加わった。便利になった。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第9回。
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今日は[ If you have a disability ](「障害をお持ちの場合」)。
[ If you have a disability ]
他の皆さんと同様に、障害をお持ちのあなたの場合も、緊急事態発生後の生活に関してはご自分自身で準備しておく必要があります。なぜなら、災害後はサポート体制も機能しなくなる可能性が大きいからです。◎近隣関係
緊急事態発生後の最大の頼りは、ご近所になるはずです。きちんと知り合いになり、誰があなたの手助けをしてくださるのか、把握しておきましょう。緊急時にあなたが必要とする補助、介助がどのようなものかを、彼らにきちんと知らせておくことが大切です。
◎職場関係
職場でも緊急事態発生時の計画を練っておくことが必要です。特に職場の緊急避難マニュアルの中に、あなたの障害のことがきちんと織り込まれているかを確認しておきましょう。また同僚にあなたが必要とする補助・介助を把握しておいてもらうことはもちろん、あなたが必要とする特殊な薬や道具などがあれば、それも用意しておきましょう。
◎下肢に障害をお持ちの方の場合
緊急事態では、あなたが通常使用している移動手段も影響を受けて使えなくなり、安全に避難することが出来なくなる可能性があります。洪水あるいは瓦礫などが車椅子の移動を邪魔するかもしれませんし、エレベータがストップするかもしれません。
<緊急事態発生前>
緊急事態発生時に、きちんと避難できるように準備しておきましょう。ご近所や同僚に、あなたが避難に手間取る可能性があることをきちんと知ってもらうことが最も大切です。また、通常ルートが使えない場合のために、別経路を用意しておくことも大事です。この場合、避難経路をふさぐ可能性のあるもの、例えば本棚が倒れたりすることを考慮し、予め対策を施しておきましょう。<地震中>
車椅子に乗っている場合は、降りないでそのまま乗っていましょう。もし可能ならば、ドア開口部に行きましょう。そして車輪をロックし、両腕で頭をかばってください。もしベッドに寝ているなど、車椅子に乗っていない場合は、ベッドや机、テーブルなどの下に隠れるようにしてください。落下物から身を守ることが大切です。<地震後>
もし閉じ込められたら、周囲にそれを知らせるべくあらゆる手段を講じてください。もしご近所と予め話がついていれば、彼らは必ず様子を見に来てくれるはずです。
◎聴覚障害をお持ちの方の場合
あなたの場合、緊急事態発生直前、あるいは直後の警報が聞き取れないという点が、最大の難関となります。つまり、今から準備しておかなければ、実際に緊急事態が起こってしまってから事態を把握するまでに、他の方よりもはるかに大変なことになるはずです。
電話線がダメージを受けた場合は、テキストメッセージ・システムも使えません(訳者注:ニュージーランドのシステムのことです)。また、停電した場合、暗闇の中で聴覚障害者がコミュニケーションをとるには、必ず何らかの明かりが必要になってきます。
あなたのことを知らない人は、あなたの聴覚障害に気づかず、従ってあなたが避難警告を聞き逃していることに気づかずにあなたを置き去りにしてしまう可能性が大きいです。それを避けるには、予め準備をしておくことが不可欠です。<緊急事態発生前>
自宅では、暗闇の中でもすぐ手の届くところに、懐中電灯、ペンそして紙を常に用意しておきましょう。ご近所には、避難命令がラジオで出された場合に、あなたにも知らせてもらうようにお願いしておきましょう。<緊急事態発生後>
他の人々の動向に最大限の注意を払いましょう。もし室内に閉じ込められている場合は、ドアをノックする、モノをぶつけるなどして音を出し、あなたの存在を知らせる努力をしてください。
電灯が切れている場合は、ライトを使ってあなたを捜索している人とコミュニケーションを試みましょう。
周りの人に、ラジオで情報が入った場合に、あなたにも教えてくれるようにお願いしておきましょう。
◎視覚障害をお持ちの方の場合
お知り合いに視覚障害をお持ちの方がいらっしゃる場合は、以下の文章を読んであげてください。
緊急事態が発生すると、慣れ親しんだ環境は激変する可能性が大きいです。地震発生時には、物が落ちたり動いたりします。出口も塞がってしまっているかもしれません。
盲導犬が怪我をしたり、怯えて使い物にならなくなる可能性も考えておく必要があります。<緊急事態発生前>
自宅にも職場にも、予備の杖を用意しておきましょう。あらゆる場所で、緊急事態発生前とは状況が変わっている可能性が大きいですから、盲導犬を連れている場合でも必ず杖も必要になってきます。
自宅、職場両方に関して、別の避難経路を把握しておきましょう。通常のルートは塞がってしまう可能性があります。
最も大切なことは、緊急事態が発生する前に、ご近所や同僚に緊急時の補助・介助をお願いしておくことです。<地震中>
もし地面の揺れを感じたら地震を疑い、ドア開口部または丈夫な家具の下に移動し、建物外壁からは離れてください。膝を突き、頭を両腕でかばいます。<地震後>
地震中に物が落ちる音が聞こえていたら、あなたの周りにはいろんな障害物が散乱していることを予想しましょう。まず、助けを呼びましょう。そして、杖を使ってください。もし閉じ込められていたら、音を出して助けを呼びましょう。また、ガラスの破片が盲導犬の足を傷つける可能性を忘れないでください。
■極めてヘヴィな項目がでてきた。身体障害者の緊急事態遭遇対策である。足の弱ったお年寄りは、案外ご近所にもたくさんいらっしゃるだろう。よって、「動けない方を助けるご近所さん」という役回りは、誰にでも回ってくる可能性があるわけだ。
これを訳してて気づいたのだが、片足を怪我して松葉杖ということは、けっこう誰にでも起こりうることだし、割とよく目にすることでもある。そういうタイミングで災害に見舞われた場合、もともとの身体障害者以上に避難に手間取るだろうことは想像に難くない。都市部の場合、あなたが松葉杖をつくような怪我をしていることを、ご近所さんが知らないということも大いにあるかもしれない。
こうやってシミュレーションしてみると、いろんなところに見落としている「穴」があることに気づかされる。おそろしいねぇ。
■そうそう、僕のように眼鏡やコンタクトレンズを常用していて、なおかつ「裸眼は使い物にならない」という方は、こうした防災を考える際にはご自身を「広義の視覚障害者」と定義する方が良いかと。
僕の裸眼はほとんど役に立たない。さすがに杖までは必要ないが、防災袋の中に予備の眼鏡が入っていないと、おそらくまったく動きがつかなくなってしまう。案外忘れやすい盲点なので、注意が必要。
あと同様に、入れ歯や補聴器も忘れてはならないアイテムだろう。
■次回は[ What to do in emergency events ]を紹介する。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「備え万全!」の方は
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April 30, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.8
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
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ときどき雨。北西の突風、のちに南東風。(高)19度、(低)11度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午後に南西15ノットに。北部の海況は次第に落ち着く。午前のにわか雨中、視界良好、夕方には雨も上がる。
その後12時間:変風10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:24 AM 3.8 m Low 07:30 AM 1.1 m
High 01:59 PM 3.5 m Low 08:07 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中は曇ったり、パラパラしたり、晴れ間が出たりと、まことに忙しかった。飛び込みで日本人女性のブッキングが入ったものの、オフィスでブッキング手続きをしている間に雨がパラパラしたもので速攻でキャンセル。その間、一人増えたとの連絡を受けてシングル艇からタンデム艇に荷物を積み替え終えていた僕は、すぐさままたシングル艇に荷物を積み替える羽目に。旧ロシアだかソ連だかの拷問に、こういうのがあったらしいな。右のボタ山を50m左に移し変え、終わったらまたもとの場所に。もっともキツイ拷問の一つだと聞いたことがあるが……。
ともかく、雨はその一瞬だけ。海に出た瞬間は曇り気味で、上空は南西15kn、海上では南10kn。モーニングティーの間に風は落ち、晴れ間も広がった。あそこで気を変えなきゃ、極上のカヤッキング出来たのにねぇ>日本人女性
ウォータータクシーの運行スケジュール変更により、ワンデイ・カヤック&ウォークのお客様が乗るタクシーが、12:15から13:30の変わった。よってカヤッキングを一時間延長。これくらい時間があると、のんびりゆっくりとパドリングを満喫できる。
が、ウォーキング時間がわずか30分に変更になってるのは、どうもねぇ。どこが半日カヤック、半日ウォークだか。今日のお客様(若い英国人夫婦)は、オネタフティ - トンガ・クォリ間のウォークだけでは物足りないので、帰りにアップルトゥリーベイで降りてマラハウまで歩いて帰ることにしたとか。 sbh 7 / mara - mt@fisherman - apple tree - toilet@coquille - mara
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第8回。
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今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の最終回。
[ 20 steps to be better prepared Vol.5 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ17
おそらく、あなた、あるいはご家族のどなたかは、職場でかなりの時間を過ごしているでしょう。もしそうならば、職場に災害時の適切な緊急プランがあるかどうかをチェックすべきです。
あなたの職場は、例えば重い家具や器具が倒れないように固定してあったり、化学物質漏洩対策がしてあったりするでしょうか? スタッフの中に、きちんとトレーニングを受けたファースト・エイダー(ファースト・エイド資格保持者)がいますか? いるとしたら、誰がそうなのかご存知ですか? 避難手順はきちんと決まっていますか?◎ステップ18
ペットを飼っている場合、災害時、および災害後にも、きちんとペットの面倒をみたいと思うでしょう。
ペットフードも備蓄しましょう。もちろん長持ちする缶詰やドライフードが良いでしょう。急いで避難する場合は、ペット運搬用の檻は重宝します。
もしペットを連れて行くことが不可能な場合は、水と餌をたっぷり残しておいてあげましょう。そして犬や猫の場合は、鎖などを外して自由に動けるようにしておいてあげれば、自力で危険から逃げ出すことが出来ます。◎ステップ19
休暇で出かけるときも、緊急時に対する備えは忘れないでください。自然はあなたの休暇中にも待ってはくれません。「どうしても必要な緊急装備」は、必ず持って行きましょう。
懐中電灯、ラジオ(もちろん予備電池も)、そしてファースト・エイド・キットは特に大切です。
旅行を中断せざるを得なかったり、大幅に遅れが出たりする場合のために、代替案も持っておきましょう。テレフォン・カードか携帯電話を持っておけば、助けを呼ぶことも出来ますし、少なくとも親戚や友人などに何が起こっているかを知らせることも出来ます。◎ステップ20
ここまでの19のステップを完了したら、ともかく座ってゆっくりとくつろぎながら、ささやかなお祝いをしましょう。そして、再度ステップ1に戻ってもう一度ご自分の準備を見直してみてください。
■ステップ19に、「テレフォン・カードか携帯電話を持て」というのが出て来るが、これは日本人にはいわずもがな、だな。
反面、ステップ17に、またもやファースト・エイドの話が出てきている。これは、日本の泣き所だろう。国によって、強いところと弱いところがハッキリとでてきてしまうのが面白いが、面白がっているばかりではいられない。
■次回は[ If you have a disability ]を紹介する。
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◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
■関連過去ログ【防災】
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■「備え万全!」の方は
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノット...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.09
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.12
April 29, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.7
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後遅くに北西15ノットに。北部の海況は荒くなる。
その後12時間:全域で、遅くに南西20ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:37 AM 4.1 m Low 06:33 AM 0.8 m
High 01:03 PM 3.7 m Low 07:10 PM 1.0 m

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■満潮潮位が、一日のうちで0.4mも違う!? こんなの、過去にあったっけか? 珍しいな。
それはともかく。昨日の天候だが、昨日のエントリーアップ後にいきなり「こりゃ一雨来るぞ」というくらいにわかにかき曇り、かなりの風が吹き始めて気温もいきなり低下。予報は見事に外れた形になった。いやぁ、昨日は仕事がなくてよかった。
で、本日は、うって変わって晴天ベタ凪、日中は暑いほどの陽気。
が、今週からスケジュールと食事が「冬シーズン仕様」に変わってて、参った。ウォータータクシーの最終ピックアップが15:30(アンカレッジより)になるのは、アクア・タクシーも同じなのでこれは予想していたのだが、朝マラハウ発の便が9:00ではなく10:00になってしまっていたのは驚愕。ブリーフィングを全部済ませておくとしても、それでもパドリング時間が30分削られるでないの。午後にピックアップが30分早まるのとあわせると、全部で1時間のロス。
しかも、食事は逆にこれでもかというくらい豪華に変更してあったので、調理に時間を食われる。そのくせ、夏の「モーニング・ティー+ランチ」に加えて、冬は「アフタヌーン・ティー」まで出せと来た。バカヤロ、1時間以上パドリング時間削られてるのに、そんなこと出来るわけねぇだろ。
ったく、ウィルソンズっていう会社、なんで現場の人間の意見をきこうとしないかね? ちょっと相談してくれれば、スケジュール的にそんなことムリだって、誰だって答えられるのに、現場の仕事を知らない人間だけがコストの帳尻だけ見ながら商品開発しやがるんだから、まったくたちが悪い。
今日のお客様たちはパワーがあったし、天候もよかったので、それでも難なく行程はクリアできたが、ちょっと向かい風が吹いたり、もう少しパワーのないお客様が混じると、もう全工程漕ぐのはムリ。
ちなみに今日のグループは、楽しく漕いでいただいて、ちゃんと仕事しました、モチロン、ハイ。食事は往年のエイベル・タズマン・カヤックス並みのレヴェルになってるので、あれならお客様も文句なしだろうし。でもなぁ、時間との兼ね合いが超難しいぞな。
ツアー終了後、明日ウォーキングトラックを歩きたいというお客様の相談に乗ったが、もちろん隣のアクア・タクシーを薦めた。だってうちのウォータータクシーのスケジュールだと、歩く時間1時間削られるから、一つ手前のビーチでフィニッシュしなきゃいけなくなる。そんなのバカバカしい。
何ヲ考エテイラッシャルノデショウネェ???>ウィルソンズノお偉方様たち seal 7 / onet - tonga is - l@sandfly lag - falls riv - anch
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第7回。
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今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の4回目。
[ 20 steps to be better prepared Vol.4 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ13
長時間停電する場合は、電気に頼らない調理法が必要になります(訳者注:ニュージーランドではガスコンロではなく、電熱コンロと電気オーヴンが主流)。バーベキュー用の炭を少し余分に備蓄しておいたり、ガスボンベを常に満タンにしておくように気をつけましょう(訳者注:ニュージーランドはバーベキューが盛んで、ほとんどの家にバーベキューコンロがある)。もちろんキャンプ用ストーヴやキャンピングカーに調理器を備え付けてある人は、これらの燃料も持っておきましょう。
これらの代替コンロを使う場合は、安全のために必ず屋外で調理しましょう。緊急時には消防車が迅速に駆けつけてくれるとは限りません。◎ステップ14
あなたのお家はどのような暖房システムになっていますか? もし災害で停電になり、しかも煙突も壊れてしまったとしたら、どのようにして暖をとりますか? ポータブル・ヒーターは一つの解決策ですが、火事には注意が必要です。
もし安全な暖房器具や手段がない場合は、風の入らない部屋に全員集合し、厚着して、必要なら毛布や寝袋を併用しましょう。サヴァイヴァル・ブランケットは有効なので、ファースト・エイド・キットに入れておくのは良いアイディアです。◎ステップ15
火器が災害時に危険な状態にならないか、セイフティ・チェックをしておきましょう。
レンガ製の煙突がある場合は、目で見てヒビ、傾き、その他の劣化が確認できる場合、専門家を呼んでチェックしてもらいましょう。
もし家に自立式固形燃料ストーヴ(いわゆる薪ストーヴなど)がある場合は、炉床にきちんと固定されているか、あるいはそうでない場合は地震が起きたときに横滑りしたりひっくり返ったりする可能性がないかどうかチェックしてください。◎ステップ16
燃料と化学物質(主に園芸用)が安全に保管されているかどうか、チェックしましょう。緊急時にこれらが倒れたり、互いに混ざり合ったりした場合、非常に危険な状態になる場合がありますし、もし危険はなくとも後始末はものすごく大変です。洪水時にこれらが水没すると、あなたの敷地は汚染された水に浸されることになり、これはさらに後始末が大変です。
これら危険物は、水害時にも水に触れない高さ(もちろん子供の手の届かない高さ)の、鍵のかかる戸棚の中にきちんと保管しましょう。液体の場合は、中身がもれないように蓋をきちんと閉めておくべきなのは、言うまでもありません。
■園芸用品なんて、たいてい低いところに置いてあるよなぁ。我が家は幸いにしてそんなに危険な園芸用品は持ってないが、隣近所を考えると……。
新築する家は、この辺もしっかり考えておかねば。なんせかなり標高が低く、水害があると浸水する可能性のある地域だ。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「備え万全!」の方は
を「備え、不安……」という方は
をクリック!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1000
我が家のバーベキューコンロは、いわゆるバーベキューピットの横にガスコンロが付いた形の物を購入したのですが(災害時に使用できる+バーベキューの際にヤカン位は乗せられる)、コンロ部分ははっきり言って無用の長物と化しております(涙)。
我が家の煙突は、Home Insurance(火災保険やら災害保険やらプールやら家庭内の貴重品まで包括したもの)の査定段階で結構チェックが入って、遂に数年前には微妙に煙突付近の屋根に影響が出そうな琵琶の木を一本切りました。と同時に、こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。
火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、高級感のある木で葺いた屋根が延焼の元だったという事が大々的に取り上げられ、以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。
それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?我が家は治水対策の施された小さなクリークからすぐの土地なのですが、一応flood zoneには入っていないということがわかったので購入したと言ういきさつがあります。クリークの水かさも、大雨の時にひどいのは我が家前でなくて更にもう1-2ブロック離れた所だというのも住んでからわかったので、多分大丈夫だと思っていますが。
Posted by: MM : April 30, 2005 7:59 AM屋根の水はけや強化目的のflashingについて、こちらの絵ならば少しはわかっていただけるでしょうか?
http://www.hometips.com/content/flashing_intro.html
>こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。
こっちはどうかなぁ?
おそらく自治体によって違うんでしょうが、少なくともこのあたりのド田舎では、義務付けまでは行ってないような気が。
いや、僕が知らないだけかも。
どうせウチも薪ストーヴ(ひょっとしたら暖炉も)つけるんで、近日中に調べなきゃいけないのですが。
>屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。
煙突のためっていうんじゃないですが、水はけは頭痛い問題っすね。
実はNZ、9.11以降の住宅ラッシュのせいで、雨漏りする欠陥住宅が乱造されてしまって、フラッシングも問題になってるんです。
壁の構造についても、ついこの間規定が変わりましたし。
ビルディングコード、どんどんうるさくなってます。
あ、日本より決定的にうるさいのは、増改築。
ちょいと壁を壊して二間を一続きにとか、あるいは大きな部屋を仕切って二つに、なんてことは、日本ではホントに気軽にやりますが、こっちは自治体に許可申請を出して、許可がでないとこのレヴェルの改築も出来ない。
違反してると、家を売るときにばれてどえらい罰金。
もしそのまま売ってしまったら、おそらく飼い主から莫大な損害賠償請求が来ます。
って、全然エマージェンシー・プランの話じゃなくなってきたな(^^;
ただの「家談義」(笑)
>火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、
ありましたねぇ。
>以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。
地震以外でも、重い瓦使う場合は、家の構造自体を強くしなきゃいけないんで大変っすね。
木造の場合は、長年でどうしてもゆがみが出てくるし。
屋根は軽い方が何かと良いですよ。
>それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?
いちおうありますよ。
そちらほど詳しいかどうかわかりませんが。
本格的に洪水になると、今借りてるとこも、新たに買ったとこもヤバイっす。
ただ、20年に一度という率なので、次に家を売るまでは大丈夫という可能性も大きい(笑)
April 27, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.6
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノットにあがる。北部の海況はやや荒らくなる。
その後12時間:南西15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:05 AM 0.5 m High 11:32 AM 4.0 m
Low 05:35 PM 0.6 m High 11:56 PM 4.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■久しぶりにポカポカ陽気。
■昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雲が広がり、遅くに雨。北風。(高)17度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午前中に西20ノットに上がる。その他:南西10ノット、午後北に変わる。全域で、夕方に南20ノットに変わる。海況はやや荒い。夕方からの雨中視界良好。
その後12時間:南西15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:28 AM 0.5 m High 10:51 AM 4.1 m
Low 04:53 PM 0.5 m High 11:18 PM 4.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■寒い。この秋初めてソックスを履いてしまった。
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■極々私的なメモ。
まぁた、映画『The Incredibles』を劇場に観に行ってしまった。三回目。やっぱり良い、素晴らしい。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第6回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の3回目。
[ 20 steps to be better prepared Vol.3 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ9
災害発生時には、何が起こっているのか、何をすべきか、どこに行くべきかなどの情報が必要になります。これらの情報はラジオのローカル放送で流れていますので、ポータブルラジオは持ち出し品の中に必ず必要です。
停電時には電池駆動のラジオが唯一の情報源となります。自動車のラジオも使えますが、ラジオを聴くために四六時中車内にいるのは疲れますし、現実的ではありません。
肝心な情報を聞き逃さないために、必ず予備電池も用意しましょう。◎ステップ10
市販の家庭用ファースト・エイド・キットには、ディスプリン(訳者注:英国製鎮痛剤・頭痛薬)とバンドエイド程度しか入っていないものがかなりあります。もちろん、これでは災害時には役に立ちません。
充実したキットを買いなおすか、もし余裕があれば自分で必要なアイテムを買い揃えましょう。もし自分で買い揃える場合は、セイント・ジョン(訳者注:ニュージーランドの救急車を運営している組織)、赤十字、地元の薬局などが取り揃えているアイテムリストを参照すると便利です。
もし前回ファースト・エイド・コース受講から二年以上経過している、またはまったく受講経験がない場合は、受講しましょう。
次のように考えてみてください。「もし、私の近くに命を落としかけている人がいて、もし私がファースト・エイドを知ってさえいれば助けられたのに、知らなかったばかりに手の施しようがなかったとしたら、私はその後の人生をどのように過ごさねばならないだろう?」
◎ステップ11
昔の船乗りの切実な悩みをご存知ですか? 水、水、水、見渡す限り水に囲まれながらも、それは飲み水ではありません。洪水や地震で水の供給がストップしてしまったら、あなたの家も昔の船と同じことになります。
こうした状況下で飲み水を確保する方法の一つに、温水器を家の構造材にきちんと固定し、なおかつタンクに直接蛇口をつけておいて、直接水を利用できるようにしておくことです。
固定キットは水道工事業者から入手して自分でやることが出来ますが、蛇口取り付けは業者に頼む必要があります(訳者注:ニュージーランドの場合、電気工事や水道工事は、素人が勝手に出来ないことになっています)ので、そのときに同時に固定をお願いするのもいいでしょう。災害時に安全な飲み水が確保できることを考えれば、費用は十分割に合うものです。
◎ステップ12
災害後しばらく家の中に待機せざるを得ない場合、食料が問題になります。まず消費の順ですが、傷みやすいなまものを最初に、次に冷蔵庫の中に保存されているもの、そして冷凍食品に手をつけます。缶詰、瓶詰め、ドライフードは最後です。もし停電している場合は、冷蔵庫の開閉は最小限にとどめます。
常に少し多めの食料を備蓄しておくのが良いでしょう。次回スーパーマーケットに行ったときに、非常用の食料を少しだけ買い足して、戸棚の中にしまっておきましょう。非常用食料は、長持ちし、調理の必要のないものが最適です。
■今回は割と当たり前の項目が並んだが、一つだけ強調しておくとすれば、やっぱりファーストエイド、だろうか。昨年6が具30日のエントリー「ファーストエイド雑感。」でも触れたが、日本のファーストエイドはCPR(心配蘇生法)一辺倒になる傾向があり、なおかつニュージーランドのように「有効期限二年」などとも言われないので、仮に受講経験があったとしても、実際の災害時に怪我人の処置が適切に出来るかどうかという点で、ニュージーランドとは雲泥の差が出てくるはず。
不謹慎を承知の上であえて言えば、もし被災するならば、ファーストエイダーがそこら中にゴロゴロしているここで被災する方が、日本で被災するよりは安心だな、というのが偽らざる本音である。
が、一方でAEDの規制緩和など、明るいニュースもあるわけで、ファーストエイド講習の質の向上なども、結局は受講する立場の一般人からの要望次第という気がしている。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
■関連過去ログ【ファーストエイド】
◎コメント&トラックバック専用
◎新しい創傷治療 (2004年3月9日)
◎掃除の件、こんどはこちらで (2004年4月9日)
◎ファーストエイド雑感。 (2004年6月30日)
◎でも、怪我の元……。 (2004年8月15日)
◎ファーストエイド、一例。 (2004年8月17日)
◎まだまだ続く、足の怪我の話。 (2004年8月19日)
◎ファーストエイド、シナリオトレーニングの模様。 (2004年11月1日)
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■「ファーストエイド講習、二年以内に受講経験あり」という方は
を「あ、もう二年以上受けてない……」という方は
を、「全然受けたことないなぁ……」という方は、両方をクリックして、すぐに近所の講習の日程をチェックしましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2001
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.30
このシリーズの最初の方でコメントさせて頂いた様に、幸い自分の住んでいる地域では色々住宅に関して災害対策が義務図けられているのですが、温水器の固定も然り、です。
固定方法も最低上下2箇所を幅が5センチ程度の金属製ストラップで地上から数十センチ離して(=台の上に乗せることになる)、と決まっています。
これはどうやら我が郡(州の一つ下、市町村よりは上の自治体の単位)の規定なのですが、その他にも自宅内または直結した形のガレージの居住スペースへの出入りのドアは自動的に閉まるものでなくてはいけない(ガレージ内での火災の際の延焼を少しでも防ぐ為)等、言われてみてから感心する規則はやはり多いと思います。
それから、昨年6月30日のエントリーで取り上げていただいたカレッジのファーストエイドの先生、今度はAED講座もやり始めたようです。
http://faculty.deanza.edu/donahuemary/stories/storyReader$22
私が気が付いたのは前学期でその時は完全にAEDが独立していたのですが、今サイトチェックしたらCPRとセットになったみたいですね。こちらでは公共機関にAEDがどんどん普及してきていますので、セットにしておくのはいいアイディアだと思います。
(それにしてもこの先生のサイト、コンテンツが徐々に増えどんどん面白くなってきています。英語にチャレンジされるのを厭わない方ご覧になってみるとよろしいかと)
Posted by: MM : April 27, 2005 6:02 PMガレージのドア、なるほどですねぇ……。
今訳してるこの本、ざっと全体見てみましたけど、そういう記述はなかったっすね。
勉強になりました。
AEDとCPRをセットにするってのは、まったくもって当然というかリーズナブルというか、そうしていただけると受講側もありがたいです。
僕もAEDの講習受けなきゃなぁ。
NZではまだ一般的じゃなくて、僕は観たこともないんです>AED
その代わり、心臓マッサージは上手いっすよ。
どなたか僕のマッサージを受けてみたい方は、いつでもどうぞ(笑)
April 24, 2005
西表シーカヤック遭難事故の件。
■支援活動へのリンク。 (4月25日記)
◎Qajaq Minami-izu「本郷さんご家族支援の呼びかけです」
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■そろそろ事故発生から一ヶ月が経とうとしている。
大変に残念なことだが、さすがにこれだけ経つと、生存の望みはほとんど消えたと思わざるを得ない。
というわけで、お三方のご冥福をお祈りする。
■さて、そんな中、「沖縄県シーカヤック、アウトフィッター協会」が設立されたそうだ(『G'sコラム』経由)。
非常に早い対応で感心する反面、今まで業界内で何年かかっても出来なかった基準作りが、「県警」、「公安委員会」、「コンベンションビューロー」などといった、この業界と何の関係があるのか分からんようなお役所の方々に、果たして適正な形で可能だったのかどうか、大いに気になるところ。果たして、安全を確保した上で適切に発展できるような形でスタンダードが設定されたのだろうか?
他の都道府県にも波及効果がありそうだし、注目しておきたい。 (4月21日記)
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■捜索が打ち切られて、もう情報がほとんど入ってこない。そろそろ我々も、この事故を今後の教訓として活かす方向を本気で考えなくてはならない時期か。
◇八重山毎日新聞社「ガイドラインの設定必要急務/カヌーやシーカヤック事業/事故防止推進協設置へ 」
竹富町長から、ガイドライン策定の提案が出されている。
さらには、こんな記事も。
◇八重山毎日新聞社「水難事故多発で緊急会議/シーカヤック事故受け対策 無届け業者多く、講習会も開催/ 」
過去のことはさておき、今後の安全対策強化の動きが大きくなっているのは、大変に喜ばしい。
今までは黙っていたが、実は昨年の段階で西表、あるいは沖縄で「プロガイド・ワークショップ(PGW)」が開催できないか?という打診を受けていたことがあり、今年9~11月の間の日本滞在期間中にも、何とかやりくりをつけようと考えていた矢先に今回の事故が起こった。
今回も、すでに西表の業者さんから、「協力して欲しい」との連絡を受けているし、現地からの要請があれば、僕も全力でご協力する所存。
ただ、僕が行くとしても半年先の話になり、その間に真夏の忙しいシーズンを迎えることになるのだから、現地の業者さん達には、今のうちに厳しい安全基準を設け、トレーニングをしっかり積んでおくことをお願いしたい。
最後に、ケータイについての記事を。
◇asahi.com「『ケータイ登山』 波紋呼ぶ現代流SOS」
この件も、我々はよく考えておく必要がありそうだ。 (4月5日記)
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■細々とした情報は僕のところにも入ってきているが、現地の同業者の動きなどが中心で、肝心の捜索の成果については皆さんと同じくめぼしい成果の知らせは入ってきていない。
ただ署名活動の成果は大きいようで、海保も一日延ばしで捜索を延長してくれているそうだ。
また、本日警察主催で西表島の全アウトドア業者を対象とした安全対策協議会が開催されるという。業者間でも安全基準の見直しなどの機運が高まっているとのこと。
事故発生から10日以上が経っているので、状況は非常に厳しい。しかし、日本の領海を出てしまって捜索圏の彼方で生存している可能性もまだあるわけで、無事を祈り続けたい。 (4月3日記)
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■しばらく静観していたのだが、さすがに一週間以上経っても知らんぷりはないだろうと、だんだん腹が立ってきたので書いてしまうぞ。
前者は、過去何度もツッコミを入れてきた怪しい団体だが、一応日本カヌー連盟から派生したことになっている(ただし、日本カヌー連盟加盟団体として正式に承認されたのかどうか不明だというんだから、ますます怪しい)。
後者は、完全な民間組織ながら歴史は古く、事実上日本最大のカヌー・インストラクター認定システムを運営している。
が、ご覧のとおり、両組織のサイトを見ても、今回の事故に対して何のリアクションもない。
それで良いのか? せめてサイトトップページで経過を追うくらいのことが出来ないのか? 民間のアマチュアが情報を集めて公開して下さっているというのに。当エントリーにも遭難した母娘のお友達からの書き込みを頂いたが、南半球から書いているブログにまで彼らが情報を求めなきゃいけないという事実を、恥じたらどうだ? (3月31日記)
■関連過去ログ【JRCA関連】
◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)
◎ポリネシアン航海カヌーとJRCA。 (2005年3月13日)
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■チェーンメールっぽいものには一切関わらないようにしているのだけど、この件は別。
こういうのが回ってきた。そもそも回してきてくれた人が「某アウトフィッターより」と、出所を明かしてくれていないので、僕自身出所は知らない。
が、この際そんなことはどうでも良い。僕はすでに送った。出来れば皆さんもよろしくお願いいたします。
新しい情報によると、海上保安庁による捜索が打ち切られるといいうことです。
事故の原因やその経緯はどうであれ、それを論じるのはすべてが終わってからで良いかと思います。
今はただ少しでも望みを繋げるべく捜索の続行を、保安庁の方々にお願いしたいところです。
くやしいけれど、僕らにはそれ以外できません。
そこで皆様にも、捜索を続けてもらうべくその旨を嘆願メールとして送っていただきたいと思います。(メール文例)
嘆願メールの送り先:石垣島海上保安部
ishigaki@kaiho.mlit.go.jp件名:嘆願書
関係御担当者様
23日より行なっていただいておりますシーカヤックの行方不明者捜索の件、誠にご苦労様です。
私は本郷雅則の友人であります。本日29日をもって捜索を終了とのことですが、是非とも捜索期間の延長をしていただきたくお願いいたします。2005年3月29日
文例中では「友人」となっているが、その文言に抵抗のある人は「知人」とすれば問題ないだろう。僕も本郷氏とは直接の面識がないので、「知人」として送信した。 (3月29日記)
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■下記ブログ、当エントリーコメント欄にも管理人氏ご本人が書き込んでくださった通り、情報が細かくきちんとフォローされ続けているので、要チェック。
さらに同ブログ内に、大変興味深いエントリーが。
ご覧の通り、過去の長期漂流サヴァイヴァルの記録。彼ら三人にもまだまだ希望はある。生還を心より祈る。 (3月28日記)
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■事故の経緯をまとめてあるブログをDMで教えていただいた。
自衛隊への災害派遣要請が事故発生から24時間以上経過した24日(木)夕方に出されているらしいという点が、何とももどかしい。なぜ、せめて24日の朝に出されていないのだろう? (3月25日記)
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■関連過去ログ【西表シーカヤック事故】
{しりとりエッセイ #012} た▲●■▼。 (2005年3月25日)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1789
Excerpt: Ryuさんのところに詳しい情報が集められてますけれども、こちらのみご覧の方々にも、知っておいてもらいたいので、あえて掲載します。 3.23午後、西表でシーカヤックキャンプツアーに...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.03.27
Excerpt: 先日掲載した、西表のシーカヤック遭難事故の件で、 某アウトフィッターさんからお願いのメールがきましたので、 取り急ぎ掲載します。ご協力お願いいたします。 >>>>>>>>>...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.03.31
Excerpt: 23日に西表島沖でシーカヤックの遭難事故が発生した。
From: 積丹カヤックス野塚通信
Date: 2005.04.02
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。 その後12時間:北部...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。 その後12時間:北部...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.19
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.19
Excerpt: 本日の香川は、朝から荒れ模様。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.04.20
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、ときどきにわか雨。南西風次第におさまる。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】北西15ノット、セパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.28
どこかの海岸にエスケープして凌いでいてくれるといいですね。
海保はじめ、現地で捜索に当たっている方々の安全も祈っています。
船だけは一艇見つかったみたいです
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050325000459
直接お会いした事は無いけど、何とか無事であって欲しいと願っています
発見されたカヤック写真です。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/050326a.html
今後もこの遭難についてはフォローしていきます。気になった時に見てください。
次回の私の西表島行きは4月19日を予定しています。シーカヤック関係のツアー会社から直に話が聞けるでしょう。
RYUさん、
2000年1月にそちらにお邪魔した赤のカサラノの河野です。お久しぶりです。
今回の西表の遭難事件は大変残念に思っています。
私はいつもNZで買った携帯用のイーパブ(ポケットに入るような)とVHFマリン無線を持ってを持ってカヤックの旅をしていますが、
そろそろイーパブの方は使用期限を越えようとしていますが、私はこれをお守りのように思っています。
ところで、この小さな発信機により、NZでカヤカーが救出された例はあるのでしょうか?
今でもカヤックショップに売っているのでしょうか?
暇がありましたら教えてください。
あ、どうもお久しぶりです!
お元気ですか?
僕はEPIRBでカヤッカーが救出された例があるかどうかは、ちょっと把握してませんし、今のカヤックショップで売ってるかどうかも把握してないんですが、ちょっと調べておきます。
時間かかるかもしれないのですが、河野さんのメールアドレス、どうやらダミーですね。
となると、このエントリーへの返信という形でここに書き込むしかないかな。
お手数ですが、またチェックしておいてください。
ちなみにウチの会社のレンタルの場合も、4泊5日以上の長期レンタルのお客様には、EPIRBを貸し出します。
実は明日のエントリーでちらりとEPIRBのことに触れようと思っていたので、大変タイムリーでした。
>河野さん
本日調べてきました。
アウトドアショップではもう取り扱っていないのですが、港の方の安全用品屋さんで見つけました。
別エントリ「日本一周応援エントリー」の方に書いた通り、今カンパを募ってかすやさんに一個プレゼントしてみようかという試みを始めています。
なにぶん法的な問題があるので、上手く彼女の元に届くかどうか分からないのですが、もしこれで上手く行くようでしたら、『龍の巣』http://homepages.ihug.co.nz/~ryu.t/の取り扱いとして、河野さんにも日本からご購入いただけるようになるかもしれません。
あるいは、またネルソンまでいらっしゃるのならば、取り扱いショップをお知らせいたしますから、メールでもいただければと存じます。
こんばんは
海難事故の捜索の内容というのが素人でわかりませんが、
やはりもう少し海保には頑張って欲しいですね。
ぼくも嘆願させてもらいました。
ところで、
>事故の原因やその経緯はどうであれ、それを論じる
>のはすべてが終わってからで良いかと思います。
これは、ぼくは疑問に思います。
もちろん2チャンネルのように勝手なことを言うのは間違いですが、
捜索の参考になるようなことは積極的に論じ合って、それを捜索担当者に伝える努力をしたほうがいいのではないでしょうか?
友人であれば、通常のツアーで本郷さんがどのような装備を持っていたのかとか、日本縦断のときに同様の困難にあったときにどのように対処したのかとか、性格的にどのような行動パタンを取るだろうかとか、そういった分析が多少なりともできるのではないでしょうか?
さらに、現地では他にもツアーを行っているアウトフィッターがありますが、同じ日に同じようなコースに出たツアーはないのか? それがあれば、彼らはどんな回避行動を取ったのか?
それから、当然現地の漁師さんや海運関係者は現地の海の生理を知っているはずです。
インターネットがここまで発達しているのですから、シーカヤッカーのコミュニティから、そういう情報交換のボードのようなものが、臨機応変に作れないのでしょうか?
こういうときこそ、アウトフィッター間の利害やら漁師さんたちとの反目やらを超えて、同じ「海」が好きな人たちが協力しあうべきときだと思うのですが……。
海保に嘆願したり、無事を祈ることも大切ですが、海やシーカヤックについて知っている人たちは、もっと具体的な情報交換や意見交換を、安否がわからない今だからこそ、2チャンネルまかせなどにしないで行うべきなのではないかと思います。
場違いな発言のような気もしましたが、あえて、門外漢として忌憚のない感想を書かせていただきました。
Ryuさん、もし不適当な発言と判断されたら、ご遠慮なく削除してください。
Posted by: uchida : March 30, 2005 3:57 AMuchidaさん、率直なご意見ありがとうございます。
捜索に必要な情報ハブがないというのは、僕も今回疑問に感じました。
僕自身は本郷氏とは何の面識もないし、当地にも土地勘もないので、そうした直接の情報提供が不可能で歯がゆい思いをしています。
見たところそうした情報ハブとしての役割は、本郷氏を知る者や現地の人たちというより、遠く離れたカヤッカーなどがやっているというのも、やっぱり歯がゆい点です。
仰る通り、このあたりの対応のトロサというのも、この業界の弱点だと思うんです。
課題山積みです。
ちなみに嘆願書を言い出した方の真意は、今後に活かすための議論は後回しにして、というくらいのことだと思います。
決して、捜索に有益な情報まで後回しという事ではないと思いたいです。
ただ、日本の業界では、その二点を明確に区別しないで味噌糞一緒にして喋ってしまう業界人が少なくないだろうという事は、僕も認めます。
僕も先日、嘆願書出しました。
正直に申し上げて迷いました。
遭難から6日(?)経っていたこと、
思ったより多くの航空機、船舶でもって捜索したこと、
がその理由です。
しかし結局、嘆願書を出しました。
最大の理由は、まだ発見されていない2人艇は、中央部に子供を乗せることも十分可能なものですから、遭難初期の段階で、発見された1人艇は放棄したのではないかと思われ、それならばまだ見込みがあると考えたためで、嘆願書にもそのように書きました。
uchidaさん、Ryuさんのご指摘どおり、問題山積です。日本の電波法?の問題を解決し、(もしくは潜り抜けて)GPSをつかった救難信号システムみたいなものが、簡単に、手ごろな価格で普及してほしいものです。
Posted by: Miya : March 30, 2005 12:39 PMたまたま実際に飛行機を飛ばしてくださった方の談話を目にする機械があったのですが、仰る通り、僕らが想像するよりもはるかに大規模で丁寧な捜索がなされたようです。
で、仰る通り、僕もシングルは初期にあえて放棄したのではないかという気がしているんです。
全員生存の可能性は非常に小さくなっていることは僕も認めざるを得ないのですが、まだどなたかが生きていらっしゃる可能性も小さくないと思います。
ともかく、日本は「遭難しないように!」というアクティヴ・セイフティの面ばかり強調され、遭難後のパッシヴ・セイフティの部分はかなりおろそかに感じます。
二次大戦の頃の特攻精神から、何も変わっていないんじゃないかと思うことさえあります。
GPS、EPIRB、フレア、マリンVHFラジオ、問題山積みですが、そういう装備が普通に使えるようになって欲しいです。
微力ながら、何とか僕も出来ることをやってみます。
カヤック遭難の親子と友人の者です。身近な知人なのでどうしてこんなことになってしまったのか信じられません。とても心配です。私たちは何もできないから情報を集めて現状を知ることしかできないのがはがゆい・・・。でもあきらめてはいません。子供のためにもがんばっている気がします。なんとか捜索を続けて
ほしいと思います。せめて絶望的な証拠が
見つかるまで。地元の仲間たちで祈っています。ただ遠くて情報が遅いのです。TVもニュースも最新の情報がないので、ぜひこちらの
ホームでも協力いただいて地元の方たちの情報提供をお願いいたします。
お友達ですか。
本当にご心配のことと存じます。
単なる気休めを言うわけじゃなく、実は僕らプロも、まだ望みを捨てていません。
理由その1:
シングル艇は発見されましたが、ダブルがまだです。
二つの艇にバラバラになっているよりも、ダブルに三人が一緒にいることを選択するというのは、漂流中の危機管理としては合理的。
よって発見されたシングルは意図的に放棄された可能性が大きい。
理由2:
シングルの発見場所を見る限り、水温の高い南に向かって漂流しているので、生存の可能性は高まる。
僕らとしても、ニュースソースは限られているのですが、ある程度の裏情報も入っていることは入っています。
できるだけの情報はこれからも流していきますので、希望は持ち続けましょう。
待つものが希望を失ったら、漂流中の人間は助かりません。
Ryuさん!ありがとう!
かなり厳しい状況ですが、冷静な
判断ありがたいです。
できることを、やる。
今は、僕らの心が折れないこと。
きれいごとかもしれないけど、
あきらめてしまってはゼロになる。
捜索の方々、待ちわびて心配している人、そして、がんばっている漂流者に
応援の声が届くと信じましょう。
TOMMYGUNさん、お久しぶりです。
15日間漂流生還記録がある以上、僕はまだ諦められないんですよ。
海難事故ゆえに、何も協力できないのがなんとも歯がゆいのですが。
ともかく、信じて待ちます。
Posted by: Ryu : March 31, 2005 1:51 PMRyuさんどうも。
山の遭難用に掛け捨てで山岳保険には
入っています。ヘリコプター30分飛行で50万円の世界です。海上捜索となると費用でも、装備でも個人ではもうやれる範囲は超えています。
周辺の仲間ともそうですが、無事を願って待つしかない。娘のいる身には、胸が痛すぎますが、本郷も父親です。女の子がいることできっとがんばっていると信じます。
食料と水をなんとか確保して長期漂流に耐えもらいたい。
コンティキ号漂流やたか号漂流は
本郷は読んでいたハズ。
楽観主義が生き残る秘訣。
アルガフォレストの柴田さん、
NCKの村田さんが、保安庁へ漂流位置の
助言を行ってくれているようです。
満水で転覆したカヤックと浮かんでいるダブル
艇では、ドリフト速度、方向が違うはず。
どんどん日数がたち予想が困難になって
いますが。。。
携帯GPSと連動させた「海ざんまい」
がソロや、一人でガイドをせねばならない
アウトフィッターには最低でも携行する
べきですね。便利でそんなに高いものでは
ありません。
転覆したシングルと、三人が掴まっているダブルでは動きがまったく違うだろうことは僕も考えたのですが、じゃぁ実際にどういう差が出るかというと、もう予測の範囲を超えています。
TOMMYGUNさんのおっしゃる通り、GPSやEPIRBなど、何らかのポジショニングシステムやビーコンは、「準」必須装備と考えた方が良いでしょうね。
僕も娘を持つ身なので、それ考えるとツライですが、でも絶対生きてます。
待ちましょう。
Ryuさん、皆さん、私のコメントに応答していただいてありがとうございます。私は今回のこととで初めてこちらを知って、少しでも状況をしりたいと投稿させていただきました。こちらの情報は、何よりも専門家たちの意見と情報があり、なんだかわからない不安をかかえているより気持ちを落ち着かせてもらえます。地元の仲間にもインターネットができずもどかしく思う人も多く、私から聞く状況を心待ちにしてくれています。何もできず祈るだけの私たちには
こちらの情報が今は支えです。これからも
宜しくお願いいたします
こんなブログでもお役に立てるのでしたら、大変嬉しいです。
ちなみにこの件ですが、やはり今一番詳しい情報は
http://blog.goo.ne.jp/240108/e/28101f75eb0e67b1a5b3720832e3360a
ではないかと思います。
その他、裏話はこちらにもポツリポツリと伝わってくるのですが、捜索の成果など、そのものズバリの肝心な話は、残念ながら……。
でも、希望を捨てずにがんばりましょう。
陸にいるヤツがネガティヴになったらダメです。
家族の依頼、嘆願活動の甲斐あって石垣海上保安庁は、本日も航空機4機、
巡視船2艇を出し、下地島南方280キロ以南を南西範囲に広げて捜索中継続中です。
現地では、本郷の奥様が石垣海上保安庁に対して、捜索延長の申し入れの署名を集め
、本日正午時点で集まった約2000人余りの署名を午後2時づけで石垣海上保安庁に提出する予定とのこと。
海イグアナさんのブログにも紹介されていましたが、パドル、ライフジャケット、ロープ、パドルフロートなどの写真をチラシが八重山全体に配布されています。
また、外国船や隣国にも呼びかけようと sea scape2 と ライフジャケットの写真入英文チラシを作成し、海上保安庁にも配布してもらえるように持ち込んだとのことです。
一番辛い立場の方が、がんばっていらっしゃる。やれることをやらないでいる理由はどこにもありません。
Posted by: TOMMYGUN : March 31, 2005 6:59 PM私も自分のブログに嘆願書送付依頼をUPしてしまった後、少しやりすぎたかと悔やんだりしておりましたが、本郷さんの奥様が署名活動をなさっていたこと、そして捜索が続けられていることを知って、やはり微力ながらやってよかったと思っております。
ホントにほかに何もできることがなくて、もどかしい限りです。
たくさんの人が応援しています。
月並みなコトバしかありませんが、関係者の方にも希望を捨てずにがんばってくださいとお伝えいただければ幸いです。
さださん、ブログでのフォローありがとうございます。さきほど、本郷氏の奥様より、海上保安庁の捜索が土曜まで延長されるとの嬉しい知らせが入りました。
期限をきられた形ですが、長期にわたる捜索で海保の方々の疲労度から察するに、これは、本当に凄いことです。みんなの嘆願書や署名が海上保安庁の方々に響いたことはまちがいありません。
今度は、お礼と激励のメールを展開したいですね。捜索に熱くなっていただきましょう。
熱い思いが人を動かし、時には奇跡を呼びます!
本郷さんと母子3名の海難事故の件。。。
先週末のニュース番組で衝撃されて依頼、毎日無事を祈っております。
私は昨年の10月に本郷さんと会いました。
お人柄や体験談などからも、きっと見つかるだろうと信じてやみません。
捜索は土曜まで延期されたようですね。
無事を祈っております。
sea scape2 と ライフジャケットの大きい写真が八重山毎日新聞から送られてきました。
皆さん、ご確認ください。
http://blog.goo.ne.jp/240108/
八重山諸島へ行かれる方にはぜひとも見ておいてもらいたいと思います。
Ryuさんと海イグアナさんの情報を毎日みては
心落ち着かせ祈っています。素人で遠く離れた地からはホントに何にもできず、情報の更新を何回も確認し、胸がざわつくとHPをみては、
まだ変化がないと気を静めています。情報によると明日の土曜まで捜索活動していただけるとの事でしたね。もし見つからないとその後は完全に打ち切りになってしまうのでしょうか。
何とも切ないです。親子とは和太鼓を通じての
仲間なのですが、一月前一緒に太鼓をたたき
また来月ね!と言っていたのにこんな事に・・・
土曜日はその練習日です。今からやるせない
気持ちで一杯です。
Ryuさんや海イグアナさん達も、毎日情報収集
どんなに大変か。ホントに何もせず見せていただくだけで、恐縮です。そして私の泣き言にコメントいただいて感謝です。明日仲間にこちらの情報を少しでも伝えたいと思います。
また、海上保安部にも感謝方々また嘆願させていただこうと思います。失礼しました・・・。
西表に住むものです。
私は面識はないのですが、夫は本郷さんの顔見知りで同業者として捜索にも関わってます。
uchidaさんのコメントの疑問点に私の知る範囲でお知らせします。
まず、本郷さんは前日からキャンプに出ていました。そして、遭難した朝に西表島に向かって7km離れた新城島から漕ぎ出しています。
旧暦の二月である今の季節は”にんがちかじまやー(二月風回り)”といい、天気が急に変化して嵐のような風が吹いたりするとして、漁師も注意する季節なのです。実際、天気図で確認すれば、風が回るのが予測できたそうです。このことは海で働いているため毎日天気図を確認している近所の人が断言していました。彼は本郷さんの友人で、本郷さんの判断をとても悔しがっていました。
それから、海人は口は悪くても心優しい人が多いので、本郷さんも地元のおじいの情報は得ていたはすです。
本郷さんを知っている人たちは、口をそろえていうのは、なぜ彼があの日カヤックで島渡りをしようとしたのだろう、ということです。
また、カヤック業者は多数ありますが、西部と東部に大きく分かれ、当日同じ行程だったところはないはずです。憶測的書き方で申し訳ないですが、本郷さんは東部地区であり、東部地区のカヤック業者は全員捜索に参加しています。彼らから自分は助かって、本郷さんだけが遭難したという話は出ていません。
今年の西表はいつもより寒く、私としても早く見つけてあげてと毎日祈る思いです。
カヤック以外のライフジャケットやパドルが発見されていないという事実からも、彼らが漂流している可能性は高く、一刻も早く見つけ出してほしいです。
okuheiさん、情報ありがとうございます。
hirokumaさん、ご無沙汰です!メールをおくられた皆様ありがとうございます。
11管区の海上保安庁は例の尖閣諸島の問題もあって、
本日かりに、捜索中断となっても周辺での任務が継続される可能性が
あります。海保の隊員の方々ができる範囲で捜索を心がけてくれるかどうかで
大違いとなります。
激励、嘆願、感謝etcメール、きっと効果があると信じています。
送ってくださった方ありがとうございました。
また、これからという方は継続してお願いいたします。
送り先は
石垣島海上保安部
ishigaki@kaiho.mlit.go.jp
遭難前後の海の天候の悪さなどを、自分の力量やナビ能力から
推し量って、ダメなのではないかという想いが心の片隅にあって、
恥ずかしい話ですが、できること、やらない理由(いいわけ)にしていたのでは
と思い当たりショックを受けました。
悲しみ、怒り、絶望、そのたもろもろのショックから立ち直って先週の月曜、
知人の呼びかけに端を発した海保への捜索延長嘆願メールもそのひとつです。
3月29日に捜索打ち切りとの報告をうけ、仲間たちに展開し本日
4月2日まで延長していただけました。現地の2,000人の署名も大きな力です。
ほんとうにありがとうございました。
でも、まだ足りない。
海流、風で驚くほど遠方に運ばれます。 シーカヤックが
海上保安庁の予想範囲をこえたところまで、運ばれているのだとしたら。。。
小笠原?銚子沖?というのもあながち ありえない話ではありません。
「たか号」「コンティキ号」「ダイバー漂流」
どれをとっても、漁船や貨物船など捜索に関係ない船に偶然
助けられています。
航路船は商業から望みが薄いとしても、海をみている乗客へ呼びかけたり、
貨物船などへは、。。海のネットワークを最大限につかっているのかと。。
いうことに、思い当たりました。
面識のない方々もいるので、具体的なことはさけますが、
本郷雅則は、優しい男です。
シーカヤックで日本を縦断した後、北海道襟裳岬、西表島で
ガイドの修行をし、独立しました。
西表島の開発に対し異を唱え、活動したり苦悩していました。
僕のろくすぽ更新しないWebにちょくちょくやってきてくれて
日記などに、かならずコメントしてくれたり、今年も年賀状の
やりとりのあと、メールを交し合った中です。
救助要請した時点でも彼だけならエスケイプできたとしても、
優しさがそれをさせなかったのでしょう。
ガイドなら、どんなに攻められようと、お客さんを失ったとしても
生き延びて説明する責任があります。事後の賠償や、保証もしかり。
だけど、彼は、それができなかった。
ある意味でプロガイド失格です。
(ツアーを敢行したのかは最大の過ちですが
それは状況を全部知っているわけではないのでコメントを控えます)
だからこそ、今も娘さんやお母さんのそばにいて、
身を挺してがんばっていると信じます。
彼はツアーにスピアやルアーを携帯していたので、漂流フネにつく
シイラを捕って餓えをしのぎ、雨水や小水で命をつないでいる可能性は
ゼロではない。。。。
遭難事故以来、うなされ深く眠れない日々を過ごしてきました。
長期出張中の身には、愛娘との電話でのやりとりが
心の救いとなってました。
本郷氏の奥様も、ご子息が大きな助けになっているにちがいない。。。
まてよ。。。本郷氏のご子息は、鰹にちなんで命名されていたことに
これは、なにかの暗示かもしれない。
ふと、本日未明にそう、思い当たったのです。
ナブラを追い求めて海上のワッチをつづける、春鰹の漁にいる船団が
いちばんみつけられる可能性があるのでは???
鰹船団への無線よびかけ、
気象通報時のアナウンス、etc...
などなど、いろいろ考えられます。こんなツテがありますよというのが
あったら、連絡いただけたら幸いです。
>okuheiさん
ご回答ありがとうございます。
現地の様子がわかってくると、カヌー仲間も漁師さんたちも、そして海保の人たちも真剣に三人のことを心配して、捜索されていることがよくわかりました。
そんな、みんなの気持ちが通じて、生還されることを心より祈ります。
それにしても、どうして島渡りする判断をされてしまったのか? 本郷さんは、生還してそれをしっかり説明する義務がありますね。
>旧暦の二月である今の季節は”にんがちかじま
>やー(二月風回り)”といい、天気が急に変化して
>嵐のような風が吹いたりするとして、漁師も注意す
>る季節なのです。
地元の漁師さんの中には、この風に流されて漂流された経験のある人はいないのでしょうか? あるいは昔話のようなものに残っていたり……。
些細なことでも、手がかりを掴みたいですね。
>地元の漁師さんの中には、この風に流されて漂流された経験のある人はいないのでしょうか? あるいは昔話のようなものに残っていたり……。
些細なことでも、手がかりを掴みたいですね。
こういう情報を集めるためのBBSのようなものがちゃんと立ち上がっていないのが、何とも残念です。
これも、今後の教訓としなくちゃダメですね。
Posted by: Ryu : April 3, 2005 2:10 PMホントに皆さん何処にいても思いは一つ、生還してくれることです・・・。前回は話しました親子と一緒やっている和太鼓の練習があり、みんな初めはその話しにふれにくく、練習してましたが、誰かがきっかけに心配だった思いがこみ上げてきて情報を
交換しあっていました。中には美香さんが沖縄へ出発直前あっていて、信じられないと落胆する人もいるし、美香さんの母親が沖縄から一旦帰宅して悲しんでるのを知ってる人、みんなどうなってるのかわからず不安ともどかしさとでストレス状態です。今日横浜市の朝日新聞の小さなスペースに、「昨日夕方、専従の捜索を打ち切りました。」とわずかなコメントで載っていました。なんだかこんな一言で終わりなんてすごく切ない・・・。ホントにどこかの国でもいいから生き延びてたどり着いてほしいです。
今日改めて事故前日からの天気図を見ていたのですが、当日以降の天気図を見ていると、台湾方面やフィリピン方面に漂流していてもおかしくないです。
その反面、黒潮に乗ってしまえば北上する可能性もあるわけで、行き先は神のみぞ知るという世界なのですが、僕としては早い段階で国境(領海)線を超えて外国に入ってしまっていて、どこかで生きているという望みが捨てきれません。
外国の了解に入ってしまっていたら、いくら日本側で捜索しても見つかりませんからね。
ともかく、もう少し待ちましょう。
Posted by: Ryu : April 3, 2005 10:17 PMおくればせながら、今日嘆願書を送らせていただきました。私は昨年の夏、本郷さんにカヤックを教えていただきました。
とても親切で丁寧に教えていただいて、日本を縦断して何度も危険な目にあったことなど 笑顔で話されていました。
だから今回もきっと無事でがんばっていらっしゃることだと思っています。元気に帰ってこられたという報道を心より待っています。
パソコンのしんまいんのMMMすが(PIER101マリンオートキヤンプ場オーナー)です。今後とも宜しく。
カヤッカー本郷くんの親しくしていた者です。
今回の事故、残念に思います。遭難してだいぶ立ちますが何とか無事で……。
皆さんに迷惑を掛けて申し訳有りません。本郷に代わってあやまります。本当にすいませんでした。
シカヤックガイド安全管理のいい意見、アイデアーが有りましたらメールいただきたい。行方不明の3名の為にも今後、カヌーガイドの事故対策を考えて今まで以上に安全管理に力をいれていきます。
ひい様、菅井誠次様、初めまして、コメントありがとうございます。
>皆さんに迷惑を掛けて申し訳有りません。本郷に代わってあやまります。
問題ありません。
迷惑だ!と怒ってるような方は、ここ読んでませんし、そもそもまだ代わりに誤らないでください。
ここを読んでくださってる皆さんは、皆全員静観を信じて祈っているのですから、本郷さんにはご自身で謝っていただけるハズです。
>シカヤックガイド安全管理のいい意見、アイデアーが有りましたらメールいただきたい。
今年も日本に行って『プロガイド・ワークショップ』を開催します。
関東の場合は、すでに三浦半島会場が10月末に開催される予定になっております。
沖縄に関しても、もし要請があれば万難を排して飛ぶ覚悟を決めています。
Posted by: Ryu : April 4, 2005 9:42 AMかつてホクレア号も遭難者を出した事があります。1980年の航海では、やはり荒天の中、無理に出航して転覆。クルーの一人、エディ・アイカウが行方不明となりました。エディ・アイカウの捜索はまさに全ハワイを上げての大規模なものでしたが、3日間経過した所で、捜索に関わる人々の疲労が極限に達した為に二次遭難の危険性が高まり、彼の父親が捜索の打ち切りを宣言しました。結局この事故では、エディのサーフボードの一部だけが海上で発見されたに留まりました。
その後、ホクレア号を指揮するナイノア・トンプソンは航海中の安全確保に関して鋼鉄の規律を敷き、後にはクック諸島の大統領と対立しながらも、安全面では一点の妥協も受け容れませんでした。その結果、エディ遭難後にポリネシア航海協会が関わった航海では25年間で、ただ1人の遭難者も出していません(怪我人は出ましたが)。
私はシーカヤックをしたことがありません。ひたすら陸上の人間ですが、いつかシーカヤックでのアクティヴィティを経験したいとは思っています。その際、私と私の家族の安全を見極める為にも、ガイド業者のクオリティを保証する制度があって欲しいと思っています。本郷さんのような超一流のシーカヤッカーでもガイドツアー中に遭難してしまわれたという事実は、私のような素人からすると、では何を目安として業者を選べば良いのかまったくわからないという事でもあるからです。
JRCAあるいはJSCAも、この事件にあたって積極的かつ的確な支援を実行出来ていれば、それだけでも組織の信用は上がったと思うのですが・・・。
Posted by: Hokulea2006 : April 5, 2005 4:41 PMナイノア・トンプソン氏の鋼鉄の安全基準、僕たちは心に厳しく刻み込まねばなりませんね。
消費者の立場からの、「業者選定の目安」としての基準への要請、こちらもしかと心に刻み込みます。
僕個人は、安易な基準やライセンス制度作成は、かえって危険な業者にお墨付きを与えてしまう恐れがあったり、腐敗したライセンビジネスの温床になる可能性も秘めているので、腰をすえてじっくり取り組んだ方が良いというスタンスなのですが、あまりグズグズしているわけにも行きませんね。
問題は、「個人(アマチュア)として一流の技術を持っている」ということと、「プロとして一流の危機管理技術や、サーヴィス技術を持っている」ということを、キチンと切り分けて考えるということを、いかに業界に定着させられるか、そしてそれを消費者にアピール出来るか、です。
頭の痛い問題ですが……。
JRCAとJSCAですが、前者はおそらく金は持ってますが、そもそも最初から今回の件に対してアクションを起こそうという気はなかったような気がしています(憶測ですが)。
一方の後者ですが、こちらは苦しい経営の中でがんばっているプロ諸氏が、半ば手弁当に近い形で運営していらっしゃる組織ゆえ、今回の件もおそらく何らかの形でアクションを起こすべきという自覚をお持ちながら、迅速に動けなかったというのが真相だと思います。
内部に詳しい方の話によると、組織の仕組み時代も、そういう急な動きに対応できなくなってきているとも聞いています。
ただ、こちらの組織は、こういう批判に耳を貸してくれる体質を維持していますので、あえて僕も批判をしてみた次第です。
両組織には、これからでも遅くはないですから、重い腰を上げていただきたいです。
出来れば、両組織が手を取り合って、行政にまで働きかけてくれれば、言う事ないのですが。
ちょっと間違えました。ホクレアの遭難は1980年ではなく1978年ですね。
JRCAについては、雑誌『Tarzan』で内田正洋さんが連載を持っておられますし、次かその次の号でおそらく内田さん個人の今回の事故についての見解は示されるのではないかと思います。
航海カヌーとシーカヤッキングを同列に扱う事は出来ませんが、ホクレアの遭難後には航海カヌーは危険だという論調が高まり、ホクレアそのものが廃船にされかける事態になりました。この時は既に社会福祉・教育分野で名声を得ていたマイロン・トンプソンが奔走して、ハワイ州知事の協力も取り付けて、事なきを得たそうですが。
シーカヤッキングについても、このまま「臭い物に蓋」で危ない物扱いされてしまう可能性は無いのでしょうか?
Posted by: Hokulea2006 : April 5, 2005 11:35 PM> シーカヤッキングについても、このまま「臭い物に蓋」で危ない物扱いされてしまう可能性は無いのでしょうか?
現段階では、そこまでの動きは伝わってきていないのですが、風向き次第でそういう事態になっても不思議ではないです。
シーカヤック界(あるいは、全カヌー界)には、マイロン・トンプソン氏のような大物がいないので、そういう風潮になったときに阻止できるかどうか……。
そういうことにならないよう、業界の方でも力をあわせて安全対策、レヴェルアップを図らねばならないのですが、残念ながら今回の事故も完全に他人事と思っている業者も少なくないと聞いています。
となると、蓋をされてしまってもある意味仕方ないのかもしれないと、弱気になってしまいますよ、思わず。
いや、イカン、弱気になってはダメですね。
ホクレアを見習って、がんばります。
実は、このエントリーで弔意を表明したとたん、とある筋からクレームが入りました。
ま、ある程度覚悟してたことですが、それでもその「とある筋」っていうのが、けっこう意外な方面だったので、やっぱりちょいと面食らいましたが。
ともかくそういう世界ですので、内田氏も大きなメディアでは本郷さんの話は書きにくい、ってのはあるんでしょうね。
表立っては黙っている人が大多数ですが、きくところによると一ヶ月目に当たる日に、南の島に向かって黙祷をささげたシーカヤッカーは少なくなかったようです。
Posted by: Ryu : April 29, 2005 9:53 PMなるほど。行方不明、という微妙なところが話を微妙にするわけですね。それにしてもブログで弔意を表すだけでクレームが入るんですか・・・・・うむむ・・・・。
Posted by: hokulea2006 : April 29, 2005 11:07 PMなるほど。行方不明、という微妙なところが話を微妙にするわけですね。それにしてもブログで弔意を表すだけでクレームが入るんですか・・・・・うむむ・・・・。
Posted by: waka_moana a.k.a hokulea2006 : April 29, 2005 11:07 PM「行方不明」は、ホント厄介ですね。
気持ちの上でも確かに「微妙」になりますし、法律上も「死亡」と扱われない関係で、おそらく保険の支払いなどにも大きく影響がでてくるはずです。
今回の義援金という話も、そうした含みが大いにあるようですが、この義援金活動自体にも、ある筋からクレームがついたようです。
いやぁ、微妙だ。
ま、人間の生き死にに関わる問題なので、当然微妙は問題なんですが、弔意や義援活動にクレームがつくというのは、いささか話が厄介すぎる気がします、僕には。
まぁ、色々とややこしいご事情があるのでしょうから、義援金活動にクレームがつくこともあるのでしょうが、その義援金活動を紹介しただけの僕のところにまでクレームが来るってのは、なかなかスゴイです、ハイ。
「根回し」の文化ってやつですかね。オトモダチ関係が好適な案件とそうでない案件、オトモダチを強要すべきでない案件があるはずなんですけどね。
Posted by: waka_moana : May 2, 2005 2:22 AM>オトモダチを強要すべきでない案件があるはず
まったくですね。
日本の根回し文化を否定はしないのですけど、今後の課題として、根回しすべきときと、なしでいくべきところのキチンとした使い分けを身につけることが挙げられるかと。
そういえば、三日ほど前にご案内した英国人のお客様、数年前に東京でしばらく働いたそうです(勤務先Jフォン)が、何より参ったのが会議だとか。
シロ・クロをはっきりさせないので結論がウヤムヤで彼には理解できないし、もちろん事前に根回しがされているし、そのくせメチャクチャ長いし、あれだけにはいささか閉口したとこぼしてました。
僕もこっちのミーティングに慣れちゃったから、日本方式はもうダメだろうなぁ……。
漁船漂流:
不明の79歳漁師、4日ぶり救助 沖縄・宮古島
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050509k0000m040093000c.html
Posted by: Miya : May 9, 2005 3:18 AM今回の件をきっかけに、西表では具体的な一歩を踏み出したようです。下記を参照ください。
うみあっちゃー通信・5月12日
http://www5a.biglobe.ne.jp/~wakers/home001/newspeper.htm
いやぁ、良かったです、ホント。
プロだったら、年に一週間でもいいですから、こういう「死にそうになる」くらいの訓練期間は設けておかなきゃダメですよ、ホント。
他のエリアのガイド、インストラクターの皆さんも、続きましょう!
Posted by: Ryu : May 14, 2005 7:11 AMまた、海イグアナが悪いニュースを持ってきたとお思いでしょうが、人脈の関係で事故ニュースが入ってくるもので‥‥
5月14日(土)午後3時20分頃、山口県岩国市の錦川でカヌー事故があり、女性が重態だそうです。
私のブログの5月24日の日付をご覧ください。たまたま事故に出会って救助の努力をされた方は私の知り合いです。彼の生々しいレポートにリンクをしています。
いつもありがとうございます。
僕のところにも、そのファルトの事故を始め、未確認情報を含めればGW以降も数件の事故情報が入ってきています。
海外にすんでるので正しい印象なのかどうか分かりませんが、年々加速度的に事故が増えているようなイメージがあります。
重体の女性、一日も早い回復をお祈りいたします。
昨年3月に行方不明になりました、本郷氏のシーカヤックが連休明けにも処分されることになりました。購入希望者は、早めに電話0980-85-5538(パピヨン)まで。
皆様の高価買い取りを期待します。
>衣斐継一 さん
情報ありがとうございます。
事情が事情なだけに、何ともやりきれない気持ちですが、少しでも高く売れることをお祈りしています。
シーカヤックではありませんが,ウインドサーフィンの事故をきっかけにたまたま検索でイーパブを調べていてたどり着きました。
ウインドサーフィンもシーカヤックと似たような境遇にあるとおもいます。予期せぬリグトラブル(マストブレイク,ブーム折損,ジョイント破断,セイル破損など)も発生しますし,特にカヤックとは違ってその性格上,風の強い日に荷物をあまり持たずに航行しますし,万が一のときには速やかに救出されないと死ぬことが多いようです。
事故防止は多くの人が意識していますが,日本では苦手な「起こってしまった事故をどう解決するか」の議論が堂々とできる環境が大切と思います。
ハンディイーパブがどのようなもの(大きさ,価格)かわかりませんが,マリンスポーツを楽しむものが気軽に持てる環境さえつくれば後は本人の判断に任せていいのではないでしょうか。
簡単に調べて見て,現時点ではシーマーカー(海洋染色剤)とキセノンストロボが現実的なのかなと思っていますが,現実にはなかなか入手先もわからず,存在の認識も低いようです。
また情報がありましたら(ニュージーランドの?^^; )ご報告ください。
>と さん
書き込みありがとうございます。
日本は、行政の縄張り争いと事なかれ主義のせいで、国民の安全は二の次という扱いを受けている部分があまりにも多すぎると感じます。
カヤックやウィンドサーフィンなどのマイナースポーツは、モロにその犠牲となっているような按配ですね。
今はこのブログじゃなく「別冊」の方に執筆の場を移していますが、今後もときどきはこうした記事をアップしようと思っていますので、よろしくお願いいたします。
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.5
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
ときどきにわか雨。冷たい南西の突風。(高)14度、(低)3度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】南西25ノット、ただしセパレーションポイントより北では35ノット。午後に南部は15ノット、北部では25ノットに落ちる。北部の海況は非常に荒いが、次第におさまる。午前中のにわか雨中、視界良好。
その後12時間:全域で南西15ノットに落ちる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:18 AM 0.6 m High 09:36 AM 4.1 m
Low 03:38 PM 0.5 m High 10:02 PM 4.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■未明に突風とともに強い雨が。音で目が覚めるほど。
夜が明けてからは雨は上がって晴れたが、南風が強くて寒いの何の。日中もシャツ一枚では外に出られない。明らかにこの秋一番の冷え込み。
■昨日は帰宅が夜遅く、エントリーできず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
おおむね晴れ。南西風、次第に強くなる。(高)19度、(低)4度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、セパレーションポイントより北では昼前に、全域で夕方までに25ノットにあがる。海況はあらくなる。
その後12時間:南西30ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:44 AM 0.8 m High 09:00 AM 4.0 m
Low 03:03 PM 0.7 m High 09:24 PM 4.0 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中はずっと曇ってて肌寒かった。
午後はネルソンに遊びに行ったが、晴れて暑くなった。しかし夕方から再び曇った。風は午前も午後もなかった。
スイス人美人姉妹をガイド。渡り中のミズナギドリ(詳しい種類は不明)の大きな群れ(数千羽)が水上で休んだり捕食しているところをカヤックでつっきる形になってしまったが、まわり中で鳥が羽ばたいたり浮かんでたりというのは、僕にとっても壮観極まりない圧倒的な眺め。海のない国の人には、さぞかし面白い体験だったのでは?
ずっと曇ってて決して絶景ではなかったが、ニコニコと楽しく漕いでくれて、こちらはホッとした。 sbh 2 / marahau - split apple - marahau
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■昨日は、仕事終わってからネルソンに行き、友人一家と栗拾い。例のヤマイグチというキノコも持って行き、夜は秋の味覚を堪能。
しかし、こっちの栗には虫が入ってないな? そういう虫がいないのだろうか???
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第5回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の2回目。
[ 20 steps to be better prepared Vol.2 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ5
災害発生時、特に自宅から避難している場合は、主治医や薬局に何日か行けなくなるかもしれません。必要な常備薬などは、少なくなったら早めに処方してもらうことを心がけ、避難時に持ち出すこともお忘れなく。◎ステップ6
小さなお子様は、保育施設や教育施設で長時間過ごしていることでしょう。こうした施設が、適切な緊急対策をしているかどうか、チェックする必要があります。
幼稚園、学校などに、緊急時に子供たちの安全を確保するためのプランや対策がきちんとなされているかどうか、問い合わせましょう。こうした施設は、きちんと提示できるような明文化された緊急用マニュアルを備えているべきです。もしそうでないならば、子供のためにきちんとした緊急対策をしてもらうように、申し入れをしましょう。
◎ステップ7
大人と年長の子供たちは、家のガス・水道の元栓や電気のブレーカーをオフにする方法を把握している必要があります。家だけではなく、職場でも同様のことが出来ることに越したことはありません。
電気をオフにすれば、電線のトラブルによる感電や火災のリスクを軽減できますし、ガスをオフにすれば、ガス漏れによるガス中毒、爆発、火災から身を守ることにつながります。◎ステップ8
夜間に緊急事態が発生し、電源が落ちていたら、どうしますか? 安全で性能の良い光源が必要です。
一番良いのは、懐中電灯(+予備電池)です。懐中電灯があれば、家の中を動き回ることが出来ます。次に良いのは、ケミカル・ライト・スティックです。これは最大12時間光り続け、安全と快適さを最低限確保するのは十分な光量を提供してくれます。
ロウソクやランタンなどは、ガス漏れの疑いがないときにしか使ってはいけません。
懐中電灯は、車の中にも常備しておきましょう。夜間暗い場所で突然車が止まってしまう事態のためでもありますし、災害時には予備として役立ちます。
■ニュージーランドの場合は、職場の安全管理が法でかなり厳しく規定されている。例えば、僕らのような仕事の場合、会社は安全装備として「日焼け止め」も支給する義務がある。これはNZは紫外線が強いために、皮膚ガン発生率が非常に高いためである。
もちろんこれ以外にも、かなり詳しい危機管理マニュアルを備えておくことが要求される。
同様に学校も、明確な危機管理マニュアルを作成しておく必要があるので、おそらく上記ステップ6のように、マニュアルのない学校などはまずありえないのではないか、という気もする。おそらくこれは、限りなく私設に近い小さな託児所などを考慮した条項かと思われる。
が、日本の場合はどうなんだろう???
■懐中電灯の予備電池の話も出ていたが、ここに書かれていないことを一つ補足しておく。
理想的には、緊急装備の中に入っているすべての電池使用機器が、同じサイズの電池を使うようにしておくべきだ。つまり、ラジオが単三電池使用ならば、懐中電灯も同じく単三電池のモデルにしておくのが望ましい、ということ。
さらに、最近はソーラー充電器の類もあるので、緊急持ち出し品の中には、余裕があればそういうものを加えるのも良いかもしれない。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「毎回、すぐに実行してる」という方は
をクリックしておいてください。「あ、前回の四つのステップ、まだだ」という方は
をクリックしている場合ではありません。すぐに対策を!
って、我が家もまだやり残している項目がいくつか……。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1974
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.28
April 19, 2005
EPIRBの件、続報。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノットにあがる。その他は変風10ノット、午後北東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:北10ノット、ただし北部では北西25ノットに上がる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 06:05 AM 3.1 m Low 12:11 PM 1.5 m
High 06:13 PM 3.1 m

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■昨日の夕方の雲はなんだったんだろう? 今日も朝から快晴のインディアンサマー。
■昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)17度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北は東10ノット、その他は変風10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:変風10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:36 AM 3.0 m Low 11:07 AM 1.6 m
High 05:00 PM 3.0 m Low 11:16 PM 1.7 m

