March 22, 2005
[ リレーエッセイ #73 ] ドングリクッキー。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、風おだやか。(高)22度、(低)12度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:南東15ノット。その他:変風10ノット、午後一時北に変わる。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:31 AM 1.6 m High 07:55 AM 3.3 m
Low 01:47 PM 1.3 m High 07:55 PM 3.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■サマータイムも終わり、秋分の日も過ぎると、「秋ィ!」という感じが前面に出てくるな。晴れると暑いインディアンサマーで、昨日なんかも泳いだんだけど、ちょっと曇るとやっぱり秋だ。
ほぼ予報通りながら、ちょっと曇りがちで、どっちかというと「晴れときどき曇り」かな。
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■編集長の[リレーエッセイ#72 竹パン]よりバトンタッチ。
キャンプツアーに出てたりしたせいもあって、ずいぶん間が開いたな。前回はいつだっけ? 8日だから、2週間ぶりかぁ。
さて、ドングリクッキーに、ドングリコーヒーか。
ん? ドングリコーヒー!!??
■あ、突然思い出した!
完全に忘れてたのだが、そういえば高校生のときにドングリコーヒーを作ろうとしたことがあったんだった。
皮むいて、渋を抜いて、細かくして乾燥させるところまでは上手くいってたのではないかと思うのだけど、その後の焙煎がなぜかうまくいかず、コーヒーを飲むところまでいかなかったんだった。
何がいけなかったんだろう??? 今となっては参考としたレシピも不明ならば、自分のやり方もちゃんと覚えていないので検証のしようがない。残念。
高校生の頃ということは、たぶんレシピの出所はビーパルだったんだろうと思うけど。
■それはさておき、ドングリクッキーって、実はタイムリーなネタでね。いや、タイムリーというより、タイミングが悪いと言った方が良いのかな?
実は、

『縄文人になる!―縄文式生活技術教本』
関根 秀樹 (著)
の中に、ドングリクッキーが出てくるんだわさ。どのドングリがどんな味で、渋が強いだの、甘味がどうだの、虫が食いやすいだのの、ドングリごとの詳細解説つきで。
まったくこの本はスゴイよ。もってない人、マヂですぐに買った方が良い。野遊び好き、里山遊び好きは必携の書。
ま、それは良いんだけど、そんなわけで家人と二人でドングリクッキーに興味を持って、こっちのドングリでどれが食えるんだろうと、ちょうど物色中だったんだわさ。
ニュージーランド原生種にはドングリのなる樹はないので、全部外来種。でもおそらくそのほとんどが英国からのものなので、ちょっと見慣れないドングリが多いの。
で、先日家人が図書館の横から持ち帰ってきた大振りなドングリ(マテバシイに近い?)が、皮むいてかじってみると、生でもほとんど渋みがなくて、なかなか有望そうなことを突き止めた段階だったのだ。
これからコイツをいっぱい拾ってクッキーを焼いたりして、思いっきりブログネタにしてやるべ、ウッヒッヒッと、企画をホクホクと暖めていたところに、いきなりさだっちょんが、
そんなわけで編集長お願いします。と、タイムリーというよりも、僕にとっては思いっきりフライング気味でネタを振ってくれやがった……。
ドングリクッキーって知ってる?
うぅぅ、あと一ヶ月待って欲しかったっす、そのネタ……(泣)
■っつぅわけで、今鋭意研究中につき、しばしお待ちを。
って、なんだかまったく僕らしくないエッセイだな。いや、虚を突かれたとは、まったくこのことで。いやぁ、参った。
っつぅか、いつもさだっちょんの後手後手に回ってる気がするなぁ(^^;
あ、そういえば昔、レインウェアのネタを書いて、翌日アップしようと思ってたら、編集長に同じネタを先にアップされたってこともあったな。
何なんだ、このシンクロニシティーは???
ま、いいや。次はごうちゃんに回しとこ。
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■「もうその本持ってるもんね」という方は
を、「これから買う」という方は
を、「絶対買うもんか!」と、なぜか意地になってらっしゃる方は、両方をクリックしておきましょう(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1764
Excerpt: [ リレーエッセイ #73 ] ドングリクッキーからバトンタッチ シイノミのどんぐりクッキーを知人が作ってくれて 食べた事あるけど、こおばしくてほのかな甘みが最高で かなり美味かったで...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.23
こんにちわ、ヤースです。
どんぐりクッキーよりも、「見慣れないどんぐり」って方にピクピクしてしまいました~。
「見慣れない」って、もしかして、あんな形や、こんな形してるのかなぁ~なんて。
また紹介してくださいね。
こんにちは、ヤースさん。
ドングリって、日本でも地方によって色々なんで、ひょっとしたらある地方の方には、「なんだ、それだったらウチの近所いくらでもあるべ」だったりするかもしれないんですけど、またそのうち写真出しますね。
今さっき...アマゾンでまたポチッと押してしまいました。これでRyuさんに唆されて?買った本は何冊目になったことやら。笑
今さっき...友人(前回のコメント参照)と電話で話しました。残念ながらこちらの知り得る以上のことは彼女もわからず、随分と心配していました。一刻も早い発見を祈ります。
「そそのかされた」だけですよね?
「だまされて」はいないですよね?(^^;
いや、良い本ですから、大丈夫っす。
patalowさんだったらきっとお気に召します。
翌日には届きましたよ。さすがAmazon。
そしてざっと斜め読み...あれ?読んだ事あるなぁと思ったら、昔Outdoorで連載してたやつですね。笑
でも予想以上に面白い!買ってよかったです。騙されずに済みました。笑
そういえば昔、クヌギの実を集めてパンケーキ(のようなもの)を作ったことがありましたよ。全クヌギ粉でやってみようと思ったけど、いまいちうまく固まらず2割程小麦粉を使いました。でもなかなかのお味で満足。今年は久々に集めて作ろうかな。
ね、面白い本でしょ?
関根先生の本は、とりあえず今まで買った中ではハズレはなしです。
二割小麦粉、なるほど経験者の貴重なご意見、ありがとうございます。
Posted by: Ryu : March 29, 2005 10:41 PMMarch 14, 2005
《 自由テーマ 》 大東京ビンボー生活マニュアル。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。午後シーブリーズ。最高気温23度、最低気温12度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午後、東が15ノットに上がる。その他:変風10ノット、午後シーブリーズ。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:09 AM 4.2 m Low 07:01 AM 0.6 m
High 01:19 PM 4.2 m Low 07:20 PM 0.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■お、久々の東の予報。ここの海岸線は東を向いてるから東は危険、15knも吹いたら国立公園中立派なサーフゾーンと化す。こりゃ川艇持ってサーフィンしに行くか?
って、親指まだ痛んだろが>僕
あと、東の予報が出てるのはゴールデンベイだけだって。
このエリアは大丈夫なんだろね、この予報と天気図見ると。
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■早朝4:10に地震。そんなに大して揺れなかったが、M6.1とかなりでかかったらしいし、けっこう震源地も近い!
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■極々私的なメモ。
昨日、『ライフ・イズ・ビューティフル』の新品ヴィデオが激安で投売りされてた! もちろん即買い。これ、超々大好きな映画の一つ。しかも先日借りてきたヴィデオの予告編に入ってて、久しぶりに観たいなと思ってたんだ。みごとなタイミング。
思えば1999年って、スゴイ映画が多かったなぁ。
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■ご存じない方、スミマセン。今回は知らないと全然着いてこられないオタクなネタっス。
って、改めて断らなくてもこのブログにはけっこうそういうの多いか(^^;

大東京ビンボー生活マニュアル (1)
前川 つかさ
講談社まんが文庫
大好きな大好きな作品。そもそもモーニングを買い始めたのはこれがキッカケ。それ以前は小林まこと『What's Michael?』だけを立ち読みしていて、他の作品に目を通したことがなかったのだが、この作品を知ってからは買うようになった。で、『What's Michael?』の方はだんだん飽きちゃって、そのうち読み飛ばすようになっちゃった。
バブル期に、こうした清貧物語が連載されていたというのがなんとも皮肉な話だ。崩壊後の連載だったら、もう少し息が長かったかもしれないと、いつも惜しんでいた。
でも最近は、あの時期だったからこそ、あの物語が生まれたのかもしれないとも思うようになってきたし、終わるタイミングもあれで良かったのかもなぁと思えるようにもなってきた。こちらが年を食った証拠なんだろうな。若い頃は、「終わり」や「別れ」を受け入れられなかったりするもんだ。
■完全に余談だけど、小林まことは、やっぱり『1・2の三四郎』シリーズ、『柔道部物語』シリーズそして『1・2の三四郎2』シリーズの3シリーズに止めを刺す(と、いやに熱く語る)。それ以外はやっぱりちょいと落ちるかなぁ。
ん? え、何? 『格闘探偵団』?
こ、これって、ひょっとして『1・2の三四郎2』の続き? あ、やっぱりそうだ!! ゲゲェ、知らなかった。買わなきゃ!!
■閑話休題、『三四郎』も負けず劣らず大好きな漫画なので、語り始めるとひたすら長くなりそうだ。別の機会に譲るとして、話を戻す。
『大東京ビンボー生活マニュアル』は単行本(ワイドKCモーニング)を2セットと、ここで紹介した講談社文庫版を1セット、合計3セットも持ってる。ニュージーランドには、ワイドKCモーニング版を持ってきている。ご苦労なことに、最初にNZに渡ってくるときの、一番最初の荷物に入れておいたんだよねぇ。それほど「肌身離せない座右の書」だったというわけで。
もちろん、今でもときどき引っ張り出して読む。特にだんだん寒くなってくると、すごく読みたくなる。今のような秋風が吹き始めると、思い出すんだよね>「第19話 金木犀」
僕ら夫婦のライフスタイル、いまだにこの漫画の影響を色濃く引きずってるような気がする。この年になっても影響抜けないということは、きっと一生引きずっていくということになるんだろうな。
(ちなみに再度蒸し返すが、『三四郎』はすべて岡山の実家に置いてあり、帰郷のたびに爆読して、ともすると気力が萎えがちになる日本滞在を乗り切るためのエネルギー源として活用している。)
■ふと思い立って検索してみると、この作品に関するサイトもけっこうたくさんあって面白い。地味な作品ながら、やっぱりネット上には「語ってる」人がけっこういらっしゃるんだねぇ。さすがインターネット。
◇「どんどんかわいくなっていく。」
ワハハ、面白い、面白い。
僕も平和荘がどこにあるか必死に読み解こうとした覚えがあるよ。あえて特定できないように描いてあると結論付けるのに、ずいぶん時間がかかったっけ。
でも自分自身が杉並に長く暮らしたもんで、そこここに漫画に登場する風景が見受けられて、そんなときはついつい辺りを見回して平和荘を探しちゃったりしたもんだ。あるわけないのに。
でも、未だにタバコ屋への坂道のモデルは見つけてないな。あれはどこにあるんだろう? 前川つかさの想像の産物なのかなぁ?
◇カジョウ日記録@うだ2[折々のオレ、カノジョ、大東京ビンボー生活マニュアル]
こちらは上記サイト管理人によるブログ。全ストーリーをデータベース化!? スゴいなぁ。
◇mixiコミュニティ「大東京ビンボー生活マニュアル」
おぉぉ、こんなコミュニティまであった! さすがmixi、役に立たないことに関しては、ホントに充実しまくりだ!!(爆)
もちろん衝動的に入ってしまった(^^; もうコミュニティはあまり増やしたくないのになぁ。
で、このコミュニティで、早速大ショックな情報を発見してしまったのであった。
◇「つれづれなるマンガ感想文10月前半」
ゲゲゲェ! 続編があったのかぁ!(一番下の「『別冊漫画ゴラク』10月4日号(2000、日本文芸社)」)
2000年っつぅと、もうすでにニュージーランドに移民してたよ。しかも一度も日本に行かなかった年だ。誰も教えてくれなかったよぉ…(涙)
まだこれは単行本化、文庫化はされていないとか。手に入らんのか……。読むすべはないのか……。
くっそぉぉぉぉ、知らんかったぁ(号泣)
もし持ってる方いらっしゃったら、ご一報をm(..)m 全ストーリー揃いならば、高価買取。
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■『大東京ビンボー生活マニュアル』のファンは
を、『1・2の三四郎』ファンは
をクリックしておいて下さい。
どっちも知らない? そりゃ大変だ、人生を半分損してまっせ(笑) 両方クリックしておくと、取り戻せるかも知れませんぜ、ダンナ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1716
Excerpt: ■日本に到着してからバタバタとなんだか忙しかったが、ようやくちょいと落ち着いてきて、やっと一昨日あたりから「恒例行事」に取り掛かることができた。 「恒例行事」って何...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.09.18
Excerpt: ■日本に到着してからバタバタとなんだか忙しかったが、ようやくちょいと落ち着いてきて、やっと一昨日あたりから「恒例行事」に取り掛かることができた。 「恒例行事」って何...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.09.18
>別冊漫画ゴラク
残念ながら持ってません。
ていうか、雑誌系は最近全く買わないですねぇ。
だから本屋ではもっぱら「ジャケ買い」です。
Posted by: you : March 14, 2005 3:53 PM>残念ながら持ってません。
うぅ、残念。
>だから本屋ではもっぱら「ジャケ買い」です。
最近は直感を頼りに通販っす。
海外在住の辛さ。
本棚がそっくりなyouさんの推薦本だったら、すぐに買っちゃうな、きっと(笑)
March 10, 2005
火おこし、あれこれ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、午後雲が広がる。北風。最高気温22度、最低気温13度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】セパレーションポイントより北:西20ノット、昼過ぎに北西35ノットに。その他:南西10ノット、昼過ぎに北20ノットに。全域で夕方に南西30ノット。北部の海況は一時非常に荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:33 AM 0.5 m High 10:44 AM 4.4 m
Low 04:48 PM 0.4 m High 11:13 PM 4.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中と夕方前はけっこう晴れ、曇りがちで遠くの雨が飛ばされてきてパラパラしてたのは昼過ぎ。
風は午前中は弱い北、午後から強い北で、17時ごろから上空の風が南西に変わり始めたのを受けて北が段々と弱まり、18:30の時点ではちょうど凪いでいた。
本日は、午前がハーフデイで午後がレンタル。キツイなぁ。午後レンタルは帰りが極端に遅くなるから嫌いだ。
ハーフデイは、マラハウに泊まってたくせになぜか道に迷って大遅刻した日本人カップルのおかげで、出発まではバタバタしたものの、概ね良いツアー。大潮の満潮なので、昨日に引き続いて洞窟くぐりも出来たし、やっぱり昨日に引き続き二日連続でチップももらった。ワハハ。
午後のレンタルは、国立公園に何度も来た事のあるオークランドからのキウィ一家。特に息子の彼女はトンガ島やピナクル島でオットセイ調査のバイトをしてたことがあるとのことで、公園中央部には詳しい。
風が強いので今日午後出るか、それとも明朝まで延期するか迷ったが、結局今日出た。おりしも上記のように風が凪ぎつつあるタイミングだったのでラッキーだったし、五十代のトーチャンカーチャンも非常に見事なパドリングをしてたので、何の問題もなし。さすがキウィ。 sbh 8 & rent(pm) 4
■ちなみに火曜日に新たに買った親指&手首用サポータがなかなか調子良い。さすがにストッピングのデモをやるとやっぱり激痛が走るけど、それ以外はあまり親指を意識しなくても仕事ができる。
手首のサポートは今まで愛用していたモデルの方が良いのだけど、今はむしろ親指が優先なので、しばらくこっちを使おう。
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■極々私的なメモ、其の壱。
愛娘の扁桃腺炎、完治。
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■極々私的なメモ、其の弐。
昨日の昼、フィッシュ&チップスが揚がるのを待つ間、隣の雑貨屋をのぞいたら可愛い小皿があったので、家人への土産に買って帰ったら、夜は手巻き寿司になった。さっそくしょうゆ皿として使いたかったらしい。
手巻き寿司は前回がいつだか思い出せないくらい久しぶりだったのに、驚いたことに愛娘は巻き方をちゃんと覚えてた。
っつぅか、前回は一人では全く巻けなくて全部親が巻いてやったから、巻き方なんて知らないと思ってたのだけど、昨夜は何も教えないうちから、勝手に自分で上手に巻いてドンドン食い始めてて、ビックリ仰天。
考えてみりゃヤツはギョウザも毎回必ず包むのを手伝ってるんだから、手巻き寿司くらいで驚いてちゃダメなのかもしれないけど、それにしても二歳児の成長の早さは、恐るべしである。記憶力もあなどれないし、前回全然出来なかったことが、次回いきなりチャンと出来てしまったりするんだから参る。
記憶力はドンドン怪しくなるし、前回出来たことが次回は出来なくなってるかもしれない年齢にさしかかったオヤヂとしては、いやはやまったく何といっていいやら……。
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■極々私的なメモ、其の参。
メモ代わり。
◇Abejas e Colmenas [mobile linear city]
良い。心に響く。何がどうと言われると困るし、ヴィト・アコンチとかmobile linear cityとかも何のことやらチンプンカンプンだけど、それでもなぜかとっても良い。
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■先月10日のエントリーで取り上げた

『縄文人になる!―縄文式生活技術教本』
関根 秀樹 (著)
を、最近家人が喜んで読んでいるようだ。彼女のことだから、そのうち何か作り始めんだろうなと思ってたら、いきなり↓

コラコラコラコラァ~ッ!
ったく、ロクなことしねぇな。いきなり愛娘と二人で、部屋の中で火をおこし始めやがった! 化繊のカーペットを直接こするんじゃない! 思っている以上に簡単に火つくんだぞ。
っつぅか、子供にイランこと教えるなぁ!
といいつつ、あわてて写真撮って、嬉々としてブログネタにしてんのは誰だよ?
■ここの読者諸氏には、マッチ・ライターを使わない火おこしとか、雨の中の焚き火なんかを試してみたことがある方も多いかと思う。やったことない? やってみると面白いよ、お薦め。
実際に火をおこしてみると、難しいとされている方法であっけなくついたり、逆にサヴァイヴァル本の類に紹介してある定番法が案外役に立たなかったり、なぁんてことがよくある。木の種類とか乾燥具合とか、ちょっとしたコツだったりとか、そういうものに左右される度合いが大きいんだろうね。だから、とりあえず一通り色々試してみると面白い発見があるかも。
ちなみによく本に書いてあるけどあまり役に立たない代表は、ヘッ電やトーチの反射板を使って太陽熱を集める方法かなぁ。家庭用の馬鹿デカイ懐中電灯の反射板を使えばなんとかなるが、ミニマグライトとかヘッ電くらいの小さな反射板では、なかなか火なんてつきゃしない。
■僕が最初にマッチもライターもなしで火をおこしたのは、中学生のときだった。放課後に友人数人と板に棒っ切れをこすり付けてて、いとも簡単に火がついて泡食った覚えがある。今思えば、上記の関根先生の本に、
現代日本人のひ弱な体力ではかなり難しい
との注釈つきで紹介してある「火ミゾ式発火法」だった。
実は当時はそんな発火法があるとも知らず、冗談でやってたら煙が出始め、お?と思ってるうちにいきなり火がついたので、大いにあわてた。火口や焚きつけを用意してなかったので、すぐに消えたけど。
しかし僕らってそんなに体力あったかなぁ???
っつぅか、こういう木をこすり合わせる発火法って、数十秒以内に発火させるのがコツなので、持久力は基本的に不要で、一瞬のパワーが勝負。なら、別に現代日本人でも男性だったらけっこう何とかなるんじゃないかと思うんだけどなぁ?
って、日本人離れした体格の僕が考察しても、あまり一般性がないか……。
■トートツだが、火おこし関連の映画を二つ思い出した。
トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』では、無人島に漂着した主人公が、火をおこそうと苦心惨憺する様が描かれていて、けっこうリアル(というか、そこしか見所がない映画、とも言う)。
関連して実際の話をすると、木同士をこすり合わせている間に出来る細かい細かい木炭粉が火おこしのポイント。木に直接火がつくわけじゃなく、この炭に火がおこるの。だから乱暴にこすったり、風が強かったりして木炭粉が飛び散ると、永久に火がつかない。いかに早くたくさん木炭粉をため、そこに熱を蓄積して発火させるかが勝負。
あと、こうして出来上がった火種を燃え上がらせるためには、火口が大事。というか、火を燃え上がらせられるか否かは、結局良い火口があるかどうかにかかってくる。火口がなきゃ、せっかく出来た小さな小さな火種は、すぐに消える。
喫煙者ならとりあえずタバコにいったん移し変えるのがいいかもね。とはいえ、タバコから別のものに火を移すってのもなかなか難しかったりもするので、やっぱり良い火口は必要なんだけど。
ま、この辺の細かいノウハウは、上記関根先生の本に詳しいので、そっちを読むべし。再度大推薦しておく。
■もう一つ思い出したのが、ピクサーの『トイ・ストーリー』(こちらはなかなかの力作)のクライマックス。バズのヘルメットをレンズ代わりに花火の導火線に点火するシーンがあるが、残念ながらあれはありえない。ピクサーは「タンスの裏まで磨け」を合言葉に、とことんリアリティを追求するスタジオだというのに、これは珍しいミスだよねぇ。
っつぅか、オモチャであんな簡単に火がついてたら大変じゃん!
と、細かい重箱隅系のツッコミを入れてしまったが、じゃぁ実際に火をつけるにはどうするかというと、もちろん中に水を入れてしまうのである。
いや、バス・ライトイヤーの人形では水が漏れちゃってダメだと思うんだけどね、でもガチャポンの容器だったら、水を入れればちゃんとレンズになって、火をおこすこともムリではないんじゃないかと思う。
あるいは、大きなビニール袋を切り開いて一枚にし、水をためるだけでも大きなレンズが出来る。これは焦点があまり小さくない精度の低いレンズなので、その分効率は少々悪いが、ビニール袋が大きければそれを十分カヴァーできる。少なくとも袋の形のまま水を入れるよりは、開いて大きくしたものに水をためた方が効率いいはず。昔日本の真夏の日差しで実験したときは、直径30cmくらいの水溜りのレンズでも、十分に威力があった。少なくとも、ミニマグライトの反射鏡よりは、何十倍もマシ。
そういえば実際に、雨上がりのビニールハウスからボヤがおこるっていう事故がときどきあるみたいね。中は畑で、そうそう派手に燃えるものがあるわけじゃないから大事にはいたらないんだろうけど、それ考えるとビニールハウスっつぅやつもなかなか恐ろしい。
あ、そういえば、自動車のフロントウィンドウにぶら下げてたマスコットの吸盤がレンズになって自動車火災になったっていう事故もあったっけな。これなんかは非常に稀な例だとは思うんだけど、条件さえそろえばあんな小さな吸盤でも火がおこせてしまうという証拠だよな。
ということは、やっぱりうまぁ~くやれば、小さなヘッ電の反射板でも火はおこせるということになるわけか。なら、もうちょっとがんばって挑戦してみるかなぁ。火口の選び方で、何とかなるのかな??? (でもミニマグライトの反射板は、さすがに小さすぎるだろうな)。
■ライター・マッチなしで火おこしする映画って、他になかったっけかなぁ? 急に興味がわいてきたんだけど、案外思いつかないな。いかにもやりそうな『ランボー』も、実はジッポ持ってるんだよねぇ。
「こんなのあるよ」という方、教えてくださいまし。ただし火を吹くドラゴンとか、火を出す魔法使いとかのファンタジー系は反則(笑)
あっ、それ系なら、新しいところでは『X-MEN 2』があったっけな。火と氷を自由に操れるミュータント、キャンプ仲間にぜひとも一人ずつ欲しいねぇ。いつでもどこでも、焚き火の側で冷たいビールが呑めるじゃん。うわぁ、それ最高だ。
って、こんなこと考え始めるととめどもなく脱線していきそうなので、今日はこの辺にしとこ。まさか映画ネタに流れるとは、自分でも予想外だった……。さすが脱線大魔王、ちゃんとネタを練らずに、とりあえず書き始めると、とたんにこれだよ(笑)
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■「ワッハッハ」と思った方は
を、「オォォ!」と思った方は
を、「クゥゥ~ッ……」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1695
メモありがとう!
しみじみ嬉しくなります。
最近谷中に滞在してます。いいところだ。ayaさんと近所で今日も山菜の天ぷらしてきました!おいしかったよ。
ryuさん日本に来たら、火おこしやってね。
楽しみにしてまーーーす。
>いきなり愛娘と二人で、部屋の中で火をおこし始めやがった!
ガハハハハハハ~~
(腹筋痛いです)
奥方は2週間にわたる断続的な看病疲れ、姫は遊べるだけの体力はあるのに外に出て遊びまくれないフラストレーションで、「多分」こういう結果になったのでしょうが、それにしても観ている方には楽しすぎる借家放火計画。
日本でもやっているようですが、オリジナルのアメリカ版TV番組「Survivor」 ( http://www.cbs.com/primetime/survivor10/ )
では、参加者が無人島や未開のジャングルに着の身着のままで置き去りにされるので、ゲーム初日に現場で調達できる材料で日が落ちるまでに火をおこすというのがデフォとなっています。
乾燥したココナッツの殻の内側の繊維質などがあれば発火しやすいですが、雨の降っているジャングルなんかはなかなかそうもいかないですね。
>mitsubakoさん
>最近谷中に滞在してます。いいところだ。
あ、いいなぁ!
ヤネセンは大好きでよく通いました。
>ayaさんと近所で今日も山菜の天ぷらしてきました!おいしかったよ。
え、谷中って山菜取れるんですか?
知らなかった。
いいなぁ、mitsubakoさんとayaさんと一緒に山菜天ぷら食べたい。
>ryuさん日本に来たら、火おこしやってね。
>mitsubako楽しみにしてまーーーす。
ゲゲ、必ず火がつくセットを開発して、常に持ち歩かねば……。
東京でそんな材料手に入るのか?(^^;
ガンバります、ハイ。
>ガハハハハハハ~~
>(腹筋痛いです)
>観ている方には楽しすぎる借家放火計画。
でしょ(笑)
>オリジナルのアメリカ版TV番組「Survivor」 ( http://www.cbs.com/primetime/survivor10/ )
えっ!
USがオリジナルなんですか?
てっきり西島(AUS)がオリジナルだと思ってました。
>初日に現場で調達できる材料で日が落ちるまでに火をおこすというのがデフォとなっています。
ありますねぇ。
オージーはすぐ火をおこしちゃうから、あまり盛り上がらない部分です(笑)
>雨の降っているジャングルなんかはなかなかそうもいかないですね。
ジャングルなら、まだ濡れていない火口を確保できるでしょうから、まだマシっすね。
流木はいくらでもあるけど、林とかがない海岸なんかだと、途方にくれるでしょうけど。
なんか、いろんな条件で火おこしやってみたくなってきました。
目指せ関根先生。
はじめまして、長介と申します。
実はワタシもアウトドアが大好きでよくいろいろな本や情報を元に実践したりしています。
ところで「火おこし」なんですが確かに摩擦や太陽光レンズでの火おこしは実際に何度も成功しているんですが最近「サバイバル」なるマンガで(作者はゴルゴ13の先生だったかな)
ガラスの破片を使って火をおこすシーンがありました。カンネリ(ネリカン?)マッチとか言っていました。
実はこの方法、別な本でも紹介していて知ってはいたんですがやりかたが間違っているのかこれだけは一度も成功したことがないんです。
見たり読んだりの感じでは乾燥した木材にガラスの破片を火みぞ式発火法のようにこすりつけると火口が出来るというのですが・・・?
確かにガラスの温度とかは上昇するのですがとても火がつくとは思えませんがね?
でも本2冊で同じ方法が紹介されているのでワタシのやり方が間違っているのだと思うんですが何かしりませんか?
長介さん、初めまして、ようこそです。
出展は覚えていないのですけど、僕もガラスを使う方法は試してみたことありましたが、全然ケムリも出なかった覚えがあります。
今思えば、これは相当硬い木材を相手に使う方法なのかもしれません。
相手が柔らかい木だと、きっと温度が上がりきらないような気がします。
とはいえ、想像なんですけどね。
機会があったら、僕もまた試してみます。
March 7, 2005
《 自由テーマ 》 愛読書。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
次第に晴れる。北風おさまる。最高気温23度、最低気温15度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、セパレーションポイントより北では25ノット。夕方、来た10ノット(ただし北部では南西15ノット)に変わる。北部の海況は荒いが、次第におちつく。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:26 AM 1.4 m High 08:07 AM 3.4 m
Low 02:09 PM 1.2 m High 08:28 PM 3.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝から気持ちの良い秋晴れ。一瞬南西の気圧配置になっているので、乾いた涼しい風が入り、昨日とうって変わって大変爽やか。昨日も今日も、予報よりずっとおだやかな天候になってよかった。
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■極々私的なメモ、其の壱
愛娘が昨夜より8度以上の熱を出している。昨日のリヴァーサイド・コミュニティ・フェスティヴァルで熱中症になったのかと思っていたが、今日になっても熱がひかないところをみると、風邪か?
あ、今昼寝から起きてきた。ちょっと熱おさまってきたな、よかった。
■極々私的なメモ、其の弐。
我が家は上水道がなく、地下水をポンプでくみ上げているのだが、昨日の午後ポンプが崩御。慌てて十数リットルの水を確保し、夜は節水モードに。
こういう事態が起こると、いやに張り切る我々夫婦。なぜか「食糧不足」とか「停電」とか「給水制限」とかになると、「待ってました!」とばかりに目が輝く。やっぱり根っからの野人なんだろうか?
本日は朝から水道工事屋がやってきてくれたので、無事水道が使えるようになった。
しかし水洗トイレってのはホントに不便。場所的に許可が出るかどうかわからんけど、もし可能ならば新築する家は、コンポストトイレにしたい。
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■以前もどこかに書いたが、僕は相当な活字中毒だ。ただし基本的には肩の凝らないB級エンターテイメントを寝床にひっくり返って読み、そのまま昼寝してしまうというのが一番好きなので、「読書家でござい」などとは口が裂けてもいえない。名作だの専門書だのよりも、三文小説が好みなのである(笑)
昨年7月29日のエントリーで、中島らも大兄追悼文の中で書いたように、そのときそのときで好きな著者っていうのは変動するんだけど、ここ15年20年常にトップ10から不動の作家が何人かいる。中島らも大兄がその中の一人という事はすでに書いたが、半村良師匠もまた常にお気に入りである。
■半村良。ご存知の通り伝奇SFの大巨匠でありながら、また下町人情モノや江戸モノも多く手がけた「エンターテイメントの百貨店」のような小説家。自らを「ウソ屋」を称し、腹にもたれない娯楽を追及したエライ人。下手に「ブンガク」「ゲージュツ」などを標榜しなかった心意気が、なんとも粋なのである。巨匠になっても、最後の最後まで「貧乏人の視線」「庶民の視点」から反骨心と情緒あふれるお話をつむぎ続けた姿勢が好きだ。そういえば、物書きになる以前にいろんな職業を転々としていらっしゃったというところにも、勝手ながらシンパシーを抱いてしまう(笑)。
あ、そういえば三日前の3月4日が命日だった! ちょいと失礼して合掌。
学生時代から物書きの端くれの末席を汚すようになった今に至るまでずっと師の作品を読み続けているが、今さらながらその「巧さ」には舌を巻く。こんなに文章の達者な人、そうそういない。
好きな半村作品トップ10を挙げろといわれるといささか困る。何日かかっても選びきれないかもしれない。
が、一つだけといわれると、これは簡単。もうこれしかない。
つい先週も読み返したばかり。おそらく年に一度は読み返しているはずなので、かれこれ15回以上は通読していると思うが、まったく飽きないどころか、毎回「これ以上の傑作小説はない!」と思ってしまう。毎回毎回、下巻の残りページが少なくなってくると切なくなってしまうほど、読んでいてドップリとその世界に浸かるのが楽しい。
細かいところを見れば、長期連載ゆえにお話のつじつまが微妙に破綻していたり、張った筈の伏線がそのまんまになったりというアラは彼方此方に見受けられる。でもそれがどうしたってなもんで、作品の質には何らマイナスとなっていない。そもそもプロットにまったく破綻のない話なんて、堅苦しくてかえって面白くないことが多かったりするんだよな、ウン。
10年程前にはNHKで阿部寛主演でドラマ化もされたのでご存知の方も多いかもしれないが、内容はご存知天保六花撰の登場人物に、半村師の作り上げた主人公碑夜十郎がからむ講談風の人情時代劇。戦国時代に自衛隊を送り込んでしまう師のこと、碑夜十郎も実は昭和からのタイムトラヴェラーだというSFも混ぜてあるが、そこで妙に白々しい感じにさせるどころか、かえって見事な人情大活劇を仕立ててしまうところが、見事な名人芸。実に巧い。こういうの、僕には一生かかってもムリだろな。悔しい。
余談だが『戦国自衛隊』だって、設定だけ聞けば失笑モノだが、実際に作品を読んでみると中編ながらグイグイと引き込まれてしまうのだから、まったくあの半村マジックっていうのは油断がならん。
ま、『戦国自衛隊』はさておき、『講談 碑夜十郎』は僕がもっとも好きな小説である。思えば僕がいろんな小説を読み漁っているのも、これを超えるワクワク作品に出会ってみたいと思っているからなのかもしれない。
幸か不幸か、僕にとってはいまだにこれがNo.1なのだけど。
■ちなみにNHKドラマ版の方、最初の数回は原作に非常に忠実だった上にキャスティングがお見事(河内山宗俊に石坂浩二を持ってきたのには驚いたが、そのハマリぶりには二度驚いた)だった上に、時代劇のBGMにウェザーリポートやチックコリアなどのクロスオーヴァー(初期のエレクトリック・ジャズ)を持ってくるという半村師がにやりとしそうな掟破りをやってくれてて素晴らしかった。
大好きな小説や漫画の映像化っていうのは、自分の頭の中のイメージとはギャップが大きすぎて、がっかりさせられるのが普通。僕も数限りなくそういう体験をしているが、このNHKドラマ版は素直に拍手モノであった。夜十郎が剣を振るうバックに、アル・ディ・メオラやジャコ・パストリアスが流れてたりするんだもん、卑怯なり。
が、それも数回のこと。途中からシナリオが原作を離れ、半村節とは程遠いなんだか陰鬱なストーリーになっていってしまったので、見なくなってしまった。何で最後まで原作に忠実に作らなかったんだろうなぁ。まったく惜しい。
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■半村良ファンは
を、中島らも派は
を、僕のような「二人とも好き」という方は両方をクリックしておいて下さい。
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戦国自衛隊は今年リメイクされ、公開ですね。
http://www.sengoku1549.com/pc/
今回は「亡国のイージス」「終戦のローレライ」(この三作共今年映画化!)を書いた
福井氏が原作を書かれているとかで。
氏の小説はどれも面白いですから楽しみです。
そして、悔しいです。同じ年の奴がこんなに頑張っているのに俺はナニやってるんだろう、なんて。
え! リメイクなんですか!
全然存じませんでしたぁ!!!
ビックリ。
へぇ、キャストもけっこう豪華。
NHK版碑夜十郎と違って、最初の千葉真一主演の戦国自衛隊はいまいちだったから、今回のに期待。
とはいえ、原作は新たに書き起こしてるんですね。
むしろその方が良いかも。
福井晴敏氏って、そんなに若いんですか。
知らなかった。
ちゃんと読んだことなかったです。
よし、今度は福井氏作品を読むぞ。
>同じ年の奴がこんなに頑張っているのに俺はナニやってるんだろう
僕はね、浪人中にこのセリフばっかりつぶやいてました。
とんでもない契約金をもらって鳴り物入りでプロ入りした桑田、清原を眺めつつ、アハハ。
あ、主演の江口洋介って、同い年じゃん。
もっとあっちの方が年上かと思ってた。
でも、年ごまかしてんだろな。
鈴木京香は、オバチャンになっちゃってるなぁ。
これで一つ年下???
あ、そういや彼女、東京で働いてるときに、けっこうてこずらされた厄介なお客様だったんだっけ……。
すっかり忘れてたな。
ブツブツブツ……(独り言モード)
March 5, 2005
ドライバッグの修理に挑戦。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北風。最高気温23度、最低気温16度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:北西20ノット。その他:南西10ノット、昼前に北に変わる。北部の海況はやや荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:47 AM 3.3 m Low 11:18 AM 1.4 m
High 05:32 PM 3.2 m Low 11:45 PM 1.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■日が短くなった。起きてからもしばらく明るくならない。そういえばもうすぐ秋分の日、つまりもうすぐサマータイムも終了。なんか早いなぁ。
本日も見事な秋晴れ。北風の予報だが実際にはほとんど吹いていない。でも北の気圧配置には違いないのでかなり暑い。木陰のそよ風の気持ちいいことこの上なし。
本日は、キウィ4人組(4日)と、フランス人・ポルトガル人混成4人組(2日)のレンタル担当。後者のグループは非常にまじめに話を聞いてるが、キウィ連中はそのうち飽きてきて、途中から集中力がなくなった。しかもシングル2艇に乗った二人がほとんど素人。海上ではエヴリンが担当してくれたので、彼女は行かせてしまったが、僕だったら連れ帰ったところだな。さて、4日間沈しないで無事にすごせるか? rent 8
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■極々私的なメモ、其の壱。
昨日のエントリーで愛娘の「しゅっしゅGo away」というセリフに茶々を入れたが、家人がその後聞き込んできたところによると、実はこっちでは「シッシッ!」を「シュッシュッ!」というらしいことが判明。
負けた、物知らずであった、二歳児に惨敗。まだまだ勝率100%圧倒的有利だと思っていたのに、早くも一敗を喫してしまうとは、イヤハヤ先が思いやられる。
■極々私的なメモ、其の弐。
昨日発売の『ポピュラーサイエンス・日本語版』に、僕が載ってるはず。原稿書いたのは僕じゃないんだけど、モデルとしてね(笑)
■極々々々私的なメモ、其の参。
リヴァーサイド・コミュニティのフェスティヴァルをのぞいた。フィンが大きくなっててビックリ。ジュールズもいた。
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■昨年12月4日のリレーエッセイにも書いたとおり、ここ数年まともにカバンとかバッグとかザックとかを使う機会がほとんどなくなってしまい、ドライバッグ一辺倒。
その代わり、当然ながらドライバッグの使用頻度はメッチャクチャ高い。一年365日のうち、おそらく300日近くは持ち歩いているのではないか?
僕が主に使っているのは、Outdoor-Market.comでもおなじみのカスケード・デザインズ社シールラインなのだが(時代遅れと笑いたければ笑え)、これだけ使用頻度が高いとニ、三年で水漏れが始まる。穴が開くとか縫い目がほつれるってんじゃなくて、生地全体が擦れて薄くなってしまうのだ。
今シーズンの始めに10リットルの黒いバッグが浸水し始め、仕方ないので少々かさばるけど20リットルのグリーンのバッグを代わりに使っていたのだが、ついにこっちも浸水が始まった。同じ頃に買ってたから、同じ頃に寿命が来たか。
買い替えの時期なのだが、これが結構な価格。
言うまでもなく、プロは渋チンである。商売道具買うのに金に糸目をつけないなんていってたら、儲けなんかなくなっちまう。プロが糸目をつけずに使う道具は、どうしてもそうせざるを得ない超大事なモノだけ。
だからドライバッグの場合も、命にかかわる大切なモノを入れる場合に限って、金に糸目をつけずに良いものを買う。でも、普段使いの通勤用、日常業務用のドライバッグなんぞにゃ、なるべく金は使いたくない。
ってなわけで、イチかバチかで修理を試みた。
■まず漏水テスト。

