June 4, 2005
COOL BIZ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。冷たい南西風。(高)14度、(低)2度。
[海洋気象] (エイベル)
南西20ノット。海況やや荒い。
向こう三日間:南西20~30ノット、日曜西10~20ノットに変わり、月曜南15~25ノットに変わる。海況は日曜に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:21 AM 1.0 m High 07:24 AM 3.7 m
Low 01:40 PM 1.0 m High 08:10 PM 3.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨夜は雨降らず。
やっと暖かくなった。まだ気圧配置は南西だし、予報にも「冷たい南西風」となってるが、でも昨日と比べると雲泥の差。フリースを脱いで過ごせる。
が、曇るとやっぱ肌寒いな。
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■極々私的なメモ。
昨日、拙ブログ愛読者の方から大量に書籍類の差し入れをいただいてしまい、何と今朝4時ごろまで夜更かししていろいろ読みふけってしまった。
身体がダルイ。アホだ……。
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■極々私的なメモ その2。
あ、そういえば、今日明日が瀬戸内シーカヤックミーティングだな。
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■編集長ブログ「COOL BIZ」経由。
エライ!>Gofieldノーネクタイ政策
■このブログでは過去何度か原発反対のエントリーをアップしていて、その中で昨年8月22日では夏季涼しく過ごして省エネするための冗談サイトもご紹介した。
でも冗談じゃないんよね。ちゃんと夏に薄着、冬に厚着すれば、エネルギー消費は確実に抑えられる。原発だって減らせるはず。
ノータイ、今回こそホントに普及すると良いね。あんなものはタキシードだの蝶タイだのと同じように、パーティ時のオシャレ用にしちゃえば良いじゃん。ビジネス時は機能性重視。
原発、減らそうぜ!
■関連過去ログ【原発関連】
◎原発事故をなくすには。(2004年8月16日)
◎省エネ案、あれこれ。(2004年8月22日)
◎そろそろノド元を過ぎた頃合い?(2004年9月23日)
◎LED関連。(2005年3月12日)
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■「夏でもネクタイ」という方は
を、「ワハハ、夏はノータイだ」という方は
をポチリ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2157
Excerpt: ■昔、『パドルの向くまま、気の向くまま』で、「その8 『環境問題』にはウンザリだ・・・」と題した一文を書いたことがある。日付を見るともう5年以上も前のモノなので、今読み直...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.07.27
April 28, 2005
ミニナイフ雑感。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。(高)19度、(低)9度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、昼前に東10ノットに変わる。海況おだやか。
その後12時間:南西15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:46 AM 0.6 m High 12:15 PM 3.9 m
Low 06:20 PM 0.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■快晴だが、南から冷たい空気が入ってるのでちょいと涼しい。昼前から東風か。潮のタイミングと会えば、マラハウでサーフィン出来たかもしれないけど、満潮から引き潮にかけてじゃ、良い波たたないな。
実は昨日の段階で、本日はレンタル講習の仕事が入っていたんだけど、夜遅くに「キャンセルになった」と連絡があって、仕事あぶれた。オフシーズンに入ってきたなぁ。ここのところ週休5日ペースになってきた。
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■MMさんから教えていただいたニュース。
◎Yahoo!ニュース「アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波」
あと、本音をいえば、ヴィクトリノックスよりもウェンガーの方が好み。でも、今はウェンガーはソルジャーを売ってないみたいだな。と書いたのだが、実はこのときウェンガーのオフィシャルサイトを初めて訪問してみて、あまりのラインナップのショボさに、大いにショックを受けたのだった。昔からウェンガーはヴィクトリノックスに比べると地味で、ラインナップも少なかった。しかし、あまりにも差が開きすぎていた。イヤぁな予感がしたものだ。
予感が現実となった。かなりショックだ。「アンチ・メジャー」の天邪鬼としては、スイスアーミーナイフならやっぱりウェンガーを支持していたので、このニュースはなんとも……。
■そういえば、先日日本から送られてきた荷物の中に『BE-PAL』誌の2004年12月号が入っていたのだが、その中にこれとちょいと関連のある話があった。同誌をお持ちの方はP.20をご覧いただくと早いのだが、要約すれば、「多目的ナイフ(要するにスイスアーミーナイフの類)が軽犯罪法で取り締まられている例が最近多いようだが、これは憲法31条の罪刑法定主義違反の疑いがある」とのこと。
なるほど。アホが刃物を振り回して傷害や殺人をする例が少なくない昨今、当局としてはナイフ所持をバシッと取り締まりたいところだが、銃刀法に触れないナイフは、現行法ではまともに取り締まるすべがなく、無理やり軽犯罪法を適用するしかない、というわけだな。
現状としてこういう取締りが事実ならば、これもウェンガーの首を絞める要因の一つにもなったのかもしれない。残念なことである。
ま、ウェンガーのことはさておき、確かに同誌の言うとおり、「罪刑法定主義」の考え方からすると、軽犯罪法を「誇大解釈」するのは、マズイだろう。そんなことされたら、何でもかんでも取り締まれることになっちまう。法治国家としては、そりゃイカンだろうと思う。
また本音をいえば、個人的には小さなツールナイフの所持携帯くらい自由にしてくれよ、と思う。そんなことまで取り締まらないでくれ、と。
が、時代の趨勢として、ミニ・ツールナイフの類が取り締まられるようになるのも、また仕方ないような気がする。というか、小さな子供を持つ親としては、取り締まりたくなる当局の気持ちは分かる。街を歩けば、確かにナイフを持たせちゃイカンようなアホガキがあふれている。
よって、法改正によって、ミニ・ツールナイフまで取り締まれるような立法がされた場合は、僕自身も半分渋々ながら、やっぱり従うしかないだろうなという諦めもある。
■とはいえその場合、実際問題として、僕らアウトドアズマンはどうなるのよ?
もちろん、ザック担いでたりカヤックを車に積んでいるときは、「正当な所持理由あり」としてお咎めなしだろう。
しかし、ツーリングから帰ってカヤックとキャンプ道具を車から降ろしたところでタバコが切れてたことに気づき、ヴィクトリノックスをついうっかりポケットに入れたまま近所のタバコ自動販売機まで歩いているところを岡っ引警察官に呼び止められたら、もうアウトということか!?
ところが、これが「帰宅後」じゃなくて、ツーリング中だとOKになるのか? つまり、その日のパドリングを終えてテントを張り、軽装に着替えてくつろいでるときに、タバコが切れた。どれ買ってくるか、ってんで、ポケットにヴィクトリノックス入れたまま近くのタバコ販売機まで歩いていくと、警官に出会った。この場合は「キャンプ中」という立派な「正当な所持理由」あることになる。
しかし、この場合と上記の「帰宅後にタバコを買いに出た」場合と、どこが違うというのだ??? こんな些細な差、というより、実質上何も差がないのに、一方はまったくお咎めなし、一方は「犯罪行為」となるってのも、何か割り切れない話だ。
■ややこしいから、いっそのことライセンス制にしてくれよ。ヴィクトリノックス・クラシックといえども、所持携帯には免許を要する。その代わり、免許保持者は、いかなるときも携帯をとがめられることはなく、それは航空機国内線客室内持ち込みも例外ではない、ってな風に。それだったら、僕も免許取るからさ。
とはいえ、そうなると「カッターナイフはどうなる?」とか、「包丁を買って帰宅するために持ち運んでいるときはどうなる?」とか、「免許保持者が、非保持者にちょっとナイフを貸した場合はどうなるか?」などの、これまたややこしい問題が山ほど出てきそうだ。友達と喫茶店でお茶飲んでるときに、「ハサミ持ってない?」「あぁ、あるよ」ってんでクラシックを貸すなんてのは、いくらでもある話だよなぁ。これが「違法行為」になっちまったんじゃ、たまらんぞな。
ヤレヤレ、ややこしいこっちゃ。刃物の話なのに、スパッと切れ味よく解決するアイディアはなかなかなさそうだね。
なんとも世知辛い世の中だこと。
■ともかく、長い歴史の幕を閉じたウェンガー社に、黙祷。
そして、これから統合のゴタゴタに巻き込まれる両者に関わる皆さん、がんばってください。
■関連過去ログ【ナイフ】
◎ナイフ離れ、アウトドア離れ (2004年4月3日)
◎『ナイフの話』その1 (2004年4月18日)
◎『ナイフの話』その2 (2004年4月19日)
◎『ナイフの話』その3 (2004年4月20日)
◎『ナイフの話』最終回 (2004年4月21日)
◎『続・ナイフの話』前編 (2004年7月13日)
◎『続・ナイフの話』後編 (2004年7月14日)
◎愛用の○○○○ナイフ。 (2004年12月15日)
■追記(4月29日)。
さのしさんのブログでも、同じネタが。
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■ウェンガー派は
を、ヴィクトリノックス派は
を、その他の方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2007
Excerpt: アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波 なんとテロの影響がこんなところにまで及ぶとは。 最初にアーミーナイフを買ったのは、生まれて初めての海外旅行に行った時だ...
From: Solid Days
Date: 2005.04.28
Excerpt: アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波 なんとテロの影響がこんなところにまで及ぶとは。 最初にアーミーナイフを買ったのは、生まれて初めての海外旅行に行った時だ...
From: Solid Days
Date: 2005.05.01
英語ですが、 オフィシャルサイトにもうプレスリリースアップされておりました。
http://www.victorinox.com/newsite/en/news/news_wenger.htm
読めば読むほどV社が「偉そうな」文面で、弥が上にもウェンガーの判官贔屓になりますね。
又、地域限定なのかは別としてもウェンガーの社員がたった150人だというのも驚きました。
Ryuさんなら絶対書くだろうなと思っていたエントリー。僕も書いていたのでトラックバックしておきます。
ナイフの不法所持の話をどこかで読んだなあと思ってRyuさんのブログの中も探してみたんですが、「BE-PAL」に書いてあったんですね。僕もクラシックは持ち歩いてるから、捕まる可能性あるなあ。
Posted by: さのし : April 28, 2005 3:37 PM私はウェンガーは使ったことないので、よくわからないですね。ヴィクトリノックスは好きな道具の一つです。
軽犯罪法云々の件ですが、基本的には警察官の気分と都合次第でしょうね。なんかとにかく引っ張りたい場合には、都合の良い口実に使われるという感じで。まあこの辺りはツールナイフを持ち歩くという習慣が無い社会だったからこそ出てきている問題なので、社会で議論になれば、落としどころというのも見えてくる気がしますが・・・・。
Posted by: hokulea2006 : April 28, 2005 4:29 PM積丹カヤックスさんのコメント欄から飛んできました。
私は左利きなのでウェンガーのレフトハンダーを愛用してました…がなくしたときについビクトリのクラシック・ペンを買ってしまい、そのままです。
私は日ごろからビクトリを付けて歩いていますが業種と服装が電動ノコ持って歩いててもいいたぐいなので
(作業服で仕事に関係ない人に会うと自○隊に間違えられたりする)
もし訊かれたとしても「仕事で使っています」で済みます(実際使ってますし)が。
でもツールナイフなんかより大型カッターナイフの方がずっと危険でしょうに。
つくづく刀狩の国ですね、日本は。
>MMさん
僕は逆に150人もいたのか!って感じです。
もっと家内制手工業に毛が生えたような企業かと思ってました。
V社が相当な規模なのは分かってますが。
>さのしさん
こちらからもリンクさせていただきました。
TBのPing送信が今ちょっと上手くいかないので、TBはちょっと後になります、スミマセン。
しかし、クラシックくらいで捕まったら、ホント洒落にもなりません。
>hokulea2006さん
ウェンガーとヴィクトリノックスの一番の違いは、ハサミと缶切りで、ウェンガー・ファンに言わせると、「ヴィクトリノックスのハサミと缶切りは、使い物にならん!」ということになります(笑)
>なんかとにかく引っ張りたい場合には、都合の良い口実に使われるという感じで。
確か、オウムの事件のときにも、この手が使われたんじゃありませんでしたっけ?
「限りなく黒」の重大犯罪容疑者を引っ張る口実だったら、まぁ許せなくもないのですが、何の悪意もない善良な市民をクラシック程度のオモチャのようなナイフでしょっ引くってのは、やっぱり変っすよね。
>ちょうめいさん
初めまして、ようこそです。
書き込みありがとうございます。
>ツールナイフなんかより大型カッターナイフの方がずっと危険でしょうに。
物騒な話になりますが、確かに殺傷力は、桁違いに大型カッターの勝ちですよね。
>つくづく刀狩の国ですね、日本は。
僕らが子供の頃から、
「近頃の子供はナイフで鉛筆も削れない!」
と、大人がぼやいたり嘆いたり憤っていたりしましたが、30年たっても40年たっても、
「じゃぁ、国民全員が、ナイフで鉛筆削れるように教育しよう」
っていう風にはなりませんよね。
えーと、HNを変更しました。自分のウェブログには書きましたが、ホクレアという名前があまりにもずば抜けてメジャー過ぎることと、それ以外の航海カヌーも気にしたいなという思いがあったので。マオリの言葉で航海カヌーを意味するwaka moanaをお借りしました。
さてハサミの件ですが、たしかにそういう話は良く聞きますね。私としては新生ヴィクトリノックス&ウェンガーに両方の良いところを集めたモデルを期待したいものです。
Posted by: waka_moana a.k.a hokulea2006 : April 29, 2005 11:12 PM>ウェンガーとヴィクトリノックスの一番の違いは、ハサミと缶切りで(略)
本当にそうです(笑)
私もウェンガーからビクトリに替えたとき、「ハサミしょぼいなぁ」と思いましたよ。缶切りは今のに付いてないので比べてないですが。
…といってもそれで一番切るのは鼻毛と爪なんですが(笑)
>waka_moana a.k.a hokulea2006
あ、ワカ・モアナがHNに入ったんですね!
>私としては新生ヴィクトリノックス&ウェンガーに両方の良いところを集めたモデルを期待したいものです。
そうなんですよね、ヴィクトリノックスのモデルに、ウェンガーのハサミがつく可能性が大きくなってきました。
ヴィクトリノックスとウェンガーのいいとこ取りのモデルって、昔夢想したものですが、それが現実のものとなるかもしれないのは、朗報っすね。
>ちょうめいさん
>といってもそれで一番切るのは鼻毛と爪なんですが(笑)
あ、やっぱりですか!?(笑)
僕もです、アハハ。
缶切りも、最近はプルトップが多くなってるのですっかり出番がなくなってますしねぇ。
私は指先のささくれを切り落とすのにハサミを使いますね。あとは足の裏の角質を切り落としたり。
これからHNはwaka moanaで、hokuleaという文字列はもう捨てます。日本で私がhokuleaというHNで航海カヌーについて色々書くということもまた微妙(笑)なので。要するに日本は微妙な国ということでしょうか。
Posted by: waka_moana : April 30, 2005 11:15 PMしまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。
確かにウェンガーの缶切りは重宝しました。というかヴィクトリノクスのが使い辛過ぎ。で、現在我が家では、小さめのニッパーを缶切りの代用としております。思いのほか使い易くて好きです。笑
こないだクルマの掃除をしたら、あちらこちらのポケット、シート下、荷室等からなんと合計12本の刃物が出てきました。斧や鉈、鋸も含めてですけどね...いやぁいつか捕まるなぁこれは。
刃物は使うより研ぐほうが好きです。包丁なんて1日中でも何本でも研いでられますね。楽しいったらない。研ぎ続けていると、自分の神経まで研ぎ澄まされていく感じがして、なんだかストレスも発散できます。笑
>waka_moanaさん
hokuleaの文字、微妙ですかぁ。
う~ん、微妙な国ですねぇ。
足の裏の角質、ハサミで落とせますか?
なるほど、今度やってみます。
聞いてみると、色々あるもんですねぇ。
>patalowさん
>しまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。
ありゃりゃ。
って、僕も失くしたのが、今になって惜しくなってきましたよ。
NZにはウェンガー入ってないんですよ。
今我が家にあるウェンガーは、妻が愛用している台所用ナイフ(要するに包丁)だけですねぇ。
しかし、車の中だけで12本ってのは、スゴイ。
ちょっとした武装ですね。
捕まらないでくださいねぇ。
僕もね、使うのより研ぐのが好きです。
だから、自然と研ぐのが楽しいナイフが好きになります。
そうなると、やっぱり肥後の守とオピネルなんですよねぇ。
逆にスイスアーミーナイフ(特にソルジャー)は、ブレードが小さいくせに鋼材が硬いので、研ぐのはあまり楽しくないっす。
最近はナイフ使うことがほとんどないので、もっぱら包丁ばっかり研いでますが。
Posted by: Ryu : May 1, 2005 10:02 PM別に私は「ホクレア」を占有するつもりもなく、ウェブサイトを作った時点でホクレアや航海カヌーを専門に扱っている日本語ウェブサイトが一つも無かったから、HNにhokuleaと入れたんですが、いざそうやってスタートしてみたら、「ホクレア」に深い思い入れのある人が想像以上に多かったって事ですね。だったら私より思い入れや縁の深い方々に「ホクレア」はお任せしようかなということです。
Posted by: waka_moana : May 2, 2005 12:06 AMなるほど。
しかし、他人のHNにまでクレームがつくとは、なんともまぁ……。
でも、それをさらりと受け入れてHNを変更しておしまいになるwaka_moanaさんは、大人ですね。
>しまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。
と残念がってたら、さすが運命の女神に愛されたワタクシ、たまたま寄ったリサイクル&アウトレットショップで、新品のOfficialWorldScoutKnifeを見つけてしまいました。ワハハ
輸入品が無闇に高い日本ですが、新品で3200円なら十分に妥当と言えるでしょう...というわけで、当然ながら購入と相成りました。ワハハハ
もう1本、名前は忘れましたがヴィクトリノクスのチャンピオンみたいなやつが、9800円で売ってましたよ。さすがに要らないけど。
Posted by: patalow : May 2, 2005 2:20 PM>patalowさん
お、ラッキーでしたね!
こっちでも、どこかの古道具屋に外国人が持ち込んだウェンガーが転がっていないものか?
探してみなくては。
日本は、ナイフは比較的安い印象があります。
僕が今仕事で使っているナイフ(大変残念ながら廃盤)も、購入後オフィシャルサイトで定価を確認したら、僕がアメ横で買った価格と、米国の定価がほぼ同じでした。
なんでそんなことが出来るのか不思議ですが。
>waka_moanaさん
あ、そこまで深刻じゃないですか(笑)
でも、「微妙」なんですね(^^;
>日本のナイフが安いのはドル安だからかな?
僕が買ったのが3年くらい前だったんですけど、当時の為替レートはどうだったか忘れちゃいました(^^;
Posted by: Ryu : May 2, 2005 9:36 PMApril 19, 2005
EPIRBの件、続報。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノットにあがる。その他は変風10ノット、午後北東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:北10ノット、ただし北部では北西25ノットに上がる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 06:05 AM 3.1 m Low 12:11 PM 1.5 m
High 06:13 PM 3.1 m

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■昨日の夕方の雲はなんだったんだろう? 今日も朝から快晴のインディアンサマー。
■昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)17度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北は東10ノット、その他は変風10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。
その後12時間:変風10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:36 AM 3.0 m Low 11:07 AM 1.6 m
High 05:00 PM 3.0 m Low 11:16 PM 1.7 m

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■朝からいつものごとくの好天で、日中はTシャツ短パンで大丈夫な陽気。
しかし、夕方からいきなりどんよりと曇った。予報ではそんなこと言ってないぞ。
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■極々私的なメモ。
一昨日、モトゥエカのサンデーマーケットに出かけたら、栗と見たことないキノコを売ってる屋台があった。どうやらオランダ人らしく、キウィの数倍の値段。高い!
しかし卑怯なり。そんな組み合わせ見せられたら、日本人は買っちまうじゃねぇの。えぇ、買いましたとも。高かったけど。ゴーツクバリのくそダッチめ!!
でも、やっぱり美味かった>秋の味覚
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■つい最近ここにいらっしゃった方は、ここのところ頻繁に話題になってる「EPIRB」なるものが分からなくて話についてこられていないかもしれないので、簡単に再述しておく。
EPIRBとは「Emergency Pisition Indication Radio Beacons」の略で「イーパーブ」と読む。「衛星非常用位置指示無線標識」というのが正しい日本名らしいのだが、要は船舶が備え付ける緊急装備で、遭難時にオンにすると中継衛星に向けて海難信号を発信し、それが世界中で受信されるという便利なビーコンである。
ところが日本の法律では、動力船にはEPIRB搭載が義務付けられている反面、シーカヤッカーが免許を取得して搭載することが非常に困難であるばかりか、そもそもシーカヤックに搭載できるハンディ・モデルが日本では販売さえされていないという事実がある。
つまり日本の場合は、シーカヤックが海で遭難した場合、救助要請の面で動力船に比べると大きなハンデを背負うわけである。
ちなみに遭難時に力を発揮する他の緊急装備の中に、マリンVHFラジオという海用トランシーヴァや、フレアと呼ばれる信号紅炎(発炎筒の親戚)もあるが、これら二つも日本のシーカヤッカーにとっては非常に法律の敷居が高い。
法律の敷居が高いということは、これらを入手して緊急時に備えることが難しくなるばかりではなく、海外から持ち込むなどして「裏技」で入手したこれらの緊急装備を実際の遭難時に使うと、その使用そのものが違法性を帯びてしまうわけである。
つまり、極端な言い方をすれば、日本ではシーカヤックが遭難すること自体が、限りなく「違法行為」に近い扱いを受けてしまう、という印象さえ受けるではないか。
なんちゅう非人道的な話だろう。
ニュージーランドでは、シーカヤッカーでもこれら「三種の神器」を気軽に持てることは言うまでもない。
というわけで僕は、今、この「三種の神器」を日本のシーカヤッカーが自由に持てるようにならないかと色々調べてみているところで、その手始めとしてEPIRBのことを最近よく書いているというわけである。
海にあまり縁のない方には退屈な話かもしれないが、ディテールを無視して「人道的な法運用」という面に注目していただくと、あらゆる面に共通した問題をはらんでいることがお分かりになると思うので、ちょいと目を通した上で、皆さんの身近な話題に「読み替え」してみていただければと思う。
■というわけで、EPIRBの話、続報。
今月16日のエントリーに書いたとおり、日本のとあるアウトフィッター様から、「406MHzのEPIRBを入手して欲しい」とのご依頼をいただいたので、昨日取り扱い業者のところに話を聞きにいった。
そこで判明したことは、ある程度覚悟はしていたものの、実際に耳にしてみるとけっこうショックなことだった。
121.5MHzモデルと違って、406MHzモデルは個別情報(所有者情報や船舶登録情報など)の登録が必要なのは、ニュージーランドも例外ではない。他の国のことはよく知らないが、この国の場合は、この情報登録はEPIRB販売時になされることになっているという。つまり、情報登録をしてからでないと、事実上の購入は不可能なのだそうだ。
もちろんニュージーランドの場合はシーカヤッカーでも何の問題もなく、簡単に登録ができ、したがって406MHzモデルを購入出来る。つまり、僕自身が使用するため……、もとい「使用する」のはマズイ、「所持携帯するため」が正しい。ともかく、僕自身のためならば、昨日の段階でも簡単に購入できた。
ところが、使用エリアが日本の場合は、ニュージーランドで購入する場合でも、日本の法律に基づいた登録が必要になるとのことで、日本の「MMSI番号」を入力してからでないと販売できない、ということが判明したのである。
つまり対日本販売の目的では、僕自身も仕入れが出来ないのである!!!
以前コメント欄にいただいた米国のEPIRB販売サイトでは、日本からは購入できないことになっていたが、あれは別に米国側の事情ではなく、日本側の事情だったのである。
最初に書いたとおり、予測は出来たことである。しかし、この辺りの法運用が非常に柔軟なニュージーランドで、いきなり対極にある日本の法律を突きつけられてしまうと、やはり心理的にはダメージが大きい。
海事に関しては、国際的に統一した法運用にしろよ!>ジャパン
■というわけで、とにもかくにも406MHzのハンディEPIRBをニュージーランドから日本に送るという裏技は頓挫してしまった。
が、めげてはいられない。現在手元に集まってきている情報を元に、日本のシーカヤッカーがハンディEPIRBを入手する方法を考えてみたが、おそらく以下の三つに絞られるんじゃないかと思う。
- 121.5MHzモデルを海外から取り寄せる
- 動力船がEPIRBを取得するのと同じ手続きで、定係港を管轄する総合通信局航空海上課宛に免許申請をしてみる
- 規制緩和を働きかける
■まず(1)の方法だが、これが一番手っ取り早くて、確実である。
なんせ121.5MHzモデルの場合は登録制度がないので、『龍の巣』でもすぐに仕入れて日本に向けて販売することは可能なのである。一昨日のエントリーで書いたとおり、日本のシーカヤッカーが「購入」「所有」「所持・携帯」していても、管轄省庁の回答によれば、そのいずれにも違法性はないようだ。
121.5MHzのデメリットは、過去ログのコメント欄などから張られたリンク先に詳しいので再述しない。
しかしニュージーランドのシーカヤッカーはたいてい121.5MHzのモデルを携帯しているというのも事実で、ウチの会社がレンタルのお客様に貸与しているのも、やはり121.5MHzのモデルである。406MHzモデルに比べてレスキューは確実に遅れるだろうが、漂流に耐える服装をしていれば、生還できる可能性は非常に大きい。
■(2)の方法だが、これは成功するかどうかがまったく不明。(参考サイト)
まずシーカヤックを「船舶」として登録するところから始めなくてはならないはずである。なかなか厄介そうだ。
また、日本国内で販売されるEPIRBは、大きな動力船用のモデルばかりなので、物理的にシーカヤックへの搭載は不可能。よって、日本では扱われていないハンディ・モデルを海外から取り寄せる必要があるわけだが、現物が日本にないのに、果たして申請が受け付けてもらえるのだろうか? 日本のお役所の融通がそこまできくようになっていれば良いのだが……。お役所相手の仕事を何年もやっていた経験からすれば、日本のお役所は、前例のない件に関しては、おそろしく保守的である。賢いお役人方は、なぜか「前例がない」というセリフを、葵のご紋か何かと勘違いしていらっしゃるフシがある。
■となると、最も正攻法と思われるのが(3)である。
実は、この規制緩和運動の突破口となる筋の情報もいただいていて、どちらにしても最終的にはこの方向性で動くしかないと思われるのだが、懸念事項もないではない。
まず第一の点は、もちろん時間がかかること、である。次なる事故が起こる前に、シーカヤッカー向けにEPIRBやマリンVHFラジオ(そして願わくばフレアも)の規制緩和が実現するかどうか?
第二に気になる点は、「規制緩和」と引き換えに「義務化」が導入されはしないか、という懸念である。シーカヤックにEPIRB搭載が義務付けられると、これは痛い。ハンディモデルが仮に10万円で販売されたとしても、これは決して小さくない出費だ。確実にシーカヤック人口を減らすことになるだろう。また、複数のガイドを抱えるアウトフィッターなどは、相当な打撃を受けるだろう(もしシーカヤック一艇につきEPIRB一個などという義務化になると、アウトフィッターはおそらく全滅するだろう……)。
言うまでもなく、これは僕らが望む方向性ではない。義務化を避けつつ、希望者は気軽に持つことの出来るような「大人な規制緩和」を達成するべく、慎重に動く必要がある。
■というわけで、今後の僕が出来る動きとしては、以下の二つとなる。
- 緊急使用時に、電波法違反を問われる覚悟をお持ちのシーカヤッカーに対して、『龍の巣』経由で121.5MHzモデルのハンディEPIRBを販売
- 規制緩和に向けて、賛同者を募った上で、具体的な方策を練る
ご購入をご希望の方はryu.t@ihug.co.nz宛に、規制緩和の方にご協力をいただける方はpaddle@onjix.com宛にご一報をいただければと存じます。
■ちなみにマリンVHFラジオに関しても、二つほど新しい情報が入った。
まず悪いニュースだが、未確認情報ながら、日本の場合は電波法の関係で、シーカヤッカーが持てるようなハンディモデルの出力(5ワット)では、陸地のすぐ近くでも中継局に電波が届かなくなり、送受信が不可能になる場合もあるという!
次に良いニュースだが、日本でもシーカヤッカーが正式にマリンVHFラジオ局を開局(なんちゅう大げさな表現だ、さすがジャパン)したという前例があるらしい。
これら二点に関しては、引き続き調査が必要。情報を下さった皆さん、ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
■最後に余談だが、今日たずねたEPIRB取扱店のオッチャンは、オークランドのEPIRB登録局に問い合わせをしてくれたわけだが、彼が「MMSI番号って何だ?」とたずねるので、かいつまんで日本ではシーカヤッカーがEPIRBを購入することは不可能に近いほど困難であり、その解決策(裏技)として、僕がニュージーランドで購入して日本に送ろうとしていたということを説明し、ついでにマリンVHFラジオもシーカヤッカーが持つのは非常に困難であること話したら、目を丸くして驚愕していた。
「日本は世界一のテクノロジー大国じゃないか! なんでその日本人が、気軽にEPIRBやマリンVHFラジオを持てないんだ?」
と。そもそも日本ではハンディ・タイプのEPIRBやマリンVHFラジオは販売されていないと言うと、さらに目を見開いて唖然。
「だって、EPIRBとかラジオとか、ほとんど日本製じゃないか!」
と。
「『世界一のテクノロジー大国』なのは確かだが、恥ずかしいことに、日本は『世界一の人道大国』ではないんだ」
と答えざるを得なかった。ホント、恥ずかしいったらありゃしない……。
ちなみに、僕自身は動力船はおろか、シーカヤックさえ持っていないのだが、マリンVHFラジオの免許は持っている。2時間の講習を受け、30分程度の簡単な試験に合格すればOK。シーカヤック用のハンディ・ラジオならば、購入時にもややこしい登録は必要ないので、買おうと思えばいつでも個人的に買える。
ここ数ヶ月レギュラーでこのブログに登場しているT君は、今ニュージーランド中で気ままにシーカヤックを楽しんでいるわけだが、彼もニュージーランド上陸直後にすぐマリンVHFラジオ免許を取得してラジオ自体も購入している。非常に正しい。
経済関連ばっかり規制緩和してないで、こういう人道的なところも規制緩和しようぜ>ジャパン
金も大事だけど、人命はもっと大事だぜよ。
それとも何かぃ、ジャパニーズの命は、キウィのそれより軽いのか?>日本国
■関連過去ログ【EPIRB問題】
◎日本一周応援エントリー。 (2005年3月29日)
◎西表シーカヤック遭難事故の件。 (2005年4月5日)
◎EPIRBの件、進捗状況。 (2005年4月16日)
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■「規制緩和だ!」と思った方は
を、「規制緩和だ!」と思った方は
を、「規制緩和だ!」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1942
私は規制緩和を求めるという選択肢がベストと見ましたが、その際につつくのは海上保安庁や国土交通省ではなくて経済産業省のスジであるべきなのではないかと感じます。つまりシーカヤッキングの振興による観光産業の発展という絵を描いてみせて、その餌に食いついた所で「つきましてはこういうものがあるのですが・・・・」と。
籠絡ルートとしてはシーカヤッキングのフィールドとして有望などこか(おそらくは南島か瀬戸内海でしょう)に「構造改革特区」として「シーカヤッキング特区」の設置申請を地方自治体に働きかけ、そこで日本の海におけるイーパブ利用のシーカヤッキングの運用実験を行い、そこで得られた経験をもとにして全国への波及を狙うというのはいかがでしょうか。
Posted by: hokulea2006 : April 19, 2005 2:37 PM海上保安庁がいま無線等不搭載の小型プレジャーボートや、小型漁船に対してすすめているのは携帯電話の防水ケースに入れた上での携帯なんですよ。「海のもしもは118番」ということで力を入れて告知しており、それなりに効果が上がっています。問題は、カヤックの行動範囲を携帯が通話範囲内にカバーできているかですね。衛星携帯電話の使用とそれを使った「海ざんまい」という救難信号発信サービスにはいるのも考慮に入れるべきですねえ。携帯はタイプの違うものを2台は持っていったほうが良いかもしれません。
皆さんは実際にはどうなさっていますか?
なるほど、ツーリズム振興から搦め手を使う、という手ですね。
地方自治体に働きかけて、構造改革特区を設置。
なるほどねぇ、まったく思いついていませんでした。
参考にさせていただきます、ありがとうございますm(..)m
Posted by: Ryu : April 19, 2005 3:54 PMありゃ、Miyaさんと入れ違いになってしまいました。
Miyaさんのおっしゃる通り、海保のサイトを見ると携帯による安全管理をしっかり推進してますね。
ただおっしゃる通り、携帯は受信範囲が問題なのと、あくまでも1対1のメディアという限界があります。
EPIRB、マリンVHFラジオ、通常携帯電話、衛星携帯電話、それぞれに長所と短所があります。
僕自身は、ユーザ(カヤッカー)が、それらすべてを、自分の意思で自由に選べる状況を望んでいます。
そして、バックアップのために、少なくとも二つは持ちたいところですね。
Posted by: Ryu : April 19, 2005 9:18 PM考えうるすべてのオプションから選択できるようにするということ、まったく賛成です。
このブログを見ておられるシーカヤッカーや小型プレジャーボートの方々に現状ではどういうものを装備されているのか、できるだけ沢山の方からお伺いしたいところですね。
実は1アマ、1陸技だったりします(笑
ハンディ機ですが、無線通信での一般論ではマリンVHFの波長2m程度ですので減衰も携帯電話に比べるとはるかに少なく、陸側の局が海岸付近に外部アンテナを設置している場合はかなりの通信距離が望めます。
あと出力ですが、今の技術だとあの大きさで現実的な最大の出力が5W程度ですね。大きさが広辞苑ぐらいになるのを我慢して出力を10倍の50Wにしても到達距離は2倍程度です。人命にかかわることなのであまり軽率な事はかけませんが、私が海をはさんで2Wのハンディ機を遊びの範囲で使用した限りでは、10~20キロはほぼ確実に、条件によっては50キロを軽く超えるような通信を行った事もあります。
ちなみにマリンVHFの開局には
無線局免許申請書
無線局事項書及び工事設計書
無線従事者選(解)任届
船舶検査証書の写し(船種、船名、総トン数、所有者、航行区域、使用者の確認)
海岸局加入証明書(マリンVHF用海岸局利用の手続きがなされているかの確認)
が必要との事です。船検と誰が海岸局を運営するかがネックでしょうか。シーカヤック遭難時の有効な通信手段が確立される事をお祈りしてます。
Posted by: Nori : April 21, 2005 4:34 AMNoriさん、詳細解説ありがとうございますm(..)m
50Wで倍にしかならないというのは、存じませんでした。
っつぅか、50Wなんか普段は高出力すぎて使えませんし、ハンディ機だと一瞬で電池切れるでしょうし、やっぱり5Wで十分なんでしょうね。
ちなみにエイベル・タズマン国立公園の場合、中継局はマルボロサウンドになるんで、直線距離で最低でも90km先のはずなんです(正確な数値は知らないのですが)。
でも、間に障害物がなければ5Wでも十分です。
その反面、間に小さな岬がはさまるアンカレッジになると、5Wじゃもうダメで、ウォータータクシーの高出力モデルを借りるハメになります。
本文中に出てきた、陸地からすぐなのに、5Wモデルが使えなくなったというのは、おそらく中継局が視界の悪いところにあるんだと思いますが、驚くのがエイベル・タズマン国立公園のアンカレッジのような辺鄙な場所じゃなくて、非常にメジャーな港の側だという点です。
>船検と誰が海岸局を運営するかがネックでしょうか。
結局日本の問題は、ここですねぇ。
NZの場合は、モバイル局の開局が認められてるので、僕らシーカヤッカーも簡単にもてるんですよね。
規制緩和で狙うべきポイントは、ここですね。
なるほど。あのあたりだと地形が入り組んでるんで、厳しいとはおもったのですが、基地局も離れているのですねえ。
キチンとマッチングの取れた長さ1~1.5mぐらいのアンテナを船の後ろにでも取り付ける事が出来れば5Wでも劇的に通信距離は伸びると思います。ただ素人目にも、防水の面と カヤックは転覆?して起き上がったりしなければいけないだろうから、実現は厳しそうですが。
ちょっと興味があったので調べてみましたが、マリンVHFですが現在では携帯電話のおかげで、小さなボード等ではかなり廃れてきたようで、各メーカーとも撤退の方向みたいですね。
携帯電話でも飛距離的には問題ないのかもしれませんが、山頂や見通しのいい海の真中だと通常はひらえないはずの同周波数の複数基地局をひらってしまって通信不能(アンテナが3本なのにつながらない)現象が懸念されますね。
日本の電波法体系だと特定船舶局、
遭難自動通報局及び無線航行移動局は船舶に開設する無線局ですので、規制緩和というよりも法律の全面的な改定が必要になりそうで、困難かもしれませんね。
今の電波法だと携帯以外でお手軽で使い物になりそうなのは、アマチュア局でしょうか?自宅を常置場所とした陸海空移動可な無線局ですし、430MHz帯ならあちこちにレピーターもあるので、無線機が生きてる限りはま誰かとは必ず通信できるはずです。ただし目的はアマチュア業務ですので、建前はアマチュア無線を楽しむ為という事で、緊急時に非常通信、遭難通信を行う事になってしまいますが。
Posted by: Nori : April 22, 2005 4:29 AMそうそう、申請書とか要綱とかあと法律関係とかを記載してる総務省のサイトがあります。あまり細かい所はかかれてないですが、役所のサイトの割には割と使えるのではないかと思います。ご参考まで
http://www.tele.soumu.go.jp/j/download/proc/index.htm
Posted by: Nori : April 22, 2005 4:47 AM>海の真中だと通常はひらえないはずの同周波数の複数基地局をひらってしまって通信不能(アンテナが3本なのにつながらない)現象が懸念されますね。
え、そんな現象もあるんですか!?
知りませんでした、いやぁ、驚いた。
>規制緩和というよりも法律の全面的な改定が必要になりそうで、困難かもしれませんね。
そうなりますかねぇ?
法運用の面だけで緩和してもらえれば、一番簡単なんですが、何とか良い方法はないものか、ちょっとこれから研究してみなくてはなりません。
って、僕が研究するというよりも、良い弁護士先生探すことになるのかなぁ?(^^;
>今の電波法だと携帯以外でお手軽で使い物になりそうなのは、アマチュア局でしょうか?