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■朝からいつものごとくの好天で、日中はTシャツ短パンで大丈夫な陽気。
しかし、夕方からいきなりどんよりと曇った。予報ではそんなこと言ってないぞ。
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■極々私的なメモ。
一昨日、モトゥエカのサンデーマーケットに出かけたら、栗と見たことないキノコを売ってる屋台があった。どうやらオランダ人らしく、キウィの数倍の値段。高い!
しかし卑怯なり。そんな組み合わせ見せられたら、日本人は買っちまうじゃねぇの。えぇ、買いましたとも。高かったけど。ゴーツクバリのくそダッチめ!!
でも、やっぱり美味かった>秋の味覚
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■つい最近ここにいらっしゃった方は、ここのところ頻繁に話題になってる「EPIRB」なるものが分からなくて話についてこられていないかもしれないので、簡単に再述しておく。
EPIRBとは「Emergency Pisition Indication Radio Beacons」の略で「イーパーブ」と読む。「衛星非常用位置指示無線標識」というのが正しい日本名らしいのだが、要は船舶が備え付ける緊急装備で、遭難時にオンにすると中継衛星に向けて海難信号を発信し、それが世界中で受信されるという便利なビーコンである。
ところが日本の法律では、動力船にはEPIRB搭載が義務付けられている反面、シーカヤッカーが免許を取得して搭載することが非常に困難であるばかりか、そもそもシーカヤックに搭載できるハンディ・モデルが日本では販売さえされていないという事実がある。
つまり日本の場合は、シーカヤックが海で遭難した場合、救助要請の面で動力船に比べると大きなハンデを背負うわけである。
ちなみに遭難時に力を発揮する他の緊急装備の中に、マリンVHFラジオという海用トランシーヴァや、フレアと呼ばれる信号紅炎(発炎筒の親戚)もあるが、これら二つも日本のシーカヤッカーにとっては非常に法律の敷居が高い。
法律の敷居が高いということは、これらを入手して緊急時に備えることが難しくなるばかりではなく、海外から持ち込むなどして「裏技」で入手したこれらの緊急装備を実際の遭難時に使うと、その使用そのものが違法性を帯びてしまうわけである。
つまり、極端な言い方をすれば、日本ではシーカヤックが遭難すること自体が、限りなく「違法行為」に近い扱いを受けてしまう、という印象さえ受けるではないか。
なんちゅう非人道的な話だろう。
ニュージーランドでは、シーカヤッカーでもこれら「三種の神器」を気軽に持てることは言うまでもない。
というわけで僕は、今、この「三種の神器」を日本のシーカヤッカーが自由に持てるようにならないかと色々調べてみているところで、その手始めとしてEPIRBのことを最近よく書いているというわけである。
海にあまり縁のない方には退屈な話かもしれないが、ディテールを無視して「人道的な法運用」という面に注目していただくと、あらゆる面に共通した問題をはらんでいることがお分かりになると思うので、ちょいと目を通した上で、皆さんの身近な話題に「読み替え」してみていただければと思う。
■というわけで、EPIRBの話、続報。
今月16日のエントリーに書いたとおり、日本のとあるアウトフィッター様から、「406MHzのEPIRBを入手して欲しい」とのご依頼をいただいたので、昨日取り扱い業者のところに話を聞きにいった。
そこで判明したことは、ある程度覚悟はしていたものの、実際に耳にしてみるとけっこうショックなことだった。
121.5MHzモデルと違って、406MHzモデルは個別情報(所有者情報や船舶登録情報など)の登録が必要なのは、ニュージーランドも例外ではない。他の国のことはよく知らないが、この国の場合は、この情報登録はEPIRB販売時になされることになっているという。つまり、情報登録をしてからでないと、事実上の購入は不可能なのだそうだ。
もちろんニュージーランドの場合はシーカヤッカーでも何の問題もなく、簡単に登録ができ、したがって406MHzモデルを購入出来る。つまり、僕自身が使用するため……、もとい「使用する」のはマズイ、「所持携帯するため」が正しい。ともかく、僕自身のためならば、昨日の段階でも簡単に購入できた。
ところが、使用エリアが日本の場合は、ニュージーランドで購入する場合でも、日本の法律に基づいた登録が必要になるとのことで、日本の「MMSI番号」を入力してからでないと販売できない、ということが判明したのである。
つまり対日本販売の目的では、僕自身も仕入れが出来ないのである!!!
以前コメント欄にいただいた米国のEPIRB販売サイトでは、日本からは購入できないことになっていたが、あれは別に米国側の事情ではなく、日本側の事情だったのである。
最初に書いたとおり、予測は出来たことである。しかし、この辺りの法運用が非常に柔軟なニュージーランドで、いきなり対極にある日本の法律を突きつけられてしまうと、やはり心理的にはダメージが大きい。
海事に関しては、国際的に統一した法運用にしろよ!>ジャパン
■というわけで、とにもかくにも406MHzのハンディEPIRBをニュージーランドから日本に送るという裏技は頓挫してしまった。
が、めげてはいられない。現在手元に集まってきている情報を元に、日本のシーカヤッカーがハンディEPIRBを入手する方法を考えてみたが、おそらく以下の三つに絞られるんじゃないかと思う。
- 121.5MHzモデルを海外から取り寄せる
- 動力船がEPIRBを取得するのと同じ手続きで、定係港を管轄する総合通信局航空海上課宛に免許申請をしてみる
- 規制緩和を働きかける
■まず(1)の方法だが、これが一番手っ取り早くて、確実である。
なんせ121.5MHzモデルの場合は登録制度がないので、『龍の巣』でもすぐに仕入れて日本に向けて販売することは可能なのである。一昨日のエントリーで書いたとおり、日本のシーカヤッカーが「購入」「所有」「所持・携帯」していても、管轄省庁の回答によれば、そのいずれにも違法性はないようだ。
121.5MHzのデメリットは、過去ログのコメント欄などから張られたリンク先に詳しいので再述しない。
しかしニュージーランドのシーカヤッカーはたいてい121.5MHzのモデルを携帯しているというのも事実で、ウチの会社がレンタルのお客様に貸与しているのも、やはり121.5MHzのモデルである。406MHzモデルに比べてレスキューは確実に遅れるだろうが、漂流に耐える服装をしていれば、生還できる可能性は非常に大きい。
■(2)の方法だが、これは成功するかどうかがまったく不明。(参考サイト)
まずシーカヤックを「船舶」として登録するところから始めなくてはならないはずである。なかなか厄介そうだ。
また、日本国内で販売されるEPIRBは、大きな動力船用のモデルばかりなので、物理的にシーカヤックへの搭載は不可能。よって、日本では扱われていないハンディ・モデルを海外から取り寄せる必要があるわけだが、現物が日本にないのに、果たして申請が受け付けてもらえるのだろうか? 日本のお役所の融通がそこまできくようになっていれば良いのだが……。お役所相手の仕事を何年もやっていた経験からすれば、日本のお役所は、前例のない件に関しては、おそろしく保守的である。賢いお役人方は、なぜか「前例がない」というセリフを、葵のご紋か何かと勘違いしていらっしゃるフシがある。
■となると、最も正攻法と思われるのが(3)である。
実は、この規制緩和運動の突破口となる筋の情報もいただいていて、どちらにしても最終的にはこの方向性で動くしかないと思われるのだが、懸念事項もないではない。
まず第一の点は、もちろん時間がかかること、である。次なる事故が起こる前に、シーカヤッカー向けにEPIRBやマリンVHFラジオ(そして願わくばフレアも)の規制緩和が実現するかどうか?
第二に気になる点は、「規制緩和」と引き換えに「義務化」が導入されはしないか、という懸念である。シーカヤックにEPIRB搭載が義務付けられると、これは痛い。ハンディモデルが仮に10万円で販売されたとしても、これは決して小さくない出費だ。確実にシーカヤック人口を減らすことになるだろう。また、複数のガイドを抱えるアウトフィッターなどは、相当な打撃を受けるだろう(もしシーカヤック一艇につきEPIRB一個などという義務化になると、アウトフィッターはおそらく全滅するだろう……)。
言うまでもなく、これは僕らが望む方向性ではない。義務化を避けつつ、希望者は気軽に持つことの出来るような「大人な規制緩和」を達成するべく、慎重に動く必要がある。
■というわけで、今後の僕が出来る動きとしては、以下の二つとなる。
- 緊急使用時に、電波法違反を問われる覚悟をお持ちのシーカヤッカーに対して、『龍の巣』経由で121.5MHzモデルのハンディEPIRBを販売
- 規制緩和に向けて、賛同者を募った上で、具体的な方策を練る
ご購入をご希望の方はryu.t@ihug.co.nz宛に、規制緩和の方にご協力をいただける方はpaddle@onjix.com宛にご一報をいただければと存じます。
■ちなみにマリンVHFラジオに関しても、二つほど新しい情報が入った。
まず悪いニュースだが、未確認情報ながら、日本の場合は電波法の関係で、シーカヤッカーが持てるようなハンディモデルの出力(5ワット)では、陸地のすぐ近くでも中継局に電波が届かなくなり、送受信が不可能になる場合もあるという!
次に良いニュースだが、日本でもシーカヤッカーが正式にマリンVHFラジオ局を開局(なんちゅう大げさな表現だ、さすがジャパン)したという前例があるらしい。
これら二点に関しては、引き続き調査が必要。情報を下さった皆さん、ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
■最後に余談だが、今日たずねたEPIRB取扱店のオッチャンは、オークランドのEPIRB登録局に問い合わせをしてくれたわけだが、彼が「MMSI番号って何だ?」とたずねるので、かいつまんで日本ではシーカヤッカーがEPIRBを購入することは不可能に近いほど困難であり、その解決策(裏技)として、僕がニュージーランドで購入して日本に送ろうとしていたということを説明し、ついでにマリンVHFラジオもシーカヤッカーが持つのは非常に困難であること話したら、目を丸くして驚愕していた。
「日本は世界一のテクノロジー大国じゃないか! なんでその日本人が、気軽にEPIRBやマリンVHFラジオを持てないんだ?」
と。そもそも日本ではハンディ・タイプのEPIRBやマリンVHFラジオは販売されていないと言うと、さらに目を見開いて唖然。
「だって、EPIRBとかラジオとか、ほとんど日本製じゃないか!」
と。
「『世界一のテクノロジー大国』なのは確かだが、恥ずかしいことに、日本は『世界一の人道大国』ではないんだ」
と答えざるを得なかった。ホント、恥ずかしいったらありゃしない……。
ちなみに、僕自身は動力船はおろか、シーカヤックさえ持っていないのだが、マリンVHFラジオの免許は持っている。2時間の講習を受け、30分程度の簡単な試験に合格すればOK。シーカヤック用のハンディ・ラジオならば、購入時にもややこしい登録は必要ないので、買おうと思えばいつでも個人的に買える。
ここ数ヶ月レギュラーでこのブログに登場しているT君は、今ニュージーランド中で気ままにシーカヤックを楽しんでいるわけだが、彼もニュージーランド上陸直後にすぐマリンVHFラジオ免許を取得してラジオ自体も購入している。非常に正しい。
経済関連ばっかり規制緩和してないで、こういう人道的なところも規制緩和しようぜ>ジャパン
金も大事だけど、人命はもっと大事だぜよ。
それとも何かぃ、ジャパニーズの命は、キウィのそれより軽いのか?>日本国
■関連過去ログ【EPIRB問題】
◎日本一周応援エントリー。 (2005年3月29日)
◎西表シーカヤック遭難事故の件。 (2005年4月5日)
◎EPIRBの件、進捗状況。 (2005年4月16日)
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■「規制緩和だ!」と思った方は
を、「規制緩和だ!」と思った方は
を、「規制緩和だ!」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1942
私は規制緩和を求めるという選択肢がベストと見ましたが、その際につつくのは海上保安庁や国土交通省ではなくて経済産業省のスジであるべきなのではないかと感じます。つまりシーカヤッキングの振興による観光産業の発展という絵を描いてみせて、その餌に食いついた所で「つきましてはこういうものがあるのですが・・・・」と。
籠絡ルートとしてはシーカヤッキングのフィールドとして有望などこか(おそらくは南島か瀬戸内海でしょう)に「構造改革特区」として「シーカヤッキング特区」の設置申請を地方自治体に働きかけ、そこで日本の海におけるイーパブ利用のシーカヤッキングの運用実験を行い、そこで得られた経験をもとにして全国への波及を狙うというのはいかがでしょうか。
Posted by: hokulea2006 : April 19, 2005 2:37 PM海上保安庁がいま無線等不搭載の小型プレジャーボートや、小型漁船に対してすすめているのは携帯電話の防水ケースに入れた上での携帯なんですよ。「海のもしもは118番」ということで力を入れて告知しており、それなりに効果が上がっています。問題は、カヤックの行動範囲を携帯が通話範囲内にカバーできているかですね。衛星携帯電話の使用とそれを使った「海ざんまい」という救難信号発信サービスにはいるのも考慮に入れるべきですねえ。携帯はタイプの違うものを2台は持っていったほうが良いかもしれません。
皆さんは実際にはどうなさっていますか?
なるほど、ツーリズム振興から搦め手を使う、という手ですね。
地方自治体に働きかけて、構造改革特区を設置。
なるほどねぇ、まったく思いついていませんでした。
参考にさせていただきます、ありがとうございますm(..)m
Posted by: Ryu : April 19, 2005 3:54 PMありゃ、Miyaさんと入れ違いになってしまいました。
Miyaさんのおっしゃる通り、海保のサイトを見ると携帯による安全管理をしっかり推進してますね。
ただおっしゃる通り、携帯は受信範囲が問題なのと、あくまでも1対1のメディアという限界があります。
EPIRB、マリンVHFラジオ、通常携帯電話、衛星携帯電話、それぞれに長所と短所があります。
僕自身は、ユーザ(カヤッカー)が、それらすべてを、自分の意思で自由に選べる状況を望んでいます。
そして、バックアップのために、少なくとも二つは持ちたいところですね。
Posted by: Ryu : April 19, 2005 9:18 PM考えうるすべてのオプションから選択できるようにするということ、まったく賛成です。
このブログを見ておられるシーカヤッカーや小型プレジャーボートの方々に現状ではどういうものを装備されているのか、できるだけ沢山の方からお伺いしたいところですね。
実は1アマ、1陸技だったりします(笑
ハンディ機ですが、無線通信での一般論ではマリンVHFの波長2m程度ですので減衰も携帯電話に比べるとはるかに少なく、陸側の局が海岸付近に外部アンテナを設置している場合はかなりの通信距離が望めます。
あと出力ですが、今の技術だとあの大きさで現実的な最大の出力が5W程度ですね。大きさが広辞苑ぐらいになるのを我慢して出力を10倍の50Wにしても到達距離は2倍程度です。人命にかかわることなのであまり軽率な事はかけませんが、私が海をはさんで2Wのハンディ機を遊びの範囲で使用した限りでは、10~20キロはほぼ確実に、条件によっては50キロを軽く超えるような通信を行った事もあります。
ちなみにマリンVHFの開局には
無線局免許申請書
無線局事項書及び工事設計書
無線従事者選(解)任届
船舶検査証書の写し(船種、船名、総トン数、所有者、航行区域、使用者の確認)
海岸局加入証明書(マリンVHF用海岸局利用の手続きがなされているかの確認)
が必要との事です。船検と誰が海岸局を運営するかがネックでしょうか。シーカヤック遭難時の有効な通信手段が確立される事をお祈りしてます。
Posted by: Nori : April 21, 2005 4:34 AMNoriさん、詳細解説ありがとうございますm(..)m
50Wで倍にしかならないというのは、存じませんでした。
っつぅか、50Wなんか普段は高出力すぎて使えませんし、ハンディ機だと一瞬で電池切れるでしょうし、やっぱり5Wで十分なんでしょうね。
ちなみにエイベル・タズマン国立公園の場合、中継局はマルボロサウンドになるんで、直線距離で最低でも90km先のはずなんです(正確な数値は知らないのですが)。
でも、間に障害物がなければ5Wでも十分です。
その反面、間に小さな岬がはさまるアンカレッジになると、5Wじゃもうダメで、ウォータータクシーの高出力モデルを借りるハメになります。
本文中に出てきた、陸地からすぐなのに、5Wモデルが使えなくなったというのは、おそらく中継局が視界の悪いところにあるんだと思いますが、驚くのがエイベル・タズマン国立公園のアンカレッジのような辺鄙な場所じゃなくて、非常にメジャーな港の側だという点です。
>船検と誰が海岸局を運営するかがネックでしょうか。
結局日本の問題は、ここですねぇ。
NZの場合は、モバイル局の開局が認められてるので、僕らシーカヤッカーも簡単にもてるんですよね。
規制緩和で狙うべきポイントは、ここですね。
なるほど。あのあたりだと地形が入り組んでるんで、厳しいとはおもったのですが、基地局も離れているのですねえ。
キチンとマッチングの取れた長さ1~1.5mぐらいのアンテナを船の後ろにでも取り付ける事が出来れば5Wでも劇的に通信距離は伸びると思います。ただ素人目にも、防水の面と カヤックは転覆?して起き上がったりしなければいけないだろうから、実現は厳しそうですが。
ちょっと興味があったので調べてみましたが、マリンVHFですが現在では携帯電話のおかげで、小さなボード等ではかなり廃れてきたようで、各メーカーとも撤退の方向みたいですね。
携帯電話でも飛距離的には問題ないのかもしれませんが、山頂や見通しのいい海の真中だと通常はひらえないはずの同周波数の複数基地局をひらってしまって通信不能(アンテナが3本なのにつながらない)現象が懸念されますね。
日本の電波法体系だと特定船舶局、
遭難自動通報局及び無線航行移動局は船舶に開設する無線局ですので、規制緩和というよりも法律の全面的な改定が必要になりそうで、困難かもしれませんね。
今の電波法だと携帯以外でお手軽で使い物になりそうなのは、アマチュア局でしょうか?自宅を常置場所とした陸海空移動可な無線局ですし、430MHz帯ならあちこちにレピーターもあるので、無線機が生きてる限りはま誰かとは必ず通信できるはずです。ただし目的はアマチュア業務ですので、建前はアマチュア無線を楽しむ為という事で、緊急時に非常通信、遭難通信を行う事になってしまいますが。
Posted by: Nori : April 22, 2005 4:29 AMそうそう、申請書とか要綱とかあと法律関係とかを記載してる総務省のサイトがあります。あまり細かい所はかかれてないですが、役所のサイトの割には割と使えるのではないかと思います。ご参考まで
http://www.tele.soumu.go.jp/j/download/proc/index.htm
Posted by: Nori : April 22, 2005 4:47 AM>海の真中だと通常はひらえないはずの同周波数の複数基地局をひらってしまって通信不能(アンテナが3本なのにつながらない)現象が懸念されますね。
え、そんな現象もあるんですか!?
知りませんでした、いやぁ、驚いた。
>規制緩和というよりも法律の全面的な改定が必要になりそうで、困難かもしれませんね。
そうなりますかねぇ?
法運用の面だけで緩和してもらえれば、一番簡単なんですが、何とか良い方法はないものか、ちょっとこれから研究してみなくてはなりません。
って、僕が研究するというよりも、良い弁護士先生探すことになるのかなぁ?(^^;
>今の電波法だと携帯以外でお手軽で使い物になりそうなのは、アマチュア局でしょうか?
あ、なるほど、これは盲点でした。
海=マリンVHFっていう固定観念が出来ちゃってました。
いかんなぁ。
勉強になります、どうもありがとございます。
総務省のサイトも、ありがとございました。
ざっと見てたんですけど、このページにはたどり着いてませんでした。
今度の休みは、じっくり研究してみます。
April 17, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.4
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:変風10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:05 AM 3.1 m Low 09:47 AM 1.7 m
High 03:41 PM 3.0 m Low 09:42 PM 1.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通りの好天。今年は天候が安定してて良いねぇ。
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■極々私的なメモ。
今日はこれから、庭でキャンプ。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第4回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
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今日からは[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)を。
[ 20 steps to be better prepared Vol.1 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ1
家族の一人一人が緊急時に何をすべきか、きちんと話し合ってありますか? 一緒に話し合い、計画を立てるだけで、一人一人が何をすべきかが把握することが出来ます。特によく考えておくべきことは、
- 災害の種類に応じて、家の中でどこが一番安全かを調べておく
- 家族が町、学校、仕事などで散らばっているときに災害に見舞われた場合、どうするか?
- 誰が子供を学校から連れ帰り、面倒を見るかを決めておく
- 家にたどり着けないときのための集合場所を決めておき、さらに全員が集まる前に集合場所を離れなくてはならない場合のために、メッセージを残す場所も決めておく
◎ステップ2
家の中の危険をチェックして洗い出しておきましょう。背が高くて重い家具は、地震で倒れたり動いたりする危険があります。棚の上のものは降ってくる可能性がありますし、高価な装飾品は落ちて砕け散るおそれもあります。専用の固定具を使って、重い家具は家の構造材に固定しましょう。重い物は、低い棚やしっかりした扉のついた戸棚にいれ、高価な装飾品はマジックテープなどで固定して落ちないように工夫しましょう。
これらには大した時間もお金もかかりませんが、地震がいったん起こったときは効果は絶大です。
◎ステップ3
ご近所のことをよく把握していますか? 災害時に、お互い助け合えるだけの関係が出来ていますか? 緊急事態が発生すれば、近隣との助け合いは不可欠です。お互いに知り合い、情報交換もしておきましょう。もしお隣にお年寄りや身体障害者がいらっしゃった場合、緊急事態が発生したらなるべく早く様子を見に行ってあげましょう。避難の必要がある場合、彼らは補助を必要とするはずです。
あなたの住む地区にNeighbourhood Supporg Group(日本で言う町内会のようなもの)があるかどうかチェックしましょう。災害時にはこのネットワークは強力な助けとなります。
◎ステップ4
もし明日、家から避難しなくてはならない場合、何を持ち出すかすでに決まっていますか? あなた自身が運ばなくてはならないことを忘れてはなりません。つまり、テレビはあきらめましょう。家具や家電などは買い替えがききますが、書類や写真などはおそらく無理ですし、家具よりは運びやすいです。常備薬は必携ですが、同時に着替えと洗面具もお忘れなく。子供にはお気に入りのおもちゃを持たせてあげましょう。避難生活のストレスを軽減してくれます。
長期旅行に出かけるときと同様に、電源を落とし、水やガスを止め、鍵をかけますが、避難責任者宛にはあなたが無事避難をした旨のメッセージを残しておきましょう。また、電話帳の裏表紙をちぎって、通りに面した側の窓に、外から見えるように貼って(あるいは置いて)おきましょう(訳者注:NZの電話帳の裏表紙の内側には、この冊子を監修しているCivil Defenceという団体が、やはり災害時にとるべき行動を簡潔にまとめた前面広告を出している)。
忘れ物を防ぐため、避難用持ち出しリストを作り、電話帳のCivil Defenceのページに止めておきましょう。
■避難用の防災グッズに関しては、過去このブログでもちょっと触れたことがあるし、昨年の日本は立て続けに地震と台風に見舞われたので、意識も高まっていると思う。
ただ、やはり市販の防災グッズは「帯に短し、襷に長し」の感がぬぐえない。ご自身の住環境や避難場所などの諸条件をよく考えた上で、自分なりの防災グッズを作り上げることが肝要だろう。
そういえば、防災グッズその他の持ち出し品は重くなるので、避難時には旅行用のキャスター付トランクの類を使おうと考えていらっしゃる方が少なくないらしいが、これは最悪のアイディアだ。地震にしても水害にしても、引っ張って転がすタイプのバッグは使い物にならないと思っておいた方が賢明。よって、避難時には両手の空くバックパックタイプが基本。
キャスターバッグの中にも、背負える2ウェイとか3ウェイのタイプがあるが、もちろんあれなどはOKだろう。背負えるなら、問題ない。ただし、キャスターがつくとそれだけバッグ自体も重くなることをお忘れなく。避難時には、普段のバックパッキングのときよりも持ち物が多くなるはずだから、重いバッグは相当な負担になると思った方が良い。
■次回はこの続き、ステップ5から。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「役立つ連載だ!」と思った方は
を、「どれも聞いたような話だなぁ」と思った方は
を、「すぐに話し合いだ!」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/925
April 16, 2005
EPIRBの件、進捗状況。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。朝のうち霧。(高)21度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況おだやか。
その後12時間:北部では北西10ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:06 AM 3.3 m Low 08:26 AM 1.6 m
High 02:35 PM 3.1 m Low 08:34 PM 1.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■寝坊したので霧が出てたかどうか分からないけど、マラハウでは間違いなく出てただろう。
快晴、無風、予報通り。
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■3月29日の「日本一周応援エントリー。」で、例によってその場の思いつきでEPIRBを買って日本一周中のかすやさんにプレゼントするアイディアをぶち上げた。普段から危機管理だのなんだのとえらそうなことを言っているが、軽率なことにかけても天下一品な野人である。
が、「違法性が疑われるものを、本人の意向を確かめずにプレゼントするのはどうか?」という、まったくごもっともなご忠告を頂いたので、EPIRB(およびついでにマリンVHFラジオ)に関する日本の法令や運用のことを調べ始めると同時に、かすやさんご自身のご意向をうかがうことにした。
とはいっても、かすやさんはすでに日本一周中の空の下。そう簡単にコンタクトは取れないだろうと覚悟していたが、やはりご連絡はいただけていない。
まったく段取りが悪いというか、ケーソツというか、これだからまったく僕はイカンのだ……。
というわけで、「かすやさんにプレゼント」というアイディアは、早くも頓挫しつつある。ご協力表明してくださった皆さん、ありがとうございました&ごめんなさい。
■が、日本のシーカヤッカーが、安全のためにハンディEPIRBやハンディ・マリンVHFラジオを持てるようになるべきだという意見は、変えていない。
いや、これは今回言い始めたわけじゃなくて、日本ではこれらが気軽に持てないということを知った数年前の段階から言っていたことなのであるが、なにぶん外国に住んでる人間が、こうした法律がらみのことに働き続けることは、なかなかにしんどい。だから、ついつい後回しになっていたのだが、もうこれ以上後回しには出来ない。
というわけでまず法令を調べ始めたのだが、ネット上で調べるのにはいきなり限界を感じた。そこで法律関係の旧友に依頼した(僕、東京では法律関係の仕事やっておりました……)。
彼は現役で法律関係の仕事をしているのだが、専門外のジャンルの上に、関係省庁も得意技の「たらい回し」を炸裂させまくってくれたそうで、調査は困難を極めたそうだ。電話した関係省庁は8箇所にものぼるらしいが、その間でもたらい回しされまくったとのことで、ゆうに2時間は電話を握ってくれたらしい。スマン、このお礼は必ずするよ。
■というわけで、彼が調べてくれたEPIRBの情報。
僕が知りたかったのは以下の点。
- EPIRBは日本では406MHz発信モデルだけが売られており、121.5MHzオンリーのモデルは売られていないが、その根拠は?
- シーカヤック、シーカヤッカーは簡単にもてないと言われているが、その根拠法令は? 持てるならば、どういう手続きが必要か?
- NZで買った121.5MHzモデルを日本に持ち込むのは違法か? 違法性がある場合は、「所有」が違法か、「所持・携帯」が違法なのか?(緊急時の使用は、緊急避難として合法と思われるが) あるいは、どういう手続きを踏めば合法化できるのか?
- NZで買ったモデルを、日本にいる人にプレゼントした場合、もらった人間は違法性を問われる可能性があるか? あるいは、もらったものを合法にするには、どういう手続きが必要か?
■たらい回しされまくった結果、彼が結局行き着いたのは海上保安庁と総務庁。
まず(1)だが、詳細は省くがこれには根拠法令があった。つまり、日本の法律では121.5MHzオンリーのEPIRBは認められていない。
■次に(2)。これは驚くべきことが分かった。
EPIRBを搭載しなければいけない船舶はエンジン等で自走できる程度の規模であることが法律上規定されている。もちろん、シーカヤックについては、法律上の搭載規定はない。ただ、シーカヤックでも搭載してもよいということは、不透明。
思うに、シーカヤックに搭載するには、大きすぎるような気がする。
取り敢えず、国土交通省で確認してほしい。もし、任意で搭載をしても良いということになれば、可能性はある。
しかし、海難時には電波を発信することになるので、通常の登録をしてもらうことになると思う。そのときは、当然、登録可能なERIPBを搭載してもらうことになるので、周波数も許可可能なものになるはずです。
(総務省)
なんとシーカヤックがEPIRBを持ってはならないという法は存在しないのだ。つまり「シーカヤックはEPIRBを持てない」というのは、俗説らしいのである。
ただし担当官は、巧妙に「シーカヤックがEPIRB搭載することは合法」と明言することは避けている。さすがお役人様。
ちなみに今回の調査の結果、日本では関係省庁のお役人は「シーカヤックに搭載できるような小さなEPIRBはない」と思っていらっしゃることが、この回答で判明した。あと特に引用しないが、別の調査結果から、「121.5MHz専用のEPIRBは製造されていない」とも勘違いなさっているらしい。いや、両方ともあるんですってば。っつぅか、「シーカヤックに搭載できる121.5MHz専用EPIRB」っつぅのがあるんですが……。ま、いいんだけど。
■次は(3)。これに対する回答は、
持ち込み自体には、違法性はないと思われる。また、携帯することも、別段問題ないと思う。ただ、それを使用するとなると、たとえ緊急時であったとしても、問題だと思う。
EPIRBについては、登録されていることが前提であるから、登録されていないEPIRBを使用するとなると、海上及び航空及び沿岸付近で信号は受信されるが、登録のない海難信号なので大変な混乱が予想される。それについて、何らかのペナルティーが課される可能性はある。
それが、緊急避難として合法になるか、わからない。
(海上保安庁)
との、まったくリーズナブルなもの。購入、持ち込み、所有、所持、携帯、すべてに関して「違法性はない」とのことで、問題は「未登録EPIRBの使用」である。
では、違法に「未登録EPIRBが使用」された場合、海上保安庁は出動してくれないのかというと、これは別ルートから「出動する」との回答も得られている。実は406MHzのみならず、法令で認められていない「121.5MHz」のシグナルでさえも、キャッチすれば確認の上、出動してくださるとのこと。ただし、121.5MHzは誤作動が非常に多いため、最初から懐疑的な取り扱いになって確認にも慎重になるとのことで、出動が遅れる可能性は大いにあるとのこと。さらに、過去のエントリーやコメント欄でも問題になった通り、捜索の場合も正確な場所が押さえられないという欠点もある。
上記回答の通り、406MHzであっても、未登録海難信号の場合は混乱が予想されるとのことだが、それでも121.5MHzよりははるかに迅速に動いてもらえるだろうし、場所もずっと正確に特定できるので、発見も早いだろう。
■さらに(4)のプレゼントについて。
プレゼントすること自体は、問題ないと思う。別段手続きは要らないと思う。
(総務省)
とのこと。
つまり、もらった側が登録手続きをすればOKということだろう。
ただし、シーカヤック搭載ということでハンディEPIRBを登録しようとしたときに、実際に登録可能かどうかについては、上記の通り現時点では確認が取れていない。つまり、確実に合法化できるという保証は、今のところない。
つまりこれは、プレゼントとしてEPIRBをもらった側に「登録手続きを強いる」ということになるわけだ。
よってもらった側が、登録前にうっかり誤作動させてしまうと、間接的に違法行為をやらせてしまう、ということにもなるわけだし、もし登録が出来なかった場合も似たような結果になる。
これはマズイな。
■というわけで、現段階での情報を総合してみたところ、本人が望んでいないのに、EPIRBを勝手にプレゼントしてしまうのは、ちょっと問題がありそうだ。
つまり冒頭で「頓挫しつつある」と書いたが、ご本人からご希望がない限り「プレゼント計画中止」ということにさせていただくことにした。スミマセン。
その反面、
「面倒なことになるのを覚悟の上で、登録手続きをするつもりである」
「もしシーカヤックでの登録を拒否されてしまった場合には、緊急時に『違法使用』をすることになる(つまりレスキュー後に責任を問われる可能性がある)ことも承知している」
「それでもなお背に腹はかえられんので、欲しい」
という人は、購入しても構わない、ということになる。
(重ねて申しあげるが、「違法使用」の場合、必ず責任を問われるわけではなく、「緊急避難」と認められれば、合法=おとがめなし、となる可能性もある)
というわけで、『龍の巣』でハンディEPIRB(406MHzモデル)の取り扱いをやってみようかと、本格的に考え始めた。
■と思っていたタイミングで、奇しくもとあるアウトフィッター様から、406MHzのハンディEPIRBを入手したいとのご依頼をいただいてしまった。
その方は、まさしく上記のような「覚悟」をした上で、ご購入希望とのこと。これは、テストケースとして、僕にとっても渡りに 艇 船だ。
というわけで、近日中に仕入れルートを開拓してみようと思っている次第。しばしお待ちを。
■一方のマリンVHFラジオ(以下、VHF)の方だが、こちらはまだ情報がちゃんと集まっていない。しばしお待ちを。
■VHFといえば、別経路からヨットマンの談話も入ってきている。それによると、彼はEPIRBよりも、むしろ「VHF+GPS」をすすめているとか。
偶然にもまったく同じ意見を、別のシーカヤッカーからも耳にした。
確かに遭難者に意識がある間は、この方がピンポイントで場所を伝えることが出来るし、直接交信が出来るので誤報、誤作動の確認の手間などはなく、手っ取り早くレスキューしてもらえる可能性が高い。
が、その一方で、シーカヤックに搭載できるハンディVHF(5ワット)の場合、中継局との距離がどのあたりまで大丈夫なのかという、受信距離の問題が出てくる。
あともう一点は、漂流者が気を失ってしまうと、交信が不能になってしまうという問題もある(GPSを追跡出来る機能があれば、この問題はクリアできる)。
というわけで、理想的には、「GPS、VHF、EPIRB」の三種の神器をすべて持つことが望ましいという、あったりまえの結論になってしまうか。
とはいえ、シーカヤックの場合は、5ワットの電波が届かない場所まで出てしまうことはめったにないだろうから、ほとんどの場合は「VHF+GPS」の組み合わせでも大丈夫かもしれない。
そして、長距離島渡りなどで、VHFの受信距離が心配になる場合には、EPIRBも持つ、というパターンだろうか。
あと、受信の問題と言えば、リアス式などの複雑な海岸線の場合は、場所によっては中継局が陸地の陰に隠れてしまって、交信不能になることもある。
実際エイベル・タズマン国立公園の場合も、アンカレッジなどはウォータータクシー搭載のハイパワーモデルなら問題ないが、5ワットのハンディモデルの場合は交信が非常につらい。リアス式というほど大げさな地形ではなく、小さな岬で中継局からちょいと奥まっているだけなんだけど。
だからリアス式でも、やはりEPIRBが欲しくなるかもしれない。
■が、VHFの方はEPIRBと違って、まだ調査結果が届いていないので、今すぐに仕入れに動くというわけにはいかない。こちらもEPIRB同様に、所有・携帯に違法性がなく、シーカヤッカーの登録や免許取得にも問題なし、という結果ならば良いのだが。
■って、VHFも違法性が薄いということになると、『龍の巣』の取り扱いアイテムの毛色が大きく変わるなぁ。ハイテクが苦手でGPSさえ扱ってないくせに、いきなりハンディEPIRBにハンディVHFか。そんなショップって、聞いたことないぞ(笑)
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「GPSって何?」と思った方、ハイテク嫌いですね。気が合います。お友達になりましょう(笑)
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.19
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
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Date: 2005.04.19
まあ、スキミングマシンや盗聴器や盗撮にしか使いようのないカメラも、製造、販売、所持は違法じゃないですからね。それに生きるか死ぬかの瀬戸際で電波法がどうのって気にしないんじゃないかな。例えば罰則が罰金何十万円とかだったら迷わず使うだろうし。死ぬよりは実刑のほうがまだマシ。
ところで最新号の「Tarzan」の内田さんのコラムですが、本郷さんの話題ではなかったですね。「Be-Pal」とかチェックしてもいませんが、JRCAの理事の方々、せめてなにかコメントした方が良いんじゃないのかなあ。
こういった事故があった時にコミュニティが弔意(まだ生存しておられるとしたら申し訳ないですが)を表すのは自然な事だと思うし、JRCAはレクリエーショナル・カヌーの愛好家をコミュニティに組織しようという意図があったはずですし。私の好きなイングランドサッカーですと、こういった事故の直後には試合開始前にセンターサークルにプレイヤーが集まって肩を組んで1分間の黙祷を捧げるというのが通例です。
Posted by: hokulea2006 : April 16, 2005 8:39 PM>それに生きるか死ぬかの瀬戸際で電波法がどうのって気にしないんじゃないかな。
そういう人も、少なくないと思いますし、僕もそういう人間の一人です。
ですからもしシーカヤックでの登録が現時点では不可能でも、同じような考えの人が、「違法電波発信」を覚悟の上で所持するケースが増えてくれば、お役所の方も運用を改めてくれる可能性も高いと思います。
なんせ、現行法上、「シーカヤックに搭載を禁止する」という規定はないわけですし。
>ところで最新号の「Tarzan」の内田さんのコラムですが、本郷さんの話題ではなかったですね。「Be-Pal」とかチェックしてもいませんが、JRCAの理事の方々、せめてなにかコメントした方が良いんじゃないのかなあ。
おっしゃるとおりだと思います。
ややこしい業界なので、弔意をあらわすのにもついつい慎重になってしまうのかもしれません。
実際、日本のシーカヤック業界は、「予想外に静か」なんだそうです。
二人のガイドやインストラクターが顔をあわせればこの話題になるものの、すべて「オフレコ」で話が済んでしまって、表立っては弔意さえもキチンと出てきていないのが実情のようです。
僕はご存知の通り、この件に関しても遠慮なくモノを言ってるのですが、弔意を表していないのは、「まだひょっとして」という気持ちがどこかにあるからです。
でも、一ヶ月を経過したら、僕自身の中でも「一区切り」をつけざるを得ないだろうな、とも思っています。
あ、そうそうJRCAといえば、僕が信頼している非常に大人なプロの方が二名加わったという話を聞きました。
彼らがJRCAを内部から変える起爆力になって下さるかもしれないと、期待しています。
「日本一周応援エントリー」のときに、
コメント欄にMMさんが紹介されていたリンクに気になる記述が・・・。
http://www.geocities.jp/tiarashore/kaikoku11.htm
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当然、国交省の認定品でないと簡単にはいきません。本来この種のものは、個別の認識符号だけを登録すれば十分で免許は馴染まないと思うのですが、許認可権は絶対に手放さないということのようです。海外ではこの種のイーパブは10万円前後ですが、運賃とその後の面倒な個別認定費用と手続きをおもうと、定価で国産品(約2倍)にせざるを得ませんでした。かつて輸入車を排斥するために旧運輸省は正規代理店を経由しないいわゆる並行輸入車には個別認定と日本での保安部品などを義務づけて法外な費用と無駄な時間を強制していましたが、電波と海の許認可はかつての陸上交通状況がいまだにまかり通っています。救難信号にこんな手続き、免許を強制するのは知る限り日本だけです。大体、イーパブを生産している国がほとんどないのですから、国内認定品以外には法外な手間と費用を要求するなどの発想はないのです。うまくしたもので、国産の価格とは、安い海外製品を購入していやがらせとしか思えない煩雑な手続きと過剰経費とを加えてみると、断念せざるを得なくなる微妙なラインに設定しています。典型的な非関税障壁です。
まったく同様なものが小出力のレーダー装置です。これも従事者資格はいらないが免許は取ってくれ(書類をだしてお金を払うだけ)といいますが、日本のレーダーは23,4万円です。対して、同じ商品の輸出物を海外から購入すると、同じものでももう一度、性能検査を受けないと使わせないといいます。例えばNO1ブランドのFURUNOの場合、メーカーも逆輸入品も検査を受けてくれますが、これが約5万円から。面倒な手続きをして結局得する差額はほんの3,4万円に縮まる仕組みです。だから、泣く泣く2倍の国内版販売品を買うことになるのです。
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・・・結局は利権云々で、でかくて高い国産を買えと。
国土交通省は(現行法律では?)動力船しか管轄していない(する気が無い?)ので、EPIRBや船舶無線の装備自体にも船検証とかがいるようなんですよね。そこを突っ込んでみる必要があるのかもしれません。
そういうのこそJRCAが取り組んで解決していくべき問題かもしれんですね。部外者が言うのもなんですが・・・・。
Posted by: hokulea2006 : April 17, 2005 4:01 AMMiyaさん、その一文、さがしてたんですよ!
金額が分からなくなったんですが、どこで読んだか忘れちゃって。
ありがとうございました。
5万円だったんですね。
今、とある業者さんから打診をいただいているのは、例のAquaFixなので、10万円もしないですが、でも5万円の検査費用がかかると、全部で10万円になりますね……。
>国土交通省は(現行法律では?)動力船しか管轄していない(する気が無い?)ので、EPIRBや船舶無線の装備自体にも船検証とかがいるようなんですよね。そこを突っ込んでみる必要があるのかもしれません。
そうなんですよ、そこがネックというか、グレイゾーンというか……。
>hokulea2006さん
>そういうのこそJRCAが取り組んで解決していくべき問題かもしれんですね。部外者が言うのもなんですが・・・・。
いや、まったくおっしゃるとおりで、JRCAやJSCAなどが、組織的に動いてくれた方が、僕がこうやって海外からゲリラ的に動くよりは効率的だと思うんですけどね。
でも、そんなことこっちから言ってるだけじゃダメなんで、とりあえず出来るだけのことやってみます。
ダメだったら、「ここまでやってダメだった、後は頼む!」って、JRCAかJSCAに押し付けます。
Posted by: Ryu : April 17, 2005 11:36 AMApril 15, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.3
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午後北東に、今夜南東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:南東10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:23 AM 3.6 m Low 07:26 AM 1.4 m
High 01:44 PM 3.3 m Low 07:43 PM 1.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■快晴、海おだやか、予報通り。こうでなくちゃウソだ。
今日はお客様が道に迷ってなんと1時間近く遅刻、他のグループのお客様、ウォータータクシーだけを利用するトランパーのお客様を30分近くも待たせることに。でも他のお客様たちも怒ることなくのんきに待ってくださってて、ちょいと救われた。 b&b 5 / torrent - mt@te pukatea - falls riv - l@sandfly lag - pinnacle is - torrent
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■昨日、編集長の奥様が、女の子の赤ちゃんを無事ご出産。おめでとうございます!
しかし兄妹で、誕生日が一週間ほど違わないってのは、なかなか大変そう。いや、今は良いと思うんだけど、年頃になってくると、ほら、お誕生日パーティがどうの、プレゼントがどうのって……。がむばってくださいマシ>編集長
■しばらくお邪魔してなかったら、その間にyouさんとこでも二人目の赤ちゃんが!
おめでとうございます!!
良いなぁ、やっぱり良いなぁ、可愛いなぁ。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』連載第3回。そのうち不定期連載にする(なる)と思うけど、最初は例によって固め撃ちで。
本日分は昨日の続き、[ Home preparedness check ](「家庭での準備チェック」)の後半。
[ Home preparedness check Vol.2 ]以下のリストを使って、あなたのご家庭が緊急事態にどれくらい対応できているかをチェックしてみましょう。
◎緊急事態発生後の火災について考えていますか?
- 消火器はありますか?
- ご家族全員が、ガスの元栓や電気のメインブレイカーを切ることが出来ますか?
- 固形燃料ヒーターと火を消し、安全確保が確認できるまで再点火しない
- ろうそくやガスランタンよりも、懐中電灯やケミカルライトを使う
- ご家族は、火災時の避難訓練をしていますか?
◎下水やゴミ回収システムが機能しなくなったときのために、安全なゴミ処理法をお持ちですか?
- バケツを緊急用トイレとして使用し、庭に深い穴を掘って捨てる
- 他のゴミはビニール袋を利用する
◎ガソリン、除草剤その他の化学薬品類は、地震でひっくり返ったり、洪水であふれたりしないように保管されていますか?
- 施錠できる棚の中にありますか?
- 棚の上にのっている場合、その棚には物が落ちにくいような縁はついていますか?
◎ご近所と、被災時にどのように協力体制を敷くか、話し合ったことはありますか?
- あなたは、あるいはご近所は、特別なニーズを持っていますか?(例えば身体障害者、けが人、病人や小さな子供など)
- あなたは、あるいはご近所は、被災時に役立ちそうな役立つ道具や技術を持っていますか?
- もしあなたが被災時に出勤しなくてはならない場合、誰かがあなたの家族をケアしてくれますか?
- ご近所の互助グループに加わっていますか?(もしある場合)
- 窓の外にタオルやシーツがぶら下げてあった場合、それは救助要請を意味しますが、あなたは、あるいはご近所の方は、それをご存知ですか?
◎保険が適切かどうか、チェックしたことがありますか?
- 家屋に適用されますか?
- 災害時にも適用されますか?
■市街地の集合住宅などの場合、ゴミ、特に排泄物の問題は、予め考えておく必要がある。神戸の震災時も、水道がストップしたときに水洗トイレが流せなくて困った家庭が多かったそうだ。
また同じく都会の集合住宅においては、近所との互助体制も大きなネックになると思われる。分譲マンションなどでは自治会があるかもしれないが、賃貸だとお隣の顔も知らないということも少なくないようだ。被災に弱い住環境といえるかもしれない。
■次回は[ 20 steps to be better prepared ]を紹介する。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■タオル、シーツが「救助要請」のシグナルだと知っていた方は
を、知らなかった方は
をクリックしましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1919
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。 その後12時間:変風10...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.17
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。 その後12時間:変風10...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.17
April 14, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.2
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。シーブリーズ。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況おだやか。
その後12時間:南西10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:47 AM 3.8 m Low 06:42 AM 1.1 m
High 01:02 PM 3.6 m Low 07:01 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■先週は体調不良で仕事休みがちだったのだが、今日は休んだわけではなく、「あぶれた」。そろそろ本格的に客足が遠のき始めたらしい。
ま、昨日の久しぶりのワンデイが、荒れ気味の海での仕事だったので、体中筋肉中だし、海では一日中声を張り上げてたから喉も痛い。ありがたく休んでおく。
が、今日は快晴。しかもシーブリーズと来たよ。ホントか?
予想気温は昨日より低いが、どこが! 風は少々冷たいが、それでも日陰で半そでTシャツで大丈夫じゃん。日向ならまだ短パンTシャツでOKだ。どこが17度だ。
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■昨日から始まった連載『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の第2回。
本日から[ Home preparedness check ](「家庭での準備チェック」)を2回に分けて紹介する。
[ Home preparedness check Vol.1 ]以下のリストを使って、あなたのご家庭が緊急事態にどれくらい対応できているかをチェックしてみましょう。
◎あなたのご家族は、緊急事態に備えていますか? 例えば……、
- 誰が子供たちを学校、幼稚園、塾などに迎えに行きますか?
- 年長の子供は、親不在時に何をすることになっていますか?
- メッセージを残す場所は決まっていますか?
- 家に集合できない場合、集合場所、あるいは連絡場所は決まっていますか?(例えば、親戚の家、友人の家など)
- 火事その他、家が危機的状況にあるとき、どのように非難しますか?
- 最寄のCivil Defence Postはどこにあるかご存知ですか?
- ペットをどのように扱うか決まっていますか?
◎あなたは、これらのアイテムがどこにしまってあるか、きちんと把握していますか?
- 懐中電灯(予備の電池と電球も)
- ラジオ(予備電池)
- ファースト・エイド・キット(あなたのご家族は、ファースト・エイド講習を受講していますか?)
- 特に大切な薬
- 特に大切な書類
◎あなたの家は安全ですか?
- 家の構造に影響を及ぼすような改築をしたことがありますか?
- 重い家具や本棚などは、壁に固定されていますか?
- 重い写真、鏡などは、ベッド、布団の上にないですか?
- 煙突の強度はチェックしてありますか?
- LPガスのボンベは、きちんと固定してありますか?
◎緊急事態発生後、どのような順番で食料に手をつけるか、ご家族は皆さんご存知ですか?
- 傷みやすい食料、要冷蔵食料、冷凍食料、缶詰の順に手をつける
- 停電の場合、あるいは安全確保のためにスイッチを切っている場合は、冷蔵庫のドアは可能な限り開けない
◎水道管からの上水供給が止まった場合、どのようにして水を手に入れますか?
- 水タンクを十分に持っていますか?
- ご家族全員が、汚染された水が本管から家庭配管に混入することを防ぐために、バルブを閉めて水をストップさせることが出来ますか?
- 上水管ではなく、タンクに貯めて水を利用している場合、タンクは倒れないように固定してありますか?
- 温水器と水洗トイレのタンクは、家の構造材に固定してありますか?
- ご家族全員が水の節約の必要性を理解していますか?
■おそらく、思いつきもしなかった項目も出てきたことかと思う。一度ご家族全員でチェックリストを作って検討してみることをお薦めする。
そんな中で、日本人の最大の盲点と思われることを、ニュージーランド在住者の立場から一つ。
ニュージーランドにいる日本人の間ではよく話題になることだが、日本人がこちらに来て直面するカルチャーショックのナンバーワンは、なんと言っても「水関連」が多い。
例えば、こちらの場合は食器を洗ったあと、水ですすがずに洗剤のついたままの食器をそのまま洗いカゴに立てて、自然に泡が切れて乾くまで放置する。
あるいは、ホームステイすると「シャワーは10分まで」と厳命されてショックを受ける。
日本は、世界でもトップクラスの「水消費国」でもある。英国文化の影響の色濃いニュージーランドは、「水節約国」である。こちらの人間の暮らしぶりを見ていると、水の消費量は日本とは数倍違うだろうなという印象を受ける。キウィから見れば「とんでもない!」ことである。
ただし、国民一人あたりの降水量はニュージーランドの方が桁違いに多く、実際には日本の方がはるかに「水不足」の国なのだが。
ま、細かいことは良いが、日本人の目から見れば、普段から驚くほど水をケチケチ使っているキウィでも、こうした緊急マニュアルには「緊急時には水を節約しろ」ということが書かれているという事実は、水を「湯水のように使う」ことに慣れきっている日本人は、心に留めておくべきだと思う。
■明日は今日の続きで、[ Home preparedness check ]の後半をとりあげる。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■水道管を閉じられる方は
を、思わずマンション屋上の水タンクをチェックしに行ってしまった方は
をクリックして下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1915
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、午後北東に、今夜南東に変わる。海況おだやか。 その後12時...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.16
こちらも大体同じような事を言われ続けていますね。
丁度これから我が家の窓ガラスをlow-Eの二重窓に換えるのですが、割れる事で直接一番影響が及ぶリビングの大きなサイズの窓とバスルームでバスタブの真上に来る窓に関しては強化ガラスにしてくれと業者側から言われたばかりです。
(見つかると業者にペナルティーがあるみたいですね)
それから子供に関しては、学校で年度始めに提出が義務付けられている物として、
(1)緊急連絡先を最低3件、出来れば5件、しかもその内1件は徒歩可能な距離、もう一件はエリア外(出来れば州外)の物をリストアップ、
(2)万が一子供たちが学校で一晩越さなくてはならない場合の為に缶ジュースや軽いスナック、プラスチックのスプーンとフォーク、ウェットティッシュ、そして親のメッセージが書かれた家族写真等を大きいジップロックバッグに入れて子供の氏名とクラス・担任名を大きく記入、
というのがあります。
(1)のエリア外のコンタクト先の必要性は、災害時に大抵罹災地の通信がダウンするからで、(2)の家族写真の方は当然子供が精神的に落ち着くと同時にそれによって監督している教師側も適切な判断が出来るからとの事です。
この(1)の情報が各生徒ごとに1枚のカードになった物と(2)のバッグが各教室に大きなオレンジ色のダッフルバッグ程度の大きさの緊急持出しバッグに入っていつでも避難先に持ち出せるようになっています。
ちなみに(2)ですが、年度末にクラス毎にミニパーティーをして消費したりフードバンクに寄付したりしてきちんと最後まで目的を持って1年過ごせるようにも考えられています。
さすが危機管理大国っすねぇ。
って、昨日は「さすがPL法の本場ですねぇ」って書いたんだっけな(笑)
業者にペナルティが行くってのは、なかなか厳しいっすね。
でも、危機管理面からは、有効な方法かと。
こっちはまだ子供が就学前なんで、そこまでやってるかどうか不明なんですけど、都市部はさておき、この辺の田舎の学校だと、そこまでやってなさそうですね。
近所の子ばっかりだから。
ミニパーティやフードバンクか。
システマティックだ。
参りました。
危機管理に対しては確かに感心することが多々あります>アメリカ。
ただ昨日の情報公開もそうですが、責任回避の為の情報垂れ流しと言った傾向も見られないわけではなく(=膨大な書類を目の前に突きつけられるか、役所や図書館やインターネットに素人が一見しただけではチンプンカンプンな資料が山積みになっているだけで公開されたことになる)、情報の受け手の方がきちんとした目を持って必要な物を吟味する力が余計に問われているような気がします。
住宅関係に関しては、実は一番手っ取り早いのは保険会社にコンタクト取ることですね。大抵のハザード状況は把握してます。
学校ネタついでにもうひとつ思い出したことを。
北カリフォルニアの公立の学校の校舎、特に小学校や中学は、築30年以上の平屋のプレハブに毛が生えたような味も色気もない貧相な建物が多いのですが、これは地震の際に建物の倒壊から来る被害を最小限にする為だったと聞いたことがあります。
(さすがに最近のお金持ち学区の新しい校舎は鉄筋で2-3階建てですけどね。)
確かに情報は、丸投げされると分からんのですよね。
個々が受け取る技術を磨くと同時に、「翻訳」してくれる専門家を使いこなす技術も大事になりますね。
保険屋は確かに情報面ではすごく頼りになりますね。
実に細かいデータを持ってる。
しかしプレハブにそんな理由があったとは。
確かに聞いてみると納得かも。
April 13, 2005
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.1
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、南東風次第におさまる。(高)19度、(低)3度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北では午前中に南東25ノット、夕方15ノットに落ちる。北部の海況は一時荒れる。
その後12時間:南西10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:13 AM 4.0 m Low 06:04 AM 0.9 m
High 12:24 PM 3.8 m Low 06:24 PM 1.0 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■なめてんのか、こら。どこが晴れで、どこが変風10knだ。
朝一は確かに晴れてた。ベタ凪無風だった。が、アンカレッジでパッキング中だから10時ごろだろう、すでに東が吹き始め、出艇したときにはすでに50cmくらいのうねりが入り始めてて、テ・プカテアでは僕が先に上陸して一艇ずつランディングさせなきゃいけないダンピーな状況。
昼飯時にはさらに大きくなってたので、ノース・ヘッドもサンドフライの外側も避けたかったので、あえてサーフが立っているサンドフライのラグーン入り口を突破してラグーン内でランディングして食事。
昼食後は潮位が下がってるのと、潮が思いっきり流れ出ている時刻だったのとで、入り口のサーフはますます大きくなってて、僕のペンギンはバック転しそうになった(僕はフロントコンパートメントは空で、荷物は全部リアコンパートメント内に詰め込むので、僕の艇はやたらフロントが軽い)。
アンカレッジに戻る頃には、うねりは1mを超えてて、ピットヘッドの辺りでは2mくらいになってた(ダリルはノースヘッドで今シーズン初の沈を出した)。
しかも、昼前から曇っちゃったので、寒い寒い。
が、こういう天候が優れない日はカスタマー・サーヴィスに念を入れるので、お客様は大満足。チップも$10もらった(しかもスコットランド人から!)。
111kmの長距離カヤックレースの選手をやってるオージーと、初挑戦の日本人女性三人組が混在するグループだったので、なかなか難しかったけど、まぁ何とかつつがなく終えられて良かった。そういえばオージーの奥様は妊娠19週目だった。これまたヤヤコシイ条件。
今期はウォーキングは終了したとのことで、久しぶりにアンカレッジからウォータータクシーでピックアップされたが、16時過ぎにはウォータータクシーも相当難儀するほどの波になってた。
念のためにもう一回言っておこう。
どこが晴れで、どこが変風10knだ、こら! hop 8 / anch - mt@te pukatea - l@sandfly lag - pinnacle is - anch
■そういえば、朝一番にアセッたんだった。
「Hi, I'm Ryu, nice to meet you.」
「Hi, my name is Doggy.」
えっ!? 「犬っころ」っていう名前なの!!?? いや、そんな風にお客様のことは呼べないっすよ、さすがに。
念のためスペルアウトしてもらったら、Dougieだった。ダギーかよ(注:ダグラスの省略形のダグの、そのまた変化形。ボブがボビーになるようなもの)。あぁアセッた。これだからスコットランド人は困る(と、訛り丸出しの日本人が言うな)。
ちなみに北イングランドには、「u」を「ウ」と発音する地方があって、彼らにかかると「bus」は「ブス」だし、「sun」も「スン」。日本の中学校では「son」と「sun」は同音語と習うが、彼の地方ではレッキとした異音語である。
日本人は発音のことを異常に気にしすぎる傾向があるが、なに、一口に「ネイティヴ」と言ったって、無数の訛りがあって、むしろ日本の英語の授業で習うことが通用する方が「例外」だったりするのである。
気にしなくてよろし>日本語訛り
■関連過去ログ【英語】
◎アルミコーティングのチタン!? (2004年4月14日)
◎キウィ英語と米語 (2004年4月15日)
◎続・キウィ英語と米語。 (2004年10月6日)
◎クッカー? スキレット?? (2004年10月21日)
◎[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない? (2004年12月13日)
◎「セミ」と掛けて、「食べる」と解く。 (2005年1月7日)
◎ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈前編〉 (2005年3月19日)
◎ウォーターボトル四方山話。 (2005年4月12日)
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■久しぶりに防災関連の話。なんせ防災関連の話題に関しては、僕の芸風は「のど元すぎたころに」なのだ。
地元図書館に積んであった無料広報冊子を家人が持って帰ってきた。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
要するに災害対策の心構えを説いた冊子なのだけど、39ページからなる立派なシロモノ。このエリア独特の項目もあるが、他の場所でも応用可能な部分も少なくない。面白いので、これからしばらくこの本を抜粋、紹介しようと思う。
■まずは肩慣らし的な導入部から。
[ Do your own hazards check ]
和訳すれば「あなたの身の回りの危険をチェックしよう」ってなくらいか。このページはチェックリスト。以下要約。
以下に挙げるのは、家庭、職場などの潜在的な危険を確認するためのチェックリストである。各項目に関して、危険があるかどうかを判断し、不明な場合は再確認すること。
- 地震の危険性が大きい地域か?
- 水害の危険性の大きい地域か?
- 付近に大きな貯水池やダムなどはないか?
- 付近に高圧線は通っていないか?
- 嵐になった場合、強風にさらされる危険性はないか?
- 過去に地殻変動が起こったことはないか? あるいは将来的な地殻変動の危険性はないか?
- 津波の危険のある海岸線に近いか?
- 付近にLPガス、その他の可燃物がないか?
- 付近に危険度の高い産業はないか?
- 主要道路(特に交差点)や、鉄道に隣接していないか?
- 空港に隣接していないか? あるいは離着陸時のコースの真下ではないか?
- 積雪量の多い地域ではないか?
- 落雷の危険性の大きい高台ではないか?
- 火災時の危険性は? 特に近隣で森林火災が発生した時の危険性に注意。
- 道路が遮断された場合、孤立する危険性は?
- その他、考えうる危険性は?
確認が完了したら、危険性を減らすための対策が浮かぶはずである。
世界の辺境ニュージーランドの、その中でも相当な田舎であるこのエリアで作られたものだが、ほぼ世界すべてのエリアの危険性を網羅してあるような気がする。
日本の場合、特に「地震」「台風」「危険度の高い産業」が要注意なのは言うまでもないが、その一方でここで挙げられたような「交通事故」「鉄道事故」「航空機事故」などに対しては、比較的無頓着になっているかもしれない。
■これを書いていて思い出したが、つい先日地元モトゥエカの町中で火災が起こった。
実はこのエリアは消防システムに弱点があり、今回の火災も昨年6月に続いて目抜き通り沿いの消火活動の楽な場所だったにも関わらず全焼してしまったのだが、その場所がなんとガソリンスタンドに隣接した酒屋だったからさぁ大変。付近の住民は全員避難という騒ぎになってしまった。幸いにも酒屋だけがキレイに焼け落ち、付近には一切被害が及ばなかったが。
ハリウッド映画には、ときおりガソリンスタンド火災のシーンが登場するが、現実に起こったらシャレにならん。職場付近にガソリンスタンドがあるという方も少なくないかと思うが、そういうことも考慮に入れつつこのチェックリストを再確認してみると、現代文明というのはいかに危険と隣り合わせに便利さを享受しているかを改めて思い知らされる。
原発なんかも、果たして地震、台風、津波など、あらゆる天災に耐えうるだろうか???
■さて、次回は [ Home preparedness check ]、家庭での防災対策チェックリストを紹介する。長いので多分一度では終わらないだろうけど。
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■全項目問題なしだった方は
をクリックして高笑いしましょう。
全項目全滅だった方は
をクリックしてから、とりあえず手始めにまずお守りでも買いに行った方がいいかもしれません。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1910
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。シーブリーズ。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット。海況おだやか。 その後12時間:南西10ノット。 [潮汐表] ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.14
自分の現在住んでいる地域で住宅購入する際には、このリストの上半分位の条項は買い手にきちんと情報公開されていないといけないのです。
(もしかしたら「リスク承知で購入します」という同意のイニシャルも要求されたかもしれませんが、失念中)
今の家を購入した際に面白かったと言うか感心したのは、近所の高校が「危険物所在地」に指定されていて、その理由というのが職業訓練で自動車修理工コースがあるからというものだった事。
ガソリンに始まりそれ系の油モノと高温になる機械系が同じ空間でしかも結構な密度で複数管理されているからという理由でした。
まぁ、実際に住んでみると一番危ないのは高校生自体なのですが(爆)。
自動車やガソリンスタンドと言えば、実家は東京の某幹線道路沿いなのですが、災害時に避難出来る最適の場所がその道路を越した反対側なのです。
普段でも外回りは万年大渋滞で下手をすると信号さえ上手く渡れないので、災害でなくても何かの拍子に爆発や発火原因があってそこにタンクローリーでもあったらドミノ式に・・・と思っています。
都もそれを把握してか、地域住民には同じ側の別の場所を災害時の避難場所に指定してきてはいますが、今度は距離が遠いので、多分そこに到着するまでに火災に巻き込まれる可能性が高いし・・・
(ちなみに空襲で焼けた地域がものの見事に「点」在しているのと坂や谷が多い地域なので抜け道になるであろう道路も迷路状態)
そんな事をいつも考えながら育ったので、ガソリンスタンドの跡地がマンションや分譲住宅になっているのを見るとゾッとしてしまうのでした。
ちなみにその幹線道路は東京オリンピックの際に拡張されたもので、実家の家族が移り住んできたのはそれよりもかなり前の事ですので、「わかっていてそんな危ないところに住むな!」とかいう突っ込みはなしでお願いしますね(笑)>上司殿。
Posted by: MM : April 14, 2005 8:16 AMさすがPL法の本場ですねぇ>米国
僕らは「裸の分譲地」を買ったので、「住宅」は買ったこと無いのですが、少なくともそこまで細かいリスクの羅列は無かったです。
へぇぇ。
東京は、「分かっててそんな危ないとこに住むな!」っていうツッコミが、不可能な場所ですよ。
それ言いだすと、もう東京には人っ子一人住めないんじゃないですかね?
このエントリー、冗談で最後に「全項目全滅だった方」と書きましたが、首都圏にお住まいの方だと、ホントに全項目にバッテンがついた方もいらっしゃるかもしれませんね……。
ちなみに今借りてる借家の場合、本文内のチェックリストに引っかかるのは、「水害」と「道路遮断時の孤立」ですね。
でも、孤立しても一週間や二週間はサヴァイヴァル出来る自信あるから(僕だけじゃなくて、近所もアウトドアガイド、農家、ハンター、漁師だらけ)、実際に怖いのは水害だけです。
これは、おそらく数年後に引越す先も同じ。
March 29, 2005
日本一周応援エントリー。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
ときどき雨。南東風。(高)22度、(低)12度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、午後に南東に変わり、夜20ノットにあがる。海況はやや荒くなる。午前中の雨中視界不良。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:27 AM 0.5 m High 11:54 AM 4.1 m
Low 05:53 PM 0.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日の昼間はインディアンサマー気味だったが、本日も早朝はピカピカの快晴。今日は釣りに誘われてるのでこのままアップして出かけてしまうが、ホントに降るのか?
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■さだっちょんのドンブラコ岩手「それでも楽しいカヤックなのよん!」経由。
かすやあきこさんが、日本人女性としては初のシーカヤック日本一周に挑戦中!
ご覧の通り、一昨日スタートしたばかり。応援しましょ>ALL
■しかし、今まで男性ばっかりだったのか。それも驚きだな。
ま、確かに日本では女性カヤッカーは非常に少ないが……。PGW参加者でも女性率は1割を切るし、TLSの方だと5%を切るかもなぁ。
ウチの会社のガイドは、たぶん男女比半々くらいなんだけど、メンツをぐるりと見回してみると、そういう一周エクスペディションなんかをサラッとやりそうなヤツは、男よりもむしろ女の方に多い感じだけどなぁ。クレアなんか、ポール・カフィンの記録を破って日本一周最短記録を作ったって、別に驚くにあたらんし、リアンなんかは潮に逆らって沖縄込みの日本一周をやったって不思議じゃない(笑)
その点男はダメだ、皆適当なところで「もう飽きた!」って止めそうな連中ばっか。
かすやさんもご本人が「旅の目的」の中で、
しかし、「女性だからできない」のではなく、「今まで女性が挑戦しなかった」だけなのかもしれません。と書いていらっしゃるが、個人的にはまったくその通りだと思う。
■ところで老婆心ながら一つきになった点をば。
「持ち物リスト」を拝見すると、「13 エマージェンシー装備一式」の中にEPIRBが見当たらないのが何とも気にかかった。特に西表であんなことがあったばかりなので、よけいに……。
(EPIRB:Emergency Pisition Indication Radio Beacons。遭難時に中継衛星に向けて救難信号を発信し、それが世界中で受信できるというビーコンのこと。)
これから彼女と遭遇のチャンスがあれば、差し入れしたいところなのだが、どうやらここら辺まではいらっしゃらないようだから(太平洋一周じゃないってば!)、それもかなわないなぁ。
あ、待てよ! これから北上するルートだよな? ならば、仲間皆でカンパで共同購入して、さだっちょんに三陸で差し入れてもらうっていう手があるじゃん! 三陸&内陸カヤックスが手厚い歓迎をするそうだし。おぉ、僕ってさえてるじゃん。
どう?>皆の衆
よし、仲間うちに限らず、カンパに乗る人を公募してしまおう。一口乗ってやろうという方、コメント欄でこの指とまれ!
などと書いてたら、偶然にも昨日西表シーカヤック遭難事故の件。に、昔エイベル・タズマンで一緒に漕いだ方からEPIRBに関するコメントの書き込みが。う~ん、またもやシンクロニシティ……。どうなってるんだ?
よし、どうせだから、今日ネルソンのショップに行って価格もチェックしてこよう。たぶんイースター休暇は昨日までで、今日は普通営業してるだろ。
ん、待てよ? EPIRBって普通に郵便で日本に送って大丈夫なのか? なんか検査で引っかかって没収されそうな気もするな。その辺も調べなきゃダメか? この辺、ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひともご教授をお願いしますm(..)m
ダメだったら、日本で買わなきゃいかんのか? 日本じゃ買いにくそうだなぁ。
何か方法ある?>野外道具屋さん
上手い手がなくて尻すぼみになったら、カッコ悪(笑)
■ともかく、安全に楽しい旅となることを、お祈りいたします。
Bon voyage!>かすやあきこさん
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■カンパに乗る人、
と
をクリック!!
いや、だからってクリック募金っつぅわけじゃないんだけどもね(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/819
こんなときにはアメリカ大手ボート用品チェーン”WestMarine”のWebサイトをチェック。
日本からの注文も受けていますねえ。
しかしEPIRBは日本には発送不可のようです。
それでも買うならこの辺か、
http://www.westmarine.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?storeId=10001&langId=-1&catalogId=10001&productId=61792&catalogId=10001&classNum=53&subdeptNum=52&storeNum=8
一方でこっちは日本からでも注文できそうです。
http://www.westmarine.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?storeId=10001&langId=-1&catalogId=10001&productId=136072&catalogId=10001&classNum=53&subdeptNum=52&storeNum=8
ちなみに海外から日本に送る場合、郵便のEMSが便利ですよ。
こんなときだけに、ぜひとも日本一周やってほしいものです。成功を祈っています。
Posted by: Miya : March 29, 2005 8:54 AMシーカヤックとは直接関係ないけれど、ちょっと面白いサイトを見つけたので転載。イギリス人の旦那さんと2人で漁を営む日本人女性の日記。ここ数日の日記にはEPIRBの話も出てきます...
漁師のティータイム
http://www.geocities.jp/jellylobby/index.html
Posted by: patalow : March 29, 2005 1:48 PMEPIRB,日本で使えるのかどうかは別としても
凄い商品ですね。
日本の法律とかはどうなんでしょう?
英語が読めない私は、ほんと力不足です(泣)
一口乗ります!
いくらぐらい集めないといけないのかな・・・?
岩手で渡すとなると、4月中には手に入れておかねばなりませんね。
Posted by: kmorita : March 29, 2005 6:18 PM素人なので的外れだといけないと思いながらも日本国内でのEPIRBについて調べてみました。
一言、
「チョッと大変かも」
です。
制度としての日本の海難救助システムが数年前に改正されて、
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazuchan/isan.html
小型船舶系などEPIRBが条件付ながら義務付けられて来ているようではありますが、
http://www.mc.ccnw.ne.jp/mario/sub.4.htm
日本の厳しい電波法(外国人アーティストのパーソナル・ワイアレスマイクが引っかかるお国柄)のせいだとは思うのですが、どうやら「免許制」らしい、と。
参考までに。
http://www.geocities.jp/tiarashore/kaikoku11.htm
一応商品としてはいくつかあるようです。
http://www.taiyomusen.co.jp/kyuunan.html
http://www.tokimec.co.jp/marine/j/products/epirb.htm
http://www.kokusai-kakoh.co.jp/seihin1_3_14.html
ということで自分の調べた限りでは残念ながらポータブルな物をちょいっと、と言う感じではなさそうですね。
あらら~いつの間に~~
よろしい。引き受けましょう!
でも、あんまり早く送らないでくださいね。
間違って自分のものにしちゃいそうですから。。。笑
(誰にもわかんないかもな)
まずは、このご時勢のこのチャレンジ、期待して見守りましょう!
皆さん、コメントありがとうございます。
見てきました。
見てきた商品は、Miyaさんの挙げてくださった商品の中の最初のものの中の最新グレードアップ版、アクティヴェイトした状態で水に濡れると、自動的にオンになる装置のついたモデルです。
僕が言いだしっぺなので大半を持とうと思うのですが、皆さんには全部で2~3万円くらい集めていただけると嬉しいなと思っています。
間をとって、皆さんに2万5千円を持っていただくことにして、それを人数で頭割りっていうのはいかが?
ただし、やっぱ日本はうるさいっすねぇ。
このモデルは406.025MHzは発信せず、121.5MHzのホーミングシグナルだけを出すタイプなので、ID登録はそもそも出来ないタイプのはずなのですが、それでも厳密に言うならば日本の電波法では登録が必要になって来るんですね。
しかし、Miyaさんのご紹介くださったサイトでは、米国以外に送るのが「Hazardous」と書いてあるのが気になる。
どうなんでしょうね、僕がこっちで手に入れて日本に郵送した場合、カスタムでの検査で没収なんてことはあるのかなぁ?
さすがに空港のカスタムが、電波法違反の疑いっていうくらいで没収はしませんよねぇ。
銃刀類じゃあるまいし。
ならば、ダメ元覚悟の上で、送ってしまって、「お守り代わりに」といってプレゼントしてしまうというのでいってみたいのですが、いかが?
登録していない「違法EPIRB」とはいえ、いったんシグナルが出てしまえば救助は出てくれるはずですし、命があれば電波法違反なんぞ大した問題じゃなくなりますしね。
あるいは、電波管理局がやかましく言うようだったら、そのときそれこそシーカヤッカー一致団結してデモをやり、変な法律を緩和させるキッカケを作るというのも良いことです。
シーカヤッカーなんてね、自由に低価格のEPIRBを購入できるようになるべきなんです。
カヤックでの使用上、コンパクトでいいなあと思ったのが、僕が紹介した3つの中の一番最後、
「AquaFix™ Personal Location Beacon」
http://www.acraquafix.com/
これならPFDのポケットに入れられるし、GPSつきなので、発見の精度が高いそうです。
僕は経験が全然無いのでこれがいいのかわからないのですが、皆様どう思われます?
Posted by: Miya : March 30, 2005 2:40 AMもしEPIRBがダメだとしても、せめてダイヴマーカーくらいは持たせてあげられるといいですねぇ。あれなら僕でも買えます。
というかシーカヤック乗りだった頃は、これとシグナルフロート類は常に携帯してました。無闇矢鱈と用心深い青年だったので、なにより無いよりマシと思って。
http://www.blueinblue.jp/new_page_316.htm
http://www.blueinblue.jp/new_page_318.htm
>Miyaさん
僕もどちらが良いのかは、よく分からないですねぇ。
ただ最大の違いは、こっちは406MHzを発信するという点でしょうね。
おそらくレスキュー側も121.5MHzだけの発信よりは、より迅速に動くという心理的効果も無視はできないかもしれません。
なんせ、121.5MHzだと
「どうせ誤作動だろ」
などと無視されるケースも、やっぱり過去にあったそうですから。
日本にこれだけが輸入できるというのも、おそらく電波法の関係で406MHz発信をさせたいということなんでしょうね。
>patalowさん
今回、DMで実際に飛行機で捜索に参加して下さった方の談話をいただいたのですが、やっぱり海面がオレンジに染まっていれば視認性は飛躍的に高まるそうですよ。
どうすれば発見されやすいかという情報は、なかなか有益だったので、またそのうちまとめて公表できればと思っています。
Posted by: Ryu : March 30, 2005 10:51 AM僕が最後に言いました「AquaFix」は届出制(住所、連絡先を登録して、発信時に個人特定する)なので、日本では406MHzの発信が無効になるかもしれません。121.5MHzだけの発信になりますが、従来型のEPRIBにように電波発信式で406MHz仕様の場合、電波の届く距離が9.5マイルと限られており、周辺にキャッチできる人が居ない場合は問題になります。
やっぱり、Ryuさんに「サンタフェ・カヤック研究所」の研究員になって、もっと深く突っ込んでいただいたほうがよさそうです。
スミマセン。間違えました。
〉従来型のEPRIBにように電波発信式で406MHz仕様の場合、
121.5MHZ
でした。
Posted by: Miya : March 30, 2005 12:23 PM僕の知る限り、2009年1月いっぱいは、121.5MHzでも衛星で電波を拾うということなのですが、Miyaさんのその9.5マイルの情報元をお教え願えませんか?
ただ、121.5MHzの方は精度が半径12海里で、捜索範囲が10平方キロを超えるというデメリットはありますね。
それでも平均6時間でレスキューされているので、今回のケースのように数日かかっても見つからないということにはなりにくいかと。
>やっぱり、Ryuさんに「サンタフェ・カヤック研究所」の研究員になって、もっと深く突っ込んでいただいたほうがよさそうです。
正直、PGWのことを考えたり、今回のような事故のことを考えたりすると、現場のガイドを引退して、そうした研究に専念したいという気持ちは僕自身もドンドン大きくなります。
でもねぇ、そんな無駄飯食いが食えるほど裕福な業界じゃないですからねぇ。
あ、「サンタフェ」って何のことか分からない新しい読者の方もいらっしゃるでしょうね。
過去ログへのリンクは、こちら。
http://www.gofield.com/openair/ryu/archives/000704.html
http://www.gofield.com/openair/ryu/archives/000730.html
http://www.gofield.com/openair/ryu/archives/000814.html
http://www.gofield.com/openair/ryu/archives/001083.html
Posted by: Ryu : March 30, 2005 1:35 PMしっかりした情報源でないところを見て、発言してしまい申し訳ありません。
参考にしたところは以下のサイト。
(WestMarine内のこの商品のCustomer Rateing)
http://www.westmarine.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductReviewView?catalogId=10001&catentryId=61792&storeNum=8&subdeptNum=52&classNum=53
メーカーのHPを当たってみました。
仰るとおり2009年末までは衛星が拾ってくれると明記しています。
http://www.acrelectronics.com/minib300/MiniB300ilspec.pdf
失言、お詫びいたします。
2009年以降はどうなるんでしょうか。
Posted by: Miya : March 30, 2005 2:08 PMあぁ、良かった。
南半球だけ最新情報が届いてきていないかと思いました(^^;
2009年以前に、121.5MHzのモデルは生産がストップするんでしょうねぇ。
で、それ以降は、おっしゃるように近くのレーダーだけに映るという形になるんでしょう。
まぁ、その頃までにはGPSももっと発達するでしょうが。
何度も書き込みすみません。
いっそのことサバイバルクラフトラジオも選択肢に入れるといいのかもしれません。
http://www.acrelectronics.com/radios/radio.html
マリンVHFのエマージェンシーチャンネルオンリーの仕様で、ライフラフトなどに積み込みっぱなしにするもののようです。
耐久性、保存性、防水性、いずれも汎用VHFトランシーバーより安心できそうです。
価格は汎用のほうがやや安いですが、日本での使用なら、むしろ専用のほうがいいと思います。
〉2009年以前に、121.5MHzのモデルは生産がストップするんでしょうねぇ。
そうでもないみたいですよ。
そうでないと思う根拠は、メーカーのHPに載ってる製品(121.5Mhzオンリー・MiniB300ILS)が、
「Now U.S. Approved」ってことになっているからです。
http://www.acrelectronics.com/minib300/minib300.html
あと4年かそこいらで無用になるような商品に何百万もかけて新しく承認とったりしませんから、
衛星受信がなくなっても、それなりに売れる理由があると思うのです。
>いっそのことサバイバルクラフトラジオも選択肢に入れるといいのかもしれません。
Channel 16固定のモデルですね。
確かにエマージェンシー専用とすれば、これも良い選択肢かもしれないです。
電波法の「抜け穴」としても、チャンネル16固定というのは、有望そう(笑)
が、折角マリンVHFを持っているならば、海洋気象も聞きたくなりそうですけどねぇ、その辺のマーケティングリサーチも必要かもなぁ。
ウムム、やっかいな話だ。
>あと4年かそこいらで無用になるような商品に何百万もかけて新しく承認とったりしませんから
あ、なるほど、それはそうですね。
流石Miyaさん。
March 27, 2005
全地球ブラウザ、第二弾。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
ときどきにわか雨、後晴れ。南風。(高)22度、(低)13度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより南:東15ノット。その他:北西20ノット、正午ごろに北東20ノットに、夕方南西15ノットに変わる。北部の海況はやや荒いが落ち着く。午前中の雨中視界良好。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:24 AM 0.5 m High 10:45 AM 4.2 m
Low 04:43 PM 0.4 m High 11:06 PM 4.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝早くはすごい雨。イースターで国立公園も人が押しかけてるのに。
最近、勤務日程表のミスが多い。今日も、なぜか出勤という事になっていた。ウィルソンズのオフィスの兄ちゃんの機転で、ウィルソンズから助っ人が調達できて休むことが出来たけど。風邪ひいてるんで、いくら祝日ボーナスがつくとはいえ、大雨の中休日返上の出勤は勘弁して欲しい。
■昨日も大家の電話番ででネット接続できず。
昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨。北風、のち弱くなる。(高)23度、(低)12度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:北西25ノット、夕方15ノットに落ちる。その他:変風10ノット、午後一時北15ノットに変わる。北部の海況は荒いが次第におちつく。北の波1m、次第におさまる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:54 AM 0.6 m High 10:12 AM 4.1 m
Low 04:11 PM 0.5 m High 10:32 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中に一時にわか雨が降ったが、午後は晴れた。
海況は、朝9時過ぎは北10knで波高0.5m、しかしだんだんと落ち着いて、最終的には北5kn、波高は20cm程度に。
本日のお客様の中に、当ブログのコメント欄常連さんのわややさんがいらっしゃって、ビックリ仰天。お土産までいただいて恐縮ですm(..)m
いやぁ、しかしビックリした。 seal 7 / onet(mt) - tonga -(sail)- l@bark - anch
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■西表の事故の件。
皆さん、情報どうもありがとうございますm(..)m
タンデム艇一艇と遭難者三名が未発見。
時間がたちすぎているのでハイポサーミアが心配だが、まだ三人ともつかまって漂流という可能性も大いにあり。全員生還しますように。
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■昨年11月16日に
全地球ブラウザー。と題してEarthBrowserというソフトを紹介した。
その後がんばって僕自身もダウンロード(以下DL)した。超ナローバンドゆえにえらく苦労したが、ともかくソフト本体もクィックタイムもDL成功。
しかしながら残念なことに、ソフト起動時に毎回行われるはずの最新情報DLがうまくいかず、いつ立ち上げても雲ひとつないまっさらな地球が現れるだけ。まさにデスクトップ地球儀。
う~ん、物足りない。ソフトのせいではなく、通信環境のせい(あるいはPCそのもののせい)のはずなのだが、なんともなぁ。
■と思ってたら、今度はこんな類似ソフト発見。
◇窓の杜「地球全体から道路1本まで眺められるNASA製3D地球儀ソフト『NASA World Wind』」
うぉぉ、さすがNASA、道路まで拡大できたり斜め上から俯瞰できたりって、強烈じゃん。
よし、次回大家が泊りがけで留守にするときは、こっちをDLしてやろう。
早く出掛けろぉ~~~っ!<念を送ってる
■【コメント & トラックバック専用】でayaさんがご紹介くださったソフトも、あわせてこちらに紹介しておこう。こちらは宇宙ブラウザとでも言えば良いのか、ともかく、こういうのは良いねぇ。
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■EarhBrowser愛用者は
を、NASA World Windも持ってる方は
を、Mitakaがお好みの方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1793
March 25, 2005
{しりとりエッセイ #012} た▲●■▼。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
強い雨、のちにわか雨。強い北西風。(高)23度、(低)15度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】北東25ノット、午前中に35ノットに上がり、昼頃北西25ノットに変わる。海況は一時非常に荒くなる。北の波1m、次第に高くなる。雨中の視界は悪いが、午後にわか雨に変わってからは回復。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:25 AM 0.8 m High 09:39 AM 4.0 m
Low 03:39 PM 0.7 m High 09:56 PM 3.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■今日からイースター休暇(こっちのGWみたいなもんだ)だというのに、狙い撃ちしたように天候が崩れてる。昨日の日中はぎりぎりセーフだったが、日暮れ後から大雨が始まり、本日未明から風もすごい。午前9時半現在、陸上でも15ノット以上を感じるから、海では25ノット前後吹いているか?
昼前には雨が止み、日が出てきた。風も少し落ち着いてきたかな。
あ!
昨日仕事から帰ったとき、自動車の窓閉め忘れてた。車内ビショビショ……。
風邪の具合がどうも思わしくなく、大雨の中漕ぐのはどうも気が進まなかったので、また休みをもらっておいた。ホントは今日は祝日(イースター・フライデイ)なので、出勤すればボーナスが出るんだけど、背に腹は変えられん。
が、今日の天候だったら全社全ツアー中止間違いなし。結果オーライ。というか、早起きしてツアー催行状況を確認する必要がなかった分、予め休みもらっておいて儲けたな。
しかし、全社痛いだろうなぁ。クリスマス休暇に匹敵する書き入れ時なのに、この悪天候。今年はイースターが例年より一ヶ月早いので、普段以上の動員が見込めたはずなのに。
■昨日は大家の電話番ででネット接続できず。
昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雲が次第に広がり、雨脚が強まる。北風。(高)22度、(低)17度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】北東10ノット、午前中に20ノット、夕方35ノットにあがる。海況は非常に荒くなる。午後の雨中視界悪い。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:53 AM 1.1 m High 09:07 AM 3.8 m
Low 03:05 PM 0.8 m High 09:20 PM 3.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■親子三名のグループ。予報がひどいのでキャンセルを薦めようと思っていたのだが、マネージャがキャンセルを決定したレンタルから二名が流れてきてかえって人数が増えた。全員天候悪化を覚悟の上で海に出たいという。よろしい、そこまで言うならお連れしよう。
ところが彼らの決断が正解。ときおりパラパラしたものの、本格的な雨は降らなかったどころかときおり晴れ間も出て午前中には海も良い色を見せてくれた。風や海況も、午前中はベタ凪(上空は北西5kn)、午後北東数knが出て少しずつうねりが入り始めたものの、最終的にも20cm程度の波高にしかならず、結果的に何の問題もないツアーになった。 b&i 5 / mara - mara riv.mouth - mt@coquille - l@akerston - adele - mara
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■日本では大きなニュースになっているようだが、西表でのシーカヤック・ツアー遭難事故の件、僕は一昨日のエントリーのコメント欄で知った。
その後もDMなどで情報を下さっている皆さん、ありがとうございます。
地元新聞のサイトが詳しいようなので、リンクしておく。
◇『沖縄タイムス』
正直、これを書いていても胸がドキドキしてまったくおさまらない。自分がお客様を連れて際どい海況を漕いでいるときの方が、よほど落ち着いている。
ただただ生還を祈ります。
■しかし、何で日本はこうなんだろう?
◇2ちゃんねる「【社会】横浜の母娘ら3人、シーカヤックツアーで行方不明…沖縄・西表島 」
シーカヤックやアウトドアにまったく無縁の方々が、こういうアクティヴィティをどう思っているか率直な意見が見られるのは、お行儀の悪い「2ちゃんねる」ゆえのことで、僕ら業者としては非常に耳も痛い反面、大変参考にもなる。
これが、僕らがやっていることに対する、世間一般の素直な感想なのだろうと思う。
しかしその反面、安否も分からないうちから批判非難の嵐だったり、事実無根の中傷やえげつない茶化しが乱発されたりと、こればかりは本当に腹立たしい。いくら「2ちゃんねる」だからといって、ちょっとこれはひどすぎる。便所の落書きの方がまだマシ。
このブログでも、過去に日本のこういう風潮を批判したことがあるが(2004年6月7日「サーチ&レスキューにも、お国柄の違いが。」)、僕がこんなネットの片隅でいくら口角泡を飛ばしても、何も変わらないんだろな。
とはいえ、20、30件に一つくらい、たしなめの書き込みがあるのが救いだが。
このような事例を踏まえて、関わる方々(ガイド側もお客さん側も含め)が一致団結して何か本当に実践につながるような前進があることを祈るばかりです。まったくおっしゃる通り。是が非でも今後に活かしていかねばならない。
でも今は、まだその時期じゃないな。事故の検証・分析や批判は、全員の安否が確定するまで、僕は一切控える。その代わり、西村巌氏のご協力を得てごうちゃんと一緒に主宰しているサイトを紹介しておこう。
夜を徹しての捜索、ご苦労様です。がんばってください。>捜索隊
もうちょっとで発見してもらえるから、あと少し辛抱だ、死ぬなよ>遭難者三名
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■「しりとりエッセイ」の第12回。
小学校のときの出席番号がずっと12番だったので、僕はいまだになぜか12という数字が好き。
ちなみに鋭い方はもうお分かりだと思うが、「ずっと12番だった」ということは、つまり一学年一クラスのド田舎の小学校だったのである。幼稚園入園から小学校卒業までの8年間、クラスはずっと36名で人数の増減はなかった。転校による出入りはあったのだけど、なぜか転出があるときは決まって転入もあって、人数はいつも同じ。今考えると不気味な感じがするほど不思議な話なのだけど。
いきなり何の脈絡もない余談をかましてしまった脱線大魔王、気を取り直して本題へ。
前回のお題は「うたかた」だったので、今回は「た」で始まる言葉を募集した。
お寄せいただいたご応募候補は以下の通り。
- 「宝物」
by kmoritaさん - 「たまに逢うときぐらいは、・・・。」
by Miyaさん - 「足乳根(たらちね)の」
by Miyaさん - 「戦い」
by MMさん - 「但し書き」
by tsuboさん
「たまに逢うときぐらいは、・・・。」って……(^^;
あと、「足乳根の」って言われたら、「母」の一言で話終わっちゃうんですが……(^^;;;
この辺引くなよぉ、抽選委員長、頼むぞぉ。

