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April 18, 2007

Weather & Kayaking Log on 18-04-07

【FORECAST】
[LAND] (Motueka)
晴れときどき曇りFine and cloudy periods. Southeasterlies developing. 19°C 7°C

[MARINE] (Abel)
North of Separation Point: Southwest 15 knots tending southeast this morning. Elsewhere: Variable 10 knots. Sea slight.
Outlook following 3 days: Variable 10 knots.

[TIDE] (Motueka)
03:39 LOW 0.5
09:59 HIGH 4.2
15:58 LOW 0.5
22:32 HIGH 4.2

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

おおむね晴れ。でもさほど暖かくない。
 朝はSEの微弱な風と小さなうねり。午後はSB、最初は5knだが最終的には10knで1ftの波に。

 B&Iに若い英国人カップル、A&Bにはドイツ人の若い男性一人旅と、米国人女性一人、二人とも2KKだが前者がLodge泊、後者がAquapackers泊。
 どういうわけか、昨日BanksieがわざとB&Iの二人用のランチを注文しなかったらしい。フリーザの中に残ってるのを使えといって。が、フリーザの中にサラダがあるわけがない。しかも悪いことに注文が入っていた三名分の方も、肉がミスが抜けていた。ラッキーなことに肉もたまたま五名分フリーザの中にあったのだが、昼食までに解凍が間に合うわけなし。サラダは三人分を四人で分けてもらい、僕はサラダなしですませた。なんだかなぁ。

 まぁ、それ以外は特に問題なし。
 っつぅか、僕自身の体調が優れないのが一番の問題か。帰りは追い風でサーフィンしつつだったのだが、体調が悪いと追い波もしんどい。明日は休ませてくれと頼んだのだが、若いガイドがどんどん離脱してる時期なので、半日仕事が入るかも知れない。入らないといいなぁ。 a&b 2 + b&i 2 / marahau - mt@appletree lag - l@observation - adele(outside) - marahau

インシデント・レポート。
 ベースに帰着したレンタル客の装備を片付けていたベースクルー(Hiro)が無造作に投げたフレアが、地面に落ちた拍子にコンテナ内で発火。前回のJohn McVeighのケースと違ってコンテナは爆発せずに溶けるにとどまったため、けが人は出なかった。

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メインコンテンツの雑文は、『Ryu's Logbook 別冊』でご覧下さい。

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投稿者 Ryu : 5:51 PM
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June 2, 2005

海保オフィサー様ご招待。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。

[海洋気象] (エイベル)
 【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では西25ノット、夕方に西25ノットただし北部では35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。夕方のにわか雨中視界良好。
 向こう三日間:金曜夕方南西20~30ノットに落ち、日曜10~20ノットに落ちる。海況は金曜夕方まで非常に荒い。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:37 AM 3.6 m  Low 11:53 AM 1.1 m
 High 06:18 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日も夜中に雨、朝には上がって快晴。園芸家が泣いて喜ぶぞ。でも冬っていうのがお生憎様。
 午前中の段階でモトゥエカでは強い南西は吹いていない。しっかし、いつまで続くんだ、この強烈な南西風の気圧配置……。

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先月28日のエントリー「『118』と『ch16』。」のコメント欄にwaka moanaさんから、面白いご示唆をいただいた。
 コメント欄に埋もれさせるのは惜しいので、こちらに転載させていただく。
 

 海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?
 
 「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?

 なるほど、なるほど。
 海保オフィサーを招いてお話を聞く、あるいは合同レスキュー訓練をするというアイディアはあったが、彼らをツーリングに連れ出して「遭難者」の体験をしてもらうというのは、まったく盲点の目鱗アイディア!

 全国の同志諸君、このアイディア採用しましょうぞ!

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素晴らしいアイディアに拍手!という方は人気ランキングを、「もっと良いアイディアあるぜ!」という方はranking.gifをクリックした後、教えてください。


投稿者 Ryu : 11:14 AM
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May 28, 2005

「118」と「ch16」。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨晴れ、ときどきにわか雨。南西風次第におさまる。(高)17度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 【暴風警報】北西15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がり、夜には南部で25ノット、北部で35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。
 向こう三日間:北西20~30ノット、月曜南西10~20ノットに変わり、火曜北西5~15ノットに。海況は月曜日に落ち着く。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:29 AM 4.1 m  Low 06:31 AM 0.8 m
 High 01:00 PM 3.8 m  Low 07:08 PM 0.9 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

朝から雨は上がってて晴れ。昼をすぎても、地上レヴェルはおろか、上空でも北西の強風の気配はない。おそらく今日はツアー運行しなかった(というかブッキングを受け付けなかった)のだろうが、結果的には運行できた天候だな。

 僕自身はまだ身体に疲れが残ってて、節々が痛い。冬は血行が悪くなるせいか、回復も遅いぞ……。愛娘の怪我が、一週間で劇的に回復しているのとは好対照。よる年波には勝てんなぁ。

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西表の事故から二ヶ月以上が経過した。あの件の後、僕も主にマリンVHFラジオやEPIRBなどの緊急信号発信装置の法的側面などを中心に調べ、出来れば解禁の運動に繋げようといろいろやってきてみたが、なかなか難しい。八方ふさがりの感が強い。

マリンVHFラジオに関しては、それでもかなりの情報が寄せられた。ご協力くださった方には、心より感謝を申しあげます。

 ただ、そうして寄せられる情報に目を通しているうちにどうも気になってきたのが、「118コール過信」の風潮。
 確かに日本の海は携帯電話のカヴァー範囲が広いようだ(会社によって差はあるようだが)。よって遭難時にも118コールで事は足りるだろうし、海上保安庁もマリンVHFラジオの普及よりも、むしろ携帯電話での118コールを強く推奨しているように感じた。

 そのこと自体には問題はない。しかし、日本のシーカヤッカー、あるいは海保関係者の中に、
「日本には118コールがあるのだから、シーカヤッカーがマリンVHFラジオを持つ必要はない!」
と断言する人が少なくないことには、いささか驚いたし、不安を感じた。

この意見は、あまりに短絡的すぎる。携帯電話とマリンVHFラジオは、丸っきり仕組みの違うコミュニケーションツールである。

 言うまでもないが、携帯電話は一対一のコミュニケーションしか出来ないし、相手の電話番号をコールし、なおかつ相手が電話と取ってくれないとメッセージを発信することさえ出来ない。

 だがマリンVHFラジオはそうではない。ほとんどの方はマリンVHFラジオをご存じないだろうが、要するにタクシー無線と同じようなものである。つまり、喋るときは送信機のPTTボタンを押すだけ。ダイヤルする必要もなければ、相手が受話器を上げるのを待つ必要もない。そしてそのコールは、同じ周波数にあわせているラジオすべてから聞こえてくる。
 簡単に言えば、緊急時にはボタンを押して「メイデイ・メイデイ・メイデイ! 助けてくれ!」と叫ぶだけで、誰かがそれを聞いてくれているというわけである。携帯電話で118をプレスして呼び出しを待つよりも格段に早い。しかも、聞いてくれている人間の数もまったく違うのだ。