これ、別に水をかけたわけじゃない。完全に乾いているバッグに、外側を濡らさないように静かに内側に水を注いだところ。一ヶ所や二ヶ所のパンクじゃなく、バッグ全体から水が染み出してるのが一目瞭然。これのどこがドライバッグだってぇの。
このテストの結果、この黒いバッグよりも、グリーンのバッグの方が軽症だと分かった。黒いバッグは、ご覧のとおり底から肩のあたりまでまんべんなくバッチリ漏水しまくりだが、グリーンの方は底から下三分の一くらいしか漏水していない。だからグリーンを実験台にしてみることに。

とはいえ所詮は野人、難しいことは良く分からない。手っ取り早い方法として、テントやザック用のシームシーラーを塗ってみた。たぶんダメだろうと思いつつ、もしOKだったら$30ほど浮く計算になるので、やってみる価値はある。
乾くのを待つこと一日……。

あ、やっぱりダメだ。日焼け状態だよ。むくのは楽しいが、なんか空しい……。
あぁ~っ、こらっ、大きいのは父さんにむかせなさい! と愛娘と奪い合い。
もし「こういう生地なら、こういうのを使うといいぞ」というのをご存知の方、ご教授くださいm(..)m
■もちろん、すぐにアウトドアショップに走って、新たにバッグ購入。今回はシールラインではなくニュージーランド製のもっと安くて薄い物を手に入れてきた。すぐに先日の二泊三日のキャンプツアーに投入したが、優秀優秀。薄いからかさばらないし、良いじゃないの。
さて、こいつが何年もってくれるか。せめて2シーズンは働いてくれよぉ。
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■「オレのドライバッグはそんな旧式じゃねぇよ」と思った方は
を、「まだそういうのを使ってる」という同志は
を、「ドライバッグって何? 干物作るための道具?」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
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私も先読みしすぎて南半球の2歳児に危うくKOされる所でした、あー、恥ずかしい。
"shush"ですね>「シッシッ!」を「シュッシュッ!」というらしい
音的にはshrshrっぽく聞こえるんで、前後の脈絡なく言われたら日本語耳には確かに「シュッシュッ」ですね。
でも、やっぱりそれだと「シー」って言うのと同じ流れになってしまって、単独で「どいて」にはならないですねぇ。
黙って欲しかったのでしょうか(爆)。
いずれにしても、go awayと共にその瞬間彼女的にかなり邪魔に思われていたのですね・・・(遠い目)
一体姫にどんなチョッカイ出してたんでしょう>野人殿
どうして最愛のとーさんにそんなにクールに対応するんでしょう>姫。
それからスラング系というか、こういう合いの手系の言葉はぜーったいに子どもには最初っから負けます。
実は自分、つい先日7歳児に「ママさぁ、もうちょっと発音鍛えた方が良いと思うよ。まぁ、僕はママがアメリカ生まれじゃないって知っているから多めに見てあげるけど」って言われたばかりですし。
しかも宿題を見てやって意見の相違(例:作文の言い回しの様な曖昧なもの)があると「ママは英語が第一言語じゃないんだからその答えであってるかどうかわからないでしょ」といい、クラスメートに電話かけて訊いてますもんね・・・だったら最初っから訊くなよぅ(涙)。
Ryuさん、こんにちは。
「ポピュラーサイエンス・日本語版」ではお世話になりました。
僕のへなちょこ文章で、かなり恐縮してますが、その分Ryuさんの写真で盛り返してもらっているようです。
最近は、やっぱりビル・モリソンにハマッテしまい、パーマカルチャーのお勉強。そしてティーツリーオイルの研究ブログもはじめてしまいました。
Posted by: KAZU : March 5, 2005 7:17 PMテント用の刷毛で塗る透明な防水塗料?がありますが、
そんなのじゃ海水には太刀打ちできないかしら?
ゴム系ではなく、ビニール系に感じました。最近使っていないので詳細はわかりません。
久しぶりにシーカヤックに乗る機会をもてそうなのですが
独りなので心細いっす。
黒いほうも防水性を気にしなければ使えるだろうけれど、この際
黒いほうをバッサリ裁断しちゃってグリーンのほうへ張り込んでは
如何でしょ?
ゴム系生地同士ならサンドペーパーで擦っておいて、セメダイン
G17で張り合わせればしっかりくっつくかと。
うわわ、いっぱいコメント。
ありがとございますm(..)m
>MMさん
>一体姫にどんなチョッカイ出してたんでしょう>野人殿
さぁ?(^^;
いや、最近の口癖っすからね>「あっちいって」「Go away」
英語に関しては、ネイティヴの娘に勝とうとは思ってません、端っから。
おそらくあと一年もすれば、達者にしゃべるようになるでしょうし。
>「ママさぁ、もうちょっと発音鍛えた方が良いと思うよ。まぁ、僕はママがアメリカ生まれじゃないって知っているから多めに見てあげるけど」
んなこと言いくさったらドツクけど(笑)
っていうか、ここは世界中のあらゆる訛りが集まっている場所なんで、おそらく宇宙人くんほど親の訛りを気にしないと思いますけどね。
>KAZUさん
いえいえ、どういたしまして、僕、別に取材にご協力したわけでも何でもないですから、お安い御用です。
あんなツラでよろしければ、いつでも使ってください(^^;
ビル・モリソン、面白いでしょう?
福岡正信老師の理念が、南半球であぁいう風に発展するっていうのが、ホントに面白い。
>えるまぁさん
>テント用の刷毛で塗る透明な防水塗料?がありますが、
そんなのじゃ海水には太刀打ちできないかしら?
僕が使ったのは刷毛じゃなかったですけど、基本的には同じものなんですよ。
ダメでしたねぇ。
カヤック、お一人ですか?
お気をつけて楽しんできてくださいね。
>patalowさん
なるほど、貼る込むという手があるか。
しかし、ますます分厚く重くなっちまうなぁ(^^;
いっそのこと、両方とも切り開いて、何か別の用途のための素材として取っておくという手もありますね。
セメダインG17、懐かしいです。
こっちは商品ラインナップがまるっきり違ってて、この手のものは戸惑います、ホントに。
このバック、見た感じはシールラインの「BAJA」という商品のようですね。その場合、素材はPVCですのでシームシーラーでは付かないと思います。表裏ともにテカテカのプラスティック上の生地(ターポリン見たいなもの)ですよね?
僕も同じものを持っていてこれを修理したことがあります。
そのときは、焚き火で大穴を空けてしまったのですが、自転車のパンク修理用のパッチを貼り付けることで完治しました。
Ryuさんの場合は擦り切れで広範囲に微細な穴が開いてるようなので、自転車パンク修理用のボンドを全面に塗布すれば穴は塞がるように思います。大きな穴にはパンク修理用パッチを付けます。ただし、塗布面がいつまでたってもべチャべチャするようになるかもしれないので、小さな面積で試したほうがいいと思います。
もしくは、サーマレストのリペアキットが使えそうです。(もしその選択をされる場合はジ事前にご相談ください。)
G17は気泡ができて、密着がうまく行きません。
そうです、素材PVCです。
やっぱシームシーラーはダメですか、アハハ。
G17もダメなんですね。
サーマレストリペアキットは、布はまだたくさんあるんですが、糊が全部切れちゃってて、買ってこなきゃダメなんですよ。
パンク修理用ボンドの方が安そうですね。
ありがとございます、今度試してみよう。
ところで、サーマレストのリペアに、パンク修理用ボンドって使えるんですかねぇ???
Posted by: Ryu : March 6, 2005 6:46 PMサーマレストのリペアにパンク修理用ボンドですか?サーマレスト表面の布に一度下塗りをして乾いてからパッチを接着すれば付くような気もしますが、乾いてからもべチャべチャするがどうかですねえ。正直使えるかはわかりません。
Posted by: Miya : March 7, 2005 2:20 AMドライバッグ、PVC素材でしたら、自転車パンク修理セットの他に、ゴムボートとかインフレータブルカヤックの修理やファルトボートなんかの修理用部材でも修理できますよ。
Posted by: Miya : March 7, 2005 2:45 PMMiyaさん、ご丁寧にありがとございますm(..)m
> ゴムボートとかインフレータブルカヤックの修理やファルトボートなんかの修理用部材
困ったことに、このあたりではその手のインフレータブルものがあまり売ってないんで、手に入るかどうか……(^^;
フォールディングカヤックの存在を知らないプロのカヤックガイドがいたりする土地柄なんですよ。
まったく(^^;
March 3, 2005
こんなん出来ましたけど。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
次第に晴れる。シーブリーズ。最高気温23度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、セパレーションポイントより北では北西25ノット。午前中に南西20ノットに上がり、南部では昼に10ノットに落ち、午後一時北東10ノットに変わる。北部の海況は次第に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:53 AM 3.7 m Low 08:47 AM 1.1 m
High 03:18 PM 3.5 m Low 09:23 PM 1.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■なんなんだ、この海洋気象予報は? スゴイな。確かに天気図見ると等圧線が細かくウネウネしてるけど。でも、まぁ公園南端部にはほとんど影響ないだろうと思われたが、実際にそうだった。早朝は曇っていたが、9時には快晴になり、昼には暑くなった。海況も非常におだやかで、絶好のカヤッキング日和。
さてさて、本日は日帰りレンタルを担当。シングル希望の人が多かったが、僕は試験審査が厳しいからやめておけと、ほとんどの人をダブルに乗せかえた。ところが3人組はどうしても一人シングルに乗らざるを得ない。これがトリッキーだった。
この3人組、もともとはカップルが予めブッキングしていたところに、昨夜宿でパートナーを探していた男の子が便乗(どこの会社も、ソロにはレンタルをしないので)。ところがこの男の子がまったく経験なかったんだな。彼はそのカップルにもうちの会社にも「オレは上手いぞ」とウソをついてブッキングしていた。海に連れ出してみると、荷物満載のパフィンなのに最初っからグラグラしてて、いつ沈しても可笑しくない状態だし、ラダーもまともに使えなくて右に行きたいのに左に行く、まっすぐ行きたいのにグルグル回るという、典型的な「初体験状態」。彼の言葉を信じて同行をOKしていたカップルの方は、それを見てもうすっかりカンカン。そりゃそうだ、あんなの連れてたら予定している行程の半分もいけやしない。
僕も最初は彼を不合格にしたものの、しつこく「もう一度チャンスをくれ」というので、再試験したところ、確かに彼の言うとおり慣れてきたら少し漕げるようになってたので、結局OKを出したが、さぁ果たしてあの三人、ちゃんとこちらの申しつけ通りずっと一緒に漕いでくれてるのか? あの男の子、絶対沈すると思うんだけど、一人では絶対にセルフレスキューできないぞ……。
これだからレンタルはイヤだ。
ジョン・ダウドだか誰だかが、日本でシーカヤックが広まらないのはレンタルが少ないからだ、もっとやれ、ってな無責任なことを抜かしたらしいけど、アホなセリフだ。マーケットがまだ成熟していない段階で、まともにレンタル講習できない似非インストラクターがレンタルを盛んにやって事故を頻発させたらどうなると思ってるんだろう?
レンタル講習って、その国、そのフィールドに応じて事情が千差万別で、ある場所で出来てるからどこでも出来るっていう簡単なシロモノじゃないってこと、分からんかなぁ?
と、厄介なお客様の話が、なぜかジョン・ダウド批判に話が流れてしまった。この辺で止めとこ。 rent 5
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■そういや今日はひな祭りだ。
桃の節句か。南半球って桃の季節じゃないんだけど……。
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■極々私的なメモ、其の壱。
一昨日の夜、寝る前のベッドでの愛娘のセリフ。
「とーさん、ジャンケンしよう。とーさんはチョキね。こうだよ(と、僕の手を握ってチョキの形を作らせる) わかった? ジャンケンポン!(もちろん本人はグーを出してる) うわぁ、かったぁ!!」
こら。何が「うわぁ、かったぁ!」だ。面白ぇじゃねぇか、このやろ。
そーかそーか、そういう姑息なことを考える年になってきたか。よし、とーさんがもっと姑息で汚ぇやり方をタップリ教えてやるからな。英才教育じゃ。
しかし、ジャンケンとか「ジャンケンポン」っていうセリフとか、どこで覚えたんだろう? 子供番組のヴィデオの中にあったのかなぁ?
■極々私的なメモ、其の弐。
◇新SNS
mixiの牙城を崩せるか!?
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■先日、TV取材の打診が入っていることを書いたが、この手のマスコミ取材の内容は、おおむね二通りに分けられる。
一つは僕の仕事、つまり要するに「シーカヤック」に焦点を当てたもの。もう一つは、僕ら家族のライフスタイル、つまり『パドルの向くまま、気の向くまま』でエッラソウに宣言している「自給自足的手作り生活」を実際に見せてくれというもの。
ちなみにもう一つ、エイベルタズマン国立公園やらウチの会社の取材に僕が対応するパターンも多いが、これはちょいと性格が違うので今回は除外。
この二つの取材内容だが、どっちかだけということは珍しくて、だいたい両方を混ぜてという場合が多いのだが、ウェイトのかかり方を見ると、TV・ラジオの場合はほとんどが後者寄り。
今回もどっちかというと、やはり後者がメインで、僕の仕事はその中の一つとしての扱いらしい。
で、こういう打診がくるたびに、僕は毎回頭を抱えるのである。だって、最近は忙しくて何にも「手作り生活」なんて出来てないんだもん。拙ブログ読者の皆さんは、僕がJSBストーヴを作りたい作りたいと口ばっかりで、その実全然作りゃしないのをよくご存知のはず。
思い返せば東京でサラリーマンやってて、ニュージーランド移住を夢見ていた頃の方が、狭いアパートでショボイ道具を駆使していろいろ作っていたように思う。
その点、家人は忙しい子育ての中、相当に手を動かしてイロイロ作り続けていて、まったく尊敬に値する。
しばし大反省、猛反省。
■ってなわけで、とりあえず手近なところで手を動かしてみた。

ボロボロになったシャンブレーのワークシャツを細く裂いて紐を縒った。そいつを大量に作っておいて、

ホイ、愛娘用の草履が出来た!
編んでる途中の写真はねぇのかって? はい、ございませんです、縒ったり編んだりに必死で、写真のことなど完全に失念しておりました(キッパリ)。
本体は先ほどのシャンブレーシャツだが、鼻緒部分は僕のパジャマの成れの果て。白っぽいパジャマと、茶色っぽいパジャマ二着でツートンの紐になってる。
実は草履は、小学生の頃に祖母と一緒によく編んでいて、何も見ないでも編めるようになってた。ただし麻紐を使ったお人形サイズで、実際に履けるようなサイズのは編んだことがなかった。
あれから三十年近くたった今、もちろん編み方なんぞは覚えていなかったので、参考書片手に奮闘。もちろん突き指は悪化(^^;
でも、紐を縒るところから始めてものの一時間程度で片っぽが出来ちゃった。ただし、これは愛娘用なので、小さいんだけどね。
ところが、片っぽ編みあがったところで紐がなくなった。突き指が治るまではもう紐を縒りたくないので(編むより縒る方がはるかに親指に悪いと判明。読者の皆さんにご心配頂いているというのに、こんなことで悪化させているアホ野人)、ここでしばし作業中断。
愛娘は気に入って履いてくれてるのだが、片方じゃ可哀想。
この辺のツメの甘さが、いかにも「似非手作り野郎」の僕だな……。
再度猛反省、激反省。
■ところで参考書はこれ。

糸あそび布あそび たくさんのふしぎ傑作集
田村 寿美恵(文)、平野 恵理子(絵)
福音館
この本は良いよぉ。ちなみに僕は平野恵理子さんのファンなのだ。彼女の絵は良いねぇ。
それはともかく、子供向けの本なんだけど、いや子供向けだからこそと言った方がいいのかもしれないが、いとも簡単に草履やらカゴやら編めちゃうし、機織だって解説してある。「似非」の僕でもこうやって紐を縒るところから始めて小一時間で草履編めちゃったんだから、保証済み。
超お薦め。楽しいよぉ。なんせボロ布裂くところからやるんだから、すっごく満足度が高い。
一回こういうのをやると、「じゃぁ今度は里山に出かけたときに、植物の繊維をとってきて糸を縒って……」なんて考え始めちゃう。ニュージーランドの場合だったら、フラックスがあるから手軽だな。
いざとなりゃ、裸でフィールドに放り出されても着るものなんとか出来るようになるかもしれない! あ、これって究極のアウトドア遊びになるかもな。素っ裸でフィールドに出て、ヨーイドンで着るもの自分で作るっていう競争、どう?(笑) アホなアウトドア仲間同士でやるのは面白そうだ。ブログで画像を紹介するわけにはいかんだろうけど。
あるいは、金はかかるし面白みも半減するだろうけど、ナイロンロープを使って濡れに強いビーチサンダル編むっていうのも手だな。これはどっちかというと、アウトフィッターなんかが主催するイヴェント向けか?
■あ、そうそう、肝心な話。このボロ布草履の履き心地だけど、さすがに幼児用は小さすぎて自分で履いてみるわけにはいかないんで、足の裏において踏んでみただけなんだけど、それでも大変に気持ちいい。そりゃそうだよなぁ、着つぶしてすっかり柔らかくなったコットンのワークシャツで出来てるんだもん、気持ち悪かろうはずがない。しっかり縒った紐なのでクッションもしっかりしてて、外でも十分履けそう(耐久度は知らんが)。
早く指治して、自分のも作ろう。自分のは十色くらい色使ってド派手なのにしてやろ。
でも、自分のは愛娘の4倍は布がいるなぁ。そんなにボロ布ってあったっけか???
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■「草履、可愛い!」と思った方は
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March 1, 2005
海からの贈り物、三つ目。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。最高気温21度、最低気温6度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:南東昼前に10ノットに落ち、夕方変風10ノットに。その他:南東10ノット、昼前に変風10ノット、午後シーブリーズ。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:39 AM 4.0 m Low 07:26 AM 0.7 m
High 01:55 PM 3.9 m Low 07:54 PM 0.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■秋だ。爽やかな秋晴れだ。ついに日中の日差しや空気までが秋になっちまった。まだ三月になったばかりだというのに。長い長いインディアン・サマーが売り物のサニー・ネルソンだというのに。
セパレーションポイントより北で10ノット以下の風の予報が出るのは、きわめて珍しい。っつぅか、やっぱり秋だ。ついにベタ凪の秋がやってきた。
なんてこったい。短い夏だったなぁ。とはいえ、夏のなかった昨年に比べればマシなんだけど。しかし、いきなり最低気温6度ってどうよ??? ま、明後日くらいからまた回復しそうだけど。
実際には快晴とはいかず、ときどき雲が太陽にかかるし、案外地上でも風が吹いていることは吹いているけど、でもやぱりおだやかな秋晴れだ。金木犀とお萩と熱燗が恋しくなる、そんな空気感。
-------------------------------
■極々私的なメモ 其の壱。
娘は良くなった。熱出してても、ハイパーに飛び回っていたから、「元気になった」という表現は当てはまらないが。
おそらく、「突発疹」なのだが、日本で言われている症状とは違う。しかも、似たのは以前もやってる。きっと世界中に「ローカル型」の突発疹がいろいろあって、それを片っ端からもらってるのだろう。国際社会だから仕方ない。
■極々私的なメモ 其の弐。
久々に連載の話が入っているのだが、そろそろ第一回の締め切りなので、焦ってきた。うぅぅ、何を書こう???
そうこうしているうちに、今度はまたまたTV取材の打診。全然「手作り生活」なんて進展していないのに……。
同番組からは二年前にも打診があったのだが、ちょうど訪日直前だったのでお流れになっていた。今回はどうなるか?
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■ペーパー・ノーティラスの連載最終回。

過去に何度か書いたが、僕ら夫婦は手作り生活のためにニュージーランドに移民した。そして、その「手作り」の中には、「家のセルフビルド」ということも含まれていた。二年前にようやく土地を入手し、今は家人が中心になってハウス・プランを練っている最中。
実は二週間ほど前に、二年間練りに練ったプランがほぼ完成を見た。先月14日のエントリーに建築家と会ったことを書いたが、そのときにお見せしたのもそのプラン。
ところが、出来たと思ったところでいきなり家人を別のインスピレーションが襲った。「巻貝型の家」である。
手持ちの参考書籍の中に、まさにノーティラス型の平面図を持つ家があったのだ。僕も家人もその本は何度も目を通していたのだが、あまり現実的なものと思っていなくて見過ごしていた。しかし、なぜか最初のプランが完成したとたん、二人ともノーティラス型が気になり始めたのである。
実は世の中には、巻貝型、螺旋型の平面図を持つ家屋っていうのは、けっこうあるようなのだ。しかも、思ったよりも機能的に部屋を配置することが可能だったりするようだ。
例えば、検索してみるとこんな平面図も見つかった。
◇[ Spiral Art Garden - The Spiral House ]
他にも探せば出てきそうだが、建築事務所のサイトなんかを見ても、平面図って案外アップされてなかったりする。ご存知の方いらっしゃったら、ぜひご教授ください。
って書いてたら、サイト上にアップする前にMMさんから情報が寄せられた! お願いした覚えもないのに!
やっぱりスパイか、はたまたエスパーか!?
いや、僕にとってはスパイ様でもエスパー殿でもハッカー大公でも秘書御大でも何でもいいんだ、ともかくいつも本当にありがとうございます、助かっておりますm(..)m>エスパーMMさん
で、MMさんからの情報。
◇[ Residence for Florence and William Tsui ]
実はこの家、我が家の参考書の一つである、

ニューナチュラルハウスブック
デヴィッド ピアソン
に、外観と内部俯瞰の写真がそれぞれ一枚だけ載っていたのだが、サイトにこんなに詳細に説明してあったとは。
そっかモチーフはクマムシだったのか。本にはそんなこと書いてなかったな。
クマムシといえば、そういや昨年10月30日のエントリーで大反響だった本に載ってたっけ。
しかし、この家も素敵だねぇ。こんなのに住んだら、僕ももっと素直でおとなしい生き物に生まれ変われるかもしれない、ってのは幻想だろうか? だろうな、ハハハ。
えっと、こっちの本に話を戻すと、原書は世界中で大ベストセラーになった名著なのだが、日本版ははっきり言ってあまり出来が良くない。
まず翻訳が悪い。一般的に使われている用語とは違う訳が当てられてあったりして「なんじゃこりゃ?」な用語が頻出するし、そもそも日本語がこなれていない。建築の専門家(つまり翻訳の素人)に訳させて、そのままの稚拙な日本語を本にするなんてずさん過ぎる編集。
編集といえば、紙面にもあらが目立つ。例えば文章が次ページに続く形でちょん切れ、ページをめくってみたら、いきなりまったく新しい章が始まったりする。消えた残りの文章はどこよ?
あるいは写真のテロップでも同じような箇所がある。日本語は述語が最後の最後に来るので、文章が途中でちょん切れると非常に具合が悪いのだけど……。
というわけで、英語読める方は原書の方が、下手に「推理しながら読む」なんてことをしなくて良くて、かえって読みやすいかも。というわけで、世界的ベストセラーの原書は大いにお薦めしておくが、日本語版はパズルをとく覚悟でどうぞと言っておこう。
■さて、話を戻して我が家のハウスプランなのだが、つい先日完成した「普通の箱型ヴァージョン最終版」はこんな感じだった。

スキャンするにはサイズが大きすぎるので、デジカメ撮影したため画像が不鮮明で失礼。まぁ平面図をちゃんと見てもらうのが目的じゃないのでこれで十分だと思うけど、オーソドックスなほぼ長方形のプラン。家人が二年近くを要して描きあげた力作。
そして次が、つい先日から家人がアイディアを練り始めたノーティラス型。

左においてあるコピーが、上記参考図書の中にあった平面図で、右の方眼用紙に家人がアイディアを色々と書き込んでいっているところ。
最初はかなり苦しんだ模様だが、さすがに二年かけて箱型版を練り上げただけあって、一度ペースをつかんでしまえば、こっちのヴァージョンはトントン拍子に良いアイディアがわいている模様。今もどんどんとヴァージョンアップが進んでいるので、すでにここにアップした写真とはかなり違うものになってきている。
■実は僕、子供の頃からアントニオ・ガウディの建物が大好きで、有機的にうねる壁や天井にあこがれていた。そんな僕にとって、壁が手造り独特のうねりをみせるストローベイルやアドビ、ワトル&ドーブなどのアース・ビルディング工法は、非常に魅惑的だったのだが、建物自体が愛するペーパー・ノーティラスをモチーフとした形なら、これ以上何を望もうかってなものである。
アドビは日干しレンガのこと。つまりアドビ・ハウスは要するにレンガ建築なので、幸いにもこうした曲面を造るのは得意中の得意。しかも円い家は直線壁よりも強度が高くなるはずだし、同じ個数のレンガで広い面積が得られるというメリットもある。良いなぁ。
そんなこんなで、そろそろ次のステップに進めるかと思っていた家造りは、また振り出しに戻ってしまったわけだが、その分ワクワク感が高まってきている今日この頃なのである。
ま、諸々の理由で結局のところ箱型に戻ってしまうという可能性も非常に高いのだけど。
■というわけでブログ開設一周年記念のペーパー・ノーティラス特集連載は今回で終わり。
ただし、この物語は僕たち夫婦の家造りへと続くわけで、そういう意味ではまだ序章の前の「前書き」に過ぎないともいえる。いつかノーティラス型の家のどこかに、我が家の家宝がきちんとディスプレイされる日がくるはず。さてさてこの物語、果たしていつが最終回になることやら。

