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December 15, 2006

Weather & Kayaking Log on 15-12-06

【FORECAST】
[LAND] (Motueka)
晴れFine. Sea breezes. 21°C 8°C

[MARINE] (Abel)
 Variable 10 knots becoming northerly 15 knots in the afternoon. Becoming in the evening north of Separation Point westerly 20 knots. Sea becoming moderate in north.
 Outlook following 3 days: Westerly 20 knots tend late Saturday northwest 30 knots with sea rough,changing early Sunday southwest easing late Sunday variable 10 knots.

[TIDE] (Nelson)
 High 06:08 AM 3.2 m   Low 12:24 PM 1.6 m
 High 06:40 PM 3.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

朝から快晴ベタ凪。

 オージー一家四名。娘さんたちは15歳と10歳、やたら笑顔の可愛らしい子たちで、同じく二人の女の子の親としては、こういうグループが相手だと、心身ともに疲れ切っていて、会社に対して怒髪天をつきつつ出勤してきたのも忘れてはりきる。
 ま、特筆事項もなくつつがなく完了。あ、10歳の次女が一番パワフルに漕いでいたことは、特筆しておく必要ありか(笑) sbh 4 / marahau - split apple - marahau

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午後はDarrylといっしょにBlue Gumへ。僕にとっては超久しぶりのリヴァー・カヤッキング。調べてみるとどうやら
2004年10月20日以来らしい。そんなに漕いでなかったっけ?>川

 ハードチャインでバウがやたら薄いショート・ボートに慣れてないもんで、バウを食われまくって沈しまくり。上手く食わせてきれいに立上がらせるよりも、不意に食われてひっくり返る方が多かったような気が……。
 Darrylはここのところ通いまくってるだけあって、上手に乗っていたが、逆にヤツはロールが無理矢理。あれでよく起きてるなってな感じ。
 どっちもどっちだなぁ。こんな二人組で、NZで一番危ない海域を長旅しようなんていう計画があるんだから、いやはや弥次喜多道中になりそうだ。

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メインコンテンツの雑文は、『Ryu's Logbook 別冊』でご覧下さい。

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投稿者 Ryu : 8:39 AM
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March 13, 2005

ポリネシアン航海カヌーとJRCA。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。風おだやか。最高気温23度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:33 AM 4.3 m  Low 06:27 AM 0.4 m
 High 12:42 PM 4.4 m  Low 06:45 PM 0.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

気圧配置が昨日とほとんど同じだから不思議ではないのだけど、海洋気象予報が二日連続でまったく同じなのはちょっと珍しい。
 実際の天気も昨日と同じく、見事な秋晴れ微風の一日。カヤッキングもトランピングもさぞかし極楽だろう。

 会社から、明日の午前の仕事(ハーフデイ・ツアーまたはレンタル講習)の依頼の電話がかかってきたが、遊びに行きたいのでもちろん断った。なんせ明後日は、その翌日からのスリーデイ・ツアーの準備で午後は出社せざるを得ないのだ。明日も出社したら休み今日一日になっちまう。
 来週はリクエストが入ってるので休日出勤が確定しているのに、今週までそんなムリしたら死んでしまう(死なない、死なない)。

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ハワイにホクレア号という航海カヌーがあるという。どうやら来年あたり、この艇(「船」と書いた方が良いサイズだが、いちおうカヌーなので、敬意をこめて「艇」の字を使う)が日本を訪れるという話があるとかないとか。

 良いじゃん、ウン、素晴らしい。ニュージーランドはもちろんのこと、日本だって古代にはポリネシアン航海カヌー文化圏に含まれていたというんだし、そういう海洋文化交流はドンドンやると良い。
 実現の暁には僕も観に行きたいけど、きっと来年は日本には行かないだろうから、観るとすればハワイに行く方が手っ取り早いか。あるいは、ニュージーランドに呼ぶか? それいいなぁ。

 ともかく、ホクレア号についての詳しい情報は、この辺りをご参照いただこう。

 ◇WEB Tarzan「〈ホクレア号〉について語ろう!」

 ◇『ホクレア号をめぐる沢山のお話を』

二つ目のサイトの管理人Hokulea2006さんが、拙ブログのエントリー「封建的な官主導」の指導者育成事業にコメントを、そしてJRCAのヤレヤレな動向。にトラックバックを下さった。

 氏の関連エントリーは、この記事を執筆している段階では以下の三つ。

 ◇ホクレア号を待ちながら「日本カヌー連盟が動く」
 ◇ホクレア号を待ちながら「カヌー連盟娯楽部門のフィクサーはどうもこの人らしい」
 ◇ホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」

 これらを拝読してみると、ライターの内田正洋氏がJRCAの活動の一環として、航海カヌー建造やホクレア号招聘をやりたい旨の発言をしており、それがキッカケでJRCAのことを調べていらっしゃったとのこと。
 なるほど、なるほど。

 海外在住のガイジンパドラーである僕がどれほどHokulea2006さんのご期待に添えるかはわからないが、せっかくなので久しぶりにJRCA関連の記事を書いてみようかと思う。

まず最初にお断り。
 僕自身にとってもこの問題の情報ソースは、『カヌーイスト』誌のサイトの関連記事および同問題専用掲示板にほとんど限られてしまう。
 当初はプロの間でも話題になってて、あちこちからチラホラと裏情報も入っていたのだが、あまりにお粗末なJRCAのドタバタぶりにすっかり安心してしまったらしく、最近は僕のところまでこの話題は届いてこなくなっている。

 便りのないのは良い報せというので、これはこれで朗報であるが、そういうわけで、Hokulea2006さんよりも僕の方が圧倒的に情報を豊富に持っている、というわけではないということを、予めご承知おき願いたい。

さて、そういう前提ながら、私論私見でHokulea2006さんにお返事していこうかと思う。
 「『封建的な官主導』の指導者育成事業」のコメント欄にいただいたご質問は以下の通り。

 しかしJRCAについてネット上で出てくるのは悪い評判ばかりで、一体何がどうなっているのか、非常に驚いております。
 やはり見切り発車でインストラクターの資格を作ってしまったという所が批判されているのでしょうか?
 この設問に対する解答は、すでにHokulea2006さんご自身がホクレア号を待ちながら「JRCA(日本レクリエーショナルカヌー協会)」で簡潔にまとめてくださっている通りだと思うので、僕が改めて答える必要はないのかもしれないが、せっかくなので重複を承知の上で、一応僕なりの見解を書きなぐっておく。

 さて、僕自身の見るところ、インストラクター資格そのものを批判対象にしようとしている人間は、そんなに多くないような気がする。というよりも、資格制度導入そのものについては、概ね賛成意見が多く、批判にさらされているのは受験資格の部分くらいのもので、それ以上の細かい検証はほとんどなされていないというのが現状に思える。

 逆に僕自身は数少ない「資格制度そのものにツッコミを入れている人間」の一人なのだが、怒られるのを覚悟の上でハッキリ言えば、日本の場合、レクリエーション・カヌーのプロ資格制度そのものの適正さを判断して批判できる人間の数が、非常に限られているというのがその理由だと思う。
 そして残念なことに、そうした「プロの何たるか?」をキチンと把握している数少ない人間は、概ね現場で地味に精進しながら仕事をこなす代わりに、表立った発言を控える傾向が強いという点も見逃せない。それはまったくアッパレなプロフェッショナリズムなのだが、彼らの仕事ぶりや声はこうした動きに反映されにくいというデメリットがあるのも事実。

 もちろんあの動きの中心にいて資格制度を作った連中は論外。あんな小学生が見ても噴飯ものの愚にもつかないシステム、どうやったら作れるのか逆に興味がわくほどだ。
 そもそも、「実」が伴っていない段階で「名」ばかりの枠を先に作ってどうする?という根本的なところが一番大きな問題で、そういう意味で僕自身はHokulea2006さんのおっしゃる「見切り発車」という部分は無視できない論点だと個人的に思っているし、受験資格はもちろん、試験項目も試験官の質も、JRCAが作ったシステムすべてに疑問を抱いているのだが、カヌー業界全体の世論としてはこの点はさほど重要視していないようだ。

 そんなわけで、日本パドリング業界での批判の対象は、むしろもっと別のところに向けられているように感じる。
 例えば

  • 公告、告知の類をしないで秘密裡に既成事実を作って設立してしまった胡散臭い立ち上げ過程
  • そしてその裏で手を引いていると思われるモンベル(この事業を利用して、なにやらモノポリー一人勝ちを目論んでいる気配もうかがえる)
  • インストラクター制度を盛んに批判しまくっていたくせに、さっさと理事におさまるという形でファンを裏切った野田知佑氏
  • そしてレクリエーション・カヌーのための組織といいながら受験資格に競技カヌーの経歴を持ち出したりする、分からん資格制度
  • さらに不可解で不透明な認定校システムと、排他的な運用
  • そして公共性の強い団体なのにJSCAを始めとする既存の先駆者たちをまったく無視していること(そもそもこのネーミングからして、JSCAに対する嫌がらせだと思われても仕方ない)
  • お上のやる事業なので、学校や公営少年自然の家などからの「水に親しむ教育」が、JRCAがらみに独占される可能性が大きい
  • これらの要因が複雑に絡み合って、したがってこの制度によって「お飯の食い上げになる」業者が出てくる懸念さえある
などなどなどなど。

 つまり、概ね「汚職のきな臭さ」を嗅ぎ取り、そこを突っ込んでいる人が大多数だということだ。
 そもそも公共性の強い団体が、既存業者の生活を脅かすなんてのはとんでもない本末転倒である。

 これはたしかに反発が出てもおかしくないですねえ。政治力と資本力を一気に投入して、カヌーの世界を牛耳ろうとしているというように受け止められても仕方がない。特にカヌースクールにとっては根こそぎ客を持って行かれたら死活問題でしょう。
 まったく仰るとおりです>Hokulea2006さん

 ま、最近は批判どころか噂さえあまり聞かなくなっているほどなんだけど。

 個人的に恐ろしいと思うのは、JRCAが仮に「きな臭く見える動きをして申し訳なかった。身奇麗にしてやり直す」と反省の意を表明した上で、これまでの動きを清算し、その上で欠陥だらけの資格制度はそのまま推進してしまった場合は、今まで批判していた人のほとんどは納得してしまい、クソのような資格制度で量産されるクソのような似非プロが大手を振ってまかり通るようになってしまうなぁということなんだけど、その点を心配している人は、あんまりいなさそうだなぁ……。

さらについでだから、その後小耳に挟んだ業界裏情報をいくつか書いておこう。

 あの騒ぎが起こったあとでモンベル社長辰野氏に会って直接話を聞いた人間によると、辰野氏は批判を承知で用意周到にあの件を極秘裡に進めていたわけではなかったらしい。つまり、特に深い考えもなく何となく始めてみたら、いきなり四方八方からメッチャクチャ叩かれてしまって、泡を食っているというのが彼の正直な感想だったらしい。本当かそれともそういうフリをしていたのかは、伝聞では判断のしようがないが、もし本音だったら何ともお粗末な話だ。普段の自分の言動(「日本のアウトドア業界はウチ一社だけで十分だ」などなど)が、消費者や業界内でどのように受け止められていたかまったく分かっていなかったわけだな。ヤレヤレ。

 あと、この件はどうやらモンベル社内では緘口令が敷かれていた様子で、上層部ではカヌーイスト誌に対して圧力をかけたり、拙ブログを始めとする批判記事を掲載しているサイトを定点監視するなど、僕が「JRCAのヤレヤレな動向。」の中で「悪者」と書いたような不埒な悪行三昧(笑)をしていた反面、モンベルショップ店員やMOCインストラクター&ガイドなどの組織末端の人間にはこの件を一切報せていなかった模様で、他のアウトフィッター経由あるいはサイト上で問題になっているのを見て初めて知ったという社員(あるいは内部スタッフ)も少なくなかったという。というより、むしろ業界一般が知るよりも、そうした内部スタッフの方がこの件を知るのが遅かった傾向さえあるらしい。
 なんだかなぁ。内部の人間に堂々と公開できないようなことをやるんじゃないよ、ったく。それって、悪いことしてるっていう自覚が思いっきりある証拠じゃんよ。

 Hokulea2006さんは、ご自身のブログの中でこうおっしゃってる。

 このプランは、航海カヌー云々とは全く無関係な所ですが、とても良い狙いだと私は思います。さすがは会社を一つ作って大きくしただけあって、辰野勇という人は一般社会にどう関わっていくかという所をきちんと考えているし、ここまでの手順も堅実。さらに良い意味での政治力・調整力がある。
 僕自身も辰野氏の手腕は好き嫌いは別としてかなり評価していたのだが、今回の一連の動きを見て、今では思いっきり懐疑的だ。
 上記のエピソードもあきれたものだし、そもそも彼のこのセリフ↓
「で、そういうメダルを目指して頑張ってきた連中というのは、勝負で勝てなくなったらカヌーをやめるんですよ。競技をやめるのではなくてカヌーをやめてしまうんです。すなわちカヌーが目的ではなくて勝つことが目的なんです。そこにおいて非常に大きなミスマッチがあって、今までカヌー連盟がやってきたことの、ポッカリ空いた大きな空白というのはそこのところで、そこを埋めていきたいと僕は思っているんですよ。今年から始まったばかりで、5年10年後にはこの国はきっと変わりますよ。」
を見ると、競技カヌー一筋のアスリートが、そのまますぐにレクリエーショナル・カヌーのインストラクターやガイドとして通用するという大いなる勘違いをしているのが明白。
 体育会系のアスリートと、究極のサーヴィス業であるアウトドア・ガイドとは、天と地ほども方向性が違う。もちろん、器用にサーヴィス業に転向できる元アスリートだっていると思うし、そういう人が出てきてプロのレヴェルを押し上げて欲しいとも切に願うが、そんな人は本当に稀なはずだ。
 だから僕自身は、サーヴィス精神のない元アスリートがプロ業界にどんどん入ってくるようになるよりは、むしろサーヴィスの何たるかをキチンとわきまえた他業種のサーヴィスのプロ(例えば旅行添乗員、バスガイド、看護婦、ホテルマン、スチュワーデスetc,etc)がこの業界に転職してくる方を歓迎する。概して言えば、前者をサーヴィスのプロに鍛えなおすよりも、後者にパドリング技術、危機管理技術を教え込む方が、はるかに易しいからだ。

 そもそも、日本人が欧米諸国とは比較にならないほど「スポーツ嫌い」で「汗をかくのを嫌がる」国民性になってしまっている要因は、学校の体育教育を始めとするスポーツ教育が、基本的にすべて「アスリート指向、競争指向」、もっと極端に言えば「軍隊方式」を引きずってしまっていることが大きいと思う。辰野氏の構想には、その点に対する反省が微塵もみられない。世界大会を戦い抜いてきたような「一級の戦士」をどんどん一般レクリエーション向けのインストラクターにしたら、ますますスポーツ嫌いが増えるばかりなのは火を見るよりも明らかだと思うのだが。

 つまり上記の辰野氏の発言は、いかにもド素人の勘違い丸出しで、僕らから見ると失笑モノ以外のナニモノでもない。これだからトーシロは困るんだよ、ってなもんだ。

 野田氏と内田氏に対する評価は、Hokulea2006さんの書いていらっしゃることに特に付け加えることもないが、あえて要らんことを言うとすれば、彼らはもうカヌー界のカリスマとしての威光をすっかり失ってしまっている、ということくらいだろうか。今の日本のアウトドア界には、カリスマは不在だ。(と、大先輩ライター二人をつかまえて、僕もなかなか勇気凛々だな(笑))

ってなわけで、Hokulea2006さんにとっては本題である、JRCAが絡むとホクレア号招聘まで胡散臭いものになってしまいそうというご懸念に話を戻すが、そのご懸念は無理からぬことではあるし、あながち取り越し苦労でもないかもしれない。

 ただ、僕自身は資格制度でこれだけ大チョンボをやってしまって日本カヌー業界から総すかんを食ってしまったJRCAが、本気で起死回生を狙うならば、ホクレア号を万人が納得する形で招聘して見事なイヴェントをやるのは良いチャンスになるかもしれない、とは思う。

 で、実際にJRCAがホクレア号を呼べるかどうかという話になると、僕はHokulea2006さんの二つの予想のうち、後者の気配が濃厚という気がする。

 もう一つは、競技カヌーでも娯楽カヌーでもない航海カヌー絡みのイベントには、さすがにそんな本腰を入れられないという展開。団体として見れば規模は大きいし政治力もあるでしょうが、やはり入ってきたお金は選手強化に回したいというのが本音でしょう。とすれば、日本カヌー連盟ルートの招致は進まない。もちろんロビーイングのやり方次第では、選手強化とは別の性格の事業として採用される可能性もある。ですが、内田正洋さんは、そういう寝技政治的な動きが出来る人とは思えないですね。良くも悪くも(付け加えて言えば、「縄文人=プレ・ラピタ人=ポリネシア人の先祖」説を唱えている限り、学術的な事業としての予算は取れないと思います)。

 というわけで、このニュース、要注目ではありますけれども、視界は必ずしも良好とは言えないのではないか、というのが私の感想です。

 Hokulea2006さんのこの読みには僕も賛成だし、別の材料としては、JRCAがあまりにお粗末なことをやりすぎて批判が殺到したために、日本カヌー連盟からさえも「トカゲのシッポ」扱いをされている気配がうかがえるということも挙げられるかもしれない。

 また、本気で招聘しようとした際に、今回の設立で見せたような「汚職の臭い」をばら撒いてしまわないとも限らない。なんせ金が動く話だからねぇ。

 というわけで、Hokulea2006さんのご懸念、

う~む、これは前途多難ですねえ。少なくともこの状況でJRCAが航海カヌー招致なんてブチ上げたら、火に油というか、ホクレアにまで要らぬ遺恨を背負い込ませてしまうのではないかという気もします。
が現実のモノとならないことを祈るばかり。