あ、なるほど、これは盲点でした。
海=マリンVHFっていう固定観念が出来ちゃってました。
いかんなぁ。
勉強になります、どうもありがとございます。
総務省のサイトも、ありがとございました。
ざっと見てたんですけど、このページにはたどり着いてませんでした。
今度の休みは、じっくり研究してみます。
April 16, 2005
EPIRBの件、進捗状況。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。朝のうち霧。(高)21度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況おだやか。
その後12時間:北部では北西10ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:06 AM 3.3 m Low 08:26 AM 1.6 m
High 02:35 PM 3.1 m Low 08:34 PM 1.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■寝坊したので霧が出てたかどうか分からないけど、マラハウでは間違いなく出てただろう。
快晴、無風、予報通り。
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■3月29日の「日本一周応援エントリー。」で、例によってその場の思いつきでEPIRBを買って日本一周中のかすやさんにプレゼントするアイディアをぶち上げた。普段から危機管理だのなんだのとえらそうなことを言っているが、軽率なことにかけても天下一品な野人である。
が、「違法性が疑われるものを、本人の意向を確かめずにプレゼントするのはどうか?」という、まったくごもっともなご忠告を頂いたので、EPIRB(およびついでにマリンVHFラジオ)に関する日本の法令や運用のことを調べ始めると同時に、かすやさんご自身のご意向をうかがうことにした。
とはいっても、かすやさんはすでに日本一周中の空の下。そう簡単にコンタクトは取れないだろうと覚悟していたが、やはりご連絡はいただけていない。
まったく段取りが悪いというか、ケーソツというか、これだからまったく僕はイカンのだ……。
というわけで、「かすやさんにプレゼント」というアイディアは、早くも頓挫しつつある。ご協力表明してくださった皆さん、ありがとうございました&ごめんなさい。
■が、日本のシーカヤッカーが、安全のためにハンディEPIRBやハンディ・マリンVHFラジオを持てるようになるべきだという意見は、変えていない。
いや、これは今回言い始めたわけじゃなくて、日本ではこれらが気軽に持てないということを知った数年前の段階から言っていたことなのであるが、なにぶん外国に住んでる人間が、こうした法律がらみのことに働き続けることは、なかなかにしんどい。だから、ついつい後回しになっていたのだが、もうこれ以上後回しには出来ない。
というわけでまず法令を調べ始めたのだが、ネット上で調べるのにはいきなり限界を感じた。そこで法律関係の旧友に依頼した(僕、東京では法律関係の仕事やっておりました……)。
彼は現役で法律関係の仕事をしているのだが、専門外のジャンルの上に、関係省庁も得意技の「たらい回し」を炸裂させまくってくれたそうで、調査は困難を極めたそうだ。電話した関係省庁は8箇所にものぼるらしいが、その間でもたらい回しされまくったとのことで、ゆうに2時間は電話を握ってくれたらしい。スマン、このお礼は必ずするよ。
■というわけで、彼が調べてくれたEPIRBの情報。
僕が知りたかったのは以下の点。
- EPIRBは日本では406MHz発信モデルだけが売られており、121.5MHzオンリーのモデルは売られていないが、その根拠は?
- シーカヤック、シーカヤッカーは簡単にもてないと言われているが、その根拠法令は? 持てるならば、どういう手続きが必要か?
- NZで買った121.5MHzモデルを日本に持ち込むのは違法か? 違法性がある場合は、「所有」が違法か、「所持・携帯」が違法なのか?(緊急時の使用は、緊急避難として合法と思われるが) あるいは、どういう手続きを踏めば合法化できるのか?
- NZで買ったモデルを、日本にいる人にプレゼントした場合、もらった人間は違法性を問われる可能性があるか? あるいは、もらったものを合法にするには、どういう手続きが必要か?
■たらい回しされまくった結果、彼が結局行き着いたのは海上保安庁と総務庁。
まず(1)だが、詳細は省くがこれには根拠法令があった。つまり、日本の法律では121.5MHzオンリーのEPIRBは認められていない。
■次に(2)。これは驚くべきことが分かった。
EPIRBを搭載しなければいけない船舶はエンジン等で自走できる程度の規模であることが法律上規定されている。もちろん、シーカヤックについては、法律上の搭載規定はない。ただ、シーカヤックでも搭載してもよいということは、不透明。
思うに、シーカヤックに搭載するには、大きすぎるような気がする。
取り敢えず、国土交通省で確認してほしい。もし、任意で搭載をしても良いということになれば、可能性はある。
しかし、海難時には電波を発信することになるので、通常の登録をしてもらうことになると思う。そのときは、当然、登録可能なERIPBを搭載してもらうことになるので、周波数も許可可能なものになるはずです。
(総務省)
なんとシーカヤックがEPIRBを持ってはならないという法は存在しないのだ。つまり「シーカヤックはEPIRBを持てない」というのは、俗説らしいのである。
ただし担当官は、巧妙に「シーカヤックがEPIRB搭載することは合法」と明言することは避けている。さすがお役人様。
ちなみに今回の調査の結果、日本では関係省庁のお役人は「シーカヤックに搭載できるような小さなEPIRBはない」と思っていらっしゃることが、この回答で判明した。あと特に引用しないが、別の調査結果から、「121.5MHz専用のEPIRBは製造されていない」とも勘違いなさっているらしい。いや、両方ともあるんですってば。っつぅか、「シーカヤックに搭載できる121.5MHz専用EPIRB」っつぅのがあるんですが……。ま、いいんだけど。
■次は(3)。これに対する回答は、
持ち込み自体には、違法性はないと思われる。また、携帯することも、別段問題ないと思う。ただ、それを使用するとなると、たとえ緊急時であったとしても、問題だと思う。
EPIRBについては、登録されていることが前提であるから、登録されていないEPIRBを使用するとなると、海上及び航空及び沿岸付近で信号は受信されるが、登録のない海難信号なので大変な混乱が予想される。それについて、何らかのペナルティーが課される可能性はある。
それが、緊急避難として合法になるか、わからない。
(海上保安庁)
との、まったくリーズナブルなもの。購入、持ち込み、所有、所持、携帯、すべてに関して「違法性はない」とのことで、問題は「未登録EPIRBの使用」である。
では、違法に「未登録EPIRBが使用」された場合、海上保安庁は出動してくれないのかというと、これは別ルートから「出動する」との回答も得られている。実は406MHzのみならず、法令で認められていない「121.5MHz」のシグナルでさえも、キャッチすれば確認の上、出動してくださるとのこと。ただし、121.5MHzは誤作動が非常に多いため、最初から懐疑的な取り扱いになって確認にも慎重になるとのことで、出動が遅れる可能性は大いにあるとのこと。さらに、過去のエントリーやコメント欄でも問題になった通り、捜索の場合も正確な場所が押さえられないという欠点もある。
上記回答の通り、406MHzであっても、未登録海難信号の場合は混乱が予想されるとのことだが、それでも121.5MHzよりははるかに迅速に動いてもらえるだろうし、場所もずっと正確に特定できるので、発見も早いだろう。
■さらに(4)のプレゼントについて。
プレゼントすること自体は、問題ないと思う。別段手続きは要らないと思う。
(総務省)
とのこと。
つまり、もらった側が登録手続きをすればOKということだろう。
ただし、シーカヤック搭載ということでハンディEPIRBを登録しようとしたときに、実際に登録可能かどうかについては、上記の通り現時点では確認が取れていない。つまり、確実に合法化できるという保証は、今のところない。
つまりこれは、プレゼントとしてEPIRBをもらった側に「登録手続きを強いる」ということになるわけだ。
よってもらった側が、登録前にうっかり誤作動させてしまうと、間接的に違法行為をやらせてしまう、ということにもなるわけだし、もし登録が出来なかった場合も似たような結果になる。
これはマズイな。
■というわけで、現段階での情報を総合してみたところ、本人が望んでいないのに、EPIRBを勝手にプレゼントしてしまうのは、ちょっと問題がありそうだ。
つまり冒頭で「頓挫しつつある」と書いたが、ご本人からご希望がない限り「プレゼント計画中止」ということにさせていただくことにした。スミマセン。
その反面、
「面倒なことになるのを覚悟の上で、登録手続きをするつもりである」
「もしシーカヤックでの登録を拒否されてしまった場合には、緊急時に『違法使用』をすることになる(つまりレスキュー後に責任を問われる可能性がある)ことも承知している」
「それでもなお背に腹はかえられんので、欲しい」
という人は、購入しても構わない、ということになる。
(重ねて申しあげるが、「違法使用」の場合、必ず責任を問われるわけではなく、「緊急避難」と認められれば、合法=おとがめなし、となる可能性もある)
というわけで、『龍の巣』でハンディEPIRB(406MHzモデル)の取り扱いをやってみようかと、本格的に考え始めた。
■と思っていたタイミングで、奇しくもとあるアウトフィッター様から、406MHzのハンディEPIRBを入手したいとのご依頼をいただいてしまった。
その方は、まさしく上記のような「覚悟」をした上で、ご購入希望とのこと。これは、テストケースとして、僕にとっても渡りに 艇 船だ。
というわけで、近日中に仕入れルートを開拓してみようと思っている次第。しばしお待ちを。
■一方のマリンVHFラジオ(以下、VHF)の方だが、こちらはまだ情報がちゃんと集まっていない。しばしお待ちを。
■VHFといえば、別経路からヨットマンの談話も入ってきている。それによると、彼はEPIRBよりも、むしろ「VHF+GPS」をすすめているとか。
偶然にもまったく同じ意見を、別のシーカヤッカーからも耳にした。
確かに遭難者に意識がある間は、この方がピンポイントで場所を伝えることが出来るし、直接交信が出来るので誤報、誤作動の確認の手間などはなく、手っ取り早くレスキューしてもらえる可能性が高い。
が、その一方で、シーカヤックに搭載できるハンディVHF(5ワット)の場合、中継局との距離がどのあたりまで大丈夫なのかという、受信距離の問題が出てくる。
あともう一点は、漂流者が気を失ってしまうと、交信が不能になってしまうという問題もある(GPSを追跡出来る機能があれば、この問題はクリアできる)。
というわけで、理想的には、「GPS、VHF、EPIRB」の三種の神器をすべて持つことが望ましいという、あったりまえの結論になってしまうか。
とはいえ、シーカヤックの場合は、5ワットの電波が届かない場所まで出てしまうことはめったにないだろうから、ほとんどの場合は「VHF+GPS」の組み合わせでも大丈夫かもしれない。
そして、長距離島渡りなどで、VHFの受信距離が心配になる場合には、EPIRBも持つ、というパターンだろうか。
あと、受信の問題と言えば、リアス式などの複雑な海岸線の場合は、場所によっては中継局が陸地の陰に隠れてしまって、交信不能になることもある。
実際エイベル・タズマン国立公園の場合も、アンカレッジなどはウォータータクシー搭載のハイパワーモデルなら問題ないが、5ワットのハンディモデルの場合は交信が非常につらい。リアス式というほど大げさな地形ではなく、小さな岬で中継局からちょいと奥まっているだけなんだけど。
だからリアス式でも、やはりEPIRBが欲しくなるかもしれない。
■が、VHFの方はEPIRBと違って、まだ調査結果が届いていないので、今すぐに仕入れに動くというわけにはいかない。こちらもEPIRB同様に、所有・携帯に違法性がなく、シーカヤッカーの登録や免許取得にも問題なし、という結果ならば良いのだが。
■って、VHFも違法性が薄いということになると、『龍の巣』の取り扱いアイテムの毛色が大きく変わるなぁ。ハイテクが苦手でGPSさえ扱ってないくせに、いきなりハンディEPIRBにハンディVHFか。そんなショップって、聞いたことないぞ(笑)
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■「EPIRBって何?」と思った方は
を、「マリンVHFラジオって何?」と思った方は
をクリックしてください。
「GPSって何?」と思った方、ハイテク嫌いですね。気が合います。お友達になりましょう(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1923
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.19
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、夕方雲が広がる。北風次第に強くなる。(高)18度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北は、午後北西が15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.19
まあ、スキミングマシンや盗聴器や盗撮にしか使いようのないカメラも、製造、販売、所持は違法じゃないですからね。それに生きるか死ぬかの瀬戸際で電波法がどうのって気にしないんじゃないかな。例えば罰則が罰金何十万円とかだったら迷わず使うだろうし。死ぬよりは実刑のほうがまだマシ。
ところで最新号の「Tarzan」の内田さんのコラムですが、本郷さんの話題ではなかったですね。「Be-Pal」とかチェックしてもいませんが、JRCAの理事の方々、せめてなにかコメントした方が良いんじゃないのかなあ。
こういった事故があった時にコミュニティが弔意(まだ生存しておられるとしたら申し訳ないですが)を表すのは自然な事だと思うし、JRCAはレクリエーショナル・カヌーの愛好家をコミュニティに組織しようという意図があったはずですし。私の好きなイングランドサッカーですと、こういった事故の直後には試合開始前にセンターサークルにプレイヤーが集まって肩を組んで1分間の黙祷を捧げるというのが通例です。
Posted by: hokulea2006 : April 16, 2005 8:39 PM>それに生きるか死ぬかの瀬戸際で電波法がどうのって気にしないんじゃないかな。
そういう人も、少なくないと思いますし、僕もそういう人間の一人です。
ですからもしシーカヤックでの登録が現時点では不可能でも、同じような考えの人が、「違法電波発信」を覚悟の上で所持するケースが増えてくれば、お役所の方も運用を改めてくれる可能性も高いと思います。
なんせ、現行法上、「シーカヤックに搭載を禁止する」という規定はないわけですし。
>ところで最新号の「Tarzan」の内田さんのコラムですが、本郷さんの話題ではなかったですね。「Be-Pal」とかチェックしてもいませんが、JRCAの理事の方々、せめてなにかコメントした方が良いんじゃないのかなあ。
おっしゃるとおりだと思います。
ややこしい業界なので、弔意をあらわすのにもついつい慎重になってしまうのかもしれません。
実際、日本のシーカヤック業界は、「予想外に静か」なんだそうです。
二人のガイドやインストラクターが顔をあわせればこの話題になるものの、すべて「オフレコ」で話が済んでしまって、表立っては弔意さえもキチンと出てきていないのが実情のようです。
僕はご存知の通り、この件に関しても遠慮なくモノを言ってるのですが、弔意を表していないのは、「まだひょっとして」という気持ちがどこかにあるからです。
でも、一ヶ月を経過したら、僕自身の中でも「一区切り」をつけざるを得ないだろうな、とも思っています。
あ、そうそうJRCAといえば、僕が信頼している非常に大人なプロの方が二名加わったという話を聞きました。
彼らがJRCAを内部から変える起爆力になって下さるかもしれないと、期待しています。
「日本一周応援エントリー」のときに、
コメント欄にMMさんが紹介されていたリンクに気になる記述が・・・。
http://www.geocities.jp/tiarashore/kaikoku11.htm
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当然、国交省の認定品でないと簡単にはいきません。本来この種のものは、個別の認識符号だけを登録すれば十分で免許は馴染まないと思うのですが、許認可権は絶対に手放さないということのようです。海外ではこの種のイーパブは10万円前後ですが、運賃とその後の面倒な個別認定費用と手続きをおもうと、定価で国産品(約2倍)にせざるを得ませんでした。かつて輸入車を排斥するために旧運輸省は正規代理店を経由しないいわゆる並行輸入車には個別認定と日本での保安部品などを義務づけて法外な費用と無駄な時間を強制していましたが、電波と海の許認可はかつての陸上交通状況がいまだにまかり通っています。救難信号にこんな手続き、免許を強制するのは知る限り日本だけです。大体、イーパブを生産している国がほとんどないのですから、国内認定品以外には法外な手間と費用を要求するなどの発想はないのです。うまくしたもので、国産の価格とは、安い海外製品を購入していやがらせとしか思えない煩雑な手続きと過剰経費とを加えてみると、断念せざるを得なくなる微妙なラインに設定しています。典型的な非関税障壁です。
まったく同様なものが小出力のレーダー装置です。これも従事者資格はいらないが免許は取ってくれ(書類をだしてお金を払うだけ)といいますが、日本のレーダーは23,4万円です。対して、同じ商品の輸出物を海外から購入すると、同じものでももう一度、性能検査を受けないと使わせないといいます。例えばNO1ブランドのFURUNOの場合、メーカーも逆輸入品も検査を受けてくれますが、これが約5万円から。面倒な手続きをして結局得する差額はほんの3,4万円に縮まる仕組みです。だから、泣く泣く2倍の国内版販売品を買うことになるのです。
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・・・結局は利権云々で、でかくて高い国産を買えと。
国土交通省は(現行法律では?)動力船しか管轄していない(する気が無い?)ので、EPIRBや船舶無線の装備自体にも船検証とかがいるようなんですよね。そこを突っ込んでみる必要があるのかもしれません。
そういうのこそJRCAが取り組んで解決していくべき問題かもしれんですね。部外者が言うのもなんですが・・・・。
Posted by: hokulea2006 : April 17, 2005 4:01 AMMiyaさん、その一文、さがしてたんですよ!
金額が分からなくなったんですが、どこで読んだか忘れちゃって。
ありがとうございました。
5万円だったんですね。
今、とある業者さんから打診をいただいているのは、例のAquaFixなので、10万円もしないですが、でも5万円の検査費用がかかると、全部で10万円になりますね……。
>国土交通省は(現行法律では?)動力船しか管轄していない(する気が無い?)ので、EPIRBや船舶無線の装備自体にも船検証とかがいるようなんですよね。そこを突っ込んでみる必要があるのかもしれません。
そうなんですよ、そこがネックというか、グレイゾーンというか……。
>hokulea2006さん
>そういうのこそJRCAが取り組んで解決していくべき問題かもしれんですね。部外者が言うのもなんですが・・・・。
いや、まったくおっしゃるとおりで、JRCAやJSCAなどが、組織的に動いてくれた方が、僕がこうやって海外からゲリラ的に動くよりは効率的だと思うんですけどね。
でも、そんなことこっちから言ってるだけじゃダメなんで、とりあえず出来るだけのことやってみます。
ダメだったら、「ここまでやってダメだった、後は頼む!」って、JRCAかJSCAに押し付けます。
Posted by: Ryu : April 17, 2005 11:36 AMApril 6, 2005
ヴォランティア・ガイド、その数なんと27,000人!?
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。
その後12時間:北部では北西15ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:28 AM 1.1 m High 07:48 AM 3.8 m
Low 01:52 PM 0.9 m High 08:17 PM 3.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝は猛烈に寒い。出社してからも準備中は寒くて寒くて。でも日が高くなれば暑くなる。いかにも秋だ。
ベタ凪快晴、カヤッキング日和。 sbh 8 / mara - split apple - mara
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■極々私的なメモ。
昨夜、レンタル・ヴィデオ屋で借りてきた『The Land Befor Time』という恐竜のアニメ(ルーカス&スピルバーグらしい)を観ていた愛娘、主人公の少年恐竜が母親と別れてしまった場面で、ボロボロともらい泣きを始めた。
そっか、二歳児っていうのは、もうそんなに情緒豊かなのか。知らなかった。
と思ったのだが、よく考えると二週間ほど前に、ヤツは町中で家人とはぐれて迷子になったんだった。あの経験がよみがえっただけかもしれない(笑)
ともかく、悲しい場面を見てボロボロと涙を流す幼児って、親が見るとたまらなく可愛らしいのであった。
あ、クライマックスでまた泣きじゃくっている。可愛い。なるほど、結局お母さんとは死に別れてたのね。それで悲しくなったか。
ん? それだけ泣きじゃくっておいて、同じのもう一回観たいの? ありゃま。感動しちゃったのね。へぇぇ。
と、立派な成長ぶりを見せてくれるかと思うと、油断するとバカなことも覚えるからガキは油断がならん。彼女はここ数日、自分の乳首を触って、「きゃぁ、やめてぇ」と身体をくねらせて喜ぶことを覚えた。一人でヒマになったときなどにやっているらしく、遠くの部屋からそういう声が聞こえてくることがしばしば。あ、今もTV見ながらやってる。やっぱりアホだ。
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■大反響をいただいてしまった「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈前編〉」、「同〈後編〉」だが、昨日Miyaさんから「〈前編〉」のコメント欄にタイムリーな情報が寄せられた。
すでにお聴きになった方も多いと思うが、残り時間の少ない期間限定ネタなのでここに改めて採録。
大阪毎日放送のABCラジオのサイト。このページの中ほどの「週イチ更新の番組」の最後に「ニュース探偵局」という番組がある。4月1日放送分が「観光ボランティアについて、お話をうかがいました。」という特集。次回更新までに間に合えば、是非ともご一聴いただきたい。あと数日は聴けるはず。
■紹介してくださったMiyaさんは、コメント欄でこうおっしゃった(一部のみ引用)。
聴いた感じでは、ボランティアの動機は・・・・定年後の余暇の使い道、って言うのが一番大きいように感じました。
それに対する僕の返信(同じく一部のみ)。
確かにおっしゃるとおり、「引退後のヒマツブシ」ということが、恥も隠しもせずに語られていました。「応募してきた人、ほとんどを採用」
「平均年齢約63歳」
「知識はテストもしないので、自主的な学習範囲内」
「研修はわずか12回」
「時間厳守」など、やっぱり僕らが聞くと、素人さんの「ガイドごっこ遊び」にしか聞こえないです。
安全性だとか、顧客満足とかに関する話は一切なく、すべて会の内部、ボランティア間の話に終始し、完全に「お客様不在の自己満足」という、上記駄文の中で指摘したことが、いかんなく語られていて、あらためてガッカリいたしました(^^;
■お聴きになった方にはいわずもがなだが、この番組はアナウンサーがゲストの観光ヴォランティア・ガイドさんを相手にインタヴューするという形式で、24分を超える時間をかけて「観光ヴォランティア・ガイドとは?」ということが紹介されていく。
しかし、そんなに長いインタヴューにも関わらず、プロ・ガイドなら避けて通れるはずのない「顧客満足」の話は一切出てこなかった。「自己満足」の話に終始したと感じたのは、僕だけではないと思う。
「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈前編〉」で論じた「プロ・ガイド=顧客満足」、「ヴォランティア=自己満足」という対比が非常に良く現れた例だと思う。
ちなみに個人的に一番インパクトがあったのは、特に気をつけている点として、
「お客様を待たせるのはもってのほかなので、集合も終了も時間厳守。これを心がけています。」
が挙げられた点。このときは、危うくPCの前で椅子から転げ落ちそうになった。
これと同じことを僕がラジオで喋ったとしたら、スゴイだろな。
「Ryuさんは、お仕事される上で、どういうことに一番気をつけていらっしゃいますか?」
「はぁ、僕は寝坊なんで、遅刻だけはしないように心がけてます。あとお客様がバスに乗り遅れたら大変なんで、ちゃんと間に合うように帰ってくることも大事ですね」
ワハハ、こりゃかなり悪質なギャグだ(爆)
後から同業者連中から、笑ってもらえるか、それとも「ハズカシイこと抜かすな!」とドツカれるか、ちょっと微妙な線だな、こりゃ(^^;
アマチュアのヴォランティア・ガイドさんには、そういう「常識以前」の話をとりたててラジオで語ることが「恥ずかしい」という意識さえない。つまり、ガイディングなんぞ「時間厳守」してれば、それ以外はは取るに足らぬことだと思ってらっしゃるのか?
ヤレヤレヤレヤレ、僕らが血が出るほど苦しんで取り組んでいる業務、ずいぶんとなめられたことだこと……。
■ともかく、Miyaさんのご指摘通り、僕自身もこの番組のインタビューを聴いて、全体としては「隠居の暇つぶし」という印象を受けた。
暇つぶしとしては、「ガイディング」はそりゃ面白い知的遊戯だろうと思う。適度に身体も使うので、健康維持にもピッタリに違いない。
でもねぇ、そりゃ単に「ガイディングごっこ遊び」であって、「ホントのガイディング」とは別。要するに、奇しくも僕が「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」で論じた「ヴォランティアにガイドは出来ない」ということを、この番組は見事に裏付けてくれた形になってしまったわけである。
ま、これは別に驚くにはあたらない。僕にとっては、期待以上でも以下でもなかった。
■しかし、一つだけ自分の認識が思いっきり甘かったことを痛感させられたことがある。
件のガイド氏の所属するNPOのサイトはこちら↓
驚いたことに、これと同様の団体が日本になんと約1,000も存在し、所属ガイド数は驚くことなかれ、27,000人に達するというのである。こりゃビックリした。
それだけの数の団体があるということは、つまりヴォランティア・ガイド団体がハッキリとした意思を持って、日々成長しているということを意味する。
これでは、僕の主張の通り、いくら業界側がヴォランティアを使わないようにしたところで、全く追いつかない。ヴォランティア・ガイドがヴォランティア・ガイドを生み、どんどん自己増殖してしまっているのである。
さらにはこうした団体間の全国大会まであるというではないか。そういう意味では、プロ業界よりも完全に先を行っている!
その結果が、27,000人という数だ。これからはますます加速度的に増えるだろう。
それに対するプロの側だが、添乗員、バスガイド、アウトドアガイドなど、それで収入を得ている広い意味での「プロ・ガイド」が、日本にどれくらいいらっしゃるのか、僕は知らない。
ただ、27,000人という数を無視できるほど、圧倒的な数のプロがいるわけではないだろう事は、容易に想像できる。言いかえれば、「全ガイド」のうち「ヴォランティアの占める割合」は、猛烈に高いはずなのだ。
そして「只働きでけっこう」というヴォランティアは、業界の風向きとは無縁に増え続け、無料ゆえに順調に仕事もこなし続けるだろうが、ツーリズム業界不振の昨今、プロはなかなか増えないだろう。つまり、ガイド数の上でも、仕事量の上でも、ヴォランティア率は高まる一方だと思っておいた方が良い。
ツーリズム先進国では、絶対にありえない話だ。正直言って大ショックを受けた。知らなかった僕が悪いのだけど。
■ここまでヴォランティア・ガイドが多いと、さすがに僕も落ち着いてはいられない。
具体的な問題点は、二つ。
その一。
「尊い」と自他共に考えられている「ヴォランティア」を相手にこんなことを言うバカは僕くらいのものなのだろうが、言葉遣いに問題があることを承知の上であえて言えば、これは要するに「営業妨害」に他ならない。
プロの営業を邪魔すれば、彼らが食えなくて苦しむのはもちろんのこと、サーヴィス業全体のレヴェルアップを阻むことにもなるという側面もあることに留意したい。
世界各国で「ツーリズムは宝の山、金の卵」ととらえられ、ツーリズム発展が図られているのだが、無料ツアーばかりを増やして、どんどんレヴェルを落としている日本は、どうなるのだ???
その二。
このまま順調にヴォランティア・ガイドが増え続ければ、そのうち間違いなく僕らのところにも進出してくる。つまり、平均年齢60歳を超え、12日間しか研修を受けていない「ヴォランティア・シーカヤック・ガイド」が続々誕生してくる可能性があるということだ。
そういうシーカヤック・ツアー会社が実際に存在するという話はまだ聞いていない。しかし、トレッキングはすでにあるだろう。湖や川でのカヌーのガイドもおそらくいるのではないか?
これが何を意味するかは、拙ブログの読者諸氏には、わざわざご説明するまでもないだろう。
もちろんこの二点以外に、安全基準の問題や、低レヴェルなサーヴィスによるサーヴィス業全体のレヴェルを沈下させる恐れもあるが、これは以前「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」で論じたので繰り返さない。
■この辺のこと、当のヴォランティア・ガイドさんたちは、どうお考えなのだろう? 気になる。
よし、一つ公開質問状と行こう。
27,000人のヴォランティア・ガイドさんたちに、若輩者のガイドからいくつかお伺いしたいことがございます。以下の項目についてどう思われるか、お教えいただけませんでしょうか?
- あなた方の活動が、プロ・ガイドの生活を脅かしているかもしれないということを、考えたことはおありですか?
- あなた方の活動が、プロ・ガイドから仕事を奪うことによって彼らの成長を阻み、それがツーリズム全体、ひいてはサーヴィス業全体のレヴェルアップを邪魔していることを、どのようにお考えですか?
- 消費者に「ガイディングは無料」という先入観を植え付けてしまっている弊害は、日本経済全体にも少なからず影響を及ぼす可能性がありますが、この点についてはどのように責任を取るおつもりでしょうか?
- 今回西表で悲惨な事故が起こりました。プロでさえあのような大事故を起こしてしまうという事実を、アマチュア・ヴォランティア・ガイドの皆さんは、ご自分たちの技術と照らし合わせて、どのようにお感じになるでしょうか? あるいは、あの事故をご自身のお仕事の安全対策に活かすにあたって、どのように分析なさったでしょうか?
■資源が枯渇し始め、汚染が深刻になっている現在、大量生産、大量消費に依存しない「ツーリズム」という産業は、地球全体で考えても非常に大きな意味を持ってきている。それを「隠居の暇つぶし」のために、叩き潰してしまっていいものだろうか?
他にヴォランティアの活躍の場がないというのなら、僕もここまで言わない。しかし以前論じた通り、ヴォランティアが威力を発揮する場面は他にもあるし、ヴォランティアでなければいけないジャンルも少なくない。
聞けば最近の日本では、「引退後はヴォランティア」というのが「社会通念」となりつつあるようで、やらないと肩身が狭かったりもするらしい。
となると「一流校」→「一流会社」→「ヴォランティア」というのが、新たなる「レールに乗った模範的人生」なのかもしれない。
そのこと自体をここで論じるのは不可能なので、これ以上は突っ込まない。
しかし、そういう「引退したらヴォランティアをするに決まってる」という程度の意識で、特に深い考えもなくヴォランティアに手を染める人間が、「これは果たしてヴォランティアに向いている業種なのか? 弊害はないのか?」などのきちんとした考察もないままに、本来ヴォランティアとは相容れない業種に大量流入するとすれば、それは問題だろう。
やはりヴォランティアの方々には、ツーリズムやガイディングからは手を引いていただきたいというのが、プロである僕の本音である。
念のため申しあげるが、僕は「十分に食えているプロ」であり、「すでに峠を越えて下り坂に入った、これ以上レヴェルアップは望めないガイド」でもあり、そもそも「ニュージーランドを職場としている人間」でもある。つまり、日本にヴォランティア・ガイドが多くても少なくても、自分自身には何の影響もない立場だ。
それでもなおこうしてあえて意見を述べているのは、それだけ「放っておけない大きな問題」だと考えているからである。
っつぅか、根本的なところにツッコミを入れるならば、これだけ経済が沈下していて、あらゆる場面で「経済効果」が叫ばれているというのに、こんなに膨大な数の「ヴォランティア・ガイド」の団体、NPOが乱立しているという事実に、そもそも政策的な矛盾を感じる。
しかしここを突っ込み始めると政治問題に言及しなきゃいけなくなるので、今日は止めておく。なんせただでも西表の事故をキッカケに、EPIRBやマリンVHFラジオの件で日本の電波法のことを調べる羽目になってて、最終的にはこれは法改正や法運用の見直しの運動にしなきゃいけなさそうな按配なんだから、さすがにヴォランティア・ガイド団体の政治的側面にまでツッコミを入れる余裕はない。
というわけで、どなたか時間に余裕のある「ヴォランティア」の方いらっしゃいましたら、この件僕の代わりにやっていただけませんか?(笑) これこそヴォランティアの出番だと思うんだけどな。
■これを読んで、
「私は、ガイディングにかけているんだ。私の第二の人生の天職なんだ。これがないとダメなんだ!」
と拳を振り上げていらっしゃる頼もしいヴォランティア・ガイドさんへ。
ならば、この業界に「プロ」として飛び込んできていただきたい。そういう人材ならば、僕だって大歓迎。引退後にヴォランティアでガイディングに目覚めてしまった「遅れてきたプロ」だって、適性をお持ちならば、プロと認めるのに僕はやぶさかではない。ご心配無用、この世界には定年なんぞございません。
ようこそ、こちらの世界へ!
そういう方々が、ボケッとしてるぼんくらガイドや似非プロガイドたちをどんどん駆逐して下さるというのなら、僕はますます大歓迎。プロ同士の競争で、能力のないものが敗れて淘汰されていくのは、まったく健康的なことだと思っているし、業界発展のために不可欠だと思う。言いかえれば、プロの邪魔をするのは他のより優れたプロであるべきだと思っている。僕自身がそういう業界内のまっとうな競争に敗れて駆逐されても、文句は言わない。
ガンバレ、遅れてきた「ヴォランティア出身」のプロガイドたち!
■突然だが、ツーリズムが成功しているこの国の話をする。
ニュージーランドのツーリズムは世界最先端だ。自然や風景の素晴らしさが人気の秘密だが、実はそれだけではない。いや自然や風景だったら、世界にはもっとスゴイところがゴロゴロある。
本当の人気の秘密は、「ホスピタリティ(もてなし)」だ。欧米を始めとする世界中からの旅行者は、もれなくニュージーランド人のホスピタリティ豊かなもてなしに感激し、口をそろえて激賞する。
それは、別にアウトドア・ツーリズムに限らない。宿、バス、インフォメーションセンター、食事処、土産物屋、ありとあらゆる場所で、彼らはキウィ流の温かいもてなしを受けて感動し、そして数年後に再訪する。
これは、そもそもの国民性に由来している。キウィ(ニュージーランド人)という国民は、もともとおそろしいほど人懐っこく、サーヴィス精神旺盛なのだ。
僕も彼らのホスピタリティに感激した人間の一人だ。だから、僕もアウトドア・ガイドを目指した。
ところが今の僕は、勤勉な日本人なら、キウィ流を上回る大和流ホスピタリティを身につけ、世界中の観光客をさらに驚嘆させることが可能だと考えている。いや、キウィを上回る可能性を持っているのは、世界中見回しても日本人以外にない、とさえ信じているのだ。
だからこそ、口を酸っぱくして「プロのガイディング」についてあちこちで語り続けているのである。
しかし、それはプロが日々ホスピタリティとは何ぞやと悩み、研鑽を続ければ、という条件がつく。
ご存知の通り、日本人はシャイで、他人との間に壁を設けがちな民族だ。だから、キウィのように「生まれつきナチュラルにホスピタリティ満点」という人はそう多くない。国土、文化、歴史などの固有の背景によるものだから、そのこと自体がどうこういう問題ではない。単なる事実である。
だがその反面、鍛えればキウィを超えられる人は、たくさんいるのも事実である。実際に、日本のマクドナルドのサーヴィスは、世界でも最高峰だというではないか。他国は知らないが、ニュージーランドと日本のマクドナルドを比べると、確かに日本の方がはるかにサーヴィス・レヴェルが高い。
プロが本気で修練を積めば、ツーリズム業界でもニュージーランドを超える可能性は大いにある。
だが、アマチュア・ヴォランティアが、「ガイドごっこ」をしているだけでは、到底そのレヴェルには追いつけない。
そして、日本の消費者は、そんなアマチュア・ヴォランティア・ガイドの低レヴェルな仕事ぶりを「標準」と考えるようになり、新たにガイドとしてこの業界に飛び込んでくる若きプロたちも、それを「当然のレヴェル」と考えるようになる。
そういう悪循環が定着してしまったら、これは厄介なのだが、実はもうすでに定着してしまっているのかもしれない……。
もったいない話だ。日本人なら、キウィを超えることが出来るはずなのに、これだと差は開く一方だ。
いや、「もったいない」だけではすまない話かもしれない。西表の事故の問題に関しては、軽率な意見を述べることはタブーだと心得ているが、それでもあえてその愚を犯すならば、僕にはあの事故がこの「悪循環」とまったく無縁とは思えないのである。
もちろん本郷氏がヴォランティア・ガイド並みだったなどという暴言を吐いているわけではない。
しかし、27,000人のヴォランティア・ガイドの仕事ぶりが、無意識レヴェルで彼の仕事に何らかの形で悪影響を及ぼしていた可能性は否定できない。個人的には、これは是非とも検証しておく必要があると思っている。
■さて、最後に本論からちょっと外れるが、プロ・ガイドの正直な「つぶやき」を。つまりここから先は、単なる想像である。無責任ではあるが、お許しを。
これまでヴォランティアを排する論を進めてきたが、正直に言えば彼らの「儲け度外視」の仕事は、うらやましいと思うこともあるのだ。
僕らプロ・ガイドも、「ここにもう少しコストをかけられたらなぁ」と考えることは、しょっちゅうあるのである。
極端に言えば、僕らも例えばこんなツアーを夢想することがある。
- お客様4名までの超少人数グループにガイドが2名つく
- さらにグループごとに伴走モーターボートがつき、荷物はすべてモーターボートが運ぶのでカヤックは空荷で軽快。モーターボートは海上では安全確保し、上陸時には先回りしてキャンプ地をセッティングしてお客様の上陸を待つ。もちろん漕ぐのに疲れたお客様はモーターボートに乗り移ることも可能。
- 食事にはテーブルに白いクロス、銀のカトラリーに、地元陶芸家の手によるカラフルな皿を使用。もちろん冷えた地元産のワインがつく。
ところがヴォランティア・ガイドたちは「採算度外視」が基本なので、極端なことを言えばこんなツアーだって彼らにとっては不可能ではないというわけだ。なんとも恐ろしい話だが、儲けや人件費を無視して必要経費(食費や燃料費)だけを請求すればいいのだったら、こういうツアーだって僕らが今やってるワンデイ・ツアーよりもはるかに安く提供できる可能性もあるわけだ(!)