■ちなみにMMさんからのメールには、こう書き添えてあった。
ノーチラスシリーズののラスト、もしかしてもしかしたら手作りマイホームブログのプロローグですか?(ニヤリンッ)
もう完全に読まれてる。おみそれしましたです、はい。でももう驚かねぇぞ(ニヤリンッ)。
■関連過去ログ【海からの贈り物】
◎海からの贈り物。 (2005年2月22日)
◎海からの贈り物、二つ目。 (2005年2月24日)
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■ノーティラス型ハウスがお好きな方は
を、箱型がお好みの方
をクリックしましょう!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/662
自由な発想でワクワク感を与えてくれるアドビハウス。うーん。気になる。
左官の親父と一緒に犬小屋でも挑戦してみようかな。いや、日本の気候には向いてないのかな?瀬戸内海の気候なら大丈夫なのかな?
Posted by: kmorita : March 1, 2005 11:38 AM>いや、日本の気候には向いてないのかな?
>瀬戸内海の気候なら大丈夫なのかな?
屋久島ならいざしらず、瀬戸内で、しかも犬小屋くらいなら絶対大丈夫なはず。
ニュージーランド(この地方)も、実は本来はウェットすぎる嫌いがあるんですよ。
だから、軒を深くしなきゃいけないんです。
ただ、アドビって壁厚がとんでもないので、軒の深さまで考えると、犬小屋といえども相当な面積を食いますよぉ(笑)
そこのところが、日本向きじゃないのかも。
でも、編集長のご実家はスペースたくさんあるんですか?
なら大丈夫だ、やりましょう!
ちなみにこの地方でアドビハウスを夫婦だけでセルフビルドした「先輩」の例の中に、まずガレージをアドビで建てて、それから「よし、これなら出来る」ってんで母屋に着手した例もあります。
彼らも幼児を抱えて作業してたんで、励みになります。
こんばんは。
親指の具合はいかがですか?
普段気が付かないですが、ちょっとしたことができないもので、もどかしくなりますよね。
どうぞご自愛ください。
さて、今年のイースター連休(NZでもそう呼ぶのでしょうか?)は、3/25(Fri)のグッドフライデー~3/28(Mon)イースターマンデーなんですね。
やっぱり、その時期、Ryuさんの会社もお休みですか?ちょうどその頃、お伺いしようかと思っていたのですが・・・。
RYUさん、はじめまして。
ノーティラス型の平面図ではないのですが、円形のストローベールハウスの平面図でしたら、「Earth Garden」という雑誌のNumber128に載っていましたよ。
ひょっとしたら、もうチェック済みかもしれませんが…。
私達もセルフビルドでストローベールハウスを建てたくて現在土地を探し中なので、Ryuさんご夫婦の家造りブログとても楽しみにしています。
あぁ、口出してーーーー!
こうゆう面白いのは大好き。
困った時は(少しなら)相談にのりますよー。
ガイド代ちゃらとか、宿泊権とかで手を打ちます
>わややさん
> 親指の具合はいかがですか?
お気遣いありがとうございます。
仕事するたびに悪くなって、まさに一進一退です。
キャンプツアーはダメっすねぇ、ホント。
> やっぱり、その時期、Ryuさんの会社もお休みですか?
いえいえ、とんでもない、観光業が連休に堅気さんたちと一緒になって休みとってどうしますか!? 連休は僕らの稼ぎ時です。
うちの会社は、年に一日しか休業日はありませんよ。
クリスマスデー(12月25日)だけです。
この日はスーパー、ガソリンスタンドはおろか、送迎バスやウォータータクシーの会社まで休んでしまうので、運行が不可能なのでどこの会社も仕方なく休みますが。
しかし、今年のイースターは三月だったんですね!
初めて気づきました。
過去7年で初めてかも。
> ちょうどその頃、お伺いしようかと思っていたのですが・・・。
おいでませぇ。
>quinceさん
初めまして、書き込み&情報提供ありがとうございます。
「Earth Garden」、見落としてたようです。
チェックしなくちゃ!
quinceさんはどちらですか?
アドレスを拝見すると、アカロアです???
このエリア、ストローベイルハウスはけっこうな数ありますよ。
いい土地が見つかるといいですねぇ。
>TO-BEさん
>あぁ、口出してーーーー!
>こうゆう面白いのは大好き。
ワハハ、プロの口からこう言っていただけると、うれしいっす(^^)
>困った時は(少しなら)相談にのりますよー。
>ガイド代ちゃらとか、宿泊権とかで手を打ちます
おぉ、嬉しいです!
でも、プロはそんな安請け合いしちゃだめですよ。
宿泊権100泊分とか、しりとりえっせいのポイント5,000ptとか、プロならしっかりとるときは取らなきゃ(笑)
↑どこが「しっかり」だって(爆)
>
きちんと自己紹介もせず、失礼しました。
私はCHC在住の主婦です。
Earth Gardenは、AUSの雑誌で3ヶ月に1度発刊されるのですが、スーパーやペーパープラスのような場所では売ってないようです。私はWhitcoullsで買ってます。
件の平面図、もし興味があるようでしたら手元にあるのでメールしましょうか?
quinceさん、ご親切にありがとうございます。
とりあえず地元の図書館で探してみて、もし見つからなければお言葉に甘えてさせていただきます。
平面図、確かになかなかネット上では拾えないですね。
でも探してきました(笑)。
やはり螺旋状のものはなかなかないのですが、円形や八角形、そしてこちらのブログで昨年7月にちょっと触れられていたドームハウス物ならばありますね。
で、DMでも良いのですが、こちらの読者の皆様にも参加していただける材料になると思いましたので、こちらのコメント欄に見つけ物を。
・ 螺旋建築リンク集みたいなものがこちら。
http://www.mustanggirls.net/spiral.htm
ところどころリンク切れもあるのですが、中には「螺旋の描き方」なんていう奥方様必見のサイトもありますので、一つ一つごゆっくり。
・ 屋根だけがドームで壁自体は垂直な「ボールキャビン」のサイトから、実際の間取り(?)のヒント。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/shiretoko/bowlcabin/madori.htm
間取りと言うより、詰めの段階での数字や計算のヒントになるかと。
・ いろいろのドームハウスのフロアプラン集。
http://www.domes.com/plans.html
そして、
・ 螺旋の家の3Dモデル。
http://www.greeleynet.com/~cmorrison/house.html
こうやってヴィジュアル化するとかなり想像力+創造力を刺激されるとおもいますし、更にこのモデルでは方角別の画像もありますよね。
方角を南半球仕様にして、敷地内での家自体のレイアウトに役立つ情報だといいなぁ、と。
又何か見つけたらアップします。
February 24, 2005
海からの贈り物、二つ目。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。シーブリーズ。最高気温24度、最低気温15度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は南西10ノット、午後一時北に変わる。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:00 AM 0.9 m High 11:11 AM 4.0 m
Low 05:09 PM 0.7 m High 11:24 PM 3.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■う~ん、良い天気図だ、美しい。このまま日曜日までスカッと晴れ続けてくれぇ。
今日ももちろん、良い天気。モーニングティーの後シーブリーズが吹き始め、肝心の昼食後にピタリと凪いでセーリングが出来ないのも機能と同じ。
本日はサイドトラックというツアーグループ13名、韓国人の見習いの女の子がサブガイド。サブとしてはかなり使えるようになってきてるけど、まだ一人立ちはツライかなぁ。来期からは正ガイドデビュー出来るかな? b&i 13
■ツアーから戻ったら、ケイト(上記の見習いね)に片づけを押し付け、僕はオーシャン・リヴァー・ベースで明日からのキャンプツアーの準備。
昨年12月25日のエントリーに、このキャンプツアーのあまりにも豪華な食事の功罪を書いたが、さすがにあまりに大変すぎたのだろう、あの後食事は大幅に簡略化されていた。
今期初頭のメニューからすると、恐ろしくシンプルになってしまって、「これで同じ値段?」と思ってしまうのだが、昨シーズンまでの流れや仕入れ価格のバランスを見れば、むしろ今の内容が適正だろう。利ざやにやたらうるさいウィルソンズが、シーズン初頭にあんな出血大サーヴィスメニューを設定したことの方が、いまさらながら不思議。
ともかく、メニューが減ったので準備も格段に楽になった(とはいえ、タップリ3時間半かかってるんだけど)。
ツアー中も調理の時間が大幅に節約できるので、お客様のケアに割ける時間が増える。こっちの方が良いツアーが出来るんだよな。
良いガイドをずっとコンロの前にへばりつかせておくってのは、決して良いアイディアではないのだよ。そういうのはね、ガイディング技術はお粗末だけど、料理だけは出来るっていう駆け出しガイドにやらせておけばいい。ガイディングの引き出しを無尽蔵に持ってるヴェランガイドの場合は、調理の時間はなるべく短くして、ガイドがいつでも動けるようにしておくのが、良いツアーをやるコツ。覚えておきなさい>ウィルソンズ
ってな訳で、行って参ります!
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■T君の珍(沈)道中記のコーナー。
お、久しぶりにメールが来たぞ。何々?
すみませーん、ミッション失敗しちゃいました~。
リインガ沈脱作戦大失敗ですぅ。
楽しく漕いで帰ってきちゃいました。あーあ、せっかく予行演習までして準備してたのに残念だなぁ。くっそー、本番に弱いのが僕の欠点でして。ホンマすんませんホンマ。いやマジで。
しばくぞ、こら。インドネシアからメールが来るのを期待してたのに。
いやー結構な海でしたよ。うねりは真正面からぶつかり合い、隣のコロンビアバンクではブレイカーがぶつかって10mほどの水柱を作ってました。かなり沖までクラポティスだらけ。潮流も場所によって強いときで12ノット流れるし海流もある。これで風吹いて風浪立ったらアウトですね。
感動して身震いしましたよ。
う~ん、こうやって聞くだけだと、単に恐ろしくて身震いしちゃうけどなぁ。生で見たり漕いだりすると、やっぱ感動するだろうな。
でも、天気良くて何より。結果的にカヤック壊してたおかげで、良いタイミングになったんじゃん。
ツマラン。
ちなみにCapeReingaは最北の岬じゃないですよ。NorthCapeの方が北にあるし最北の地はさらに北にあるSurvilleCliffsってところです。
あ、そうなのか。行ったことない場所のことは、やっぱ全然ダメだな。僕も一回漕ぎに行こう。
North Capeも漕ぐ予定だったんですがReingaでイッてしまったのでもういいやってんでやめました。
勝手にイッてろ、ったく。僕は、明日からのキャンプツアーは女の子ばっかりのグループだから、そっちでよろしく楽しんできてやる、ッキッショーめ。
■関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
◎2004年10月20日
◎2004年10月23日
◎2004年11月17日
◎2004年11月20日
◎2004年11月24日
◎2004年12月8日
◎2004年12月29日
◎2004年12月29日
◎2005年1月18日
◎2005年2月5日
◎2005年2月7日
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■一昨日は告知しなかったが、実は一昨日のエントリーは「ブログ開設一周年記念連載第一回」なのである。
昨日はリレーエッセイが回ってきていたので一回飛んでしまったが、本日は改めてペーパー・ノーティラスの連載コンテンツ第二弾、「関連コンテンツの紹介の巻」始まり始まり。
ちなみに一昨日と同じく、ペーパー・ノーティラスのことを、「貝」「貝殻」と便宜的に呼ばせていただくことにする。

■本日はまず関連サイトから。
一昨日もご紹介したが、図鑑サイトはやっぱり外せないので再掲。
◇積丹カヤックス野塚通信「自然界の不思議」
一昨日のエントリーにも、さっそくコメントを頂いているおなじみ西村氏は、僕と同じくペーパー・ノーティラス・ハンターなのである。
氏は大物を落として欠損されてしまったとか。我がことのように悲しい……。
◇nitride「謎が解けた」
上記『積丹カヤックス野塚通信』にトラックバックしてあったサイト。
僕たち夫婦も予備知識のないままにこの貝殻と遭遇したので、nitride氏の驚きはよぉ~く分かる。僕たちの場合は一緒にいた人間にすぐに教えてもらえたので、二年もの間謎のままということはなかったのだが。
しかし、美しい写真だ。お見事。
◇「アオイガイ」
このサイトでは、中身のタコが見られる! ふぅ~ん。中身だけみたら、ペーパー・ノーティラスの正体だなんて、絶対に気づかないなぁ。
飼えないのかな……???(ボソリ)
■次に本をご紹介しよう。

海からの贈物
アン・モロウ・リンドバーグ (著), 吉田 健一(訳)
新潮文庫
お分かりのように、この連載のタイトルは、この本から頂戴している。
薄っぺらな本だ。文庫本でこれ以上薄い本は、滅多にお目にかかれないんじゃないだろうか?
しかし内容は分厚い。
著者はお察しの通り、史上初の大西洋単独横断飛行成功者チャールズ・リンドバーグ夫人。ご主人同様ご本人もパイロットだったとのことで、女性パイロットとしては草分け中の草分けなのだろうが、この本を読むとそんなことよりもむしろ「米国版 徒然草」といった趣きに驚かされる。
アマゾンの書評を読むと、実際に本家「徒然草」を引き合いに出してこの本を酷評している方もいらっしゃるようだが、僕はむしろ時代と大洋を大きく隔てた二人の女性が、奇しくも同じような感性で「我々が失ってしまった何か」を語りかけてくれることに、驚きと喜びを覚える。
また、同書評中には訳の古さを指摘した方もいらっしゃるが、この硬く端正な吉田氏の訳が、内容や雰囲気とピタリとフィットして気持ちがいい。名訳である。
内容はさきほど「徒然草」を引き合いに出したが、まぁそんなものだと思っていただいても良いだろう。ただし大きな違いは、リンドバーグ夫人が思いをめぐらしているとき、そのキッカケとして眺めているのが、徹頭徹尾「貝殻」だということだ。各章のタイトルが、すべて貝の名前。その貝殻のたたずまいを眺め、そこからライフスタイルに空想が広がるという素敵な手法は、「徒然草」はもちろんのこと、現代のエッセイ手法から見てもまだまだ十分に通用する。
この本を今日取り上げたのは、もちろんこの本の中にもペーパー・ノーティラスが「たこぶね」という名で登場するからだ。ちょっと長いが、この章の冒頭部を引用して紹介にかえる。
浜辺で見られる世界の住人の中に、稀にしか出会わない、珍しいのがいて、たこぶねはその貝と少しも結び付いていない。貝は実際は、子供のための揺籃であって、母のたこぶねはこれを抱えて海の表面に浮かび上がり、そこで卵が孵って、子供たちは泳ぎ去り、母のたこぶねは貝を捨てて新しい生活を始める。私はこのたこぶねのそういう借りの住居を専門家の蒐集でしか見たことがないが、その生き方が提供する映像に非常な魅力を感じる。半透明で、ギリシャの柱のように美しい溝が幾筋か付いているこの白い貝は、昔の人たちが乗った舟も同様に軽くて、道の海に向かっていつでも出帆することが出来る。本に書いてあることによれば、この貝の名前(Argonauta)は黄金の羊毛を探しに行ったイアソンの船から取ったもので、船乗りにとってこの貝は晴天と順風の印になっている。
キャンプのとき、テント内でヘッドランプでこの本を読むのは、なかなか良いものである。
■これで終わりと思ったら大間違い。僕のペーパー・ノーティラス熱は、タダゴトではないのだ。
次回完結編に続く。
ただし、明日からキャンプツアーに出るし、奄美組が留守してるのでひょっとするとリレーエッセイが編集長からピッチャー返しで戻ってくるかもしれないので、しばらくお待ちを。
■関連過去ログ【ビーチコーミング】
◎今日の収穫。 (2004年5月8日)
◎ビーチコーミングといえば (2004年5月15日)
◎指が痛い。 (2004年7月3日)
◎原始的な計測器。 (2004年7月7日)
◎僕には研げないナイフの話。 (2004年7月14日)
◎ペッタンコのウニ。 (2004年11月10日)
◎デカイ貝殻。 (2005年1月21日)
◎海からの贈り物。 (2005年2月22日)
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■追記(10月14日)。
すごいサイトからトラックバックが張られたので、こちらからもリンク。
◎原 拓史のチャンネル「アオイガイ(カイダコ): paper nautilus: Argonauta argo Linnaeus, 1758」
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■「トップ返り咲きキャンペーン」応援大感謝! わずか一週間で、今朝は2位まで駆け上がりました! 皆さんのおかげです!(夕方にはまた3位に落ちてたけど)
と
をクリックして、さらなる応援をお願いいたします!
こうなったら、アウトドア総合でも一位奪回だ、ワハハ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1601
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温21度、最低気温6度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:南東昼前に10ノットに落ち、夕方...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.01
Excerpt: 根室の某浜で、アオイガイ(カイダコ): paper nautilus: Argonauta argo Linnaeus, 1758をひろった。結構な数が流れ着いていた。しかも、大多数には写真のように、卵がついているし、われてもい...
From: 原 拓史のチャンネル
Date: 2005.10.14
Excerpt: ■もちろんこっちを開設する前とは比べものにはならないんだけど、それでもいまだに着実にカウンタが回り続けているオリジナル版『Ryu's Logbook』、いったいどなたが見てくださってる...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.10.17
Excerpt: ダイビングの帰りは温泉へ。 今日は野塚の『北都』へ。 ここは洗い場もお風呂も狭いものの硫黄温泉で泉質がお気に入り。
From: ナチュラルライフ通信
Date: 2005.11.07
「海からの贈り物」
直接本の内容とは関係ないのですが、
表紙の絵、銅版画っぽいですが、
作者名書いてませんでしょうか?
もしわかるようでしたらちょっと見てみていただけないでしょうか?
(カバーの折り返しのところに大抵書いてあると思います。)
いいですよ、この本。
えっと、表紙の作者は、二見彰一さんという方だそうです。
版画か絵かはよく分からないんですが。
Miyaさん、版画お好きなんですか?
やっぱりそうでしたか!
お手数おかけしました。
版画が好きも何も、僕は二見彰一の甥なんです。
作風から見てそうではないかと思ったのです。
水平線のイメージはどっかで見たことがあるし、特徴的な藍のグラデーションは伯父の独創だと記憶しております。
残念ながらこの本の表紙は今は貝殻の写真に変わってしまったようです・・・・。
Posted by: Miya : February 25, 2005 8:21 AM「海からの贈り物」読んだことありません。古本屋で探してみます。
表紙がMiyaさんのおじの版画とはビックリ!
さらに完結編が続くということにもビックリ!
>Miyaさん
うわわ、おじ様でしたか。
へぇぇぇ!!!
素敵ですねぇ。
表紙、変わっちゃったんですか。
なんで変えるんだろう、綺麗なのに。
>巌さん
この本、巌さんはすきかもしれないですねぇ。
完結編、もうちょっとお待ちを。
リレーが回ってきている上に、昨日はちょいと書ける状態じゃなかったものでして。
いやー。お忙しい中、お騒がせいたしました。
新刷からは英語版と同じ表紙になったようです。
この時期はブログの更新はなかなか大変でしょうが、気長にしかし楽しみにして待ちます。
ご安全に。
TBありがとうございます。お礼、アオイガイの更新遅れて申し訳ないっす。
実は私、フユシャクという雌に羽のない蛾の大発生の研究をしているのですが、
今成虫が飛ぶ時期なので、すこしばたばたしています。
あと1ヶ月せずにこちらは雪に閉ざされ、さすがのフユシャクも飛ばなくなるので、またおじゃまさせてくださいまし。ではまた。
お忙しい中、書き込みありがとうございます。
当方も今ちょいとバタバタしています。
落ち着きましたら、またよろしくお願いいたします。
February 20, 2005
{しりとりエッセイ #008} 啖呵。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、風穏やか、シーブリーズ。最高気温26度、最低気温13度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット(セパレーションポイントより北では午前中に西20ノットに上がる)。今夜南西15ノットに変わる。北部の海況は一時やや荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:00 AM 1.7 m High 08:40 AM 3.2 m
Low 02:29 PM 1.5 m High 08:27 PM 3.1 m
■telstraclear.co.nzの天気予報ページ、相変わらずダメ。担当者が休んでいるのか、三日ほど前からまったく更新されていない。天気図は相変わらず更新されていないし、本日の地上気象予報もおそらく17日(木)の段階で出ていた「三日先の予報」のはず。ダメだこりゃ。
海洋気象予報(これは別サイトから拾ってるので、ちゃんと最新の予報)では、ゴールデンベイが西20ノットとのことだったが、ここでも南西20ノットくらい吹いてたぞ。
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■話題沸騰大好評連載「しりとりエッセイ」の第8回なのである。
前回のお題は「シッダールタ」だったのである。したがって、今回のお題は「た」で始まる言葉なのである。
頂いているお題候補は、以下の三つなのである。
- 「他人のふりみて我がふり直せ」
by tsuboさん - 「啖呵」
by kmoritaさん - 「怠惰」
by Miyaさん
常連さん三名様の、熾烈な争いなのである。どれが選ばれても、なかなか面白そうなのである。あるったら、あるのである。
いつものように抽選委員長にお題を選んでいただくことにするのである。委員長、こっち来なさい、なのである。