 まぁカヌー業界の中ではあきれられてソッポ向かれてはいるものの、感情的にいきり立っている人はもう少なくなっている(すっかりのどもと過ぎている)ようなので、仮にホクレア号招聘をぶち上げたとしても、クリーンに手際よく事を進めてくれさえすれば、「火に油」とか「ホクレア号にまでいらぬ遺恨」とまではいかないと思う(思いたい)のだけど……。

ともかく、ホクレア号の招聘自体は本当に夢があって素晴らしい企画だと思うので、JRCAが絡むにしろ、無関係になるにしろ、良い形で実現し、一人でも多くの人がポリネシアン海洋カヌー文化の一端に触れるチャンスになればと思う。
 日本をホクレア号が訪れた際、日本人がどのような反応を示すのか、ぜひとも見てみたいなぁ。
 また、僕自身はアオテアロア(ニュージーランド)の誇るワカ(マオリの航海カヌー)を使って何か出来ないかな?などと、またぞろ「虫」がうずき始めたりして(笑)

 ってなわけで僕自身もホクレア号とJRCAの今後の動きに注目していきたいと思うので、何か情報があったらご提供お願いいたします>ALL

さて、この話題でポリネシアン・カヌーの方に食指が動き始めちゃったぞ。近日中に、きな臭いJRCAの話から離れて、もっと楽しい話題で続編を書こうかと思う。乞うご期待。

関連過去ログ【JRCA関連】
 ◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
 ◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)

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投稿者 Ryu : 10:07 AM
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Title: JRCAと航海カヌー招致
Excerpt:  アオテアロアでシーカヤックのガイドをしておられるRyuさんのウェブログにて、JRCA問題についての詳細な分析をしていただきました。  このウェブログはリモート・オセアニアの航...
From: ホクレア号を待ちながら
Date: 2005.03.13
Title: 悲しい事件・・・と人事異動
Excerpt: 西表のカヤック事故・・・とても胸が痛む1日でした。    ...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.03.25
コメント

 私の突然の動きについて丁寧な返答、ありがとうございます。例によって私の感想も長くなりますので、トラックバックという形で述べさせていただきます。

Posted by: Hokulea2006 : March 13, 2005 10:20 PM

いえいえ、なんかまとまりなくダラダラと長いだけで、大したことが書けなくて申し訳なかったです。

逆に、ポリネシアン航海カヌーへの興味が急にムクムクと沸いてきまして、その点大変感謝しております。
ありがとうございます。

そのうち、ワカでアオテアロアからジパングを目指してみようかなぁ、なんて(笑)


Posted by: Ryu : March 13, 2005 10:26 PM

あ、そうそう、忘れてました>Hokulea2006さん

トラックバック送信が、通信環境のせいでうまくいっておりません。
スミマセン。
おそらく明日、明後日中にはそちらにトラックバックできると思います。

Posted by: Ryu : March 13, 2005 10:30 PM

アオテアロアにもポリネシア系のアウトリガー・カヌーの活動がありますよね。私の調べた範囲では、以下のような話がありました(私のウェブサイトより転載)

「Whakataka, Matahi(マタヒ・ワカタカ)

 アオテアロアのアウトリガー・カヌー文化復興の礎を築いた人物で、芸術家としても有名。英語名グレッグ・ブライトウェルGreg Brightwell。マタヒ・ワカタカ・ブライトウェルとも。1979年、航海カヌー建造に着手。フランシス・コーワンの力を借りて「ハヴァイキヌイ」を完成させ、1985年にタヒチからアオテアロアまでの航海を行った。さて、1985年12月、オークランドのオハク湾Ohaku bayに到着したハヴァイキヌイを迎えた人々の中に、カリフォルニア育ちのパドラー、クリス・キェルゼンKris Kjeldsenの姿があった。クリスはカリフォルニアやハワイでアウトリガー・カヌーの競技に親しんでいたが、彼がアオテアロアに移住してきた時、マオリのアウトリガー・カヌー文化は死に絶えていた。ワカタカに会ったクリスは、ワカタカもまたアウトリガー・カヌー文化の復興を通して、故郷の子供達を育てていきたいという夢を持っている事を知った。こうして二人はマオリのアウトリガー・カヌー文化を蘇らせるという共通の目的のもとに動き始める。

 1987年、二人は北島のマオリ・コミュニティにおいて、アウトリガー・カヌー・パドリング・クラブを設立した。その頃彼らが出会ったのが、サモアのパドラー、ピリ・ムアウルPili Muauluである。ムアウルは父親の夢であった、サモアの伝統的二人乗りカヌー、パオパオPao Paoの建造を目指して活動していたが、クリスの協力によってムアウルはパオパオの船体となる木材を入手した。こうしてカヌー文化復興の輪は拡がり始め、クリスはパワレンガPawarenga地域で「ンガ・ホエ・ホロ・オ・パワレンガNga Hoe Horo O Pawaregna」を、ワカタカはギズボーン地域でマレ・クラ・カヌークラブMare Kula Canoe Clubを、ムアウルはングングルNgunguru地域でミタミタガ・オレ・パシフィカ・ヴァア・アロMitamitaga Ole Pasefica Va'a Aloを設立した。これら三つのカヌークラブは1987年のうちにアオテアロアのカヌー協会としてタトウ・ホエ・オ・アオテアロアTatou Hoe o Aotearoaを組織し、活発な活動を展開した。

 アオテアロアのパドラーはめきめきと実力をつけ、1998年から3年連続でモロカイ・ホエ2位、2001年には悲願の優勝を勝ち取っている。またマタヒ・ワカタカは2000年、新たにハヴァイキヌイ2世の建造に着手している。」
http://www.geocities.jp/hokulea2006/wzw.html

 アオテアロアはハワイと並んで航海カヌー文化復興運動の盛んな土地ですが、日本ではほとんどアオテアロアの動きに注目が向かないのに私はかなりの不満を抱いています。アオテアロアの動きも見ていくことで、ハワイと日本という線ではなく、ハワイ、日本、アオテアロアという三つの点が描く面としてこの運動の意味を考えていく事が出来ると思っています。Ryuさんが航海カヌー文化復興運動に興味を持ってくださったとしたら、非常に心強いです。

Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 12:00 AM

うわわ、すごい情報ありがとうございます。

えっと、僕が今まで聞いている話では、マオリはアウトリガーカヌーを一切持っていなかったということです。
アウトリガーを使っていたのは、はるか東方にあるやはりチャタム諸島の先住民モリオリ族の方だということで。

この話、僕は今まで信じてましたが、今回書いてくださったこととは、思いっきり矛盾しますね。
ちょっと調べてみなくてはいけないですね。
面白くなってきました。


Posted by: Ryu : March 14, 2005 1:03 AM

 たしかにマオリの戦闘カヌーはアウトリガー・カヌーではないですよね。実際のところマオリがアウトリガー・カヌーの伝統を持っていたのかいなかったのかは、私も確信がありません。マタヒ・ワカタカがこのような運動に取り組んだ事は確かですが。マオリの伝統カヌーについての本「Nga waka maori」が手元にあるので、時間があるときに調べてみます。

 ただ、モリオリがアウトリガー・カヌーを持っていたのであれば、マオリも持っていた可能性が高いと思います。というのは、マオリもモリオリもポリネシア人の太平洋拡散史の最後の最後にタヒチ方面からアオテアロアに来た人々であり、ポリネシア人はアオテアロア植民の段階でアウトリガー・カヌーを100%確実に持っていたからです。
 現在の主流の学説ではアウトリガー・カヌーが発生したのは今から3000年前後昔の東南アジア島嶼部多島海、すなわちベトナムからフィリピン、インドネシアという辺りで、それはおそらくダブル・アウトリガー・カヌーだったであろうと言われています。ところがダブル・アウトリガー・カヌーは構造上、風上にタッキングやシャンティングをする事が難しいので、偏西風に逆らって移動していかなければいけないメラネシアあたりに行くには、タッキングやシャンティングが可能なシングル・アウトリガー・カヌーが必要であっただろうとされています。そしてたしかにシングル・アウトリガー・カヌーは東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシアなどに主に分布しています。
 しかし、メラネシアより東のポリネシアに行く為には、船の積載能力を強化して、航続距離を伸ばさなければいけない。同時にタッキングが出来なければならない。そこで、アウトリガーの先の浮きを船体に置換して出来たのがダブルカヌーだと考えられています。
 このようにして、ラピタ人はフィジーやトンガあたりでダブルカヌーを発明して、クック諸島やタヒチやマルケサス諸島に渡りました。ですから、この時点で彼らにはダブル・アウトリガー・カヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブルカヌーについての知識があったはずです。
 またポリネシア内で航続距離が必要無い近海用のカヌーとしては、シングル・アウトリガー・カヌーが用いられ続けました。
 こう考えると、マオリやモリオリがアオテアロアやレコフ(チャタム諸島)に来た時点でアウトリガー・カヌーの知識を持っていたのは確実ですし、仮にあまり使う事が無く忘れられてしまったにせよ、かつてはアウトリガー・カヌーを用いる人々であったという事は言いうるのではないかと思います。

Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 2:07 AM

 今ちょっと本を見てみました。Anne Nelsonの「Nga Waka Maori(Maori Canoes)」によれば、マオリはアオテアロアに来た段階で確かにダブルカヌー、シングル・アウトリガー・カヌー、ダブル・アウトリガー・カヌーの3種類の知識を持っていたそうです。それらはいずれも口承の中に残っているそうです。しかしダブル・アウトリガー・カヌーはアオテアロアでは建造されなかったみたいですね。シングル・アウトリガー・カヌーは今から250年ほど前までは用いられていたそうです。しかしそれ以後は段々廃れていって、アウトリガーを持たない戦闘カヌーだけが残ったようですね(航海用のダブルカヌーも失われました)。

 マオリのシングル・アウトリガー・カヌーはこれまでに船体の一部が出土した例が4件あるそうです。

Posted by: Hokulea2006 : March 14, 2005 2:21 AM

うわぁ、そうだったんですね。
まったく存じませんでした。
本当に詳細なコメント、どうもありがとうございます。
大いに勉強になりました。

僕が以前聞いていた、「マオリはアウトリガーカヌーを持たなかった」という話の出所はどこだったんでしょう?(^^;

ちょっと僕自身ももう少しカヌーについて勉強してみます。
今までこのエリアとは縁のゆかりもないカヤックばっかりやってたもので、完全に「灯台下暗し」になっております。

実は続編としてアップしようとしていたのが、マオリのワカだったのですが、こんなにコメント欄に詳細説明をしていただくと書くことなくなっちゃいます(笑)
勉強しなきゃ。
うぅぅ、これからしばらく忙しいな、クソ。
こういうときに限って……。

Posted by: Ryu : March 14, 2005 8:33 AM

December 25, 2004

自己責任と、クラス区分。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  曇り時々にわか雨。風おだやか。最高気温19度、最低気温10度。

[海洋気象] (エイベル)
  変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 03:40 AM 1.2 m  High 10:05 AM 3.8 m
  Low 03:55 PM 1.1 m  High 09:58 PM 3.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 【過去三日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  [水曜日]ときどきにわか雨。雷雨の可能性もあり。北風。最高気温20度、最低気温9度。
  [木曜日]にわか雨。冷たい南西風。最高気温19度、最低気温11度。
  [金曜日]晴れ。南西風。最高気温21度、最低気温12度。(以上、水曜日の時点のもの)
  [金曜日]晴れときどき曇り。午後シーブリーズ。最高気温19度、最低気温9度。(金曜日の時点のもの)

[海洋気象] (エイベル)
  変風10ノット、午前中に北東10ノットに。海況はおだやか。午前中のにわか雨、視界は良好。
  [水曜日]セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に北東に変わり、午後に南西20ノットに変わる。その他のエリア:変風10ノット午前中に北東15ノットに替わり、午後南西15ノットに。北部海域はややあらくなる。北の波1m、次第に収まる。にわか雨の中、視界良好だが、雷雨の中の視界は悪い。夕方には視界は回復する。(水曜日の時点のもの)
  [金曜日]南西15ノット。海況はおだやか。(金曜日の時点のもの)

[潮汐表] (ネルソン)
  [水曜日]
  Low 12:58 AM 1.4 m  High 07:23 AM 3.4 m
  Low 01:34 PM 1.4 m  High 07:32 PM 3.5 m
  [木曜日]
  Low 01:58 AM 1.3 m  High 08:27 AM 3.5 m
  Low 02:27 PM 1.3 m  High 08:25 PM 3.5 m
  [金曜日]
  Low 02:52 AM 1.3 m  High 09:21 AM 3.7 m
  Low 03:14 PM 1.2 m  High 09:13 PM 3.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ つ、疲れた……。
  今期のエンチャンテッド・コースト、大変だわ。
  ウィルソンズがシステムを変えて、キッチンクルーのポジションを廃してしまったので、ガイドが全部食材を準備しなきゃいけなくなったのだけど、メニューも同時に変更になって、夕食などスープ、前菜に始まりデザートに終わるフルコースなんで、キッチンにストックしてある食材を倉庫や冷蔵庫、冷凍庫から引っ張り出して準備するだけで数時間を要するのは21日のエントリーに書いた通り。

  昨日は、そのスリーデイ・ツアーから戻った。
  三日間一分たりとも気を抜かずに早朝から深夜までお客様のケアに走り回り、戻ってきたら二時間フルに洗浄マシーンに変身。19時に5分間だけ座って味噌汁一杯、クラッカー2枚、チーズ一欠けらのオヤツを食べたのだが、これが考えてみると昨日の朝起きてから初めてゆっくりと座った「三日間で初めての休憩」。
  その後二時間半は次のスリーデイの準備。
  結局会社を出たのが夜の21時半。もちろんクリスマス・イヴなので、他の連中の逃げ足は非常に速く、僕以外の人間は18時前に完全にいなくなっていた。会社を出ると、マラハウの村にはサンタ・ハットをかぶった千鳥足の酔っ払いがあふれていた……。この仕事にはクリスマス・イヴも大晦日も元旦もないんだけど、それでも切ないねぇ。家では愛娘が僕の帰りを待ってるっつぅのに。

  ごうちゃんも書いてるように、厳しいのはどの業界、どんな職種も同じで、それは色んな仕事を遍歴してきた僕自身もよぉ~く知ってるんだけどね、ここまで過酷な仕事は、やっぱり今まで経験してないなぁ。なんせ、お客様が目の前にいらっしゃる限り、「休憩時間」というものがないんだよね。キャンプツアーの場合、テントの中に逃げ込んでしまうという手もあるんだけど、雰囲気によってはそれも出来ないことがあって、そういう時はテントに入った瞬間眠りに落ちたりするので、起きている間にホッと一息つく時間はまさに一秒たりともないことも少なくない。今回のツアーがまさしくそういう感じだったんだけど。

■ まぁ良いや、ともかくツアーのこと。
  食材の準備がベラボウに大変なのは上記の通りだが、その分食事は超パワーアップしていて、お客様は大満足。ウィルソンズ介入によって色んな面に「シワ寄せ」が来たが、このエンチャンテッド・コーストの食事だけはモノスゴク良くなった。サラダだって7回の食事すべてにつくが、そのすべてを別の内容にするという懲り様。
  もちろんガイドの方は料理が大変なんだけど、あれだけお客様に喜んでもらえるならば、大変な思いをする値打ちはあるってもんで。

  食事のおかげもあって、大変良いツアーになって、久しぶりの「快心の仕事!」となったのはめでたい。

  ただねぇ、調理にかかる時間が増えてしまった分、他の面に時間的なシワ寄せが来るのは残念といえば残念。スリーデイ・ツアーでは、ワンデイでは絶対に行けないような面白い場所にお客様を連れて歩きに行ったりするんだけど、そういう時間がとりにくくなるんだなぁ。滝でシャワーで浴びたり、天然のウォータースライダーを滑り降りたりっていうのは、キャンプ・ツアーならではのアトラクションなんだけど、あの豪華メニューを供しつつ、なおかつその時間をどう捻出するかってのが、今後の課題になるなぁ。

■ ログ。
  初日は晴れ時々曇り、風は北東10ノット。昼食はアワロア、風が真正面から吹きつけ、若干寒い。エイベル・ヘッドからセーリング。トンガ島には寄らず、オネタフティに直行してキャンプ。他に数組のトランパーと、レンタルカヤッカー一組(カップル)がいただけで静か。その代わりポッサム攻撃がスゴイ。我々がまだ全員そろっているテーブルにまで忍び寄ってきた。夏至の翌日なので、日が落ちやしない。

  二日目、朝起きるとテーブルの周りにポッサムの糞が山盛り。夜中もうるさかったよなぁ。海況はおだやか。トンガ島でオットセイの写真をとりまくったあと、アーチポイントでモーニング・ティー。ただタイミング悪く、ちょうど雲と風が出たので、あまりのんびり出来ず。小雨がぱらついてきたので、仕方なく干潮で遠浅になってしまったバークベイのキッチンシェッドで昼食。パニーニのハム・チーズ・サンドイッチが美味い。アンカレッジに直行してキャンプ。シーカヤック・カンパニーからはリーのグループ、キウィ・カヤックスからはソフィーのグループがキャンプしていたが、やっぱり案外空いていて16時着だったのに難なくファイヤープレイスとテーブル2つを確保。夕食後は焚き火でチーズを焼いたり、焼きバナナ、焼きリンゴを作ったり。ようやく日が落ちてからは土ボタルの洞窟へ。ケーヴ・ウェタを見せてイギリス人の可愛い子チャンに悲鳴を上げさせる悪いガイド。