というようなことを考えて、一人腕を組んでうなってしまうのである……。
っつぅか、伝説(笑)の「シーカヤックミーティング in 牛窓」だって、まさにこういう「必要経費だけ請求」かつ「僕らガイド陣は無料奉仕のヴォランティア仕事」だったから、あれだけの反響が得られたのである。
ヴォランティア・ガイドって、オッソロシイねぇ、まったく。「アマチュアにはプロガイドの仕事は出来ない」なんて、安心してると、すぐに足元すくわれる。
■ところで僕は歯に衣着せぬタチだが、「陰口」は嫌いなので、この手の批判文を書く場合には、必ず先方にその旨を連絡することにしている。だから「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」やこの駄文は、当該ガイドさん所属のNPOさんにもお知らせしようと思ったのだが、サイトを拝見してもメールアドレスの記載がなく、ツアー申し込みもファックスを利用せよとのことだった。僕はファックスを持ってないので、諦めた。
こうした利便性の無視も、いかにもヴォランティアらしいところだと感じた。プロの業者のサイトがこんなに使い勝手が悪ければ、すぐにお飯の食いあげである。
が、「無料」の魅力を選び、痒いところに手の届かぬサーヴィスには目をつぶる消費者も、少なくないのだろう。Miyaさんのおっしゃる通り、「地元のボランティアガイド+NPO法人=安心+タダ」というイメージさえあるのかもしれない。
となると、前項の「恐ろしい想像」がますます現実味を帯びてくるではないか……。ヤだなぁ。
ともあれ、もしお知り合いに、こうした活動をしていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、こういう批判をしている人間もいると言う事を、先方にご紹介頂けると幸いです。そもそも1,000もある団体に、僕一人で告知するのはムリ。
もちろん当方は、ヴォランティア・ガイドやNPOの方々からのお叱りや反論を覚悟の上で執筆しておりますゆえ。
しかし1,000の団体、27,000人の人間に、僕は一人でケンカを売っているのか? まさにドンキホーテの愚行だな。
本音を言えば、アホな業界人、低レヴェルな同業者にケンカを売るのには何のためらいもないが、アマチュアの方、しかも立派な志をお持ちのヴォランティアの方々を相手に苦言を呈するのは、非常に心苦しいのだが……。
■ま、いいや、ドンキホーテはいさぎよく突っ込んで玉砕してこそ華だ。
というわけで、今日の一言。
タダより高いものはない。
ツケは、すでに色んなところに回ってきている、と感じている。
■追記(4月7日)。
コメント欄でHokulea2006さんにご指摘いただいて、自分の舌足らずに気づいた。それに対する僕の返信を、改めてここにも追記の形で転載しておく。コメント欄との重複になるが、ご容赦を。
ご指摘感謝いたします>Hokulea2006さん
Hokulea2006さんのおっしゃる通り、プロのマーケットになりにくい(なりえない)ような、ニッチ・マーケット的な都市観光に関しては、僕もヴォランティア・ガイドの成り立つ余地はあると考えています。
僕自身も、都市部に今回のようなヴォランティア団体があり、ガイドさんたちが活躍していることは存じておりましたし、それに特に問題を感じていませんでした。
それはあくまでも、「商業ツーリズム」がメインにあり、その「ニッチ」をヴォランティアが埋めているという、まさにHokulea2006さんがおっしゃってるような構図だろうと思っていたからです。「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」で、ヴォランティアを安易に使おうとする業界だけを批判し、ヴォランティア側はむしろ擁護しようという論調で通したのも、こういう現状を考慮していたつもりです。しかし、さすがにこれだけの数が存在し、今後も加速度的に増殖することが容易に予想できることが分かった今、彼らの活動の場がそうした「ニッチ」だけに止まらなくなってくるという恐怖感、危機感が起こり、今回のエントリーを書いた次第です。MMさんのおっしゃる点も、僕の懸念の一つですし、こうした例は今後急激に増える、と考えています。
もちろん、今後も「ニッチ」に関してはヴォランティアさんとの住み分けが可能だと考えています。
ただ、この数を見ると、逆に今はプロ側が、ヴォランティアのニッチ、あるいはオコボレのジャンルでマーケティングをしているような気さえもして来ています。特に都市部ではなく、田舎でのエコツーリズム、グリーンツーリズムでは、ヴォランティアや自治体主導の「無料(に近い)」ツアーも少なくないのが現状です。
奄美などでは、商業カヤックツアーに\1,500なんていう価格がついている場合もあるそうですが、プロのツアーがこんなとんでもないタダのような価格設定をせざるをえない背景に、ヴォランティア・ツアーの影響が存在しているような気がします。Hokulea2006さんのおっしゃるような、理想的、健康的な住み分けに落ち着いてくれることを、切に望みます。
あと、「ガイディングは無料」「サーヴィスは無料」という変な認識が消費者の間に広まらないことも、同時に切に望みます。危機管理面などで、依然としてヴォランティア・ガイディングには色々と問題は残るでしょうが……。都市部の観光ガイディングも、危機管理が難しい商品なんですけどねぇ。
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■ヴォランティア・ガイド反対派は
を、賛成派は
を、「何とかプロとヴォランティアが共存するすべはないのか?」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/871
私はボランティア・ガイドを依頼したことはありませんが、彼らが活動しているのはいわゆる都市観光地であり、そういう場所にこれまで地付きのプロフェッショナル・ガイド産業は成立していなかったのではないでしょうか。日本のプロフェッショナル・ガイド産業は基本的にツアー添乗員・バスガイドであり、これらは大規模なグループを集めて周遊型のツアーをやることで、なんとか採算を合わせてきたと思いますが、この種のツアーに参加する客とボランティア・ガイドを利用する客(私の見聞の範囲では数名のグループ)はそもそも旅のスタイルが違いますから市場は重複しませんし、現状では、ボランティア・ガイドを全て無くしてしまったとしても、プロフェッショナル・ガイド産業が成立するとは思えません。生計が立つほどの市場が無いのです。相手は2人や3人のグループで、泊まっている宿もリーズナブルなクラス。そんな客が、いかに高い能力を備えていても、ガイドに1日2万円出すわけがない。
とすれば、ボランティア・ガイド組織を整備することで観光客の吸引を目指し、飲食店や観光施設に金を落として貰うというシステムは頭から否定するほどではないと思います。
むしろ、数名対象のプロフェッショナル・ガイド産業が狙うべきは客単価の高い富裕層のツーリストでしょうし、そういった層を対象にしたツアープランの商品は、これから開発の余地が多分にあると思います。従来の観光タクシーを越えたものですね。
つまり、ボランティア・ガイドは客単価の安いツーリストへの最低限のケアとして用意し、プロフェッショナル・ガイドは高付加価値商品を本気で開発してきちんとした商売をする。日本のツーリストの階層構造を考えた場合、こういった棲み分けは可能だと思いますが。
恐竜物の定番、The Land Before Time、シリーズで何作も出てますよね。
http://www.landbeforetime.com/
宇宙人もいまだに見てたりします。
ストーリーやキャラクター設定に加えて絵が可愛いので子供が感情移入しやすいんですよね。
で、姫。
>「きゃあ、やめてぇ」
とヨロコンデしまう芸は、一体何所/誰からおそわったんですか???
DNA的には・・・(以下自主規制)。
このヴォランティアとツーリズムの関係をこちらの論調的に見てみると、最近の乳頭山(烏帽子岳)の高齢者パーティーの遭難事件が頭をよぎりますね。
自分が拾い読みした関連情報をはしょってまとめて見ますと、
リーダー格がヒマラヤ登山経験があってしかも乳頭山自体にも十何回だか何十回だかとにかく回数多く登っていると。
しかもこれ以外にも地元ということもあってサブリーダー的な人間も数名いたらしい。
にもかかわらず、
天候が下り坂になるのを予想されていて、しかもペースメーカーが入った高齢者の参加者もいて、42人の大所帯で山に入って持っていったコミュニケーション機器が携帯数台(しかも寒くて最後にはバッテリー切れだったとか)。
しかもその携帯のかかってきた先も家族やグループの事務所的連絡先ばかりで救助機関には直接コンタクトを取ろうとしていなかったらしいと。
こういう層がまさしく今回のテーマ的な観光ヴォランティア・ガイドに最も近いグループですよね。
西表の島渡り1万人という数字にも驚愕しましたが、
2万7千ですか。
溜息・・・
Hokulea2006さん、MMさん、さっそくのコメントありがとうございます。
なんか調子悪くて上手くかけないままにアップしちゃってるんで、今読み返すと自分でも頭抱えてしまうエントリーですが……(^^;
Hokulea2006さんのおっしゃる通り、プロのマーケットになりにくい(なりえない)ような、ニッチ・マーケット的な都市観光に関しては、僕もヴォランティア・ガイドの成り立つ余地はあると考えています。
僕自身も、都市部に今回のようなヴォランティア団体があり、ガイドさんたちが活躍していることは存じておりましたし、それに特に問題を感じていませんでした。
それはあくまでも、「商業ツーリズム」がメインにあり、その「ニッチ」をヴォランティアが埋めているという、まさにHokulea2006さんがおっしゃってるような構図だろうと思っていたからです。
「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」で、ヴォランティアを安易に使おうとする業界だけを批判し、ヴォランティア側はむしろ擁護しようという論調で通したのも、こういう現状を考慮していたつもりです。
しかし、さすがにこれだけの数が存在し、今後も加速度的に増殖することが容易に予想できることが分かった今、彼らの活動の場がそうした「ニッチ」だけに止まらなくなってくるという恐怖感、危機感が起こり、今回のエントリーを書いた次第です。
MMさんのおっしゃる点も、僕の懸念の一つですし、こうした例は今後急激に増える、と考えています。
もちろん、今後も「ニッチ」に関してはヴォランティアさんとの住み分けが可能だと考えています。
ただ、この数を見ると、逆に今はプロ側が、ヴォランティアのニッチ、あるいはオコボレのジャンルでマーケティングをしているような気さえもして来ています。
特に都市部ではなく、田舎でのエコツーリズム、グリーンツーリズムでは、ヴォランティアや自治体主導の「無料(に近い)」ツアーも少なくないのが現状です。
奄美などでは、商業カヤックツアーに\1,500なんていう価格がついている場合もあるそうですが、プロのツアーがこんなとんでもないタダのような価格設定をせざるをえない背景に、ヴォランティア・ツアーの影響が存在しているような気がします。
Hokulea2006さんのおっしゃるような、理想的、健康的な住み分けに落ち着いてくれることを、切に望みます。
あと、「ガイディングは無料」「サーヴィスは無料」という変な認識が消費者の間に広まらないことも、同時に切に望みます。
危機管理面などで、依然としてヴォランティア・ガイディングには色々と問題は残るでしょうが……。
都市部の観光ガイディングも、危機管理が難しい商品なんですけどねぇ。
>MMさん
僕、まだその恐竜アニメ、ちゃんと見てないんですけど、ルーカス&スピルバーグと聞くと、見なきゃと思ってます。
今日当たり見よう、うん、そうしよう。
>一体何所/誰からおそわったんですか???
さぁ?
両親ともそういう連中だから、どっちからかを判定するのは困難かと(笑)
ボランティア・ガイドとプロフェッショナル・ガイドの問題についてはフィールドによってまったく状況が異なっている気がしますから、これ以上はきちんとした社会調査の結果を参照しなければ有効な議論は出来ないのではないでしょうか。
Posted by: Hokulea2006 : April 7, 2005 10:33 AMおっしゃる通り、もっとちゃんと論ずるにはもっとちゃんとしたデータが必要だというのには同感です。
あくまでもこのエントリーは、僕の「懸念」とそれに基づいた「公開質問状」というだけで、議論というレヴェルまで行くシロモノじゃありません。
ただ、アマチュアが山、川、湖、海などの危険なフィールドに進出することに危険性が大きいことは、社会調査の結果を待つまでもありません。
また、「無料ツアー」の存在そのものが、消費者に与えている影響、ひいてはそれがプロのツアー(特に価格設定など)に影響を及ぼしている点も同様かと。
無料ツアーの影響でプロの価格設定が下がるという事は、すなわち危機管理レヴェルが低下することを意味します。
これが「起こっていない」、あるいは「これからも起こる可能性がない」ことが立証されれば僕も安心するのですが、残念ながら立証はできないだろうという予感はあります。
あくまでも「予感」です、「持論」じゃありません(笑)
乳頭山の事故、西表の事故などを見ても思うのですが、ツーリストが観光行為を行う際に生ずるリスクをいかに管理するのかという議論が必要でしょうね、これから本当にツーリズムを国策として振興しようというのであれば。石原慎太郎のクビ大がそれをやれるのかどうかはかなり怪しいでしょうけども。
Posted by: Hokulea2006 : April 7, 2005 2:18 PM今回のエントリー、とても興味深く読ませて頂きました
>ニュージーランド人のホスピタリティ豊かなもてなしに感激
私の場合、まさにそうでした
もう10年以上前ですけどNZを旅した際、どこにいっても
地図を広げれば、
「お前らどこ行くんだ?」
「飯は食ったか?」
「寝る場所あるのか?」
道に迷ったり、困ったりする事はほとんど無かったです。
キャンプ場で食事に誘ってもらったり、坂道をチャリ漕いでたら
馬鹿でかいキャンピングカーに乗せてってもらったり。
和風に言うと「愛すべきお節介主義」っていうのかなぁ~
旅先の心細い時に彼らに救われた事は一度や二度ではありませんでした。
実は旅行の最終日、クライストチャーチの私の安宿に泥棒が入って
パスポートから財布から金品、根こそぎ盗まれたんです。
宿のおばあちゃんとか泣きながら
「この国を嫌いにならないでね」って手を握って謝るんですよね。
悪いのは泥棒なのに・・・
現場に来た警察官は一緒に大使館に行って、
埒のあかない日本人の職員を一喝して、その日のうちに
帰国のための一時渡航書を発行させてくれるし、
航空会社の職員も再発行の効かないはずの航空券を格安で再発行してくれたし。
この国の人達への感謝の気持ちは10年以上経った今も尽きません
>Hokulea 2006さん
>これから本当にツーリズムを国策として振興しようというのであれば
いや、さすが鋭いご指摘。
僕が一番疑問に感じてるのが、ここなんです。
国も各自治体も、こういうことは口にするんですが、実際に本気でツーリズムを振興する気があるように見えないというのが、そもそも根本的な問題に思えてます。
ニュージーランドと比較してみてしまうから、特にそうなんですよね。
もちろん、国民感情のレヴェルでは、ほとんどの人間はツーリズム振興を望んでいないようです。
よそ者が自分たちの土地にやってくるのを、生理的に嫌悪する人が圧倒的に多いようです。
口では「金を落として行って欲しい」と言う人が多いにもかかわらず。
ま、これは裏を返せば、金を落とさないツーリストが今まで多かったがために、よそ者が来るばかりでまったく潤わなかったという事実があるからなんでしょうが。
ま、国民レヴェルの意識はともかく、お上は本当にツーリズム振興する気があるんですかねぇ???
>shuさん
全部盗まれちゃったんですか!?
大変な目にお遭いになりましたねぇ。
当時は、確かにそうやってひどい目にあった外国人に対して「NZを嫌いにならないでくれ」と謝るキウィが多かったようです。
新聞にそうした事件が報道されると、全国からそういう投書が殺到したものだそうです。
盗難事件が、はからずもそういう感謝の気持ちとして残っていらっしゃるというのは、この国の住民としても嬉しいエピソードです。
でも、再訪してくださる場合は、さらに気をつけてくださいね。
治安はますます悪化してます。
10年たった今は、国民の雰囲気も変わってきてまして、もっと殺伐としてます。でも世界的に比較すれば、まだまだキウィのホスピタリティは健在ですが。
でもねぇ、ホントは日本人も、負けず劣らずのホスピタリティ発揮できるはずの民族なんですよね。
一昨年、九州のとある温泉に行ったときも、仲居のオバチャンたちが、キウィなんか足元に及ばないような見事なホスピタリティを発揮してくれて、同じツーリズム業に属する若輩者は、深くうなだれて帰ってきたものです。
世界の殺伐とした空気は、まずアメリカの大統領と取り巻きが変わらない限りは続くでしょう。
あと、小泉政権も対アジア外交の稚拙さは血の気が引くレベルなんですよね。竹島問題にしろ、教科書問題にしろ、一昔前なら自民党で抑え込んでおけたはずなんですが、小泉政権は明らかに対中・対韓・対北朝鮮の外交問題を自らの政治的資源(支持率回復の薬)に使って来たし、それに習って地方の保守政界も安易な排外ナショナリズム刺激を票集めの手っ取り早い手段にしている。特に最悪なのが石原慎太郎ですが、東京を観光都市にすると息巻いて都立大を潰したくせに、一番の上得意になりそうな中韓を挑発しては気勢を上げている。
一言で言えば保守政界が疲労してドーピングに走っているという事なんですが、こういうことをやっていてはツーリズム振興は無理ですね。石原慎太郎の場合は一橋の同窓生のシンクタンクに吹き込まれてツーリズム振興と言っているだけで、あまり真面目にやる気はないようですけど(お客さんを迎える側のゼネラルホストが三国人とかシナ人とかわざわざ相手を怒らせる言い方を好んで使ったり、フランス語は数が数えられないから国際語として失格などと放言しているようではね)。
日本のホスピタリティの潜在能力については、私も同意します。ですが、それも諸外国との友好関係があってこそでしょう。
Posted by: Hokulea2006 : April 8, 2005 12:39 AMおっしゃる通り、結局「国策」としてのツーリズムを論ずると、ここを避けて通れなくなっちゃいますね……。
おっしゃること、いちいちごもっともだと思います。
三国人ウンヌンを平気で口にする国が、一方でホスピタリティ云々を語っても、そんな二枚舌ではホントのホスピタリティは発揮できないと思います。
う~ん、エライところにトピックが向いちゃいました(^^;
とりあえず、下々の者としては、米国大統領を始めとする、「この手の政治戦略」の尻馬に乗らないように気をつける、っていうくらいでしょうか。
NZがこういうバカな政策をとりはじめたら、確かにすぐに国は滅びそうだ……。
奄美の\1.500ツアー、しゃれになりません。
写真なんか撮ってたら
「ぐずぐずしてたら放って行くぞ」
と叱られ、
「3番のカヌー早く漕げ」
と叱られ、
ここのツアーに参加した後に海をご案内させて頂いたお客様はカヌー、カヤックのツアーってみんなあんな感じなんだと思ってたと言われて結構ショックでしたね。
このフィールドでの料金設定は\1.500が基準になってしまってて、何でも良いからとにかく数を回せというやり方が定着してしまってます。
いつか事故が起こるのではないかと心配せずにはおれません。
Posted by: ごう : April 13, 2005 10:24 PMこの話、以前聞いて怒りで目の前が暗くなったけど、今回そんなツアーが\1,500と聞いて、再度目の前が暗くなりました。
ヴォランティア・ツーリズムまがいの低価格設定で、クソ似非ガイドが担当するとなると、もうこりゃ何もいう事がありません。
そんなものがまかり通り、消費者がそれを許している以上、事故もも防げねぇよなぁ。
もうこうなると、誰が悪いのやら、もう僕にはさっぱり分からん。
Posted by: Ryu : April 13, 2005 10:50 PMまさしく、ヴォランティア・ガイドさんたちの方が、ちゃんとしっかりした仕事をされるはずです。
こういうクソ似非ガイド連中に比べれば。
似非ガイドの問題と、ヴォランティア・ガイドの問題は、根本的に別だと思っていますし、残念ながら似非ガイドの中には、ヴォランティア・ガイドの足元に及ばないようなクソも少なくないのが事実です。
しかし、サーヴィス業、しかも命のかかるアドヴェンチャー・ツーリズムにおいて、粗悪品薄利多売合戦が行われるとは……。
もう知らん、そういうアホ連中や、それを許す消費者のことは、もう考えるのやめた。
分析しても論考しても始まらん。
そういうのは、まとめて駆逐することだけ考えよう。
ごうちゃん、ガンバレ。
駆除しろ>粗悪品薄利多売業者
April 5, 2005
[ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況おだやか。
その後12時間:変風10ノット
[潮汐表] (ネルソン)
Low 12:17 AM 1.3 m High 06:48 AM 3.5 m
Low 12:55 PM 1.1 m High 07:18 PM 3.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■快晴、無風。インディアンサマー。良きかな。
■昨日は大家の電話番ででネット接続できず。
昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
![]()
雲が次第に広がる。遅くには雨。北風。(高)24度、(低)9度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:北西20ノット、午前中に30ノット。その他:変風10ノット、午前中に北西20ノットに。夕方に南25ノットに。海況は次第に荒くなる。
その後12時間:南西15ノットに落ちる。
【暴風警報】北10ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午前中に35ノットに上がり、夕方に25ノットに落ちる。北部の海況は一時非常に荒くなる。北の波、1m。
その後12時間:
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:21 AM 3.3 m Low 11:44 AM 1.3 m
High 06:03 PM 3.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■大嘘。朝から快晴で、風もなく、超インディアンサマーで暑いの何の。焦げるかと思った。
詳しくは後日アップするが、ゴールデンベイの釣堀に鮭を釣りに行ったのだが、そこのスタッフも暑すぎて今日は釣れないかと思った、って言ってたほど。1.5kgのがちゃんと釣れてホッとしたが。
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■T君は、うちにカヤックを置いて、カフランギ国立公園に二週間ほど山篭りをしに行った。トラウト・フィッシングとテーブルランドのトランピング三昧をする気らしい。二週間たったら、レゲエのおじさんのような臭いを発しながら戻ってくるのだろうか?
留守の間に、ヤツのグラス艇を仕事に使ってボロボロにしておいてやろうかな(笑)
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■シーカヤック・ガイド「Ryu」じゃなくて、ライター「リュウ・タカハシ」の仕事の件。
ここのところローカル誌関連の仕事が多かったのだが、久しぶりにどこからでも読める連載が開始。
BSフジで毎週日曜11:30~12:00放送されている『ワールドバザール21』という番組があるそうなのだが、番組公式サイト上に世界中から毎月レポートが寄せられていて、今回ニュージーランド編を僕が担当することになった。
■そういえば先日ある方から「このブログは、プロのライターが書いているにしてはお粗末!」というありがたいお叱りを受けてしまったのだが、ブログ名副題にある通り、ここは「ライター リュウ・タカハシ」のブログじゃなくて、あくまでも「シーカヤックガイド Ryu」が好き勝手無責任に駄文を書き散らすブログ、というつもりで運営しているので、そこのところよろしくです。
ちゃんと推敲もしないで毎日ポンポンポンと書き散らしてるんで、とてもここの駄文には「リュウ・タカハシ」の署名は入れられないっす(^^;
ホント言うとね、リュウ・タカハシ名義のブログも別途用意しようかと思ったこともあるんだけど、リュウ・タカハシの署名入れるには、しっかり推敲してある程度のレヴェルの分に仕上げなきゃいけなんで、頻繁にアップするとしても週に一度が限度。きっと月一とか、二ヶ月とか一度がせいぜいになりそうで、それならブログにする必要ないじゃん、『パドルの向くまま、気の向くまま』で十分じゃんと気づいたので、さっさとやめたのであった、ハハハ。なんでもかんでもブログにしてしまうっていう風潮も嫌いだしね。
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■リレーエッセイ#78の続き。
「きっかけ」で書けとのことだが、熱心なリレーエッセイ読者の皆様はすでにもうお気づきの通り、ごうちゃんは「きっかけ」と題するリレーエッセイを昨年12月25日にすでに自分で書いてて、後半なんて今回とまるっきり一緒で、ご丁寧にも最後に僕に「きっかけ」っていうお題を投げて来てるところまでまったく同じ(笑)
もちろんそれを受けて、僕は翌日に原点。と題した「きっかけネタ」を書いてるんで、今回は却下。
■が、しかし、「きっかけ」を却下すると、野球ネタになるか。アウトドアネタじゃなくなっちゃうなぁ。いまさら、よく知らない浮き球ベースボールのことも書けんし。ま、いっか。
さすがごうちゃん、鋭い。僕も野球はどっちかって言うと苦手でね。
もちろん草野球の真似事はやったし、小学校低学年の頃はスポーツ少年団のソフトボールにも入ってたんで、小さい頃は特に苦手意識もなかったんだけど、4年生になってから剣道の方に変わったんで、バットを握る機会はほとんどなくなった。
それに加えて、小学校の間ずっと両目とも2.0を誇っていた視力が、中学に入ったとたんに、勉強もせず、本も読まず、TVも見ないという、目に優しい生活をしていたにもかかわらず(じゃぁ何をやってたんだろう???)、なぜか突然ガタガタと落ち始めた。それもなぜか右目だけが急降下してしまったので、遠近感を失ってしまった。
高校のときは体育で野球があったが、ピッチャーの投げる球を打てないのはもちろん、フライがあがると平気で10mくらい落下点の目測を誤るので、死ぬほど嫌いになった。
っつぅか、メガネかけろよ(笑)
正直にいえば、球技は全般的に苦手。野球は上記の通りだけど、サッカー、バスケットボールなどの「チームでゴールを目指す系」のはもっと苦手。決して運動神経が悪い方ではないのだけど、大人数が走り回っている中でボールをポンと渡されると、どう動き、どこへボールを回せば良いのか全然分からなくなって、ボールをくれた人に「つき返す」のが常だった。
野球だったら、バッターなら球を打って走ればいいし、野手なら捕球して一塁で走者を殺せばいいと、やることがハッキリしてる。バレーボールも、相手からの球はセッターに返し、セッターはアタッカーに渡し、アタッカーは相手に球を返せば良いと、これまたシンプル。こういうのなら分かるんだけど、戦略的に動かなきゃいけない類の球技はダメだったなぁ。
ついでに言えば、何より嫌いなのが走ることだった。これは今も変わってなくて、ジムでウェイトトレーニングはやっても、ジョギングはやらない。だから、サッカーなんて僕にとっては悪夢以外の何者でもない。
だから、かろうじて苦手意識を持たずにすむ球技は、バレーボールだけだった。が、チビなので、これもハンデは大きい。ブロックもアタックもほとんど役に立たないんだから。
というわけで、学生時代を通じて、体育っていうのは憂鬱な科目だった。クラブ活動では剣道部に入ってたりしたので、身体を動かすことが大嫌いというわけじゃなかったのだが、体育の授業の雰囲気とか、運動会の雰囲気とか、あぁいうのは大嫌いだったな。
剣道がある学期だけは、例外的に通信簿に「5」がつくので、ホッとしていたけど。
■ニュージーランドに来て初めて知ったのが、「スポーツというのは、楽しい遊びである」という、当たり前のことだった。
「上手にやる」とか「良い成績を収める」とか「上達する」とか「体力増進」だとか「精神鍛錬」だとかのような、日本ではスポーツについて回る諸々の啓蒙的な臭いがない。何年やっても全然上達しないでヘッタクソのまんま、それでも当人も周りの人間もニコニコと機嫌よくスポーツを楽しんでいる人が多いこと!
だから、同じスポーツの愛好者の平均レヴェルを比べれば、技術的には日本人の方が圧倒的に上手いんじゃないかと思う。カヤックだって、日本人カヤッカーの方が、キウィカヤッカーより華麗に漕げる人が多いと思う。
でもアマチュアだったら、「楽しんだ者勝ち」だからね。
以前のリレーエッセイにも書いたことがあるのだが、sportという英単語の語源が「暇つぶし」だと知るに及んで、なるほどと思った。
欧米の「スポーツ」は、やっぱりあくまでも余暇の遊びらしい。中にはエスカレートして本格的に道を極めようとする人ももちろんいるが、基本は「遊び」だ。
ところが、日本の「体育」は、そもそもが「富国強兵のための体錬」がその源流にあり、21世紀の今になってもなお、その封建的な雰囲気を引きずっているような気がする。
欧米の映画にも、軍隊のトレーニングの様子を描いたものがときどきある。最近観たヴィデオの中だと、『ソルジャー』とか『スターシップ・トルーパー』なんかにそういうシーンがあった。あの訓練の雰囲気は、まさしく僕が子供の頃感じていた「体育の授業」とか「スポーツ少年団」のイメージに符合する。
だから日本の場合は、やるからには「道を極める」のが正道である、という雰囲気がいまだに根強く、「いえ、僕は単に遊び半分でやってるんで」っていう人は、若干肩身の狭い思いをどこかに引きずっていたりする。
現に僕も、日本人アマチュアカヤッカーが「始めてからもう○年になるんですけど、年に数回しか漕がないんで、いまだに下手糞で……」と、恥ずかしそうに、申しわけなさそうに言うのを、何度耳にしたことか。
関係ないじゃん、カヤックなんぞ、楽しく遊べればそれで良いんじゃないのぉ?
ってなわけで、僕自身も日本の体育教育のせいで運動嫌いになってしまった「犠牲者」の一人という自覚がある。そんな僕が、封建的な臭いの少ないアウトドアの世界に足を向けたのも、ある意味当然だったような気がする。ま、以前書いたように、そもそもそれ以前からそういう「素質」があったんだろうとは思うけど。
■ちなみに、僕がシーカヤックを知ったのは、ニュージーランド人冒険シーカヤッカーのポール・カフィンが、初の日本一周エクスペディション挑戦中のことだったから、1985年のはずだ。それ以前から『Be-Pal』誌で野田知佑氏の連載を楽しみに読んでいたので、大学に入った1987年の段階ですぐにカヌーを始めていたっておかしくはなかったし、実際始めようと思っていた。
だが、「一人でやると死ぬぞ」というアドヴァイスを聞いてやめちゃったのだ。だって、「スクール」の類には行きたくなかったから。僕がもし体育の授業が好きな人間だったら、すぐにスクールの門を叩いてカヤックを習っただろうが。
今はたくさんの日本のプロカヤッカーとも親交があり、彼らがやっているのは、僕の嫌いな「体育の授業」とは程遠い楽しいものであることも知っているのだが、エイベル・タズマン国立公園にいらっしゃる「体育嫌い」の日本人のお客様を眺めていると、今の二十代の人たちも、20年近く前の僕とそう変わっていないなと感じる。世界中のお客様を眺めていると、本当に日本人は運動嫌いの民族だなぁと思う。
つまり、日本のアウトフィッターの営業妨害をしているのは、案外学校の体育教育なのかもしれない。
今の小学校や中学校の体育の授業はどうなのだろう? あいかわらず、なのだろうか?
■さだっちょんは、体育好きな子供だったのだろうか? 野球少女だったおは思えんが、でも案外……。
というわけで、とりあえず回してみよう。
■あ、そうそう、忘れてた。
これだけ止めたのって新記録やよね?一番は良い事だ。(開き直り)
残念でした、タイ記録。編集長の[リレーエッセイ#72 竹パン]が、同じく中五日の記録を持っている。
ということで、新記録は中六日、つまり一週間後やね。がんばってどなたか更新して下さ……、するなぁ!(笑)
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■体育大好きだった方は
を、体育大嫌いだった方は
をクリックしてください。
調査結果は、100年後に発表します。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1849
Excerpt: Ryuさんより[ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。からのバトンタッチ いや〓〓。今日はヒッサビサにエアロビクスしていい汗かいてきたとこに、なんとタイムリーな話題でしょう...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.04.07
March 20, 2005
ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈後編〉
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、ただし朝のうち曇りまたは薄霧。午後シーブリーズ。(高)24度、(低)13度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午後シーブリーズ。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:30 AM 2.9 m Low 11:55 AM 1.7 m
High 05:39 PM 2.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通り朝早くは曇っていたがあとはピカピカの快晴。今日は昨日とうって変わって、またインディアンサマーが戻ってきた。最高気温も最低気温も昨日と同じ? ウソだろ?
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■昨夜というか、本日の早朝2時にサマータイムが終了。本日から日本との時差は3時間(ニュージーランドが先行)に戻った。
これでまたしばらく、朝真っ暗な中起きなくてすむ。でもすぐに日が短くなって、また暗いうちから起きなきゃいけなくなるんだろうけど。
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■昨日のエントリーツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈前編〉からの続き。
◇”まちづくり”便利帳「ボランタリー・ツーリズムという発想」
を題材に、ツーリズムとヴォランティアについて論じている。
早速コメントをいただいていて、大感謝ですm(..)m
昨日は、「サーヴィス業のプロ」と「ヴォランティア」の違いを検証し、よって「ヴォランティアにツーリズム業はつとまらない」ということを見てきた。
本日はそれを元に、そもそもの「ネタ」である上記エントリーに即して問題点を整理する。
■ただ分析に入る前に、昨日触れなかった点にもう一点だけ言及する必要がある。
昨日の論点は、「ヴォランティアをツーリズム催行側として使うことは不可能」ということだ。これを論じないと先に話が進まないので、あえて長文をつづった。
ところが、昨日のコメント欄でRさんやMiyaさんがご指摘くださった通り、管理人cheolsaito氏の主張は実際には別のところにあるように見える。昨日、ヴォランティアとプロ側をきちんと切り分けずに混同する危険性を指摘したが、当該エントリーの中にも確かにそれは見うけられる。
しかしながら、氏の本当の論点としてはおおむね、「ヴォランティアという形で一人でも多くの一般の人にツーリズムの現場をみてもらう機会を設けたい」、あるいは「ヴォランティアそのものを顧客としてとらえる」というアイディアを念頭においていらっしゃるようだ。
そのアイディア自体には一概には反対しない。少なくとも昨日論じた点と違って一考の余地はあるし、上手い実現の可能性もあるだろう。
特に前者の「ヴォランティアにツーリズムの現場を見せる」という案に関しては、産業としてツーリズムが一応完成しているニュージーランドの場合にも実際に機能している。ツーリズムを学ぶ学生が、会社を訪れて無料奉仕労働をしながら実地で勉強し、同時に就職活動をするというシステムが教育プログラムとしても定着している。なかなか良い仕組みだと思う。
ただし僕らプロは、彼らの無料労働力は裏方単純労働としてしか当てにしていない。例えばウチの会社なんかの場合は、使いっ走り、あるいはカヤック、食器、キャンプ道具などの洗浄、片付けなんかが、学生ヴォランティアの仕事だ。つまり基本的にはベースクルー見習いという感じ。
彼らの研修期間はだいたい二週間というのが相場で、その間に二度、三度はツアーに連れて行って現場の接客を見せたりもするが、基本的に彼らに接客はさせない。彼らはヴォランティアではなく、あくまでも「プロの卵」なのだが、それでも学生にいきなり接客は無理だ。
「ヴォランティアに体験させる」のは大切だが、それには別途「上手い活用方法」を考えなくてはならない。お客様は、ヴォランティアのいい加減な仕事を求めているわけではないのだ。ヴォランティアに「いかにお客様の邪魔をしないようにしながら、現場の仕事を体験させるか?」という点は、熟考の余地がある。
この点のケジメは、昨日のエントリーのコメント欄でMMさんが「日本の弱点」としてご指摘くださったが、僕もまさしく同感。
実際に困ったケースについては、次段で僕の仕事を実例として挙げる。
もちろん、ヴォランティア側から自発的に企画が持ち上がってきた場合は、それを否定すべきではないことは昨日論じた通り。
ただしこのケースでは、現地に商業ツーリズムがすでに存在する、あるいは近い将来立ち上がる可能性があるとき、ヴォランティア運営の類似活動がその邪魔になる可能性が出てくることは、しっかりと念頭に置いておきたい。
せっかく大きなビジネスに育って地域を活性化させるポテンシャルを持っている「商品」があっても、「ヴォランティア」として無料あるいは破格値で運行され、結果としてその大きなポテンシャルが潰されてしまう例は少なくない。
実は商業ツアー業者同士でさえ、先発業者の弱腰の低価格設定に後発業者も右にならい、マーケットが相当大きくなってきた後もきちんとした収益が上げられないという問題も、実際にたくさん起こっている。
ま、これはどちらかというと昨日論じた点に相当する例かもしれないので、これ以上は繰り返さない。
■次に、RさんやMiyaさんがご指摘下さった「ヴォランティアを観光客として扱う」というアイディアについて。
これに関しては、さらに二つに分けて考えた方が理解しやすいだろう。すなわち、「ヴォランティア=純顧客」という発想と、「ヴォランティア=サクラ」という発想だ。順に論ずる。
《「ヴォランティア=純顧客」案》
これはマーケティング対象として、現地に来てくれているヴォランティアを「顧客」として想定するだけの話。マーケットをどこに絞るかというのは、各業者の腕の見せ所。王道を狙う方法以外に「ニッチマーケット」を狙う方法だってもちろんある。
ヴォランティア対象というのは、ニッチ狙い組としてはいたって妥当、かつ当然の目の付け所だろう。
ただし、それが賢明なアイディアかどうかは、まったく別問題。個人的にはあまり得策とは思わない。
理由その一。
ヴォランティアと一般客の「客層の違い」をどのようにしてマーケティングするかという営業上の問題点、あるいは「まったく違うモティヴェーションをもった二つの客層を、いかに同時にさばくか?」という現場のカスタマーケア上の難問があるという点。
普段世界中から「まったく違う価値観と期待を持って集まってくるグループ」を担当している僕としては、この点は甘く見ることができない。一つのグループの中に、まったく違う客層が混ざると、顧客全員が不満のうちにツアーを終えてしまう危険性が飛躍的に高まる。
僕らニュージーランドのガイドがガイディング技術に自信を持っているのには、普段からこういう「混成グループ」ばかりを扱って実際に高い費用対効果を上げているという実績の裏打ちがあるわけだが、裏を返せばそれだけ難しい技術だということにもなる。ガイド同士の毎日の会話のメイントピックも、ほとんどがこれに関することであるという事実もそれを裏付ける。
また「ヴォランティア」でなおかつ「リピーター」となると、業者側(あるいはcheolsaito氏の論旨に即せば現地の人)との馴れ合いが強くなるので、一般客との溝がますます深まる危険性が高い。
実際僕らツーリズム業者、サーヴィス業者が扱いに困るのが、常連客の雰囲気に飲まれて小さくなってしまう新規顧客の扱いなのである(しかも「常連」が割引を受け、「新規顧客」の方が高い金を払っていることが多いので、費用対効果の差はさらに大きくなる)。
日本人の場合は、常連客は平気で「顧客」と「業者側」の線を越えて、「こちら側」に踏み込んでこようとする傾向がある。これも我々にとっては恐ろしいことなのである。素人さんに手を出されることの問題点は、昨日もさんざん論じた通りだが、その実例は次の「ヴォランティア=サクラ」案のところで挙げる。
同じ価値観と期待を持って集まってくるお客様同士でさえ、常連と新規の間にはこうした溝があるというのに、それが「ヴォランティア」と「一般客」という別種の顧客層だった場合は、そこにどれだけの断裂が生まれるか、考えただけでおそろしい。
ここまでが「客層の違い」という問題点。
二つ目の理由。
「ヴォランティア」はあくまでも「ヴォランティア」であって、「観光客」と違って「金を落とす人種ではない」という点は、第一の理由以上に重要だ。彼らがリピーターとなってくれた場合も、経済効果は薄い。
また、ヴォランティアが呼んで来る次なる顧客も、やはりヴォランティア、あるいはそれに類似する「金を落とさない人種」である可能性が非常に高い、という点も無視できない。
つまり、こういう形でマーケティングを始めた場合、事業そのものが収益の期待できない「ヴォランティア事業」と化してしまう危険性が大きいわけで、こうなると結局のところ「ヴォランティアにツーリズムをやらせるな!」という僕の主張と真っ向からぶつかる形になってしまう。
昨日のエントリーの冒頭で、僕は次のように述べた。
にもかかわらずこの種のツーリズムが日本ツーリズム界、あるいは日本産業界の起爆剤となりえていない現状はどう説明できるのだろう? むしろ逆に、ヴォランティアとツーリズムの相性そのものに問題点がある証しではないか?この文は、ヴォランティアをツーリズム業者側として起用するときだけではなく、ヴォランティアを顧客としてマーケティングする際にも当てはまる。
これら二つの理由を見ると、僕には「本当にそれで商売になるのか?」という疑問がわく。
cheolsaito氏のエントリーには、「誘致」「費用負担補助」などの言葉があるが、これをやればますます「金にならない悪循環」を強めるだけではないか? 「費用負担補助」を受けて「誘致」されて来たヴォランティアの人間が、浮いた金をパァ~ッと現地で散在するようなタイプかどうかは、考えるまでもない。またそのような人が呼び込める新たなマーケットも、きっと似たようなタイプだろう。
っつぅか、これがまさに全国の地域ツーリズムの現場で起こっている「ヴォランタリー・ツーリズム」とやらの実際の主要問題点の一つなのではないか???