「これであるぅ!」
そうであるか。何々?
「啖呵」 by kmoritaさん。
なるほど、そう来たか、である……。
年がら年中気に食わない相手見つけちゃ啖呵ばっかり切ってて、しかも後から「やめときゃ良かった、またやっちまった、オレってばバカバカバカバカ、である」と頭を抱える習性のある野人に、そういうお題でエッセイを書けとおっしゃるのであるか?
ん? 誰であるか、「啖呵とかけて、アウトドアととく。その心は『Ryu's Logbook』」などと、不届きなことをボソボソつぶやいてるのは!?
う~ん、ガンバル、のである(いやに歯切れが悪い)。
いや、このお題になると、僕が啖呵切りまくるのを期待なさる方も少なくないと思うのだが、いきなり切れといわれて切れるものでもないのである。
確かに、このブログでも過去に何度も啖呵切った覚えはあるんだけど、それはそれなりの事情があってのことなのである。理由もなく啖呵切り倒してたら、そりゃピチガイか寅さんなのである。
よって、今少々困り果てているのである。どうしよう、なのである。
ところでこの文体、早くも飽きてきたので、そろそろやめる、のである。
■ともかく本題。
啖呵。
どうにもアウトドアとはそぐわない印象を受ける言葉なのであるだ。アウトドアといえば、「自然って素敵」「心が洗われる」「安らぐ」「山男は素朴」「癒し系」「カヌーを愛する人に、悪い人はいない」なんていう、どっちかというと啖呵とは反対のイメージが着いて回る。
あ、いきなり脱線で恐縮だが(出た!)、つい先日さだっちょんが送ってきてくれた某カヌー雑誌を読んでると、投稿記事の中に「カヌー仲間はいい人ばかり」という大真面目な一文があって、あまりにも前時代的なセリフにひっくり返ってしまった。いやぁ、こういう70年代的なセリフ、盲点だったなぁ。勉強になった。今後は多用しよう。
ニュージーランドのシーカヤッカーは、いいヤツばかり。
「何だとこのやろ。じゃ何かぃ、日本のシーカヤッカーは悪人ばっかだっつぅわけか、え? おぃ、ちょっいとオモテぇ出るかぃ、ニーサン?」
あ、いえ、そういうわけでは。いきなり啖呵切られちまったよ。オーコワ。
すぐこういうこと書くから、冗談の通じない謹厳実直な方々ににらまれっちまうんだよなぁ(^^; くわばら、くわばら。
■えっと、何の話だっけ? お、そうそう啖呵だった。
そう、啖呵って、どうもホヤヤ~ンとしたアウトドアのイメージとはそぐわないような感じがある。
でもね、実はアウトドアにも啖呵はけっこうあふれてるんだ。いや、「お前だけだろ」っていうツッコミはなし。
えっと、啖呵っていう言葉、人によってイメージが色々だろうから、ここで例によって広辞苑くんにお出ましいただこう。なんか、この「しりとりエッセイ」では広辞苑くんがすっかりレギュラー化してきた感があるな(笑)
たんか【啖呵】
(「弾呵」の転訛か。維摩居士(ゆいまこじ)が十六羅漢や四大菩薩を閉口させた故事から)勢い鋭く歯切れのよい言葉。江戸っ子弁でまくし立てること。(広辞苑 第五版 岩波書店より)
へぇぇ、こりゃオイラも知らなかったな。っつぅと何かぃ、いくら威勢がよくたって関西弁じゃ啖呵が切れねぇってことになるのかぃ? 河内弁なんざぁ、ずいぶん啖呵向きの言葉だと思うけどなぁ。じゃ、土佐弁だって広辞苑様に言わせりゃ、ダメってことになるんだな。こりゃビックリだ、お釈迦様でもご存知あるめぇ。え? ご存知に決まってる? あ、そうかぃ? ま、固ぇこたぁ言いっこなしだぃ。
ま、土佐弁や河内弁が啖呵になるかどうかはさておき、別に啖呵っていう言葉には、必ずしも「喧嘩」というニュアンスは含まなくて良いらしい。そして「勢い鋭く歯切れのよい言葉」っていうところを誇大解釈すれば、ほら、アウトドアにも啖呵はあふれてるじゃないの。
例えば、「なぜ山に登るのか?」と問われて、こう答えた人がいる。
「そこに山があるから」う~ん、鋭い。なかなかキレのいい言葉じゃないの。こりゃ十分啖呵だよ。
今月5日に紹介した本(『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫)には、同じ問いに対して、これまた見事な啖呵が切られている。
「下りるために登るんさ」カッコ良い! 冒頭部でいきなり登場するこのセリフがなかったら、この物語の魅力は半減してしまったかもしれない。
ま、つまり啖呵っていうのは、今流に言えば「コピー」のようなもんだ。ただ、商品宣伝用に練られたコピーでないので、名セリフは少ない。だからこそ、名啖呵は光る。
こんなのもある。
「私は超人ではない」 (ラインホルト・メスナー)宣伝文句どころか、単なる謙遜のセリフである。もちろん僕が言ったって啖呵どころか冗談にもなりゃしないけど、これを伝説の登山家が口にすると、とたんに事情が違ってくる。特別に何も意識せず、さらりと言ってのけているところが、むしろ啖呵としての値打ちになっている。こういうのは、やっぱり超人ならでは。
アウトドア啖呵といえば、文豪開高健師は外せんだろうと、手持ちの数冊をパラパラと繰ってみたが、案に相違して思ったほど師は威勢の良いセリフは書いていらっしゃらないようだ。しかしそこは文豪のこと、よく探せば何気ない口ぶりの中にこそ、なかなか凄いセリフがあったりする。
「魚の腸といえば、これはもう、アマゾンに棲息するピラルクである。これにとどめをさす。太目のフランクフルト・ソーセージといった趣きの腸の中に、ピラルクの舌(細長くてイカの甲のように硬い)を差しこんで炭火で焼いて、岩塩と唐芥子をパラパラパラとかけて食う。ねっとり、むっちり、プリプリしていて、その端麗、その上品、その美味、しばし声をのむ。」 (『知的な痴的な教養講座』 開高健)開高節炸裂。これもご本人は爪の先ほど啖呵を切ったつもりはないセリフだろうが、いやはや「勢い鋭く歯切れのいい」こと、この上なし。しかも「どうだ、やってみやがれ」といわれたら、素直に「出来ません、ハイ」というしかない。啖呵である。流石。
「お前さんは張子のトラかね。人間は濡れたら死ぬと思っていやがる。」 (『日本の川を旅する―カヌー単独行』 野田知佑)こちらはカヌー文学の御大の若き日の名作、日本ノンフィクション賞新人賞受賞作から。いかにも野田氏といった趣きの啖呵らしい啖呵だが、昨今の氏の文章が鼻につく嫌味に満ちあふれているのとまったく違って、この頃の氏のエネルギッシュな作品は誠に爽やかで、啖呵も読んでいて楽しい。
啖呵の定義に「嫌味がないこと」という項目をつけくわえたいところだ。
さて、最後に紹介するのは、「啖呵といえばこの人!」、僕が敬愛する山本夏彦師の数々の名啖呵の中から、迷いに迷った上で選んだこれ。
「自分の経験を無二のものとして、他と峻別するのは、自慢話の一種である」 (『毒言独語』 山本夏彦)一見アウトドアとは関係ないが、慢心しやすいという自覚のある僕が、仕事(シーカヤック・ツアーのガイディング)をする際に、常に自分自身に言い聞かせている言葉である。
■う~ん、こういう風に名セリフ集をやるんだったら、もっとタップリと準備期間が必要だったな。半日で書き上げる「しりとりエッセイ」でこの手法を使うのはチトつらいか。
ホント言うと、ゴーフィールド・ブロガーの連中のブログ内からも、啖呵を探し出して来たかったんだけど、ナローバンドでの半日仕事じゃやっぱり無理。次回の課題だな。
ま、いいや、ともかく、啖呵はこれにおしまい。てやんでぃ、ちきしょーめ!
さてさて、次回は「か」から始まるお題を募集いたします。皆様のご応募をお待ちしておりますです。
ところで突然だが、ポイントルールに項目を追加することにした。皆勤賞である。
■【ポイントルール ver.1.1 20/02/2005】
- お題案一つ提出ごとに、1ポイント獲得。ただし最大五つまでとする。
- お題が採用された場合は5ポイント加算。
- ポイントアップ交渉歓迎。
- 獲得ポイントに応じて、景品等が当たる可能性あり。詳細はその場の思いつきで決まるが、『龍の巣』割引券になる可能性もあり。もちろん100000ポイント獲得者はニュージーランド旅行にご招待!
- 変更は、過去にさかのぼってすべてのお題提供者にも適用する。
- 10回連続でお題候補ご応募の場合、「皆勤賞」として15ptをプラス。ただし一度皆勤賞が適用された場合は、そこで一度リセットし、次の回からまた一から数え直すこととする。
- 足りないルールがあれば、適宜適当に追加する。
■「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは、以下の通りです。
- MMさん
28 pt - Miyaさん
15 pt - kmoritaさん
10 pt - さだっちょんさん
9 pt - ツォンさん
7 pt - tsuboさん
7 pt - TO-BEさん
1 pt - youさん
1 pt
kmoritaさん、いきなり3位に浮上!
皆勤賞ルール採用により、今後も順位大変動の可能性大。
ちなみに今現在皆勤賞に一番近いのは、Miyaさんとtsuboさんの7回連続投稿。次点がkmoritaさんの4回連続投稿となっています。さぁ、次回はどう順位が動くか?
ふるってお題案をご応募ください。
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「???」
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■「トップ返り咲きキャンペーン」ご協力大感謝!(笑)
編集長ブログの後ろに貼りついたものの、なかなか抜けずに大バトル展開中! さぁ、次のホームストレッチで抜きされるか、それとも編集長が次の周回も逃げ切るか?
と
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温22度、最低気温14度。 [海洋気象] (エイベル) 南西10ノット、午前中に北西15ノットに変わり、セパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.02
皆勤賞なんてボーナスあるんだったら又エントリー開始しなくては。
「啖呵」がお題でしりとりですね。
う~ん・・・・・
「上方落語」!
(安直な発想だ)
頑張ってアウトドアネタに持って行って下さい(爆)。
MMさんが自粛してくださった後で発表するタイミングになっちゃって、申し訳ないっすm(..)m
しかし、上方落語とアウトドアって……。
桂枝雀師匠が麦藁帽子かぶって楽しそうに捕虫網を振り回してる姿が、なぜか脳裏をよぎりました(^^;
ルール改正ありがとうございます。
皆勤賞目指してガンバリます。
で、今回のお題は
「カヤック」
直球すぎますか?
あー!
ちょっと目を離したすきにランキングが落ちてるーーー
し、しまった・・・・
というわけで、お題立候補
「カイテキ!」
RYUさんの体調&ワタクシのネット環境にかけてみましたん。
>さだっちょん
お帰り!
いつかはテレマークにも挑戦しようと思ってたけど、さだブログを見ただけでめげた。
僕には向かないような気がする(笑)
えっと、「カイテキ!」ありがとうございます。
> RYUさんの体調&ワタクシのネット環境にかけてみましたん。
こういう風にヒントをもらえると、大変にありがたかったりします(笑)
あれー?一昨日投稿したと思ったけど、無い。
投稿ボタンを忘れたか、Ryuさんに消されたのか?
と言うわけで、いつまでもpoint1じゃ恥ずかしいので、もう一度。
「感受性」若しくは「感銘」
うーん、書きやすいネタだなー。
youさん、お先にpoint1脱出!
1ptコンビ、一人抜け駆けしましたねぇ(笑)
感受性、感銘、ありがとうございました。
書きやすそうで、ポイント絞るのに苦労しそうなネタ……(^^;
youさん、お待ちしてますよぉ。
February 10, 2005
寒い冬の夜に、静かに焚き火を思う。
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北風。最高気温26度、最低気温16度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。正午までにセパレーションポイントより北では北西15ノットに、タズマン湾では北東10ノットに変わる。海況はおだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:37 AM 0.4 m High 11:47 AM 4.5 m
Low 05:51 PM 0.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中は曇ってたが、午後から晴れた。しかし明日から天候が崩れそうなので、その予兆は見えてきた。久しぶりに暑さを感じない過ごしやすい一日。水温は依然として高く、泳ぐのにもなんの問題もない。午後はかなりシーブリーズが強かった。
ところで昨年11月17日のエントリーで、「恐怖の超大潮」の話をしたが、脅威の4.6mがいよいよ明日に迫った。やだなぁ。
そういう今日だって久々の(僕にとっては)4.5mだったので、なかなか強烈だった。
朝トレントベイでカヤックに道具をパッキングしててもみるみるうちに水位があがり、間もなくビーチが完全に消えた。遅い出発のグループを待って待機してたガイドが二人いたので、僕がパドリングの教習をしている間、彼女らが完全に浮かんでしまった僕とKPのグループのカヤックを押さえててくれたので助かったが、彼女らがいなかったらいささか厄介だったな。
でもそのおかげでラグーンは素晴らしかった。少々曇り気味だったけど、水はきれい。午後に雲が切れた瞬間にフレンチマンベイのラグーンにも入ったが、見事な色彩の爆発だったなぁ。原材料は「水」と「砂」と「日光」といたってシンプルなので、なんでここまでの見事なフレイヴァが醸し出せるのか??? ナゾだ。
今日は二名の日本人女性がいらっしゃったが、彼女たちは某J●Bのツアーコンダクターさん。ご存知の通り、僕はお客様の中に同業者がいらっしゃると、ガゼン燃えてしまうのである。先方はシーカヤック・ガイドを同業と思われるかどうか知らんが、僕にとってはツアコンとかバスガイドって、むしろシーカヤック・インストラクターなんかよりもはるかに「こっちに近い職業」だと認識しているので、僕的には「バリバリの同業」である。
で、気張ってガイディングした結果、今日は相当高得点のツアーになったのである。勝ったな、多分。
しかし、午後ツアー終了後にトレントベイの超引き潮をカヤック運ぶのは参ったぞ。今日米国人のお客様たちからチップをもらえなかったのは、たぶんあれのおかげでお客様が疲れきってしまったからだとにらんでいる。ガイディングには特にとりたてて失点はなかったはずなので、まったく恨めしいったらありゃしない(笑)
ちなみに本日もバスに乗り遅れてツアーに参加できなかったお客様がいらっしゃった。彼らはタクシー飛ばしてマラハウに向かっていたので、時間切れで出発するときもいささか後ろ髪を引かれた。戻ってから明日のブッキング表を見ると、ちゃんと明日の同じツアーに名前があったのでちょっとホッとしたが、明日は天候が崩れそうなんだよなぁ。本人たちが悪いとはいえ、なんとも後味が悪い。ま、明日は僕じゃなくて別のガイドが担当するので、ソイツにがんばってもらおう。 b&b 6
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■何の因果で、クソ暑い真夏に(今日はましだったが)、こんなタイトルのエントリーを書いているのかとも思うが、読者の99.4%は北半球にいらっしゃるはずなので、あえて「寒い冬」と書いてみた。う~ん、どーも実感がわかんぞ。
それはともかく、焚き火の本のインプレッションだ。なぜかここのところ本の紹介が続いちゃってるけど、え~いかまうものか、僕は重度活字ジャンキーなのだ。
『焚き火大全』
吉長 成恭 (編集)、中川 重年 (編集)、関根 秀樹 (編集)
かなり前に編集長のブログでも紹介されたことがあるが、実はそのころすでに大変に気になっていた本。そしたら昨年のクリスマスに、サンタさんが持ってきてくれたのである。ワハハ、ラッキー。
けっこうな価格だが、読み応えは満点。いやぁ、焚き火は良いね、焚き火は。
昨年12月18日のエントリーで、日本のアウトドア・ソフト業界に突っ込みを入れた際に、「焚き火」も一例としてまな板にあげた。論旨を極端に要約すれば「焚き火なんぞを扱ったって、達成感が乏しいからアウトドア業界は発展しない」というようなことを言ったわけだ。誰が考えたって、焚き火産業で大儲けなんて、そりゃやっぱりちょいと無理っぽいと思うことだとろう。
だから、この本も超ベストセラーになるなんてことは、たぶん起こらない。
だが、それでも焚き火は素敵だ。僕だって焚き火に恨みがあるわけじゃない。「産業の発展」にはなかなか結びつかないだろうけど、金儲けの話を抜きにすりゃ、焚き火はまぎれもなく「アウトドアのエッセンスの一つ」に間違いないのである。
んな回りくどい言い方しなくてもいいか。焚き火は誰がなんと言っても良いのである。先月31日のエントリーの焚き火も、ほんと楽しかった。焚き火見てると、「アウトドア産業の発展」とか何とかだって、どーでもえーことに思えてきたりするもんな(笑)
だから、この本も素敵だ。このブログを読んでらっしゃる方なら、皆この本にはやられてしまうはずだ。つべこべ言わずに、黙って読めぇぇぇ~っ!ってなもんで。
■ただし。
重箱の隅つつかせたら天下一品の僕には、アマゾンの書評にあるような「手放しの絶賛」というわけにはいかない。絶賛が多いと、天邪鬼は逆に辛口批評をやりたくなるって寸法で。だから「つべこべ言わずに」といった舌の根が乾かぬうちに、「つべこべ」言うわけだが、まぁ黙って読みなさい(笑)
■1月8日のエントリーで触れた問題は、この本にも当てはまる部分がある。多数の執筆者の寄稿によって出来ている本なのだが、各ライターの力量の差があまりにも大きいのだ。
1月8日のエントリーでとりあげたフィールドガイド本のような各ライターが一定の「書式」に従って書くというシステムには出来ない類の本ではある。だから、まったく同じ論法を当てはめるわけにはいかない。
が、それにしたって各コラムが一定の「レヴェル」は満たしていて欲しい。いや、満たしているべきだと思う。しかし残念ながら、「レヴェル未満」のコラムがかなりの数散見される。
例えば僕が敬愛する関根秀樹先生が書かれた部分は、さすがにお見事。彼の担当部分だけを拾い読みしたって、この値段を払うだけの値打ちが十分あるほどだ。
あるいは「第六章 焚き火の文芸と絵画」などは、僕にとっては非常に新鮮な視点を提供してくれていてハッとさせられるし、まったく知らなかった作品も多数紹介されていて、この章も「大枚はたく価値あり」と思わせられる部分だ。思いっきりメモを取りながら読んでしまった。
それに対して、「う~ん……」と思う箇所も少なくなかった。各章に「う~ん……」なコラムはいくつか散見されるが、特に不満だったのは「第五章 焚き火と環境教育」。僕的にはこの章は「全滅」という印象。読まずに文句を言うのはアンフェアだと思うので一応全部目を通したが、かなりの努力と我慢を要した。
何が悪いって、そもそも「教育」というコンセプトそのもののとらえ方が古く、僕の大嫌いな封建的な臭いがプンプンする「押し付け教育」「歯車製造教育」的なコラムが少なくないし、そこまでひどくなくとも目新しい考え方や、新たに教えられるような示唆も特に見当たらなかった。
おまけに文章自体のレヴェルも、この章は比較的低い。いや、この言い方はあまりフェアじゃないな。文章力そのものを比べれば、他の章とドッコイドッコイなのかもしれない。しかし柔らかい話題の場合は、トピックとの兼ね合いで少々荒っぽい文章でもサラリと読めてしまったりするものだ。
それに対してこの章のような硬い内容の場合は、少し文章にアラが目立つと、それだけで読む気が一気にそがれてしまう。硬い内容に読者をキチンとひきつけ続けるには、やはりそれなりの技術が必要だと思う(と、自分のことは思いっきり棚に上げている)。
というわけで、やはりこの分野は日本は思いっきり立ち遅れているらしいことを再確認させられただけの話。
んなもん、確認したくねぇよ。この章はいらない。価格はそのままでいいから、この章を削ってくれた方がうれしい。
■上記のように、第五章以外にも「これは要らんな」と思える荒っぽいコラムがところどころに散見され、そのたびにテンションが落ちてしまうきらいはあるものの、総じて言えば星四つ半をあげたい力作だと思う。いや、この時代にこの企画を押し通しただけでも、星五つに値するのかもしれない。
特に素晴らしいと思ったのは、「第十八章 家の燃やし方」。この章は素敵だ。読み応えバッチリ。あなたも隣の家に火をつけたくなること間違いなし。
……。ウソ。そんな章があるわけない。肩に力が入り気味の文章を書いてると、ついムズムズと要らんことを書いて自分で茶化したくなる病が出てしまう。
許してもらえないとは思うが、一応謝っておく。ゴメンな、ゴメンな、ほんまゴメンな。 あ、それからも一つ言い忘れてた。ゴメンな。
閑話休題、それはともかく、やっぱりやっぱり本書は素敵な大力作なのである。
だから願わくば、コリン・フレッチャーの『遊歩大全』のように、十年おきでいいから改訂を続けてどんどん進化させて欲しい一冊である。そうすれば、『遊歩大全』と並んで、アウトドアズマンのバイブルの中に加わることが出来るのではないかと思う。
特に思いっきりこき下ろした教育の章は、テーマとしては非常に大切であり、しかも今後の日本で一番劇的に進化する分野だとも思われるので、定期的な改訂を切に望みたい。進化&改訂を視野に入れた上での第一ステップととらえるならば、先ほど酷評した第五章も、温かい目で見守りたいところだ。
■ところでこの本の関根先生の担当コラムを読んでいて、図解が欲しいなと思うようなところが何箇所かあった。
そういうときは、この本。
『縄文人になる!―縄文式生活技術教本』
関根 秀樹 (著)
これ、上記の『焚き火大全』と一緒にサンタさんがくれたもの。なんと手回しの良いサンタクロースだろう!
この本は関根先生一人の執筆なので、全編まったく文句なし。しかも最初から最後までハウトゥを意識して書かれているので、楽しいことこの上なし。『焚き火大全』と比べると、対象年齢も若干さげてあるのかな? 中学生くらいでも読めると思うし、高校生なら十分。『焚き火大全』で分かりにくい部分は、こっちの本でバッチリ分かるような仕組みになっていて、なんかだまされたような気にならないわけではないが、でも関根先生の本だったら、たとえだまされて買ったとしても、読めば十分に元は取れてしまうので大丈夫。
っつぅか、この値段は安いよ、ホント。星六つ。
二冊あわせて\4,200。ちょっと思い切った出費になるが、なぁに、一回キャンプに行ったと思えば安いものだ。なんせ一回読むだけでも、一回のキャンプの数倍の時間たっぷり楽しめるし、後から何度でも読み直せる。本ってえらい。
寒い時期にアームチェア・アウトドアズマンを決め込みたいなら、この二冊のセットは大いにお薦めできる。両方を読めば、春からのあなたのアウトドアスタイルが大きく変わる、かもしれない。ファッショナブルなアウトドアズマンからは、ちょいと外れていってしまうかもしれないが、それは僕のせいにしないように。
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■『焚き火大全』が欲しい方は
を、『縄文人になる!』が好みの方は
を、両方欲しい欲張りさんは、両方を三度クリックしてワンと言ってみて下さい。
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February 5, 2005
下らん映画を観るくらいなら。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北東風。最高気温26度、最低気温19度。
[海洋気象] (エイベル)
北東10ノット。海況おだやか。今夜のにわか雨の中、視界良好。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 12:07 AM 1.3 m High 06:48 AM 3.3 m
Low 01:04 PM 1.3 m High 07:14 PM 3.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■暑い。風がほとんどなくて、蒸し蒸しして、ホント日本の夏みたい。ま、気温は30度程度なのでまだ日本に比べれば甘いんだけど、それでもここでこんな天候が毎日続くのは初めて。どうしたんだろ?
午前中は曇り気味で、カヤックツアーの時は割合楽チンだった。でもとりあえず水に飛び込んでおいたけど。
実は過去6シーズンは真夏に働いていたときもほとんど泳いだことがなかった。きっと6シーズンあわせて10回になるかどうか、という感じ。でも、今年は毎日数回ずつ泳ぎまくってる。今まで何で泳がなかったんだろ?
ま、それはともかく、今朝は久しぶりに「難しい」お客様が。日本人が四名に、某欧州人が四名。この四名、男性二人組と女性二人組の二組だったのだが、この女性二人組の方が「遅い日本人に待たされるのも真っ平だし、それを解決するために日本人と組まされるのもマッピラ」と言い張り、もう一つの同じツアーへの参加を希望。たまたま彼女たちは、同じツアーがもう一個催行されてるのを知ってたんだよね。
それにしても、こういう事を言う人は珍しい。特に、当の本人(要するに日本人四名)の前で堂々とこういうことを言い放つっていう神経は、かなりのもの。ま、たまにいるんだ、こういう人。日本人には滅多にいないタイプだけどね。
笑えるのが、結局その人たち、後輩がガイドするもう一つの同じツアーに希望通り移ったのだけど、彼女たちは遅くて他の人たちを待たせまくっていたらしいということ。それに対して結局僕の組の日本人たちは随分がんばって、さほど欧州チームに迷惑をかけないスピードを出していたのだ。
なんだかねぇ。
あぁいうの見てると、自分があんなことやって後ろ指差されて笑われてるんじゃないかと、思わず反省しちまう(^^; sbh 6
■お客様が見つけたのだが、ツアー中に海鵜のコロニーに立ち寄ったところ、首吊り自殺している鵜を発見。しかも20mほど離れて二羽。心中か?
いや、鳥が自殺するなんて聞いたことないんだけど、でも枝の股からぶら下がった様はまさに首吊り自殺。嵐のときにたまたま引っかかるってのなら分かるけど、嵐の後でもあんなのは今までに見たことないし、ここしばらく嵐はきてない。なんだろ???
-------------------------------
■T君の珍(沈)道中記のコーナー。
いつも、「そろそろ死んだかなぁ?」と思う頃にメールが届く。狙ってるのか、タイミングが良いのか(笑)
やっとフネなおりまして再出発出来そうです。しかーしずいぶん待たされました。ま、キウィのやることだからねぇ。
しょうがないけど。
土曜日に出来るからって言われて金曜の夜電話したら、「まだだから火曜日に来て。」。ワハハ、ありがちな話だ。
火曜日に行ったら「まだだから明日。」。
次の日電話したら「明日。」
次の日電話したら「明日。」
んでやっと金曜に出来上がりました。はじめっから2週間かかるって行ってくれればトンガリロでも登りに行ってたのに~。まったく。
Ryuさんリインガで沈脱はまずいでしょう。ハワイキまで肉体ごと行ってしまいますよ。いや、ちゃんと沈脱して、全身で水を楽しんできなさい。昔BE-PALにもそんな記事があったぞ(爆)
どんな海が待ってるかおっかなびっくり楽しみです。
あ、そうそう、Vincentにインタビューされましてポールカフィンに送ってKASKのニュースレターに載せるそうで・・・。しかしカヤックぶつけて修理中の日本人って載るので、恥じだぁ。あー。全国のカヤッカーに知れ渡るー。うげーやめてーとは言えませんでした。ずいぶんお世話になっちゃいまして。うわぁ、恥ずかし! けむさん、聞いた?(笑)
ちなみにシーカヤックをやらない方や、最近始めた方はご存じないと思うので、若干補足。
KASKというのは「Kiwi Association of Sea Kayakers」の略で、要するにニュージーランドのシーカヤッカーの全国組織。僕が資格を持っているSKOANZは「Sea Kayak Operators Association of New Zealand」の略で、こちらは純然たるプロ組織。もちろん組織としてはKASKの方が大きい。両組織が連携することもある。この辺の統一具合、日本よりもはるかに先を行っている。
ちなみにKASKが出しているハンドブックは、日本で人気のある米国の某シーカヤック教則本よりもはるかに出来が良い。
そして、ポール・カフィン。以前はこの名前は「シーカヤックの神様」のような響きを持っていたのだが、ニュージーランド人の「一周スペシャリスト冒険家」である。日本を最初に一周したのも彼だし、その他世界各地の「一周記録」を持っている。数年前に「オーストラリア - ニュージーランド単独横断」が、豪州政府から許可をもらえなくて頓挫して以来、ここしばらくは遠征・冒険からは遠ざかっている模様。しかし、KASKのドンとして依然としてニュージーランド・シーカヤック界には強い影響力を持ち続けているし、日本にもまだまだ信奉者は多い。大変な親日家で、日本人カヤッカーを気軽に家に泊めてくれる。
Vincentは、今のKASKのボス。僕自身、あったことも噂を聞いたことがないので、よく知らん(笑)
ま、ともかく、ケイプ・レインガ、がんばれよぉ>T君
僕はあんなとこ、絶対漕ぎたくないぞ。
■関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
◎2004年10月20日
◎2004年10月23日
◎2004年11月17日
◎2004年11月20日
◎2004年11月24日
◎2004年12月8日
◎2004年12月29日
◎2004年12月29日
◎2005年1月18日
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■強烈なパンチがあって、しかも読後感が爽やかな本に餓えている方へ。
クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 (文藝春秋)
タイトルの通り山がテーマの一つにはなっているが、別に山岳小説というわけじゃない。中心にすえてあるのは、御巣鷹山日航機墜落事故に翻弄される新聞記者の姿だ。家庭、職場、友人関係、いろいろなシガラミを抱えつつこの巨大な事故に立ち向かった主人公が、17年の歳月を経て「魔の山」に挑む。色々な思いを込めて。
この二つの時間の流れが平行して書かれているのだが、作者の筆力は凄まじいの一言。
このブログでは「アウトドア」や「スポーツ」についてはもちろんのこと、「出版」や「マスコミ」についても過去に何度も言及してきているが、そういう視点からもこの本は強烈なアピールを放つ。
下らん映画を一本観るならば、いや下らんレンタルヴィデオを五本観るよりは、この本に\1,650払う方がはるかにお値打ちだろう。
今の僕のイチオシ。
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1464
こんにちは。Mixiの私の足跡たどって日記にコメント頂きまして、どうもありがとうございました。
はじめまして。じゃなくて、以前もコメントいただきましたよね?その節は色々アドバイスありがとうございました。
自己主張って大事だと思いますが、あまりに協調性のないお客さんだと、まとめる側は大変ですよね。
しかし、私が参加したカヤックツアーは、逆に、見習いガイドさんが超マイペースで、この人の要求で3泊4日のツアーの食事がベジタリアン食になったというのに、結局夕食には1度も顔を出さず(見習いで疲れちゃったらしい)。人柄的には憎めない人だったのでお客4名は別に特に文句も言わなかったのですが、チーフガイドさんが激怒して、我々に愚痴ること、愚痴ること・・・
という、なかなか面白い体験をしました。
ちょっと思い出してしまったもので・・・取り留めない話を失礼しました。
Pachaさん、ようこそです。
以前コメントしましたか?(^^;
スミマセン、年のせいでさいきん物忘れがひどくて……。
自己主張と協調性って、別物ですよねぇ。
バランスが大事ですよ。
ヴェジタリアンは、実は僕らも悩むところなんですけど、僕らの場合は肉食とヴェジタリアン食両方をお出しします。
お話のように、ヴェジタリアン食だけに統一ということはしません。
しかし、一度も夕食に顔を出さないってのは、見習い失格だなぁ。
さらにチーフがお客様に愚痴るっていうのは、さらにプロ失格だなぁ。
両方とも、同業者として大変にお恥ずかしいエピソードです……。
> という、なかなか面白い体験をしました。
という風にのんきに受け止めていただければ幸いなんですけど、それに甘えちゃダメですね。
僕自身気を引き締めると同時に、今年の『プロガイド・ワークショップ』では、この「やってはいけない行為」の話を以前以上に増やして、日本のガイディング技術引き上げに努力します。
今しばらく温かい目で見守ってやってくださいましm(..)m
Posted by: Ryu : February 6, 2005 8:39 AM読んだ。
T君、NZシーカヤック界のさらし者は自業自得でしょう。(笑) でも、日本に帰ってきたら沈めようとしても沈まなくなってそうだな。おみやげ買ってくるよう、お伝え下さい。(笑)
御巣鷹山の日航機事故では友人の親父さんが亡くなっており、僕にとっても関わりのある事件でした。早速読んでみますね。
Posted by: kemu : February 7, 2005 4:19 AM> 沈めようとしても沈まなくなってそうだな。
ですね(笑)
沈める腕、あげておいてください>kemuさん
おみやげ、たぶん本人もここ読んでると思うんで、大丈夫でしょう、ワハハ。
> 御巣鷹山の日航機事故では友人の親父さんが亡くなっており
あ、そうでしたか。
今、『クライマーズ・ハイ』以外にももう一つあの事故を題材にした小説『沈まぬ太陽』山崎豊子がありますが、本当に悲惨な事故でしたねぇ、あれは。
February 1, 2005
手漕ぎのすすめ?
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
おおむね晴れ。最高気温25度、最低気温17度。
[海洋気象] (エイベル)
タズマン湾では南東10ノット、その他のエリアは20ノット。北部海況はやや荒れる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:43 AM 3.7 m Low 08:31 AM 1.0 m
High 03:03 PM 3.7 m Low 09:06 PM 0.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■数日前には昨夜くらいから少し天候が崩れるはずだったが、まだ大丈夫。ただし確かに昨日の夕方くらいから湿度が上がってきてて、今日も朝から若干蒸し蒸しする。とはいっても、日本からいらっしゃった方に「今日は蒸しますね」なんていうと「爽やかで寒いくらいだ」って言われちゃうのかもしれない、という程度だけど。
でも、ずっとここにいると、これでも十分暑くて十分蒸してるのだ。
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■スパム紹介のコーナー、レギュラー化か?(笑)
届いたばかりのホカホカの新作。何なんだ、これは???
------- Original Message -------
Subject: ありがとうございます。
----先日はありがとうございました。困ってたから助かりましたm(__)m
今度あう機会があったらお礼させてくださいね♪
う~ん、不思議なのが増えてきたぞ。HTML形式メールじゃなくて単なるテキストメールなので、リンクボタンがついているわけでもない。なんだろう???
あ、ひょっとしてこうやってブログとかサイトとかにアップするバカを見つけてあざ笑ってるのか?(^^;
■関連過去ログ【スパム】
◎2004年4月7日
◎2005年1月27日
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■先月24日のエントリーでチラリと触れた、甲野善紀氏の本の話をしてみよう。
知人からこんな本を借りて読んだ。
武術の新・人間学―温故知新の身体論
甲野善紀 (PHP文庫)
1995年出版の本なので、彼の最新の理論はこの本とは少し違ってきているのかもしれないし、氏ご自身もそれはあとがきでそのようなことをおっしゃってるが、それはともかくとして彼の座談風というか、四方山話風の構成が大変面白い。話や登場人物が四方八方にヒラリヒラリと舞っていて、あたかもこちらの攻撃を達人がさらりと受け流してとんでもない角度から攻撃が飛んできているかのような印象。いかにも武術家らしい体裁で、思わず笑みがこぼれる。
いや、のんきに笑って読んでられるところばかりではない。時にはハッとさせられる話も出てくる。
中でも特に考えさせられたのは、「身体をひねらない」という考え方。
「ナンバ歩き」という身体をひねらない古来日本の歩行法は、マッハ末績氏の活躍で有名になり、一昨年の日本滞在中に甲野氏ご自身がTVでナンバ歩きを披露しているところも拝見していたが、この本の中の次の一文を目にして、思わず考え込んでしまった。
普通、腰については「腰が入ってる」とか、「腰が肝腎だ」とか言いますが、いま腰痛患者は三千万人とか言われるのも、結局よくない身体の使い方で腰を酷使しすぎてるんですね。腰を変なふうに使っているものだから、腰が壊れるんですね。(中略)ですから見方によっては一種の「腰が入っていない」ような、腰に無理がかからない姿勢の研究が大切です。 (同書 P.62)よくない身体の使い方で腰を酷使して壊している??? う~ん……。
■カヤックを漕がない方によく勘違いされることの一つに、「カヤックは腕力」と思われる点がある。お客様にも「どんな腕の筋肉してるんだ?」などというたずねられ方をする。
実際のところは、カヤッカーの皆さんはよくご存知の通り、カヤックは上半身全部、つまり腰の回転で漕ぐものとされており、上半身の筋肉も使うことは使うが、むしろ下半身の筋肉で腰を回転させる方がより肝要という事になっている。だから、カヤッカーはけっこう太い足やキュッと持ち上がった尻をしていたりするものだ。