 118も、電波が届く範囲にいるならば、確かに海上保安庁に救助要請が出来るので問題ないという人もいるだろう。が、海保は救急車ではない。10分で飛んできてくれるわけではないのだ。一時間、二時間漂流しながら救援を待たねばならないなんてのは、当たり前の話である。
 しかし、マリンVHFラジオのch16をオンにしている船舶は、すぐ側にいるかもしれないのである。つまり118なら救援到着に二時間かかるところが、マリンVHFラジオならば10分ですむかもしれない可能性があるのだ。

 こんな単純で基本的なことさえキチンとした認識が浸透していない日本のシーカヤック界には、いまさらながら大きな不安を覚えている。
 よって、僕はあくまでも「日本でもシーカヤッカーにマリンVHFラジオを解禁すべし」という意見である。

ちなみに118コールを受けた海上保安庁が、付近の船舶に向けてch16で「メイデイ・リレー」(救助要請信号があったことを中継すること)してくれるのかどうかが、僕の目下の疑問点。今メールで海保に問い合わせているところなので、回答が得られれば、またすぐにこちらでも報告する。

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安全装備はすべて解禁すべきだと思う方は人気ランキングranking.gifをクリックして、応援してください。
 といいつつ、自分自身ここんところずっと順位を確認しに行っていないので、今どうなってるのやら良く知らなかったりする(^^;


投稿者 Ryu : 1:32 PM
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Title: 海保オフィサー様ご招待。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.02
Title: ツーリズム・ガイドと、エクペディション・ガイド。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.30
Title: マリンVHFラジオ購入
Excerpt: ■昨日、マリンVHFラジオを買ってきた。もちろん、日本で仕事するときのため。普段は会社のヤツ使ってるから、個人的に所有する必要はなかった。  普段仕事で使っているモデルな...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.04
コメント

 海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?

 「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?

Posted by: waka moana : June 1, 2005 10:37 AM

あ、なるほど!

今までは海保オフィサーを講師としてお招きするというイヴェントやアイディアはあったのですが、彼らをパドラーとして招いて沈してもらう、というアイディアは、なかったです。
なるほど、名案ですね!

ありがとうございます。

Posted by: Ryu : June 1, 2005 11:22 AM

「118」もしくは無線問題の切り札となるか?

毎日新聞2005年6月2日
衛星携帯電話:
「イリジウム」サービス、5年ぶり復活
 KDDIネットワーク&ソリューションズは1日、衛星携帯電話「イリジウム」のサービスを始めた。国内では5年ぶりの復活で、災害現場などでの利用が見込まれる。

 イリジウムは衛星を使うことから地球全体をカバーでき、通常の携帯電話がつながらない海上や山中などでも通信できる。かつてDDI(現KDDI)子会社の日本イリジウム社がサービスを提供していたが、利用が増えず00年3月に停止していた。自然災害が相次いだ昨年、イリジウムサービスを望む声が出たことから、需要が見込めるとして復活させることにした。

 端末価格は24万1500円、基本料金は月6000円。通信料金は、加入電話・携帯電話あてやデータ通信が1分165円、他のイリジウム端末あてが同105円。レンタルもできる。【位川一郎】

KDDIネットワーク&ソリューションズ
http://www.kddi-nsl.com/

 

Posted by: Miya : June 3, 2005 3:22 PM

イリジウム復活の話は聞いてましたが、ついに復活したんですね。
端末も利用料金も高いが、レンタルも出来るというのがありがたい。

あるいは、クラブ単位での購入という形もありか。


ちなみに一週間が経過しましたが、118コールを付近海域へメイデイ・リレーしてもらえるかどうかの問い合わせに関しては、海保から何の返事もありません。
お忙しいのでしょうが、民間企業なら「お問い合わせの件、もう少々待ってください」くらいのメール一本入っててもおかしくないタイミングっすね。

Posted by: Ryu : June 3, 2005 10:47 PM

う~ん。
多分、海上保安庁のすべての管区に個別に同じ質問を出したほうが良いのかもしれません。なかには質問に答えてくれる真摯な担当者の居られる所もあるでしょうから。

Posted by: Miya : June 4, 2005 1:26 AM

ですね。
shitsumon@kaiho.mlit.go.jp
consult@jodc.go.jp
の二箇所に送ったのですが、全国に片っ端から質問すべきかもしれません。
時間出来たらやってみます。

Posted by: Ryu : June 4, 2005 11:51 AM

JRCA理事でもある新谷暁生さんは、あまり無線機やGPSがお好きではないようです。

「海を漕ぐのに届け入らない.危険を理解してそれを避けながら漕ぐことがカヤックの最も重要な技術なのであり、誰かの許可を得て漕ごうが無線機を持っていようが、それが身を守ってくれるわけではない.自分の知恵を絞って漕ぐことにカヤックの意味があるのだ.僕は海のカヤックをスポーツと考えている.だから安易にGPSを使うことはしない.また緊急時に助けを求めるために無線機も、レギュレーションでそれが義務付けされている国を除き持たない.道具で安全は手に入らないということを理解した上で、これらの道具を使うか否かを自分で決めるべきなのだ.」

http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/2004/12/index.html

Posted by: waka moana : June 28, 2005 4:04 PM

面白い情報ありがとうございます。
この本、僕は読んでいないので、ここに引用された文の前後関係を知りません。
ですから、この一文がどういうシチュエーションのカヤッキングについて述べたものかよく分からないのですが、もしこれが「一般論」だとすれば、日本のヴェテランにありがちな「アクティヴ・セイフティ偏重、パッシヴ・セイフティ軽視」だと思います。

ただし、エクスペディション・カヤッキングに関しては、そういうコミュニケーションツールに頼らず冒険を成功させようというコンセプトの元に挑戦するというスタイルは、もちろん「あり」だと思いますので、他人がとやかく批判することではないと思いますが。

Posted by: Ryu : June 28, 2005 4:32 PM

 実は夏休みに知床に行ってみることにしたのですが、藤崎さんのNPO SHINRAのガイドツアーにシーカヤッキングというのがあったので、おお、知床でシーカヤックに乗れるのか? とウェブをうろついていたら、かように厳しいご意見が「カヤックと知床国立公園」というタイトルであったので、ビビってしまったのです。ははは。怖いよ〜。
 
 個人的には自分や家族の生命を危険にさらしたくないので、可能な限りの安全策は用意して欲しいですし、それで料金があがると言われても黙ってカネを出すつもりです。ですが、新谷さんの修行僧のようなカヤッキングが知床のデフォルトだとしたら、我が家に知床のカヤッキングは無理でしょうね(笑)。