  三日目。事前の予報では南西が20ノットほど吹くとの事だったので懸念していたが、朝の予報では15ノットになっていた上に、朝から快晴だったので、シーブリーズが勝ちそうな気配。安心してテ・プカテアでゆっくり。ここまで晴れ渡ったのは三日間で初めてだったので、皆動きゃしない。無理やり起こしてショート・ウォークした後、昼飯を食いにアデール島に。ところがビーチがいっぱい。仕方なくシーブリーズの中アップルトゥリーベイに渡り、風の当たらない干上がったラグーンの中で昼食。晴れていたけど風が強くて寒いので早々に切り上げてマラハウに。15時半帰着。 ec 7

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■ 遅ればせながら、メリー・クリスマス!
  クリスマスカードをここに貼ろうと思ったんだけど、サイズ(横幅)がでかすぎてここに収まりきらないので、ここをクリックして下さいまし。

  これは、昔々に『パドルの向くまま、気の向くまま』のトップページ用に、デザイナーのリョウ氏から頂いた、2000年のクリスマス・カード。大好評で「クリスマス後も見られるようにして欲しい」とのリクエストが殺到したので、同サイトの地下室「秘密ギャラリー」に常設展示している逸品。
  「古いモノを引っ張り出しやがって」と、リョウ氏には叱られてしまうかなぁ(^^;

■ ちなみにこっちでクリスマスっていうのは、日本の元旦のようなもの。いや、もっとすごい。なんせ、バスさえ止まってしまうし、スーパーマーケットも閉まる。開いているのは極々一部のガソリンスタンドだけなので、下手するとガス欠で車が止まってしまうのだが、日本のJAFに相当するAAもやってないので、そのまま遭難してしまうことになるという、世にもおそろしい日である。
  実際我々も、5年前のクリスマスの日に友人宅にクリスマス・ブレックファスト(そういう習慣がある)をよばれに出かけたときに、ガス欠であやうく遭難しかけた。

  もちろんウォータータクシーもやっていないので、シーカヤック・ツアー会社も閉まる。ウチの会社は通年オープンなのだが、年間365日営業ではなく、正確には年間364日営業である(今年はうるう年だから365日だが)。

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■ 『ガイドのつぶやき』番外編
  このブログには、シーカヤック・ツーリズム業界の話題をよく書いている。でも一番弟子のごうちゃんは別として、他の同業者から反応がかえってくることはまずなかった。
  正直に言えば、日本のこの業界のこういう反応(?)は寂しいと思う反面、もうすっかり慣れてきて、諦めている部分も大いにある。だから最近は、プロに向かって書いているというよりも、アマチュアに向かって「賢い消費者になってください」という願いを込めて書くウェイトが増えてきているのが事実。つまり内容的には「プロガイド論」の各論や延長だったりするのだけど、語りかける対象は変えているというのが本音かもしれない。

  ところが今回、16日のエントリー『積丹カヤックス野塚通信』「カヤック業界のソフトウェア(1)」からトラックバックがあった! 嬉しいねぇ。こうでなきゃ、業界は変わっていかない。謹んで返信を。

■ この業界の「自己責任」という言葉の「無責任」な使い方については、このブログ上でも今までさんざん突っ込んできたので今日は繰り返さない。気になる方は左のサイト内検索で「自己責任」で探してみていただきたい。
  ただ西村氏のおっしゃる通り、業界側の「プロ」が、何も知らない「アマチュア」に責任を押し付ける(責任を放棄する)ための言い訳としてこの言葉が安易に使われることには、僕もいまだに怒りを覚えていることだけは再述しておこう。

■ さて、この西村氏のエントリーで気になったのが、某社から来年出るというシーカヤックのフィールドガイド本のこと。次回に続くとなっていたので楽しみにしていたら、ついさっきその続編がアップされた。「カヤック業界のソフトウェア(2)」がそれだ。

  このエントリーだが、言葉の定義、あるいはレヴェル分けの線引きの難しさは、僕自身もよく感じている。彼はこの本の区分にしたがって「初心者」、「中級者」、「上級者」の三つを挙げていらっしゃるが、その他にも「入門者」、「初級者」という言葉もあるし、「中上級者」などという言い方さえあって、ややこしいことこの上ない。もともと線引きがチャンとしてないのに、細かい言葉をさらに増やしてどうする。
  実は、僕自身がどのクラスに該当するのかは、いつも疑問に思っている。入門者、初心者、初級者じゃないのは確かだ。ただ上級者に該当するのかどうか、どうも怪しい。自分では中級者じゃないかなと思っており、昨年『パドル・コースト』代表吉角氏にもそのことを話したのだが、彼も「う~ん、どうなんですかねぇ???」と苦く笑ってそれでおしまい。いまだによく分からない。

■ まぁそれは良い。僕が気になるのはもう少し違うところにある。
  いや、気になるのは西村氏同様に「『初心者向け』『中級者向け』『上級者向け』という区分すること」なのである。
  ただし、僕が気にしているのは、「初心者と中級者の境目」とか「中級者と上級者の違い」とかではない。そもそも、「シーカヤック・フィールドを、クラス分けすることが出来るかどうか?」という点である。

  これに関しては、このブログにも過去に興味深い議論が残されている。別ウィンドウが開くようにしたので、ちょっと長いのだが是非とも「ガイドのつぶやきその2 過保護について。」を読んでいただきたい。特にお読みいただきたいのは、Miyaさんの二度目のコメントに出てくるAddison's Scaleの話と、それに続く僕のコメント。さらに、「ガイドのつぶやきその4 互助について。」でも、その話をさらに補足した。

  川の場合、「水量何トンの時はグレード2、渇水期はグレード1+で、増水時は3-」というようにフィールドの難易度を数値化することが古くから行われ、各パドラーは自分の腕と照らし合わせることが出来ていた。
  しかし、Miyaさんから頂いた情報にある通り、フィールドの安全性、危険性というのは、もっと総合的に判断されるべきである。
  エイベルタズマン国立公園は、風の強いフィールドである。マルボロ・サウンドほどではないにしても、天候の変化も早く、余所者泣かせの気象条件を持っている。つまり、本来なら決して初心者がブラリと来て漕げるようなところではない。
  というか、ニュージーランド全体がそうなのだ。気象変化が早すぎるので、フィールドの難易度だけを取り上げて論ずるならば、この国は初心者にお薦めできるパドリング・フィールドではない(実際には上質なアウトフィッターがたくさんあるので、むしろ初心者に優しい国なのだが)。

■ さらに言えば、海というのは急激な天候変化によって、一瞬のうちにグレードが1から6に激変するのが当たり前なのである。台風などで鉄砲水が出たり、洪水になったり、ダムが放水したりなどの特殊条件は除けば、川でこういうことはほとんど起こらない。
  つまりそういう意味で、海には初心者向けのフィールドなどというものは、本来存在しないというのが正しい。あるのは、初心者向けのフィールドではなく、初心者向けの海況だけである。どんなに荒れやすいとされる海域でも海況に恵まれれば誰でも漕げるし、どんなに初心者向けとされるフィールドも、荒れれば上級者がころりと命を落とすフィールドに化ける。

  だから、川のように安易に「初心者向け」とか「上級者向け」という区分をすることには、僕は絶対に反対である。問題は、西村氏が書いていらっしゃる「書く側と読む側のギャップ」だけではないような気がする。

■ ただねぇ、このクラス分けってのは、「売れる編集」を考えると、どうしてもやってしまいたくなる「悪魔のささやき」なんだろうなぁ。
  良心的な本ならば、それでもなおシーカヤッキングの危険性に言及し、「ギャップ」を埋めようと努力するのだろうが、安易に「初心者向けフィールド」などと言ってしまう本には、それはあまり期待できないような気がする。

■ かといって、僕は「冒険」を否定する者ではない。アウトドアには常に「リスクを冒す」というバックグラウンドがついて回る。それを否定してしまっては、もはやアウトドアではない。
  よって、「初心者が一人で漕ぐんじゃねぇよ!」などと叫ぶつもりはない。覚悟の上の冒険ならば、初心者がいきなり日本一周を始めようとしても、それは応援してあげたいと思う。

  ただ、その冒険に挑もうとしている初心者が必死で集めている情報の中に、こうした「不親切で無責任な情報」が紛れ込んでいるということには、同じ業界側の人間として非常に腹が立つのである。

  ハード産業のみならず、ソフト産業の人間も、もう一度自分たち側の「自己責任」について熟考し、消費者側に「自己責任」を押し付けてしまっていないか反省すべきではないか?

■ う~ん、昨日までのツアーの疲労がまだタップリ残っているので、どうも筆先の切れがない。変な論旨、舌足らず、筆の滑りなどがあるかもしれないが、お許しを。粗相があった場合は、また後日のエントリーでフォローさせていただきまする。

■ 関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
  ◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
  ◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
  ◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
  ◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
  ◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
  ◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
  ◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)

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■ 「シーカヤック・ガイドなんかなるもんじゃないな」と思った賢い方は人気ランキングを、「エンチャンテッド・コースト、参加してみたいな」と思った正しい方はranking.gifを、「お疲れ様」と思った下さった優しい方は両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 6:25 PM
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Title: インタープリテーションについて。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西威風。(高)14度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット、セパレーションポイントより北は西2...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.01
コメント

最近シーカヤックを(ガイドツアー以外で)初めてわかったこと。
(リバーカヤッキングではやってなかったこと。)

1.ウェザーニュースで風速をチェック。
2.海図をにらんでパワーボートの水路の確認。
3.潮時表で干・満の時間のチェック
4.同じく海図でカレントの速度・場所の確認
5.などなどなど・・・。

地元パドラーやショップの情報無しには漕ぎ出せません。
そんなわけで、事前の状況判断と、状況の変化に対する深刻性はシーカヤックのほうがはるかに大きいように感じます。
(リバーは瞬間の判断力とこの瀬を行くかパスするかの身体の判断が最も重要ですが。)

Posted by: Miya : December 26, 2004 1:03 PM

身体の判断→進退の判断
失礼しました。

Posted by: Miya : December 26, 2004 1:05 PM

 わざわざエントリーを起こしていただき、ありがとうございます。Ryuさんに喜んでいただけたようで、わたしも嬉しいです。
 わたしは編集に関しては何もわかりません。ど素人です。ん?また新たな区分が・・。「初心者」ではなく「素人」。これは、わたしが編集という作業を勉強する気が無いからです。仮に合理的であったとしても、3つや4つのクラス分けに疑問を感じるのは、言葉の文化に因る部分があるかもしれませんね。
 さて、フィールドガイドを執筆するにあたり、わたしの担当は危機管理に相当する部分と認識しており、読みやすさ等に関する編集者の仕事に口出しする気はありません。ただ、「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。「初級者」を持ち出したのは、わたしの苦肉の策でもあります。Ryuさんのおっしゃるとおり、初心者向けのフィールドは日本中のどこを探して無いのでしょう。
 ガイダンス文は1000~1500字という指定がされています。天候、エスケープルート、その他注意事項等を大まかにまとめただけで1500字を突破。見所の情報をどこに書けば良いのか、頭を悩めております。おそらく、わたしの文章を読んで積丹の海を漕ぎたいと思う人は居ないでしょう。一番困るのは、途中で読むのを止められること。後になって「こんなところに書いてあったのね、わはは」で済めば良いのですが、命を落とされては笑い事にならない。危機管理上の問題が無く、なおかつ隅々まで読んでもらえるのなら、わたしはどんな編集でも受け入れます。わたしなりの「初心者」と「初級者」の区別、そしてわたしのガイダンス文でどんな問題が発生するのか。解決に近づくのか遠ざかったのか。原稿がもう少しまとまり、いくつかの不明点が明らかにならない限り見えてきません。
 コンピュータソフトウェアの世界では、仕様書が出来あがった段階で数人で顔を付き合わせてレビューをします。機能設計、詳細設計の段階でそれぞれレビューをして仕様書を修正、実際にプログラムを組んだ後はコーディングをレビューします。早い段階でバグを潰さなければ、後々まで響きます(実際に「初心者~」でかなり後戻りするはず)。フィールドガイド本もまたソフトウェアです。わたしの原稿が出来あがった段階で、Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば、より良いものができるでしょう。ただ、時間が足りない。本当に足りない。
 わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが、もう無理かも・・?中途半端で申し訳ありません。今日も思考錯誤が続きます。ひとまず失礼します。

Posted by: 西村 巌 : December 26, 2004 2:17 PM

>Miyaさん
そうそう、その辺はチェックしないと海は漕げないんですよ。
我々の場合は当たり前だと思ってるんで、逆につい見落とし気味になっちゃいます。
改めてこうして書いていただけて、僕も勉強になりましたm(..)m

川の場合は、天候じゃなくてやっぱり水量ですよね、確認するのは。
極端に言えばそれだけ(笑)


>西村さん
コメントありがとうございます。
> 一番困るのは、途中で読むのを止められること。

いや、まったくで。
僕の場合、長文を書くことが多く、しかも延々論じておいたことを、最後の最後に自らひっくり返して「大どんでん返し」をやったりもするので(特にこのブログ)、途中でやめられるのは困りますねぇ(^^;

依頼された原稿の場合、僕もなるべくその辺は気をつけて「頭括式」にするのですけど、西村さんと同じように危機管理情報を重視するあまり、他の情報にスペースを割けなくなって頭を抱えたことは、一度や二度ではありませんでした。

その点Gofieldレポートの場合は、裏技が使えたので楽でしたね。
本文の方には字数制限があるのですが、文末に付されるフィールド情報の部分には字数制限がなかったので、危機管理情報はあそこに詰め込むという手法をとっていました。
だから、中には本文の半分近い分量を文末の付記情報に詰め込んだモノもあります(笑)
ヤマケイでも、その辺に留意してくれれば良いのですけどねぇ。


> 「初心者~」の表現と区分は、危機管理の上で問題があると判断しました。

大有りですね。
西村さんご指摘のように、読み手が自分のレヴェルを客観的に判断できない(書き手の想定と齟齬する)というオソレも非常に大きいし、僕が本文中に書いたように、そもそも海には初心者だけでだいじょうぶなフィールドなどどこにも存在しないという事実も見逃せない。


> Ryuさんやごうさんにレビューをお願いできれば

僕は構いません、ご協力できます。
もしお時間に余裕があるなら、メールください。


> わたしのブログで、このテーマをあと2回は続けようと考えてましたが

これも、不可能でなければお願いします。
仮に今回の原稿を提出した後でもけっこうです。
アウトドア危機管理を考える上で、アウトドアソフト産業がそこにどうかかわっていくべきかを考える大事なテーマだと思います。
同じソフト産業なのに、アウトフィッターとパブリッシングの間に、危機管理意識で大きな溝があったんじゃお話になりません。

Posted by: Ryu : December 26, 2004 5:24 PM

December 9, 2004

封印した「ピュアな精神」。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  朝にわか雨、のち晴れ。強い南西風。最高気温19度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
  南西25ノット、セパレーションポイントより北では夕方に北西10ノットに変わる。南部の海域は荒いが、次第に落ち着く。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 01:39 AM 1.1 m  High 08:06 AM 3.6 m
  Low 02:07 PM 1.1 m  High 08:22 PM 3.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 予報通りの一日。午後の南西はすさまじく、ほとんどのカヤッカーがアップルトゥリー・ベイからウォークアウトしていたが、オーナーがケチでウォークアウトを許さない某社は、ガイドが必死にトウイングしてマラハウに向かっていた。ウォーキングトラックから眺めていた我々は、完全に高みの見物モードで、あーだこーだと面白半分に騒いでいた。

  で、何をしていたかというと、トランピングガイド歴25年の「国立公園の伝説」と言われるガイドによる、インタープリテーション訓練。11月25日に予定されていてドタキャンされたのが、ようやく本日開催されたというわけ。四人のガイドが、老ガイドに連れられてアンカレッジ - マラハウ間を歩いた。

  まず、アンカレッジへのアクセスが、普段使っている小さな高速ウォータータクシーじゃなく、でかいクルーズボートだったのだが、7年ここで働いてて初めて乗った。時間はかかるけど、楽チン快適、しかも普段よりもはるかに視点が高いし、もっと沖を走っているので、見慣れているはずの場所が「あれ? 今どこだ?」になって、これまた新鮮。わずかな視点の差が、これだけ劇的な変化をもたらすものなのねぇ。

  で、アンカレッジからは歩きなれたルートなんだけど、老ガイドの手にかかると、今まで気にも留めていなかった植物、あることさえ気づいていなかった植物があるわあるわ。
  植物だけじゃない。トレッキングガイドの場合、目に入るものすべてがガイディングの対象になるので、はるかカイコウラや240kmのかなたにある北島のタラナキ山までがトークの対象になるし、テクトニックプレートの話をしていたかと思うと、宇宙から進入するヴァクテリアの話になったり、広がりはとどまることをしらない。脱線大魔王の僕も、さすがにシャッポを脱がざるをえなかった。

  いやぁ、やっぱり名ガイドってのは、大金を積んででも雇うべきだわ。改めて痛感した。スゴイ。
  僕も職場環境の悪化をぼやいてばかりいないで、もうちょっとガイディング技術磨こう。
  たぶん、今期の正規の訓練は、これで終わったはず。古い時代には、一週間缶詰で毎日こういうトレーニングを一気に受けてたんだけど、こういう風に日程をばらして週に一日ずつとかっていうは、楽で良いな。
  ただ、カスタマーケアの訓練を、仕事後に夜3時間だけっていうのはイカンぞ。二日くらいかけてジックリやらんと。 interpretation training

■ 風は強かったけど、昼前から晴れ渡って歩く分にはすごく気持ちの良い一日だったわけなんだけど、アホなことに車の中にカメラを忘れていったんだわさ、これが。なんか、今期のトレーニングのときって、ことごとく写真を撮りそこなったなぁ。

たまにはカヤックに乗ってる写真でも載せとくか。

  唐突に何でこんな写真が出てきたかって?
  いや、別に深い意味はないんだけど、写真がないのも寂しいから、珍しく僕がカヤックに乗ってる写真でもと思って(笑)

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■ スズメレスキュー日記。
  我が家のChobbyとChibbyには変化なし。ただし、もうかごに入れて家の中では寝かしていない。外のケージの中に放置。

  ところで、ついさっき大家が転がり込んできた。ブラックバードのヒナを保護したのだけど、どうやって餌をやればいいのか?という。またココがやりやがった。
  今、外で家人、愛娘、大家の奥さんと下の娘の四人が大騒ぎ。僕もこれからちょっと応援だ。

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■ 『Outdoor Basic Technic』のコラムのページの2004年11月19日分に、『ピュアな精神』と題された一文がある(G'sコラム11月26日エントリー経由)。

  残念なことだが、僕もピュアな精神を失ってしまっている自覚がある。

  ただ、uchida氏と決定的に違う点がある。僕の場合は、それを「いつ」そして「なぜ」失くしたのか、ハッキリ自覚しているのだ。

  いつ? なぜ?