僕もそのように習い、腰を回転させ、上半身を「ひねって」効率よく漕げるように練習を積んできた。教え方にしても、自分なりのメソッドも持っている。
というわけで、二、三年前の僕だったら上記の一文を見ても、サラッと読み流したと思う。
■文章にすると分かりにくいかもしれないが、カヤックに乗ったことのない方のためにもう少しこの「正しい」とされている漕ぎ方のことを書いてみようか。面倒だったらこの段は読み飛ばしていただいても大丈夫。
カヤックの中には「フットペダル」とか「フットブレイス」といわれる足を踏ん張るためのペダルがある。パドルで水をかいて推進力を作るのは言うまでもないが、もし身体とカヤックが固定されていなければ身体だけが前に行って、カヤックは取り残されるはずだ。つまり、パドルが生み出したパワーをカヤックに伝えて効率よく前に進ませるには、「身体をカヤックに固定し、無駄に失われるパワーを最小限にする」ことが大事。
この「固定」し、「パワーを伝える」場所が、実は両足裏なのである。
実際にどうするかといえば、右側を漕ぐときは右ペダルを踏ん張って、右足でカヤックを前に押し出すようにする。左側を漕ぐときはその逆。
その結果、片側を漕ぎ終わったときは、上半身と下半身は逆方向にひねられている形になる。
これが効率のいい「正しい漕ぎ方」であり、初心者、中級者は、この「トルソ・ローテーション」を使ったきれいなフォームをマスターするために四苦八苦するのである。
■ところが、この効率のいいはずの漕ぎ方をずっと続けてきた結果、腰が良くないのである。いや、常に爆弾を抱えていて、今やカウントダウンに入っている状態だと言ってもいい。そういうときに甲野氏の言葉を拝見すると、「あれれ???」と思わざるを得ない。
そういえばカヤックの発明者であり、数千年のパドリングの歴史を誇るグリーンランドのイヌイットの名人の漕ぎ方を見ると、腰なんて全然回していなかったりするのである。当初あれを観たときは、艇の違い、パドルの違いに起因するもので、僕らが使っているモダンカヤックやモダンパドルには縁のない漕ぎ方だろうと勝手に決めつけ、無視していた。あるいは、「あれじゃダメだな、僕の方が速いぜ」と決めつけて、軽く流していたりもした。
ところが、甲野氏の話とあわせて考えてみると、実はあのイヌイットの漕ぎ方こそが「よい身体の使い方=正しい漕法」なのではないか?という気がしてきた。
「腰を全然回していない」と書いたが、回していないのではなく、逆の足を踏ん張っているのかもしれない。右を漕ぐときに左足を踏ん張り、左を漕ぐときに右足を踏ん張る。
あるいはどちらを漕ぐときにも、両足を均等に踏ん張り、上体は回す代わりに少々前後させて漕ぐのか?(初心者がやる漕ぎ方だなぁ)
たぶんこれらのどちらかが、「ナンバ漕ぎ」という事になるんだろうけど、今使ってるのとまったく違う筋肉の使い方だから、習得には相当な修練が必要になるのは想像にかたくない。トホホ。
■でもなぁ、もし腰や身体に負担のかからない漕法を身につけられるなら、引退がグンと伸びる可能性だって出てくるんだよなぁ。
とはいえ、今の僕が腰をひねらずに漕いだら、速いグループには絶対についていけないのは明白だから、ひねらない漕法を研究できるのは遅いグループのときだけ、しかもお客様から少々目を離しても構わない恵まれたコンディションのときに限られる(こういうとき、白人客ばかりを相手にしているのが恨めしくなる……)。
となると、引退が先か、負担のかからない漕法を見つけるのが先かという問題になってくる。子供の頃から「スポーツは身体をひねって」という事を教え込まれ、そういう先入観が爪の先、髪の毛の先まで染み込んでいるわけだから、ひねらないメソッドを見つけて体得するのは、相当時間がかかるだろうなぁ……。
う~ん、もう少し早い時期に甲野氏の本を読んでおくべきだったか。
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■昔、行進のときに「同じ側の手足」が前に出て先生にしかられた「ナンバ歩き」だったうらやましい人は
を、それを見て笑っていた人は
をクリックしてみてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1432
カヤックの漕ぎ方は判りませんが、
甲野さんの古武術を通してのモノの考え方は興味深いものがあります。
桐朋高校バスケットボールチームが古武術をとりいれた動きでインターハイで活躍したのは
バスケットを教えている教師の友人から驚きの籠もった言葉で聞いたことがあります。
2003年刊行の「古武術の発見」(光文社)で"ようやく最近わかってきた"動き(井桁術理)があると書いてあります。
ラスト・サムライの殺陣に度肝を抜かれた私ですが
この本を読んで、あの殺陣と古武術は、これまた違う次元の凄さがあるんだな、と思ったものでした。
甲野氏、末績選手の前に巨人の桑田投手で一般的に有名になられた方ですよね。
桑田投手といえば、これまた栄養士さんに栄養管理の知識はプロ並み(出された食事を見てぱっとカロリー計算から栄養素までわかってしまう)だったり、いろいろ知的に好奇心旺盛な方の様で。
さて、こんなサイトを見つけました。
http://www.isone-sekkei.com/hosaka/hosaka2/nanba/1/nanba1.htm
これを読むと「小走り」と言う美しい日本語があったのを思い出しますし、例えば丁稚さんが小走りをしたりするのに確かに両手はきちんと前掛けのところであわせたまま、という絵も浮かんできます。
そうそう、宇宙人が空手を始めた頃に、型を習うのに摺足と突きで同じ側の手足を出さなくてはならず苦戦しておりました。
いざこれをパドリングに応用するとなると、ピッチ走法ならぬピッチ漕法になるのでしょうか・・・
昔駅伝を見ていた母が、「飛脚や人力車を牽く人は短足O脚の方が脚に無理な力がかからなくて持久戦には強いんだって」と言っていたのを思い出しました。
キャンプから戻りました。
甲野氏の話、意外と盛り上がるんですね(笑)
>"ようやく最近わかってきた"動き(井桁術理)がある
本文中で紹介した95年刊行の本にも紹介してありますけど、8年かかってようやく、なんですねぇ。
なんちゅう奥の深さ、気の短い僕にはムリな話かも……。
> 甲野氏、末績選手の前に巨人の桑田投手で一般的に有名になられた方ですよね。
です。
ただ、野球に興味のない人はこの件知らないでしょうから(僕もその一人で、マッハ氏以降に桑田選手の話を後から知った口、マッハ氏の話の方を出したんですけどね。
またまた面白いサイト、ありがとございます。
僕もときどき「ナンバ歩き」の練習してみたりしてるんですけど、このサイトのジッケンは面白いですねぇ。
参考にしよう。
パドリングに応用すると、どうなるんでしょうねぇ?
どうもイメージがわかないんですよ。
なんせ、足が地に付いてない、腰の動きはそもそもシートで制約を受けている。
どういう風にすれば委員ですかねぇ?(笑)
>「飛脚や人力車を牽く人は短足O脚の方が脚に無理な力がかからなくて持久戦には強いんだって」
甲野氏の本によると、そもそも昔の普通の日本人は走れなかった代わりに、訓練を受けた人はとてつもない長距離をとんでもないスピードで走っていたようですね。
その走り方、再現できないのかなぁ?
ryuさん、初めまして。
ナンバ走りのことが書いてあったのでコメントを書きたいと思います。
今日、ナンバ走りの本を立ち読みしていたのですが、カヤックの漕ぎ方はナンバ走りと同じだな、と感じました。パドルを入水するときの動きはナンバの動きそのものだと思います。
まあ、立ち読み程度で詳しく読んだ訳ではないので、これからまだ研究する必要があると思いますが・・・。
アダッチさん、初めまして。
書き込みありがとうございますm(..)m
アダッチさんは、共通性をお感じになります?
僕は逆に、まったく接点を感じなくて、非常に悩んでます(^^;
確かにパドルキャッチの一瞬だけは上半身と下半身が同じ向きを向いてると思うんですけど、その次の瞬間に別の向きに力が入り始めて「ネジリ」が始まり、フィニッシュの瞬間は完全にねじれてますし。
あと、甲野氏の井桁術理に絡めれば、カヤックは座っちゃってるので、重力を利用した「崩し」をまったく利用できないんですよねぇ。
というわけで、どうも僕はナンバや井桁をどうパドリングに応用して良いのか、まったくイメージがつかめません。
一度飲みながらでもジックリとお話したいですねぇ。
今後もよろしくお願いいたします。
Ryuさん、コメントありがとうございます。
ナンバについておもしろいホームページを見つけました。
「常歩秘宝館」
http://www.namiashi.com/hihoukan/
怪しい感じするかもしれませんが、中身は大マジメです。その中のPDFファイルに「お尻歩き」というのがあるのですが、それがカヤックに乗るときの姿勢そのものという感じです。(僕が立ち読みした本は「骨盤歩き」だったと思います。)
これを見て直感的にカヤック=ナンバと思っちゃった訳なんですよ。まあ、これから良く検証していきたいと思ってます。またメールします。気長にお待ちください。
おぉ!
これは面白いサイトですね。
残念ながら当該PDFファイル「お尻歩き」はまだ見つけられていないのですが、勉強になるサイトです!
う~ん、骨盤、二軸、面白い。
僕も研究します。
Posted by: Ryu : February 6, 2005 9:25 AM初めまして、神奈川県の河井と申します。『井戸端海議』共同BBSの「ラダーの交差?」からこちらを知りました。
『井戸端海議』共同BBSで少し反応してしまいましたが、本来はこちらに書き込むべき問題でしたので、改めて書き込みします。
私が疑問に感じている部分は、
> これが効率のいい「正しい漕ぎ方」であり、初心者、中級者は、この「トルソ・ローテーション」を使ったきれいなフォームをマスターするために四苦八苦するのである。
の直前にある「上半身と下半身が逆方向にひねられている・・」と言う部分です。
右側を漕ぐ時右足を踏ん張るのだから当然右腰は後方に行く訳で、上半身は右側が後方になりますね。アダッチさんが仰有っているように、まさにナンバ歩きそのものです。
アダッチさんの書き込みに対して「キャッチ以降に逆にねじる」と有りますが、右側を漕ぐ時に左足を踏ん張れば上半身と下半身は逆方向にねじれることに・・・・・と、ここまで書き込んで、ハタと気が付きました。腰を基準に考えて居られるのではないか??と言うことです。
腰が固定されていて右足を踏ん張れば当然右腰は若干前側に移動します。上半身は後方にねじるので、上半身と下半身は逆にねじれる。
>なんせ、足が地に付いてない、腰の動きはそもそもシートで制約を受けている。
ちょっと待って下さい。固定されているのは足ではないのですか??。腰はもっと自由に動かすべきですよ!。背骨を軸に回転運動させた方が、ずっと楽に漕げますよ。
Posted by: 河井 : June 26, 2005 1:44 AM書き込みありがとうございます。
>腰はもっと自由に動かすべきですよ!。背骨を軸に回転運動させた方が、ずっと楽に漕げますよ。
アドヴァイスありがとうございます。
おっしゃることは、理屈としてはよく分かるんです。
もちろん僕も長いこと漕いでますし、というよりも、漕ぎ方をプロ相手に教えるような立場なんで、腰を固定して漕ぐようなことはしません。
が、頭の中でイメージとしてまだ自分のパドリングが、「腰と上半身の連動」という意味で、しっくり行ってないような気がしてました、当時は。
その後4ヶ月で、かなり頭の中でのイメージは固まってきて、前よりはシックリくるようになりました。
とはいえ、表面的には僕のパドリングはまったく変わってないと思います
僕がやってるのは、あくまでも頭の中でのイメージの組み立てなおし、です。
正直言えば、以前からずっと、僕のパドリングは、上半身と下半身のねじれはありません。
が、僕が一番問題にしているのは、「腰や背中をこれだけ壊している以上、どこかにまだムリがあるはずだ」ということなんですよ。
話が簡単ではないのは、
>右側を漕ぐ時に左足を踏ん張れば上半身と下半身は逆方向にねじれることに・・・・・
という場面が、非常に頻繁に起こるからです。
ラダーを使わない場合、右に曲がるときは左足で艇を右に押し出します。
そのときに右を漕いでいることだってあるわけです。
こういう場合のナンバのイメージ作りは、まだ上手く出来てません。
単に普通にフォワードしてるだけとか、右に曲がるときに左のスィープをしてるだけ、なんて単純な場面では、イメージも簡単なんですけどね。
Posted by: Ryu : June 26, 2005 11:54 AM自己レス。
>が、僕が一番問題にしているのは、「腰や背中をこれだけ壊している以上、どこかにまだムリがあるはずだ」ということなんですよ。
まぁ、年間200日以上、遊びじゃなくて仕事で漕ぐ、なんていうとんでもない無茶ばかりしてきましたし、僕らプロはパドリングそのものよりも、重いカヤックを一日数十本ムリな運んだり、ビーチに膝を着いて長時間料理をしたりして背中や腰を壊してるので、背中、腰の痛みをナンバ漕ぎが出来ているかどうかのバロメータに使うというアイディアは、僕の場合はそもそも無理があるのでしょうけど。
いえいえ、とんでもありません。
これからもご教授願いたいのです。
特に今課題になってて悩んでるのが、上記のように右に曲がるとき、左にリーンして左足を踏ん張りつつ、右側をフォワードストロークする際の「ナンバ」のイメージです。
これがピシッとしたイメージでしっくり漕げるようになると楽しいだろうなと思うのですが、まったくダメです。
もうちょっと修行いたしますです、ハイ。
January 29, 2005
非常に非常に、残念な結果。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇りのち晴れ。午後シーブリーズ。最高気温22度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:南東10ノット、夕方に20ノットにあがる。その他のエリア:変風10ノット、沿岸では午後シーブリーズ、夕方に南東15ノットに。北部の海況はやや荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:55 AM 3.9 m Low 06:52 AM 0.7 m
High 01:13 PM 4.0 m Low 07:11 PM 0.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■いやぁ、やっぱり夏って良いわ、最高。
今日は絹層雲が一日中空に張り付いた高曇り。透明度は抜群、日差しは柔らか。風は穏やか。これ以上何を望むのだ?
昨年は夏がこなかったので、「夏は素晴らしい」という単純なことをすっかり忘れそうになってたということに気づいた。おそろしい話だ。こういう日があるから、きつくても皆この仕事を続けてしまうんだよなぁ。
本日は英国人五名にキウィ一名。最近は集中力が一日の終わりまで続かず、クロージングでつまづくパターンが非常に多かったのだが、今日は週の最終日でもあることだし、気合を入れて最後の最後まで気を抜かずにクロージングに持っていくことに専念。無事ツアー終了。
二年前までは、気合など入れなくてもクロージングまでに集中力が切れることなんて絶対になかったんだけど、今シーズンは相当に気張らないとどうしてもツアー終了前にテンションが落ちてしまうし、ちょいと体調が悪いともう全然ダメ。気力の低下はホントどうしようもないなぁ……。
また例によって帰る間際になって「明日働ける?」とマネージャに打診されたが、最終日の仕事終了間際になってそんなこと言われても、もう気持ちの切り替えがつかない。せめて朝のうちに言ってくれればOK出せるんだけどね、もう手遅れ。スマンが明日は休むぞ。 tist 6
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■実に残念なことである。なにがって? これだ。
◇積丹カヤックス野塚通信「カヤック業界のソフトウェア(3)」
ごく最近このブログを見つけて下さった方のために念のためちょいと書いておくと、拙サイトでこのネタに最初に触れたのは昨年12月25日で、次が今月8日。今回が3回目である。西村氏も前に2回書いていらっしゃるので、それらの過去ログを最初にごらん頂くと話が分かりやすいかと。
で、本題。
結局上記の西村氏のエントリーのような結果になってしまった。僕が言いたいことは、氏がエントリー内で言い尽くしてくれているので、今は口を閉じよう。
ただし、そのうち何事もなかったかのように出版されるであろう現物を見たら、また何か言うかもしれない。
しっかしなぁ、西村氏のようなホンマもんのプロ根性を持った人間が、せっかく本気を出してぶつかってきてくれているというのに、それを受け止められないっていうのは、なんとも情けない話だよなぁ。
PCソフトウェアのシステムをアウトドア出版物に応用するというのは、画期的な試みだと思うのだけど、当該編集部には理解できないかねぇ。我々ガイド側、アウトフィッター側にしたって、西村氏がおっしゃるような形で情報交換が出来れば、計り知れないほどの「経験の蓄積」が可能になるはずなのになぁ。
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■「残念だ」と思った方は
を、「まったく残念だ」と思った方は
を、「なんたる残念なことだろうか!」と芝居がかったことを思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1420
January 8, 2005
相変わらず、危機管理意識の薄いソフト業界。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨。北風。最高気温20度、最低気温13度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北では北西15ノット、昼前に南部では南西15ノット、北部では25ノットに変わる。北部の海況は荒くなる。北の波、一時1mにあがる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:58 AM 1.1 m High 08:36 AM 3.7 m
Low 02:32 PM 1.0 m High 08:46 PM 3.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■六連荘明けの休み。
夜中から朝10時ごろまで大雨。その後晴れたが正午からまた大雨。今度は30分であがってまた快晴。こりゃスゴイ。南国のスコール並み。どっちにしても休みでよかった。
でも、その後は真夏の快晴。今日の仕事変わってもらったダリルに申し訳ない気がしていたが、最後がこれならお客様も満足して帰るに違いないからホッとした。
昼過ぎ、マネージャから電話があって明日急遽出勤できないかと打診。スマン、明日はネルソンでマッサージを受けることにしてるのよ。
-------------------------------
■昨年12月25日のエントリー(って書くと昔の話みたいだけど、まだ2週間ほど前のことだ)で、『積丹カヤックス野塚通信』の西村氏が、シーカヤックのフィールドガイド本の原稿を執筆中であることをとりあげた。
その後、危機管理面のチェックは編集部には任せられないということで、氏からごうと僕宛に原稿チェックの依頼があった。早速拝見したのだがさすがは西村氏、厳しい字数制限に苦しんでいらっしゃるとのことだが、大きな制約の中に手抜きのない危機管理情報を盛り込み、なおかつフィールド案内もキチンと書き込むなど、非常にしっかりした内容のレポートに仕上がっていた。少々のバグフィックスを経て、決定稿は非常に洗練されたものになると思う。
■ただ、こういうキチンとしたものを読ませていただくと、逆に気になってくるのが他のフィールドのレポート。氏が、
執筆者間のメーリングリストも欲しかったなぁ。その他いろいろな問題が浮き彫りになりました。
とおっしゃってるが、確かにこの手のものは、非常に多くのレポーターが寄稿する形になるので、レポーターの資質の差が、もろにレポートの差に跳ね返ってくる。もちろん、その差が本の値打ちを落としてしまうわけで、執筆者間の情報交換をスムーズにするためにメーリングリストを活用し、ギャップを埋めることにつとめるのは、むしろ編集部として当然の義務という気がするが。
逆に言えば、全レポーターが氏と同じあるいはそれ以上のレヴェルのレポートを寄せるのならば、その本は買うに値するし、向こう10年間は価値が落ちないだろう。
ところが話を聞いてみると、執筆者間の連絡どころか、原稿依頼を受けている業者が、実は「なぜあんな休眠状態のアウトフィッターに?」というようなところだったりして、必ずしもそのエリアでフィールドを最も良く知っている人間が原稿を書いているわけですらないらしい。
つまり、そもそも最初の人選の段階からして、当該編集部には危機管理意識がさっぱりないというわけか。日本の出版界の慣習に従って、コネだけを使って頼みやすいところに頼むという方法でもとったのだろうか。
シーカヤックのフィールド本を作るという事が、どれだけのリスクを内包しているか分かってないんだろうなぁ。ヤマケイといえども、所詮出版社は出版社、編集者は編集者、アウトドアのプロとは意識が天と地ほどかけはなれているわけか。
僕自身は、アウトドア・ツーリズム業界もアウトドア出版界業界も、ともに「アウトドア・ソフト産業」という大きな枠の中で同列にとらえようとしているんだけどなぁ。
昔BE-PALに物申したことがあったが、そのときに編集者の意識レヴェルの低さにあいた口がふさがらない思いをした。今回の編集部(編集者)も似たようなものだろうと推察するので、もう直接は何も言わない。言わないが、消費者をバカにし、危険にさらすような本作りには賛成できないので、こうやって消費者向けに「要注意」といっておくことにする。
やれやれ、日本のアウトドア・ソフト産業は、まだまだレヴェルが低すぎるわぃ。
-------------------------------
■
、ますます上位の大激戦になってて、毎日のように順位が変わってて面白い!
もがんばれぇ! (とはいえ、こっちのサイトはどうも数値が怪しいなぁ。ホントにちゃんと集計されてるの???)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1304
Excerpt: 理想的なフィールドガイド本はどのように作られるべきだろうか。
From: 積丹カヤックス野塚通信
Date: 2005.01.28
Ryuさん、ごうさん、原稿のレビューにご協力いただき、ありがとうございました。ヤマケイ担当者殿からは、わたしが問い合わせた「初心者~」の分類等に対する回答をいただいておりません。年末年始を挟んだことや、北海道エリアを取りまとめる編集者の方を経由することを考慮しても、レスポンスが遅く、少々不安です。シーカヤッキングの危機管理をどのように考えているのか、提案を出せば聞いてもらえるのか/もらえないのか、回答をいただければ見えてくるはずです。コメントはそれまで控えさせてください(慎重過ぎますか??)。
他の分野のフィールドガイド本で、メーリングリスト等で執筆者間の横の繋がりを意識して作られた本はあるのでしょうか。無いなら、Gofieldさんに期待!
> コメントはそれまで控えさせてください(慎重過ぎますか??)。
もちろんけっこうですよ。
慎重な方が良いです。
僕みたいにすぐに噛み付いちゃダメっす(笑)
> 他の分野のフィールドガイド本で、メーリングリスト等で執筆者間の横の繋がりを意識して作られた本はあるのでしょうか。無いなら、Gofieldさんに期待!
あるんですかねぇ?
やっぱりそういうのは既存の紙の出版界じゃなく、ネットから出てくる動きだと思うんで、アウトドア・ソフトの世界では、やっぱGofieldが牽引しなきゃダメな部分でしょうね。
現時点でわたしのビジネスパートナーですから、批判する前にいろいろと働きかけるのが義務。Ryuさんやごうさんとは立場が違うだけで、わたしが決して穏やかなわけではありません。しかし、待ちくたびれました。やや戦闘モードで電話をかけたのですが、本日が休日であることと、わたしが世間の流れに無頓着な原野生活を送っていることが改めて確認できただけ。う~む・・・。明日までに怒りを蓄積して、ではなくて、頭を冷やしてかけ直します。
Posted by: 西村 巌 : January 10, 2005 1:48 PM> 本日が休日であることと、わたしが世間の流れに無頓着な原野生活を送っていることが改めて確認できただけ。う~む・・・。
スミマセン、このくだり、思わず爆笑しちゃいました(^^;
とりあえず、頭冷やす時間が出来たのはよかったっすね。
話が建設的に進むことを祈ってます、ホントに。
January 5, 2005
サヴァイヴァル・カレンダー。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、高曇り。南西風。最高気温19度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
北西20ノット。海況はやや荒い。北の波1m。雨中の視界悪い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:03 AM 3.4 m Low 11:03 AM 1.4 m
High 05:34 PM 3.5 m Low 11:42 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■地上予報、間違ってるはず。海洋気象も、telstraclear.co.nzのものは間違っていた。
別の予報では、今日は曇り時々晴れ、午後には雨が強まるとのこと。
漕いでいる間は海も穏やかで風も吹かず、一瞬パラパラッと小雨がぱらついたくらいだったので、助かった。
本日は偶然にも六名の日本人が僕のグループに固まってしまった。この中に英国人の女の子が一人だけ混じったので、通常ならば僕は一番ひ弱そうな人と組むのだけど、仲間はずれになりそうな英国人と組んで漕いだんだけど、案の定僕がまったく漕がなくても彼女が日本人艇をどんどん引き離してしまった(笑)
全然漕がなくてすんだくせに、写真撮影のときにダブル艇をスカリング・ドローで横移動させまくってたせいで、背中の古傷をまた痛めてしまって、首を動かせなくなった。うぅむ。
でも、ダリルが土曜日の仕事を変わってくれたので、七連荘じゃなくて六連荘、しかもその後は四連休になったので、ちょいと気が楽。 sbh 7
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■極々私的なメモ。
昨夜、ついにPCの電源が死んでしまった。予め準備しておいたバッテリーに交換しようとしたら、隙間から何やら汚れが侵入したようで、張り付いてカヴァーが開かなくなってて焦った焦った。ようやくこじ開けたけど、ドキドキしたぞ。
う~ん、新品のバッテリーっていいなぁ。
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■実験的に、色を変えてみたりしたんだけどどうかなぁ? 変だったらすぐに戻そう。
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■米国からカレンダーが届いた。私設秘書MMさんからの頂き物なのだが、さすがは彼女のお見立て、いやぁ参りましたぁ、降参。
The Worst-Case Scenario 2005 Survival Calendar
呼んで痔のごとく読んで字のごとく、最悪の状況を切り抜けるためのサヴァイヴァル・マニュアル・カレンダーなのだが、一週間めくり式なので50ページ以上のヴォリューム。充実しまくり。
中身を見ると、「雪崩に対処するには」とか「リップタイドに対処する方法」などのアウトドア・サヴァイヴァルのページもあるし、「ビル火災から脱出する方法」、「ひき逃げに対処するには」などのシティ・サヴァイヴァル系もあり、さらには「自動車のトランクに閉じ込められたとき」、「銃撃されそうになったとき」、「郵便爆弾を見分ける方法」などのような「米国ならでは」のオッソロシイ項目まであって、大変に興味深い。
中には「ピラニアだらけの川を渡るには」とか「ライオンの檻の中に閉じ込められたとき」なんていう、米国国内でも不要と思われるような項目もあって、かなり笑えたりもする。
ちなみに今週のお題は「車で走行中に尾行された場合、どうやって追っ手をまくか?」だそうで。7つのステップが書いてあるけど、ハリウッド映画みたい(笑)
一家に一冊(?)はあってもいいかもしれない。ただし日本語版はどうやらなさそうだけど。でも、一週間かければ誰でもこれくらいの英文は間違いなく読めるから、英語のブラッシュアップにも良いかもしれない(が、効果のほどは保証しない)。
これで僕は、今年一年はなんとか生き延びられそうだ、ワハハ。ありがとうございますm(..)m>MMさん
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■「よし、そのカレンダー、ウチも買うか」と思った方は
を、「日本語版があれば買うのに」と思った方は
を、「『龍の巣』で取り扱ってくれ」と思った奇特な方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1285
新しい色、サイトに統一感のある明るさが出て良いではないでしょうか?
さてさて、
ブログのネタにしていただいて有難うございます。
でも新春から早速ツッコミを(笑)。
今週の御題の車に追跡された場合のケースですが、それなりの都会ではこんなことしている方が危ないかもしれません。
自分の地元か土地勘のある場所であれば最寄の警察か消防署に直行するのが一番です。
普段からあまり車を飾り付けない事も大切です。
お気に入りのカー・インテリアが、相手にとっては個人特定の手がかりになってしまうんで・・・
毎日運転していると思っているよりは結構尾行されるんですよね、これが。
それから、
>ライオンの檻の中に閉じ込められたとき
思い出してしまったのが、シャロン・ストーンが元夫にプレゼントとして1日だか半日だか動物園を貸切にした事がありまして(彼はサンフランシスコの大手新聞の有名編集者)、その時にプライベート・ツアーで入った檻の中でコモドオオトカゲに足の指をかまれて大怪我をしたという、なんともコメントのしようのない事件。
探したらまだネット上にありましたねぇ、この話。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/1382755.stm
> ブログのネタにしていただいて有難うございます。
何をおっしゃりますやら、こちらこそネタ提供いつもありがとうございます。
> でも新春から早速ツッコミを(笑)。
え? このネタに突っ込みいれるんですか?
突っ込みどころ満載すぎて、僕でさえ突っ込むのやめたのに(笑)
> 今週の御題の車に追跡された場合のケースですが、それなりの都会ではこんなことしている方が危ないかもしれません。
田舎でも危ないかもしれません(笑)
>毎日運転していると思っているよりは結構尾行されるんですよね、これが。
ゲゲゲ、何気にこの発言がおそろしい。
> 思い出してしまったのが、シャロン・ストーン
ありましたねぇ。
そうそう、シャロン・ストーンだった。
誰だったかハッキリ思い出せなかったんですけど。
あと、ムツゴロウさんの真似をして襲われたヤツもいましたねぇ。
先にこのカレンダーを読んでおけばよかったのに(笑)
おおお、このカレンダー。
日本のアマゾンからも購入できるようで、「Work偏」みたいのもあるようで。
でも表紙がちがうのは何で?
こちらから買えるのはワニの絵が表紙についてます。
ワニの表紙のも本国にはあるんだけど、そっちだけがジャパンに入ってるんだろうね。
このヴァージョンは、ジャパンにはあまりに会わないから入れなかったんじゃないかなあ?(笑)
日本のアマゾンでも出ていますが書籍シリーズ化しているみたいですね>Worst-case scenario物。
リンクを貼ろうとしたら「壊れて」反映されないようなので、興味のある方は日本のアマゾンの検索ウィンドウに 「worst」「case]と打ち込んで頂けると一覧が表示されます。
にっしー様ご紹介の通り、一番実用的なのは、確かにWork編でしょうね。
それでも、「職場でタトゥーをどう隠すか」とかあるんで、やはり実用というよりは読み物として楽しむ方が正統でしょう。
Travel編のプレヴューには「屋根から屋根へ飛び移る方法」とかあるし・・・
地元の図書館に行って早速チェックしてくる事としますか(笑)。
Ryuさん、次のお誕生日プレゼントはこのシリーズ本でいいですか?(笑)
あ、本じゃなくてaudiobookの方がネタ度は強いかも(爆)。
阪神大震災から10年。毎日新聞ニュースの記事「応急処置:災害時のケガや街中での急病、市民の手当てが命救う--ぜひ身に着けて」で紹介されていたこのページ 「広域災害救急医療情報システム」 のHP。
肝心の「救命救急/応急手当」もなかなかいいのですが。特にこの部分が秀逸です。
「炭疽菌汚染のおそれのある不審な郵便物を受領した場合の対処方法」
http://www.wds.emis.or.jp/wds/wdtpmainlt.asp
リンク先間違っていました。先のものはHOMEでした。「炭疽菌汚染のおそれのある不審な郵便物を受領した場合の対処方法」
は以下の通り。
http://web.pref.hyogo.jp/syoubou/tero/taisho.html
あ、Miyaさん、またまた秀逸な情報、ありがとうございますm(..)m
こりゃスゴイ。
不勉強を恥じ入っております。
そのうち「Miyaさんお薦めサイト特集」やらなきゃ。
Posted by: Ryu : January 18, 2005 9:00 PMDecember 26, 2004
[ リレーエッセイ #27 ] 原点。
■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。シーブリーズ。最高気温19度、最低気温12度。
[海洋気象] (エイベル)
北西15ノット、夜に南西15ノットに変わる。海況はおだやか。夕方のにわか雨の中、視界は良好。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:23 AM 1.1 m High 10:43 AM 3.9 m
Low 04:34 PM 1.0 m High 10:40 PM 3.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ 晴れぇ? なんか曇りがちなんだけど。シーブリーズも、これじゃ吹かないぞ。
一昨日一瞬真夏の日差しになって、「あぁやっと!」と思ったんだけど、ヤッパリだめか。
今年は春が涼しすぎて、夏の訪れが遅いせいで、国立公園内の花の時期が2週間から3週間遅れている。
ティートゥリー(マヌーカとカヌーカ)の真っ白な花はまだ終わってないし、ラタやポフトゥカワの真っ赤な花は、クリスマスになってようやく咲き始めたばかり。
まぁ、クリスマスの時期のこれらの紅白の花が咲き乱れてるのは、めでたいといえばめでたいのだけど。
そういえば昨日のエントリー、やたら長くなりすぎたせいで、昨日の天候を記録しておくのをすっかり忘れてた。
昨日は午前中は時折大雨が降り、午後は曇り。天気予報はおおむね当たっていた。
■ うっがぁ、また明日からスリーデイ・ツアー(エンチャンテッド・コースト)だよぉ。疲れがまったく抜けてないんだけど。しかも、今回は予報が最悪だぞ……。
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■ 本日はボクシングデイという休日。由来はこちらをどうぞ。この中には「カナダ・オーストラリア」としか書かれていないが、ニュージーランドの属国である西島(豪州)で採用されているということは、当然本国ニュージーランドでも同じということである。
ちなみに今年は、クリスマスデイが土曜、ボクシングデイが日曜なので、月曜がクリスマスデイ振り替え休日、火曜がボクシングデイ振り替え休日となり、カレンダーでは土曜から火曜まで真っ赤っ赤。この四日間連続で働いている人間は、休日手当て四連発でウハウハだろう。
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■ [ リレーエッセイ #25 ] きっかけの続き。
こういう場合は解決策が4.27個くらい考えられるのだが、小数点以下を四捨五入すると、だいたい以下の四通りになる。
- そ知らぬ顔で「#26」と続け、ダブリなどなかったことにする
- 全体で何本のエッセーが書かれたか分からなくなるのはもったいないので、あくまでも総数にこだわって「#27」と書く
- そ知らぬ顔で自分も「#25」と書き、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ
- そ知らぬ顔で「#24」とカウントダウンを始め、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ
しばしの熟考の末、結局2番を採用してしまうところが、僕の弱点だ。ここはやっぱり3番か4番だよなぁ。まだ修行が足りん。
■ ところで「きっかけ」って、良いエッセイのお題だなぁ。いくつもネタを思いつく。ざっと考えただけでも、「ニュージーランド移住の岐路」、「なぜシーカヤックガイドになったか」なんぞが思い浮かんだんだけど、この辺のことは以前にもどこかに何度か書いたような覚えがあるので、今回はもうちょっとさかのぼって、「そもそも僕がアウトドア志向になった原点」を書いてみることにしよう。
■ 実をいえば、僕は物心ついたころから「キャンプ」だの「冒険」だの「無人島生活」だのの本を愛読していたガキだった。昔から、そもそものきっかけがなんだったのかよく考えていたのだが、どうも思い出せなかった。
が、数年前にようやく思い当たったのだ。きっかけは愛娘が生まれて絵本が家に並ぶようになったことだった。
僕は小さな頃から、「佐藤 さとる&村上 勉」コンビの絵本が大好きで、大人になってからもこの