「知床はカヤッカーにとっては修練の場だ。だから条件が悪ければ悪いほど、僕は幸運だと思っている。僕は60回以上のツアーをしてきた。ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される。感動できる人には、どんな時でもツアーは楽しい。他と比較したがる人には、知床はつまらないだろう。知床は、記録を求める人にはただの海だ。」
http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/cat47293/index.html

 新谷さんの知床観では、カヤッカーは漁師でもツーリストでも無いらしく、知床にツーリズムが入ってくる事はあまり歓迎しないけれどもカヤッキングは続けたい。だから漁師たちの迷惑にならないルールを作ろうという立場のようですから、我が家のような根性無しのツーリストには敷居が高いんでしょう。そういう新谷さん自身が知床一周ガイドツアーをやっているのは、今ひとつ理解に苦しみますけれどもね・・・・・。

Posted by: waka moana : June 28, 2005 4:49 PM

なるほど、なるほど。

その素晴らしいお人柄をしたうファンが非常に多い新谷さんは、独特のポリシーを持った方とお聞きしてます。
僕自身は氏とお会いしたことがないので、彼の「シーカヤック・ツアー・ガイディング」に対する明確なポリシーは、よく分からないというのが正直なところです。

ただ、プロを名乗るからには、
「ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される」
という言葉は、出来るなら口にして欲しくない、という気持ちはあります。
確かに、それは事実ではあるのですが、でもお金を払う側のお客様にすれば、良いツアーにあたるか、面白くないツアーにあたるかは、たまたま一緒になるメンツ次第、って言われてることと同じで、これは大変にお客様をバカにした台詞に思えてなりません。

僕自身も、本音では新谷さんのおっしゃることを事実と認めつつも、
「どんなお客様がいらっしゃって、最高のツアーをやる」
と公言します。
それが、お金をいただいているプロの責任だと感じているからです。

ま、新谷さんは、僕とは違った「プロの責任」論をお持ちなんでしょうが。

ともかく、新谷さんは、一度ゆっくりとお話してみたい方の一人です。


Posted by: Ryu : June 28, 2005 5:11 PM

 新谷さんの厳しいシーカヤッキング哲学を拝読して思ったのですが、なんと言いましょうか、少なくとも日本ではツーリズムとワークの間に、もう一つの世界があるのかもしれません。

 トレッカーとマタギの間に「山岳部」がいるように、きっと我が家と漁師の間にも「漕艇部」がいるのでしょう。そして、山岳部や漕艇部が文化系ツーリストに向ける眼差しには微妙なものがあると思います。

 「さだっちょん」さんのブログにもあるように新谷さんは知床のシーカヤッキングに歴史的な貢献をされている、文句無しに偉大な方であるということは十二分に理解する私ですが、我が家のように体育会文化との相性が非常に悪いツーリストを相手にする、しかし命を預けるに足るアウトフィッターがどこかに存在していて欲しいとも感じます。

 ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?

Posted by: waka moana : June 28, 2005 5:25 PM

トレッカーとマタギの間に「山岳部」というのは、非常に分かりやすいですね。
慧眼、いつもながら感心して拝読しました。

確かにシーカヤックにも、その嫌いはあるようですし、特に日本では「体育会系」と「文科系」の間には、深い溝があるように思います。

僕が日本のシーカヤック業界を見たときに最初に感じたのも、同じようなことです。
ですから、NZのような「文科系にもまったくの門外漢にも優しいガイドツアー」を導入する必然性を強く感じました。
いま、増えてきてますよ。

ただ、だからといって新谷さんのようなスタイルも残っていただかなくては、また困り者です。
NZには、新谷さんのようなストイックなスタイルのアウトフィッターは、おそらくありません。
そういう意味で、日本の方がもっと幅広いツーリズムが定着できる可能性を秘めてますね。


> ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?

ひょっとしたら、アマチュアアウトドアズマンの中に、軟弱な文科系をバカにする風潮はなきにしもあらず、なのかもしれませんが、日本ほどではないと思います。
「他人は他人、自分は自分」という考え方が徹底していますし、アマはプロの仕事の意義やその実力を理解していますから。
ですから、表立っての対立の話は、聞いたことがありません。


Posted by: Ryu : June 29, 2005 11:56 AM

 なるほど。たしかにそういった意味では日本の方がツーリズムの幅は広いですよね。

 あくまでも勝手な推測ですが、新谷さんは、言ってみれば「頑固だけど腕は超一流の、伝説の先輩」みたいな存在なのかもしれませんね。部活動というのは年齢階梯が基本にあって、そこに活動の実績が加味されて個々の人間の威信が形成されますから、軽音楽部ならば、同じくらいの腕なら先輩の方が偉く、同じ学年なら上手い奴のほうが偉い。私が所属していたのはそういう所でした。だから一番偉いのは、プロとして長年のキャリアを積んだOBということになります。

 山岳部や探検部系のアウトドアマンのみなさんの書き物を拝見しておりますと、彼らのコミュニティ内での威信のあり方は、上に書いたようなシステムにとても近いと思うのです。個々の人間は消費者というよりも、むしろコミュニティの一員であり、コミュニティ内の威信はキャリアの長さ、技芸の巧拙、エクスペディションの実績によって決定され、コミュニティの成員はそのような威信階梯を受け入れなければならない。

 だから、若造や部外者が先輩を批判する事はコミュニティ全体への挑戦と受け止められる。私は新谷さんの文章にいくつかの論理的矛盾(認識論・存在論上の錯誤)を発見しまし、論旨がフラフラと定まらないままに書き進められた下手な文章だなとも思いましたが、それを表だって指摘する声はネット上にはなく、「さすがは俺たちの偉大な先輩だ」というような声ばかりでした。私は「あの先輩、本当はたまに変なミスするよな」「あの先輩、みんなは上手いって言うけど、下手だよな」と思っていても危なくて口に出せなかった軽音楽部を思い出しました。

 新谷さんの知床ガイドツアーが「機材レンタル無し」で「修練の場」とされているのも、「伝説のOBに稽古をつけていただける合宿」として解釈すれば、非常にわかりやすいわけです。また、新谷さんが素晴らしい人柄で多くの方に慕われているという事実も、「怖いけれども面倒見が良くて腕の方は超一流の先輩」と、それを慕う後輩たちと見ることが出来るでしょう。

 あくまでも推測ですけどね。

 しかし、こういった人間関係のあり方は、ツーリズム産業とはあまり相性がよろしくないと思います。ツーリズム産業はカネを媒介として「その場限り」「対等」の取引を行うわけですから。客は「先輩」なんか求めていないし、上下関係も求めていない。新谷さんが、存在論上は自らもツーリズム産業の一員でありながら、ツーリズム産業の人々に冷ややかな眼差しを向けるのも、人間関係のありようが全く異なる文化に属しているからかもしれません。