  もちろん、この仕事を始めるときに、業務の邪魔になるから封印したのだ。

■ なぁ~んてこと書くと、アマチュア時代の僕がuchida氏の文章に登場するようなエクストリーマーだったように聞こえるけど、そんなことは断じてない。
  え? 誰もそんな風に思ってない?
  そう簡単に否定されると、ちとさびしいので、ちょびっとは勘違いしてくださっててもけっこうですけど。

  ま、実際のところ、アマチュア時代の僕は、年に数度野宿に出かけるだけの、いたって軟弱でお気楽なアウトドアズマンだった。いや、むしろアームチェア・アウトドアズマンに近かったかも知れない。

  でも、自然に対する気持ちっていうのは、今とは比較にならないほどピュアだったのは間違いない。
  思うに、自然に対するピュアさっていうのは、アウトドアの技術の巧拙や、自然に出る頻度だけでは計れないような気がする。
  むしろ「どれだけひたむきに自然に没入できるか?」、つまり自分の全神経のうち、どれだけを自然に振り向けることが出来るかという、「アンテナの性能・指向性・持続性」の問題だと思う。
  だから、年数回のキャンパーだって、この上なくピュアな気持ちを持っていても不思議ではないし、むしろ逆に年数回だからこそ、全身全霊で自然を味わいつくそうという風にもなるかもしれない。

■ ともかく、僕は6年前に自然に対するスタンスを180度意識的に変えた。変えざるを得なかった。

  お客様と一緒にフィールドに出る場合、自然というのは楽しむ対象である以前に、まず「大事なお客様に向かって牙をむく敵」だと認識をせざるをえない。
  つまり自然の中に身を置いたとき、まず最初の最初にやらねばならぬ作業は、お客様にふりかかる可能性のある「潜在的な危険」を一刻も早く見つけ出すことだ。要は自然を楽しむのとはまったく反対に、自然を徹底的にあら探しをするわけである。

  この作業で危険がないと判断できたら、アマチュアの場合は安心して自然に向き合って心行くまで堪能することになる。
  ところがプロの場合はそうじゃない。今度はアンテナをお客様の方に振り向け、彼らの一挙一動を注意して見守ることになる。ここからがサーヴィス業のサーヴィス業たる部分になるわけだ。

■ つまりこの2つのステップを具体的に書くと、例えばこういう事になる。

  朝、エイベルタズマン国立公園の、この世のパラダイスのようなビーチに到着する。これからカヤックを漕ぎ出すわけだが、美しいビーチに感嘆の声を上げるお客様を尻目に、僕はまず海況をチェックする。海面レヴェルでの風向、風速、波の高さ、白波の割合、島の裏はどうか? 岬の向こう側の状況は?
  次に雲を見て、上空の風をチェックし、30分後、1時間後の天候を予測する。さらに、タズマン湾の向こう岸、100kmかなたのマルボロサウンドの様子を見て、これも観天望気の一材料とする。真上の雲の動きだけでは読みきれない気象変化も、100km先の雲の状況、大気の状態で読めることもあるのだ。
  さらに、他の海上交通などをチェックする。

  ここまでが済んだら、また目をお客様に戻し、彼らの状態をチェックし、問題がなければ出艇方法の説明に移る。出艇したらしたで、また説明することがあるし、しばらくは全員に常に目を配り続け、漕ぎ方、健康状態、精神状態などを観察し続け、あるいは必要ならばさらなる手助けをしなくてはならない。出艇後の数分間が、お客様を観察して彼ら一人一人の「クセ」を把握するのにもっとも大切なタイミングなので、非常に忙しく目配りをしなくてはならない。
  もちろん、こういう事をしつつも、頻繁に自然に「ガンを飛ばして」大事な我がお客様に悪さをする気配がないかどうかは、チェックし続ける。

  つまり、お客様のように、風景を楽しんだりはまったくしない。する暇がない。

■ 上記の2つのステップをクリアし、自然の中に潜在的な危険が発見できない、お客様も全員何の問題も抱えず楽しく遊んでて、特にこちらが喋ったり何かを見せたりする必要もない、そんな状況が確認できたときだけ、ほんの一瞬自分も自然を楽しむことが許される。

  例えば、もう皆しっかり漕げるようになった午後、20分くらい一所懸命漕いで岬の風裏に到着し、皆水を飲んでホッと一息、写真撮影も一段落したし、ガイドトークもとりあえず終わった。観天望気の結果、今後も特に問題なし。お客様は、皆ニコニコと水の上に漂う感触を楽しんでいて、まだ漕ぎ始めたそうな気配はない。そういう一瞬がある。ここで初めて、「おぉ、今日もなかなか美しいではないか!」と風景を堪能することが出来る。

  でもそれだって何分間も意識をお客様からそらし続けているわけにはいかない。せいぜい数十秒のものだ。そんなペースだと、一日中世界一美しい国立公園の中で過ごしても、まともにその美しさを堪能している時間は、ほんの数分間程度だったりすることも珍しくない。
  つまり、ずっとPCに向かって仕事してて、ときどき一瞬伸びをして一息つく、あるいはときどきコーヒーカップに手を伸ばす、それくらいの感じでしか「自然を堪能する」機会がないのが、僕らの仕事なのである。

  オマケに始終美しい自然を見続けるわけだから、慣れのせいで感性も鈍っていくという側面もある。

■ ってなわけで、ことさら意識して封印せずとも、プロである以上、ピュアな精神を維持するのは非常に難しい。業務内容と矛盾する面が多々あるのである。

  じゃぁ何を楽しみに仕事してるのかときかれれば、「お客様の笑顔」と答える。

■ ところで、これには大きな問題点がある。このピュアな精神というヤツがアウトドアの楽しみのエッセンスの一つであることは間違いなく、我々はそれをお客様に提供するべく努力する義務がある、という点だ。

  ここで一つ誤解のないように申しあげておくが、この「ピュアな精神」なるものは、他人が「はい、どうぞ」と提供できるようなシロモノではない。これはあくまでも個人個人に備わった心の動きであり、名ガイドといえども「与える」ことは不可能である。
  なぜかといえば、上記のように「ピュアな精神」というのは、自然に向ける超高性能アンテナのことだからだ。アンテナの性能や指向性は、人によって違うし、それは僕らにどうこう出来る問題ではない。神の領域だ。

  だから正確に言えば、僕らに出来るのは、ピュアな精神の邪魔をしない、あるいは最大限発揮できるようなお膳立てをして差し上げることだけである。
  そういう作業を、ここでは便宜的に「提供」という風に表現している。決して「ピュアな精神を顧客の心に植えつける」だの「大自然の息吹に触れさせ、ガイアの意識と同調させる」だの、そういう思い上がったことを考えているわけではないことは念のため付け加えておく。なんせ、そういう思い上がりは、似非プロの典型的な仕事ぶりだから(エコツーリズム系のガイドに特に多いんだよなぁ、こういう勘違い)。

  ともかく、自分が封印しているものを提供するというのは、かなり難易度の高い作業である。つまり、これがこの職業についてまわる大いなる矛盾であり、ガイディング上でも非常に困難なハードルであると思っている。

  だから僕自身も、そのピュアな精神なるもの自体は、常に意識している。ただ、自分の中にあるものではなく、思い起こしたり、他人のそれを眺めたりしながら、それをいかに顧客に提供できるか考え続けるというのが、僕なりのプロのスタンスである。

  よって最近の僕は、アウトドアの達人やプロ、エクストリーマーなどが書いたものにはあまり興味を持っていない。ピュアな精神が伝わってくるものは、残念ながらあまり多くないからだ。
  むしろ、アウトドア初心者の「自然に対するピュアな感動」を探して読むようにしている。彼らのアウトドアに対する切ない思いを読むのは、僕にとっては大切な作業であるし、何に感動したか、どういうシチュエーションで感動したかというのは、非常に大きなヒントになる。

■ ってなこと書くと、いかにも純粋な魂を商売道具にしているような感じで、何だか不潔ねぇ、やだわぁ、まったくぅ。これだから大人ってヤなのよねぇ。

  いや、僕自身だってね、せっかく世界一美しいフィールドに出ていても、つまらんことばかりグルグルと考えているという自覚はある。でも、そういう商売についてしまったのだから仕方ない。なんせ、僕にとっては、何も考えずに自然体で良い仕事をすることは不可能だからだ。しっかり考え、しっかり訓練を積み、なおかつ毎日の仕事の場でも気を抜かずに顧客に接していないと、すぐに仕事が荒れてしまう。ピュアな精神なんていってる暇はない。

■ ところがねぇ、中にはごくまれに、長いガイド歴を誇り、超一級のガイディング技術を持つ立派なプロフェッショナルながらも、ピュアな精神を失わずに毎日みずみずしい心でフィールドに出ている人間もいることはいる。
  これは天性のものに他ならないなぁと、うらやましく眺める。特別アウトドアが好きな上に、要らぬことを考え込まなくても自然体で良い仕事が出来てしまう、稀有な才能を持った人間のみにゆるされるのだろう。うらやましい話だ(とはいえ、彼らも彼らなりに、お客様を連れているときはお客様に集中し、自分の楽しみを犠牲にしているのは間違いないのだが)。

  あと、ここまで恵まれた才能を持っていなくても、気持ちの切り替えが上手なガイドはたくさんいる。仕事仕事でピュアな精神が摩滅してきたら、数日の休みをとって存分にアウトドアで遊び狂い、しっかりリフレッシュするのだ。
  これは体力に相当余裕がないと厳しい方法で、こういうときにもともと虚弱児だった我が体力のなさが恨めしくなる。僕の場合、仕事は同僚たちと同じようになんとかこなしているが、こういう「余力」の部分で同僚たちとハッキリと大きな差が出てしまうのだ。プライヴェートでアウトドアにガンガン出る余裕のあるヤツと、家で眠りこけるしかな僕。そりゃピュアな精神も眠りにつくよなぁ。

■ 今は封印してしまっている僕自身のピュアな精神が、腐らずにまだ心のそこで光っているのか、それとも光を失ってただの石コロになってしまっているのかは、よく分からない。引退後に明らかになるのだろうか?
  もし石コロになっていたら? まぁ、それはそれで仕方ない。アウトドアに関しては、所詮その程度の感性と情熱しかなかった人間という事だ。

  というわけで、引退するまでは、お客様が小難しいことを考えずに、頭真っ白になって存分に遊べるように、全力でお手伝いする所存。それまで、自分自身のピュアな精神なるものには、心の片隅で静かにしていてもらう。それを覚悟の上でこの仕事についたのだから、泣き言はいうまい。
  ただ、埃をかぶりつつもまだ光を失っていないことを祈るばかりだ(でも、せめて年に二、三回は埃をはらってやらんといかんなぁ)。

  ちなみに今日のインタープリテーション訓練は、良い煤払いになった。自分の中にある「ピュアな精神」が、もぞもぞとうごめくのを久しぶりに感じることが出来た。こいつを腐らせないように、上手くやっていかねば。

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投稿者 Ryu : 5:01 PM
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December 7, 2004

カヤックとコンタクトレンズ。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。午後シーブリーズ。最高気温22度、最低気温10度。

[海洋気象] (エイベル)
  セパレーションポイントより北:西25ノット。海況は荒い。
  その他のエリア:南西10ノット、午後に来た15ノットに変わる。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 06:01 AM 3.3 m  Low 12:02 PM 1.5 m
  High 06:35 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 朝ネットがどうしても繋がらなかったので、またもや定時の00:00の天気図がゲットできなかった。よって、本日06:00の天気図。

  予報通り真夏のような快晴だったんだけど、残念ながらシーブリーズは吹かずじまい。
  ツアーの最後に歩いてアンカレッジからウォータリング・コーヴに向かう途中、峠の天辺から北を眺めると、なるほどアワロアヘッドより北では西北西が吹き荒れているようで、水平線近くは白波で真っ白だった。アワロアはすごいことになってたんだろうな。ウォータータクシードライヴァーの皆さん、ご苦労さん。 seal 6

■ ちなみに定休の火曜日に出勤してたのは、リクエストが入ってたから。一番緊張する「短い休暇を利用して、エイベル・タズマン国立公園のカヤッキングだけを狙い撃ちで海外旅行」というパターンのお客様で、今日と明日の二日間のご指名を頂いた。今日は絶好の天候にも助けられて良いツアーが出来たが、明日台無しにしないように気をつけないと。
  なんせ、アホなウィルソンズがバックについてるので、僕がミスしなくても誰かがとんでもないことをやらかしてくれる可能性もあって、ヒヤヒヤしっぱなし。

■ ちなみに、今日もとんでもないミスをやりまくってたらしいぞ>ウィルソンズ
  普通なら、ワンシーズンに一回あるかどうかのミスで、しかもどれをとっても「信じがたい、致命的なミス」が、一日に三つ。
  どこをどうやったら、こんなアホなミスをこれだけ量産できるんだよ?? もーやだ。

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■ 昨日書いたウィルソンズの社長との会談の話、結局午後一の電話でやっとつかまり、夕方会うことが出来た。一日をパーにされたのは痛かったし、会談の途中でものらりくらりと逃げをかまされそうになったが、こっちも今回ばかりは逃がすつもりはなかったので、一時間ミッチリと話し合い、こっちの出した条件を完全にのませた。

  ホント、これだけストレスフルな仕事させられ、しかも現場ではお客様にそれを感じさせないように今までよりもハードな気のつかい方させられてるんだから、これくらいの扱いはしてもらって当然だ、フン!

  って、何の話か分からんでしょうが、要は賃上げ交渉でおま(笑)

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■ 前にも書いたことがあるかもしれないが、僕の目はほとんど飾りに近い。こんなにパッチリしたオメメなのに、役立たずめ!
  小学校のときは、入学から卒業までずっと両目視力2.0だったので、中学校に入ったとたんに視力が落ち始めたときは、非常にショックだった。さらに大学生の頃だったか、乱視が出始めたときは、もう一度ショック。
  ま、今やそれも遠い昔の話だ。

  カヌーやカヤックをやる人間の場合、目が悪いとえらく難儀する。Solid Days「コンタクトレンズ使用記 ホワイトウォーター カヤック編(北山川2日目)」にも、この苦労がにじみ出ている。

  そもそも、目が悪い人がカヌーやカヤックに興味を持った場合、
  「でも私ってメガネ(コンタクト)だから、ムリだろうな……」
などと考えて諦めてしまう人もいらっしゃるようだ。

  何で諦めてしまう人の心理を知ってるのか?って。
  それはね、僕は長いこと会社の日本語版サイトを運営してメールでのブッキングも受付していて、ときどき「目が悪いから無理ですよね?」というお問い合わせを頂くから。目が悪くて無理なんだったら、サイトにそう明記するってば(^^;

  ガイド付きでタンデム艇を使ったシーカヤック・キャンプツアーをやるくらいならメガネでもコンタクトでも全然問題ない。
  だけど、これが本格的にのめり込んでホワイトウォーターだのサーフだの、ちょっと荒っぽいフィールドでも漕いでみようかなんてことになると、急にメガネやコンタクトが気になるのも事実。
  あるいは初心者がガイドツアーに参加する場合も、ラフティングとかになると、とたんにコンタクトやメガネに対する危険度がアップする。

  難儀な話だねぇ、まったく。

■ で、裸眼がほとんど使い物にならないほど視力が悪い僕の場合はどうかというと、アレルギー性の慢性結膜炎があったせいで、コンタクトがずっと苦手だった。浪人時代と大学生時の二度ソフトコンタクトを作ったが、だいたい一年後くらいに目がコンタクトを受け付けなくなり、そのたびに高価なレンズはお蔵入りした。貧乏学生にとっては、これは痛い。ホントはメガネが嫌いなので、コンタクトには未練タラタラだったんだけどねぇ。

  ところが、ニュージーランドに来て何の因果かシーカヤック・ツアー会社なんぞに潜り込んでしまった。しかもニュージーランドの紫外線は激烈なので、そもそもサングラスなしで毎日海に出続けると、一週間とたたずに目をやられる。水中の様子をうかがうためにも、偏光レンズのサングラスはどうしても必要。
  ってなわけで、三度目の正直でまたコンタクトを作ることにした。カヤックの場合、失くす危険が大きいので2週間使い捨てを選んだ(でも1ヶ月使ってる)。

  それからもうすぐ丸6年になるのだけど、なぜか目にトラブルは起きず、ずっと快適に使い続けている。使い捨てが良かったのか、ものすごく丁寧に検査してくれるこちらのメガネ屋のフィッティングのおかげなのか、それともレンズ自体が進化して目に優しくなっている(あるいは僕の目に合うようなチョイスが出てきた)ためなのか、理由は不明だが、ともかく機嫌よくコンタクト生活を送れているのでありがたい。
  実はこの6年間にメガネ屋を一度変え、2軒目のメガネ屋はオーナーが代わったりしたので、都合今の担当検眼士は3人目という事になり、レンズのブランド自体も一度換えているのだが、どのレンズでも一切トラブルはない。