『だれも知らない小さな国』などは、キャンプに持っていってウィスキーをなめつつ焚き火のそばやテントの中で読んでいた。今でも「人生最良の本100冊」を選べといわれたら絶対にこの本もランクインさせる。だから間違いなく僕の生き方に多大な影響を残しているはず(ただ、続編はどれをとっても今ひとつワクワク感が足りなくて、あまり好きではない)。
ではこの本が原点かというと、そんなことはない。この本に出会ったのは小学校の低学年の頃、ご多分に漏れず学校の図書室でのことだったのだが、そもそもその頃にはすでにアウトドアに憧れる紅顔の美少年だったのだ。
■ でもこの作品がまったく無関係というわけではなかった。ようやく思い出した「原点」は、やはりこのコンビによる作品だったのだ。つまり『だれも知らない小さな国』は、その延長線上で出会うべくして出会った本だったというわけだ。
さて、例によって例のごとく前置きが長くなったが、これが僕の「原点」だ。

『おおきなきがほしい』 佐藤 さとる (著), 村上 勉 (イラスト)
僕が一番大好きだった絵本。そして、愛娘がもう少し大きくなったら、是非とも読ませたいと思っている絵本。もちろん「人生最良の本100冊」にはイの一番にランクインさせる本。
主人公の少年が、巨大な木の上のトゥリーハウス(なんていう言葉は当時の日本にはなかったが)で、四季の移ろいを楽しむ様を夢想しているという内容。物語は、少年が親にその夢を語り聞かせ、大きく育つ「まてばしい」という木を買ってもらって苗を植えるところで終わっている。
もちろん僕も親にまてばしいをせがんだ。ところがこれは東日本の木で、僕の生まれ育った岡山では、園芸店がその名さえ知らないというありさまで、幼かった僕の夢はかなえられることがなかった。
その代わり、僕の巨木への憧れは心の中で肥大し続け、例えばWeb上でもこんな形で現れているし、トゥリーハウス、キャンプなどへの憧れも同時に膨らんでいった。
ニュージーランドに来てからも、僕が終の住処を探す際にこだわっていたのは、「巨木のある土地」だった。家人は「小川のある土地」に憧れ、僕自身もそれにはまったく賛成だったのだが、小川と巨木のどちらをとるかと言われれば、僕は巨木をとる。
これまた残念なことに、実際に手に入れたのはまっ平らな何もない土地なので、巨木と小川のある夢の土地を求めての彷徨は、これからもしばらく続くのだろうと思う。
そして、その夢がかなって我が家の隣に小さなトゥリーハウスを抱く巨木が聳え立つようになったとき、きっと僕は一切のアウトドア活動から足を洗って、その小宇宙に閉じこもってしまうような気もしている。
だから、その夢はかなわぬままの方が良いのかもしれない。
■ しばらく一人で周回してくれた編集長、どうもご苦労様。また明日よろしくね。
-------------------------------
■ 「コロボックルシリーズ」のファンの方は
を、「『おおきなきがほしい』好きだったぁ!」という方は
を、佐藤さとる&村上 勉コンビはよく読んだなぁという方は、両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1244
Excerpt: [ リレーエッセイ #27 ] 原点。からのリレーバトンタッチ。 原点かぁ。原点・・・。 僕の家には、小学館の「学習カラー子供百科」(タイトル怪しい・・・。検索しても出てこん。おそら...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2004.12.28
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット。海況おだやか。 その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット。海況おだやか。 その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
僕のアウトドア原点の本は、幼稚園の頃に買ってもらった昆虫図鑑だな。
で、その図鑑に乗ってる「ミヤマクワガタ」を買ってもらったのも幼稚園。
その図鑑に載ってた写真と同じ光景、クヌギの木の樹液にカブト虫とノコギリクワガタが群れている様を初めて見た数年後は興奮してその場を何時間も動けずに蚊に100箇所ぐらい刺されたのを思い出しますー。
Posted by: ごう : December 26, 2004 8:30 PMそういえば、昆虫図鑑や動物図鑑は物心ついたころにはすでに家にあって、愛読していたような覚えがあるなぁ。
う~ん、ひょっとするとそっちが原点か???
ちなみにド田舎の生まれだから、虫だのカエルだのに触れていたのは、きっと物心つく前の話で、カブトムシやクワガタムシを初めて見たのがいつだったからは、もうまったく記憶にない。
そういう環境で育つやつってのは、往々にしてアンチアウトドアになるもんなんだけどねぇ。
いつも思うんですが、かなり読む本かぶってます。
佐藤さとるまで出てきたのにはびっくり。
あかんぼ大将シリーズとかも良く読んでました。
うーん本棚較べてみたいなぁ・・・
はじめまして。
『おおきなきがほしい』…なつかしいですっ!!
子どものころ本当にこの世界にあこがれてました。
そしてコロボックルにも見覚えがあるので両方クリックさせていただきます(笑
佐藤さとるさんのコロボックルシリーズ、講談社文庫でまだ全部持っています。 Ryuさんからこの本までが出てくるとは、、、、私は「泉(池?)のある土地」にずっと憧れております。
Posted by: TOMBOY7 : December 27, 2004 3:09 AMありゃま、大反響。
> youさん
うん、お邪魔したときに面出しになってる本だけ見ても、「あ、同じの!」ってのが何冊もあったから、お互いに全蔵書をつき合わせたら相当かぶってると思う。
> 花鳥風月@gooさん
初めまして、ようこそです。
同志ですね!
あの世界、僕もどれだけ憧れたことやら。
いや、今でも憧れてます、原点です。
だから、映画『スパイキッズ』観てても、主人公の姉弟の基地を見てうらやましいのが半分、「そんなハイテクのツリーハウスはイカン!」という気持ちが半分(笑)
> TOMBOY7さん
お、ここにも同志!(笑)
僕もね、実家には文庫で全部持ってるはずです。
そうそう、「だれも知らない小さな国」は泉のある土地なんですよね。
大きな木、泉、おいしいところおさえてますねぇ>佐藤さとる
そういえば「ぼくのつくえはぼくの国」(うろ覚え)っていうのもあって、これも好きでした。
Posted by: Ryu : December 29, 2004 5:45 PMDecember 25, 2004
自己責任と、クラス区分。
■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇り時々にわか雨。風おだやか。最高気温19度、最低気温10度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:40 AM 1.2 m High 10:05 AM 3.8 m
Low 03:55 PM 1.1 m High 09:58 PM 3.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ 【過去三日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
[水曜日]ときどきにわか雨。雷雨の可能性もあり。北風。最高気温20度、最低気温9度。
[木曜日]にわか雨。冷たい南西風。最高気温19度、最低気温11度。
[金曜日]晴れ。南西風。最高気温21度、最低気温12度。(以上、水曜日の時点のもの)
[金曜日]晴れときどき曇り。午後シーブリーズ。最高気温19度、最低気温9度。(金曜日の時点のもの)
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。
[水曜日]セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に北東に変わり、午後に南西20ノットに変わる。その他のエリア:変風10ノット午前中に北東15ノットに替わり、午後南西15ノットに。北部海域はややあらくなる。北の波1m、次第に収まる。にわか雨の中、視界良好だが、雷雨の中の視界は悪い。夕方には視界は回復する。(水曜日の時点のもの)
[金曜日]南西15ノット。海況はおだやか。(金曜日の時点のもの)
[潮汐表] (ネルソン)
[水曜日]
Low 12:58 AM 1.4 m High 07:23 AM 3.4 m
Low 01:34 PM 1.4 m High 07:32 PM 3.5 m
[木曜日]
Low 01:58 AM 1.3 m High 08:27 AM 3.5 m
Low 02:27 PM 1.3 m High 08:25 PM 3.5 m
[金曜日]
Low 02:52 AM 1.3 m High 09:21 AM 3.7 m
Low 03:14 PM 1.2 m High 09:13 PM 3.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ つ、疲れた……。
今期のエンチャンテッド・コースト、大変だわ。
ウィルソンズがシステムを変えて、キッチンクルーのポジションを廃してしまったので、ガイドが全部食材を準備しなきゃいけなくなったのだけど、メニューも同時に変更になって、夕食などスープ、前菜に始まりデザートに終わるフルコースなんで、キッチンにストックしてある食材を倉庫や冷蔵庫、冷凍庫から引っ張り出して準備するだけで数時間を要するのは21日のエントリーに書いた通り。
昨日は、そのスリーデイ・ツアーから戻った。
三日間一分たりとも気を抜かずに早朝から深夜までお客様のケアに走り回り、戻ってきたら二時間フルに洗浄マシーンに変身。19時に5分間だけ座って味噌汁一杯、クラッカー2枚、チーズ一欠けらのオヤツを食べたのだが、これが考えてみると昨日の朝起きてから初めてゆっくりと座った「三日間で初めての休憩」。
その後二時間半は次のスリーデイの準備。
結局会社を出たのが夜の21時半。もちろんクリスマス・イヴなので、他の連中の逃げ足は非常に速く、僕以外の人間は18時前に完全にいなくなっていた。会社を出ると、マラハウの村にはサンタ・ハットをかぶった千鳥足の酔っ払いがあふれていた……。この仕事にはクリスマス・イヴも大晦日も元旦もないんだけど、それでも切ないねぇ。家では愛娘が僕の帰りを待ってるっつぅのに。
ごうちゃんも書いてるように、厳しいのはどの業界、どんな職種も同じで、それは色んな仕事を遍歴してきた僕自身もよぉ~く知ってるんだけどね、ここまで過酷な仕事は、やっぱり今まで経験してないなぁ。なんせ、お客様が目の前にいらっしゃる限り、「休憩時間」というものがないんだよね。キャンプツアーの場合、テントの中に逃げ込んでしまうという手もあるんだけど、雰囲気によってはそれも出来ないことがあって、そういう時はテントに入った瞬間眠りに落ちたりするので、起きている間にホッと一息つく時間はまさに一秒たりともないことも少なくない。今回のツアーがまさしくそういう感じだったんだけど。
■ まぁ良いや、ともかくツアーのこと。
食材の準備がベラボウに大変なのは上記の通りだが、その分食事は超パワーアップしていて、お客様は大満足。ウィルソンズ介入によって色んな面に「シワ寄せ」が来たが、このエンチャンテッド・コーストの食事だけはモノスゴク良くなった。サラダだって7回の食事すべてにつくが、そのすべてを別の内容にするという懲り様。
もちろんガイドの方は料理が大変なんだけど、あれだけお客様に喜んでもらえるならば、大変な思いをする値打ちはあるってもんで。
食事のおかげもあって、大変良いツアーになって、久しぶりの「快心の仕事!」となったのはめでたい。
ただねぇ、調理にかかる時間が増えてしまった分、他の面に時間的なシワ寄せが来るのは残念といえば残念。スリーデイ・ツアーでは、ワンデイでは絶対に行けないような面白い場所にお客様を連れて歩きに行ったりするんだけど、そういう時間がとりにくくなるんだなぁ。滝でシャワーで浴びたり、天然のウォータースライダーを滑り降りたりっていうのは、キャンプ・ツアーならではのアトラクションなんだけど、あの豪華メニューを供しつつ、なおかつその時間をどう捻出するかってのが、今後の課題になるなぁ。
■ ログ。
初日は晴れ時々曇り、風は北東10ノット。昼食はアワロア、風が真正面から吹きつけ、若干寒い。エイベル・ヘッドからセーリング。トンガ島には寄らず、オネタフティに直行してキャンプ。他に数組のトランパーと、レンタルカヤッカー一組(カップル)がいただけで静か。その代わりポッサム攻撃がスゴイ。我々がまだ全員そろっているテーブルにまで忍び寄ってきた。夏至の翌日なので、日が落ちやしない。
二日目、朝起きるとテーブルの周りにポッサムの糞が山盛り。夜中もうるさかったよなぁ。海況はおだやか。トンガ島でオットセイの写真をとりまくったあと、アーチポイントでモーニング・ティー。ただタイミング悪く、ちょうど雲と風が出たので、あまりのんびり出来ず。小雨がぱらついてきたので、仕方なく干潮で遠浅になってしまったバークベイのキッチンシェッドで昼食。パニーニのハム・チーズ・サンドイッチが美味い。アンカレッジに直行してキャンプ。シーカヤック・カンパニーからはリーのグループ、キウィ・カヤックスからはソフィーのグループがキャンプしていたが、やっぱり案外空いていて16時着だったのに難なくファイヤープレイスとテーブル2つを確保。夕食後は焚き火でチーズを焼いたり、焼きバナナ、焼きリンゴを作ったり。ようやく日が落ちてからは土ボタルの洞窟へ。ケーヴ・ウェタを見せてイギリス人の可愛い子チャンに悲鳴を上げさせる悪いガイド。
三日目。事前の予報では南西が20ノットほど吹くとの事だったので懸念していたが、朝の予報では15ノットになっていた上に、朝から快晴だったので、シーブリーズが勝ちそうな気配。安心してテ・プカテアでゆっくり。ここまで晴れ渡ったのは三日間で初めてだったので、皆動きゃしない。無理やり起こしてショート・ウォークした後、昼飯を食いにアデール島に。ところがビーチがいっぱい。仕方なくシーブリーズの中アップルトゥリーベイに渡り、風の当たらない干上がったラグーンの中で昼食。晴れていたけど風が強くて寒いので早々に切り上げてマラハウに。15時半帰着。 ec 7
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■ 遅ればせながら、メリー・クリスマス!
クリスマスカードをここに貼ろうと思ったんだけど、サイズ(横幅)がでかすぎてここに収まりきらないので、ここをクリックして下さいまし。
これは、昔々に『パドルの向くまま、気の向くまま』のトップページ用に、デザイナーのリョウ氏から頂いた、2000年のクリスマス・カード。大好評で「クリスマス後も見られるようにして欲しい」とのリクエストが殺到したので、同サイトの地下室「秘密ギャラリー」に常設展示している逸品。
「古いモノを引っ張り出しやがって」と、リョウ氏には叱られてしまうかなぁ(^^;
■ ちなみにこっちでクリスマスっていうのは、日本の元旦のようなもの。いや、もっとすごい。なんせ、バスさえ止まってしまうし、スーパーマーケットも閉まる。開いているのは極々一部のガソリンスタンドだけなので、下手するとガス欠で車が止まってしまうのだが、日本のJAFに相当するAAもやってないので、そのまま遭難してしまうことになるという、世にもおそろしい日である。
実際我々も、5年前のクリスマスの日に友人宅にクリスマス・ブレックファスト(そういう習慣がある)をよばれに出かけたときに、ガス欠であやうく遭難しかけた。
もちろんウォータータクシーもやっていないので、シーカヤック・ツアー会社も閉まる。ウチの会社は通年オープンなのだが、年間365日営業ではなく、正確には年間364日営業である(今年はうるう年だから365日だが)。
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■ 『ガイドのつぶやき』番外編
このブログには、シーカヤック・ツーリズム業界の話題をよく書いている。でも一番弟子のごうちゃんは別として、他の同業者から反応がかえってくることはまずなかった。
正直に言えば、日本のこの業界のこういう反応(?)は寂しいと思う反面、もうすっかり慣れてきて、諦めている部分も大いにある。だから最近は、プロに向かって書いているというよりも、アマチュアに向かって「賢い消費者になってください」という願いを込めて書くウェイトが増えてきているのが事実。つまり内容的には「プロガイド論」の各論や延長だったりするのだけど、語りかける対象は変えているというのが本音かもしれない。
ところが今回、16日のエントリーに『積丹カヤックス野塚通信』の「カヤック業界のソフトウェア(1)」からトラックバックがあった! 嬉しいねぇ。こうでなきゃ、業界は変わっていかない。謹んで返信を。
■ この業界の「自己責任」という言葉の「無責任」な使い方については、このブログ上でも今までさんざん突っ込んできたので今日は繰り返さない。気になる方は左のサイト内検索で「自己責任」で探してみていただきたい。
ただ西村氏のおっしゃる通り、業界側の「プロ」が、何も知らない「アマチュア」に責任を押し付ける(責任を放棄する)ための言い訳としてこの言葉が安易に使われることには、僕もいまだに怒りを覚えていることだけは再述しておこう。
■ さて、この西村氏のエントリーで気になったのが、某社から来年出るというシーカヤックのフィールドガイド本のこと。次回に続くとなっていたので楽しみにしていたら、ついさっきその続編がアップされた。「カヤック業界のソフトウェア(2)」がそれだ。
このエントリーだが、言葉の定義、あるいはレヴェル分けの線引きの難しさは、僕自身もよく感じている。彼はこの本の区分にしたがって「初心者」、「中級者」、「上級者」の三つを挙げていらっしゃるが、その他にも「入門者」、「初級者」という言葉もあるし、「中上級者」などという言い方さえあって、ややこしいことこの上ない。もともと線引きがチャンとしてないのに、細かい言葉をさらに増やしてどうする。
実は、僕自身がどのクラスに該当するのかは、いつも疑問に思っている。入門者、初心者、初級者じゃないのは確かだ。ただ上級者に該当するのかどうか、どうも怪しい。自分では中級者じゃないかなと思っており、昨年『パドル・コースト』代表吉角氏にもそのことを話したのだが、彼も「う~ん、どうなんですかねぇ???」と苦く笑ってそれでおしまい。いまだによく分からない。
■ まぁそれは良い。僕が気になるのはもう少し違うところにある。
いや、気になるのは西村氏同様に「『初心者向け』『中級者向け』『上級者向け』という区分すること」なのである。
ただし、僕が気にしているのは、「初心者と中級者の境目」とか「中級者と上級者の違い」とかではない。そもそも、「シーカヤック・フィールドを、クラス分けすることが出来るかどうか?」という点である。
これに関しては、このブログにも過去に興味深い議論が残されている。別ウィンドウが開くようにしたので、ちょっと長いのだが是非とも「ガイドのつぶやきその2 過保護について。」を読んでいただきたい。特にお読みいただきたいのは、Miyaさんの二度目のコメントに出てくるAddison's Scaleの話と、それに続く僕のコメント。さらに、「ガイドのつぶやきその4 互助について。」でも、その話をさらに補足した。
川の場合、「水量何トンの時はグレード2、渇水期はグレード1+で、増水時は3-」というようにフィールドの難易度を数値化することが古くから行われ、各パドラーは自分の腕と照らし合わせることが出来ていた。
しかし、Miyaさんから頂いた情報にある通り、フィールドの安全性、危険性というのは、もっと総合的に判断されるべきである。
エイベルタズマン国立公園は、風の強いフィールドである。マルボロ・サウンドほどではないにしても、天候の変化も早く、余所者泣かせの気象条件を持っている。つまり、本来なら決して初心者がブラリと来て漕げるようなところではない。
というか、ニュージーランド全体がそうなのだ。気象変化が早すぎるので、フィールドの難易度だけを取り上げて論ずるならば、この国は初心者にお薦めできるパドリング・フィールドではない(実際には上質なアウトフィッターがたくさんあるので、むしろ初心者に優しい国なのだが)。
■ さらに言えば、海というのは急激な天候変化によって、一瞬のうちにグレードが1から6に激変するのが当たり前なのである。台風などで鉄砲水が出たり、洪水になったり、ダムが放水したりなどの特殊条件は除けば、川でこういうことはほとんど起こらない。
つまりそういう意味で、海には初心者向けのフィールドなどというものは、本来存在しないというのが正しい。あるのは、初心者向けのフィールドではなく、初心者向けの海況だけである。どんなに荒れやすいとされる海域でも海況に恵まれれば誰でも漕げるし、どんなに初心者向けとされるフィールドも、荒れれば上級者がころりと命を落とすフィールドに化ける。
だから、川のように安易に「初心者向け」とか「上級者向け」という区分をすることには、僕は絶対に反対である。問題は、西村氏が書いていらっしゃる「書く側と読む側のギャップ」だけではないような気がする。
■ ただねぇ、このクラス分けってのは、「売れる編集」を考えると、どうしてもやってしまいたくなる「悪魔のささやき」なんだろうなぁ。
良心的な本ならば、それでもなおシーカヤッキングの危険性に言及し、「ギャップ」を埋めようと努力するのだろうが、安易に「初心者向けフィールド」などと言ってしまう本には、それはあまり期待できないような気がする。
■ かといって、僕は「冒険」を否定する者ではない。アウトドアには常に「リスクを冒す」というバックグラウンドがついて回る。それを否定してしまっては、もはやアウトドアではない。
よって、「初心者が一人で漕ぐんじゃねぇよ!」などと叫ぶつもりはない。覚悟の上の冒険ならば、初心者がいきなり日本一周を始めようとしても、それは応援してあげたいと思う。
ただ、その冒険に挑もうとしている初心者が必死で集めている情報の中に、こうした「不親切で無責任な情報」が紛れ込んでいるということには、同じ業界側の人間として非常に腹が立つのである。
ハード産業のみならず、ソフト産業の人間も、もう一度自分たち側の「自己責任」について熟考し、消費者側に「自己責任」を押し付けてしまっていないか反省すべきではないか?
■ う~ん、昨日までのツアーの疲労がまだタップリ残っているので、どうも筆先の切れがない。変な論旨、舌足らず、筆の滑りなどがあるかもしれないが、お許しを。粗相があった場合は、また後日のエントリーでフォローさせていただきまする。
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)
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■ 「シーカヤック・ガイドなんかなるもんじゃないな」と思った賢い方は
を、「エンチャンテッド・コースト、参加してみたいな」と思った正しい方は
を、「お疲れ様」と思った下さった優しい方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1241
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西威風。(高)14度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、セパレーションポイントより北は西2...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.01
最近シーカヤックを(ガイドツアー以外で)初めてわかったこと。
(リバーカヤッキングではやってなかったこと。)
1.ウェザーニュースで風速をチェック。
2.海図をにらんでパワーボートの水路の確認。
3.潮時表で干・満の時間のチェック
4.同じく海図でカレントの速度・場所の確認
5.などなどなど・・・。
地元パドラーやショップの情報無しには漕ぎ出せません。
そんなわけで、事前の状況判断と、状況の変化に対する深刻性はシーカヤックのほうがはるかに大きいように感じます。
(リバーは瞬間の判断力とこの瀬を行くかパスするかの身体の判断が最も重要ですが。)
わざわざエントリーを起こしていただき、ありがとうございます。Ryuさんに喜んでいただけたようで、わたしも嬉しいです。
わたしは編集に関しては何もわかりません。ど素人です。ん?また新たな区分が・・。「初心者」ではなく「素人」。これは、わたしが編集という作業を勉強する気が無いからです。仮に合理的であったとしても、3つや4つのクラス分けに疑問を感じるのは、言葉の文化に因る部分があるかもしれませんね。
さて、フィールドガイドを執筆するにあたり、わたしの担当は危機管理に相当する部分と認識しており、読みやすさ等に関する編集者の仕事に口出しする気はありません。ただ、「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。「初級者」を持ち出したのは、わたしの苦肉の策でもあります。Ryuさんのおっしゃるとおり、初心者向けのフィールドは日本中のどこを探して無いのでしょう。
ガイダンス文は1000~1500字という指定がされています。天候、エスケープルート、その他注意事項等を大まかにまとめただけで1500字を突破。見所の情報をどこに書けば良いのか、頭を悩めております。おそらく、わたしの文章を読んで積丹の海を漕ぎたいと思う人は居ないでしょう。一番困るのは、途中で読むのを止められること。後になって「こんなところに書いてあったのね、わはは」で済めば良いのですが、命を落とされては笑い事にならない。危機管理上の問題が無く、なおかつ隅々まで読んでもらえるのなら、わたしはどんな編集でも受け入れます。わたしなりの「初心者」と「初級者」の区別、そしてわたしのガイダンス文でどんな問題が発生するのか。解決に近づくのか遠ざかったのか。原稿がもう少しまとまり、いくつかの不明点が明らかにならない限り見えてきません。
コンピュータソフトウェアの世界では、仕様書が出来あがった段階で数人で顔を付き合わせてレビューをします。機能設計、詳細設計の段階でそれぞれレビューをして仕様書を修正、実際にプログラムを組んだ後はコーディングをレビューします。早い段階でバグを潰さなければ、後々まで響きます(実際に「初心者~」でかなり後戻りするはず)。フィールドガイド本もまたソフトウェアです。わたしの原稿が出来あがった段階で、Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば、より良いものができるでしょう。ただ、時間が足りない。本当に足りない。
わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが、もう無理かも・・?中途半端で申し訳ありません。今日も思考錯誤が続きます。ひとまず失礼します。
>Miyaさん
そうそう、その辺はチェックしないと海は漕げないんですよ。
我々の場合は当たり前だと思ってるんで、逆につい見落とし気味になっちゃいます。
改めてこうして書いていただけて、僕も勉強になりましたm(..)m
川の場合は、天候じゃなくてやっぱり水量ですよね、確認するのは。
極端に言えばそれだけ(笑)
>西村さん
コメントありがとうございます。
> 一番困るのは、途中で読むのを止められること。
いや、まったくで。
僕の場合、長文を書くことが多く、しかも延々論じておいたことを、最後の最後に自らひっくり返して「大どんでん返し」をやったりもするので(特にこのブログ)、途中でやめられるのは困りますねぇ(^^;
依頼された原稿の場合、僕もなるべくその辺は気をつけて「頭括式」にするのですけど、西村さんと同じように危機管理情報を重視するあまり、他の情報にスペースを割けなくなって頭を抱えたことは、一度や二度ではありませんでした。
その点Gofieldレポートの場合は、裏技が使えたので楽でしたね。
本文の方には字数制限があるのですが、文末に付されるフィールド情報の部分には字数制限がなかったので、危機管理情報はあそこに詰め込むという手法をとっていました。
だから、中には本文の半分近い分量を文末の付記情報に詰め込んだモノもあります(笑)
ヤマケイでも、その辺に留意してくれれば良いのですけどねぇ。
> 「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。
大有りですね。
西村さんご指摘のように、読み手が自分のレヴェルを客観的に判断できない(書き手の想定と齟齬する)というオソレも非常に大きいし、僕が本文中に書いたように、そもそも海には初心者だけでだいじょうぶなフィールドなどどこにも存在しないという事実も見逃せない。
> Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば
僕は構いません、ご協力できます。
もしお時間に余裕があるなら、メールください。
> わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが
これも、不可能でなければお願いします。
仮に今回の原稿を提出した後でもけっこうです。
アウトドア危機管理を考える上で、アウトドアソフト産業がそこにどうかかわっていくべきかを考える大事なテーマだと思います。
同じソフト産業なのに、アウトフィッターとパブリッシングの間に、危機管理意識で大きな溝があったんじゃお話になりません。
November 12, 2004
オットセイとアザラシ。
■ 【予報】
[地上気象](モトゥエカ)
次第に雲が広がり、のちに雨。北東風。最高気温19度、最低気温11度。
[海洋気象](エイベル)
変風10ノット、昼過ぎに北東に変わる。海況はおだやか。
[潮汐表](ネルソン)
Low 03:52am 0.5m High 10:17am 4.2m
Low 04:08pm 0.5m High 10:27pm 4.2m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ 午前中は晴れていたが、昼過ぎから次第に雲が広がった。ほぼ予報通りの天候。
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■ 大したことにはならんだろうとタカをくくって昨日のエントリーに膝のことを書いたら、あれをアップした直後から腫れがひどくなって歩けなくなり、夜も眠れず参った。
今日医者に行ったら明日も仕事を休むように言われた。たぶん感染症を起こしているためだろう、頭痛や目の痛みまで出てきているので、帰ってきてさっそく抗生物質を飲んだが、これでよくなってくれるといいのだけど。
原因は、たぶん月曜日と火曜日の草刈り。ずっと膝を突いて作業をしていたので、それで膝を少々痛めていたのだろう。それが昨日と一昨日のカヤッキングで一気に悪化、ってところか。
しかし、故障が多い。いかんなぁ。
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■ 実は先日、僕が寄稿したとある媒体と、記事の内容に関してちょっとしたトラブルになった。
エイベルタズマン国立公園についての記事だったのだが、あまりにもデタラメが記述が多すぎたのだ。ウチの会社に関しては社名がデタラメだったりしたので、相当トサカに来て猛烈に抗議した。
担当の方が誠実に対応してくださったので、社名の件については今回は不問とすることにしたのだが、もう参ったのが海洋哺乳類に関するムチャクチャな記述。トンガ島保護海域にクジラが定住しているようなことを書いているし、「オットセイ」のことを相も変わらず「アザラシ」と書きくさるし……。
どこにクジラが定住してるってぇ!!?? お目にかかりたいもんだよ、まったく。
そもそも僕が寄稿したコラムの中には「オットセイ」と書いているのに、そのすぐ側の記事に「アザラシ」と書くっていうのは、どういう神経よ? 校正担当者は、何やってるんだ???
■ 実はこの「アザラシ」については、ほとほと参っている。日本人のお客様で、正しく、「オットセイ」とおっしゃる人は、まずいない。9割以上の方が、「アザラシ」と勘違いしてらっしゃる。
以前は、確かにガイドブックに「アザラシ」という記載が多かったので、無理もない部分があった。
これも必ずしも日本のメディア側ばかりが悪いわけじゃない。英語で「オットセイ」は「fur seal」なのだが、なんせこっちの人間も正しく「New Zealand fur seal」、あるいは「fur seal」と呼ぶヤツは少なく、アウトドアガイドでさえ単に「seal」と呼んだりするのだから。トンガ島だって、「fur seal colony」なんていうヤツはいなくて、「seal colony」と呼ばれる。
相手がネイティヴの場合は、「sealっつってもいろいろあるだろ、どのsealだ?」となるので、こっちも「New Zealand fur sealだ」と答えられる。
だけど日本人の場合は、仮にちゃんと「fur seal」と説明されても、それがオットセイのことだとは普通知らないし、そもそも「fur」の部分を聞き取れなくて「seal=アザラシ」と短絡的に思い込んでしまうのが普通。
ただねぇ、それでもガイドブック出したりするときは、もう少しチェックしてから掲載するべきだと思うけどね。
過去6年間、僕は気付く限り当該ガイドブック編集部に間違いを指摘してきたので、最近のヴァージョンだとほとんどのガイドブックが「オットセイ」記述になっているはずなのだが、上記のように僕の記事のすぐ横で「アザラシ」と書くようなずさんな編集をするところもまだまだ健在……。しかも、発行元はいかにも信憑性のありそうなところだ。ヤレヤレ。
■ さて、肝心の「オットセイ」と「アザラシ」の違いだが、これをご覧いただければ一目瞭然。
「アシカ亜目」 『ウィキペディア (Wikipedia)』より。
同じ「アシカ亜目」に属するものの、「アザラシ」は「アザラシ科」、「オットセイ」は「アシカ科オットセイ亜科」と、そもそも科が違う動物なのだ。
NHKの子供番組ピタゴラスイッチの中の歌にも、アシカとアザラシの見分け方が出てくるから、最近なら文字通り「小さな子供でも知ってる」はずだぞ……。
■ ここ、エイベルタズマン国立公園やトンガ島保護海域、あるいはカイコウラなんかで見られるのは、アシカ科オットセイ亜科ミナミオットセイ属のArctocephalus forsteri(ニュージーランドオットセイ)である。
と、ここでこんなこといくら書いたって、うちの会社にいらっしゃるお客様は読んでらっしゃらないだろうから、まだまだこれからも日本人がいらっしゃるたびに「アザラシじゃありません」と言い続けなきゃイカンのだろうなぁ。
言い続けて、早7シーズン目……。いささか疲れるぞ。
こうやって毎日地道に努力しているというのに、日本のアホなメディアが無神経に「アザラシ」と書いてくれるもんだから、その瞬間こっちのやってることはまた水の泡。
ヤレヤレ……。
-------------------------------
■ 「マスメディアは信用ならんなぁ」と嘆息された方、
と
を、クリックしておいて下さいな。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1025
”アシカ”・”オットセイ”はアイヌ語由来、”トド”はギリヤーク語由来だそうです。
(広辞苑より)
意識せず日本語として受け入れているこの辺の言葉も気にしてみると面白いですねえ。
あまり難しいことを考えると覚えていられないので、アシカ・オットセイ・トドのグループ(耳たぶ有り・脚歩行可能)に対して、別種のアザラシ(耳たぶ無し・脚歩行不可能)のグループという理解を一応してます。
他にセイウチやジュゴン/マナティとかも考えると混乱しますねえ。
"ラッコ”もアイヌ語ですね。
英語ではカワウソもラッコも広義にはOtter(ラッコはSeaOtter)、同様にアシカ(オットセイ・トド)もアザラシも広義にはSeal。
・・・結構英語って大雑把。
英語はおおざっぱっすね。
もともとイギリスのは、この手の哺乳類は数が少なかったのかな???
(ただ、アシカはseal lionだったりもしますが。)
しかし、アシカ、オットセイがアイヌ語、トドがギリヤーク語とは存じませんでした。
へぇ~、です。
大変勉強になりまた。
Ryuさん こんにちは!
アイヌやギリヤ-クなど、北方民族のイメージの豊穣さは、とっても興味深いですね。
それで思い出したのですが、芹沢高志さんが、ジョージ・ダイソンの「バイダルカ」を売りに出してます。
一隻いかが?
http://p3.org/nonswf.html
>present>バイダルカ
で見られますよ。
スキンを外したフレームワークの写真がなんとも美しいです。
工学的な美を追求するあたりは、やっぱり父親似ですね。
あ、uchidaさんと一緒に見学に行った、あの艇ですね!!!
う~ん、日本にいたら買ったかもしれませんが、輸送費考えると恐ろしくて手が出ません。
uchidaさん、いかがっすか?
うーん、さすがに、ぼくが持っていても宝の持ち腐れですね(~_~;)
芹沢さんも、海に浮かべてあげられないのがバイダルカに申しわけなくて売ることにしたのでしょうね。
Posted by: uchida : November 12, 2004 10:56 PMこんばんは。ホントに売りに出てますね。誰か知った方の手にわったて欲しいです。本当に。。。ryuさん!!!
い、いや(^^;
なんで外国にいる僕にふるんですか、皆さん(^^;;;
黙って笑ってみてるカヤッカーの皆さん、いかが?
にっしー、良いぞぉ、あの艇。
youさん、南の海にバイダルカを浮かべるのは?
ごろうさん、若い人であんなの持ってる人絶対いないからイバリがききますよ!
けむさん、あなたこそあの艇はピッタリだ!
あ、カミゾノ&ショージ! お前ら買え! 借金してでも買え!
って、他にカヤッカーいなかったっけかなぁ?
え? ここの読者のカヤッカー率ってこんなもん?(^^;
うわっ、きっ、気色悪っ!
せっかく北方民族とかダイソンのバイダルカとか、高尚な話になってたのに、なんちゅうこと言い出すか(^^;
いや、君の名前を出した僕が悪かった(笑)
Posted by: Ryu : November 13, 2004 9:34 PMOctober 30, 2004
珍妙奇天烈奇怪生物。
■ 予報
[地上気象]
にわか雨のち晴れ。南西風次第におさまる。最高気温18度、最低気温6度。
[海洋気象]
北15ノット(セパレーションポイントより北では北西25ノット)、午前中に南西15ノットに変わり、夕方に南東に変わる。北部の海況は荒いが次第におさまる。北の波1m、次第におさまる。
[潮汐表]
11:55am 4.1m
17:45pm 0.7m
23:58pm 4m
■ 朝から快晴で、朝から南西。つまり、天候が予報に先行した形。
昨日の余波で東からうねりが入っていて、満潮直前のマラハウ・サンディベイでなかなか良いサイズの波になって崩れていた。スープがオフショアの南西風で吹き飛ばされて沖に流れていく。くっそぉ、仕事じゃなきゃちょっくら遊ぼうかってなサイズの波も時々入ってきてるのに……。
今日は、ウィルソンズ介入後初のハーフデイ。ウィルソンズのハーフデイは、なんとまったくストップしないで最初から最後まで漕ぎっぱなし。ゆえにモーニングティーの用意さえ持たなくて良いという。
それもどうかと思ったものの、実際お菓子類が用意されていないのでこれはどうしようもない。じゃぁ、せめて何かのときのためにと、ドリンク類だけは用意して出発。ただし、一回ノンストップのツアーもやってみないことには、文句の言いようもないので、とりあえず今日は出発から帰着まで2時間ずっと水の上にいた。
やっぱりありゃダメだわ。10分か15分でも良いから、一回どっかに上陸しないと。
あとねぇ、昔のATKって、チーズ数種類、オリーヴ、ハム類、クラッカー詰め合わせなんぞを用意した軽食付ハーフデイを、もっともっと安くやってたんだよなぁ。今の価格でジュースの一杯も出さないってのは、ひどすぎるだろう!
そもそも、一切何の食べ物を出さないツアーって、アマチュアクラブのツーリングとどこが違うのよ??? プロが金とってやることかぁ???
と、自分で一回ノンストップツアーをやってみて、改めて腹が立ったので、次回のスタッフミーティングでこれも議題にして徹底的に文句言ってやることに決めた。
まったく、何考えてるんだ、ウィルソンズは。このままじゃ、まともなスタッフは全員辞めてしまうぞ……。 kc 4
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■ 昨日は大家の電話番で、ネット接続できず。
↓昨日のログ。
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■ 予報
[地上気象]
雨。朝のうち雷を伴った嵐。北風35km/h。最高気温18度、最低気温9度。
[海洋気象]
北15ノット、セパレーションポイントより北では午後に北西25ノットにあがる。北部の海況は次第に荒くなる。北の波1m、次第に大きくなる。午後の雨中視界は悪い。
[潮汐表]
11:21am 4.2m
17:13pm 0.6m
23:23pm 4.1m
■ 朝のうちは凄い雨、午後は雨は弱まった代わりに、今度は凄まじい風。もちろんツアーはなし。
夜中になっても吹き続けて、翌日(今日)のツアーの催行を危ぶんだほど。
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■ 22日のエントリーのあと事情がまたまた変わり、南半球最初のシーカヤック・アウトフィッターの名前、オーシャン・リヴァーの名前が残ることになったらしい。
メデタイ話なんだけど、まぁしかし、ころころとポリシーの変わること……。
先シーズンは
「オーシャン・リヴァー(OR) = ラグジュアリーなツアー」
「エイベル・タズマン・カヤックス(ATK) = 廉価なツアー」
というブランド戦略を展開し、これが見事に失敗。なぜなら艇も装備もベースの設備も、すべての面でATKのものの方が新しくて使い勝手が良かったから。
確かにホット・スパプール(風呂)があったり、庭の片隅に滝がしつらえてあったりして、ORのベースの方が一見豪華なツアー運行に適しているような印象を受けるんだけど、よく設備や道具を吟味しないままに印象だけでブランディングを決めたオーナー会社もアホならば、それを飲んだ元ORのマネージャー連中(全員退社)もアホだ。
そのおかげで、僕ら現場の人間がどれだけシーズン中苦しんだことか。クソ設備、クソ道具でラグジュアリーなツアーを運行するのが、どれだけ大変だと思ってるんだ!
それにしても、あの綺麗な見かけと裏腹に、一歩裏に回ると貧弱極まりなく、大変使いにくく働きにくいベースだったにも関わらず、あれだけの高品質なツアーをきちんと運行していたことを考えると、昔のORの実力はやはり凄かったんだなと思う。
■ ともかく、今年はその反省を踏まえ、ガイド・ツアーは一本化して廉価版を廃し、名前もATKブランドに統一。そしてフリーダム・レンタルにORの名を冠するという形で、由緒あるブランド名を存続させることにしたということらしい。慌てて日本語版ウェブサイト更新(^^;
ブランドの分け方としては昨年よりもはるかにましだし、ツアー数が減ってすっきりしたことも大変評価できる。
だけどなぁ、新シーズンが始まってからゴタゴタするんじゃねぇよ!>アホウィルソンズ
おかげで、未だに今シーズンのパンフレットが出来ていなくって、お客様も戸惑いまくりじゃん。
(ウェブサイトも、日本語版は僕が担当しているので、情報が入り次第小まめに更新しているから見た目がショボイ代わりに情報は最新なんだけど、英語版の方は下請けの会社に委託してるから、まだ当分かかるぞ、きっと……。)
■ ただ、28日のエントリーに書いた通り、ウィルソンズで冷や飯を食っていた元ATK OBの10年選手、15年選手の超ヴェテランガイドも戻ってきたし、今年は新人は採用しない予定になっているので、ガイディングのレヴェルは確実に昨年度よりもはるかに高くなるはず。いや、昨年度どころか、ひょっとすると、5、6年前の、ATK黄金時代に迫るガイディングの出来る会社になるかもしれないという予感さえある。
なんせ、国立公園で働く三桁に届く数のシーカヤック・ガイドのうち、経験年数トップ5(僕が四番目ね)がこの会社に勢揃いしてしまっているのだ。いまどき10年選手が3人も揃うアウトフィッターなんて、世界中探したってそうそう見つからないよぉ。
(ちなみにここで言ってる経験年数は、エイベル・タズマン国立公園に限った話。他のエリアでの経歴を合わせると10年を超える人間は、もっといる)。
そういう意味では、今のうちの会社は、見るに値するかもね。結局なんだかんだ言って、この仕事は海に出てからのガイドの仕事ぶりにかかってくるわけだから。
特に今の時期はブッキングが少ないせいで、まだ二年生ガイドにはほとんど仕事が回っていないので、海に出てるのはだいたい五年生以上のヴェテランばかり。こういう「カッコ良いプロフェッショナルの仕事師ばかりがウヨウヨしている職場」を見てるのは、なかなか気分の良いものである。
これで、ウィルソンズがしっかりとしてくれたら、文句なく世界No.1に返り咲けるんだけどねぇ……(ため息)。
逆に、あんまり変なことばっかりやってたら、せっかくの良いスタッフも、すぐに辞めてどこかに移っちまうぞ、ホント。一番尻の重い僕でさえ、最近はマヂで別の会社に移籍しようかと考え始めてるくらいなんだから。
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世の中には奇妙なシロモノが転がっているものである。
町でも珍妙なモノや奇天烈なヤカラにはよく出くわすが、アウトドア・フィールドには「事実は小説より奇なり」を地でいくような造形が無数にうごめいていて、たまに出くわすこういうのと比べると、さすがの町の珍品も完全に色を失う。
この本には、そんな大自然の奇跡、あるいは創造主の失敗作、どっちなのかはよくワラカンのだけど、ともかくSF映画やUMA本から抜け出してきたような実在の怪獣が、リアルなイラストと軽妙洒脱な文章で紹介されている。肩のこらない軽ぅ~い一冊だ。
書籍を紹介するときは、いつもは小さな画像しか載せないのだけど、今回ばかりは大き目の画像で帯をごらん頂くのが手っ取り早いだろう。