 (以上、事実と違っていたら申し訳ないです)。

Posted by: waka moana : June 29, 2005 12:21 PM

ここにレスを書こうと思ったのですが、面白い展開ゆえに長くなりそうなので、明日のエントリで本格的に書くことにしました。
もう少々お待ちをm(..)m

Posted by: Ryu : June 29, 2005 10:09 PM

May 12, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.12(最終回)

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15ノットに。北部の海況はやや荒いが、次第に落ち着く。
 向こう三日間:北西、金曜夜中に15~25ノットに上がり、日曜に落ちる。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:40 AM 1.0 m  High 11:57 AM 3.7 m
 Low 06:01 PM 1.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昼前現在、雨は降らずにときどき雲がかかる程度。

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極々私的なメモ。
 昨日は娘の誕生日だったが、特に変わったことをしなかった。僕は一緒にビーチに行って一時間ほど砂遊びしてやった程度。背中、肩、首が痛すぎて、あまり遊んでやれなかった。
 家人は前夜から部屋を風船などで飾りつけし、イチゴショートケーキを焼いたりステーキを焼いたりと、がんばってバースデイパーティをやってくれた。
 プレゼントは、僕がフォールディングチェア(本人いわく「おおさまのいす」)、家人は手作りのウサギのぬいぐるみ&ぬいぐるみ用オンブひも。僕の実家からもちょうどプレゼント(服やお絵かきボード)が届き、娘は狂喜乱舞。夜も興奮して寝やしない(笑)

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第12回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 前回のVol.11の最後に、次回予告で[ Who will help following disasters ]と書いてしまったのだが、改めて中を読んでみるとこのエリアの行政システムの説明になっていて、日本での汎用性があまりなかった。というわけで、今回は最終回の[ Health rules after disasters ](災害後の健康)。

[ Health rules after disasters ]

 被災後は、ラジオから流れる情報を注意して聴き、状況回復に努めましょう。もし事態が深刻だった場合は、上水、下水、ゴミ収集などの公共サーヴィスも機能しなくなる可能性があります。そうした際に健康を損ねることのないよう、以下のことを心がけましょう。

◎上水
 安全宣言が出されるまでは、水道水も汚染されているものと考え、数分間煮沸してから使用するようにしましょう。
 出来れば市販のミネラルウォーターを飲むか、あるいは上水バルブを閉め電気を止めてから温水器の中の水を少しずつ使うようにしましょう。
 ミネラルウォーターに限らず、ジュースなどの缶飲料、ビン飲料は飲用に最適です。こちらを先に使い、真水は料理や怪我の治療などのために節約しましょう。
 雨が降れば、屋根から雨水を集めることが出来ます。ただし最初の方は屋根にたまったゴミが混ざるので、しばらくたって水がきれいになってから集めましょう。

◎下水
 もしラジオから下水システム異常が伝えられたら、トイレは使ってはいけません。最悪の場合、誰かの家に逆流する場合もあります。
 庭に深い穴を掘って臨時トイレとして使います。ハエを防ぐために穴を覆うものと、プライヴァシー確保のための目隠しが必要になります。別の方法としては、キャンピングカーのトイレを使う、あるいは蓋つきのバケツを使うというものがあげられます。しかしこれらの方法の場合も定期的に中身を捨てなくてはならないので、どちらにしてもハエよけの覆いをした深い穴は必要になります。
 消毒剤と水はすぐに使えるようにしておきましょう。ただし水を節約することはお忘れなく。

◎ゴミ収集
 ゴミ収集が再開されるまでには、いくばくかの時間が必要になるでしょう。生物分解性ゴミは庭に埋めましょう。それが出来ないとき、あるいは生物分解性以外のゴミは、動物に荒らされないところにきちんと蓋の出来る容器に入れて保管しましょう。ゴミ収集再開、あるいは収集場所の変更などのアナウンスは、ラジオで流れるはずです。注意して聞いておきましょう。

◎食料
 停電すると、冷蔵庫が使えなくなります。以下の順に食料を消費しましょう。

  1. 冷蔵庫内の生鮮食品(ただし開閉は最小限に)
  2. 冷蔵庫付属の冷凍庫内食料
  3. 専用大型冷凍庫内の食料
  4. 缶詰、瓶詰め、アルミパウチなどの保存食料
 被災後の調理で特に問題になるのは衛生です。水は必ず煮沸してから使うことを心がけましょう。
 もしバーベキューグリルやアウトドア用ストーヴを使用する場合は、空気汚染と火事を防ぐために屋外で使うようにしましょう。通常時と違って、救急車や消防車はあてに出来ません。細心の注意が必要です。

◎化学物質、燃料
 被災後、一刻も早く園芸用化学薬品(除草剤など)、燃料、洗剤などの状態をチェックしてください。これらの中には、混ざり合うと極めて毒性の強いものもあります。もし漏れがあった場合は、必ずゴム手袋をした上で、別々のビニール袋の中に捨ててください。もし空気中に蒸発した化学物質が充満しているような場合は、専門家あるいはそういう状況に対処した経験のある人を探す方が賢明です。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)
 ◎Vol.7 (2005年4月29日)
 ◎Vol.8 (2005年4月30日)
 ◎Vol.9 (2005年5月3日)
 ◎Vol.10 (2005年5月7日)
 ◎Vol.11 (2005年5月10日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、人気ランキングranking.gifをクリックしておきましょう。


投稿者 Ryu : 11:35 AM
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Title: 備えあれば
Excerpt: ■日本では比較的大きなニュースになったと思われるので、わざわざ僕がここでご紹介するまでもないとは思うが、  ◎Mainichi Interactive「プレート境界型地震:関東の揺れ、予想より大...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.07.18
コメント

May 10, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.11

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後北西15ノットに変わる。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界良好。
 向こう三日間:木曜西10~20ノット、金曜北5~15ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 04:29 AM 0.7 m  High 10:41 AM 3.9 m
 Low 04:49 PM 0.8 m  High 11:13 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

予報通り、朝は霜が降りるほどの寒い晴天。昼前からうす曇になり、夕方にかけてだんだんと雲が厚くなっていった。寒いというほどではないが、昨日とはうってかわってちょいと涼しいツアー。
 今日は、また例によってアホウィルソンズの使えないオフィスクルーがとんでもないブッキングミスをやらかし、お客様二名がベース9時50分到着のバスに割り当てられていた。何をどうやったら、そういうミスが起こるんだよ! 早いお客様は8時半にはベースに到着してらっしゃるというのに。
 結局その1時間の遅れが最後まで響き、何とも収まりの悪いツアーになった。ま、別にお客様が楽しめない失敗ツアーになったってわけじゃないんだけど、でもどうしてもモーニングティーとか昼ごはんとかにしわ寄せが来て、会心の仕事にはならんなぁ。