《「ヴォランティア=サクラ」案》
こちらは純然たる顧客として扱うのではなく「ヴォランティアに体験させる」という準スタッフという位置づけ。
こちらも問題は小さくない。昨日大きなスペースを割いて論じた通り、そもそもヴォランティアはツーリズム業者側として顧客をもてなすことに向いていないのである。
よってこの手法では前段で論じたように、現場のガイド、コンダクターなどのマネージメント側に「お手伝い意識満々のヴォランティアの手綱を締め、現場で顧客の邪魔にならないように上手く使いこなす技術」が要求されるのだが、これが口で言うほど生易しいものではないのだ。
具体例をあげよう。僕がやってるシーカヤック・ツアーの場合も、こういう「ヴォランティア」はときどき現れる。経験者がツアー参加者の中に混じっていた場合、「善意かつ無料奉仕」で他の参加者に盛んに世話を焼き始めることがあるのだ。
例えば僕は漕ぎ方を教習する際、ハーフデイ・ツアーならば休憩を挟んで合計1時間半の、ワンデイ・ツアーならば2回の休憩を挟んで合計3時間半のパドリングを何とかこなせる程度の教習しかしない。だからハーフデイ向けの教習内容と、ワンデイ向けのそれさえ違う。傍目にはわずかな差だろうが、そのわずかな差を意識してコントロールするところにプロの技がある。
詳しいことは省くが、わずか1時間半のパドリングのために、余計な細かいことを教えすぎるのは、混乱を招くばかりで百害あって一利なしなのだ。だから「どこまで削れるか?」「どこが『最低限』のラインなのか?」を見抜き、しかもその日その日のそれぞれの顧客に即してそれを柔軟に運用するのが僕らの仕事だ。
ところが「志願ヴォランティア・インストラクター」には、そんな意識も技術もない。ただあるのは「善意の教えがりムズムズ発作」だけだ。昨日ヴォランティアの「自己満足」や「善意の押し付け」に触れたが、まさしくこれが典型例だ。
彼は陸上教習のときも人によっては僕をさえぎってまで他人にパドリングを教えようとするし、海に浮かんだら最後、何十分でも延々と周りの人間に漕ぎ方を教えて始めてしまう。もちろん教えられる人は手を止めて話を聞くので、かえってますます遅くなるし、往々にして僕ら的には「教えてはならないこと」を教えている。「正しいテクニック」と「ハーフデイに必要なテクニック」は必ずしも一致しないのだ。
こういうヴォランティアが困るのだ。
もちろんこの手の「有害行為」をとめ、他のお客様を「救う」のは、僕らガイドの大切な仕事だ。この「救う」というのは、善意の押し付けから救うというだけの意味ではない。時として彼の「勝手な講習」が危険を招くこともあるので、リスクマネージメント上も止めなくてはならないのである。
しかし、この志願ヴォランティア・インストラクター君も、他ならぬ僕の大切なお客様の一人であるというのが、厄介で難しい点だ。つまり、彼を傷つけず、むしろ彼の自尊心をうまくくすぐりつつ、ひそかに手綱を絞るというのが、カスタマーケア技術、グループマネーマネージメント技術の「肝」なのである。
ただし、僕らの技術も「旦那が奥さんに手取り足取り教え始めた」というシチュエーションの場合は、まったく及ばない。旦那様が奥様に何かを教えているのを止める術はない。奥様が不快に思っているのが傍目にも明らかで、グループ全体がいやぁな雰囲気になっていたとしても……。
特に、プロとヴォランティアの線引きがあいまいなジャパンにおいては、この傾向は顕著で、日本で仕事をしているときの方が「教え魔」に遭遇する頻度ははるかに高かった。リピーターのヴォランティアとなれば、さらに扱いは難しくなるだろう。
というわけで、「ヴォランティアをサクラとして使う」というアイディアにも、僕自身は経験上すごくいやぁ~な予感を覚える。つまり、ヴォランティアをサクラとして使う場合は、事前に相当な「ヴォランティア向けの講習」が必要になってくるというわけだ。これまた一筋縄でいかない厄介な仕事だねぇ……。
■さて、ここからいよいよ当該エントリーに即して話を進める。
まず
観光する人の「後ろめたさ」を取り除くには無理があるということ。仮に非被災地であっても、被災地の隣で回遊するのは、やはり躊躇してしまう。という冒頭の洞察自体には、全面的に賛意を表明しておく。
被災地やその近郊に物見遊山に行くのは、尋常な神経の持ち主には気が引ける。しかし、それが地元経済にさらなる追い討ちをかけてしまう悲劇の上塗りの要因になるというのは、見逃せない大切な論点だと思う。
つまり、議論のスタート地点に関しては、僕も同じ立場、同じ視点に立っていることをまず強調しておく。
ただし細かい点については、この部分にも疑問はある。
例えばこの文のすぐ後に述べられている、神戸が震災後10年を経て未だ以前のレヴェルに戻っていないという点。これは経済や社会の情勢の変化、旅行先としての「ブランド力」の低下を始めとする旅行トレンドの変化などが密接に関わってくるはずで、一概に「後ろめたさ」だけを原因ととらえるのは暴論かと思う。
確かに被災直後は「後ろめたさ」がブランド力低下の最大要因だっただろうことは否めない。しかし10年たってもブランド力が回復しないのには、別の要因が大きいと見るほうが自然だろう。
あるいは、「取り除くには無理がある」と断定してしまっている後ろ向きな姿勢にも、僕は賛成しない。僕ならば、
「観光する人の『後ろめたさ』を取り除くことが、まず第一のポイントとなる」
という書き方をするだろう。マーケティングというは、そういうものである。「無理」と諦めてしまっては、出来ることだって出来なくなる。
■ま、そういう細かい点はさておき、実際の具体案に対する疑問点を整理する。
(1)被災地およびその周辺の観光産業は観光に固執せず、ボランティア意欲の高い人を積極誘致する。ボランティア意欲の高い人は、人の役に立つことに喜びを感じるため、お手伝いをしてくれるだけでなく、現地情報発信メディアとして風評被害を抑制する。ボランティア活動は、現地の人と濃厚な人間関係を構築し、長期的なリピーターを生む。「現地情報発信メディアとして風評被害を抑制する」と「ボランティア活動は、現地の人と濃厚な人間関係を構築」の部分は理解できるし、ある程度の効果も想像がつく。
しかし僕が気になるのは「誘致」で始まったものが、「長期的なリピーターを生む」と、一足飛びに結論に繋がる点。
このアイディアは、Miyaさんの昨日のコメント欄の言葉を借りれば、「ヴォランティアを対象とした、復興活動支援アクティヴィティ」というツアー商品なのだろう。
一見問題ないように見える。しかし、ツーリズムは産業、つまり商売であるという基本的な視野が抜け落ちていないか? 「誘致」という言葉がそれを如実に物語っているが、そういう揚げ足取り的な論法は避けるとしても、「ヴォランティアは金を落とさない存在である」という大切な点が論じられていないのが気になる。
金を落とさない存在は、いくらリピーターとして何度来てくれても経済効果はないという大切な点が論じられていないのは、どうだろう?
つまり一口で言えば、「儲かる仕事ではない」というわけで、ならば必然的に運行側(観光産業側)は、ヴォランティア的な立ち回り方をせざるを得ないという事になる。
となると、これは今まで僕が主張してきた「ヴォランティアにツーリズムは務まらない」という主張に思いっきり抵触する結果を招くことになりそうだ。
(2)復旧が落ち着いたら、関東・東南海地域の住民向けに災害復興研修ツアーを実施する。今後想定される災害に対し、どのような対策が有効か、どのような困難があったのか、現地にて経験者の生の声を聞くのは説得力がある。「災害復興研修ツアー」自体は、面白いアイディアだ。「後ろめたさ」を解消する方便としても、非常に有効だと思う。
上記の(1)と違って、これは基本的に収益を前提にした商業ツアーという発想で組み立てることが出来る点も評価できる。
ただ、このツアーのどこに「ヴォランティア」とか「ヴォランタリー・ツーリズム」とかの入り込む余地があるのか、よく分からない。「現地の経験者」の側に、救援活動に従事したヴォランティアを起用し、彼らの生の声を聞くというのだろうか? その程度なら、取り立てて「ヴォランタリー・ツーリズム」などと大げさに言うほどの話ではないように思える。
また、「生の声」にはなるべく現地の住民を起用し、少しでも彼らに謝礼を渡すという方が、現地経済への貢献度も高い。他所から入ってきたヴォランティアにそのポストを渡してしまうのはいかがなものか?
しかしもっと大きな問題は、実際にはこれが「商品」として成立するかどうか分からないほど非常に難易度の高いということだ。この点は長くなるので次々段で詳述する。
プロにとっても難易度が高い商品となるがゆえに、運営側にヴォランティアを起用するというアイディアは完全に不可能だろう。
(3)経験豊富なボランティアには、国際・国内のボランティア経験回数に応じた優待運賃を設定し、被災地へ向かう費用負担の軽減措置を講ずる。交通費の一部を負担するなどとケチなことを言わず、本当に実力のある人間には、それ相応のギャラを支払うべきである。昨日論じたように、ギャラをもらうことによって生じる責任感は、その人間の能力を遺憾なく引き出し、さらに高めることに繋がるし、それに続くものを鼓舞する効果も高い。経験豊富で能力のある人間を、相手の善意に乗じてあえて無料で使い続け、交通費の足しだけでごまかそうなどというシミッタレたことばかり考えていると、その人の能力を殺し、モティヴェーションを下げるばかりだ。それだから、ツーリズムが発展しないのではないか? 実力を評価するなら、ギャラでその実力をさらにもっと引き出し、さらに実力をアップさせるべきだ。
二十人のヴォランティアに少しずつ補助をするくらいならば、その中で飛びぬけた実力と経験を有する一名だけにその全額を「ギャラ」として渡す方が、はるかに「費用対効果」が高いのではないだろうか。
この点は昨日のコメント欄でMMさんが米国の事情として述べてくださっていることとも符合する。彼女の日本のヴォランティアに対する洞察は、あいかわらずお見事。
あと、この項目に関しては、これが「ツーリズム」の話なのか「災害復興」の話なのかがよく分からなくなっている。両者は似てまったく非なるものゆえ、「ヴォランティア」を介在する場合は、果たしてどちらの話なのかをキチンと切り分けて論じる必要があると思うのだが、その点でもこの項目は非常に弱い。
(4)できるなら、お金と人材を切り離し、義援金をボランティアの渡航費用に回す新たなビジネスモデルを構築し、時間のある人がボランティア活動を起こしやすい環境を整える。これは義援金の使途を可視化することで、さらに義援金を呼び込む効果がある。災害時に影響の大きい日本旅行業協会や金融機関、NPOなどが連携して枠組みを構築することが望ましい。これは上記(3)と同様、「ツーリズム」とはまったく別問題なのではないかという気がする。むしろ復興活動、災害防止活動だろう。というわけで、そもそも論点が完全にずれているように見える。
いや、氏が「復興活動、災害防止活動」そのものを「ツーリズム化、アクティヴィティ化」しようというアイディアをお持ちなのだろうという事は理解しているつもりだ。しかし「ツーリズム=商売」という点を前提に立ったとき、氏のおっしゃる「ビジネスモデル」とやらが、どれだけの利益を生み、どれだけ地域社会に貢献できるのか、僕にはまったくイメージできない。
また別の論点としては「いや、だからそこまでやるんだったら、なぜ彼らを『ヴォランティア』のままタダでこき使おうという浅ましいことを考えるのか、ぜひともお聞きしたい」という、(3)で指摘したのと同じこともいえる。
むしろ僕なら、そのアイディアをさらに発展させ、時間の余っている人たちを「プロのガイド」に仕立て上げてしまう。ビジネスモデルというからには、そっちが正道だ。プロが思い切って仕事をすれば、顧客満足度も費用対効果も桁が違ってくるので、義援金を呼び込む効果がさらに上がるのはもちろん、収益だって上げられるのだ。ならば集める金も「義援金」だけではなく、企業のスポンサーシップも視野に入れられる。
ちなみに呼んでいただければ、彼ら相手にプロガイド・ワークショップ(PGW)を開催して、プロフェッショナリズムを植えつけるお手伝いはする。別にあのプログラムは対象をシーカヤックガイドに限定しているつもりはない(って、大変だからもう止めたいもうこれが最後と言いつつ、ついこういう事を書いてしまうからイカンのだ、僕は……)。
■これら4項目に対する疑問点を総括してみれば、被災地(およびその近郊)から人が去り、経済的に大きな打撃を受けていることを問題とし、それを打開するための「ツーリズム」を主題にすえながらも、なぜか「収益を上げ、それを地域社会に還元するビジネスプラン」を練るのではなく、「無料のヴォランティアの活用」、つまり被災直後の救援活動と同じレヴェルで論旨を展開しているところに、大いなる矛盾を感じる。
昨日のエントリーで「混同」「誤解」「勘違い」について指摘したが、僕はまさにここにその好例(悪例?)を見た気がする。その混同は、
- 「災害復興活動アクティヴィティ」としての商業ツーリズムか、あるいは「災害復興支援活動」としての慈善支援ヴォランティア活動なのか?
- ヴォランティアを「顧客」として捉えるのか、あるいは「業界側の補助」として使うのか?
の2点に及んでいるように感じられる。
あえて線引きをしていないとおっしゃるならば、それは悪手であると申しあげる。僕があえて当該エントリーの内容と即さない「ヴォランティアにはガイドは出来ない」という論点に絞って昨日のエントリーをアップしたのも、線引きを明確にして論点をクリアにするためである。
もう一度言う。ツーリズムは、あくまでもビジネスである。商売である。金儲けである。ビジネスモデルを考えるならば、収益を上げることを第一義に考えるべきであり、ならば「ギャラをとらず」「金も落とさない」存在であるヴォランティアを中心に据える理屈は、最初から矛盾と破綻をはらんでいるのではないか?
その矛盾と破綻が、結局日本のこうした地域ツーリズムの伸び悩みの要因なのではないか?
■さて、ここで上記の具体案(2)の問題点を指摘した際に、後述すると書いた点を話そう。
これから大震災が予想される地域の人々を、すでに震災を経験した地方でシミュレーションさせる「災害復興研修ツアー」のアイディア自体は、なかなか卓抜している思う。
しかしながら、現場の人間から見れば、実現は非常に難しい。なぜなら、このツアーの「成功」とは、参加者に「このツアーに参加したおかげで、自分たちが被災したときに被害を確実に軽減させられるだけの勉強が出来、そのノウハウも身につけた」という達成感を与えることに他ならないからだ。
いや、達成感だけではダメだ。これは生き残るための勉強ツアー、つまり命のかかった商品なのだから、実際に本番に対処できるだけの「技術」を与えなくては、成功とはいえない。
これは非常にハードルが高い。
ところが、被災者の話を聞くだけでは、決してそれだけの技術はおろか、達成感を与えることさえ難しい。
本を例にとる。
被災者の覚え書きやインタビューだけをひたすら集めた本が出版されたとする。それを読んで、「うわぁ、これは役に立った!」と思える人がどれだけいるだろう?
被災者の悲惨な体験に震え上がったり同情することは出来ても、それらの「生の情報」から、「では、自分の番が来たらどうすればいいのか?」「自分の環境に置き換えるとき、この経験をどうアレンジすれば良いのか?」という形でノウハウに消化し、実際に被災したときにキチンと行動に移す技術を身につけられる人は、ほとんどいない。特に日本人はそういう危機管理が極端に弱く、危機管理を研究している学者先生方でさえわけの分からん机上の空論を振り回す国だ。ちなみに過去にシンクタンクのお粗末な危機管理論にツッコミを入れたのはご承知の通り。
つまり、そういう覚え書きを集めただけの資料は、専門家にとっては非常に情報価値が高い反面、素人さんにはほとんど役に立たないということだ。
彼らには、専門家による「ではどうすればいいか?」という解説(調理済みの情報)が添付されていないと、生の情報をポン投げ出されても飲み込むことはおろか、歯を立てることもできないだろう。
これは本に限った話じゃない。ツアーの形でもまったく同じことが言える。
現地で被災者やヴォランティアの方々から生々しい体験談を聞いても、それだけならば「消化できない未調理の生の情報」で消化不良をおこすだけだ。
参加者が次に被災したら、おそらく同じ過ちを犯し、その後で「あぁそういえばあの研修ツアーのときに聞いた話がこれだったんだ!」と思いあたるのが関の山ではないか?
この消化不良を「腹いっぱい食べた」と勘違いして、ツアー終了時には「満足した」と言ってくださるお客様もいらっしゃるかもしれない。というか、そういうケースが多いだろう。
が、それはあくまでも勘違いだ。そういう「お客様の勘違い」に付け込んだ甘い費用対効果を設定するのは、プロの仕事とはいえない。
また私事だが、僕がプロガイド・ワークショップをやった場合も、理解度・消化度が低いと思われる参加者ほど、手放しの高評価を下さる傾向がある。逆に理解度が高い参加者ほど、疑問点や課題点を指摘して辛い評価をして下さるものだ。
つまり、この研修ツアーを成功させるには、体験談に基づいた「では、どうすべきか?」という、ノウハウを提供する必要があるのだ。それでこそ「研修ツアー」である。
よってガイドとしては、「生の声」を聞かせてくださる被災者(やヴォランティア)の方々と事前に綿密に打ち合わせをした上で、話をしていただくエピソードを選び、そこから専門的な危機管理メソッドを引き出した上でノウハウを構築しておくといった下準備が必要になるわけだ。
あるいはガイドの手に負えなければ、別途危機管理の専門家を招聘してツアーの中に講義を組み込む必要もあるだろうが、その場合も「生の声」側と講師側の間の調整は、ガイドの仕事となる。
そんな作業をキチンとこなせる人間、果たしてどれくらいいるのだろう?
サーヴィス産業の中では極めて異例なことに、僕はもろに危機管理を仕事にしているアウトドア・ガイドだ。その僕にとってさえも、この「災害復興研修ツアー」は考えただけで胃が痛くなるような大変なツアーだ。素人ヴォランティアは言うに及ばず、添乗員、ガイド、コンダクターなどと呼ばれる人たちにも、これをこなせる人はそう多くないはずだ。
また、この商品のメインの売り物が「現地の被災者の生の声」であるということは、別の問題点も含んでいる。
つまり、ツアーのハイライトが、雄大な自然だとか、洗練されたショーだとか、美味い食事だとか、良い温泉だとか、そういう分かりやすいものではなく、あくまでも「素人の被災者が語る、悲惨な災害の話」なのである。これはいくら「研修ツアー」とはいえ、旅のハイライトとしては、かなりリスキーなシロモノなのは素人さんにも容易に想像がつくと思う。
となると、上記のシナリオ作り、ノウハウ構築以外にも、ツアーの他の部分でガイドが徹底的にフォローをして商品品質を高める努力が必要になるのである。
この点でも、条件をクリアできるプロがどれだけいるのか疑問だ。
だからこれをやるには最低でもノンフィクションを一本書くくらいの取材力と、世界トップレヴェルのガイディング技術、さらに都市サヴァイヴァルまで含めた危機管理技術の三つが必要になると思うのだが。都市サヴァイヴァル技術には、有毒ガスに対する避難およびファーストエイドなんぞも含まれてくるわけで、こうなるとほとんどの人間にお手上げではないだろうか?
もう一つの案として、このツアーを「ヴォランティア常連」を顧客として展開するという方法もあるだろう。この案の利点は、一般客よりもカスタマーケアが楽になるということだ。業者側にとっては大助かりである。
しかしその反面、別の問題点も出てくる。
まず「災害復興」ならまだしも、「災害対策」をヴォランティア意識の高い人間だけに対象を絞り、それ以外の人を無視するというのは得策でないという点。
そして難易度が高いゆえに価格も決して安くは設定できない宿命を背負う商品を、果たしてヴォランティア対象に展開できるか?という点。
この二つが、大きな問題として立ちはだかるだろうと思われる。
というわけでこの「災害復興研修ツアー」、依然として面白いアイディアだと思うし、出来ることなら一刻も早く実現すべき妙案だとも思う。
しかし同時に、実現性はかなり低いし、やったとしても魅力的な商品に仕上げるのは至難の技だとも感じる。
僕? 依頼があれば無下に断りはしないものの、相当なギャラと相応の準備期間をいただかないとウンとは言えないなぁ、そんな大変な仕事。というか、結局は労力に見合うだけのギャラはもらえず、それこそポリシーに反した「ヴォランティア仕事」になってしまいそうだし……。
■というわけで、まとめ。
僕は、「業者側」として起用するにしろ、「顧客」としてマーケティング対象と考えるにしろ、ヴォランティアをメインに据えて考えている限りは、日本のツーリズムは発展しない、と結論付ける。
よって最初に申しあげたとおり、「ヴォランタリー・ツーリズム」という発想には、賛成しかねる。それはますます「サーヴィス=無料」と勘違いする人間を増加させ、同時に低レヴェルのサーヴィスを蔓延させて、日本サーヴィス業全体を沈下させることに繋がる、危険なアイディアだとさえ感じてしまう。
もちろん、手をあげてくださる有志の意思を否定してはならない。しかしその際も、使い方を誤れば、危険性の方が大きくなることを意識しておきたい。
だからそういうことは、金払ってプロを雇い、一般の顧客を楽しませる努力を中心に組み立てるべきだ。そういう流れが上手く出来てくれば、必然的にその中でヴォランティアにも任せられる役割が生まれてくるはず。最初から大きな要素として想定すべき存在ではない。
ニュージーランドのツーリズムが大きく発展し、国の根幹を支える基幹産業となりつつあるのは、徹底したカスタマーケアを前面に押し出した「商業ツアー」として展開しているからだ。下手に善意のヴォランティアに期待せず、プロはプロの役割に、顧客は顧客の役割に徹することのできるシステムが、世界中の人間に理解され、彼らを魅了しているのだと思う。
ちなみに昨日のエントリーの冒頭で書いた「結論」は、業者側としてヴォランティアを使うことだけに言及していた。もちろんあれは、昨日のエントリーで「ヴォランティア=顧客」を論じるスペースがなかったためである。
よって、続けて一気に読むと、時間かかるだろうなぁ。
いや違った(笑)
よって、続けて一気に読むと、昨日の冒頭とこことで、若干結論がずれている印象を持たれると思うが、これは「連載」という形で分けたゆえの弊害と思って、大目に見てやってください。分ける前は、冒頭の結論もここと同じような内容にしてたんだけど、分けた後に書きかきかえたんよね。
■さて、批判だけで代替案を出さないで逃げるのは卑怯なので、最後に簡単に一つだけ。
とはいえ、実際には「ヴォランティアを念頭から排せ」という、ここまで主張してきたことだけでも、十分に立派な代替案だと思ってるんだけどね。でも、そうは受け取れない人も多いだろうし、せっかくだから、ついでにもう一つ案を出しておこう。
ニュージーランドのツーリズム業界と今の日本の同業界を比べたとき、日本にもっとも欠けているのは、同じツーリズム業界内に属している者同士の連帯意識だと考えている。
例えば僕はシーカヤック・ガイドだが、ウォータータクシー業者も旅館業者もバス業者も「同業者」として見ているし、実際に彼らと同じ土俵で話をする。同じお客様を実際に我々は順繰りに「リレー」して接客しているのだから、まさしく同業者であり、ただ単に担当している部門や順番が違うというだけの話だと思っている。例えばつい先日のエントリーにも、バスドライヴァを「同業者」と書いている。
また、こちらではこれらの職業間での転職も頻繁だ。実際に僕の周りにも、シーカヤックガイドからウォータータクシー・ドライヴァに転職したヤツもいるし、今期から宿に転職した同僚もいれば、バス・ドライヴァを兼業していた元同僚もいる。だから、当然まったく同じ次元で話が通じるのである。
よって、僕は彼らすべてをライヴァルだとも思っている。バスの運転手に接客の上手いヤツがいれば悔しい思いとともにその技術を盗もうとするし、いい加減な対応をする宿には、同業者として腹を立て、羞じ、そして蔑む。
では、日本はどうか? 例えば、とある観光地で働くタクシー運転手と自然観察指導員とホテルマンが、同業者として同じテーブルにつき、このエリアの観光業振興のためにはどうすればいいだろうか、なんて話し合っていたりするだろうか?
地方公共団体の主催する村おこしの会合などで、実際に彼らが同じテーブルにつくこともあるかもしれないが、じゃぁその場で彼らが話し合ったとして、同じレヴェルで話がちゃんと通じ、理解しあえるのだろうか?
仮に、それぞれの会社の社長レヴェル同士で話が通じたとして、それではそれらの組織の末端職員同士は話が通じるのだろうか?
つまり観光地のバスの運ちゃんに、「あなたと、あそこのお土産物屋のオバチャンは同業者ですよ」と言って、理解してもらえるだろうか?
あるいは、バスドライヴァを「同業者」と言い切るシーカヤックガイドがいるだろうか?
あるいはNPO系で環境ツーリズムを考えている人は、商業エコツーリズム業者と同じ視点を共有しているだろうか?
考えれば考えるほど、その辺は悲観的にならざるをえない。
ツーリズム先進国ニュージーランドと、後進国ジャパンの大きな違いは、ここにもあるような気がする。
ヴォランティアを使ってツーリズムを何とかしようなどとイジマシイことを考える前に、こうした「サーヴィス業のプロ」たちに、大きな視点で「同業者意識」を与えることが先決ではないか?
このブログの読者の中には、プロのシーカヤックガイドなんて数人しかいない。それを承知の上で僕がプロガイド・ワークショップ(PGW)の話やガイディング技術のことをときどきポロリポロリと語り続けているのは、こういう「大きな意味での同業者」は読者の中にもたくさんたくさんいらっしゃるだろうと思っているからに他ならない。そういう方たちが、「あ、これは自分にも当てはまる!」と気づいてくださると良いな、という願いを込めて書いている。
日本中のあちらこちらで、タクシー運転手とバス・ドライヴァーとホテルマンと自然観察指導員とシーカヤックガイドと土産物屋のオバチャンが、「同じエリア内のツーリズム業者同士」という連帯感を共有し、ともに将来のプランを語り始めれば、互いのプロ意識も格段に向上し、マーケティング能力も拡大し、面白いアイディアもどんどん出るだろう。
被災地のブランド力回復策だって、そうしたアイディアの中から生まれるべきなのだ。ヴォランティア云々の話をする以前に、こういう風に業界側の結束を高め、ヴォランティアなんぞに頼らなくても産業としてしっかり回るだけの商品力をつけることだ。
そうすれば、日本のツーリズム界は必ず変わる。すぐに変わる。劇的に変わる。みるみる変わる。変わるに決まっている。
ま、代替案は他にも色々あるだろうが、今日のところはこれくらいで。
どうせこの「地域ツーリズム振興」っていうのは、どうやら僕にとってもこれから長い付き合いのテーマになっていくのだろうから。面倒なテーマだから、うっとうしいと思うこともあるんだけどね、でもこういう職業に就いたからには、祖国の地域ツーリズムも無視するわけにもいかなくなってきている。
■あぁ、しんどかった。こんなに長くなるとは思わなかった。こりゃ斜めにしか読んでもらえないよなぁ。
しかも10日もすれば、過去ログに埋もれて忘れられる運命。ブログって何だかなぁ(^^;
ま、自分では勉強になったから良いけど。たまにはこういうモードで書いておかないと、筆も鈍るしねぇ。
しかし、月曜日(21日)に出社して、土日のエントリーをまとめて読もうと思った方は、さぞかし肝をつぶされただろうな。
って、実はそれが狙いであえて土日にブチ込んだという話もあったりして(笑)
■ほい、というわけで、この続きは編集長に回そう、かと思ったが、フェイントでごうちゃんよろしく。
って、リレーエッセイじゃないってば(笑)
■追記(同日)
これをアップするのと入れ違いに、昨日のエントリーにHokulea2006さんがコメントを下さった。
元エントリーの提唱するコンセプトそのものは、ある種の可能性を秘めていると思いますよ。つまりRyuさんも指摘しているように「ボランティアをツーリストとする」という発想です。要するに「ボランティアで来る以上、転んでも泣かない。自分の始末は自分でつける。」というハードボイルドな構造を作るわけですね。「ボランティアなんだから・・・」という甘えを一切許さない、言ってみればただのツーリストよりもハードルの高いツーリストになれる人だけ来て下さいよという事です。このアイディア、Hokulea2006さんもその次におっしゃってるように、なかなかの「暴挙」ではあり、サーヴィス業のプロである僕の口からはなかなか言いづらいアイディアではあるのだが、しかしあえてこういう形の「ニッチマーケット」を狙うという手法は、僕自身も大いにあると思う。
今回のエントリーの冒頭部で「上手い実現の可能性」と書いたが、これもその一つかもしれない。
しかし、贈与経済の考え方をツーリズムに導入するというのは、まったく盲点でした。目から鱗が落ちました。これからのテーマとして、ちょっと研究してみますm(..)m>Hokulea2006さん
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■「長ぇよ!」とお怒りの方は
を、「あぁ長かった!」とお喜びの方は
をクリックしておいて下さい。
僕? 僕は前者かなぁ(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1752
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。 その後12時間:北部...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。 その後12時間:北部...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.06
まあ、ビジネスとしては異常にニッチだと思いますが。もう最初から「金を払って損をしに行くツアーです。参加しても払ったお金ぶんのサービスは出ません。というかあなた達はわざわざ金を払ってサービスしに行く、サービスする側の人になるので、客として扱いません。」と宣言してしまう(笑)。
新潟なら新潟で、わざわざ身銭切って温泉旅館に泊まって、昼間は泥にまみれて復興支援(爆笑)。のろまな参加者は容赦なくガイドから怒鳴りつけられる。「走れ、グズどもが!」
でもこれって例えば永平寺でお金払って修行したり、吉野で大峯奥駆け修行をわざわざ金払ってするのと同じだと思うんです。もうあらかじめ、来たら損するよってアナウンスした上で、「でもあなたたちが損したぶんのお金は被災地にきちんと落ちて、被災地のリカバリーに確実に役に立つ。あなたたちが流した汗も同様。そうやって自分の一部をコミュニティに差し出すのは気持ちいいですよ。」とやる。
損をしに行くツアー。結構面白いと思うんですが。
Posted by: Hokulea2006 : March 20, 2005 3:17 PM大いにありでしょうね(笑)
ニッチではあるでしょうが、でもそれに反応す潜在層は、確実にありそうな気がします。
下手に「楽しいよ、美味しいよ、キレイだよ」と、ありきたりなコピーを並べるよりも、
「金払って、シンドイ思いしにいきませんか?」
って行っちゃう方が、確実に人目を引くっていうのもありますしね。
っていうか、これからのツーリズムって、コンヴィニエンス感覚をいかに払拭するかが売りになるという面もあると思うんです。
おっしゃるような宗教修行系もそうですし、ヒマラヤは遠くにあって苦労しなきゃたどり着けないから値打ちがあるわけですし。
それと同じような価値観を、こういう「損しに行くツアー」に付随させる上手いマーケティングが出来れば、ニッチとはいえかなり面白いことになるかも……。
う~ん、良いなぁ、「走れ、グズどもが!」って(笑)
ガイドとして、一度は行ってみたいと夢に見てしまうセリフかもしれない(爆)
昨日は先走った質問して失礼しました。
前後編を通して読むとRyuさんの主張が理解できました。
せっかくの3連休、花粉症にやられて身動きできない私としては、明日も長文を期待してしまうところです。
楽しみにしてます。
>Rさん
こんにちは。
花粉症ですか、お大事になさってください。
今年はなんか花粉量が多くて大変のようですね。
前編でのコメント、ホント感謝しています。
後編も骨子はこの通りだったんですけど、コメントいただいたことによって大幅に見直しできました。
あれをいただかなかったら、もっと乱暴な論になっていたと思います。
また今後もバシバシ突っ込んでいただければと存じます。
でも、今日は長文勘弁してください。
休日出勤なんですよ(^^;
くれぐれもお大事になさってください。
Posted by: Ryu : March 21, 2005 6:42 AMアッサムをIllyのエスプレッソに急遽変更して眠い目をこすりながら読破しました~(笑)。
子供を寝かしつけた後だったので睡魔と闘いつつ。
で、前後半ともに読み終えて「ヴォランティア」と「ツーリズム」はやはり相容れないものという前提に、では逆に「何故『ボランタリー・ツーリズム』という発想自体が生まれたのか」という事が頭をちらつき始めました。
日本のヴォランティア活動の「特性」(という言い方を敢えてしておきます)として、始めにヴォランティアをする人間側に「自分はこういうことがしたい」という意思が明確になっている場合が多いというのがあると思います。この「したい事」があるが故にそれをツアーのコンセプトにすり替えるという小細工が出来てしまうのが問題の一部なのではないかと。
良い具体例が急に思いつかないので、説明の為に比較例を挙げるとまたまた米国との比較になってしまって申し訳ないのですが、こちらのヴォランティアというのは自分のスキルや余っている時間を丸投げで奉仕する(例:選挙事務所をいきなり訪問して電話番をするなり逆に勧誘電話のロータリー作戦の人海術に参加したり)わけですが、日本の場合はどうも言い方は悪くなりますがヴォランティア側の方にやりたい事の選り好みが見られるような気がして仕方がないのです。
新潟の地震の際も実はコンピューター入力系の人手が一番足りなかったのに人道支援系のヴォランティアばかりが集まったというような事を耳に挟みました。
ということで、ヴォランティア活動自体が現地のニーズに合わない=ヴォランティア自身に活動のアジェンダがあると、いうことは、それを逆手に取れば目的がはっきりしたツアーであれば、しかもそれにヴォランティアをしましたというオイシイ「手土産」も付くとなれば、参加者の自己満足度は確かに高い「商品」になるかも、という事なのでしょうか・・・
あいにく昨日九州北部で大きな地震がありましたが、あの離島の状況を見てヴォランティアをする個人は少なからず居ても(人道的に被災者を助けたという充足感は一番受けやすいでしょうから)、天神の交差点のビルの窓ガラスがあれだけ割れているのを見て「わが社のガラス窓用製品の方が耐震性に優れています」といって商品や技術者を送り込めるようなヴォランティア意識というのはないんだろうなぁ、と思いっきり斜めスタンスでニュースを見ていました。
それこそ、そんな企業があればそれこそ間接的に贈与経済と市場経済が企業PRで繋がったトライアングル形ビジネスモデルでも出来るかもしれないのに。
眠い目をこすりこすりで、書いている事が支離滅裂なので(ハイ、自覚しております)適当に流してくださいマシ~>皆さん。
う~ん、鋭い洞察。
僕が前編で「ヴォランティアに頼らざるを得ないツーリズムの現状に対する議論は棚上げ」と言いましたが、この考察ですべてが語られているかもしれません。
僕もちょいと酔っ払ってるんで、熟考したわけじゃないんですが(笑)
しかしこの「ヴォランティア」と「ツーリズム」の関係を扱ったこのトピック、こう考えるといろいろ広がりがありますねぇ。
「ヴォランティア」っていう概念そのものが、いろんな問題を含んでいて、海外との比較まで持ち出すと本当に面白い。
市場経済と贈与経済の融合はフェアトレード運動などで試みは始まっていますね。ボランティアやドネートに積極的に取り組んでいる企業の製品を優先的に購入するというような動きもあります。直接この問題を扱っているわけではないですが、松井彰彦さんの取り組んでいる「文化の経済学」なども、全てをアメリカ式のwinner takes all型市場に任せるのではなく、市場の振る舞いの地域差を積極的に認めて、より多くの人が人間の尊厳を確保出来るような市場経済を目指していると言えるでしょう。
Posted by: Hokulea2006 : March 22, 2005 12:19 AMフェアトレードは、まさしく両経済の融合実験ですね。
個人的には10年以上前から気にしてみているのですが、ココに来て少しずつ認知度が高まっているようで、嬉しいです。
「人間の尊厳を確保出来るような市場経済」、ホント実現して欲しいです。
金が人間の尊厳を踏みにじり、金のために人が命を落とすような社会は、どう考えたっておかしいです。
March 19, 2005
ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?〈前編〉
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
朝のうち曇りときどきにわか雨、後晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)13度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午後シーブリーズ。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:42 AM 3.0 m Low 11:33 AM 1.8 m
High 05:14 PM 3.0 m Low 11:25 PM 1.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝起きると庭がかすかに濡れてた。夜半に降った模様。
マラハウはもっと濡れてて、ついさっきまで降ってたらしい。カヤックを引っ張り出して準備をし始めた頃から再度小ぬか雨が降り始め、お客様が到着したころはけっこうな小雨。ただ出発時にはほぼあがってたし、その後はだんだんに雲も薄くなる一方。海況は予報通り超ベタ凪。
午後は晴れ時々曇りといった感じ。昨日までの暑さはどこかに行ってしまった。 sbh 8
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■本日いっぱいでサマータイムは終わり。あぁ、ついに……。
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■ときどきお邪魔してる大変興味深いブログを久しぶりに覗いたら、モロに僕の守備範囲の話題があった。しかも僕の主張と真っ向からぶつかる論旨。さっそくとりあげる。
◇”まちづくり”便利帳「ボランタリー・ツーリズムという発想」
管理人cheolsaito氏は素人さんじゃないので、久々に遠慮会釈なく書かせていただく。
もちろん久方ぶりの超長文。お茶でも淹れて長期戦の構えでどうぞ(と書いたんだけど、あんまり長いから前・後編に分けることにした。それでもやっぱり超長文だから、やっぱりお茶淹れてきた方がよろしいかも)。
■まず結論から書く。
ニュージーランドのツーリズム業界の末席に列するようになってから、痛感していることがある。ツーリズム・ガイドは、アマチュアのヴォランティアにはとうてい勤まらない、極めてプロフェッショナルな業務だということ。
日本でグリーンツーリズムやエコツーリズムを始めとする地域ツーリズムが今ひとつ定着しなかったり、おかしな具合に曲解された殿様商売になっていたりする現状には色んな要因があると思うが、中でも「善意だが、まともなガイディング技術を持たないアマチュア・ヴォランティアに頼っている」というのは大きな問題点の一つだと思う(そうせざるをえない現状に対する議論をするスペースはないので、今回はあえて棚上げする)。
上記のエントリーで、
ボランタリーなツーリズムは、決して真新しいものではない。これまでも農山漁村の体験と交流を通じたグリーンツーリズム、植林やゴミ拾い等を含むエコツーリズムは、ボランタリーな精神を含んでおり広く認知されるようになった。と述べられている。
「真新しくなく」、しかも「広く認知されている」というのが事実であると仮定しよう(疑問はあるが、とりあえずそれは脇に置く)。では、にもかかわらずこの種のツーリズムが日本ツーリズム界、あるいは日本産業界の起爆剤となりえていない現状はどう説明できるのだろう? むしろ逆に、ヴォランティアとツーリズムの相性そのものに問題点がある証しではないか?