帯に描かれた三つの不気味な生き物、別に想像上の怪物とか、ジュラ紀に絶滅した何かの祖先とかじゃなく、ちゃんと現在ピンピンしている実在生物。こいつらもかなりのインパクトだが、ページを繰るとまだまだ「ゲゲゲ!」なヤツラがたくさん飛び出してきて、大変楽しい。
アウトドア・ガイドという職業柄、それぞれの生物にもう少し詳しい説明が欲しいなと思ったりもするのだけど、いまどきのことだからインターネットでもっと詳しい情報を探すのは簡単だから、取っ掛かりの「ポータル本」としては、これくらいでちょうど良いのかもしれないな。
ってなわけで、ナチュラリスト必携! とまでは言わないけど、ちょっとした息抜き用に本棚に一冊あっても邪魔にならない本。頭や神経が疲れてるときには、こういう本がありがたいんだよねぇ。
■ [追記](11月17日)
『にしび~のニッキ』にも同書が紹介されたので、リンクしておく。
コメント欄でも「やられた!」という声がいくつか出たように、やっぱりこの本はナチュラリストのツボに入りやすいらしい(笑)
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■ 今日のエントリーを読んで、神の造形に思いをはせてしまった方、
を押して応援してください。最近少々疲れ気味で、気合がなかなか入りません(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/955
や、やらてたー!
この本まだ入手していないので投稿していないけど、Blog用の原稿だけは作ってあったのに
しかも、帯の部分をUPにするアイデアまで一緒だったとは
その内投稿するだろうけど、インパクト薄れたなー
本業の方は何とコメントして良いのやら・・・頑張ってくださいませ
Posted by: TO-BE : October 31, 2004 2:40 AM良い本をご紹介いただきましてありがとうございました。宇宙人のクリスマスプレゼント候補上位にいきなりランクインしました(笑)。
今から学校のミニ・プレゼンテーションのネタになるのが目に浮かぶようです(そして先生の引きつった顔も)。
>TO-BEさん
アハハ、かぶりましたか(笑)
なんかブログやってるとしょっちゅうですよ、ねたカブリ。
カッパの原稿用意しておいたら、編集長に先にアップされたこともあるし、川口探検隊も書こうと思ったとたんにしび~のニッキに先越されたし(笑)
逆に僕が先行したパターンだと、僕が先に紹介していたサイトを、どうやらそれと知らずにごうちゃんが2週間後に再度紹介してたり(笑)、あ、そういえばこの間の熱いフルーツの話アップした翌日、わかなダッチオーヴンでもフレンチトーストやってましたね。
TO-BEさんは、この本の中に出てる生物を、片っ端からホントに激写(死語!)してアップしてくださいませ。
>MMさん
やっぱり(笑)
ごめん
チェック漏れ
さすがにすばやいですねぇ。
得意先の近くでときどきマーケティング調査に声をかけられるんですよ。謝礼が図書券で1500円たまったので買ってきたんです。
最初のタコはすごいですね。
何ページかスキャンしてアップしたいくらいだけど、出版社から訴えられるし・・・
あやまらんといてくださいよぉ>にしび~さん
TO-BEさんも編集長も諦めたらしくてツマランと思ってたんで、にしび~のニッキにアップされたのは嬉しくなっちゃいました(^^)
僕も、個人的に一番「ゲゲゲ!」だったのは、やっぱタコでしたねぇ。
標本になってて、見ようと思えば見られるっていうのがすごい。
本日実家経由で(バーバからのクリスマスプレゼント兼お年玉の一部として)、日本に送り返されるという事件を乗り越え一ヵ月半をかけてやっと入手>へんないきもの。
いやー、大変です・・・
宇宙人に掲載されている生物の英語名を「全て」調べるように頼まれてしまいました(涙)。
そう、全てなんですけど、どうのこうの言って既に名前だけでなく特徴まで事細かに知っている生物が少なからずあるって言うのはどういうことだ???>宇宙人@7歳児。
明日学校でタイミング良くsharing(クラスメートの前で自分が披露したい事や物を1-2分でプレゼンする事)なんですが、持って行くそうです、「へんないきもの」(オイオイ)。
しかも、明日は既に担任の先生が研修でお休みで臨時教師の先生が来るというのに「きっと臨時の先生は大口開けて言葉を失うに違いない、キャーッハッハ」とか言ってます・・・
恐るべし>七歳児
しかし、異国の書物、しかも飛び切り変なのを持ってこられたら、臨時の先生大変だ。
大口開けて言葉を失う様、見に行きたい(笑)
October 17, 2004
雑誌、いろいろ。
■ 予報
[地上気象]
晴れ。風おだやか。最高気温18度、最低気温5度。
[海洋気象]
変風10ノット、夕方早くに南東10ノットになり、明日の午前中に南西15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)に変わる。北部の海況は荒くなる。明朝の雨中、視界は良好。
[潮汐表]
00:12am 4.2m
06:14am 0.3m
12:37pm 4.3m
18:26pm 0.4m
■ 予報通り朝から晴れ渡った気持ちの良い春の日。午後からは冷たいシーブリーズ。
■ 昨日の午後から泊りがけで外出していたので、昨日はアップできなかったので、例によって昨日のログも↓
ちなみに、↑今日の海洋気象予報に「明朝」などと入っているのは、夕方遅くにチェックした予報だから。
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■ 昨日の予報
[地上気象]
にわか雨のち晴れ。風おだやか。最高気温17度、最低気温7度。
[海洋気象]
セパレーションポイントより北:北西20ノット
その他:変風10ノット。
北部の海況はやや荒い。
[潮汐表]
11:59am 4.4m
17:48pm 0.3m
■ 朝からすでに雨はあがっていて、にわか雨も降らなかった。気持ちの良い一日。
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■ 数日前、日本から郵便がいっぺんに三つ届いたのだが、偶然も中身はすべて書籍。
本好きの僕は、これだけでも機嫌が良くなる(^^) どーもありがとー!
うち一つは、野遊び屋が送ってくれた『フィールドライフ』(枻出版社)の秋号(出版社名が機種依存文字なので文字化けしてるかもしれないが、「出版社」の前についている文字は、「木へん」に「世」で「えい」、「えいしゅっぱんしゃ」)。
ごうのブログにあった通り、今回は野遊び屋がホスト役で登場している。
いやぁ、懐かしい景色だ! ここエイベルタズマン国立公園とよく似てるんだけど、ジャポネスクな農家と畑が風景に紛れ込むのが、野遊び屋の展望台からの眺めの美味しさだよなぁ。
で、なになに?
お、なるほどなるほど、確かにカミゾノの絶品スマイルが炸裂してるね。良いじゃん。
アマチュア時代からのチャームポイントであるノーテンキな破顔に加えて、全体的に「プロの余裕と貫禄」らしきものが漂い始めてて、彼女が「ガイドの卵」だった時代を見てきた僕としては、この顔を見られるだけでも嬉しい。
このスマイルにゃ、ごうちゃんもショージも勝てないなぁ(笑) あきらめなさい。
■ とはいえこうして良い顔になったカミゾノを見ると、野遊び屋を売り出すマーケティングの一案として、カミゾノの駆け出し時代から一人前になるまでの2年くらいをTVに追っかけさせるというアイディアを出していた僕としては、「あぁ、やっぱりあの企画をTV局に持っていって、ホントにカミゾノの成長の様子を記録させておけばよかった」と、ちょっぴり残念に思ったり(笑)
しかし、隅から隅までみたけど、ホントにショージは全然写ってないね。今までは確かショージが一番登場回数が多かったのに、ついにフォトジェニックの座は交代する時期か?(笑)
だけど写真よく眺めてると、ビーチに転がるトロ箱はしっかり写ってたぞ。
っつぅことは、ショージはトロ箱以下なのか。かわいそうに。
ちなみにP.73の最後の一文が
「また、リードをフネに結び」
でちょん切れてしまってるけど、カミゾノの報告によると、あれは
「また、リードをフネに結びつけるのは絶対にNG!」
のつもりだったそうだ。
必要な危機管理情報が途中で切れちゃったんだねぇ。「結び」でおわっちゃったら、結んでおかなきゃいけないっていう風に反対の意味で読めてしまうのが恐ろしい。
編集側には何の悪気のないケアレスミスなんだろうけど、「よりによって」っていうようなところでチョン切れてしまってるのがとても痛い。8月16日のエントリーに「事故っていうのは意地悪」って書いたけど、まさにそれの好例、もとい、悪例のような意地悪なインシデントだ……。
■ 別の封筒は、冒険家&ライターの坪井伸吾さんから。やっぱり雑誌が数冊。
さては6月24日のエントリーのバイク雑誌みたいな感じで、彼の記事にまた僕が登場したのかな?
正解。
兵庫県垂水・須磨・西区・明石エリアのタウン情報誌『ぷらっと』の9月号に、デカデカと4月の『プロガイド・ワークショップ』の様子が! うぅぅ、なんか恥ずかしいぞ。
9月号だけじゃなく、そのときのNZ道中記が連載された6~10月号全部入れてくださったので、もう僕はこのエリアの通になってしまったぞ(笑)
あぁ、明石名物たまご焼き(いわゆる「明石焼き」を、現地ではなぜかこう呼ぶ)食べたい……。
でも面白いことに、この情報誌には名物たまご焼きのことは載ってない。ジモティにとっては全然情報価値がないんだろうね。
■ もう一つ、『つり人』(つり人社)の9月号。
坪井さんとガイド馬部氏の凸凹釣行強行軍の様子が面白おかしく紹介されているが(坪井さんの文章、いつ読んでも面白いねぇ)、前回の『月刊ガルル』(実業之日本社)と同様に、チラリと写真だけ僕も登場(笑) でも今回はカラーだ。
『つり人』といえば、ものすごく伝統のある釣り雑誌。釣りといえば、シーカヤックから何年かに一度ハンドラインを垂らすくらいしかやらない僕が、まさか顔だけでも登場するなんて、世の中何が起こるかわからんもんだなぁ、まったく。
って、同じようなこと、『ガルル』のときも書いたっけ。
坪井さん、いつもどうもありがとうございますm(..)m
しかし、これだけ丁寧に紹介記事を送ってくださると、本当に感動。僕自身が取材を受けたときや、記事を執筆したとき、どの出版社さんや編集プロダクションさんも「ゲラできたら、最終入稿の前にお見せします」とか「発行されたらお送りします」とおっしゃるのだけど、残念なことに必ずしも約束を守ってくださる会社ばかりじゃなく、ゲラも見せてもらえないし、肝心の媒体も送ってもらえないなんてこともしょっちゅう。
その点坪井さんは、ちょっと写真を載せてくださっただけでこうしてキチンと送り届けてくださるんだから、頭が下がる。大いに見習わなくては。
■ 6月28日のエントリーで、坪井氏の著作『アマゾン漂流日記』を紹介した。
本文中にきちんと書かなかったので、読者の方にコメント欄でフォローしていただいてしまうという失態をやってしまったので、改めて。
同書は現在版元にも在庫がないようで、リアル書店でもネット書店でも入手が難しいのだが、坪井さんのサイト内から直接ご本人に申し込めるので、ご利用ください。トップページの「坪井伸吾の本」の同書タイトルをクリックすると同書の紹介ページへ。そこからさらに注文ページへのリンクあり(直リンク貼るより、辿って頂いた方が面白いと思うので)。
あ、そうそう、ビッグコミックスピリッツ増刊に載ったこの本のコミック版、みごと読者投票第一位を勝ち取り、今度はアフリカツーリングがマンガ化されるとか。
おめでとうございます!
■ ところで9月20日のエントリーで書いた通り、僕はかなり重度の活字中毒者で、極端な話、活字に飢えてしまうと広告チラシでも取扱説明書でも何でもいいから読みたいという感じ。
だから、自分にとって縁の薄い世界の本や雑誌を読むのって、けっこう好きだったりするのだ。実は『つり人』をじっくり読むのは初めてなのだけど、広告の一つ一つ、記事の一ページ一ページが物珍しく、「へぇぇぇ」と口を開けっぱなしで読んでしまう(笑)
当分はこの『つり人』一冊で暇が潰せそうだ。良いものをいただいてしまった。
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■ 今日のエントリーに感動した方、
をクリックするのをお忘れなく!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/884
Excerpt: どういう訳が、今日は6時に目が覚めた。やっぱり雨・・・。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.10.19
Excerpt: ■冒険家坪井伸吾氏が、今度は米国を横断ランニングに挑戦! ◎『旅する冒険ランナーのブログ』
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.12
Excerpt: ■冒険家坪井伸吾氏が、今度は米国を横断ランニングに挑戦! ◎『旅する冒険ランナーのブログ』
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.12
Ryuさん、ご無沙汰してます。
最近めっきり、有名にならないショージです(泣)
それにしても、カミゾノは良くなりました。ツアーに参加していただいたお客様からのフィードバックも僕より多いですよ。(泣)
それでも、この間、岡山放送のテレビ取材に相当緊張しながら出ました。昨日、ビデオで見たのですが、相当妙な言葉を連発してました。(恥)
レポーターにPFDの中を通してマイクを付けられた瞬間、勢いだけでしゃべってました。(今も昔もノミ心は変わらないのでしょうか・・・。)
精進いたします。
>イヤ、ショージはそれでいいのだ。
>そのまま頑張るのだ(笑)
そうですよね、今更治るわけがないっすよね。
こっちはもう寒くなってきましたが、気を引き締めて頑張りやす。
笑い顔が意外と好評、カミゾノです。(うふふ。)
余裕と貫禄・・・。うーん、きっと出版社にはノーテンキ&アホ面のボツ写真が山積みだったと思うんですが。でも素直に嬉しいっす!精進せねば。
最後のチョン切れてるところ、やはりアクシデントだったようなので、編集者の方も相当悔しそうでした。
Posted by: カミゾノ : October 19, 2004 1:20 AM笑い顔が意外と好評、カミゾノです。(うふふ。)
余裕と貫禄・・・。うーん、きっと出版社にはノーテンキ&アホ面のボツ写真が山積みだったと思うんですが。でも素直に嬉しいっす!
最後のチョン切れてるところ、やはりアクシデントだったようなので、編集者の方も相当悔しそうでした。
Posted by: カミゾノ : October 19, 2004 1:25 AMよほどうれしいらしい。
二重投稿してやがる(笑)
普段は二重投稿はすぐに片方を削除して差し上げるのですが、この喜びに満ち満ちた二重投稿を消すのは忍びないので、残しておきましょう(笑)
あららららら。
二重投稿、失礼しました!どうもツメが甘い・・・。滋賀の実家からの投稿だったんですが、今どきダイヤルアップ(!)なので、ちゃんと反映できてるか確認できずじまいに切れてしまったのです。
しかし、相変わらずお優しいイヂワル・・・師匠!
Posted by: カミゾノ : October 19, 2004 9:13 PMOctober 9, 2004
プロの基準について。
■ 予報
[地上気象] - 曇りときどき雨。風おだやか。最高気温16度、最低気温9度。
[海洋気象] - 変風10ノット、セパレーションポイントより南東10ノットが午前中に20ノットに。北部の海況はやや荒くなる。にわか雨の中、視界は良好。
06:32am 2.9m
12:54pm 1.6m
19:38pm 3.1m
■ 予報通り、ときおり雨がぱらつくどんよりとした一日。おかげで、今日も僕まで仕事が回ってこなかった。日~火曜日は定休だから、昨日から五連休ということになった。
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■ 昨日、大変久しぶりに『パドルの向くまま、気の向くまま』を更新。
このブログに書きかけたものの、あまりにアウトドアネタからかけはなれているから思いとどまったものを、あっちに書いてしまった。
今後は、このブログで何度も取り上げたネタを、キチンと練り直して向こうに転載していくというようなことも出来れば良いなと思ってるんだけど、例によって思ってるだけで終わっちゃったりして。
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■ 「サトイモのコロッケ」
ご存知『わかなのダッチオーブン料理天国365日レシピ 』より。
このブログが面白いのは、けっこうな頻度で素材を現地調達していること。調理自体はインドアなんだけど、実際にアウトドアで身体動かして材料を手に入れているのは、やっぱりスゴイ。
あくまでも個人的な意見だけど、買ってきた素材をアウトドアで調理するよりも、自力調達&インドア調理の方がよっぽど「アウトドアっぽい料理」だと思う。だから僕の今月3日のエントリーなんかは、いわば似非アウトドア料理だな(笑)
ところでこのサトイモ、せっかくとれとれなんだから、コロッケにするのはどうももったいないなぁと思ってしまうのが、海外在住者の悲しい性。
僕だったら、ダッチオーヴンの中に直接皮付きイモを放り込んで蒸し焼きにし、生姜醤油をチョイとつけてパクリ。
さらにイモを取り出した後のまだ熱いオーヴンの中に、すかさず水をちょいと入れ、余熱でゆるま湯になったところで、徳利をつけて日本酒を燗してキューっと一杯。
これを、イモ掘ったばかりの畑の片隅でやったら最高だな。ウン、絶対これだ。これぞ正しい「ジャパンの秋のアウトドア料理」だ。
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■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その3
『IT技術者の2人に1人は“プロ未満”』
1ページ目はIT業界特有事項の分析だから読み飛ばしたが、2ページ目はアドヴェンチャー・ツーリズム業界の人間である僕の目を引いた。
曰く「教育制度の不備」、「2人に1人はプロ未満のスキルレヴェル」。
う~ん、どっかの業界と一緒だ。
ただ、注目すべきは、IT魚介の場合はスキルレヴェルがレベル1~5という形でハッキリと示せるという点。つまり、レベル2とレベル3の間に「プロとしての最低基準」という線がハッキリと提示されているのが、日本のアドヴェンチャー・ツーリズム業界との大きな差だと感じた。
左の「Ryuの特薦」でも取り上げている7月9日のエントリーの日本の指導者育成事業の場合は、そもそもレギュレーションからして実践的なプロの最低基準を示せるようなシロモノではなさそうだし、教育機関もまともなものはない。
ってなわけで、IT業界の話を聞いて、改めてアドヴェンチャー・ツーリズム業界の遅れと意識レヴェルの低さに思いが至った次第。
なんとかならんかねぇ。
僕自身のガイド寿命が刻一刻と縮んでいることを考えると、もう僕に出来ることもほとんど残ってないような気もするし……。
せめて、あと何回かでもプロガイド・ワークショップ(PGW)を開催するくらいが関の山か……。まぁPGW自体も、今後やれるのかどうか、怪しいものだけど。
■ ちなみに、最近このブログのシーカヤックのログの部分に、ガイド以外が読んでもあまり面白くないと思われるようなガイディングの細かい点を書くようになってる。はっきりした自覚はなかったんだけど、どうやらこれは「引退が近づいている」という意識が働いているかららしい。
自分自身にとっては、このブログの値打ちは天候とガイディングのログの部分にあるんだけど(今になって、過去6年間のログを取ってこなかったことを大変後悔している)、一般読者の方は飛ばし読みしてらっしゃるんだろうな(笑)
ってなわけで、今後もガイディング・ログの部分はますます比重が大きくなり、一般読者の方にとっては、読み飛ばす項目が増えていくことになるかと予測される(^^;
そのうち、タイトル通り、本当にガイディング・ログだけのブログになったりして(笑)
■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」(10月7日)
◎その2「過保護について。」(10月8日)
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■ 今日のエントリーを読んで、思わずサトイモを買いに走りそうになった方、サトイモなんて手に入らない哀れな僕のためにせめて
を一押しお願いできませんか?
って、スコアが順調に伸び始めて、1000をついに超えてしまった。順位も総合で171位! ありがとうございます。
こりゃそろそろハンモック買う覚悟決めなきゃだめか?(^^;
ところで、本日の総合一位は、手作りオヤツのブログ。こういうのが株やら芸能ゴシップやらのブログをおさえて一位になってしまうのは、なかなか痛快(^^)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/845
屋根付きハンモックは持ってませんけども、普通のブラジリアンハンモック
なら3張持ってますw
どれもスコアは100くらいでもあぁ買おうかぁと思えるような価格ですよ〜。
3800円とか。
この世界?にはハンモックがきっかけで入ったようなもんですから、やはり
ハンモック仲間が増えるのはうれしい限りなのです。はいはい買った買った!
いや、普通のハンモックだったら、僕も愛用してまして(^^;
ハンモック歴、長いですよ、僕。
庭にも張りっぱなしなもんで。
はじめまして.
35歳で親友とニュージーランド永住権を取る事を夢見る,現在23歳大学院生のごろうです.
Ryuさんの暮らし.めちゃめちゃうらやまし~!
僕も半年前からカヌーを始めて,すごい楽しんだ生活を送っています.
ニュージーランドどうですかぁ?
Posted by: ごろう : October 10, 2004 12:42 AMごろうさん、初めまして。
ニュージーランド、僕の肌にはピッタリあってます。
生まれた場所ではないけど、「ここが故郷」という感じで、日本にいると強烈なホームシックになっちゃうんですよ。
せっかく永住権とっても、2、3年で日本に舞い戻る人が多いようですが、僕らはきっとずっとこっちにいるんじゃないかなと思います。
ハッハッハー。
ここボストンでは里芋が手に入りますよー。
(ただし冷凍。中国語で”仔芋”というらしい。)
採れたてを蒸して皮をむきながら食べるって最高ですよね。
日本の食環境と、アメリカの労働環境と、NZの生活環境があったら最高なんだろうなあ。
先日のコメントのカスタマーサービスのお話ですが、部分的に言葉を入れ替えたらホテルマンの研修に使えそうな内容ですね。
シーカヤックガイドとは究極のサービス業ですね。
アメリカでガイドツアーに参加してみようと思ってます。
ニセガイドと判明しだい困らせてやろうかなあ。なんかいい方法あります?(笑)
あ! そういえば、ネルソンの中華食材屋の冷凍庫の中に、それらしきものがあったような!!
> 日本の食環境と、アメリカの労働環境と、NZの生活環境があったら最高なんだろうなあ。
米国の労働環境は、日本と同じくらい休みが取れないから僕はパスっす(^^;
労働環境もNZが良いっすね。
ただし、給料は米国並みが良いなぁ、やっぱり。
> 先日のコメントのカスタマーサービスのお話ですが、部分的に言葉を入れ替えたらホテルマンの研修に使えそうな内容ですね。
鋭いっすねぇ。
PGWなんかでは、いつも
「ホテルマンやフライトアテンダントに負けるな」
って言ってるんですよ。
カスタマーケアの基本は、あらゆるサーヴィス業に共通だと思いますし、その中でホテルマンってのはやっぱりレヴェルが高いから、自分の中では常にライヴァルとして意識してますね。
ですから、ホント、逆にホテルマン相手に研修出来るくらいのレヴェルになりたいと、いつも思ってますよ。
まだまだムリですけど(^^;
> ニセガイドと判明しだい困らせてやろうかなあ。なんかいい方法あります?(笑)
う~ん、似非ガイドの場合、困ると逆切れしたり八つ当たりしたり、サーヴィスが急に悪くなったりという可能性が非常に高いんでねぇ、一般的に「これがお薦め」っていう嫌がらせはないんですよねぇ。
ガイドとして一番困るのは、「過保護について」のコメント欄にTomboyさんが書いてくださってたような泣かれるというシチュエーションかもしれないので、いっそ泣いてしまうというのはいかがでしょう?(^^;
捨てられたりして。
やっぱダメか。
しかし、昨年九州某所で行った温泉旅館の仲居のおばちゃんたちのカスタマーケアの技術レヴェルは、ホントとんでもないハイレヴェルでした。
あまりに気持ちの良いサーヴィスをしてくれるので、僕は逆に自分の力のなさを痛感させられ、うなだれて帰ってきたのでした(^^;
何のための温泉だ(笑)
Miyaさん、
ボストンだったら時期さえ合えば新鮮な里芋入手は可能だと思いますよ。
冷凍物は確実に一年中手に入るでしょうね、中華街の飲茶でのメニューに欠かせませんから。
Ryuさん、
>米国の労働環境は、日本と同じくらい休みが取れないから
いやいや、今は日本の方が休み取れるんじゃないでしょうか(苦笑)。
共働きで子供の迎えに午後3時頃やってくるお父さん方は皆朝5時出勤とかですよ。
> いやいや、今は日本の方が休み取れるんじゃないでしょうか(苦笑)。
やっぱりNZの労働環境の方が良いっす。
作業が途中でも、重役自ら5時になったら仕事放り出して、キリのいいところまでがんばろうとするヤツを、
「こら、いつまでダラダラやってる! 帰れ、帰れ!」
というお国柄(笑)
ただし、マネージャもオフィスも皆帰っちゃって、一人で残ってるときに足の裏を切ってしまったりすると面倒という欠点もありますが(^^;
うちの会社はアウトドア業界系なせいか、みんな積極的に遊びますね。時間も(モチロン忙しいときは残業しますが)けっこうきっちりしてますし、休みもちゃんと消化してます。
(ただし、年間休日数はあまり日本と変わらないかも)
アメリカ経済を本当の意味で牽引している人たちは、日本人より働きずくめで大変なようですが、それ以外の人たちは、結構シビアに自分の時間を大事にしてるように思われます。
帰宅のための車の渋滞の時間が日本より早いですよ!!
MMさん
里芋、時々スーパーで目を光らせておきます。情報ありがとうございます。
NZの場合も、きっとオークランドなんかの大都市に行くと、労働時間は長くなるんでしょうけどねぇ。
Miyaさんと同様、僕の住んでるところはブルーカラー系ばっかりですし、かくいう僕自身が立派なブルーカラーですからね(笑)
とはいえ、僕らのようなツーリズム業者は、他のブルーカラーに比べるとはるかに労働時間が長いですけどね。
ヨーロッパ人のお客様なんかに「働きすぎだ!」って心配されるくらい(笑)
ここで書かれるNZの労働環境や生活環境を垣間見ると,ますます行きたくなってきます.さらにNZは文化先進国であると聞いて,自分的にはそこも気に入っています.
> 僕らはきっとずっとこっちにいるんじゃないかなと思います。
いつかお邪魔する時が来るかもしれませんね!
> NZは文化先進国であると聞いて
いやぁ、文化先進国ってのは、どうでしょうねぇ?
なんせ、歴史の浅い国ですから。
先住民マオリでさえたかだか1000年の歴史しか持っていませんし、彼らは文字を持たなかったのでヨーロッパ人移入後に、かなりの文化が失われました。
ヨーロッパ人入植以降の現代のNZ文化は、基本的には英国から引き継がれたものが独自に進化したのですが、やっぱり文化の「深み」っていうことを見ると、本国にはかなわないですよ。
ですから、NZの文化を「スゴイ!」と思えるかどうかは、どこの部分を見るかにかかってくると思います。
例えば、アウトドア文化、特にアウトドア・ツーリズム文化は、確実に世界最先端レヴェルでしょう。
アートのレヴェルも決して低くないと思いますし、スポーツも(日本や米国とは人気スポーツジャンルがまったく異なりますが)非常に盛んです。
ヨットなんかも、国民的文化といっても良いかもしれませんね。
でも、日本人が自慢したがる「伝統芸能」みたいなことになると、マオリ芸能しかないですし、それだって日本の洗練され尽くしたものと比較すると、粗野に映るかもしれません。
「文化」って一口に言いますけど、何を文化だと感じるかは、人それぞれなんですよ。
ある人には、NZは文化果つる国に見えるでしょうし、ある人には豊かな文化のある国に見えるでしょう。
ヨーロッパの国々、例えばイタリアやフランスなんかのように、万人が「文化の国」と呼べるような国じゃないことは確かですね。
なるほどぉ.
> 「文化」って一口に言いますけど、何を文化だと感じるかは、人それぞれなんですよ
パブリックグランドや美術館,博物館が無料で,無料のコンサートや観劇なども多く開かれていると聞きました.経済的満足より文化的満足が優先されるのがNZの価値観,文化観だとどこかで書いてありました.
自分は中学より楽器を始め,大学ではクラシックを文学とは別に本格的に勉強していた,ちょっと変わった身でして,今後の進路を考える際舞台などのプロデューサーを考えたこともあったのです.今では某車会社のエンジニアになる事が決まっておりますが,音楽や美術に対しての興味は強いのでして.上記の文章からは芸術をみんなが気楽に親しめるような環境であるように感じたのでした.日本よりは開放的なのかなぁと思います.
何か,カヌーにまったく関係なくてすいません...
> 例えば、アウトドア文化、特にアウトドア・ツーリズム文化は、確実に世界最先端レヴェルでしょう
最高です!!
自分がツアー会社で勤務する事は,たぶん残念ながら無いのだろうと今のところは思うのですが,アウトドア・ツーリズム文化が世界最先端レヴェルであるという事はそれだけの素晴らしいフィールドが豊富に存在するのだろうと思いますし,生活観なんかも想像できたりします.まぁ,とりあえずはNZに行ったことがないので,下見がてら行く必要があるって事なんですがね...
> パブリックグランドや美術館,博物館が無料で,無料のコンサートや観劇なども多く開かれていると聞きました.経済的満足より文化的満足が優先されるのがNZの価値観,文化観だとどこかで書いてありました.
確かに英国文化圏なので、日本と違って、人口数千人っていうレヴェルの村にも、ラグビー場と図書館とミュージアムと公衆トイレはあります。
英国人は、入植のときにまずこれら(ただしラグビー場をのぞく)を作ったものだと聞いたことがありますから。
ただ、美術館は相当な規模の町に行かないとないですよ。
その代わり、その辺のカフェが地元のアーティストの作品を常に展示即売してて、しょっちゅうラインナップを変えるということをやってますので、これが施設美術館のような形で機能してたりしますが、ただ全国すべてそうなのかどうかは不明です。
なんせ、この地方は「アートの町」と呼ばれるところですので。
それでも、美術館は小さなショボイものが一つっきりで、僕の不満の一つです。
ただ、日本と違って映画館はタップリあります。
> 芸術をみんなが気楽に親しめるような環境であるように感じたのでした
お国柄としてそれは確かなのですが、なんせ小さな国で経済力が大したことがないので、東京のように世界中の超トップレヴェルの芸術がいつでも楽しめる、というわけにはいきません。
コンサートだって、海外有名アーティストのワールドツアーは西島(豪州)どまりで、本土(ニュージーランド)には上陸しないことがほとんどです。
> 何か,カヌーにまったく関係なくてすいません...
とご懸念の方のために、「コメント&トラックバック専用スレッド」を設けています。
「本文と無関係な話をしたいけど……」と語躊躇の皆さん、あっちに好き勝手なことを書いてくださいね。
基本的に僕自身は本文と関係ないコメントも歓迎だし、そもそも脱線が大好きなたちなので、どうしたって僕自身本文と無関係な話に流れて行きがちなのですけどね(笑)
> とご懸念の方のために、「コメント&トラックバック専用スレッド」を設けています
了解です!(といいながらここに書いている自分^^)
> ただ、美術館は相当な規模の町に行かないとないですよ。
なるほど.
> その代わり、その辺のカフェが地元のアーティストの作品を常に展示即売してて、しょっちゅうラインナップを変えるということをやってますので、これが施設美術館のような形で機能してたりしますが、ただ全国すべてそうなのかどうかは不明です。
なんせ、この地方は「アートの町」と呼ばれるところですので。
それは楽しいですね!!
> ただ、日本と違って映画館はタップリあります。
これは感激です!
> コンサートだって、海外有名アーティストのワールドツアーは西島(豪州)どまりで、本土(ニュージーランド)には上陸しないことがほとんどです。
これはちょっと残念なところはありますが,自分は本当に見に行きたいものがあれば西島にでも見に行くのだろうと思います.西島とのアクセスは相当いいのだろうと想像しますし.
というか出来る事ならこういう場を提供する,まぁ自分のもう一つの夢であった(もう一つはF1で働く事.そしてNZ.)プロデューサーのお仕事をNZでかなえても良いかなと思っています.っとなんかかなり消極的ですが..
ところでにっしーさんってJSCA公認のインストラクターさんなんですね.(まだご挨拶もしてませんが..)
僕がいつもカヌーでお世話になっている方もJSCA公認の方です(相模湖の人).JSCAのHPを見る限り公認スクールは結構少ないのでもしかしたらお互いに知り合いだったりするのでしょうか.しかもJSCAの会長さんうちの会社の社員だとも聞きました.
しかもしかもRyuが岡山出身だとか!?
じぶんも実家は岡山なのです.
ついこの間北海道にカヌー旅行した時,周りに意外と多くの岡山繋がりの人たちがいるねぇと話していたばかりでして..
世の中面白いです.
Posted by: ごろう : October 12, 2004 3:16 PM『龍の巣』のお客様も、どういうわけか岡山の方がやたら多いんですよ。
やっぱり、何か縁なんですかねぇ。
岡山なんて19歳で後にしてからすっかりご無沙汰してる「故郷不幸者」なんですけど……。
October 7, 2004
怖さについて。
■ 予報
[地上気象] - 曇りのち晴れ。北東風次第に強くなる。最高気温16度、最低気温9度。
[海洋気象] - 北15ノット、午後早くに東に変わり、夕方にはセパレーションポイントより北では25ノットにあがる。北部の海況は次第にに荒くなる。
03:54am 3m
09:51am 1.6m
16:32pm 2.9m
23:19pm 1.7m
■ 数日前からの予報では、今日あたりから激しく天候が崩れるはずだったが、なんとかギリギリ今日はOK。午前中は北からのうねりがかなり残っていて、マッドマイルはけっこうチョッピーだったが、警戒した東も結局吹かず、午後は鏡のようなべた凪。
ずっと曇ってて、ときおり小ぬか雨もぱらついたけど、ときどき日も出て、そう悪くなかった。
しかし最悪だったのがウォータータクシー。今日から長年のパートナー、アクアタクシーではなく、新たなビジネスパートナー、ウィルソンズのタクシーに切り替わったのだが、なんせウィルソンズにはタクシーが今のところ一艇しかなく今日はカヤックを一緒に運ぶスペースがなかった。
だから、僕らのグループはアンカレッジでパドリングインストラクションをした後は、モーニングティーをしながら50分近く待ちぼうけ。ふざけるなって。
予報が良くない日にこんなことされると、ツアーのスケジューリングがものすごくタイトになって、気が気じゃない。
いきなり先の思いやられる新体制……。 blast 6
■ 明日は本格的に天候が崩れそうなので、ブッキングが今のところゼロ。しかも僕は明日は二番ガイドなので、きっと仕事はなし。東が吹きそうなので、午後にサーフィンでもしに行こうかなぁ。小潮なんだけど。
-------------------------------
■ 短期連載『ガイドのつぶやき』その1
今月2日のツアーのお客様の中に、スキューバダイヴィングを趣味にしているドイツ人のお客様がいらっしゃって、彼はツアーの間ずっと海中の話ばかりしていた。
ツアー後、ベースに戻るウォータータクシーの上で僕にも話を振られたので、正直に言った。
「実は、ニュージーランドに来る前に作った『ニュージーランドでやりたいことリスト』のトップが、スキューバだったんです。
でも、何の因果かこの仕事するようになって海の恐ろしさが身にしみて、ダイヴィングする気がなくなったんです。海面で空気の吸える位置でも数々の恐ろしい目にあったし、それ以上に恐ろしい話をたくさん聞くようになったから、空気のない水面下は僕の危機管理能力の限界よりはるか先の世界だと知ったから」
と。
■ 米国人のお客様は僕のいう事を「さすがプロ」と受け止めてくれたようだが、逆にドイツ人ダイヴァーは、「ちゃんとした機器を使うんだからだいじょうぶだ、何が危ないんだ?」と不満顔。そして、「海が怖いっていう話、カヤックが終わってから言ってくれて嬉しい。カヤックの前に言われてたら、帰ってたかも」と笑い飛ばすアイルランド人。
それぞれにお国柄がハッキリでて面白いなぁと思った。
米国人はやっぱり危機管理に敏感だし、英国文化圏の人は何を聞いてもユーモラスに茶化して笑い飛ばそうとする。
そして、どうやらドイツ人はメカ、マシーンに対する信頼感が強すぎる分、危機感が薄いようだ(日本人は、明らかにドイツ人寄りだな)。
■ 彼は言った、
「カヤックで下手に水面に浮いてるから危ないし怖いんだよ。スキューバは波の影響を受けない水中にいるし、呼吸も出来るから大丈夫だ」
と。
そりゃ、タンクに酸素がちゃんと入ってて、しかもすべての機器が正常に作動してて、なおかつ本人がパニックになっていない間は大丈夫だろうよ。
でもね、逆から言えば、これだけの条件がキチンと揃わないと大丈夫ではないということなんだよ。一つダメになっただけで、「ハイ、土左衛門様お一人ご案内ぃ~!」になりかねない。その点、カヤッキングよりもはるかにシヴィアだ。
長いことこんな商売やってると分かるけど、機械や道具って、いとも簡単に、しかも予想もつかない形でぶっ壊れるもんなんだけどねぇ。
あと、水中にだって人間の力ではいかんともしがたい「悪天候」はいくらでもあるぞ。
■ 「なんでプロが海を怖がるんだ?」と不思議そうな顔をしているドイツ人の顔を眺めていると、「この人、海で事故にあわなきゃいいのだけど……」と祈らずにはいられなかった。自分のいるフィールドややってるアクティヴィティの危険性を理解していない人が遭難すると、生還率は低いから……。
■ と同時に、彼の反応からダイヴィング業界のライセンスビジネスの腐敗の一端をも感じた。要するに、彼は今までインストラクターやガイドから、ちゃんと危険性を教わったことがないんだよね。
日本のカヤック・ジャーナリズム(というかアウトドア・ジャーナリズム全体かな)も、これに近いものがあるような気がする。
僕自身は、お客様から「カヤックって危なくないんですか?」と問われたときは、必ず「危ないです」と答えることにしている。
この問いを発するお客様は、ガイドが「大丈夫ですよ」と安心させてくれるのを期待しているので、危ないと明言すると大変驚いた顔をする。まさかガイドがそんなことを言うとは思ってもみなかったんだろう。
「ねぇダ~リィン、アタシのこと嫌いになったのぉ~ん。ねぇ、ねぇったらぁ~ん。」
「うん、ご明察。大嫌い。顔も見たくない。シッシッ!」
「……(ガ~~ン)」
ってのと同じなんだろね(笑)
もちろん、その後で「ただし、僕がついていれば大丈夫です。その代わり、こっちの言う事はちゃんと聞いてくださいよ」と付け加えて安心してもらうが、カヤックの危険性自体を隠蔽することはしない。
それくらいで良いと思うのだ。危なくないんだったら、インストラクターやガイドの存在意義自体が怪しくなるし、事実初心者が一人で漕げば、死亡事故になる確率はおそらく他のアウトドアアクティヴィティとは比較にならないほど高いのだから。
よって、むしろ「危険性を隠さない」というのが、我々ガイドやインストラクターの責務だと考えている。
ところが、ジャーナリズムの方を見てみると、どうもその辺がぬるい。一人一人のガイドやインストラクターよりも、マスメディアの方が影響力が大きいというのに。
■ かくして、河原でのキャンプを注意されて逆ギレするようなアホがのさばることになるのだ。ヤレヤレ。
-------------------------------
■ 今日のエントリーを読んで、「おぉ、そうだそうだ、まったくだ。それはそれとしてハンモック買いなさい」と思った方、
を一押しして、がんばって週間INを1500にして下さい(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/836
反省しました。
自分は永いことリバーカヤックのエクストリームダウンリバーやクリークボーティングをやってきましたが、危険性に関して人に訊ねられた場合には、「怪我もほとんどしないし、スキーやスノボーより安全かもよ」と言ってました。いままでこのことに関して、文章で明確に書いたものにおめにかからなかった(もしくは、そのときの意識の問題で気になっていなかった)ので、頭の中で整理できていなかったんです。
自分が言っていた「安全」とは、言外にある大前提が、装備、スキル、一緒に漕ぐグループの質、が備わっていることなんです。自分では充分にわかっていて、そのように行動してきたつもりなのですが、人に説明するときには「なんしか安全」「比較的、危険ではない」的な物言いに終始してしまっていたようです。
大いに考えさせられる今日のブログでした。
・・・ハンモックテント、買わないの??
初めてレスします、Tomboyです。正体を明かせば、9月後半のATAカヤックツアーに参加したTomokoです。
Ryuさんに全く同感です。水系に限らずアウトドアスポーツは怖いです。サーフィン、ウィンドサーフィン、カヤック、と水系を経験すればするほど、水が怖くなります。年のせいもあるかもしれませんが。私はスキューバライセンスに何回もTRYしましたが、道具に頼るのが怖い+人間が本来いるべき場所ではない(+魚が怖い、食べられないなもんで)、断念しました。道具の性能を過信しすぎるのは怖いです。道具はチェックしても破損するときはするもんです。
私にリバーカヤックを教えてくれた方は、流水の怖さと安全対策についていやというほど教えてくれました。ちょっと暗くなりますが、ウィンドサーフィンの水難事故で母を失っていますので、泳げても慣れた海域でも、自然を甘くみちゃいけなという姿勢は叩き込まれました。基本はセルフレスキューできる自信がなかったら出て行かない、初めての場所や少しレベルアップしたかったらガイドさんもしくはインストラクターさんと共にチャレンジする、を心がけてます。
アウトドアマンの真髄は、自分で自分の面倒みれるかどうかの責任感ですよね。
Posted by: Tomboy : October 8, 2004 2:50 AMMiyaさん、Tomboyさん、コメントありがとうございました。
Tomboyさん、ツアーご参加ありがとうございました。
結局お会いできなくて失礼してしまいましたが……。
カヌーに限らず、危険を伴うアウトドアスポーツプロパーは、自分のやっているアクティヴティを説明するとき、Miyaさんと同じように「なんしか安全」「比較的、危険ではない」という表現をするのが一般的のようです。
これは、アウトドアスポーツを危険視している「世間の目」に対する後ろめたさや、鬱屈した心理が背景にあって、つい「言い訳めいた説明」をしてしまうためではないかと推測しています。
よって、アマチュアのプロパーの方の口から、そういうセリフが出てきてしまうことは、仕方ないと思うんです。
ただ、プロやメディアや販売店などの「業界側」の人間までが、そういう無自覚な言い訳を前提に「安全」を初心者、未体験者に吹き込んでしまうのは、まったく次元の違う大問題だと思うんですよね。
僕の場合、ラッキーでした。
学生時代、ビーパル誌の下請けをやっていた小さなプロダクションで、何度かグラビア撮影の現場でバイトをしたことがあるんです。
野田氏にあこがれていた僕は、ディレクター氏やカメラマン氏の前で「カヌーを買おうかと思ってて」って言ったんですが、そうすると一言、
「死ぬよ」
凍り付いている僕を尻目に、両氏は
「アイツも死んだなぁ」
「そういや●●んとこの若いのも去年○○川で死んだとか言ってたぞ」
などと、どんどんカヌー水難事故の話をしはじめたのです。
ビーパルにそんなことは一言もかかれていなかったので、衝撃でした。
その一言で、僕はカヌーを始めるのをあきらめ、その結果今も生き延びています。
あのとき、野田氏にあこがれてファルトを買っていたら、僕の性格のことだから絶対にスクールなどには行かず、フィールドのこともちゃんと調べずに、行き当たりばったりでソロツーリングを繰り返したことでしょう。
プロになった今ならよく分かるのですが、確かにあの時点でカヌーを買っていたら、僕の人生は15年前に終わっていた可能性が大きいですね。
今になって、彼らの
「死ぬよ」
の一言は、僕にとって本当にありがたい忠告だったことが分かります。
ですからのこの一言を、自分自身の宝物だと考えていますし、他の人に同じことを伝えていく義務もあるな、と思っています。
> アウトドアマンの真髄は、自分で自分の面倒みれるかどうかの責任感ですよね。
あ、これって、実は本日(8日)のエントリーのテーマだったりします(^^;
> ・・・ハンモックテント、買わないの??
あ、痛たたた(^^;
だんだん週間INのスコアも伸びてきたし、買うことになるのかもしれませんねぇ(笑)
自分自身の意識の低さをここで正直に告白してしまったのはある種の覚悟が必要なことでした。「お客さまの命を預かる身」というわけではないので、この点について考える機会がもてなかったというのが実情でしょうか。しかし、Ryuさんのご意見を、毎日のブログや「危機管理考」でお伺いするにつれ、「ここで一丁この問題について意識を改める必要がありそうだ」と考えるに至ったのです。
考える機会を与えていただいたことに感謝いたしますと共に、これからも、これらの問題についての話題を期待いたしております。
Miyaさん、ありがとうございます。
この手の意見を書くと、スルーされてコメントがつかないことが多く、自分自身で「この手のネタは僕しか書ける人間がいない」という自覚はあるものの、書き続けるべきか、それとももう書くべきじゃないのか、毎回悩んでました。
元気付けられました。
October 5, 2004
醗酵の世界へ、出版の世界へ。
■ 予報
地上気象 - 一時にわか雨。南西風に変わる。最高気温13度、最低気温7度。
海洋気象 - 北西25ノット、セパレーションポイントより南では午前中に15ノットに落ちる。昼頃に南西25ノットに変わり、夕方西15ノットに落ちる。海況は一時荒くなる。北の波1m、次第に落ち着く。午前中は雨中、視界良好。
■ 昨日夕方から夜中にかけては、ちょうど低気圧の中心と前線の通過で、相当な雨と風だった。
今朝、夜が明ける頃(サマータイム開始で、また起床時刻が薄暗い刻限に逆戻り)は、シトシト雨に落ち着いており、それも午前中の早い段階で止んで晴れ間がのぞいた。
ただし予報通り風向、風速はめまぐるしく変わる。時折、空がにわかにかきくもり、バケツをひっくり返したようなにわか雨も降る。
起きて天気予報をチェックしている頃、会社から電話があって「強風につきツアーキャンセル」とのこと。僕のグループは日本人女性のブッキングしか入っていなかったので、おそらく僕のグループだけがキャンセルになったんだろうと思う。今日海に出てる人は、お客様もガイドもご苦労さんだ。
ということで、僕は結局普段通り週休三日となった(^^)
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■ 家人が、ますます醗酵食品の世界にはまりつつある。
ニュージーランドに来てすぐに始めたビール自家醸造、今や家人の腕前はマイスターの境地に近づいていて、出来の良いときなら、市販の一番美味いビールよりも美味いことも。
そろそろ気温が上がってきたので、今シーズンの醸造もそろそろスタートだ。

先日からは、サワードー(自然酵母の一種)を使ったパンがすごく上手に焼けるようになってきた。
このパンが美味いのよ。僕ってパンはあってもなくてもどーでも良いっていう人間なんだけど、このパンならいくらでも食える。
■ さらに、昨日はついに麹を成功させてしまった。今まで上手くいかなかったんだけど。温度、湿度の管理が大変難しいようだ。

初対面の瞬間。ドキドキ。

おぉぉ、出来てる!