 後片付けしつつマネージャのクレアと話をしてたら、彼女は来期は離脱の可能性大だとか。彼女とはSKOANZの試験の勉強や訓練も一緒にやった仲だったし(当時は彼女は別の会社に所属していたのだけど)、この三年間ときに励ましあい、ときに「お前が辞めたらこっちも辞める」と牽制しあいながら、ボロボロになりゆくATKでともに闘ってきた戦友なので、彼女がいなくなると僕もモチヴェーションの最後の砦がやばくなるな。さて、どうするか、今後。 b&b 8 / torrent - mt@torrent lag. - - torrent

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第11回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 今日は[ After an emergency ](「緊急事態発生後」)。

[ After an emergency ]
  • まず身の安全の確保を最優先で。行動する前に、まず考えましょう。
  • 落ち着き、他の人も元気付けましょう。
  • ガス、電気、水道を止めましょう。
  • 家族の安全を確認しましょう。
  • 情報や指示をラジオでしっかりと聞きましょう
  • 外出する場合は、実用的な衣類を身につけましょう。特に靴には留意が必要です。
  • ご近所の安否を確認しましょう。
  • ペットの安否を確認しましょう。
  • 生命に危険が迫っていない限り、電話の使用は控えましょう。
  • 緊急事態発生現場に、絶対に物見遊山に行かないこと。

昨年9月2日のエントリーに「正常性バイアス」のことに触れたが、特に日本人にはこの傾向が強いような気がする。よってここの第二項目にあるような「落ち着け」というよりは、むしろ日本人の場合は「とりあえず避難することを考えろ」という方が、実用的な指示かもしれない。

 逆に日本人にもよく当てはまるのは、最後の二つの項目だろうか。

次回は[ Who will help following disasters ]。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)
 ◎Vol.7 (2005年4月29日)
 ◎Vol.8 (2005年4月30日)
 ◎Vol.9 (2005年5月3日)
 ◎Vol.10 (2005年5月7日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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May 7, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.10

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポイントより北は北西15ノットが夕方25ノットに。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界不良。
 向こう三日間:日曜、南西15~20ノットに変わり、月曜は西10~20ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:37 AM 0.7 m  High 08:44 AM 4.0 m
 Low 02:55 PM 0.7 m  High 09:22 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

快晴、無風、ベタ凪。日中は暑いくらいの陽気。素晴らしい。夜になって風が吹き、雨も降ってくるという予報だったが、21時を過ぎてもまだ静かだ。

 中六日の登板。日本がGWだったため、お客様がすべてそっちに流れ、エイベル・タズマン国立公園は閑古鳥が鳴いていた、なぁんてわけあるわけないし、別に僕が干されてたわけでもない。単にシフトの関係。夏シフトは日~火曜がオフだったが、冬シフトでは水~金曜をオフにした。その切り替えが今週だったので、日~金曜の六連休になってしまったというわけ。冬は仕事が減るので、週休二日にしておいて週五日スタンバイにしておいた方が安全なんだけど、冬といえどもなんだかやたら忙しい週ってのが必ずあって、たまに毎日呼び出しがかかることがある。真冬に週五日働くと、ホント死んじゃうので、それを警戒してやっぱり四日にしておいた。
 ま、それはともかく、本日のツアー。上記のような天候だったので、悪いツアーになるわけがない。カナダ人のカヤッカーのおっちゃんが、シングルを希望してて、天候もバッチリだし漕がせてみてもまぁまぁ漕げるようだったので、モーニングティーから後は僕がダブルに乗って彼にシングルに乗ってもらった。お客様にシングルを渡したのは、三年ぶりくらいだったかなぁ。
 ただ、小さなトラブルが重なった。まず、ツーデイ・ボートステイのお客様の二日目の昼食は、アクアパッカーがサンドイッチを用意することになったらしいのだけど、アクアパッカーがそれを把握してなくて新婚カップルが昼飯を持ってきていなかった。
 そしてその件をアクアパッカーにマリンVHFラジオで連絡しようとしたら、朝チェックしたときはOKだったのに、ラジオのPTTボタンが死んでいたことが判明。判明というか、いつ壊れたんだ?
 ともかくビーチから連絡がつかないので、出艇後にアクアパッカーに寄り、すぐにサンドイッチ作ってモーニングティーでストップする予定のビーチまで届けるように言うと同時に、さらに僕のVHFラジオが壊れて交信不能な旨とマラハウ帰着予定時刻をベースに伝えてもらって、何とか事態を収拾。

 ウィンターメニューは、やっぱり良い。オリジナルオーナーがやってた頃の黄金期のATKのウィンターメニューと比較しても、今のメニューの方が断然上。素晴らしい。ウィルソンズが運営するようになって、初めて「納得のいく」変更だ。
 しかしウィルソンズのことだから、いつまた「改悪」されるか分かったもんじゃないが……。 mmt 4 / anch - mt@te pukatea - l@adele - marahau

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極々私的なメモ。
 右利きか左利きか長らく謎だった愛娘だが、三歳の誕生日を前にしてどうやらやっぱり右利きだったらしいことがハッキリしてきた。この一ヶ月くらい、ペンも箸もほとんど右手で使っている。

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第10回。

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The Nelson/Tasman Civil Defence
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 今日は[ What to do in emergency events ](「緊急事態発生時にやるべきこと」)。

[ What to do in emergency events ]

◎地震
 室内にいる場合は、外に出ないで室内にとどまってください。その方が安全です。部屋の出入り口(ドア枠)の下、あるいは丈夫な家具の下に身を隠しましょう。
 もし屋外にいる場合は、建物や送電線などの危険物から遠ざかりましょう。
 運転中ならば、車をとめ、車内にとどまってください。

◎洪水
 ラジオの情報、特に避難勧告に注意しましょう。
 もし時間があれば、貴重品は高いところに移し、化学薬品類も水の届かないところに移動させましょう。
 水の中を歩いたり運転したりしないようにしましょう。水は汚染されている可能性が高いですから、なるべく水に触れないようにしましょう。

◎津波警報
 津波の危険がある場合は、海岸線の標高の低い地域には、連続したサイレンにより津波警報が出ます。
 ラジオの避難勧告に注意し、指示が出た場合は高いところに向かう最短ルートを選んで避難してください。
 
◎沿岸暴風雨
 海岸線の道路は使わないようにしましょう。
 海岸と河口には近づいてはいけません。
 
◎化学物質漏洩
 現場には絶対に近づいてはいけません。空気中にも蒸発した化学物質が含まれますので、家の中にいる方がはるかに安全です。
 開口部が一番少ない部屋に集まり、ドアや窓の隙間を濡れタオルでふさぎましょう。
 ラジオの情報や指示を注意して聞きましょう。
 