そもそも根本にある「グリーンツーリズムやエコツーリズムは、ヴォランタリーな精神を含んでいる」という定義そのものは、果たして正しいのだろうか? 適切な考察なのだろうか?
上記ブログのエントリー、お気持ちはよぉく分かるし、問題提起としては非常に大切なテーマだと思うものの、それが業界側からの提案という点を鑑みると、その定義や方法論には、僕はあくまでも反意を表明する。
つまり、本日(と明日)のメインタイトルは「ツーリズムは、ヴォランティアを必要としているか?」だが、僕の答えは「No!」であり、サブタイトルはズバリ「ツーリズムは、ヴォランティアを当てにするな!」である。
■さて、古くからの読者諸氏にはもう言うまでもないことだが、僕は以前から「プロガイド論」というコンテンツでこの業界の似非プロ、似非ガイドを批判し続けてきたし、このブログでもプロガイドのつぶやきシリーズを始めとして「プロフェッショナル・ガイド」という立場にこだわったエントリーも多くアップしてきた。
なぜなら「ツーリズム」という産業は、まぎれもなく「サーヴィス業」の一つであり、冒頭で書いたとおり「サーヴィス業」はアマチュアや似非プロの手には余ると考えているからだ。
これらの駄文は、いちおう商業シーカヤック界に絞った書き方をしてきているが、他のすべてのツーリズムへの読み替えを想定して書いていることも付記しておくし、それ以外のサーヴィス業への読み替えが可能なことを指摘してくださる方も多いこともあわせて書いておく。
■ここでいきなり脱線大魔王の得意技。いや、ホントは脱線ではなく定義なんだけど。
日本では「サーヴィス」という言葉が「無料」という風に曲解されている。「代金割引」や「無料」のことを「サーヴィスする」と表現するが、むしろ本来の意味よりもこちらのニュアンスの方が多用されているくらいだろう。通販サイトを見ても「\5,000以上お買い上げで送料サービス!!」などの記述が多い。
しかし本来「service」という英単語には、「無料」という含みはない。
ちょうど昨日までやってたスリーデイ・ツアーでもジャパングリッシュ(和製英語。Engrishともいうらしい)の話題が出たので、「stearing wheel → ハンドル」などと一緒にこの例も挙げたが、欧米人にかなり不思議な用法だったらしく、ひとしきりその話題で盛り上がった。
ここで「正しい英語の用法は」などと講釈をたれるつもりも、「誤用だ!」と目くじら立てるつもりも毛頭ない。言葉は生きている。時や場所や応じて柔軟に意味合いが変わるのは当然だし、だからこそ面白い。
ただし日本においても、「サーヴィス業」という言葉の場合は、「無料奉仕産業」とか「ヴォランティア産業」という意味ではない。「接客業」だ。
(厳密に言えば「サーヴィス業」の中には直接接客しないものも多く含まれてくるので、本来ならもう少し広義に訳すべきだろうが、今日のところは「接客業」ということにしておく。)
ここのところ、本題に関わるので、キチンとおさえておきたい。
そもそも、ツーリズムにヴォランティアという概念を持ち込む発想も、結局根っこのところにこういう混同があるのかもしれない、というのは邪推すぎるだろうか?
■さて、話を戻す。
「サーヴィス業」の目指すところは、もちろん「顧客満足」。ま、どんな産業だって顧客満足は無視できないのだが、「サーヴィス」そのものを売る産業においては、特にそれが顕著。なんせそれ以外には売るものがないのだから。
よって接客には、相当な自己犠牲を強いられる運命にある。その代償としてギャラを受け取るのだ。ホテルマンしかり、床屋しかり、アウトドアガイドしかり。
ところがややこしいのが、ヴォランティアもまた自己犠牲を捧げる存在であるという点。ここにも誤解、勘違い、混同の入り込む余地があるようだ。
ただ両者の違いはギャラを受け取るか否かだけではないことに注目したい。そもそも双方の「自己犠牲」は、目的や方向性がまったく異なることに注意が必要だ。
サーヴィス業のプロの「自己犠牲」は、「顧客満足」のために捧げられたものだ。
それに対して、ヴォランティアの「自己犠牲」は、あくまでも「自己満足」のための方便なのである。
■ここで改めてお断りしておくが、僕はヴォランティアを悪く言うつもりはさらさらない。「自己満足」という言葉を持ち出すと、「けなされた!」とお怒りの方もいらっしゃるかと思うが、そのつもりは微塵もないどころか、彼らの善意や志、行動力には、心から敬意をはらう。
ただし、やはり両者の間には、越えがたい深い深い溝があるのは事実。
それは結局「生活をかけてギャラを受け取っている」か、「本業の余暇を利用した、別段やらなくても生活に困らない活動」かに起因するのだが、これが「責任」とか「背水の陣」とか「プライド」とか「プロの技」とかの差として現れてくる。これらが欠けるとサーヴィス業はつとまらないことをキチンと理解していただかないと、本稿の話は進まない。
この違いを一言でまとめる際に、「顧客満足」と「自己満足」という言葉で言い表してみただけのこと。別な表現法もあるだろうが、こういう言葉しか思いつかなかった。特に他意はない。気に触った方には、お詫び申しあげる。
つまりヴォランティアとプロとは、同じ「自己犠牲」を捧げる存在ながら、目的が対極であり、ゆえにその立ち位置が同じでも、目線は別の方を向いている、ということが言いたいのである。
■これを言うとまた叱られるかもしれないが、どうか怒らずに聞いていただきたい。
どうも日本人には、ヴォランティアを美化しすぎる傾向があり、逆に金を取るのを「汚い」とさげすむ傾向があるようだ。
世界的に見れば拝金的傾向が相当に強い民族なのに、同時にこういうメンタリティを持ち合わせているというのは非常に面白い矛盾であり、これはこれでまた別のテーマとして大変に興味深いのだが、それはまたの機会に譲る。ともかく、そういう傾向があることは事実。
確かに「ヴォランティア精神」は尊いし、「動機が金」というのは分かりやすい反面、俗な印象を受ける。僕自身だってそういうイメージを持っている人間の一人だ。
しかし、金を受け取るからこそ生まれる「責任感」があり、またその逆の「無責任さ、気楽さ」もある、という点を無視してはならない。
これについて、敬愛する魚柄仁之助師が面白いことを語っている。
どんなに環境保護を叫んでも、自然の大切さを叫んでも、体制はそう変わりません。師は環境問題、資源問題に関しても、ヴォランティアの力は当てにならないと看破し、ご自身は徹底的に営利を主眼にやってきたがゆえに生き残ってきたし、それゆえにこれからもモチヴェーションを維持でき、大きな効果も生み出せる、という。また江戸時代が徹底したゴミレスリサイクル社会を実現していた理由にも、「商売」としてそれが確立していた点を指摘している。
じゃぁ、環境や資源の問題にどう取り組んでゆくのか?
リサイクル運動に代わるものは?
あたしはそれがリサイクル産業だと思います。善意や正義感で動く運動より、利益を求めて動く商売の方がより人間をかきたてると思うんです。江戸時代のクズ屋と同じです。
あたしの子供の頃だって、磁石で鉄クズを拾い集めりゃ5円になりました。善意や正義感で空き缶を集める方が変なんじゃないかと思いますが、そうでもしなきゃ成り立たんほど、今日の消費状況はおかしくなってるとしか思えません。
(『古道具屋さんの経済原論』魚柄 仁之助 飛鳥新社 P.242より)
慧眼だと思う。ヴォランティアが流行れば、その機動力もバカにならないが、流行は去るかもしれない。しかし、この資本主義社会が続く限り、金のもつ威力はそうそう変わるものではない。
これは、ツーリズム産業にもそのまま読み替えがきく。
僕自身は、金、金、金っていうのは大嫌いで、消費社会にもどうもうまく馴染めない性質。それゆえに自給自足的手作り生活を求めてニュージーランドに移民までしちまった。
しかし、師の人間観察には全面的に賛成するし、僕自身だって例外じゃない。
実を言えば、今の「環境保全」だの「エコロジー」だの「エコツーリズム」だの「グリーンツーリズム」だのは、僕は一過性のブームだと見ている。ブームで終わらせてはならない大切なテーマを多く含んでいるが、しかしながら多くの人は時代や社会が変われば、舌の根が乾かぬうちに別のことを唱え始めるだろうと思っている。10年前のアウトドアブームと同じように。例えば、今の中国の世論が、果たしてエコを唱えるだろうか?
ただ、それが産業として確立すれば話が少々変わってくる。サステイナビリティ(永続性)ということは、この手の環境問題、エコロジー問題に必ず出てくる言葉で、最近は日本でも市民権を得はじめた用語だが、産業として確立して「商売」として市民生活に溶け込むことは、すなわち強力なサステイナビリティを手に入れることに他ならない。ヴォランティア精神だけでは、サステイナビリティはなかなか確立が難しいのではないか? 飛ぶ鳥勢いの中国でも「エコツアーが儲かる!」となれば、世界最先端レヴェルの上質なエコツアーが定着する可能性はあるのだ。
商売が流行に左右されるのは言うまでもないが、ヴォランティアも別の意味でやはり流行に思いっきり左右される。いや、ある意味商売以上に影響を受けやすい側面も強い。
ゆえに僕は、ある特定分野においては、ヴォランティアよりもプロを信頼する。サーヴィス業も、その中の一つである。
■さて、ヴォランティアの方に偏りがちになってきた話を、再びサーヴィス業の方に戻す。
サーヴィス業とは、文字通り「対価を受け取って、サーヴィスを提供する」という産業である。つまり、提供すべきは「顧客満足」であり、この満足度と支払った対価の関係が「費用対効果」としてあらわされることになる。そして「プロのプライド」は、「自分の技術が顧客満足に直結する」という自信に由来する。
ところが、ヴォランティアは「自己満足」を目的とした存在であり、「無給」で動いている存在ゆえに、「費用対効果」を意識することが難しいし、「責任感」もプロには遠く及ばない。「ヴォランティアのプライド」は、「自分は無給で善行を行っている」という利他的、自己犠牲的な自分の行為自体に由来する。
どれも見ても、サーヴィス業に不可欠な「顧客満足」を保証するには、はなはだ危なっかしい。
実際にヴォランティアの現場では「善意の押し付け」によって迷惑をこうむり、しかも相手が善意であるがゆえに文句も言えないという話がよく出てくる。
プロならば顧客のニーズに敏感にならざるをえないし、顧客側も金を払っている気安さからクレームもつけやすいので、ヴォランティア相手の場合ほど問題はこじれにくい。
これが、「サーヴィス業というのは、極めて専門的な技術を要するプロフェッショナルな職業であり、素人のヴォランティアに勤まる仕事ではない」というのが僕の基本的なスタンスの理由である。
もちろん、サーヴィス業の最たるものであるツーリズム業についても、まったく同じことが言える。
(ここで念のため申しあげておきますが、ダメプロとか、例外的にプロを超える能力をもつヴォランティアとかの「例外」は、脇に置いといてください。あくまでも一般論ね。)
■もう一つ別の側面から「サーヴィス業のプロ」という存在について見ておく。
世の「プロ」の中には、「金なんぞもらわなくたって、これだけやってりゃ幸せ」という人もたくさんいらっしゃる。例えばコンピュータのプロは金が入らなくたってキーボードを叩いてプログラムを組むだろうし、ミュージシャンは楽器をいじって曲を書き、画家は絵筆を握って絵を描くだろう。実際、仕事を終えて家に戻ってからも、プライヴェートな時間にそれらをする人は多いだろうし、それがプロのプロたるゆえん(あるいは「業」)でもあると思う。
が、同じプロといってもサーヴィス業の場合はお客様がいらっしゃらないと実践できないという点で、上記のような「技術系プロフェッショナル」とは完全に一線を画すことに注目したい。家に帰ってから趣味で「接客」をしてしまうサーヴィス業のプロがいるだろうか? まずいないだろう。というより、「顧客不在」で「接客」をするのは、基本的にはムリだ。
言い換えれば、ツーリズムなどの「純然たるサーヴィス業」は、「お客様あってのサーヴィス業」なのである。画家やミュージシャンとは根本的に違う。
もちろん画家やミュージシャンだって、広義では「サーヴィス業」に含まれるのは間違いない。ただし、顧客不在で実践が可能か不可能かという点では、「純然たるサーヴィス業」とは大きな差がある。つまりここで「サーヴィス業」と呼んでいるのは、「狭義の純然たるサーヴィス業」の方である。
ちなみにシーカヤック・ガイドも、プライヴェートでパドルを握って遊ぶことはあるだろうが、これは接客ではなく、仕事とはまったく別の行為である。
つまりサーヴィス業にとっては、画家やミュージシャンとは比較にならないレヴェルで「お客様が大切」なのである。存在価値そのものなのである。
よって最初の方で書いたとおり、「顧客満足」や「費用対効果」を無視したサーヴィス業というのは、ありえないということになる。
別の言葉で言えば、「オレの芸術が分からないなら、帰ってくれ」というのは、画家やミュージシャンには許されるかもしれないが、サーヴィス業には基本的には許されないという事である。
その点でも、サーヴィス業とヴォランティア=「自主的・自発的に何かをする人」とは、言葉の定義上もまったく馴染まない。
■つまりそういうわけで「ヴォランティア・ガイド」という言葉は、僕の辞書の中には存在しない。「プロの学生」とか「アマチュアの官僚」と同じくらい矛盾した「ありえない言葉」だと思っている(ただし、「プロのガイドが、ヴォランティアをする」ということは、当然ありうる)。
よって同様に「ヴォランタリー・ツーリズム」も、僕的にはありえない言葉だ。
最初に結論を書いたが、これでようやく論拠が出揃った。
ヴォランティアなんぞに任せるから、いつまでたってもツーリズム業界に目立った成果があがらないのではないか? 日本のグリーンツーリズムやエコツーリズムを見るが良い。どれだけ「顧客満足」や「費用対効果」を無視した、「自己満足」のクソツアーが満ち溢れているかを。痒いところに手が届くどころか、「痒い? 勝手にかけ。いちいちそんなことでこっちの手を煩わせるな!」といわんばかりの殿様商売が山ほどあるじゃないか。
これは、僕が常々批判している似非プロの問題なのだが、実は彼らの大半はヴォランティアか、それに近い存在だったりするという事実は無視できない(ちなみに、ちょうど昨夜ニュージーランドで規定以上の人数を連れてツアーをやっていた日本人トレッキングガイドのことが報道され、この業界ではホットな話題になっているが、あの会社はヴォランティアに毛が生えたようなワーホリのアルバイト・ガイドばかりを使っていたので、どうせそのうちこういう問題が出るだろうと思っていた。なんで日本人はこうなっちまうんだろう? 恥ずかしいったらありゃしない……)。
本当に顧客が満足しているならば、年々すごい勢いで業界が拡大していなきゃおかしい。
これって、「金を取る代わりに責任を持つプロ」が少ないからに他ならないんじゃないのか?
余談だが、つい先日まで僕は「エコツーリズム」とか「グリーンツーリズム」という言葉が大嫌いで、僕自身を「エコツアーガイド」と呼ぶ人には「違います!」とむきになって否定してたりしたものだが、これって上記のようなクソツアー、クソガイドの仕事ぶりのイメージが強く、本来のエコツアーとかグリーンツアーを勉強しないままに食わず嫌いをしていたためだ。あんな連中と一緒にしてくれるな、こっちはプロだ、という意識が強かったのだ。だから、僕は自分のことを「観光ガイド」と称していた。
もちろんこれは僕自身の勉強不足が悪いのだが、でもプロの僕にしてそうなんだから、冒頭に書いたように、きっとクソツアーのせいで悪印象を持つ人は少なくないはずだ。そもそもすべての人が勉強して理念を知っているわけではないので、それは無理からぬことだと思う。
ちなみに今の僕はエコツーリズムやグリーンツーリズムの基本理念は理解しているつもりだが、それらが根本的に抱える大きな矛盾に関しては今もなお思いっきり疑問視しているので、これらのツーリズムを全面的に肯定したり推奨しているわけではないことを付記しておく。
ただ、以前とは違って「一緒にしてくれるな」などと突き放して考えることはやめた。今は自分自身も取り組むべき問題ととらえ始めている(でなきゃ、こんなエントリー書かないわな)。
■閑話休題。
ここまでヴォランティアを排するような話ばかりしてきたが、かといって僕はすべてのヴォランティアを否定しているわけではない。ヴォランティアでも構わないものもあれば、ヴォランティアであることが望ましいものもあるし、ヴォランティアでなくては勤まらないものもあることは認めている。
例えば救援活動はヴォランティアの力が不可欠だ。プロである警察、消防、自衛隊、医療関係者だけにレスキューを任せておけ、なんて暴論を吐くつもりはない。
あるいはPTAや町内会の活動なんかは、ヴォランティアで運営されるべきだ。
これらに共通しているのは、「顧客を相手にするサーヴィス業」ではないということである。
つまり被災地に関していえば、「救援活動」と「経済復興のために観光客を呼び戻す活動」は、まるっきり分けて考えなくてはいけないわけだ。前者にはヴォランティアの力が必要だが、後者のためには不要なのである。
■ただし、サーヴィス業の現場に「お手伝いします!」と名乗りを上げてくださったヴォランティアの方々に向かって「君らは不要だ。引っ込んでろ」っていうのは、ちょっとお門違い。ここのところを誤解されると困る。
ヴォランティア志願があれば、ツーリズムの現場といえども、それを退ける必要はないと思う。
実際問題、日本の地域ツーリズムやグリーンツーリズムは、ヴォランティアの手で運営されている例も多い。お忙しい本業の傍ら、僕らプロから見ても頭が下がるほどの努力をなさっているヴォランティアの方々の存在も、僕自身よく存じあげている。
例えば「障害者カヌー」の活動をしている友人もいる。あるいはネット上で知り合った人には、離島で光るキノコを案内するユニークなエコツアーを運営してる方もいらっしゃる。もちろん両者ともヴォランティアである。
そういう方たちに「ヴォランティアは引っ込んでろ!」などという資格は、僕にはない。それどころか、彼らの努力を自分自身への戒めとしているし、協力することが務めだろうとも思う(だからこうして長文を書いてる)。
つまり、僕が「ツーリズムはヴォランティアじゃダメだ」ということを言いたい相手は、ヴォランティアの方々ではない。
今の僕は、あくまでもプロの側、業界の側に話しかけているのである。つまりプロの側、業界の側が、ヴォランティアを当てにするという姿勢がダメだと戒めているのだ。
現状の「ヴォランティアに頼らざるを得ない」というツーリズムの現状を恥じ、ヴォティアを一人でも減らして、逆に一人でもプロを増やすことを心がけるのが、業界側の務めだろう。
逆にヴォランティアの力を当てにしてツーリズムを盛り上げようなどというのは、ツーリズムやサーヴィス業と、ヴォランティアのことを理解していないたわごとではないか? そういう発想が、アマチュア側、ヴォランティア側から出てくるのは、むしろ健全なことだと思う。しかし、プロの側からそういう発想が出てくるのは論外だ。たとえば「障害者向けのカヌーイヴェント」といえば、すぐにアマチュアのヴォランティアをかき集めようとする業界側の姿勢を批判したいのである。
つまり、冒頭に挙げたブログエントリーが、仮に地域ツーリズムを憂うアマチュア・ヴォランティアの有志の手によるものだったならば、僕はこんなエントリーを書いたりしない。逆に応援エントリーを書き、その存在を広く知らしめるお手伝いをしたことだろう。
逆に今回こうして辛らつなエントリーを書いているのは、管理人氏が「業界側」に属する方だからである。
■余談だが、このように素人さんに向かうときと、同業者に向かうときで、あたかも「ダブルスタンダード」とも思われるほどまったく違う反応を見せるのも、まさしくサーヴィス業のプロの特徴の一つである。ま、当たり前のことだぁね。
でも、この「当たり前」がなかなか厄介。
というのも今の日本の「地域ツーリズム」を語る場では、往々にしてプロとヴォランティアが入り混じるからだ。つまりまったく同内容の発言に対しても、僕としては相手がプロがアマかによってまったく反対の態度をとらざるを得ないことがあるのだ。ほとんどの人には、それがダブルスタンダード、二枚舌に映ることだろう。残念ながら、今の日本には「あぁ、プロ相手と、ヴォランティア相手で、ちゃんと言い方を変えてるな。さすがプロ」と理解してくれる人は、ほとんどいない。
だから、協力はしたいのはヤマヤマだが、下手に発言すると大いに誤解を招くだろうなと腰が引け、発言を控えてしまうこともないではない。
まぁ基本的には無責任な外国人ガイドの立場を利用して、けっこう奔放に発言してしまうが。
これが僕にとって日本の同業界の厄介な点の一つとなっているのも事実だ。
■さて、本日分が終わりに近づいたところで、僭越ながら私事を書く。
僕は、シーカヤックガイド以外にも物書きの看板も上げているが、両方に共通して心がけているには、只働きをしないということだ。言い換えればヴォランティアをやらないように気をつけている、ということ。
これは、自分自身への戒めだ。
僕は元来、金を取るのが苦手で、ともすると「あぁ、お金なんか要らないから」と言ってしまう性質。
しかし、一度業務でやり始めたことを、その後に無料奉仕でやると、どうしても「これは金もらってないんだから、やっつけ仕事で良いや」となる。当たり前の態度だ。
ところがこの当たり前が、プロにとっては大きな罠。一度「手抜き」という「厄介な技術」を身に着けてしまうと、その後も仕事が荒れてしまうからだ。
僕はこれがイヤなのだ。
ライターとしては駆け出しで、仕事のえり好みを出来る立場ではない。しかし上記の理由で、無料で書けという執筆依頼はすべて断る(驚くなかれ、出版界もまたイビツな世界で、無名ライターにはかくも非常識な依頼がけっこう来るのだ)。いや、駆け出しだからこそ断っている。今は手抜きを覚えたくない。
駆け出しは無料の仕事もどんどんこなして将来へのステップにするべきだという考え方もあるだろう。もちろんそういうやり方も、否定はしない。でも僕はそういうスタンスじゃない。
逆に「零細ゆえに些少で失礼は承知ですが、原稿料○○円でお願いできますか?」という形の依頼ならば、たとえそれが目まいがするような少額でも、基本的には二つ返事で請けるようにしている。値上げ交渉はその後関係作りが出来てからでも遅くない。
つまり金額の多寡にかかわらず、ギャラをもらってそこに責任を発生させることが大切なのだ。
シーカヤックだって同じ。パドルを握って接客する以上、安全とサーヴィスには全責任を持つ。そのためにギャラは取る。それが僕のプロフェッショナリズムだ。
別に「オレは遊びでやってんじゃねぇんだ、仕事だ。遊び半分でやってるヤツと一緒にするな」などと、よく聞くようなセリフを口にするつもりはない。僕はあのセリフは大嫌いだ。「仕事」が「遊び」よりエライなどとは、まったく思わない。むしろ、「仕事」でやってるよりも、自発的に「遊び」でやってる人の方がエライと思うこともあるほどだ。
しかし、「ギャラに付随する責任」というものの存在があるのは事実であり、その点を言ってるだけに過ぎない。
ただしそんな僕も、上で書いたように、目の前で緊急事態が起これば、「救援活動」としてロハでパドルを握ったりキーボードを叩くこともやぶさかではない。
僕が大声で、「接客業」における只働き(=ヴォランティア)の存在価値も認めないと主張できるのも、こうしたポリシーあってのことである。
■さて、ここからいよいよ冒頭挙げたエントリーに言及するところだが、すでにやたらに長くなってしまったので、ここから先は明日また改めて。
■関連過去ログ【英語】
◎アルミコーティングのチタン!? (2004年4月14日)
◎キウィ英語と米語 (2004年4月15日)
◎続・キウィ英語と米語。 (2004年10月6日)
◎クッカー? スキレット?? (2004年10月21日)
◎[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない? (2004年12月13日)
◎「セミ」と掛けて、「食べる」と解く。 (2005年1月7日)
■関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)
◎番外編「自己責任と、クラス区分。」 (2004年12月25日)
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、ただし朝のうち曇りまたは薄霧。午後シーブリーズ。(高)24度、(低)13度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後シーブリーズ。海...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.22
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)20度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午後一時北東に変わる。海峡おだやか。 その後12時間:北部...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風。(高)20度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 夕方、南15ノットに上がる。海峡おだやか。北部の海況はやや荒い。 その後12時...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.12
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、高曇り。北東風。(高)12度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 北東15ノット、セパレーションポイントより北では25ノット。西部海域は...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.17
Excerpt: ■そうなんだよなぁ。 ◎nikkeibp.jp「団塊世代とスポーツ(2)」 これは、僕らのようなアドヴェンチャー・ツーリズム業者も気づいてて、たとえば先月8日に京都で会合があったの...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.10.06
Rと申します。いつも楽しくブログを読ませて頂いてます。
さてRyuさんの今日のエントリーと「”まちづくり”便利帳…」とを読み比べて少々疑問に思ったことがあるので、コメントさせていただきます。
先ず、「”まちづくり”便利帳…」で提言されている『ボランタリー・ツーリズム』というのは、「後ろめたさ(被災者の皆さんが苦労されている地域へ観光(遊び)に行くのは、気が引ける)」のために、復興後も被災地の観光業界が冷え込む現象への解決策として、
ステップ1.費用負担を補助し救援活動に来る人(ヴォランティア)を、積極的に呼びこむ。
ステップ2.人の往来があれば、観光目的のツーリストも復旧後の被災地を気兼ねがなく訪れ易い。
という論旨だと理解しています。乱暴ににまとめると、
・「ヴォランティアをツーリストとして扱おう」
という考えではないでしょうか。
一方、Ryuさんが従来から仰っているのは、「ツーリズムという産業では、サービス提供者はプロフェッショナルが従事すべき」という主張だと理解しております。少々Ryuさんの考えとズレがあると思いますがが、先ほどのまとめに表現を合わせると
・「ヴォランティアをガイドとして扱うな」
となるでしょうか。
そこで(ここまでの双方に対する私の理解が正しいなら)、Ryuさんの主張と『ボランタリー・ツーリズム』は「真っ向からぶつかる論旨」というより、異なる事象に向けられた提言ではないのか、と言う違和感を覚えました。
件の『ボランタリー・ツーリズム』の考えも、「ヴォランティアの力を当てにしてツーリズムを盛り上げようという考え」だといえば、たしかにそうですが、Ryuさんの「業界の側が、ヴォランティアを当てにするという姿勢がダメだと戒めているのだ」と言う記述に、客としてのヴォランティアを当てにするという行為も含めて仰ってるようには思えません。
とすると、今日のエントリーは、Ryuさんも引用されておられる「”まちづくり”便利帳…」の一段落目の定義だけに対する議論だったのでしょうか?
それとも、「”まちづくり”便利帳…」に対する私の理解とRyuさんの理解がことなるのでしょうか?
後編を読む前にコメントをするのは失礼かとも思いましたが、今後のエントリーの趣旨を理解するためにも質問させて頂きました。
それでは、後編も楽しみにしています。
Posted by: R : March 20, 2005 2:38 AM日本語って難しいですね。
僕が読んだところでは、
「ボランティアの人」≒「観光客」
「復興活動支援」≒「アクティビティ」
のようにしていこうという提言と解釈しました。
「サーヴィス業」のみならず「ヴォランティア」という言葉や概念自体も既に一人歩きをしてEngrish化してしまっていると自分は感じています>ジャパン。
問題のややこしさはそのあたりにもあるのではないでしょうか。
普段ヴォランティアに明け暮れている身としては、日本の概念には(1)セミプロ意識や(2)イイ意味での自己満足と自己犠牲精神に対する美徳との微妙な兼ね合い、などという物が絡んできてしまっていてプロとの線引きがどんどん難しくなっているのでは、というのが自分の感想です。
こちらのヴォランティアもあくまでも「隙間」業、処理能力がいくら高くてもプロの様には意思決定が絡まないと言う感じですね。
逆にそういった能力の高いヴォランティアの場合は、あらかじめその方面・業界にキャリアを求めている人間だったりする場合が多いですし、又逆に周囲から「脱」ヴォランティア(=すずめの涙であろうとお給料をもらってプロの仲間入りをする)を勧められたりしますしね。
>またその逆の「無責任さ、気楽さ」
も、プロの方々の
>金を受け取るからこそ生まれる「責任感」
というブランケットに守られている、と言う事を自覚してこそ、の事ですし、又ヴォランティアに関わるプロの方には必ず自分の「下の」ヴォランティアも含めた責任問題というのがありますし。
そういう縦の関係と言うか縦割りと言うか、はあってしかるべきなのではないかと思いますが。
本日のエントリーでRyuさんが描いているガイド像として、ヒマラヤのシェルパなんがが浮かんできましたけれど・・・
トレッキングにワーホリ程度のガイドツアーが成り立つ段階で、その業者も、ガイドも、お客さんも、三者皆まとめて生ぬるいですね。
基本的に「生」や「自然」の厳しさがわかっていないんでしょう。
まあ、そういった方々はその厳しさあっての美や充実感なんていう物とも一生ご縁がなくって可哀想なんですけれど、きっと。
後半も期待に胸躍らせながら極上アッサムを控えさせてありますので安心して長ーーーーーいエントリーを(笑)。
Posted by: MM : March 20, 2005 8:32 AM>Rさん、Miyaさん
コメントありがとうございます。
ご指摘の点に関しては、続編で多少論じておりますので、少々お待ちを。
氏のエントリーに「ヴォランティアをツーリストとして扱おう」という含みが大いにあるだろうという事は、僕も感じていますが、とりあえずこの前編は、氏のエントリーの細かいところには一切言及していません。
とりあえず、僕のスタンスを書いてみただけっていうのが、この前編です。
>MMさん
ヴォランティア自体の、国ごとの微妙な違いっていうのは僕も大いに感じてるんですけど、それに話を膨らませるととんでもないので、今回は割愛しました。
でも、基本的にはおっしゃるとおりだと思います、ハイ。
>
ボランティア問題は、障害者関係では多いですね。お金が回らないからボランティア頼みになる→ボランティア依存症になってお金を回さなくてもなんとかなると勘違いしてしまう→ボランティア故にサービスの品質保証が出来ず、サービスを受ける側にもデメリットになる
例えば手話通訳者はアメリカでは職業として確立しているから、資格を取ればかなり良い年収が期待できるし、それ故技術レベルも高い。日本だと主婦や学生ボランティアに依存してしまっているので必要な時に確実に調達できず、また技術レベルもバラつきが非常に大きい。もちろんアメリカでは手話通訳者は絶対にタダ働きはしないし、させないです。
ボランティアとはみんながちょっとずつ出し合って一つの大きなものを作っていくという時に最大の力を発揮するものです。コミュニティ形成ですね。これを贈与の経済と言います。しかし現代ではコミュニティ・ベースではなく、個人対個人での取り引きもまた存在していますし、これは通常は貨幣を媒介として行われます。このサービスにはこれだけの貨幣という約束を決めてきちんと支払う。貨幣経済ですね。
贈与経済と貨幣経済はそれぞれ得意とする分野が違うのですが、これをきちんと理解して、使い分けていかないと、結果として非効率的なシステムになり、誰もが損をする事にもなりますね。しかし、日本社会では特にそうなのですが、誰もが大事だと考えているものほどゼニカネの問題ではないと言い出す。例えば教育。教師は聖職者なんだからゼニカネの話をすべきではないし、24時間365日教師であれと要求する(しかも自分を棚に上げて)。それだったらむしろ教師は出来る人が一切ゼニカネを受け取らずにボランティアで賄うべきでしょうが、それは結局手話通訳者の問題と同じで、品質保証が出来ない(ボランティアにそれは要求出来ない)から、結局は社会全体が損をする。だから教師はプロとしてお金を払って雇われているのですが、そこを理解出来ていない。
贈与経済システムは「それに関わる全員は自ら何かを差し出す」局面で使うべきであって、「何かと何かを交換する」局面では使うべきではないというのが私の結論です。だから観光ガイドにはボランティアは馴染まないでしょう。
Posted by: Hokulea2006 : March 20, 2005 12:42 PM付け加えておきますが、元エントリーの提唱するコンセプトそのものは、ある種の可能性を秘めていると思いますよ。つまりRyuさんも指摘しているように「ボランティアをツーリストとする」という発想です。要するに「ボランティアで来る以上、転んでも泣かない。自分の始末は自分でつける。」というハードボイルドな構造を作るわけですね。「ボランティアなんだから・・・」という甘えを一切許さない、言ってみればただのツーリストよりもハードルの高いツーリストになれる人だけ来て下さいよという事です。
おわかりのように、これはツーリストを等価交換の世界から叩き出してしまう暴挙なのですが、だからこそツーリストもまたボランタリーなコミュニティのメンバーとなれるわけです。贈与の世界はコミュニティ形成が基本であり、その為には全員が損をしなければいけません。
ボランタリーなツーリズムの世界にお客さんは存在出来ない。お客さんがいるのであればボランティアは不可能。そう思います。
Posted by: Hokulea2006 : March 20, 2005 1:01 PM貨幣経済に対する贈与経済の視点、目から鱗でした。
そういえば先日Hokulea2006さんのサイトでも読んだばかりだったのに、今回この件を論じる際に頭から抜け落ちていました。
ありがとうございます。
しかし、大切なことになるほど「ゼニカネじゃない」となる風潮、僕も常々問題だと思っています。
大切なことには、しっかりギャラを払ってプロの技術を担保すべきなのに。
政治家の給料も安すぎるという問題もありますね。
給料を10倍に上げる代わりに、汚職は死罪にするとか。
って、これは脱線しすぎだな(^^;
>ボランタリーなツーリズムの世界にお客さんは存在出来ない。お客さんがいるのであればボランティアは不可能。そう思います。
ハードルの高いツーリストのお話は、本日分の後編に引用させていただきましたm(..)m
しかし、贈与経済は、今後もうちょっと勉強します。
今後大きなキーになりそうですね。
cheolsaitoこと"まちづくり便利帳"の斉藤哲也です。
Ryuさん、トラックバックありがとうございました。大変熱い議論になっているので、全部拝見できていないのですが、素直な感想として、賛成・反対ともども熱い議論をして下さったこと、拙稿を真剣にお読みいただけたことを大変嬉しく思います。
というのも、私が提案した4つの事柄はいずれも未熟なことを自覚しており、むしろそれを題材に他の皆さんがどのように考えるのか、そもそも観光地の風評被害にどの程度関心があるのかなどを知る為に、あえて書いた事柄です。単に”ここが問題です”というだけでは、只の評論家で、事の進展が期待できませんから(微力ながら、課題解決に向けて動く予定です)。
斜め読みした時点での印象では、Rさんの意見に同感です。私は既に旅行業界を後にし、地域をいかに良くしていくかに関心があるので、立場が全く異なります。ただ、その立場の違いからくる様々な意見が、新しい気づきや刺激となって、新たな価値を生むと私は思います。そういう意味でも今回取り上げて下さったことは、私にとって大いに勉強になり、感謝しております。
厳しい意見を含め、今後とも宜しくお願い致します。
ちなみに、私はここ数年Social VentureやSocial Enterprise、CSR、SRIなどの世界の目覚ましい動きに注目しています。P.F.ドラッカー氏や様々な識者が指摘するように、世界はネクスト・ソサエティに向けてパラダイムシフトを起こしており、ボランティアの形も随分と変貌を遂げつつある、これだけは言えるでしょう。
Posted by: cheolsaito : April 4, 2005 5:32 AM>cheolsaitoこと斉藤哲也様
初めまして。
コメントありがとうございます。
パラダイムシフトがおきつつあるというご指摘は、確かに僕も肌で感じております。
>私は既に旅行業界を後にし、地域をいかに良くしていくかに関心があるので、立場が全く異なります。
僕自身も今の仕事には体力的な限界を感じており、斉藤さんと同じような形でシフトしつつある過渡期です。
よって、まったく立場が異なるとは思っておりませんで、むしろ僕は今の仕事で見につけたものを、いかに別の立場に応用していくかを課題としています。
日本の地域振興がうまくいっていない現状を外から眺めたとき、ニュージーランドのツーリズム業界で学んだことを応用すれば、解決できるアイディアがいろいろあるなというのが、僕の基本的スタンスです。
が、日本の地域振興は「応用」ではなく、「直訳」が多いのが問題ではないか、と。
つまり常々感じているのは、「世界」と言葉で語られる西洋文化圏の常識は、日本人にとっては本当に「違う世界のこと」で、例えば一口に「ツーリズム」とか「ヴォランティア」と言っても、日本人がイメージするそれは西洋人の言うそれとはまったくかけはなれているという事。
その決定的な違いをきちんと認識しないままに、日本では言葉だけが輸入され、西洋の文法で話が進んでいる印象を受けます。
エコツーリズムの世界では「インタープリテーション」が重視されていますが、そういう意味でこういう大きな視点で地域振興を考える場合も、西洋のコンセプトと日本の認識のずれをキチンと「インタープリテーション」することが重要かと。
どちらにしましても、僕自身もこれから斉藤さんの後を追う形で勉強をさせていただく見ですので、今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by: Ryu : April 4, 2005 9:21 AM大阪のABCラジオのインターネット版で「ニュース探偵局…観光ボランティアについて、お話をうかがいました。」
http://www.asahi.co.jp/webio/frame.html
という番組が聴けます。
奈良の観光ボランティアのNPOの代表の方のお話です。
聴いた感じでは、ボランティアの動機は・・・・定年後の余暇の使い道、って言うのが一番大きいように感じました。
週一更新なので、もしご興味ありましたらお早めに。
Miyaさん、すごくタイムリーな情報、ありがとうございました。
どうやら、この団体ですね。
http://www.e-suzaku.net/
確かにおっしゃるとおり、「引退後のヒマツブシ」ということが、恥も隠しもせずに語られていました。
「応募してきた人、ほとんどを採用」
「平均年齢約63歳」
「知識はテストもしないので、自主的な学習範囲内」
「研修はわずか12回」
「時間厳守」
など、やっぱり僕らが聞くと、素人さんの「ガイドごっこ遊び」にしか聞こえないです。
安全性だとか、顧客満足とかに関する話は一切なく、すべて会の内部、ボランティア間の話に終始し、完全に「お客様不在の自己満足」という、上記駄文の中で指摘したことが、いかんなく語られていて、あらためてガッカリいたしました(^^;
しかし全国合わせると組織数1,000、ボランティアガイド数27,000人というのはショッキングでしたね。
要するに、これだけの「無料奉仕ガイド」が、ツーリズム産業を「善意」で圧迫し、ツーリズム産業全体のレヴェルアップを阻んでいる、というわけで。
イヤハヤ……。
ご指摘の通りに感じました。
しかしながら、もしも自分がRyuさんのサイトに来たことが無く、
ガイド=サービス業=プロ
の考えに馴染んでいなかったなら、
地元のボランティアガイド+NPO法人=安心+タダ
ってな結論に達してしまったかもしれません。
一般的な概念として、
ガイド=プロの仕事=満足=費用対効果
というのを持ってもらうのは難しく感じます。
特にプロよりボランティアのほうが幅を利かせている現状では・・・。
>一般的な概念として、
>ガイド=プロの仕事=満足=費用対効果
>というのを持ってもらうのは難しく感じます。
おっしゃる通りだと思います。
本文内でも書きましたが、特に日本ではヴォランティア精神を無批判に賛美する風潮が強いため、ヴォランティアを批判すること自体にタブー意識も働くという難しい点があります。
さらに「サーヴィス業」自体に対する考え方も、まだ古く、「上質なサーヴィスに金を払う」という余裕のある消費者よりも、「サーヴィス=割引、無料」と考える人の方が多い。
この辺も欧米とはかなり開きを感じます。
こんな訪問者数の少ないブログで僕一人が論じてみても、なかなか変わっていかないでしょけど、でも誰かやらないと絶対に変わらないのも事実なんで、気長にボチボチやりますよ。
ま、あんまり根気のない人間なんで、どこかで放り出すかもしれませんが(笑)
March 13, 2005
ポリネシアン航海カヌーとJRCA。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。最高気温23度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:33 AM 4.3 m Low 06:27 AM 0.4 m
High 12:42 PM 4.4 m Low 06:45 PM 0.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■気圧配置が昨日とほとんど同じだから不思議ではないのだけど、海洋気象予報が二日連続でまったく同じなのはちょっと珍しい。
実際の天気も昨日と同じく、見事な秋晴れ微風の一日。カヤッキングもトランピングもさぞかし極楽だろう。
会社から、明日の午前の仕事(ハーフデイ・ツアーまたはレンタル講習)の依頼の電話がかかってきたが、遊びに行きたいのでもちろん断った。なんせ明後日は、その翌日からのスリーデイ・ツアーの準備で午後は出社せざるを得ないのだ。明日も出社したら休み今日一日になっちまう。
来週はリクエストが入ってるので休日出勤が確定しているのに、今週までそんなムリしたら死んでしまう(死なない、死なない)。
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■ハワイにホクレア号という航海カヌーがあるという。どうやら来年あたり、この艇(「船」と書いた方が良いサイズだが、いちおうカヌーなので、敬意をこめて「艇」の字を使う)が日本を訪れるという話があるとかないとか。
良いじゃん、ウン、素晴らしい。ニュージーランドはもちろんのこと、日本だって古代にはポリネシアン航海カヌー文化圏に含まれていたというんだし、そういう海洋文化交流はドンドンやると良い。
実現の暁には僕も観に行きたいけど、きっと来年は日本には行かないだろうから、観るとすればハワイに行く方が手っ取り早いか。あるいは、ニュージーランドに呼ぶか? それいいなぁ。
ともかく、ホクレア号についての詳しい情報は、この辺りをご参照いただこう。
■二つ目のサイトの管理人Hokulea2006さんが、拙ブログのエントリー「封建的な官主導」の指導者育成事業にコメントを、そしてJRCAのヤレヤレな動向。にトラックバックを下さった。
氏の関連エントリーは、この記事を執筆している段階では以下の三つ。
◇ホクレア号を待ちながら「日本カヌー連盟が動く」
◇ホクレア号を待ちながら「カヌー連盟娯楽部門のフィクサーはどうもこの人らしい」
◇ホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」
これらを拝読してみると、ライターの内田正洋氏がJRCAの活動の一環として、航海カヌー建造やホクレア号招聘をやりたい旨の発言をしており、それがキッカケでJRCAのことを調べていらっしゃったとのこと。
なるほど、なるほど。
海外在住のガイジンパドラーである僕がどれほどHokulea2006さんのご期待に添えるかはわからないが、せっかくなので久しぶりにJRCA関連の記事を書いてみようかと思う。
■まず最初にお断り。
僕自身にとってもこの問題の情報ソースは、『カヌーイスト』誌のサイトの関連記事および同問題専用掲示板にほとんど限られてしまう。
当初はプロの間でも話題になってて、あちこちからチラホラと裏情報も入っていたのだが、あまりにお粗末なJRCAのドタバタぶりにすっかり安心してしまったらしく、最近は僕のところまでこの話題は届いてこなくなっている。
便りのないのは良い報せというので、これはこれで朗報であるが、そういうわけで、Hokulea2006さんよりも僕の方が圧倒的に情報を豊富に持っている、というわけではないということを、予めご承知おき願いたい。
■さて、そういう前提ながら、私論私見でHokulea2006さんにお返事していこうかと思う。
「『封建的な官主導』の指導者育成事業」のコメント欄にいただいたご質問は以下の通り。
しかしJRCAについてネット上で出てくるのは悪い評判ばかりで、一体何がどうなっているのか、非常に驚いております。この設問に対する解答は、すでにHokulea2006さんご自身がホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」で簡潔にまとめてくださっている通りだと思うので、僕が改めて答える必要はないのかもしれないが、せっかくなので重複を承知の上で、一応僕なりの見解を書きなぐっておく。
やはり見切り発車でインストラクターの資格を作ってしまったという所が批判されているのでしょうか?