神妙な顔して抽選委員長が引いたお題は、「但し書き」 by tsuboさん。
お! tsuboさん二回連続っすね!
但し書き、承りました。ただし、面白いの書けないと思いますので、予めご了承を。
■改めて但し書きと言われてまずとっさに気になったのが、僕の管理してる商用サイト、『龍の巣』と『エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズ』。慌てて両方を見直してみたら、『龍の巣』で12個、『エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズ』ではなんと驚くことなかれ、50個もの「ただし」という文言が見つかった。
いやはや、ビックリ。tsuboさんがお題ご応募の時に書き添えてくださっている
これを見落として痛い目にあっている人 結構いるんじゃないでしょうか。の一文の通り、だいたいこの手の商売上の但し書きってヤツは、免責事項的な意味合いで使われることが圧倒的に多いので、読み落とすと顧客側が損するわけなのだが、そんなトラップのようなモノが50個も埋め込んであるってのは、管理人である僕自身でもやっぱりどうかと思う。
■ところで、両サイトの規模はおそらく同じくらい。ちゃんと文字数やページ数を比べたわけじゃないけど、感覚的には似たようなもんだと思う。いや、『エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズ』の方が少し多いかな? それでも倍も違わないだろう。
ところが同じ人間が管理しててだよ、但し書きの数が4倍も違うってのはどういうことよ?
テメェの仕事をこうやって後から他人事のように考察するってのも何だか変な気分だが、たぶん「扱う商品の質の違い」と「責任所在の違い」のせいだろうと愚考する。
扱う商品の差は明白。『龍の巣』はモノを売ってるだけだ。アウトドアグッズなので、他の一般的な商品と比べれば使用に際して生命身体の危険を伴う率が高いのは確かなのだが、それにしたって「シーカヤック・ツアー」や「シーカヤック・レンタル」なんていう直接的危険を内包するアクティヴィティとは比較にならないほど「安全な商品」なのは間違いない。
よって、但し書きも少なくてすむのだろう。
「責任所在」の方は、要するに経営者が誰かという問題。
『龍の巣』は僕が全権と全責任を持って経営しており、他人の介在する余地がない。だから細かい但し書きだらけにして過剰な予防策を講じなくても、「何かあったら、後から自分で責任持つから良いや」ってなもんである。
それに対して『エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズ』の方は組織が大きいので、自分の目の届かないところでトラブルが起こる可能性が大きいし、その際も僕が責任を取るわけにはいかず、結局会社や他のスタッフに迷惑がかかってしまう。だからついつい過剰気味の但し書きの嵐で、事前に問題を出来るだけ回避しようとしてしまう。
そういうことなんじゃないかな?
ヤだねぇ。
とはいえ、但し書きが増えれば増えるほど読みにくくなって、結果としては効果が薄れていくというジレンマはあるよなぁ。
ますますヤだねぇ。
■ま、それはさておき。
話はがらりと変わるが、読み落として痛い目といえば、物語って基本的には但し書きを無視するというのが常道だ。
- 「ただし、私が機を織っている間は、決してのぞかないでください」 by 鶴
- 「ただし、この箱は決して開けてはいけませんよ」 by 乙姫
- 「ただし、戻るまで決して振り返ってはならぬ」 by ハデス
しかしなぁ、何で見られたくらいで去らねばならぬ?>鶴
開けちゃいけないモノなんぞを、なぜ渡す? 竜宮城に保管しておけば良いのではないのか?>乙姫
ハデスもさぁ、いったんエウリュディケを連れ帰ることを許したんだったら、振り返るなとかそんな条件をなぜつける? 良いじゃん、チラッと振り返るくらい。勘弁してやれよ。
但し書きって、やっぱりどうも理不尽だ。むしろ、難癖に近いぞ。
ただ、こういう風にもろに「ただし」っていうセリフが出てこないまでも、よく眺めてみるとほとんどの物語には、こういう「暗黙の但し書きを無視する」という構文が含まれているのに気づく。ストーリーを大きく次のフェイズに動かすための一番大切なエンジンの役目になってるんだろね。
■なんだか話がポンポンと飛ぶ散漫なエッセイになっちゃって申し訳ないが(って、いつものことだから皆さん慣れっこかな)、最後に但し書きで思い出した話など。
昨年10月15日に、昔もう少しで買いそうになった素敵な土地のことを書いたが、実はそれ以前にもう一つすごく欲しくて、いまだに思い出してはため息一つ、たまに側を通りかかってはため息もう一つ、という素敵な物件があった。
それは、モトゥエカの町からモトゥエカ川に沿って10kmほどさかのぼったあたりにある。カフランギ国立公園がすぐ目と鼻の先なので、人家なんてほとんどないし、川も渓流といっても差し支えない美しさで、景観も文句なし。
それでいてマラハウまでの通勤も、片道せいぜい30分くらいものだから、今と比べてもそんなに労力は増えない。
問題の物件は、マラハウ川にかかる小さな橋のたもとにある。川沿いの部分は柳を中心とした巨木の並木(というか、ちょっとした林)になってて、それ以外のところはフラット。
広さは1ヘクタール弱。廻りに一切建物などないので、日当たりも抜群だし(ただし西にカフランギの山が迫っているので、冬場は日没が早いかもしれない)、昼間はさておき夜は車も通るようなところじゃないから静かなことこの上なし(ただしシカ牧場が近いので発情期にはメッチャクチャうるさいだろうな)。
しかもすでに小さな小屋まで建ってて、住もうと思えばその日からでも住める。
実はこのモトゥエカ川っていうのは、海に注ぎ込む直前のあたり(ちょうど今住んでるあたり)でも清流なのだが、10kmほどさかのぼったそのあたりはトラウト・フィッシングのスポット。つまりあそこに家を建てれば、運がよければ玄関先で2フィート級のマスが釣れてしまうという、ジャパニーズ・フライフィッシャーが聞いたら怒りで耳から血が噴き出すこと必至のロケーション。
僕らの理想にピッタリどころか、誰が見たってよだれダラダラの物件だ。シカがうるさいとか、冬の日没が早いのくらいは我慢しないとバチがあたる、っつぅくらいのもんで。
それでいて価格は、実際に購入した土地より安かった。
売り出し広告には何の但し書きもなかったのだが、しかしさすがにこの条件でこの価格はおかしい。不動産屋に行く前にまず郡役所で土地の素性を確認したら、案の定、担当官はファイルを調べる間でもなく、
「あぁ、あれかぁ、アレクサンダー橋のたもとだろ? ダァ~メダメ、あそこはニ、三年に一回は冠水するぞ」
と即答。やっぱし。柳の根元のあたりに、そういう痕跡があったような気がしたんだよなぁ。おっそろしいねぇ。
諦めきれず、どこからか土を運んできて土地全体を地盛りして冠水しないようになんてことも考えたが、あれだけ広い土地でそんな造成工事をすれば、とんでもない金額がかかるのは計算するまでもないし、相当しっかり工事しておかないと、流れが強ければせっかくの地盛りも持って行かれるかもしれない。そんな金はない。
僕自身にとっては、家を高床にしておいて冠水覚悟の暮らし方をするという選択肢もあったのだが、ガーデニング命の家人にとっては、数年ごとに菜園や花壇が全滅するのは耐えられないだろうと、けっきょく泣く泣く諦めた。
その後、その土地は結局人手に渡ったのだが、買ったのはヒッピーで、いつも数台のハウストラックがとまってて、難民キャンプさながらの暮らしぶりをしている。
あれが正解だろう。大雨が降ったら、家ごとさっさと避難。但し書きなんぞ屁でもない、タフな連中である。
僕らも、あの土地を買ってキャンプ場にでもしておけばよかったと、いまだに少々未練があるのだけど、まぁ仕方ない。むしろ書かれてなかった但し書きを上手く読み取れた幸運に感謝しておくことにしよう。
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■さて、次回第13回のお題、「き」で始まる言葉を募集いたします。皆さん、どんどんご応募をお願いいたします!
さてさて、ポイントはどうなったかな?
- Miyaさん
40 pt - tsuboさん
37 pt - MMさん
32 pt - kmoritaさん
19 pt - さだっちょんさん
10 pt - ツォンさん
7 pt - TO-BEさん
3 pt - youさん
1 pt
tsuboさんが単独2位浮上!
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「返り討ち」 → 「珍道中」 → 「うたかた」 → 「但し書き」 → 「???」
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■「ただし」とつい言ってしまいがちの方は
を、「ただし」と言われるとビクッとする方は
をクリック。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1788
Excerpt: ■下記ブログ、当エントリーコメント欄にも管理人氏ご本人が書き込んでくださった通り、情報が細かくきちんとフォローされ続けているので、要チェック。 さらに同ブログ内に、大...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.28
Excerpt: ■【予報】 一時雨。北東風。(高)17度、(低)11度。 [海洋気象] (エイベル) 北部は南東15ノット、その他は変風10ノットが後に北東に変わる。海況おだやか。にわか雨中視界良好。 そ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.09
・・・や、やばい。
tsuboさんのポイントが迫ってきた!!
そんなわけで強化月間。
「きりきり舞い」
「決まり手」
「キラメキ」
以上、3手で勝負します。
西表島の3人の遭難者の皆さん、まだ捜索中のようですね。本当に心配です。
ということで西表で検索かけたら・・・ヒットしたサイトの見出しを読んでいるだけで頭痛+眩暈+吐き気がしてきました。
環境問題にしても、観光業にしても、とんでもない転換期で、そんな中で起こってしまった今回の事故と言う見方をすると、余計に辛い。
そんな西表関連サイトの中で、こちらのブログの危機管理系のお話と関連ありそうなものを。
http://www.ne.jp/asahi/suisui/newspaper/usui/iriomote_199911.htm
中盤の食堂の写真の右横の部分に、携帯の普及によるアウトドアアクティビティーでの「弊害」の話が。
http://www.ne.jp/asahi/ayasii/manbou/miyuki/iriomotediary1.htm
・・・こういう表にはなかなか出てこない遭難未遂こそをインシデント・レポートにどんどん取り込んでゆかないと、なのですが、自主的に名乗り出てくれるかといえば、難しいでしょうね。実際の大事故や遭難の場合も勿論検証されるべきですが、「未遂」だからこその落とし穴も洗い出しできる可能性もありますし。
ヘリのダウンウォッシュの話も自分はびっくりです。実際海上で体力消耗したカヤック遭難者のレスキューって、じゃあ・・・・?
>MMさん
またまた面白い情報、ありがとうございます。
監視が飛ぶのは、むしろ海洋レジャーにとっては安心な話ですね。
威嚇するアホなパイロットがいるというのは、またそれとは別の問題かと。
レスキュー編の方ですが、ダウンウォッシュは、確かに相当な強風ですね。
レポーターがカヌーに関しては全くの初心者なので、僕らでもひっくり返されるレヴェルなのかどうかは不明ですが(一回経験してみたい)、まぁそういう状況のときは、基本的にシーカヤックは沈して、それにつかまって漂流という状態でしょうから、ダウンウォッシュが強かろうがなんだろうが、関係ないと思います。
どうせカヤックまでは回収できません>ヘリ
むしろ恐ろしいと思ったのは、このレポーターのみゆきさんが、カヤックと足首をつないでいたということ。
これ、いくら訓練のつもりでも、何かあったら死んでますよ。
知識のない人は、良かれと思ってこういう致命的なミスを犯したりするもんなんだということを改めて痛感しました。
こっちの方が勉強になった。
>Miyaさん
三つ、承りました!
足首括ってたこと、うわぁ!と思って書こうとしたら、やっぱりRyuさんも
気づきましたか。ってか気づくよね。苦笑
それにしても本郷氏の件、無事生還を切に祈ります。彼にはお会い
したことはありませんが、友人の友人という立場ではあるので、余計
気にかかります。状況判断や装備のこと等色々知りたい事はあります
が、まずは3人の無事生還が第一ですからね...
車内がビショビショになった件ですが、画像を見るとふた昔前のセドリックかクラウンのように見えますけれども、車種は何ですか?
Posted by: Hokulea2006 : March 26, 2005 12:11 AM肝心のしりとりエントリーを忘れる前に。
ワタクシもエスパー能力をノーチラスでかなり消費したので、充電中の今回はマルチエントリーで点数稼ぎさせて頂きます。
ケンキョーフカイ会員の必須スキル(笑)の、
「切り返し」、
移民ときたら次にいやでも一応は考える
「帰化」、
そして、どこぞのHPのタイトルの一部を拝借して
「気の向くまま」、
でお願いします。
Posted by: MM : March 26, 2005 3:49 PM>patalowさん
生還してほしいですねぇ。
しかし、カヤックが発見されたところ、海のど真ん中でその辺に島影はなさそう。
僕の持ってる地図に載ってない島があれば良いのですが。
>Hokulea2006さん
ビショビショになった車はそっちじゃなくて、ガンメタリックのブルーバードなんですけど、おっしゃってる車はご推察どおりセドリックのバンです。
乗用車としては、4代位前の型ということになるんですかね。
バン(商用車)としては、つい数年前にモデルチェンジしたばかりの先代モデルなので、僕の車も古いデザインの割には、まだ10歳にならない若い車です。
角ばってて大好きなデザインです。
自力で輸入したんで、きっとNZには他に一台もないぞと思ってたら、つい先日地元で同じ車、しかもステーションワゴンタイプを発見。
ゲゲゲ、やられた。
>MMさん
お題承りました。
しかし、「帰化」って、なんちゅうヘヴィなお題……。
>tsuboさん
三回連続、がんばりましょう!
日産ファンなんですね。私の友人にもU12型ブルーバードのマニアがおります。彼はSSS-Rなどという異常なグレードを持っていました。たしかフェンダーミラーのセドリックワゴンをモデルチェンジ直前に新車で買った知り合いも・・・・。
Posted by: Hokulea2006 : March 27, 2005 12:49 PM僕は全然ファンじゃないです(笑)>日産
車に贅沢言わず、掘り出し物なら何でもって感じで買っていたら、結果的にこっちに来てから買った車5台のうち、3台がたまたま日産になっちゃいました。
ブルーバードもセドリックも、気に入って機嫌よく乗ってます。
でも個人的には、前に乗ってたホールデン・コモドアの古い型、好きだったなぁ。
やっぱりあの大味な作りは、日本には絶対にありえない。
大陸的な車でした。
最近のコモドアは、なんか日本車のデカイヤツみたいになっちゃって、あれだったら日産やトヨタの方が良いな、ってなっちゃいましたけど。
March 13, 2005
ポリネシアン航海カヌーとJRCA。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。最高気温23度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:33 AM 4.3 m Low 06:27 AM 0.4 m
High 12:42 PM 4.4 m Low 06:45 PM 0.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■気圧配置が昨日とほとんど同じだから不思議ではないのだけど、海洋気象予報が二日連続でまったく同じなのはちょっと珍しい。
実際の天気も昨日と同じく、見事な秋晴れ微風の一日。カヤッキングもトランピングもさぞかし極楽だろう。
会社から、明日の午前の仕事(ハーフデイ・ツアーまたはレンタル講習)の依頼の電話がかかってきたが、遊びに行きたいのでもちろん断った。なんせ明後日は、その翌日からのスリーデイ・ツアーの準備で午後は出社せざるを得ないのだ。明日も出社したら休み今日一日になっちまう。
来週はリクエストが入ってるので休日出勤が確定しているのに、今週までそんなムリしたら死んでしまう(死なない、死なない)。
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■ハワイにホクレア号という航海カヌーがあるという。どうやら来年あたり、この艇(「船」と書いた方が良いサイズだが、いちおうカヌーなので、敬意をこめて「艇」の字を使う)が日本を訪れるという話があるとかないとか。
良いじゃん、ウン、素晴らしい。ニュージーランドはもちろんのこと、日本だって古代にはポリネシアン航海カヌー文化圏に含まれていたというんだし、そういう海洋文化交流はドンドンやると良い。
実現の暁には僕も観に行きたいけど、きっと来年は日本には行かないだろうから、観るとすればハワイに行く方が手っ取り早いか。あるいは、ニュージーランドに呼ぶか? それいいなぁ。
ともかく、ホクレア号についての詳しい情報は、この辺りをご参照いただこう。
■二つ目のサイトの管理人Hokulea2006さんが、拙ブログのエントリー「封建的な官主導」の指導者育成事業にコメントを、そしてJRCAのヤレヤレな動向。にトラックバックを下さった。
氏の関連エントリーは、この記事を執筆している段階では以下の三つ。
◇ホクレア号を待ちながら「日本カヌー連盟が動く」
◇ホクレア号を待ちながら「カヌー連盟娯楽部門のフィクサーはどうもこの人らしい」
◇ホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」
これらを拝読してみると、ライターの内田正洋氏がJRCAの活動の一環として、航海カヌー建造やホクレア号招聘をやりたい旨の発言をしており、それがキッカケでJRCAのことを調べていらっしゃったとのこと。
なるほど、なるほど。
海外在住のガイジンパドラーである僕がどれほどHokulea2006さんのご期待に添えるかはわからないが、せっかくなので久しぶりにJRCA関連の記事を書いてみようかと思う。
■まず最初にお断り。
僕自身にとってもこの問題の情報ソースは、『カヌーイスト』誌のサイトの関連記事および同問題専用掲示板にほとんど限られてしまう。
当初はプロの間でも話題になってて、あちこちからチラホラと裏情報も入っていたのだが、あまりにお粗末なJRCAのドタバタぶりにすっかり安心してしまったらしく、最近は僕のところまでこの話題は届いてこなくなっている。
便りのないのは良い報せというので、これはこれで朗報であるが、そういうわけで、Hokulea2006さんよりも僕の方が圧倒的に情報を豊富に持っている、というわけではないということを、予めご承知おき願いたい。
■さて、そういう前提ながら、私論私見でHokulea2006さんにお返事していこうかと思う。
「『封建的な官主導』の指導者育成事業」のコメント欄にいただいたご質問は以下の通り。
しかしJRCAについてネット上で出てくるのは悪い評判ばかりで、一体何がどうなっているのか、非常に驚いております。この設問に対する解答は、すでにHokulea2006さんご自身がホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」で簡潔にまとめてくださっている通りだと思うので、僕が改めて答える必要はないのかもしれないが、せっかくなので重複を承知の上で、一応僕なりの見解を書きなぐっておく。
やはり見切り発車でインストラクターの資格を作ってしまったという所が批判されているのでしょうか?
さて、僕自身の見るところ、インストラクター資格そのものを批判対象にしようとしている人間は、そんなに多くないような気がする。というよりも、資格制度導入そのものについては、概ね賛成意見が多く、批判にさらされているのは受験資格の部分くらいのもので、それ以上の細かい検証はほとんどなされていないというのが現状に思える。
逆に僕自身は数少ない「資格制度そのものにツッコミを入れている人間」の一人なのだが、怒られるのを覚悟の上でハッキリ言えば、日本の場合、レクリエーション・カヌーのプロ資格制度そのものの適正さを判断して批判できる人間の数が、非常に限られているというのがその理由だと思う。
そして残念なことに、そうした「プロの何たるか?」をキチンと把握している数少ない人間は、概ね現場で地味に精進しながら仕事をこなす代わりに、表立った発言を控える傾向が強いという点も見逃せない。それはまったくアッパレなプロフェッショナリズムなのだが、彼らの仕事ぶりや声はこうした動きに反映されにくいというデメリットがあるのも事実。
もちろんあの動きの中心にいて資格制度を作った連中は論外。あんな小学生が見ても噴飯ものの愚にもつかないシステム、どうやったら作れるのか逆に興味がわくほどだ。
そもそも、「実」が伴っていない段階で「名」ばかりの枠を先に作ってどうする?という根本的なところが一番大きな問題で、そういう意味で僕自身はHokulea2006さんのおっしゃる「見切り発車」という部分は無視できない論点だと個人的に思っているし、受験資格はもちろん、試験項目も試験官の質も、JRCAが作ったシステムすべてに疑問を抱いているのだが、カヌー業界全体の世論としてはこの点はさほど重要視していないようだ。
そんなわけで、日本パドリング業界での批判の対象は、むしろもっと別のところに向けられているように感じる。
例えば
- 公告、告知の類をしないで秘密裡に既成事実を作って設立してしまった胡散臭い立ち上げ過程
- そしてその裏で手を引いていると思われるモンベル(この事業を利用して、なにやらモノポリー一人勝ちを目論んでいる気配もうかがえる)
- インストラクター制度を盛んに批判しまくっていたくせに、さっさと理事におさまるという形でファンを裏切った野田知佑氏
- そしてレクリエーション・カヌーのための組織といいながら受験資格に競技カヌーの経歴を持ち出したりする、分からん資格制度
- さらに不可解で不透明な認定校システムと、排他的な運用
- そして公共性の強い団体なのにJSCAを始めとする既存の先駆者たちをまったく無視していること(そもそもこのネーミングからして、JSCAに対する嫌がらせだと思われても仕方ない)
- お上のやる事業なので、学校や公営少年自然の家などからの「水に親しむ教育」が、JRCAがらみに独占される可能性が大きい
- これらの要因が複雑に絡み合って、したがってこの制度によって「お飯の食い上げになる」業者が出てくる懸念さえある
つまり、概ね「汚職のきな臭さ」を嗅ぎ取り、そこを突っ込んでいる人が大多数だということだ。
そもそも公共性の強い団体が、既存業者の生活を脅かすなんてのはとんでもない本末転倒である。
これはたしかに反発が出てもおかしくないですねえ。政治力と資本力を一気に投入して、カヌーの世界を牛耳ろうとしているというように受け止められても仕方がない。特にカヌースクールにとっては根こそぎ客を持って行かれたら死活問題でしょう。まったく仰るとおりです>Hokulea2006さん
ま、最近は批判どころか噂さえあまり聞かなくなっているほどなんだけど。
個人的に恐ろしいと思うのは、JRCAが仮に「きな臭く見える動きをして申し訳なかった。身奇麗にしてやり直す」と反省の意を表明した上で、これまでの動きを清算し、その上で欠陥だらけの資格制度はそのまま推進してしまった場合は、今まで批判していた人のほとんどは納得してしまい、クソのような資格制度で量産されるクソのような似非プロが大手を振ってまかり通るようになってしまうなぁということなんだけど、その点を心配している人は、あんまりいなさそうだなぁ……。
■さらについでだから、その後小耳に挟んだ業界裏情報をいくつか書いておこう。
あの騒ぎが起こったあとでモンベル社長辰野氏に会って直接話を聞いた人間によると、辰野氏は批判を承知で用意周到にあの件を極秘裡に進めていたわけではなかったらしい。つまり、特に深い考えもなく何となく始めてみたら、いきなり四方八方からメッチャクチャ叩かれてしまって、泡を食っているというのが彼の正直な感想だったらしい。本当かそれともそういうフリをしていたのかは、伝聞では判断のしようがないが、もし本音だったら何ともお粗末な話だ。普段の自分の言動(「日本のアウトドア業界はウチ一社だけで十分だ」などなど)が、消費者や業界内でどのように受け止められていたかまったく分かっていなかったわけだな。ヤレヤレ。
あと、この件はどうやらモンベル社内では緘口令が敷かれていた様子で、上層部ではカヌーイスト誌に対して圧力をかけたり、拙ブログを始めとする批判記事を掲載しているサイトを定点監視するなど、僕が「JRCAのヤレヤレな動向。」の中で「悪者」と書いたような不埒な悪行三昧(笑)をしていた反面、モンベルショップ店員やMOCインストラクター&ガイドなどの組織末端の人間にはこの件を一切報せていなかった模様で、他のアウトフィッター経由あるいはサイト上で問題になっているのを見て初めて知ったという社員(あるいは内部スタッフ)も少なくなかったという。というより、むしろ業界一般が知るよりも、そうした内部スタッフの方がこの件を知るのが遅かった傾向さえあるらしい。
なんだかなぁ。内部の人間に堂々と公開できないようなことをやるんじゃないよ、ったく。それって、悪いことしてるっていう自覚が思いっきりある証拠じゃんよ。
Hokulea2006さんは、ご自身のブログの中でこうおっしゃってる。
このプランは、航海カヌー云々とは全く無関係な所ですが、とても良い狙いだと私は思います。さすがは会社を一つ作って大きくしただけあって、辰野勇という人は一般社会にどう関わっていくかという所をきちんと考えているし、ここまでの手順も堅実。さらに良い意味での政治力・調整力がある。僕自身も辰野氏の手腕は好き嫌いは別としてかなり評価していたのだが、今回の一連の動きを見て、今では思いっきり懐疑的だ。
上記のエピソードもあきれたものだし、そもそも彼のこのセリフ↓
「で、そういうメダルを目指して頑張ってきた連中というのは、勝負で勝てなくなったらカヌーをやめるんですよ。競技をやめるのではなくてカヌーをやめてしまうんです。すなわちカヌーが目的ではなくて勝つことが目的なんです。そこにおいて非常に大きなミスマッチがあって、今までカヌー連盟がやってきたことの、ポッカリ空いた大きな空白というのはそこのところで、そこを埋めていきたいと僕は思っているんですよ。今年から始まったばかりで、5年10年後にはこの国はきっと変わりますよ。」を見ると、競技カヌー一筋のアスリートが、そのまますぐにレクリエーショナル・カヌーのインストラクターやガイドとして通用するという大いなる勘違いをしているのが明白。
体育会系のアスリートと、究極のサーヴィス業であるアウトドア・ガイドとは、天と地ほども方向性が違う。もちろん、器用にサーヴィス業に転向できる元アスリートだっていると思うし、そういう人が出てきてプロのレヴェルを押し上げて欲しいとも切に願うが、そんな人は本当に稀なはずだ。
だから僕自身は、サーヴィス精神のない元アスリートがプロ業界にどんどん入ってくるようになるよりは、むしろサーヴィスの何たるかをキチンとわきまえた他業種のサーヴィスのプロ(例えば旅行添乗員、バスガイド、看護婦、ホテルマン、スチュワーデスetc,etc)がこの業界に転職してくる方を歓迎する。概して言えば、前者をサーヴィスのプロに鍛えなおすよりも、後者にパドリング技術、危機管理技術を教え込む方が、はるかに易しいからだ。
そもそも、日本人が欧米諸国とは比較にならないほど「スポーツ嫌い」で「汗をかくのを嫌がる」国民性になってしまっている要因は、学校の体育教育を始めとするスポーツ教育が、基本的にすべて「アスリート指向、競争指向」、もっと極端に言えば「軍隊方式」を引きずってしまっていることが大きいと思う。辰野氏の構想には、その点に対する反省が微塵もみられない。世界大会を戦い抜いてきたような「一級の戦士」をどんどん一般レクリエーション向けのインストラクターにしたら、ますますスポーツ嫌いが増えるばかりなのは火を見るよりも明らかだと思うのだが。
つまり上記の辰野氏の発言は、いかにもド素人の勘違い丸出しで、僕らから見ると失笑モノ以外のナニモノでもない。これだからトーシロは困るんだよ、ってなもんだ。
野田氏と内田氏に対する評価は、Hokulea2006さんの書いていらっしゃることに特に付け加えることもないが、あえて要らんことを言うとすれば、彼らはもうカヌー界のカリスマとしての威光をすっかり失ってしまっている、ということくらいだろうか。今の日本のアウトドア界には、カリスマは不在だ。(と、大先輩ライター二人をつかまえて、僕もなかなか勇気凛々だな(笑))
■ってなわけで、Hokulea2006さんにとっては本題である、JRCAが絡むとホクレア号招聘まで胡散臭いものになってしまいそうというご懸念に話を戻すが、そのご懸念は無理からぬことではあるし、あながち取り越し苦労でもないかもしれない。
ただ、僕自身は資格制度でこれだけ大チョンボをやってしまって日本カヌー業界から総すかんを食ってしまったJRCAが、本気で起死回生を狙うならば、ホクレア号を万人が納得する形で招聘して見事なイヴェントをやるのは良いチャンスになるかもしれない、とは思う。
で、実際にJRCAがホクレア号を呼べるかどうかという話になると、僕はHokulea2006さんの二つの予想のうち、後者の気配が濃厚という気がする。
もう一つは、競技カヌーでも娯楽カヌーでもない航海カヌー絡みのイベントには、さすがにそんな本腰を入れられないという展開。団体として見れば規模は大きいし政治力もあるでしょうが、やはり入ってきたお金は選手強化に回したいというのが本音でしょう。とすれば、日本カヌー連盟ルートの招致は進まない。もちろんロビーイングのやり方次第では、選手強化とは別の性格の事業として採用される可能性もある。ですが、内田正洋さんは、そういう寝技政治的な動きが出来る人とは思えないですね。良くも悪くも(付け加えて言えば、「縄文人=プレ・ラピタ人=ポリネシア人の先祖」説を唱えている限り、学術的な事業としての予算は取れないと思います)。Hokulea2006さんのこの読みには僕も賛成だし、別の材料としては、JRCAがあまりにお粗末なことをやりすぎて批判が殺到したために、日本カヌー連盟からさえも「トカゲのシッポ」扱いをされている気配がうかがえるということも挙げられるかもしれない。というわけで、このニュース、要注目ではありますけれども、視界は必ずしも良好とは言えないのではないか、というのが私の感想です。
また、本気で招聘しようとした際に、今回の設立で見せたような「汚職の臭い」をばら撒いてしまわないとも限らない。なんせ金が動く話だからねぇ。
というわけで、Hokulea2006さんのご懸念、
う~む、これは前途多難ですねえ。少なくともこの状況でJRCAが航海カヌー招致なんてブチ上げたら、火に油というか、ホクレアにまで要らぬ遺恨を背負い込ませてしまうのではないかという気もします。が現実のモノとならないことを祈るばかり。
まぁカヌー業界の中ではあきれられてソッポ向かれてはいるものの、感情的にいきり立っている人はもう少なくなっている(すっかりのどもと過ぎている)ようなので、仮にホクレア号招聘をぶち上げたとしても、クリーンに手際よく事を進めてくれさえすれば、「火に油」とか「ホクレア号にまでいらぬ遺恨」とまではいかないと思う(思いたい)のだけど……。
■ともかく、ホクレア号の招聘自体は本当に夢があって素晴らしい企画だと思うので、JRCAが絡むにしろ、無関係になるにしろ、良い形で実現し、一人でも多くの人がポリネシアン海洋カヌー文化の一端に触れるチャンスになればと思う。
日本をホクレア号が訪れた際、日本人がどのような反応を示すのか、ぜひとも見てみたいなぁ。
また、僕自身はアオテアロア(ニュージーランド)の誇るワカ(マオリの航海カヌー)を使って何か出来ないかな?などと、またぞろ「虫」がうずき始めたりして(笑)
ってなわけで僕自身もホクレア号とJRCAの今後の動きに注目していきたいと思うので、何か情報があったらご提供お願いいたします>ALL
■さて、この話題でポリネシアン・カヌーの方に食指が動き始めちゃったぞ。近日中に、きな臭いJRCAの話から離れて、もっと楽しい話題で続編を書こうかと思う。乞うご期待。
■関連過去ログ【JRCA関連】
◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)
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■「ホクレア号、見たい!」と思った方は
を、「マオリのワカに興味あり」と思った方は
を、「ごうちゃんは、シーカヤックよりもポリネシアン・カヌーの方が似合うぞ」と思う方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1711
Excerpt: アオテアロアでシーカヤックのガイドをしておられるRyuさんのウェブログにて、JRCA問題についての詳細な分析をしていただきました。 このウェブログはリモート・オセアニアの航...
From: ホクレア号を待ちながら
Date: 2005.03.13
Excerpt: 西表のカヤック事故・・・とても胸が痛む1日でした。 ...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.03.25
私の突然の動きについて丁寧な返答、ありがとうございます。例によって私の感想も長くなりますので、トラックバックという形で述べさせていただきます。
Posted by: Hokulea2006 : March 13, 2005 10:20 PMいえいえ、なんかまとまりなくダラダラと長いだけで、大したことが書けなくて申し訳なかったです。
逆に、ポリネシアン航海カヌーへの興味が急にムクムクと沸いてきまして、その点大変感謝しております。
ありがとうございます。
そのうち、ワカでアオテアロアからジパングを目指してみようかなぁ、なんて(笑)
あ、そうそう、忘れてました>Hokulea2006さん
トラックバック送信が、通信環境のせいでうまくいっておりません。
スミマセン。
おそらく明日、明後日中にはそちらにトラックバックできると思います。
アオテアロアにもポリネシア系のアウトリガー・カヌーの活動がありますよね。私の調べた範囲では、以下のような話がありました(私のウェブサイトより転載)
「Whakataka, Matahi(マタヒ・ワカタカ)
アオテアロアのアウトリガー・カヌー文化復興の礎を築いた人物で、芸術家としても有名。英語名グレッグ・ブライトウェルGreg Brightwell。マタヒ・ワカタカ・ブライトウェルとも。1979年、航海カヌー建造に着手。フランシス・コーワンの力を借りて「ハヴァイキヌイ」を完成させ、1985年にタヒチからアオテアロアまでの航海を行った。さて、1985年12月、オークランドのオハク湾Ohaku bayに到着したハヴァイキヌイを迎えた人々の中に、カリフォルニア育ちのパドラー、クリス・キェルゼンKris Kjeldsenの姿があった。クリスはカリフォルニアやハワイでアウトリガー・カヌーの競技に親しんでいたが、彼がアオテアロアに移住してきた時、マオリのアウトリガー・カヌー文化は死に絶えていた。ワカタカに会ったクリスは、ワカタカもまたアウトリガー・カヌー文化の復興を通して、故郷の子供達を育てていきたいという夢を持っている事を知った。こうして二人はマオリのアウトリガー・カヌー文化を蘇らせるという共通の目的のもとに動き始める。
1987年、二人は北島のマオリ・コミュニティにおいて、アウトリガー・カヌー・パドリング・クラブを設立した。その頃彼らが出会ったのが、サモアのパドラー、ピリ・ムアウルPili Muauluである。ムアウルは父親の夢であった、サモアの伝統的二人乗りカヌー、パオパオPao Paoの建造を目指して活動していたが、クリスの協力によってムアウルはパオパオの船体となる木材を入手した。こうしてカヌー文化復興の輪は拡がり始め、クリスはパワレンガPawarenga地域で「ンガ・ホエ・ホロ・オ・パワレンガNga Hoe Horo O Pawaregna」を、ワカタカはギズボーン地域でマレ・クラ・カヌークラブMare Kula Canoe Clubを、ムアウルはングングルNgunguru地域でミタミタガ・オレ・パシフィカ・ヴァア・アロMitamitaga Ole Pasefica Va'a Aloを設立した。これら三つのカヌークラブは1987年のうちにアオテアロアのカヌー協会としてタトウ・ホエ・オ・アオテアロアTatou Hoe o Aotearoaを組織し、活発な活動を展開した。
アオテアロアのパドラーはめきめきと実力をつけ、1998年から3年連続でモロカイ・ホエ2位、2001年には悲願の優勝を勝ち取っている。またマタヒ・ワカタカは2000年、新たにハヴァイキヌイ2世の建造に着手している。」
http://www.geocities.jp/hokulea2006/wzw.html
アオテアロアはハワイと並んで航海カヌー文化復興運動の盛んな土地ですが、日本ではほとんどアオテアロアの動きに注目が向かないのに私はかなりの不満を抱いています。アオテアロアの動きも見ていくことで、ハワイと日本という線ではなく、ハワイ、日本、アオテアロアという三つの点が描く面としてこの運動の意味を考えていく事が出来ると思っています。Ryuさんが航海カヌー文化復興運動に興味を持ってくださったとしたら、非常に心強いです。
Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 12:00 AMうわわ、すごい情報ありがとうございます。
えっと、僕が今まで聞いている話では、マオリはアウトリガーカヌーを一切持っていなかったということです。
アウトリガーを使っていたのは、はるか東方にあるやはりチャタム諸島の先住民モリオリ族の方だということで。
この話、僕は今まで信じてましたが、今回書いてくださったこととは、思いっきり矛盾しますね。
ちょっと調べてみなくてはいけないですね。
面白くなってきました。
たしかにマオリの戦闘カヌーはアウトリガー・カヌーではないですよね。実際のところマオリがアウトリガー・カヌーの伝統を持っていたのかいなかったのかは、私も確信がありません。マタヒ・ワカタカがこのような運動に取り組んだ事は確かですが。マオリの伝統カヌーについての本「Nga waka maori」が手元にあるので、時間があるときに調べてみます。
ただ、モリオリがアウトリガー・カヌーを持っていたのであれば、マオリも持っていた可能性が高いと思います。というのは、マオリもモリオリもポリネシア人の太平洋拡散史の最後の最後にタヒチ方面からアオテアロアに来た人々であり、ポリネシア人はアオテアロア植民の段階でアウトリガー・カヌーを100%確実に持っていたからです。
現在の主流の学説ではアウトリガー・カヌーが発生したのは今から3000年前後昔の東南アジア島嶼部多島海、すなわちベトナムからフィリピン、インドネシアという辺りで、それはおそらくダブル・アウトリガー・カヌーだったであろうと言われています。ところがダブル・アウトリガー・カヌーは構造上、風上にタッキングやシャンティングをする事が難しいので、偏西風に逆らって移動していかなければいけないメラネシアあたりに行くには、タッキングやシャンティングが可能なシングル・アウトリガー・カヌーが必要であっただろうとされています。そしてたしかにシングル・アウトリガー・カヌーは東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシアなどに主に分布しています。
しかし、メラネシアより東のポリネシアに行く為には、船の積載能力を強化して、航続距離を伸ばさなければいけない。同時にタッキングが出来なければならない。そこで、アウトリガーの先の浮きを船体に置換して出来たのがダブルカヌーだと考えられています。
このようにして、ラピタ人はフィジーやトンガあたりでダブルカヌーを発明して、クック諸島やタヒチやマルケサス諸島に渡りました。ですから、この時点で彼らにはダブル・アウトリガー・カヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブルカヌーについての知識があったはずです。
またポリネシア内で航続距離が必要無い近海用のカヌーとしては、シングル・アウトリガー・カヌーが用いられ続けました。
こう考えると、マオリやモリオリがアオテアロアやレコフ(チャタム諸島)に来た時点でアウトリガー・カヌーの知識を持っていたのは確実ですし、仮にあまり使う事が無く忘れられてしまったにせよ、かつてはアウトリガー・カヌーを用いる人々であったという事は言いうるのではないかと思います。
今ちょっと本を見てみました。Anne Nelsonの「Nga Waka Maori(Maori Canoes)」によれば、マオリはアオテアロアに来た段階で確かにダブルカヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブル・アウトリガー・カヌーの3種類の知識を持っていたそうです。それらはいずれも口承の中に残っているそうです。しかしダブル・アウトリガー・カヌーはアオテアロアでは建造されなかったみたいですね。シングル・アウトリガー・カヌーは今から250年ほど前までは用いられていたそうです。しかしそれ以後は段々廃れていって、アウトリガーを持たない戦闘カヌーだけが残ったようですね(航海用のダブルカヌーも失われました)。
マオリのシングル・アウトリガー・カヌーはこれまでに船体の一部が出土した例が4件あるそうです。
Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 2:21 AMうわぁ、そうだったんですね。
まったく存じませんでした。
本当に詳細なコメント、どうもありがとうございます。
大いに勉強になりました。
僕が以前聞いていた、「マオリはアウトリガーカヌーを持たなかった」という話の出所はどこだったんでしょう?(^^;
ちょっと僕自身ももう少しカヌーについて勉強してみます。
今までこのエリアとは縁のゆかりもないカヤックばっかりやってたもので、完全に「灯台下暗し」になっております。
実は続編としてアップしようとしていたのが、マオリのワカだったのですが、こんなにコメント欄に詳細説明をしていただくと書くことなくなっちゃいます(笑)
勉強しなきゃ。
うぅぅ、これからしばらく忙しいな、クソ。
こういうときに限って……。
March 2, 2005
{しりとりエッセイ #009} か○☆×△。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。最高気温22度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午前中に北西15ノットに変わり、セパレーションポイントより北では夕方25ノットにがる。北部の海況は荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:14 AM 3.9 m Low 08:02 AM 0.8 m
High 02:33 PM 3.8 m Low 08:35 PM 0.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日は「秋晴れ」と書いたが、エントリーアップ後すっかり曇って風が出て肌寒くなった。予報大はずれ。カヤッキングも相当つらかったらしい。
本日はうってかわって、一日中見事な秋晴れ。雲の一片も見当たらないし、海も冗談のような鏡面状態。
突き指の状態があまり思わしくないので半日に回してもらった。もちろんツアーは楽勝。比較的早く出発した上に、日本人カップルもアメリカ人姉妹もよく漕げたので、大変余裕のある行程になった。めでたしめでたし。 sbh 4
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■好評連載「しりとりエッセイ」の第9回。
開設一周年記念連載やキャンプツアーが挟まっちまったんで、しばらく間が開いてしまい、しりとりファンの皆様をお待たせしてしまった。禁断症状に苦しんだ皆さん、すみませんでした。
前回のお題は「啖呵」。今回は「か」で始まる言葉がお題。
タイトルを見れば、抽選の様子を読むまでもなくお題が分かってしまうという弊害があったので(ってほど大げさなものでもないが)、今回からタイトルは伏字にすることにした。
今回は久しぶりにお題候補をたくさんご応募いただいているのだぁ!(嬉)
- 「上方落語」
by MMさん - 「カイテキ!」
by さだっちょんさん - 「返り討ち」
by Miyaさん - 「カヤック」
by tsuboさん - 「合羽」
by kmoritaさん - 「感受性」
by TO-BEさん - 「感銘」
by TO-BEさん
異常な夏、もとい、以上七つ(ナイス誤変換)。
例によってどう考えてもアウトドアに結びつかないお題から、いやにストレートで逆に困ってしまいそうなお題まで、ヴァラエティ豊か。ありがとございます。
さてさて、抽選はいつものように抽選委員長にお願いすることにしよう。今回は昼寝から起きたばかりで機嫌が悪い。こういうときにゃ、とんでもないお題を引いてくれそうで、ドキドキする。
はい、どれにする? ん? これ? どぉれ。

「返り討ち」 by Miyaさん。
げ。
■返り討ちって、仇を討とうとして失敗してやられちゃうことだよな。でもいまどき「親の仇」もあったもんじゃないから、例によってちょいと誇大解釈すると、要するに「オリャオリャ」と元気いっぱい攻め入ったのに、思わぬエライ目にあって逃げ帰ってくることだよな。
それってアウトドア遊びそのものなんじゃないの???
■今はプロになってエラッソウに危機管理などとほざいている僕の、アマチュア時代のエピソードでも書こうか。何のひねりもない珍しい展開だけど、まぁたまにはこういうのも良かろう。
家人を初めてアウトドアに連れ出したのは、僕だ。もちろん結婚前の「彼女」だった頃のこと。
彼女の初キャンプは、奥多摩の某キャンプ場だ。
実をいえば僕にとっても、これが初めての「キャンプ場でのキャンプ」だった。僕はもともと単車で林道を走って森の中にアプローチして野宿するというスタイルが原点だったため、金を払ってキャンプ場を利用したことがなかった。シーズンオフで管理人もいないキャンプ場にタダで泊まったことはあったが、そういうときは水道もトイレも使えないので、場外キャンプと変わりゃしない。
このときは、彼女を初めてキャンプに連れ出すのだから、キャンプ場にしておいた方が安心だろうと、初のキャンプ場体験をした。つまり、下見なんて出来ていない。
なんとも勇気凛々である。普通デートのときは、レストランでさえ下見しておくのが常識だというのに。
このキャンプ場、今思えばニュージーランド並みのプリミティヴな設備だった。浄水されているとは思えない(つまり沢からそのまま引いただけの)簡易水道に、汚いトイレが一つ。トイレの汚さ以外は、エイベルタズマン国立公園内の多くのキャンプ場とそっくりの設備である。いや、けなしてるんじゃなくて、ほめてるんだけどね。
いや、も一つ違いがあった。このキャンプサイトはほとんど日が差さないのであった。普通、初のキャンプデートにはこんなとこ使わんぞ。ますます勇気凛々である。
で、このキャンプ場で僕らは二泊するつもりだったのだ。
ところが超大型の台風が接近してきたので、一泊目の夜中から雨が強くなり、二日目に濡れネズミになりながら早々に撤収して逃げ帰ってきてしまった。まさに返り討ちである。
っつぅかさぁ、なんでそういう時にキャンプに行くんだ、コラ!?
プロになった今となっては、そういうタイミングでアウトドアに出かけるっつぅ神経が、どうにもこうにも理解できないのだが、事実としてそういう事をやっていたんだよなぁ。顔から火が出そうだ。
「なぜそんなときに、そんなところで!?」というようなアウトドア事故が毎年起こるが、何、僕らだって下手すりゃそういう事故に遭遇してたのである。おハズカシや。
まぁ、風が吹き始める前に撤収し、まだ電車も問題なくダイヤ通りに動いていたので、撤収決定のタイミングはそんなに悪くなかったとは思う。でもなぁ、そもそもあの日に出かけてるっていうのが、とんでもないミスだよなぁ。
■で、「彼女」はこれですっかりキャンプやアウトドアにはまってしまうのだから、人生よく分からない。絶好の天候でキャンプ初体験させたって「もう二度と行かない」っていう人も多いのに、返り討ちにあっても喜んでまた出かけていく変わった人もいるのだ。
まぁ、彼女にしてみりゃ、買ったばかりのレインスーツやザックカヴァーなどの、「すべての道具」を試せたのがうれしかったのかもしれないが(笑)
ま、とにかく、僕らはその後もちょくちょく二人でフィールドで出かけるようになった。そして結婚後の新婚旅行が、スノーシューを履いてのスノーキャンプだったのである。物好きの極みだ。
■場所は書かないが、クロスカントリースキーでも有名なフィールドに馬鹿デカイザックを背負った新婚ホヤホヤの馬鹿が二人、スノーシューを履いてエッコラエッコラ踏み込んだと思いねぇ。
その冬は寒く、東京でも何度も積雪があった。そのたびに買ったばかりのスノーシューを履いて近所を歩き回っていたので、二人ともスノーシューで歩くこと自体にはすっかりなれていた。
しかしスノーキャンプに必要な膨大な装備を背負ったままスノーシューを履くのは初めて。荷も体重も軽い新妻でさえスノーシュー履いてても膝までもぐる新雪、ほとんどの荷物を背負った僕は、股のあたりまで潜ってしまう。これには参った。
やっとのことで白樺林の中にキャンプ場を決めたが、キャンプ地を踏み固めるのがまた大変。テントを張れるまでに踏み固めるのに、30分以上はかかったのではないか?
その後、テントの周りに防風壁を築こうとしたのだが、さらさらの新雪が固まりゃしない。この辺は雪国育ちの人なら造作もないことなんだろうが、岡山出身と東京出身じゃどうしようもない。2時間もやったが結局中途半端な高さの壁でギヴアップ。なんなのだ、この徒労感は。って、楽しかったけど。
その後焚き火を起こして食事は無事終了。ただ、夜になって雪が降り始めてきて、翌朝焚き火を起こすのは大変だろうなと憂鬱に。
こういうときは、ともかく寝ちまうに限る。うぅぅ、寒い、メッチャクチャ寒い。こんな気温、人生で初めてだ。
新妻が沸かした湯をシグのアルミボトルに入れて湯たんぽを作ってくれたので、それをシュラフに放り込んだのだが、なんと蓋がちゃんと締まっていなかった。どわぁぁぁ、こんな寒い夜に、濡れたシュラフかぁ!!! 零下10度を割るときに、濡れたダウンシュラフで寝てみたことある? なかったら、ぜひとも試してみることをお薦めする。次からどんな状況でも寝られるようになるから、ホント。
新妻は、よこでスースーと寝息を立てている。寝入るまでは寒い寒いと騒いでいたが、何をいうか、君のシュラフは乾いててフカフカじゃないか!
うぅぅ、恨めしい。
夜の惨事はこれだけじゃなかった。
夜中に一度トイレに起きたとき、ブーツを履くのに手間取ってもう漏れる寸前になってしまったので、「踏み固めてあるから大丈夫だろう」とたかをくくってスノーシューを履かずにテントを出たら、いきなり脇まで潜ってしまった。新妻に助けてもらわなかったら、僕はあそこで絶命していたかもしれない(笑)
っつぅか、脇まで雪に潜ったまま小便を漏らさなかったのは、今思えば奇跡だな。雪に冷やされて、尿道がキュッと縮み上がってくれたのだろうが、縮み上がったのが膀胱の方だったらどうなっていたことやら。
なんてヒドイ夜だ、なんて過酷な新婚旅行だ。
翌朝、雪はさらにひどくなっていた。風は吹いていなかったのだが、新妻には「吹雪」に見えたらしい(笑) どこをどう見たらこれが吹雪なんだよ、ったく(^^; 家人は未だに「あれは雪が真横に降っていて、前も見えなかった」と言い張っている(爆) 思い出は、時にひどく歪む。
でも、彼女はとにかく怖がって、強行に撤収を主張。二泊の予定だったんだけどね。
僕自身はおそらく止むだろうと思ってたんだけど、天候変化を確実に読む自信がなかったので、彼女の主張に引きずられるように結局昼過ぎから撤収し、ますます深くなっている新雪をラッセルするようにして下山。いやはや、大変。
下界に降りてバスに乗り込んでから山を見上げると、何のことはない、思ったとおりキレイに晴れ渡っていて、あのまま山にいれば快適なキャンプが出来ただろうと思われた。
そういえば、ちょうど同じような眺めをニュージーランドに来てからも体験したっけな。
でも、新妻は雪に怯え、新郎は寝不足と重い荷物でのラッセルに疲労困憊し、「ま、いいや、三泊分くらいクタビレタ、満喫した」と、返り討ちにあって逃げ帰ってきたのであった。今にして思えば、別に騒ぐほどのこともない楽な良いコンディションだったんだけどねぇ。当時の僕らにはちょいと荷が重かったらしい。
■なぁ~んだかなぁ……(^^;
今思い出すとホント恥ずかしい。でもねぇ、プロだってアマチュア時代にはこういう経験いっぱいしてるの。ごうちゃんやショージやカミゾノなんかにも聞いてみな、面白い話いくらでもあるから。
僕の場合は、幸いにもプロになってからこういうアホなことやってないだけマシだと思っておこう。お客様連れてこんなことやってたらイカン、ホントに。気をつけよ。
■ほい、今回はこれでおしまい。
次回のお題は「ち」で始まる言葉。皆さん、ご遠慮なく奮ってご応募を! 抽選は多い方が面白いのだ。
「100,000ptためて、ニュージーランド旅行に行こう!」の獲得ポイントは、以下の通りです。
- MMさん
29 pt - Miyaさん
21 pt - kmoritaさん
11 pt - さだっちょんさん
10 pt - tsuboさん
8 pt - ツォンさん
7 pt - TO-BEさん
3 pt - youさん
1 pt
MiyaさんがMMさんに迫る! ツォンさんを抜いて、tsuboさんが5位に浮上!
さて、このあたりで、ニュージーランド旅行獲得までのptを計算してみよう。
- MMさん
あと99,971 pt - Miyaさん
あと99,979 pt - kmoritaさん
あと99,989 pt - さだっちょんさん
あと99,990 pt - tsuboさん
あと99,992 pt - ツォンさん
あと99,993 pt - TO-BEさん
あと99,997 pt - youさん
あと99,999 pt
ドングリの背比べだな……。
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「返り討ち」 → 「???」
-------------------------------
■「RyuがMiyaさんを返り討ちにしたな」と思った方は
を、「MiyaさんがRyuを返り討ちにしたな」と思った方は
を、「相討ちだな」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/667
今回の抽選委員長のお写真は、やたらとパパ似の気がいたします。
で、「ち」ですね・・・
「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」があるから大変な数の言葉が頭をよぎるの(「血みどろ」とか)ですが、「コレをテーマに書いて欲しい!」的に選出して、
「躊躇」
で今回はエントリーさせていただきます。
そんなステキな初キャンプや新婚旅行を経験しても「躊躇」するどころかアウトドア街道を「猪突猛進」してしまった奥方様に「諜報員」から敬意を表して、と言う事で。
今回は、「契り」でお願いします。
「返り討ち」お見事でした。
まあ「ンジャメナ」でもこなしたRyuさんには、
ちと簡単でしたかな。(笑)
>今回の抽選委員長のお写真は、やたらとパパ似の気がいたします。
そうですか?
口元隠れて、目元が出てるからですかね?
「躊躇」、「珍道中」、「契り」どうもありがとうございます>MMさん、編集長、Miyaさん
珍道中と聞くとすぐにショージを連想しちゃった(笑)
しかし、どれもイロイロ思い浮かぶけど、バシッとアウトドアネタにまとめるのが微妙に難しい。
皆さん、ホンマ痛いとこついてきますねぇ(^^;
うちのカミさんはスポーツ好きだが、
アウトドアには全く興味なし。
だから一度も二人でキャンプなどにでかけたことがありません。
Ryuさんが羨ましい。
で、お題ですが・・・・。
今回は壮大に「地球」でお願いします。
ありゃ、奥様キャンプなさらないんですか!
残念ですねぇ。
「地球」承りました。
これまた何でもOKの難しそうなお題(^^;
February 6, 2005
{しりとりエッセイ #006} なしくずし。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、ときどき曇り。北東風。最高気温26度、最低気温19度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午前中に北東に。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:35 AM 1.3 m High 08:19 AM 3.5 m
Low 02:18 PM 1.2 m High 08:32 PM 3.5 m

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■本日も相変わらず蒸し暑い。湿度が低いせいで、強烈な日差しの日向で運動しても汗が流れないのがここの普段の夏。ところがここ数日は、日陰でじっとしてても汗がにじむ。なんせ部屋の中でも30度を超えてる。愛娘はついに汗疹を出した。
こういうこともあるんだねぇ。いや、そんなのんきな代物じゃない。なんせ、真冬の紫外線が、日本の真夏の紫外線よりも強い国だ。真夏の日差しの激烈さは、日本人の想像を絶する威力。それに湿度が加わると、30度でも十分地獄の暑さである。
暑すぎて頭がボ~ッとしちゃって何も考えられないので、今日はブログをさぼろうかとさえ思ったが、怠惰な己を叱咤激励甘言諫言飴鞭ビシビシでなんとか鼓舞してこうして書いている。僕ってエライ。
-------------------------------
■本日はニュージーランドの祝日、「ワイタインギ・デイ」。
これは、1840年に先住民マオリと英国の間で結ばれた「ワイタンギ条約」を記念する日。
実は僕ら夫婦は、この日にはちょいと苦い思い出がある。1998年の今日、ニュージーランドへのヴィザを申請するために、僕らは渋谷のニュージーランド大使館に向かった。この大使館ってのがちょっと不便な場所にあるんだ。駅から結構遠いの。しかも坂をかなり登らされるのね。
で、寒い中苦労してたどり着いたら、玄関に張り紙がしてある。英語だったんだけど日本語に訳せば、
「ワイタンギ・デイにつき休業」
何それ? 念のためにニュージーランド・ガイドブックを持ってたので、あわててバッグから取り出して調べてみると、上記のような祝日だと判明。
ばっかやろー、ここはジャパンだぁ、ニュージーランドの祝日に休むなぁー! と怒っても仕方ない。ニュージーランドの役所なんだから。
というわけで、次から大使館に出かけるときは、まずガイドブックでニュージーランドの祝日をチェックしてから行くようになったのは言うまでもない。
つまり、このワイタンギ・デイというのが、僕らが最初に覚えたニュージーランドの祝日であり、最初に遭遇した祝日でもある。
あれからもう7年も経ったのか。
-------------------------------
■「しりとりエッセイ」第6回。
前回のお題は「ンジャメナ」だったので、今回は「な」で始まる言葉。
さて、頂戴したお題候補は以下の通り。
- 「難癖」
by ツォンさん - 「ナイアルラトホテップ」
by MMさん - 「なしくずし」
by MMさん - 「なんじゃこりゃあ!」
by tsuboさん - 「生モノ」
by kmoritaさん - 「難儀」
by Miyaさん - 「難詰」
by Miyaさん
やれやれ、いつものことだが、どれを選んでも骨が折れそうだわぃ。
さて、いつものように抽選委員長にお願いして、
-(以下略)-
選ばれたお題は、
「なしくずし」。
またもやMMさん! 強い。5回のうち3回を獲得、勝率なんと6割!
調べてみると、皆勤賞で毎回お題候補をご応募くださっているのは、MMさん以外にもtsuboさんとMiyaさんがいらっしゃる。
MMさんが全部で七つ、そのうち選ばれたのが三つ。
tsuboさんは全部で五つ、選ばれたのはゼロ。
Miyaさんは全部で八つ、選ばれたのはゼロ。
う~ん、何なのだ、この強さは。いくらサンプル数が少ないとはいえ、あまりに偏りすぎている。これで何もないと考える方が不自然だ。
気になるので、ちょっとインタヴューしてみよう。
トゥルルルル……、ガチャ
- もしもし、MMさんですか?
「はい、そうですが」
- Ryuです、いつもお世話になってます。
「あ、こんにちは。」
- 突然すみません。今回もお題が選ばれてしまいまして、勝率が6割になってしまいました。
「はい」
- その秘密をちょっとお聞かせいただけないかと思いまして、お電話を差し上げたのですが、えっとですね、
「あ、今ちょっと取り込んでおりますので、失礼します。ガチャン、ツーッ、ツーッ、ツーッ……。」
……。やはり、何かある。何か、巨きな陰謀が隠されているはずだ。暴かねばなるまい。
しかし、どうやるのだ?
まず当然に考えなくてはならないのが、MMさんと抽選委員長が裏で結びついている可能性だが、たとえ二歳児の抽選委員長を懐柔することに成功したとして、僕の目の前で裏返しにおいたカードから、どうやってMMさんのお題だけを6割の確率でひかせるというのだ? 裏取引説は、説得力に欠ける。
となると、可能性は一つ。MMさんエスパー説だ。僕の用意するカードを読み、抽選委員長の意識を支配して、そのカードを選ばせる。だが巧みにクトゥルー神話系は外しておく。
考えにくいが、それ以外の方法はないはずだ。消去法で、この説が一番有力である。
- - - - - - - - - - - - - - - -
僕は、この仮説を立証するために、米国に飛ぶことにした。電話取材がままならないならば、それしか手はない。
いや、MMさんのご近所に知り合いは何人かいるのだ。だが、「ある人がエスパーかもしれないので、調べてくれ」などという荒唐無稽な依頼をきいてくれそうな奴隷は、残念ながらジャパンにしかいない。ならば自分で行くしかない。
僕は妻にさえ隠している秘蔵のアメックス・プラチナカードを取り出し、カリフォルニア行きの便を手配。繁忙期で疲れがたまっている上に、とんぼ返りの強行軍なので、いつもは絶対にやらないような贅沢もやむを得まい。ファースト・クラスを予約し、ネルソン空港からオークランド国際空港を経由し、数時間後には米国行きの国際線機上の人となった、はずだったのだ。
ところが、愛車の調子がすぐれない。走ることは走るのだが、どうしても回転数がちゃんと上がってくれない。よくよくエンジン音を聞いていると、微妙にシャッフルしている。さてはと思い、車を止めてフードを開いてみると。
……!!! 4本のプラグコードのうち、一本が切断されている。抽選の直前までは問題なく動いていた。つまり犯行は飛行機の予約中、あるいは予約後に行われたことになる。ところが家人と愛娘、そして大家一家は出掛けている。誰だ?
考えていても仕方ない。車をなだめすかしながら空港に滑り込んだが、残念なことに予約した便は出発した直後だった。
ただ幸運なことに、次の便でもなんとか国際線には滑り込みで間に合う。小さな手荷物一つなので、ネルソン空港で国際線のチェックインもすませ、次の便でオークランドへ。
ネルソンよりもさらにクソ暑いオークランドで、国際線ターミナルへ全速力で走り、国際線に滑り込もうとすると、ゲートで止められた。何が問題なのだと問うと、予約が入っていないというのである!
冗談ではない。オンラインブッキングでも再三確認の上予約をしたし、そもそもネルソン空港でチェックインしたときには何も問題もなくチケットが発行されたではないか。
その席にはすでに正規の予約者が着いているという。
そんなバカな。僕は空港職員に食って掛かった。すると警備員が飛んできて、僕は別室に連行されてしまった。
何も悪いことはしていないので、腹立ちまぎれに堂々とついていき、とことん噛みついてやろうと腹をくくった。
「チケットと、予約に使ったクレジットカードを拝見させてください」
「あぁ、いいよ、これだ」
「なるほど、では身体検査をさせてください」
「何ぃ!? ファースト・クラスにダブルブッキングしたのはそっちだろう? 身体検査だとぉ!?」
「これは偽造チケットです。クレジットカードは盗難届けが出ています。身体検査を拒む場合は、すぐに警察に引き渡しますが」
「……!!??」
冗談じゃないぞ。偽造!? 盗難!!??
事態はなしくずし的に悪化していく。しかも、あたかも仕組まれたのように。いや、「あたかも」ではない。これは「まぎれもなく」仕組まれている。まるで映画『インターネット』だ。
しかし、誰がどうやってこれを仕組むというのだ? 「なぜ?」という疑問も浮かぶが、それはこの際どうでもいい。事実として仕組まれているのだ。現実を現実として受け止める方が先決だろう。
しかし気になるのは、「どうやって?」の方だ。どうやってプラグコードをあの短い時間に切断する? いや、コードの切断は不可能ではない。僕とて、自動車をずっと見張っていたわけではない。時間的には十分可能だ。
しかしそれなら、チケットはどうだ? ネルソン空港で発行されてから、一度もこの身から離していない。伝説のスリには、すれ違いざまにブラジャーをすり取り、すられた方は気づかなかったという神業的な逸話を持つものもいるが、そうした輩の手にかかったというのか? しかし、なぜ偽造チケットとすりかえる? ただ正規のチケットをすり取るだけではダメなのか? 不自然だ。
とすると、残る可能性は二つ。ネルソン空港のカウンター職員が、最初から偽造チケットを渡した。オークランド行き国内線チケットが本物だったのは、僕をネルソンから引き離すためだろう。
もう一つの可能性は、今僕が持っているチケットは本物であるにもかかわらず、偽物ということにされてしまっている。つまり、目の前にいる警備員がウソをついている。この場合は、ゲートの職員もグルだ。
いや、最初の可能性を考えた場合も、ここの職員たちがグルであると思っておいた方がいい。
何のためにそんな手の込んだことが行われているのかはわからない。ただ一つ分かっていることは、僕はいま大変な危険の中にいるということだ。
まてよ、家族はどうしているのだ? 家人と愛娘はどうだ?
「身分証明書を出しなさい」
クソ、口調が悪くなってやがるぞ、この警備員。犯罪者扱いか?
「ちょっと待ってくれ、電話をさせてくれ」
相手が口を開く前に、携帯電話を取り出して家にかける。しかし、誰も出ない。大家宅も留守だ。続けて米国MMさんの家にかける。
「ガチャリ。ハロー?」
「MMさんですか?」
「違います」
「MMさん、お願いします」
「誰ですか? そんな人はいませんよ」
「え? だって、そちら***-****でしょ?」
「そうですけど、うち、もう15年もこの番号使ってますよ」
そんなバカな。
「身分証明書を」
「分かった、運転免許証だ、ホラ」
僕は免許証を相手に向かって投げるふりをして、わざと狙いを外して部屋のすみに投げた。毎日愛娘とフリスビーをしているので、コントロールは正確だ。
「あ、すまん、手元が狂った。」
相手が後ろを向いた瞬間、僕はドアに向かって走り、外に飛び出した。止まったらヤバイ。走る。走る。
チクショ、こんなときにナイフ一本も持っていないとは。今回は機内持ち込み手荷物だけのつもりだったので、泣く泣く愛用のナイフも家においてきてしまっていた。
しかし、天は我を見放さず。走っていると、他のゲートで手荷物からナイフを取り出して職員に預けようとしている人が目に入った。レザーマンのウェイヴだろうか。細かいところまでは良く見えなかったが、ともかくそれをひったくって走った。
タクシーに飛び乗り、ミッションベイ方面に走らせる。こうなったらどこに行ってもヤバイと思った方がいい。このタクシーだって信用できるかどうか分かったもんじゃないが、とりあえずこちらが後ろの席に陣取ってナイフを持っていれば、なんとかなる。
ミッションベイの海が見えた。ここにはカヤック・ショップがあるのだ。昨年6月の家族旅行が、こんなところで役に立つとは思わなかった。
海に逃げれば、僕にも勝機がある。ただし、カヤック・ショップの前でタクシーを止めさせるのは賢くない。僕はわざとその先にある水族館を指定し、カヤック・ショップの前を車が通過する瞬間にドアを開いて飛び降りた。もしこのタクシーがグルではなかった場合は、僕は無賃乗車したことになるが、こっちはどうやら命がかかってるらしいんだ、許してくれ。
左肩をしたたか打ちつけたが、構っている暇はない。起き上がると店の裏手に回って一番速いカヤックを選ぶ。パドルはまともなのがないし、スプレースカートやライフジャケットもなんともお粗末なものしか置いていないが、贅沢は言っていられない。店の者に気づかれる前に海に出てしまわなければ。
普段ポリのタンデム艇ばかり持ち運んでいる僕にとっては、ケヴラーのシングル艇は驚愕するほど軽かった。乱暴に海面に放り投げると、スプレースカートに足を突っ込み、ライフジャケットは片方の腕だけ通して、艇に飛び乗る。
普通なら右に進路を取って、なるべくオークランドから離れるだろうが、僕は逆に進路を取った。まずワイテマタ・ハーバーにしばらく潜伏したあと、なんとか車を調達して西海岸のタズマン海側に艇をポーテージし、そこから南下する計画だ。
- - - - - - - - - - - - - - - -
幸いにもこのアイディアは功を奏したようだ。運が良かったのかもしれないが、オークランド市内でカヤックを積んだ車に対する検問は行われていなかった。
というわけで、僕は今、西海岸のとある場所にいる。家人や愛娘の行方も分からない。MMさんの電話番号は、今度は「その番号は只今使われておりません」というメッセージになってしまっている。これ以上自宅やMMさんの家に電話をかけ続けるのは危険だろうから、もう控えるしかない。携帯電話の電池もそろそろ切れそうだ。
カヤックでの移動も、そろそろこれが限界かもしれないので、ここにしばらくとどまって、サヴァイヴァル生活を送ることになりそうだ。ナイフを手に入れておいて本当に良かった。しばらく続いた好天のおかげで乾いた木には事欠かなかったので、ライターなしでも火を起こすのも容易だったし、シェルターを作る時間もたっぷりあった。決して美味いものではないが、ポッサムはワナで簡単につかまるので食い物にも不足はない。ニュージーランドはサヴァイヴァルしやすい場所だ。
そして僕には強い武器がある。そう、このようにインターネットにアクセス出来る環境を手に入れているのである。まぁ環境とは言っても、ド田舎のネットカフェなのだが、ここまで捜査の手が伸びるには、まだしばらく時間がかかるのではないかと思う。
こうしてここで事実を流し続ければ、事態はなしくずし的に好転する可能性もある。
家人や愛娘に、直接の危害が加えられていないことは確信できる。その点は心配する必要はないだろう。
しかし、MMさんの「力」は、想像をはるかに超えていたようだ。インターネットを武器にすれば勝機があるかもしれないと考えるのも、彼女の力を侮りすぎなのかもしれない。
しかし、今僕に出来るのはこれだけだ。
おっと、少々長く接続しすぎたかもしれない。そろそろログアウトしよう。
チッ、何だか目つきの怪しい警官が近づいてきやがるぞ。あ、僕のライフジャケットを手にしてやがる。ヤバイな……。また逃げなきゃいけないのか。
それじゃ、ちょいと失敬する。またお目にかかろう。
■というわけで、「続く」といったところで今回のお題「なしくずし」はおしまい。続きはもちろん、ありません(笑)
しかし、毎回こんな綱渡りかぁ? 覚悟して始めた企画とはいえ、キツイなぁ。なんか、こうやって毎回フィクションを書く羽目になるのかも……(^^;
ともかく、ともかく、次回は「し」から始まるお題を募集いたします。たまにはちゃんとしたアウトドアネタを書きたいなぁとは思いつつも、あまり期待しないで皆様のご応募をお待ちしておりますです(笑)
■さぁ~てさてさてさて、お楽しみの「100000ポイント集めて、ニュージーランド旅行に行こう!」の獲得ポイントのコーナーですが、急にルール変更したい気分になりました。
っつぅか、前回のコメント欄でツォンさんが出してくださったアイディアがなかなか良かったので、「しりとりエッセイ実行委員会総会」を緊急招集いたしました。
ちなみにツォンさんのアイディアは以下の通り。
動議ー2
勝手に始められた獲得ポイントは不当です。改革案を提出します。案1
1)お題に選ばれた人の10ポイント
2)お題を提案した人に1つにつきポイントは1、ただし、1つのお題につき、5ポイントまで。
3)ポイントは「龍の巣」で1ポイント1円で使用可
4)変更は今後。前にさかのぼらない(笑)。
これを参考に、獲得ポイントのルールを急遽明文化。
というか、今までは冗談半分に勝手に始めた不文律で、ルールなどなかったのだ、ワハハ(笑)
■【ポイントルール ver.1.0 06/02/2005】
- お題案一つ提出ごとに、1ポイント獲得。ただし最大五つまでとする。
- お題が採用された場合は5ポイント加算。
- ポイントアップ交渉歓迎。
- 獲得ポイントに応じて、景品等が当たる可能性あり。詳細はその場の思いつきで決まるが、『龍の巣』割引券になる可能性もあり。もちろん100000ポイント獲得者はニュージーランド旅行にご招待!
- 変更は、過去にさかのぼってすべてのお題提供者にも適用する。
- 足りないルールがあれば、適宜適当に追加する。
■というわけで、新ルール適用後の「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは、以下の通りです。
- MMさん
22 pt - Miyaさん
13 pt - さだっちょんさん
9 pt - ツォンさん
7 pt - tsuboさん
5 pt - kmoritaさん
3 pt - TO-BEさん
1 pt - youさん
1 pt
(注)今回のルールを「採用」させていただいたので、ツォンさんには5 pt加算されています。また、さだっちょんさんの「値上げ交渉」も、そのままいきてます。
さぁて、新ルール採用でいきなり様相がガラリと一変、再びMMさんの独走態勢になったぞ! やっぱりエスパーなのか!!??
でも、このルールならすぐに大どんでん返しが可能。ますます面白くなってまいりましたぁ!
でもポイント計算、けっこう面倒かも。……。すぐに変更したりして(^^;
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「???」
-------------------------------
■MMさんがエスパーだと思う方は
を、「まさか」と思う方は
を、「ワハハ、実は私がエスパーなのだぁ!」と思う電波な方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1465
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 雨、雷雨の可能性あり。北風。最高気温23度、最低気温14度。 [海洋気象] (エイベル) 北25ノット、午前中に北西15ノット(セパレーション...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.14
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel) Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight. Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel) Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight. Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel) Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight. Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel) Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight. Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.08
次は「島国根性」でお願いします。
いろんな国のお客さんを扱われておられるRyuさんですから、きっと面白い話、意外な話が聞けるんだろうなあ。
・・・・・・
(おもちゃにされてるやん)
まぁ、どちらがお釈迦様の掌で遊ばされているかはいつの日か明らかになるでしょう(と、負けず嫌いな所をアピール)。
ということで、今回のエントリーはお釈迦様つながりで「シッダールタ」にします。
ヘルマン・ヘッセの英訳版、凄く「すっきり」した英語で書かれている上短いので読みやすいですよ・・・なーんて言っていたらなんとウェブ上で読めるではないですか!
http://www.online-literature.com/hesse/siddhartha/
こうなったら次は独英辞典片手に原文読まなくては・・・
>Miyaさん
毎回お題ありがとございます。
島国根性、ですか。
書いちゃっていいのかなぁ?ってなネタならいくらでもあるんですけど、う~ん(^^;
>MMさん
MMさんも、毎回お題ありがとうございます。
>・・・・・・
>(おもちゃにされてるやん)
何も思い浮かばなくて、適当にキーボードたたいてたらこんなことになりました、アハハ。
>はお釈迦様つながりで「シッダールタ」
いや、「つながり」って、そんなケンキョーフカイ(笑)
ヘッセ、ウェブで読めちゃうんですね。
ビックリ。
ルールも新たになったことだし、
今度こそ採用されるゾ!
運が良ければきっと採用される。
採用される可能性もある。
可能性は否定できない。
でも、運がないし、
委員長に嫌われているかもしれないし(お会いしたこと無いですが)、
やっぱダメかな。
と、いうわけで、
「尻すぼみ」
エントリーします。
真剣勝負!
いやぁ、これは書きがいがありそうだ。
でも、またアウトドアネタから離れそうだ(笑)
プロレスネタ書き始めると、絶対にヤバイぞ、僕は。
尻すぼみ!
「なしくずし」のあとに「尻すぼみ」って、なんか縁起悪い感じ(笑)
そろそろtsuboさんやMiyaさんの辺りに順番が回ってくると思いますので、今後ともよろしくお願いします(^^;
January 30, 2005
{しりとりエッセイ #005} ンジャメナ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、高曇り。午後シーブリーズ。最高気温23度、最低気温15度。
[海洋気象] (エイベル)
南東10ノット、午後沿岸部でシーブリーズ。今夜北東15ノットに変わる。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:29 AM 3.9 m Low 07:22 AM 0.8 m
High 01:47 PM 3.9 m Low 07:46 PM 0.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報どおりのおだやかに気持ちのいい一日。
-------------------------------
■極々私的なメモ。
愛娘はまだテント泊未体験。そろそろオーヴァーナイトのキャンプにも連れて行きたいので、今夜は庭でテントを張って寝てみようかと思ったのだが、家人がまだ一昨日の日帰りトレッキングのダメージから回復していないので、ちょっと無理か(笑)
でもブログアップし終えたら、とりあえずテント張るだけ張ってみるかな。
-------------------------------
■「しりとりエッセイ」第5回。ご存知の通り、前回が「理不尽」だったので、今回は「ん」で始まる言葉。
今回も多数のお題候補のご応募、どうもありがとうございました。「おしりに『ん』がついたら負け、ゲーム終了」という「しりとりの黄金律」を打破し、おかげさまで第5回につなげることが出来ました。本当にありがとうございます。
さてさて、とは言ったものの、今回のお題も厳しいのが多いぞな、モシ。
「尋問」
「ンジャメナ」
「んす」
「ンゴロンゴロ自然保護区」
「んち」
「ングァツタルゥ」
「ンゴマ・マカンバ」
……。僕にどーしろとゆーのだ……。
ところでMMさんが、こんなデータベースをご紹介くださったが、これだけ「ん」で始まる言葉がそろってきてるんだから、「『ん』がついたら負け」というしりとりのルールは、もう過去のものといっていいのだろうか?
でも、ほとんど唯一といってもいいルールが無効になると、ゲームとしての体裁が崩れてしまう気もする。
ま、いいんだけど。
んでは、またまた抽選委員長にお願いしよう。

ありゃ、あと二枚カードが上段に並んでたはずなんだけど、写ってないな、ま、いいや(笑)
どれでもいいけど、お願いだからク・リトル・リトル関連だけはやめて>委員長

やったぁ! えらい、よくぞ「ングァツタルゥ」を引かなかった、立派だ!>委員長
「ンジャメナ」なら任せとけ、これなら書ける……、かなぁ???(^^;
ま、いいや、とにかく書いてみよう。
今回のお題はMiyaさんに頂戴した「ンジャメナ」です。
■えっと、ンジャメナってチャド共和国の首都だったよな。
で、チャドってどこよ? 地図地図。
あった。中央アフリカ共和国のすぐ北、東はスーダン共和国で、北には社会主義人民リビア・アラブ国、西側にはニジェール共和国。や国の北部はサハラ砂漠にかかっているな。西部にはチャド湖、その南に首都のンジャメナがあるわけね。
ちなみにこの国、その他にカメルーン共和国やナイジェリア連邦共和国にも接しているが、これらはチャド湖を介しての隣国なので、「地続き」といわけではないようだ。
個人的には、このチャド湖が引っかかる。ケニア・タンザニア、ウガンダにまたがるヴィクトリア湖ほどではないけど、でもやっぱり破格の大きさの湖みたいだな。面積のデータはどっかにないか? あった、地図帳に載ってるよ。20,900平方キロメートル。ただし、湖面の拡大・縮小、推移の上昇加工が著しい湖とのことで、面積は水位によってマチマチってことらしい。
ともかく、湖の面積が出てきたら、日本人としては琵琶湖を出さないことにはピンと来ない。琵琶湖の面積は670平方キロメートル。つまりチャド湖は琵琶湖の31.2倍の大きさ。海だ、海。このスケールになれば、きっと多少なりとも潮汐もあることだろう。
ところで日本人の中にも琵琶湖を見たことのない人はいくらでもいるし、見たことあってもグルリと一周したことがある人なんてほんの一握り(僕もしたことない)のはずなんだけど、なぜか「琵琶湖の○○個分」と言われれば「なるほど」と納得してしまうのはなぜだろう? ホントに納得してる?>琵琶湖を見たことない人
もっと分かりやすいデータ出してみようか。地図帳の県別データによると、九州の面積は42,158平方キロメートル(ただしこれは七つの県の面積を合計したものだから、鹿児島県の離島面積も含んでいる)。つまり、九州のほぼ半分に相当する面積だ。
あるいは四国。同じく四県を足した数値なので島嶼部を含むが、面積は18,801平方キロメートル。四国がまるまるスッポリ入っちまうな。
ちなみに日本の都道府県で一番大きいのはご存知北海道で83,452平方キロメートルだが、二番目はご存知? 僕は知らなかった。岩手県の15,278平方キロメートル。四国全体に迫る勢いだ。一つここは思いっきり頑張って、四国を追い越して欲しいものだが、ご覧のとおりチャド湖は二番目に大きな岩手県をスッポリと飲み込んでしまう。やっぱりデカイ。
僕は琵琶湖を持ち出されるより、こっちの方が分かりやすいんだけど、いかがなものだろう?
えっと、チャド湖のことばっかりじゃマズイんで、とりあえず一回ンジャメナに話を戻すか。ちょいとグーグル検索してみよう。とりあえず上から順番に見ていくか。
う~ん、ンジャメナの詳しい情報はないなぁ。ただ、こういう国だから都市らしい都市はきっとンジャメナだけだろうから、ここに書かれた「アラブ系種族とアフリカ黒人系の移動合流点にあたり、両者の激しい戦いが続く」なんていう記述は、そのままンジャメナにも当てはまるんだろうな。
言語はフランス語とアラビア語か。ちょっと引いてしまうな……。
お、ホテルの情報があるな。
た、高いでないの……。安いのないのか?
そういうのを調べたいときは、バックパッカーの虎の巻、「旅行人」だな。えっと、確かお気に入りの中にもあったはず。お、あった。
検索「ンジャメナ」、クリック!
げ、ヒットしない……。
じゃ、「チャド」、クリック!
え!? これもダメ!? Namazuってダメなんじゃないのぉ?
じゃぁ「情報室」から『アフリカ』旅行情報のページに入って自分で探そう。ほらあるじゃん。2003年6月号の記事。
【スーダン情報3】<チャドへの道>(1)ハルツームのスーク・シャビー6時発(バスで8h/1,800S£)→El Rahad20時発(列車で1泊2日/5,200S£)→ニャラ。チケットはハルツームで通しで買える。途中の駅でターメイヤ、パン、ビスケットなどが買える。ニャラのレジストは無料。(2)ニャラ6時発(バスで悪路8h/1,000S£)→エル・ゲネイナ。チケットはニャラのスーク近くのバス会社で当日でも買える。山賊が出るので警官の護衛が付く。エル・ゲネイナはホテルがないのでイミグレに泊まる。ここでスタンプをもらい、スーダン出国終了。【スーダン情報4】<チャドへの道・続き>(3)エル・ゲネイナ(ランクルの荷台に椅子をつけたもので悪路1泊2日/10$または2,700S£)→アベシェ。チャドのイミグレの街アデレで、入国スタンプに賄賂要求あり。アベシェの入口でパスポートを取られるが、街の警察署(スルテ)で返してもらえる。アベシェにはHotel Fruit Demerのほか民宿もあり。両替は西へ行くほどレートが悪くなるので、スーク内の闇両替所での両替がおすすめ(1$=690CFA)。(4)アベシェ13時発(バスで悪路24h/12,500CFA)→ンジャメナ。
【チャド情報1】<手続き>ンジャメナではまずイミグレ(Ave Felix Ebone'沿い、教会近く)でのレジストレーションが必要(無料、要写真2枚)。以前は出国ビザが必要だったらしいが、今は不要とのこと。<ニジェールへ抜ける場合>ビザは領事館で即日発給(30$)。チャド湖周辺を
旅行する場合は旅行許可書が必要なので、ビザ取得のついでに郵便局近くのMINISTERE DE L’INTERIEURで、旅行許可証を発行してもらう(パスポートのコピーと申請書要、所要5日)。【チャド情報2】<ンジャメナで郵便を出す>中央郵便局前のEMSや入口前で売っているハガキ(500CFA)はバカ高い。ハガキは郵便局2Fで買える(350CFA)。切手はとてもカラフルで、マリリン・モンローやビートルズなどいろいろある。日本までのハガキ送料250CFA。
<ンジャメナの宿>とても高く、ミッションカトリックでも10,000CFA(朝食付)だが、満室のことも多い。多くの人はマ・キャリエールに泊まっている様子(一部屋5,000CFA)。前にはレストランがあり、焼き肉、ライスシチュー各500CFA、パスタ類550CFAなど。【チャド情報3】<マルシェ>マ・キャリエールから乗合タクシーで125CFA、ミニバスで100CFA。ネックレスや瓢箪細工、野菜などが安いうえにぼらない。トマト5個20CFA、アボカド125CFA、茹でた里芋100CFA(大)、サツマイモ50CFA(小)など。子供のスリがいるので注意。
<ンジャメナのレストラン>レストランのメニューは焼き肉がほとんど。屋台のトマトシチューは安くておいしい(300CFA)。夕方にはシャルル・ド・ゴール通りで揚げ魚も売られる。同通り沿いマーケット向かいモスク前の牛乳屋さんのヨーグルトは洗面器一杯300CFA、ハーフ150CFA。【チャド情報4】<両替>マルシェ向かいの銀行前で、ゴザを敷いて札束をかかえて座っているおじさん達が闇両替。銀行レート1$=615CFA、闇レート1$=670CFA。ただし、闇両替は新しい100ドル札しか受け付けない。ユーロはどこも同じ。郵便局裏の銀行ではT/Cも両替可。
<ンジャメナからMao>Gudjiバスターミナルから、10人乗りミニ四駆(助手席12,500CFA、後部座席12,000CFA)、トラックの荷台(3,500CFA)。トラックは乗り心地が悪いので、早めに乗り込んで良い場所をゲット。夜は寒いうえに午前3時~6時半まで野宿、10h程度のハードな道程。【チャド情報5】<Mao>建物が独特で美しい街。街に入る際は警察署で荷物ごと降ろされパスポートにスタンプをもらう。賄賂要求あり。砂の道は歩きづらいのでラクダタクシーが便利。街灯がないので懐中電灯が必要。一月でも日中は外出がつらいほど暑い。また、日中は水が出ない。
<ホテル>ミッションカトリックが見つからず、Centre De Lecture a Janimation Culturelle Maoというホテルに泊まった(W5,000CFA/トイレ、シャワー、ゴキブリ付)。隣りにカフェテリアもある。【チャド情報6】<Maoの物価>意外と高い。コーラ350CFA、モツ煮、シチュー各500CFA、ドーナツ1個25CFAなど。白飯もあるが水気が多くお粥のよう。たまにCFAではなく前の単位(CFAの1/5)で言われるので要確認。地方へ行くとコーラ、日用品、野菜などが高くなる傾向がある。
さすが旅行人、面白いじゃん!
僕的にはチャドに行ったらンジャナメよりもチャド湖に行ってみたいと思うんだけど、この情報によると、旅行許可証がいるらしい。所要期間5日間!!?? さすがアフリカだ……。
宿はやっぱり高いか。でも、ミッションカトリック朝食つき10,000CFAなら悪くないじゃん。約\5,000なら、Yahoo!トラベルに出てたホテルの4分の1だ。とはいえ、この価格は日本なみだな。貧乏バックカッパーにゃ涙が出るほど厳しい。
ンジャメナじゃなくてマルシェ(ってどこよ? 僕の持ってる地図には出てないぞ)の話だが、野菜は、ニュージーランドとほぼ同じレヴェルかな。
お、Maoっていうところにはラクダタクシーがある! これ乗りたい!
■いやぁ、知らないところを調べるのって楽しいなぁ。なるほど、ンジャメナって結構物価の高い都市なんじゃん。「ん」から始まる変な名前だからと、あなどってはいけない。考えてみれば、ニュージーランドより人口の多い国の首都である。
でも、僕が惹かれているチャド湖の情報がまだ出てこない。直接「チャド湖」でググってみなきゃダメか。
えっと、まずこんなのが出てきた。
地図帳には20,900平方キロメートルと書いてあったが、ここには
湖の面積は雨季と乾季で倍以上も変動し、雨季では面積は約25000平方キロメートルにも達するとある。なるほど、乾季は岩手県より小さくなるんだ。スゴイな。エイベル・タズマン国立公園もビックリの水位変化だ。水位にして何メートルくらい上下するんだろ?
あ、もっと詳しいサイトがあった。
◇「世界の湖(35) チャド湖(チャド・ニジェール ナイジェリア・カメルーン)」
へ、平均水深1.5メートルぅ!!?? マヂですか。つまり、乾季にはもっと浅くなるっていうことだな。
お、「干上がった湖内には新たな漁業集落も生まれています」、「原始的な漁業が若干みられる」っていう記述が見える! これこれ、こういうのを探しておったのだ。見たいぞぉ>原始的な漁業
どんな魚がいるんだろ?
ありゃ! 別のサイトによると、ここはアフリカ最大の「塩湖」なんだそうだぞ。
ということは、魚は海水魚だ。美味いのがいそうだな、ワハハ。
あれれ、ちょっと待てよ。前のサイトには、冒頭に
淡水の湖沼で、水深が浅いため、湖の周囲はヨシやパピルス、ガマなどの優先する広大な沼沢地となっており、湖心部にも水生植物の密生するところが多く見られます。と書いてあるぞ。
っつぅことは、この「塩湖」っていう記述はウソってことか。う~んインターネット情報はまさに玉石混交、これだから面白いが、気をつけないと。
えっと、じゃぁ魚は淡水魚なのね。でも、美味い魚は美味いからなぁ。どんなのがいるんだろ? 検索してみたけどどうもよく分からん。これは行ってみないとどうしようもないな。
よし決めた。シーカヤックを持ち込んで、「原始的な漁業」とやらを真似して魚捕まえて、焚き火料理で食ってやろう。うん、今期の仕事が一段落したら、これだ。
じゃ、安全状況を確認してみるか。
……。
「武装強盗団に注意が必要」、「反政府武装グループの拠点」、「地雷」、「中央アフリカ領より侵入してくる反政府分子との間で小競り合い」、「日本人は裕福と見なされ、常に犯罪のターゲット」、「都市における主たる公共交通機関はタクシー(乗用車タイプ及びバン・タイプがある)ですが、乗り合いになるため、運転手と他の客が共謀し旅行者を襲うケースも見られますので、利用は避ける方が良い」……。
ラヴリーだ。上等じゃねぇか。絶対行かねぇぞ、んなとこ。
■というわけで、今回のしりとりエッセイはおしまい。
次回のお題は「め」「な」で始まる言葉です。よろしくお願いいたします。(ご指摘感謝です>ツォンさん)
■お楽しみの「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは以下の通りです。
MMさん 2ポイント(あと99998ポイント)
さだっちょんさん 2ポイント(あと99998ポイント)
Miyaさん 1ポイント(あと99999ポイント)
さぁ、混戦模様となってまいりましたぁ。手に汗握るトップ争いから抜け出すのはどの選手だ!?
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「???」
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■「チャド、行ってみたいなぁ」と思った方は
を、「チャド、やめとこ」と思った方は
をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1421
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、ときどき曇り。北東風。最高気温26度、最低気温19度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午前中に北東に。海況はおだやか。 [...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.06
抽選委員長!!動議を提案します。
動議ー1
次回のお題は、「メ」ではなく、「ナ」と思われます。なんらかの悪意が介在してます。訂正お願いします。
動議ー2
勝手に始められた獲得ポイントは不当です。改革案を提出します。
案1
1)お題に選ばれた人の10ポイント
2)お題を提案した人に1つにつきポイントは1、ただし、1つのお題につき、5ポイントまで。
3)ポイントは「龍の巣」で1ポイント1円で使用可
4)変更は今後。前にさかのぼらない(笑)。
案2
ポイントは現状のまま、1ポイントにつき「龍の巣」で永久に1%引き。(MAX:20%引きまで)
お題は、「難癖」でおねがいします。
Posted by: ツォン : January 30, 2005 12:08 PMツォンさん、早朝からありがとうございます(笑)
動議1。
ホンマですね、なんで「め」にしたんだろ。
おっしゃるとおり「な」です。
早速本文訂正しました。
動議2。
次回の総会にて協議いたします(笑)
ク・リトル・リトルでもクトゥルーでもクトゥルフでもCthulhuの日本語読みは何でもいいんですけれど、そんなにまでして忌み嫌われた「ングァツタルゥ」の恨みは怖いですよ。
何てったってクトゥルー様はニュージーランド沖に永遠にお眠りになっているのですからして・・・
参考資料:
http://scjb.raindrop.jp/cthulhu.html
「な」で始まるクトゥルー系用語として今回のエントリーは「ナイアルラトホテップ」(笑)、真面目なエントリーとして「なしくずし」でお願いします。
あ、怒りをかってしまった。
ひょっとして、これから毎回クトゥルー系用語が、引いてしまうまでエントリーされてしまうのだろうか?(^^;;;;
う~ん、早急に手に入れて読まねば。
こっちの古本屋にもあるかな?
しかし、英語で読むと「読めない変なつづりの単語」だらけで死にそうになるかもなぁ。
>英語で読むと「読めない変なつづりの単語」だらけで死にそうになるかもなぁ
試した事ありますが、本文自体は読み易いです。が、「用語」オン・パレード、しかも呪文系なんかが入ると全くもって意味不明、発音不可能です。
まあ、「B級ってこんな感じ」の王道でマニアも多いですから、間口は広く、奥行きは深く、の典型ですね。
実は今回の「ナイアルラトホテップ」を始め、かなりの作品がウェブ上で読めちゃったりするのです。
版権をまだ誰かが握っているらしいのでリンクは貼りませんが、検索すると結構出てきますよ。
で、マラソン・クトゥルーエントリー・・・出来ない事はないんですけど(爆)。
>試した事ありますが
流石(笑)
>全くもって意味不明、発音不可能
やっぱし……。
う~ん、やっぱり日本語か?
>かなりの作品がウェブ上で読めちゃったりするのです
マジですか?
朗報だ。
強い味方だ(^^)
って、ホントにやるんですか?>ラヴクラフトしりとり(^^;
キングやバーカーならけっこう読んでるんですが……。
自己レス(事故レス?)
>キングやバーカーならけっこう読んでるんですが……。
バーガー・キング、ではありません。
ゴミレス、失礼m(..)m
Posted by: Ryu : January 31, 2005 6:51 AMお、なかなか書きやすそうなお題!
ありがとございます(^^)
でも、書きやすそうなのに限っててこずったりするんだよなぁ。
あるいは、全然面白くないのができちゃったり……。
やっぱり油断は禁物だな。
January 29, 2005
非常に非常に、残念な結果。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇りのち晴れ。午後シーブリーズ。最高気温22度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:南東10ノット、夕方に20ノットにあがる。その他のエリア:変風10ノット、沿岸では午後シーブリーズ、夕方に南東15ノットに。北部の海況はやや荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:55 AM 3.9 m Low 06:52 AM 0.7 m
High 01:13 PM 4.0 m Low 07:11 PM 0.7 m

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■いやぁ、やっぱり夏って良いわ、最高。
今日は絹層雲が一日中空に張り付いた高曇り。透明度は抜群、日差しは柔らか。風は穏やか。これ以上何を望むのだ?
昨年は夏がこなかったので、「夏は素晴らしい」という単純なことをすっかり忘れそうになってたということに気づいた。おそろしい話だ。こういう日があるから、きつくても皆この仕事を続けてしまうんだよなぁ。
本日は英国人五名にキウィ一名。最近は集中力が一日の終わりまで続かず、クロージングでつまづくパターンが非常に多かったのだが、今日は週の最終日でもあることだし、気合を入れて最後の最後まで気を抜かずにクロージングに持っていくことに専念。無事ツアー終了。
二年前までは、気合など入れなくてもクロージングまでに集中力が切れることなんて絶対になかったんだけど、今シーズンは相当に気張らないとどうしてもツアー終了前にテンションが落ちてしまうし、ちょいと体調が悪いともう全然ダメ。気力の低下はホントどうしようもないなぁ……。
また例によって帰る間際になって「明日働ける?」とマネージャに打診されたが、最終日の仕事終了間際になってそんなこと言われても、もう気持ちの切り替えがつかない。せめて朝のうちに言ってくれればOK出せるんだけどね、もう手遅れ。スマンが明日は休むぞ。 tist 6
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■実に残念なことである。なにがって? これだ。
◇積丹カヤックス野塚通信「カヤック業界のソフトウェア(3)」
ごく最近このブログを見つけて下さった方のために念のためちょいと書いておくと、拙サイトでこのネタに最初に触れたのは昨年12月25日で、次が今月8日。今回が3回目である。西村氏も前に2回書いていらっしゃるので、それらの過去ログを最初にごらん頂くと話が分かりやすいかと。
で、本題。
結局上記の西村氏のエントリーのような結果になってしまった。僕が言いたいことは、氏がエントリー内で言い尽くしてくれているので、今は口を閉じよう。
ただし、そのうち何事もなかったかのように出版されるであろう現物を見たら、また何か言うかもしれない。
しっかしなぁ、西村氏のようなホンマもんのプロ根性を持った人間が、せっかく本気を出してぶつかってきてくれているというのに、それを受け止められないっていうのは、なんとも情けない話だよなぁ。
PCソフトウェアのシステムをアウトドア出版物に応用するというのは、画期的な試みだと思うのだけど、当該編集部には理解できないかねぇ。我々ガイド側、アウトフィッター側にしたって、西村氏がおっしゃるような形で情報交換が出来れば、計り知れないほどの「経験の蓄積」が可能になるはずなのになぁ。
-------------------------------
■「残念だ」と思った方は
を、「まったく残念だ」と思った方は
を、「なんたる残念なことだろうか!」と芝居がかったことを思った方は両方をクリックしておいて下さい。
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January 8, 2005
相変わらず、危機管理意識の薄いソフト業界。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨。北風。最高気温20度、最低気温13度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北では北西15ノット、昼前に南部では南西15ノット、北部では25ノットに変わる。北部の海況は荒くなる。北の波、一時1mにあがる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:58 AM 1.1 m High 08:36 AM 3.7 m
Low 02:32 PM 1.0 m High 08:46 PM 3.7 m

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■六連荘明けの休み。
夜中から朝10時ごろまで大雨。その後晴れたが正午からまた大雨。今度は30分であがってまた快晴。こりゃスゴイ。南国のスコール並み。どっちにしても休みでよかった。
でも、その後は真夏の快晴。今日の仕事変わってもらったダリルに申し訳ない気がしていたが、最後がこれならお客様も満足して帰るに違いないからホッとした。
昼過ぎ、マネージャから電話があって明日急遽出勤できないかと打診。スマン、明日はネルソンでマッサージを受けることにしてるのよ。
-------------------------------
■昨年12月25日のエントリー(って書くと昔の話みたいだけど、まだ2週間ほど前のことだ)で、『積丹カヤックス野塚通信』の西村氏が、シーカヤックのフィールドガイド本の原稿を執筆中であることをとりあげた。
その後、危機管理面のチェックは編集部には任せられないということで、氏からごうと僕宛に原稿チェックの依頼があった。早速拝見したのだがさすがは西村氏、厳しい字数制限に苦しんでいらっしゃるとのことだが、大きな制約の中に手抜きのない危機管理情報を盛り込み、なおかつフィールド案内もキチンと書き込むなど、非常にしっかりした内容のレポートに仕上がっていた。少々のバグフィックスを経て、決定稿は非常に洗練されたものになると思う。
■ただ、こういうキチンとしたものを読ませていただくと、逆に気になってくるのが他のフィールドのレポート。氏が、
執筆者間のメーリングリストも欲しかったなぁ。その他いろいろな問題が浮き彫りになりました。
とおっしゃってるが、確かにこの手のものは、非常に多くのレポーターが寄稿する形になるので、レポーターの資質の差が、もろにレポートの差に跳ね返ってくる。もちろん、その差が本の値打ちを落としてしまうわけで、執筆者間の情報交換をスムーズにするためにメーリングリストを活用し、ギャップを埋めることにつとめるのは、むしろ編集部として当然の義務という気がするが。
逆に言えば、全レポーターが氏と同じあるいはそれ以上のレヴェルのレポートを寄せるのならば、その本は買うに値するし、向こう10年間は価値が落ちないだろう。
ところが話を聞いてみると、執筆者間の連絡どころか、原稿依頼を受けている業者が、実は「なぜあんな休眠状態のアウトフィッターに?」というようなところだったりして、必ずしもそのエリアでフィールドを最も良く知っている人間が原稿を書いているわけですらないらしい。
つまり、そもそも最初の人選の段階からして、当該編集部には危機管理意識がさっぱりないというわけか。日本の出版界の慣習に従って、コネだけを使って頼みやすいところに頼むという方法でもとったのだろうか。
シーカヤックのフィールド本を作るという事が、どれだけのリスクを内包しているか分かってないんだろうなぁ。ヤマケイといえども、所詮出版社は出版社、編集者は編集者、アウトドアのプロとは意識が天と地ほどかけはなれているわけか。
僕自身は、アウトドア・ツーリズム業界もアウトドア出版界業界も、ともに「アウトドア・ソフト産業」という大きな枠の中で同列にとらえようとしているんだけどなぁ。
昔BE-PALに物申したことがあったが、そのときに編集者の意識レヴェルの低さにあいた口がふさがらない思いをした。今回の編集部(編集者)も似たようなものだろうと推察するので、もう直接は何も言わない。言わないが、消費者をバカにし、危険にさらすような本作りには賛成できないので、こうやって消費者向けに「要注意」といっておくことにする。
やれやれ、日本のアウトドア・ソフト産業は、まだまだレヴェルが低すぎるわぃ。
-------------------------------
■
、ますます上位の大激戦になってて、毎日のように順位が変わってて面白い!
もがんばれぇ! (とはいえ、こっちのサイトはどうも数値が怪しいなぁ。ホントにちゃんと集計されてるの???)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1304
Excerpt: 理想的なフィールドガイド本はどのように作られるべきだろうか。
From: 積丹カヤックス野塚通信
Date: 2005.01.28
Ryuさん、ごうさん、原稿のレビューにご協力いただき、ありがとうございました。ヤマケイ担当者殿からは、わたしが問い合わせた「初心者~」の分類等に対する回答をいただいておりません。年末年始を挟んだことや、北海道エリアを取りまとめる編集者の方を経由することを考慮しても、レスポンスが遅く、少々不安です。シーカヤッキングの危機管理をどのように考えているのか、提案を出せば聞いてもらえるのか/もらえないのか、回答をいただければ見えてくるはずです。コメントはそれまで控えさせてください(慎重過ぎますか??)。
他の分野のフィールドガイド本で、メーリングリスト等で執筆者間の横の繋がりを意識して作られた本はあるのでしょうか。無いなら、Gofieldさんに期待!
> コメントはそれまで控えさせてください(慎重過ぎますか??)。
もちろんけっこうですよ。
慎重な方が良いです。
僕みたいにすぐに噛み付いちゃダメっす(笑)
> 他の分野のフィールドガイド本で、メーリングリスト等で執筆者間の横の繋がりを意識して作られた本はあるのでしょうか。無いなら、Gofieldさんに期待!
あるんですかねぇ?
やっぱりそういうのは既存の紙の出版界じゃなく、ネットから出てくる動きだと思うんで、アウトドア・ソフトの世界では、やっぱGofieldが牽引しなきゃダメな部分でしょうね。
現時点でわたしのビジネスパートナーですから、批判する前にいろいろと働きかけるのが義務。Ryuさんやごうさんとは立場が違うだけで、わたしが決して穏やかなわけではありません。しかし、待ちくたびれました。やや戦闘モードで電話をかけたのですが、本日が休日であることと、わたしが世間の流れに無頓着な原野生活を送っていることが改めて確認できただけ。う~む・・・。明日までに怒りを蓄積して、ではなくて、頭を冷やしてかけ直します。
Posted by: 西村 巌 : January 10, 2005 1:48 PM> 本日が休日であることと、わたしが世間の流れに無頓着な原野生活を送っていることが改めて確認できただけ。う~む・・・。
スミマセン、このくだり、思わず爆笑しちゃいました(^^;
とりあえず、頭冷やす時間が出来たのはよかったっすね。
話が建設的に進むことを祈ってます、ホントに。
December 25, 2004
自己責任と、クラス区分。
■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇り時々にわか雨。風おだやか。最高気温19度、最低気温10度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:40 AM 1.2 m High 10:05 AM 3.8 m
Low 03:55 PM 1.1 m High 09:58 PM 3.6 m

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■ 【過去三日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
[水曜日]ときどきにわか雨。雷雨の可能性もあり。北風。最高気温20度、最低気温9度。
[木曜日]にわか雨。冷たい南西風。最高気温19度、最低気温11度。
[金曜日]晴れ。南西風。最高気温21度、最低気温12度。(以上、水曜日の時点のもの)
[金曜日]晴れときどき曇り。午後シーブリーズ。最高気温19度、最低気温9度。(金曜日の時点のもの)
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。
[水曜日]セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に北東に変わり、午後に南西20ノットに変わる。その他のエリア:変風10ノット午前中に北東15ノットに替わり、午後南西15ノットに。北部海域はややあらくなる。北の波1m、次第に収まる。にわか雨の中、視界良好だが、雷雨の中の視界は悪い。夕方には視界は回復する。(水曜日の時点のもの)
[金曜日]南西15ノット。海況はおだやか。(金曜日の時点のもの)
[潮汐表] (ネルソン)
[水曜日]
Low 12:58 AM 1.4 m High 07:23 AM 3.4 m
Low 01:34 PM 1.4 m High 07:32 PM 3.5 m
[木曜日]
Low 01:58 AM 1.3 m High 08:27 AM 3.5 m
Low 02:27 PM 1.3 m High 08:25 PM 3.5 m
[金曜日]
Low 02:52 AM 1.3 m High 09:21 AM 3.7 m
Low 03:14 PM 1.2 m High 09:13 PM 3.6 m

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■ つ、疲れた……。
今期のエンチャンテッド・コースト、大変だわ。
ウィルソンズがシステムを変えて、キッチンクルーのポジションを廃してしまったので、ガイドが全部食材を準備しなきゃいけなくなったのだけど、メニューも同時に変更になって、夕食などスープ、前菜に始まりデザートに終わるフルコースなんで、キッチンにストックしてある食材を倉庫や冷蔵庫、冷凍庫から引っ張り出して準備するだけで数時間を要するのは21日のエントリーに書いた通り。
昨日は、そのスリーデイ・ツアーから戻った。
三日間一分たりとも気を抜かずに早朝から深夜までお客様のケアに走り回り、戻ってきたら二時間フルに洗浄マシーンに変身。19時に5分間だけ座って味噌汁一杯、クラッカー2枚、チーズ一欠けらのオヤツを食べたのだが、これが考えてみると昨日の朝起きてから初めてゆっくりと座った「三日間で初めての休憩」。
その後二時間半は次のスリーデイの準備。
結局会社を出たのが夜の21時半。もちろんクリスマス・イヴなので、他の連中の逃げ足は非常に速く、僕以外の人間は18時前に完全にいなくなっていた。会社を出ると、マラハウの村にはサンタ・ハットをかぶった千鳥足の酔っ払いがあふれていた……。この仕事にはクリスマス・イヴも大晦日も元旦もないんだけど、それでも切ないねぇ。家では愛娘が僕の帰りを待ってるっつぅのに。
ごうちゃんも書いてるように、厳しいのはどの業界、どんな職種も同じで、それは色んな仕事を遍歴してきた僕自身もよぉ~く知ってるんだけどね、ここまで過酷な仕事は、やっぱり今まで経験してないなぁ。なんせ、お客様が目の前にいらっしゃる限り、「休憩時間」というものがないんだよね。キャンプツアーの場合、テントの中に逃げ込んでしまうという手もあるんだけど、雰囲気によってはそれも出来ないことがあって、そういう時はテントに入った瞬間眠りに落ちたりするので、起きている間にホッと一息つく時間はまさに一秒たりともないことも少なくない。今回のツアーがまさしくそういう感じだったんだけど。
■ まぁ良いや、ともかくツアーのこと。
食材の準備がベラボウに大変なのは上記の通りだが、その分食事は超パワーアップしていて、お客様は大満足。ウィルソンズ介入によって色んな面に「シワ寄せ」が来たが、このエンチャンテッド・コーストの食事だけはモノスゴク良くなった。サラダだって7回の食事すべてにつくが、そのすべてを別の内容にするという懲り様。
もちろんガイドの方は料理が大変なんだけど、あれだけお客様に喜んでもらえるならば、大変な思いをする値打ちはあるってもんで。
食事のおかげもあって、大変良いツアーになって、久しぶりの「快心の仕事!」となったのはめでたい。
ただねぇ、調理にかかる時間が増えてしまった分、他の面に時間的なシワ寄せが来るのは残念といえば残念。スリーデイ・ツアーでは、ワンデイでは絶対に行けないような面白い場所にお客様を連れて歩きに行ったりするんだけど、そういう時間がとりにくくなるんだなぁ。滝でシャワーで浴びたり、天然のウォータースライダーを滑り降りたりっていうのは、キャンプ・ツアーならではのアトラクションなんだけど、あの豪華メニューを供しつつ、なおかつその時間をどう捻出するかってのが、今後の課題になるなぁ。
■ ログ。
初日は晴れ時々曇り、風は北東10ノット。昼食はアワロア、風が真正面から吹きつけ、若干寒い。エイベル・ヘッドからセーリング。トンガ島には寄らず、オネタフティに直行してキャンプ。他に数組のトランパーと、レンタルカヤッカー一組(カップル)がいただけで静か。その代わりポッサム攻撃がスゴイ。我々がまだ全員そろっているテーブルにまで忍び寄ってきた。夏至の翌日なので、日が落ちやしない。
二日目、朝起きるとテーブルの周りにポッサムの糞が山盛り。夜中もうるさかったよなぁ。海況はおだやか。トンガ島でオットセイの写真をとりまくったあと、アーチポイントでモーニング・ティー。ただタイミング悪く、ちょうど雲と風が出たので、あまりのんびり出来ず。小雨がぱらついてきたので、仕方なく干潮で遠浅になってしまったバークベイのキッチンシェッドで昼食。パニーニのハム・チーズ・サンドイッチが美味い。アンカレッジに直行してキャンプ。シーカヤック・カンパニーからはリーのグループ、キウィ・カヤックスからはソフィーのグループがキャンプしていたが、やっぱり案外空いていて16時着だったのに難なくファイヤープレイスとテーブル2つを確保。夕食後は焚き火でチーズを焼いたり、焼きバナナ、焼きリンゴを作ったり。ようやく日が落ちてからは土ボタルの洞窟へ。ケーヴ・ウェタを見せてイギリス人の可愛い子チャンに悲鳴を上げさせる悪いガイド。
三日目。事前の予報では南西が20ノットほど吹くとの事だったので懸念していたが、朝の予報では15ノットになっていた上に、朝から快晴だったので、シーブリーズが勝ちそうな気配。安心してテ・プカテアでゆっくり。ここまで晴れ渡ったのは三日間で初めてだったので、皆動きゃしない。無理やり起こしてショート・ウォークした後、昼飯を食いにアデール島に。ところがビーチがいっぱい。仕方なくシーブリーズの中アップルトゥリーベイに渡り、風の当たらない干上がったラグーンの中で昼食。晴れていたけど風が強くて寒いので早々に切り上げてマラハウに。15時半帰着。 ec 7
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■ 遅ればせながら、メリー・クリスマス!
クリスマスカードをここに貼ろうと思ったんだけど、サイズ(横幅)がでかすぎてここに収まりきらないので、ここをクリックして下さいまし。
これは、昔々に『パドルの向くまま、気の向くまま』のトップページ用に、デザイナーのリョウ氏から頂いた、2000年のクリスマス・カード。大好評で「クリスマス後も見られるようにして欲しい」とのリクエストが殺到したので、同サイトの地下室「秘密ギャラリー」に常設展示している逸品。
「古いモノを引っ張り出しやがって」と、リョウ氏には叱られてしまうかなぁ(^^;
■ ちなみにこっちでクリスマスっていうのは、日本の元旦のようなもの。いや、もっとすごい。なんせ、バスさえ止まってしまうし、スーパーマーケットも閉まる。開いているのは極々一部のガソリンスタンドだけなので、下手するとガス欠で車が止まってしまうのだが、日本のJAFに相当するAAもやってないので、そのまま遭難してしまうことになるという、世にもおそろしい日である。
実際我々も、5年前のクリスマスの日に友人宅にクリスマス・ブレックファスト(そういう習慣がある)をよばれに出かけたときに、ガス欠であやうく遭難しかけた。
もちろんウォータータクシーもやっていないので、シーカヤック・ツアー会社も閉まる。ウチの会社は通年オープンなのだが、年間365日営業ではなく、正確には年間364日営業である(今年はうるう年だから365日だが)。
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■ 『ガイドのつぶやき』番外編
このブログには、シーカヤック・ツーリズム業界の話題をよく書いている。でも一番弟子のごうちゃんは別として、他の同業者から反応がかえってくることはまずなかった。
正直に言えば、日本のこの業界のこういう反応(?)は寂しいと思う反面、もうすっかり慣れてきて、諦めている部分も大いにある。だから最近は、プロに向かって書いているというよりも、アマチュアに向かって「賢い消費者になってください」という願いを込めて書くウェイトが増えてきているのが事実。つまり内容的には「プロガイド論」の各論や延長だったりするのだけど、語りかける対象は変えているというのが本音かもしれない。
ところが今回、16日のエントリーに『積丹カヤックス野塚通信』の「カヤック業界のソフトウェア(1)」からトラックバックがあった! 嬉しいねぇ。こうでなきゃ、業界は変わっていかない。謹んで返信を。
■ この業界の「自己責任」という言葉の「無責任」な使い方については、このブログ上でも今までさんざん突っ込んできたので今日は繰り返さない。気になる方は左のサイト内検索で「自己責任」で探してみていただきたい。
ただ西村氏のおっしゃる通り、業界側の「プロ」が、何も知らない「アマチュア」に責任を押し付ける(責任を放棄する)ための言い訳としてこの言葉が安易に使われることには、僕もいまだに怒りを覚えていることだけは再述しておこう。
■ さて、この西村氏のエントリーで気になったのが、某社から来年出るというシーカヤックのフィールドガイド本のこと。次回に続くとなっていたので楽しみにしていたら、ついさっきその続編がアップされた。「カヤック業界のソフトウェア(2)」がそれだ。
このエントリーだが、言葉の定義、あるいはレヴェル分けの線引きの難しさは、僕自身もよく感じている。彼はこの本の区分にしたがって「初心者」、「中級者」、「上級者」の三つを挙げていらっしゃるが、その他にも「入門者」、「初級者」という言葉もあるし、「中上級者」などという言い方さえあって、ややこしいことこの上ない。もともと線引きがチャンとしてないのに、細かい言葉をさらに増やしてどうする。
実は、僕自身がどのクラスに該当するのかは、いつも疑問に思っている。入門者、初心者、初級者じゃないのは確かだ。ただ上級者に該当するのかどうか、どうも怪しい。自分では中級者じゃないかなと思っており、昨年『パドル・コースト』代表吉角氏にもそのことを話したのだが、彼も「う~ん、どうなんですかねぇ???」と苦く笑ってそれでおしまい。いまだによく分からない。
■ まぁそれは良い。僕が気になるのはもう少し違うところにある。
いや、気になるのは西村氏同様に「『初心者向け』『中級者向け』『上級者向け』という区分すること」なのである。
ただし、僕が気にしているのは、「初心者と中級者の境目」とか「中級者と上級者の違い」とかではない。そもそも、「シーカヤック・フィールドを、クラス分けすることが出来るかどうか?」という点である。
これに関しては、このブログにも過去に興味深い議論が残されている。別ウィンドウが開くようにしたので、ちょっと長いのだが是非とも「ガイドのつぶやきその2 過保護について。」を読んでいただきたい。特にお読みいただきたいのは、Miyaさんの二度目のコメントに出てくるAddison's Scaleの話と、それに続く僕のコメント。さらに、「ガイドのつぶやきその4 互助について。」でも、その話をさらに補足した。
川の場合、「水量何トンの時はグレード2、渇水期はグレード1+で、増水時は3-」というようにフィールドの難易度を数値化することが古くから行われ、各パドラーは自分の腕と照らし合わせることが出来ていた。
しかし、Miyaさんから頂いた情報にある通り、フィールドの安全性、危険性というのは、もっと総合的に判断されるべきである。
エイベルタズマン国立公園は、風の強いフィールドである。マルボロ・サウンドほどではないにしても、天候の変化も早く、余所者泣かせの気象条件を持っている。つまり、本来なら決して初心者がブラリと来て漕げるようなところではない。
というか、ニュージーランド全体がそうなのだ。気象変化が早すぎるので、フィールドの難易度だけを取り上げて論ずるならば、この国は初心者にお薦めできるパドリング・フィールドではない(実際には上質なアウトフィッターがたくさんあるので、むしろ初心者に優しい国なのだが)。
■ さらに言えば、海というのは急激な天候変化によって、一瞬のうちにグレードが1から6に激変するのが当たり前なのである。台風などで鉄砲水が出たり、洪水になったり、ダムが放水したりなどの特殊条件は除けば、川でこういうことはほとんど起こらない。
つまりそういう意味で、海には初心者向けのフィールドなどというものは、本来存在しないというのが正しい。あるのは、初心者向けのフィールドではなく、初心者向けの海況だけである。どんなに荒れやすいとされる海域でも海況に恵まれれば誰でも漕げるし、どんなに初心者向けとされるフィールドも、荒れれば上級者がころりと命を落とすフィールドに化ける。
だから、川のように安易に「初心者向け」とか「上級者向け」という区分をすることには、僕は絶対に反対である。問題は、西村氏が書いていらっしゃる「書く側と読む側のギャップ」だけではないような気がする。
■ ただねぇ、このクラス分けってのは、「売れる編集」を考えると、どうしてもやってしまいたくなる「悪魔のささやき」なんだろうなぁ。
良心的な本ならば、それでもなおシーカヤッキングの危険性に言及し、「ギャップ」を埋めようと努力するのだろうが、安易に「初心者向けフィールド」などと言ってしまう本には、それはあまり期待できないような気がする。
■ かといって、僕は「冒険」を否定する者ではない。アウトドアには常に「リスクを冒す」というバックグラウンドがついて回る。それを否定してしまっては、もはやアウトドアではない。
よって、「初心者が一人で漕ぐんじゃねぇよ!」などと叫ぶつもりはない。覚悟の上の冒険ならば、初心者がいきなり日本一周を始めようとしても、それは応援してあげたいと思う。
ただ、その冒険に挑もうとしている初心者が必死で集めている情報の中に、こうした「不親切で無責任な情報」が紛れ込んでいるということには、同じ業界側の人間として非常に腹が立つのである。
ハード産業のみならず、ソフト産業の人間も、もう一度自分たち側の「自己責任」について熟考し、消費者側に「自己責任」を押し付けてしまっていないか反省すべきではないか?
■ う~ん、昨日までのツアーの疲労がまだタップリ残っているので、どうも筆先の切れがない。変な論旨、舌足らず、筆の滑りなどがあるかもしれないが、お許しを。粗相があった場合は、また後日のエントリーでフォローさせていただきまする。
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)
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■ 「シーカヤック・ガイドなんかなるもんじゃないな」と思った賢い方は
を、「エンチャンテッド・コースト、参加してみたいな」と思った正しい方は
を、「お疲れ様」と思った下さった優しい方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1241
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西威風。(高)14度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、セパレーションポイントより北は西2...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.01
最近シーカヤックを(ガイドツアー以外で)初めてわかったこと。
(リバーカヤッキングではやってなかったこと。)
1.ウェザーニュースで風速をチェック。
2.海図をにらんでパワーボートの水路の確認。
3.潮時表で干・満の時間のチェック
4.同じく海図でカレントの速度・場所の確認
5.などなどなど・・・。
地元パドラーやショップの情報無しには漕ぎ出せません。
そんなわけで、事前の状況判断と、状況の変化に対する深刻性はシーカヤックのほうがはるかに大きいように感じます。
(リバーは瞬間の判断力とこの瀬を行くかパスするかの身体の判断が最も重要ですが。)
わざわざエントリーを起こしていただき、ありがとうございます。Ryuさんに喜んでいただけたようで、わたしも嬉しいです。
わたしは編集に関しては何もわかりません。ど素人です。ん?また新たな区分が・・。「初心者」ではなく「素人」。これは、わたしが編集という作業を勉強する気が無いからです。仮に合理的であったとしても、3つや4つのクラス分けに疑問を感じるのは、言葉の文化に因る部分があるかもしれませんね。
さて、フィールドガイドを執筆するにあたり、わたしの担当は危機管理に相当する部分と認識しており、読みやすさ等に関する編集者の仕事に口出しする気はありません。ただ、「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。「初級者」を持ち出したのは、わたしの苦肉の策でもあります。Ryuさんのおっしゃるとおり、初心者向けのフィールドは日本中のどこを探して無いのでしょう。
ガイダンス文は1000~1500字という指定がされています。天候、エスケープルート、その他注意事項等を大まかにまとめただけで1500字を突破。見所の情報をどこに書けば良いのか、頭を悩めております。おそらく、わたしの文章を読んで積丹の海を漕ぎたいと思う人は居ないでしょう。一番困るのは、途中で読むのを止められること。後になって「こんなところに書いてあったのね、わはは」で済めば良いのですが、命を落とされては笑い事にならない。危機管理上の問題が無く、なおかつ隅々まで読んでもらえるのなら、わたしはどんな編集でも受け入れます。わたしなりの「初心者」と「初級者」の区別、そしてわたしのガイダンス文でどんな問題が発生するのか。解決に近づくのか遠ざかったのか。原稿がもう少しまとまり、いくつかの不明点が明らかにならない限り見えてきません。
コンピュータソフトウェアの世界では、仕様書が出来あがった段階で数人で顔を付き合わせてレビューをします。機能設計、詳細設計の段階でそれぞれレビューをして仕様書を修正、実際にプログラムを組んだ後はコーディングをレビューします。早い段階でバグを潰さなければ、後々まで響きます(実際に「初心者~」でかなり後戻りするはず)。フィールドガイド本もまたソフトウェアです。わたしの原稿が出来あがった段階で、Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば、より良いものができるでしょう。ただ、時間が足りない。本当に足りない。
わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが、もう無理かも・・?中途半端で申し訳ありません。今日も思考錯誤が続きます。ひとまず失礼します。
>Miyaさん
そうそう、その辺はチェックしないと海は漕げないんですよ。
我々の場合は当たり前だと思ってるんで、逆につい見落とし気味になっちゃいます。
改めてこうして書いていただけて、僕も勉強になりましたm(..)m
川の場合は、天候じゃなくてやっぱり水量ですよね、確認するのは。
極端に言えばそれだけ(笑)
>西村さん
コメントありがとうございます。
> 一番困るのは、途中で読むのを止められること。
いや、まったくで。
僕の場合、長文を書くことが多く、しかも延々論じておいたことを、最後の最後に自らひっくり返して「大どんでん返し」をやったりもするので(特にこのブログ)、途中でやめられるのは困りますねぇ(^^;
依頼された原稿の場合、僕もなるべくその辺は気をつけて「頭括式」にするのですけど、西村さんと同じように危機管理情報を重視するあまり、他の情報にスペースを割けなくなって頭を抱えたことは、一度や二度ではありませんでした。
その点Gofieldレポートの場合は、裏技が使えたので楽でしたね。
本文の方には字数制限があるのですが、文末に付されるフィールド情報の部分には字数制限がなかったので、危機管理情報はあそこに詰め込むという手法をとっていました。
だから、中には本文の半分近い分量を文末の付記情報に詰め込んだモノもあります(笑)
ヤマケイでも、その辺に留意してくれれば良いのですけどねぇ。
> 「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。
大有りですね。
西村さんご指摘のように、読み手が自分のレヴェルを客観的に判断できない(書き手の想定と齟齬する)というオソレも非常に大きいし、僕が本文中に書いたように、そもそも海には初心者だけでだいじょうぶなフィールドなどどこにも存在しないという事実も見逃せない。
> Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば
僕は構いません、ご協力できます。
もしお時間に余裕があるなら、メールください。
> わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが
これも、不可能でなければお願いします。
仮に今回の原稿を提出した後でもけっこうです。
アウトドア危機管理を考える上で、アウトドアソフト産業がそこにどうかかわっていくべきかを考える大事なテーマだと思います。
同じソフト産業なのに、アウトフィッターとパブリッシングの間に、危機管理意識で大きな溝があったんじゃお話になりません。
November 23, 2004
今日は細々と。
■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雨、次第に強くなる。北風、次第に強くなる。最高気温18度、最低気温9度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北では北西15ノット、その他のエリアでは変風10ノット。昼までに北東25ノットに変わる。海況は荒くなる。北の波、1mにあがる。視界は悪い。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:41am 1.2m High 08:04am 3.6m
Low 02:10pm 1.2m High 08:17pm 3.8m