■ で、本題のカヤックの話に戻るんだけど、僕の場合は普通に沈して普通にロールするくらいなら、びくともしない。僕はロールのときは薄目を開けているのだけど(正確に言えば、本人は目をつぶっているつもりなのだが、思い起こしてみると水中の様子が脳裏にチビッと残っているので、どうやら開けているらしいと分かる、という次第)、それでもずれることもない。
  これは静水だけじゃなくて、川でホワイトウォーターに巻かれたときも、海でサーフ(ただし尋常なサイズの場合)に巻かれたときも同じ。

  じゃぁまったく失くしたことがないのかというと、もちろんそんなことはない。過去に数度カヤッキング中にレンズをなくしたことがある。

  一度は、「尋常ではないサイズ」のサーフに巻かれたときのこと。3m近い波に巻かれると、シーカヤックごと上下左右天地前後何も分からなくなるほどグチャグチャの洗濯機状態になる。こうなるとちょっとでも目を開けるとコンタクトなんてひとたまりもない。
  僕はうっかり薄目を開けちゃったらしいんだな。というより、あの状態で「目を開けないように」なんて考える余裕はなかった。
  幸運にも片目には残っていたので、完全な盲目状態になるのは避けられたのだが、実はカヤックのデッキに積んでいたフレア、ポンプ、ウォーターボトル、スペアパドルなどの装備も一つ残らずキレイにもぎ取られ、太いバックル2本で固定してあったリアハッチカヴァーまで、念のため艇と繋いでおいた紐ごと引き千切られて持っていかれていた。つまり、コンタクトどころか命を落としかけていたわけで、むしろコンタクトが一個残ったことに感謝したほど。
  これが、沈で失くした唯一のケース。

■ それ以外のケースはすべて同じパターンで、「プロガイド・ワークショップ(PGW)」などで、特殊なセルフレスキューをデモンストレーションしているときだ。
  どういうデモかというと、パドルが数m先に流れてしまったときにカヤックに乗ったまま身体を水面に投げ出し、下半身でカヤックを引きずりながらパドルのところまで泳いでいくという技術。
  このときは、絶対に水中では目を開けちゃいけない。開けたら、まず百発百中レンズを持っていかれる(息継ぎのときに開けたければ、どうぞご自由に)。
  ところがねぇ、分かっていても、なかなかパドルに手が届かないと、つい目を開けてしまうんだ。シーカヤックを下半身に「穿いたまま」引きずって泳ぐわけだから、ほんの数mでもすごく時間がかかるしメチャクチャ大変なので、ついつい「あとどれくらいだろう」と思ってしまうんだよねぇ。で、あえなく失くす、と。
  だからこの技術は封印して、今後は二度とデモしないことにしている。悪しからず。

■ ちなみに当然だが、ハードコンタクトはちょっとしたことですぐ流れてしまうと思うので、絶対に止めた方が良いと思う。使うならば、使い捨てのソフトしかない。

■ ところで一方のメガネなんだけど、たまにメガネをかけたままホワイトウォーターやサーフをやる人もいる。写真が小さくてわかりにくいけど、10月20日のエントリーの写真の彼も、メガネのまま乗っている。ゴーグルなどは使わず、メガネだけをバンドで固定して、そのままバンバンホールプレイをやっていた。
  彼はシーカヤックガイドやるときは、コンタクトにサングラスというスタイルなんだけど、なぜ川に行くときに限ってメガネなんだろう? 謎だ。

  僕もメガネをバンドで固定してロールの練習をしたことがないわけじゃないのだが、とてもじゃないが二度とやろうとは思わなかった。僕にとっては断然コンタクトの方が信頼感があって楽チン。

■ 上記のSolid Daysにも書かれている通り、コンタクトも人によって千差万別のようだし、メガネの場合もやっぱり千差万別らしい。こればっかりは、やっぱり本人が実験を重ねるしかないのだが、失くすと財布にダメージがあるし、そもそもキャンプツアーになると、コンタクトは本当にうざったい。
  結局のところ、「目の良い人は、うらやましいなぁ」という所に話は落ち着いてしまうのである。

  次回生まれ変わったら、目と歯だけは大事にするぞ。

  と書いて結びにしようと思ったんだけど、「ありゃ? このセリフ、どっかで見たことがあるような気がする」と思って探してみると、7月6日に書いてた(^^;
  やっぱり物忘れ激しすぎ。やっぱり来世まで覚えていられるはずがないなぁ。ヤレヤレ。

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■ 目が悪い方は人気ランキングを、「これといって自慢はないんですが、目だけは良いんですよ、ワハハハ、うらやましいですか?」という憎たらしい人はranking.gifをクリックしておいて下さいな。

投稿者 Ryu : 7:48 PM
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コメント

祝!賃上げ~~~
なにより、なにより!でした。

追記
「コンタクトレンズ使用記 ホワイトウォーターカヤック編(北山川2日目)」のタグ打ちが変ですよ~

Posted by: ヤースのへんしん : December 7, 2004 8:16 PM

あ、ありがとございます。

タグ打ちのご指摘も恐れ入りますm(..)m
さっそく直しました。
いや、ヤバイヤバイ(^^;

Posted by: Ryu : December 7, 2004 8:18 PM

目と歯は、本当にとっても大切、って痛感しています。 今のところ「視力良好」「虫歯なし」が「宇宙飛行士の条件」と聞いたことがあります。 宇宙旅行世代のお嬢さんには、十分気をつけてあげてくださいませね。

ああ、しかし「ロールの時は薄目」か・・・先日プロの人にもそう教わりました。 ブレードをじっと見つめているようでは、ロール自在への道はまだまだ遠い・・・(涙)

Posted by: tomboy7 : December 8, 2004 12:28 AM

ぼくも使い捨てレンズを使ってます。
(でも1dayなのに平気で1週間使ってる)

もともと視力は良いほうではなかったのですが
レースの怪我で両目を手術してからは極端に悪くなりました。

ほんと目がいい人は羨ましい。
絶対、生涯で目に掛かるお金はかなりな金額になってしまうと思います。

Posted by: YUZO : December 8, 2004 4:06 AM

あのエントリーを書いた後、沈しないだろうと思ってゴーグルをしていなかった時に沈してしまったことがあります。いつも通り目を開けてロールをしましたが、なかなか外れないものですねえ。元々、コンタクト装着に苦労するぐらい目が細いので問題ないのかも(^_^;

でも水が濁っていたので、そのままコンタクトをつけていると目に良くないような気がして気持ちが悪かったです。

沈するときより、水しぶきがかかった時の方が外れやすいのかも知れませんね。

あのエントリーで書いていたゴーグルは今頃木津川の底に沈んでいるはずです…

Posted by: さのし : December 8, 2004 6:08 AM

tomboy7さん、ここに書きこんでいただくのは初めてですね。
ようこそです。

宇宙飛行士、未だにその条件は変わってないなんて、ちょっと驚きですねぇ。
僕は両方失格……。


>YUZOさん
ホント、お金のこと考えるとウンザリしますよねぇ。
あえて計算したくないくらい使うんだろうなぁ、一生だと。
悔しいですねぇ。


>さのしさん
けっこう外れないもんですよね、ホント。
やっぱり、ロールよりも、しぶきとか、落水(着水)の瞬間に目を開けてるとかの方がヤバイみたいです。

しかしゴーグル、残念でしたね。
でも、そうやってモノを水の神様に奉納するのは、カヤッカーのオツトメかもしれません。
僕も、コンタクトレンズのみならず、SEIKOのライヴァーズウォッチまで奉納しました。
おかげで今でも命があるのかもしれないと思って、自分を慰めています(^^;

Posted by: Ryu : December 8, 2004 8:32 PM

October 20, 2004

PGW補習コース、最終日。

■ 予報
[地上気象]
  晴れ。南西風。最高気温18度、最低気温9度。

[海洋気象]
  南西、午前中に20ノットに上がり、昼頃10ノットに落ち、夕方セパレーションポイントより北では夕方西20ノットに変わる。海況は一時やや荒くなる。早朝のにわか雨の中、視界良好。

[潮汐表]
  02:29am 3.6m
  08:37am 1m
  14:51pm 3.7m
  21:03pm 1.2m

■ 夜中ににわか雨、早朝にはすでに快晴。こりゃ南西じゃなくて強烈なシーブリーズの日だろうなと思ったら、案の定。

  -------------------------------

■ 『プロガイド・ワークショップ(PGW)』の三日間補習コース最終日。

  上記の通り、シーブリーズが見え見えだったので、海でのサーフィンはあきらめ、11日のエントリーに書いたブルーガムにシーカヤックを持ち込んだ。

  もちろん、仕事である。遊んだりしていない。

ブルーガム

  いや、遊んでないってば。これは、僕じゃないの(笑)

  で、Aくんは恐怖に引きつりながらフェリーグライドやホールプレイに挑戦。流れの中でのロールは失敗、沈脱。ワハハ、3年前のカミゾノと同じじゃ。
  しかしながら、瀬に突っ込む勢いのよさといい、流れの中の姿勢、パドリングの安定感と良い、キャリアからは想像できないレヴェル。
  上の写真の彼もガイド、もう一人別のガイドも見に来たんだけど、連中も「とても初心者とは思えない」と感動。

■ 午後はまたカイテリテリに行って、ロールを徹底ブラッシュアップ。オンサイドはほぼ完璧になったものの、オフサイドはけっきょく時間切れ。

  でも、根性あるし、覚えも早いし、大したもんだ。
  正直、ここまでとは思ってなかった。

  ガイドの卵って、カヤックの技術以外に覚えなきゃいけないことが山ほどあるわけで、海上での練習時間を短く出来るならそれに越したことはない。
  だから、彼のカヤック技術の飲み込みの速さは、大きな武器、ギフトだよな。

■ 夜は、ワーホリ中のシーカヤッカーも交えて宴会。って、実はもう飲み始めてる彼らを横目に、僕はお預けでこれを書いてるんだけど(^^;
  このワーホリ・カヤッカーくんってのが偶然にも、実はカミゾノと一緒に三年前に漕いでたヤツで、なんともAくんとカミゾノの共通点には空恐ろしいものを感じる。

  彼は、ネルソンでカヤックを買い、海路でNZを旅しているのだ!

  って、ちくしょ、初対面の二人、なんだかカヤック話で盛り上がってるじゃん。もう書くのやめた。飲むぞ!

  Aくんが、カミゾノにあやかって三年後には立派なプロガイドになっていることを、心から祈るとしよう。

  若き前途有望なガイドの卵に、乾杯!

  -------------------------------

■ [North Carolina Waterfalls]
  ノースキャロライナの、清涼感ただよう滝の写真集。

  -------------------------------

■ 今日のエントリーに感動した方、人気ランキングを一押しして下さい。


投稿者 Ryu : 5:01 PM
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October 11, 2004

超久しぶりに、カヤックで遊んだのだ。

■ 予報
[地上気象] - 晴れ。シーブリーズ。最高気温18度、最低気温5度。
[海洋気象] - 変風10ノット、夕方に西15ノット(セパレーションポイントより北で25ノット)に。北部海域は次第にあらくなる。
 08:35am 3.4m
 14:49pm 1.1m
 21:08pm 3.7m

■ 朝からピーカン。昼過ぎから風が出たが、雲ひとつないのでシーブリーズなのかそうじゃないのか、陸上では今ひとつ判断がつかなかったけど、家にいても10ノット以上の風を感じるので、海ではかなりの風になってるはず。

  -------------------------------

■ 昨日は大家の電話番で、ネット接続できず。
  ↓昨日のログ。

  -------------------------------

■ 昨日の予報
[地上気象] - にわか雨、後晴れ。南西風。最高気温16度、最低気温9度。
[海洋気象] - 南西、午前中に15ノットにあがる。海況はおだやか。
 07:41am 3.1m
 14:02pm 1.4m
 20:29pm 3.4m

■ 朝のうち曇ってたが、昼頃からは久しぶりに気持ちの良い晴れとなった。雲は多少残っていたが、春の香りの乗った春の爽やかな風が部屋に吹き込んできて、昼寝は極上。

  -------------------------------

■ 今月7日から9日まで連載していた『ガイドのつぶやき』、いつものようにスルーされてしまうかと思っていたら、予想をはるかに上回るご反響をいただき、感謝感激。

  実は「その6」まで用意済みで、まだ終わるわけじゃないんだけど、今日はお休み。また明日から再開する予定。

  -------------------------------

■ 今月5日のエントリーで、家人が醗酵食の世界にさらに深入りし始めたことを書いたが、あの後納豆にも成功したり、キムチの素を作ったり、甘酒やドブロクの仕込みをやったりと、玄米パンを蒸かしたりと、味噌に挑戦したりと忙しいことこの上ない。
  いや、要はたまたま大量の大豆が手に入らなかったもんだから、味噌を作るわけにいかず、出来てしまった麹が消費できないもんだから、色んなものを片っ端から作ってがんばって消費しているということらしい。
  一昨日仕込んだ味噌で、ようやく麹を使い切ることが出来て一段落だとか。

  まぁ、納豆は麹とは関係ないから、単なる「エスカレート」だけど、でも今回は成功させたのは、麹室のノウハウのおかげなのは間違いないから、やっぱり関係ないこともない。
  ただし、大豆で作った方の納豆は若干古かったせいなのか上手く糸をひかず、黒豆の方だけが大成功。もちろん、混ぜて白黒ツートンカラーの納豆として頂いた。大変けっこうな同じ。
  愛娘も「ねばねばちょーだい」と抱えこんで食べていたが、食後髪の毛が納豆くさくなってたのには閉口。

  玄米パンは、アンなし、アン入りの二種類出来たが(もちろんアンだって手作り)、たっぷりあって数日間楽しめた。

  -------------------------------

■ 超久しぶりに川に行ってきた。2月23日に譲り受けた艇が、8ヶ月ちかくたってようやく陽の目を見た(笑)
  この艇に乗ったのは、確か二月中旬の試乗時だけ。だから今日で二回目だ(^^;
 
 
ブルーガム
 
  我が家から車でわずか5分のところにあるお手軽プレイスポット、ブルーガム。こんなに近いのにねぇ。もっとチャンと真面目に漕げよ>僕

  ただこのスポット、普段は水量が少なくてザラ瀬、大雨の後は逆に水量が多すぎてホールが潰れるし流れが速すぎて漕ぎあがることも出来なくなるので、気持ちよく遊べる日はそんなに多くないのが難点。ま、5分で贅沢言っちゃイカンのだけど。

  家族と一緒にブラリと出かけ、一人で漕ぐつもりだったら、ちょうど元後輩ガイドが現れ、
  「あ、良い感じじゃん。漕ぐの? じゃ私も艇取ってくるから待ってて」
 
  で、ここに写ってるのは、僕じゃなくて彼女なんだよね(^^;
  僕の艇は青いから、写真映りが良くないんだわ、ハハハ。

  いやはや、ひっさしぶりの川は、勝手が違ってボロボロ。フェザー角90度のパドルにも難渋。流れも思ったより強く、お目当てのホールには全然たどり着けないし……。
  前回、二月に乗ったときはピロエットが決まったりしてたんだけどねぇ、今日は全然ダメ。

  挙句の果てに、超久しぶりに泳いでしまって、尾てい骨を岩で打つわ、右足小指の皮をべろリと剥がすわ、散々だ。情けなし……(泣)

  オフサイドのロールもすっかりダメになってたので、途中からホールはあきらめて(根性なしの爺ィ)、オフサイドのロールやらブレイスやらの練習に切り替えた。
  ロールは勘が戻ったので、まぁ良しとしよう。

  しっかし、もうちょっと頻繁に川に行かないと、こりゃマヂでイカンなと大反省。サーフィンにも行かんとなぁ。
  パドルも絶対買い替えよう。今のじゃ重すぎ、長すぎ、フェザー角大きすぎ。

  -------------------------------

■ コンテストを二つ紹介。ご応募してみてはいかが?

『「日本の朝日」フォトコンテスト』
  文字通り、朝日の写真コンテスト。「全国の」と書いてあるから、僕は応募できないのかな?

『環境goo大賞 2004』
  こちらは環境コンシャスなウェブサイトのコンテスト。

  皆さん、ふるってご応募を!