さて、僕自身の見るところ、インストラクター資格そのものを批判対象にしようとしている人間は、そんなに多くないような気がする。というよりも、資格制度導入そのものについては、概ね賛成意見が多く、批判にさらされているのは受験資格の部分くらいのもので、それ以上の細かい検証はほとんどなされていないというのが現状に思える。
逆に僕自身は数少ない「資格制度そのものにツッコミを入れている人間」の一人なのだが、怒られるのを覚悟の上でハッキリ言えば、日本の場合、レクリエーション・カヌーのプロ資格制度そのものの適正さを判断して批判できる人間の数が、非常に限られているというのがその理由だと思う。
そして残念なことに、そうした「プロの何たるか?」をキチンと把握している数少ない人間は、概ね現場で地味に精進しながら仕事をこなす代わりに、表立った発言を控える傾向が強いという点も見逃せない。それはまったくアッパレなプロフェッショナリズムなのだが、彼らの仕事ぶりや声はこうした動きに反映されにくいというデメリットがあるのも事実。
もちろんあの動きの中心にいて資格制度を作った連中は論外。あんな小学生が見ても噴飯ものの愚にもつかないシステム、どうやったら作れるのか逆に興味がわくほどだ。
そもそも、「実」が伴っていない段階で「名」ばかりの枠を先に作ってどうする?という根本的なところが一番大きな問題で、そういう意味で僕自身はHokulea2006さんのおっしゃる「見切り発車」という部分は無視できない論点だと個人的に思っているし、受験資格はもちろん、試験項目も試験官の質も、JRCAが作ったシステムすべてに疑問を抱いているのだが、カヌー業界全体の世論としてはこの点はさほど重要視していないようだ。
そんなわけで、日本パドリング業界での批判の対象は、むしろもっと別のところに向けられているように感じる。
例えば
- 公告、告知の類をしないで秘密裡に既成事実を作って設立してしまった胡散臭い立ち上げ過程
- そしてその裏で手を引いていると思われるモンベル(この事業を利用して、なにやらモノポリー一人勝ちを目論んでいる気配もうかがえる)
- インストラクター制度を盛んに批判しまくっていたくせに、さっさと理事におさまるという形でファンを裏切った野田知佑氏
- そしてレクリエーション・カヌーのための組織といいながら受験資格に競技カヌーの経歴を持ち出したりする、分からん資格制度
- さらに不可解で不透明な認定校システムと、排他的な運用
- そして公共性の強い団体なのにJSCAを始めとする既存の先駆者たちをまったく無視していること(そもそもこのネーミングからして、JSCAに対する嫌がらせだと思われても仕方ない)
- お上のやる事業なので、学校や公営少年自然の家などからの「水に親しむ教育」が、JRCAがらみに独占される可能性が大きい
- これらの要因が複雑に絡み合って、したがってこの制度によって「お飯の食い上げになる」業者が出てくる懸念さえある
つまり、概ね「汚職のきな臭さ」を嗅ぎ取り、そこを突っ込んでいる人が大多数だということだ。
そもそも公共性の強い団体が、既存業者の生活を脅かすなんてのはとんでもない本末転倒である。
これはたしかに反発が出てもおかしくないですねえ。政治力と資本力を一気に投入して、カヌーの世界を牛耳ろうとしているというように受け止められても仕方がない。特にカヌースクールにとっては根こそぎ客を持って行かれたら死活問題でしょう。まったく仰るとおりです>Hokulea2006さん
ま、最近は批判どころか噂さえあまり聞かなくなっているほどなんだけど。
個人的に恐ろしいと思うのは、JRCAが仮に「きな臭く見える動きをして申し訳なかった。身奇麗にしてやり直す」と反省の意を表明した上で、これまでの動きを清算し、その上で欠陥だらけの資格制度はそのまま推進してしまった場合は、今まで批判していた人のほとんどは納得してしまい、クソのような資格制度で量産されるクソのような似非プロが大手を振ってまかり通るようになってしまうなぁということなんだけど、その点を心配している人は、あんまりいなさそうだなぁ……。
■さらについでだから、その後小耳に挟んだ業界裏情報をいくつか書いておこう。
あの騒ぎが起こったあとでモンベル社長辰野氏に会って直接話を聞いた人間によると、辰野氏は批判を承知で用意周到にあの件を極秘裡に進めていたわけではなかったらしい。つまり、特に深い考えもなく何となく始めてみたら、いきなり四方八方からメッチャクチャ叩かれてしまって、泡を食っているというのが彼の正直な感想だったらしい。本当かそれともそういうフリをしていたのかは、伝聞では判断のしようがないが、もし本音だったら何ともお粗末な話だ。普段の自分の言動(「日本のアウトドア業界はウチ一社だけで十分だ」などなど)が、消費者や業界内でどのように受け止められていたかまったく分かっていなかったわけだな。ヤレヤレ。
あと、この件はどうやらモンベル社内では緘口令が敷かれていた様子で、上層部ではカヌーイスト誌に対して圧力をかけたり、拙ブログを始めとする批判記事を掲載しているサイトを定点監視するなど、僕が「JRCAのヤレヤレな動向。」の中で「悪者」と書いたような不埒な悪行三昧(笑)をしていた反面、モンベルショップ店員やMOCインストラクター&ガイドなどの組織末端の人間にはこの件を一切報せていなかった模様で、他のアウトフィッター経由あるいはサイト上で問題になっているのを見て初めて知ったという社員(あるいは内部スタッフ)も少なくなかったという。というより、むしろ業界一般が知るよりも、そうした内部スタッフの方がこの件を知るのが遅かった傾向さえあるらしい。
なんだかなぁ。内部の人間に堂々と公開できないようなことをやるんじゃないよ、ったく。それって、悪いことしてるっていう自覚が思いっきりある証拠じゃんよ。
Hokulea2006さんは、ご自身のブログの中でこうおっしゃってる。
このプランは、航海カヌー云々とは全く無関係な所ですが、とても良い狙いだと私は思います。さすがは会社を一つ作って大きくしただけあって、辰野勇という人は一般社会にどう関わっていくかという所をきちんと考えているし、ここまでの手順も堅実。さらに良い意味での政治力・調整力がある。僕自身も辰野氏の手腕は好き嫌いは別としてかなり評価していたのだが、今回の一連の動きを見て、今では思いっきり懐疑的だ。
上記のエピソードもあきれたものだし、そもそも彼のこのセリフ↓
「で、そういうメダルを目指して頑張ってきた連中というのは、勝負で勝てなくなったらカヌーをやめるんですよ。競技をやめるのではなくてカヌーをやめてしまうんです。すなわちカヌーが目的ではなくて勝つことが目的なんです。そこにおいて非常に大きなミスマッチがあって、今までカヌー連盟がやってきたことの、ポッカリ空いた大きな空白というのはそこのところで、そこを埋めていきたいと僕は思っているんですよ。今年から始まったばかりで、5年10年後にはこの国はきっと変わりますよ。」を見ると、競技カヌー一筋のアスリートが、そのまますぐにレクリエーショナル・カヌーのインストラクターやガイドとして通用するという大いなる勘違いをしているのが明白。
体育会系のアスリートと、究極のサーヴィス業であるアウトドア・ガイドとは、天と地ほども方向性が違う。もちろん、器用にサーヴィス業に転向できる元アスリートだっていると思うし、そういう人が出てきてプロのレヴェルを押し上げて欲しいとも切に願うが、そんな人は本当に稀なはずだ。
だから僕自身は、サーヴィス精神のない元アスリートがプロ業界にどんどん入ってくるようになるよりは、むしろサーヴィスの何たるかをキチンとわきまえた他業種のサーヴィスのプロ(例えば旅行添乗員、バスガイド、看護婦、ホテルマン、スチュワーデスetc,etc)がこの業界に転職してくる方を歓迎する。概して言えば、前者をサーヴィスのプロに鍛えなおすよりも、後者にパドリング技術、危機管理技術を教え込む方が、はるかに易しいからだ。
そもそも、日本人が欧米諸国とは比較にならないほど「スポーツ嫌い」で「汗をかくのを嫌がる」国民性になってしまっている要因は、学校の体育教育を始めとするスポーツ教育が、基本的にすべて「アスリート指向、競争指向」、もっと極端に言えば「軍隊方式」を引きずってしまっていることが大きいと思う。辰野氏の構想には、その点に対する反省が微塵もみられない。世界大会を戦い抜いてきたような「一級の戦士」をどんどん一般レクリエーション向けのインストラクターにしたら、ますますスポーツ嫌いが増えるばかりなのは火を見るよりも明らかだと思うのだが。
つまり上記の辰野氏の発言は、いかにもド素人の勘違い丸出しで、僕らから見ると失笑モノ以外のナニモノでもない。これだからトーシロは困るんだよ、ってなもんだ。
野田氏と内田氏に対する評価は、Hokulea2006さんの書いていらっしゃることに特に付け加えることもないが、あえて要らんことを言うとすれば、彼らはもうカヌー界のカリスマとしての威光をすっかり失ってしまっている、ということくらいだろうか。今の日本のアウトドア界には、カリスマは不在だ。(と、大先輩ライター二人をつかまえて、僕もなかなか勇気凛々だな(笑))
■ってなわけで、Hokulea2006さんにとっては本題である、JRCAが絡むとホクレア号招聘まで胡散臭いものになってしまいそうというご懸念に話を戻すが、そのご懸念は無理からぬことではあるし、あながち取り越し苦労でもないかもしれない。
ただ、僕自身は資格制度でこれだけ大チョンボをやってしまって日本カヌー業界から総すかんを食ってしまったJRCAが、本気で起死回生を狙うならば、ホクレア号を万人が納得する形で招聘して見事なイヴェントをやるのは良いチャンスになるかもしれない、とは思う。
で、実際にJRCAがホクレア号を呼べるかどうかという話になると、僕はHokulea2006さんの二つの予想のうち、後者の気配が濃厚という気がする。
もう一つは、競技カヌーでも娯楽カヌーでもない航海カヌー絡みのイベントには、さすがにそんな本腰を入れられないという展開。団体として見れば規模は大きいし政治力もあるでしょうが、やはり入ってきたお金は選手強化に回したいというのが本音でしょう。とすれば、日本カヌー連盟ルートの招致は進まない。もちろんロビーイングのやり方次第では、選手強化とは別の性格の事業として採用される可能性もある。ですが、内田正洋さんは、そういう寝技政治的な動きが出来る人とは思えないですね。良くも悪くも(付け加えて言えば、「縄文人=プレ・ラピタ人=ポリネシア人の先祖」説を唱えている限り、学術的な事業としての予算は取れないと思います)。Hokulea2006さんのこの読みには僕も賛成だし、別の材料としては、JRCAがあまりにお粗末なことをやりすぎて批判が殺到したために、日本カヌー連盟からさえも「トカゲのシッポ」扱いをされている気配がうかがえるということも挙げられるかもしれない。というわけで、このニュース、要注目ではありますけれども、視界は必ずしも良好とは言えないのではないか、というのが私の感想です。
また、本気で招聘しようとした際に、今回の設立で見せたような「汚職の臭い」をばら撒いてしまわないとも限らない。なんせ金が動く話だからねぇ。
というわけで、Hokulea2006さんのご懸念、
う~む、これは前途多難ですねえ。少なくともこの状況でJRCAが航海カヌー招致なんてブチ上げたら、火に油というか、ホクレアにまで要らぬ遺恨を背負い込ませてしまうのではないかという気もします。が現実のモノとならないことを祈るばかり。
まぁカヌー業界の中ではあきれられてソッポ向かれてはいるものの、感情的にいきり立っている人はもう少なくなっている(すっかりのどもと過ぎている)ようなので、仮にホクレア号招聘をぶち上げたとしても、クリーンに手際よく事を進めてくれさえすれば、「火に油」とか「ホクレア号にまでいらぬ遺恨」とまではいかないと思う(思いたい)のだけど……。
■ともかく、ホクレア号の招聘自体は本当に夢があって素晴らしい企画だと思うので、JRCAが絡むにしろ、無関係になるにしろ、良い形で実現し、一人でも多くの人がポリネシアン海洋カヌー文化の一端に触れるチャンスになればと思う。
日本をホクレア号が訪れた際、日本人がどのような反応を示すのか、ぜひとも見てみたいなぁ。
また、僕自身はアオテアロア(ニュージーランド)の誇るワカ(マオリの航海カヌー)を使って何か出来ないかな?などと、またぞろ「虫」がうずき始めたりして(笑)
ってなわけで僕自身もホクレア号とJRCAの今後の動きに注目していきたいと思うので、何か情報があったらご提供お願いいたします>ALL
■さて、この話題でポリネシアン・カヌーの方に食指が動き始めちゃったぞ。近日中に、きな臭いJRCAの話から離れて、もっと楽しい話題で続編を書こうかと思う。乞うご期待。
■関連過去ログ【JRCA関連】
◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)
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■「ホクレア号、見たい!」と思った方は
を、「マオリのワカに興味あり」と思った方は
を、「ごうちゃんは、シーカヤックよりもポリネシアン・カヌーの方が似合うぞ」と思う方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1711
Excerpt: アオテアロアでシーカヤックのガイドをしておられるRyuさんのウェブログにて、JRCA問題についての詳細な分析をしていただきました。 このウェブログはリモート・オセアニアの航...
From: ホクレア号を待ちながら
Date: 2005.03.13
Excerpt: 西表のカヤック事故・・・とても胸が痛む1日でした。 ...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.03.25
私の突然の動きについて丁寧な返答、ありがとうございます。例によって私の感想も長くなりますので、トラックバックという形で述べさせていただきます。
Posted by: Hokulea2006 : March 13, 2005 10:20 PMいえいえ、なんかまとまりなくダラダラと長いだけで、大したことが書けなくて申し訳なかったです。
逆に、ポリネシアン航海カヌーへの興味が急にムクムクと沸いてきまして、その点大変感謝しております。
ありがとうございます。
そのうち、ワカでアオテアロアからジパングを目指してみようかなぁ、なんて(笑)
あ、そうそう、忘れてました>Hokulea2006さん
トラックバック送信が、通信環境のせいでうまくいっておりません。
スミマセン。
おそらく明日、明後日中にはそちらにトラックバックできると思います。
アオテアロアにもポリネシア系のアウトリガー・カヌーの活動がありますよね。私の調べた範囲では、以下のような話がありました(私のウェブサイトより転載)
「Whakataka, Matahi(マタヒ・ワカタカ)
アオテアロアのアウトリガー・カヌー文化復興の礎を築いた人物で、芸術家としても有名。英語名グレッグ・ブライトウェルGreg Brightwell。マタヒ・ワカタカ・ブライトウェルとも。1979年、航海カヌー建造に着手。フランシス・コーワンの力を借りて「ハヴァイキヌイ」を完成させ、1985年にタヒチからアオテアロアまでの航海を行った。さて、1985年12月、オークランドのオハク湾Ohaku bayに到着したハヴァイキヌイを迎えた人々の中に、カリフォルニア育ちのパドラー、クリス・キェルゼンKris Kjeldsenの姿があった。クリスはカリフォルニアやハワイでアウトリガー・カヌーの競技に親しんでいたが、彼がアオテアロアに移住してきた時、マオリのアウトリガー・カヌー文化は死に絶えていた。ワカタカに会ったクリスは、ワカタカもまたアウトリガー・カヌー文化の復興を通して、故郷の子供達を育てていきたいという夢を持っている事を知った。こうして二人はマオリのアウトリガー・カヌー文化を蘇らせるという共通の目的のもとに動き始める。
1987年、二人は北島のマオリ・コミュニティにおいて、アウトリガー・カヌー・パドリング・クラブを設立した。その頃彼らが出会ったのが、サモアのパドラー、ピリ・ムアウルPili Muauluである。ムアウルは父親の夢であった、サモアの伝統的二人乗りカヌー、パオパオPao Paoの建造を目指して活動していたが、クリスの協力によってムアウルはパオパオの船体となる木材を入手した。こうしてカヌー文化復興の輪は拡がり始め、クリスはパワレンガPawarenga地域で「ンガ・ホエ・ホロ・オ・パワレンガNga Hoe Horo O Pawaregna」を、ワカタカはギズボーン地域でマレ・クラ・カヌークラブMare Kula Canoe Clubを、ムアウルはングングルNgunguru地域でミタミタガ・オレ・パシフィカ・ヴァア・アロMitamitaga Ole Pasefica Va'a Aloを設立した。これら三つのカヌークラブは1987年のうちにアオテアロアのカヌー協会としてタトウ・ホエ・オ・アオテアロアTatou Hoe o Aotearoaを組織し、活発な活動を展開した。
アオテアロアのパドラーはめきめきと実力をつけ、1998年から3年連続でモロカイ・ホエ2位、2001年には悲願の優勝を勝ち取っている。またマタヒ・ワカタカは2000年、新たにハヴァイキヌイ2世の建造に着手している。」
http://www.geocities.jp/hokulea2006/wzw.html
アオテアロアはハワイと並んで航海カヌー文化復興運動の盛んな土地ですが、日本ではほとんどアオテアロアの動きに注目が向かないのに私はかなりの不満を抱いています。アオテアロアの動きも見ていくことで、ハワイと日本という線ではなく、ハワイ、日本、アオテアロアという三つの点が描く面としてこの運動の意味を考えていく事が出来ると思っています。Ryuさんが航海カヌー文化復興運動に興味を持ってくださったとしたら、非常に心強いです。
Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 12:00 AMうわわ、すごい情報ありがとうございます。
えっと、僕が今まで聞いている話では、マオリはアウトリガーカヌーを一切持っていなかったということです。
アウトリガーを使っていたのは、はるか東方にあるやはりチャタム諸島の先住民モリオリ族の方だということで。
この話、僕は今まで信じてましたが、今回書いてくださったこととは、思いっきり矛盾しますね。
ちょっと調べてみなくてはいけないですね。
面白くなってきました。
たしかにマオリの戦闘カヌーはアウトリガー・カヌーではないですよね。実際のところマオリがアウトリガー・カヌーの伝統を持っていたのかいなかったのかは、私も確信がありません。マタヒ・ワカタカがこのような運動に取り組んだ事は確かですが。マオリの伝統カヌーについての本「Nga waka maori」が手元にあるので、時間があるときに調べてみます。
ただ、モリオリがアウトリガー・カヌーを持っていたのであれば、マオリも持っていた可能性が高いと思います。というのは、マオリもモリオリもポリネシア人の太平洋拡散史の最後の最後にタヒチ方面からアオテアロアに来た人々であり、ポリネシア人はアオテアロア植民の段階でアウトリガー・カヌーを100%確実に持っていたからです。
現在の主流の学説ではアウトリガー・カヌーが発生したのは今から3000年前後昔の東南アジア島嶼部多島海、すなわちベトナムからフィリピン、インドネシアという辺りで、それはおそらくダブル・アウトリガー・カヌーだったであろうと言われています。ところがダブル・アウトリガー・カヌーは構造上、風上にタッキングやシャンティングをする事が難しいので、偏西風に逆らって移動していかなければいけないメラネシアあたりに行くには、タッキングやシャンティングが可能なシングル・アウトリガー・カヌーが必要であっただろうとされています。そしてたしかにシングル・アウトリガー・カヌーは東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシアなどに主に分布しています。
しかし、メラネシアより東のポリネシアに行く為には、船の積載能力を強化して、航続距離を伸ばさなければいけない。同時にタッキングが出来なければならない。そこで、アウトリガーの先の浮きを船体に置換して出来たのがダブルカヌーだと考えられています。
このようにして、ラピタ人はフィジーやトンガあたりでダブルカヌーを発明して、クック諸島やタヒチやマルケサス諸島に渡りました。ですから、この時点で彼らにはダブル・アウトリガー・カヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブルカヌーについての知識があったはずです。
またポリネシア内で航続距離が必要無い近海用のカヌーとしては、シングル・アウトリガー・カヌーが用いられ続けました。
こう考えると、マオリやモリオリがアオテアロアやレコフ(チャタム諸島)に来た時点でアウトリガー・カヌーの知識を持っていたのは確実ですし、仮にあまり使う事が無く忘れられてしまったにせよ、かつてはアウトリガー・カヌーを用いる人々であったという事は言いうるのではないかと思います。
今ちょっと本を見てみました。Anne Nelsonの「Nga Waka Maori(Maori Canoes)」によれば、マオリはアオテアロアに来た段階で確かにダブルカヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブル・アウトリガー・カヌーの3種類の知識を持っていたそうです。それらはいずれも口承の中に残っているそうです。しかしダブル・アウトリガー・カヌーはアオテアロアでは建造されなかったみたいですね。シングル・アウトリガー・カヌーは今から250年ほど前までは用いられていたそうです。しかしそれ以後は段々廃れていって、アウトリガーを持たない戦闘カヌーだけが残ったようですね(航海用のダブルカヌーも失われました)。
マオリのシングル・アウトリガー・カヌーはこれまでに船体の一部が出土した例が4件あるそうです。
Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 2:21 AMうわぁ、そうだったんですね。
まったく存じませんでした。
本当に詳細なコメント、どうもありがとうございます。
大いに勉強になりました。
僕が以前聞いていた、「マオリはアウトリガーカヌーを持たなかった」という話の出所はどこだったんでしょう?(^^;
ちょっと僕自身ももう少しカヌーについて勉強してみます。
今までこのエリアとは縁のゆかりもないカヤックばっかりやってたもので、完全に「灯台下暗し」になっております。
実は続編としてアップしようとしていたのが、マオリのワカだったのですが、こんなにコメント欄に詳細説明をしていただくと書くことなくなっちゃいます(笑)
勉強しなきゃ。
うぅぅ、これからしばらく忙しいな、クソ。
こういうときに限って……。
March 12, 2005
LED関連。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。午後シーブリーズ。最高気温19度、最低気温10度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:52 AM 0.3 m High 12:04 PM 4.5 m
Low 06:08 PM 0.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予想最高気温が、ついに20度を切った……。でも快晴だから、明らかに昨日より暖かい。炎天下に締め切ってしばらく放置した車でも何とか乗れてしまうくらいには涼しくなってるが、でもまだ窓全開で走らないと暑いくらいの陽気。一番良い季節。
海況はおだやか、水もクリア。
クライアントは、英国人カップルと、若いスウェーデン人の女の子4人組(なんで北欧人は美女が多いんだろう???)。特に問題なく、つつがなく終了。午後レンタルは後輩に押しつけて帰ってきた。 rent 6
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■昨年7月8日のエントリーで書いたように、今計画中の家には、省エネのためになるべくLEDのライトを多用したいと思っているので、コンポストトイレや薪ストーヴと並んで、気にして情報を集めているものの一つ。
最近のニュースにこんなのがあった。
◇ITmedia「人類が手に入れた第4の“明かり”――LEDの現状と将来」
フムフム、上記エントリーの中で暖色系のLEDが欲しいと書いたが、三原色揃ってるから色は自由自在なのか。言われてみりゃなるほどそりゃそうだってなもんだが、知らなかった。朗報、朗報。
明るさの問題もだいぶクリアされてきてるのね。ま、そもそも我が家は日本式の「部屋中まんべんなく昼間のように明るい照明」をやるつもりはないので、この辺はあまり心配していない。
なんかSFチックな照明も出てきたし、そのうち家庭の壁や天井全体が光るような時代になるのか?
◇NIKKEI ShopBiz「『フランクフルトメッセ2004 Light+Building照明展から』(その1)今年はLEDが主役!」
ドイツ・フランクフルトも、まぁ似たような感じだが、この一文は見逃せない。
日本全国の交通信号機光源がLEDに替わるだけで国内原子力発電所2箇所分が不要になる(それだけ省電力)
交通信号機だけで、原発二つ分の省エネ!
■しかし、高い……。高価だ。結局これが問題だ。まぁ技術革新と普及の相互作用でだんだんに下がるとは思うが……。
この記事内でも電球が紹介されているが、やっぱりまだ高価である。
しかし、この革命的な照明器具は、何とか普及させて価格を下げねばなるまい。がんばって我が家も、なるべくLED多用しよう。金何とかせねば(^^;
ちなみに最初の『ITmedia』の記事中では五つのメリットが記されているが、僕らアウトドアズマンとしては、こちらの『aki's STOCKTAKING』の中のもう一つのメリットが見逃せない。曰く「赤外線が出ないので虫がこない」。
つまり家の照明を全部LEDにすれば、いやな虫は全部隣近所の家に吸い寄せられて、自分とこは網戸もなしで余裕ってことにもなるんじゃない? いいなぁ、それ!
■ともかく、僕はLED応援するぞ。
上記記事内からリンクされていたが、メモ代わりにここでもリンクしなおしておこう。
勉強になるサイト。そっか、人体への影響もまだ未検証なのか。これは忘れちゃいかんな。今後要チェック。
ともかくがんばって推進してくださいまし。微力ながら、応援いたしまする。これで原発二つ、三つ潰せるなら、価格なんぞなんのその。
がんばって金稼ご。
しかし電球ごときのために満身創痍の老体に鞭打つハメになるとは、思いもよらんかったな、ワハハ。
■関連過去ログ【原発関連】
◎原発事故をなくすには。(2004年8月16日)
◎省エネ案、あれこれ。(2004年8月22日)
◎そろそろノド元を過ぎた頃合い?(2004年9月23日)
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■「LED良いな」と思った方は
を、「いや、白熱灯の方が情緒がある」と思った方は
をクリックしておいて下さい。
「いやいや、やっぱり灯油ランプだ」とおっしゃる方、お友達になりましょう(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/728
Ryuさん、こんばんは。
LEDは色々な意味で奥が深いですよ~。
あの中村修二さん
http://www.engineering.ucsb.edu/Announce/nakamura.html
の著作もほとんど読んだし、裁判の行方にも注目していました。
日本の信号が遅々としてLEDに替わらないのは、単純に既得権益のためみたいです。LEDに替わると電力だけでなく、(電球のメンテをする)人も大幅に削減できますから。
あ、それから、HydrexiaでGoogleって見てください。僕が作った水素吸蔵合金の会社が出てくるはずです。
目指すは、第二の中村修二!
Posted by: KAZU : March 13, 2005 2:24 AMLED照明自分もちょっと興味もってました。これだと発熱も少なく効率もいいので、小規模な自家発電でもそのうちまかなえるのではないかなと思います。今日アウトドアショップへ行ったんですが、ヘッドランプももう軒並みLEDになってますね。
そういえば東京都でも自分の住んでるエリアはもう交通信号は全部LEDに置き換わった感じですね。こちらはこちらで輝度が全部同じなので、色覚異常の方には見難いという問題もあるそうで、色によって大きさを替えるなどの研究がされてると聞いたことがあります。
虫が来ないのはいい事ですね。ただ特定のスペクトラムのみを出す蛍光灯よりも熱放射の白熱電球の法がリラックスできるのは気のせいなのかな?そのへんも解明されていくといいですね。
Posted by: Nori : March 13, 2005 4:57 AM>KAZUさん
中村さんの話、信号の既得権益の話、やっぱり新しいテクノロジーには色々と「裏話」がついてまわりますねぇ。
Google検索やってみましたが、いっぱい出てきてどれがKAZUさんの研究なのか良く分かりませんでした(^^;
>Noriさん
なるほど、色覚異常者に見難いんですか。
色々あるんっすね。
リラックス度って、確かに炎や白熱球の方が上ですよね。
ただ、実家の僕の部屋は白熱球色の蛍光灯にしているんですけど、あれだと普通の昼光色のよりはリラックスできるようです。
LEDもリラックスできる色やスペクトラムのライトになって欲しいですね、ホンマ。
Ryuさん、こんにちは。
実はHydrexiaは僕と同僚が作った会社なので、Googleで出てくる検索結果(と言っても150件ぐらいですが)すべて僕らのことを報道しているのです。
青色LEDは光がシャープなので色覚異常者の方には白く見えるみたいです。で、数年前、波長の違う青色LEDを信号機の青のランプ内に多数配置して、色覚異常者にもわかりやすくする(つまり波長に幅をもたせる)特許をある会社の方に打診したのですが、却下されてしまいました。
Posted by: KAZU : March 13, 2005 12:58 PM> すべて僕らのことを報道しているのです。
あ、ひょっとしてそうかなと思ったんですが、やっぱそうだったんですか!
スゴ。
>特許をある会社の方に打診したのですが、却下されてしまいました。
え、却下なんですか?
何でなんでしょう?
なんか不思議です。
March 8, 2005
[ リレーエッセイ #67 ] ゴミの話なら、僕にも一言いわせてくれ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
日中は晴れ。夕方から雨。北風。最高気温21度、最低気温12度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】セパレーションポイントより北:西15ノット、午後に北西30ノットに。その他:南西15ノット、昼過ぎに北に変わる。北部の海況は荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:46 AM 1.1 m High 09:11 AM 3.8 m
Low 03:11 PM 0.9 m High 09:34 PM 3.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■良い天気。秋晴れだねぇ。夜、ホントに降るのかな?
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■極々私的なメモ。
昨日のエントリーで愛娘の熱が下がったと書いたが、夕方風呂に入れたとたんに高熱がぶりかえし、今朝になってもまだ39度くらいある。ノドをやられてるし、目も痛いらしい。一昨日の段階では熱中症かと思ったが、最初から風邪だったんだな。判断を誤った。本日午後医者に連れて行くことに。
ところで彼女、一眠りして機嫌が良くなって夕食をとった後、突然
「ジュースのんでおしっこ、ジャンケンポン」
とのたまった。
何それ? キミのオリジナル?? なかなか語呂もセンスも良いではないか。どっかの地方でそういう言い回しがあるって言われたら、信じちゃいそう。さすが僕の娘だ(出たぞ、親バカ)。
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■日記って、一年たって初めてありがたみが出てくるんだな。ここ数日、昨年のちょうど今頃の過去ログを読み返していたのだが、なかなか面白い。「えっ、あれからもう一年たったの?」ってなこともあれば、「あれぇ、まだ一年しかたってなかったっけ?」ってこともあるし、完全に失念していることもあって、人間の記憶がいかにあやふやなものかがよっく分かる。
特に愛娘の言動なんかは、「へぇ、一年前ってこんなもんだったんだっけ?」ってなもんだ。こっちの記憶力が、あっちの成長速度にまったくついていけていないんだね。
そんな中で、ちょいと面白いこと発見。昨年の一昨日(2004年3月6日)のエントリーによると、この日が昨シーズン挑戦していた「ノートウイング記録」が敗れた日だったようなのだが、そういえば今シーズンはまだトウイング一回もやってないじゃん!
最後のトウイングは5ヵ月半ほど前の昨年9月21日。これって昨シーズンの終盤なんだよね。
昨シーズンと違って全然意識してなかったんだけど、そっかぁ今シーズンはまだ記録更新中だったのかぁ。ひょっとすると大記録達成か???