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■ 朝から雨。ついに天候が崩れ始めた。マラハウのベースはかなり寒いとか。
■ 長い疾病休暇(12日!)も今日で終わり。明日から一応通常勤務に戻るのだが、まだ完全には治ってなくて、触るとちょっと痛い。カヤックに一日乗ると、ヤバイかなぁ?
当初は仕事を休まねばならぬほどのことになるとも思っていなければ、これほどかかっても完治しないとも予想だにしなかった。
さっきマネージャが電話してきたので、明日もし仕事が回ってくるならば、半日勤務(ハーフデイツアーかレンタル・インストラクター)を担当させてもらうようにお願いしておいた。天候が悪そうなので、たぶん僕まで仕事回ってこないと思うけど。
しかし、太ったぞ! 脚の怪我(病気?)だったもんで、身体もあまり動かせず、楽しい草刈りも我慢してたら、身体鈍る鈍る。膝もさることながら、こっちもかなり不安……。
■ マネージャと電話でだべってたら、先週17日のエントリーで書いたR君のことも話してくれた。
他のスタッフからの評判が悪く、数日でクビにしてしまったとのこと。
もちろん、本人は僕のところには電話一本よこさず、どこかに行ってしまったのだろう。
やっぱりなぁ……。
予想通りの展開。すぐにクビになったと聞いても驚かないし、僕に挨拶なしで消えたと聞いてもさもありなんという感じ。
だから、「君の考えていることは甘すぎる、そんな世界じゃない」と説いたんだけどねぇ。
『千と千尋の神隠し』の「千尋」を思わせるR君が、「千」のように逞しく変身してくれることをちょっとだけ期待したんだけど、釜爺の願いはかなえられなかったようだ。
ここの読者の中に、ひょっとするとガイド志望の方もいらっしゃるかもしれないので、そういう方のために再述しておく。
この仕事って、人付き合いの苦手な人や、挨拶の出来ない人には絶対に勤まらない接客業であることは忘れないで頂きたい。
二、三日でクビになるのは本人にとっては不本意で、腹の立つこともあっただろう。
しかし我々は遊びでやってるんじゃないんだから、いくら本人的に「がんばって」いたって、使えなきゃすぐクビは当たり前。
クビになったらなったで、世話になった僕のところに、せめて電話の一本くらいよこして挨拶してから消えるのが筋っていうもんだ。
この程度のことが出来ない人間は、そもそもこの仕事にはまったく適性がないのだから、100年修行してもガイドにはなれない。
一言多い僕のことだからついでに言うが、残念ながら日本で「ガイド」を自称している似非プロの中には、この手の人間、つまり本来なら100年修行してもガイドになれないような、挨拶さえ出来ない手合いも少なくない。
そういうのを真似して、「あぁ、こんなもんで良いのか」と思ったら大間違い。ゆめゆめ似非プロの真似なんぞをしないように。
また、ニュージーランドでガイド修行をしたいという方には特によく覚えておいて欲しいのだが、ニュージーランド人の場合は、1~3年間、国立の職業訓練校でアウトドアガイドを専攻してからこの世界に入ってくるものが多い。卒業時で18、19歳という若者も少なくないが、そりゃ彼らはしっかりしたもんだ。
20代後半になっても挨拶一つまともに出来ない日本人じゃ、彼らには太刀打ちできない。
この業界を夢見る方がいらっしゃるというのは、僕らにとっては光栄な話ではあるが、しかしながら、ゆめゆめこの仕事を甘く見ないで頂きたいと釘も刺しておきたい。
ごうちゃんのところに何人かガイド志望の研修生が入るらしいが、彼らの健闘を期待する。見事に生き残ったら、そのうちお目にかかる機会もあるだろうから、そのときを楽しみにしている。
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■ 極々私的なメモ。
ここ4、5日くらいだろうか、愛娘がオマルを使うのを使うのを嫌い始め、トイレにまたがって用を足すようになった。オマルの掃除の手間が省けて、ますます楽になってきて助かる。
これで、用を足した後自分でパンツやズボンをさっさと穿いてくれればいいのだけど、やっぱりスッポンポンの方が気持ちいいらしく、ホントは出来るくせに絶対に自分では穿こうとしないのが面倒といえば面倒。
まぁそれでも、新生児の頃のとてつもない手のかかり方を考えれば、隔世の感がある。
また最近は、かなり上手に箸を使うようになってきて少々時間がかかりながらも、たいてい何でも一人で食ってしまう。さっきはにゅうめんを平らげた。えらいえらい。
ところで、右利きなのか左利きなのか、いまだもってサッパリ分からない。二歳半って、そんなものなのか???
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■ スズメレスキュー日記。
昨日一日あまり触らないようにしていたら、Chobbyは人を怖がるようになり、餌も給餌ヘラを嫌って自分でついばむようになっていた。今日はミミズも自力で食べた。めでたい!
と思ったら、人を怖がってすぐ物陰に逃げ込んだり、食事が済むとすぐに居眠りして体力温存に努めたりと、小さいくせにお利口さんだったChibbyは、昨日の夜くらいから人に慣れ始めた。しかも、まだ自分でついばめない。
昨日は、庭にある小型のニワトリ小屋の中に入れて、飛ぶ練習をさせた。Chobbyは下手糞ながら必死に飛ぶ練習をするが、Chibbyはまだほとんど羽ばたかない。なんせ、Chibbyはカゴの中の止まり木にさえ止まらない。
ところが、今日になってみるとChibbyもカゴの中で止まり木の上をピョンピョンする練習を始めている。
小鳥って、成長が早いなぁ。毎日様子がガラリと変わる。二羽で互いに学びあっているというのも良いのかもしれない。
残念なことに、今日は雨だからカゴを外に出して親を探すことも、庭で飛ぶ練習をさせることも出来ないなと思いつつ、玄関先にカゴをおいておいたら。
あ! 玄関先まで親が迎えに来た! 大丈夫だ、まだ忘れてない。 ん? メスが四羽、オスが三羽も来たぞ!? ココの犠牲者、もっと他にもいたのか???
試しに二羽ともカゴの外に出してみたら、色んな成鳥が入れ替わり立ち代りやってくる。今回は雨も降ってることだし、子スズメたちは車の下に落ち着いちゃったったし、今回はとりあえずすぐに回収したけど、これなら安心かも。親がいるなら、僕らが水浴びの仕方とか餌の探し方まで教える必要はなさそう。助かった。
とはいっても、ココがいるから、飛べないままに放すわけにもいかんしなぁ。Chobbyはあと一週間もすれば飛べるようになって、放してやれそうな気もするが、Chibbyはどれくらいかかるかな?
実際に一回外に出してみて、本格的に放すときに色んなトラブルが起きそうな予感がしてきた……。
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■ 「里山愚連隊」
お馴染み『まつを's WEB SITE』の最新コンテンツ。
子スズメの里親になり、野生生物との付き合い方のスタンスを再考しているときに、ちょうど良いタイミングでまつをさんのサイトに肉弾戦の様子がアップされた。
ひょっとすると以前書いたかもしれないが、以前キャンプ中に野犬の群れに囲まれたことがある。僕のテントを相当な数の野犬の群れが囲み、そこら中でケンカしたりじゃれたり、あるいは一頭など僕のテントをかぎまわった挙句、テントに寄りかかって居眠りを始めたり。
僕はまつをさんのように闘うことは出来ず、右手にバイクのキー、左手にナイフを持ってひたすらテントの中で息を殺していた。ナイフって言っても、闘うためというよりは、いざというときにテントを切り裂いて脱出するためのつもりだった。
ひたすら気配を消すことだけに集中していたので、実際に何頭の犬がいたのかはよく分からないのだが、片手では足りず、両手ならば足りる、という感じだった。
次回は闘えるだろうか? 昔よりは度胸が据わってるとは思うんだけど、でもやっぱり相手の数によるだろうなぁ。
まつをさんの【顛末記のおわりにかえて】と題された一文には、深くうなずかされた。
保護すべき自然とは、脅威に感じなくてすむ自然のことなのだ。すなわち、「自然保護」とは、人間の気まぐれなお遊びに過ぎないのかもしれない。
素人のお客様を自然の中に連れ出す僕にとって、まず自然とは「いつ牙をむくか分からない獰猛な相手」である。牙をむいている自然は、僕にとっては「守るべき対象」などではない。守るべきは、お客様と僕自身の身だ。
でも、気まぐれで自然を破壊するよりは、可能な限り仲良くする方を選びたいとも思う。
ただし、自分に牙を向く自然とはケンカする覚悟は、常に胸に秘めておきたい。
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■ 「お身体、大切になさってくださいね」と思うお優しい方は
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Ryuさん、私は毎日ポチッと2つともボタンを押していますが、先程見てみたら、人気blogRankingで2位になっていましたよ。相手は「里山を買おう!」です。最近、田舎暮らしに人気が出てますからねぇ。
Ryuさん、負けずにがんばってください。
抜かれちゃいましたねぇ。
アウトドア総合ではかなり順位を落としたことありますが、一般部門で順位を落としたのは、たぶん登録以来初めてかもしれません。
でも、面白いブログが出てくるのは、良いことですね。
「里山を買おう!」なんて、ネーミングがいいじゃないですか。
僕も「ニュージーランドで土地を買おう!」に名前を変えて、ひたすら自分の土地を自慢するブログにしようかな。
はい、がんばりますです。
応援ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
わややさんのように、順位が落ちた瞬間に檄を飛ばしてくださる方がいらっしゃる限り、テンション落とさずに書きますからね!
Rくん・・・残念でしたね~。。。。
カヤックガイド業に関わらず、一般社会的にみてもダイジョブなのかしらと、ちと心配になってみたりしました。
本人のことよく知らないのにゴメンナサイ。
Posted by: さだっちょん : November 24, 2004 3:42 PM確かに残念ですね。
> 一般社会的にみてもダイジョブなのかしら
う~ん、えっとですねぇ(^^;、まぁ一般社会と一口にいっても世の中広いですから、彼にピッタリあったところを見つけられればダイジョブだと思います。
問題は、年齢の割りにまだ地に足がついてなくて、なんだか悩める(あるいは思いつめた)純情な男子高校生のような感じなので、きちんと自分にピッタリあったところをうまく見つけられるかどうか?でしょうね。
なんせ、彼にとっては最も遠いところにあるような業種を目指しちゃうような盲目ぶりなので、今後もまだ試行錯誤の彷徨は続くのかもしれません。
でも、それを言えば僕だって音楽やってみたり法律やってみたり、彼の年齢の頃にはまだフラフラしてましたからね、えらそうなこと言えないどころか、当時の僕を知ってる人なら「オマエの方がよっぽど頼りなかった!」って言われるかもしれませんので、これくらいで退散します、ハハハ(^^;
Posted by: Ryu : November 24, 2004 8:57 PMNovember 19, 2004
実用的な、資格証書。
■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ(高曇り)。午後シーブリーズ。最高気温21度、最低気温12度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午前中に西20ノットに上がる。。
その他のエリア:南西10ノットが、午前中に北15ノットに変わる。
海況は北部でやや荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:28am 3.5m Low 09:34am 1.2m
High 03:51pm 3.7m Low 10:19pm 1.3m

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■ なぜか本日は、いつも地上気象と天気図を見ているサイトが開かないので、地上予報は他のサイトから拾い、天気図は仕方なく一つ前のものを使った。
「一つ前」っていうのは6時間前。つまりこのサイトの天気図は0時、6時、12時、18時と、日に4回更新される。いつもアップしているのは当日早朝にダウンロードした0時のものなのだが、今日は昨夜落としておいた昨日の18時時点のもの。
海洋気象や潮汐表がダメになったのがおそらく今月3日、それからまったく改善される様子がないので別のサイトに切り替えたのだが、ついにサイト自体が死んだか?
ニュージーランドってけっこうこういうことあるから、今さら驚かないけど。
そういや停電もちょくちょくある。一昨日も夕食時にかなり長いこと停電してて、キャンドルの灯りで夕餉をいただいたけど、あれも良いもんだ。我が家は水も汲み置きしてるし、キャンドルやトーチ、ヘッ電の類もすぐ手の届くところにあるから、別に二時間や三時間停電されてもそう困らないし。
■ で、やっと本題の本日の天候ログだが、「予報通りの良い天気」の一言で終わっちゃうんだ、これが。
海洋気象予報の「12時間後の長期予報」を見ると、北西30ノットになるらしいから、まだまだ安定した天候とは言いがたいのだけど、まぁ春だったらこんなものかな。
■ 数日前、国立公園でオルカ(シャチ)が出たらしい。オブザーヴェイション・ビーチからわずか10mのところを泳いだとか。
数年前までは、だいたい今の時期に毎年数日間だけこの辺りにオルカの一家が現れることが多く、当時はオルカ目撃経験のあるガイドがほとんどだったのだが、2001年12月30日を最後にしばらく現れていなかったので、ここ2、3年で仕事を始めた新人たちは大騒ぎ。
くっそぉ、僕も見たかったなぁ。
ちなみに僕が目撃したのも、2001年12月30日のこと。最初は4頭の子供が浮上したのだが、「ん? 見慣れないイルカだなぁ、なんだありゃぁ???」と思っているところに、その両脇に両親と思われる成獣が水を割って姿を現した。文字通り、息を呑む光景だった。
彼らは群がるカヤックやウォータータクシーなど眼中になく、ただ威風堂々と泳ぎ去った。
普段記録している「イルカ履歴」は、僕自身が目撃したものだけに限っていて、他のガイドやウォータータクシードライヴァーの目撃例は無視しているんだけど(そんなのまで記録していたらキリがないから)、オルカだけはちょっと特例なので、今回は僕は見ていないけど履歴につけておこう。
でも、日付がハッキリしないな。ま、いいや、今日の日付だ。
■ 関連過去ログ【イルカ履歴】
◎3月26日 ボトルノーズ
◎7月18日 コモン
◎8月13日 ダスキー
◎9月16日 ボトルノーズ
◎9月24日 ダスキー
◎10月6日 ダスキー
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■ 極々私的なメモ。
膝の腫れがようやく引き始めた。いったい何なんだろう?
■ 愛娘が、家人と大家がいるところで大好きなお人形を持って、
「かーさん、ほら、あかちゃん、みてみてぇ!
Micheal, look! Baby!」
とやるようになってきたらしい。英語を聞き覚えるのは別に驚かないが、こんな年で日本語と英語を区別し、相手によって使い分けるようになるってのは、ちょっとビックリした。3歳を過ぎないと使い分けは出来ないかなと思ってたから。
まぁ最近は、家の中で僕らを相手にしているときも英語をしゃべってるから、ちゃんと完璧に使い分けてるわけでもないけど。
■ 1ヶ月前くらいから、愛娘の手の甲にポツポツが出て気になっていたのだが、どうやらアトピー性皮膚炎らしい。ここ数日は寝ているときも痒がって辛そうにし始めた。
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■ 昨日のマリンVHFラジオ資格試験は、全国58万人の女性ファンからの声援をいただいたおかげで、無事パスした。消耗したぜ。若い頃は、試験慣れした日本人だったせいもあって、特に試験を苦にすることはなかったけど、年を食ったのと、試験嫌いのキウィになりつつあるのとで、最近はとてつもなく緊張して疲れてしまう。
なんでも、もうすぐSKOANZレヴェル2の資格制度が導入されるとかっていう噂もあって、引退前にそれが実現すれば受けざるを得なくなるけど、それ考えると今から頭が痛い。
ま、それはともかく、試験を受けに行ったら、ちょうど会社に今月1日に受講したファーストエイドの資格証書も届いてた。
別に自慢になるほどのもんでもなんでもないんだけど、日本人の目からするとこの資格証書自体がちょっと面白いので、お目にかけよう。

以前は青いインクでプリントしてあったんだけど、今年から黄色に変わった。紙質もよくなったような気が。ま、そんなことはどうでもいいんだけど。
さてさて、黒い丸の下に「St John」と書いてあるロゴが全部で四つ見えるかと思うが、この「セント・ジョン」というのが救急車をオペレートしている組織。日本では消防署が救急車をオペレートしているが、ニュージーランドの場合は消防とは別の組織になっている。
ただし、緊急電話番号は、すべて「111」でOK。日本のように警察と消防を使い分ける必要はない。何か有事が起こったら、ともかく「111」に電話して「Police!」なり「Ambulance!」なり「Fire!」なり「Beer!!」なり「Wine!!」なり、好きなように叫べば良い。
米国の「911」も同じシステムだったっけ?
おっと脱線、話を証書に戻す。
さてこの証書、全体はA4サイズなんだけど、ちょうどど真ん中にミシン目がついている。実は、証書本体は上半分のA5サイズの部分なのだ。自分でベリベリとちぎって、額にでも何でも入れておきなさい、ってこと。僕自身は今までに額に入れたことなんかないけど。
で、下半分はどうするのかっていうと、それが今回紹介している面白い点。
まず左下のセント・ジョンのマークの部分だが、実はここは丸いステッカーになっている。下の写真がその部分のアップだが、よぉ~く見ていただくと丸く切り抜けるようになってるのが分かる……、かな?

家や職場の入り口、郵便ポスト、あるいは自動車などに貼って「有資格ファースト・エイダーがいますよ」とアピールするためのものだ。
そして次の画像は、証書の右下のロゴ周辺をアップにしたものだが、ここはクレジットカードサイズに切り抜けるようになっている。切り抜き線、薄くて見づらいかなぁ?

財布に入れて持ち歩け、ということなのだが、親切なことに裏側には成人向けCPR(心配蘇生法)が写真6枚で図解してある。確かにいざホント心肺停止しちゃった人を目の前にしたら、パニックで頭の中が真っ白になるかもしれないので、これは実用的な配慮。
日本人は賞状、免状、証書などというと、やたら形式ばったものを考え、「飾っておくもの」という意識しかないのが普通だと思うが、僕も最初にこっちでこの「実用性のある証書」を見たときはビックリ&感激した。ほんと合理的な国民性だよなぁ。
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■ ニュージーランドのファーストエイド証明書に感銘を受けてしまった方は
を、オルカがうらやましいと思った方は
を、「アトピー気の毒だなぁ」と思って下さった方は、両方をポチリ、ポチリと押しておいて下さいな。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1058
合格おめでとうございます♪
って、小指を立てて
打ち込んでいます(笑)
、、、、、、、、、、、
証書の話
お国柄の違いはこういうものなんですね
なるほどー
、、、、、、、、、、、
先日の湖岸キャンプ、ハンモックテントで
寝ていたら、明け方の寒さに飛び起きて
しまいました。ついにジパングにも木枯らしが
吹き、冬がやって来ました。
夏場、快適なぶんだけ寒さに弱いかな(笑)
ありがとございます。
まぁ、仕事で6年間毎日毎日使ってて、これで不合格だったら大変なことなんですけどね(^^;>ラジオ免許
面白いですよね、お国柄の違い。
この国は特に形式にこだわらず、実利、合理を取る傾向が強いので、日本とは対照的な部分が多いですね。
どうしても日本は形式、建前が強いですよねぇ、未だに。
ハンモックテント、やっぱり寒いですか。
う~ん、まだちょっと迷ってます。
結局、予想通り3日キャンプツアーにもけっこうクエストが入り始めてて、そこそこの数はキャンプする羽目になりそうなんですよねぇ、今シーズンも。
買うなら、もう発注しないと間に合わないんだけど(^^;
う~む。
ともかくお風邪など召さないようにご自愛を。
November 7, 2004
可愛いバンブルビー。
■ 【予報】
[地上気象](モトゥエカ)
晴れ。シーブリーズ。最高気温21度、最低気温13度。
[海洋気象](エイベル)
セパレーションポイントより北では西10ノット。その他のエリアは変風10ノット、午後に北15ノットに変わる。海況はおだやか。
[潮汐表](ネルソン)
High 05:48 AM 3.1 m
Low 11:51 AM 1.6 m
High 06:39 PM 3.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ 今までずっと使ってたtelstraclear.co.nzの天気予報、今朝になっても海洋気象と潮汐表が改善されていないので、このサイトは地上気象だけ使うことにして、海洋と潮汐は別のサイトを探した。新たに見つけたサイトは、残念ながら地上気象があまり詳しくないし、天気図がないので、今後はクソ忙しい朝の出勤前に二つのサイトをチェックせざるを得なくなったらしい。まったく……。
ともかく、今日も予報バッチリ。気温はもっと高いような気もするけど。
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■ 我が家の裏手に積んであった干草の固まりの中に、バンブルビー(セイヨウオオマルハナバチ)が巣を作ってた。

大家も「巣を見たの初めて」という。そういわれて見ると、僕も見たことなかったな。
まぁ僕はガイジンだから見たことなくても不思議じゃないんだけど、キウィ(ニュージーランド人)はバンブルビーのことが大好きで、子供向けのキャラクターにも良く使われるくらいなので、超アウトドアズマンの大家が巣を見たことないということは、よほど見つけにくいところに巣を作るんだろうか。
■ ところで、日本ではこのハチの帰化が問題になってるらしい。
ニュージーランドに来て誰しも驚くのが、空港の検疫の厳しさ。
麻薬犬ならぬ、食べ物犬がウロウロして、食べ物を持ち込もうとすると一発で見つけられてしまう。我が家人も、デイパックに3日前のオニギリの匂いがついていて、お犬様に逮捕されてしまったという貴重な経験を持っている(笑)
また、靴やバックパックなどにちょっと泥がついているだけで、ハイ別室へお越しください、洗わないと入国できません、となる。
もちろん郵便物なども、ちょっと怪しいとなると容赦なく開けられてしまうので、日本から送られてくる小包は、予定よりも大幅に遅れて到着することが少なくない。
そういうのに一旦慣れてしまうと、逆に驚くのが日本の検疫の甘さ。これじゃ生物も植物も非合法薬物も入り放題だよなぁと、成田で甘々の入国審査を見るたびにため息をついてしまう。
■ 追記(11月8日)。
コメント欄でTO-BEさんがご紹介くださったブログ。リンク先も要チェック。
「2004-08-06 トマトが危ない?!(スーパーJチャンネル)」
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■ 「そういえば、ウチのまわりでもこのハチ見かけたような」と思った方、探しに行く前に
をカチッと押してからお出かけを。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/994
Excerpt: 私のBLOGのタイトル"Abejas e colmenas"はスペイン語の蜂の巣...
From: Abejas e Colmenas
Date: 2004.11.07
Excerpt: あるひとつのことをモチーフにずっとそのことを思い続け、それに向かってこつこつと活...
From: Abejas e Colmenas
Date: 2004.11.14
Excerpt: 今日は、小春日和でした。太陽がぽかぽかと暖かかったのでベランダに布団を干している...
From: Abejas e Colmenas
Date: 2004.11.21
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 雨、夕方には晴れる。東風。(高)18度、(低)11度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:南東30ノット、昼頃に20ノットに落...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.31
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 雨、夕方には晴れる。東風。(高)18度、(低)11度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:南東30ノット、昼頃に20ノットに落...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.31
いまんとこ、セイヨウオオマルハナバチらしき個体はみた記憶ないですねぇ。しかし自業自得というか、輸入してるんだから野生化しても当たり前っていうか・・・
輸入する時点でそんなこと予測つくはずなのに、いい加減なもんです。
たしかにNZの検疫の厳しさって入国する以前から話に聞いていた通り予想以上に厳しかったですね。
ま、でも普通ああでもしないと在来種に悪影響する個体が侵入しても不思議ではないですから、当たり前って言えば当たり前ですよね。
ここに出て来る文章読んでいるだけでは僕にはコトの重大さ加減があんまり分かりませんが、きっとのちに大事件に発展するから危惧されてるんでしょう。
なーんて言うと日本全国にいて当たり前の「アメリカ・ザリガニ」ってのも、そういう個体の一種なんすかね。
あるいはテレビで見た事ある「ヌートリア」ってデカネズミも毛皮取る為に輸入しておいて野生化して問題になってるって聞いたことありますね。
そうそう、在来の日本ザルも近年動物園などから逃げ出した韓国(だったかな?)サルが混血しすぎて純潔の種が減りつつ在るってニュースもありました。
(紀伊半島だったか)
ともあれ自業自得と言うか、航空機でひとっとびスからね。
恐いもんダス。
あれはたしか台湾ザルとの混血化の問題ですね。ニホンザルは他にも、近縁交配しすぎて奇形が問題になっている地域もあったように思います。
USAでは西ナイル熱が深刻な問題です。NYに渡った動物か蚊から、渡り鳥に感染し、渡り鳥のルートに乗って被害地域が年々拡大中です。いまや全米をほぼカバーしてます。
怖わー。
セイヨウオオマルハナバチ、既に愛知・三重でも目撃されているのですね。今後マルハナバチを見た時は気をつけて見ることにします。
この問題、TVで紹介されたようですね。別の視点で。あぁ恐ろしい・・・
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20040806
ところで・・・NZは在来種になるのでしょうか?(私の検索ではHitしませんでした)
Posted by: TO-BE : November 8, 2004 1:07 AMヌートリアは、いつも漕いでいた京都の由良川でよく見かけました。豆柴犬くらいのサイズだったでしょうか。川岸の茂みが突然ガサガサして、いつもビビッてしまいました。あれは、パイロット服のフードにつける毛皮を取るために第二次大戦中に導入したのですが、毛皮の中に犬毛?という硬い毛があり、これをいちいち取り除いてからでないと利用できなかったので、終戦後、放棄してしまい、これが野生化したと聞いています。まちがってたらごめんなさい。
Posted by: Miya : November 8, 2004 1:12 AMヌートリアは、実家の近くにもいましたし、同じ岡山県の西部にある高梁川はヌートリアの「名所」ですね。
生物や微生物の移入問題は、今後どんどん深刻になるでしょうね。
こういう社会なんだからある程度は仕方ないとはいえ、ずさんすぎるのもどうかと……。
TO-BEさんご紹介のサイト、追記してトラックバックしておきます。
ありがとうございます。
> ところで・・・NZは在来種になるのでしょうか?
外来種ですね。
NZは新しい移民の国なので、植物と鳥を除けば、ほとんどの生物は外来種だと思ってもいいほどです。
ハチも、在来種のミツバチもいることは要るのですが、受粉能力も繁殖能力も弱いため、外来のミツバチ(バンブルビーも含む)の方が活躍してますし、僕自身は実は在来種のミツバチは目にした事がないです。
このあたりは、農業国だからキチンと割り切っているようですね>NZ
基幹産業を支える外来種は、「ペスト」扱いされていません。
あくまでも、「大切な在来種を駆逐しようとするもの」をペスト扱いしています。
日本のセイヨウオオマルハナバチの問題を見たとき、結局国家としてどちらにプライオリティをおくべきなのか?という論点が欠落しているように見えます。
環境問題優先の視点と、産業優先の視点、それぞれの立場が、相手の立場を見ないで狭窄的視野で話をしても平行線でしょう。
もっと包括的に大きな視野から、「今後の国家」を考え、どちらにプライオリティを置くべきなのかという視点が大切だと思うのですが。
とはいえ、こういう法律
http://www.env.go.jp/nature/intro/law.html
が出来るのは、いいことですね。
(問題は、運用ですが)
運用できるんでしょうかね。
釣り業界や動物愛護団体からの反対もあるようだし,
なにより特定外来生物や未判定外来生物を指定できるんでしょうか。
線引きって結構むずかしいと思います。
モンシロチョウなんかも元を質せば外来生物ですし,身の回りの生物には外来のものは沢山います。
人間自体も外来ですからね。
ペット動物の安易な持ち込みは規制すべきと思いますが,
駆除に関しては疑問の残る点もあるとおもいます。
にっしーさんの書かれていたサルについては駆除が既に行われているようなんですが,
亜種間雑種を悪と決めつけていいのかどうか,釈然としないものがあります。
心情的なものなので,理路整然とは反論できないのですが・・・。
逃避モードのtsuboでした。
線引き、ホントに難しいところだと思います。
特に亜種間雑種ですよね。
NZに移民して最初に抵抗を感じたのも、実はその点でした。
「人間の都合で持ち込んだものをペスト扱いしてここまで徹底して駆除するのは傲慢じゃないか?」
と。
ただ、国が何を基盤にしているかを明確にし、それにマイナスになるものは駆除するという線引きの仕方は、確かに仕方ないと思いますし、納得も出来るようになりました。
日本の場合、その点が問題なんですよね、結局のところ。
農業は、もはや基幹産業ではない。
食料自給率は3割を切っている。
林業やアドヴェンチャーツーリズムは、さらに弱小産業。
サーヴィス業が基幹産業となっている日本において、ペストと有益生物の線引きをどこに持っていくか、確固たるポリシーに基づく運用が出来るか。
こういう面からも、日本という国の不安定な足元が見えてきます。
> 心情的なものなので,理路整然とは反論できないのですが・・・。
僕自身も、この問題についてはいまだにキチンと整理が出来ていないです。
日本とNZを比較して眺めていると、余計に難しさを感じます。
November 5, 2004
シーカヤッカー死亡事故のミステリー。
■ 予報
[地上気象]
曇りのち晴れ。北風。最高気温19度、最低気温13度。
[海洋気象]
北10ノット。セパレーションポイントより南東20ノット、夜半に北10ノットに変わる。北部の海況はやや荒いが、次第におさまる。
[潮汐表]
03:24am 3.1m
09:22am 1.5m
15:56pm 3.1m
22:27pm 1.6m
■ やっぱりこの予報、絶対おかしい。海洋気象がまったく更新されない。潮汐表も空欄。そして天気図も昨日の正午のものから更新されていない。今の時刻ならば、昨日の深夜24時のものがアップされているはず、早い日ならば今朝6時のものがアップされてていいはずなのに。
ここ数日どうしたんだ?
-------------------------------
■ 昨日は帰りが遅すぎて更新できず。昨日のログ↓
-------------------------------
■ 昨日の予報
[地上気象]
曇り。北風。最高気温19度、最低気温11度。
[海洋気象]
北10ノット。セパレーションポイントより南東20ノット、夜半に北10ノットに変わる。北部の海況はやや荒いが、次第におさまる。
[潮汐表]
02:31am 3.3m
08:30am 1.4m
14:54pm 3.3m
21:12pm 1.5m
■ 会社で別のところから流れてきた海洋気象予報を見ると、「セパレーションポイントより北西20ノット」になってたし、天気図を見ても明らかに北~北西のはず。なんか、最近のこのサイトの予報、変だぞ。今日も潮汐表出てなかったし……。
で、予報通り公園南部は北10ノット+、公園北部は北西15ノット+だったらしい。けっこう海面もチョッピーで、あまり距離を漕げなかった。
ちなみに今日は、もともとウィルソンズのワンデイ・ツアー・メニューだった、「ビーチズ&ベイズ」を担当。これはもともとウチの会社のメニューの「ハート・オヴ・ザ・パーク」とほとんど同じツアーだけど、発着ポイントがアンカレッジではなく、隣のトレントベイにある豪華ロッジ。
ロッジに行ったこともなかったし、そもそもトレントベイというビーチはアンカレッジよりもはるかに遠浅なので潮汐差が激しく、朝ちょうど思いっきり干潮だったりしたので、出発するまでに相当手間取り、海に浮かんだのが11時近かった。キツイメニューだなぁ。
しかも北風が強く、結局モーニングティーのつもりで上陸したノースヘッドで、予定を急遽変更して昼食をとった。
食後にピナクルに行き、そのままセイリングでトレントベイに戻ってラグーンの中でボーッとし、16時前のウォータータクシーに乗ってから船の上でアフタヌーンティー。メチャクチャ変則的なツアースケジュール(笑) b&b 6
■ ところで、ノースヘッドにはモーターボートのスクリューで頭を吹っ飛ばされたらしいオットセイの屍骸発見。
さらに、最近国立公園内でヒョウアザラシが出没しているという情報があり、見つけたら通報するようにとDOC(ニュージーランド自然保護省)から通達があったのだが、どうもピナクルにいた馬鹿でかいのがそうだったような気がしたので、ベース帰着後、両方をマネージャを通じてDOCに通報。
ヒョウアザラシは体重500kgの巨大なシロモノで、気性も相当荒いらしく、近づかないようにと言われている。でも、そんなこと知らない僕のグループのお客様は、大喜びでどんどんカヤックで接近して行き始めて、大慌てで阻止した(^^;
■ さらに、今日は業務終了後、18~21時の三時間、マリンVHFラジオ(簡単に言えばトランシーバーのこと)の免許の講習。いやぁ、頭が痛くなるってばよ、この手の講習は。来週だか再来週だかに、免許試験。あぁ~あ、勉強しなきゃ。
-------------------------------
11月3日、自称「モトゥエカのシーカヤックガイド(37歳)」が、ケーブルベイ(エイベル・タズマン国立公園から見て、タズマン湾の反対側)で単独訓練中に消息不明になり、捜索の結果溺死しているのが見つかった。
痛ましいことだし、モトゥエカというとここのことで、しかもプロの死亡事故だというので大変な話題になってる一方、新聞記事のヘッドラインの中の「ミステリー」という文字が示す通り、謎の多い事故でもある。
まず、記事内にある通り、海況がヴェテランにとっては何の問題もない状態だったこと。しかも、フレアを携行していたのにも関わらず、それを使っていないし、PFDも装着したまま溺死していたというのが、どうにも解せない。
そしてもっと大きな謎は、この遭難者が誰なのか分かっていないということ。昨日の夜のマリンVHFラジオ講習のときもこの話題でもちきりだったのだが、誰も「モトゥエカ在住37歳のガイド」に思い当たる節がない。
37歳っていうと僕と同い年。そんな年のガイドは数えるほどしかいないので、たいてい顔が浮かぶんだけどなぁ……。
おそらく、ガイドを詐称した素人カヤッカーだったのだろうが、いやしかし何で詐称してまで単独で漕ぎ出して死ななきゃいけないのか……。なんだか性質の悪い事故だ。
ともかく、故人の冥福を祈る。
-------------------------------
■ シーカヤック事故の続報が気になる方、
をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/984
げげ、ケーブルベイって言ったら、僕達が最終日前にいった場所ではないですか!
37歳てことで、あそこの家族形態ツアーカンパニーの「ニック」ではないですが。
見事にエセっぽかった、若手ガイドももっと若いし。
でもあそこは、海況的には厳しいポイントかもしれないなと思いました。
第一は、上陸ポイントが限られてること。
それと方角がちょっと分からないですが、たぶんシーブリ−ズの吹く方向からだと半島を陸側から見て右から吹くはず。
となるといったん吹かれると真向かいから吹かれることになり、かなりの体力消耗を余儀無くされること。
(参加したツアーの進路からすると)
それに湾から突き出ている地形の為と急激な傾斜をもつ崖により、ひょっとしたら突風が吹くような気もします。
あるいは予想外の三角波が立つかも知れませんね。
にしてもプロガイドと名乗る方の死亡事故とは悲しいです。
それも漕いだことのある海だけに。
例のツアーカンパニーには他のアルバイトガイドがいるかも知れませんけど、そこで無い事を思うばかりです。
ニックは良い人だったですから。
>まず、記事内にある通り、海況がヴェテランにとっては何の問>題もない状態だったこと。
再度登場。
読み返してみて、なるほど。
ベテランにとっては何の問題も無い状況だったんですね。
これはミステリーですねぇ。
プロと名乗るからには、ささいなことでは死亡まではいかないでしょうし、ナゾですね。
それとも突然な心筋梗塞とか、予想外の体調不良などに見舞われたのでしょうか。
御冥福をお祈り致します。
こらこら、にっしー、君、英語勉強中なんでしょ?
ちゃんと記事読みなさいって(笑)
ニックもちゃんと登場してるでしょ?
ニックは、その遭難者を送り出すときにブリーフィングをした当人だし、捜索もやってるじゃないの。
確かにあそこはマルボロサウンドの端っこにあたる場所なので、マルボロ特有のいやな谷を吹き降ろす風も吹くんだけど、それは別の方向からの強風が吹いているときだね。
いくら波が立つとはいえ、シーブリーズのときに予想外の荒れ方をすることはないし、特にここ数日は実際にそんな荒れ方はまったくしていない。
荒れてなかったことは、それこそニックも証言している通り。
死因事態は、沈したはずみに心臓麻痺か何かを起こしたのかもしれないけど、そもそもプロが沈するような状況ではなかったみたい。
あ、そうそう、本文中には、「訓練」と書いたけど、新聞記事を見ると「ツーリング」だったらしい。
レスキュー&ロール訓練のときは、自ら沈するわけだから、心臓麻痺の可能性は限りなく低い。
つまり心臓麻痺を起こしているとすると、ツーリングの場合という線が濃厚だけど、上記のようにプロが沈するような状況ではなかったらしい。
まったくおかしな話っす。
ともかく、ニックの「ケーブル・ベイ・カヤックス」は、この件に関わりはあるものの(なんせ地元唯一のアウトフィッターだ)、事故そのものには何にも関与していないのでご心配なく。
Posted by: Ryu : November 5, 2004 10:31 PMあ、入れ違いで投稿しちゃった(^^;
そう、プロどころかちょっと漕げる人には問題のない海況だったはず。
死因は、おっしゃるとおり、おそらくそういう急病による急死なんだろうと思うんだけど、それにしても謎なのが、
・急死にしては、カヤックに乗ったままではなく、沈脱してカヤックとばらばらに漂流していた点
・この狭い業界で、「モトゥエカの37歳のガイド」という限定された情報があるにもかかわらず、この地元モトゥエカで誰のことか分かっていない点
が、非常に不思議です。
まぁ、身元はそのうち分かるでしょうけど、ソロだから、インシデントレポートどころか、事故の解明も難しいんだろうなぁ。
Posted by: Ryu : November 5, 2004 10:39 PMうう、英文の記事よんでなかったス。
失礼しました。
もはやこれはUMAか宇宙人の仕業にちがいない!
(故人に失礼ですが)
しかし後日の捜査結果など気になる記事ですねぇ。
続報お願いしますです。
いや、単なるウソツキ素人カヤッカーの事故だと思うんだけどねぇ、でも死に方はおかしいよなぁ。
今のところ、続報なしで、まだ詳細分かりません。
どうなってるんだろ?
何か分かったら、また改めてメインのエントリーの方でご報告いたしまする。
November 2, 2004
おいおい、もっと練習しようぜ!
■ 予報
[地上気象]
曇り、午前中一時小雨、のち晴れ。風おだやか。最高気温18度、最低気温10度。
[海洋気象]
北10ノット。セパレーションポイントより北では南東20ノット、夜に北10ノットに。北部の海況はやや荒いが次第におさまる。
[潮汐表]
01:09am 3.7m
07:09am 1m
13:33pm 3.8m
19:28pm 1.2m
■ 小雨は降らなかったが、午前中曇りで昼前から晴れたという点では予報当たり。
ただし、午後3時ごろからメチャメチャ強力なシーブリーズが吹いたので、やっぱりあまり当たってない。 OSH & Hrd Skll Training
-------------------------------
■ トレーニング二日目。
午前中は冬季に改善したり、ウィルソンズ介入で変わったシステムや安全基準、危機管理体制の説明。ATK、OR両ベースも大幅に大改装したり設備を移動したりしたので、全員で両ベースを巡る「ガイドツアー」をやった。最近復帰したばかりのガイドたちは、あまりの変貌ぶりに目を白黒(笑)
危機管理体制も以前以上に充実してきて、職場の安全性もさらに向上。うん、なかなかよろしい。
で、その後、我々がいつもツアーに携行しているフレア(発炎筒、発煙筒のこと。正式には「信号紅炎」)を実際に実験。フレアは高価なものなので、そうそう実験するわけには行かず、実をいえば僕は今まで一度も実際に使っている場面を見たこともなかったし、10年選手、15年選手の先輩たちも同じだったというから、ひょっとするとうちの会社ではこれが初めてのフレア・デモンストレーションだったのかもしれない。
ともかく有効期限が切れてしまったフレア20本ほど、明るいオレンジの閃光を出す夜用のものと、オレンジ色の煙を強烈に吐き出す昼用のものを取り混ぜて、皆で片っ端から実験。
いやぁ、面白かった。お見せしたかったけど、カメラを持っていなかった。すんまっせん。
でも、やっぱり不発弾がかなりの割合で混じってて、大昔に別サイトのカヤック用語辞典の「フレア」の項で書いた懸念が、杞憂ではなかったことが分かってしまって、また心配の種が増えてしまった(^^; だって、あるガイドなんて、3本試して3本とも不発だったんだよな。僕も1本目は不発だったし。
やっぱりフレアと女房は新しいに限る。
■ 午後はハードスキル・トレーニング。
いや、トレーニングというよりも、出来るかどうかSKOANZ(Sea Kayak Operators Association of New Zealand)のレヴェル1ガイド資格試験の基準に従って、マネージャたちがテスト。受験側のガイドの中に、彼らより巧いのが何人かいたので、彼らもやりにくそうだったけど、僕自身は非常にお粗末なレスキューやロールをするやつが少なからずいたことに腹が立った。
もっと頻繁にトレーニングしなきゃダメだぞ>ウチの会社
昔のATKのガイドたちは、皆もっと上手かったぞ。
さすがにロール三連発をこなせないヤツはいなかったけど、リエントリー&ロールとなるととたんに起こせなくなるヤツが続出して呆れた。
さらにジョン・ウェインなんて、初期安定性の高いペンギンなら楽勝のはずなのに、これまた出来ないヤツが少なくないし(ペンギンで出来なかったら、他の艇はどうするんだよ……)、タンデムレスキューの手順もボロボロのヤツがほとんど。
何やってるんだか、まったく……。
と怒ってたら、わざわざカメラを持って行ってたのに、撮影するのをすっかり忘れてた(^^;;;
すんまっせん。
終了後、マネージャたちは講評で「皆なかなかよくやってた」と言ってたので余計に腹の虫が収まらず、マネージャ室に行って
「毎月とは言わんが、最低でも二ヶ月に一度トレーニングデイを設けてしっかりハードスキルトレーニングをやらなきゃダメだ!」
と厳重に言い渡してきた。あれじゃ、恥ずかしくて「プロでござい」なんて言えないって。もちろん、その点はマネージャたちも承知の上なんだけど、だったらもう少し辛口の講評しろってば。
半年離脱してて、今日半年振りにカヤックに乗ったっていうヤツも少なくなかったらしく、それを考慮すると確かにちょっとは割り引いて考えてやらなきゃいけないのかもしれないけど、それにしてもやっぱりお粗末だわ。あの程度のこと、プロガイド・ワークショップでやってるよりもはるかにレヴェルが低いんだから、プロがもたついて良いようなとこじゃないよ。
■ うぅぅ、しかし今日は一枚も写真を撮らずに帰ってきてしまった。いやはや、お恥ずかしい(^^;
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■ 今日のエントリーをご覧になって「あぁ、写真があればもっと面白いのになぁ」と思った方、
をクリックして、忘れん坊の僕を懲らしめて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/31
突然の書き込み失礼致します。
ホームページランキングネットの管理人の木村と申します。
現在ジャンル(アウトドア部門)新設によるサイト規模拡張に伴い是非、貴サイト様のような素晴らしいサイトに参加して頂きたく、ランキングへの参加のお誘いに参りました。
当サイトを「アクセスUP、検索エンジン対策、エンターテイメントの一つ」としてご利用頂ければ幸いです。
宜しければ、一度ご検討下さい。
宜しくお願い致します。
下記、簡単ではございますが当サイトの特徴です。
1ランキングへの参加、閲覧、全て無料です。
2アダルトサイトは全てお断りしております。
3あくまで人気のある優良なサイトが上位に表示されるように不正投票をチェックしております。
4日本最大のランキングサイトです。
November 1, 2004
ファーストエイド、シナリオトレーニングの模様。
■ 予報
[地上気象]
晴れ。シーブリーズ。最高気温18度、最低気温8度。
[海洋気象]
南西10ノット、セパレーションポイントより北では昼前から午後にかけて20ノットにあがる。北部の海況はやや荒くなる。
[潮汐表]
00:33am 3.8m
06:35am 0.9m
12:59pm 3.9m
18:50pm 1m
■ 予報通りだが、シーブリーズは弱く、午後になっても海はべた凪。 FA Training
-------------------------------
■ 6月30日のエントリーで書いたことと重複するが、ニュージーランドの場合、ファーストエイドの認定は2年間有効。
SKOANZ(Sea Kayak Operators Association of New Zealand)の規定では、有効なファーストエイド資格を持っていないものは、SKOANZの認定資格も有効なものとはみなされない。だから、最低でも僕らは、二年に一度はきちんとファーストエイド資格を更新する。
ウチの会社の場合は、春のトレーニング期間にファーストエイド・コースを組み込んであって、社内で受講できるシステムになっているので非常に便利。もちろん、一般ファーストエイドではなく、アウトドア・ファーストエイドが開講される。
■ で、実は今日がそのファーストエイド・コース。

これが、当社の庭で簡易的にやってるシナリオトレーニングの入門版のようなもの。赤いシャツの横たわっているヤツが怪我人役で、陰になっててちょっと見にくいけど、よく見ると首にベッタリと赤い血糊をつけているのが分かるかと思う。確か、これは酒場でケンカになって、ナイフだか割れたガラスビンだかで切られたっていう想定だったと思う。
右のカメラを過剰に意識しているファーストエイダー役も、よく見ると首に血糊をつけていて、役割を交代したことが伺える。
それにしても、カメラ意識しすぎ、マジメにやれ>ロブ
僕が救助したのはナイフで刺されそうになって、手で払いのけたので、手をザックリと切られてしまった人。逆に、僕はチェーンソーで自分のスネを切ってしまったという役回り。どっちも楽勝。
ちなみに昨年は、下腹を撃たれて転げまわっている人を発見して駆け寄るというシナリオで、ポイントは貫通銃創かどうかを確認することだった。
もちろん僕は「撃たれた」というセリフをきいてすぐに背中をめくったので教官にほめられたが、下腹の傷が直径2cmくらいなのに、背中側はご丁寧にも直径20cmくらいベットリと血糊が塗りつけてあって、血糊とは分かっていてもちょいと背筋が寒くなった(^^;
「あぁ、モロに肝臓を撃たれてますな。しかもどうやら散弾だ。こりゃ助かりません。あきらめて、祈りなさい。懺悔することはありませんか?」
って怪我人に言ったら、教官のオバチャンにどつかれた(^^;;;
で、よく覚えてないんだけど、確か僕自身も同じ貫通銃創をつけられたんだったような気がする。

さて、こちらは本格的な野外トレーニングに出かけようという図。この後、遭難側と救助側の二班に別れ、遭難側が先行してビーチに行ってスタンバイ、救助側はリーダーの指揮の下、サーチ&レスキューをする。

4人の怪我人が、それぞれ数百mの距離をおいてバラバラに岩場で大怪我をしていた。怪我の仕方はそれぞれバラバラだったが、一番厄介だったのがこの遭難者。波打ち際で意識がほとんどない状態で横たわっていたのだが、潮がすごいスピードで満ちてきている上に、どうやら脊椎損傷でかなりの人数がいないと動かせないという状態。
最初は救助者グループを三等分して各遭難者に同じ人数を割り振っていたのだが、リーダーは砂浜を何往復も走り回って他の遭難者を救助しているところから人手をかき集めて、この遭難者を運び出すための人数を確保しようと試み、僕もリーダーの補助で、ビーチを何往復か全力疾走させられて、死にそうになった……。
他の遭難者は、一名が肋骨が折れて皮膚を突き破って飛び出しており(そういう特殊メイクをしていた)、もう一名が大腿骨骨折(他の骨と違い、大腿骨だけは骨折すると思いっきり命に関わる)と、それぞれ一刻を争う大怪我で、なかなか人手が確保できず、訓練とはいえ非常にシヴィアな状況で胃が痛くなった。
担架がないので、ブランケットを担架代わりにして遭難者を運んだのだが、足場が悪くてこっちがいつ転んで怪我するかわからず、ここでも背中に冷たい脂汗がにじんだ。
まぁ、ファーストエイド訓練中なら、転んで怪我してもちゃんと処置してもらえるだろうけど。
■ こういう訓練の場にたまたま出くわしてしまうとギョッとすることを6月30日のエントリーに書いたが、こうやって写真を見ると納得していただけるかもしれない。
なんせ、怪我人役も照れずに超本気の演技をするし、レスキュー側も激本気で救助しようとするので、ちょっと見ただけでは訓練か本当の事故なのかちょっと見分けがつかなかったりする。最初の写真は、会社の庭でのお気軽訓練なので、カメラを向けたとたんにおチャラケてくれたけど、こうしたちゃんとした訓練に入ると、誰もまったくふざけなくなってしまう。
どんなにシリアスな議題で会議をしていても、絶対にときどき冗談でかき回すヤツが出てくるお国柄を考えると、いかにこの訓練を皆が真剣にやっているかが伺える。
昨年と今年は使わなかったが、過去にはカヤックを使ったシナリオもあって、これはさらにしんどかったりする。
ちなみにここでご紹介した写真は、実は昨年度のもの。今年はあまり写真を撮る時間がなかったんだけど、内容はほぼ昨年と同じなので流用した。
■ しかし、ファーストエイド講習ってヤツは受けるたびに落ち込んでしまう。毎年受けているのに、一年で忘れること忘れること。昨年間違えた箇所を、今年も間違えたりして、なんて僕はアホなんだと、毎回自分がイヤになる。もうちょっと普段から勉強しておかないとなぁ……。
■ ところでマラハウという場所は、シーカヤック・ガイドとウォータータクシー・ドラーヴァーがうじゃうじゃしている村なので、こういう訓練をつんだ連中だらけである。
二年ほど前に、マラハウ峠の途中で、飲酒運転のバイクが崖から転落する事故が起こったが、たまたまその様子を目撃したのが仕事帰りのウォータータクシードライヴァーで、すぐに崖から人間だけを引き上げてファーストエイドに入った。引き上げの途中、彼の同僚が通りかかったので、二名で引き上げた、さらにその後もう一人の同僚が通りかかったので、彼が救急車を呼びに走ったという(事故現場はケータイの電波が入らない場所)。
僕が通りかかったのが、ちょうど引き上げが終わってファーストエイドが始まろうという時点だった。ファーストエイドは彼ら二人で手が足りていたので、僕は狭い峠道の交通整理をやって現場の安全確保に回った。なんせ、我々の車が片車線をふさいでしまっている上に、見通しの悪いワインディングロードなので、スピードを出して突っ込んでくる車がいると、現場で多重交通事故が発生しかねない状況だった。
事故を起こしたライダーは肋骨を骨折し、脳震盪を起こしていた程度で、幸いにも命には別状がなかった。
ただし、飲酒運転、居眠り運転に典型的なパターンで、スリップ痕なしに崖下に転落していたので、その瞬間を目撃されていなかったら発見が何日後になったか分からない。彼は本当にラッキーだった。
もう一つのラッキーは、事故を起こしたのがマラハウの近くで、しかも我々の退社時刻だったこと。他の場所、あるいは違うタイミングだったら、ここまで迅速に処置が行われたかどうか、はなはだ怪しい。例えば同じ場所でも、真昼間だったら海外からの観光客がレンタカーで通りかかるだけの場所だから、事故の瞬間を目撃してもらえたとしても、救助は数十分遅れただろう。
これを考えると、僕は日本では絶対に事故を起こしたくないなぁ……。事故を起こすなら、やっぱりマラハウ周辺に限る(笑)
■ 関連過去ログ【ファーストエイド】
◎新しい創傷治療 (3月9日)
◎掃除の件、こんどはこちらで (4月4日)
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎でも、怪我の元……。 (8月15日)
◎ファーストエイド、一例。 (8月17日)
◎まだまだ続く、足の怪我の話。 (8月19日)
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■ アウトドア・ファースエイドに感動した方、
をクリックして下さるとうれしいです。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/21
いつぞやFA先進国とご指名を受けてしまったアメリカですが、確かに検索をかけてみるとwilderness FA/medicineというのはかなりの規模で行われているようですね。
NOLS(National Outdoor Leadership School)という、アウトドア音痴の私でもテレビで見て知っていたという程のアウトドアトレーニング専門のプログラムを組んでいる団体があるのですが、この中にもWMI(Wilderness Medicine Institute)という形でアウトドアファーストエイド及びその後の救急医療体制専門のコースが色々あるようです。
NOLSのサイト:
http://www.nols.edu/
(eduドメインなので、れっきとした教育機関ですね。コースによっては大学の単位にもなるようです。)
それこそ宝くじでも大当たりしたらRyuさんにNOLSのプログラムに参加させてあげるという太っ腹プレゼントも可能なのに、と言う位、メニューを見ていて目移りする位充実はしている模様ですが、中身の方はどうなんでしょうねぇ。
Posted by: MM : November 1, 2004 5:43 PMこんばんわ。お久しぶりです。
>僕は日本では絶対に事故を起こしたくない
同感です(笑)
何年か前、朝の出勤途上で事故(車対車、と後に判明)に出くわしたのですが、私が通りかかった時には当事者らしい運転手の方が、一所懸命にぐったりと道に倒れた女性を”うんしょ、うんしょ”と引きずって(!)いる最中でした。しかもどっちの車線の車も迷惑そうに横目でにらんで通り過ぎていくんですよね。
とりあえず車を脇に寄せて救助に向かったのですが、その私に対して何台もの車がブーイングのクラクションを鳴らしていきましたよ(怒)
確かに狭い道でしたが、私の車は脇にベッタリ寄せて、しかも救助に向かっているのが見えるにもかかわらず、です。
まあ、当初思ったような車対人ではなく、車対車の事故で、ショックを起こされていただけだったのが幸いでしたが・・・。
あれ以来、日本で事故を起こしたら本当にアブナイ、と慎重な運転になりましたヨ(笑)
>MMさん
うわ、ここ、スゴイですね。
シーカヤックのページ見てたら、「Semester in New Zealand」なんてのもあってビックリ!
> それこそ宝くじでも大当たりしたらRyuさんにNOLSのプログラムに参加させてあげるという太っ腹プレゼントも可能なのに
ありがとございます。
お気持ちだけで嬉しいですよ。
実はねぇ、僕自身にも国立のアウトドアスクールから講師の口の話が来てたりするんで、ガイドの最前線から身を引いても、結局はこの業界には何らかの形で残ることになりそうなんですよね。
なら、いつかは米国で研修という事も視野に入れておかなきゃいけませんね。
特に、ファーストエイドは米国のシステムに興味津々ですよ。
>きょこさん
うわぁ、ヒドイ話ですねぇ。
遭難のニュースをTVで眺めながら「迷惑だ!」なんて批評家の真似事する輩が多い国だとは知ってましたけど、目の前で実際に事故が起こり、怪我人救出の様子を目の当たりにしてもそういう反応をする連中が多いっていうのは、もうどうかしちゃってますね。
そういう国に、未来はあるのかなぁ???
ところで、そのぐったりしていた女性、そうやって引きずっても構わないような状態だったんですか???
こっちの場合、特に交通事故の場合は頭部や脊椎損傷の可能性が濃厚なので、火災や爆発の危険がなさそうな場合は、なるべく姿勢を変えないようにと指導されるのですけど。
こんばんわ。
>引きずっても構わないような状態だった
>んですか???
そう、そこなんですよ。幸い、深刻な状態ではなかったのですが、問題は、引きずる前にその確認をその運転手の方がしていなかった、ということなんです。運転席から引きずっている様子が見えた瞬間に、「ヤバイ!」と思いましたね。それですっ飛んでいった、というのもあります。
意識の確認や受傷の有無・程度といった基本的な確認をしないまま、(彼としては非常に善意的な行為だったと思うのですが)リスクの高い対応をしてしまってたんですね・・・。
しかも、彼、一番前で追突を受けた車の運転手で、自分も打撲あり・・・。一体全体、ここの町のマナーはどうなってるんだ!と叫びたかったですよ。
あ、でも、その彼、小学校だか、中学校だかの先生ということを後から聞き、「頼む、FAのイロハは身につけてくれ!!!」と強く願ったのでした・・・(汗)
Posted by: きょこさん : November 3, 2004 12:57 AM> 引きずる前にその確認をその運転手の方がしていなかった
やっぱり。
僕もそこを懸念したんです。
深刻な状態じゃなかったってのは幸いですね。
それにしても、一人でひきずるだなんて、映画の観過ぎですね。
怪我人を運ぶには、最低でも四人は必要だろうに……。
> その彼、小学校だか、中学校だかの先生という
ヤレヤレ……。
学校の先生なんて、FA技術をもっとも必要とする職業の一つでしょうに。
日本では教師に対して、定期的なFA講習受講を義務付けてないんでしょうね。
恐ろしい話だ。
怪談より怖いぞ……。
October 14, 2004
トウイングについて(後編)。
■ 予報
[地上気象]
一時曇り。シーブリーズ。最高気温21度、最低気温11度。
[海洋気象]
セパレーションポイントより北では西30ノットが、午前中に北西20ノットに落ちる。南部では北20ノット、夕方までに北西10ノットに変わる。北部の海況は荒いが、次第におさまる。
[潮汐表]
10:43am 4.1m
16:37pm 0.4m
22:56pm 4.3m
■ 夜中に家が揺れるほどの風が吹き荒れ、朝になっても5分おきにものすごい突風が吹いていて、胃の痛い思いをしつつ出勤。中六日の登板とはいえ、いきなりこれじゃぁなぁ……。
ゲゲゲ、峠の途中、何本も木が倒れてきて道をふさいでるし、落石も一つや二つじゃないよ!
長雨でこれだけ崩れることはあるけど、風だけでこんなに崩れるのは初めてだ!(後で聞いたところによると、送電線切断で停電したところもあるとか)
で、お客様が集まり始めてからも、パドルが吹き飛ぶような突風が時々吹き、明らかに「これで大丈夫なのか?」という空気が広がる。
アンカレッジの状況を船上宿に電話して確認したマネージャは、ガイド陣を召集してミニミーティング。とりあえず全ツアー、ウォータータクシーに乗って出発地点のビーチまで行くが、各ガイドの判断で出発地点を変える、ツアー行程を変える、あるいは完全にキャンセルしてそのままタクシーで帰ってくる(この場合はツアー代金返金)、どういうオプションをとっても構わないことを再確認し、お客様にもその点を説明した上で出発。
その間、僕のグループは3名がキャンセルして全部で2名になっていて、ミーティング後あわててパッキングを変えたり、調理道具を積めなくなったのでアンカレッジのハウスボートに昼食を作らせるように連絡したりと、バタバタは出発直前まで続いた。
(本当は2名は最低催行人数未満なんだけど、ドタキャンでこうなってしまったのでさすがに催行せざるを得ない)
僕のツアーは元々はブラストだったのだが、マッドマイルの状況があまり芳しくなかったので、アンカレッジに着くと同時にHOPに変更してベースに連絡を入れた。
トレントベイ・ラグーンは最高の美しさだった。
モーニングティーの後は海況も落ち着いていたので、安心してピナクルで愛嬌たっぷりのオットセイを堪能し、そもままピットヘッドまで横断してテ・プカテアへ。
午後はちょっと曇りがちになったものの、テ・プカテアの展望台の眺めも相変わらず絶景で、2名のお客様はご機嫌。
余裕があったので再度トレントベイに上陸し、潮が引いたときの景観の違いに仰天していただいた。大潮のエイベルタズマン国立公園をなめちゃいかんよ。
朝はずいぶんと天候が気になったけど、結果的には大変良いツアーだったな。めでたしめでたし。 blast→hop 2
■ しかし、相変わらずウィルソンズのウォータータクシーは最悪。二艇に増えたので先週ほどひどくはなかったが、アンカレッジに急遽送られたはずの僕のシングルがなく、他のグループのシングルをブン取って使わざるを得なかったり、他のガイドはガスボンベがウォータータクシー上で消失し、昼ごはんまでに別送してもらう手はずにせざるを得なかったり、帰りは帰りで午後6時を回るまでカヤックが帰ってこず、全ガイドぼけぇ~っと手持ち無沙汰で待たされたりと、相変わらず先の思いやられるお粗末ぶり。
ガスボンベは結局夕方6時にカヤックと一緒に戻ってきたが、僕のために送られたはずのカヤックはいったいどこに行ったのやら??? ベースにはなかったし、国立公園内でも誰も見かけていない。あぁぁぁぁ、僕のルクシャちゃぁ~~ん!!!(涙)
ウォータータクシー二台こっきりで世界最大のシーカヤック・オペレータに対応しようっていうのがどうかしてるってこと、そろそろ気づけよ>ウィルソンズ
今の状態なんて序の口で、これからますます忙しくなるっつうのに、どうする気よ???
アクアタクシーと仕事しているときは、スムーズで良かったよなぁ、まったく。
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■ 昨日、ブルーバードのリアタイヤを交換し($138.00)、車検もすませた($35.00)。後は郵便局で次年度の登録をすれば完了($200.10)。車検は年二回なので、一年間の自動車の維持費は、消耗部品や燃料費をのぞけば、
35.00 * 2 + 220.10 = 290.10
今は円安ドル高でNZ$1 = \75くらいだけど、それで計算しても\22,000足らず。二倍しても、日本の二年に一度の車検費用とは比較にならないほど安い。助かる。
車検の時間も、たかだか15分くらいなので、アポも何もなしでテスティング・ステーションに持ち込んで見てもらうだけ。気軽なものだ。
さて、今度はセドリックの方だな。安いとはいえ、まったく同じ時期に車検と登録がやってくるのは、ちとツライ。
三歳違いの子供を持って、三年おきに一度に受験戦争騒ぎが来るっていうのは、これの激しいヴァージョンなんだろうな(笑)
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■ 短期連載『ガイドのつぶやき』最終回
昨日に引き続き、トウイングの問題点をあぶり出す。
前編、後編とはいっても、実は今日の後編、昨日の前編の約二倍の量なんだわさ。いや、文脈的に分けられるところがそこだけだったもんで(^^;
ってなわけで今日のは記録的な長文なので、コーヒーでも淹れてゆっくり腰を落ち着けてから読んでくださいな。
■ もうお忘れかもしれないので、そもそもの発端となった投稿を再度引用。
> 某アウトフィッターは「お客さんが海に出たいとお
> 望みならば、どんなコンディションでもとにかく出
> します。数名をトウイングして、荒れ海から必ず戻っ
> てこられるだけの技術は積んでいます。」と言った
> そうです。
これをエイベルタズマン国立公園でかつて「トウイング・キング」と揶揄された僕が、読み解いてお見せしようという企画だ。
昨日のエントリーでは、
「ここエイベルタズマンのガイドたちは、トウイングを可能な限り避けるべき事態ととらえ、トウイングの多い奴は未熟者ということをキチンと了解している。」
と述べ、前半の「なぜトウイングを避けるべきか?」の部分について、カスタマーケア面と危機管理面の両面から問題点を指摘した。
これだけでも「揶揄」の意味が少しお分かりいただけたかと思う。
■ ところがこれ以外にも、僕のニックネームに「揶揄」の意味を与える、もう一つ別の理由がある。
上で引用した昨日の文で言えば、後半の「トウイングの多い奴は未熟者」という部分がそれにあたる。
今日はこの点を中心に見ていこう。
今日のエントリーを読み終わったとき、トウイングに対するイメージが少しでも変わり、恐怖感や警戒感を持っていただければ幸いだ。
■ さて、昨日書いたようにトウイングはカスタマーケア上も危機管理上も、問題ありまくりの危険行為なのだが、実はそれ以前にも問題点があるのだ。
すなわちエイベルタズマンのガイドたちは、、「トウイングをせざるを得ない状況を招いた=ツアーの組み立てや天候判断などにミスがあった(可能性が大きい)」ということをよく承知し、その点も重視しているのである。
風が強かった、お客様が非力だった、お客様がラダー操作下手糞で蛇行しまくっていたなどの理由で、「トウイングが不可避だった」と言い訳するのは簡単なこと。
だから経験の浅い新米は、しょっちゅうトウイングをする。
ところが同じ強風の日、もっと非力なお客様を連れたヴェテランガイドは、それらのマイナス要因を最初からキチンと計算に入れ、天候変化も的確に予測しながらコースやペースを組み立てるので、トウイングなしでニコニコのグループを連れ帰って来てしまったりする。
もちろん、「必ず」とは言わない。ヴェテランだってトウイングしなくてはならないときは、そりゃあることはある。しかし、頻度が新米とは桁違いなのだ。
かくして、トウイングしてヘトヘトになってようやく帰ってきた新米は、余裕シャクシャクで一足先に戻っていた先輩から、
「お前、今日もトウイングしたの? さすがトウイング・キング! 参ったね、こりゃ敵わねぇな! 明日もトウイングか? オレにゃ真似出来ねぇなぁ。 がんばれよ、チャンピオン! ついでにオレッチのことも引っ張ってくれねぇか?」
とからかわれてしまうことになるのである。
トウイング回数が桁違いだっために、「揶揄」が完全に定着してしまったのが、他ならぬかつての僕なのだ。
いやはや、お恥ずかしい……。
■ 正直に言えば、僕が毎日のようにトウイングしまくってた駆け出しのころ、
「もっと勉強して上手くなれば、トウイングしなくてすむようになるよ」
と忠告してくれた人がいたのだが、
「そんなことはないだろう、あんたが初心を忘れて怠け者になってるだけだよ」
と反発を感じて憤っていたのだ。
そして、翌日から「もっと張り切って仕事熱心にトウイングに励んだ」のである。怠け者の先輩に、僕がどれだけ力を振り絞って仕事に打ち込んでいるかを見せつけてやろうという意気込みで……。
いやぁ、まったくお恥ずかしい。大きな間違いだった。
トウイングそのものの危険度の認識も甘かったし、ツアーの組み立ても下手クソ、しかも顧客の屈辱感にもきちんと思いがいたっていなかったくせに、トウイングを一所懸命やるのが良いガイドだと勘違いしていた節がある。
イヤハヤイヤハヤ、穴があったらのぞきたいほど恥ずかしい。
だから「トウイング・キング」と呼ばれても、そりゃ仕方なかったんだよね。
その頃への償いと自戒の意味で、今もその「汚名」をあえて捨てたり隠したりしないようにしている。
ただね、そういう恥ずかしい時代でさえ、昨日のエントリーで挙げたような不必要なときに予めトウイングの準備をするようなアホな真似は、誓って言うけど一度たりともやったことはないし、トウイングを前提にムリな距離を漕がせようとしたこともない。
僕は僕なりに「不可抗力、不可避なトウイング」をやっていたつもりだったのだ。
■ だから、僕が実際に「キング」だったのは最初の2シーズンだけ。その後は認識を改めてトウイング回数を減らすべくガイディング技術必死に磨き、最近は3月6日のエントリーで書いた通り、一年を通してトウイング・ゼロの記録に挑戦してやろうかなどと、大それたことを考えるまでになってきている。
イチローじゃあるまいし、僕ごとき凡人にそんな大記録が出せるはずもないんだけど、それでも年間で平均すれば、ツアー30本に1回くらいのペースに抑えているんじゃないかと思う。
天候やお客様の体力といった、自分の技術だけでは制御できない「運」による部分も大きいから、当然シーズンによっても数の増減はあるけど。
■ 確かに、ガイディングがうまくなればなるほど、トウイング頻度はどんどん減る。今では自信を持って断言できる。
僕にとって6シーズン目にあたる昨夏は、かつてないほど天候が不安定で、特に二月は来る日も来る日も暴風警報が出て海も荒れまくった。
にもかかわらず、11月頭から3月頭までの繁忙期の四ヶ月間に、僕はトウイング・ゼロの記録を作った。
これって当分誰にも破れない大記録に違いないと、密かに自負していたりして。
逆にいえば、トウイングの頻度は、ガイディング技術の巧拙をかなり正確にあらわす指標になるのである。
もちろんただただ怠けて必要なトウイングさえしないようなガイディングをする横綱級の似非ガイドは除いての話だけど。
■ だから、トウイングは極めて危険であり、顧客にとっては屈辱的であるのだが、それと同時にガイドにとっては恥ずべき行為でもあるのだ。
■ つまり、何年たってもトウイングの頻度が落ちないガイドは、そもそも修行の方向性を完全に見誤っているのである。
トウイングの危険性にも気づかず、よって恥ずかしいとも思わず、回数を減らす努力もしないような輩は、何年、いや何十年プロのふりして漕いだところで、ガイディング技術は一向にアップせず、万年アマチュア・ツアーリーダーの域から脱することは出来ない。
僕が口をすっぱくして言う「カヤックが上手いヤツが、必ずしも優れたガイドとは限らない」というのは、こういうところにも端的に現れる。
なんせ、いくらカヤックの訓練を積んで上手に漕げるようになったって、あるいは何千本ツアーを催行してみたところで、トウイングのメソッドはそれに従って自動的に身につくような類の技術ではないのだ。
トウイングにはトウイング専用の訓練が必要だし、トウイングの頻度を減らすには、やはりそれに特化した努力を要するのだ。
だから少々カヤックの技術が劣っても、トウイングのマイナス面を熟知した上できちんと対策訓練を積み、しかもツアーのときは極力実際にトウイングする場面を避けるような仕事をする方が、よほど名ガイドである。
■ ちなみに毎度おなじみの脱線だが、ガイディングがうまくなれば、お客様の船酔いの頻度もどんどん減る。
ツアー3回に1回は船酔いを出すガイドと、ツアー30回に1回しか船酔いを出さないガイドがいるのは確かだ。5年前の僕は前者だったが、今の僕は後者だ。
経験をつむうちに「なんとなく減った」わけではない。ちゃんと船酔いを防止する技術はあるし、酔った人をいち早く回復させる技術もちゃんとあるのだ。
5年仕事をしても、お客様が船酔いする頻度が変わらないとすれば、やっぱりガイディングの修行の方向性が間違っているんじゃないか?と疑った方がいいかもね。
■ さて、話をトウイングに戻す。
かつてはそうやって先輩からからかわれ、同輩から憐れまれた僕だが、そのおかげでエイベルタズマンでも桁違いのトウイング経験を積んでるのは事実だし、今やトップクラスのトウイング・メソッドを身につけているのも、また事実。
エイベルタズマンでトップということは、世界でもトップクラスといってもバチはあたらんだろうから、「キング」には「畏敬の念」も同時に含まれていることも一応再述し、しっかり自慢しておくことにする。
なんせお調子者の「ガイドの鏡」だから(笑)
だから僕がかつて「キング」と呼ばれたことを知らないような駆け出し連中も、たいてい僕のところにトウイングのノウハウや、トウライン・システムの相談にやってくる。
それらの経験は、すべて『プロガイド・ワークショップ(PGW)』や『ツアーリーダー・セミナー(TLS)』にフィードバックして、日本にも伝えるべく努力してきた。
■ ところで、トウイングはロープで別の艇を引っ張るだけだから、要するに力技、単なるスタミナ勝負だと勘違いしている短絡バカがいる。
貴様、それでも武士プロか! 恥を知れ! そこに直れ、拙者が成敗してくれるわ!
単なる力技だったら、エイベルタズマンで最もチビで非力なガイドの前頭筆頭の僕に、誰が頭下げてトウイング習いに来るかっつぅの!
■ 実際には、トウイングには特殊なメソッド(ノウハウ)がたくさんある。
トウラインシステム自体もいくつかの最低安全条件をクリアしておく必要があるし、ガイドの側もいくつかの技術の習得が必須。
乗る艇によっても違うメソッドがあるので、艇を色々乗り換える僕のようなガイドの場合は、全部出来なきゃダメ。
また艇の儀装や装備に工夫をこらすことも必要。
要は昨日いくつか挙げたような危機管理上の問題点を、一つ一つ少しでも軽減するような形で訓練を積んでおく必要があるのだ。
なんせ、「トウイング=危険なロープワーク」なのだから。
■ 過去何度か『プロガイド・ワークショップ(PGW)』をやってみて、予想通り日本にはこうしたメソッドは伝わってないことが確認できた。
また同時に、市販されているトウラインの中にも、シーカヤック用として適切な条件を備えたものは皆無だということも分かった。
そんなわけで、PGWやTLSでは「トウイング」のセッションは座学と実技の二部に分け、全科目の中でももっとも力を入れている。
座学ではまず適切なシステムの作り方から始めるし(マイスターJSBのセリフじゃないが、無いなら作るしかないもんね)、実技ではトウイング中インシデントに対するアクティヴ・セイフティとパッシヴ・セイフティ、さらにレスキュー中にトウイングを絡めるヴァリエーションもやる。
この講習内容は僕があちこちで学んだメソッドを体系的にまとめなおしたもので、ここまで丁寧で体系的なトウイング講習は、さすがのニュージーランドといえども、絶対に他にはない。他の科目はともかく、PGWとTLSのトウイング・セッションは、たぶん世界最高峰だと思うよ、今のところは。
■ ただし誤解のないように申しあげておくが、こうしたメソッドをきちんと身につけたもの同士を比べるならば、そりゃデカくてパワーやスタミナに勝る奴が強い。最後の最後は、やっぱり力技勝負になってしまうのは、まぎれもない事実。
そういう意味でチビの僕は「真のトウイング・キング」にはなれない宿命を背負ってしまっている。つまり僕に冠せられた「キング」は、どこまでいっても所詮は揶揄なのである。
だからこそ、トウイングを避けるスマートなガイディング技術を磨くことに熱心になるんだけどね。他人に劣る部分は、別の技術で補うしかないから。
■ ちなみに、プロ向けのPGWとアマ向けのTLSで、まったく同じ内容を講義するのは、この「トウイング」のセッションだけ。
アマチュアのツアーリーダーの方々にとっては、プロと同内容のトウイング・セッションは、あまりにも高いハードルなのは承知の上。ただ、安易かつ稚拙なトウイングは大事故に繋がる可能性が非常に大きいのに、その認識がまったく広まっていない現状を鑑みて、技術をマスターできないまでも、トウイングの危険性と難しさを理解していただくだけでも大きな成果だと考え、あえてプロとまったく同じ内容を採用した。
実際、TLS参加者の相当数の方が
「僕にはトウイングは無理だと知りましたから、絶対にトウラインは持ちませんし、なるべくトウイングされずに済むような安全なカヤッキングを心がけます」
とおっしゃっていた。そういう意味で、TLSでも一応の成果は収めていると思う。
こういう方たちは、下手なプロよりもトウイングのことをはるかによく理解していらっしゃるわけだが、TLS参加者や、彼らがその後自主的に行っている勉強会(ツアーリーダー・ワークショップ)の参加者、合わせれば相当な数になる。
うかうかしてられませんぞ!>プロフェッショナル諸氏
■ だからこそPGWやTLSでは、「トウイングとは、プレ・インシデント(事故一歩手前)状態を自ら作り出す行為」と説明し、出来る限り回避することをまず強調する。
「トウイングは極めて危険なので、やっちゃダメです! トウラインは護身用ナイフみたいなもので、少々のことでは決して抜いちゃダメなんです。
でも長く仕事してれば、そのうちどうしてもトウイングせざる得ない状況に出食わすこともあります。そのときに、危険度を最小限に抑え、大きなインシデントの種にしないために、訓練だけは普段からしっかりやっておいてください。システムや儀装、装備の工夫も怠らないでください。
なおかつその上で、トウイングを回避する技術を真剣に磨いてください。それが貴方のガイディング技術を劇的に洗練します」
っていう風に。
ま、要するに、昨日と今日こうやって書いているようなことを序論としてしゃべるわけだ。そしてセッションの終わりのまとめで、この点は再度強調する。
正直に言えば、僕にとってさえ、一度トウイングを始めたが最後、安全を100%保証することは出来ないんだわ、これが。
だから、今後僕にトウイングされる羽目になったら、そのときは身の危険を覚悟してくださいね(笑)
まぁそれでも、「トウイング・キング」の名にかけて、他のどんなガイドよりも安全性の高いトウイングをするつもりではあるんだけどね。
でも段々老いてきてることだし、先のことはよぉ分かりませんなぁ(ヨボヨボ)。
■ さて、これで「エイベルタズマンのガイドたちは、トウイングを可能な限り避けるべき事態ととらえ、トウイングの多い奴は未熟者ということをキチンと了解している」という言葉の意味、もうお分かりかと思う。
そこで、あらためて話を最初の最初に戻す。
投稿にあった「数名をトウイングして必ず荒れた海から戻る」と公言しているアウトフィッターは、安全なトウイング・メソッドは持っていないはずだ。
なぜなら、キチンとしたノウハウを持っているならば、「数名をトウイングして必ず荒れた海から戻る」などとは口が裂けても言えないからだ。
二艇以上をトウイングすること自体は、もちろん不可能ではない。
二艇どころか、僕はその十倍以上を引っ張ったことがある。
今や伝説となった感のある「シーカヤックミーティング in 牛窓」の様子をごらんあれ。このページの最後の画像は、ごらんのように大ラフトアップ集合写真だ。
えっと、やっぱりここにも画像を貼ってしまおうか。その方が話が早いな。『パドルの向くまま、気の向くまま』用画像なので、ちょっとサイズが小さいんだけど、その点はご勘弁を。