  -------------------------------

■ 今日のエントリーを読んで、賞金ハンターの血が騒いだ方、ご応募の前にまず人気ランキングをバシッと押しておきましょう。当選のオマジナイです。

  昨日、一瞬週間INが1150、総合ランキングで161位になってました! ありがとございますm(..)m
  パドル欲しいんだけどなぁ、あきらめてハンモック買うことになるのか……。


投稿者 Ryu : 2:20 PM
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パドルを買って、離陸しませう(笑)
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ブログランキング
http://blog.with2.net/rank2040-0.html
でみると、えっ、よん、4位!
そんな!
(ハイ、わかってます、都合良いデータだけ
出すな!でしょ、ヘンシュウチョウを追い越す
のは、本心ではありましぇん)

Posted by: JSB : October 11, 2004 9:47 PM

パ、パドル買って、り、離陸っすか!?
それって、両方買いなさいってことですか(^^;
破産します。
仕事ください>どなたか


しかし、うなぎのぼりに順位上がってますね!>Ikaros
もっといきましょう、偏執眺だけじゃなくて、ダッチオーブンも抜きましょう!
このブログも抜いちゃってください。

でも、僕まだIkarosの人気ランキング用ボタン、見つけられてないんですが、どこにあるんですか???
押したくてウズウズしてるんですけど。
(最近、自分のとこはさておき、他人のとこのボタンばかり押してたりします)

Posted by: Ryu : October 11, 2004 10:16 PM

偏執狂です。

最近、鉄道オタクの息子に引きづられ、アウトドアネタが少ないのです・・・。

Posted by: kmorita : October 12, 2004 8:21 PM

ヒゲロン毛の野人です。

二歳半で、すでにオタクとはなんとも頼もしい。
ウチの子は飽きっぽいっすねぇ(^^;

僕の方は、たまにアウトドアしたと思ったら、尾てい骨は痛いは、突き指したわけでもないのに左手のあちこちの関節が突き指状態の痛みだわで、大変です。
やっぱり僕はインドア派の人間なのかもしれません(涙)

Posted by: Ryu : October 12, 2004 9:22 PM

August 11, 2004

ついに協会設立

■ 予報
地上気象 - 午前中雨、後にわか雨。南西風に変わる。最高気温13度、最低気温6度。
海洋気象 - 午前中南西15ノット、ただしセパレーション・ポイントより北では一時北西30ノット。その後、すべての海域で南西25ノットに。北部海域は一時非常にあらくなる。午前中のにわか雨の中、視界は良好。

■ 上記の予報は、未明にチェックしたものだが、昼過ぎには海洋気象は以下のように変わっていた。
海洋気象 - 【暴風警報】西20ノット、ただしセパレーション・ポイントより北では夕方には35ノットにあがる。北部海域は非常にあらくなる。北部海域はにわか雨の中、視界は良好。

■ 昨夜遅くにチェックした地上予報によると雷雨ということだったのだが、その通り未明に起ききだす頃には雷が鳴っていて、ヒヤヒヤしながらネット接続し、すんだらすぐに電源と電話線を引き抜いた。以前、雷にモデムを壊されたことがあって、それ以来雷はいやだ。
  朝のうちはみごとな嵐だったが、正午すぎに晴れ渡った。ただし、風はいぜんとして強い。

  本日は出勤予定だったが、もちろんツアー中止。

■ 窓の外をみると、隣のりんご園との境の背の高い並木の天辺で、鳥の巣がひっくり返っていた。あんなところに巣があったことさえ知らなかったのだが、とりあえずヒナや卵が落ちていないか様子をみにいった。幸いなことに巣は空っぽだったようで、何も見つからなかった。

■ 【『龍の巣』情報】
  フリルネック U.T.E.を、新規大量入荷しました。
  店主も見たことなかった色も若干入りました。
  もちろん、大人気で売り切れていたマイクロテックのモデルもばっちりそろいました。

■ 日本レクリエーショナルカヌー協会の設立総会
  7月9日にご紹介した灰色のプロジェクト、草の根の喧々囂々の反対の声もどこ吹く風、けっきょく雲の上では何事もなかったかのようにことが進んでしまっている。

  しかし何なのだ、このメンツは。会長は「日本のマーケットはウチだけでじゅうぶん」と豪語するメーカー社長、副会長は昔からずっとカヌーの安全や指導者の育成に尽力していた人たちや組織を、日本で一番売れいてるアウトドア雑誌上で公然と批判し続けている物書き(彼なんて、本来ならば逆に今回の件に一番に噛み付くべき人間だろうに……)、幹事は連盟の人間。レクリエーショナルカヌーのプロなんて、一人もいないじゃん……。

  結局、すっかり話は出来上がっていて、我々がこうやっていくら騒いだって彼らには屁でもないのだろうか。話に聞くと、モンベル組織内でもMOCインストラクターやショップ店員などの末端には、今回の話はまったく伝わってなくて、こうやって世間が騒ぎ始めてからやっと耳に入り始めたということらしいし。


投稿者 Ryu : 4:22 PM
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Title: さらば、野田知佑
Excerpt: なんか、知らない間に「日本レクリエーションカヌー協会」とかいう協会が出来てたらしい。 設立に関していろいろ問題があったみたいだけど、正直、協会の事なんかどうでもいいや。 ...
From: Kayak's weblog
Date: 2004.12.02
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やー全然知りませんでした(苦笑)
それにしても笛吹き親父と酔殴親父のお二方がトップなのか...

っていうか、この協会を立ち上げて、彼らは何をするつもり
なのかしら?


両氏とそれなりにおつきあいのある、安藤さんにでも聞いて
みようかな(笑)

Posted by: patalow : August 11, 2004 6:11 PM

あーちょっと訂正。

掲示板のほうも読んでみてなんとなく流れはわかったような
わからないような、です(苦笑)
但しここに至るまでの経緯がよくわかんないので、やはり
なんとも微妙な気分。。

しかし、掲示板で匿名書き込みしてる人達の言いたい放題は
ちょっといただけないなぁ...

Posted by: patalow : August 11, 2004 6:21 PM

ねぇ、まじめに読めば読むほど分からなくなるでしょ?
「何をしたいか」は分かるんですが、「なぜこんあ手法で?」とか「なぜ既存の業者や団体を無視して?」とか、考えれば考えるほど滅茶苦茶。
突っ込みどころが満載すぎると、逆に突っ込みようがなくなるという良い例です。

って、のんきなこと言っている場合じゃないんですけど……。

しかし、ホントあの掲示板の言いたい放題ぶりは、情けないですよね。
カヤッカーが横に手を繋いで全員で問題解決に当たるのは、難しいだろうとは予測してましたけど、掲示板でもあれだけ好き勝手言うんだから、もう絶望的。

ただ、あの言いたい放題は、推進派の妨害工作という可能性もあるんですけどね。
この問題に関して議論されている掲示板の類を片っ端から荒らしていけば、けっこう効果があるでしょうから。

しかし、皆が手をこまねいている間に着々と……。


この問題がね、ニュージーランドのアマチュアシーカヤック組織KASKの指導者認定制度と同じようなものなら、僕も何も言わないんですけどね。

ニュージーランドのシーカヤック会は、アマ組織(KASK)とプロ組織(SKOANZ)がきちんと住み分けていて、それぞれが認定制度を持っていて、互いの領分は侵さないし、必要とあらば互いに協力もします。
例えば、今シーカヤックガイド国家資格が準備されているようなのですが、これに関してはSKOANZとKASK両方がバックアップしているようです。


今回の件は、そんなフェアなもんじゃないですね。

Posted by: Ryu : August 11, 2004 8:42 PM

ボクの知り合いのカヌー屋店長さんなんてのは、恐らく長良川木曽川
辺りでも1、2を争うくらいのプロ(技術はもちろん客を楽しませる
術も)だと思うんですが、きっとこの協会には入らないだろうなぁ...

なにより会長も副会長も嫌いだろうし(笑)

Posted by: patalow : August 12, 2004 3:26 AM

たぶん、僕もこの協会は既存業者からは総スカンを食うと思うんですが、それで商売に支障が出てくるようなことにならなきゃいいな、という懸念があるんで……。

Posted by: Ryu : August 12, 2004 7:09 AM


現在の我が国のアウトドアブームの火付け役といわれ、遊びカヌーの第一人者にして カヌーの神様といわれた野田知佑、

彼は、老いぼれた のではないか?

完全なる自由の世界、遊びで死ぬ自由、自らに待ち受ける運命を、徒手空拳で切り開くことを宗旨とした彼は退転して宗旨替えをしたとしか思われない。

いま、吉野川の上流に住みついているようだが、なにを考えているのだろうか。

何回かいっしょに川下りをしたけど、モノホンの野田さんって、文章とは違い、意外に大声の出せない人で、頭の回転はニブイ人だと思っていた。

ま、こんなもんか。

Posted by: 呆助 : October 25, 2006 1:26 AM

呆助さん

初めまして、コメントありがとうございます。


>彼は退転して宗旨替えをしたとしか思われない。

人間は常に学習し、変わり続けていく動物ですから、個人的には宗旨替え自体は批判するべきではないと思っています。
人間たるもの、十年に一度くらいは宗旨替えするくらいの方が正常に成長している証しだと思います。
さすがに毎年いうことがコロコロと変わる人間は信用できませんが。

野田氏の頭の回転がニブイというのは、僕はお会いしたことがないので、これまたコメントのしようがありません。

僕が野田氏に問題を感じるのは、プロカヌーイストとしての基本的な技術を持っていらっしゃらないという点です。
個人としてのカヌーイストとしては、多くの体験、経験をお持ちなのは分かりますが、「カヌーなんぞ乗れば30分で漕げるようになる」という持論でずっとやっていらっしゃった方が、キチンとしたインストラクション技術やグループ危機管理技術を持っているはずがない。

くりかえしになりますが、考えをあらためてこういう組織のトップにお座りになること自体はOKだと思います。
が、スキルのない人間がトップに座るのはどうかと。

ま、トップが無能でも現場の人間が有能なら、なんとか組織は機能するものですから、現場の方々に期待するしかないですね。

少なくとも、僕自身は今の野田氏にはなに一つ期待してません。
本業の文筆の方も、ここ数年さっぱり冴えませんしねぇ。

Posted by: Ryu : October 25, 2006 6:28 AM

July 9, 2004

「封建的な官主導」の指導者育成事業

■ 予報
地上気象 - 快晴。風おだやか。最高気温12度、最低気温0度。
海洋気象 - 変風10ノット。海況はおだやか。

■ 車も道路も水溜りもみごとに凍り付いていて、出勤途中の峠道はすべりまくり。
  11時半ごろから12時半ごろの1時間ほど、南南西10ノットが吹いた。変風10ノットの予報のときは、吹いてもせいぜい5ノットということがほとんどなので、これはちょっと例外的。とはいえ、変風の常で13時ごろには完全に止んでいたが。この季節の南風は、身を切るようにつめたい!
  陸上にいれば「予報どおり」の天候だったはずだが、海にいるとやっぱり予報どおりとはいかなかった。 kc 4

■ 夕方、愛娘を散歩に連れ出したところ、やっとジャンプが出来るようになった! ジャンプはだいたい24ヶ月くらいでできるようになるらしいのだが、うちの子は26ヶ月直前になってようやく。本人もうれしいらしく、今もピョンピョン跳ね続けている。
  あ、台所で椅子から落っこったらしい(^^;

■ 日本カヌー連盟指導者育成事業の"怪"

  すでにカヌー関連のウェブでは話題になりつつあるようなのだけど、カヌーにご興味のない方々にもちょっと見ていただきたいトピックだったりするので、僕もノンカヌーイストの読者も少なくないこのブログでまな板にのせてみることにした。

  上記サイトは、一般の書店には流通していないカヌー雑誌がとりあげている、なかなかきな臭い話題だ。「怪」なんて書いてあるけど、別に怪談じゃないので怖い話嫌いな方もご安心して、とりあえずご一読いただければと思う。

  実はこの雑誌、代表者氏がお一人でやってらっしゃるものなので、まずこの勇気に最大の敬意を表したいと思う。なんせ、話を読んでいると業界大手メーカーも絡んできているようなので、下手をすると相当にややこしいことになる厄介な話題である。

  同サイトには、同問題専用掲示板まで用意されていて、なかなか熱い議論が戦わされているが、あそこに書き込むには少々文が長くなってしまいそうなので、こちらにアップした上で、あちらの掲示板にその旨告知するというスタイルをとることにした。
  上記の通り、カヌー愛好者以外にも知っていただきたいという意図もあるし(これこそが、まさにブログ本来の使い方ともいえるかもね)。

■ さてさて、しかしこれまたやっかいなというか、なんというか、まったくしょーがねぇな……。

  同問題専用掲示板でも皆さんおっしゃってるとおり、僕自身も指導者公認制度を導入しようとする動きそのものは、悪いことだとは思わない。
  ニュージーランドにもNZOIAとかSKOANZとかの団体が指導者公認制度をもっているし、僕自身もこれらの制度は大いに肯定的にとらえている。
  ちなみに念のため申しあげておくが、僕はSKOANZ資格は持っているが、NZOIA資格は持っていない。でもNZOIAインストラクター制度は尊重している。

  ただし、それが「お上」からの押し付けであってはならないと思う。僕がこれらの団体の公認制度に敬意を払っているのは、それが「プロフェッショナルの、プロフェッショナルによる、プロフェッショナルとすべての利用者のための制度」として運営され、機能しているからである。
  もちろん、箔をつけることが目的の名前ばかりのライセンスや、金儲けが目的のライセンスビジネスなどは論外だと思っている。

■ これを、日本で今問題になっている件に当てはめてみる。
  当該サイト本文や掲示板での議論にもあるとおり、正確にいえば、同じ「カヌー」といっても競技カヌーとレクリエーション・カヌーは、性格がまったく違う。前者は勝負に勝つための技術を磨くという確固かつシンプルな目標があり、指導者の使命も「世界で勝てる選手の育成」ということになる。

  ところがレクリエーション・カヌーの場合は、極端にいえば愛好家一人一人が別の動機を持っている。だから指導者と一口にいっても、必要とされる最低基準は、競技カヌーの指導者ほど単純に決められるものではない。

  つまり、一口に「指導者公認制度」だの「指導者育成」だのといっても、競技カヌー指導者とレクリエーション・カヌー指導者ではまったく別モノと考えるのが自然なはずなのだ。

■ これは、資格試験のレギュレーションや審査基準といった問題にとどまらない。公認制度そのものの導入や立ち上げの仕方そのものに関しても、競技とレクリエーションではやり方は違ってきて当然なのである。
  
  競技にはもともと厳然としたルールがある。また、年々発達し、少しずつ変わるとはいえ、競技にはやはり厳然たる「正しいフォーム」があり、よって指導方法もある程度型にはまったメソッドが存在する。
  つまり、競技カヌー指導者の育成や公認制度に関しては、日本カヌー連盟の今まで積み重ねてきた活動の延長線上で話を進めても支障はないだろうし、むしろそうするのが合理的かもしれない。
  よって、日本カヌー連盟の内部で独自にレギュレーションや審査基準などを話し合って制度化しても、特に大きな問題はないと思う(ただし、今問題にされているように、民間公認校の認定に不透明なところがある場合は問題があるが、これは今僕が論じている問題とは少し質が違うので、今ここでは触れない)。

■ この手法、あえてここでは「封建的手法」と呼ぶことにするが、ではこの封建的手法をレクリエーション・カヌー指導者の公認制度、育成制度に流用していいものだろうか?
  これに関して、掲示板での議論を拝見していると、将来的に別団体のレクリエーショナルカヌー協会のようなものを立ち上げ、今回の認定業務を委譲するというような主旨の情報があった。
  つまり日本カヌー連盟は、まさしくこの「封建的手法」を、レクリエーション・カヌーの指導者に対しても使おうとしているらしいのだ。

  僕個人は、この点を大きく問題視したい。

  僕は、レクリエーション・カヌーの指導者に関しては、この手法は最悪だと思っている。
  理由は単純。上で述べたとおり、レクリエーション・カヌーイストは、目的・動機そのものが千差万別な上に、競技ほどの「ノウハウの蓄積」もないので、競技のように簡単にレギュレーションを「お上」が決められるはずがないからだ。

■ よって僕は、レクリエーション・カヌーの指導者公認制度に関しては、「マーケットの要望」が絶対条件だと考える。

  ここでいう「マーケット」とは、エントリーレヴェルからヴェテランまで含めた愛好者から、製造・販売・輸入業者、またはアウトフィッターやスクールなど、すべてをひっくるめた業界全体のことだ。

  「マーケット」が大きくなってくれば、世の常として質が落ちてマナーが悪化し、世間様に迷惑をかけるようになると同時に、事故が頻発するようにもなる。
  カヌーでの事故は死に直結し、それはすなわち「マーケット」全体を脅かすことになる。だから、ある程度マーケットが成熟してく業界全体が肥大してくれば、指導者の育成と公認の制度を立ち上げるなどの、業界を防衛するための「自己規制」をしようという動きが出てくるのは、当然の流れだ。一般愛好者が、「安心できる指導者の指標が欲しい」と欲するのも、やっぱり同じように自己防衛のための要望と言えるだろう。
  こういう「マーケットの要望」こそが、健全な業界の発展の証しだとも思う。

  つまり、民間のレクリエーション・カヌーに指導者公認制度を導入しようとする動きは、「そろそろカヌー人口も増えたことだし、指導者公認制度でも作るかな」なんていう「官主導」ではなく、一般の愛好家を含めた業界全体が自分たちの業界を守ろうとする「民主導」であるべきだと思うのだ。「官」はこの時点で、「民」に最大限の協力をすればよろしい。

  この手法は、「民主的手法」とでも呼んでおこうか。

■ 僕自身、一昨年から『プロガイド・ワークショップ(PGW)』という、日本の指導者にニュージーランドのガイディングのノウハウを伝える活動を始めている。ニュージーランドのカヤッカーでありながら、こうして日本のカヌー業界に物申しているのも、この活動でいまだに日本の業界とも深くつながりを持っているからに他ならない。
  僕がこういう活動をするようになったのは、もちろん「マーケットの要望」があったからだ。つまり日本の指導者層の中に、すでに日本で知られているノウハウだけでは物足りなくなり、海外のノウハウを導入する必要性を感じ始めた人が増えてきているのである。
  そういう意味で、上で書いたような「動き」は、すでに一部では始まりつつあるというのが、僕の実感である。

  ちなみにちょっと脱線して念のためにあらためて定義しておくが、今日のこの雑文の中では、すべてのカヤックとカヌーを含めて「カヌー」と記し、ガイドとインストラクターをまとめて「指導者」と記している。特に、ガイドとインストラクターについては、普段の僕は厳密に区別して使い分けるようにしているのだが、この文中では例外的に区別しないで「指導者」という言葉にガイドも含めていることをお断りしておく。

  話を戻す。このワークショップの中で、僕は、
「日本のシーカヤック界にはすでにインストラクター公認制度があるが、逆にガイド公認制度はない。しかし、だからといって安易にガイド公認制度を作ろうとしないでください。」
といっている。
  理由は、上に記したとおりだ。時期尚早で業界のレヴェルがまだ熟していないうちに、形だけの公認制度を作ってしまうと、消費者不在、マーケット不在の「お上の決めた押し付けルール」のような、最初から形骸化したものが出来てしまう恐れが非常に大きいからである。それでは、何のための制度かわからない。
  ならば、機が熟すまで作らない方がいい。機が熟してからならば、時期尚早で無理して形だけ整えるよりも、はるかに合理的で実情にかなった「きちんと機能する制度」を作れるはずだ。