とはいえ、昨シーズンは週5日勤務で今シーズンは週4日勤務だし、天候だって昨シーズンの方がずっとヒドかったので、今シーズン記録更新中なのはそんなに自慢にならんのだけどねぇ。昨シーズンの方が記録的にはすごかったと思う。
そもそも、こんなことを書いたとたんに記録が敗れるというのが相場。突き指の具合良くないので、まだしばらくはトウイングはやりたくないんだけどねぇ。
などと日記の面白さを再確認している今日この頃。これが二年、三年経つと、もっと面白いんだろな。
っつぅか、プロのくせに今までちゃんとログブックをつけていなかったのが良くねぇんだよな(^^;
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■げげげ。さだっちょんがまたやりゃ~がった。
昨日編集長が#65をアップしたから、きっと律儀なさだっちょんはすぐに今日#66をアップ、そしたらたぶん明日僕のとこに#67が回ってくるんだろなと計算していたんだけど、さだっちょんの得意技「翌日どころか、その日のうちにすぐさま続きをアップ」が二回連続で炸裂。ったく油断ならんなぁ……(^^;
ちなみにこの技の元祖は編集長だし、ごうちゃんもたまにやることがあるので、こうなると誰一人として油断ならん。
■それはともかく、さだっちょんの[ リレーエッセイ #66 ]カヤックから見えるものからバトンタッチ。
さて、こりゃ真面目に書かなきゃいかんネタだな。毒を吐いた後、もっと強烈な毒を吐くに決まってる僕のところに回して、自分を目立たなくするという手は、非常に正しいかもしれない(笑)
さだっちょんの文章には、「ニュージーランドに住んでる人間がこれを言うと、嫌味になるかもなぁ」と思ってあえて僕が口をつぐんでいるような話がポンポンと飛び出してくる。けっこう感じていることとか考えていることが似てるというか。きっと岩手がニュージーランド並みの田舎なのだろう。いや、褒めてるんだよ。
というわけで、僕も毒吐くか。今回は特にネタを発展させずに、そのまま「僕の場合」を書いてしまう。過去に色んなとこで書いたことのある話なので、「またか」って方もいらっしゃるかもしれないが……。
■僕はこっち(ニュージーランド)でカヤックを覚えた。1998年10月初旬のことだ。日本で初めてパドルを握ったのは2001年6月1日、場所は徳島県は鳴門の近く、島田島だったので、僕はニュージーランドで2年半の間純粋培養されたということになる。
島田島を初めて漕いだときを思い起こしてみると、最初はやっぱり人工物だらけの海岸線に戸惑った。頭上には巨大な横断橋がドカンとそびえたっているし、海岸線も自動車がブンブン走り回り、建物も無数に目に入る。普段、人工物が目に入らないところで漕いでいるので、これだけでも相当な違和感だ。
いや、人工物だらけでも、それが美しければ良いんだけどね、全然美的じゃないんだ。
次に面食らったのは、コンクリート護岸の上をカヤックを担いで運んだりカヤックを下ろしたりというとこ。「ゲゲ、日本のアウトフィッターはこんな危ないことをお客様にやらせてるのか?」と思ったっけな。という書き方をすると、アウトフィッター側の責任みたいだけど、要するに安全が確保できるビーチへのアプローチがないということがショックだった。
ただ、漕ぎ出したとたんに感じたのは、「え、瀬戸内でもこんな水がきれいなところがあるんだ!」ということ。僕は岡山市出身なので瀬戸内の水は透明度が10cm以下と思い込んでいた。同じ瀬戸内でも、太平洋と水が出入りしている東の方はこんなに水が澄んでいるだなんて、全然知らなかった。だからそれまでの違和感は吹っ飛んで楽しくなってきたのだった。
漕ぎ出してまもなく、海面に漂うゴミが眼に入った。いつもの通り反射的に漕ぎ寄せて拾い上げた。エイベルタズマン国立公園といえども、ゴミが皆無というわけじゃない。一ヶ月に一度か二ヶ月に一度は、漂流しているゴミに出くわすことがあるし、ビーチにもついうっかり回収し忘れたと思われるゴミが転がっていることが、週に一度ないし二週に一度くらいはある。もちろんそういうのを回収するのは、ガイドの仕事の一つと心得ているので、カヤックに乗る大きさのゴミならば必ず拾うようにしている。
で、その習性で島田島でもそれをやった。
ところが、ふと海面全体を見回してみて絶望した。それまでは巨大人工物や定置網、往来する多くのパワーボートなどに目を奪われて海面の細かいところなんて見ていなかったんだけど、よくよく見ると海面びっしりゴミだらけ。ゾッとしながらビーチに目を移すと、ビーチの両端にはうず高く積み重なったゴミの山。
グルリと首を回して目に入ったものだけを勘定しても、トラック何杯分になるのか見当もつかないほどのゴミ、ゴミ、ゴミ……。エイベルタズマン国立公園でこれだけのゴミに出会うには、きっと千年くらいかかるぞ。
目の前が暗くなった。そうだった、瀬戸内は水の透明度が低いだけじゃないんだ、ゴミの海なんだった。海水に負けないくらいゴミが多い場所なんだった。ニュージーランドボケして、そんなことさえ忘れていた。
僕は拾ったゴミをカヤックに積むことなく、そのまま海面に落とした。あのときの屈辱感ったらなかった。
Gアウトフィッターの連中やホライズンの尾崎さんなんかは、そんな僕を、哀れみの混じった変な目で見ていたっけ。
■翌年から、島田島よりも少し西に位置する香川県東部の海で仕事をするようになった。野遊び屋のホーム馬篠も、やはり水は美しい。条件がよければエイベルタズマン国立公園そっくりになることもあるほどだ。
だが、やっぱりゴミが多い。特に風が吹いたあとなどは、本土も島もビーチはゴミだらけになる。
でも、僕は島田島の屈辱感を二度と味わうたくなかったので、無駄な抵抗とは知りつつも、海面を漂うゴミは可能な限り拾い集めて持ち帰るようにしていた。日本人は欧米人に比べて巡航スピードが格段に低いので、エイベルタズマンで仕事しているときよりもはるかにパドリングに余裕があるわけで、それならと目に入るゴミには片っ端から漕ぎ寄せて意地になって拾っていた。
ガイドの僕がやってると、競争のようにしてゴミを拾い始めたグループもあったっけ。競争が成り立つほどゴミが多いってのもどうかと思うが。
しかし腹が立つのが、モーターボートで釣りやシュノーケリング(というか密漁)に来ている連中や、漁師。僕がゴミを拾い集めているのを横目で見ながら、ボートの上から缶やタバコの吸殻をポイと捨てくさる。
今捨てられたばかりのゴミを、ソイツの目の前まで行って無言で拾ったこともあるが、本人たちは悪いことをしたとさえ思っていやしないので悪びれもしない。変なヤツが変なことやってるってな目で、かえってこっちを胡散臭そうに見るだけである。
あ、そういえば堰堤からの釣り人もけっこう捨ててたなぁ。海水浴客が、スイカの皮を子供に海に投げ捨てさせているところも目にした。
ゴミを拾ってみれば、故意に捨てられたと思しき釣具、漁具の多さにもうんざりする。
どれもキウィに見せたら卒倒するような所業である。
よく言われているのは、海が汚いのは川にゴミが多いからである、ということ。川に捨てられたゴミが、水量が増えたときに海に流される、と。
確かにそれはあるだろう。だが哀しいことに、日本では海を汚しているのは、川にゴミを捨てる自然に無関心な陸上生活者だけではない。海に遊びに来ている人間が捨てるのだ。釣り人、海水浴客、ダイヴァー、ピクニック客、ジェットスキーヤー、そして漁師。海はお前らのゴミ箱じゃねぇ!
環境問題がこれだけやかましくなってきているのに、こういう輩も決して少数派ではないというのが、日本の現状だ。
■さだっちょんの言うとおり、人工建築物に関しても僕は過剰だと思うし、陸からの表の顔は化粧してあるものの、水面から見るそれらは正視に耐えない異形をさらしていることが多いことも知っている。街作りに関して、そうした水面からの視点が欠如しているというのが今の日本人の大きな弱点だと思うし、香川は高松で街作りのグループに講演を頼まれたときもそれをメインのテーマに喋ったことがあるので、さだっちょんの主張は痛いほど分かる。
が、そうした水に親しむ街作りにまでツッコミを入れ始めると収拾がつかなくなるので今日のところは控える。今日の敵は、あくまでもゴミだけにしておこう。
ゴミ、ほんと何とかしないとやばいよ>ジャパン
やっぱりさだっちょんが書いてて、「あ、これ書いちゃっていいのか!」と思ったことに、都会は臭いというのがあった。正直言ってニュージーランドから東京に移動すると、しばらくは臭いに閉口させられる。
夏季は湿度も温度も非常に高い国なので、汗臭いというのは仕方ないと思うから我慢するし、同時に香水臭い電車というのもやっぱり我慢する。あれだけ臭けりゃ、そりゃ香水の一つもつけたくなるだろう。
しかし、ゴミの放つ腐臭のヒドサはどうよ。新宿も渋谷も皆さん着飾ってカッコつけて歩いてらっしゃが、オタクさんら腐臭プンプンのゴミ溜めのような通りで、よくそんなカッコつけられるよなぁ。ギャグのつもりか?
言っておくが、僕は子供の頃からかなりひどいアレルギー性鼻炎持ちだったので、臭覚はどっちかといえばニブイ。その僕がこういうんだから、ジャパンはゴミの腐臭に包まれているといったって大げさじゃないのかもしれない。
もちろん、海だって例外じゃないよ。ウソだと思ったら、一回エイベルタズマンに来て香りの違いをかぎ分けてみるといい。ここの海は「無臭」だし、海水浴した後もべたつくことがないので、シャワーも浴びずにそのまま寝袋にもぐりこめてしまうのである。淡水と変わりゃしない。
■もう一回言っておこう。
ゴミ、なんとかしようぜ。
僕はジャパンの住民じゃないけど、それでもジャパンに行ったときは可能な限りゴミ拾い集めてるぜよ。住民がやらなくてどうするよ?
諦めてる人には、「ニュージーランドを見ろ」と言おう。やれば出来るという好例が、ここにはある。世界中からモラル意識の違う観光客が大量に押し寄せるこの地でさえ出来るんだ。日本で出来ないはずないじゃん。
今「モラル意識」と言ったが、文化によって「自分のモノ」「他人のモノ」「公共のモノ」の線引きはかなり異なるし、「他人のモノ」や「公共のモノ」に対するスタンスは大いに異なる。日本人には信じがたいかもしれないが「他人のモノは、自分のモノ」という意識を持つ文化だってあるのだ。
日本人は「他人のモノ」は尊重して不用意に手を出さない代わりに、「公共のモノ」は壊そうが汚そうがへいっちゃらという特徴があるように思う。だから自宅はキレイでも、一歩外に出ると汚し放題という人間が非常に多い。デパートや駅のトイレを、自宅のトイレと同じようにキレイに使う日本人は、ほとんどいない。公共トイレだったら、髪をとかしたらそのまま散らかしっぱなし、ビショビショにしても濡らしても放ったらかし、って言う人がほとんどだろう。これが日本人の特徴らしい。
これだって、公共意識の強い欧米人から見ると、けっこう信じがたいんじゃないかなぁ?
日本のゴミ問題って、この国民性が現況の一つなのは間違いないと思う。
でも、日本人以上にマナーの悪い文化圏からも観光客がたくさん押し寄せてくるニュージーランドで、ゴミのないキレイな国が保たれているという事実は忘れないで欲しい。やれば出来るのである。
「どうせムリ」という諦めが、今の状況に免罪符を与え、ジャパンを汚す共犯者になってしまっているということをよく自覚して欲しいと思う。
足を洗うのは簡単。今から目に付いたゴミを拾ってゴミ箱に捨てるだけ。汚したいなら、自分の家だけにしておきなさいって。
ちなみに自慢じゃないが、我が家はけっこう汚い。外は汚さないが、自宅はどうもキレイに出来ないタチだ(笑)
■ちなみにさだっちょんの
(あんまりビーチコーミングの意味わかってないかも)の部分に返信。
僕自身の定義も正しいかどうかはよく分からないんだけど、いわゆる趣味としてのビーチコーミングっていうのは、ヴォランティア・慈善事業としてのビーチ掃除とはちょいと意味合いが違って、「珍しい漂着物を拾い集める遊び」という要素が強く、僕や編集長が目の色を変えているのは、どっちかというこちら。
野遊び屋なんかも定期的に「クリーンナップツアー」なるビーチ掃除ツアーをヴォランティアでやっているけど、あぁいうのは普通はビーチコーミングとは言わないと思う。
ただしさだっちょんの言うとおり、ビーチコーミングを趣味にする人はビーチの掃除をする機会も多いだろうし、仮に掃除までしないとしてもゴミの山を目にして、いやでも「分かった人」になってしまうというのは事実だと思う。
■短時間で書き飛ばしたので、まとまりもなくただただ言いたい放題になっちゃったけど、まぁいいや。
さて、さだっちょんに投げ返す、編集長に投げるという手もあるけど、とりあえずごうちゃんに回すか。
よろしく>ごうちゃん
■追記(7月14日)。
来年の来航がほぼ本決まりとなったホクレア号、日本の漁業文化に興味をお持ちなんだとか。
◎航海カヌーを愛でる「棚が違った」
ゴミ捨て文化を見られないようにしなきゃ。
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■「まったくだ」と思った方は
を、「お恥ずかしい」と思った方は
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1684
Excerpt: Ryuちゃんのエントリー [ リレーエッセイ #67 ] ゴミの話なら、僕にも一言いわせてくれ。からバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.09
Excerpt: 今月に出たTarzan別冊『Jane Beautiful2 本当の「キレイ」な暮らし方』の中に、かなりまとまった量のホクレア号特集があり、昨年の「Navigating Change」プロジェクトの時にホクレア号に搭乗...
From: 航海カヌーを愛でる
Date: 2005.07.14
Excerpt: ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウイングはすごいぞ! ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
FM東京の、COSMO石油提供番組では、
自然に対する取り組みを意識させるCM作りがされています。
自分独りだと気恥ずかしいゴミ拾い。
イベント化してしまえば自分独りじゃないんだ、というアプローチは
集団行動気味な日本人向けになっているかと思います。
モラルは大切です。でも、日本人には「独りじゃないんだぞ」という安心感を与える場作りが
必要なんでしょうね。
昔から"恥"の文化、つまり、独りなら掻き捨て、周りがあるから"恥"と意識し得る環境に育ってきた文化なので
西洋の"モラル"を適用するにはそんな工夫が必要なのかも知れません。
わーーー
予想以上の毒大盛り返しだーーーー!
影を薄くしてくださってありがとうございます。
この後のリレー走者タイヘンそうだなーーー(笑)
いつもタイヘンなのは・・・Goさん?
Posted by: さだ : March 9, 2005 12:52 AM>えるまぁさん
おっしゃる通り、日本人には良くも悪くもたけしの名言「赤信号、皆でわたればこわくない」というのが常に当てはまると思います。
たとえば今の環境コンシャスの世論だって、うがった言い方をしてしまえば、この「皆がいってるから」かも。
そのうちブログネタにするつもりだったのですが、日本人は「一人の力」を過小評価しすぎるきらいもありますね。
「自分一人くらい」というのが多い。
でも、たった一人で始めた運動が、世界遺産指定につながった例もあるように、一人の持つパワーって大きい。
日本人にこれを知って欲しいな、と。
>さだっちょん
薄まった?>影(笑)
ホントはねぇ、この手のネタはリレーでパッパッと書き飛ばさずに、時間かけてじっくり書いていきたいネタではあるんだけど、でも皆でリレーで色々書くって言うのも別の効果があっていいかもね。
>この後のリレー走者タイヘンそうだなーーー(笑)
と思ったら、久々に「同日アップ」の技が炸裂してるで。
さだっちょんの影響が出てるなぁ。
そんな張り切ってガンガンまわすのやめようぜぇ(^^;
もっとのんびり走ろうよ(笑)
February 15, 2005
[ リレーエッセイ #56 ] ガイコクジン歓迎。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。弱い南西風。最高気温24度、最低気温15度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午後に北西15ノットにかわり、夜に再び南西10ノットに。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:54 AM 3.8 m Low 08:49 AM 1.1 m
High 03:11 PM 3.7 m Low 09:12 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日から午前中は秋の空気。日本で言えば10月初旬の、運動会の朝の冷え込みという感じ。2月でこんな秋っぽい気候になるなんて、やっぱり珍しい。だいたいこの地域は4月くらいまで晩夏が続き、5月いっぱいくらい初秋が続くという感じなのに。
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■[ リレーエッセイ #55 ] ガーデニングよりバトンタッチ。
リレーエッセイもずいぶん回を重ねた。いきなり編集長の第1回がアウトドアネタじゃなくて、しかもその続きを振られてあわてたのが、ついこの間のことだったように思うが、考えてみればその後ホント色んな話題に迷走、迷走、また迷走してきたなぁ。
すっごく楽しかったが、実はけっこうキツイこともあった。
が、ここに来てグッと楽になったぞ、ワハハ。さだっちょん参加で、リレーの間隔がグッと広がった。
今は走者が5名になったので、まともに順番に回ってたって中四日になる計算。実際には「落とす」ヤツがいたりするので、もっと長い間隔になる場合が多い。ワハハ、楽だ。
編集長と一対一で、どっちかが倒れるまで殴り合ってた昨年12月14日~19日を思えば隔世の感(笑)だし、編集長なんてその後すぐに12月22日、23日と、一人相撲とってたりしたんだから、もっとキツかったよねぇ、アハハ。いやぁ、まったく楽になった。
なんて喜んでると、集中砲火を浴びそうだからこれくらいにしとくか。
でも、さだっちょんの参加は、ホントすごく良いよね。間隔が広がって楽になったっていう以上に、今までの面子とはまったく違う視点、全然異なる語り口のエッセイは、読んでてもすごく楽しい。彼女の起用は、予想以上に成功だ!
もっとさだっちょんのリレーエッセイを読みたいので、皆どんどん彼女に回そうぜ!(と、とりあえず矛先を変える小細工をしておいて、と。)
■さて、枕はこれくらいにして本題。
直前のトピックはさだっちょん、カミゾノ、そして編集長と、三連荘で「ガーデニング」だったのだが、そろそろこのトピックも皆さん飽きたころだと思うので、ちょいと方向性を変えてみようか。だいたい無理やりトピックを変えるのが僕の役目っぽい感じだし。
ってね、実は僕はガーデニングが弱点なんだ。自給自足的手作り生活を夢見て移民、などとエッラソウなことほざいているくせに、庭仕事がウィークポイントってのは何ともお恥ずかしいのだけど、ホントなんだから仕方ない。
別に嫌いっていうわけじゃなくて、一回土いじりを始めると楽しくて丸一日没頭しちゃったりするんだけど、じゃぁ次の日も朝起きると同時に庭に飛び出して行くかっていうと、そんなことなかったりするんだなぁ。何でだろ?
でも、東京で区民農園を借りてるときは、やっぱりウキウキしてたな。決して嫌いじゃないんだ。ただ、ガーデニング、庭いじり、土いじりに関しては、大変飽きっぽい性格らしい。
というわけで、我が家の菜園も家人任せ。彼女はどっちかというとグリーンサム系で、園芸が大好き。ニュージーランドも大都市になれば東アジア系の人間がたくさん住んでるので、野菜や魚なんかにもあまり不自由しないというが、日本人も中国人もいやしないモトゥエカあたりだと、大根一本手に入れるのも大変。だから家庭菜園って大事なんだけどねぇ。
もうちょっとガンバロ。
あ、そういえば、尊敬する遠藤ケイ師も、菜園は奥様任せだったな。良いこと思い出してしまった(笑)
■ってなわけでガーデニングの話はこの程度でサラリと流しておいて、もっと気になった話題に話を振る。気になるエントリーとは、[ リレーエッセイ #53 ] 理想と現実である。
このエッセイでは、さだっちょんが田舎で不動産を手に入れる苦労を語ってくれているが、これって以前ごうちゃんからリクエストのあった「日本とニュージーランドとの違いシリーズ」的なネタにぴったりなのである。というわけで、『Ryu's Logbook』名物のエセ比較文化論いってみよう。
■実は、僕ら夫婦が今のようなライフスタイルを考えてたとき、日本国内の田舎ではなくて海外に目を向けた理由の一つに、ここでまさにさだっちょんが語ってくれたような現実があった。
いや、僕らは実際にはさだっちょんのような目には遭っていない。でも僕自身は閉鎖的な農村地区出身なので、いとも簡単に想像がついた。
もちろん理由はこれだけではない。金銭的なものや制度的なハードル、職業の問題、子育てのこと、もろもろの要素を考え合わせた上で「いっそのこと海外に出よう」という結論に達したわけだ。ただ、日本では余所者が田舎で不動産を取得すること自体が困難だという事実を、かなり大きな障壁として感じていたのは事実である。
実際にはIターン、Jターンなどで縁もゆかりもない田舎でキチンと自給的手作り生活を成功させていらっしゃる方もたくさんいらっしゃる。そういう方たちの話を伺うと、農家が嫌うような小さな半端な農地を、バラバラにたくさん借り、あちこち飛び回りながら耕作なさってらっしゃる方もいらっしゃるようだ。
僕らがさっさと海外に目を向けてしまった点については、そんな方たちからは「甘い!」と叱られてしまうかもしれない。でも僕らにとっては、「海外の方が実現性が高いのではないか?」と思えたし、今でもその選択は、少なくとも僕らにとっては正しいチョイスだったと思っている。
■そういうと、
「君らはICU卒だから、英語もペラペラだったんだろ。良いよなぁ、ズルイよなぁ」
という声が聞こえてきそうだが、それは大間違い。正直言って7年前に僕らがこっちに来た当初は、幼稚園生レヴェルの英語力だった。
なんせ学生時代の僕はギターばっかり弾いててまともに授業なんか出なかったし、学校を離れてからは大嫌いな英語からなるべく身を遠ざけて生活していた。
家人は米国留学歴があり、仕事でも英語を使っていたので僕よりははるかにマシだったが、それでも「生活に困らない程度の英語」には程遠く、やっぱり頭を抱えて困り果てていたというのが現実。
そもそも中途半端な「米語力」があったって、ここではほとんど使い物にならないのは、過去このブログでもさんざん取り上げて来た通り。
というわけで、最初の数ヶ月は英語が出来なかったおかげで、思い出すのも恥ずかしいほどの珍エピソード満載で、一度など見ず知らずの土地でバスに置き去りにされそうになったこともあるほど。
ま、その話は後日機会があればゆっくりするが、要するに1998年9月にネルソンで借家を借りた段階では、僕らには
「コ、コニチワー。ワタシ、Ryuイーマス。コレ、トゥマのRyokoデッセー。澄ムトコ、イヤ、住ムトコ、サガシテオルンデアリマース。物件、貸サンカイ、ワレ、コラ、ゴザイデス。」
程度の英語力しかなかったのは間違いない。謙遜ではない。実話だ。
ところがこんなのですんなりと住処が借りられてしまっちゃったんだからなんとも恐ろしい。アパート紹介業者を訪ねてから半時間後には物件を見に行き、その場でいきなり即決、翌日には引越し。ニュージーランド生活の第一歩というか、「住所不定の旅行者」から「住民」への第一歩が、こちらが焦るほどアッサリと踏み出せてしまった。
しかも大家がやってきて、
「えっと、あなたたちの名前、何だったかしら? ちょっと書いてくれる?」
って言うのが、入居後数日たってから。ソンナノン気デ、イイノカ、ワレ、コラ、ゴザイデス。
さらに彼らに日本の実家の連絡先を教えたのは、さらに数ヶ月たってからだったのではなかったか?
ったく、なんちゅう国だ。ガイコクジンだぞ。言葉できないんだぞ。ホショーニンもいなんだぞ。悪人かもしれないんだぞ。もうちょっと警戒くらいしたらどうなんだ?>老夫婦
僕らの「このライフスタイルは、ニュージーランドなら楽に実現しそうだ」という読みが見事大当たりだったと確信したのは、まさにこのときだったかもしれない。
■これ、日本だったら大変よ。保証人なし、紹介なし、言葉もまともに喋れないと、ないないづくしの外国人が、そうそう簡単に不動産を借りられるはずがない。いや、難しいというより、不可能なんじゃないかなぁ? さだっちょんが書いてくれてる通り、ちょっと田舎に行くと、言葉の問題のない日本人でさえ紹介がないと大変だし、保証人がないとなるとさらに難しくなるんだから。
その数年後、ご存知の通り僕らは土地を購入した。これも別段難しいことなんか何にもなかった。むしろ日本で不動産登記の仕事をしていた僕からすれば、拍子抜けするほど簡単な手続きで、そのせいでかえって不安になったほど。固定資産税の督促が来たときは、「あ、ちゃんと僕らに所有権があるんだ!」と、心底ホッとしたものだ。
日本で外国人が不動産を買う? 細かい手続きを説明するのはここでは省くが(もう忘れているんじゃないの?というツッコミは却下)、そっりゃぁ大変よ。
日本では、「キチンと住民登録してある日本人」以外が何か法律行為をしようとすると、とにかく大変。そういう意味では住民票を日本に持たない僕ら一家も、日本ではガイジンに準ずる存在なんだけどね。
でもニュージーランドは全然違うんだよねぇ。さすが移民の国。
■というわけで、さだっちょんの当該エッセイのコメント欄にも書いたが、この国なら「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧で生活が成り立つ」のである。
いきなり「というわけで」と言われたって、何がどういうわけなのかさっぱり分からんかもしれないが、とにもかくにも一事が万事この調子の国なので、だいたい何とかなっちゃうのである。
そもそも、さだっちょんがそのつもりで書いたかどうか知らないが、まさに僕がそれにピッタリの例だもんね。一応三人家族が「物書き」、「小さな小さな家庭菜園」、「カヤック」でなんとか食えている。さすがに子持ちなので「放浪三昧」とはいかないが、これで僕がもし独身だったら、放浪三昧だってもちろん可能である。
逆に外国人が日本に行って「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧」で身を立てるのは、ほぼ不可能だろうなぁ。日本人でさえ至難の業なんだから。
さてさて、あんまりのんびりしてないで、早いところ自分の家造って、さらに金のかからない生活に移行しなきゃね。なんだかんだ言って、今は借家暮らしだから、こっち的には「けっこう金のかかる生活」をしてるんだ。これで家が出来れば、もっと出費が減るから、さらに仕事減らして「畑」と「放浪」に時間を使えるようになるのだ、ワハハ。隠居だ、隠居。
あ、子供の教育費がかかるようになるのか。ヤレヤレ……。なら余計に早く家造らないと……。アジトだ、アジト。
■というわけで、続きは期待の新人ブロガーさだっちょんに返してみよう。
今回は無理やり明後日の方にトピックを変えたんじゃなくて、さだっちょんのトピックを蒸し返した形になっちゃったので、さだっちょんにとってはちょいとやりにくいかもしれないけど、大丈夫だ、君なら書ける! よっ、天才ブロガー!! 岩手のアイドル!!! MOMO組バンザイ!!!!
っつぅことで、よろしく>さだっち
なんかごうちゃんが「おぉ、よそに回った! ラッキー!!」とほくそ笑んでるのが見えるようだが(笑)
■関連過去ログ【比較文化】
◎《 自由テーマ 》 プロ論。 (2004年12月6日)
◎[ リレーエッセイ #33 ] 「呪縛」からの開放。 (2005年1月12日)
たぶんもっとあるんだろうけど、もう今さら探しきれないな(笑)
■関連過去ログ【英語】
◎アルミコーティングのチタン!? (2004年4月14日)
◎キウィ英語と米語 (2004年4月15日)
◎続・キウィ英語と米語。 (2004年10月6日)
◎クッカー? スキレット?? (2004年10月21日)
◎[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない? (2004年12月13日)
◎「セミ」と掛けて、「食べる」と解く。 (2005年1月7日)
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■久しく自分でもチェックしてなかったら、
は大低迷中だった(笑) 昔はずっとトップ独走だったのにねぇ、ありゃ「今は昔」ってヤツか、ワハハ。
はまだ上の方にいるけど、こっちも落ちるのは時間の問題か?
「『Ryu's Logbook』をもう一回トップ返り咲きさせてやるぞ!」という優しい方、上の二つのボタンをポチッ、ポチッとクリックしておいてやってくださいまし。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1528
Excerpt: はぁ〓・・・・イジメとしか思えない ぼそっ (ねー?わかなさん!) ネットストーカーRyuさん[リレーエッセイ#56ガイコクジン歓迎] からのバトンタッチ。 ってゆーかーーー こんな...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.02.16
そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。
むしろ今後落ちぶれいてくと思われます。
それに、私にとってグルは永遠にグルです。
それでわさようなら。
> そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。
大丈夫、別に何ももらおうとおもってないし(笑)
それでわさよおなら。
Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。
NZでのガイジン生活いいですねぇ。
こちらは逆に移民国家故に移民には厳しい所が少なからずあります。
不動産関連の書類の量なんて本当に馬鹿にならないです・・・
ここ数年かなり金利が下がったのでローンの書き換えを「数回」してかなりゲンナリしました。
それから、永住権を取る際のほうが市民権のケースより書類も審査も複雑でうるさいですね。
やはり「全くのガイジン」にはかなり警戒している証拠かと。
日本でガイジンするのは本当に大変ですね。
ホテル一つ取るのも、個人で直接となると都会のビジネスホテルレベルでも門前払いですしね。
タクシーもかなり嫌がられるようです。
住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。
実際生活基盤が日本に戻れば住民票復活しますしね。
逆にこんなお得な事もできちゃったりしますね。
http://www.japanrailpass.net/ja/ja01.html
・・・あ、ありました、不便を通り越して泣きたくなった事。
相続関係です。
住民票がないから印鑑登録がないっていうのが間違いの始まりですね。
日本の現在の社会の慣行上、海外在留届を提出していて且つ住民票がない成人の日本国籍所有者に公の印鑑登録サービスがあってしかるべきだと思うんですが。
毎回大使館や在外公館で係員の目の前でサインと拇印、って、複数書類があるとアタマきますよ。
しかもそのサインと拇印の有効性って大体3ヶ月から半年位ですし。
>Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。
あ、ご遠慮なくぶった切ってください。
ゴミレスの応酬ですんで。
>お天気欄にお日様マークが入って可愛らしくなりましたね。
ありがとございます。
でも、元サイトからの盗用なので、あまり大きな顔はできない(笑)
>狙ってるんですか?>辛口野人ソフト化路線
パクッたものでソフト化狙うなんて、まるっきり詐欺師っすな、ワハハ。
米国は逆に大変っすか。
もう「移民国家」の時期をとっくに脱しているということでしょうね。
こっちは米国よりはるかに若い国なので、まだまだ移民を歓迎してますね。
確かに国のキャパとしては、人口が今の倍になっても平気、というより、経済的には安定するでしょう。
確かにレールパスは、海外移民の強い味方ですね。
ただ、おっしゃる通り、相続を初めとする不動産登記関係は、日本に住民票や印鑑登録を持たない人間にはツライですよ。
僕が本文中で「以前やってた仕事」と書いたのがまさにそれで、これが面倒でね。
家人も、数年前に父親がなくなったときに、やっぱり相続登記になったのですが、「相続放棄」するのにも、首都ウェリントンの大使館まで行って書類にサインしてサイン証明書出してもらうっていう騒ぎですからね。
手続きの流れ知ってる僕でさえ頭に来る煩雑さだったので、家人やその家族にとっては、とんでもない話だったと思います。
外国人にとっても同じだろうなぁ。
>住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。
一番ダイレクトに響くのは、日本滞在中の医療面ですよ。
健康保険証がないっていうと、病院もとたんに胡散臭いものを見る目になる。
まぁ、風体がそもそも胡散臭いんだから仕方ないけど、風体に問題のない愛娘も日本人なら無料で受けられるはずの予防接種、外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)にされましたね。
予想はしてたけど、あれはやはり腹立ちますよ。
「どこが『国民健康保険』だ!
それなら『住民健康保険』と呼べ!」
と怒りたくなります。
と、日本の閉鎖的差別政策の話を始めたら、どんどんエスカレートするので、この辺でやめとこ。
>外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)
アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^
(宇宙人の緊急帝王切開、たった3日の入院で日本円でざっと200万、保険がなかったらどうなっていたか。そうでなくても普段の医療費も保険があっても高い)
日赤の救急の自腹でも余裕でした。
実家のホームドクターがアメリカで研修済みの方なので、そういった意味でも幸いな事に自分は全く不自由さは感じないですね。
Posted by: MM : February 15, 2005 9:05 PM「米語力」ってところでピクピク・・・。
実は、娘がオーストラリアにホームスティした時に、発音が全然違うって悩んでました。
向こうからの電話で「グッド・ディ」を「グッド・ダイ」と言う~~~とか叫んでました。
じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?
隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)
Posted by: ヤースのへんしん : February 15, 2005 9:06 PM>アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^
そういえば、実家の近所の子(僕より少し年下)が米国だったかカナダだったか(確かカナダ)に留学中に重い病気になり入院したものの、医療費があまりに高くて支払えない、帰国も出来ないという事態になったことを思い出しました。
あの時は全国からカンパが集まってなんとかなったんじゃなかったかと。
なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。
となると、NZって、ますます良いじゃん章
>ヤースのへんしんさん
>じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?
なりますよ。
僕も、どうやら完全にそういう訛りになってるらしいです(^^;
ちなみに、ちゃんとしたOZやKiwiが発音すると「Good day」は、日本人には「グッダイ」ではなく「ギライ」に聞こえます。
>隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)
恐れ入ります(^^;
でも、昔っからの憧れなんですよねぇ>隠居、隠退、隠密同心(謎)
伝法寺隼人
「我が命、我がものと思わず
武門の儀あくまで陰にて
己の器量伏し
ご下命いかにても果すべし
なお、死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし」
ジャ~ン!!
>なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。
医療費と医者にかかる手軽さに関してはアメリカより遥かにマシですね。
と言うか、アメリカの医療は専門的な医療技術に関しては最新かもしれませんが、それと実際の医療行為とが全然釣り合ってません。
ちなみにアメリカの費用の「感覚」的には日本のガイジン料金(=保険なしのフル料金)と基本的な保険に入っている場合の初診料、診察料、薬代の平均値がほぼ同じくらいですね。
高いでしょう。
あと、被険者側がとりあえず「立替」をして、あとから保険会社に請求しなくてはいけないなんていうのもしょっちゅうです。
これがまた書類が増えてめんどくさい(涙)。
>となると、NZって、ますます良いじゃん
ホントホント。
早くコミューン作ってくださいねぇ、老後の移住計画の積み立て開始しますから(爆)
(いや、まじめな話65歳以上の医療保険がこれまたもっとひどいんで、頭抱えてるんです・・・)
ダメですよ~、「隠密同心」とか「伝法寺隼人」なんて文字が躍っているのをみたら時代劇フェチの血が騒いでしまうではないですか~>Ryuさん、ヤースのへんしんさん。
勢いでこんなのを見つけてしまいました。
http://ooedosousamou.hp.infoseek.co.jp/data/nare.html
やっぱり伝法寺隼人がトップの時代が一番「しっくり」来ますねぇ。
そんな自分は隠密度満点の井坂十蔵ファンですが。
こうなったら次回の帰国時に
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V2CB/ref=pd_sims_dp__1/250-6614812-4934631
を購入し、しかも、
http://www.tv-tokyo.co.jp/book/dvd/006.html
が入手できれば尚良し、ですね。
(松方バージョンはいらないですー)
そうそう、日本の時代劇ご無沙汰の南半球の上司様、
今年の大河ドラマは「義経」で主役がタッキー(毎回「綺麗~」、とため息ついております)ですが、彼殺陣まわり上手なんでビックリしました。
・・・と久しぶりの大脱線。
Posted by: MM : February 16, 2005 6:36 AMヤースのへんしんさん、ソラで暗記してるんですか?
すご。
MMさんも「フェチ」っすか?
ありゃりゃ(笑)
ナレーションの変遷なんかあるんだ。
すごい。
義経をタッキーがやってるんだ。
知らなかった。殺陣上手いんだ。
それもビックリ。
>(松方バージョンはいらないですー)
(笑)
Posted by: Ryu : February 16, 2005 10:32 AMFebruary 12, 2005
侵入生物。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。最高気温25度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】北10ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午前中に35ノットに上がり、夕方に25ノットに落ちる。北部の海況は一時非常に荒くなる。北の波、1m。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:58 AM 4.3 m Low 06:56 AM 0.4 m
High 01:10 PM 4.5 m Low 07:14 PM 0.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ときどき雲が出るし、正午頃に一瞬通り雨が降ったりしたが、おおむね晴れで、無風。海もいったん出てしまうとほとんどベタベタだが、北東からのうねりが残っていて、ビーチ際だけ一発ドッカンダンパーになってた。
本日のグループは、半日ツアーとしては異例のパワーで、すごいスピード。5人家族の方は一番下が11歳の女の子で、僕が彼女と組んだんだけど、この子がまた漕ぐの何のって。ワーホリの日本人の男の子よりもはるかにパワーがある。半日ツアーは、だいたい全然漕げなかったり、あまりカヤックに興味ないけどとりあえず名物らしいからやるだけやってみるか、みたいな、扱いの難しいお客様が非常に多いのだけど、今日は楽だった。
が、体調が悪いとダメだね。つつがなく終わったかと思ったら、最後の最後にベースで突き指しちゃった。左手の親指だったってのが不幸中の幸いだが、左手の親指って思った以上に多用してるのね。スクリューキャップの類は全然開けられないし、オートマ車のシフトレヴァのボタンも押せない。PCだって、僕は変換ボタンを左手親指で押すので、非常に不便。参った。来週水曜日までに治るか??? sbh 7
■しかし、突き指って何年ぶりだろう? 中学生の頃までは、指が十本とも満足なときよりも、どれかを突き指して包帯を巻いていた時間の方が長いかもしれないというほど、年がら年中突き指してたんだけど、高校以降はやった覚えがない。というと、かれこれ22、3年ぶりなのか??? ビックリ。
-------------------------------
■ニュージーランドに来たころ、侵入生物に対するあまりの厳しさに驚くと同時に感動した。なんせ、トレッキングブーツの靴裏の泥や、テントについた土なんかも、空港の検疫でチェックされ、汚いと掃除させられてしまう。フライフィッシングようのフライなんかは、まず持ち込めない。だから僕がパドルやライフジャケットを持って日本と行き来するときなんかも、「これは海でしか使ってない」と申告する。
その点、成田空港はその辺が大変に大変にスザン極まりなく、いつも「こんなんで入国できていいのか???」と首をかしげるのだが、このサイトを見ると、日本もだんだんその辺りの意識が高まってきたのだろうか?