このときは、初体験者が多かったので思いのほかラフトアップに手間取り、キチンとラフトを組み終わる前にビーチに接近しすぎて座礁しそうになった。
そこで、僕がラフトアップしたままの全艇を、まとめてエイヤッと引っ張ってビーチからひっぺがしたのだ。
オリジナル画像であらためて数えてみると、優に三十艇近いし、そのうち十艇近くがタンデムなので、40人近くを一気に引きずった計算になるか。
距離にすればたかだか10m弱のことだと思うが、それにしても我ながらよぉやるわ。アホじゃ。
ご参加くださった方は、僕が若手駆け出しガイドたちにトウイングを指示したにも関わらず、彼らのトウライン・システムが不適切で急なトウイングに対応できず、仕方なく僕自身がトウイングしたのを覚えていらっしゃるかもしれない。
僕自身は、腰が砕けそうになったのを今でも覚えてる。よくパドルが折れなかったもんだ。
彼らはその後「お前ら、トウライン見せてみろ」と、怖い野人にこっぴどく叱られた、なんてことは、もう改めて書くまでもないか(笑)
■ というように、ベタ凪ならキャンプ道具を満載した三十艇、四十名を一瞬引っ張ることも不可能ではない。
しかぁ~し!!!
荒れた海から二艇以上の艇をトウイングして、100%無事に連れ帰れるメソッドは、残念ながら存在しない(そもそも前述のように、相手が一艇でも100%の安全は保証できないのだ)。
つまりこれはすでに「トウイング技術」云々の問題ではなく、あくまでも「運」に頼るしかないイチかバチかの賭けの世界の話なのである。
この賭けの「バチ」とは、もちろん死亡事故(下手すると全滅)を意味することは言うまでもないだろう。
■ こういうセリフが出てくるという事は、おそらくそのアウトフィッターは、過去は賭けに連勝し続けてきたのだろう。
しかし、ギャンブルってのは、いつかは敗れると相場が決まっている。
そういうレヴェルの「賭け」を、「必ず」と言い切ってしまうところに、「危険性を認識できていない=ノウハウを持っていない」ということが、ハッキリと読み取れてしまうのである。
■ いやぁ、おっそろしい話だねぇ。なんか、原子力政策を連想しちゃうなぁ。
だから、あのアウトフィッターにインフォームド・コンセントを求めるのは、そもそも無理な話なのだ。トウラインやトウイングの危険性の説明なんて、そもそも自分たちが最初から分かってないんだろうから、出来るわけない。
そもそもちゃんとトウイングのことを分かっている人だったら、あんなにトウイングのことを自信満々に語れるはずがないのだ。
分かれば分かるほど、黙して語らなくなるというのが、トウイングという技術の特徴なのだ。
■ つまり、一見するとプロの自信に満ちあふれているこの、
「お客さんが海に出たいとお望みならば、どんなコンディションでもとにかく出します。数名をトウイングして、荒れ海から必ず戻ってこられるだけの技術は積んでいます。」
という一言が、僕には、
- トウイングを単なる力技だと勘違いしており、正しいメソッドを習得していないと思われる
- 『トウイングはできるだけ避けるべき危険な技術であり、トウイングを前提にしたツアーの組み立てを公言するなどプロにとって恥の中の恥である』という基本的な認識さえ欠如していると推測できる
という風に読めてしまうのである。
よって、インフォームド・コンセントが徹底できるほど危険性を認識しているとも思えないという推論が成り立つ余地もあるわけである。
■ そもそもトウイングして帰ってくるのを前提にツアーを組んでて、もしガイドが怪我してトウイング不可能になったら、どうするつもりなのよ???
トウイング自体のせいで怪我をすることもあるのだ。僕も超強烈な向かい風の中、一分間で数mずつしか進まないようなトウイングを半時間にわたってやった結果膝裏の腱を傷めてしまい、ビーチについてもカヤックから降りられなかったことがある。
トウイング中に肩の関節に一万ボルトの電流が走ったことも、二度や三度ではないし、関節の中で鈍い音が響くのを耳にしたのだって、何度経験したことやら。
あ、そういえば股関節をやりそうになったこともあるし、腰や背中をひどくやられるのなんて、四六時中だったっけ。
(もう年だ、もう限界だ、もう引退だって言ってるのは、別に冗談でも何でもないのですぞ)
あるいは、トウラインってのは荒れた海では相当な頻度で切れるものなのだ。僕自身は、トウイング中にトウラインが断裂するという事態を過去に三回経験している。いずれもサーフに巻かれたときに起こった。
つまり、荒れた海をトウイングするときは、断裂も想定しておかないとお話にならないということである。
彼らの場合、これらの事態を想定できているのだろうか?
■ 長々と書いてきたが、昨日最初に書いたとおり、このアウトフィッターの発言を一言でまとめれば、「トンデモ発言」ということになるのである。
「とんでも発言」でも「TONDEMO発言」でもでも良いが、僕は個人的な好みで「トンデモ発言」表記を採用している(笑)
なぁ~んや、一言ですむんかいな。長々と書いて損してもぉたやないの! ブログとは思えん異例の長文やぞ! 一言ですむんやったら、それですませんかぃ!>僕
え? こっちこそ長々と読んで損したって? ごもっとも。スンマッセンです。
でもねぇ、トウイングの話は、どうやったって手短には済まんのですわ、これが。ややこしい話だから、前編と後編に分けると余計分からんよーになったりするから、「前回の要約」なんぞも入れなあかんかったりするし、難儀なんだ、これが。
でも、知らんこともチョビッとは書いてあったでしょ? 勉強になったと思って、勘弁してくださいな(^^;
なんせ、これPGWで受講したらあんた何万円も取られるんでっせ!
え? ならカンベンしたるって? 現金やなぁ(笑)
■ ともかく、この手のトウイングをやりたがるガイドに不幸にも当たってしまったら、すぐに眉にしっかり唾を塗り、全身にありがたい「牽引安全経」を写経することを強くお薦めする(耳をお忘れなく)。
その上で、当該ガイドの額やアウトフィッターの看板の上に「似非退散」と書いた封印の御札を貼り付けておくとベストなのだが、素人さんがやると噛まれるかもしれないので、無理はしないこと。
あるいは、不必要なときに自分の艇にトウラインを結び付けられてしまう危険に備え、鎖鎌を用意しておくのも良いかも知れない。
なんせ、普通のハサミやナイフじゃ、自分の艇のバウ(先端)に手が届かないからね、鎖鎌がベスト。
さすがのトウイング大好きガイドも、鎖鎌を持った人間に噛みつくような真似はしないだろうから、これは一石二鳥。
うん、我ながら名案だ。
あ、ただしタンデム艇の場合は、相棒の首を飛ばさないようにご注意を(念のため書いとかんと、万が一責任とらされたらかなわん(^^; )。
え? 鎖鎌、どこで売ってるか?
さぁて、『野外道具屋.com』とか『Outdoor-Market.com』とかできいてみくださいな。ひょっとしたら扱ってるかも。
ただし、きっと合言葉言わないと売ってもらえないと思うけど。
『龍の巣』? そんな危険なものございませんので、あしからず。んなもん航空便で送ったら、国外退去になるわぃ(笑)
■ で、ここで終わってしまったらジャパンの面目丸つぶれなので、「そうは言っても、まんざら捨てたもんじゃないぞ、やっぱりすごいぞジャパン!」というエピソードを一つ。
上で、日本には正しいトウイング・メソッドは伝わっていなかったことを書いた。
ところが、独自にトウイングの危険性を認識し、メソッド開発に取り組んでいた人もいらっしゃるのである。
「トウイングは極めて危険である」
という同じ認識からスタートし、我々が、
「だから、安全性の高いトウライン・システムとトウイング技術の開発と訓練が必要」
という方向で対処してきたのとまったく対照的に、彼は、
「だから、トウラインを使わないでトウイングする技術の開発と訓練が必要」
という方向でメソッドを研究してきた。
まったく逆だが、だからといって間違ってるわけじゃない。
むしろ「危険だから使わない」というのは、危機管理上非常に正しい選択であり、英断でもある。
拍手である。
そして彼は、「トウラインを使わないトウイング」のメソッドを研究し、実際にツアー中に肩を脱臼したお客様を「トウラインを使わないトウイング」で無事に連れ帰ることにも成功していらっしゃるのである。
お見事である。
さらに彼がスゴイのは、それでもなお、僕のごとき若輩者が開催するPGWに参加してくださったことだ。その勇気と研究熱心さには、本当に頭が下がる。
天晴れである。
彼がその後トウラインを持つようになったのか、それとも以前の通りトウラインを持たずに仕事に臨んでいるのかは聞いていない。
ただどちらにしても、彼なりにメソッドをさらに進化させ、より効果的で安全な技術を研究していらっしゃるだろうことは、想像に難くない。
彼との出会いは、僕にとっても大きな刺激になったし、トウラインなしのトウイングのメソッドを訓練の必然性を知るキッカケにもなった。
トウイング・メソッドの世界は、まだまだ底知れない奥深さを持っていることを、彼が教えてくれたともいえる。
もちろんジャパンには、彼以外にもスゴイ人はいらっしゃるのだが、ことトウイングに関しては、彼の独自の研究とその真摯な姿勢に、ただただシャッポを脱いだ。
その人物とは、ご存知『パドル・コースト』代表の吉角立自氏である。
今後こっちの若手にトウイングを指導するときは、「ジャパン発ヨシカド・メソッド」も伝えていかなくてはと思っている。
■ さて、最後に。
上で「分かれば分かるほど、黙して語らなくなるというのが、トウイングという技術の特徴」と書いた。
だから実をいえば、これだけ遠慮なくモノをいう僕でさえ、トウイングに関して過去に発言したことは、ホンの数えるほどしかない。
しかも、過去の数度の発言(主にYahoo掲示板上だったと思うが)は、ちょうど「キング」と呼ばれていた頃のことで、日本のシーカヤック界のトウイングのレヴェルを知らなかった「日本上陸以前」の話だ。
「日本上陸以降」は、ネット上のオープンな場でトウイング・メソッドのことを語るのは、一切やめてしまった。
生半可な理解でトウイングの真似事をされると、それこそ僕自身が「ゆるやかな殺人幇助」をしたことになることが分かってしまったからだ。
よってトウイングについて語るのは、きちんとメソッドを共有している人間同士でのメールか、PGWのメーリング・リストだけに限定していた。『パドルの向くまま、気の向くまま』の『プロガイド論』でさえ、トウイングのノウハウには一切触れていない。
昨日と今日でこうして長い長い沈黙を破ってオープンな場でトウイングのことを書いたわけだが、これは僕にとってはかなりの決断を要したのである。
理由は、「これ以上沈黙していたら、『やってはいけない危険なトウイング』がますますはびこり、トウイングによる重大事故が頻発する」という危機感が高まってきたからだ。昨日のエントリーに書いたように、自分の友人がそういう危険なトウイングの餌食になるオソレになりそうな目にあったと聞くと、さすがにこちらもおだやかではいられない。
その危機感がこれを書かせた。
以前は、PGWやTLSでトウイングの正しいメソッドを伝えることによって、これが防止できると考えていた。
しかし、僕が思ったほどそのメソッドが広がっていっていないのだ。
昨日と今日の二回に分けて、これだけ長々と書きながらも、具体的なメソッドは一切記さず、逆に危険性などのマイナス面の話に終始したのも、僕自身が「ゆるやかな殺人幇助」を断固として避けるためである。
正しいメソッドは、文章では書ききれない。中途半端に誤解されてメソッドが伝われば、またそれが新たな危険を生む。
だから、今回もメソッドは一切記さなかった。
目的はあくまでも「どういうトウイングが危険か、どういうガイディングが非難されるべきか」を伝えることである。
よって、ご興味をお持ちの方は、直接PGWやTLSを受講していただくか、過去の受講者から伝授してもらって下さい。
■ と、ここまでは、昨日からひっくるめて全部独り言のつぶやきだったけど(笑)、ここからは顔を上げて大きな声で。
これだけ偉そうなことを言うからには、来年2005年にはご依頼があれば日本に行って「PGW 2005」を開催するという形で責任をとりたいと思います。
ご希望のアウトフィッターさん、ご遠慮なくご相談ください。
もう引退がホントに刻一刻と近づいてきているからね、来年やらないと再来年は出来るかどうか分からんし。
いやだねぇ、年はとりたくないねぇ。もう5年早くこの仕事始めれば、もう少し出来ることもあったんだけどねぇ……(またブツブツと独り言)。
■ ついでにちょいと脱線。
えっと、二年半ほど前だったか、ジョン・ダウドが日本で変わったアブミのシステムを披露し、それが「画期的だ!」とかなりの評判になったことがある。
PGWやTLSでは「ありゃヤバイから絶対にマネするなよぉ」とお話しているのだが、未だにあのシステムがスゴイと思って使ってる方がいらっしゃったら、今すぐ止めましょう。
ありゃね、最低限の安全性が確保できていないので、下手するとエライことになる。
アブミにはアブミで、やっぱり必要とされる安全基準があるのだ。アブミだって、「ロープ」に他ならないのだから。
そもそも、自分のスプレースカートを外さないと使えないメソッドなんて、まずその段階ですでに論外。
さらにあのイヴェントを主宰したショップのオンラインマガジンで、やはり最低限の安全性を保証できていないトウラインを推奨するような記事が、あのイヴェントの直後に流れたことがある。
僕はすぐにその危険性を指摘し、事故が起こる前に訂正文を流すことを提案したが、残念なことに無視されてしまった。
あれを真似している人がいなければ良いのだけどなぁと、未だに気になっている出来事の一つである。
くれぐれもお気をつけあそばせ。
■ というわけで、長い長いトウイングの話は、とりあえずおしまい。
明日から『続・ガイドのつぶやき』が新たに始まり、第一話は、『新・トウイングについて』の予……、ウワワ、痛いって! モノを投げないで下さい、ジョーダンだから、ジョーダン(^^;
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」(10月7日)
◎その2「過保護について。」(10月8日)
◎その3「プロの基準について。」(10月9日)
◎その4「互助について。」(10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」(10月13日)
■ 関連過去ログ【読者投稿】
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎またもや、サングラス四方山話。 (7月6日)
◎東京の星空、ニュージーランドの星空。 (7月10日)
◎ガソリンより高い水が、蔓延? (7月15日)
◎捕鯨と差別。 (7月20日)
◎ぬるい危機管理論 (8月27日)
◎ひょっとすると、実現可能? (9月9日)
◎夢の続きと、悪夢のような製品。 (9月26日)
◎互助について。 (10月12日)
◎トウイングについて(前編)。 (10月13日)
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■ 今日のエントリーを読んで、「ばっかやろー、長ぇよ! 仕事中に読んでたら、上司に叱られたじゃねぇか!!」と逆切れしてらっしゃる方、怒りを込めて
をド突いておいて下さいな。
スコアが飛躍的に伸びたら、大反省します(^^; って、こんな長いの、これからは忙しくなるからそうそうめったに書けやしないだろうけど。たぶん、四ヶ月ゼロ・トウイングとどっこいどっこいの最長不倒記録になると思う。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/870
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) Morning shower, then fine. Southwesterlies. 13°C 4°C [海洋気象] (エイベル) Variable 10 knots but westerly 20 knots north of Separation Point.Sea moderate in the north. Fair visib...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.08.15
Excerpt: 大記録達成前夜 ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05 」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
Excerpt: 大記録達成前夜 ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05 」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
濃い~っ、本当に濃厚>Ryuスペシャルの「命の出汁」。
これが当初はもっと濃かったと言うのですから、全くどうやって出汁をとっているのやら。
しかし、削除、いや「お取り置き」の部分も、寝かせる事でまろやかになってこれも又美味だと思いますので、何時の日かきちんと御相伴に与らせて下さいまし。
出汁のお味以外に気になったのはやはりウォータータクシーの話ですね。
そこまで使えないと今シーズンは現行のツアーメニュー自体が実は機能しないケースも出てきてしまうのではないですか?
(現場のガイドの裁量でお客様には殆どそうは見えない様になるのでしょうが)
そうなると、ピークシーズンはいつもよりも余計に後輩ガイドの面倒を見る、なんてケースも続出して心身とも余計に大変な事に・・・と言う事にならない様にお祈りだけしておきます。
あ、教祖様としては護摩焚きでもしないといけませんかね。ニューエイジ系のハーブの束だったらナチュラル系スーパーにおいてあるのを発見したので、それを燃やしますか(爆)。
MMさんにはまったく縁もゆかりもないような話なのに、こんな長文にお付き合いくださったというだけで感激です。
しかし、さすがに疲れました(^^;
でも、DMですでに大変興味深いワクワクするようなご反応もいくつかいただいたりしてまして、書いただけのことはあったかなと思っています。
恐れずに一歩踏み出してみるってのは、やっぱり大事ですね。
しかし、ウォータータクシーは参りますね。
今日もイロイロあったのですが、まぁ言わないことにします(笑)
ピークシーズンのことは、考えないようにします(^^;
> あ、教祖様としては護摩焚きでもしないといけませんかね。ニューエイジ系のハーブの束だったらナチュラル系スーパーにおいてあるのを発見したので、それを燃やしますか(爆)。
いや、だから教祖じゃないし(^^;
ハーブだったら、こっちにあるし(^^;;;
ニューエイジ系も、ここ本場だし、ってカリフォルニアは超本家本元のもっと本場だわ、ハハハ。
清く正しいカヤッカーの皆さんから突っ込み入りまくりになるのを覚悟してのコメントです(笑)。
確かに、アウトドアド素人、と言うよりもインドアを極めた蝋人形の自分には、
>まったく縁もゆかりもないような話
なのですが。
実は最初にカヤックのトウイングの危険性というのを聞いて真っ先に自分の頭にビジュアルとして浮かんだトウイングというのは「水上スキー」だったんです。
しかもトウイングとは何ぞや、と言うのをビジュアルで確認する為に検索して探し当てた画像が
http://atlantickayaktours.com/Pages/ExpertCenter/Towing-Skills/Towing-Skills-4.shtml
ものでしたし。
ただ水上スキーの場合はボートの方が物理的にスキーする人間よりはるかに大きなベクトル発しているからして、ライン(と呼ぶのかは不明ですが一応)がピンと張った状態で人間が上手に引っ張られて行くわけですよね。
これが体積・質量がほぼ同じかそれ以上の物を牽引する、しかも海上で・・・と言う事を考慮した場合、むしろカヤックのトウイングはイメージとしては「凧揚げ」かなぁ、と。
つまり同じカヤック同士ですから何時凧と凧を揚げる人間の立場が交代しても全然おかしくないことを考えると、コントロールできなくてクルクル回った凧がいきなり急速で地面に叩きつけられる図が海上でも起こるかもしれない・・・
とここまでビジュアルで浮かんできてしまった時に初めて恐怖を感じました。
こんなコントロールが確保できない方法でしか他のカヤックを牽引できないのか、と。
ラインの絡みつきやライン自体の急な動きによる切断系の事故なんていうのも、このあたりから想像できないこともありません。
とにかく自分が初シーカヤック体験する際は、余分に予算を積んででもタンデムでガイドさんに後ろに座ってもらって、と言う図式がこのエントリーと先日の「似非ガイド事件」のおかげで決定しました(笑)。
ということで、文筆家Ryuさんのファンである自分はトピック的には関係ないエントリーでも目を皿にして日々しっかり拝読させていただいております。
(ファン心理って、「コレクション網羅しなきゃ!」メンタリティーでしょう?)
あ、勿論「私設秘書」の業務の一環でもありますが(爆)。
見つけてくださったページは、非常に充実してますね!
僕がかつて見たトウイングメソッドの中では最も適切なものです。
抜けている部分もあるのですが、それにしても、ここまでのものがWeb上で無料公開されているって言うのは驚きでした。
市販のトウラインやPFDなんかも、だんだんと進化しつつあることも、このサイトで改めて勉強になりました(ただ、あそこで紹介されてる製品には、決定的な欠点があるし、PFDの方は現物を見てみないとなんともいえないのですが……)
しかし、ホントよくこんなページ見つけてきますねぇ。
敬服です>MMさん
同サイト、レスキューのページも大充実ですね。
危険でやっちゃいけないメソッドも載ってることは載ってるのですけど、それにしたってトウイングと同様、これだけのものはなかなかお目にかかれないっす。
October 13, 2004
トウイングについて(前編)。
■ 予報
[地上気象]
晴れ、ときどき曇り。午後シーブリーズ。最高気温21度、最低気温13度。
[海洋気象]
【暴風警報】西15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)、夕方に一時25ノット(北では35ノット)にあがる。北部の海況は非常に荒くなる。
[潮汐表]
10:03am 3.9m
16:02pm 0.6m
22:20pm 4.1m
■ 昨日は日暮れ前になって雲が切れて晴れ渡ったが、今日も気持ちのいい晴れ。高層に薄ぅ~く雲がかかって空がちょっと白っぽく、なんだか日本の初夏を思い出す。
その高層の雲、確かに15ノットくらいで東に流れていく。
と思ってたら、それは午前中だけで、午後は完全に真夏並みの強烈な紫外線の雨が降り注いできた。ゲゲゲェ、部屋の中にいても眩しいぞ……。
気温も夏並みだなぁ。今日は短パンTシャツじゃ!
天候良いのに、どうしたわけかブッキングがのびていないのだろうか、今日も仕事あぶれてしまった。ま、一昨日ぶつけた尾てい骨がまだちょっと痛むので、今日一日のんびりさせてもらうとしよう。
-------------------------------
■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その5
昨日に引き続き、読者投稿をまな板にあげてみる。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、この短期連載はまず内省的な内容から始まり、だんだんと似非ガイディングを叱るという内容に移行してきている。
要は大人しいと思ったヤツが次第に本性をあらわして牙を向き始めるという、サイコホラーでお馴染みの構成なので、ホラーファンの方にはそういう楽しみ方もしていただけるかもしれない>出来ないってば
本当は今日が最終回のつもりだったのだが、あまりにも長くなりすぎたので、今日と明日の二回に分けた。出血大サーヴィスの感動巨編、たっぷりお楽しみください(笑)
■ また投稿から始めよう。こうして投稿をたくさん頂けて、ホントにホントにありがたいことです。投稿は、すべて膝を正して拝読させていただいております。
さてさて、何なに?
> 某アウトフィッターは「お客さんが海に出たいとお
> 望みならば、どんなコンディションでもとにかく出
> します。数名をトウイングして、荒れ海から必ず戻っ
> てこられるだけの技術は積んでいます。」と言った
> そうです。
やれやれ、これまた困ったことだねぇ。
■ 前半の「荒れた海に出る」という部分は、まぁいいだろう。
決行かキャンセルかは、ガイドの技術のみならず、メンバーの力量も加味して考えるべきだから、他のグループと違う判断になるのはむしろ当然。
もちろん力量を超えた無謀行為は糾弾されてしかるべきだが、僕が現況を見ずにここでどうこう言える話じゃない。
嘆息モノなのは、後半のトウイングの部分の方だ。
こっちは前半とうってかわって、口あんぐりの「トンデモ発言」だぞ……。
■ まずご存じない方のために、用語解説。
[トウイング]
レスキュー技術の一つ。非力、疲労、病気、怪我などで自力漕行不能になったパドラーを、別のパドラーがロープで牽引(曳航)すること。また、危険地帯から緊急退避する場合にも使われる。
[トウライン]
トウイング用ロープのこと。
また、この文中で「トウライン・システム」という言葉が出てきた場合、ロープそのものだけではなく、それに付随するすべての細かい部品や装備、あるいは携行の仕方まで含めた、システム全体を指す(とはいっても、現物をご覧にならんと違いがよぉ分からんと思うので、あまり気にしなくてもよろしいかと)。
[表記]
日本では「トゥーイング」と訛ることが多いが、「towing」なので二重母音で「トウイング」が正解。「トーイング」でも構わんと思うが、僕の場合は、より英語発音に近い「トウイング」表記を採用する。
■ さて、本論に入ろう。
以前どこかに書いたが、僕はエイベルタズマン国立公園で、かつて「トウイング・キング(=牽引王)」と呼ばれていた。
非力な日本人客を担当することが多く、他のガイドとは桁違いのトウイング経験を積まざるを得なかったという、聞くも涙語るも涙の過去を秘めたニックネームだ。
「キング」と言ったって、必ずしも自慢できるような誇らしい呼び名ではなく、むしろ恥ずかしい名前だったりもする。
なぜなら、この異名には三つのニュアンスがあるのだ。
第一に、トウイング経験と技術に対する「畏敬」の念。
第二に、危険な重労働に対する「ねぎらいと哀れみ」の気持ち。
そして第三に、稚拙なガイディングに対する「揶揄」の態度。
■ 第三の「揶揄」が、今日のテーマに結びつく一番大切な点なのだが、皆さんにはピンと来ないかもしれない。
でも実際には、こうした「からかいのニュアンス」は決して小さくない。
なぜならここのガイドたちは、トウイングを可能な限り避けるべき事態ととらえ、トウイングの多い奴は未熟者ということをキチンと了解しているから。
■ まず今日は、最初の論点「なぜトウイングは避けるべきか?」を見ていくことにする。
トウイングを避けるべき理由は、大きく二つに分けることが出来る。カスタマーケア上の問題点と、危機管理上の危険性だ。
■ ではカスタマーケア面から見よう。
結論から言えば、
「トウイングとは、お客様から『自力で漕ぎきる達成感』を奪い、代わりに『自分だけ他人の手を借りる屈辱感』を押しつける行為」
に他ならない。分かる人には、この一言でもう全部分かっちゃうよね?
限界まで疲労困憊し、荒天に恐怖ですくんだお客様は、牽引してもらう安堵感、安心感が屈辱感に勝るかもしれないし、怪我や病気の場合は、屈辱だの安堵だのを感じている余裕さえないかもしれない。
しかしどんな場合も、トウイングが彼らにとって決して楽しい良い思い出にはならないばかりか、むしろ苦い思い出として残るのは事実だ。
怪我や病気のときは別だが、ツアー中に疲労や恐怖に苦しめられた人も、トウイングなしでツアーを切り抜けられたら、これが大きな達成感に変わるのだ。
このことをガイドは忘れてはならない。
もちろん、中には、
「えぇ~っ! シーカヤックって自分で漕がなきゃいけないのぉ~っ! うっそぉ~、やっだぁ、信じらんなぁ~い!!
ガイドさんが後ろで漕いでくれて、こっちは座ってるだけで良いんだと思ったのにぃ~~(ブーブー)」
などと抜かすおっしゃる、「うっそぉ~、やっだぁ、アンタこそ信じらんなぁ~い」モノのお客様もいらっしゃらないわけではない。観光地のアウトフィッターには、ときどきこういうシンジランナイ人も現れるわけで、もちろんこういうお客様はトウイングを歓迎こそすれ、屈辱感のクの字も感じるわけがないのだが、これは例外中の例外。
例外を基準にカスタマーケアを組み立てるのは論外。例外は、あくまでも例外であって、「そういう例もある」という事を頭の片隅に入れておくだけで良い。
■ まぁ、「うっそぉ、やっだぁ」な例外はともかく、日本のガイドたちは概してこの「トウイングは引っ張られる側にとっては屈辱的行為である」という点に無頓着で、サーヴィス業のプロたる自覚不足ぶりに驚かされる。
だから話を聞くと、トウイングを前提に組み立ててあるツアーが少なくないようだ。
未経験者歓迎をうたいながら、水平線のはるか彼方の島まで往復させる日帰りツアーなど、その典型。
また、まだ自力で漕げていてトウイング不要な段階なのに、そのうちバテそうだと思われるお客様に予めトウラインを結びつけるような無礼(かつ危険)な行為も、そこらじゅうで当たり前に行われていると聞く。
これなんて無神経な言動のせいで、かえってグレた生徒を乱造してしまう学校教師と同じレヴェルの所業だ。どうせ、中学校時代に教師に傷つけられたことを未だに妬んでいるガイドに限って、自分は平気でこういうことをするのだろう(と、どんどん勝手に想像を膨らませる野人)。
「いざとなりゃ、引っ張りゃいいんだ」
などと軽く言うガイドも、レヴェルとしてはこれとどっこいどっこい。
■ 高いお金を取っておきながら、お客様から達成感を奪って屈辱感を与え、しかも大変な危険な目(後述)にあわせている。
しかもそのことにまったく無自覚な上に、厚顔無恥にも「自分たちはトウイング技術があるんで安心です」と稚拙な技術で胸を張るんだから、あきれてモノも言えない(と言いつつ、こういうときは例によって、かえって饒舌になる野人)。
■ ちなみに9月2日のエントリーで紹介しているのが、実は上記の離島往復ツアーでトウイングされまくった経験がトラウマになってしまった、気の毒な中年夫婦をガイドしたときの模様。
運良くツアー開始前にそのことをあらかじめ伺っていたので、その日は何が何でも絶対にトウイングを避けるようにツアーを組み立て、ツアー中も彼らの達成感を最優先のテーマにガイディングをした。
ガイドの卵や似非ガイドが見れば、「あの野郎、さっさとトウイングしてあげりゃ良いのに、怠けやがって」と思ったことだろう。
ところがその「怠けガイディング」の結果、彼らは前回ペシャンコにされた自尊心を見事に回復し、達成感でニコニコしつつ帰途についた。
もちろん、今回も彼らはかなり疲労したのだ。しかし、自力で漕ぎきった達成感、満足感が、カヤッキング中の辛さを吹き飛ばし、疲労感はかえって心地よい刺激となったのだ。
あの夫婦は、今後もまたきっとパドリングに挑戦するだろうと思う。
こういうのを、ホントのカスタマーケアっていうんだけどなぁ。
■ 何なに? 荒れた海に出るときはトウイングで連れ帰ることを明言してるから、お客様もその点は承知のはずで、文句を言われる筋合いはない、だって?
なるほど、冒頭で引用した特殊な例に限っては、確かにこの反論は一理あるように聞こえるね。
じゃぁお伺いするが、その際にトウイングの危険性に対するインフォームド・コンセントは取れてる?
単なる免責同意のことでも、天候や海況に対する説明のことでもないよ。
あくまでも、「荒天下のトウイングの危険性」に対するインフォームド・コンセント。
そもそも「コンセント」以前に、荒れた海でのトウイング中に起こりえる数々のインシデントを例示し、どこまでなら自分に対処可能で、どういう状況が対処不可能かという「インフォーム」がキチンと出来るの?
まさか、そういう説明もなしにお客様に「自己責任」なんて言ってないだろうね?
こういう作業をやらずに、あえて「トウイングを前提にして荒れた海に出る」のは、下手すると手が後ろに回りかねない行為だって言うことは、ちゃんとお分かりなのかなぁ?
なんせこれから見ていく通り、トウイングってのはただでも極めて危険な行為だからねぇ。荒れた海でのトウイングの危険性なんて、書くだけでも身の毛がよだつんだが。
■ さて、それじゃ今度は、最初の論点「なぜトウイングは避けるべきか?」の二つ目の要因である、危機管理面の問題点に話を移そう。
上で、エイベルタズマンのガイドたちは、トウイングをタブー視し、なるべく避けようと努力していることを述べた。
これは、単に重労働を避けようという怠け心でもないし、お客様の自尊心を大切にするためでもない(まぁ、それらの理由もあることはあるけど)。
主たる理由はもっと単純、前段でチラリと書いた通り極めて危険だからだ。
■ ガイドがいったんトウイングを始めると、すべての危機管理技術が制約を受け、アクティヴ・セイフティが目に見えて小さくなるので、インシデントが極めて起こりやすい状態になる。
ピンと来ない?
じゃぁ、ポルシェがエンコした他の車を牽引しているところを想像してみて欲しい。ポルシェはその性能をいかんなく発揮出来るだろうか?
NOだ。軽トラにだってブッ千切られるに決まってる。
また、普通なら止まれるところが止まれない、普通なら曲がれるはずのところが曲がれないことにより、避けられるはずの事故を避けきれない可能性は、極端に大きくなる。なんせちょっと急ブレーキ踏むだけで、後ろから牽引されてる車がオカマ掘ってくるような状況なんだから。
あくまでも僕の印象だが、向かい風の中で前に進まなくなったタンデム艇をトウイングし始めると、それまで「10」だった危機管理能力が、「3~4」に落ちるような感じを受ける。無風ベタ凪の場合でも「6~7」くらい、風だけじゃなくて海面も大荒れ(オーヴァーヘッド)の場合は「1以下」になってしまうこともある。
ポルシェが軽トラに千切られるくらいなら笑い話ですむが、荒れた海でガイドの危機管理能力が突然十分の一になってしまうと、グループが全滅したって何の不思議もない。
■ そして、トウイング開始後に実際にグループ内に何らかのインシデントが起こってしまった場合、当然ガイドの対応は遅れ、被害を最小限におさえることは難しくなる。
またトウイング当事者間に不測の事態が起こると、トウラインはこの上なく恐ろしい凶器と化し、普通なら「単なる沈」で笑ってすむはずのことが、洒落にならない事態になる可能性も小さくない。
インシデントがトウイング当事者以外に起こった場合も、その事態を収拾するためにガイドが一時トウラインをリリースすれば、そのコントロールを失ったトウラインが次なるインシデントの種となる。
一つの小さなインシデントが、次々に連鎖的により大きなインシデントの種をまいていき、その連鎖を断ち切るのが難しくなるのが、トウイング中インシデントの特徴である。
そして、単なるインシデントよりも深刻な事態を招く可能性が非常に大きいのも、やはりトウイング中インシデントの特徴なのだ。
ピンと来ない?
じゃぁクイズ。
海賊モノなどの物語には、片腕や片脚の船員がよく登場するが、彼らはどうして腕や脚を失ったのか?
正解。ロープが巻きついて千切れ飛んだのである。シーマンならこんなことは常識中の常識。
別の例だと、僕自身駆け出し時代にトウラインが首に巻きつき、すんでのところで命を落としかけたことがあるのだが、詳しくは『インシデントレポートBBS』をご覧いただこう。
ロープがコントロールを失うと、状況しだいではこういう悲劇が起こってもおかしくないのが、海の恐ろしいところ。
ところが、シーカヤック・ガイドという連中に限っては、こうしたロープ類の危険性にはとんと無頓着で、むしろロープ類を多用するのを喜ぶような節さえあったりする。
アホちゃうか?
■ つまりトウイングを多用するガイドは、こういう危険極まりない状況を自ら不用意かつ積極的に作り出すガイドなのである。
トウイングは言うまでもなく、いざというときには必要不可欠なレスキュー技術の一つだ。
しかしいったん始めたが最後、上記のように総合的な状況はかえって悪化するという矛盾を自覚しておかねばならない。
これを他のことに例えようか。
動脈からの出血をファーストエイドする際、圧迫止血だけでは効果が薄い場合に、止血点を縛り上げて腕や脚全体の止血をしなければならないことがある。この方法は腕や脚を失うリスクを覚悟しなくてはならないので、現在ではめったなことではやるべきではないとされている。
トウイングは、まさこれと同じようなニュアンスを持っているのである。
だから最初の方で挙げた例のように、必要に迫られてもいないのに、「いざというときに、いつでも引っ張れるように」と予めトウラインをお客様に結びつけ、たるませたまま漕ぎ続けるようなオメデタイ輩に対しては、出来ることなら殺人未遂罪で告発したいほどの憤りさえ感じる(9月5日のエントリーで書いた某超有名アウトフィッターも、そのときにこの愚行をやっていたとの報告を受けている!)。
■ さて、本日はカスタマーケア面と危機管理面から問題点を挙げたが、実はそれ以外にも「トウイング・キング」に「揶揄」の意味がこもる別の理由があるのだが、丁度ぉ時間とぉ~、なりまぁ~したぁ~、っと。
To be continued.
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」(10月7日)
◎その2「過保護について。」(10月8日)
◎その3「プロの基準について。」(10月9日)
◎その4「互助について。」(10月12日)
■ 関連過去ログ【読者投稿】
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎またもや、サングラス四方山話。 (7月6日)
◎東京の星空、ニュージーランドの星空。 (7月10日)
◎ガソリンより高い水が、蔓延? (7月15日)
◎捕鯨と差別。 (7月20日)
◎ぬるい危機管理論 (8月27日)
◎ひょっとすると、実現可能? (9月9日)
◎夢の続きと、悪夢のような製品。 (9月26日)
◎互助について。 (10月12日)
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■ 今日のエントリーを読んで、「ゲゲ、そんなこと知らずに、今まで気軽にトウイングしてもらってた!」と青ざめた方、
をド突いて気を静めてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/858
Excerpt: 大記録達成前夜 ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05 」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
Excerpt: 大記録達成前夜 ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05 」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
ごめんなさい。カヤックのことと話がずれるんですが...
雫井脩介さんの「火の粉」読まれました?
おもしろかったですよ。
ロトルアは、今日も肌寒い一日でした。
今週末、駅伝があるそうです。
あ、その本はまだです。
手に入れなくては。
情報、ありがとうございますm(..)m
ロトルア寒いんですか!?
以外です。
ここは、真夏のような日でした。
冷血人間の僕も、ようやく冬眠から覚めていろいろと用事をすませてきました(^^;
生きてますよぉ、にっしーです。
今夏、神島カヌートライアルにおいてトウイングする場面にあいました。
復路の午後にはいって急に強まった南風により、前に進むこともままならなくなったファルトの牽引です。
危険がわかりつつも航路横断をいうシチュエーション上やむなしです。
航路途中にして「もう、このへんで・・・」と言うカヤッカーの明らかに不機嫌な態度を無視して横断完了までトウイングしました。
カスタマ−ケア的にはバツでしたが・・・たぶんいまでもイヤな思いでとして残ってるはずです、その方。
そりゃそうです、最後の最後。
もうちょっとでゴールってんですから。
しかしトウイング前提でツアーしちゃうガイドって・・・
僕もトウイング中はかなり疲労しましたが、違ったインシデントおこってたら対応出来たかどうか疑問です。
そのガイドはよほどスーパーマンなんでしょう。
>あひるさん
一時期、駅伝に命かけてたので駅伝ってきくと胸騒ぎしますねぇ。
しかもNZであるんですか、興味深々。
日本が生んだ世界の競技の1つですもんねぇ、駅伝。
まだ2番出汁軽くいけますね(笑)>本日の”出汁ガラ”。
多分トウイングの後半編が美味しい「命の出汁」なのではないかと・・・と私設秘書の「仕事」としてボスにはプレッシャーかけておきます。
>にっしー
ちゃんと引っ張られる側の不快感も感じ取り、でもなおかつ安全が確認できるまで責任もって引ききったとのこと、お見事です。
心を鬼にして、カスタマーケアよりも危機管理を優先すべき場合は、やっぱりあるんです。
ただ、そのときも、クライアントの不快感を知らずにやるのと、分かってやるのとでは雲泥の差だから。
PGW、TLS最多受講者のにっしーのことだから、トウイング自体のメソッドにも問題はないはずだしね。
> 僕もトウイング中はかなり疲労しましたが、違ったインシデントおこってたら対応出来たかどうか疑問です。
このセリフも、伊達に何度もトウイングセッションに参加してないなと感じました。
危険性をよく承知してないと出てこないセリフだからね。
にっしーだったら、もうたいていのことは捌けると思うんだけど、問題はなれない状況でパニックになった場合だね。
それだけ気をつけて落ち着いて対処すれば、おそらく大丈夫でしょう。
>MMさん
プレッシャーになりました(涙)
おかげさまで、土壇場になって後ろ四分の一くらいを、ごっそり削除してアップしました>本日分の「後編」
ま、削除した部分は、そのうち折を見てまたアップするかもしれませんが。
反響しだいですね。
合格をいただけるといいのですが>御秘書様
October 12, 2004
互助について。
■ 予報
[地上気象]
晴れ、高曇り。北風。最高気温17度、最低気温11度。
[海洋気象]
西20ノット(セパレーションポイントより北では30ノット)。北部海域は荒れる。
[潮汐表]
09:21am 3.6m
15:27pm 0.8m
21:44pm 3.9m
■ 「晴れ、高曇り」というよりは、「曇りときどき晴れ」といった方が適切な、厚い雲が上空を覆う一日。
しかし予報通り、地上ではまったく感じないものの、上空では西風が強く、雲は次々に流れていくので、「たれこめている」という重苦しさはない。
しかし変なのが気温。朝チェックした時は上記の通り最高気温17度だったが、昼前に再チェックすると23度。いきなり6度も上がってた。23度って、夏のちょっと涼し目の日の気温なんだけど……。
我が家には温度計がないのでハッキリしないが、決して23度なんかにはなってなかったと思うぞ。17度が妥当な線じゃないの?
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■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その4
読者の方からの投稿。
もちろん舞台はエイベルタズマン国立公園ではなく日本。川か海か湖かは、特に明記しないが、複数のアウトフィッターが競合するエリアでの話だ。
> ここでは、カヤック日和な時には、とにかくたくさん
> のツアーがすれ違うことになります。 でも、
> ツアー同士が出会った時、メンバー同士は必ず挨拶を
> かわしますが、ツアー引率者同士が「挨拶以上の」
> 言葉を交わすところを殆ど見ません。
> 時には、お互いがお互いを「見る」だけで、すっと
> 離れて行ってしまうことすらある。
困ったことだねぇ。
ここでは「ツアー引率者」と書かれているが、まぁ要はプロ・ガイドのことだ。
■ エイベルタズマン国立公園は、繁忙期には17社のアウトフィッターが100名以上のシーカヤックガイドを抱え、ウソかホントか知らんが一日に海に浮かぶ人数は800名を下らないと言われている世界一の激戦区なので、一日にすれ違うツアーの数は少なくとも10グループ、20グループ見かけたって別に驚くほどのことではない。
繁忙期で物理的に忙しくて「オッス」くらいの言葉しか交わせないこともあるけど、そうでなければ、互いに仲の悪いアウトフィッターに所属するガイド同士でさえ、親しく言葉を交わし、反対方向から来てすれ違う場合にはちょっとした情報交換をすることも。
「忙しいか?」
「うん、死にそうだ」
「マッドマイルどうだった?」
「シーブリーズ5ノット。問題なし。ロードステッドにはどっか空いてるビーチあったか?」
「アカーストンはさっきは無人だったぞ」
など。
ビーチでは、食事の準備が一段落したら、他所のグループを一つずつ訪ね歩いてガイドと話をして歩くのが当たり前。
高齢ガイドの僕は最近は自分からは出歩かず、向こうから訪ねてくるのを待ち受ける形で勘弁してもらってるけど(^^;
なんせ、でかいビーチになると10グループくらい上陸してるんよ。そんなの、20歳前後の元気なガイドじゃなきゃ、全部を訪ね歩けないってば。ウチの会社は、他社と違って食事の準備にやたら時間かかるしね。
■ また、ここのアウトフィッターはどこの会社もレンタルをやっているので、ガイドなしで海に浮かぶお客様も非常に多い。全体の3~4割はレンタルだろう。超繁忙期はさらにレンタル率が上がることも。
彼らはガイドなしで漕ぐわけだから、沈を始めとして何かとトラブルが多いのが特徴なのだけど、沈してるパドラーを見つけたら、それが犬猿の仲のライヴァル会社の艇であっても、絶対に最寄のガイドが駆けつけてレスキューしてしまうし、危険海域を突破しようとしているレンタル艇を見つけたときも、やはり会社に関係なくさりげなく目を配りながら漕ぐことになる。
余談だが、僕自身は自分のガイドするグループ内で沈を出したのは、過去7シーズンのツアーの中でたった一回こっきりなのだが(その一回でさえ今思えば避けられたケースなので、悔いが残るのだが)、他のグループやレンタルのお客様を数え切れないほどレスキューしてきたので、そういうところで実践経験を積ませていただいた。ありがたいことだ(笑)
■ この日本とニュージーランドの違いは、国民性の差に起因する部分も大いにあると思う。
確かにキウィは、世界でも類まれな人懐っこさが特徴だし、日本人のような縄張り意識というのも持ちあわせない連中だ。誰でも彼でもWelcomeな、信じがたいような国民性だ。
一般のキウィからしてそうなのだから、サーヴィス業に就こうかという連中がどれだけ人懐っこいか、人見知りの横綱であるジャパニーズには、実際に見てみないことにはピンと来ないかもしれないが、初対面なのにまるで10年間会っていなかった無二の親友に思いがけなく再会したような態度で接するようなヤツが少なくないのだ。
これはお客様に対するときだけの営業スマイルではなく、同業者同士が海で出会ったときも同じ。
さらにシーカヤック・ガイドなんていう職業の場合は特に、「オイラ、腕一本で食ってるプロだぜ!」という意識が強く、逆に会社に隷属する意識など微塵も持ち合わせていないのが普通。
だからA社とB社が犬猿の仲だとしても、それぞれの所属ガイド同士は「会社同士のいがみ合いなんか知ったことか!」と、逆に仲良くするのが当たり前。
なんせ、翌年にはそれぞれ互いの会社に移籍してしまうかもしれないのだ、いちいち会社同士のいがみ合いに、現場のガイドが付き合ってはいられない。
■ ただ、こうした国民性や、容易に移籍可能という業界の背景の違いだけが、日本とニュージーランドの差の要因だとは思わない。
もっと根本的なところに、日本のガイドたちのプロ意識の欠如があるような気がする。
他社のツアー同士が挨拶も交わさないような冷えた関係だった場合、商業オペレータとして大きな二つの問題点が出てくる。
- 何の罪も責任もないツアー参加者にいらぬ緊張を強い、はてはお客様同士にも縄張り意識を持たせてしまう
- インシデント発生時に、互いに助け合えるという信頼感がないので、危機管理のリスクマージンを不必要に大きくとる必要があり、その分ツアーの自由度、柔軟性が落ちる
■ 前者はカスタマーケアの面から論外だし、後者はカスタマーサーヴィス面は言うに及ばず、危機管理の面にも大問題がある。
ちなみに顧客にも縄張り意識を植え付けるというのは、聞くところによると日本のアウトフィッターはライヴァルに顧客が流れるのを防ぐために意識的にわざとやる傾向まであるとのことだが、そんなのは論外。恥を知れ、恥を! それでもスポーツマンか、ナチュラリストか、プロフェッショナルか!!??
8日のエントリーのコメント欄に、Miyaさんがお寄せくださったAddison's Scaleの情報に対して、僕が「エイベルタズマン国立公園がエントリー層に最高のフィールド」と公言する理由を明らかにした。
あそこに書いたように、エイベルタズマン国立公園の特筆事項は、自然の美しさとか、設備の充実とか、シーカヤックオペレータやウォータータクシーオペレータの数の多さとか、そんな単純な話ではないのだ。
それらオペレータに所属するプロの一人一人が、国立公園利用客一人一人を「自分のお客様」として大切にし、そのためにはプロ間相互のコミュニケーションや助け合いの体制をきちんと維持していくことを、プロの大切な勤めと自覚している点にある。
なんせ、18、19歳の若造ガイドでさえ、「公園内で事故が起これば、それが仮に自分の会社のお客様じゃなくたって、僕ら一人一人に類が及ぶんだから、それがライヴァル社のお客様であれ、カヤック持込み個人カヤッカーであれ、僕らが全力をかけて安全を守る」と断言するのだ。
頼もしいじゃないか、若者よ。ウン、君に任せるから、もう僕のような年寄りにあまり要らん仕事はさせんようにしてくれ。ついでに地球の平和も頼んだ。
だから逆に、他社の客であっても「叱る」ことだってある。
例えばPFD不着用で漕いでるレンタル客を見つけたら、僕はそれが他社の客であっても遠慮せずに注意し、彼らがPFDを着用するまで側に貼り付いて絶対に釈放しない。怖い野人だねぇ。
またこういう事があった後、当該会社のガイドを海上で見かけたら、
「オタクのレンタル、艇番号○○番は、PFDなしで漕いでたから厳重注意したけど、ガイドの目がなくなればまたやりそうな雰囲気の連中だったから、要注意だ」
と報告もする。
これで、当該会社からウチの会社や僕に対してクレームが入るなんてことは絶対になく、むしろ感謝されるのだ。
プロ意識というのは、こういうのを言うんだけどねぇ。
■ やはりコメント欄でも述べたように、エイベルタズマン国立公園の海域は、決して初心者向けの静かなフィールドではなく、むしろ世界的に見れば初心者大歓迎の商業シーカヤックフィールドとしては、かなり荒れやすい海域だというのが正直なところだ。
このブログのコメント欄常連さん(最近はどうしたんだ? 生きてるか?)のにっしーは、JSCA公認インストラクターだが、彼が遊びに来てくれたとき、我々にとっては鼻歌まじりで安心しきってツアーをやるような何でもないようなコンディションでさえ、
「こ、こんな海況でも初心者を連れてツアーやるんですか!?」
とビビッていた。
彼の名誉のために念のために申し添えておくと、もちろん彼自身にとっては楽勝のコンディションだったのだが、初心者を連れ出すというのは信じがたいような海況だったらしい。
(余談だが、9日のエントリーと絡めれば、少々荒れ気味の海に、甘やかさずに連れ出す方が「アウトドア度が高い」ということにもなるかも?(笑) )
■ それでもなお「エイベルタズマンが最高。初心者にもピッタリ」と公言できるのは、別に自分自身のガイディング技術を過信しているからじゃない。
僕は一人でガイディングをしているのではないのだ。僕の背後には、ベースで控えるマネージャやベースクルー、そして一緒に海に漂う数人の同僚ガイドがついていてくれるし、いざとなればエリア全体のガイドやウォータータクシードライヴァーが手を貸してくれるのである。
VHFラジオで「Mayday, Mayday, Mayday!」と叫べば、国立公園のどこにいても、遅くとも15分以内にはウォータータクシーが全力で駆けつけてくれるはずだし、僕の窮状を目にしたガイドがいれば、それが他社のガイドであっても全力で手助けしてくれるに決まっている。
だからこそ、「エイベルタズマンなら安心!」と断言できるのだ。
どんな腕っこきのプロだって、自然相手に仕事をしている以上、必ずしも窮状を一人で切り抜けられるとは限らないのだから。
■ 野遊び屋は、エリア唯一のアウトフィッターで、同じ海域に競合ライヴァルを持っていない。もちろんウォータータクシーを運行する会社なんぞもない。
だから正直に言えば、野遊び屋で仕事をしているときは、こういう「頼れる他のプロ」がいない不安感が強かったし、実際にインシデントが起こったときの対応策も限られてくるので、エイベルタズマンで仕事をするときの二倍も三倍も慎重な仕事を余儀なくされた。
野遊び屋での仕事を終えてエイベルタズマンに帰ってきたとき、周りに何十人ものガイドやウォータータクシードライヴァーがうろうろしているのを目にして、いつも「あぁぁ、これで安心して思いっきり仕事できるぞぉ!」と開放感を味わったものだ(まぁこのことは逆に、エイベルタズマンはガイドを過保護にするフィールドだ、という事も意味するのだが)。
これが上記の「その分ツアーの自由度、柔軟性が落ちる」と書いたことの実例である。ライヴァルのいない野遊び屋がそういうツアーを強いられるのは宿命だけど、せっかく同じフィールドに同業者がいるのに、お互いにそっぽ向いて野遊び屋と同じレヴェルの自由度、柔軟度のツアーをやってるんじゃぁ、こりゃ情けないやね。
■ 今回教えていただいた日本の某フィールドの話を読むと、「挨拶が苦手」で「縄張り意識の強い」日本人としては、こういう態度もある程度は無理からぬことのようにも思えるかもしれない。
あるいは日本人としか付き合いのない人にとっては、むしろこういう態度の方が普通に映ってしまうかもしれない。
しかし、彼らはプロなのである。仕事中のプロは、「挨拶が苦手」だの「縄張り意識が強い」だのの言い訳をしてはならない。
いつインシデントが起こるか予測のつかない仕事をしている人間が、他の同業者と互助精神を持っていないというのは、プロ失格といわざるを得ない。
こういう職業の場合、互いに良好な関係を保つというのは、単なる「お付き合い」という意味以上に、危機管理上の絶対的な必要不可欠な要素なのだから。
相手のことが嫌いでも、そりゃ一向に構わない。別に僕は聖人君子のように、「汝のライヴァルを愛しなさい」なんて、身の毛のよだつようなセリフを吐こうとは思わない。一旦陸に上がり、お客様が目の前から消えたならば、嫌いな相手のことを罵倒し倒すのもいいだろう。
しかし、仕事中にそういう個人的な感情が許されるような甘いフィールドじゃないはずだ。
僕にだって、顔も見たくないような大嫌いなヤツは、何人かいる。だが、僕は仕事中なら彼らともにこやかに会話を交わすし、彼らを助けたり彼らの手を借りることに何の躊躇もない。それだって立派に仕事のうちなのだから。
そういう意味で日本のプロは、ニュージーランドのプロに、意識の面からしてまだまだ遠く及ばないと、ハッキリ断言しておこう。
お客様の前で、他のガイドに対して嫌な顔をしているところを顧客に見られるなど、最低最悪の恥ずべき似非行為の一つである。
■ と、僕はプロなので、プロ相手には遠慮なく苦言を呈するが、アマ批判はなるべくやらないことにしてる。
でも今日はついでにちょっとだけ言っちゃおう。
日本で漕いでて猛烈に気になったことの一つに、ライヴァル・アウトフィッター同士だけじゃなくて、アマチュア・パドラー同士も全然挨拶を交わさない、ということがあるんだわさ。
山では挨拶が定着してるのに、なんで水の上ではお互い顔を背けるの???>ジャパン
ガキじゃあるまいし、ちゃんと「コンチハ」の一言くらい言おうぜ!>ジャパニーズ・パドラー
いや、キウィの場合はガキでも皆ちゃんと元気に挨拶できるぜよ。あまりに見知らぬ人ににこやかに挨拶しすぎるから、「大丈夫か?」と心配になるくらいに。
■ って、これは先日久々にアップした『パドルの向くまま、気の向くまま』の新作コンテンツとかぶるネタだから、これくらいにしとこ。
だいたいこんなこと言ってて、自分の子が挨拶の出来ないヤツに育っちゃったら、目も当てられんしなぁ(笑)
って、笑い事じゃないな。移民二世なんて、どっちの言葉も中途半端になると相場が決まってたりするし……。 頼むぞ、しっかりしてくれよ>愛娘
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■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」(10月7日)
◎その2「過保護について。」(10月8日)
◎その3「プロの基準について。」(10月9日)
■ 関連過去ログ【読者投稿】
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎またもや、サングラス四方山話。 (7月6日)
◎東京の星空、ニュージーランドの星空。 (7月10日)
◎ガソリンより高い水が、蔓延? (7月15日)
◎捕鯨と差別。 (7月20日)
◎ぬるい危機管理論 (8月27日)
◎ひょっとすると、実現可能? (9月9日)
◎夢の続きと、悪夢のような製品。 (9月26日)
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■ 「里山音楽界」
以前もご紹介した僕の愛読サイト『まつを's WEB SITE』の最新コンテンツ。
おもわずため息……。
音楽を捨てて早十年、楽器に触らなくても、CDを聞かなくても全然平気になってしまい、コンサート情報や新譜情報にもまったく目を通さなくってから、もうずいぶん経つ。
ご覧の通り、左の「カテゴリー」の中に「音楽」も作ってみたのだが、8ヶ月近くほぼ毎日更新してて、未だに「2 items」、今日のを入れてやっと三つ(笑)
そんな僕の「音楽魂」が久しぶりにゆすぶられてしまった。
いやぁ、いいなぁ、こういう音楽会。これなら聞きに行きたい。弾きに行きたい。
資本主義が産み落とすイヴェントではなく、人の輪が育むイヴェントには、心が躍る。
奇しくも、本日の本題「互助について」に一脈通じるものがある。
あ、そういえば、ウチの会社の元マネージャが、最近ジャズバンド始めたからギター弾いて欲しいって言ってたっけ。すっかり忘れてた(^^;
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■ 今日のエントリーを読んで「仲良きことは美しき哉」と、思わずムシャノコージになってつぶやいてしまった方、
を落款代わりに一押ししておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/848
ここの所のエントリ-が「脂の乗った」感じで来ていたので大変気分良く拝読させて頂いておりましたが、本日のは又私設秘書ごときの分際で言うのも何なんですが、内容も構成も文体も「これがRyuさんの文章だ!」と、心から思える素晴らしいものでした。
半年以上にわたる日々の積み重ねはやはり凄いですね。
>資本主義が産み落とすイヴェントではなく、人の輪が育むイヴェントには、心が躍る。
なんて、普通ブログでサラッと言えません。
(「狙っている」サイトのキャッチならまだしも)
文筆業で有名になる前に、あるいはNZでジャズギタリストとして大復活してブレークする前にサイン入り色紙送ってくださいね(笑)。
さて、
日本人の挨拶(の適当さ)ですが、もうジョークになってますよ。
会話が全て「あー」「えー」「どうぞ」「どうも」で成り立っているって(苦笑)。
キャッチにことさら凝る、「狙っている」脂ぎったオッチャンです。
と、いきなり照れ隠しで始めてしまいましたが、過分なお褒めを頂戴し、本当にありがとうございました。
素直にうれしいです。
このブログを始めるまでは、文筆に関してはアマチュア的、あるいは職人的な意味での修行はやって来ていたつもりなのですが、「苦手に挑戦する」とか「気分が乗らなくても、体調が悪くてもとにかく何が何でも仕事はやっつける」と言ったプロ的な面での修練がまったく出来ていませんでした。
そういう意味で、この八ヶ月は、確かに良い勉強をさせていただいたと思ってます。
苦手な文体や内容にあえて相当挑戦してきましたし、死にそうな日にも書いてアップしてきました(確か、ホントに高熱で起きられなくて一日だけ穴あけたことがあるような記憶がありますが)。
やっぱり看板を上げるからには、こういう修行は絶対に必要ですね。
良い機会をいただいて、編集長には本当に感謝しています。
コメントや投稿などで支えてくださった読者の皆さん、ブログランキングのボタンを押してくださってる皆さん、毎日読みに来てくださってる皆さんにも支えられました。
ありがとうございます。
で、この「ガイドのつぶやき」シリーズは、内容的にも文体的にも、久しぶりにあまりムリせずに書いてみています。
しかも、実は最初に一気に書き上げてたんで、こうやって後のエントリーになればなるほど、何日もかけて推敲してるんですよ。
その1の「怖さについて」は、ほとんど推敲なしの一発アップですけどね。
そういう意味で、昼のカヤックの仕事を終えてから、わざと苦手なトピックと文体を使って短時間で書き飛ばしてエイヤッてアップしてるいつものエントリーと比べると、いつものエントリーが可哀想かもしれません(笑)
でも、少ししっかり目に推敲を入れた文をアップしたとたんに、こうしてすぐにご評価頂けると、感無量です(泣)
あ、すみません、涙をみせてしまいまして。
こ、これでもう心を残すことなく、このブログも引退することが出来ます、グスン……。
え? まだ引退しちゃダメなの?
あっ、そうなの?
な~んだ。
で、せっかくお褒めいただいたのですが、明日のエントリーはあまり出来がよくないですので、予め覚悟しておいてください(笑)
推敲しすぎて出汁ガラみたいになっちゃったんっすよぉ(涙)
あ、また涙を見せてしまいまして、ってもーえぇってば。
さて(笑)
僕も外国人が
「日本語で『こんにちは』はなんていう? 『ありがとう』はなんていう? 『さようなら』はなんていう?」
ってきいてきたときには、
「全部一言、『Domo』と言っておけ。ハワイ語の『Aloha』やネパール語の『Namaste』と同じで、全部の意味になる便利な挨拶だ。」
と教えてしまいます。
もちろん、
「ただし、フォーマルな言い方じゃないから、タキシード着るような席では使うなよ」
とも付け加えます。
なかなか丁寧な日本語教師でしょ?(笑)
しっかし、ほんの100年前まで、世界一礼儀正しい国民だったはずなのに、今や海外で笑いものにされるほど挨拶の出来ない国民とは、なんともはや……。
Posted by: Ryu : October 12, 2004 9:45 PM呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん。
生きてるのかと噂の、にしやまにっしーです。
そうそう、たしかにエイベルタズマン国立公園内に毎日吹くシーブリ−ズは驚異でした。
あれほどの強風?では日本の殆どの初心者は漕ぐ事すら・・或いは浮かんで居るコトすらままならないです。
遮蔽ブツの無い海況では急激に荒れるように感じてしまいますし、いったんそういう状況に陥ったら確実パニックになるんだろうなぁと感じたものです。
プロ同士の相互信頼、援助があるから成り立つんですよね、ああいう場所でも。
ガイド過保護地域と申されますが、逆に各ガイドの意識が向上するのには最適な環境でもあるんだと思います。
>里山音楽会
素晴らしいですね、とっても。
じつは週末に似たようなイベントに遊びにいこうと思っています。知り合いの方にオーガニック製品、食べ物を販売している方がおりまして(米ももちろん完全無農薬で自作)、そこに集まる方々のなかにそういうの好きな人がいて、8月の稲刈りのあとに酔っぱらってコンサートやろう、ステージも自作で。
なーんて盛り上げあっておったのです。
で、ほんとに実行に移してしまったのが今週末なのでした。
僕には良く分かりませんが、知ってる人はしってるような人が演奏するらしい・・・
・・・もちろんステージは田んぼの真ん中です・・・
イベントの報告、またします。
おぉぉ、生きてた生きてた、良かった良かった。
> そうそう、たしかにエイベルタズマン国立公園内に毎日吹くシーブリ−ズは驚異でした。
実はあの時は、純然たるシーブリーズじゃなくて、確か北東からのちょっと変な風が入ってたように記憶してる。
だから、シーブリーズよりもさらに海面はチョッピーだったのは確か。
でも、シーブリーズであの倍の風力が吹くこともしょちゅうだよ(笑)
> 遮蔽ブツの無い海況では急激に荒れるように感じてしまいますし、いったんそういう状況に陥ったら確実パニックになるんだろうなぁと感じたものです。
まったくその通りで。
ただ、あの時はあれ以上は荒れる心配のあるような気圧配置じゃなかったけどね。
> ガイド過保護地域と申されますが、逆に各ガイドの意識が向上するのには最適な環境でもあるんだと思います。
これもおっしゃると通りで。
だから、一長一短と言うのが適切かな。
確かにエイベルタズマン国立公園でしっかり修行してトップレヴェルになったガイドは、他のエリアに行ったときにも、エイベルよりもっと慎重なツアーをやらなきゃいけないことは、すぐに自覚できると思うので、「つぶし」はききますが。
ただ、そういう意味で、僕はエイベルでしかガイドしたことのないガイドには、全幅の信頼を置けないなとも思ってしまいますけどね。
他所のフィールドでも働いてるガイドは、やっぱりそれなりの「自立した危機管理能力」が高いように思います。
ところで、そっちでも似たようなイヴェントあるのね!
レポート楽しみにしてます。
October 8, 2004
過保護について。
■ 予報
[地上気象] - ときどき雨。東風35 km/h。最高気温16度、最低気温9度。
[海洋気象] - 午後まで南東15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)。北部の海況は荒いが、次第におさまる。にわか雨の中、視界は良好。
05:08am 2.9m
11:13am 1.7m
18:17pm 2.9m
■ 夜中は降ってたけど、朝起きたときはうす曇。それで思い出した。
ネルソンに住み始めたばかりだった六年前のちょうど今頃、毎日こうして夜中だけに優しい雨が降り、日中は晴れていて、「ニュージーランドってのはなんていう素晴らしい国だ。こりゃ園芸が盛んになるはずだ。農産物も美味いはずだ!」と感動した。
後になってみて、あれがあの時だけたまたま偶然にそういう天候だったことを知ることになるのだが(笑)
でも、ここのところ夜中に降り、昼間はなんとかもっているという日が続いていて、懐かしくなった。
今日は予報通り、ときおりにわか雨がぱらついている。上空の雲の動きを見る限り、東はさほど強くなく、マラハウもあまり良いサーフが立っていないような気がする。マネージャに電話して聞いてみるか。
しかし、メッチャクチャ疲れてるな。どうしたんだろ? しかも改めて潮を見たら、満潮が18時過ぎじゃん! 遅いってば。こりゃどっちにしてもサーフィンはムリか。やぁめた。
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■ 極々私的なメモ。
9月29日のエントリーの「極々私的なメモもう一つ。」で愛娘のトイレットトレーニングの話を書いたが、昨日の7日は昼寝の最中も含めて一度も失敗がなく、ついにパーフェクトを達成。
ちなみに我が家ではお漏らしのことを「失敗」と呼んでいるが、大家は「accident」と呼ぶ。お国柄の違いだねぇ。親やまわりの者にとってはまさにアクシデントだし、本人にとっても確かにaccidentといわれる方が、より優しい言い方かもしれない。
あ、停電だ!
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■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その2
9月20日の「誰が殺すのか?」と題したエントリーで、僕自身の「ガイド」、「ライター」という二つの異なる立場の矛盾が、アウトドア業界に悪影響を及ぼす可能性のことを書いたのだが、今日はそれにちょっと関連したつぶやき。
■ 『インシデントレポートBBS』の[187]のスレッドで、僕が書き込んだコメント[220]に対して、[222]で、
「なるほど、プロの人はここまで考えるのか。。」
という感想が述べられていた。
こういう感想を聞くと、二つの異なる考えが頭に浮かぶ。
一つは「ワァ~ハッハハハ、そーなんですよぉ。いやぁ照れるなぁ。え? 別に褒めてわけじゃないって? まぁたまた、そんな遠慮してないでもっと褒めて褒めて!」という誇らしい気持ち。
もう一つは、「これって、いわば『過保護』だよなぁ。それってアウトドアの本質に反するよなぁ」という、自己矛盾に対する苦い気分、およびそれを見透かされたような後ろめたさ。
■ 前者は詳述するまでもないと思う。誰しも自分の専門分野に関しては、「素人には分からんこだわり」を持ち、それを誇りにしているはずだから、「さすがプロ!」と言われて気分を害する人はいないだろうし、そもそも仕事なんて、そうしたささやかな誇りでもなきゃやってられんっていう部分もあるし。
[220]に書いた内容は、実は昨日のエントリーの内容と基本的には同じことだ。単にディテールが違うだけの話。
危機管理に関しても、カスタマーサーヴィスに関しても、アマチュアには思いもつかないような細かい項目にいたるまですべてカヴァーしつくすのがプロの務めであるというのは、僕の「ガイド」という職業に対する基本的な哲学である。
哲学だって、ガハハ、カッコいぃ~! いやぁ、照れるなぁ。もっと褒めて褒めて!
■ さて、問題は後者。こっちが今日の本題。
アウトドアという遊びの本質は、「危険性を楽しむ」、「不便さを楽しむ」というニュアンスを色濃く含んでいて、それに対する技術を身につけていくこともまた、楽しみの中で大きなウェイトを占めるという事実がある。その極北に「冒険」「探検」「エクスペディション」と呼ばれるものがあるのだが、なぁに、お手軽なご近所アウトドアだって同じような要素は持っているのである。
この話、特に「危険性を楽しむ」の方を突っ込んでいくと、「無謀」と「計算されたリスク」の違いという厄介な部分に入っていくし、ガイドにとっての職業的タブーである「自己責任」という言葉が入り込んできたりするので、今日はこれ以上突っ込まない。
でも、アウトドアが楽しいのは、都会での安穏とした生活にはない「スリル」、「リスク」、「不便さ」とひきかえにして「開放感」や「自由」を味わえるからという面があるのは確かだ。
昨日のエントリーへのコメント欄で、Tomboyさんが
「アウトドアマンの真髄は、自分で自分の面倒みれるかどうかの責任感ですよね。」
と書いて下さっていたが、まさにその通りだと思う。
■ つまり、ガイドがあらゆる危機管理とサーヴィスを網羅してしまうと、それが「過保護」となって、お客様から「本来のアウトドアの楽しみ方」、Tomboyさんの言葉を借りると「アウトドアズマンの真髄」を奪い取る可能性をはらんでしまうという矛盾が浮き彫りになってくる。
言いかえると、道具の準備も料理もテント設営も天候などの状況判断も、何もかもすべてガイドがやってくれる「過保護なツアー」に参加したとき、それを果たして「アウトドア」と呼んでいいのかどうかという、根本的な問題が出てくるのである。
実際に新米ガイドを見ていると、張り切って走り回って、手取り足取り面倒を見ようとする仕事ぶりが目につく。
ウェアやギアの装着を手伝い、出艇も手取り足取り、海上ではすぐにトウイング、ビーチに着いたら抱きかかえるようにしてカヤックから降ろしてあげ、すぐに座らせてほら飲み物、ほら食い物と箸の上げ下ろしまで手伝いかねない勢い、雨が降ってきても「大丈夫、そのまま木の下で雨宿りしてて」って、一人でさっさとタープを張り、お客様の手は一切わずらわせないし、お客様がカメラを片手に立ち上がろうとしたら「写真撮りましょう!」とさっさとカメラを奪い取る(特に日本人ガイドにこの傾向が強い)。
う~ん見事な仕事ぶりだ。ここまで徹底して殿様ツアーをやれるならば、むしろ気持ちがいいかもしれない。
■ 最近は、過保護に無頓着なガイドは一流にはなれない、と思っている。
いや、白状すれば僕も新米の頃はこういう仕事をやっていたのだけど、最近はこういう「過保護」は、果たしてアウトドアなのだろうかという疑問が頭の片隅から離れないので、ここまでのことはやらない。
もちろん、「何写真なんか撮ってんだ! 早くしろ!」などとほざく似非ガイドよりは、過保護の方が一億倍マシなのは事実だけどね。無礼な似非ガイドは存在自体が許されないので、さっさとポアしなくてはならない。
また、「過保護の技術を持ったガイド」と「過保護をしようにも、そこまで気が回らないガイド」を比べると、そりゃ文句なく前者の方がガイドとして優れているに決まっている。
ただ、せっかくの技術も、使い方を誤ると思わぬ結果をうんでしまうことがあるからねぇ。
■ もちろん、これは参加者たるお客様の資質によっても大いに事情は異なってくる。積極的にアウトドアを楽しむ気持ちを持ち、そのコツも心得ている人は、ガイドが雑事を肩代わりして楽になった分は、すべてアウトドアを楽しむ方に振り向けることが出来る。
こういうお客様の場合、ガイドが手を出そうにも、自立していて手を出しづらい雰囲気を漂わせているので、逆に過保護にするのが難しかったりするし。
逆に、積極性に欠ける人や、指示がないと動けない人の場合は、雑事から開放されて有り余ってしまう時間を、有効にアウトドアを楽しむために使い切れない。だから余計にガイドの方もいろいろと世話を焼いてしまうという悪循環にはまる。
だから、ガイドのキメ細やかなサーヴィスが、いつも必ずしもアウトドアの楽しみをスポイルするわけではないのだ。
ただし、ガイド自身が過保護の危険性に無自覚な場合は、スポイルの可能性が大きくなってしまうことは、厳然とした事実である。過保護を良いガイディングと信じている短絡的なガイドも、ゆるやかながら業界の首を絞めていると思うのだ。
どこまで手を貸すべきか、どこからはお客様自身にやってもらうか、このさじ加減、バランスのとり方が、ガイディングの肝になってくるのではないだろうか?
■ 冒頭で「ガイド」と「ライター」の立場の矛盾のことをチラリと蒸し返したが、「ガイド」という立場の中だけを見たって、このようにアウトドアの根幹に関わる大きな矛盾があるのだ。
そういう意味で、僕自身はアウトドア業界を「殺す」ポテンシャルを、少なくとも二重に抱えてしまっていることになる。
どのように処理していけばいいのか、今もって答えは出ていない。出たとこ勝負の狭窄的な視野ではなく、常に大きな視野で「業界を殺す」ことのないように気を配っていかないと、何か大きな間違いをしでかしそうな気がしてならない。
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」(10月7日)
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■ 『紅葉速報 2004』
かたぁ~い話の後は、口直しにこちらをどうぞ。
いいなぁ、ジャパンの紅葉。4月30日や9月2日のエントリーに書いたように、こっちはキレイな紅葉ってのはあまり期待出来ないからねぇ。
ま、今こちらは花盛りだから、別にうらやましがることなんかないんだけど。うらやましくなんかないさ。平気さ。平気だってば。
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■ 今日のエントリーで、「ワハハハ、もっと苦しめぇ、ガイド風情めぇ!」と思った方、
をクリックしてみると、トドメを刺せるかもしれません。
って、ホントにスコアが伸びちゃったら、ハンモック買わなきゃいけないハメになって、ホントに懐にトドメになる(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/838
Excerpt: ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウイングはすごいぞ! ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
Ryuさんの、お話、
アウトドアという遊びの本質は、「危険性を楽しむ」、「不便さを楽しむ」というニュアンスを色濃く含んでいて、それに対する技術を身につけていくこともまた、楽しみの中で大きなウェイトを占めるという事実がある。
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まさにそのとおりです。うーん、と唸ったきり
JSB、固まってしまっています。
自己責任のことも含めて
############
、、、
いつの間にか、blogRankingの8位にIkaros
皆さん、ありがとう(謝謝多)
自分のカヤッキングはエクスペディションといえる領域のものが多いのですが、それでも、それ自体のリスクや知識の無い人や、エクスペディションをやったことの無い人に、このアクティビティの(特に安全性の部分の)ことを説明するのは、難しいですね。しかし、私のような(お客さんを預からないという意味での)アマチュアパドラーでも、人にそのことを説明するからには、ある意味「プロ」の方が考えておられる意識レヴェルに近いところでこれを語る必要があるように思われます。
Posted by: Miya : October 9, 2004 1:39 AM>JSBさん
JSBさんのブログは、もっと上位に食い込んで当然です。
で、実は僕もお邪魔するたびに押そうと思ってるんですけど、ボタン見つかりません(^^;
どこにあるんでしょう?
>Miyaさん
必ずしもアマチュアの方が、プロの意識に近づく必要もないとは思うんですよね。
なんせ、プロの考えていることは辛気臭くて、考えれば考えるほどアウトドアの楽しみから遠のいていくような思考回路ですから(^^;
というだけではちょいと無責任なので、一つ言葉をプレゼントしましょう。
英語では、Miyaさんが「説明するのは難しい」とおっしゃっていることを
「Calculated Risk=計算されたリスク」
と呼びます。
経験と技術の蓄積により、「計算能力」がアップすれば、「解けるリスク」も増えていくということが、この言葉では端的に表されていて、僕は大好きです。
つまり、初心者は「計算能力」が限りなくゼロに近いので、簡単なフィールドでも死ぬし、すばらしい「計算能力」を誇るヴェテランは、難問をスラスラと解く、っていうことです。
ただ、ヴェテランといえども、いつも100点を出せるわけではない。
下手な問題でケアレスミスすると、やっぱり命に関わる。
ね? 便利な言葉でしょ?
「Calculated Risk」とは言い得て妙ですね。
「Calculated Risk」がリスクのパーセンテージと解釈してよいのなら、アクシデント、想定していないトラップ(川で言うところのピンニングや、水中に隠れた流木による危険は、日本語で言えば「計算外のリスク」となるのでしょうが、英語では「Calculated Risk」といってしまってもいいものなんでしょうかね。
そう解釈すれば、川のカヤッッキングの場合、知られている川には川のグレード(クラス)が付けられていて、一般にはそれがリスクの指標として解釈されていると思います。しかし、これって、変化していく自然状況(水量、雨ごとの地形の変化)の中では、まことに気休め程度のなんですよね。単純にリスクの部分では、①下る前に瀬ごとに下見する。②ルートを決める。(自分の技量で下れるルートで)③決めたルートを下る。④危険がある場合は、レスキューのバックアップ体制を整える。ざっと以上を押さえておけば、クラス5の瀬でもリスクはクラス3並みになったりしちゃうんですよね。
そこで、最近自分が判断の基準として気になっているのが、(Ryuさんの守備範囲とちょっと畑違いで申し訳ありません。)リバーカヤック界のカリスマCorranAddison氏が、「Addison's Scale」という、リバーカヤッキングにおける新しいリスク指標を提唱していますので、紹介させてください。
http://www.chrisj.winisp.net/articles/addison.htm
又は
http://www.kendo.freeserve.co.uk/river%20grade.htm
これの凄い所は、パドリングの難易度のみを表示していた、今までの川のグレード分けから発展して、トラブルに陥った時のレスキューのしやすさ、怪我をしたときに受けられる治療までのりードタイムを指標に織り込んでいるところです。
この考え方はどのアウトドアアクティブティにも通じるし、すべてのフィールドにおいて、一度は考えておくべきことなんでしょうね。
> Ryuさんの守備範囲とちょっと畑違いで申し訳ありません
いえいえ、とんでもないです。
こういう話の場合、フィールドの違いなんてのは、些細のディテールの差にすぎません。
考え方のエッセンスは、おっしゃるとおりすべてに通じます。
ご紹介いただいたAddison's Scaleってのは、恥ずかしながらまったく存じませんでした。
面白いものをご紹介いただき、本当にありがとうございます。
勉強になりました。
僕にとっては非常に納得のいく基準です。
たとえば、僕は「エイベル・タズマン国立公園はエントリー層にとっても最高のフィールド」と断言しています。
しかし、実をいえばここの海域は、決して年中静かで荒れないエリアというわけではなく、むしろ商業フィールドとしては、どちらかというと荒れる部類に入ります。
ってなことは、このブログを読んでくださってる方は、すでに過去の荒れた日のログを読んでご存知だと思いますけど(笑)
実際、「カヤック歴20年」を自称する人が、「こんな荒れた海は初めてだ」と言うのを受けて「そうっすか?こんなの毎日っすよ。まったくの初挑戦の人もこれくらいの海平気で漕ぎますよ」ってな会話をしたことも、一度や二度ではありません。
じゃぁ、なぜそれでも「エントリー層に最適」かというと、Addison's Scaleで言えば、ConsequenceとRescueのグレードが非常に低いからですね。
7社のウォータータクシー、17社のシーカヤックツアー会社が常時運行し、日本と違ってこれらがいがみ合うことなく互いに協力し合ってすべての利用者を全プロが目を光らせて安全管理しているので、事故があった場合も大事に至る可能性が極めて低い、語弊を承知でもっとハッキリ言えば、死亡事故が起こる可能性が世界一低いフィールドだからです。
いくら静かなフィールドでも、いったん事故が起こるとレスキューされる可能性が低いとなると、やっぱりそこは危険海域ですからね。
過去の、プロパーだけがそのアクティヴィティに挑戦していた時代だったら、Difficultyだけのレイティングでよかったかもしれませんが、こうして裾野が広がってくると、Addison氏の提唱するとおり、もっと大きな視野でパラメータを設定して、総合的な指標が必要になりますね。
> 水中に隠れた流木による危険は、日本語で言えば「計算外のリスク」となるのでしょうが、英語では「Calculated Risk」といってしまってもいいものなんでしょうかね。
基本的にはRiskをCalculateするときは、見えないリスクやアクシデントのことも計算に入れますから、一応予想の範囲内で、結果的に「Under Control」におさまったものは、「Calculated Risk」といって言いと思います。
で、まったく予測できなかったものに関しては、英語でもやっぱり「Uncalculated Risk」という表現になると思いますね。
この「Uncalculated」の部分をどれだけ減らせるかが、安全管理のキーになるわけですが。
またまたTomboyです。
過保護について、なんですが、ATAのツアーに参加したときに、ガイドさんがランチを作ってくださいました。参加者には2種類いて、1)ランチができたら呼んでね、というタイプと、2)プロの調理法をみたい、一緒に作りたいとうずうずして参加するタイプ(私は後者)です。前者は人は全てにおいてGuided Tourだから何もかもしてもらって当たり前で通してましたし、後者は率先してなんらかの作業に参加することを楽しんでいました。
アウトドアツアーに参加する醍醐味は、皆で協同して調理して(そしてガイドさんのプロ調理法を学ぶ)、その後人間の跡形を残さないように片付けるという精神を学ぶところにあるのにな、と思うんです。でも、お金を払って漕ぐこと以外の作業をするのか、とお怒りになる参加者もおられるかもしれませんね。
===
自己責任について、の追記です。
この夏にサンディエゴで半日の超初心者向けのシーカヤックツアーにカヤック初心者の友人と参加しました。休憩を入れて3時間の往復3キロ程度の簡単なコースです。総勢12人のツアーでガイドさん1人見習いさん1人でした。
初めてだけどシングルで漕ぎたいと友人が言ったので、シングルカヤックで漕ぎ始めたのですが、友人は5分後には疲れが見え遅れ始めました。ガイドさん2人ははるか前方にいます。戻ろうという私に、友人は大丈夫と引きかえそうとしませんでした。私がガイドさんを呼びにいって戻る間に友人は船酔いを起こしていました。友人は目的地まで到達できないことが明白なので、引き換えしたいという私に、ガイドさんは、知らせてくれてありがとう、の後に、他の人がいるからここで後1時間待機するか目的地にいくかどちらかにしてくれ、と言いました。シングルカヤックに乗ってる限り、自分で帰り着かないとどうしようもないので、一番いい方法は今吐くことだ、と。人前で吐きたくない友人はそのうち、友人はパドルを離して泣き出しました。ちょうどその時、初老の白人女性2人のタンデムカヤックが通りかかったので、前部座席に友人を乗せて帰ってくれ、と頼んでみました。海上で乗りかわって無事友人はビーチまで戻れました。ビーチまで帰り着いてお礼を言ったときに、タンデムカヤッカーの女性は「次はタンデムカヤックに乗りなさいね」と厳しい一言を残して帰りました。
友人の初アウトドア体験になるかと思ってシングル2艇にしたのですが、友人にとっても私にとっても痛い経験でした。
1)まず、友人が弱すぎる。漕ぎ抜く自身がなかったらやめる、引き換えしたいと伝える、泣いて生存するための努力を怠るのは問題外。「やってみたいけど無理だと思ったら手遅れになる前に自分でダメという」ということはアウトドアにおける自己責任だと思うんです。
2)カヤック初めての初心者と参加するなら、何がなんでもタンデムで漕ぐべきだったのに、見極めが甘かった私は、アマチュアアウトドアマンとしては失格です。
3)ガイドさん。ちゃんと参加者の様子を把握してください。
と思ってしまったのです。Ryuさんは、アウトドアになれてない日本人のよわっちさを何度も経験されてると思いますが、ガイドツアーであっても漕げない人、泣き出す人、を助けることは難しいですよね。
詳細コメント、ありがとうございました。
Tomboyさんのおっしゃる二つのタイプは、僕にとっては両者とも「ガイドツアーの強みを生かして積極的に楽しめるタイプ」です。
僕が懸念する楽しめないタイプは、
3) 積極的に散歩、写真撮影、ビーチコーミング、昼寝、スノーケリングなどを楽しむわけでもなく、ガイドの調理に興味を示したり手伝おうとするでもなく、他の参加者とおしゃべりを楽しむでもなく、何をして時間をつぶして良いのか分からず呆然としてしまう人
のことで、一人で参加する日本人に多いタイプなんですよ。
しかし、お友達はさんざんな目にあいましたね。
本当にご愁傷様でした。
えっとですね、お友達の件の分析、確かにTomboyさんの立場からすると1)も2)も妥当なのかもしれません。
ただ、プロの引率するガイドツアーですからね、僕から言わせれば
「似非ガイドのグループにあたってしまって、災難でしたね」
としか言えません。
僕がガイドの所業を非難するなら、
1) まったく未経験の日本人女性にシングルをあてがった
2) にもかかわらず、彼女を注意して見ていないどころか、ダブルガイド体制だったというのに、二人とも前方にいて、コミュニケーションを取れないほどスプリットを起こしている
(完全にインシデントが発生している状態。当社なら始末書モノ。SKOANZの試験なら、その場で即試験中止落第モノ。)
3) さらに、彼女が漕げなかったときのために、タンデム艇に乗り換えさせるというバックアップ手段が用意できていない。
4) 船酔い対策のノウハウも何も知らず、こともあろうか日本人女性に人前で吐けなどと抜かす
全部論外ですね。
残念ながらそのガイド氏は、危機管理面でもカスタマーサーヴィス面でも、プロのレヴェルには程遠い立派な似非です。
僕は昨シーズン、新人研修生のガイド昇進社内試験の試験官を何度も担当しましたが、今回のケースよりもよほどマシなガイディングをしているヤツもバンバン落としたうえで、ボコボコに叱り飛ばしました。
男の子のガイド見習いが、何人も僕の前で涙をこぼしたものです。
そのガイド氏が僕の試験を受けたら、おそらくあとで殴られることでしょう。
> ガイドツアーであっても漕げない人、泣き出す人、を助けることは難しいですよね。
難しくないです。
それが出来ないヤツを似非、またはガイドの卵と言い、それが出来るようになって初めて「駆け出しガイド」と呼んでもらえるようになるのです。
というより、泣き出すまで放置するような似非ガイディングは絶対にしません。
情けない話ですけどね、日本人がシーカヤックの本場だと思っている米国やカナダは、非常に似非ガイド率の高い場所です。
ここエイベルタズマン国立公園にも、しょっちゅうカナダ人ガイド、米国人ガイドが働きに来るんですよ。
ただ、ちゃんとガイディングの出来るヤツは、今まで一人しか見たことがないです。
ほとんど全部が似非でしたね。
カスタマーケア、カスタマーサーヴィスというと、本文中に新米ガイドの行動としてあげたような「こまめに走り回って面倒を見る」という方ばかりピックアップされますが、ホントウに大切なのは、お友達のケースのように、辛い思いをしてらっしゃる方をいち早く見抜き、それを早期解決することです。
つまり、サーヴィスを過剰に差し出すのではなく、必要なところに必要なタイミングで救済の手を差し伸べてイヤな部分を適切に取り除く。
これがカスタマーケアの基本です。
前者の「押し付けサーヴィス」ばかりで、後者の「問題解決」のケアがおろそかになる輩が多いですが、それではホントのプロとはいえないです。
なるほどこれぞ似非ガイドの見本だったわけですね。岸に帰り着いてからも、ガイドさんはものすごく迷惑そうな+あきれ顔をしていましたっけ。アメリカらしいガイドぶりだなあとは思っていましたが、タイのガイドさんよりましだったわけで。
Posted by: tomboy : October 10, 2004 2:50 PMアメリカらしいというか、万国共通の似非ガイドぶり、という感じですかねぇ。
キウィの場合は人懐っこくて極めて面倒見が良いという国民性なので、似非といえども、そういう「迷惑そうな顔」をするヤツは例外的に非常に少ないんですけどね。
しかし「ここで一時間待機」って、プロが口にすべきセリフじゃないですねぇ。
驚愕しました。
いやぁ、世の中広い、下には下がいるもんですね。
今まで聞いた似非の中でも、大関クラスですね。
勉強になりましたm(..)m
もっとヒドイ、タイのガイドさんの話は、もう恐ろしくて聞きたくないような、でも怖いもの聞きたさで、やっぱり聞きたいような(^^;;;;;
Posted by: Ryu : October 10, 2004 9:58 PM>キウィの場合は人懐っこくて極めて面倒見が良いという国民性
多分この一言に集約されているのではないでしょうか。
アメリカ人にはビジネスライクな親切さはあるけれど(それもかなり親切で日本人は勘違いしやすいのですが)、「気を回す」的心遣いはなかなかないですね。
むしろそういう人がいたとしても、逆に大変神経質な人間だったりしてかえって疲れてしまったり。
それからアメリカが訴訟社会だというのは周知の事実ですが、アウトドアツアーの場合も然りでして、参加者には絶対release of liabilityというものにサインさせていると思います。
所謂「このツアーに参加するに当たっての損失・損害(怪我、死亡事故、等)については、貴社に責任を求めません」的文書にサインしない限りツアーには連れて行ってもらえないわけです。
それ以外にも、きっと読めるか読めないかわからないような小さい字で書かれているものにサインなりイニシャルなりをしなければいけないと思うのですが、その小文字部分に事細かに記載されていること「のみ」がガイドの責任で、それ以外のことは「カスタマーの自己責任」となるわけです。
ですから、北米でliability系書類にやたらとサインをしなければいけないケースは、アウトドアアクティビティーのみならず、病院で手術する際(治療目的の手術での予想外のダメージについて)、子供のスポーツ教室(怪我や事故の際に教室では責任を負わない)やら、使用者の方が自分でスキルアップを図るなり保険を購入するなりして覚悟の上で参加するという形になります。
(ついでに前述レスにこじつけてしまうと、参加者の側にcalculated riskが課せられていて、予測可能な範囲のリスクを知っていて何もしないで相手に責任を求めるのはお門違いで、責める前には保険なり何なりで自分を安全を守る自己努力をする、ということです。勿論最悪のケースでも、liabilityフォームにサインしてしまっていては責任問題としては相手を追及できませんが、「精神的なダメージ」としては法廷でいくらでも相手の非を問う事が出来ます(笑))
だから、「似非ガイド」というよりは、北米ではもうRyuさんレベルのガイドとは完全にメンタリティーから具体的なJob descriptionに至るまで同名にして異なるものなのでしょうね。
Posted by: MM : October 11, 2004 7:02 AMしかしながら、今回のTomboyさんのお友達の方のケースでは、
>ビーチまで帰り着いてお礼を言ったときに、タンデムカヤッカーの女性は「次はタンデムカヤックに乗りなさいね」と厳しい一言を残して帰りました
とのことですので、カヤッカーの常識として実力不足の人間がタンデム艇に乗り込むというのはアメリカにも徹底しているであろう事が予想できますので、やっぱり似非ガイドだったのでしょう。
本当にご愁傷様でした(としかいえないですよね、このお話・・・)
実はこれからアップする「ガイドのつぶやき」の続編(最終回)で、僕の主宰している『プロガイド・ワークショップ』の話がかなり派手に出てくるのですが、MMさんご指摘の免責同意書も実はPGWでも扱っている内容です。
日本の場合は、法律が違うので、免責同意書をとっても法的には無効、よって顧客の心象を悪くするだけの効果しかないために、やめておきましょうというのがその内容です。
NZもACCという事故保障システムがあるために(つまりNZと米国は、国民性の違いだけではなく、社会システムの違いも要因として挙げられます)、ウチの会社もずっとやってなかったのですが、合併で会社組織そのものが変わった先シーズンからやるようになりました(うっとうしい)。
ただ、それでガイドたちが「免責同意書に書いてある責任範囲外は、僕らの仕事の範囲外」などと胡坐をかくかという、そんなことはないですね。
米国の場合は、訴訟社会、契約社会というシステムが、明らかに人間のメンタリティをスポイルし始めてますね。
サーヴィス精神までが契約内容に縛られ、プロ意識、職人意識が育たないっていうのは、悲劇を通り越して「モダンタイムズ」の中でチャプリンの描いて見せた喜劇の世界そのものですね。
あと、これも続編の中でこれから書くことですが、免責同意を求める大前提として、やはりインフォームド・コンセントが重要になるはずですが、日本のアドヴェンチャー・ツーリズム業界ではまだその意識すらないし(医学用語だと思われている……)、米国ではそれこそおっしゃるとおり、保険の契約書の裏面にビッシリ書いてある小さな文字、あぁいうので「ちゃんとインフォームした」と言い張るんでしょうねぇ。
ヤレヤレ、です。
本来の国民性としての親切さ、サーヴィス精神の旺盛さですが、平均レヴェルで言えば、僕は米国人よりも日本人の方が上だと思います。
日本人が本気でサーヴィス技術を鍛えれば、もともとの人懐っこさはスゴイものの、修行があまり好きじゃないキウィのレヴェルを軽く超えることも可能なんですけどね。
やっぱり、すごいのは一流温泉旅館の仲居のおばちゃんたちですよ。
日本のホテルマンは、「慇懃にしてりゃそれで良いんだ」みたいな、慇懃無礼の典型みたいな人が少なくないし、フライトアテンダントもお高くとまって客を見下す雰囲気を漂わせる人がこれまた少なくないので、仲居さんたちほどはスゴイと思える人は多くないですね。
というわけで、アウトドア・ガイドの皆さん、時間が出来たら、キャンプなんぞに行ってないで、一流の旅館に行って仲居さんの所作を盗んできましょう(笑)
かくしてアウトドア離れはますます進み、温泉ブームが再燃するのであった(爆)
Posted by: Ryu : October 11, 2004 9:17 AM> やっぱり似非ガイドだったのでしょう
ですね。
いくら社会背景が違うとはいえ、顧客から対価を受け取って安全とサーヴィスを提供する「契約」を交わしているのは間違いのない話で、漕げない顧客の面倒を見る、顧客に不快感を与えない常識レヴェルのサーヴィスを提供するってのは、どんな国でも当たり前のガイドの業務です。
明らかによわっちいと分かる顧客が後方にいるのに、気を配ることもしない。
挙句の果てに「一時間待機」などと、自分の目の届かないところに置き去りにしようとする。
完全に職務を放棄した危険行為ですね。
つまり米国の場合、逆にこれらはTomboyさんのお友達の側から「精神的損害」のみならず、「契約違反」として訴訟に持ち込めるくらいの似非行為だと思いますよ。
まぁ、州によって違うでしょうから、ここで断言することは難しいですけどね。
日本やNZの場合は、こういうケースでも法廷に持ち込むことは難しいでしょうけどね。
一流旅館の仲居さんのそれは「ホスピタリティ」ってやつですね。丁寧できめ細かなサービスのさらに上を実現するとこうなるという完成形のようにも思われますね。
Posted by: Miya : October 11, 2004 9:47 AMそう、ホスピタリティっすね。
キウィガイドもビックリですよ。
> 丁寧できめ細かなサービスのさらに上を実現するとこうなるという完成形のようにも思われますね。
ですね。
アウトドアガイドの場合は、それらに加えて、徹底した危機管理能力と、いざというときのための強力なリーダーシップ(グループマネージメント能力)が要求されるので、さらにハードルが高いのですが……(泣)
私もアメリカで数年暮らしましたので、liabilityフォームにサインした以上、自分で漕ぎぬくという責任を持ってツアーに参加しないといけないと思ったのですが、契約違反+精神的損害で訴訟にもっていけるくらいのとんでもない似非だったということですね。
皆さんのコメントを「泣いてしまった友人」に伝えて、もう一度アウトドアの楽しさにふれるようになってもらいます。ありがとうございました。
ところで、似非大王になりそうな、タイのガイドぶりですが、
集合場所について漕ぐ前にランチ時間2時間、スプレー付きのシングル艇を借りられるのか何度も確認してOKだったにもかかわらず全員タンデムのSit on Top(ついでに私は体重100キロ以上の見知らぬ女性+全く漕がないを後部に乗せられ、死ぬ思いをしました)、ガイドさんはツアーの途中であった友人と長話をして参加者を放ったらかし、あげくの果てに先に目的地に帰ってしまいました。後方にいた人は目的地がわからずに長い間探しまわったようです。ガイド精神以前に人間性の問題ですね。
う~ん、まさに似非大魔王、永世名誉横綱ですな>タイのそのガイド氏
もう、どこをどう突っ込んでいいのか分かりませんです、僕には(涙)
これ聞くと、日本のガイドさんは全部許せてしまうような気もしてきますね(笑)
お友達には、よろしくお伝えください。
天候が安定しているときに、ちゃんとしたガイドに当たれば、ホントに誰でも楽しく遊べますからね。
October 7, 2004
怖さについて。
■ 予報
[地上気象] - 曇りのち晴れ。北東風次第に強くなる。最高気温16度、最低気温9度。
[海洋気象] - 北15ノット、午後早くに東に変わり、夕方にはセパレーションポイントより北では25ノットにあがる。北部の海況は次第にに荒くなる。
03:54am 3m
09:51am 1.6m
16:32pm 2.9m
23:19pm 1.7m
■ 数日前からの予報では、今日あたりから激しく天候が崩れるはずだったが、なんとかギリギリ今日はOK。午前中は北からのうねりがかなり残っていて、マッドマイルはけっこうチョッピーだったが、警戒した東も結局吹かず、午後は鏡のようなべた凪。
ずっと曇ってて、ときおり小ぬか雨もぱらついたけど、ときどき日も出て、そう悪くなかった。
しかし最悪だったのがウォータータクシー。今日から長年のパートナー、アクアタクシーではなく、新たなビジネスパートナー、ウィルソンズのタクシーに切り替わったのだが、なんせウィルソンズにはタクシーが今のところ一艇しかなく今日はカヤックを一緒に運ぶスペースがなかった。
だから、僕らのグループはアンカレッジでパドリングインストラクションをした後は、モーニングティーをしながら50分近く待ちぼうけ。ふざけるなって。
予報が良くない日にこんなことされると、ツアーのスケジューリングがものすごくタイトになって、気が気じゃない。
いきなり先の思いやられる新体制……。 blast 6
■ 明日は本格的に天候が崩れそうなので、ブッキングが今のところゼロ。しかも僕は明日は二番ガイドなので、きっと仕事はなし。東が吹きそうなので、午後にサーフィンでもしに行こうかなぁ。小潮なんだけど。
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■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その1
今月2日のツアーのお客様の中に、スキューバダイヴィングを趣味にしているドイツ人のお客様がいらっしゃって、彼はツアーの間ずっと海中の話ばかりしていた。
ツアー後、ベースに戻るウォータータクシーの上で僕にも話を振られたので、正直に言った。
「実は、ニュージーランドに来る前に作った『ニュージーランドでやりたいことリスト』のトップが、スキューバだったんです。
でも、何の因果かこの仕事するようになって海の恐ろしさが身にしみて、ダイヴィングする気がなくなったんです。海面で空気の吸える位置でも数々の恐ろしい目にあったし、それ以上に恐ろしい話をたくさん聞くようになったから、空気のない水面下は僕の危機管理能力の限界よりはるか先の世界だと知ったから」
と。
■ 米国人のお客様は僕のいう事を「さすがプロ」と受け止めてくれたようだが、逆にドイツ人ダイヴァーは、「ちゃんとした機器を使うんだからだいじょうぶだ、何が危ないんだ?」と不満顔。そして、「海が怖いっていう話、カヤックが終わってから言ってくれて嬉しい。カヤックの前に言われてたら、帰ってたかも」と笑い飛ばすアイルランド人。
それぞれにお国柄がハッキリでて面白いなぁと思った。
米国人はやっぱり危機管理に敏感だし、英国文化圏の人は何を聞いてもユーモラスに茶化して笑い飛ばそうとする。
そして、どうやらドイツ人はメカ、マシーンに対する信頼感が強すぎる分、危機感が薄いようだ(日本人は、明らかにドイツ人寄りだな)。
■ 彼は言った、
「カヤックで下手に水面に浮いてるから危ないし怖いんだよ。スキューバは波の影響を受けない水中にいるし、呼吸も出来るから大丈夫だ」
と。
そりゃ、タンクに酸素がちゃんと入ってて、しかもすべての機器が正常に作動してて、なおかつ本人がパニックになっていない間は大丈夫だろうよ。
でもね、逆から言えば、これだけの条件がキチンと揃わないと大丈夫ではないということなんだよ。一つダメになっただけで、「ハイ、土左衛門様お一人ご案内ぃ~!」になりかねない。その点、カヤッキングよりもはるかにシヴィアだ。
長いことこんな商売やってると分かるけど、機械や道具って、いとも簡単に、しかも予想もつかない形でぶっ壊れるもんなんだけどねぇ。
あと、水中にだって人間の力ではいかんともしがたい「悪天候」はいくらでもあるぞ。
■ 「なんでプロが海を怖がるんだ?」と不思議そうな顔をしているドイツ人の顔を眺めていると、「この人、海で事故にあわなきゃいいのだけど……」と祈らずにはいられなかった。自分のいるフィールドややってるアクティヴィティの危険性を理解していない人が遭難すると、生還率は低いから……。
■ と同時に、彼の反応からダイヴィング業界のライセンスビジネスの腐敗の一端をも感じた。要するに、彼は今までインストラクターやガイドから、ちゃんと危険性を教わったことがないんだよね。
日本のカヤック・ジャーナリズム(というかアウトドア・ジャーナリズム全体かな)も、これに近いものがあるような気がする。
僕自身は、お客様から「カヤックって危なくないんですか?」と問われたときは、必ず「危ないです」と答えることにしている。
この問いを発するお客様は、ガイドが「大丈夫ですよ」と安心させてくれるのを期待しているので、危ないと明言すると大変驚いた顔をする。まさかガイドがそんなことを言うとは思ってもみなかったんだろう。
「ねぇダ~リィン、アタシのこと嫌いになったのぉ~ん。ねぇ、ねぇったらぁ~ん。」
「うん、ご明察。大嫌い。顔も見たくない。シッシッ!」
「……(ガ~~ン)」
ってのと同じなんだろね(笑)
もちろん、その後で「ただし、僕がついていれば大丈夫です。その代わり、こっちの言う事はちゃんと聞いてくださいよ」と付け加えて安心してもらうが、カヤックの危険性自体を隠蔽することはしない。
それくらいで良いと思うのだ。危なくないんだったら、インストラクターやガイドの存在意義自体が怪しくなるし、事実初心者が一人で漕げば、死亡事故になる確率はおそらく他のアウトドアアクティヴィティとは比較にならないほど高いのだから。
よって、むしろ「危険性を隠さない」というのが、我々ガイドやインストラクターの責務だと考えている。
ところが、ジャーナリズムの方を見てみると、どうもその辺がぬるい。一人一人のガイドやインストラクターよりも、マスメディアの方が影響力が大きいというのに。
■ かくして、河原でのキャンプを注意されて逆ギレするようなアホがのさばることになるのだ。ヤレヤレ。
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■ 今日のエントリーを読んで、「おぉ、そうだそうだ、まったくだ。それはそれとしてハンモック買いなさい」と思った方、
を一押しして、がんばって週間INを1500にして下さい(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/836
反省しました。
自分は永いことリバーカヤックのエクストリームダウンリバーやクリークボーティングをやってきましたが、危険性に関して人に訊ねられた場合には、「怪我もほとんどしないし、スキーやスノボーより安全かもよ」と言ってました。いままでこのことに関して、文章で明確に書いたものにおめにかからなかった(もしくは、そのときの意識の問題で気になっていなかった)ので、頭の中で整理できていなかったんです。
自分が言っていた「安全」とは、言外にある大前提が、装備、スキル、一緒に漕ぐグループの質、が備わっていることなんです。自分では充分にわかっていて、そのように行動してきたつもりなのですが、人に説明するときには「なんしか安全」「比較的、危険ではない」的な物言いに終始してしまっていたようです。
大いに考えさせられる今日のブログでした。
・・・ハンモックテント、買わないの??
初めてレスします、Tomboyです。正体を明かせば、9月後半のATAカヤックツアーに参加したTomokoです。
Ryuさんに全く同感です。水系に限らずアウトドアスポーツは怖いです。サーフィン、ウィンドサーフィン、カヤック、と水系を経験すればするほど、水が怖くなります。年のせいもあるかもしれませんが。私はスキューバライセンスに何回もTRYしましたが、道具に頼るのが怖い+人間が本来いるべき場所ではない(+魚が怖い、食べられないなもんで)、断念しました。道具の性能を過信しすぎるのは怖いです。道具はチェックしても破損するときはするもんです。
私にリバーカヤックを教えてくれた方は、流水の怖さと安全対策についていやというほど教えてくれました。ちょっと暗くなりますが、ウィンドサーフィンの水難事故で母を失っていますので、泳げても慣れた海域でも、自然を甘くみちゃいけなという姿勢は叩き込まれました。基本はセルフレスキューできる自信がなかったら出て行かない、初めての場所や少しレベルアップしたかったらガイドさんもしくはインストラクターさんと共にチャレンジする、を心がけてます。
アウトドアマンの真髄は、自分で自分の面倒みれるかどうかの責任感ですよね。
Posted by: Tomboy : October 8, 2004 2:50 AMMiyaさん、Tomboyさん、コメントありがとうございました。
Tomboyさん、ツアーご参加ありがとうございました。
結局お会いできなくて失礼してしまいましたが……。
カヌーに限らず、危険を伴うアウトドアスポーツプロパーは、自分のやっているアクティヴティを説明するとき、Miyaさんと同じように「なんしか安全」「比較的、危険ではない」という表現をするのが一般的のようです。
これは、アウトドアスポーツを危険視している「世間の目」に対する後ろめたさや、鬱屈した心理が背景にあって、つい「言い訳めいた説明」をしてしまうためではないかと推測しています。
よって、アマチュアのプロパーの方の口から、そういうセリフが出てきてしまうことは、仕方ないと思うんです。
ただ、プロやメディアや販売店などの「業界側」の人間までが、そういう無自覚な言い訳を前提に「安全」を初心者、未体験者に吹き込んでしまうのは、まったく次元の違う大問題だと思うんですよね。
僕の場合、ラッキーでした。
学生時代、ビーパル誌の下請けをやっていた小さなプロダクションで、何度かグラビア撮影の現場でバイトをしたことがあるんです。
野田氏にあこがれていた僕は、ディレクター氏やカメラマン氏の前で「カヌーを買おうかと思ってて」って言ったんですが、そうすると一言、
「死ぬよ」
凍り付いている僕を尻目に、両氏は
「アイツも死んだなぁ」
「そういや●●んとこの若いのも去年○○川で死んだとか言ってたぞ」
などと、どんどんカヌー水難事故の話をしはじめたのです。
ビーパルにそんなことは一言もかかれていなかったので、衝撃でした。
その一言で、僕はカヌーを始めるのをあきらめ、その結果今も生き延びています。
あのとき、野田氏にあこがれてファルトを買っていたら、僕の性格のことだから絶対にスクールなどには行かず、フィールドのこともちゃんと調べずに、行き当たりばったりでソロツーリングを繰り返したことでしょう。
プロになった今ならよく分かるのですが、確かにあの時点でカヌーを買っていたら、僕の人生は15年前に終わっていた可能性が大きいですね。
今になって、彼らの
「死ぬよ」
の一言は、僕にとって本当にありがたい忠告だったことが分かります。
ですからのこの一言を、自分自身の宝物だと考えていますし、他の人に同じことを伝えていく義務もあるな、と思っています。
> アウトドアマンの真髄は、自分で自分の面倒みれるかどうかの責任感ですよね。
あ、これって、実は本日(8日)のエントリーのテーマだったりします(^^;
> ・・・ハンモックテント、買わないの??
あ、痛たたた(^^;
だんだん週間INのスコアも伸びてきたし、買うことになるのかもしれませんねぇ(笑)
自分自身の意識の低さをここで正直に告白してしまったのはある種の覚悟が必要なことでした。「お客さまの命を預かる身」というわけではないので、この点について考える機会がもてなかったというのが実情でしょうか。しかし、Ryuさんのご意見を、毎日のブログや「危機管理考」でお伺いするにつれ、「ここで一丁この問題について意識を改める必要がありそうだ」と考えるに至ったのです。
考える機会を与えていただいたことに感謝いたしますと共に、これからも、これらの問題についての話題を期待いたしております。
Miyaさん、ありがとうございます。
この手の意見を書くと、スルーされてコメントがつかないことが多く、自分自身で「この手のネタは僕しか書ける人間がいない」という自覚はあるものの、書き続けるべきか、それとももう書くべきじゃないのか、毎回悩んでました。
元気付けられました。
September 23, 2004
そろそろノド元を過ぎた頃合い?
■ 予報
地上気象 - 雨次第に強くなる。北風が吹き始める。最高気温15度、最低気温5度。
海洋気象 - 【暴風警報】西15ノット、午前中に北西25ノット(セパレーションポイントより北では35ノット)に上がる。北部海域は非常に荒れる。午前の雨中、視界は良好。
■ 別の詳しい予報によると、昼過ぎには大雨という予報。お客様には真冬装備で雨に備えていただき、僕自身もドライトップを着て出撃。
上空の風は西15ノットだったが、海ではなぜか南東5ノット。今月17日と同じパターンだ。雨もときどきパラパラするものの、基本的にはずっと晴れ。いつ荒れるか、いつ大雨が降るかとビクビクしながらのツアーで、昼食もテプカテアにストップしないでアンカレッジ直行でハット内でとったのだけど、結局この天候が夕方まで続いた。
どうやら前線は、国立公園北部を通過し、南半分にはまったく影響が出なかった模様。助かった。
昨日の大風の後なのに、驚くほど水の透明度高く、いいツアーになった。
しかし、新しい見習いの子の年を聞いてビックリした。17歳とはなぁ……。 mmt 7+1
■ 一昨日のベースの様子。タンデム29本、シングル8本。
真夏だったら珍しくもなんともない光景だけど、今の季節にこれだけ並ぶと、なんだかちょっとうれしくなる。