◎吹雪
 屋根の上の積雪量に注意しましょう。勾配がゆるい(あるいは平らな)屋根の場合は特に注意が必要です。また、屋根に谷になった部分がある場合は、その部分の積雪にも特に注意しましょう。
 吹雪が激しくなると停電する可能性が大きくなりますので、電気なしで暖をとったり、調理したり出来るように準備しておく必要があります。二、三日家に閉じ込められる事態にも備え、余分な食料と燃料も用意しておきましょう。

◎暴風
 ラジオの気象情報を注意してチェックしましょう。
 嵐になる前に、吹き飛ばされそうなものはしっかり固定しておきます。ガラスが割れることに備えて大きな窓にはテープを張り、カーテンは引いておきます。
 嵐になったら、屋内に待機しましょう。
 屋根が持ち上がり始めたら、風が当たっていない側の窓を少し開けましょう。

◎雷
 高所、金属製ポールや高い木から遠ざかります。
 一刻も早く屋内に避難してください。
 
◎雹
 大きな雹が降ると非常に危険ですので、一刻も早く屋根のあるところに避難します。雹がやんだら、樋の中の雹を取り除いておきましょう。

こうやって眺めてみると、日本はつくづく自然災害の多い国だということがよく分かる。どの項目も、日本人には非常に身近で、特に目新しいメソッドは書かれていない。
 化学物質の項目を除いて。

 日本の場合に考えられる化学物質汚染は、まず船から流れ出した海洋汚染。次に主要道路での輸送車の事故。化学コンビナートの事故。そして原発事故あたりが可能性のある点だろうか。つまりよほどの田舎でない限り、化学物質汚染の危険性は、やはり常についてまわることを改めて思い出しておく必要がありそうだ。

 あ、田舎には、産廃廃棄場があったりもするのか……。

次回は[ After an emergency ]を紹介する。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)
 ◎Vol.7 (2005年4月29日)
 ◎Vol.8 (2005年4月30日)
 ◎Vol.9 (2005年5月3日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.11
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。 [海洋気象] (エイベル)  セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.11
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May 3, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.9

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。

[海洋気象] (エイベル)
 南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノットに上がる。北部の海況はややあらくなる。雨中視界不良、午後次第に回復する。
 向こう三日間:明日、南東10~20ノット。木曜、おさまる。金曜、北西5~15ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:03 AM 3.4 m  Low 11:24 AM 1.2 m
 High 05:47 PM 3.4 m  Low 11:56 PM 1.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

夜中は久々によく振ったが、朝にはすでに上がっていた。午前中はずっと曇り。

 昨日の昼間から、海洋気象に「向こう三日間」の長期予報が加わった。便利になった。

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第9回。

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 今日は[ If you have a disability ](「障害をお持ちの場合」)。

[ If you have a disability ]
 他の皆さんと同様に、障害をお持ちのあなたの場合も、緊急事態発生後の生活に関してはご自分自身で準備しておく必要があります。なぜなら、災害後はサポート体制も機能しなくなる可能性が大きいからです。

◎近隣関係
 緊急事態発生後の最大の頼りは、ご近所になるはずです。きちんと知り合いになり、誰があなたの手助けをしてくださるのか、把握しておきましょう。緊急時にあなたが必要とする補助、介助がどのようなものかを、彼らにきちんと知らせておくことが大切です。
 
 
◎職場関係
 職場でも緊急事態発生時の計画を練っておくことが必要です。特に職場の緊急避難マニュアルの中に、あなたの障害のことがきちんと織り込まれているかを確認しておきましょう。また同僚にあなたが必要とする補助・介助を把握しておいてもらうことはもちろん、あなたが必要とする特殊な薬や道具などがあれば、それも用意しておきましょう。
 
 
◎下肢に障害をお持ちの方の場合
 緊急事態では、あなたが通常使用している移動手段も影響を受けて使えなくなり、安全に避難することが出来なくなる可能性があります。洪水あるいは瓦礫などが車椅子の移動を邪魔するかもしれませんし、エレベータがストップするかもしれません。
 
 <緊急事態発生前>
 緊急事態発生時に、きちんと避難できるように準備しておきましょう。ご近所や同僚に、あなたが避難に手間取る可能性があることをきちんと知ってもらうことが最も大切です。また、通常ルートが使えない場合のために、別経路を用意しておくことも大事です。この場合、避難経路をふさぐ可能性のあるもの、例えば本棚が倒れたりすることを考慮し、予め対策を施しておきましょう。

 <地震中>
 車椅子に乗っている場合は、降りないでそのまま乗っていましょう。もし可能ならば、ドア開口部に行きましょう。そして車輪をロックし、両腕で頭をかばってください。もしベッドに寝ているなど、車椅子に乗っていない場合は、ベッドや机、テーブルなどの下に隠れるようにしてください。落下物から身を守ることが大切です。

 <地震後>
 もし閉じ込められたら、周囲にそれを知らせるべくあらゆる手段を講じてください。もしご近所と予め話がついていれば、彼らは必ず様子を見に来てくれるはずです。
 
 
◎聴覚障害をお持ちの方の場合
 あなたの場合、緊急事態発生直前、あるいは直後の警報が聞き取れないという点が、最大の難関となります。つまり、今から準備しておかなければ、実際に緊急事態が起こってしまってから事態を把握するまでに、他の方よりもはるかに大変なことになるはずです。
 電話線がダメージを受けた場合は、テキストメッセージ・システムも使えません(訳者注:ニュージーランドのシステムのことです)。また、停電した場合、暗闇の中で聴覚障害者がコミュニケーションをとるには、必ず何らかの明かりが必要になってきます。
 あなたのことを知らない人は、あなたの聴覚障害に気づかず、従ってあなたが避難警告を聞き逃していることに気づかずにあなたを置き去りにしてしまう可能性が大きいです。それを避けるには、予め準備をしておくことが不可欠です。

 <緊急事態発生前>
 自宅では、暗闇の中でもすぐ手の届くところに、懐中電灯、ペンそして紙を常に用意しておきましょう。ご近所には、避難命令がラジオで出された場合に、あなたにも知らせてもらうようにお願いしておきましょう。

 <緊急事態発生後>
 他の人々の動向に最大限の注意を払いましょう。もし室内に閉じ込められている場合は、ドアをノックする、モノをぶつけるなどして音を出し、あなたの存在を知らせる努力をしてください。
 電灯が切れている場合は、ライトを使ってあなたを捜索している人とコミュニケーションを試みましょう。
 周りの人に、ラジオで情報が入った場合に、あなたにも教えてくれるようにお願いしておきましょう。
 