■ つまり今の僕に一つハッキリいえるのは、少なくとも今まで競技カヌーにしか関わって来なかったような連中が、「お上の権威」でレクリエーション・カヌーの指導者を育成したり公認したりするなんてことは無理だろうということ。そりゃ形の上だけならば可能かもしれないが(形だけなら、やったもの勝ちだ)、実際問題としてそれをきちんと機能する形のシステムとして定着させることは、まず不可能だという見解だ。

  そういう意味で、去年だか一昨年だかに始まった北海道のアウトドアガイド認定制度も、僕は思いっきり疑問視している。あれはまさしく「官主導」で形から作り上げられた封建的手法の制度だ。だから、僕もカヌー部門の審査基準の資料を見たことがあるが、
「な、なんじゃこりゃ!!?? なんでこんな科目があるの??? んで、なんで一番大事なこの科目が入ってないの?????」
と、頭をひねるどころか、腰を抜かしてしまうほど不可思議な試験内容だった。本当は、意見を上申するつもりで資料を手に入れたのだが、あまりにトンチンカンな内容を見れば本物のプロフェッショナルが認定基準作成に関わっていないことが明白だったので、上申書を書くのをやめて「何も見なかったこと」にしてしまった。
  そんなわけで僕にとっては、あの試験に受かった人をそれだけで「一人前の同業者」とはみなすことはとうていできない。がんばって突破して「ガイド」の座を射止めた合格者諸氏には何の責任もないので、大変に申しわけない話ではあるのだけど……。(だからこそ、こういう事例を今後増やさないようにと、こうして意見を申しあげたりもしているわけだが)

■ 日本カヌー連盟がレクリエーショナルカヌー協会を立ち上げて公認機関を作ったら、こういうばかばかしい代物が一つ増えるだけになるのが、今から見え見えだ。
  最初に書いたとおり、レクリエーション・カヌーの指導者公認制度を作りたいならば、
「レクリエーションのプロフェッショナルの、レクリエーションのプロフェッショナルによる、レクリエーションのプロフェッショナルとそのすべての利用者のための制度」
として作るしかないはずだ。競技畑の人たちには、無理だ。

  「そんなことはない! 我々に任せておけ!!」とおっしゃるならば、世界一のシーカヤックフィールドの現役バリバリトップガイドであり、SKOANZレヴェル1公認シーカヤックガイドであり、ニュージーランドの業界も日本の業界もある程度知っており、なおかつ世界中の大統領や首相たちと親交のある(はずがない)この僕を、キチンと納得させられる認定基準と審査基準を見せて欲しい。
(北海道も、悪いこと言わんからちゃんと作り直した方がいいぞ、ホントに。)

■ しかし、なんで日本って、こういう風にすぐに「封建的手法」に流れてしまいがちなんだろ。
  別に「封建」が悪くて「民主」が良いと、そんな単純なことをいうことをいうつもりはないが、なんでもかんでも「封建的」な発想をしてしまう体質は、なんとかして欲しいぞ。

■ ちなみに掲示板などでは「癒着」ということもさかんに言われている。
  確かにそういう面もあるのだろうし(確かにどうもプンプン臭う)、それも無視できない問題ではあると思う。
  たとえば、現状のままでは制度が形骸化して、モンベルを始めとするごく一部の業者が、ダイヴィング業界のような「腐ったライセンスビジネス」に走ってしまう懸念だってある。

  しかしながら、むしろ僕としては上記の通り、日本に良くある
「よくわけがわかっていないお上が、現場の現状にまったくそぐわない不条理な規則を作って押し付ける」
という構図が、今回の日本カヌー連盟の
「専門外のレクリエーション・カヌーにまで、競技カヌーと同じ理屈を押し付けようとしている」
という側面にありありと見て取れる点を、より重大視したいと思う。

  なぜなら、癒着を糾弾できる人は日本にもたくさんいるが、指導者育成公認制度の封建的手法の危険さを指摘できる人は、今の日本にはほとんどいないだろうから。ならば、これは僕の仕事だ。

■ ぶっちゃけた話、役所やら公益法人やらの類が民間と組んで何か事業をやろうとすれば、癒着云々の批判はどういう風にやったって必ずどこからか出てくるものなのだ。こうした批判が出ないように事を運ぶのは事実上ほとんど不可能だろうから、僕はこの癒着という問題に関しては、あえて特に何も言わないことにする。

  もちろん、「日本の市場はウチだけで充分だ」などとふざけたことを抜かすヤツに美味しい目を見させるのは、僕だって気分はよくないけどね。
  でも、いつまでもそういうヤツに大きな顔はさせてはおかないぞと、とりあえず久しぶりに啖呵を切っておくとする。

■ あと、今日のこの文を読んで、
「あれ? 資格制度がいらんとかいって、Ryuは似非ガイドに寛容になったのか?」
と勘違いされても困るので、あえてもう一度ハッキリいっておく。

  僕は、『プロガイド論』を書いた頃から、基本的な姿勢は一切変えていない。昔も今も一貫して、似非ガイドは認めない。
  公認制度が存在しようとしまいと、「プロとして最低限持っているべき技術レヴェル」というものは、厳然として存在する。そして、いやしくもプロを名乗るものは、その最低基準がどこにあるのかを常に探り、それを越えようと努力するのが、最低の義務である。
  もちろん、それを越えたあとも常に努力を怠らないのが、本当のプロであることは言うまでもない。

  だから、今すぐに「官主導」でレクリエーション・カヌー指導者公認制度を作る必要はないと思うが、だからといって、公認制度がないことにアグラをかいて、いい加減な態度でプロを自称する似非どもを容認する気もさらさらないことは、あえて改めてここに記しておく。

■ というわけで、この話は少し大きな議論にしてみるべきだと思うので、とりあえず上記サイトと掲示板、ぜひとものぞいてみてください。その上で、このブログへのコメントいただくのも大歓迎ですし、ご自身のブログをお持ちの方で関心を持っていただけた場合は、僕の意見に賛成、反対を問わず、どんどんトラックバックしていただければと大変うれしく存じます。
  もちろんカヌーをやらない人のご意見やトラックバックも、大歓迎です。これって、どんな世界にも似たようなことはいつでも起こりえる話だと思いますから。

  なお、仕事から戻ってから短時間で執筆した上、日本カヌー連盟の説明も何だかよく分からない意味不明な部分が多いため、勘違いをしている部分があるかもしれません。お気づきの際はご指摘、ご指導いただければと存じます。

投稿者 Ryu : 10:12 PM
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Title: カヌー業界の話
Excerpt: 「公認指導員制度」 最近、ガイド仲間が集まったら必ず話題に出るんですわ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.07.13
Title: カヌー業界の話
Excerpt: 「公認指導員制度」 最近、ガイド仲間が集まったら必ず話題に出るんですわ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.07.13
Title: JRCAのヤレヤレな動向。
Excerpt: ■ 予報 [地上気象]   次第に雲が広がる。北風次第に強くなる。最高気温18度、最低気温10度。 [海洋気象]   変風10ノット、午後に北15ノットに変わる。海況は穏やか。夕方からの雨...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.12
Title: ポリネシアン航海カヌーとJRCA。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温23度、最低気温14度。 [海洋気象] (エイベル)  南西10ノット、午後一時北東に変わる。海況おだやか。 [潮汐表] ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.14
コメント

門外漢(漢ではないのですが)ですが、ほかのスポーツ団体総本山の人間等を見てきた時期が昔ありますので一言。
日本の「スポーツ界」という枠組みに入ってしまうと、悲しいかな、まず封建的になりますね。
しかも住所が「岸体育館」になった時点でそれが強権発動の半透明な葵の御紋になってしまう感じですねぇ(いや、本当に)。
あの建物こそが、日本のスポーツ界リーダーシップが「灯台下暗し」的になっている元凶だと、常々思っておりました。
でもスポーツ系「連盟」を名乗り、あの建物に事務所があること自体がステータス(補助金もそれで出るんだろうし)であるというスタートからして、今回の問題も出るべくして出たのかもしれません。

それはさておき、

日本のスポーツ界のプロとアマの神経質なまでの線引きというのも絡んでいるような気がしますね。
いや、スポーツだけではなくて日本人は資格や表彰・賞状に対して異常なまでに執着するではないですか。
まるで赤ん坊のセーフティーブランケット(よく小さい子供っておしゃぶりやぬいぐるみなど手放せない精神安定剤的「宝物」がありますよね、それです)のごとく肩書き先ずありき、で。
「パドル・・・」の方でRyuさんもおっしゃられておりましたが、資格はあくまでも自分が培ってきた努力を他人から見てもわかる形になったということを客観的に判断してもらえたという「能力確認」で、資格があるからこんなことが出来るようになる(=自動車の仮免的メンタリティー)、というのでは全くもって本末転倒です。

・・・あ、ここで自分で「仮免」と書いて気がつきましたが、「資格」と「免許」では意味合いが全然違うのも、字を一つ一つ見てみれば明白ですよね。この2つがごっちゃになっているのが問題の発端かな。

そして、その資格の意味の理解の欠落、能力のグレースケールを無理やり線引きして黒白つけてしまおうというお役所仕事的概念が、今回のケースにも当てはまるのではないかと。

この悲しいメンタリティーといつまでも定着しそうにない自己責任というものの概念というのも、とっても密接な関係があると思いますよ。
もう、わからない人には本当にわからない、箸にも棒にも引っかからない、って感じで。
これもいつか又別スレで大討論会になるであろうトピックですが。

Posted by: MM : July 10, 2004 4:20 AM

おっと忘れるところだった。
姫、ジャンプご成功おめでとうございます。
早速椅子から落ちたとは・・・フフフ、我が家の苦しみがやっと分かち合えますな(爆)。

Posted by: MM : July 10, 2004 4:31 AM

MMさん、見事なご高察ありがとうございます。

いやまったく、日本のスポーツ界は「封建制」の牙城ですね。

NZにも競技スポーツはあるのですが、あくまでもレクリエーション・スポーツの延長上、あるいは頂点に、世界の競技の場に出て行く人間がいるようです。

そもそも「sport」という英単語の語源が「暇つぶし」であるので、NZはその成り立ちに未だに忠実であるといえるかもしれません。

逆に日本は、スポーツの形だけを輸入し、封建主義の武士道の延長として競技スポーツを解釈してしまった節があるようです。
しかも悪いことに、江戸時代の本当の武士道や封建主義的なものじゃなく、明治以降の軍事国家時代に捏造された、性質の悪い方の封建主義。
戦後60年になるのに。

そして、レクリエーション・スポーツは、ここから「漏れて」しまった人のもの、のようですね。

ま、そういう背景はいいのです。
確かに日本の競技スポーツの世界に限っていえば、封建制もいちおう機能しているのでしょうから。
でも、それを他の世界に持ち込まないで欲しい。
レクリエーション・スポーツの世界は、まさにその「他の世界」だと思います。


あと、MMさんのおっしゃる、日本スポーツ界のアマ・プロの線引きの厳しさっていうのは、やぱり競技系スポーツに限った話ですね。
レクリエーションスポーツの場合は、逆に僕が糾弾している通り、似非プロがまかり通っている魑魅魍魎の世界です。
だからこそ、別の手法が必要なのに。

しかし、免許、資格をありがたがる性格は、ホント困り者です。
おっしゃるとおり、『パドルの向くまま、気の向くまま』で一度これに関しては論じているので、あえて本文では書きませんでしたけど、せっかく言及していただいたので、URL書いておきましょう。
http://www.onjix.com/paddle/essay/essay10.html

まったく、日本人の資格や免許に対するいじましい反応、見ててイライラします。
だから、今回の件も、ダイヴィング業界のような、ライセンスビジネスに移行して、結局カヌー業界を堕落させるんじゃないかと心配ですよ。

Posted by: Ryu : July 10, 2004 5:54 PM

あわてて書いたので舌ったらずなままでレスして「まあいっかー」だったので、全然「見事」でも「高察」などでもございません>Ryuさん。
まあ例によって暇で減らず口と頭だけカラカラとよく回転するオバサンの放言レスということで。

その舌っ足らずなせいで明確になっていなかったポイントがプロ・アマの線引き部分。
いや、やはり明確にその線引きがレクリエーションスポーツ界にも蔓延しつつあるのが胡散臭さの原因ではないですか。
日本スポーツ界での既存の「エスタブリッシュ」された競技系スポーツの場合は、競技を続けていくとあるポイントでプロになることでしか競技を極められないというとんでもない踏み絵が存在します。
その一本道以外の選択肢として「日々精進しているが、敢えてプロにならないことを選んでいるアマ」が「エキスパート」であることが可能なはずなのに(究極の実力主義)、よりによってパターン化された「ド素人肩書きプロ」が大量生産されようとしていることで線のこちらと向こう側に頭ごなしに仕分け作業されてしまいそうだ、というのが、今回の皆さんの危機感の一部なのでは?

しかも、それに加えて素人目から見ても、同じ自転車競技というだけでツール・ド・フランスと競輪が一緒に括られてしまった様な妙な違和感もありますし。

それにしてもダイビング業界のライセンスビジネスって、ド素人にはピンと来ないのですが具体的にはどういうことなのでしょうか?
素人をおいしい所にとりあえずツアーという形にして連れて行って、通行手形の如く適当にライセンス出してあげてぽちゃぽちゃ遊ばせて「ナンチャッテ資格取った気分」を与えてしまうことで集金するのが慣例、パッケージ化していること(爆)?

Posted by: MM : July 10, 2004 8:05 PM

なるほど、そういう視点で言えば、プロアマ線引きがレクスポーツの方に蔓延してきているというのも、確かにいえますね。


ダイヴィング業界のライセンスビジネスっていうのは、要は全ダイヴァーにライセンス取得を強制して、その受験料だとか会員料だとかで稼ぐシステムと、それの周りにもろもろと現れる弊害とかですね。
例えば、ライセンス持ってないと、機材を借りて遊ぶこともできないシステムが出来上がってしまっていたり、ライセンスを発行すればショップが儲かるシステムなので、まともな講習をしないままにライセンスを乱発したり。
その結果、事故がかえって増えたり。

カヌーの場合、一般パドラーにまでここまでライセンスを要求するシステムを作り上げるのは不可能だと思いますが、でも似たような弊害は十分に考えられます。
例えば、適切な指導者育成のために始まったこのシステムが、かえって似非プロにお墨付きを与えるシステムになるとかは、大いにありうることでしょう。

Posted by: Ryu : July 10, 2004 10:31 PM

そうそう、一つちゃんとお断りしておかなきゃダメですね。

ライセンス制度のせいで、ダイヴィング業界全体がヒドイことになっている、なんていう極端なことを言っているわけではありません。
もちろん、良心的なショップさんやプロの方も多く、歴史の浅いカヌー業界の方が見習わなきゃいけない部分も、大いにあるのです。
特に、本気でレスキューを研究していらっしゃる方などは、まったく頭が下がる仕事をしていらっしゃったりもします。
これは、また改めてご紹介することもあると思いますが。

というわけで、一概に「あ、ダイヴィング業界はダメなんだ」と思わないでください。

僕が指摘しているのは、資格制度、ライセンス制度は、その資格・ライセンスだけが一人歩きして形骸化した儲け主義的な腐敗ビジネスにつながる可能性をはらんでいるということであり、その実例をダイヴィング業界に見ることができる、ということです。
MMさんがおっしゃるとおり、日本人の体質的に、こういうことは非常に起こりやすいですし。

同じようなことは、例えば日本で代替療法にも多くみられますね。
アロマセラピーとかリフレクソロジーとか、ショップ独自のライセンス制度を持っているところが多く、資格が乱立し、かなり「儲かるビジネス」になっているようです。

日本では医師法の関係で、代替療法を「療法」と称することは違法であり、つまり法改正をまたないと、こうした代替療法が公的な四角となることはありえないのですが、実際問題としてはこれらは厳然として「療法」なのであり、そういう意味ではきちんとした統一的資格制度を導入するべきだと思うのですが、実際には「ライセンスビジネスの温床」となっているのが現実のようです。

僕は、カヌーに同じことが起こって欲しくないなと思っているのです。

Posted by: Ryu : July 10, 2004 11:06 PM

しかしねぇ。

「指導者育成」という事自体、カヌー界でもすでに民間でたくさんの方がチャレンジしていらっしゃるというのに(僕自身もその末席を汚しているわけですが)、そういう人たちを一切無視して話を進めるっていうのは、どういう神経なんだろうねぇ?

良い機会なんだから、民間で指導者育成をやっている全業者を集めてみればいいじゃないのと思うんだけど。
あらゆるジャンルからそういう業者が集まれば、そりゃ意見はまとまらんだろうけど、その代わり想像もつかなかったような面白いことだって起こると思うんだけど。
僕だって、交通費だけ出してくれれば、ギャラなしの手弁当で日本まで喜んで行くんだけど、そういう話なら。

Posted by: Ryu : July 12, 2004 10:58 AM

 JRCAという団体について調べていてこちらを発見致しました。私はリモート・オセアニアの航海カヌー文化復興運動について興味を持っている者で、かねてから噂になっている、ハワイの「ホクレア」の日本来航を一市民として応援する目的で、ウェブサイトを開設しております。よって競技カヌー、レクリエーション・カヌーともまったくの門外漢なのですが、現在発売されております雑誌『Tarzan』において、シーカヤッカーの内田正洋さんがJRCAの理事になられたという事(他にご存じの野田知佑さん、新谷暁生さん)、JRCAの活動として、いずれは航海カヌーの建造や「ホクレア」の招聘を目指していきたいというような事を書いておられましたので、少し気になって調べてみた次第です。
 しかしJRCAについてネット上で出てくるのは悪い評判ばかりで、一体何がどうなっているのか、非常に驚いております。
 やはり見切り発車でインストラクターの資格を作ってしまったという所が批判されているのでしょうか?