なんで一昨日の写真が今日になってアップされるのかって? その日同僚が、
「デジカメ貸してくれぇ! 買った商品が不良品で、販売店に写真添付してメールを送らんとならんなったんやぁ!! オイラ、デジカメ持ってへんねん!!!」
と騒ぎ倒して持っていってしまったから。昨日はツアー中止で休みになったので、今日になってようやく返ってきたというわけ。
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■ こちらは日増しに紫外線が強くなり、空は「青色」の絵の具をそのまま塗りつけたような色合いになっている。それをバックに咲く桜の淡いピンクが、なんとも美しい。
一方、インターネットなどという無粋なメディアを通じてでさえ、ジャパンではそろそろ全国的に涼しい秋の気配が濃くなっているのが伝わってくる。お彼岸だもなんなぁ(そっか、ジャパンは今週は大型飛び石連休中なんだな)。
ジャパンの四季の中で一番恋しく感じるのは、僕はやっぱり秋。
中秋の名月、紅葉、コオロギやスズムシの声、秋祭り、稲刈り、お萩、クリ、そして桜吹雪の下でお花見乱痴気騒ぎ、etc、etc……(あのぉ、何か変なのが混じってるんだけど!)。
あぁ、いいなぁ、ジャパンの秋(いや、だから変なのが……)。
■ ところで僕だけかもしれないけど、「暑さ寒さも彼岸まで」と聞くと、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉をつい連想してしまう。
いささか飛躍した連想だけど、秋の訪れるとともに夏のニュースのインパクトが薄れるというのは、そう的外れじゃないかもしれないなとも思ったり。なんせ四季がゆるやかに「地続き」で変化していくこの国と違って、ジャパンの気候変化はあまりに劇的過ぎるので、つい一、二ヶ月前のことでも、「別世界」の出来事のように感じてしまうのも無理からぬ話。
となると、そろそろまた原発ネタを蒸し返す頃合いだろうか(出たな、ケンキョーフカイ!)。
■ 『「原発がどんなものか知って欲しい」・・・平井憲夫さん公演録』
いわゆる内部告発というヤツなのだが、この平井氏のお話を一読すると、8月16日の投稿で「事故を100%防ぐことは、絶対に無理」と書いた僕でさえ、背筋が凍るような思いがする。
曰く、先輩の持つノウハウが伝わらない職場、素人が書面をチェックするだけの検査をする検査官システム、そして耐震設計通りに作られないお粗末な施工、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ……。大きな地震が起こった直後には聞きたくない話だよねぇ。
これだったら、事故騒ぎがまだおさまりきらぬたった今この瞬間に、どこかの原発で大事故を起こってもおかしくない。いや、むしろそうならない方が不思議なくらいだ。
平井氏のお話に、日本という国の現代社会の問題や暗部が、すべて集約されてしまっているようにさえ感じられる。
もっと穏便なことだったら、問題点の吹き溜まりでもまぁ良いんだけどさぁ、ドカンといったらハイそれまぁでぇ~よ、ってなクレージーキャッツ的破壊力を持つシロモノがそういうザマだと、全然シャレにならん。身の毛がよだつ。これに比べりゃ、怪談なんて良い子の童話みたいなもんだ。
■ 原発のある国に住むものなら、誰一人として部外者ではいられない。ぜひともぜひとも、この講演録はご一読を。
ちょっとわかりにくいけど全部で三ページの構成で、次のページに行くにはページ一番下の「PREV」というボタンを押すようになってる。
そして、一ページ目の平井氏プロフィールにある、
「『原爆被爆労働者救済センター』は後継者がなく、閉鎖されました。」
という一文の重みを考えてみたい。
(ちなみにこの「原爆」という部分は「原発」の誤りだと思われる。ついでに突っ込んでおけばタイトルの「公演」も、正しくは「講演」だろう。)
■ 繰り返し言う。
原発はいらない。絶対にいらない。
「おいかーちゃん、原発ってなぁヤベェな。おめぇ、ヤクやシャブの方がよっぽどマシだぞ」
「バカ! 太郎の前で何いってんの!! そういうのに興味もつ年頃なんだよ!!! あんたに似てバカだから、すーぐ真似すんだからね!!!!」
「バカ、バカッてうっせぇよ。
だってよ、あの何つったっけ? チェルノ部入りして事故んなったとかいう原発、ありゃおめぇオレっちがラサール高校行ってる時分だから大昔の話だけどよ、いまだに影響があるとかいうじゃねぇか」
「何がチェルノ部だい、バカだねーまったく。チェルノブンブンだろ。
で、誰がラサールだって? あんた少年刑務所行きで商業高校中退だろ?」
「いや、だぁからいってんじゃねぇかよ、おめぇ。シャブはそのポルノビンビンとかいう事故と違って、子や孫の代まで響かねぇぞ。シャブ中が産んだ子がノーベル賞やオリンピックの金メダルとっても不思議じゃねぇんだぞ」
「そりゃまぁ、そーだよねぇ」
「だろぉ? だからいってんじゃねぇか、おめぇ。シャブはともかくよ、マリファナくれぇは解禁すりゃいいんだ、ったく」
「あんたバカのくせして、たまーにゃ良いこというねぇ」
「あったりめぇだ、おめぇ、ダテに灘高にゃ行ってねぇぞ」
「太郎聞いたかい、原発なんてバカなもんに手ぇ出したらかーちゃん勘弁しないよ。せいぜいマリファナにしときな」
■ こんな家があったら、一度そぉ~っとのぞいて見たいものだが(笑)、論点メルトダウンのこのムチャな会話も、「放射能汚染の方が違法薬物よりヤバイ」という一点において、このとーちゃんは正しい。
だから純粋に危機管理の面だけから見れば、「マリファナが禁止で原発がOKってのどういうことだ?」ってのは、あながち間違った話でもないといえなくもないかもしれないといわざるを得ない(ワハハ、なんちゅうもって回った言い方だ)。
でもかーちゃん、あんたはあまり正しくないぞ。マリファナもやめときな>太郎
■ まぁ、マリファナの話はあくまでもギャグだからどうでもいいんだけど、兎にも角にも飛車にも、原発は絶対にいらない。だから、エネルギー消費量を押さるという自己犠牲を払った上で、きちんと「原発をなくせ」と主張し続けるしかない。
平井氏も「⑮日本には途中で止める勇気がない」の中で、日本の原子力政策を批判していらっしゃるが、「それ見たことか!」という批判を恐れて政策を転換できないお偉方の自主的な判断には任せておいたら、一万年たったって原発はなくならない。原発事故が連発し、日本の総人口が百万人になっても、それでも原子力政策を推進し続けかねない連中なのだ。
ならば、「国民の総反対にあって、仕方なく転換」という大義名分を彼らに与えてやるしかないではないか。
だから、皆もっと声高に「こんなに省エネがんばってるんだから、原発なくせ!」と主張するべきだと思うのだが、いかがだろう?
(ちなみに上記の「日本には途中で止める勇気がない」の「日本」の文字の直前に記号が文字化けしているかもしれないが、これは「マル15」である。原文からそのままコピーペーストしたので、念のためお断りしておく。)
■ というわけで、宣言。
僕は日本の原発を無くすために、遠く離れた南半球でも省エネをやってます。ニュージーランド同様、祖国日本にも原発はいりません。
ついでにもう一言。
僕は誓ってマリファナはやりませんし、解禁論者でもありません(笑)
■ 関連過去ログ【原発関連】
◎原発事故をなくすには。(8月16日)
◎省エネ案、あれこれ。(8月22日)
-------------------------------
■ 今日のコンテンツをご覧になって、核の恐怖で血の気が引いてしまった方、
をクリックすると、ちょっと落ち着くかもしれません。
あ、落ち着くのは僕だけかな?(笑)
今見てきたら、スコアが850、総合順位が211位、うぅ~惜しい、あと3クリックで200位だったのに!!
でも、確実に順位上がってます。ご愛顧ありがとございます。最初は冗談で始めたクリックのお願い、こうなってくると段々本人も盛り上がってまいりました!(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/747
私もマリファナなんて見たこともないですけど、いつも「マリファナ禁止するなら、もっと他に禁止することあるだろ!」って思ってます。
原発も、ダムだってもういらないです。
人からみたら省エネ的な生活してますが、
全然不便じゃないです。むしろ楽しい。普通の生活ですね。ドイツなどの環境先進国と言われる国が環境に力を入れるキッカケも、元はと言えば主婦達の市民活動からだと言うし、それだけ一人一人の社会を動かす力は大きいのだから、もっと当たり前のように、ひとりひとりが自分の行動の社会的な影響を考えて行動、生活するといいですね。
とにかく、これ以上のエネルギーの浪費は世界中で規制するべき。マリファナより厳重に!
Posted by: mayu : September 25, 2004 2:29 AMまたまたタイムリーなニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040925-00000203-yom-soci
お粗末過ぎて、話にもなりませんね・・・
>mayuさん
マリファナの部分は冗談だったのでスルーされると思ってましたけど、ちゃんと反応してくださってありがとうございます。
そうですよね、やっぱり解禁……。
違うって!(笑)
省エネ生活、別に不便じゃないですよね。
というか、日本人って、「不便」とかっていう言葉に過敏すぎますよ。
不便だと死ぬと思ってる人が多すぎ。
(他にも「非衛生」とか、そういう言葉はたくさんあるけど)
ま、実際文明にスポイルされて、3日停電したらホントに死ぬような人も少なくないのかもしれないですが……。
>MMさん
「24日分かった」って……(^^;
もうノーコメントっす。
こんな低レヴェルの原発政策、まだ必要かぁ???>ジャパン
September 6, 2004
防災小ネタ、あれこれ。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温14度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。海況はおだやか。
■ 朝は小ぬか雨が降ってたが、午後になってようやく晴れ。
夜中はなんだか蒸して暑苦しかった。
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■ 1日に浅間山噴火、昨晩は和歌山、三重県沖で地震と、防災の話を頻繁にやり始めたとたんに、なんだか災害が続き始めてしまった。イヤな感じ……。
皆さんも、くれぐれもお気をつけください。
■ 9月1日のコメント欄でyouさんが教えてくださったNHK「ためしてガッテン」のサイトが更新され、「防災! あなたの対策は間違っていた」の内容がアップされている。ここをザッと読んだだけでもかなり面白い。
さらにそのページからリンクされている「点検 防災袋の中身」も面白い。
8月23日にデパートの防災袋に突っ込みを入れたときに書いたとおり、ここに書かれている内容でも「?」というものはあるが、家族の写真、入れ歯など、僕が思いつきもしなかったことも書いてあって、一見の価値あり。
■ ところで、リスクマネージメントのことを調べていて、『リスク学事典』(日本リスク研究学会 編集)なる本を見つけてしまった。
た、たっけぇ~! 九千円もするよ!! しかも、まだ誰も書評書いてないじゃん……。
「リスク学」っていう学問は、起こったリスクを分析したり、お役所がマニュアルを作るには便利だったりするのかもしれないけど、僕が考えているような現場での対処にはあまり役に立たない内容が多かったり(要は屁理屈ばっかり)するので、いきなり九千円を払うのは抵抗ありまくり。
誰か試しに買って、良いか悪いか教えてくれないかなぁ(笑) ごうちゃん、編集長、どう? あ、買わないで立ち読みでもいいけど(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/666
またしても台風中(T_T)
屋根裏から音がするので登ってみたら空が見えました・・・
「ためしてガッテン」おすすめです。
他の情報系番組(あ**る大辞典とか)よりも遥かに納得できる内容です。
食べ物系の話題もある程度科学的に実証してくれるので理解・応用が
効き、重宝してます。
あの番組は面白いですよね。
僕らもジャパン滞在中はよく見ますし、実は本も日本から取り寄せてたりします。
あの手のことをやらせると、やっぱりNHKは民放よりしっかりしてますね。
September 5, 2004
サンタフェと、シーカヤック。
■ 予報
地上気象 - にわか雨。南西風。最高気温13度、最低気温2度。
海洋気象 - 南西15ノット(セパレーションポイントより北は西25ノット)、午後に南10ノットに変わる。北部海域は荒いが次第に落ち着く。西部海域、午前中の雨中視界良好、午後晴れる。
■ 朝のうちはにわか雨が降ったりパァ~ッと晴れたりの繰り返し。いかにも天候不順な春。
でも昼前からは、昨日同様にピッカピカの快晴になった。でも、昨日と違って上空のくもの動きはかなり速い。予報通り15ノットといったところか。
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■ 昨日の天候ログ↓
■ 予報
地上気象 - 晴れ。南西風。最高気温12度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。セパレーションポイントより北は西15ノット、夕方に25ノットに。北部海域は次第に荒くなる。
■ 予報通り、ピカピカの暖かい春の一日。友人が遊びに来てくれたので、午後はずっと庭で桜を眺めつつ過ごした。
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■ 最近、「複雑系の科学」の梁山泊、サンタフェ研究所(以下、SFI)に興味を持っている。実はガイド引退後、カオス研究に転向しようと目論んでいるのだ。ジャズ→法律→アウトドアガイドと「カオスな遍歴」を続けてきた僕には、なかなかふさわしい進路だろう。
んなわけないってば。そうじゃなくて、『「複雑系」とは何か』(吉永良正)を読んでいてSFIのユニークな運営システムに大いに興味をおぼえたのだ。
96年出版のこの本には「常勤研究者はいない」と書かれているのに対し、昨日見つけた『NPO「サンタフェ研究所」の活動戦略』を見ると、事情が変わったのか「数名の常勤研究者がいる」となっているが、その他の点は大きな違いはないようだ。
ともかくこのシステムには、いたく感動したのだ。ご存じない方は、このサイトに簡潔にまとめてあるので、ご一読を。
■ シーカヤックガイド風情が、科学研究所に何で感動するのか? うん、ごもっともな疑問。
それにお答えする前に、一つエピソードを紹介しよう。例によって「言わなきゃいいのに」ってな話なんだけど、憎まれっ子はあいかわらず一言多いのである。
■ この夏、友人がカヤックを漕いだ。知人から誘われ、日本では大変よく知られたアウトフィッターのツアーに参加したのだそうだ。
彼女はそれ以前に二度のカヤック経験があった。二度とも観光地の遊覧カヤッキングで、二度目が三年前のこと。その有名アウトフィッターは今回が初めてだ。
温暖な観光地のアウトフィッターはスプレースカートを使わなかったり、シットオントップを使うことが多い。またスプレースカートを使うにもかかわらず沈脱講習を省く悪質業者は、9月2日に書いたようにニュージーランドにもある。
だから「カヤック経験あり」といっても、沈脱(ひっくり返ったカヤックから脱出すること)の方法を習ってない人も少なくない。また習っていても、たった一、二回の経験で、しかも二年以上ブランクがある人だったら、忘れてる方が普通。
つまり僕の友人のようなケースは「未経験者」として扱うのが鉄則。
8月24日に書いたように、僕はお客様が「ライセンス保持」を自称しても、決して鵜呑みにはしない。必ず自分の目で相手の腕前を確かめてから対応を決める。こんなの当たり前。
ところが、その有名アウトフィッターは、
「はい、あなたは経験者だね」
と、講習なしで彼女にシングル艇をあてがったという。
もちろんプロの場合、「ちゃんと教えた」という反論は認められない。お客様が「教わらなかった」と主張するようないい加減な講習なんて、やったことにならないからだ。
で、皆さんの予想通り、彼女は沈したのだそうだ。
幸いなことに漕いでいるうちに記憶がよみがえり、漕ぎ方も沈脱の仕方も「なんとなく」思い出していたので事なきを得たらしい。
これまた皆さんの予想通り、今回は友人がらみだったのでなかなか立腹が収まらず、よっぽどクレームを入れてやろうかと思ったほどだが、皆さんのご期待を裏切り、必死に我慢して思いとどまった。
でも、必要最低限の安全講習を一つでもすっ飛ばすような業者は、その他がいかにキチンとしていても、その一点だけで「失格」のそしりを受けても仕方ない。自動車運転免許の試験で言えば、助手席の試験官にブレーキを踏まれて即失格というのと同じことだ。
武士の情けで実名は出さない。今後の成長に期待しているので、ぜひとも精進していただきたい>当該アウトフィッター
■ ここで話はさらにちょっと脱線するが、最近日本にもアウトドア専門学校が出来はじめていて、プロを養成コースも用意されているようだ。
そういう学校がわんさとあるニュージーランドのプロの立場から見てると、実は学校で二年間勉強するよりも、現場で半年間仕事を叩き込まれる方がはるかに効率が良い。
正直言って、学校を出てから入ってくるヤツとそうでないヤツの間には、プロ入門一年後には明瞭な差がみられないのだ。
むしろプロになってからどれだけ精進したかによって、大きな差が出てくる。この差はとてつもなく大きい。
プロになりました、ハイめでたしめでたし、なんてヤツは全然伸びなくて、僕に「似非プロ」とののしられることになるし、入ってきたときは何にも知らなかったヤツでも、必死に勉強を続けるヤツは短期間でメキメキと力をつけて、すごい「プロフェッショナル」になっていく(ゆえに「発展途上のプロ」と「似非プロ」は、似てまったく非なるもの)。
だからレイジーな五年選手が、熱心な一年坊主になめられるなんて、ごく当たり前の話。
日本のプロ野球界や相撲界で、必ずしも学生時代のスター選手がプロとして大成するとは限らないのと事情は似ている。
■ 上記のエピソードは、僕のところに山ほど舞い込んでくる多くの「タレこみ」の一つにすぎず、登場人物が僕の友人と有名インストラクターだったというディテールを無視すれば、非常によくある話にすぎない。
ただ、こういう輩が「一流プロ」としてまかり通る日本のアウトドア・ツーリズム業界の現状を浮き彫りにしているという意味では、無視できない逸話だ。
こうしてみると、本当に教育システムや研究システムを必要としているのは、プロ未満の学生よりも、むしろ現場のプロの側であるということがよく分かる。
あ、念のため申しあげておくが、日本で「一流」と呼ばれている人たちすべてがこういう「似非」であるというわけではない。噂にたがわぬスゴイ人はいるし無名の人の中にも、一流の仕事をするホンモノのプロもいる。
つまり、「一流」と一口に言っても、実際には玉石混交状態であると言いたいだけなので、お間違えのないように。
ちなみに、本物の一流は、常に勉強・研究を欠かさない。だからこそ「一流」なのである。
■ さて、これでなんとなく話が見えてきたのでは? いつもの「似非プロ批判」がどのようにSFIに結びつくのか?
あれ、SFIの話なんかもう忘れてたってって?(笑) ちゃんとついてきてくださいよ、SFIってのは「複雑系の科学の梁山泊、サンタフェ研究所」、小説『ロストワールド』や同名映画の中で、マルコム博士が講演をやってる場所のことね。
さてさて、いよいよ本題(あいかわらず枕が長いこと)。
僕が最近よく考えてるのは、日本の商業シーカヤック界にこのSFIのシステムをそっくりそのまま導入できたら、ものすごく面白いことになるだろうな、というアイディア。
つまり、スポンサーを募って「シーカヤック・ガイディング&インストラクション研究所」(仮名。以下、「研究所」と略)を設立してしまう。
そこには全国からガイドやインストラクターが集まり、ガイディング技術やインストラクション技術、インタープリテーション、あるいは危機管理技術やアウトドア・ファーストエイド、マーケティング方法、職場安全、オペレーションのノウハウなど、諸々の技術研究や情報交換をする。
あるいは、カヤックビルダーや道具メーカーにとっては、日本ではまだ発展途上のプロ用の道具や商業ツアー用のカヤックの研究開発なんてのも良いテーマになるだろう。ガイドやインストラクターが毎日使い倒してフィードバックしてくれれば、短期間で世界最高水準の道具がどんどん出来てくるのではないか?
おぉぉ、これはスゴイ。
また、こういう研究施設を一つ固定してしまえば、他の業界との連携や情報交換もスムーズになるはず。川のパドリング業界やダイヴィング業界にも、積極的に安全対策を研究している人たちがいる。そういう人たちにも門戸を開いてしまう。
消防署に働きかけてアウトドア・ファーストエイド・コースを開発するお手伝いをしたり、海上保安庁と合同のレスキュー訓練なんてのも楽しそうだ。
もちろん、海外との交流の窓口にもなる。ACA、BCU、SKOANZやKASKなどの海外組織との連絡も楽になるだろう。
いやぁ、いろいろ夢が広がって、これは楽しいなぁ。
もちろんこの手の研究はプロだけが額をつき合わせているだけでは机上の空論化するので、実際にお客様を呼ばねばならない。マーケティングの研究のためにも大切な課題だ。
だから、きちんとお金を取ってガイディングしたり、スクールを開催したりしながら、技術研究をする。業界を圧迫しないように、ツアー及びスクール価格はもちろん業界最高値レヴェルに設定する。お客様側から見れば、お金を払って実験台になるというわけだが、その分日本中はおろか、世界中のプロのノウハウが凝縮された非常にレヴェルの高いツアーやスクールを体験でき、試作品のプロユースの道具に触れる機会もあるかもしれないというメリットは大きいはずだ。
う~ん、ワクワクするぞ。
■ その他のシステムは、SFIを踏襲すると非常に具合がよさそうだ。
研究者に対して研究所からは給料は出ない。お客様からいただくお金は、運営費、研究費あるいは特別講師招聘費などに使われる。
その代わり、駆け出し研究者といえども受講料を払う必要もない。滞在費も食費以外は無料が理想だな。食費補助もあれば、もっとうれしいけど。
マンネリ化や特定のカラーが定着することを防ぐシステムも、大いに真似しなくてはならないだろう。そうでないと、既存のいくつかの試みのように、一部の派閥だけの集まりになってしまって、機能しなくなってしまう。
またSFIが非営利なのと同様、研究所そのものがアウトフィッター化することは絶対に避け(そのために、やはり常勤研究者は排するべきだろう)、あくまでも「研究施設」としての位置づけを崩してはならない。そこで得た技術や情報はそれぞれの研究者、すなわちガイド・インストラクターが自分のアウトフィッターに持ち帰り、現地でのカヤッキング・マーケット拡大に利用する。
まぁ、これに関しては、特定のカラーを定着させず、ニュートラルな立場をきちんと維持できれば、自然と達成される程度の課題だろうが。
■ このSFIシステムをパクるというアイディアは、僕がここ三年ほど取り組んできたプロガイド・ワークショップ(PGW)の致命的な欠点、歯がゆい弱点を解決する方法を考えていた結果生まれたものだ。
いや、別にそのために本を読んでいたわけではないのだが、頭の片隅にはいつもそれが引っかかっているものだから、SFIの運営方針を知ったときは、
「あ、ちくしょー、やられた! こうすりゃいいのか!」
となったのだった。
PGWの欠点、弱点はいろいろあるのだが、あえて恥をさらせば、
- 期間があまりに短すぎるし、不定期である
- よって、どうしても僕が「講師」、他の方は「受講者」という形になって、情報が一方通行になるきらいがあり、「ワークショップ」という名に反してインタラクティヴな研究に発展しづらい
- また、どうしても「Ryuのカラー」が支配的になり、それ以外のスタイルの実例を見せるのが難しい
- さらに、レヴェルがまちまちの受講者が一同に会することにも、いろいろとムリが生じる
といったところが主だった点だろうか。
これらをなんとかクリアしたいと思いつつ回を重ねているのだが、いやはや頭の痛いこと。
たとえば、実は受講者専用のメーリングリストやウェブサイト(ともに非公開)を用意してあって、ネット上で「ワークショップ」が継続するシステムの整備を目論んだのだが、やはり顔をあわせずにネット上だけで研究を継続するのは、「アドヴェンチャー・ツーリズム」の性格上かなり難しいし、ウェブサイトの更新も僕一人ではどうしても痒いところに手が届かない。
■ そもそも、ニュージーランドの業界に根を持つ僕が、いつまでもこうした「日本のワークショップ」の世話役を続けること自体に大きなムリがあり、これこそが根本的な問題かもしれないと思っている。こういうものは、やはり「日本のプロの、日本のプロによる、日本のプロのためのワークショップ」であるべきだ。
その上で、僕なんかはそうした場に「海外との技術交流」という形で外部から関わるのが、本来あるべき姿だろうと思う。
ただし、最初にその流れを作るには、誰かが「エイヤッ!」とムリをしなくてはならないので、今は僕も微力ながら一肌脱がせていただいているわけなんだけど、実際に流れをつけるにはどのようにすれば良いのかは、ホントに厄介な課題。少なくとも今の形のPGWではまったく役不足なのは明白だ。
■ ところが、これが常設研究所となって、個々の研究者が自分の都合のつくときに研究所を訪れ、興味のあるテーマごとに自由にワークショップを作れるようになれば、一気に解決してしまうでないですか! あらスッキリ。なぁ~んだ。
じゃぁどうやって研究所設立にこぎつけるのか?っていう具体的なツッコミは、とりあえず今はご勘弁を(^^;
ってなわけで、複雑系科学は完全な門外漢ながらも、SFIには並々ならぬ興味を抱いていて、機会があればぜひとも見学してみたいと願っている今日この頃。
さらに余談ながら、サンタフェはアドビ建築の本場だから、我が家を建てる参考にも出来るので一石二鳥!
あぁ、憧れのサンタフェ……。(そういえば、宮沢りえは元気なのか?)
■ もし日本のシーカヤック界にこんな研究所が実現すれば、僕ももうちょっと引退を延ばして、年限いっぱいは毎年一ヶ月か二ヶ月ずつ、オフシーズンに研究のために通うんだけどなぁ。
そうなればPGWだって、その研究所の中のワークショップの一つ(あるいは分化するか?)に姿をかえ、より機能的に存続することも可能なんだろうけどな。
で、ちょっと気分を変えたいときは自分のワークショップを抜け出して、隣のJSCAワークショップを覗きに行ったり、グリーンランドカヤック研究会の講演を聴講しに行ったりするわけだ。いやぁ、これ良いなぁ。
いや、研究員じゃなくてもいいな。事務員として雇ってもらって、受付&電話番のオッチャンにおさまるってのも楽しいかもしれない。もちろん、研究職じゃないので永年勤務が可能で給料も出るということで(笑)
■ ってのが、最近の楽しい妄想なのである。7月9日の投稿のような、キナ臭い話題ばかりだと滅入るからねぇ。
え? 最先端の科学の本やウェブサイトを、そんな目で眺めてるって変?(笑) うん、変だよね。困った職業病だよ、まったく。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/660
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)15度、(低)5度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、夕方セパレーションポイントより北で西20ノットに変わる。北...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.05
SFI公式サイトはこちら(英語)
http://www.santafe.edu/
eduドメインだから完全に非営利の研究機関扱いですね。
サイト内探索してみましたが、確かにダイナミクスを感じます。
昔自分が勉強したかったようなこともやっているみたいで、時間と体力と若さとお金があったらプロジェクトベースで良いからちょっと絡んでみたいなぁ、なんて思ってしまいました。
サンタフェといえば、大人の文化の街、という感じなのですが、おすすめはオペラ。
http://www.santafeopera.org/
屋外オペラハウスです。
それなりに裕福な知人が「心の旅」で数年前に行ったのですが、感動して帰ってきました。
(ちなみに彼女はサンフランシスコオペラのシーズン通しのボックス指定席持ち。いかに目が肥えているか+お金持ちかわかりますね・・・)
オペラかぁ。
高校の音楽の授業の先生がオペラ狂で、毎回ひたすらヴィデオを見せられてましたけど、あれ以来すっかりご無沙汰っす。
目が肥えてない貧乏ガイドでも楽しいですかね?
September 2, 2004
尻拭いの日?
■ 予報
地上気象 - 晴れ時々にわか雨。南西風。最高気温14度、最低気温2度。
海洋気象 - 変風10ノット(セパレーションポイントより北は25ノット)、夜の南西20ノットに変わる。北部海域は荒いが、次第におさまる。北の波1m、次第におさまる。午前中のにわか雨の中、視界は良好。
■ 南西は吹かず、風は一日中穏やか。昨日の嵐の余波が北東から少し入っていたが、基本的には凪で漕ぎやすいコンディション。
今日は日本人が二組(四人)いらっしゃったが、そのうちの一組が今年7月末に日本の某南の島で遠距離島渡りのツアーに参加し、相当にツライ目にあったばかりとのこと。ちなみに彼らはそのときがカヤックが二回目、今日が三回目。そのときの悪印象で、今日のツアーもかなり警戒気味だったので(というより、つい一月ほど前にヒドイ目にあって、すぐにまた漕ごうというのがスゴイ)、その中年夫婦にターゲットを合わせてツアーを組み立てた。もちろん、本日のツアーにはご満足頂き、ニコニコで帰っていただいた。ヤレヤレ。
別の米国人のお客様は、先週北島オークランドの大手アウトフィッターで生まれて初めてカヤックを漕いだらしいのだが、パドルの持ち方はおろか沈脱の仕方も教えてもらえなかった上に、どうやら左利き用パドルを渡されていたらしい。もちろん、そのときはなんせ初めてなので何の疑問も持たなかったそうなのだが(まるで僕ら夫婦のシーカヤック初体験とそっくり)、今日僕のツアーに参加して、先週のがしょっぱいアウトフィッターだったことに気付き、一日中そのことをブーブー言ってた(^^; もちろんこちらも、本日のツアーにはご満足頂き、はニコニコで帰っていただいた。重ねてヤレヤレ。
なんだか今日の仕事は、いい加減な同業者の尻拭いばっかりしてたような気がするぞ。何だかなぁ……。 astr 6
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■ 認知能力の限界から生じるバイアス
昨日の投稿にyouさんが下さったコメントからNHK『ためしてガッテン』のサイトに飛ぶと「正常性バイアス」という言葉が目についた。
実家にエアチェックを頼んだものの、到着するまで待ちきれないので検索してみると、上記のサイトがヒット。トップページはリスクミレニアムホームページ。う~ん、なるほど、こりゃ面白い。良いページを見つけたわい。勉強、勉強。
っつうか、今まで知らなかった不勉強を恥じるべきだな(^^;
スミマセン、以後ますます精進しますm(..)m
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■ 夏の終わりに ─ ぶらり、渓谷へ
渓谷情報ポータルサイト。暑いときに涼を求めていくもよし、秋に紅葉を求めていくもよし。
虫はジャパンに負けるが、渓流ならまかせなさい。ニュージーランドにゃ、売るほどキレイなのがあるぞ。特に南島の川は透明度が高く、いたるところ清流だらけ。犬もあたれば何とやら、っていうほど。
エイベルタズマン国立公園にも小さな清流がそのまま海に注ぎ込んでいる場所がわんさかあるので、もはやすっかり見慣れてしまっている。どーだ、いーだろー!
ただ、以前も書いたとおり、残念なことにニュージーランドには紅葉する渓谷ってのがないのが、なんとも物足りない。
って、今は春だからどうせ季節外れなんだけどね。
あ、春は春で、桜の舞う渓谷ってのが良いんだよなぁ。桜はこちらにもたくさん移入されてるんだけど、そういう外来植物は保護地域では見かけないので、美しい渓流で桜吹雪を堪能するのもちょっとムリっぽい。
う~ん、なんか旗色が悪くなってきたな。渓谷でもやっぱりジャパンに勝てないのか?(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/653
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.11
September 1, 2004
防災の日。
■ 予報
地上気象 - 雨のち晴れ。北風次第に弱くなる。最高気温14度、最低気温6度。
海洋気象 - 【暴風警報】北25ノット、午前中に35ノットに上がる。昼過ぎから北西15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)に変わる。海況は一時非常に荒くなる。北の波、2mにあがる。午前中は視界は悪いが、午後回復する。
■ 昨日の予報では昨夜から雨とのことだったが、実際には今朝になって降り始めた。相当なかなりの吹き降り。予報通り、昼過ぎには雨も上がって晴れ間ものぞき、風もずいぶんと落ち着いた。
もちろんツアーは全部中止なのだが、昼前に電話がかかってきて午後のスタッフミーティングに召集された。急な話だなぁ……。
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■ ニュージーランドでは、3の倍数月の一日が季節の変わり目だ。12月1日が立夏、3月1日が立秋で6月1日が立冬、そして本日9月1日が立春である。
この地方は確かにもう春という感じになってきてて、お気に入りのマッキノウ・クルーザーも結局あまり活躍できないままに永い眠りにつくことになってしまったのだが、南の方ではまだまだ雪が深いんだろうな。
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■ 今日は防災の日。折りしも台風が暴れまわっていたそうですが、皆さんのところはだいじょうぶでしょうか?
本日の『にしび~のニッキ』でも災害持ち出しギアの話が取り上げられている。ゴアテックスジャケットに必要最小限の道具を詰め込んでおくというアイディアは素晴らしい。僕も使ってないフィッシングヴェストがあるので、あれを避難ヴェストにしようかな。
■ ところで、いつもこの手の「災害危機管理」を考えるときにどうしても行き詰ってしまうのが、ビル内サヴァイヴァル。
地震でビルに閉じ込められてしまったものの、幸いにも怪我も大したことはないし、動けるだけの空間も残っているというシチュエーション、つまり倒壊してないし火災にもなっていないけど、ドアがビクともしないっていう状況。もちろん、電気、水道、ガスの三種の神器はストップしているものとする。
マンション住まいの専業主婦の場合は自宅で被災する可能性が高いし、ビル内のオフィス勤務の人もこういうシチュエーションになる可能性は小さくない。
阪神大震災のときも問題になったように、真っ先に困るのがまず水だろう。これが頭が痛い。
仮に災害に備えて飲料水を備蓄していない場合、一般家庭内にどれだけの水があるだろう? 水洗トイレのタンクの中に数リットル、湯沸しポットの中に数リットル、あとは冷蔵庫の中にジュースやビールなどが数リットル。洗濯機の中の水は洗剤がとけているので、まったく使い物にならない。う~ん、心もとない。
温水タンクが大きい家の場合は、比較的安心かもしれない。ただ給水がストップした状態で、タンク内のお湯がすべてスムーズにちゃん蛇口から出てくるのかどうかが疑問の残る点。
運良く風呂の水が残っていればさらに数十リットルの水が確保でき、量的には数日間のサヴァイヴァルには十分だが、浄水器がないとちょっと利用しにくい。
あと、どちらにしても夏場は水が短時間で腐り始めるというのも問題。やっぱり浄水器か、最低でも浄水剤はどうしても欲しいところ。
食料も困るだろうが、まぁこちらは備蓄しても水ほどかさばらないので、なんとかなる。ただ、何を選択しても「帯に短し襷に長し」になるのが面倒なところ。
例えば乾物を多用する家庭の場合は、特に意識して災害用食料を備蓄しておかなくても、普段使っている乾物の残りだけで一週間や二週間はびくともしないはずだ。持ち出す場合も軽くて楽チン。ただし、水がなくなるとお手上げになるという弱点がある。フリーズドライも同じ。
逆に缶詰は水が要らないという強力な利点を持つが、乾物やフリーズドライと比較するとかさばるので、十分な量備蓄するとバカにならないスペースを食うし、持ち出しを考えた場合はその重さも足かせとなる。
この辺りのバランスもやっかいといえば、やっかいだ。
つまり言うまでもなく、一番ヤバイのが冷凍食品ばっかりで缶詰も乾物もない、という家だな。あと「我が家の冷蔵庫は一階のコンビニ」っていうライフスタイルも、かなりやばそう。
真夏の場合は、エアコンの効かないビル内は灼熱地獄になるんだろうなぁ……。水が不足していた場合、脱水症状と熱中症が恐ろしい……。
それに対して真冬の場合は服を着込めばいいだけの話だから問題なさそうに思えるが、それは一般家庭の話。オフィスの場合はまともな防寒具もなく、凍死の可能性も大いに出てくるのでは?
■ こうやって考えれば考えるほど、まったくビルってヤツは、ウィルダネスよりもはるかに性質の悪いサヴァイヴァルフィールドだ。どうやっても「これで安心」なんていう万全の対策は思いつかない。
ただそれでも、一般家庭の場合はなんとかなるかもしれないという望みがある。でもオフィスの場合は、相当気合を入れて準備をしておかないと相当にやばそうだ。水もない、食料もない、毛布の一枚もない、ないないづくしは当たり前。う~ん、ジャパニーズ企業戦士はここでも犠牲を強いられるのか?
個人的な感想なんだけど、僕の場合、ビルが倒壊したりして直接地震被害で自分が怪我をしたり死んだりするのは、納得できるのだ。自分以外の家族が被害にあうとなると、ちょっと納得できかねる面もあるけど、でもやっぱり直接の被害は仕方ない。
逆にどうしても納得がいかないのは、このように自宅やオフィスに閉じ込められ、怪我もしていないのになすすべもないという状況。死んでも死にきれんだろうなぁ。
まぁ、この場合はビル自体は倒壊していないはずなので、比較的レスキューは早く到着するはずなのだが、それでも大都会の場合は、2~3日かかっても不思議ではないし。
■ 僕自身は職場も住居もビルとはまったく無縁なんだけど、いつもついついこういうことを考えてしまう。でも、なかなかこれといった良いアイディアが浮かばない。何かお知恵があれば、ぜひとも教えてください。
■ 8月23日の投稿のコメント欄に書いたが、新潟の震災のときに炊飯器を使わないとご飯が炊けない人が多かったという報道を聞いたことがあるが、あの話はその後教訓としていかされているのだろうか? 最近はなんでも土鍋でご飯を炊くのが流行っているとか聞くので、多少なりともガスでご飯が炊ける人は増えているのだろうと思いたいのだけど。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/648
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。 その後12時間:変風10...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.17
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。 その後12時間:変風10...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.17
Excerpt: 阪神淡路大震災の時には、開店とともにコンビニや電気屋さんの乾電池は直ぐに売り切れてしまいました。
From: 防災グッズ・家庭用防災用品の情報センター
Date: 2005.05.04
Excerpt: 私たちが生きていくためには、一人1日当たり2Lの飲料水が必要です。災害時には、最悪の場合、救援が来るまで最大で3日間はかかるものとして、6L×家族の人数程度は備えておき...
From: 防災グッズ・家庭用防災用品の情報センター
Date: 2005.05.04
Ryuさん、こんにちは!
中部北陸ツアーから一昨日戻ってきました。
ツアーの途中、福井の洪水災害地域を通ったのですが、普通なら大きい河川の中流から下流域で起きるような堤防の決壊が、上流域で起こったんですね。
いまだに泥まみれの家と沿岸の林に上から流されてきた家財道具などが引っ掛かっていて生々しかったです。
「土砂崩れなら話はわかるけど、こんなところで、川が決壊するなんてありえんよ」と地元の人が嘆いていましたが、傾斜のある流れの速いところで水が溢れたのは、今までになかった集中的な降雨があったためだとか。一時間に200mmなんて猛烈な雨が降ったら、ちょっとした盆地なんて、即、湖になってしまいます。
山の中で一人でキャンプしていると、獣の声や気配が濃厚で、食料などは離れた木の枝に引っ掛けてデポしました。
災害の質、自然の枠組みが大きく変わってしまったというのが実感です。都市災害もサバイバル知識が役立たない絶望的な状況に満ちていますが、自然の中にあっても、既存のサバイバル技術や知識だけでは難しいことが増えていますね。
それにしても、台風が目前に迫って、どこで豪雨があるかわからないというのに、河原で無防備なキャンプをしている人の多いこと....呆れました。
Posted by: uchida : September 1, 2004 4:32 PMこんにちは、uchidaさん。
一時間に200mmですか!
う~ん、ホント自然の威力、おそろしいですね。
> 自然の中にあっても、既存のサバイバル技術や知識だけでは難しいことが増えていますね。
厄介な話ですねぇ、まったく……。
しかし、未だにそんなムチャなキャンパーがいるんですね。
玄倉川の教訓は、どうなってるんでしょう。
イヤハヤ、なんとも、こういう話になるとなんか目の前が暗くなっちゃいますね。
って、話振った僕がそんなこといっちゃいけないんですけど。
日本の南のど田舎でも、先日の台風時にはスーパーのパンやカップ麺が売り切れ。
ご飯を炊いて食べる発想は無さそうです(^_^;)
最近はやりの土鍋は、道具が良く上手に炊けすぎるので、普通の鍋ではたけない人も多いと思われます。(防災袋に土鍋は無理だし)
ところでジャパンでは今夜(9/1)下記の放送があります。
http://www.nhk.or.jp/gatten/
参考になればいいのですが・・・
しょうもなければNHKに突っ込んで下さいm(__)m
Posted by: you : September 1, 2004 8:39 PMなるほど、確かに土鍋は簡単っすよね。
ためしてガッテン情報ありがとうございました。
さっそく実家に電話してエアチェック頼んでおきました。
昨夜、サーバーがダウンしてPC触れ無いので防災の日、ちゅう事にて道具引っ張り出して家族と珍しくお話。
浄水器やら、とりあえずこれだけはって道具は直ぐに持ち出せる様にと、、、
今年は香川でも被害が凄かったですからね。まったく他人事では無いですよ、ホンマ。
内田さん、お久しぶりです。
川原のキャンパー、僕の知人が先日の台風前に注意した所、「ウルサイ、放っておけ!」と逆切れされて唖然となったよ、って言うとりました。無邪気に遊ぶ子供を見てると、おせっかい?したくもなるけれど、ヤレヤレと言うてましたわ。
Posted by: ごう : September 2, 2004 3:30 PMあの、注意されて逆切れする連中って、なんなんやろねぇ。
こっちにもいるんよ。
この夏僕も逆切れされてねぇ。
あれほど気分の悪い話はない。
まぁ、そういう人間は死んでくれた方がいいのかもしれんが(オイオイ)、でも子供が事故に巻き込まれ犠牲になるのはガマンがならんし……。
亀レスですいません(^^ゞ
Goさん、こんにちは!
先日、若狭のPAMCOに行ってきました。
あちらのシーカヤックツアーも好評だったようで、
ようやく時間ができそうなので、野遊び屋にお邪魔すると言ってました。
ぼくも、行きたいのですが....。
ところで、河原キャンパーですが、ひどいのは中洲にキャンパーを乗り入れてキャンプしているのがいました。増水したら、キャンパーに立てこもれば、そのまま下流へドンブラコッコ♪♪てなこと考えてるんですかね。
例の玄倉川大量遭難生中継現場でも、まったく同じようにキャンプしていた人がいたとか....増水も怖いけど、幽霊も怖い(~_~;) もう、過去の記憶なんて何にも関係ないようですね。
過去をすぐに忘れてしまう日本人は、なんだか戦争やら終末的な原発事故に突き進んでいるような気がします。
日本が滅亡する前に、Ryuさんちの周囲にコミューン作って移住したほうがいいかも(~_~;)
Posted by: uchida : September 4, 2004 2:14 AM> 過去をすぐに忘れてしまう日本人は、なんだか戦争やら終末的な原発事故に突き進んでいるような気がします。
ホント、淡白というかなんというか、良くも悪くも「喉元すぎれば」っていう民族性ですよね。
それでうまく行ってる点もたくさんあるのは確かですが、危険なことに関してはちゃんと学習して欲しいですねぇ、まったく。
> 日本が滅亡する前に、Ryuさんちの周囲にコミューン作って移住したほうがいいかも(~_~;)
来ますか?
じゃ、デカイ土地探さなきゃ(笑)
August 27, 2004
ぬるい危機管理論。
■ 予報
地上気象 - 晴れる。冷たい南西風。最高気温11度、最低気温1度。
海洋気象 - 変風10ノット、午後に南東10ノットに、ただしセパレーションポイントより北では20ノット。海況はやや荒くなる。
■ 快晴だったが寒い一日。昨日よりも寒かったかな。寒の戻りだ。
-------------------------------
■ 「自己責任論」に思う、災害リスクとの「付き合い方」
読者の方からの投稿ネタ。「ぬるーいコラムをご紹介します。私はつっこむ気力もありません。」との紹介文とともに送られてきたURLをクリックしてみると……。
なるほど、こりゃヌルイ(^^;
で、僕が突っ込まなきゃいかんわけね。こりゃ難儀やなぁ(^^;;;
■ 左の「特薦」の欄でもピックアップしている6月7日「サーチ&レスキューにも、お国柄の違いが。」の中でもちょっと触れたし、別のサイトでも『危機管理考その2』と題してこの点は詳述したことがあるので(こっちは古いコンテンツだから、そろそろ加筆訂正しなきゃダメなんだけど)、もうこれ以上はあまり蒸し返さないが、僕は危機管理論と責任論は厳密に区別するべきであると考えているし、日本の危機管理意識や体制が遅れている原因の一つも、この「危機管理メソッドと自己責任論の混同」にあると思っている(そりゃぁそうだ、他人の責任として押し付けてしまえば、自分自身は何もしなくなるってのが人情だってば)。
さて、翻ってこの銀行系(あるいは旧財閥系といってもいいか)のシンクタンクのエリート氏の手になる文をもう一度読み返すと……。
う~ん、23日のネタに負けず劣らず、突っ込み甲斐のあるネタだこと……。
■ そもそもこの文の一番おかしな点は、誰に対して何を語りかけているのかまったく不明な点だ。導入部では一般国民の意識を指摘し、ご自身も例外ではなかったことが語られる。
で、「災害が起こったら、誰もあなたの命は守ってくれないのだ! しっかり自分の身は自分で守ろう!」と来るのかと思ったらさにあらず。途中「行政、企業、国民、NPOやボランティアなどの各主体が」という部分に再度国民という言葉が出てくるものの、話はだんだんとふくらみ、ご自身の専門分野へと迷い込み、最後は「災害研究の発展を望みたい。」というところに落ち着いてしまう。
け、研究の発展??? 災害危機管理の結論が、災害研究の発展???
参ったなぁ。この文が意図する対象と内容がつかみきれないのは、南半球の紫外線にさらされすぎて僕の読解力が腐ってしまったせいなのだろうか?
■ もちろん、話が「責任の分担」に終始しているのも大問題。
蒸し返さないといいつつ、話の流れ上やっぱりまた書いてしまうけど、災害に直面したとき、「この場の状況は、誰が責任を取ってくれんだ!」だとか「この点については市役所防災課が担当のはずだろ!」なんて言ってる場合ではないのだよ。誰の責任であろうと、死ぬのは被災者なのだ。それはすでに「自己責任」ですらない状況なのだ。自分で責任を取るだとか役所が責任が取るべきだとか、そういう責任論は災害がおさまってから法廷でゆっくりやっとくれ。
■ また、氏は
「行政、企業、国民、NPOやボランティアなどの各主体が一体となってこの問題を考え、それぞれにおいてやるべきことは何か、誰が何についてどこまで責任を持って対応するかという、責任分担のコンセンサスをしっかりと形成することが極めて重要となる。」
とおっしゃるが、これが間違いの始まりであることは、賢明なる読者諸氏にはいわずもがなだろう。
8月16日「原発事故をなくすには。」の蒸し返しになるが、危機管理を考える基本として大切なことは、まず事故や災害は必ず起こるという事をキチンと認識すること。そして、その上で、最悪の場面を想定してバックアップを二重にも三重にも四重にも、可能な限り用意しておくことである。
対策方法が一つだけだと、まず役に立たないと思っておいた方がいい。逆に言えば、たった一つの対策方法で切り抜けられるような事故や災害ならば、規模はたいしたことはない。
つまり、氏のおっしゃるような形で「分担」してしまっては、バックアップが減ることになり、危険度は一気にアップするわけ。分担しちゃダメなんだよねぇ。各主体が、それぞれ独自に「できることをすべてやっておく」ことにより、何重にもバックアップが出てくるようにしておかないと。
調整するとすれば、上のレヴェルから下のレヴェルを見て(例えば県が市町村以下のレヴェルの各主体の準備状況を見て)、バックアップ過剰な部分を多少削り、逆に手薄な部分に予算を回すという形であるべきだ。そして、自分のレヴェルの手に余る部分に関しては、それを担当できるレヴェルに話をしてカヴァーしてもらう。
ついでにしつこく指摘しておくが、この部分でも「責任分担」と記されている点は要注意。話の流れからすれば、もちろんここは「役割分担」であるべきだろう。
もちろん、役割分担がなされれば、その役割ごとに責任が生じるのは当然なのだから、「責任分担」と書くことが「大きな間違い」とは言えない。
しかし、日本の危機管理の遅れの大きな一因が「責任論との混同」にもあるということをきちんと理解していれば、危機管理論を語るときに不用意に「責任」という言葉を使うことは避けるはずだ。少なくとも僕は、よほどの必然性がない限り、危機管理論の中に「責任」という言葉は使わない。
■ 危機管理について書くならば、まず語りかける対象をきちんと設定しなくてはならない。国民一般に話しかけるならば、その次元でのリスクマネージメントを語るべきであるし、行政やシンクタンクに意識改革を促したいならば、それにみあったしかるべき内容を盛り込む必要がある。言うまでもないが、現場で被災してサヴァイヴァルをしなくてはならない国民一般レヴェルと、大災害時に国レヴェルでの危機管理をコントロールしなくてはならない行政レヴェルでは、内容は天と地ほどの差が出てくるのである。
この文は、そもそもの基調が「災害時に一人でも多く生き残るように」という思想ではなく、「準備のために責任分担」という視点から語られているし、実際の災害発生時に一番問題となる危機管理のバックアップ機能の面に言及するどころか、「分担」によってそのバックアップを減らすべきであると読めてしまうような書き方までされている始末なので、危機管理論としては何の実効性もない。
危機管理の基本中の基本である「パッシヴ・セイフティ」と「アクティヴ・セイフティ」の二面についてはまったく考慮されておらず、結論として「研究」ということをあげてお終いとしてしまうところを見ると、どうやら被災後の「パッシヴ・セイフティ」に関しても災害シミュレーションと「各主体間での責任分担論」だけで乗り切ってしまおうということらしい。
その上に、このように対象と内容をあやふやなままに我田引水的な結論に牽強付会してしまっているので、よけいに全体の印象が曖昧模糊としてしまっている。
■ 氏の場合は、ご自身がつい先日の人質事件まで冒頭の段落のような意識だったと告白していらっしゃるので、この程度の内容でもいたし方ない面があることは、僕も否定しない。
ただ、このように災害の現場をリアルに想像することもできない人がリスクマネージメントを語ってしまい、あるいは研究に従事し、それにしたがって行政の対策が練られてしまうのかと思うと、何やらおそろしくはならないだろうか?
危機管理を語りたいならば、事故や災害の現場の映像を山ほど見なさい。現場の生々しいレポートを、めまいがするほど読みなさい。そして、自分がもしこの場に居合わせたとしたら、果たして生き残れたかどうかを考える。あるいは、生き残るために何が必要だったかを考える。
そうしないと、この文のように机の上で宙にプカプカ浮いているかのような空論がまた一つ増えるだけだから。
■ というわけで、結論はシンプル。シンクタンクや行政に「責任」を押し付けたって、あなたが生き残れる保証はどこにもないということ。
自分の命を守れるのは、自分だけ。大災害時の行政の仕事は、まず一義的にはあくまでも混乱したシステムを立て直すことであり、極端に言えば生き残った人に対するレスキューや補助は、あれば御の字くらいに心得ておいた方がいい。特にジャパンは、レスキューの現場でさえ縦割り行政の弊害で縄張り争いをやるような国だもの。
親亀小亀の上に孫亀まで重ねるようにして言うが、これは「自己責任論」ではない。「自分の身は自分で守る」ということと「自分の言動には自分で責任を持つ」ということは、確かに似ているし、重なる部分もあることはあるが、基本的にはまったく別の事柄なのである。くれぐれも混同しないように。
責任は自治体がとってくれるかもしれない。あるいは会社がとってくれるかもしれない。でも命はかえってこない。そういうことだ。
■ ちなみに、この結論でもお分かりの通り、この一文は「一般国民」に対して「お上の災害対策は、こんなレヴェルの考えを元に立てられてるんだから、当てにするな」という内容を語っているものであり、行政やシンクタンクに向けて危機管理対策の提言をしているものではない。だから別に「災害シミュレーションや研究が無駄」などと短絡的なことを言っているわけじゃないので、その辺お間違えのないように。
念のためお断りしておかないとね(^^;
■ 関連過去ログ【読者投稿】
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎またもや、サングラス四方山話。 (7月6日)
◎東京の星空、ニュージーランドの星空。 (7月10日)
◎ガソリンより高い水が、蔓延? (7月15日)
◎捕鯨と差別。 (7月20日)
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■ うぅぅ、ホントは今日は熱があるんだよぉ。セキも止まらないんだよぉ。ボケた頭で書いてるんで、また大ポカをやっているかもしれない。お気づきの点があれば、ご指摘くださいまし。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/629
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、ただし朝のうち曇りまたは薄霧。午後シーブリーズ。(高)24度、(低)13度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後シーブリーズ。海...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.22
August 23, 2004
防災グッズに物申す。
■ 予報
地上気象 - にわか雨、のち晴れ。冷たい南西風。最高気温12度、最低気温-2度。
海洋気象 - 南西25ノット、夕方に15ノットにおちる。海況は最初荒いが、次第におさまる。
■ 晴れたり曇ったりパラパラッとにわか雨が来たり、いかにも春らしい不安定な天候。
しかし、寒い! 山の上は雪が積もってる。
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■ 火曜日は定休のはずなのに、なぜか明日は呼び出しがかかってしまった。たっぷり休み倒して迷惑かけてるから、ちょっと断れないな(^^; 特に予定もないことだし、そろそろ働くか。
しかし、明日はもっと寒そうなんだよなぁ。
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■ 防災品特集
昨日、ひょんなことからタカシマヤのサイトをのぞいたら、「防災品特集」の文字が目に入った。なるほど、もうすぐ防災の日だ。気になってクリックしてみたら……。
う~ん、突っ込みどころ満載……。どこから手をつけたものやら。
■ 確かにビル内で火災が発生すれば緊急脱出キットオレンジキットAは役に立つだろう。数年前の歌舞伎町ビル火災のときは、有毒ガスで即死に近い形でかなりの方が亡くなったことを思えば、必須かもしれない。
あと、学童用多機能防災シートや学童用防災頭巾 もけっこう役に立ちそうだ。
この辺は、合格としてもいいかもしれない。本当に合格かどうかは、現物の性能を見てみないことには分からんのだけど、まぁどっちにしてもないよりは絶対にある方がいいだろう。
■ だけど、いの一番に手回し発電ラジオが二つラインナップされてるってのも、どうかと思うけどなぁ。
だって、巨大災害の被災直後に、ラジオで本当に貴方が欲する情報が的確に流れると思う? 僕はそうは思わない。
例えば、貴方が新宿のど真ん中で巨大地震に遭遇し、なおかつ奇跡的に無傷だったとする。さて、周りはグチャグチャ、一刻も早く非難しなきゃ。そんなとき、ラジオが的確に避難経路の指示だの、危険区域の情報だの、ライフラインが確保できる場所だの、そういう情報を被災直後に流してくれると思う? 怪しいなぁ。そういうときはラジオ局だってデマ情報の惑わされて、トンデモ情報ばかり流すに決まってるよ。
それなら、ラジオを持つ代わりに僕ならもっと実用的なサヴァイヴァル用具を持ちたい。
ラジオを持つにしたって、いまどきこんな巨大なシロモノはないだろうに。今はカードサイズのがいくらでもあるよ。電池寿命だってそんなに短くない。だったらなんでわざわざこんな手回しのオモチャみたいなの持たなきゃいけないの? 僕には「サヴァイヴァルごっこ」の遊び用アイテムに見えるんだけど。
■ さて、今度はその肝心な「実用的なサヴァイヴァル用具」の方だけど、避難ホームセットはどうよ!?
いや、これだって無いよりはましなのかもしれないけど、しかし何のアウトドア技術も無い人が、この装備で何日サヴァイヴァルできるんだろう???
こういう災害サヴァイヴァルの場合は、レスキュー到着までの持ちこたえるべき期間を、最低3日間と想定しておかなきゃダメだと思う。
で、このセットで3日間生き延びられる???
ここ読んでる人には釈迦に説法かもしれないけど、サヴァイヴァルにまず必要なのは水と火。
ところがこのセットにはなんと、1リットルの水しか入ってない! どうやらこのセットは3人家族を想定しているようなのだが、平常時でも1リットルなんて半日で使い果たすだろうに、非常時に果たして何時間もつんだろう? 怪我人の傷口を洗い流したら、それでもうおしまいなんじゃない?
防災装備を準備するときに必携なのは、まずフィルターや浄水剤などの「浄水確保手段」だ。
もちろん、清潔な水自体を用意しておければそれにこしたことはないけど、そんなに豊富に用意して持ち運ぶのはしょせん無理。ならば、行く先々で水を見つけてそれを飲めるようにする方が大切じゃないか? マンションの室内に閉じ込められた場合だって、トイレのタンクの中には水が10リットル近く入ってるんだから、浄水の手段さえあればレスキュー到着までは十分に持ちこたえらえるはず。でも、浄水できなかったらヤバイよ。夏場だったら半日もすれば水は腐ってくる。
各国の軍のサヴァイヴァルキット見てみると良く分かる。水なんて一滴も入っていない代わりに、浄水剤は必ず入っている。
ただし、このセットには4リットルのコンテナが入っている。これは花丸。ホントはもう少し大きいコンテナが欲しいけど、まぁないより100倍まし。
さて、次に火。セットにはマッチが入っているようだが、防水に関して大丈夫なのだろうか? あと、常識的に言えばマッチよりもライターの方がはるかに長持ちする。そもそもサヴァイヴァルキットの中に、着火道具が一種類、一個だけってのは心元なさすぎじゃない?
さて、水と火の次に大切なのは、体温保持のための防寒装備。このセットでは1.8m四方のブルーシート一枚がそれに当たるが、3人家族でこっきりってのもヤバイんじゃないかなぁ? せめて人数分のエマージェンシーブランケットくらい加えたらどうかと思うのだけど。
あと、写真が小さくてよく分からないのだが、このセットについてるナイフは、どうやらただのシングルブレードのように見える。いまどき中国製の五徳ナイフなんて、百貨店なら数百円で仕入れられるはずなのだから、ぜひとも加えるべきではないか?
そもそも、サヴァイヴァルキットの内容物説明のところに、ナイフを書き漏らしているという事自体が言語道断なんだけどね。最初、僕はナイフが一本も入っていないのかと思って怒髪天をついたよ。いらんエネルギーを使って損した(笑)
さらにライト。見るからにチャチな「懐中電灯」と懐かしい名前で呼びたいシロモノがついている。真っ暗なビル内に閉じ込められて、これで3日間過ごせってか??? レスキュー隊が到着したときには、電池切れで信号も送れないんじゃないの???
こういうサヴァイヴァルキットに入れるなら、やっぱりLEDライトかケミカルライトじゃないの、常識的には?(っていうか、その両方だろうね)
このセット、どう見てもサヴァイヴァルやアウトドアのプロが監修しているとは思えないなぁ。それでお値段が14,700円ねぇ……。
命にかかわることだから正直に感想を言おう。詐欺とはいわない。そこまではいわないが、消費者の不安感に付け込んだけっこう悪どい商法に見えてしまうぞ。
このセットなら、5,000円程度がせいぜいだろう。なおかつ「このセットにはこれこれが足りません」という説明書を添付すべきだね。
逆に上記のようなちゃんとしたものに差し替えてあれば、まぁ14,700円でもいいかもしれないけど。
■ ついでに保存食もみておこうか。なんせ、上記セットだけじゃ食料はとても足りない。
同ページには保存食バラエティーセットと<明治屋> 非常食持出セットの2種類の商品が紹介してある。
前者は10食分と想定してあるので、3日間というサヴァイヴァル期間には合格。
ただ内容をよくチェックしてみると、こりゃどう見ても一人分じゃないの? 一家3人だと一日しかもちそうにない。5千円以上するのに、一日分!!!???
まぁ、命には代えられないから値段はいいとして、3人分の重量を考えるとうんざりするぞ。たぶん、これ1セットで5kgは下らないはず。となると3人家族だと15kg!
まっ平らな舗装道路でも、普段アウトドアもスポーツも何もやっていないオトーチャンがこれだけの荷物を運ぶのは難儀すると思う。被災後はそこらじゅう瓦礫の山だぞ。運べるの? しかも怪我してる可能性も高いのに……。
後者の明治屋のセットは、もう少し軽そうだ。ただ、その分水が少ないし、全体の量も控えめ。上記の避難ホームセットとあわせて使うと想定しても、3人家族で水は4リットルぽっきり。浄水剤やフィルターなしではこの量で3日間生き延びるのは、ちょっと厳しい。夏季だったら絶対に無理。
まぁ、この商品のコンセプト自体が「避難生活のときこそ、おいしいもので力をつけたい」というもので、要は体育館での炊き出し難民生活中を想定していて、レスキュー待ちのサヴァイヴァル用食品というつもりじゃないようなので、こういう突っ込みはお門違いといえばそうなのかもしれない。
でも、消費者はサヴァイヴァル生活を想定して避難ホームセットとあわせて買い求め、「これで安心」と勘違いしてしまう可能性が大きいということは、売る側は意識しておくべきだと思うけどなぁ。
■ これ見ると、我々アウトドアズマンって、けっこうすんごいサヴァイヴァル用具を持っているもんだなと改めて感心する。ただ、ちゃんとまとめておかないといざというとき防災用品として持ち出せないという弱点がある。僕自身も、防災セットとしてすぐに持ち出せるようにまとめてあるかと問われれば、恥ずかしながら答えはNO。ちょっとキチンとまとめなおしておかなきゃなと反省。
■ ちなみに一つフォローを。
こうやって難癖をつけまくってしまったが、気になったのでザッと調べてみたところ、主だったデパートの中で防災用品の特集をやっていたのは、どうやらタカシマヤだけだったようだ。この姿勢は高く評価したいと思う。
16日の投稿で書いた通り、事故ってのは備えのないところを狙ってくるもの。災害だって油断したところをつかれると、大惨事になる。
ただね、こういうものは、消費者は買うだけで安心してしまい、いざというときに使い物にならなかったらそれこそ命取りになっちゃうんだから、きちんとした人間に監修させて、しっかりとした商品を開発することを、強くお薦めする>タカシマヤ そういうところに金を惜しんじゃダメだ。
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■ 『ケミカルライトを作ろう』
上のコラム書くのにケミカルライトのこと調べてたら、こんなの見つけた! おぉぉ、作れるんだ! と喜んだのもつかの間……。こんな材料手にはいらねぇよ(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/607
Excerpt: 新聞報道によると阪神淡路大震災後、一時的に防災意識が高まったものの、最近では非常持ち出し袋やミネラルウォーターなどの備蓄もしない家庭が増えてきているそうだ。 我が家もそ...
From: にしび〜のニッキ
Date: 2004.09.01
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午後に北東に変わる。海況おだやか。 その後12時間:変風10...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.17
Excerpt: ■昨日は防災の日だった。昨年から台風、地震の被害が相次ぎ、防災意識は高まっているように思えるのだが、某有名百貨店がドッカンと派手に新聞広告してた防災用品、昨年8月23日にオ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.09.02
Excerpt: 本日は防災の日、あの日のことを決して忘れてはいけない…
From: 神のいどころ
Date: 2005.09.07
Excerpt: 先日10月19日午後8時44分ごろ、茨城県沖を震源とするマグニチュード6.3の地...
From: Garbagenews.com
Date: 2005.10.20
ボク、自前のサヴァイバルキットに原発事故向けの
ヨウ素剤も放り込んでありますよ、家族5人×4日分。
しかし...さっき確認しようと思ったらどこに置いて
あったのかすっかり忘れてる!もう全然ダメです(笑)
見つけてちゃんと置いときましたけどね(´・ω・`)
Posted by: patalow : August 23, 2004 8:08 PM原発事故用!
用意周到ですね。
検索したら、こんなのがヒットしました。
http://www.shizuyaku.or.jp/new/genpatu.htm
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1795/datugenpatu/991005jikotaisaku.htm
プリントアウトしてキット内のヨウ素剤といっしょにしておくと良いかもしれませんね。
しかし、災害時のシティサヴァイヴァルは、アウトドア生活よりも不確定要素がかえって多く、用意すべき道具の選択も難しいですねぇ。
Posted by: Ryu : August 23, 2004 8:45 PM友人が阪神大震災の時に仕事を投げうって1ヶ月ボランティアに行ったのですが、被災地での住民のサバイバルスキルのなさや機転の利かなさ加減に、「始めは悲劇的な大天災だったけれど、後半は人災」という名言を残し、かなり呆れて帰ってきました・・・
新潟の震災のときは、停電したけどガスは大丈夫だったんだそうです。
ところが、米どころ新潟でさえ、ガスでご飯が炊ける人が非常に少なく、ほとんどの人がご飯を炊けなくなってしまった、っていう話を聞いたことがあります。
こういうのを聞くと、ホント日本はどうなってしまうんだろうと思いますね。
文明が発達すればするほど、人間は無力になっていく。
怖いっすね。
ってなことを、焚き火でも自由自在に料理をする人の多いこのブログで書いても仕方ないのですけど(^^;
Posted by: Ryu : August 24, 2004 6:34 PMAugust 19, 2004
まだまだ続く、足の怪我の話。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。南西風。最高気温11度、最低気温2度。
海洋気象 - 南西10ノット、北部では20ノットが午後にかけて10ノットに落ちる。北部海域はやや荒いが次第におさまる。
■ 予報通りの良いお天気。海も静かだったんじゃないかな? たまにはこういう日もないとねぇ。
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■ 14日に裸足のこと書いたとたんに15日に怪我して、17日にはファーストエイドの経過を書いてと、我ながらヤラセじゃないかというくらい「一粒で何度も美味しい」シリーズとなっているが、せっかく痛い目にあったんだから、いやホントはほとんど痛みはないから言い直そう、せっかく身体を張ったんだから、ただでは起きない僕のこと、もうちょっとこの話題で引っ張ってみよう(笑)
■ まずお礼とお詫びから。
拙ブログコメント欄でもDMでも、たくさんの方にご心配をいただきました。本当にありがとうございました。そしてご心配をおかけして、ホントに申しわけありませんでした。
■ 傷口が開くのを恐れて、未だに杖を突いてそろそろと歩いているけど、傷の治り方自体は今まで一番早く、実際にはもう杖なしで普通に歩けるくらいに回復しているはずです。ご安心ください。
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■ さてさて、何名かの方からご指摘やご心配をいただいた破傷風の件。
17日の投稿のコメント欄にご質問をいただき、あそこで答えたとおり、もちろんニュージーランドでも破傷風はある。で、数だけを比べれば、ひょっとしたらニュージーランドの方が日本よりも罹患率は高いんじゃないか、という気もしている。
ただ、あれだけ裸足で生活したり仕事する人が多く、なおかつ一次産業従事者も多くてアウトドアズマンもうようよしていて、要するに野外で怪我する機会が日本とは二桁も三桁も違うくらいに多いお国柄を考えあわせると、日本と比べて罹患率は案外低いのかもしれないな、とも思う。これだけ野外受傷率の高いところならば、日本の数十倍の頻度で破傷風の話を耳にしてもいいと思うのだけど、実際にはそんなことはない。
つまり、そうした「野外活動時間との比較」という点では、こちらの方が罹患率はグッと低くなるような気がする。
同僚ガイドたち見てても、やっぱり連中もしょっちゅう足を怪我している。僕は仕事中(ガイディング中)だけは、足の保護のために必ず靴(足袋)を履くようにしているのだが、中には裸足でガイディングするヤツも何人かいて、そういう連中はワンシーズンに最低一回はけっこう大きな傷を作っている。
しかし破傷風になったっていう話はまだきいてない。化膿して長引いたなんて話はしょっちゅう聞くけど。
今回の僕の怪我は、洗った直後の皿を落として割った破片で切っただけだったので、最初から破傷風の危険は99%ないと踏んでいたが、前回会社で尖った石ころを踏み抜いたときは、さすがにちょっと破傷風の心配をした。でもやっぱりなんともなかったな。
ちなみにこれはデータを元に言ってるんじゃなくて、あくまでも僕個人の印象に過ぎないので、大間違いだったらご勘弁を。
■ で、仮にもしニュージーランドがホントに「野外活動時間単位の罹患率」が低いとすると、気候の違いが原因だろうか? やっぱり湿潤な気候の日本の方が菌の繁殖が活発なのかな?
■ とはいえ、恐ろしい病気なので今までの幸運に甘えず、今後はもうちょっと気をつけることにする。コメント欄でもご指摘のあったとおり、子供の頃の予防接種の効果は薄れてしまっている可能性が大きいし。改めて予防接種受けておくかなぁ。
と同時に、14日の投稿中で破傷風の危険性についてまったく触れなかったのは、我ながら大きなミスだなと思った。大反省。
くれぐれも、良い子のアウトドアズマンは、バカな野人の真似をしないように。
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■ 次に、ファーストエイドに使った卵殻膜(卵の薄皮)について。
あれも、雑菌が繁殖して化膿の温床になる可能性もなきにしもあらずなので、17日の投稿中では「お薦め」と書いたものの、万人に自信をもってお薦めできる方法ではないことを、改めて付け加えておく。
感染を避けるために、新鮮な卵を使うこと。そして傷もきちんと洗い流してあること(場合によっては消毒も必要)。卵といえば、サルモネラ菌なんて恐ろしいぞな、もし。
ちなみに今回の僕のケースでは、僕が風呂に入っている間に家人が庭の鶏小屋からとってきた、産みたてホヤホヤの超新鮮なものを使った。今までずっと食べ続けていて食中毒を起こしたことはないので、ウチの鶏小屋にはサルモネラ菌に冒されたニワトリはいないはず、と推測できる。素性の分からない卵の場合は、ちょっとした「賭け」になってしまうかもしれない。ま、さすがに破傷風菌をもった卵なんてのはないだろうけど。
■ さてさて、実は卵殻膜についてちょっとした疑問がわいてしまった。使用する卵は、「大量生産品」が良いのだろうか、それとも「オーガニック」がいいのだろうか?
ちょっと考えると、肌に触れるものだからオーガニック品が良いような気がする。我が家の場合も、市販の飼料も使っているので完全オーガニックではないけど、半放し飼いだし変な抗生物質などは与えていない。卵殻膜を使うにしても、こういう卵の方がなんとなく身体に安心な気がする。
一方の大量生産市販品の卵は、当然抗生物質を投与されたニワトリの産んだもの。つまり、卵にも抗生物質は含まれているはず。
これって一瞬、身体に悪そうな気がするんだけど、それはあくまでも卵を食べるときの話。今回のように傷の治療に使う場合は、かえってこの抗生物質がひょっとすると化膿を抑えてくれる働きをしてくれたりするんではないだろうか? というのが、今回我が家で話題になった仮説。
う~ん、どうなんだろ? ちょっと調べてみたけど、さすがにそんなおバカな疑問に答えてくれるサイトは見つからなかった。ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。
ちなみに、実際問題としては、一般市販品の卵は卵殻膜が貧弱ではがしにくいので、バンテージとしてはちょっと使いにくいという面は少なからずあるのだけどね。我が家の卵からは、分厚くて大きな立派な膜がとれるのだが。
■ 関連過去ログ【ファーストエイド】
◎新しい創傷治療 (3月9日)
◎掃除の件、こんどはこちらで (4月4日)
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎でも、怪我の元……。 (8月15日)
◎ファーストエイド、一例。 (8月17日)
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■ 5年考えて解けなかった問題
MMさんから回ってきた問題。
なんか、昔やったことあるような気がするんだけど、いざやろうとすると三角形の定理の数々を忘れてしまっているでないの! うろ覚えでごっちゃになってる定理を確認する作業から始めなきゃいけないとは情けない。あぁ~っ、もうっ! 腹立つ!!
全然アウトドア系のネタじゃないけど、一人でのたうっているのも悔しいので、読者諸氏にもおすそ分けだぁ! 苦しめぇ!!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/596
5年考えて解けなかった問題
三角関数使って解いて・・・こういう解き方を聞いてるんじゃ無いだろうっと、四苦八苦。
なんとか解けました(疲れた)
三角関数も三平方の定理もいりません。ヒントは補助線と相似
こういうのはぱっと見て閃かなかったらすぐには解けないですよね。
自分は主な角の角度だけ書き込んで、その中に「角度マジックナンバー」を見つけて、それを元に補助線を数種類書いて、というところで閃かなかったので、「一晩寝かす」技を使い(笑)、今朝朝一で再挑戦したら出来ました。
あー、良かった。
この手の問題は中学入試の際散々やったので、全国の学習塾の夏期講習中の6年生にやらせるとあっという間に正答が出てくると思いますよ。
ちなみにこの問題は、灘中の過去問だそうです。
そうだそうだ、自分が12歳の時は灘と武蔵の算数(確かルービックキューブの法則を小学校算数で解かなくてはいけない、とか)、麻布の社会が練習問題で出てくると頭を抱えていたのでした・・・
ということは、○○年前より激しく退化しているということか、うーん・・・
破傷風の話、調べたら余りにたくさんヒットしたので、リンクはやめて要点のみ・・・
・ 日本もNZもWHOによると破傷風撲滅国リストに入っているようなので、基本的には日常生活上罹患のリスクはないと見て良いと思われる。
・ NZ限定で見ても、「発生状況について注意が必要な感染症」の中に破傷風はリストアップされていないので、リスクは最小限だと思われる。
(むしろここで興味深かったのは、移民の国なのでC型肝炎や結核の発生率が上がりつつあること、日本同様若者の性感染症の増加が危ぶまれていること、そしてお決まりの院内感染や耐性菌の問題がきちんと指摘されていたことです)
・ NZの破傷風状況で一つ気になったのが、人間ではなく馬への感染。牧場での感染例報告が増えつつあるらしい。この理由として、NZでは「先進国」(あまり好きな言い方ではないですけれど、とりあえず)の中では大変珍しいことに家畜への破傷風ワクチン接種を義務付けていないことが指摘されている。
・ 破傷風菌は普通の消毒液では死なない。芽胞として存在するので、軽い煮沸でもダメ。
・ 以上の点を鑑みると、予防接種がもっとも確実かつ効果的な予防法である。(上記のWHOの報告でも、他の感染症同様予防接種の徹底していると思われる地域ほど感染率は低かったです)。
自分はこちらの永住権取得の際にMMR(新3種混合:麻疹、風疹、おたふく)は強制的に再接種、DPT(三種混合:ジフテリア、百日咳、破傷風)は大学時代に留学生は再接種しないと次年度の履修登録拒否になるとのことでやはり再接種、という感じできちんとフォローアップしてあります。
さらに医者にはB型肝炎も早い所接種するように先日進められたばかりです。
日本は大人の再接種なんて、殆ど聞かないですよね?
こちらでは「ブースターショット」として、結構行われています。
Ryuさんもそれこそ大家さんにでもお伺いして必要なものはブースター打っておいた方が安心ですよ。
その際に、日本の実家に自分の母子手帳があれば、過去の接種の証拠として尚良し、です。
忘れそうになっていた大事な話が一つ。
今住んでいる所では、子供の学校で親がボランティアをすることが頻繁にあるのですが、実際に教室に入るボランティア作業の場合、親には4年毎に結核検査(ツベルクリンか胸部レントゲン)が義務付けられています。
丁度宇宙人の初年度ボランティアの際に下の子を妊娠、妊娠中だし、日本ではBCG打っているので逆に陽性反応が出て胸部レントゲンになったら大変・・・ということで出産までボランティアが出来ず、数ヶ月待って出産直後にツベルクリンをとりあえず受けに入ったら・・・なんと陰性!
ということで、ブースターショットの必要性を改めて感じたのでした。
あ、灘中の過去問か。
それで解いたことあるのね>僕
なんせ、塾講師でそういう一流中学受験生も教えてたことありましたもんで(^^;
じゃぁ、ちゃんと一発で解けよ!>僕(涙)
TO-BEさんもMMさんも、出来ちゃったの?
うぅぅ、出遅れた。
くそ、今晩こそコシをすえてちゃんとやるぞ。
破傷風のフォローありがとうございました。
今回僕が調べたサイトでも、youさんが教えてくださったサイトを引用してあるところが多かったのですが、これがなぜか未だに開かなくて気になってます(^^;
ま、それはともかく、やっぱりともかく洗い流すくらいしか対処がないんですね。
ブースターショット、やっときます、やっぱり。
しかし米国は留学生や永住者にそうやって摂取を義務付けるんですねぇ。
こっちは健康チェックは永住権審査条件に入ってましたけど、予防接種は義務付けられてなかったです。
しっかし、馬の破傷風は知らなかったです。
へぇぇぇ。
あ、丁度のぞきに伺ったらいらっしゃいますね>Ryuさん。
これ、なまじ補助線を引いてしまった後が凄い「迷宮」です。黄金率じゃないですけど、なんか気分的に堂々巡り・・・
自分は何回も図を書き直して挑戦しているうちに、「目からうろこ」でした。とにかく疲れた・・
まあ、なんとタイムリーに、今RSSで来たニュース。
http://www.asahi.com/national/update/0820/014.html
忘れがちですが、予防接種は自分が感染・発症することを防ぐ以外に、自分が感染源になって他人に移してしまうのを防ぐ「エチケット」の部分もあると思うのです。
今、副作用を必要以上に恐れて子供に予防接種をさせない動きがあるようですが、アレルギーや先天性の疾患等による問題がない限りは、受けたほうがいいと思います、自分は。
あ、タイムリーですね。
5年から10年とは、またえらい保証期間の短い商品だこと……。
確かに、予防接種に関しては、エチケットという側面も大いにありますね。
あ、そうそう、誤変換は直しておきましたので。
こんばんわ。一度出てきたら、というパターンでしょうか。ブースターショット、少し気になりましたので、説明させて頂いていいでしょうか。
一般的に、という話は分かりづらいと思いますので、結核を例にとって話を進めさせて下さい。ちょうどBCGの話も出ておりましたので。
予防接種によって獲得した免疫は、消えてしまう訳ではないと考えられています。(まあ、厳密には「消えて」しまうケースもない訳ではありませんけれど)
ただ、アメリカとか日本とかのように患者数が絶対的に少ないいわゆる「先進国」では、免疫獲得後に病原菌に晒される機会がほとんどないために免疫反応が低下していく訳です。(反対に患者がたくさんいる地域では接種後も感染曝露されているために頻繁に免疫反応の山が高くなる減少が起こって、結果としてある一定の免疫が維持される、ということになります。)
で、ここからが本題なんですが。
BCGは、乳幼児の結核による発病抑制効果は認められていますが、成人に接種した場合の効果は証明されていません。
結核の場合でいう「ブースター」とは、BCGの再接種ではなく、ツベルクリン接種によるものを指します。
BCGを接種しているにもかかわらず、ツベルクリン反応が陰性の場合は、もともと陰性の場合と、見せかけの陰性化である場合とがあります。見せかけの場合は、さらにもう一度ツベルクリン反応を行った場合(本来の反応が出現します)にも陰性となります。
この時の対応ですが、BCG再接種は勧められていません。これは日本でもアメリカでも同じのはずです。(アメリカの方がそういう扱いを始めるのが早かったと記憶しています。)
というのも、成人に対するBCGの効果が証明されていないということだけでなく、BCGを接種した後に、排菌者と接触があった様なケースではBCG接種によるツベルクリン陽性反応なのか、感染による反応なのかが分からなくなってしまうためです。
そのため、最近は日本でも、医療(介護もやっている施設あり)職に、就職時にツ反を接種して反応を記録しておいて、感染の機会がかなり場合は年1回、患者が発生したときはその都度、ツ反を行って感染の可能性を見るというところが増えて来ています。就職時にツ反陰性のケースでも、BCGを接種する、ということは余り聞いておりません。(結核についてきちんと知識を持って対策している施設では。)その代わり、胸部x線写真は定期的に撮影しますね。
ちなみに、日本は結核蔓延国にクラスされています。もう一つおまけにいえば、麻疹も。
何しろ、麻疹で毎年乳幼児が何十人も死亡しているんですから。
麻疹に関しては、1つには予防摂取率が6割程度にとどまっていることに原因があります。予防接種による流行抑制効果は接種者が全体の85%以上(ごめんなさい、これの数字に関しては記憶に頼ってます)なくてはいけないのに、その域に達していないがために麻疹の小流行が繰り返し起こっているために毎年死亡者が後を絶たないという状況が起こっているのです。何とも悲しい限りですよね。
まだ書きたいことはあるんですが、何しろ長文になってしまいましたので。この辺で。
あ、それから、私も問題解けましたよ。☆-(ノ゜Д゜)八(゜Д゜ )ノイエーイ
Posted by: きょこさん : August 21, 2004 1:43 AMすみません。誤変換がいくつか。
>免疫反応の山が高くなる減少
高くなる現象。
>見せかけの場合は、さらにもう一度ツベルクリン反応を行った場合(本来の反応が出現します)にも陰性となります。
見せかけではない場合。
ダメじゃん・・・全く意味が変わってます・・・。
きょこさん、本当にどうもありがとうございます。
プロからの詳細なアドヴァイス、ためになります。
過去ログの山に埋もれさせるのが、なんとももったいない……。
問題、僕まだ解けてません。
ダメです、南半球の紫外線を浴びすぎました。
もうギヴアップ寸前っす(涙)
ごめんね 流れを止めて(笑)
遅くなりましたが、灘の過去問 解けました。ウソ
妻子に解いてもらいました。TO-BEさんのように相似の三角形と補助線書いてました。
さて、MMRですが、娘が日本でのMMR最初の経験者のひとりです。ところが、あっという間に2種混合に変更されました。高熱をだす子どもが続出し数人が亡くなったからです。
僕が子どもの頃、看護士だった母親は、ご近所でおたふく風邪・麻疹・風疹が発生するたびに僕を連れていき、3種混合ならぬ3種早期経験をさせてくれたものでした。(笑)
理由は、大人になってからではたいへんだからだそうで・・・
あ、にしび~さんも解けなかった?
ちょっと安心(笑)
僕自身は何を接種したのやら、さっぱり知りません(^^;
こっちで娘に接種させるときも、リスクの説明はいろいろとありましたね。
娘の「予防接種の手引き」のようなのを引っ張り出して、破傷風のところを読んでみたところ、NZの場合は45歳および65歳になったら、ブースターショットをすすめられるそうです。
年間死亡者数は「ほんのわずか」としか書いていないので、たぶん人口比でいけばやっぱり日本と同レヴェルなのでしょうね。
ちなみにおそろしい記述もありましたよ。
「ガーデニング(土いじり)をしていて、自分でどこかをかきむしっただけでも感染の可能性はある」
そうです(^^;
きょこさん、自分の端折ったコメントのフォローありがとうございました。
そうです、ツベルクリン自体は種痘という予防注射の反応をみるもので、ツベルクリンのブースターというのはないですよね。言葉足らずでした。
ちなみに、他の州はわかりませんがカリフォルニアはBCGがないんですよ。数年毎に子供も大人もツ反を定期的に受けて感染の有無を確認、という感じです。
子供を日本にしばらく連れて行く際毎回どきどきするんですが、かといってBCGを受けさせて何かの折に後になって陽性反応が出て厄介なことになったらもっと大変(罹患率が低いアメリカでは保険所やら何やら出てきて大事に)なので、今のところはそのまま、にしてありますが。
当然日本及びアジア各国の感染症のリスクについては、帰国時毎回小児科からレクチャーを受けています。
(ちなみにこの我が家のドクターは日本人で、多数の日本からの駐在組のご家庭の為に母子手帳の方もケアして下さっているので、日本とアメリカの両方のシステムについてかなりいろいろな話を教えて頂いてます。)
きょこさんのコメントで気になったのが麻疹の接種率の低さです。
今日本は小学校の就学時にどの位の強制力を持って予防接種をさせているのでしょうか?
こちらでは決められた予防接種を決められた時期に決められた回数接種していないと幼稚園にも行けない位徹底しているので、6割程度という数値はかなり驚きです。
自分たちの小学校入学前のツ反で陰性になった同級生は種痘打ち直しだったのを良く覚えているのですが、逆に今のほうが何でも「任意」ということで徹底していないのかな・・・心配です。
それからRyuさん、
老婆心ながらのアドバイスですけれど、姫を連れて1ヶ月以上日本に帰る場合(NZ国外に出る場合)、彼女の予防接種の履歴は持っていったほうがいいです。
宇宙人が一回日本で風邪をこじらせて日赤の救急のお世話になった時にアドバイスされました。
NZもアメリカ式にカードになっていればそのままコピーして持っていけばいいんですけれど。
うわっー、大失敗。
種痘のことが頭にあって、
>ツベルクリン自体は種痘という予防注射の反応をみるもの
とか書いてる自分。
当然これはBCGです>種痘。
やっぱりしばらくコメント欄からプチ隠居しよう・・・
Posted by: MM : August 21, 2004 4:02 PM>MMさん
もちろん、接種履歴は持っていってますよ。
きょこさんも読んでらっしゃるので、ちょっと言い難いのですが、日本のシステムはあまり信用できないというか、我々にとっては恐ろしい部分がありますので。
実は娘は、生後すぐに日本とNZを半年ずつ往復する生活をしていたので、日本でも接種を受けています。
予防接種一つとっても、お国柄の違いがハッキリ出ますね。
詳しくは書かないですけど、NZのシステムの方が安心です。
三度、登場(笑)
MM様、スミマセン、揚げ足をとるつもりは毛頭ありませんでしたので、お気を悪くなさいませんよう。
何しろ、ここって訪問人口が多いですから、あの投稿を読んで「BCG受けさせて下さい」とかいう成人が増えるとまずいと思いまして・・・。(多いんですよ、そういうケース。しかも、結核対策に疎い医師の場合、それで打っちゃうし・・・爆)
確か、アメリカはカリフォルニアだけでなくて、基本的にBCGはしていないと記憶しています。ニューヨークのスラムの中にある結核の診療所スタッフも定期的な胸部x線検査とツ反で感染チェックを行って、危険性が高ければ予防的な服薬をする、という対応だったと記憶しています。
それから、麻疹の接種率についてですが、見直して冷や汗。私の方も言葉足らずでした。
日本の場合、麻疹の接種年齢は生後12ヶ月以降7歳半まであるのですが、この全体でいうと80%前後にまで高くなります。
ただ、麻疹患者の大半は1歳児でして、1歳代の接種率は、ということを入れるのを完全に落としてますね・・・(汗)
Ryuさん、お気遣いいりません。私も感染症対策に関して(他のこともですが)日本のシステムを信用してません。(爆)
感染症対策(昔でいう伝染病対策・・・こっちの方が生々しいですね)は、もっと強気で行くべきだと思います。でも、これから共働きが増えて、麻疹接種受けていない子どもが保育園で感染拡大させたりしたら訴訟がバンバン起きて、保育園なんかは予防接種していない子どもは入園拒否、っていうことも起きてくるでしょうね。(今も、入園時なんかには接種歴を確認して未接種者には接種するよう「勧奨」するものとされてはいますが、ザルですね。)
今は別の部署で別の仕事をしていますが、結核担当の時には、いつもシステムの不備というか弱さを痛感しておりましたので・・・。
もう少し力のあるシステムだと私たちも動きやすいのですけど。
きょこさん、何度も懇切丁寧なフォロー、本当にありがとうございます。
プロフェッショナルからこうしてきちんとご説明いただけるなんて、願ってもいないことで、感謝しています。
麻疹接種率8割ときいて、ちょっと安心しました。
ちなみにこっちはほとんど麻疹がないんですよ。
日本人移民は、日本から持ち帰ってくるのをけっこう警戒していたりするようです。
August 17, 2004
ファーストエイド、一例。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。冷たい南西風40km/h。最高気温10度、最低気温3度。
海洋気象 - 南西20ノット、夜に30ノットに。海況は次第に荒くなる。
■ 予報通り、晴れて寒い一日。ただし、予報ほどの風力はなかったような気がする。
-------------------------------
■ 一昨日の怪我の具合、経過は非常に良好。この段階で傷口が開くと厄介なので、用心のためにトレッキングポールを杖代わりについて歩いているけど、この分なら明日には杖なしで歩けそう。金曜日には走れるかな?
せっかくなので、処置の仕方をご参考までに。
まず受傷直後の自分でやった応急処置。
最初にまず水道水を勢いよくかけて傷の奥まで洗い流した。最近の治療法に従い(後述の「新しい創傷治療」のサイト参照のこと)、消毒薬は使用しなかった。傷の治りが早いのは、このおかげかな?
次に傷の上に、粘着性のないフィルムで覆われた薄いガーゼ状のパッドを当て、その上からテーピング用のテープでグルグル巻きにした。
ファーストエイドにはR.I.C.E.といわれる処置がある。これは「休息、冷却、圧迫、挙上」の略で、要するに患部を圧迫して冷やしつつ心臓より高い位置に保って安静にしなきゃいけないということ。ただ、このときは仕事中で休息も冷却も挙上もかなわない状態だから、せめて圧迫のためにテープはかなりきつめに巻き、傷口をふさいで止血もしてしまおうと試みた。これがうまくいき、帰宅後に主治医に見せたときにはすでに傷がふさがって出血も完全に止まっていたのは、一昨日書いたとおり。ま、主治医が傷の深さを見るために、傷口を開けたので、また盛大に出血し始めたんだけど。
家に帰って風呂に入ってからは、家人(彼女もプロのセラピストなので、もちろんファーストエイド資格保持者)に処置を頼んだ。
最初はセオリー通り、蝶々型に切った粘着テープ二本で傷口を貼り付けようとしたのだが、なんせ足の裏だし、上記の通り主治医に傷口を開けられて出血が再開していたので、すぐにはがれる。
そこで、生理用ナプキンで傷口を強く圧迫していったん血を止めた後、卵の殻の内側についている薄皮を貼り付けた。これは患部にピッタリと貼り付いて覆ってくれる上に、乾くと縮むので傷口を縫いつけたのと同じような効果が期待できるし、白身の粘着力のおかげではがれない。僕はテープの粘着剤にかぶれやすいのだが、卵の白身なら平気。
念のため、この薄皮の上を粘着テープで押さえた。
その後、多少血液がにじんでも構わないように生理用ナプキンをあてがった上から、手拭いで患部を絞り上げ、足首の周りで結んでおしまい。
今朝までこの状態で過ごし、今は生理用ナプキンを小さなガーゼにに取り替えている。もう完全に傷は塞がっているようなので出血の心配はないのだが、何もパッドが入っていないと何かが当たったときに痛いので、ガーゼを念のためにあてている、という状態。
■ 卵の薄皮を使ったのは実は初めてなんだけど、これってすごく具合が良いみたい。けっこうお薦めかも。(追記:19日の投稿で触れたとおり、雑菌による化膿の恐れがあるので、古い卵は絶対に避けること。出来れば、「素性の知れた卵」が望ましい)
あと、生理用ナプキンも止血に威力を発揮。
ちなみにこの怪我がもし海で起こっていたとすれば、防水のために迷わずコンドームを足にかぶせたと思う。も一つちなみに、コンドームは氷嚢にもなるし、切ればルアーにもなるという、優れもののサヴァイヴァル用品。
ついでだから、聞きかじりのおそろしい裏技をご紹介すれば、動脈を切るような傷で、なおかつ傷自体は大きくない場合、つまり小さな傷がピンポイントで動脈に当たってしまっているような場合は、生理用タンポンを傷にねじ込み、その膨張を利用して動脈からの出血をおさえるという裏技のことも耳にしたことがある。主に貫通銃創などに向いているんだろう。
医療機関へさほど時間をおかずに到着出来るのならば、やる価値はあるかもしれないが、でもあんまりやりたくはないなぁ(^^;
というわけで、生理用品とコンドームは、貴方の性別を問わずファーストエイドキットに常備することを強くお薦めする。
■ 関連過去ログ【ファーストエイド】
◎新しい創傷治療 (3月9日)
◎掃除の件、こんどはこちらで (4月4日)
◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
◎でも、怪我の元……。 (8月15日)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/585
こんばんわ。お久しぶりです。以前、“パドルの向くまま・・・”の掲示板にお邪魔したことのある「もっこ」のきょこさんです。(覚えていただけてるかな?ブランク長すぎのため少々不安ですが)あれから書き込みこそしておりませんが、ちょくちょくお邪魔させて頂いております。
もっこの時と同じ理由で、久々の書き込みをしたくなってしまいました。
ファーストエイドの必需品「生理用ナプキン」について、思い出の話を1つ。
10年近く前、まだ学生だった私は養護教諭免許取得のため、母校である高校に実習に行っておりました。うちの高校はラグビーが結構盛んで、当時もごっついお兄ちゃん達が生傷を作っては保健室にやってきておりました。
実習の最終週には彼ら(ラグビー部)にファーストエイドの講習をする課題が出されたのですが・・・。
そこは学生のやること、いろいろ工夫はするものの、今考えれば何とも教科書どおりの面白くも何ともない講習となったのです。で、私の指導教官から、一言。「ラグビー部の子がする怪我ってね、すごいのよ。場合によったら、そういう処置じゃ手に負えないの。」。で、今度はラグビー部のお兄さん達に「あんたたち、日頃はどうやってるか教えたげて」。
もうお分かりですね。そう、まさしく、生理用ナプキンがラグビー部のファーストエイドキットとして使われていたのでした。こういうのって、本当にファーストエイドならでは、だと未だに印象深く覚えています。
それから、タンポンを突っ込むっていう話ですが。
「死ぬかと思った」っていう本ご存じですか?その中に、確か花粉症で鼻水が止まらなくて、困り果てた方(男性)が思いあまって、彼女の生理用タンポンを失敬して鼻の穴に突っ込んだら、膨張しすぎて今度は抜けなくなって、鼻の穴が切れるほど大変な思いをした、とかいう話が出ていたと思います。
「ヤギの目」でぐぐったら、Web版に行き当たると思うのですが・・・。(もとは、このサイトで投稿された「死ぬかと思った」体験談を集約したのが前述の本らしいですが)
中には抱腹絶倒ものの話もありますし、投稿してる場合じゃないだろう!というようなものまでありまして。もしまだご存じなければ、一度ご覧になってみても、と思います。下ネタが何故か多いのも不思議ですが。
長くなりすぎました。メイちゃん、すっかり大きくなられましたね。いいなあ。
それでは、またお邪魔します。
生理用ナプキンといえば、モータースポーツでは、額に貼付けて汗が目に入るのを防ぐってのはよく聞きます。
>コンドームは氷嚢にもなるし、切ればルアーにもなる
できれば本来の使用法で使う機会があればなぁと(笑)
にしび〜@すっかりごぶさた(ここのブログへのコメントのことですよ)
>きょこさん
お久しぶりです! もちろんよぉ~く覚えてます、覚えてます。
男子高校生がナプキン使ってるってのも、なかなか良い話ですね(笑)
彼らは膝なんかを大きく切ることも多いから、念のため紙おむつも用意しておくといいかもしれませんね。
さすがにアウトドア用ファーストエイドキットには入りませんけど(^^;
鼻が切れて死にそうっていうの、家人と二人で抱腹絶倒しました。
その姿、見てみたいっす。
今度ショージにやらせよう(笑)
>にしび~さん
モータースポーツのその使い方は知りませんでした。
確かに、モータースポーツに限らず、手を離せない競技の場合は汗止めに良いでしょうね。
カヤックマラソンなんかにも良いかも。
> できれば本来の使用法で使う機会があればなぁと(笑)
えっと、本来ってどうやって使うんでしたっけか???(^^;;;
Posted by: Ryu : August 18, 2004 10:19 AM卵殻膜は、細菌にだけ気をつければかなりいい感じですね。
調べてみて感動したのが、パウダー状になったもの(膜自体は繊維がぎっしり絡み合っているのでそれを加水分解することに成功してから化粧品を中心にかなり広分野に使用されている模様)を床ずれに使用するというもの。
http://www.naitoh.co.jp/start.shtml
自分も老人介護経験があるのでわかりますが、ちょっとした保護膜1枚で劇的に違うんですよね。
もちろんありますよ。
データが見つからなかったんですけど、罹患率はひょっとしたらこっちの方が高いんじゃないですかねぇ。
一次産業率が高くて、アウトドア愛好家や裸足で歩き回る輩も多いんで、それも不思議ではないですが。
赤ん坊も、もちろん予防接種受けますね。
そんなあっさりと・・・
http://idsc.nih.go.jp/kansen/k02_g1/k02_15/k02_15.html
ここを読んだら少し怖くなりました。
これに限らず小さいころ受けた予防接種は成人になると効果が薄れるようですね。
裸足で歩かれる際はお気を付けて・・・
Posted by: you : August 19, 2004 12:12 PMなぜかご紹介いただいたサイトが開けないのですけど、幼少の頃の予防接種の効果が薄れるって言うのは承知しておりますです。
気をつけますm(..)m
August 16, 2004
原発事故をなくすには。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。冷たい南西風。最高気温14度、最低気温-3度。
海洋気象 - 南西15ノット、午前中に南25ノットに変わる。海況は一時あらくなる。
■ 僕が休んだとたん、これだよ。快晴で、暴風警報も出てない。まぁ、ホントに南が25ノットも吹いちゃったら、海もけっこう荒れるし、何より寒くてツアーはツライだろうけど。
しかし、-3度か。まさに三寒四温だな。
-------------------------------
■ ちょっと乗り遅れた感もあるけど、むしろ熱しやすく冷めやすい日本人の間では、こういう話は「蒸し返す」くらいのタイミングくらいの方がいいのである、などと勝手に決め、僕なりに原発事故について一言。
■ 危機管理でオマンマをいただいている立場で言えば、まず念頭に置いておくべきは「事故を完全に回避することは出来ない」という鉄則。
僕は「無理」とか「絶対」とか「100%」とか、その手の言葉があまり好きではない。でも危機管理を考えるときは、これらの言葉を残念ながら、どうしても使わざるを得ない。「事故を100%防ぐことは、絶対に無理」ってな具合に(笑)
小説『ジュラシックパーク』の中で、マルコム博士がジュラシックパークの安全システムの崩壊を予言する(映画版にもあるね)。僕はカオス理論だの複雑系数学だのはまったくパッパラパーなんだけど、それでも「完璧な安全システム構築」が机上の空論だということくらいは分かる。
だから、きっと前にも書いたことあると思うけど、僕自身もそのうち必ずシーカヤックツアー中に事故を起こすに違いないと思っている。問題は、運悪く引退前に本当に事故を起こしてしまうのか、幸運にも事故を起こす前に引退できるか、そのどっちになるかっていうだけのことに過ぎない。ま、僕の仕事の話は余談だけど。
■ ともかく、事故ってやつは、とてつもなく意地悪だ。
「あ、しまった、ストック切れちゃってたかぁ。今から田中を買いに走らせても、今日の仕事にはまにあわんなぁ。ま、一日くらい仕方ないか」
とか、
「ありゃ、いつもここに入れてるのになんでないの? あ、そうか! 昨日使って戻しておくの忘れたんだっけ。ま、今日一日くらい大丈夫だよな」
なんていう日に限って、ピンポイントで襲い掛かってくる。
あるいは日常点検してて、
「ここ、そろそろやばいかもな。まぁもうしばらくは大丈夫だけど、念には念を入れて来月のメンテの日に交換しておくか。もしも、ってこともあるからな」
なんて言ってたら、メンテの前日になってその部品が壊れて事故が起こる。
また、マネージャやオフィスの女の子がオフィスを閉めて先に帰り、会社に自分一人だけ居残っていて、電話も使えない(電話はオフィスにある)ようなときに限って、足の裏を切ってしまったりする(笑)
ほんっと意地悪だよねぇ。事故っつぅヤツは、視覚、嗅覚、聴覚はおろか、どうやら第六感と邪悪な意思までそなえているんじゃないかとさえ思う。
もちろん、コストの問題なんかで点検の手を抜いたりしたら、たちまちそこにつけ込んでくるに決まってるのだ。
原発事故だけ事情が違うのなら話は簡単なんだけどね、そうは問屋がおろしてくれない。
■ 原発事故が起こると、ずさんな管理体制があーだの隠蔽がこーだの癒着がどーだのと議論百出して、要は「ちゃんとやらんとおえりゃーせんが!」(注:岡山弁。和訳すると「ちゃんと安全管理やってもらわないと、安心して暮らせんぞ!」)っていうところに議論の焦点が向きがちで、あっちのお偉いさんがペコペコ謝り、そっちのお偉いさんが深刻なコメントを述べ、こっちのお偉いさんの首が飛んでどこぞのお偉いさんが減俸になってハイ一段落、その頃には世間もすっかり喉元すぎて、っていう感じでことが進んで行くんだけど、僕は「それってちょっと違うんじゃないの」と思う。
だって、いくらちゃんとやったって、いくらお偉いさんの首飛ばしたって、「事故は絶対に防げない」のは明白なんだもん。
なんだったら賭けたっていいっすよ。「今後は絶対に原発事故は起こらない」に賭ける人がいらっしゃるなら、僕受けて立ちますのでご一報ください。何賭けようかな。よし、フリルネック U.T.E.10個でどうだ!(笑)
■ つまり、原発事故が起こったときにやるべきことは、管理会社を叱ることでも、責任者の首を飛ばすことでも、今後もっと厳重な安全システムを徹底することでもない(いや、もちろんこういうのをやらなくていいって言ってるわけじゃないんだけどね)。
じゃ、何をすべきか?
■ 「原発をなくす」しかないんじゃないの、やっぱり。
当たり前すぎる? そう、当たり前すぎるの。だからこそ、それをホントにやらねばならんでしょうが、やっぱり。そうすりゃ事故は「絶対に」起こらない。
今回の事故直後、国の原子力委員会が「きちんと対応しないと、原子力政策はやっていけなくなる」 と危機感をあらわにしたそうだが、僕個人としては原子力政策なんぞからは一刻も早く手を引いて欲しいと思っている。
■ でも、「原発反対!」と叫ぶだけで状況が変わるわけがない。ましてや、普段は原発のことなんかすっかり忘れてて、こうして事故が起こったときに、たった3日間だけ「そら言わんこっちゃない」とか「だから原発はダメなんだ」などと言ってみたところで、原発はビクともせず、今後も元気にドンドン事故を起こし続けてくれるに違いない。
そんなヤンチャ坊主の原発をなくすには、電気消費量を減らすしか手がないんじゃないか?
つまり、これは首を飛ばされることになるお偉いさんや管理会社の仕事ではなく、我々一人一人の仕事のはず。
■ やっと話が核心に触れたけど、つまりやるべきことは「省エネ」なんじゃないの?
当たり前すぎる? そう、当たり前すぎるの。だから、それをホントにやろうではないか、っていう提案。
■ 日本は世界でも有数のエネルギー消費大国だ。これは別に企業だけが悪いわけじゃない。各家庭=各個人が、とてつもないエネルギーを消費しているのだ。日本人一人当たりのエネルギー消費量が、他国、とくに途上国と比較してどれくらい多いか、ちょっと調べればいくらでもリサーチ結果が出てくるので、もうあえてここには書かない。
つまりこれを逆からみれば、各個人が少し気をつけるだけで、原発の一つくらいなくすことができるかもしれない可能性を持っている、ということにもなるわけだ。「簡単になくせる」とは言わない、もちろん。でも可能性は大いにあるでしょうに。あるなら、やる価値あると思わない? 僕は思う。
エアコンの設定温度を一度あげる(冬は一度さげる)。自販機の使用を控えて台数を減らす努力をする(自販機一台で一家庭分の電力を消費するそうだ!)。消費電力の一割をも占めるといわれる「待機電力」のカットを心がける。こんなのは、今すぐにでも始められること。
もう少しがんばるなら、ビルの壁をツタでおおうとか、エアコンに頼らずレイヤードで体温調節をしてみるとか、飲み水以外には雨水をためて利用してみるとか(浄水処理にも電力は必要だし、高層住宅なら給水ポンプだって電動)、夕食はロマンチックにキャンドルでとるようにするとか、消費電力の少ない電気製品や照明器具を選ぶとか。
さらにがんばってみるなら、ソーラーパネルや風力なんかで自家発電するなんてのは、相当ダイレクトに節電に貢献するはず。近所のコンビニを使うのやめて、いくつかコンビにを淘汰してしまうなんてのもいいかもしれない(なんてことを書くから、「お前みたいなのがいるから、なかなか消費が拡大しない!」って叱られるんだけど)。
ちょっと頭をひねれば、いっくらでも無理なくやれることはあるはず。
だからといって、よく「夕方6時以降はエアコン停止」なんて非人道的な省エネをやる会社があったりもするが、それもまたちょっと違うだろうがと思う。ま、ここまで突っ込み始めると脱線してきりがなくなるからやらんけど。
あと、防犯用常夜灯を消すようなことは、やっぱりしない方がいいかも(笑)
ともかく、国民一人一人が「原発をなくすために、これをやっています」という意識をきちんと持ち、「一億人のキャンペーン」をやれば、少なくとも一つくらいは減らせるんじゃないのだろうか? 少なくとも、口ばかりで「原発反対!」っていっているよりは、はるかにチャンスが大きいはずだ。
■ つまり、事故が起こったときに我々が言うべき台詞は
「そらいわんこっちゃない、ちゃんとやってもらわないと困る!」
ではなく、
「あぁ、僕の努力が足りなかったせいで、原発をなくす前にまた一つ悲惨な事故が起こってしまった……。次の事故が起こる前に、なんとか一つでも原発をつぶせるくらい省エネに励まなくては……」
であるべきだと思うのだが。
日本人の10人のうち3~4人がこうつぶやくようになれば、日本の原子力政策は変わらざるを得ないと思うんだけどねぇ。
■ ちなみに、僕は決して「地球に優しい」人間じゃない。僕は単に、自分の子供には核に脅かされなくて暮らせるようになって欲しいと願っているエゴイストにすぎない。
「エゴ」が原動力だからこそ、無責任な即席評論家やってるだけでは安心できず、些細なこととはいえ行動がともなってくるのだと思っている。
■ ついでに言えば、ニュージーランドは非核政策をとっているので、もちろん原発はない。
特に僕の住む南島には火力発電所さえ皆無で、すべて水力発電でまかなわれている。ニュージーランド全体で見ても、実は総発電量の大半が水力発電によるもの(降雨量によって発電量が変わるので、全発電量の6割の年もあれば8割の年もあって、割合は一定ではないが)。
かといって日本ほどダムだらけ堰堤だらけ護岸だらけではないのだが、これはまた脱線しそうなネタなので、また今度。
もちろん水力発電だからといって、安心して電力を無駄遣いする気は毛頭ない。だから原発だらけの国の人たちが、なぜあれだけ電力を「垂れ流し」に出来るのか僕には不思議でならない。
■ ちなみに、紙面が足りないので、今回は大気汚染だの温暖化だの、そういう観点からの省エネについては一切触れないことにしたので、その方面からの突っ込みはご勘弁を。
ホントは、省エネってこれらの問題とも絡むし、上でちょっと書いたように経済問題とも密接な関係があって、一筋縄でいく話じゃないのは、僕も百も承知の上なので。
例えば、上でキャンドルのことを書いたけど、本来ならば電灯とキャンドルを比較するには、ある一定の光量を電灯で得るために必要な電力を発電するために火力発電所の出す廃熱や二酸化炭素と、キャンドルのそれを比較し、さらに原料のサステイナブル性や輸送に要するエネルギー、あるいはダイオキシンなどの大気汚染を始めとする環境に与えるインパクトなどの多くのパラメータをいろいろな観点で総合的に比較してみないことには、話はできない。難儀なこっちゃ。
でも、それにしたって、やっぱり原発だけはいらない。ダイオキシンが出ようが二酸化炭素が出ようが、制御できない「核」よりはましだと思っている僕としては、原発も核ミサイルも原潜も、地球上には一つたりともあって欲しくない。だから、僕自身は非核の国、水力発電の国に住んでるんだけど、とにもかくにも節電する。これを書いた以上、今後はもっと節電がんばる。
■ う~ん、仕事続きで疲れて頭も回ってないときに、短時間で書き飛ばしても良いようなトピックじゃなかったなと、書き終わってから深く反省。どうもあちこち詰めが甘い。
でも、ここまで書いてボツにする気合もないし、別のトピック考える気力もないので、エイヤッとアップして、ビールでも呑もう。うん、そうしよう。冷蔵庫の中身を減らせば省エネにもなることだし(笑)
■ その前に改めて合掌。今回の事故でお亡くなりになった方のご冥福を、また怪我に苦しんでいらっしゃる方の一日も早いご回復を、心よりお祈りいたします。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/580
ついさっき、ニュース巡回で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040816-00000115-kyodo-soci
という記事を見つけたところでした。
海水甘く見すぎてますよね・・・発電所の設備の中に「身近な資源だから」という安直な考えで、しかも「環境にもやさしいし」などという危ない勘違いも入って海水を冷却水利用していたとしたら、本当に怖いです。
勿論これは我々が普段海水のみならず、自然界の風とか水の力というものの怖さを体感していないから、でしょうが。
(自分も日本脱出した生活をして初めて「身をもって知った」ことのひとつです、塩の怖さ)
その一方で、昨日のニュース巡回では
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040815-00000015-mai-bus_all
という記事も見つけておりました。
こういうのはどんどん普及させて欲しいですね。取り組みやすいとも思いますし。
さらに、丁度NHKの国際放送で頷きながら見ていたのはこちら。
http://www.nhk.or.jp/gokinjo/backnumber/040805.html#idea03
マンションの話では、階段等の共有部分にも緑のカーテンを取り入れていました。外から見ると、階段の踊り場部分を利用して上から下まで外に面した一角がきれいに一面緑でしたね。
小学校のほうは、確かキュウリを植えていたのでした。収穫する子供たちも楽しそうで、一石二鳥ですね。
あ、もう一つ(今日は突っ込みどころ満載)、今日の記事で触れられていたことの中で、自宅と東京の実家周辺でで実際に起こっていることシリーズ:
・ 防犯灯はモーションセンサー仕様(人影が動いたときのみ点灯)。
電力的なこともありますが、ドロさんはやはりいきなりついた灯りのほうがギョッとするんだそうです。出入り口付近の玉砂利も、足音がするのでかなり効果的とか(・・・って、脱線ついでに前のトピックとつながってしまいました)
・自宅のプール(・・・す、すみません、これは恨みを買う覚悟でカミングアウト。でも逆についていないほうが今は不動産的には売れるみたいですよ、お手入れ大変なんで)。ソーラーで水温調節です。我が家はプールのみの独立型で、前のオーナーが設置していった物。市ではソーラーパネルを設置する場合にリベートを出すプログラムもあり、我が家の様に小規模で独立型でもよいし、大掛かりにして、市の送電グリッドに組み込まれるケースもあるようです。後者の場合、超過電力はどんどんグリッドから他に流れ出てゆくので、勿論その分は電気代から差し引かれてゆくという仕組みらしいです。
・ ちなみに我が市を含む近辺の自治体、「省エネ仕様」の家電購入の際は、リベートが帰ってきます。
・ 日本と違ってかなり大きな会社でも自社ビルよりオフィスをリースしている率が圧倒的なシリコンバレー。かなりの割合で夜中や週末、休日にエアコン切られます。休日出勤や夜遅くのビデオ会議の多い大コブ、よくこの「蒸し風呂被害」にあっております・・・でも、大抵どの会社も炭酸飲料満載冷蔵庫や冷水器装備なので、サウナほどは辛くはないようです。
Posted by: MM : August 16, 2004 6:40 PMはじめまして!gumaと申します。Ryuさんの、真摯で的を射た鋭い眼識と、たっぷりのユーモア、毎日楽しみに読ませていただいています!
さて。今日は原発のお話ですね。私は学生の頃、ロシア語を学んでいたので、チェルノブイリ被災者支援のNGOで活動していました。おかげで、その時期かなり「原発反対」の市民団体の勉強会などにも参加しました。そこでは、やはり、政・官・財の原発推進派の横暴・陰謀を許すな!というトーンが強かったように思うのですが、じいっと目を凝らして問題を見つめてみると、原発を他の発電手段に転換するにしても、究極的には、ああ、我々の側が「電気」を諦めなくてはいけないのだなあ、と思うに至り、愕然としたのを覚えています。本当に当たり前な結論ですが、消費の拡大→経済の伸展→豊かさの獲得、という価値観の根本のところから、疑問を持っちゃうわけですから、大変な選択ですよね。
なあんて、社会や経済全体の行く末に関しては私の手になど負えるわけもなく、ただ、個人的には、「持たない」方式で、省エネに努めています(笑)。家電は、冷蔵庫(小さいもの)とコンピュータ関連(ああ、でもこれは手放せません。。。)しか持っていません。掃除機も洗濯機も、なければないで慣れます、なんてこれはチェコやロシアでの生活でみーーっちり鍛えられたのですが。
原発の問題に関しては、科学的な論拠も、論理的で多角的な考察も重要なのかもしれませんが、病院で通訳をした徐々に蝕まれて弱ってゆく子供たちの姿や、そのときに感じた自分の無力さやくやしさ、直截的な怒りや恐れ、を忘れないでいようと思います。
Posted by: guma : August 16, 2004 10:53 PM>gumaさん
初めまして。
素晴らしいコメントありがとうございます。
こういうシリアスな投稿は、自分のアホさ加減をさらけ出すことになるので、ホントはあまり気が進まないのですが、その反面こうした素晴らしい出会いがあったりするので、ついついアホを省みずに書いちゃったりします。
チェルノブイリの犠牲者をその目でご覧になった経験の前には、僕の空論なんてホント芥子粒みたいなものですが、でもあの事故を繰り返さないために何かしたいですね。
あ、ちなみに貴ブログのリンク先が間違っているよう上手く飛べないので、改めてここに書き換えておきます。
>MMさん
いつもフォローありがとうございます。
海水は、危ないっすね。
金属はけっこうあっという間に腐食しますよ。
マイクロ水力発電は、むしろ遅すぎるきらいもありますが、遅くても始めないよりは一億倍良いに決まってます。
がんばってマイクロ水力、マイクロ風力、そして各家庭レヴェルでのソーラー、どんどん普及させて欲しいですよね。
こういう小規模で安全なインフラを地域や各家庭にいきわたらせることこそ、本当の「ハイテク」だと思います。
緑のカーテンの資料もありがとうございました。
あれって、パッシヴソーラーを勉強しているとあまりにも当たり前のアイディアなのですが、日本ではあまり一般的でないようですね。
これについては改めてまた別の機会に書いてみようと思っているのですが、NHKが分かりやすく放送したんだったら、僕が書くまでもないのかな?
Ryuさん、こんにちは!
原発押し付けられ地域出身者としては、今回の事故は、「ああまたか....」という捨て鉢な気持ちと、チェルノブイリ級の事故が迫っているという恐怖のないまぜになったような気分です。
原子力発電というのは、日本の制度のもとでは、発電が目的ではなく、それに関わる利権でどれだけの人間が利益を得るかという経済システムなんですよね。
だから、開店休業の原発がいくらあっても関係ない。出来上がるまでにかかるお金が大事で、出来上がってしまったらほったらかし。
リスク管理なんて何もしていません。とんでもない放射能漏れを地元ローカル紙が大々的に報道しても全国紙は一行も触れない。たまに今回の事故や以前の臨界事故のようなとんでもないことが起こるとしぶしぶ報道機関も取り上げる....。
原発という制度は、とことん末期的な制度だと思いますよ。地元では公然としている作業員の大量被爆の問題もほとんど公にされないし、臨界事故のその後も何も報道されないし、当事者たちは大金で口封じされている。
原発に頼る地元は、ずっと「必要悪」と言ってきましたが、臨界事故以降は、「不必要悪」と認識されはじめました。
茨城県や福島県の小中学校では、「原子力災害時避難訓練」が行われたり、体育館の表には「原子力災害時緊急避難所」の看板があり、のどかなメロン畑のあちこちには環境放射線モニターと警報が設置されています。
一刻も早くこの「不必要悪」を無くさないと、100%必ず原子力災害で、日本は人の住めない土地になります。
Posted by: uchida : August 19, 2004 7:50 PMuchidaさん、地元の方ならではのご意見、どうもありがとうございます。
ここまでハッキリと簡潔にビシッと書いていただけると、「原発不要!」という気持ちにさらに一本筋が通ります。
そう、おっしゃるとおり「必要悪」なんかじゃないですね。
「不必要悪」です。
要りません。
ホント、おっしゃるとおりこのままじゃ、ホントに100%、「とんでもないこと」が起こって、「とんでもない人数」が犠牲になって、日本は死の砂漠になりますね。
なくしましょう。
August 15, 2004
でも、怪我の元……。
■ 予報
地上気象 - 雨、のちにわか雨。冷たい南西風に変わる。最高気温12度、最低気温2度。
海洋気象 - 【暴風警報】北35ノット、午前中に25ノットに落ち、午後早々に南西20ノットに変わる。海況は最初非常に荒いが、次第に落ち着く。南西の波2m次第に小さくなる。午前中の雨中、視界は悪いが、午後回復する。
■ 夜中の嵐はすごかった。ところが朝にはけっこうおさまってやがんの(^^; 早朝マネージャに電話して、とりあえず決行ということで出社。
出勤中、何本も木が道路に倒れてきてて、峠道は何度かヒヤリとした。
出勤してからも何度もすごい突風が吹き、にわか雨もパラパラ。お客様が見える前はもちろん、お客さまが集合してからも何度も海の様子をマネージャと交代で観に行き、出艇時もマネージャがずっとビーチで見守っていつでも中止できる体制にしておいたんだけど、どうも天気予報が大はずれでなんとかツアーが出せてしまった。
北も南西も吹かず、上空は強い北西、後に西。ところがうねりは最初東から入ってきて、後に北東に変わった。風は概ね穏やかだったのだが、一瞬南東から強いのが吹いた。雨は、ツアー出発直後にかなり強いのが降った後、モーニングティー中にピカピカの快晴。
要するに、ここ6年でも例を見ないほどデタラメメッチャクチャの天候だったのだね。これはかなり神経を消耗した。
マッドマイルは相当荒れてて、場所によってはオーヴァーヘッドどころか2mの波。初心者軍団、よく漕ぎ抜けた! えらいぞ!
こっちはいつどんな荒れ方するかと気が気でないツアーでグッタリだけど、お客様は大喜びだった。 mmt 7
■ さすがに今日は筋肉に疲労がたまりまくってたので、今月5日にご紹介したクエン酸飲料を持っていった。いやぁ、これはやっぱりスゴイわ。疲れないというより、むしろ疲れがどんどん抜けていくのが分かる。恐るべし、クエン酸。
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■ で、昨日裸足のことを書いたとたん、裏目のインシデント発生。我ながら美味しいなぁ(笑)
ベースに戻って片付けをしていたら、マネージャもオフィスの女の子も用事があるので早く帰るという。ときどきあることなので、後の始末は引き受けて一人で片付けを続けていたんだけど、うっかり手を滑らせてコレールの皿を落としてしまった。
普段なら反射的に飛びのいて難を逃れるんだけど、まだ手にたくさん皿を持っていたのと、やっぱり連日の暴風警報下のツアーの疲れがたまってて鈍くなってたんだろね、割れにくいコレールの器が木っ端微塵に砕け散ったところに、そのまま足を下ろしてしまい、土踏まずをザックリとやってしまった。砕ける瞬間も、自分の足が破片の上に下りていく瞬間も、スローモーションのようによぉ~く見えてたんだけどねぇ……。
参ったなぁ、誰もいないときに限ってとぼやきつつ、水洗いして傷をチェックすると、長さは半インチ程度で大したことないんだけど、深さも半インチくらいでこれはちょっと深いかも。かなりの勢いで出血。ビール呑んでなくてよかったぁ。昨日は片付けしながら呑んでたんだよねぇ。アルコール入ってると、出血量が全然違うし、判断力も鈍るしね。
で、隣のウォータータクシー会社に助けを求めようかと思ったけど、あっちももう閉まってる可能性の高い時刻だったし、そもそもよく考えてみりゃファーストエイドは自分で出来るし、割れた皿の掃除やらツアー道具の片付けやらを彼らにお願いするのもなんだかなぁってんで、結局自分で全部やることにした。
ファーストエイドして、床を片付けて、ツアー道具の片付けを終えて、ベースを全部見回って戸締りして、車に乗るまでにかかった時間が15分。やれば出来るじゃん。
さらに15分のドライヴで家に到着、受傷から半時間経過。
こういうときに大家が主治医だと助かる。「縫わなきゃいけなかったら、ここには道具ないから当番の医者のところに行かなきゃダメだぞ」と言いつつ見てくれたが、処置がよかったので完全に傷はふさがって出血は止まっているし、腱や神経も切れていないようで足指の握力や感覚にも一切障害はなし。不幸中の幸い。
で、風呂に入ってから家人に改めて処置してもらってるところに、先に帰ったオフィスの女の子から電話。
「あのさRyu、明日1グループ満員になって、さらにまだ問い合わせ入って2グループになりそうなんだけど、明日って働けるんだったっけ? 月火が休みなのは知ってるけど、出来ればお願いしたいんだけど」
いや、スマン、明日どころか、水曜日も休みもらわんとダメになってしまったのよ(^^; その問い合わせ、悪いけど断ってね。
っつうか、暴風警報化のツアー四連荘やったんだから、もう勘弁してよぉ(^^;;; どうせ明日もまた暴風警報出るような天候、しかもここ数日で最悪の海況になりそうな日なんだよな。怪我してなくたって、たぶん「明日は約束がある」とか言って断ったと思う(笑)
というわけで、裸足自慢したとたん、思いっきり裏目のインシデントでお恥ずかしい限り。皆さんもお気をつけて(笑) でも、懲りない僕はそれでも裸足やめないんだろうけどね。なんせニュージーランドに来てからも、裸足で歩いてて足の裏蜂に刺されたことが二度もあるヤツ(^^; バカだねぇ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/576
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り。南西風次第におさまる。(高)12度、(低)-1度。 [海洋気象] (エイベル) 南西15ノット、午前中に南東10ノットに変わり、午後...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.08
ありがとございます。
ま、裸足暮らししてるとちょくちょくやるんですよ。
本文に書いたようにハチを踏んづけて刺されたのが二度、あとけっこう酷かったのが尖った小石を踏み抜いたときですね。
これも会社だったな(パーティ中だったけど)。
今回のは、そういう意味で一番軽症です。
スパッと切ってるんで瞬時に傷はふさがってますからね。
むしろ、今傷を開かせないようにソ~ッと片足で動き回らなきゃいけないのが面倒なくらいで、別に痛みも出血も化膿の可能性(ダジャレではない)も何にもないですから。
むしろ、身体の疲れの方が酷いっすね。
やっぱ暴風警報化の連荘はツライっす。
August 14, 2004
万病の元?
■ 予報
地上気象 - 晴れ、のち夕方から雨。北の突風。最高気温13度、最低気温8度。
海洋気象 - 【暴風警報】北西15ノット、午前中に25ノットにあがり、セパレーション・ポイントより北では夕方にかけて40ノットに。北部海域は非常に荒れる。北西の波2mにあがる。夕方の雨中、視界は悪い。
■ まぁ~た暴風警報。5日連続。
昨日や一昨日は、暴風警報とはいえ、ツアーフィールドがその日の風向ならあまり影響を受けなかったので、特に問題なく催行できたが、今日の場合は、フィールドと風向きの組み合わせ具合がちょっと微妙で、かなり荒れる可能性もあったのでキャンセルも考えたのだけど、集まった面子を見ると全員屈強そうな男性ばかりだったので、運行決定した。
午前中は北からの風がアストロラーブ・ロードステッドを吹き抜けてけっこうハードな向かい風となったが(ただし上空は西北西)、昼食後は上空の風が西になり、ロードステッド内は完全に風が落ちた。ラッキー。
しかし、こう毎日毎日、虹を眺めつつのツアーばかりやってると、虹がだんだん嫌いになってくるぞ。毎朝出勤中からいきなり虹が出てるのって、不吉で嫌なもんだよ。 b&i 4
■ ちなみに今日は珍しいことにスペイン人が3人いた。英語がちゃんと通じるのが1人だけだったので、その点ではちょっと面倒だったんだけど、いやぁやっぱラテンの人は楽しいねぇ。
なんせマリファナと女の話しかしないし、女の子がいないとなるとゲップもオナラも平気だし、ビーチに女の子がいるのみつけるとカヤックで通過しつつも口説きにかかるし、声をかけるのは女の子だけかと思ったらイヌを見ても子供を見てもナンパするし、四六時中ボブ・マーレー歌いながら水の掛け合いやってるか競争してるかだし、ビーチに上がったとたんに大きな貝殻拾ってサッカーが始まるし、えっとそれからそれから……。まぁいいや(笑)
んで、よくよく聞いてみると、その中の一人は弁護士だった(^^; 大丈夫か?>スペイン(笑)
一事が万事そんな調子だったんで、普段通りのガイドトークなんて全然やる暇なくて、どっちかという連中を見てこっちが笑い転げてるような日だった。暴風警報が出てるだけに、こういうトリッキーなグループをガイドするのは、なかなかスリルがあったなぁ(^^;
きっとヤツラ、グループの中に一人でも女の子が混じってたら、今日の10倍礼儀正しくて、10倍にぎやかだったんだろうな(笑)
よし、今度生まれてくるときはスペイン人になることに決めたぞ。昨日まではオットセイに生まれ変わることにしてたんだけどね、気が変わった。
いや、いっそのこと明日からスペイン人になることにするか。うん、そうしよう。というわけで、明日からスペイン語で書くことにするので、皆さんも今晩中にがんばって習得しておいてください。
■ 明日も出勤予定なんだけど、天候がまたもや微妙。いっそキャンセルになってくれるとうれしいんだけど、オンだったらまたハードだなぁ……。どうせまた暴風警報か、警報ぎりぎりの風だぞ。あっさりキャンセルしようぜぇ>オペレーション・マネージャ
盆に働きづめになるのに懲りて今年は日本に行かなかったのに、なんのことはない、結局こっちでも盆頃にこきつかわれてるんじゃん(^^;
でも、明日からスペイン人になるんだったな。ツアーキャンセルになったら、家で家人や娘相手にスペイン人デビューか。それもなんかバカバカしいな。
って書いてたら、そろそろ本格的に来たぞぉ、デッカイ嵐がぁ! 風も雨もけっこう派手だわ。さてさて、どうなることやら。
キャンセルだよね? ね?>マネージャ
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■ 7月30日に続き、マックラックの試用レポート続報。
あの後もマックラックを履き続けていたのだが、ソックスやセカンドスキンでガードしていたにもかかわらず、靴擦れはますます悪化して火傷でただれたような状態が続いた。
さらに悪いことに、セカンドスキンを貼っていたテープで周りの皮膚もひどくかぶれてしまい、保冷剤で冷やさないと眠れないような状態が数日続き、やっと治ったのが先週。10日以上もひどい状態が続いていたことになる。
でもその間も、律儀にずっと履き続けていたのだ、僕って。えらいっしょ? 試用テストなんてのは、ここまでやってナンボやと思う。
で、一昨日出勤してマックラック履いたら、やっと治ったばかりだというのに、一番ひどかった箇所がすぐに再発しそうになってしまった! もうさすがにこりゃダメだと観念。
ってなわけで、昨日から破れたところを応急処置して、一度は引退したボロ田植え用ゴム長足袋を復活させてしまった。いやぁ、やっぱりこっちの方が100倍快適! 軽いし擦れないしグリップは良いし。スマンがもう一働きしてくれぇ>ボロ足袋
靴擦れが完全にいえて硬いタコになるまで、しばらくマックラックはお蔵入りさせることにした。
っつうか、一回ゴム足袋履いちゃうと、もうマックラックに戻れないよ……(^^;
7月30日以降も何度か膝上まで水の中に立ちこむツアーをやったのだが、とにかく浸水量が多すぎて重くてたまらない。ただでも自重がかなり重い靴に水が思いっきり入るんだから、冗談じゃない。鉄下駄履いて砂浜で修行するような年齢は、とっくの昔にこえてしまっている。
愛用のゴム足袋は、完全に満水になってもマックラックの乾燥重量とさほど変わらん程度なんじゃないだろうか? 一回ちゃんと測定して比べてみようかとも思わんでもないんだけど、まぁそこまですることもないか(笑) こういうのは数値よりも、むしろ体感値の方が大事だよね。
ただ、レスキュー訓練のときには、予定通り一回くらいはマックラック履いて試してみようと思っているので(特にジョンウェイン・リエントリーね)、そのときにはまた改めてレポートする。
■ そういえば、靴擦れがひどかったとき、家人が昔見た南北戦争の映画のことを教えてくれた。家人はタイトルもよく覚えていないのだけど、なんでもとある隊が行軍中にこぞって全員靴擦れ起こし、足がボロボログシャグシャになって動けなくなり、士気も思いっきり下がっちゃって、結局その隊は全滅してしまう、っていうストーリーだったとかなんとか。
米国版八甲田山死の行軍みたいなもんかな?
でも話としてはありえるよねぇ。靴擦れってホント命取り。動けなくなるもん。
ま、靴擦れが出来るからマックラックがよくない、なんてことを言ってるわけじゃないので、その点は誤解のないように。靴擦れは足との相性があるし、薄いソックス一枚でも防げるんだから、それだけで靴の良し悪しを言うわけにはいかんからね。
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■ 足元の話題で脱線を続けよう。
昨日から急に気温が上がって朝が全然寒くなくなったので、裸足の出勤に戻した。
冬季は夏季よりも稼働日数が少な目のくせに、夏季に比べて体調がイマイチすぐれなかったりする。水温や気温が低くて疲労度が高かったり、変に連荘が続いた後に妙に連休が続いてリズムが狂いがちだったり、という理由もあるんだけど、実は僕にとってもっともっと大きな要因は、たぶんビーチサンダルなんだと思う。
冬場はさすがに地面が冷たいので裸足の出勤というわけにはいかず、ビーサンを履いて出かけ、パドリングシューズ(というか足袋)に履き替えるまでずっと履きっぱなし。ツアーから戻ってパドリングシューズ(だから足袋だってば)を脱いだら、やっぱりすぐにビーサンを履かないときっと凍傷で指がもげる(もげないって)。
これがイカンのだ、たぶん。足裏への刺激が圧倒的に不足して、体調調節機能が落ちちゃうんだな、きっと。家の中では裸足だけど、絨毯の刺激だけじゃそりゃ足らんに決まってるよなぁ。
家人はリフレクソロジストなんだけど、だからといって幼子を抱えた母親に毎日毎日足裏をもんでもらうわけにもいかない。多くてもせいぜい週に一度。
でも夏季は海に出ているとき以外はいっつも裸足、特に出勤中はベースで大粒の砂利の上をカヤックかついで走り回るので、これで十分リフレクソロジーになっているらしい。
だから、毎年春になって(あるいは日本から帰ってきて)裸足で出勤できるようになったとたん、体調がよくなることが多い。
もし会社で「職場では履物着用のこと」なんていう規則が出来たら、僕はすぐに別の会社に移るよ、間違いなく。体調管理できなくなるもん。
今年は暖冬だから、なんと8月にして裸足出勤ができてしまって、こいつはうれしい。そしたら案の定、やっぱりてきめんに体調がシャキッとしてきた。まぁ、さすがに8月のことだから、これがいつまでも続くとは思えないけど。
いやぁ、やっぱり履物はいかんねぇ。ビーサンは万病の元だわ。皆さんもお気をつけあそばせ。
靴? ソックス? そんなもんアンタ、めったに履くもんじゃござんせんよ! いっつも履いてたら、寿命縮めまっせ!!(笑)
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■ 追記。19日の投稿に書いたように、怪我すると破傷風の危険もあるので、決してお薦めはしない。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/575
Excerpt: 今日はマリファナの話をします、おいおい、マリファナかよって思う人けっこういるんじゃないでしょうか?私はオーストラリアで外国人といっしょに暮らしていてマリファナへの意識が...
From: ヨギーのアフィリエイトで海外旅行
Date: 2004.09.18
そちらは暖かくなったのは良いですけれど、なんでもスキー場で大雪崩があったと聞きました。本当ですか?
足裏の刺激は効きますよね。
ワタシ、足裏だけではなくて足の指の間や甲も刺激するの大好きなんで(こちらも良く効くんですよ)、万病の元説には諸手を挙げて賛成。
飛行機に3時間以上乗るときには足裏刺激グッズ(手軽なのはゴルフボールを靴下に何個か入れて袋状にしたもの)を持ち込んでます。
あとは、手の指をボキボキ鳴らす要領で足の指を引っ張るとか。疲れていたり立ち仕事が長いとポキポキなるんですよ、これが。で、痛いんですが、その後に体がしゃきっとしてポカポカになるんです。
これは、宇宙人が朝起きない時の必殺技でもありますね(爆)。
ちなみに実家は築40年を越す木造家屋なので、応接間(なんてものがあるところに時代を感じますね)以外は全て畳で育ちました。我が家は寒い日以外そこで裸足になるのがルールだったんです。母が、畳の刺激が足裏にないから偏平足になったりボーっとしたりする子供になる、と信じ込んでいたもので・・・おかげさまで今では宇宙人も家に帰ってくると10分以内に裸足になってます(笑)。
台湾に行ったときに石踏み遊歩道(どんなものかご存じない方はこちら。http://www.nomad.com.tw/colum2004/040713.html 公園を中心に各地にチラホラと。)挑戦しましたが、痛かったのなんのって。老廃物がよほど溜まっているから痛いんだろうなあと思って、老廃物と縁のないはずの宇宙人(当時3歳半)にやらせたら、彼も飛び上がって痛がっておりました(爆。ゴメンネby母)。現地の人はゆっくり、でも足裏をきちんと全面押し付けるように歩いていたんですけれどね。
多分セメントで「固定」されているんで、普通の砂利の様に体重で沈んでくれない分余計に痛いんだと思います。
中華圏の足裏刺激は、奥方のリフレクソロジーの様にマイルドではないんで覚悟はしていたんですが、本当に立った瞬間に飛び上がるほど痛かったです。
あ、ハウスプランにミニミニ石踏み遊歩道入れるっていうのはどうですか?歩道やステップ部分に石や玉砂利入れちゃうとか。
Posted by: MM : August 15, 2004 5:33 AM雪崩、あったみたいですね。
http://www.nzherald.co.nz/storydisplay.cfm?thesection=news&thesubsection=&storyID=3584146
それから、竜巻も……。
http://www.nzherald.co.nz/storydisplay.cfm?storyID=3584534&thesection=news&thesubsection=general
>あ、ハウスプランにミニミニ石踏み遊歩道入れるっていうのはどうですか?歩道やステップ部分に石や玉砂利入れちゃうとか。
ムリに作らなくても、どうせ僕もMayも裸足で外ウロウロするようになると思うんで(^^;
庭にも、きっと砂利まくと思いますので、それで足りるでしょうね。
「マリファナ系」でトラックバックが来ちゃったな(笑)
マリファナネタもね、書こうと思えばもちろん書けるんですけど、これ書くと本格的に「アウトドア系ブログ」っていうところから外れていくんでねぇ……。
いやもちろん、ドラッグ文化をバックパッキング文化と同根のヒッピー文化の落とし子として論ずれば、ケンキョーフカイできることは出来るんですけど、毎日書き飛ばす短文で、そこまで大変なことは出来ません(^^;
しかし、トラックバックってのは「ウチのブログで、オタクのことを話題にしました」っていうことを通知するシステムだよね、本来。
今回のケースは、限りなくスパムに近いトラックバックだなぁ。
ま、とりあえず消さずにそのまま放置しておきますが。
July 21, 2004
プロガイド御用達と、エクスペディション仕様。
■ 予報
地上気象 - 曇り。南西風。最高気温13度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。セパレーション・ポイントより北は、夕方に西15ノットに。海況はおだやか。
■ 今朝はかなり寝坊したのだが、僕が起きた時点ではピッカピカの快晴。大ハズレじゃんと思ってたら、案の定後になって、
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温13度、最低気温1度。
に書き換わってやがんの(笑)
■ にしび~のニッキ 6月14日のコメント欄で、アウトドアグッズによく見られる「一生モノ」という秀逸なコピーについて書いていたところ、それをご覧になったツォンさんから拙ブログ6月24日のコメント欄に「一生モノについて正式に書いては」とのお薦めをいただいた。
あの時点では躊躇したのだけど、せっかくだから少し違う切り口から書いてみようかなと思い直した。
(ここで思い直さなきゃ、業界内で摩擦を起こさずにすむのにねぇ。まったく損な性分だわ、ハハハ……。)
■ というわけで「プロガイド御用達と、エクスペディション仕様」。
アウトドアカタログや雑誌記事を眺めてると、「プロガイド御用達」の類の言葉をときどき見かける。これも「一生モノ」同様、消費者をフラフラッとさせる良いコピーなのだが、僕はその大半に、「これのどこがプロ御用達なんだよ!」とツッコミを入れている。
見たところ、それらの大半は「エクスペディション仕様」なのだ。
何が違うのか?
■ エクスペディション(遠征、冒険、探検)では、超極限状況を想定した装備が必要になる。
だから少々高価でもいいから(命は金にはかえられない)、オーヴァースペック気味の性能が要求される。
一方、エクスペディションは「期間限定」だ。つまり極端にいえば、遠征が終わった翌日に壊れてもかまわない、ということになる。
もちろんエクスペディション用品は耐久性最重視で作られているが、それは「想像を絶する悪天候下でも壊れない」という意味であって、「何年も何十年も使える」という意味での耐久性は必ずしも必要とされていない。
これがエクスペディション仕様だが、競技仕様もこれに順ずると考えていいだろう。
■ それに対して、プロガイド(以下、プロ)御用達ってのは、つまり毎日の仕事道具、仕事着のこと。ジャンルやフィールド、マーケット層によっても左右されるから一概にいうのは難しいが、プロというからには、とりあえず年間最低でも100日はフィールドで仕事する人のことを念頭において話してみよう。
プロの場合、エクスペディションのように超極限状況は想定しなくていい。そういうときは、お客様をフィールドに連れ出してはならないから。
つまりプロには、オーヴァースペックな道具は必要じゃない。
逆にプロが道具に要求する条件は、なんといってもリーズナブルな価格と堅牢さである。エクスペディションと違って仕事はエンドレス。道具もどんどん壊れる。エクスペディション仕様の高価な道具で全部揃えてたら、赤字になっちまうってば。安くて壊れない道具、これが一番。
もっとはっきり言えば、壊れるまでの日数で購入価格を割って「一日あたりのコスト」を計算したり、ワンシーズンで壊れた道具の価格を合計して「ワンシーズンあたりのコスト」を算出してしまうような人種がプロなのである。
つまり、風速100ノットの嵐に耐える性能はいらないから(50ノットに耐えてくれりゃ十分だ)、南半球の激烈な紫外線に一年間毎日さらされ続けても劣化しない道具、こういうのがプロとしてはありがたいのだ。
■ 自動車にたとえれば、エクスペディション用具はラリー仕様レーシングカー、プロ御用達はタクシーやバス、ってことになるか。
■ つまり、短パン一枚に一万円近い価格と「プロ御用達」ってコピーがくっついていたら、そりゃ眉にたっぷり唾を塗りつけた方がいいってこと。
短パンなんぞどうせワンシーズンでダメになるのに、貧乏と相場が決まったアウトドアガイドが我も我もと一万円近い金を払うはずがない。そんなことするのは初々しい新米ガイドだけだろう(笑)
■ ただ、その短パンを使ってるヴェテランガイドがすごく多い場合もある。そういうのにはちゃんとカラクリがあるのだ。
例えばニュージーランドのアウトフィッターの場合は、職場安全基準法の関係でユニフォーム支給が義務づけられている。小さな業者は守っていないことも少なくないが、遵守してる大手業者の場合、メーカーから直接商品を仕入れてガイドに無料支給するので、いくら店頭価格が高くても、それらは自然と「プロ御用達」になってしまう。
例えば今シーズンのうちの会社のガイドは、揃ってマックパックの短パンを穿いていた。確かに良いパンツなんだけど、でも「プロのチョイス」というわけではないのだ(それを言うなら、フリルネック U.T.E.の方がよっぽど「プロのチョイス」だ)。
米国のことは知らないが、似たような制度があっても不思議じゃない。
日本の場合も、ショップ併設のアウトフィッターの場合は、そもそも卸価格で入手しているので、スタッフは「プロにも安心な価格」で買えるし、ショップ部門を持っていないアウトフィッターの場合も、卸価格でグッズを買えることが多い。
だから店頭では高価なグッズを、「安かったから」という理由だけで使っているプロがいたって不思議ではない。
あるいは、プロの場合はメーカーからモニターとして無料支給されてテスト使用している場合もよくあるのだ。
■ というわけで、「プロガイド御用達」のコピーにはよくよくご注意を。
以上で見てきたように、プロが使っているものすべてが、本人自身が選び、自腹を切って定価で買ったものだと思ったら大間違い。
試しに彼らにきいてみるといい。「定価で買わなきゃいけないとしても、やっぱり同じものを買って仕事に使いますか?」って。「それなら別のものを」とか「やっぱり買うけど、仕事に使うのはもったいない」なんて答えも、決して少なくないはずだ。
でも、事実としてプロが使っていれば、メーカーやショップは「プロ御用達」というコピーをすぐに使いたがるのである。
オソロシイ話だねぇ。
■ だからプロはヴェテランになればなるほど、上記のような「裏技」が使えない場合は、アウトドアブランド品じゃなくて土木作業用とか園芸用とか漁師用とかの、「本物のプロ仕様グッズ」に手を出すようになる傾向がある。
ま、この傾向はプロに限らず、ヴェテラン・アウトドアズマン全般に言えることだけど。
■ もっと正直に言えば、アウトドアブランドの道具を定価で見た場合、高価なわりに案外壊れやすくて、コストパフォーマンスが悪いことが少なくないからだ。
上記のように短パン一つとっても、アウトドアブランド品は一万円近いものもあるが、「一日あたりのコスト」で比較すれば、数百円の安物に圧倒的に劣るのが普通。
皮手袋だってアウトドアショップと作業服屋では10倍近い価格差があったりするが、耐久性や実用性に10倍も差があるわけないことは、言うまでもない。
「アウトドアブランド品=堅牢」というイメージは、残念ながら必ずしも正しいとはいえないのだ。
しかも、こまめに探せば数百円の短パンのなかにも、ちゃんと仕事に使えるものも見つかったりするから、この方がかえって面白かったりする。
ここが大工道具と思いっきり違うところだ。
■ もうご存知の方も多いと思うが、例えば僕ももうかなり長いことパドリングシューズの代わりに、夏場は普通の木綿の地下足袋かメッシュ状の温暖地用田植え足袋を、冬場はヒザまでの田植え用ゴム長地下足袋を愛用している。
日本滞在中は、アウトドアショップよりもホームセンターやユニクロに足を運ぶことの方が多かった。にしび~のニッキ 7月17日にも同じようなことが書いてあったけど、惜しげなく仕事で使いつぶせるウェアを探そうとすると、どうしてもそうなる。
■ ただ、ここでアウトドアブランドの肩も持っておかないと不公平だろう。プロの眼鏡にかなう価格と耐久性をバランスよく備えた商品が少ないのは、ムリからぬ点もあるのだ。
(理由その1)
「本物のプロ仕様グッズ」と比較して、圧倒的に消費量が少ないのでそもそもコストダウンが難しい。
(理由その2)
流通量が少ないので、フィードバックそのものも少ない。
(理由その3)
そのくせライヴァルとの競争のために、毎シーズンのように製品開発を繰り返さなくてはならないのでますます開発コストがかさむ上に、同じ商品をずっと作り続ける「本物のプロ仕様グッズ」と比較すると、かえって長期にわたる耐久テストの結果がうまく製品にフィードバックされにくくなることもある。
(理由その4)
製品テストの際はエクスペディションを前提にせざるをえず、べらぼうに時間のかかるプロの仕事前提の耐久テストはなかなか難しい。
(理由その5)
いったんプロに敬遠されてしまうと、本当にしっかり使い込んだ人からのフィードバックがますます少なくなり、あまり使い込んでいないアマチュアからの満足の声ばかりが届いて改良がにぶり、ますますプロから敬遠されるという悪循環が出てくる。
これを避けようとプロをモニターにした場合も、自腹を切っていない人間から本当に辛口のインプレッションを引き出すのは難しいので、事情は似たりよったり(だから、雑誌に書いてあるインプレなんぞは、話半分で聞いておく方がいい)。
(理由その6)
エクスペディション仕様の性能を少し下げても価格はあまり下げられないが、長期使用耐久性をさらにあげようとすると、むしろ価格は簡単に跳ね上がる。
(理由その7)
かといって、「本物のプロ仕様グッズ」のような「安価で耐久性はあるが、いかにも安っぽい素材」を使うと、ブランドイメージを大いに損なう。
(理由その8)
ムリして作ったとしても、エクスペディション仕様と違って、プロ仕様は数値的に特筆できるスペックがないので、製品の良さを一般消費者にアピールするのが非常に難しいし、プロに対しては「裏技」で安く供給しなきゃいけなかったりするので、どっちにしても儲けを出すのが困難。
■ まだいろいろあると思うが、ざっと考えただけでもこれだけ理由がぞろぞろ出てくる。つまり、小さなアウトドア業界で、趣味のための嗜好品をがんばって作っているメーカーに、「仕事道具」を作れというのがそもそもムリな要求だともいえそうだ(だったらこういう暴露はやめて、そっとしておいてやれ、っていうツッコミが聞こえてきそうだけど)。
だから最近は、僕はアウトドアメーカーに対して、そういうムリはなるべく言わないことにしている。仮に僕が満足するような製品を作ってもらったって、そんなのきっと売れやしないだろう。
僕自身が仮に新商品を一から作って売るとしても、やっぱりプロ向けの製品を開発するのはちょいと二の足を踏んでしまうよなぁ。。
その代わり、僕はユニクロやホームセンターや荒物屋をあさるのである。あるいは、アンダースペックの道具をだましだまし使って、経験と忍耐力をフルに駆使して、泣きながら荒天を切り抜けるのである(笑)
■ 念のために申し添えておくが、これまで述べたことがアウトドアグッズすべてについて当てはまるわけではない。プロが一生涯とことん使い込んでも壊れない「真の一生物」だってあるし、リーズナブルな価格設定でプロが安心して定価で買って使いつぶせるような商品も、数少ないながらちゃんとある。
また、どうしてもそれが必要な場合は、プロだってポンとタイ米、もとい、大枚をはたくことも当然ある。
■ ところで、丸3年愛用した上記の田植え用ゴム長地下足袋(長いなぁ)が先週ついに裂けてしまった。あんなに薄ッペラなゴムだから、ワンシーズンでダメになるかとおもっていたので、スリーシーズンももってしまって、びっくり仰天。さすが、さすがの「本物のプロ仕様」である。
と、喜んでる場合じゃない。真冬用のブーツが壊れたのだ。大変だ。
ってのはウソで、備えあれば憂いなし。実は幸いにも、とあるショップさんから2年ほど前にチョータ・マックラックMK200なるパドリング用ロングブーツをいただいていたのだ。こいつを倉庫から引っ張り出して前回の仕事から使い始めた。
僕らの仕事の場合、腰くらいまで水の中に立ちこむことが多いので、いわゆる長靴タイプのブーツには注意が必要。水が入ると重くて動きが制限され、危険なのだ。
いや、僕らのように立ちこむことを前提としていないアマチュアの場合も、沈脱した場合など、足が重くて艇に這い上がれないなんてことがおこるので、やっぱり長靴は要注意なのである。
マックラックはもともとかなり重量がある上に、内部の遊びが大きくて水がことさらタップリ入る構造だから、いったん満水になったらエライことになるのが一目で分かる作り。愛用していた田植え足袋が非常に軽く、内部にもあまり水が入らない作りだったのと対照的だ。こりゃ相当用心してかからないとまずいぞ。
さらに、ガタイ自体もでかいので、カヤックによっては足がちゃんと納まらなかったりする。
なんでこれがカヤック用として売られてるんだろう???
ともかく、日本でもかなりの人気を博している商品らしいので耐久性に興味があるし、満水時の危険度がどの程度になるのかもプロとして大変気になるので、ミイラ取りがミイラにならないように十分注意しつつ、だましだまししばらく使ってみることにする。もちろん、レスキュートレーニングにも使ってみるつもり。
■ でも次回日本に行ったら、また例のゴム長田植え足袋を買ってくるけどね。なんせこっちのプロの間でも大好評で「輸入しろ! 絶対買う!」と皆やかましいことこの上ないのだ。こういうのが本当の「プロガイド御用達アイテム」なのである。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/481
Excerpt: ■ここんとこ連日、ボヤキ親父モードだな(笑) ま、いいや、本領発揮ってことで。 ◎CASCADE LOOP 店長のつぶやき「犬用ライフジャケットはオモチャじゃないぞ! 」 出た!
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.07.29
基本的に農作業用具&ユニクロは、かなり役立ちますよね!
私もたいへん愛用(兼用)しております!
だって近くにアウトドア屋さんないんだもーん!
あるのは、田植え&農作業道具の充実したコメリとホーマックさっっ!!
KIWIの皆様にゆったら注文殺到するかな?(笑)
Posted by: さだっちょん : July 21, 2004 9:33 PMコメリ? ホーマック?
ゆ、有名ブランドかな、もしかして?(^^;
勉強不足っす、すみまっせん。
でも、注文殺到するかも、ホントに(笑)
キュ、9,800円以下ですか!!??
えっと、送料込みだから、仕入れ価格は……。
盗んでこなきゃダメのようですね(笑)
ちょっと待ってください。
まず倉庫を探し当てて、侵入経路と逃走経路を検討してみますんで(^^;
にしび〜のニッキをたくさん宣伝してくれて感謝(笑)
プロ仕様てまさにそういうことですよね。僕がユーザーに商品を導入して頂く時も、コストと実用域のパフォーマンスでの試算表をもとに検討頂くことになります。
「プロ仕様」ではなく、「いかにもプロっぽい仕様」は素人さんに受けるので、メーカーとしてはやめられまへ〜ん。であります。
Ryuさんが書いている通り、プロがいちいち高級品使ってたんじゃメシが喰えないのだ。
Posted by: にしび〜 : July 21, 2004 11:59 PMそうそう、まさしくおっしゃるとおり、宣伝文句で「プロ仕様」っていわれているものの大部分は「いかにもプロっぽい仕様」で、その分値段を吊り上げてある商品のことが多いっすね。
にしび~さんこと、フリルネックたくさん宣伝してくださってありがとございます。
おかげでよく売れておりますm(..)m
田植え足袋ってどんなもの?と探してみたらこんなページに。
http://www.rakuten.co.jp/netonya/483365/483368/
この下の方のゴム足カバーが実は凄く気になったりして。応用利きそうですよね。
Posted by: MM : July 22, 2004 12:57 PMそうそう、僕のはメーカー違いますけど、こういうタイプです。
一番上のショートブーツタイプを夏に、二番目のロングブーツタイプを冬に愛用してます。
コストパフォーマンスは、ネオプレンのパドリングブーツの数倍~十倍です。
ホーマックにようこそ!?
http://www.homac.co.jp/index.html
いらしゃいませ、コメリへ!?
http://www.komeri.bit.or.jp/
イーバンク銀行とか、ジャパンネット銀行とかのインターネットバンクは、NZからだと口座作れないのかなあ?
ジャパンネット銀行は、郵便口座に振り込めるってんで、作っちゃた。これで、CATVの支払いがインターネットからババッと出来るよ。うれし~(^o^)
>ツォン様、
その口座ネタは某所から引っ張ってきたものと拝察しましたが、建前的には海外からは日本の銀行口座を直接新規開設することは出来ません。
(もちろん抜け道はありますが、最近は厳しい様です)。
インターネット銀行を使用したい場合は、日本に一時帰国の際に口座を作るしかないのが現状です。
>Ryuさん、
ということで、カード決済導入についての最も大きな懸案事項は手数料だと思うのですが、例えば、PAYPALなんかはどうですか?
http://finedays.org/natto/paypal-j.html
という説明サイトを探してきましたが、日本円でもいけるようですし、日本語サービスも一部もあるようですので日本のお客様の方も使いやすいのではないかと。
FDIC insuredでもあるとの事なので、アメリカの銀行としてもある程度の規模と機能は満たしていると思います。
なるほど、コメリもホーマックもチェーン店の名前でしたか。
ありがとございます。
カード決済、ちょっとまじめに検討してみます。
いろいろ情報ありがとうございます。
July 13, 2004
鋼のナイフは、やっぱり気持ちいいのだ。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温13度、最低気温1度。
海洋気象 - 南西10ノット、午後に北に変わる。海況はおだやか。
■ 地上では予報どおりの気持ちのいい一日。
昨夜から今朝にかけて、驚くほど暖かく、いつもどおりの布団だと暑くて足を出して寝ていたのだが、気温を見るとさほど前日と1度しか変わらない。なんだったのだろう?
■ 新たなテロ拠点になるインターネット
テロ組織がウェブを利用すること自体は何の不思議もないのだが、子供向けサイトをよそおうっていう部分に鳥肌が立った。
確かにマーケティング手法としては、言葉は悪いけど「女子供からだます」のは、基本中の基本。しかし、テロ組織が子供向けサイトとは……。
■ うぉぉ、「子供向け」なんて書いてたら、なんか無性にピタゴラスィッチの新作ピタゴラ装置を見たくなってきたぞぉ(どういう連想回路してるんだ?)。
ヴィデオでいつも同じのばっかり見てると、完全に覚えてしまった。材料さえそろえば、お手本なしで再現できるかも。音楽風にいえば、「ピタゴラ装置の完コピ、暗譜」ってか?(笑)
■ って、またおそろしい連想。テロ集団にあの番組見られたら、あれのパクリで「子供向け、簡単な爆弾の作り方、ピタゴラ装置風」なんてものにアレンジされそう……。やだなぁ。
■ 閑話休題。きな臭い話題は横において。
■ 続・短期連載『ナイフの話』前編
以前好評(?)連載していた『ナイフの話』の、待望(??)の続編をお届けしよう。今回のテーマはなぜか「キワモノ」。 いかにもRyu's Logbookらしいネタかもしれない。
以前『にしび~のニッキ』6月28日や『G'sコラム』5月9日のコメント欄で話題にした、四徳肥後の守もどき(以下「基樹くん」と略。深い意味はない)をご紹介しよう。ネタ切れのときために今まで取っておいたのだが、今日晴れて登場となった(^^;
(ネタ募集中です!)