この大きさじゃちょっと分からないかもしれないけど(圧縮しすぎたかなぁ)、フワフワの真っ白なキレイな黴に覆われて、甘い香りが漂う。

ほら、キレイな綿のような米粒。こりゃ可愛らしい。まるで赤ん坊だ。
口に入れると甘みが広がる。

こうして板状になって持ち上げられるのが、麹になってる証拠。米だともちろん手拭いは崩れる。
なんだかスゴイな。感動的。
■ 麹があるということは、これからドブロクが飲めるということか(^^)
んで、がんばって絞れば清酒と酒粕に分かれる。っつぅことは、甘酒、魚の粕漬けなんかが楽しめるわけだ、グフフフ(^o^)
そのうち、味噌や納豆も自家製だな、ワハハ(^O^)
えらい! エライ!! 偉いぃっ!!!>家人
■ ちなみに家人、さっきボソッと一言、
「う~ん、大豆も自分で作らなきゃダメかな……」
そ、そこまでやるの???(^^;
■ ちなみに僕の夢は、愛してやまないスパゲティ、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノを完全手作りすること。
あのスパゲティの材料は、パスタ、オリーヴオイル、ニンニク、トウガラシ、塩に加えてバジルとかパセリとかコショーとかのお好みのスパイス(僕はバジル派)。
さらにパスタの材料は、小麦粉と卵と塩と水(卵を入れないレシピもあるけど)。
パスタとしては、もっともシンプル。だからこそ、「ひょっとしたら全材料自給して手作りできるか?」という妄想が成り立つ余地もあったりするわけ。
つまり、自分で作った小麦と庭の鶏が産んだ卵と自分で精製した塩でパスタを打ち、自分で絞ったオリーヴオイルで自家製ニンニク、トウガラシを炒めて食いたいなと。最後の仕上げは、庭のバジルをちぎってパラリ。
自給的生活などとは対極に位置する、いわば究極のお遊びね。
このうちニンニクとトウガラシとハーヴ類、卵は簡単に自給できて、今までもけっこうやったりしてるんだけど、小麦とオリーヴオイルはかなりハードルが高い。本気で農家になるならば、もちろん出来ない話じゃないけど、我が家の場合はあくまでも家庭菜園レヴェル以上に手を出すつもりはないので、実際には実現性は非常に低い。
だからあくまでも、アーリオ・オーリオを食べるときの「スパイス」として、この夢をもてあそんでいるだけ。
■ その点、家人はすごい。どんどんレパートリーを確実に増やしてるもんなぁ。夢想空想ですませている怠け者の僕とは大違いだ……。我が妻ながら、ホント感心する。
しかし、醗酵食の世界は、底なしのラビリンスだぞ。どうなることやら。
■ と、感動しつつキッチンをのぞくと、家人が思案してる。どうしたの?
「うん、なんとなく麹作りたくなって作ったんだけど、その先考えてなかったからこれからどうしようかと思って、慌てて本を読んでるとこ……。段取りよくやるなら、麹と一緒に花モト作っておけば、すぐにお酒仕込めたんだけどねぇ、これから作らなきゃ」
……。ラビリンスに踏み込む前からいきなり迷っててどうするよ(^^;
そういえば、彼女は筋金入りの方向音痴なのだった。
■ 結局彼女は、すぐに仕込める甘酒から始めた。短い作業時間中にも感動の体験がいろいろあったようだが、見てなかった僕にはよぉ分からん(^^;
でも、さっきいただいた一晩モノの甘酒は、かつて飲んだことないほどけっこうなシロモノだった(^^)
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■ 「7分で分かる9月のBlog界」
なんといっても、僕にとっては冒頭コラム「Blogの書籍化への動きが興味深い」が興味深い。こういう動きは十分予測出来ていたし、ライターである僕自身も、こうしてコンテンツが日々どんどん蓄積されていく自分のブログを見ていると、将来カテゴリーごとに分けた上で加筆訂正して出版というようなことを自然と考えるようになっていた。
ただし、先日「本コロ」を読んだばかりなので、この動きが出版業界を活性化させるかどうかは、まだよく分からないけど。
でも面白い動きだよね。今後も見守って行きたいと思う。
■ ところで、ゴーフィールド・ブログが本格的にブログサーヴィスに乗り出すのは、いつなの???
■ 追記。
突っ込んでみたら、編集長のところに回答エントリーが。
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■ 今日のコンテンツの中で、「醗酵」が面白かった方は
を、「出版」が面白かった方は
を、両方同じくらい面白かった方は
をクリックして下さいね。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/815
すごいなぁ、麹まで育てちゃうなんて。
わたしも自家製酵母でパンを焼いたり、酵母液を飲んだりしてますが、「麹」はまだ未開発です(^_^;)
わたしもごはん派なので、パンはなくても生きていけますが、自家製酵母のパンはなぜか後引きが強くて、ホントいくらでも食べられちゃいますよね。
>ところで、ゴーフィールド・ブログが本格的にブログサーヴィスに乗り出すのは、いつなの???
ぎくっ。ジャブっていうか、ボディブロー。
もうちょい。かなぁ。
Posted by: kmorita : October 5, 2004 1:34 PMそのパンすっごく美味しそう、、、、
週末の朝はパン!っと決めてるσ(^_^;にはすっごくそそられます(^-^;
それにしても色々仕込んでますね。
ワインはやらないの?
先週末に収穫体験ワインセミナーってのに参加してきたんだけど、面白かったよ。
さすがにσ(^_^;の今の環境じゃ出来ませんが(^-^;
>mayuさん
家人が麹を日本から持ち込んだのは、もうかれこれ5年前なんですよ。
で、確か過去に試したのは一回だけだったかな?
だから、ようやく重い腰が上がったというところです。
日本ならわざわざ麹作らなくても、味噌、キムチ、甘酒、清酒、醤油、なんでも手に入っちゃうんですけど、手に入りにくいNZでさえこれだけ腰が重かったことを考えると、やっぱり麹はハードルが高いですね。
自家製酵母パンくらいならまだしも、麹は僕にはムリだ、ハハハ。
>編集長
あ、入っちゃいましたか?(^^;
でも、きっと「いつだろう?」と思ってるゴーフィールドファンの方、少なくないと思いますよぉ。
大変でしょうが、がんばってくださいまし>スタッフ諸氏
>ミックスさん
あ、どもどもご無沙汰です!
ワインもそのうちやろうと言ってるんですけど、ちょっとスペースの問題がありまして(^^;
自宅を建てたら、絶対やりますよ!
なんせ、ここはワイン産地だ。
材料には事欠かない!
いつかはやってくれると思っていましたが、遂に!!!>麹起こし。
甘酒、ベッタラ漬け、粕漬け、もうどーんと来いではないですか。
サワードーについては先日酵母を仕込んだと聞いていたのですが、又このパンの出来ばえが美しいですね。
いや、サワードーにしても麹にしても、醗酵物は相手が生き物ですから、きちんと手塩にかけて面倒見てあげなくてはいけないのですよね。
彼女の「微生物に対する深い愛」と我慢強さと研究心に感服です。
でも、奥方らしいといえばらしいのが、普通の海外在住組と自家製にするものの順番が逆な事。
手作りに走る場合、
>味噌や納豆も自家製
というのを普通は先にやるでしょう、やはり(笑)。
納豆は写真から判断するに麹と同じプロップでバッチリOKだと思われます。
あ、それから2日連続の紙芝居ブログもありがとうございました。
お礼の意味もありますが、素直に今日は感心したのでボタン3つともクリックしました。
もっとクリックして例の物を有無を言わせず買わせなくては・・・めでたく購入の暁には証拠写真を勿論Ryuエモンくんバージョンで(爆。折角の日本人のお客さん、引いちゃいますか)。
>MMさん
醗酵モノは、はまると止められないみたいですね。
教科書も、それぞれの著者が皆個性的に偏愛ぶりを爆発させてて、面白いです(笑)
納豆は、やっぱり以前に失敗してるんですよ。
おっしゃるとおり、今回の麹室で大丈夫だと思いますが。
> あ、それから2日連続の紙芝居ブログもありがとうございました。
今日のは紙芝居じゃないっす(^^;
だって、プロットもギャグもオチも何もないじゃないですか。
今日のは、単なるエッセイの挿絵っす。
> お礼の意味もありますが、素直に今日は感心したのでボタン3つともクリックしました。
ありがとございます(^^;
でも、何度クリックしても、同一IPからは24時間以内は一回しかカウントされないんだそうですよ。
しかし、あれを僕に買わせたい人が多いなぁ(笑)
スコアも、ジリジリとまた右上がりになり始めた(^^;
やっぱりSleepwalkerシュラフとの組み合わせを見たいのでしょうか、皆さん?(笑)
確かに、あのシュラフだと着てから潜り込めるから、ヘネシーのサイトにわざわざ説明してあるようなシュラフの問題はまったくなくなるんだけど……。
September 20, 2004
だれが殺すのか?
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温14度、最低気温5度。
海洋気象 - 南西15ノット。海況おだやか。
■ 昨夜は本当に寒かった。冬に逆戻りした感じ。
本日は海星。空気はちょっと冷たい感じだが、日差しが強いので室内は暑いくらいに暖まっている。
上空の風は、南西5ノット程度。
これから数日良い天気が続きそう。
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■ 『だれが「本」を殺すのか〈上〉』
『だれが「本」を殺すのか〈下〉』
(ともに佐野 眞一(著) 新潮文庫)
大宅賞作家が現在崩壊に瀕しているといわれる「本業界」にメスを入れた話題作、通称「本コロ」を読了した。
■ 僕は本が大好きだ。もしアウトドアを奪われてもなんとか生きていけると思う。音楽なしでもなんとか我慢できるはずだ。でも、本が目の前から消えてしまったら、どうやって余生を過ごしていいのか皆目分からない。
とはいってもエンターテイメント系で時間をつぶすのが主なので、口が裂けても「読書家」などとはいえないんだけど。
むしろ僕は「単なる活字中毒」だ。読むものがなければ、そこらへんの広告でも説明書でもなんでもいいから「紙に印刷された字」を読まないと夜寝付けないという類の人間。中島らも大兄とよく似たタイプらしい。
だから逆にいえば、わりと何でも読んでしまう乱読タイプだということもできる。
■ そんな僕にとって、今年読んだ中で間違いなく最高にエキサイティングな一冊だったのが、この本(僕が読んだのは単行本だったので、ホントに「一冊」)。
上でリンクを張ったアマゾンのカスタマーレビューを読むと、さすがにこの手のノンフィクションの読者たちはエンターテイメント系よりも圧倒的に辛口で大変面白いのだが、僕自身がスコアをつけるとすれば、やっぱり★★★★★だ。
■ 著者自身がいう通り、出版界を川の上流から下流までを、完全に串刺しにして網羅しようという試みは未曾有のことだろう。目次を抜粋すると
- 第一章……書店
- 第二章……流通
- 第三章……版元
- 第四章……地方出版
- 第五章……編集者
- 第六章……図書館
- 第七章……書評
- 第八章……電子出版
となっている(プロローグ、エピローグおよび各章の副題は省略)。これをみると、本に関わる人間で省かれているのは、もはや源流部たる「著者」と、海に比すべき「読者」だけだということが分かる。
この膨大なインタヴューを読むと、「編集の問題」「流通の問題」「再販制の問題」などを別個に論じている書物では見えなかったことが浮き彫りになってくる。これだけでも五つ星に十分に値すると思う。
(残念ながら出版が2001年なので、すでに現状とあわない内容も出てきているようだが、それは仕方のないこと)
確かに著者本人の論理や感想には、いささか「?」という部分が無きにしも非ずなのだが、僕にはそれがこの本の価値を損なうほどだとは思えない。むしろ僕は、それは読者の側がどう読み取っていくかという、「こちら側の問題」として受け止めておきたい。
また著者の抱える矛盾を、「独善」と斬って棄てる意見もあるようだが、この業界の抱える複雑な問題を、何の矛盾もない明快な論理で解決できる人間などいるはずもなく、それをこの著者に求める行為は、この本の内容をまったく理解できていないことに等しいとも思う。この問題をすっきりとした論理で一刀両断にしろというのはムチャだ。著者が独善と矛盾をはらみつつ、こうして「本の世界」という名の川を旅したからこそ、これだけの見事な「本の世界の紀行」が出来上がったのだと思いたい。
■ 4月21日「再販制度をネットが崩すか?」で書いたとおり、我が家では本そのものの話だけじゃなく、再販制度や返本を始めとする出版流通業界の話題も食卓にのぼる。
白状すれば、実は僕自身も90年代半ば、まだネット書店などなかったころに、欲しい本が手に入らない状況に業を煮やして、ちょうど今のインターネット書店のようなデータベース検索&流通システムを友人と語り合っていたりもしたのだ。あのまま間違って実際に手を出していたら、今頃はこの本の中に失敗例として1行くらいの扱いで登場していたかもしれない(^^;
また、まだまだ紙媒体からの仕事は非常に少ないとはいえ、最近は自分自身も物書きの世界に片足首を突っ込んだような形になりつつあるので、ますますこの業界に関しては無関心ではいられなくなってきている。
そんなわけで、この本は僕にとっては「こういうのが読みたかった!」というシロモノなのだが、実際読んでみると、あぁこんなことも知らなかったのかというような目からウロコの事実が続々と出てくる。
例えば図書館に関するこういうデータだけ見ても、恥ずかしながら僕はまったく知らなかった。
- 出版産業マーケット全体に占める公共図書館の割合は、米国で二割、スウェーデンでは五割なのに、日本はわずか3パーセント
- 日本の市町村3,300のうち、図書館がある自治体は50%、複数個設置しているところは15%に過ぎない
- 自治体ベースで、図書館も書店もない市町村に住んでいる人口は合計で2,300万人にものぼる
- 日本の図書関数は1,950、人口が日本より少ない英国は24,869(ともに拠点数)
(情報源はすべて同書)
確かに、ニュージーランドに来てみて人口の割りにメチャクチャ図書館が充実しているのは感じていた。僕たちが移民して来た頃、ここタズマン郡はわずか人口3万人だったが、なんと四つも図書館がある。
同書を読めば、数が多ければいいというものでもなく、図書館のあり方そのものにも目を向けなければいけないのは明白なのだが、しかしながら2,300万人が「本の砂漠」に暮らしているという状況にはいささか驚いた。
■ まぁ図書館に関するトリビア的データは瑣末といえば瑣末。
やはりこの本の「主役」は、各業界の主要人物への興味深いインタビュー。今の出版不況は「何も考えていない大多数の業界人」が引き起こしてきたのだろうが、「考えている一部の業界人」の意見はものすごくエキサイティングだ。アマゾンのカスタマーレビュー(上巻の方)の中に
「この本には読み方がある。
まずデータの部分とインタビューの部分だけを読む。
(中略)
佐野が自分の感想を述べているところは読む必要がない。」
というものがあったが、実際にこのインタビュー部分だけを拾い読みするだけでも構わないと思う。
この本を一度通読すれば、アウトドア関連の出版で、なぜまともな雑誌が廃刊になり、低俗なものだけが生き残ってしまったのか、あるいは、そもそもなぜ書店のアウトドア関係コーナーには、釣り関係の本以外はほとんど見当たらず、情報は雑誌に頼らざるを得ないのかといった疑問に対する答えも、おぼろげながら見えてくるような気がする。
■ こうして、本の将来を憂い、独自の方法論であがこうとしている地方出版社やユニークな書店のインタヴューを読んでいると、ついつい考えてしまうのがやっぱり我がアウトドア業界のこと。アウトドア関連出版のことではなく、アウトドア業界そのものね。例の職業病で、別の業界の話を読んでいても、どうしてもすぐにアウトドア業界に比してしまうのだ。
本の業界では、出版された本が、それを読みたいと思っている読者に適切に届いていない。
アウトドア・ツーリズムの世界も同じなのだ。例えば、シーカヤックを経験してみたいと思っている人は、失礼な言い方をすれば「世の中には掃いて棄てるほどいる」のである。このブログの読者諸氏の中にも、シーカヤック未体験で一度試してみたいと思っていらっしゃる方は、相当数いらっしゃると思う(あえて「手を挙げてください」とはいわないけど)。
そして、そういう人のためにアウトフィッターという商売がある。
でも本と同様に、「消費者に届いていない」んだよね。状況は同じなのだ。
ただ大きな違いもある。ダメだダメだといわれている本の業界には、インタヴューを読んでいるだけでワクワクさせられるようなすごいヴィジョンを持っている人がいて、実際に一定の成果を上げている例も少なくない。
さて、もっともっと規模が小さく苦戦を強いられているアウトドア業界、特にアウトドア・ツーリズム業界を考えてみたとき、果たしてこの本の業界のような人材はいるのだろうか?
正直、この本を読んでいて天邪鬼な店主、ユニークな編集者、行動力にあふれる発行人などが登場するたびに、「つくづくうらやましい」と思ってしまった。
■ アウトドア業界を殺しているのは、さて、いったい誰なんだろう???
僕自身が殺す方に回っていなければ良いのだけど、よく考えてみると、僕のように「ガイド」と「物書き」という、いささか性格の異なる仕事を二つ抱えてしまうと、その「立場の矛盾」がひいてはアウトドア業界を殺す方向に作用しないとも限らない。今一度よく考え直してみる必要があるようだ。
こういう機会をくれたこの本には、心より感謝する。もう一回読み直して、よぉ~く反省しよう(笑)
-------------------------------
■ 今日のコンテンツを読んで力がわいてきた方、、
をクリックして、僕にも活力を分けてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/733
あひるです。wについて教えてくれてありがとうございました。おかげで、もうばっちり使えますw
まさに、今、私は「本コロ」の1冊目を読み始めたところです。だから、RYUさんの解説あえてあまり詳しく読まずにとっておきます。ではまた。
え、読み始めたとこですか!
偶然ですねぇ。
ニュージーランド在住日本人の間で流行ってるんですかね、ひょっとして?w
と、めずらしく僕も w なんて使ったりして(^^;
僕の上記の文は、「本コロ」の解説とか書評じゃないんですけどね、でもネタばれの部分もないわけじゃないですから、読後にでもチラッと見てやってくだされば光栄です。
Posted by: Ryu : September 21, 2004 8:56 PMSeptember 6, 2004
防災小ネタ、あれこれ。
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温14度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。海況はおだやか。
■ 朝は小ぬか雨が降ってたが、午後になってようやく晴れ。
夜中はなんだか蒸して暑苦しかった。
-------------------------------
■ 1日に浅間山噴火、昨晩は和歌山、三重県沖で地震と、防災の話を頻繁にやり始めたとたんに、なんだか災害が続き始めてしまった。イヤな感じ……。
皆さんも、くれぐれもお気をつけください。
■ 9月1日のコメント欄でyouさんが教えてくださったNHK「ためしてガッテン」のサイトが更新され、「防災! あなたの対策は間違っていた」の内容がアップされている。ここをザッと読んだだけでもかなり面白い。
さらにそのページからリンクされている「点検 防災袋の中身」も面白い。
8月23日にデパートの防災袋に突っ込みを入れたときに書いたとおり、ここに書かれている内容でも「?」というものはあるが、家族の写真、入れ歯など、僕が思いつきもしなかったことも書いてあって、一見の価値あり。
■ ところで、リスクマネージメントのことを調べていて、『リスク学事典』(日本リスク研究学会 編集)なる本を見つけてしまった。
た、たっけぇ~! 九千円もするよ!! しかも、まだ誰も書評書いてないじゃん……。
「リスク学」っていう学問は、起こったリスクを分析したり、お役所がマニュアルを作るには便利だったりするのかもしれないけど、僕が考えているような現場での対処にはあまり役に立たない内容が多かったり(要は屁理屈ばっかり)するので、いきなり九千円を払うのは抵抗ありまくり。
誰か試しに買って、良いか悪いか教えてくれないかなぁ(笑) ごうちゃん、編集長、どう? あ、買わないで立ち読みでもいいけど(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/666
またしても台風中(T_T)
屋根裏から音がするので登ってみたら空が見えました・・・
「ためしてガッテン」おすすめです。
他の情報系番組(あ**る大辞典とか)よりも遥かに納得できる内容です。
食べ物系の話題もある程度科学的に実証してくれるので理解・応用が
効き、重宝してます。
あの番組は面白いですよね。
僕らもジャパン滞在中はよく見ますし、実は本も日本から取り寄せてたりします。
あの手のことをやらせると、やっぱりNHKは民放よりしっかりしてますね。
September 5, 2004
サンタフェと、シーカヤック。
■ 予報
地上気象 - にわか雨。南西風。最高気温13度、最低気温2度。
海洋気象 - 南西15ノット(セパレーションポイントより北は西25ノット)、午後に南10ノットに変わる。北部海域は荒いが次第に落ち着く。西部海域、午前中の雨中視界良好、午後晴れる。
■ 朝のうちはにわか雨が降ったりパァ~ッと晴れたりの繰り返し。いかにも天候不順な春。
でも昼前からは、昨日同様にピッカピカの快晴になった。でも、昨日と違って上空のくもの動きはかなり速い。予報通り15ノットといったところか。
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■ 昨日の天候ログ↓
■ 予報
地上気象 - 晴れ。南西風。最高気温12度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。セパレーションポイントより北は西15ノット、夕方に25ノットに。北部海域は次第に荒くなる。
■ 予報通り、ピカピカの暖かい春の一日。友人が遊びに来てくれたので、午後はずっと庭で桜を眺めつつ過ごした。
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■ 最近、「複雑系の科学」の梁山泊、サンタフェ研究所(以下、SFI)に興味を持っている。実はガイド引退後、カオス研究に転向しようと目論んでいるのだ。ジャズ→法律→アウトドアガイドと「カオスな遍歴」を続けてきた僕には、なかなかふさわしい進路だろう。
んなわけないってば。そうじゃなくて、『「複雑系」とは何か』(吉永良正)を読んでいてSFIのユニークな運営システムに大いに興味をおぼえたのだ。
96年出版のこの本には「常勤研究者はいない」と書かれているのに対し、昨日見つけた『NPO「サンタフェ研究所」の活動戦略』を見ると、事情が変わったのか「数名の常勤研究者がいる」となっているが、その他の点は大きな違いはないようだ。
ともかくこのシステムには、いたく感動したのだ。ご存じない方は、このサイトに簡潔にまとめてあるので、ご一読を。
■ シーカヤックガイド風情が、科学研究所に何で感動するのか? うん、ごもっともな疑問。
それにお答えする前に、一つエピソードを紹介しよう。例によって「言わなきゃいいのに」ってな話なんだけど、憎まれっ子はあいかわらず一言多いのである。
■ この夏、友人がカヤックを漕いだ。知人から誘われ、日本では大変よく知られたアウトフィッターのツアーに参加したのだそうだ。
彼女はそれ以前に二度のカヤック経験があった。二度とも観光地の遊覧カヤッキングで、二度目が三年前のこと。その有名アウトフィッターは今回が初めてだ。
温暖な観光地のアウトフィッターはスプレースカートを使わなかったり、シットオントップを使うことが多い。またスプレースカートを使うにもかかわらず沈脱講習を省く悪質業者は、9月2日に書いたようにニュージーランドにもある。
だから「カヤック経験あり」といっても、沈脱(ひっくり返ったカヤックから脱出すること)の方法を習ってない人も少なくない。また習っていても、たった一、二回の経験で、しかも二年以上ブランクがある人だったら、忘れてる方が普通。
つまり僕の友人のようなケースは「未経験者」として扱うのが鉄則。
8月24日に書いたように、僕はお客様が「ライセンス保持」を自称しても、決して鵜呑みにはしない。必ず自分の目で相手の腕前を確かめてから対応を決める。こんなの当たり前。
ところが、その有名アウトフィッターは、
「はい、あなたは経験者だね」
と、講習なしで彼女にシングル艇をあてがったという。
もちろんプロの場合、「ちゃんと教えた」という反論は認められない。お客様が「教わらなかった」と主張するようないい加減な講習なんて、やったことにならないからだ。
で、皆さんの予想通り、彼女は沈したのだそうだ。
幸いなことに漕いでいるうちに記憶がよみがえり、漕ぎ方も沈脱の仕方も「なんとなく」思い出していたので事なきを得たらしい。
これまた皆さんの予想通り、今回は友人がらみだったのでなかなか立腹が収まらず、よっぽどクレームを入れてやろうかと思ったほどだが、皆さんのご期待を裏切り、必死に我慢して思いとどまった。
でも、必要最低限の安全講習を一つでもすっ飛ばすような業者は、その他がいかにキチンとしていても、その一点だけで「失格」のそしりを受けても仕方ない。自動車運転免許の試験で言えば、助手席の試験官にブレーキを踏まれて即失格というのと同じことだ。
武士の情けで実名は出さない。今後の成長に期待しているので、ぜひとも精進していただきたい>当該アウトフィッター
■ ここで話はさらにちょっと脱線するが、最近日本にもアウトドア専門学校が出来はじめていて、プロを養成コースも用意されているようだ。
そういう学校がわんさとあるニュージーランドのプロの立場から見てると、実は学校で二年間勉強するよりも、現場で半年間仕事を叩き込まれる方がはるかに効率が良い。
正直言って、学校を出てから入ってくるヤツとそうでないヤツの間には、プロ入門一年後には明瞭な差がみられないのだ。
むしろプロになってからどれだけ精進したかによって、大きな差が出てくる。この差はとてつもなく大きい。
プロになりました、ハイめでたしめでたし、なんてヤツは全然伸びなくて、僕に「似非プロ」とののしられることになるし、入ってきたときは何にも知らなかったヤツでも、必死に勉強を続けるヤツは短期間でメキメキと力をつけて、すごい「プロフェッショナル」になっていく(ゆえに「発展途上のプロ」と「似非プロ」は、似てまったく非なるもの)。
だからレイジーな五年選手が、熱心な一年坊主になめられるなんて、ごく当たり前の話。
日本のプロ野球界や相撲界で、必ずしも学生時代のスター選手がプロとして大成するとは限らないのと事情は似ている。
■ 上記のエピソードは、僕のところに山ほど舞い込んでくる多くの「タレこみ」の一つにすぎず、登場人物が僕の友人と有名インストラクターだったというディテールを無視すれば、非常によくある話にすぎない。
ただ、こういう輩が「一流プロ」としてまかり通る日本のアウトドア・ツーリズム業界の現状を浮き彫りにしているという意味では、無視できない逸話だ。
こうしてみると、本当に教育システムや研究システムを必要としているのは、プロ未満の学生よりも、むしろ現場のプロの側であるということがよく分かる。
あ、念のため申しあげておくが、日本で「一流」と呼ばれている人たちすべてがこういう「似非」であるというわけではない。噂にたがわぬスゴイ人はいるし無名の人の中にも、一流の仕事をするホンモノのプロもいる。
つまり、「一流」と一口に言っても、実際には玉石混交状態であると言いたいだけなので、お間違えのないように。
ちなみに、本物の一流は、常に勉強・研究を欠かさない。だからこそ「一流」なのである。
■ さて、これでなんとなく話が見えてきたのでは? いつもの「似非プロ批判」がどのようにSFIに結びつくのか?
あれ、SFIの話なんかもう忘れてたってって?(笑) ちゃんとついてきてくださいよ、SFIってのは「複雑系の科学の梁山泊、サンタフェ研究所」、小説『ロストワールド』や同名映画の中で、マルコム博士が講演をやってる場所のことね。
さてさて、いよいよ本題(あいかわらず枕が長いこと)。
僕が最近よく考えてるのは、日本の商業シーカヤック界にこのSFIのシステムをそっくりそのまま導入できたら、ものすごく面白いことになるだろうな、というアイディア。
つまり、スポンサーを募って「シーカヤック・ガイディング&インストラクション研究所」(仮名。以下、「研究所」と略)を設立してしまう。
そこには全国からガイドやインストラクターが集まり、ガイディング技術やインストラクション技術、インタープリテーション、あるいは危機管理技術やアウトドア・ファーストエイド、マーケティング方法、職場安全、オペレーションのノウハウなど、諸々の技術研究や情報交換をする。
あるいは、カヤックビルダーや道具メーカーにとっては、日本ではまだ発展途上のプロ用の道具や商業ツアー用のカヤックの研究開発なんてのも良いテーマになるだろう。ガイドやインストラクターが毎日使い倒してフィードバックしてくれれば、短期間で世界最高水準の道具がどんどん出来てくるのではないか?
おぉぉ、これはスゴイ。
また、こういう研究施設を一つ固定してしまえば、他の業界との連携や情報交換もスムーズになるはず。川のパドリング業界やダイヴィング業界にも、積極的に安全対策を研究している人たちがいる。そういう人たちにも門戸を開いてしまう。
消防署に働きかけてアウトドア・ファーストエイド・コースを開発するお手伝いをしたり、海上保安庁と合同のレスキュー訓練なんてのも楽しそうだ。
もちろん、海外との交流の窓口にもなる。ACA、BCU、SKOANZやKASKなどの海外組織との連絡も楽になるだろう。
いやぁ、いろいろ夢が広がって、これは楽しいなぁ。
もちろんこの手の研究はプロだけが額をつき合わせているだけでは机上の空論化するので、実際にお客様を呼ばねばならない。マーケティングの研究のためにも大切な課題だ。
だから、きちんとお金を取ってガイディングしたり、スクールを開催したりしながら、技術研究をする。業界を圧迫しないように、ツアー及びスクール価格はもちろん業界最高値レヴェルに設定する。お客様側から見れば、お金を払って実験台になるというわけだが、その分日本中はおろか、世界中のプロのノウハウが凝縮された非常にレヴェルの高いツアーやスクールを体験でき、試作品のプロユースの道具に触れる機会もあるかもしれないというメリットは大きいはずだ。
う~ん、ワクワクするぞ。
■ その他のシステムは、SFIを踏襲すると非常に具合がよさそうだ。
研究者に対して研究所からは給料は出ない。お客様からいただくお金は、運営費、研究費あるいは特別講師招聘費などに使われる。
その代わり、駆け出し研究者といえども受講料を払う必要もない。滞在費も食費以外は無料が理想だな。食費補助もあれば、もっとうれしいけど。
マンネリ化や特定のカラーが定着することを防ぐシステムも、大いに真似しなくてはならないだろう。そうでないと、既存のいくつかの試みのように、一部の派閥だけの集まりになってしまって、機能しなくなってしまう。
またSFIが非営利なのと同様、研究所そのものがアウトフィッター化することは絶対に避け(そのために、やはり常勤研究者は排するべきだろう)、あくまでも「研究施設」としての位置づけを崩してはならない。そこで得た技術や情報はそれぞれの研究者、すなわちガイド・インストラクターが自分のアウトフィッターに持ち帰り、現地でのカヤッキング・マーケット拡大に利用する。
まぁ、これに関しては、特定のカラーを定着させず、ニュートラルな立場をきちんと維持できれば、自然と達成される程度の課題だろうが。
■ このSFIシステムをパクるというアイディアは、僕がここ三年ほど取り組んできたプロガイド・ワークショップ(PGW)の致命的な欠点、歯がゆい弱点を解決する方法を考えていた結果生まれたものだ。
いや、別にそのために本を読んでいたわけではないのだが、頭の片隅にはいつもそれが引っかかっているものだから、SFIの運営方針を知ったときは、
「あ、ちくしょー、やられた! こうすりゃいいのか!」
となったのだった。
PGWの欠点、弱点はいろいろあるのだが、あえて恥をさらせば、
- 期間があまりに短すぎるし、不定期である
- よって、どうしても僕が「講師」、他の方は「受講者」という形になって、情報が一方通行になるきらいがあり、「ワークショップ」という名に反してインタラクティヴな研究に発展しづらい
- また、どうしても「Ryuのカラー」が支配的になり、それ以外のスタイルの実例を見せるのが難しい
- さらに、レヴェルがまちまちの受講者が一同に会することにも、いろいろとムリが生じる
といったところが主だった点だろうか。
これらをなんとかクリアしたいと思いつつ回を重ねているのだが、いやはや頭の痛いこと。
たとえば、実は受講者専用のメーリングリストやウェブサイト(ともに非公開)を用意してあって、ネット上で「ワークショップ」が継続するシステムの整備を目論んだのだが、やはり顔をあわせずにネット上だけで研究を継続するのは、「アドヴェンチャー・ツーリズム」の性格上かなり難しいし、ウェブサイトの更新も僕一人ではどうしても痒いところに手が届かない。
■ そもそも、ニュージーランドの業界に根を持つ僕が、いつまでもこうした「日本のワークショップ」の世話役を続けること自体に大きなムリがあり、これこそが根本的な問題かもしれないと思っている。こういうものは、やはり「日本のプロの、日本のプロによる、日本のプロのためのワークショップ」であるべきだ。
その上で、僕なんかはそうした場に「海外との技術交流」という形で外部から関わるのが、本来あるべき姿だろうと思う。
ただし、最初にその流れを作るには、誰かが「エイヤッ!」とムリをしなくてはならないので、今は僕も微力ながら一肌脱がせていただいているわけなんだけど、実際に流れをつけるにはどのようにすれば良いのかは、ホントに厄介な課題。少なくとも今の形のPGWではまったく役不足なのは明白だ。
■ ところが、これが常設研究所となって、個々の研究者が自分の都合のつくときに研究所を訪れ、興味のあるテーマごとに自由にワークショップを作れるようになれば、一気に解決してしまうでないですか! あらスッキリ。なぁ~んだ。
じゃぁどうやって研究所設立にこぎつけるのか?っていう具体的なツッコミは、とりあえず今はご勘弁を(^^;
ってなわけで、複雑系科学は完全な門外漢ながらも、SFIには並々ならぬ興味を抱いていて、機会があればぜひとも見学してみたいと願っている今日この頃。
さらに余談ながら、サンタフェはアドビ建築の本場だから、我が家を建てる参考にも出来るので一石二鳥!
あぁ、憧れのサンタフェ……。(そういえば、宮沢りえは元気なのか?)
■ もし日本のシーカヤック界にこんな研究所が実現すれば、僕ももうちょっと引退を延ばして、年限いっぱいは毎年一ヶ月か二ヶ月ずつ、オフシーズンに研究のために通うんだけどなぁ。
そうなればPGWだって、その研究所の中のワークショップの一つ(あるいは分化するか?)に姿をかえ、より機能的に存続することも可能なんだろうけどな。
で、ちょっと気分を変えたいときは自分のワークショップを抜け出して、隣のJSCAワークショップを覗きに行ったり、グリーンランドカヤック研究会の講演を聴講しに行ったりするわけだ。いやぁ、これ良いなぁ。
いや、研究員じゃなくてもいいな。事務員として雇ってもらって、受付&電話番のオッチャンにおさまるってのも楽しいかもしれない。もちろん、研究職じゃないので永年勤務が可能で給料も出るということで(笑)
■ ってのが、最近の楽しい妄想なのである。7月9日の投稿のような、キナ臭い話題ばかりだと滅入るからねぇ。
え? 最先端の科学の本やウェブサイトを、そんな目で眺めてるって変?(笑) うん、変だよね。困った職業病だよ、まったく。