 
◎視覚障害をお持ちの方の場合
 お知り合いに視覚障害をお持ちの方がいらっしゃる場合は、以下の文章を読んであげてください。
 緊急事態が発生すると、慣れ親しんだ環境は激変する可能性が大きいです。地震発生時には、物が落ちたり動いたりします。出口も塞がってしまっているかもしれません。
 盲導犬が怪我をしたり、怯えて使い物にならなくなる可能性も考えておく必要があります。

 <緊急事態発生前>
 自宅にも職場にも、予備の杖を用意しておきましょう。あらゆる場所で、緊急事態発生前とは状況が変わっている可能性が大きいですから、盲導犬を連れている場合でも必ず杖も必要になってきます。
 自宅、職場両方に関して、別の避難経路を把握しておきましょう。通常のルートは塞がってしまう可能性があります。
 最も大切なことは、緊急事態が発生する前に、ご近所や同僚に緊急時の補助・介助をお願いしておくことです。

 <地震中>
 もし地面の揺れを感じたら地震を疑い、ドア開口部または丈夫な家具の下に移動し、建物外壁からは離れてください。膝を突き、頭を両腕でかばいます。

 <地震後>
 地震中に物が落ちる音が聞こえていたら、あなたの周りにはいろんな障害物が散乱していることを予想しましょう。まず、助けを呼びましょう。そして、杖を使ってください。もし閉じ込められていたら、音を出して助けを呼びましょう。また、ガラスの破片が盲導犬の足を傷つける可能性を忘れないでください。

極めてヘヴィな項目がでてきた。身体障害者の緊急事態遭遇対策である。足の弱ったお年寄りは、案外ご近所にもたくさんいらっしゃるだろう。よって、「動けない方を助けるご近所さん」という役回りは、誰にでも回ってくる可能性があるわけだ。

 これを訳してて気づいたのだが、片足を怪我して松葉杖ということは、けっこう誰にでも起こりうることだし、割とよく目にすることでもある。そういうタイミングで災害に見舞われた場合、もともとの身体障害者以上に避難に手間取るだろうことは想像に難くない。都市部の場合、あなたが松葉杖をつくような怪我をしていることを、ご近所さんが知らないということも大いにあるかもしれない。

 こうやってシミュレーションしてみると、いろんなところに見落としている「穴」があることに気づかされる。おそろしいねぇ。

そうそう、僕のように眼鏡やコンタクトレンズを常用していて、なおかつ「裸眼は使い物にならない」という方は、こうした防災を考える際にはご自身を「広義の視覚障害者」と定義する方が良いかと。
 僕の裸眼はほとんど役に立たない。さすがに杖までは必要ないが、防災袋の中に予備の眼鏡が入っていないと、おそらくまったく動きがつかなくなってしまう。案外忘れやすい盲点なので、注意が必要。

 あと同様に、入れ歯や補聴器も忘れてはならないアイテムだろう。

次回は[ What to do in emergency events ]を紹介する。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
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April 30, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.8

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨
ときどき雨。北西の突風、のちに南東風。(高)19度、(低)11度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午後に南西15ノットに。北部の海況は次第に落ち着く。午前のにわか雨中、視界良好、夕方には雨も上がる。
 その後12時間:変風10ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 01:24 AM 3.8 m  Low 07:30 AM 1.1 m
 High 01:59 PM 3.5 m  Low 08:07 PM 1.2 m

天気図
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午前中は曇ったり、パラパラしたり、晴れ間が出たりと、まことに忙しかった。飛び込みで日本人女性のブッキングが入ったものの、オフィスでブッキング手続きをしている間に雨がパラパラしたもので速攻でキャンセル。その間、一人増えたとの連絡を受けてシングル艇からタンデム艇に荷物を積み替え終えていた僕は、すぐさままたシングル艇に荷物を積み替える羽目に。旧ロシアだかソ連だかの拷問に、こういうのがあったらしいな。右のボタ山を50m左に移し変え、終わったらまたもとの場所に。もっともキツイ拷問の一つだと聞いたことがあるが……。
 ともかく、雨はその一瞬だけ。海に出た瞬間は曇り気味で、上空は南西15kn、海上では南10kn。モーニングティーの間に風は落ち、晴れ間も広がった。あそこで気を変えなきゃ、極上のカヤッキング出来たのにねぇ>日本人女性

 ウォータータクシーの運行スケジュール変更により、ワンデイ・カヤック&ウォークのお客様が乗るタクシーが、12:15から13:30の変わった。よってカヤッキングを一時間延長。これくらい時間があると、のんびりゆっくりとパドリングを満喫できる。
 が、ウォーキング時間がわずか30分に変更になってるのは、どうもねぇ。どこが半日カヤック、半日ウォークだか。今日のお客様(若い英国人夫婦)は、オネタフティ - トンガ・クォリ間のウォークだけでは物足りないので、帰りにアップルトゥリーベイで降りてマラハウまで歩いて帰ることにしたとか。 sbh 7 / mara - mt@fisherman - apple tree - toilet@coquille - mara

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第8回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
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 今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の最終回。

[ 20 steps to be better prepared Vol.5 ]
 もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。

◎ステップ17
 おそらく、あなた、あるいはご家族のどなたかは、職場でかなりの時間を過ごしているでしょう。もしそうならば、職場に災害時の適切な緊急プランがあるかどうかをチェックすべきです。
 あなたの職場は、例えば重い家具や器具が倒れないように固定してあったり、化学物質漏洩対策がしてあったりするでしょうか? スタッフの中に、きちんとトレーニングを受けたファースト・エイダー(ファースト・エイド資格保持者)がいますか? いるとしたら、誰がそうなのかご存知ですか? 避難手順はきちんと決まっていますか?

◎ステップ18
 ペットを飼っている場合、災害時、および災害後にも、きちんとペットの面倒をみたいと思うでしょう。
 ペットフードも備蓄しましょう。もちろん長持ちする缶詰やドライフードが良いでしょう。急いで避難する場合は、ペット運搬用の檻は重宝します。
 もしペットを連れて行くことが不可能な場合は、水と餌をたっぷり残しておいてあげましょう。そして犬や猫の場合は、鎖などを外して自由に動けるようにしておいてあげれば、自力で危険から逃げ出すことが出来ます。

◎ステップ19
 休暇で出かけるときも、緊急時に対する備えは忘れないでください。自然はあなたの休暇中にも待ってはくれません。「どうしても必要な緊急装備」は、必ず持って行きましょう。
 懐中電灯、ラジオ(もちろん予備電池も)、そしてファースト・エイド・キットは特に大切です。
 旅行を中断せざるを得なかったり、大幅に遅れが出たりする場合のために、代替案も持っておきましょう。テレフォン・カードか携帯電話を持っておけば、助けを呼ぶことも出来ますし、少なくとも親戚や友人などに何が起こっているかを知らせることも出来ます。