ブレードはメイン、のこぎり、鎌の3枚。
見やすいように、のこぎりブレードをちょいと曲げて写してあるけど、もちろんメインブレードと同じように真っ直ぐ伸ばして使う。ただしグニャグニャする鋼材なのであまり派手には使えない。
短い鎌ブレードの方は、この角度がいっぱいに引き出した状態。当たり前といえば当ったり前なんだけど、最初なんだかいたく感動した。この角度が、鎌の鎌たるゆえんで、これで草が刈れるんだな、って。ホント当たり前すぎてバカみたいなんだけど、なんだか「発見」した気分になったんだから笑っちゃう。
ま、それはさておきこの鎌、小さいくせにけっこう重宝する。
でも、これじゃ三徳ナイフだろって?
あわてず騒がず、グリップ後端をごらんあれ。小さな切込みがあるが別に飾りじゃなくて、実はこれが栓抜き。これで四徳。
でも缶切りはついてない。鎌で開けろってか???(笑)
■ しかし、日本の刃物に「ブレード」とか「グリップ」ってのも、なんかそぐわない呼び方だねぇ。「刃」、「柄」って短くキビキビ言った方がやっぱりしっくりくる。
ま、いいや、もう使い始めちゃったから、今日のとこはこのままバテレン語でいっちまおう。
■ も一つ余談だけど、こっちでは日本のような鎌はみたことがない。死神の持っているような両手で使う大鎌はもちろん西洋式だけど、僕は実際にお目にかかったことがないし、日本のような片手用サイズはあるのかないのかも不明。草刈りは、羊を使うか草刈り機を使うかのどっちかみたい。
■ 話を戻してこの基樹くん、オモチャのようにみえてけっこう使えて、主に家人が庭仕事で重宝している。
ただちょっと不満なのが、メインブレード。本物の肥後の守には、メインブレードの後端に出っ張りがある(きっとこの部分が本物の特許なんだろう)。切るときにあれを親指で押えておくというのが正しい使い方のはずなのだが、基樹くんにはそれがついていないのでブレードの安定感にちょっと不安が残るんだな。
あと、メインブレードを引っ張り出すときにも、この出っ張りがないとちょっと苦労する。やっぱり本物は本物ならではの強みを持ってるもんだなと、ちょっと感心。
まぁ実際のところは、家人はもっぱらのこぎりと鎌ばかり使っているので、大きな支障はないのだけど。
■ 確か小学校4年生の頃、ボーイスカウト(正しくはカブスカウト)で野球バットを作ったことがある。角材をナイフ一本で削りだすという、今考えてもかなりの大プロジェクトなのだが、僕はこのために大振りな肥後の守(本物)を買ってもらった。今回ご紹介している基樹くんよりもさらに一回り大きいサイズだった。
肥後の守といえば、それまでは刃渡り5cmくらいの小さなものしか知らなかったので、小学生の僕にとっては刃渡り15cmのそいつはド迫力で、気分は映画の海賊や山賊の蛮刀だった(当時はまだ『ランボー』はなかった)。
今でこそ手になじむサイズだが、幼い小さな手でこいつを操って角材と格闘するのは、なかなかの大仕事だった。マメだらけになった覚えがある。
残念なことに、苦労の末に完成したバットは、初めての試し打ちで見事に折れてしまったのだが(松材を選べばよかったのだが、日和ってラワン材を選んだのが敗因)、バット一本を削り出した肥後の守の方は、今でも実家の机の引き出しにバック110と並んで眠っている。
ちなみに、我が子が「ナイフ一本でバットを作れ」っていう課題を持ち帰ってきたら、僕なら肥後の守でも洋ナイフでもなく、日本の切り出しナイフを買い与える。木を削るんだったら、やっぱりあれが使いやすい。
■ ナイフってヤツは、使うのや眺めるのもさることながら、なんといっても研ぐのが楽しみ。だから「研いで楽しい」という項目も僕にとっては大切で、その条件からいくと高性能ステンレスブレードよりも鋼ブレードに軍配があがる。
だから、僕のデスク周りにはフランスのオピネルと日本の肥後の守(基樹くん)が転がっている。「思い入れ」という点では、高校生の頃から愛用した高価なバック110やノックス・ソルジャーには勝てないのだけど、使用頻度からいえば絶対に安物のオピネルや肥後の守の方が高い。
オピネルや肥後の守を研ぎ、研ぎあがったばかりの素晴らしい切れ味を味わうとき、ナイフの妖精が小さな祝福をしてくれるのですぞ。ウソだと思ったら、お試しあれ。
■ 本名も書いておかないとマズイかな。
今まで「四徳肥後の守もどき」とか「基樹くん」などといい加減なニックネームで呼んでいたが、グリップには「商標 宗近肥後ナイフ」と記してある。
入手先は、山陽自動車道の三木サービスエリアの売店。価格は確か\800だったかな?
あれ? 三木SAって山陽自動車道であってたっけ? なんか記憶が怪しい。ともかく、「三木SA」ってのは間違いないから、間違ってるとすれば高速道路名の方です。その節はご勘弁を。
そのうち野外道具屋.comとかOutdoor-Market.comとかで売り出されるかもね(笑)
(明日に続く)
■ 関連過去ログ
【短期連載『ナイフの話』】
◎その1 (4月18日)
◎その2 (4月19日)
◎その3 (4月20日)
◎最終回 (4月21日)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/456
切れました(^^;
毎日更新を始めてから4ヵ月半、さすがに息切れしてきましたよ(^^;
一時は向こう一週間分の原稿を書き溜めてあったこともあるんですけどねぇ。
良いライター修行させていただいております。
がんばります。
でも実は、読者の方から「こんなネタいかが?」って、けっこう助けていただいてるんです。
コメント欄常連さんの北半球の私設秘書ことMMさんももちろんそうですし、ROMの方の中にも、そういう方がいらっしゃるんです。
本当にありがたいことです。
心より感謝しています。
皆さん、頼りにしてますからね(^^;
今後ともよろしくお願いします。
ネタがんばって仕入れますね>Ryuさん。
にしび~サマは、そんなにネタにお困りだと思えないところが流石です(ひそかにお邪魔していたりします)。
さて、ナローバンドには辛いサイトですが、ピタゴラときたら押さえておかないと。
http://www.masahicom.com/
そうそう、装置再現の場合、「完コピ」「暗譜」の間に多分「譜起こし」が入りますね。
「耳コピ」ならぬ「目コピ」だけではちょっと辛いでしょう・・・
ネタに困っているというよりは、最近とみに「鶴の恩返し」モードが入っているので、羽集めで済むんだったら手助けしてあげなくてはいけないという母性本能に目覚めます(笑)>Ryuさん。
鶴の恩返しモードは疲れたときに外部攻撃が来ると一気に体力・気力共に消耗しますのでお気をつけて。
きちんと馬鹿モード、オチャラケモードも錆び付かせずに使い分けて下さいまし。
同じ鳥でもにしび~サマはきっと水面下で頑張るポーカーフェイス系水鳥でいらっしゃるのでは?
Posted by: MM : July 14, 2004 8:54 AM>同じ鳥でもにしび~サマはきっと水面下で頑張るポーカーフェイス系水鳥でいらっしゃるのでは?
いま、強がって書こうとしながらスクロールしていたところです(笑)
MMさん 読みが深い!
あぁ、米国カリフォルニアにもお母様ができてしまった。
僕って果報者だ(^^)
ちなみに、「ネタ切れ」を先にブログ上でカミングアウトしたのは、たしかにしび~さんの方が先だったような(笑)
でもね、ブログのいいところは、普通のサイトや掲示板と違って、トラックバックで他の人のネタにすぐに絡んでいけるところですよね。
これでとりあえずネタ切れをしのげたりする(笑)
いつもお世話になっております(爆)>にしび~さん
いや、マヂで「にしび~のニッキ」が毎日更新じゃなくなったら、僕もペースが落ちるかも(^^;
Posted by: Ryu : July 14, 2004 3:57 PMえ゛ー、「親」にされちゃったわけー???(爆)
年女だけどまだ赤いチャンチャンコじゃないのにぃ。
しかも増えたのが「また」むすこぅ???
本当はRyuさんとは二卵性の双子だったりしたら人生楽しいだろうな。
Posted by: MM : July 14, 2004 8:05 PMそう、息子(笑)
二卵性双生児って、いたら面白いでしょうね。
一卵性双生児は、欲しくない(^^;
今、「実はお前には双子(一卵性双生児)のお兄ちゃんがいるんだ」って親に言われたら、気が狂うな(^^;
二卵性なら許せる、うん。
July 2, 2004
サングラスにも、お国柄。
■ 予報
地上気象 - 朝のうちにわか雨、後晴れ。南西風。最高気温13度、最低気温3度。
海洋気象 - 午前中に南西15ノットに、セパレーションポイントより北では25ノットにあがる。夕方には西15ノットに。北部海域はあらくなる。
■ 南西、吹かなかったな。一瞬、まるっきり反対の北東が吹いたけど、あれはなんだったんだろ?にわか雨も、朝のうちじゃなくて夕方近くになってから。ほとんど大はずれ。
でも、基本的にはベタ凪快晴の気持ちのいい日だったのだけどね。
■ ほぼ昨日の期待通り、英国人2名、スコットランド人2名、米国人1名の元気なグループ。昨日とはうってかわって、レーシングカヤック・クラブの練習ツーリングかと思うような「ガシガシ漕ぎまくり系」の一日だった。さすがに一日中レースを挑まれ続けると少々疲れるけど、こういう疲れ方は気持ち良いくらいだな。 marine 5
■ 復帰三日目にして、ようやく身体が慣れてきた。真っ暗なうちから起き出すのもつらくなくなったし、準備もガイドトークも料理もなめらかスムーズになってきた。体力的にももうだいじょうぶ。昨日の夜は疲労がピークで、ブログのコメントにレスもつけられなかったのだけど。
(といいつつ、急ぎの原稿依頼が続けて入ってしまったので、今日もコメントはパスしちゃうんだけど。スミマセン>コメントくださってる皆さん)
ただ、指先がなまっちゃってるのだけは、どうしようもないな。初日に左手の親指、昨日は右手の人差し指で今日は右手の小指と、順繰りに生爪がはがれて痛い痛い。
一ヶ月でこんなにやわになるとは。特に右手人差し指はキーボード叩くのにも多用するから参る。仕事中は気が張ってるからなんでもバンバンつかんで平気な顔してるし、今日の昼なんて、そのはがれてるところに砂粒がはさまりやがったけど、すかさずナイフでこじって取り出したりもしたけど、家に帰って気がゆるんだとたんに、箸ももてなくなるんだから自分でも笑ってしまう。
明日はどの指がやられるんだろ?そのうち全部いっちゃうのかなぁ?指先硬くなるのには、まだしばらくかかるんだろな。あぁ、やだやだ。明日は天候がいまいちのようだし、キャンセルになってくれると、指先的には助かるのだけど(笑)
■ 【『龍の巣』セール情報】
大好評をいただいていますフリルネック U.T.E.を、『夏休み直前セール』と題して7月19日まで割引価格でご提供中です。このチャンスをお見逃しなく。
あとサーメットも、近日販売開始予定です。もう少々お待ちください。
ただしこのアイテムは、ある程度の数のオーダーがまとまった段階で仕入れ発注をするという、ちょっと特殊な募集販売形式をとらせていただくのですが。
■ ところでこのフリルネック U.T.E.、5月10日の入荷情報に書いたとおり、こちらではストライプのモデルが圧倒的大人気で、いくら仕入れてもすぐに売切れてしまう。
ところが、『龍の巣』ではなぜか他のモデルとさほど変わらない程度の売り上げしかない。なぜだろう?やっぱり写真で見るだけだと、カッコよく見えないのかなぁ?
といいつつ、普段使っている二つのうち片方がボロボロになってしまったので、昨日の朝、自分用に一つストライプをおろしてしまった(笑) これで、今使ってるのは両方ともストライプになった。
実をいえば、昨日おろしたのが、僕にとって初めての「最新型」で、鼻元にベルクロの威力をようやく体感することが出来た。いや、こりゃ便利。どんどん進化してくれるから、この帽子はずっと使ってても満足度がいっこうに落ちない。素晴らしい。こちらからのフィードバックも、しっかり聞いてくれるし。
■ 紫外線、白内障誘発も
記事内では西島(豪州ともいう)のことが書かれているが、より緯度が高いここではもっとしゃれにならない問題。
冗談抜きで、ここでは真冬の今時分でさえ、洗濯物を干すのにサングラスをかけないとまぶしくてしかたがないほど紫外線が強い。白内障になるといわれりゃ、「そうだろうなぁ」と素直にうなずいてしまう。
そういえば、お客様の中で一番サングラスを持ってこない率が高いのが、やっぱり日本人、韓国人、中国人の東洋三ヶ国。昔どこかで書いたことあるけど、アウトドアではぜったいに役に立たないような色の薄ぅ~いファッショングラスをかけてくるのも、やっぱり日本人だったりする。
また、「色が不自然に見えるのがいやだから」という理由でサングラスを嫌がるのも、日本人のお客様の口以外からは聞いたことがない。
ついでにいえば、帽子を持ってこない率が一番高いのも、水着を持ってこない率が一番高いのも、ともにやっぱり東洋人。
もちろん、この参加国の中で一番よくカヤッキングにいらっしゃるのは日本人なので、この栄誉ある、いや、この不名誉な「持ってこないグランドスラム」は、今のところ日本人の頭上に輝いてしまっているようだ。
水着はまだしも、帽子やサングラスは、時と場合によってはファッションアイテムじゃなくて、身を守るためのプロテクターなんだけどねぇ。欧米人と比べると、日本人をはじめとする東洋人は(なんて書くと、「何で日本人を『始め』にするんだ!」って他の二ヶ国から叱られそうだけど)、この辺の認識は大きく遅れているようにみえる。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/410
June 30, 2004
ファーストエイド雑感。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。南西風40 km/h。最高気温14度、最低気温4度。
海洋気象 - 南西10ノット、午後は20ノットに。海況はやや荒くなる。
■ 何が南西20ノットだか。昼前から北西に変わったものの最大で5ノット、海面レヴェルだと3ノット程度、午後にはベタ凪。
■ というわけで、一ヶ月ぶりの仕事をしてきた。出社してみるとなんと3グループも運行になっててビックリ。しかも僕のグループは満員御礼で、二度ビックリ。おいおい、真冬だぞ、どうなってるのよ?
身体は思ったほどなまってなくて、というより、むしろ「お、なんだ、一ヶ月サボっても、ちゃ~と漕げるでないの!やっぱオレってば天才かもな」と思わずうぬぼれてしまうほどスムーズに動いてくれた。
その代わり、朝の準備、パッキング、調理、片付けなどの段取りが微妙に手間取って参った。きっと一日トータルすると、20分くらいロスしたんじゃないかなぁ。ホントはあと20分よぶんにオットセイ・コロニーでお客様をのんびりさせてあげられたのにと思うと、なんとも申しわけない……。
実は今日は、ネルソンにあるポリテクという国立職業訓練校のアドヴェンチャー・ツーリズム・コースの学生たちが見学に来てて、僕のグループにもシーカヤックガイド志望の韓国人の女の子が張り付いてたんで、もうちょっとビシッとしたところを見せたかったんだけどねぇ。
ま、お客様は超大喜びだったから、よしとするか。
明日はがんばろ。 seal 8
■ 当ブログのコメント欄でおなじみのMMさんとメールで話していて、ファーストエイド(以下FAと略)のことが話題にのぼった。この学校のサイトの左のメニューを見ていくと、「Red Cross First Aid」(赤十字FA)という項目の下に、別途「Wilderness First Aid」(ウィルダネスFA)という項目がある。
この学校は米国にあるのだが、ニュージーランドでも我々ガイドは一般FA(上記のサイトで言うところのRed Cross FAにあたるもの)ではなく、アウトドアFA(上記のWildeness FAに相当)を毎年受講して認定を更新し続けている。
■ MMさんは、Red Cross FAから独立してWilderness FAが設けられていることに感心されたとか。確かに僕自身も、ニュージーランドに来てアウトドアFAなるものがあるのを知ったときは、さすが本場だ、とすごく感動した覚えがある。
■ 僕は『プロガイド・ワークショップ(PGW)』や『ツアーリーダー・セミナー(TLS)』といったものを日本で開講したりするのだが、そのときにはもちろん、
「FA講習は、最低でも年に一度はぜひとも受講してください」
というようにしている。
しかし、日本の場合は大きな問題がある。日本では米国やニュージーランドのようなアウトドアFA講習が、まず見当たらないのである(皆無かどうかは未確認)。
いやそれどころか、一日とか二日とかの一般FA講習はCPR(心肺蘇生法、いわゆる人工呼吸&心臓マッサージ)だけで終わってしまうケースが多く、それ以外の疾病の処置を習おうとするともっと長時間にわたるかなり本格的な講習を受けなければならない。実際問題として、仕事を持つ人には、これはなかなか難しいものがある。
■ 日本でFA講習を開催するのは、ほとんどの場合消防署だろう。
日本の救急車は大変優秀で、通報からおどろくほどの短時間で現場に急行してくれる。だからたいていの処置は、救急隊員が到着してからで間に合ってしまう。
例外が心肺停止だ。これは文字通り一刻を争う緊急事態で、一分どころか一秒の処置の遅れが命を左右してしまう。
これが日本のFA講習が、CPR一色になる傾向が強いことの背景だ。
■ いや本当は、だからといってCPRだけにしてしまう必要はないのだ。他の疾病の処置も教えるべきだと思う。しかし、実際はCPR一色の講習が多いようだ。
これは邪推なのかもしれないが、消防署側の本音は、
「一分一秒を争うCPRだけは素人のFAを当てにせざるを得ないが、それ以外の止血だのなんだのの処置は、下手に素人には手を出されたくない」
といったところなんじゃないかな、と感じている。
■ ところがアウトドア・フィールドでは、そう簡単に救急車を呼ぶわけにはいかない。場所(場合)によっては、医療機関に患者を引き渡すのに、数十時間を要するだろう。
となると、CPRだけを知っていたってダメなのは、火を見るよりも明らか。言いかえれば、日本の一般的なFA講習を受講していても、まず役に立たないということになる。
■ 確かにアウトドアでも心肺停止事故は起こる。しかしもっと頻繁に起こるのは、出血、打撲、挫傷、火傷、低体温症、熱中症、脱水症、高山病、捻挫、脱臼、骨折などであり、心肺停止はこれらのうちのどれと比較しても、はるかに発生率は低いはずだ。
例えば僕は少なく見積もっても年間5万人が漕ぐというシーカヤック・フィールドですでに6シーズン働いているのだけど、その30万人以上ものお客様の中で心肺停止を起こした人は皆無だ。
(ちなみにウソかホントかしらないが、あるデータによるとアウトドアで一番頻繁に起こる怪我は、火傷だそうで、6月26日の投稿のコメントにも書いたとおり、僕自身この仕事を始めたばかりの頃は、確かに火傷がやたら多かった。)
■ だから僕はPGWやTLSでは、消防署にCPR以外の軽い疾病の処置も講義してもらえないか、たずねてみることを提案している。ダメな場合も、予め希望者をある程度の人数集めてからかけあえば、開講してもらえることこともあるらしい。
■ ニュージーランドの場合は、その点しっかりしていて、FA講習を行う組織自体が複数あって、そのいずれもがアウトドアFAに対応する上に、アウトドアFA専門の組織さえ存在するのだ。
僕は一般FAもアウトドアFAも両方とも何度も受講しているが、確かにその内容は異なる。
いや、そもそもニュージーランドの一般FAは、日本と違ってCPR以外の疾病に対する処置もしっかりと講習するのである。むしろCPRの占める割合は非常に低いといっていい。8時間の講習なら30分程度、16時間の講習でせいぜい1時間といったところだろうか。
だからニュージーランドでは一般FAの講習内容は、ほとんどの部分はアウトドアFAと重なるのだが、しかしながら逆に重ならない部分がそれぞれの性格を決定付けている。
ニュージーランドのFA講習では、必ずシナリオトレーニングが行われるのだが、たとえば一般FAの場合は感電というシナリオがよくある。あと交通事故は、まず間違いなく課されるシナリオだ。
もちろんアウトドアFAには、感電シナリオはない。アウトドアFAによくあるシナリオは、山中で滑落してガケの途中に引っかかっている重態の人を発見し、レスキューを要請しつつ応急処置する、あるいは場合によっては自分たちでレスキューするというようなパターンだ。
あるいは、うちの会社は、毎年が講師を招いて独自にシーカヤックガイド向けFA講習を開講するが、だいたい荒れた海で岩場に叩きつけられて怪我をしたパドラーのサーチ&レスキュー&FAといったシナリオになる。
米国もきっと似たような感じになるのだろうと思う。あるいはFAに関しては米国が最先進国だと聞いているので、もっとスゴイことをやるのかもしれない。
■ ちなみにちょっと脱線気味だが、こうしたシナリオシミュレーションでは、かなり精巧にできたラテックス製の傷口模型をつかってかなり生々しい怪我人メイクを受講者同士でほどこす。これで気分を高めておいて、現場でも皆非常にリアルな演技で重症患者を演じる。
だからシミュレーション中に本当の遭難と勘違いされて、慌てて周りの人が駆けつけてくるという状況も珍しくない。
逆に、こちらがプライヴェートでトレッキングとかに出かけているとき、山中でこういうシミュレーション中の模擬怪我人に出くわすこともあって、これは僕らでもさすがにちょっとギョッとしてしまう。
このエリアはニュージーランドの中でも特にアウトドアの盛んなエリアだから、こういう機会が例外的に多いのだろうけど。
■ 脱線ついでだが、今回の旅でいかに僕の住むエリアが特別アウトドア色が強いかを、改めて思い知った。これも面白い発見の一つだったな。どうしても自分の住むところを基準に考えがちなので、ニュージーランド中がここと同じような感覚につい陥ってしまうのだが、やっぱりここほど「アウトドアバカ」な場所は、ニュージーランドといえどもそう多くはないようで、道行く車の数台に一台がカヤックを載せているようなところはお目にかからなかった。
■ あんまり脱線し続けると、ともどもなく明後日の方に行ってしまうので、そろそろ話を戻す(呑みながら書くと、どうしても脱線が多くなるな……)。
FAに関する違いは、こうした講習のシステムにとどまらない。むしろ僕を驚かせるのが、日本の受講者の少なさだ。
アウトドア活動は、もっともFA技術を必要とする場の一つだ。上記のように、アウトドアで疾病に遭遇した場合は、救急車を待っていては間に合わないケースが多い。
なのに、日本のアウトドアズマンに話を聞いてみると、アウトドア活動のためにFA講習を受けたことがあるという人が少ない。驚くことなかれ、PGWでプロとして実際に活動している人たちに話を聞いても、受講歴のない人、あるいは受講してから何年も経っているという人が少なからず存在する。プロでこれだから、アマチュアは推して知るべし。
ニュージーランドでは、アウトドアのプロは言うに及ばず(蛇足だが、ニュージーランドのシーカヤックガイド資格SKOANZは、最低でも二年に一度のFA資格更新を義務付けている)、アマチュアでもFA受講は半ば常識化しているし、農場などでもフルーツ農場のように常時に人を多く雇うところはFA講習受講が義務付けられているようだ。細かく調べていないので具体的に列挙できないのがもうしわけないのだけど、他にもFA受講を義務付けている職種は多いようだ。(日本でFAを義務付けている職種って、どれほどあるんだろう?)
実際、一般FA講習を受講してみると、ありとあらゆる業種の人たちが「職業柄知っておきたい」と、受講しに来ているにの驚かされる。猟師、漁師、樵、農夫、旅館経営者、アウトドアガイド、そして小さな子を持つ主婦などなど。
また、家人が出産した産院では、退院の際に子供向けFAのヴィデオを観てから帰りなさいといわれた。妻もセラピストという職業柄、定期的にFA資格は更新し続けているので、僕たち夫婦にとってはなんら目新しいヴィデオではなかったが、新米パパママにこうしてFAヴィデオを必ず見せるというシステムには、やはり感心した。
そういうお国柄ゆえ、一般のアウトドアズマンの受講率も高い。いや、そもそも上に上げたような「FAを義務付けられた人」の多くが、プライヴェートではアウトドアズマンだったりもするのだ。
■ きっと、日本の消防署の「出来れば素人にFAはやって欲しくない」という姿勢は、このままでは容易には変わらないと思う。なぜなら「素人はプロの仕事に手を出すな」というのは、日本人の国民性そのものだからだ。きっとここを読んでいる方の中にも、自分の職業に関しては「素人には手を出して欲しくない」と思っていらっしゃる方は少なくないのではないだろうか? ならば役所だけに変われといっても無理な話だろう。
だが、草の根レヴェルでアウトドアFAの要望が高まれば、消防署側の姿勢もきっと変わってくると思うのだが。
■ ちなみに、日本では医師法かなんかの規制のせいで、救急隊員は器具を使った人工呼吸や心臓マッサージが出来ないと聞いている。以前、他の都道府県に比べて異常に心肺停止事故からの蘇生率が高かった新潟県が、実は「違法」にこうした「治療」を施していたことが「発覚」し、問題になったことがあった。
人命救助を、杓子定規にあてはめて医師法違反として問題視するという姿勢は、6月7日の投稿で論じた、日本人特有の人命軽視の傾向の一つのあらわれに見える。まともな神経ならば、むしろ救急隊員にこうした器具の扱いのトレーニングを義務付けた上で解禁するような形で法改正するという風に考えるはずなのだが。
■ ちなみに今回の雑感には、きちんと裏づけをとらずに書いた聞き書きやうろ覚えの部分もある。間違い、勘違いなどがあったら、ご指摘ください。
(裏づけをきちんと取りきれないままにアップしてしまうというのが、毎日更新のブログの弱点かもなぁ。)
■ 追記(11月30日)。
【コメント & トラックバック専用】に2004年11月30日に、MMさんから「今日から成田空港にAEDが導入された」という速報をいただいた。今後も広まることを大いに期待。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/402
Excerpt: ご近所さんに、仕事・仕事・高野山・仕事・サッカー引率・仕事・仕事・温泉・仕事・仕事・お風呂貸し出し業務・仕事・モータースポーツ観戦・仕事・仕事と、まるで回遊魚のごとく、...
From: にしび〜のニッキ
Date: 2004.07.30
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.28
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.28
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.30
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.30
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.30
Excerpt: ■昨日は防災の日だった。昨年から台風、地震の被害が相次ぎ、防災意識は高まっているように思えるのだが、某有名百貨店がドッカンと派手に新聞広告してた防災用品、昨年8月23日にオ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.09.02
Excerpt: ■昨日は防災の日だった。昨年から台風、地震の被害が相次ぎ、防災意識は高まっているように思えるのだが、某有名百貨店がドッカンと派手に新聞広告してた防災用品、昨年8月23日にオ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.09.02
Ryuさん、こんばんは!
FAについて、日本の状況というのは「救命」というところに比重があって、瀕死の人間を「とりあえず助ける」というシナリオで想定されていますよね。
でも、Ryuさんが印象を述べられているように、「生か死か」といった極限の状況は稀で、フィールドで多いのは、「命に別状はないけれど、ここで、おかしな処置をしてしまうと後が大変なことになるぞ」というケースです。
例えば、岩場から落ちたり、酸欠やハイポサーミアが長く続いて脳や四肢の末梢に影響がでるかもしれないといった状況。
脊髄や頭に怪我をした場合には、もちろん下手に動かしてはいけないし、意識があれば、自分でどの程度体を動かせるか、あるいはいくつか質問をして、それに的確にこたえられるかで、現状のダメージを把握して、医療関係者に伝えられるか。酸欠やハイポサーミアでは、意識の混濁がどの程度かとか、末梢で壊死などがどの程度進んでいるかとか、そういったことを把握すると、それへの対処が重要になりますよね。
呼吸停止からの蘇生ももちろん大切な項目ですが、フィールドでのFAの実際や、そもそもFAに至る前にどう予防処置を取るかということを学んでおくこと、学べるシステムを作っておくことが大切な気がします。
それから、セルフレスキューの方法を学び、意識しておくことも大切ですよね。
Posted by: uchida : July 1, 2004 1:43 AMあれ、もうブログになっている>FAネタ。
予想より早い登場でびっくりしました。
しかも自分の名前出ているし、焦りますね(笑)。
こちらもFAというのは基本的にはCPR中心です。
それはプールがある家庭が少なからずあるのが一番の理由かと。
そういった需要があるのを反映してか、カルチャーセンターから大学の一般講座に至るまで、ほぼ毎週どこかでFA/CPR講座は行われています。
しかもどの講座もみっちり1日フルで赤十字の認定証が出るものです。
(単に人工呼吸をちょっと習うというのではなく)
更にinfant CPRは又別に独立しています。
というのも、マッサージの仕方から息の吹き込むタイミングまで一般の物とは違うからです。
さて、この学校のFAのサイト、左のメニューの下の方にCamping Blundersという項目があります。
アウトドアで「絶対・・・する様に」又「・・・するな」と言われた事を守らなかった場合の顛末記ですが、結構笑えます。いや、アウトドア素人の自分としては、大変為になるものも多くあります。
英語で大変ですが、興味のおありの方は覗いてみて下さい。
それから日本で119番通報の際のオペレーターのFA等の知識はどうなっているのでしょうか?
こちらでは救急車は私営なので、通報後に真っ先に飛んでくるのは消防車の場合が多いです。
消防士さんにFA能力、更には救命士能力が課せられているので可能なのですが。
話を元に戻すと、
日本ほど早くFAがやってこないという背景もあり、こちらで救急通報した場合、大抵は「電話は現場に誰かが到着するまで切らないで下さい」と言われるそうです。
そして、オペレーターが事細かにFAの指示を通報者に出し、それが移動中の救急ユニットにきちんと報告されるという形です。
数ヶ月前に運良く長男のカブスカウトの見学で市の救急電話のオペレーションセンターに行くことが出来たのですが、凄かったですよ~。
まず建物は地下(カリフォルニアなので地震等の災害対策)。
電話のオペレーションのみならず、緊急時の対策本部になる様にコンファレンスルーム付き。
しかもその部屋にはスタッフが閉じ込められて外部と接触できないことを想定し、壁一面にFAギア、プレス対応ギア、他機関との連絡用の予備回線ギア、予備食料等が壁一面に収納してありました。
これが「市」単位での装備ですから、郡、州単位なら、凄い設備なのだろうと容易に想像できました。
更に、移民の多いカリフォルニア、英語以外の言語(パニックに陥ったら英語の出て来ない人も多い)に、きちんと対応するシステムもありました!
ということで話は脱線して来ましたが、
要はFAに始まり、危機管理の意識がこれだけ何層にもわたって徹底しているという事に改めて感心したと共に、日本の対応がかなり心配になったというわけです。
例えば地震も予知の話は盛り上がりますが、実際に大被害が出てからの対応については予知ほどには対策が練られているか、不安になります。
「絶対に」起こるものなのに・・・
今回のFA講習会に関するお話し大変興味深く読ませていただきました。
最後の方にありました救急救命士の医療行為についてですが、先日の6月29日のニュースで取り上げていました。
ご存じかと思いますが、ご情報まで。
皆さん、コメントありがとうございます。
カメレスごめんなさい。
>uchidaさん
まったくその通りなんですよ。
危機管理意識が弱いと指摘され始めてからどれくらい経ったか分からないくらい長い時間が流れているのですが、こういうFAやサーチ&レスキューの遅れ一つとってみても、そもそも危機管理を強化しようという意識さえ、いまだに芽生えてきていないように見えます>日本の役所のみならず、草の根レヴェルも
だから、こうやってついついブログでも、この手のネタが増えてしまうのですけどね。
僕が懸念しているのは、これを読んで「なるほど、なるほど」とうなずいて、でもそのまま忘れてしまう人が多いんじゃないか、ということです。
お上に頼ってたら、きっと日本の危機管理レヴェルは永久にあがらないのに。
>MMさん
たぶん、NZも米国と似たようなシステムになっていると思います。
電話も、ケータイからの通報だったらきっと切らないで繋げっぱなしになるかもしれませんね。
オペレータも、FAの指示をすると聞いています。
しかし、外国語に対応しているというのは、さすが米国です。
NZも、ひょっとするとオークランドとかウェリントンとの街になると、そういうのもあるのかもしれないですけど、こんな小さな村では絶対にムリですね。
学生時代、アメリカ人たちと遊んでいて交通事故に遭遇したとき、それまで達者に日本語しゃべってた連中がパニックで一瞬にして日本語を忘れてしまったという事例に実際に立ち会っているので、外国語対応の大切さはよくわかります。
>木幡さん
ニュースでとりあげられてたんですか!?
存じませんでした。
情報ありがとうございます。
どういう論調で取り上げられてたのか、ご存知の方お教え願えますか?
外国語に対応するのは実はここの地域ではなく車で2時間弱ほど離れたところになります。
そこは海軍や諜報機関から派生した国際関係学や外国語習得プログラムが充実しているコミュニティーでして、そこに非英語対応センターがあり、そちらで一括して対応できるようになっているということです。
確かにカリフォルニアだから出来る技ですね、これは。
中西部はだめでしょう。
なにせ、いまだに蒙古班を知らない人がいて、虐待ケースかどうかの確認の問い合わせの電話が州の公の機関から我が家の子供のかかりつけのドクターにかかってくるくらいですから。
アメリカもいろいろ訪ねたり住んだりしてきましたが、場所によって本当に別世界ですので、日本のような普遍的なサービスの質は全くもって期待できないです。
それから携帯電話からの緊急通報は管轄地域の高速警備隊のセンターにまず繋がり、地元警察ではない、というのも最近メディアでよく流している情報です。
これは携帯からの通報者に電話をすぐには切らないことで、自分の現在位置がすぐに分からなくても自分で手がかりになる情報をオペレーターに伝えられること、最悪でも捜査機関が見つけ易くなること、等の含みが当然入っています。
旅行でアメリカにいらっしゃる方も少なからずいると思いますので、簡単な英語で良いですからはっきりと自分は日本語は喋れるが英語はだめなことを言える事、そして、携帯からの通報では時間が余分にかかるであろう事、等の点が頭のどこかに入っているだけでも違うと思います。
Posted by: MM : July 5, 2004 8:04 AMさきほどNHKの国際放送で『難問解決!ご近所の底力』を放送していたのですが、その中で地震災害の際の救助訓練を指導できる立場の一般市民が東京消防庁から災害時の救急ボランティア証明を交付されていることが紹介されておりました。
この証明書所持者は、救急隊員立会いの下なんと一般市民に講義をすることが出来るというので、取り上げられていたのですが。
番組ではいざというときに身の回りのもので救急体制を整える方法がいくつか流れたのですが、一番面白く且つ感心したのが物干し竿2本とポロシャツ数枚であっという間に組み立てた簡易担架。
他にも簡単な捻挫の処置から意識を失って倒れている人を起こさなければいけない際の具体的な方法も、全部ではありませんがチラッと、他にもいくつかアウトドアでも使えそうなアイディアが映りました。
やれば出来るんじゃないですか>消防庁(笑)。
こういった実践的な救急訓練がアウトドア用にももっと行われても良いと思うのですが。
いや、その前に先手を打って、こういった現存システムから利用できるものは利用してしまったほうがいいのかな。
へぇ、そんな証明制度があるんですね!
それは面白い。
消防庁もね、さすがにプロフェッショナルなんで、素晴らしいメソッドはたくさん持ってるんですよ。
例えば、野遊び屋のガイドのショージの兄貴もレスキュー隊員なんですけどね、見てると唖然とするようなすごい技をたくさん持ってますよ。
それを、一般にきちんと公開する気があるかどうかっていうのが問題でして。
おっしゃるとおり、先手を打って草の根からこういうメソッドを「盗む」という心構えになっておいた方がいいかなと思います。
こんにちは、Ryuさん。
救急救命士は、2004年7月から気管挿管ができるようになりました。
http://www.sho-oh.ac.jp/jesa/
kurukuruさん、毎度情報どうもありがとうございます!
トラックバックしていただいたにしび~さん情報のAED規制緩和の件といい、気管挿管の件といい、こういう緩和は本当に素晴らしいですね。
絶対にこれで助かる方が増えますよ。
June 7, 2004
サーチ&レスキューにも、お国柄の違いが。
■ 予報
地上気象 - 爽やかな晴れ。南西風。最高気温13度、最低気温0度。
海洋気象 - 南西15ノット。海況はおだやか。
■ 天気予報に「爽やか」なんて言葉が入るのが、こっちの面白いところ。日本のように「紋切り型の天気予報用語」ってのが、明確に決められているわけじゃないのだろう。だから、5月13日の投稿に見られるような「ん?なんだそりゃ?」ってな、ヘンな表現にもときおり出くわす。
ま、それはさておき。予報どおりの爽やかな小春日和。
ちなみに今後北島の天候もおおむね良好のようで、今週水曜日からの旅行も幸先がよさそうだ。
■ 編集長のところに続き、本日よりこのブログもめでたく模様替え。「最近のコメント」「最近のトラックバック」が追加され、より使いやすくなったので、皆さんこれまで以上にドンドンご利用ください。
■ Climbers missing on Mt Aspiring
昨年11月9日~11日の予定で、ニュージーランド南島マウント・アスパイアリング国立公園に入山していたイギリス人トレッカーが、11日になっても下山せず、11日にワナカ警察署が捜索を開始。
Missing English tramper's body recovered
雪に覆われて捜索は難航。遭難から5ヶ月以上経過した今年4月下旬、やっと遭難者の死体が発見された。
遅ればせながら、マイケル・ジョンソン氏のご冥福を、心よりお祈りいたします。合掌。
■ ニュージーランドの場合、こうした捜索および救助活動にかかる費用は税金で負担され、遭難者や遺族には請求がいかないのが通例である。僕はニュージーランド納税者の一人だが、「外国人遭難者といえども無料。自分や、自分の家族が海外で遭難したときのことを考えてみろ。」という、ニュージーランドの人道的なポリシーには賛成であり、アウトドア業界に身をおくものとして誇りにさえ思っている。
■ しかし、最近これに反対する論調が出てきているのも確かだ。
Guides call for search and rescue insuranceによると、ニュージーランドのオタゴ地方およびサウスランド地方は、昨年6月1日から今年5月中旬までの約1年間に、遭難捜索費用としてNZ$522,000を支出しているという。最近のレートを元にNZ$1=\72で計算すると、\37,538,4000となる。全国となると、この数倍になるから、1億円を軽く超えるはずだ。人口400万人の国にとっては、決して小さくない額である。
同記事の中には、2000年2月の八方尾根遭難事故でなくなったニュージーランド人スノーボーダーの母親が、
「日本で息子が遭難したとき、捜索開始の条件としてNZ$20,000の支払いを命じられました。海外ではこのように、遭難捜索費用は、自己負担なのです。ニュージーランドに来ている海外からの旅行者は本当にラッキーです。彼らは捜索費用の心配をする必要がないのですから。」
と述べ、暗にニュージーランドも日本のように外国人遭難者の捜索を有料化するべきだという意見をほのめかしている。
■ 僕が最初に作った個人サイトは『Aotearoa Mail』である。そして、その次に作った個人サイトが『パドルの向くまま、気の向くまま』だ。
今まで誰にもいったことがなかったのだが、わざわざ『パドル~』を作ったきっかけというのが、実はこの八方尾根ニュージーランド人スノーボーダー遭難事故なのである。
僕はすでに当時ニュージーランドにいた。捜索条件として捜索費用の支払いを捜索隊側が要求してきたという「非人道的」なニュースでニュージーランド中に激震が走ったのを、リアルタイムで体験した。
当時、僕はニュージーランド関連の情報を交換するメーリングリストで活発に活動していたのだが、そこでもこの件は大きな議論となった。そして、そこで僕の意見は完全に空回りした。
遭難事故が起こった際、日本ではすぐに
「バカなことを」
「迷惑だ」
「危機管理意識が……」
「自己責任が……」
などと、安否が分かる前から非難轟々の論調となる。特に、普段それこそ危機管理とも自己責任ともアウトドアともまったく無縁に、ノホホンと生きている輩が先頭に立って、口角泡を飛ばす。
この事故のときもそうだった。そして、僕はそうした論調に、真っ向から立ち向かった。
「遭難が起こったときは、何よりも人命救助が最優先である。危機管理だの自己責任だの、ましてや費用の支払いの問題なんぞは、二の次、三の次である。遭難者の安否が分からぬ間に、金の話だの責任の話だのを持ち出すのは、血の通った人間のすることではない」
と。
しかし前述のように、僕のこの意見は受け入れられなかった。なぜなら、これも前述のように、僕のこの意見に噛み付いてきたのが、アウトドアとも危機管理とも遭難とも縁のない、でもディベートだけは大好きというタイプの人たちだったからだ。
(つまり、ROMっていた人の中には、僕の意見に賛成してくれていた人も少なからずいたはずである、と信じたい。)
いや、えらそうなことを言っているが、実は僕自身も、日本で暮らしていたときは、恥ずかしながらそういう人間だったと思う。ただ、ニュージーランドのアウトドア業界に身をおくようになって、日本との大きな違いに気づき、すぐにこうした態度を恥ずかしく感じるようになったのだった。
だから、僕はメーリングリストでの議論をあきらめ、まず『Aotearoa~』にRisk Management !と題するエッセイを書いた。
ただし、『Aotearoa~』というサイトの性格を考慮し、またその直前に物別れと終わったメーリングリストでの不毛な水掛け論のことも考慮し、ここでは自分の意見を何重にもオブラートにくるんで書いた。
『Aotearoa~』で書ききれなかった悔しさが、存分に意見を述べられる別サイト立ち上げを決意させた。そうして生まれたのが『パドル~』であり、その中のコンテンツ『危機管理考』である。
■ ただ、『危機管理考』を始めとする『パドル~』の中のコンテンツでも、捜索費用の問題を含めた、「日本とニュージーランドのレスキュー体制の違い」については、いまだにキチンと触れることが出来ないままになっていた。
この問題は、文化背景のみならず、レスキュー体制などの政治的システムの問題、レスキュー技術など、論ずるべきパラメータが非常に多く、しかも精神論に簡単に移行してしまいがちな、非常に微妙な問題だからだ。
そういう意味で、『パドル~』というサイトの本当の使命は、まだ達成されていない。『危機管理考』も、最終的には「日本のサーチ&レスキュー」のあり方を論じなくてはならないのだ。そのことは自分自身でも分かっていながら、今の僕には力不足で、なかなか手をつけることができないでいた。
それだけに、今回取り上げたイギリス人遭難事故で、八方尾根の犠牲者の親御さんがこうした意見を述べているのを見て、心が痛んだ。「力不足」と言い訳をして、使命を棚上げにしていた自分が恥ずかしい。
いつになったら着手できるか分からない。やっても、実際に日本のサーチ&レスキューにどれだけプラスの影響を与えられるかも不明だ。でも、僕はやっぱりこの問題にはこれからもかかわり続けなくてはならない。
■ というわけで、久しぶりに僕の遭難事故の捜索やレスキューに対する基本的態度を改めて表明する。
「遭難が起こったら、捜索費用の問題、事故の責任問題や対策問題などは、すべて後回しにし、とにかく人命救助を最優先プライオリティとして迅速に動くべし。」
「そして、縦割り行政の縄張り意識などは捨て、かかるコストなども度外視して、最善最速のレスキュー方法を選択すべし。」
少なくとも、捜索前に支払能力の確認だの担保だのを求めるような非人道的な態度は、僕にとっては許せないものである。
■ ただし、八方尾根の件に関しては、初動が遅れた原因として、支払能力の確認とは別に、二次遭難の危険が大きかったからという理由も聞いている。
この理由は、もちろん僕にとっては非常に納得のいくものである。「二次遭難を避ける」というのは、レスキュー時の基本中の基本である。
だから、ニュージーランド国内では批判が噴出したものの、初動が遅れたことに関しては、僕は特に批判はしない。それこそ、現場責任者の判断にゆだねられるべきである。
■ ここで、もう一つ日本での遭難事故の件に触れる。
1999年夏、玄倉川で未曾有の大量水難事故が発生した。実は日本に向かう飛行機の中であの事故の第一報に接したので、当時のニュージーランドの様子は実際には見ていない。しかし、あのニュース映像を見ていたニュージーランドのリヴァーガイドたちは、口をそろえて、
「なんであの程度の流れでレスキューが出来ないんだ!!??」
と言っていたという。
そして、それを口にしていたのと同レヴェルのニュージーランド人リヴァーガイドは、実は当時もたくさん日本でラフトガイドをしていた、という事実を忘れてはいけない。
ここからは推論になるが、その日本滞在中のニュージーランド人ガイドの中には、犠牲者のうちの何人かをレスキュー出来る力を持った人間が本当にいたかもしれない。さらに、ニュージーランド人ガイドでなくても日本人ガイドの中にも同じことができる人がいた可能性も大いにある、ということも指摘しておきたい。
実際のところ、本当に一流リヴァーガイドにならレスキュー可能な状況だったのかどうかを検証するすべは、今の僕にはない。だから、この話はあくまでも「こういう話もある」という程度のもので、確証のある話ではない。
しかも、もちろんこれはあくまでも「if」に基づく、無責任な推論に過ぎない。そして、「多数の命が奪われた痛ましい事故に対して、『if』で助かった可能性を口にするなど、遺族の気持ちを踏みにじる行為である」という批判があるのも、承知の上だ。
しかし、僕はアウトドア・ガイドである。ガイドの使命は、遺族の気持ちを慰めることではなく、将来の事故を未然に防ぎ、また、将来の事故で一人でも多くの人命を救うことにある。
つまり、過去の事故を分析し、そこから将来のために学ぶべき点を見つけるのは、僕らの責任であり、その作業の中には当然「if」がふんだんに含まれている。
だから、遺族の方には申し訳ないが、このまま話を進める。
なぜあの事故が起こったとき、すぐに一流リヴァーガイドたちにレスキュー要請がかからなかったのだろう?
ニュージーランドの場合、警察や軍などではレスキュー不能だが、民間のプロならば可能だという場合、当然のように民間プロがレスキューにかけつける。
僕の大家マイケル・ブルーアーは、医者にしてケーヴァーであり、妻のサラも同じく一流ケーヴァーだ。数年前に大きな洞窟で滑落事故が起こって、遭難者が深い竪穴の底で脊椎骨折したとき、2日間かけてその遭難者を運び出した大レスキュー劇が展開されたのだが、その指揮者は警察でも軍でもなく、僕の大家夫妻マイク&サラだった。
もちろん、この事故のときも、捜索費用は我々の払っている税金で捻出されたはずである。
■ 繰り返しいう。
ニュージーランドは無料だから優れていて、日本は自己負担だから遅れている、などと、金銭面だけを見て短絡的な意見を述べるつもりは、毛頭ない。それを言うなら、ニュージーランドは救急車は有料である。だからといって、ニュージーランドの救急医療のシステムが、日本のそれに比して遅れているとはいえない。サーチ&レスキューに関しても、同じことがいえる。
むしろ、僕が問題にしたいのは、サーチ&レスキューを取り巻くすべての「システム」の違いだ。「システム」といってわかりにくければ、「基本理念」といいかえてもいい。
もっとはっきり言えば、ニュージーランドに比べると、日本は「本当に人命を大切に思っているのだろうか?」と頭をひねらざるを得ない対応が、あまりに多すぎるのである。
例えば、日本では、レスキュー活動という生命が一刻を争うときにでさえ、警察、消防、自衛隊が縄張り争いを演じ、民間に依頼するなど考えもつかないという風潮があるという(遭難者の人命は二の次らしい)。
また、前述のように、外国人が遭難した場合は、まず捜索費用支払能力が問題にされることもあるらしい(有料か無料かという問題以前の、非人道的な行為である)。
そして、ニュースを見た国民は、人命の心配をするどころか、
「まったく馬鹿なことを! 自業自得だ、自己責任だ、放っておけ!!」
と憤る(評論家の真似事をして気分よくなっているのだろうが、その実人命軽視の発言を口にしていることに、本人はまったく自覚がない)。
僕は、職業柄、ニュージーランドでも遭難騒ぎのニュースを耳にすることが多いが、ここにあげた日本の例のような話は、まず耳にしたことがない。
もちろん、遭難者が見つかったあとには、遭難者の無謀行為などはキチンと非難されることが多い。しかし、それはあくまでも(生還にしろ死亡確認にしろ)、捜索が完了してからの話だ。
ちなみに、ニュージーランドでは銀行がレスキューヘリコプターを運営していたりもするのだ。
■ 日本人は、危機管理能力に劣る。これは国際的によく言われることだし、日本人の僕から見ても、それは当を得ていると思う。
つまり、日本人は「遭難しやすい民族」である、と言い換えることが出来るだろう。
ところが、当の日本の「サーチ&レスキュー」のシステムは、これまたお世辞にも優れているとはいえないのだ。
ということは、「遭難しやすく、そして捜索・救助もあまり当てにならない」ということになる。
太平洋戦争の頃、「お国のために」というスローガンの元に人命は軽視された。僕には、戦後60年たつ今も、その風潮は一切改まっていないように感じられる。
それでいいのだろうか?そろそろ、皆で熟考すべきときではないか?
■ 「人命は、金には換えられない。」
「人命は、地球よりも重い。」
「たった一人だけの、かけがえのない命。」
日本でもよく耳にする言葉だが、言葉だけが上滑りしているのではないか?
これらの言葉を発したその舌の根も乾かぬうちに、「大学の探検部遭難」のTVニュースを目にしたとたん、たった今人命尊重をささやいたのと同じ口で「バカなことを、迷惑だ、自業自得だ、自己責任なんだから捜索なんかしなくていい」と言っているのではないか?
本当に、日本では人命は地球より重いのか?
日本では、人命は金や国籍にに左右されるのではないか?
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/311
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 強い雨、のちにわか雨。強い北西風。(高)23度、(低)15度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】北東25ノット、午前中に35ノットに上がり、昼...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.25
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 強い雨、のちにわか雨。強い北西風。(高)23度、(低)15度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】北東25ノット、午前中に35ノットに上がり、昼...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.25
サーチ&レスキュー(以下S&R)の費用、アメリカでも今の所は納税者の懐から出ています。
が、
スノーボーダーやスキーの絶壁滑降スタントの様なextreme sports系の「おバカ」サン達が近年増加中で、コストが馬鹿にならないという話は聞いたことがあります。
特に、田舎の小さいコミュニティーだと、費用がかさむので、費用を事前にプールする為に募金活動をしているところもあるようです。
私自身は、例えば国立公園など比較的管理しやすい場所は、入場料を上げるなり、明らかに事故の起こり易いテレインに入る場合のみ保険に入るか手数料を払うか、という形にすることには賛成です。しかし、日本の様に「金がなければS&Rが出ない」というのは、言語道断。
多分その背景には、「アウトドアライフも日常生活のメリハリの一環。従って救急車が出動するのと同じ様にS&Rも行われる」という文化と、「アウトドア『遊び』なんて、道楽して事故になったんだから、自腹切って責任とりなさいな」という完全に異なったメンタリティーも絡んでいるのでしょう。
S&Rに限らず、日本のインフラは時代の流れにフレキシブルには対応できないので、システムとしてのS&Rを作り上げるのには、言いたくないですけど、よっぽどの悲劇が起こって、世論に動かされる形での必然性でもないと、無理かもしれません・・・
Posted by: MM : June 8, 2004 4:09 AMそーれにしてもですねー、
ここブログですよね。コラムじゃないっすよね。みんな文章長くて気合入り過ぎって(爆)。
いやいや、旅行前に肩の荷を降ろしたかった+問題提起をしたかったというのは理解しておりますが。
それにしても休暇中ですよねぇ>Ryuさん
デザイン変更といい、原稿(?ってブログでも言うのかしら)の長さといい・・・働きすぎ!
休んでくださいよ、きちんと・・・
MMさん、すばやいご意見、どうもありがとうございます。
やっぱり米国はそういう感じですか。
こちらも、特殊なケースは特別に料金を徴収するとか、保険を義務付けるとかしても良いとは思うんですけどね、僕も。
しかし、日本で「世論」を動かすのは、難しいですよ。
世論は、基本的にマスコミの口真似をするだけなんで、マスコミがそういう動きを先導しない限り、草の根レヴェルから大きなムーヴメントが起こるのは、期待薄。
マスコミが、こういうS&Rのシステム変革の旗振りをする可能性は、低いですよねぇ……。
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ちなみに、ブログっていうのは、もともとこういうコラム的なモノ、個人発信ジャーナリズムみたいなモノが本来の姿だったらしいですよ。
既存の「日記サイト」とは、そういう意味で成り立ちがそもそも違うものだったようです。
最近は流行ってきているので、単なる日記サイトとして活用されているものがものがほとんどですけど、僕自身は、日記とコラムが半々、真面目とオバカが半々、ってな感じで行きたいと思ってます。
正直言って、アウトドアネタ縛りがなければ、毎日オバカネタとコラムだけで埋め尽くすことも出来るんですけどね(^^;
さすがにGofield Weblogで、アウトドアネタを完全に無視することは不可能。
僕、物書きとしては、アウトドアネタって不得意ジャンルなんですけどねぇ(^^;
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閑話休題。
休暇中は休暇中ですけど、それはあくまでも肉体労働部門のシーカヤックガイドの仕事の方だけでして、通販や執筆の方は本日いっぱいバリバリ営業中です。
明日から2週間は旅行に出るので、さすがに全部休みますけど、24日からはまた再開します。
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あと、デザイン変更は、僕がやってるんじゃないです。
ここと、編集長のところと、ごうのところの3つは、Gofield Weblogのテストサイトなんで、メンテはGofieldのスタッフの方々がやってくださってます。
僕らは、好き勝手なリクエスト出したり、不具合報告したりするだけです。
旧ヴァージョンのデザイン変更は、僕自身がやったんですけど、そのせいで逆に不具合を起こしたかもしれないと思われる部分があったので、もう自力でHTMLやテンプレートをいじるのはやめました(^^;
というわけで、「ここがつかいにくい」とか「ここが変だ」っていうようなことがありましたら、3人のどのブログでもけっこうですので、いつでもご報告ください。
Gofield側としては、不具合が解消されれば、行く行くはGofield Weblogをもっと拡大したい意向のようですので。
うーむ
リニューアルしたとたん、難しい話題でしたね。
世論を動かすことは本当に難しいと思いますけど、やはりこーゆー場所で少なからず声にしていく地道な活動は大事だと思いました。
RYUさん>写真使っていただいて光栄です。
休暇楽しんできてくださいね!
そして、くれぐれも事故に気をつけて!(笑)
こんちは、さだっちょん。
別にリニューアルと同期させたわけじゃなくて、偶然なんですけどね(^^;
正直言って、大手マスメディア(大きいから「マス」なので、これは変な言い方ではありますが)には、今やきちんとしたポリシーはきたい出来ないです。
だから、本当の意味で草の根の世論を形成するには、こうしたWebの力の方が頼りになるかもしれませんね。
さだっちょんも、日記でイロイロと声にしているじゃないですか。
あれに僕もずいぶんと勇気付けられてます。
お互い、これからも要らん事言いまくりましょうね。
あ、そうそう、写真、こういう形で使わせていただきました。
ありがとうございました。
おかげさまで、ずいぶんとキレイなサイトになりました。
事故、気をつけます。
ホント、北島は人口密度がこっちとケタ違いなんで、それだけが心配。
って、日本よりはマシか(笑)
タイムリーに出ましたねぇ、人質だったジャーナリスト、国を提訴。
今の日本を端的に表現している話ですね・・・
あ゛ーーーーー。
(というのがワタシのリアクションでした)
ブログですが、そうです、日記スタイルがこれだけ定着しているのは多分日本だけかと。
普通はニュースや時事ネタなどをネット上から拾ってきて、それを元にミニコメントを付けて行くって感じの物がこちらは中心です。
最近、会社のサイトに役員が見解を述べるブログって言うのもはやってますし。
ただ個人的には今回のS&Rネタは、どちらかというと「パドル~」のコラム色の方が強いかなあと思ったのでした。
ブログの方がパブリック度は高いので、それこそ草の根世論を刺激するにはHPよりはいいメディアではありますが。
それにしても、爽やかーな曲者(!)の編集長殿、実は一番足が地についている堅実派ごうさん、そして言わずもがなRyuさん、っていうキャラ3名のブログ、まだ「テスト」段階ですか???
本格始動したら一体どうなるんだろう(爆)。
> 爽やかーな曲者(!)の編集長殿、実は一番足が地についている堅実派ごうさん
ワハハ、よくみてる、よくみてる。
見た目が一番豪快なごうちゃんが、一番慎重派、穏健派なんですよ。
で、一番ヤバイのが編集長です。
僕?僕は日和見主義、出たとこ主義の、一番いい加減なヤツです、ハハハ。
閑話休題。
おっしゃるとおり、ネタ的には『パドル~』向けなんですけど、あそこに書くにはまだ練り方が足りないです。
今回のような走り書きなら、ここで十分かと。
もっと練ってから向こうに転載する可能性はありますけどね。
人質の方は、う~ん、時間切れ。
はじめまして。
ふだんは、たまにROMしているものです。
日本でも最近アメリカのシステム?理念?を
取り入れた川でのS&Rが広がろうとしている
ようです。
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/7633/
また丁度Ryuさんがおっしゃった民間プロの
活動も行われ始めているようです。
http://www.jpsart.or.jp/w3/index.html
もし知っていたら、ゴメンナサイ。
Posted by: hide : June 16, 2004 2:09 AMhideさん、初めまして。
書き込み、どうもありがとうございました。
これらの組織ががんばっていらっしゃることは、僕自身は存じていたのですが(レスキュー3はNZでもがんばってます)、そのことをここで言及しなかったのは、日本が過度に遅れている印象を植え付けることになり、まずかったかもしれませんね。
ご指摘、本当に感謝いたします。
ただ、まだまだ縦割り行政のせいで、こうした民間の活動がサーチ&レスキューの現場に活かしにくいのは間違いのないことであって、その点は皆でしっかり考えていかなきゃいけないですね。
Posted by: Ryu : June 16, 2004 7:33 PM生まれて初めての海外が15年前のNZのワーホリで
1年前にはじめたシーカヤックもあり、なんとなく
お気に入りにいれてROMってました。
なんか家にいてNZに居るいつも読んでいるだけの人
と話したなんて不思議です。
チョッと嬉しいです。
自分がNZで住みたいと思ったのはWanakaで
印象に残った地方はSouthernLandでした。
(今日16日ネタですか?)
これからも楽しく読ませてもらいます。
ありがとうございました。
さっきカキコんだら急にNZの思い出が
突然やってきて・・・・
少し聞いてやって下さい。
たしか南島の旅を終えNelsonからPictonに
向かいヒッチをしたときNelsonのアップルビーとか
なにか名前にりんごが入っているような地名
の中古車屋のBobに拾われ、乗ったのが
「これは500ドルだ!」という小さなオースチン。
そのおじさん(Bob)は峠越えの道の下り坂を
120kmのスピードで突っ込みドリフトさせて
なんなく下って行きました。
(ドリフトする車に初めて乗りました。)
彼はその昔Nelsonの干潟でのダートレース?の
3年連続チャンピオンだそうで息子もラリードライバーを
していたりモトクロスのチャンピオンもいるそう
で娘(当時19歳)も大のバイク好きだそうで
さかんに「トヨタのMR2はいいぞぉ~。」
「日本ではミニ・クーパーは高いだろ!交換しよう。」
と言われたのを思い出しました。
NelsonのYHで会った日本人とNZ人が
普段、裸足で出歩いているのを見て2人して
裸足で映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」を
見に行ったら誰も裸足で来ていないのも
思い出しました。
なんで昔のことが突然こんなに思い出たんだろう?
オレの脳のどこに こんな記憶があったんだろう?
ちょっとしゃべりすぎてしまいました。
もしBobとつながったらおもしろいなぁ~と
思いついカキコんでしまいました。
失礼しました。。。
hideさん、面白い思い出話ありがとございます。
アップルビーっていう場所、確かにリッチモンドの北にありますよ。
残念ながらボブの店は知らないんですけど、今度ちょっと探してみましょうかねぇ。
3年連続チャンピオンって、面白そう。
そういえば、ネルソンはモトクロスとかトライアルのチャンピオンの多いところで、知り合いに全NZトライアルチャンピオンもいますね。
彼とあうたびに、バイクの虫がうずくんで困ります(笑)
hideさん、またNZ遊びに来てくださいね。
イロイロ思い出すと思いますよ。
しかし、15年前の楽園時代のNZをご存知とは、なんともうらやましい。
NelsonYHAも、まだその頃はWeka Stにあったんですよねぇ。
今は、そこはパラディソっていう別のバックパッカーズになってて、YHAは町の中心に移ってます。
June 5, 2004
アワビを思い、食料戦略を憂う。
■ 予報
地上気象 - 一時強いにわか雨。南西風。最高気温16度、最低気温7度。
海洋気象 - 西10ノット、夕方に南西25ノットに。海況はしだいに荒くなる。北の波は1mにおちる。午後のにわか雨の中、視界は良好。
■ 冬至が近いというのに、カンと晴れれば紫外線は日本の真夏のそれよりもはるかに強い。カンカンに晴れた今日の午前中、愛娘を連れてちょっと近所をブラブラしたが、サングラスなしで出かけたことを後悔。
しかし、昼過ぎから曇り、午後にはときおりパラリパラリとする場面も。決して「一時強いにわか雨」は降らなかったけど。
■ 今日のこの投稿は、100通目になるらしい。まずは三桁突入、めでたい、めでたい。
■ 「めでたい」で連想したからというわけでもないのだけど、なぜか突然、久しぶりにアワビが食いたくなった。今年の1月16日(金)にとってきて、すりおろしのわさび和え、肝の酒炒り、刺身、ステーキ、アワビ飯、肝和えスパゲティなどを堪能して以来だから、もう5ヶ月近くご無沙汰。
ウゥゥ、こうやってメニュー並べただけで、生唾がわいてきたぞ。
そこで、何気なくネットで「アワビの旬」を検索したら、母なる海に生きる海女たちなる面白いページがみつかった。
これを読んで、クロアワビの旬が冬だと初めて知った。アワビは全部夏が旬なのかと思ってた。
ニュージーランドのパウア(アワビのマオリ名)って身が黒っぽいのだけど、クロアワビなんだろうか?だとすれば、今が旬ということになるな。
■ こうなったら調べないと気がすまない。さらなる検索で見つけたぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑には、ご近所オーストラリア産のビクトリアアワビ(学名:Haliotis conicopora)なるものが載っていたが、日本のクロアワビ(学名:Haliotis discus discus)とは別物らしい。
一方、手元のニュージーランドの図鑑(紙の本ね)に載っているパウアを見ると、学名はHaliotis australis。この学名って、きっと「オーストラリアのアワビ」っていう意味なんじゃないかと思うんだけど、ビクトリアアワビの学名とは全然違うので、別種と判明。
■ ここでふと思い出した。わざわざ新しいサイトを検索しなくても、貝を調べるなら微小貝があるじゃん。
さっそく行ってみたら、ここで面白いことが判明。Haliotis australisの和名は、サザナミトコブシ!おぉぉぉ!なんと、パウアって、トコブシだったのかぁ!!!
でも、20cm近くになるトコブシって、んなもんもろアワビじゃん。なんでこんなややこしいネーミングを?しかも、オーストラリアには分布してないじゃん!(笑)
ちなみに、このサイト内のビクトリアアワビも紹介しておこう。あ、それより、オキナエビス超科 ミミガイ科の目次を載せておいた方がいいか。アワビの仲間だけでもこんなにいるっての、驚き。
で、この目次にのってるアワビを片っ端から眺めていると、トコブシの英名が「Japanese Abalone」、直訳すると「日本のアワビ」だってのも発見。ヘェェェ、(もはやトリビア状態)。
さらなる大発見は続く(だんだん大げさになる)。
我々はHoliotis australisのことを「パウア」と呼んでいるんだけど、実はニュージーランドにはもう一種類Haliotis irisってのがいて、これの英名が「Paua Abalone」で和名が「パウア貝」じゃん!
残念なことに、このサイトのページではHoliotis australisの画像がうまく表示できないので、普段僕が食っているアワビが、Holiotis australisなのかHaliotis irisなのかよく分からないのだが、そこらに転がってる貝殻みると、Haliotis irisにもよく似ている。う~ん、エイベル・タズマン国立公園やマルボロ・サウンドで獲れるのはどっちなんだろう?
いやぁ、とにもかくにも、実に、実に、大変に、面白い。
■ でも結局、パウア(サザナミトコブシまたはパウア貝)の旬はいつなのか不明。実際、真夏にも真冬にも食ったことあるけど、いつ食っても美味くて、今ひとつ違いは分からなかったし(笑)
というわけで、近日中に獲りに行くかな。大潮っていつだっけ?あ、今日じゃん!しまった。
でも、水相当冷たいだろうなぁ……。
■ ちなみに、以前ニュージーランドのアワビを漂白して日本に大量出荷していたことがあるという話をきいたことがある。何も漂白しなくてもと思うのだけど……。
日本って、こういう恐ろしい輸入食材がイロイロと出回っている国なんだよねぇ。毒性が強く、国内では使用禁止となった農薬とか食品添加物なんかも、メーカーは依然として製造を続けて東南アジアあたりに輸出してるらしいのだが、そういうなめたことをしているツケはちゃんと回ってきていて、そうして作られた農産物や一次加工品は、何のことはない、ちゃっかり日本に輸入されて食卓にのぼっていたりする例が決して少なくないらしい。安居酒屋の焼き鳥なんぞも、聞くと食えなくなるようなシロモノだとか。
自給率の低い日本の食糧事情って、オソロシヤ。
■ なんでも最近は、米国のCOSTCOとかいうスーパーマーケットが日本に進出して、人気を博しているとか聞く。天邪鬼の僕なんぞは、これも米国の体の良い「戦略」の一つではないかと、ついつい勘繰ってしまう。
日本が東南アジアにやっているようなことを、米国が日本に対してやらない保証は、どこにもないわけで、米国内では処理したくないようなシロモノを、日本に押し付けていたって僕はまったく不思議には思わない。だから、米国資本の食品産業などは、特になんだかオソロシイ。
福岡正信老師がわら一本の革命で、米国の戦略兵器としての食糧について警鐘を鳴らしてからもう30年が経つというのに。
■ と、アワビから始まった話が、何だかあまり楽しくないオチになってしまったけど、でも我々ナチュラリストは忘れちゃいけない部分だよね、こういうことも。
少なくとも僕は、子供の世代に安全な食い物を残してやりたいと思う。だから、なるべく素性の分からない食い物には、手を出したくない。僕が手を出して売り上げに貢献すれば、ますますそれがマーケットにはびこることになるから。つまり、「消費活動」にも責任の一端があると思うから。
あと、食い物を戦略兵器として使うという卑劣な行いも、僕は許したくないし。
■追記(2005年12月24日)。
Haliotis australisを、「オーストラリアのアワビ」という意味じゃないか書いたが、後に「南半球のミミガイ」という意味だと判明。謹んで訂正いたします。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/306
Excerpt: ■昨夜、何気なくラテン語の本を眺めていたら、過去のエントリに大嘘を書いていたことを発見してしまった……。 ◎オリジナル版「アワビを思い、食料戦略を憂う。」
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.12.25
アワビ、こっちでも取れるんですよー。
天然の物はゴールデンゲートブリッジの北にゴロゴロ居るらしいです。
密漁がやはり問題になってますね。
南に下ると養殖業者もありますよ。
ナチュラリストではないけど、自分の体に何が入ってくるか位は最低把握したいと思っている一市民の意見として・・・
怖い食品は、こちらでは悲しいことに蔓延していますね。
丁度母校のMLで話題になったのが着色料。
養殖の鮭に入っているんです。
他に個人的に気になって仕方がないのが、ワックス(リンゴのみならずトマトや胡瓜もツヤツヤ)と、遺伝子組み換え食品。
前者はオーガニックの規定を決めるときに、95%以上有機無農薬であること、と決まった際の残りの5%ではないかと噂されていますが(そう、オーガニック物にもワックスかかっている場合があるんです)。
この規定は州ごとに異なり、又頻繁に変わるので、現在はどうなっているのかは不明。
後者は、日本なんかと違い、本当にこちらでは概念が一般に浸透していません。思うにとうもろこしや小麦産業の経済に与える影響があまりに大きく、ロビーがかなり絡んでいるから緘口令が敷かれているような形なのだと思いますが。
でもとうもろこしって、GMOの花粉が飛んでしまってきれいな株(というのかしら)に受粉してしまったらそれまでらしいんですよ。花粉の流れまではコントロールできないからなぁ・・・
あ、米国でもアワビは禁漁なんですか?
こっちはね、長辺が12.5cm以下のヤツは採っちゃいけないんですが、それより大きなサイズは、誰が採ってもOKなんです。
個数制限はありますけどね。
しかも、日本みたいに気合入れてもぐらなくても、大潮の干潮時を狙えば、ヒザくらいの深さで十分採れたりしますんで、大変お手軽な遊びです。
これで水温さえ高ければねぇ。
米国は緘口令もイロイロあるでしょうねぇ。
NZは、比較的安心できる国です。
GEに対しても、国民レヴェルで非常に敏感で、グリーンピースもものすごく積極的に活動しているんで、企業もGE作物を扱っていると、商売にならなかったりする傾向が強いです。
詳しい基準はしらないのですが、オーガニック食品の認定基準も、かなり厳しいようですね。
花粉の流れは、確かに絶対にコントロール不可能ですね。
っていうか、GEを推進している連中は、そこを積極的に利用しているんでしょうが。
おそろしい話です。
ちなみに、鮭ってもともとは白身なんですってね。
甲殻類を食べて身が赤くなるっていうのは、つい最近知りました。
だから、養殖ものは着色料を使っているパターンが多いんですってね。
抗生物質もたんまり使ってあるだろうし……。
ちなみに、僕が聞いた例では、鮭に与える着色料、合成のものではなく、ちゃんと甲殻類の殻を使ったものを与えている場合もあるそうです。
だから、「着色料」といっても、一概にすべて有害で非難に値するもの、とばかりは言い切れないようです。
これが、ますます食にまつわる問題をややこしくするのですけど。
Posted by: Ryu : June 6, 2004 4:03 PM自分は釣りなんか全然しないので、昔ニュースで聞いたことをおぼろげに覚えている程度ですが、アワビは確かシーズンがあったはずです。で、採っていい物とだめな物があったと思います。数量制限もあったような。
Posted by: MM : June 6, 2004 5:40 PM鮭の着色料事件は、確か最近消費者が小売店を訴えたので皆騒ぎ出したといった感じです。
artificialなものをnutrientsという名目で与えていたので、なかなか気がつかなかった、という流れの話なんで、さすがにsyntheticとかchemicalとは言わないまでも、合成物でしょうね。
あ、でも最近synthetic organic うんたら(肥料だったかな?)という、全くもってややこしい言葉を見かけたのでした。
やれやれ(<うっ、Ryuさん病伝染か?!)。
シ、シンセティック・オーガニックぅ~~ッ???
なんですか、その矛盾しまくった言葉は???(^^
いや、矛盾ではないか。
しかし、なんともSFちっくな……。
少なくとも、「人造有機」なんてしろものは、GEだのGMOだのより始末が悪そうなイメージですが(^^;
せ、せんせーい、
どうやらこれは有機化学系の用語ではないかと思われます。
どこで見かけたのかな、と思ってぐぐったら、あるんですよ、有機合成というものが。
だから、たぶん自分が見た肥料もその流れで「有機合成」されたものだったのではないかと。
うーん、自分の文系頭では、有機と無機の違いを超えるコンセプト以上の物は、レクチャーが必要です~。
有機化学ですか。
ダメだ、僕もそういうのは、スッカリ苦手になってしまいました。
20年前までは、バリバリの理系だったつもりなんですけどねぇ。
20年たったら、ただの狸系(これで「りけい」と読むのは苦しいか?)っすよ。
GMO(GE)の議論のやっかいなところも、結局ココなんですよね。
要するに、論点がばりばりの「理系ネタ」で、文系人間には完全に理解できない。
しかも、GE作物が将来的には、何を引き起こすのかは、理系の人にもよくわかっていないらしい。
こりゃ、正直いって、文系にはお手上げです。
でも、食い物のことだから、「あ、僕苦手だから」ではすまない。
厄介な話です。
June 2, 2004
事故、頻発。
■ 予報
地上気象 - 曇り、ところにより一時にわか雨。西風。最高気温16度、最低気温9度。
海洋気象 - 西15ノット、セパレーションポイントより北では25ノットが夜までに15ノットにおちる。北部海域は荒いが次第に落ち着く。午後のにわか雨の中、視界は良好。
■ 午前中快晴、午後曇り、にわか雨はなし。風はけっこう強かったねぇ。ま、エイベル・タズマン国立公園内は西風はさえぎられて、ほとんど吹かないから、ツアーにはあまり影響なかったと思うけど。
■ 最近、日本ではシーカヤックの事故が頻発しているようだ。5月だけでも、僕の耳に3件の事故が聞こえてきた。うち2件は全員無事で事なきを得たようだが、1件はまだ単独行での事故で、まだ発見されていないらしい。無事だといいのですが、ちょっと時間がたってるので……。
しかし、ちょっと事故が多すぎ。皆さん、くれぐれもお気をつけて。
■ UODAS
国立科学博物館魚類研究室が運営の魚図鑑。ナヴィゲーションにちょっと不満あるものの、読み応えのある面白いページいっぱい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/296
うわ、最近私が思いっきり釣られるネタ蒔いてますね。イジワルだなあ。でも釣られてあげよう(笑)。
ここは去年実家の母が宇宙人を連れて行って「大騒動」になったという国立科学博物館ではないですか。
怪しくてウルサイ男の子が、英語の表示板のラテン語表示まで見て、オバーチャンにたどたどしい日本語で興奮しまくって講釈しているので、行く人行く人振り返って恥ずかしいなんてもんじゃあなかったらしいという。
この前の昆虫サイトと合わせて、宇宙人のお気に入りサイトとして設定してあげよう。
(XPなので生意気に自分のユーザーネームを作ってしまった宇宙人クンなのでした)
・・・とたまには優しいお母さん(爆)。
え、これも引っかかるネタだったんですか?
いや、別にMMさんを意識しているわけではないんですけど、なんでこう入れ食いになるかな?(笑)
国立科博でのその光景、見てみたかったっすね。
って、明日は我が身だ。
覚悟しておこ。
国立科学博物館ちゅーとやっぱこれでしょう。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/starwars/index.html
6月20日迄だよん( ̄ー ̄)
Posted by: ミックス : June 3, 2004 4:49 PMぐわ、出たぁ!
参った。
でも、もう北島往復のフェリーチケットおさえちゃったもん。
もうジャパン往復のエアチケットなんて、買えないもん・・・。
May 17, 2004
カヌー死亡事故発生
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温15度、最低気温4度。
海洋気象 - セパレーションポイントより北:午後に南東25ノットに。その他のエリア:北10ノット。北部海域はやや荒れる。
■ 予想最高気温は昨日より低いものの、快晴なので昨日とうってかわって暑いほど。どこかに出かけたいようなポカポカ陽気。
でも、夫婦そろって風邪気味でダウンなんだな、これが……。
■ というわけで、車に乗ってどっかに行く気がしなかったので、家人の作った中華風揚げドーナツとサーマレストを持って、家のそばで超ご近所ピクニック。