個人的には、日本やニュージーランドのような島国が、外来生物の移入を食い止めようとするのは、正しい態度だと思う。
と同時に、これだけ国際的な往来が激しくなっている以上、生物の侵入、移入を食い止めるのは不可能だと思うし、それである程度の淘汰や交雑が起こってしまうのも、また仕方のないことではないか、と矛盾した考えも、確実に自分の中にある。だから、例えばニュージーランドで最大のペストとされるポッサム(フクロギツネ)も、僕自身はやっぱりなかなか叩き殺す気にはなれなかったりする。職業柄、こんなことはなかなかおいそれと口に出来なかったりもするのだが。
ただ侵入生物は、場合によっては一国の作物を全滅させるだけの威力を持っている場合もあるという。だからやっぱり大声で「仕方ない」などとはいえないのだけど。
ただどちらにしても、持ち込まない、持ち出さないという意識だけは大切だと思うし、自分自身も努力したいと思う。
でもなぁ、日本の野菜が懐かしくなって、持ち込みたくなることもあるんだよなぁ(笑)
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■突き指常習者は
を、「いやぁ、久しくやってないなぁ」という方は
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昔、パリダカ取材から戻ったばかりのカメラマンの荷物を預かって、サハラの砂にまみれたそいつをアメリカに持ち込んだことがありました。
LAXの入管で、「検疫に行け」と言われて、そっちの列に並んだら、先に並んでいたジャンキー風のヨーロッパ人が、「見てないうちに、横から出ちゃえ」と促すので、そのまま横からスルー。
厳しいんだか、杜撰なんだか……今じゃそんなことはないでしょうけどね。
それにしても、成田は今も昔も、ドロ汚れや砂埃なんて、まったく気にしないんですね。
Posted by: uchida : February 12, 2005 5:56 PM>ジャンキー風のヨーロッパ人が、「見てないうちに、横から出ちゃえ」と促すので、そのまま横からスルー
この下り、最高ですね、笑っちゃった(笑)
>それにしても、成田は今も昔も、ドロ汚れや砂埃なんて、まったく気にしないんですね。
おっそろしく杜撰ですね、ホント。
いや、もう二年近く利用してないから、現在形で書くのは語弊があるのかな?
小説『新宿鮫』シリーズに、検疫官が活躍する回があって、非常に面白いんですけど、成田の検疫の杜撰さをついつい思い出して、
「こんな熱血検疫官、ホンマにおるんかいな???」
と、読んでてもどうしてものめり込み切れなかったんですよねぇ。
成田の現状を知らなきゃ、もっと面白く読めたと思うんですが。
成田、たしかに適当ですね。ただ最近は東南アジア等から帰国するときは問診表を書いてゲートを通らなければならなかったりというのもありますね。SARSの時はそれなりにサーモグラフィで監視してたりとかしました。で、去り際に黄色い注意書きの紙を貰ったのですが、それには「当面は他人との濃厚な接触は避けるようにしてください」とかかかれてました。濃厚な接触、、濃厚な接触、、、いやんっ
相変わらず持ち込みに関しては薬物以外はどうでもいいような対応ですね。
Posted by: Nori : February 12, 2005 9:31 PMアメリカは制度的には厳しいはずなのですが(「バイオテロ法」なんて脅迫めいた名前をつけて主に食料品の持ち込みを監視しようとしていたり)、末端の検査官がダメダメです。
最後に入国した時も、子連れなので「食品は子供用のミルクとスナックのみ」と申請すればまずスルーだと某航空会社のエスコートから「アドバイス」を受けました(苦笑)。
成田も家族連れ、子連れには特に甘いですね。
短期(2週間まで)、しかも明らかに商用なんていうのも素通りです。
薬物の方も、数年前に麻薬犬の訓練の一環として利用客の中から薬物所有者を探す、というので、ターンテーブルの所で検査官に頼まれて匂い付きの紙をポケットに入れて検査犬来るの待っていたんですが・・・(以下はご想像にお任せします)。
おっと、大切な事を忘れておりました。
アメリカの国内線のセキュリティーチェックは下手したら、いや多分国際線より厳しいです。
空港によってバラつきはあるものの、大都市系は基本的に大変です。
細かい規制は色々ありますが、有名なのは、プレゼントを持っていくのにラッピングしてはいけない(中身が確認できないので)、ですね。
あと、冷凍食品も危険物を中に凍らせて持ち込まれたら対処できないのでいけないそうです(コレは最新情報)。
ラップトップコンピューターを金属探知機にかける時もきちんとバッグから出した素の姿でなくてはいけなくなりました。
それから女性限定ですが、ワイヤーブラのワイヤーが金属探知機ゲートで引っかかる割合は多いので注意しましょう。でないと、ゲート脇に立たされてセクハラモドキの身体検査を受ける羽目に(涙)。
去年自分一人で子供2人連れてLA近郊から飛んだんですが、金属探知機通過からが大変で、靴を脱ぐ(子供も)、ジャケット脱ぐ、機内持ち込みのバッグが乳児連れで大きめだったので空けて全部中身を出して、ベビーカーも上下さかさまにして何回か振って・・・と言った有様で15分検査にかかりました。
そうそう、スーツケースにまだ鍵をかけている方、
実際目撃しましたが文字通り鍵を壊されてこじ開けられてしまいますよ。
私はジッパープル部に電気コードなどを束ねるのに使う結束ストラップをかけて固定しています。
はさみさえあれば開けられますし、逆に検査で空けられてしまっても手荷物に予備ストラップを入れておけばその場ですぐにまたロックできますし。
国内移動で思い出しましたが、車で他州へ移動の場合、場所によって州境で食物検疫があります。
カリフォルニアは果物始め農業も大変盛んですから、かじりかけのリンゴ一つでも持ち込もうとして見つかると大変です。
・・・とここまで書いたら、逆に国際空港の検疫のゆるさは何なんだぁ?って感じになりました。
Posted by: MM : February 13, 2005 5:55 AM>Noriさん
僕もSARSの時に成田使ったんですが、ものものしかったっすねぇ。
こっちは7週間の新生児連れてたんで、けっこうヒヤヒヤしてました。
でも、やっぱりSARS以外はフリーパスっぽかった。
病気以外は持ち込んでも良いのか???
東南アジア以外からでも、ヤバイものはいくらでも持ち込めるのに(当人の意思に関係なく)。
>MMさん
国内線、そんなにすごいんですか!?
ビックリした。
こっちは国内線は甘いですよ。
テロの直接被害を受けてないからですけどね。
その代わり国際線のチェックはやっぱりすんごく厳しくなりましたが。
車でも食物検疫があるってのはビックリ。
州って、やっぱ「国」に近いんだなぁ。
へぇぇぇ。
カリフォルニアの植物検疫ですが、以下のサイトが一番詳しく、且つ簡潔にまとめてあるように思います。
http://www.kennichi.com/culture97/c970904.htm
それから、日本でひそかに流行中との噂の「ムシキング」ですが、日本の在来のカブトムシが強い外来種に立ち向かう、というシナリオではないですか!
http://mushiking.com/whats/story.html
SARSといえば、我が家の「オット」君が騒動の最中によりによって中国は武漢に出張になりまして、しかもアメリカ西海岸から入国するには北京か上海経由という文字通りの究極の選択をして・・・というのが、ありました(溜息)。
段ボール箱1箱、マスクやら消毒薬やら医療用手袋やら持たせて送り出したんが、大変でしたよ。
その後、中国から直接東南アジアの某国の出張先に直行ルートとなり、その某国で2週間自宅隔離(=会社が手配したウィークリーマンションのような所に缶詰)となりました。
しかもその某国からアメリカに帰ってくる前に韓国にも数日仕事で滞在しなくてはならず、ソウルでもアメリカでも「どうしてわざわざ危ない所ばかり通過しているんだ!」と散々お小言を検疫官から頂いて帰ってきました。
ちなみに、中国から直行で帰ってきた場合、下の子がまだ生まれて間もない時期だったんで、彼は2週間自宅の庭で野宿と言う形の自宅隔離措置の予定でした。
うーん、そうだったらアウトドアネタだったのに(笑)。
しかも「素人はこうやっておろかな過ちをアウトドアで犯している」的ネタ満載に違いなかったのに(爆)。
う~ん、なんでそれだけ「ネタ」が満載なんでしょう?>MM家
どんなネタを書いても、だいたい該当する体験をお持ちのようで(笑)
前回のしりとりエッセイも、あながちフィクションではないのかも……?
>~ん、なんでそれだけ「ネタ」が満載なんでしょう?
グフフ。
>どんなネタを書いても、だいたい該当する体験をお持ちのようで(笑)
グフフ、グフフ。
まあ落ち着きのないことに関しては自身のある夫婦なもので(笑)。
実はつい先程東南アジア出張中のオット君の携帯に「家族の日課」の電話をしたのですが、いつもにもまして通話状況がヨロシクナイ。
そうしたら、
「うーん、今バスの中でこれから後30分くらいで国境越えなんだよねぇ」
・・・・・・へっ?
「ちょっとー、今一体何処なのよ」
「タイ-。」
・・・・・・あれぇ、出張先はマレーシアっすよねぇ、ダンナ。
もしかして昨日言っていた「コレからゴルフ」って、国境越えた向こう側にわざわざ行ってするものだったんかい???
・・・と、いつもこんな感じです(爆)。
>前回のしりとりエッセイも、あながちフィクションではないのかも……?
フフフ、お分かりならば油断禁物ですよ。
Posted by: MM : February 13, 2005 6:31 PM>フフフ、お分かりならば油断禁物ですよ。
へぇ、おみそれいたしやした。
(絶対夫婦そろって国際スパイだ、間違いない)
全く、国境を越えて何をわざわざタイでして来たのかと思ったら・・・
「マッサージ」
だそうです(脱力)。
皆さんの予想に反しアヤシイ系ではなくて、ゴルフの後のマッサージにわざわざ片道2時間かけて1泊2日でタイまで行って来たとのこと。
妻の多忙さをよそにまあ、何と贅沢な事・・・とはいえ、やはり現地料金が安かった事(1時間米ドル3ドル位)、ビザも手数料だけでその場で発給と手軽、という感じで気軽に行けたとの事ですが。
マッサージの方はこちらのブログで紹介されていた例のアクロバット式の簡略なストレッチと按摩系のツボ押しのコンビネーションだったらしいのですが、後者の方が痛いなんてもんじゃあなかったらしくて、ついた日の夜にしてもらった箇所が翌朝指先の形に青アザになってしまい、出発前のマッサージは背中オンリーにしてもらったそうです。
でも、フルコースで1時間45分くらいずつかけて念入りにマッサージしてもらったので体は軽いと言ってました。
以上国際スパイの報告(笑)。
Posted by: MM : February 14, 2005 2:21 PMJanuary 30, 2005
{しりとりエッセイ #005} ンジャメナ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、高曇り。午後シーブリーズ。最高気温23度、最低気温15度。
[海洋気象] (エイベル)
南東10ノット、午後沿岸部でシーブリーズ。今夜北東15ノットに変わる。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:29 AM 3.9 m Low 07:22 AM 0.8 m
High 01:47 PM 3.9 m Low 07:46 PM 0.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報どおりのおだやかに気持ちのいい一日。
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■極々私的なメモ。
愛娘はまだテント泊未体験。そろそろオーヴァーナイトのキャンプにも連れて行きたいので、今夜は庭でテントを張って寝てみようかと思ったのだが、家人がまだ一昨日の日帰りトレッキングのダメージから回復していないので、ちょっと無理か(笑)
でもブログアップし終えたら、とりあえずテント張るだけ張ってみるかな。
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■「しりとりエッセイ」第5回。ご存知の通り、前回が「理不尽」だったので、今回は「ん」で始まる言葉。
今回も多数のお題候補のご応募、どうもありがとうございました。「おしりに『ん』がついたら負け、ゲーム終了」という「しりとりの黄金律」を打破し、おかげさまで第5回につなげることが出来ました。本当にありがとうございます。
さてさて、とは言ったものの、今回のお題も厳しいのが多いぞな、モシ。
「尋問」
「ンジャメナ」
「んす」
「ンゴロンゴロ自然保護区」
「んち」
「ングァツタルゥ」
「ンゴマ・マカンバ」
……。僕にどーしろとゆーのだ……。
ところでMMさんが、こんなデータベースをご紹介くださったが、これだけ「ん」で始まる言葉がそろってきてるんだから、「『ん』がついたら負け」というしりとりのルールは、もう過去のものといっていいのだろうか?
でも、ほとんど唯一といってもいいルールが無効になると、ゲームとしての体裁が崩れてしまう気もする。
ま、いいんだけど。
んでは、またまた抽選委員長にお願いしよう。

ありゃ、あと二枚カードが上段に並んでたはずなんだけど、写ってないな、ま、いいや(笑)
どれでもいいけど、お願いだからク・リトル・リトル関連だけはやめて>委員長

やったぁ! えらい、よくぞ「ングァツタルゥ」を引かなかった、立派だ!>委員長
「ンジャメナ」なら任せとけ、これなら書ける……、かなぁ???(^^;
ま、いいや、とにかく書いてみよう。
今回のお題はMiyaさんに頂戴した「ンジャメナ」です。
■えっと、ンジャメナってチャド共和国の首都だったよな。
で、チャドってどこよ? 地図地図。
あった。中央アフリカ共和国のすぐ北、東はスーダン共和国で、北には社会主義人民リビア・アラブ国、西側にはニジェール共和国。や国の北部はサハラ砂漠にかかっているな。西部にはチャド湖、その南に首都のンジャメナがあるわけね。
ちなみにこの国、その他にカメルーン共和国やナイジェリア連邦共和国にも接しているが、これらはチャド湖を介しての隣国なので、「地続き」といわけではないようだ。
個人的には、このチャド湖が引っかかる。ケニア・タンザニア、ウガンダにまたがるヴィクトリア湖ほどではないけど、でもやっぱり破格の大きさの湖みたいだな。面積のデータはどっかにないか? あった、地図帳に載ってるよ。20,900平方キロメートル。ただし、湖面の拡大・縮小、推移の上昇加工が著しい湖とのことで、面積は水位によってマチマチってことらしい。
ともかく、湖の面積が出てきたら、日本人としては琵琶湖を出さないことにはピンと来ない。琵琶湖の面積は670平方キロメートル。つまりチャド湖は琵琶湖の31.2倍の大きさ。海だ、海。このスケールになれば、きっと多少なりとも潮汐もあることだろう。
ところで日本人の中にも琵琶湖を見たことのない人はいくらでもいるし、見たことあってもグルリと一周したことがある人なんてほんの一握り(僕もしたことない)のはずなんだけど、なぜか「琵琶湖の○○個分」と言われれば「なるほど」と納得してしまうのはなぜだろう? ホントに納得してる?>琵琶湖を見たことない人
もっと分かりやすいデータ出してみようか。地図帳の県別データによると、九州の面積は42,158平方キロメートル(ただしこれは七つの県の面積を合計したものだから、鹿児島県の離島面積も含んでいる)。つまり、九州のほぼ半分に相当する面積だ。
あるいは四国。同じく四県を足した数値なので島嶼部を含むが、面積は18,801平方キロメートル。四国がまるまるスッポリ入っちまうな。
ちなみに日本の都道府県で一番大きいのはご存知北海道で83,452平方キロメートルだが、二番目はご存知? 僕は知らなかった。岩手県の15,278平方キロメートル。四国全体に迫る勢いだ。一つここは思いっきり頑張って、四国を追い越して欲しいものだが、ご覧のとおりチャド湖は二番目に大きな岩手県をスッポリと飲み込んでしまう。やっぱりデカイ。
僕は琵琶湖を持ち出されるより、こっちの方が分かりやすいんだけど、いかがなものだろう?
えっと、チャド湖のことばっかりじゃマズイんで、とりあえず一回ンジャメナに話を戻すか。ちょいとグーグル検索してみよう。とりあえず上から順番に見ていくか。
う~ん、ンジャメナの詳しい情報はないなぁ。ただ、こういう国だから都市らしい都市はきっとンジャメナだけだろうから、ここに書かれた「アラブ系種族とアフリカ黒人系の移動合流点にあたり、両者の激しい戦いが続く」なんていう記述は、そのままンジャメナにも当てはまるんだろうな。
言語はフランス語とアラビア語か。ちょっと引いてしまうな……。
お、ホテルの情報があるな。
た、高いでないの……。安いのないのか?
そういうのを調べたいときは、バックパッカーの虎の巻、「旅行人」だな。えっと、確かお気に入りの中にもあったはず。お、あった。
検索「ンジャメナ」、クリック!
げ、ヒットしない……。
じゃ、「チャド」、クリック!
え!? これもダメ!? Namazuってダメなんじゃないのぉ?
じゃぁ「情報室」から『アフリカ』旅行情報のページに入って自分で探そう。ほらあるじゃん。2003年6月号の記事。
【スーダン情報3】<チャドへの道>(1)ハルツームのスーク・シャビー6時発(バスで8h/1,800S£)→El Rahad20時発(列車で1泊2日/5,200S£)→ニャラ。チケットはハルツームで通しで買える。途中の駅でターメイヤ、パン、ビスケットなどが買える。ニャラのレジストは無料。(2)ニャラ6時発(バスで悪路8h/1,000S£)→エル・ゲネイナ。チケットはニャラのスーク近くのバス会社で当日でも買える。山賊が出るので警官の護衛が付く。エル・ゲネイナはホテルがないのでイミグレに泊まる。ここでスタンプをもらい、スーダン出国終了。【スーダン情報4】<チャドへの道・続き>(3)エル・ゲネイナ(ランクルの荷台に椅子をつけたもので悪路1泊2日/10$または2,700S£)→アベシェ。チャドのイミグレの街アデレで、入国スタンプに賄賂要求あり。アベシェの入口でパスポートを取られるが、街の警察署(スルテ)で返してもらえる。アベシェにはHotel Fruit Demerのほか民宿もあり。両替は西へ行くほどレートが悪くなるので、スーク内の闇両替所での両替がおすすめ(1$=690CFA)。(4)アベシェ13時発(バスで悪路24h/12,500CFA)→ンジャメナ。
【チャド情報1】<手続き>ンジャメナではまずイミグレ(Ave Felix Ebone'沿い、教会近く)でのレジストレーションが必要(無料、要写真2枚)。以前は出国ビザが必要だったらしいが、今は不要とのこと。<ニジェールへ抜ける場合>ビザは領事館で即日発給(30$)。チャド湖周辺を
旅行する場合は旅行許可書が必要なので、ビザ取得のついでに郵便局近くのMINISTERE DE L’INTERIEURで、旅行許可証を発行してもらう(パスポートのコピーと申請書要、所要5日)。【チャド情報2】<ンジャメナで郵便を出す>中央郵便局前のEMSや入口前で売っているハガキ(500CFA)はバカ高い。ハガキは郵便局2Fで買える(350CFA)。切手はとてもカラフルで、マリリン・モンローやビートルズなどいろいろある。日本までのハガキ送料250CFA。
<ンジャメナの宿>とても高く、ミッションカトリックでも10,000CFA(朝食付)だが、満室のことも多い。多くの人はマ・キャリエールに泊まっている様子(一部屋5,000CFA)。前にはレストランがあり、焼き肉、ライスシチュー各500CFA、パスタ類550CFAなど。【チャド情報3】<マルシェ>マ・キャリエールから乗合タクシーで125CFA、ミニバスで100CFA。ネックレスや瓢箪細工、野菜などが安いうえにぼらない。トマト5個20CFA、アボカド125CFA、茹でた里芋100CFA(大)、サツマイモ50CFA(小)など。子供のスリがいるので注意。
<ンジャメナのレストラン>レストランのメニューは焼き肉がほとんど。屋台のトマトシチューは安くておいしい(300CFA)。夕方にはシャルル・ド・ゴール通りで揚げ魚も売られる。同通り沿いマーケット向かいモスク前の牛乳屋さんのヨーグルトは洗面器一杯300CFA、ハーフ150CFA。【チャド情報4】<両替>マルシェ向かいの銀行前で、ゴザを敷いて札束をかかえて座っているおじさん達が闇両替。銀行レート1$=615CFA、闇レート1$=670CFA。ただし、闇両替は新しい100ドル札しか受け付けない。ユーロはどこも同じ。郵便局裏の銀行ではT/Cも両替可。
<ンジャメナからMao>Gudjiバスターミナルから、10人乗りミニ四駆(助手席12,500CFA、後部座席12,000CFA)、トラックの荷台(3,500CFA)。トラックは乗り心地が悪いので、早めに乗り込んで良い場所をゲット。夜は寒いうえに午前3時~6時半まで野宿、10h程度のハードな道程。【チャド情報5】<Mao>建物が独特で美しい街。街に入る際は警察署で荷物ごと降ろされパスポートにスタンプをもらう。賄賂要求あり。砂の道は歩きづらいのでラクダタクシーが便利。街灯がないので懐中電灯が必要。一月でも日中は外出がつらいほど暑い。また、日中は水が出ない。
<ホテル>ミッションカトリックが見つからず、Centre De Lecture a Janimation Culturelle Maoというホテルに泊まった(W5,000CFA/トイレ、シャワー、ゴキブリ付)。隣りにカフェテリアもある。【チャド情報6】<Maoの物価>意外と高い。コーラ350CFA、モツ煮、シチュー各500CFA、ドーナツ1個25CFAなど。白飯もあるが水気が多くお粥のよう。たまにCFAではなく前の単位(CFAの1/5)で言われるので要確認。地方へ行くとコーラ、日用品、野菜などが高くなる傾向がある。
さすが旅行人、面白いじゃん!
僕的にはチャドに行ったらンジャナメよりもチャド湖に行ってみたいと思うんだけど、この情報によると、旅行許可証がいるらしい。所要期間5日間!!?? さすがアフリカだ……。
宿はやっぱり高いか。でも、ミッションカトリック朝食つき10,000CFAなら悪くないじゃん。約\5,000なら、Yahoo!トラベルに出てたホテルの4分の1だ。とはいえ、この価格は日本なみだな。貧乏バックカッパーにゃ涙が出るほど厳しい。
ンジャメナじゃなくてマルシェ(ってどこよ? 僕の持ってる地図には出てないぞ)の話だが、野菜は、ニュージーランドとほぼ同じレヴェルかな。
お、Maoっていうところにはラクダタクシーがある! これ乗りたい!
■いやぁ、知らないところを調べるのって楽しいなぁ。なるほど、ンジャメナって結構物価の高い都市なんじゃん。「ん」から始まる変な名前だからと、あなどってはいけない。考えてみれば、ニュージーランドより人口の多い国の首都である。
でも、僕が惹かれているチャド湖の情報がまだ出てこない。直接「チャド湖」でググってみなきゃダメか。
えっと、まずこんなのが出てきた。
地図帳には20,900平方キロメートルと書いてあったが、ここには
湖の面積は雨季と乾季で倍以上も変動し、雨季では面積は約25000平方キロメートルにも達するとある。なるほど、乾季は岩手県より小さくなるんだ。スゴイな。エイベル・タズマン国立公園もビックリの水位変化だ。水位にして何メートルくらい上下するんだろ?
あ、もっと詳しいサイトがあった。
◇「世界の湖(35) チャド湖(チャド・ニジェール ナイジェリア・カメルーン)」
へ、平均水深1.5メートルぅ!!?? マヂですか。つまり、乾季にはもっと浅くなるっていうことだな。
お、「干上がった湖内には新たな漁業集落も生まれています」、「原始的な漁業が若干みられる」っていう記述が見える! これこれ、こういうのを探しておったのだ。見たいぞぉ>原始的な漁業
どんな魚がいるんだろ?
ありゃ! 別のサイトによると、ここはアフリカ最大の「塩湖」なんだそうだぞ。
ということは、魚は海水魚だ。美味いのがいそうだな、ワハハ。
あれれ、ちょっと待てよ。前のサイトには、冒頭に
淡水の湖沼で、水深が浅いため、湖の周囲はヨシやパピルス、ガマなどの優先する広大な沼沢地となっており、湖心部にも水生植物の密生するところが多く見られます。と書いてあるぞ。
っつぅことは、この「塩湖」っていう記述はウソってことか。う~んインターネット情報はまさに玉石混交、これだから面白いが、気をつけないと。
えっと、じゃぁ魚は淡水魚なのね。でも、美味い魚は美味いからなぁ。どんなのがいるんだろ? 検索してみたけどどうもよく分からん。これは行ってみないとどうしようもないな。
よし決めた。シーカヤックを持ち込んで、「原始的な漁業」とやらを真似して魚捕まえて、焚き火料理で食ってやろう。うん、今期の仕事が一段落したら、これだ。
じゃ、安全状況を確認してみるか。
……。
「武装強盗団に注意が必要」、「反政府武装グループの拠点」、「地雷」、「中央アフリカ領より侵入してくる反政府分子との間で小競り合い」、「日本人は裕福と見なされ、常に犯罪のターゲット」、「都市における主たる公共交通機関はタクシー(乗用車タイプ及びバン・タイプがある)ですが、乗り合いになるため、運転手と他の客が共謀し旅行者を襲うケースも見られますので、利用は避ける方が良い」……。
ラヴリーだ。上等じゃねぇか。絶対行かねぇぞ、んなとこ。
■というわけで、今回のしりとりエッセイはおしまい。
次回のお題は「め」「な」で始まる言葉です。よろしくお願いいたします。(ご指摘感謝です>ツォンさん)
■お楽しみの「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは以下の通りです。
MMさん 2ポイント(あと99998ポイント)
さだっちょんさん 2ポイント(あと99998ポイント)
Miyaさん 1ポイント(あと99999ポイント)
さぁ、混戦模様となってまいりましたぁ。手に汗握るトップ争いから抜け出すのはどの選手だ!?
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「???」
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■「チャド、行ってみたいなぁ」と思った方は
を、「チャド、やめとこ」と思った方は
をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1421
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、ときどき曇り。北東風。最高気温26度、最低気温19度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午前中に北東に。海況はおだやか。 [...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.06
抽選委員長!!動議を提案します。
動議ー1
次回のお題は、「メ」ではなく、「ナ」と思われます。なんらかの悪意が介在してます。訂正お願いします。
動議ー2
勝手に始められた獲得ポイントは不当です。改革案を提出します。
案1
1)お題に選ばれた人の10ポイント
2)お題を提案した人に1つにつきポイントは1、ただし、1つのお題につき、5ポイントまで。
3)ポイントは「龍の巣」で1ポイント1円で使用可
4)変更は今後。前にさかのぼらない(笑)。
案2
ポイントは現状のまま、1ポイントにつき「龍の巣」で永久に1%引き。(MAX:20%引きまで)
お題は、「難癖」でおねがいします。
Posted by: ツォン : January 30, 2005 12:08 PMツォンさん、早朝からありがとうございます(笑)
動議1。
ホンマですね、なんで「め」にしたんだろ。
おっしゃるとおり「な」です。
早速本文訂正しました。
動議2。
次回の総会にて協議いたします(笑)
ク・リトル・リトルでもクトゥルーでもクトゥルフでもCthulhuの日本語読みは何でもいいんですけれど、そんなにまでして忌み嫌われた「ングァツタルゥ」の恨みは怖いですよ。
何てったってクトゥルー様はニュージーランド沖に永遠にお眠りになっているのですからして・・・
参考資料:
http://scjb.raindrop.jp/cthulhu.html
「な」で始まるクトゥルー系用語として今回のエントリーは「ナイアルラトホテップ」(笑)、真面目なエントリーとして「なしくずし」でお願いします。
あ、怒りをかってしまった。
ひょっとして、これから毎回クトゥルー系用語が、引いてしまうまでエントリーされてしまうのだろうか?(^^;;;;
う~ん、早急に手に入れて読まねば。
こっちの古本屋にもあるかな?
しかし、英語で読むと「読めない変なつづりの単語」だらけで死にそうになるかもなぁ。
>英語で読むと「読めない変なつづりの単語」だらけで死にそうになるかもなぁ
試した事ありますが、本文自体は読み易いです。が、「用語」オン・パレード、しかも呪文系なんかが入ると全くもって意味不明、発音不可能です。
まあ、「B級ってこんな感じ」の王道でマニアも多いですから、間口は広く、奥行きは深く、の典型ですね。
実は今回の「ナイアルラトホテップ」を始め、かなりの作品がウェブ上で読めちゃったりするのです。
版権をまだ誰かが握っているらしいのでリンクは貼りませんが、検索すると結構出てきますよ。
で、マラソン・クトゥルーエントリー・・・出来ない事はないんですけど(爆)。
>試した事ありますが
流石(笑)
>全くもって意味不明、発音不可能
やっぱし……。
う~ん、やっぱり日本語か?
>かなりの作品がウェブ上で読めちゃったりするのです
マジですか?
朗報だ。
強い味方だ(^^)
って、ホントにやるんですか?>ラヴクラフトしりとり(^^;
キングやバーカーならけっこう読んでるんですが……。
自己レス(事故レス?)
>キングやバーカーならけっこう読んでるんですが……。
バーガー・キング、ではありません。
ゴミレス、失礼m(..)m
Posted by: Ryu : January 31, 2005 6:51 AMお、なかなか書きやすそうなお題!
ありがとございます(^^)
でも、書きやすそうなのに限っててこずったりするんだよなぁ。
あるいは、全然面白くないのができちゃったり……。
やっぱり油断は禁物だな。
January 26, 2005
地産地消と不飲不食。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。午後シーブリーズ。最高気温25度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:南東10ノット、一時20ノットにあがる。その他のエリア:南東10ノット、午後に北東15ノットになり、夕方に変風10ノットに。北部の海域は一時ややあらくなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:24 AM 1.0 m High 11:35 AM 4.0 m
Low 05:30 PM 0.8 m High 11:44 PM 3.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■結局一滴も雨が降らないままに安定した夏型の気圧配置に戻ってしまった。暑い!
本日はワンデイに入っていたが、どうも気が乗らなかったので、ハーフデイに入ってる若手に頼んで変わってもらったのだが、これが失敗。おそろしく理解力が低く、しかも遅いグループで、ビーチに上陸して休憩する時間がなんと5分しか取れなかった。そんなの初めて。
まぁ、お客様は大喜びでチップを置いて帰っていってくれたくらいだから、結果オーライなんだろうけど。
しっかし、いくら「分からなかったら言ってくれ、問題が起こったら言ってくれ」といい続けても、「だいじょうぶ」としか言わない日本人には、ホトホト参る。天候が良いから問題ないけど、ちょっとでも海が荒れてたらあの「だいじょうぶ」という一言が死亡事故に繋がりかねないんだけどなぁ……。 sbh 8
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■近日、ゴーフィールド・ブログに新たな大物が登場の予定。わかなブログを超えるアイドルとなるか!?
乞うご期待。
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■ネコもシャクシも環境問題を口にするようになってから久しい。食に関しては遺伝子組み換えと農薬の問題が話題の両横綱格だろうか。
それに比べて若干出遅れた感のあった「地産地消」だが、僕は個人的に非常に大切に思っているテーマである。
特にここのような小さな小さなコミュニティ(モトゥエカの人口は八千人を大幅に切っている)に暮らしていると、「隣町ネルソンで買い物するより、オラが町モトゥエカで買い物を」という意識が黙っていても強くなる。ことさら環境問題を意識しなくても、「わざわざ隣町を儲けさせたくない」という身内経済意識だけで、結果的に地産地消が達成されてしまうのだ。
その点日本では、相当意識しないと「地産地消」は念頭から消えがちになってしまうテーマかもしれない。なんせわざわざ隣町のスーパーマーケットまで行って買い物するのが当たり前の国だ。
そもそも日本は、視覚的には明確に「町」と「町」が分かれていない。極端に言えば、山口県から千葉県まで、ズラ~ッと一つに繋がった超巨大都市であるとさえ言える。ニュージーランドのようなド田舎に住んでると、ホントそう思う。「ジャパンは、どこまで行っても『町外れ』というものが存在しないなぁ」と。
そういう国で「地産地消」を意識するのは、なかなか難しいだろう。農作物の話ではないが、僕自身も日本に住んでるときは、「タバコは自分の住んでる市(区)で買おう」などとは意識していなかった。地産地消意識があれば、タバコを自分の住んでるところで買おうという意識だって働くだろうから、あながち無関係の話ではない。
■これに関して、ちょいと面白い試算を見つけた。とはいっても、記事自体は2年前のものなのだが(^^;
言うまでもなく、あるいは過去にこのブログでも触れている通り、日本は食料輸入大国で、食料自給率も大変に低い国である。そういう意味で、この問題に関しては、世界に対して大きな「借り」があるといえるだろう。
無関心でいていいのか? リサイクルだけで満足しててかまわないのか?
日本人一人当たりのフード・マイレージの桁外れの数値はどうだ。日本人一人で、米国人一人の8倍のエネルギーを費やした食事をしているわけだ。実は調理にかかるエネルギー消費量を入れれば、差はもっと広がるはずだと確信しているが、そこまでの資料は見つけていない。「調理に必要とするエネルギー消費量」の国別比較資料をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひご一報ください。
ともかくこの数値、心の隅にちょこっと留めておきたいと思ったのである。
■そして、こういう現実も忘れないようにしないと↓
◇KOKO online「The Future of Food (未来の食)」
明日は我が身、である。あるいは、明日は我が子の身、かもしれない……。
■と、ここで終われば立派な「環境問題エントリー」なのだが、要らんことを付け加えてすべて台無しにしてしまうのが僕の芸風である。今日もいっちょ台無しにしてみよう。
胡散臭い話を見つけた。
これが万人に応用可能ならば、環境問題のほとんどが解決してしまうというワイルドカード裏技だ。
◇X51.ORG「何も食べず、何も飲まない人々 - 人は不食で生きられるか」
いやぁ胡散臭い、ドキドキするほどウサンクサイ。これぞ究極の自給自足である。これなら、世界人口が今の倍になったって平気の平左だろう。
若い頃だったら、食わなくてもすんだって、「舌の快感、喉の至福」を求めて絶対にモノを食うことを選んだと思う。
でもこの年になってくるとちょいと事情が変わってくる。食わずにすんで、それが次世代に大きな恵みをもたらすならば、それも良いのではないかと思える。あるいは、「食わなくていいのなら、働かんですむから、明日から隠居できるな」とも思う(笑)
あ、それでも子供の教育費くらいは稼がなきゃダメなのか……。
いや、実際ちょいと考えてみて欲しい。全人類が腐淫腐食不飲不食で元気に生きられるようになったとしたら、しかもこの記事にあるようにかえって健康になるとしたら、どうだろう?
田んぼ、畑、牧場、すべて不要となる。漁業も不要。家畜も不要。それらに費やされていた石油エネルギーも不要。当然遺伝子組み換え作物やら農薬やらの害の問題も一気に解決。環境問題万々歳。
これをして「経済が破綻する」という意見を述べる人もいるが、それは短絡だろう。確かにモンサントは倒産するだろうし、それ以外のすべての食品産業もやられる。林業を除く第一次産業も壊滅する。
しかしそれがどうだというのだ? 例えば職を失った漁師は、困るだろうか? 困らないだろう。だって「食わなくて良い」のだから、路頭に迷う必要もないのだ。
家のローンがある? キッチンやパントリーが不要になるんだから、今の家を売ってもっと小さなところに引っ越して、キッチンを普通の部屋に改造すりゃ良い。場所だって、仕事に縛られる必要がなくなるのだから、地価や物価の安いところで選り取りみ取りだ。
現在の経済というのは、「働かなきゃ食っていけない」ということを大前提に作られていることを忘れちゃいかん。「食う必要がない」という馬鹿げた前提は、現在の経済のルールの中には存在しない。
つまりその「馬鹿げたこと」が本当に実現してしまったとしたら、今の経済の成り立ちそのものが根底から変わってしまうのだ。決して現在の枠組みの中での「破綻」ではなく、「再構築」である。そして「再構築」された新経済には、おそらく「破綻」という概念はなくなってしまうのではないか?
だから、さっき子供の教育費のことを書いたが、万人が食わない世の中になると、教育費というもの自体のあり方だって、きっと大いに変わってくるだろうと思う。
現在のポスト産業資本主義社会に馴染めない僕としては、こういうドラスティックな変化は一度見てみたいと思う。
ただし、これは「国家」というものの枠組みのドラスティックな変化をも意味するわけで、そうなったときに人類の世界、あるいはこの地球がどのような様相を見せるのかは、ちょいと想像がつかない。
やっぱり見てみたい。なに、食わなくても良いのだから、どんなに政治や経済が激変しようと、死ぬことはないだろう。ならば、見届ける方が面白い。
さらに、人間のメンタリティー自体も大きく変わるだろう。既存の道徳観や宗教の大部分が効力を失ってしまうだろうなという事は想像できるんだけど、じゃぁどんな風な価値観に変わっていくのかというと、これまた僕の空想力のはるかかなただ。
やっぱり見てみたい。
ってなわけで、もしこの馬鹿げたことが実現し、僕自身が「不飲不食を選ぶか、それとも今まで通りの生活を選ぶか?」と問われた場合、おそらく前者を選ぶだろうと思う。前者のコストが一生分の食費よりもはるかに高かったとしたらちょいと考えるかもしれないが、同じくらいならば、前向きに考える。半額だったら、絶対に前者を選ぶ。
と、家人手製のビールに舌鼓を打ちつつこんなこと書いても、あんまり説得力ないか、ワハハ。でも、ビールのつまみには、なかなか楽しい想像だな、ウン。
■関連過去ログ【輸入食材】
◎アワビを思い、食料戦略を憂う。 (2004年6月5日)
◎ガソリンより高い水が、蔓延? (2004年7月15日)
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■「それでも私は食べたい、飲みたい!」と思った方は
を、「いや、不飲不食で隠居だ!」と思った方は
を、「飲み食いしまくりの隠居が良いなぁ」と思った正直な方は、とりあえず両方をクリックしてから、深く反省した方がいいかもしれません。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1403
>「調理に必要とするエネルギー消費量」の国別比較資料をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひご一報ください。
国別ではなく地域別ではありますが、こちらの団体ではこれから本格的に情報をまとめて来るようです。
http://www.iei-la.org/reports.asp?File=Newsletter/newsletter3.htm
(英語ですみません)
但し、このサイトや他のサイトでも見られる話なのですが、「調理の為のクリーンなエネルギー」と「世界の貧困層の調理法・器具の近代化」と上手く連動して行けるように、と言う事に重きが置かれているようでして、所謂先進国(いやな言い方ですね、ホント)、特に発展面から見て文化的にも地理的にも特殊な日本だけを絞り込んでその手の資料や数字を拾ってくるのはなかなか至難の業かと思われます。
まあ例によってもう少し調べては見ますが(笑)。
気がついたのは、エネルギー系の調査機関の資料や白書の元になる数字はあのBP(こちらのブログでは6月15日のエントリーなどで触れられておりました)から出ている"Statistical Review of World Energy"というのが多いですね。
http://www.bp.com/subsection.do?categoryId=95&contentId=2006480
のサイトからかなりの資料がダウンロード出来るようです。
(私設秘書も現段階ではさすがに資料をダウンロードして目を通す所まではまだ出来ておりません)
あ、早速仕事をさせてしまったようで、すみません、ありがとございます。
このIEIっていう団体は知りませんでした。
要チェックですね。
BPの資料もすっごいっすね。
これもまったく知りませんでした。
お恥ずかしい。
ちょいと勉強しますm(..)m
いや、しかしこうやってエントリー書くたびに色々教わることが多くて、これだからブログはやめられません、ホント。
面白いっす。
(身についているかどうかは疑問なんですが……)