◎ステップ20
 ここまでの19のステップを完了したら、ともかく座ってゆっくりとくつろぎながら、ささやかなお祝いをしましょう。そして、再度ステップ1に戻ってもう一度ご自分の準備を見直してみてください。

ステップ19に、「テレフォン・カードか携帯電話を持て」というのが出て来るが、これは日本人にはいわずもがな、だな。
 反面、ステップ17に、またもやファースト・エイドの話が出てきている。これは、日本の泣き所だろう。国によって、強いところと弱いところがハッキリとでてきてしまうのが面白いが、面白がっているばかりではいられない。

次回は[ If you have a disability ]を紹介する。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)
 ◎Vol.7 (2005年4月29日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
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投稿者 Ryu : 10:03 PM
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Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.9
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル)  南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノット...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.06
Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.10
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.09
Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.12(最終回)
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル)  北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.12
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April 29, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.7

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後遅くに北西15ノットに。北部の海況は荒くなる。
 その後12時間:全域で、遅くに南西20ノットに。
 
[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:37 AM 4.1 m  Low 06:33 AM 0.8 m
 High 01:03 PM 3.7 m  Low 07:10 PM 1.0 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

満潮潮位が、一日のうちで0.4mも違う!? こんなの、過去にあったっけか? 珍しいな。

 それはともかく。昨日の天候だが、昨日のエントリーアップ後にいきなり「こりゃ一雨来るぞ」というくらいにわかにかき曇り、かなりの風が吹き始めて気温もいきなり低下。予報は見事に外れた形になった。いやぁ、昨日は仕事がなくてよかった。

 で、本日は、うって変わって晴天ベタ凪、日中は暑いほどの陽気。
 が、今週からスケジュールと食事が「冬シーズン仕様」に変わってて、参った。ウォータータクシーの最終ピックアップが15:30(アンカレッジより)になるのは、アクア・タクシーも同じなのでこれは予想していたのだが、朝マラハウ発の便が9:00ではなく10:00になってしまっていたのは驚愕。ブリーフィングを全部済ませておくとしても、それでもパドリング時間が30分削られるでないの。午後にピックアップが30分早まるのとあわせると、全部で1時間のロス。
 しかも、食事は逆にこれでもかというくらい豪華に変更してあったので、調理に時間を食われる。そのくせ、夏の「モーニング・ティー+ランチ」に加えて、冬は「アフタヌーン・ティー」まで出せと来た。バカヤロ、1時間以上パドリング時間削られてるのに、そんなこと出来るわけねぇだろ。

 ったく、ウィルソンズっていう会社、なんで現場の人間の意見をきこうとしないかね? ちょっと相談してくれれば、スケジュール的にそんなことムリだって、誰だって答えられるのに、現場の仕事を知らない人間だけがコストの帳尻だけ見ながら商品開発しやがるんだから、まったくたちが悪い。

 今日のお客様たちはパワーがあったし、天候もよかったので、それでも難なく行程はクリアできたが、ちょっと向かい風が吹いたり、もう少しパワーのないお客様が混じると、もう全工程漕ぐのはムリ。
 ちなみに今日のグループは、楽しく漕いでいただいて、ちゃんと仕事しました、モチロン、ハイ。食事は往年のエイベル・タズマン・カヤックス並みのレヴェルになってるので、あれならお客様も文句なしだろうし。でもなぁ、時間との兼ね合いが超難しいぞな。

 ツアー終了後、明日ウォーキングトラックを歩きたいというお客様の相談に乗ったが、もちろん隣のアクア・タクシーを薦めた。だってうちのウォータータクシーのスケジュールだと、歩く時間1時間削られるから、一つ手前のビーチでフィニッシュしなきゃいけなくなる。そんなのバカバカしい。

 何ヲ考エテイラッシャルノデショウネェ???>ウィルソンズノお偉方様たち seal 7 / onet - tonga is - l@sandfly lag - falls riv - anch

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第7回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の4回目。

[ 20 steps to be better prepared Vol.4 ]
 もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。

◎ステップ13
 長時間停電する場合は、電気に頼らない調理法が必要になります(訳者注:ニュージーランドではガスコンロではなく、電熱コンロと電気オーヴンが主流)。バーベキュー用の炭を少し余分に備蓄しておいたり、ガスボンベを常に満タンにしておくように気をつけましょう(訳者注:ニュージーランドはバーベキューが盛んで、ほとんどの家にバーベキューコンロがある)。もちろんキャンプ用ストーヴやキャンピングカーに調理器を備え付けてある人は、これらの燃料も持っておきましょう。
 これらの代替コンロを使う場合は、安全のために必ず屋外で調理しましょう。緊急時には消防車が迅速に駆けつけてくれるとは限りません。

◎ステップ14
 あなたのお家はどのような暖房システムになっていますか? もし災害で停電になり、しかも煙突も壊れてしまったとしたら、どのようにして暖をとりますか? ポータブル・ヒーターは一つの解決策ですが、火事には注意が必要です。
 もし安全な暖房器具や手段がない場合は、風の入らない部屋に全員集合し、厚着して、必要なら毛布や寝袋を併用しましょう。サヴァイヴァル・ブランケットは有効なので、ファースト・エイド・キットに入れておくのは良いアイディアです。

◎ステップ15
 火器が災害時に危険な状態にならないか、セイフティ・チェックをしておきましょう。
 レンガ製の煙突がある場合は、目で見てヒビ、傾き、その他の劣化が確認できる場合、専門家を呼んでチェックしてもらいましょう。
 もし家に自立式固形燃料ストーヴ(いわゆる薪ストーヴなど)がある場合は、炉床にきちんと固定されているか、あるいはそうでない場合は地震が起きたときに横滑りしたりひっくり返ったりする可能性がないかどうかチェックしてください。

◎ステップ16
 燃料と化学物質(主に園芸用)が安全に保管されているかどうか、チェックしましょう。緊急時にこれらが倒れたり、互いに混ざり合ったりした場合、非常に危険な状態になる場合がありますし、もし危険はなくとも後始末はものすごく大変です。洪水時にこれらが水没すると、あなたの敷地は汚染された水に浸されることになり、これはさらに後始末が大変です。
 これら危険物は、水害時にも水に触れない高さ(もちろん子供の手の届かない高さ)の、鍵のかかる戸棚の中にきちんと保管しましょう。液体の場合は、中身がもれないように蓋をきちんと閉めておくべきなのは、言うまでもありません。

園芸用品なんて、たいてい低いところに置いてあるよなぁ。我が家は幸いにしてそんなに危険な園芸用品は持ってないが、隣近所を考えると……。
 新築する家は、この辺もしっかり考えておかねば。なんせかなり標高が低く、水害があると浸水する可能性のある地域だ。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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投稿者 Ryu : 9:31 PM