玄関から徒歩三分、門から徒歩二分の場所なんだけど(笑)、けっこうこれが気持ちよかったりする。だからどんどんアウトドア出不精になっちゃうんだよな、これが。
■ 『龍の巣』入荷情報。
当店の大人気ヒット商品、フリルネック U.T.E.の新色、棚卸。
マイクロテックにゴールドイエローを追加。あとはチョボチョボと。これで、新規仕入れ分すべて棚卸完了。
夏が近づいているからでしょか、このところ売れ行きがますます大好調。ありがとうございます。色によっては在庫が一個だけなんてのも。お早めにどうぞ。
■ カヌー転覆、教諭が死亡
痛ましい事故が、また起こってしまった。
これだけの記事では詳細は不明だが、きちんとした装備のヴェテランが、中~上級者向けの川で遭遇した事故らしい。ということは、不可抗力的な事故だったのだろうか?
詳細なインシデントレポートが発表され、今後の類似事故防止に役立てるようになることを、切に望む。どこかに続報が発表されたら、ご教授ください>読者の皆様
最後になりましたが、故人のご冥福を、心よりお祈りいたします。そして、皆さんもお気をつけて。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/238
今回のエントリーのピクニック風景(門から2分)を見た、日本にいる大半の人を代表して。
「ウラヤマシイ!!!」
うーん。思い切って出かけなくてもいいわけですね・・・・。移住考えたい・・・。
Posted by: kmorita : May 17, 2004 10:43 PMいいでしょ?(^^)
でもね、実はそういうコメントを狙って、わざと人工物がまったく入らないアングルで撮っただけなんですよ。
カメラをわずかに振れば、右も左も民家が見えますし、写真では良く見えませんけど、木の根元に流れている川はドロドロっす(^^;
もう一つ裏話をすれば、ここは買い損ねた土地なんですよ。
我が家の向かいにあって、けっこう広いんで、ぜひとも欲しかったんですけど、タッチの差で売れちゃったんです。
未だに、「あぁ、ここがよかったなぁ・・・」なんて毎日のように横目で眺めているんですよね。
まぁ、実際に買ったところと比べて、欠点も多いんですが(価格とか湿気とか)。
移住します?
ご協力しまっせ、編集長!
ウワッ~、うちの郊外の風景とどーしてこんなにそっくりなの???っと思ったので、とりあえずレスだけしてます。
まあこちらはこれから夏なので、これがもっと枯れ草色になって山火事シーズンの到来になるんですが。
(それをうちの母は「火焔山」って命名したんだった、そうそう)
小出しにしますが、こんな感じで結構ふらっと出かける系アウトドア物や場所は近場に多いんですよ、こちら。意外でしょ?
そっくりなの?ハハハ(^^)
なんか海外組の自慢コーナーになっちゃってるな(^^;
僕はいったことないんですけど、合衆国がそういうの多いっていうのは、聞いてますよ。
そっちも夏枯れするんですね。
同じです。
ただ、今年の2月は史上最悪のウェットな月になってしまったので、珍しくまったく夏枯れしなかったのですが。
May 10, 2004
フリルネック大量入荷
■ 予報
地上気象 - 曇り。北東風。最高気温17度、最低気温10度。
海洋気象 - 変風10ノット、午後に北東15ノットに。海況はおだやか。夕方からの雨中も視界良好。
■ ほぼ予報どおりの一日。仕事休みなので、海上の状況は不明だけど。
■ 『龍の巣』入荷情報。
当店の大人気ヒット商品、フリルネック U.T.E.の新色、棚卸。
新色が多すぎて、一度に全部は店頭に出せなかったので、とりあえず今回は、人気No.1のオリーヴグリーン系とデニム系、そして新素材マイクロテックのモデルを中心に。
目玉は、当店オープン時にすでに売り切れてて、写真さえお見せすることの出来なかった超人気商品の「ストライプ・シリーズ」。ストライプのモデルは、僕の職場で大人気で、前回の仕入れ分はほとんどを同僚たちが持っていってしまった。さらにツアー参加のお客様がガイドがかぶってるのを見て欲しがるものだから、ストライプはあっという間に完売御礼。つまり、ストライプは日本にはまだ一つも上陸していないはず。
というわけで、当店でも売り切れ必至。数に限りがあるので、お早めにどうぞ。
大人気のマイクロテックも5つの新色を追加。売り切れてたパールホワイトも再入荷!こちらも、数に限りあり。お早めに。
■ 昨夜、映画『ザ・パーフェクト・ストーム』をヴィデオで観た。
シーカヤックガイドなんていう商売やってると、なんといっても荒れた海が何よりも一番怖い。幽霊も怪物もサイコも怖いけど、やっぱり海。絶対海が怖い。
だから、もちろん公開当時は映画館に近づきもしなかったし(ポスター観るだけで身の毛がよだった)、ヴィデオで観る気もなかった。
ところが、意地悪な家人が借りてきて観せられてしまった。
最悪・・・(T.T)
こんなに怖ろしい映画は、いまだかつて観たことない。僕は、あの嵐の四分の一の荒れ方の海でさえ、ロープに絡まれて死にそうになったことがある。あの時、どれだけ怖ろしかったか。だから、その四倍の嵐だなんて、ジョーダンじゃない。もう画面を正視することが出来なかった。
というか、あれだけ荒れていたら、あんなものですむはずがないんだよね。あの映画の描写は、ハッキリいって甘いっす。観ながらついつい「ホントにこれだけ荒れてたら・・・」って、頭の中でもっとスゴイ状況を想像してしまうもんで、なおさら怖くなるんだな、これが。
あぁ、最悪の映画。やっぱり観るんじゃなかった・・・。
■ ちなみに、僕の『プロガイド・ワークショップ』や『ツアーリーダー・セミナー』を受講されたことのある方は、あの映画を観ると、
「大インシデントは突発的に起こるのじゃなく、たいていその前に小さなレモンが2つ3つ重なって起きている」
「ある一点(レモン)を過ぎると、あとは大インシデントへ向かって転がり落ちるだけになる」
という危機管理の講座内容を思い出すかもしれない。そういう意味で、危機管理の勉強上は、まさに「お手本」のようなインシデントだったねぇ・・・。
皆さん、くれぐれもアウトドアではお気をつけあそばせ・・・。
■ あぁ、それにしても最悪の映画だ、オソロシヤ、オソロシヤ。口直しに、何か安心して観られる上質のホラーでも観たいぞ。
そういえば、中島らもがエッセイの中で映画『ゴシック』の怖さを書いている。この映画を観て以来、モンスターが出てくるそこらへんのホラー映画を、「我が家にいるような安心感」を持って観られるようになったというようなことを書いていた。この映画は僕も観たことあるし、確かにそこらへんのホラー映画そこのけの怖さなのは間違いないが、でもやっぱり僕にとっては『ザ・パーフェクト・ストーム』の方が断然怖い。
うん、口直しに『ゴシック』なんかいいかもしれない。
■ 怖いといえば(って、結局こっちに脱線するか)。
日本の『女優霊』もお薦め。僕は『リング』なんかよりずっと怖かった(『リング』は原作小説は良かったのに、映画はダメだったねぇ・・・)。
あ、そうだ、ハリウッド版の『リング』も観なくては!明日借りてこよう。
■ 『ツアーリーダー・ワークショップ 2004 常神』
『ツアーリーダー・セミナー 2003』の受講者諸氏が、一年後に復習のために自主的に開催。僕もレジュメの校正などに協力しているので、ご興味のある方はお問い合わせしてみては?
って、今回僕は現場には行かないのに、あんなにデッカクご紹介いただいてしまって、なんか面映いぞ・・・。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/223
Excerpt: もう何年も前に、野遊びトモダチのごうがかわった帽子をかぶっているのを目撃した。というか「いいだろこれ!」って感じでそのすばらしさを語って回っていた記憶がある。当時はアラ...
From: キャンプだいす記
Date: 2004.05.27
前NHKのプロジェクトエックスで、大嵐で舟の先端部分がへし折られてなくなってしまった貨物船の奇跡の救出劇ってゆうのをやってました。
ビデオ手配しましょうか?
Posted by: さだっちょん : May 10, 2004 3:41 PMコメントつながらなくて申し訳ありませんがー
フリルネック U.T.E.の人気色って、そう言うのなんですね。
私のように派手好きな人は少ないのか。
日本の皆様、瀬戸内ミーティングで派手なのお見せします。
ツアーリーダー・ワークショップのPRもありがとうございます。
そう言えば大きく紹介してありますね(苦笑)
セミナーの案内を流用したのがバレバレ。
>さだっちょん
URLありがとうございます。
海って、やっぱり怖いねぇ・・・。
あんなでかい鉄の船が折れるのか・・・。
>TO-BEさん
そうなんです、どっちかというとシブイ色の方が売れ行きが良いんですよ。
オリーヴグリーンとかデニムとかベージュを基調としたヤツですね。
僕自身も、最初の頃はやっぱりオリーヴとかカーキとかベースの地味目ばっかりかぶってました。
でも、最近はだんだん派手になってきましたね。
なんせ、シーカヤックやってるときは、いくら派手な帽子かぶったって派手に見えないし。
April 25, 2004
「自己責任」という言葉の難しさ
■ 予報
地上気象 - 曇りときどき雨。最高気温17度、最低気温9度。
海洋気象 - 変風10ノット、午前中に北東10ノットに変わる。海況おだやか。
■ 朝から小ぬか雨が降っていたので、サンデー・フリーマーケット出店は断念。実をいえば、来月から冬季勤務日程に変わり、僕は日曜日がオンになってしまったし、そもそも五月以降は寒くてマッサージを戸外で受けようという人がガクッと減るため、いちおう今日を今期のマーケット最終日とするつもりだった。それが流れてしまったため、けっきょ今月11日の閑散としたマーケットが今期最後になってしまった、ハハハ。なんかしまりのない尻切れトンボなラストだこと。
でも、昼からはピーカンの好天。最高気温も17度なんてはずがなく、きっと20度くらいいったと思う。
■ 午後から『龍の巣』の仕入れ。今日はバッグ類を二点ほどゲットできた。
実は、前回仕入れて、すぐに売れてしまったメリノウールの長袖Tシャツも仕入れたかったのだが、残念ながら良いのが見つからなかった。
ちなみに、前述のとおり、今日は昼前から昼過ぎにかけて、雨→曇り→快晴と、あわただしく天候が変わって、気温も激変したのだけど、僕自身メリノウールの長袖Tシャツを着ていたおかげで、まったく問題なく一日過ごせた。この適応できる天候の幅の広さは、ポリプロピレンやポリエステルのサーマルアンダーウェアより断然上。日本でも、真夏の七月、八月以外の十ヶ月は活躍するアイテムだと思う。仕入れられなくて残念無念。
店頭に並べたら、また改めてここでアナウンスするので、少々お待ちを。
■ 新・野口健公式WEBサイトの掲示板が荒れている。議論が沸騰しているだけじゃなく、「荒らし行為」に相当する書き込みも散見される状態(荒らし対策委員会参照)。きっかけは同サイト内の自己責任というエッセイだ。
このエッセイと掲示板の荒れ模様を見た僕の感想は、
「あぁ、爆弾を踏んじゃったなぁ・・・」
だった。
■ 実は、僕自身もかつて別のサイト内のコンテンツで、自己責任に言及したことがある。自己責任そのものがトピックではなく、本題はあくまでも危機管理論だったのだが、日本人は「危機管理」と「自己責任」を混同する、ということを説明するために引き合いに出した。
ところが、勘違いしている人や混同している人には、いくら説明してもわかってもらえないのである。特に、日本人に関していえば、危機管理論と自己責任論は、本旨とずれた部分で感情的に噛みつかれることがたいへんに多いトピックの代表のようだ。
今回野口氏の掲示板を見ていても、そのことがありありとわかる。なぜここまで「自己責任論」が「感情論」にすりかえられてしまうのか、僕自身もはなはだ不思議ではあるのだが、それと同時に僕自身こうした不毛な感情論に終始するすれ違いの水掛け論を過去に幾度となく体験しているので、彼のエッセイがこういう結果を引き起こしてしまうこと自体には、ある意味当然だろうと思う。
しかも、今回は人質問題がらみである。もちろん自衛隊問題もからむ。この二つだけでも相当に論理的な議論慣れした人でも引いてしまうような複雑な題材だ。そこに「危機管理」だの「自己責任」だの、聞いただけでなぜか青筋を立てる人の多いトピックを混ぜてしまっては、荒れない方が不思議だ。それが「爆弾を踏んでしまった」と感じたゆえんである。
■ それでも、僕は爆弾に懲りずにしつこく「危機管理」を叫び続けているので、最近は爆弾を踏まないコツのようなものがわかってきたし(とはいえ、今回のこの雑文はきわどい・・・)、踏んでも相手の方で爆発を控えてくれることも多くなったようだ。爆発したところで、その規模や被害もあらかじめ予測できているので、大事に至ることも少ない。
野口氏のサイトを見たところ、ニュースのページに
「野口に対するご意見、ご批判は結構ですが、人質となった方々やそのご家族に対する誹謗中傷はご遠慮ください。」
との一文が掲載されただけで、野口氏自身はそれ以降は、掲示板も含めて完全に静観の姿勢をとっていらっしゃるようだ。掲示板の「荒らし行為」も放置状態。
爆弾踏みっぱなしで、あとは放ったらかしだったら、それこそ「自己責任」の放棄に相当するような気がする。どうなるのか気になるところだが、僕としては、今後の動向に期待したい。
僕が野口氏の立場だったらどうするかって?もちろん、彼のように静観なんかはしない。いったん書いて火種を作ってしまったら、掲示板だろうとチャットだろうとブログだろうと、あらゆる場で議論に対応する。時間の許す限り。体力の許す限り。それが、僕自身の『自己責任』だから。
けっきょく、この一文が何をいいたいかといえば、この段落が結論である。議論の発端を作ったならば、最後まで責任ある態度でのぞむべきであって、それも「自己責任」に他ならないのではないか、ということである。
■ ちなみに念のために申し上げておくが、細かい例示や理論展開のしかたなどに若干違和感を覚える部分もあることはあるが、大筋としては僕自身も野口氏のご意見に賛成である。そして、このことはアウトドアズマンたるもの、誰一人として「他人事」と思ってすませられないトピックであると思っている。だからこそ、このアウトドア・ブログで取り上げた。
■ ただし、「プロフェショナルのシーカヤック・ガイド」としては、「自己責任」という言葉は職業的禁句だと心得ている。
『プロガイド・ワークショップ』でも、どの会場から言及するようになったかは自分でも思い出せないけど、最近のプログラムでは、
「口が裂けてもお客様に対して言ってはいけない言葉の一つに『自己責任』があります。我々はお客様の安全に100%の責任をとる立場です。そのためにお金をいただいているのです。よって、お客様自身に『自己責任』を要求することは、我々の存在意義と完全に矛盾します。」
ということをいうようにしている。
この違いが、同じアウトドアスポーツを飯のタネにする人間でありながら、僕が「ガイド」であるのに対して、野口氏が「アスリート」であるという、正反対の立場を物語っているのだろうと思う。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/195
Excerpt: ある言葉の意味をめぐって議論する場合に比喩を使うのは、議論を不正確にし、感情的な説得で結論を導きだしてしまう危険がある。アナロジーを使って相手を説得するのではなくて、事...
From: Waimangu
Date: 2004.04.25
子どもの頃、両親に躾けられた中で、現在の自分の「根」にあるのは、「責任」だ。
「権利」を主張しても許されるのは「責任」を果たす事ができる「者」だけだと強く何度も教えられた。
自分のなすべき事を自分で見つけ、そのプライオリティを判断し、責任を持って対処する。そういう行動を自然に行える「者」に成長したいと現在も修行中(いつまで?)です。
にしび~さん、コメントありがとうございます。
中学校あたりでも、「権利」と「責任(あるいは義務)」が対になっていることは習ったような気がするのですが、実際問題として日本社会でにしび~さんがおっしゃるような、
「権利を主張する根拠として、責任を取る」
という態度に遭遇することは、まれのような気がします。
今回野口氏も、そういうことを主張していらっしゃったようですが、なかなか伝えるのは難しいですね。
ともあれ、僕もにしび~さんと同志のつもりです。
がんばって修行ですね。
僕は凄く弱い人間ですので、よく気が付かないウチに上手く行かない事を人のせいにしちゃいます。
そう言う時にいつも傍で戒められるのですが、「いまの結果は全て自分がつくりだしたもの」と言われます。
そう指摘されると何も言えません。
たしかにその通りだから。
にっしーさん
「いまの結果は全て自分がつくりだしたもの」
いい言葉ですね。自分自身がなんらかのかたちで絡んでいるものに関しては、その結果には必ず自分が影響しているように思います。他人を責めるよりも自分だけはつっこまれないようにキッチリしようと皆が行動できれば自然と良い成果が出るような気もします。ところが、なかなか書くのは簡単だけど・・・って感じです。
ありゃりゃ・・・。
僕はこの一文を書くとき、久々に地雷原に踏みこむ覚悟をしたんです。
が、なんだかコメント欄が荒れるかと思いきや、反省会のようになっちゃいましたね(^^;
でも、ありがたいことです。
にっしーのいう「今の結果はすべて自分がつくりだした」っていう認識と覚悟こそ、すべてのスタートのような気がします。
真摯なコメント、本当に感謝します>にしび~さん、にっしー
April 9, 2004
掃除の件、こんどはこちらで
■ 予報
地上気象 - 朝のうち小雨、のち晴れ。風弱い。最高気温19度、最低気温2度。
海洋気象 - 南西25ノットが午前中に15ノットに落ちる。荒れた海もしだいにおさまる。北の波2mもおさまる。午前中の小雨の中も視界良好。
■ 久しぶりに、メッチャクチャにややこしいお客様にあたってしまった。死ぬほど漕ぎまくりたくて仕方のないアメリカ人男性二人組。いかにも漕ぎなれていなくて、体力のなさそうな太り気味の、国籍混成中年四人組。そのうち一人は漕ぎ始めてほどなく船酔いして一日中使いものにならなくなった。さらにこの六人全員に共通しているのが、こっちの話をぜんぜんきかないということ。
話をきかない人が多いグループは、ときどきある。船酔いする人もときどきいるし、漕ぎまくりたい人と体力のない人が同じグループに混ざるのなんて当たり前の話。それぞれは、対応するすべがある。
ところが、この三つがまとめて襲ってくると、もうどうしようもない。今日ほど、自分のリズムでガイディングできなかったことは、ここ三年ほどの間には記憶にない。
一月からうちの会社で研修している日本人の女の子が、いよいよ明後日で研修期間を終えるので、最期に僕のツアーを見学したいというので、今日連れて行ってたのだが、こういう日に見学してもぜんぜん勉強にならなかっただろうなぁ。彼女にも申しわけなかった。
ま、それでもお客様全員がニコニコでツアー終了したので、いちおう仕事は成功だったので、よしとしよう。ま、こういうこともあるさ。 seal 8
■ Gofield.com 編集長の弁 4月7日の投稿に、掃除研修のことがのっていた。コメントにも書いたとおり、僕自身も小学生のときに自発的に似たようなことをやり、似たようなカタルシスや、似たような回りへの影響を体験したことがあるので、この研修の意図することはよくわかるし、日々それを会社レヴェルで実践する難しさや、そのすばらしさもよぉ~~~くわかる。ズボラですっかり掃除嫌いになってしまっている今、これよんでシミジミと反省させられた。掃除しよ。
ただ、何事も安全確保が第一ではないだろうか?僕は危機管理がメシのたねで、お客様の安全確保をしてナンボという商売なので、ちまたでもよく言われる「日本人のセルフディフェンスの甘さ」が非常によく目につく。僕の見るかぎり、日本人は今回の件のように精神論や美談がからんでくると、特に脇が甘くなる傾向があるようだ。
いうまでもないことだが、トイレやら下水やら排水溝やらには、何があるやらわからない。会社のトイレなどは「公共施設」だから、家庭のトイレと違って、いくら毎日ピカピカに磨いていたとしても、どんな病原菌がいるやらわからない。また街の排水溝なんかには、極端な例をあげれば、ヤク中が注射針を捨てていたっておかしくない。ガラスの破片なんぞは、いっくらでもあるだろう。僕なら、絶対に最低でもゴム手袋は着用するし、他のメンバーにもそれは強要する。
素手で掃除するからこそ意味がある、というご意見もあるだろう。確かに、手袋を使うのと素手とでは、心理的抵抗感がまったく違う。その抵抗感を克服するような掃除の仕方には、もちろん大いに意味があるだろう。そのこと自体には賛成だ。
ただ、実際問題としては、精神的に得られるメリットと、肉体がこうむるかもしれない甚大なデメリットを比較すると、圧倒的にリスクが大きすぎると思うのだ。こうしたリスクを冒してまでやることかどうかは、大いに疑問がある。
危険を承知の上で、それでも何かを得るためにあえて挑戦するのを、「冒険」という。
もちろん、イエローハットさんが、そのリスクを全員承知の上で、それでも組織作りのためにあえて社内だけで「冒険」をし続けるのはかまわない。それこそ、僕のような外部のものがとやかくいうことではないし、むしろ冒険のなくなったこの時代、ある意味貴重かもしれない。
ところが、小学生にまで研修と称して「冒険」をやらせるという話になると、やっぱり危機管理のプロとしては、待ったといわざるをえない。小学生にとって、素手じゃないと意味がないだろうか?
僕はそうは思わない。もちろん、素手での掃除に慣れている人にとっては、手袋をつけての掃除は無意味にうつるかもしれない。でも研修を受ける立場からすれば、手袋をつけて研修を受けても、感動は薄まらないと思う。やり方だって、もう少し考えられないか?やばい段階は手袋をつけて掃除する。きちんと消毒して安全を確保した後、素手で便器をなでさせる。これでもじゅうぶん効果があると思うが。
ま、各論はともかく、少なくとももし自分の子供が学校でトイレ掃除研修を素手で受けさせられたと聞けば、僕は間違いなくすぐに怒鳴りこんでいく。
と、ここまで書いてきたが、最後にひとつ念のために書き添えておけば、僕はイエローハットさんが「素手での掃除」を推奨していらっしゃるのかどうかは知らない。特に推奨していらっしゃらない場合は、上記の記事が同社に対して非難がましいニュアンスを含んでいるように読めてしまうかもしれないことを、あらかじめ陳謝申しあげます。同社を誹謗する意図はまったくございません。あくまでも、
「皆さんは、あの記事読んで、むやみやたらに素手の掃除を真似しないほうがいいですよ」
という警鐘を鳴らすのが、この投稿の本旨である。つまり、これはイエローハットさんに向けて書いたものではなく、「素手」という部分に感銘を受けた方に対して書いたものである。
というわけで、最後にフォロー。僕もイエローハットさん見習って、がんばって掃除しよ。
■ 僕の得意技は、脱線。今日はセルフディフェンスの話で脱線していく。
外国に住めば、当然日本との違いにはよく気づく。セルフディフェンスの違いも、もちろんそのひとつ。身の回りのことで、ちょっと例をあげようかな。
- 僕は田んぼに囲まれた家で生まれ育ったが、日本では農薬散布時にマスクひとつ、手ぬぐいで口を覆うだけというスタイルが多い。
今はリンゴ園のそばに住んでいるが、農薬散布時にはバイオハザードスーツのようなものを着ている。
- 同じく日本ではトラクターを運転している人がイヤーマフ(耳あて)で耳をガードしているのは見たことがない。工事現場でもほとんどみた覚えがない。
こっちでは、シーカヤックツアー会社のベースクルーがほんの数分のビーチまでトラクター転がすのだって、イヤーマフをするのが一般的。もちろん、道路工事などでもつけている人は非常に多い
- 日本でファーストエイド講習を受けたときは、ひたすらCPRばかり8時間やらされたが、「できればマスクを使って、直接相手に接触しないようにしましょう」程度のことしかきかなかった。
こっちでは、まず「相手の体液や血液には絶対に触るな。自分の安全が確保できないときはファーストエイドもするな。」ということをものすごく強調する。
- 今はどうだか知らないが、僕が学生のころは「衣替え」なる行事があり、寒くても上着を着るのを許されなかったり、暑くても上着を着るのを強要されたりした。その影響か、ものすごい陽気で明らかに暑いのに、意地でもマフラーとコートを着込んでいるという光景(寒い季節)や、寒くて震えながらTシャツ一枚で肩を抱いて街を歩く光景(暑い夏)は、日本ではよく目にする。いや、ニュージーランドでも日本人にはよくみられる光景。
ニュージーランド人は、真夏でもフリースの一枚は持っていることが多いし、真冬でも暑ければさっさと短パンTシャツ姿になる。
ま、あげていけばきりがないのだけど、日本人はこうした些細なことを「セルフディフェンス」と考えもしないのかもしれない。でも、もちろんこうした小さなことの積み重ねが、結局「日本人は危機管理がなっていない」という評価につながってきていることは、間違いないと思う。
みなさん、身体だいじにしてくださいね。
■ と、今日は久々に辛口になってみたが、いつもこうだと僕自身つかれちゃうので、明日からはまたお気楽モードに戻すとしよう。何者をも恐れぬ辛口もたしかに僕の芸風で、NHKで『独眼竜政宗』をやっていたころ、僕は主演の渡辺謙氏に似ている(今は僕自身がこんな風体に変わり果てたけど、当時はかなり似てたらしい。バスや電車の中でヒソヒソやられるのは当たり前だった。さらに僕の父がちょっと北大路欣也に似たところのある人なので、親子で似てて笑えた。と、やたら長いカッコ書きをやってしまった・・・)こともあいまって、『毒舌竜』と呼ばれていたりしたのだけど、さすがにあれから20年近くたつと、ところかまわず毒舌ふりまいて、トラブル起こしまくるだけの体力がなくなってきた(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/151
イエローハットさんは素手にこだわっておられます;;
私自身が当時研修を受けた時に教わったことは前に書いた通りです。
ちなみに、私は素手にこだわっているわけではないですし、私は「やるからには自らすすんで続けましょうね」と言う精神的な考えを書いただけで、Ryuさんのご意見に反対しているわけでもないし、Ryuさんに反論するためにコメントしたわけでもないです。イエローハット信者でもないです。
>これはイエローハットさんに向けて書いたものではなく、「素手」という部分に感銘を受けた方に対して書いたものである。
↑これが私に対して書かれたことならば、私の本意が伝わっていないようで、残念です。
イエローハットさんが「素手」にこだわる理由はいろいろあって、前にも少しそれに触れて書いてありますが、もう10年近く前の話なので自分の中では咀嚼できていますが、上手く文章でお伝えしきれません;;
ともかく、深い意味があってイエローハットさんは素手にこだわっておられるのは事実なので、興味があるのでしたらもっと突っ込んで、実践された方とか関係者の方とお話してみるとことをおすすめします。
さとみさん、さっそくのコメントありがとうございます。
僕は、さとみさんに向けてこれを書いたわけじゃないですよ。
Webという公共的色合いの強い媒体で、個人に向けたメッセージを長々と発信することは、基本的にはやりません。
そういうときは、DMを出すようにしています。
編集長が感銘を受けてあれをアップした。
そこに、賛意を表するコメントが二つ載った。
Webにわざわざ意見を表明する人、コメントをつける人は、同じことを思っている人のごく一部です。
まだまださほど訪問者数の多くないと思われる(ゴメン>編集長)ブログで、あれだけの反応があるということは、執筆者の編集長も含めて、相当数の「感銘を受けた方」がいらっしゃる、ということです。
だから、僕もコメントという形で書き、さらにここで追記の形で話を続けました。
さて、イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃるという情報、ありがとうございました。
本文に書いたとおり、危険性のコンセンサスもとれた上で、社内でやる分には、僕もぜんぜんかまわんと思います。
でも、それを外部に研修するのは、反対です。
僕の土俵にたとえれば、精神鍛錬と称して冬の海で、ライフジャケットもスプレースカートもウェットスーツもつけずに、海パン一丁でカヤックのトレーニングする人がいても、僕はこうした公の場でその人を非難することはしません。
その人と話をしようとも思いません。
ただ、その人がプロとしてお客様にそれを強要したり、Web上で啓蒙活動を始めたりしたら、マッタといいます。
それが本当にリスクを冒す価値があるのか?
あるいは、危険回避や有事の際のバックアップの手段は確保してあるのか?
そういうことを問いかけます。
それと同じです。
というわけで、イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃる点について、関係者と話をしようとも思いません。
僕にとっては、上記の海パントレーニング男と同じレヴェルの話ですから。
「やっていること(掃除やトレーニング)はほめられることながら、方法論はねぇ・・・。
ま、やり方は人それぞれいろいろあるわな」
ってだけで。
でも、小学生にそれを強いるなら、文句いいます。
先方からそのことに反論があるなら、それにも応じます。
それが僕の責任のとりかたです。
ガキじゃないので、わざわざイエローハットさんにクレームをつけるような真似はしませんが。
↑先ほどのコメントは、出勤前に大急ぎで書いたものだったので、ちょいと改めて。
>さとみさん
イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃるという情報、ありがとうございます。
何度も書いたように(編集長も彼のブログで書いてくださっているように)、僕自身は研修内容そのものを批判するつもりはまったくないです。
僕が指摘しているのはただ一点だけ、「素手の危険性」です。
危機管理のプロとして、いくら崇高な目的のためでも、危ない行為を推奨するのは感心しないぞ、とそれだけを言ってます。
そして、前回書いたとおり、「内輪」だけで危険を承知の上、そのリスクを上回るメリットが得られるとの計算で冒険するのは、かまわないと思いますし、特に企業の場合などは、広い意味でこの「リスクとメリットのバランス」こそが経営そのものといっても過言ではないでしょう。
現に、イエローハットさんは、リスクと引き換えにこれだけの知名度を得ています。
素手じゃなければ、掃除だけではこれだけの話題にはならなかったでしょう。
少なくとも、僕は話題に加わっていなかったはずで、この僕がこうして話題に加わっているという一点だけを見ても、イエローハットさんのやり方は「成功」だといえるでしょう。
極端な話、素手の掃除が原因で病気になる人が出たとしても、それに見合うだけのメリットを得ているはずです。
ただし別に、イエローハットさんが話題づくりのためにやっているとか、そういううがった見方をしているわけじゃありません。
言いたいのは、「メリットの方が大きければ、あえてリスクをおかすことも当然ありうる」ということで、そのことは他人が口をはさむようなことではないということ。
問題は、その危険な行為を啓蒙したりすることですね。
創業者の鍵山秀三郎さんはトイレ掃除をたった一人で始められ、10年たったころにポツポツと社員が賛同し始め、今に至るようです。私の住む田舎町でも、実践されている経営者が案外見られます。
先程、「イエローハット 掃除」で検索してみたところ相当数のヒットがあり、「掃除に学ぶ会」というのが全国にあるようです。詳しく書いてあるサイトもたくさんありました。
鍵山さんの掃除風景を見ると、経験に裏打ちされた道具と創意工夫、手順がキチンとあります。実際、ビデオを見た私も目からウロコでした。
なので、この活動の一部分を見て「やってみよう」とか「危険」「体制云々」というのは早計な気がしたわけで、機会があれば見てみて欲しいとコメントしたわけです。
一部分を見て「やってみよう」と思ってもきっと続かないだろうと思うし、GMO熊谷社長のブログだけで「危険だ」と言うのと実際の活動を見てから「危険だ」と言うのではきっと中身が違うと思ったからです。
ともあれ、いろいろとズケズケとコメントしてきましたがお陰で忘れていたことを思い出し、普段の私では考えることがないであろう、海外での経験を踏まえた「危機管理」のお話を読むことができてよかったです。
これからもよろしくお願いします。
さとみさん、コメントどうもありがとうございます。
こうして経緯をうかがえばうかがうほど、イエローハットさんの掃除哲学には頭が下がります。
ただ、危機管理の考え方は、まったく方法論が違うんです。
さとみさんがおっしゃるとおり、まさに
「一部分でも危険な部分がないかと、重箱の隅をつつくようにして『ハザード・アイデンティフィケーション』(hazard identification = 危険を発見・特定すること)をする」
というのが、危機管理の第一歩です。
経験に裏打ちされたすばらしいメソッドがあり、それは賞賛に値するものだとします。
でも、危機管理の面では、一箇所でも明確な危険が発見されれば、その危険をピックアップして対策をとらなくてはなりません。
例えば、今回の掃除の事例に当てはめれば、それが「素手」という部分です。
それに対しては、
・手袋をはめる
・素手の掃除が原因と思われる感染症を防ぐための滅菌処理
などという危機回避の方法に始まり、
・万が一怪我した場合のファーストエイド
・保険
などの、万が一事故が起こった場合の対処も考えておかなくてはならない、ということです。
僕は、そういう危機管理面のプロです。
一部だけを見ても、その部分が危険ならば、「危険だ」と指摘するのが商売です。
おっしゃるとおり、イエローハットさんには、危機管理のきちんとしたメソッドがあるのかもしれません。
だから、僕は直接イエローハットさんにクレームを入れていないのです。
しかし、熊谷社長のブログだけを読んで、それを鵜呑みにする人に対しては、「素手は危険だ」と警鐘を発しても、決して早計ではないどころが、むしろプロとして当然のことです。
なんせ、ブログを読んでいる人は、まさにその一部だけを見て感銘を受けているわけですから。
イエローハットさんが、
「いや、ウチはそれに対してはこういう形で万全の危機管理メソッドを用意している」
という反論を下されば、僕としても大変うれしいですし、熊谷社長も一刻も早くそれを追記すべきでしょう。
というわけで、さとみさんのおっしゃる「一部だけ見て批判するのは早計」というご意見は、気持ち的にはよく分かるのですが、こと危機管理に関しては的外れなご意見です。
危機管理は、まず一部、一部のディテールをよく観察することから始まるのです。
ですから、一部だけを見てそこに「ハザード・アイデンティフィケーション」するのは、むしろ非常に自然なメソッドです。
ただし、それに対するきちんとした対策(危機管理メソッド)を練るには、全体を見てバランスをとらなくてはなりません。
それは、次のステップです。
ですから、僕が仮にイエローハットさんの掃除メソッドの危機管理部分に手を入れるとしたら、さとみさんのおっしゃるとおり、すべてを拝見して、すべてのハザードを洗い出した上で、全体の流れとのバランスを考えないと、危機管理メソッドは作れません。
だから今回編集長のブログや僕のブログでは、この段階までは一切言及していません。
ディテールに対するハザード・アイデンティフィケーションの段階です。
長くなったのでいったん切りましたが、僕自身も拙サイトで連載していた危機管理考やプロガイド論から遠ざかってかなり時間がたってしまい、危機管理に関してこういう公の場で言及するのはずいぶんと久しぶりになってしまいました。
今回さとみさんとこうして言葉を交わしてみて、改めて危機管理のアイディアを伝えることの難しさを再確認しました。
特に、こうしたお手本となるようなお話に、危機管理面からツッコミを入れる際の難しさ、しっかりと勉強させていただきました。
ありがとうございました。
さとみさんだけじゃなく、お読みの方皆さんにお願いですが、僕の書いていることに違和感を覚えたときは、さとみさんのようにドンドンご遠慮なくコメントしてくださいね。
危機管理を伝えていくことは、日本人としては数少ないその道のプロとして、ライフワークの一つだと思っています。
きちんと伝えていく方策はまだまだ僕も勉強しなくてはいけないので、どんどんツッコミを入れてください。
お願いします。
あ、HTMLを無効にしていたか・・・。
『危機管理考』はhttp://www.onjix.com/paddle/outdoor/risk/risk_index.html
『プロガイド論』はhttp://www.onjix.com/paddle/outdoor/pro/pro_index.html
です。
March 4, 2004
赤ん坊を取り上げられない父親
■ 予報
地上気象 - 晴れ。弱い風、午後からシーブリーズ。
最高気温20度、最低気温7度。
海洋気象 - 南の風15ノット、午後から北東に。海は穏やか。
■ やっと「Sunny Nelson」が戻ってきたようだ。こういう天気図を待ちわびていたのだ。最高気温も、体感的には25度くらいあるみたい。あぁ、ステキな一日。
■ 日本からの救援物資の中に入っていた読売新聞2004年2月25日(水)のニュースに、以下のようなものがあった。
「『救急隊の介助で無事に自宅出産』
一月下旬、急に産気づいた武蔵村山市の三十台の主婦が、駆け付けた北多摩西部消防署三ツ木出張所の救急隊員の介助で、無事に次男を自宅で出産。
(中略)
この主婦は一月二十五日午前六時ごろ、自宅で破水し陣痛が始まった。夫の119番通報で、同出張所の救急隊員三人が駆け付けたときには、すでに胎児が方まで見え、夫が頭を抱えている状態だった」(筆者要約)
結局さらに消防隊員が応援出動し、赤ちゃんは無事生まれたとのこと。めでたし、めでたし、おめでとうございました。
ただ、自宅出産が非常にポピュラーで、なおかつ夫が出産に立ち会って「介助」をするのが当たり前のニュージーランドでこれを読むと、非常に奇異なニュースにうつるのも事実。ニュージーランドでも不意の自宅出産はあるが、ニュースにはならない。「火事場から猫を救出!お手柄!」と、猫を抱いた消防隊員の写真が新聞トップに出るような呑気な国なのに、不意の自宅出産はそれよりもはるかにニュース性が低いようだ。
また、もう肩まで出ているというのに、その横でお父ちゃんが頭を抱えているだけというのも、ちょっと信じがたい話。妻が妊娠すれば、こういう事態は当然に予想できる(いや、しなくてはならない)ことであって、それに備えるのが夫の務めでは?少なくとも、僕自身は出産前クラスを受講しているときに一番気合を入れて勉強したのが、この「万が一の事態には、自分で赤ん坊を取り上げられる」という課題だった。ましてや、このお父さんにとっては初めての子ではないというのに・・・。肩が出るまでが一番大変なのに、ただその横で頭を抱えているとは何事だろう???
ニュージーランドで子供を産んでみて(いや、産んだのは僕じゃなくて家人だけど)、両国の出産事情にあまりにも大きな違いがあることに、いまさらながら驚く。
■ ブログユーザー急増、「はてな」がトップ
がんばれ、Gofield.com! (笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/11
手元のブログの参考書(^^;を見てみると、「はてな」の機能なんかも取り入れる事が出来るそうな・・・
ま、そこまでいいわ、現状を使いこなすのが精一杯やもんね。(笑)
Posted by: go : March 5, 2004 1:35 AMこれ以上複雑になったら、死ぬぞ・・・。
実際問題、いろんなところからトラックバックされまくったり、色んなところにトラックバックしまくったりしたら、ブログ無間地獄に落ちそうでコワイ・・・。