Posted by: Hokulea2006 : March 12, 2005 4:39 AM

Hokulea2006さん、初めまして。
トラックバックとコメントありがとうございました。
早速貴ブログの三つのエントリーを拝見しました。
僕のエントリーが、ノンカヤッカーの方にこの問題を知っていただくためのものでしたから、大変興味深く拝見しました。
コメント欄だと長くなりそうなので、明日の拙ブログに改めてエントリーをアップすることにします。

Posted by: Ryu : March 12, 2005 12:25 PM

July 8, 2004

隣の国立公園まで、ちょっと寄り道。

■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温13度、最低気温2度。
海洋気象 - 変風10ノット。海況はおだやか。

■ 予報どおり、見事な小春日和。今日シーカヤッキングした人は「サニーネルソン」の実力を存分に楽しめただろうな。

■ これだけ暖かいと、久しぶりに川に漕ぎに行こうかなってな気にもなったけど、しばらくまとまった雨が降ってないから近所のホールはただのザラ瀬になってるだろうと思い直し、やっぱりやめた。今持ってるドライスーツは浸水が激しすぎるから、この季節の川でロールの練習するにはチト厳しいし。
  やっぱ、ドライトップ新調しよっと。

■ アウトドア界のハイテクご意見番にしび~さんの『にしび~の日記』の7月8日に、LEDの新製品の話題が! ようやく待望の「暖かい色の光」のLEDが登場か!? うれしいねぇ、思いっきり期待しちゃうじゃないの。
  僕らは家を建てるときは、省エネのためにLEDを多用したいと思っているので、「太陽光色」とか「白熱灯色」とかの充実を切に望む。

■ 昨日の余談でタツノオトシゴのことを書いたけど、愛娘が今ちょうどタツノオトシゴが大好き。まだ舌がよく回らないので「タツ、オシゴト」となって、なんだか「『龍の巣』の仕入れにでも行け!」と言われているような気分になってしまうのだけど(笑)、本を眺めては喜び、トイレの干物を見ては「トッテェ」とせがんでなでまわす。

  そういえば僕もかつて紅顔の美少年だったころ、タツノオトシゴをレジンで固めたお土産を持っていて、よく眺めていたのをふと思い出した。確かあれは5cmに満たないような小さなものだったけど、なんだか大切にしていたっけ。
  あんな形の魚、ホントに不思議だよねぇ。厚顔の微中年になった今でも、確かに見てて飽きない造形だ。飼ってみたくなってきたぞ。

■ 昨夜、家人とハウスプランのことを話していて、二人ともアプローチの部分の幅が、地図よりかなり狭いんじゃないか?と気になっていたことが判明し、今日さっそく行って測りに行った。
  その結果、地図と現地に特に大きな齟齬はなく、気のせいだったと分かって一安心。日本にいたときはこういう仕事していたというのに、今になって確認するんだからウカツやノンキにもほどがあると、自分自身でもあきれたが(笑)

  ともかく結果オーライ。行ったついでに、今のプランに照らし合わせて現地で「このあたりにガレージ、このあたりに母屋」なんてやってみると、やっぱりどうもしっくり来ないことが分かり、ガレージの位置を考え直さなきゃいけなくなった。さて、どうするか。

■ その帰り、もう家に着くというころになって急に愛娘に雪を見せてやりたくなり、思いっきり寄り道をすることにした。2歳になった娘にとって、本来ならこれが3度目の冬のはずなのだけど、昨年と一昨年はこの時期を日本で過ごしたので、彼女にとってはこれが生まれて初めての冬で、氷も霜も雪も見たことがなかったのだ。

  行き先はカフランギ国立公園のマウント・アーサー。昔夏に登ったときの模様は、『Aotearoa Mail』で長いヴァージョンを、『Gofield.com』でダイジェスト版をレポートしているのだが、ここはちょっと寒くなると登山道始点のフローラ駐車場のあたりも一面雪に覆われる。

  家から40分足らずでフローラ駐車場に到着。昔のレポートはネルソンの街に住んでた頃のものなので、今の倍くらい時間がかかっている。今住んでるモトゥエカの町はエイベル・タズマン国立公園にも近いが、その隣のカフランギ国立公園にもすごく近いのだ。

  ところが着いてみると、残念ながらそのあたりにはもう雪が残っていなかった。マウント・アーサーを間近から見あげると、雪はちょうど森林限界線を越えたあたりから上に積もっていた。残念。仕方ないので、娘には白い山頂を見せて「あれが雪だよ」と教え、駐車場に融けずに残ってた霜を見せてガマン。

  快晴だったので山はホントにすんごくきれいだったのに、残念ながら急な思いつきの寄り道だったからカメラを持っていなかった。というわけで、今日の「ご近所アウトドア」は写真なし。次回は雪の直後にちゃんとカメラとスノーシューとベイビーキャリーバックパックを持って出かけるとしよう。なんせ近いんだから。

■ 山からの帰りに友人の牧場によって、コーヒーをご馳走になる。彼はアメリカはテキサスからの移民で、自分でドームハウスを建て、馬や鶏を飼い、菜園を作るなどしながら自給的生活をしている。夏になるとホーストレッキングツアーを催行し、冬になるとギター弾き語りで金を稼ぐ、典型的なヒッピー生活だ。その名も「ハーモニー」。本名は知らない(このエリアには、これ系のニックネームの人間がゴマンといる)。

  彼のところで、映画『ロード・オヴ・ザ・リング』の撮影時に彼がこうむったひどい仕打ちのことや、『ザ・ラスト・サムライ』の撮影で僕がこうむりそうになったひどい扱いの話をして、「ハリウッドはいかん!」という結論で午後のティータイムを締めくくった(笑)

  彼の「ペガサス牧場」も、そのうち写真でご紹介しなくちゃね。

投稿者 Ryu : 10:15 PM
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Title: 愛娘、雪初体験。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。強い南西風。(高)14度、(低)4度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】南西15ノット(ただしセパレーションポイントより西では30ノッ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.03
コメント

雪のみならず四季を文字通り体感するというのは本当に大切です。というか、完全にそれによって人種の違いが出来ますよ(笑)。
我が家の大コブ、もとい、パートナー君は、アメリカに16歳で来るまで南国育ち故、冷房以外の「体の心が冷える」寒さを知らなかったそうです。
しかも、アメリカで一番最初に居ついた先が冬のサンフランシスコ、それも一年中霧でもやもやのゴールデンゲートの足元。
これで、彼は「お日様が出ていても寒い」という彼の五感の許容範囲を超えた感覚を体験したのでした。
(未だにそういう天気の日には頭痛に襲われております、彼。)
で、その半年後から移った先がウィスコンシンとミネソタの州境。
ここはオーロラも見えちゃったりするし、クリスマス前後の体感温度が華氏マイナス60度とかになる冷凍庫より寒いところなのですが、
(ちなみに自分もそんな所に2年も居たりして。物好き。)
そこで17歳にして生まれて始めて雪を体験。
なんか想像とかなりかけ離れ過ぎていたみたいで、全然ピンと来なかったそうです。
でも、思っていたよりは全然冷たかったとは言ってましたねぇ。
雪冷たいのあったりまえジャン・・・と日本人の我々は思うんですけれど、体験したことがない人にはやはりわからない感覚なんですね、これが。
宇宙人も3歳直前にカナダで初めて雪を触った時にメッチャクチャ凄い反応しましたもの、冷たいって。
近くまで行っても触るまではやはりわからないみたいです。

その他には、綺麗なのは新雪だけで、後は大変なのよ、とかも、プチショックだった様です。

ですから、メイちゃんには雪、是非是非今のうちに遊ばせてあげてくださいね。親は大変だけど。

Posted by: MM : July 9, 2004 4:12 AM

「ハーモニー」さん、いいなあ。
自分が住んでるところは大人になったインテリヒッピーが潜んで(?)いる地域を抱えているので、結構それ系の名前は本名でも見かけますよ。
女の子が多いですけれどね、やはり。
地域限定だと、「シエラ」ちゃんなんて言う子も過去二人くらいお会いしたし(ヨセミテ近いですからね)、有名なのはアルペンスキーのPicabo Street(両親がヒッピーで、peek-a-booから付けた名前)とか。

Posted by: MM : July 9, 2004 4:18 AM

映画の裏話は、ぜひお聞きしたいですね~

マイハウスプラン・・・楽しみですね!
あーでもない、こーでもないと考えてるときが、一番楽しかったりして!

完成したら、ぜひ招待してくださいねーーー

Posted by: さだっちょん : July 9, 2004 3:34 PM

雪見たことない人は、けっこういますよね。
日本でも西日本の平野部とかだと、めったに降らないし。
僕も岡山にいた頃は、雪はやっぱ珍しくてね。
東京に住むようになってからは珍しくもなんともなくなっちゃったけど。

ちなみに、人間の汗腺の数って、三歳までに過ごした気候によって大きく左右されると聞いたことがあります。
だから、ゼロ歳と一歳のときに日本の夏を体験できて、娘にとっては良かったと思ってます。
ここの爽やかな夏しかしらないと、日本の夏に対応できなくなっちゃうかも。

しっかし「イナイイナイバァ」って名前も、ヒドイなぁ(笑)
よくぞぐれなかった、えらい!

って、僕の友人にも、親がヒッピーでおそらく世界で唯一なんていう変な名前のヤツいますが(笑)

その点、ウチの娘はラッキーだ。
親がヒッピー見習い中なのに、割と普通の名前でつけてもらえてるんだから(笑)
よぉ~し、次の子はがんばって変なのにするぞぉ(爆)

Posted by: Ryu : July 9, 2004 10:04 PM

>さだっちょん

映画の裏話は、あまり気持ちのいいものじゃないんで、とりあえず今のところは伏せときます。
あえて大声で糾弾するほどのことでもないし。
でも、ハーモニーは経済的にもかなりの損害を受けたようですけどね>『指輪物語』

ハウスプランの段階での変更は、まだ気楽で楽しいっすね。
これが、実際に作り始めてからの変更は、現場でケンカになりそうだけど(笑)

完成する前にご招待しますので、手伝いに着てよ。

Posted by: Ryu : July 9, 2004 10:07 PM

May 17, 2004

カヌー死亡事故発生

■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温15度、最低気温4度。
海洋気象 - セパレーションポイントより北:午後に南東25ノットに。その他のエリア:北10ノット。北部海域はやや荒れる。

■ 予想最高気温は昨日より低いものの、快晴なので昨日とうってかわって暑いほど。どこかに出かけたいようなポカポカ陽気。
  でも、夫婦そろって風邪気味でダウンなんだな、これが……。

■ というわけで、車に乗ってどっかに行く気がしなかったので、家人の作った中華風揚げドーナツとサーマレストを持って、家のそばで超ご近所ピクニック。
picnic.jpg donuts.jpg
  玄関から徒歩三分、門から徒歩二分の場所なんだけど(笑)、けっこうこれが気持ちよかったりする。だからどんどんアウトドア出不精になっちゃうんだよな、これが。

■ 『龍の巣』入荷情報。
当店の大人気ヒット商品、フリルネック U.T.E.の新色、棚卸。
  マイクロテックにゴールドイエローを追加。あとはチョボチョボと。これで、新規仕入れ分すべて棚卸完了。
  夏が近づいているからでしょか、このところ売れ行きがますます大好調。ありがとうございます。色によっては在庫が一個だけなんてのも。お早めにどうぞ。

■ カヌー転覆、教諭が死亡
痛ましい事故が、また起こってしまった。
  これだけの記事では詳細は不明だが、きちんとした装備のヴェテランが、中~上級者向けの川で遭遇した事故らしい。ということは、不可抗力的な事故だったのだろうか?
  詳細なインシデントレポートが発表され、今後の類似事故防止に役立てるようになることを、切に望む。どこかに続報が発表されたら、ご教授ください>読者の皆様

  最後になりましたが、故人のご冥福を、心よりお祈りいたします。そして、皆さんもお気をつけて。

投稿者 Ryu : 10:07 PM
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コメント

今回のエントリーのピクニック風景(門から2分)を見た、日本にいる大半の人を代表して。

「ウラヤマシイ!!!」

うーん。思い切って出かけなくてもいいわけですね・・・・。移住考えたい・・・。

Posted by: kmorita : May 17, 2004 10:43 PM

いいでしょ?(^^)

でもね、実はそういうコメントを狙って、わざと人工物がまったく入らないアングルで撮っただけなんですよ。
カメラをわずかに振れば、右も左も民家が見えますし、写真では良く見えませんけど、木の根元に流れている川はドロドロっす(^^;

もう一つ裏話をすれば、ここは買い損ねた土地なんですよ。
我が家の向かいにあって、けっこう広いんで、ぜひとも欲しかったんですけど、タッチの差で売れちゃったんです。
未だに、「あぁ、ここがよかったなぁ・・・」なんて毎日のように横目で眺めているんですよね。
まぁ、実際に買ったところと比べて、欠点も多いんですが(価格とか湿気とか)。

移住します?
ご協力しまっせ、編集長!

Posted by: Ryu : May 17, 2004 10:51 PM

ウワッ~、うちの郊外の風景とどーしてこんなにそっくりなの???っと思ったので、とりあえずレスだけしてます。
まあこちらはこれから夏なので、これがもっと枯れ草色になって山火事シーズンの到来になるんですが。
(それをうちの母は「火焔山」って命名したんだった、そうそう)
小出しにしますが、こんな感じで結構ふらっと出かける系アウトドア物や場所は近場に多いんですよ、こちら。意外でしょ?

Posted by: MM : May 18, 2004 8:34 AM

そっくりなの?ハハハ(^^)
なんか海外組の自慢コーナーになっちゃってるな(^^;

僕はいったことないんですけど、合衆国がそういうの多いっていうのは、聞いてますよ。

そっちも夏枯れするんですね。
同じです。
ただ、今年の2月は史上最悪のウェットな月になってしまったので、珍しくまったく夏枯れしなかったのですが。

Posted by: Ryu : May 18, 2004 9:23 AM

February 27, 2004

まだまだ降り続く雨

■ 曇り、弱い南東風→午後から弱い北東風、夕方から雨の予報。
当たった!久しぶりに予報が当たった。一日中弱風で海は静か。曇ってたものの、大変気持ちの良い一日。ベースに戻ってお客様とお別れした頃からポツポツと降り出し、今ではガンガン降っている。晴れなくても、こういう日なら気持ちのいいものなんだけど。


■ しかし、よく降る。これなら月曜日に新しいオモチャ(友人から買ったばかりのロデオ艇)持って近所のホールで遊べそう。良いサイズの波に乗れそうだな。
「♪ 雨 雨 降れ 降れ 母さんが
 蛇の目でお迎え 嬉しいな
 ピチピチ ギャルギャル ランランラン♪」
失礼しました。

■ 「むむむ・・・」なサイト
  http://www.president.co.jp/pre/20040202/002.html
  僕は、どっちかといえば騙されやすいタイプです・・・。情けない。

投稿者 Ryu : 6:42 PM
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February 23, 2004

真夏なのに、凍えそう・・・

■ また雨。ニュージーランドに移住してから6度目の夏だが、こんなに天気の悪くて寒い2月は初めて。2年前の夏は史上最悪の多雨を記録したが、確か2月はもっとマシだったような気がする。今日も夕方からまた降り始めた。国中で最も天気がよく、「Sunny Nelson」の異名を持つここでさえこれだ。世界有数の多雨地帯である南島西海岸なんぞ、どういうさわぎになっているんだろう?

■ と思っていたら、どうやら雨の降りすぎで、やっぱり西海岸の川も増水しすぎてあまり面白いコンディションではなくなっているらしい。近所の川も水量が多すぎてホールが潰れてしまっているとか。ところでさっき、友人が艇を持ってきてくれた。ダガー・ウルトラフュージ、青色。嬉しい。でも、明日からまた仕事。次回の休みには、水量はどうなっているだろう?

■ 21ヶ月の娘はいま動物に興味津々。大家が彼女のために、オークランド動物園のヴィデオを貸してくれた。ニュージーランドにもこんなに立派な動物園があったとは知らなくてビックリ。秋にちょっと仕事がひまになったら、連れて行ってやりたいもんだが。

■ 今日見つけた面白サイト
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/
0402/05/news085.html

  日本は便利だねぇ・・・。

投稿者 Ryu : 9:18 PM
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そうかー、もうメイは21ヶ月にもなるかー。そりゃそうだわな、モナンは悪さ炸裂で、これを書いておる横で、買って来たばかりのミロの袋を破いて頭から被り、ミロの粉海で泳ぎながらご満悦。やれやれ、これは掃除が大変だ・・・

Posted by: go : February 24, 2004 8:26 PM

そりゃ大変だ (笑) と、のんきに笑っていられないんだわな、これが・・・。

Posted by: Ryu : February 24, 2004 9:03 PM

February 22, 2004

風速なんと時速110km!

■ 昨日は、風速なんと時速110kmというとんでもない予報が出ていたが、案の定吹き荒れた。3日キャンプツアーの最終日で、アンカレッジからマラハウまでの行程だったが、結局モーニング・ティーをとっただけで昼食を抜いて帰着。これが功を奏した。上陸後30分もたたないうちに、まっすぐ立っているのもつらいほどのゲイル・フォースが吹き荒れた。やれやれ。これで今期の「無・ツアー中止」「無・目的地変更」の記録をまたまた更新。

■ いつも通り、地元のサンデー・フリーマーケットに出店。妻のリフレクソロジーと、僕の帽子(フリルネックUTE)販売の共同店舗。曇りのち晴れ、弱風という、ここ数日からは考えられないほどの恵まれた天候ながら、客足伸びず。帽子は1個、妻のお客さんも3人と、珍しく売り上げが伸びなかった。

■ ここ数日の悪天候で、モトゥエカ川増水。ブルーガム(近所のプレイスポット)も、良い水量で遊べるホールが出来ているらしい。ところが、友人から譲り受ける予定の艇が、まだ手元にない。残念。

■ 今日見つけた面白サイト
  http://home.kabelfoon.nl/~provider/Programma/
illusies/illusies.html

投稿者 Ryu : 9:09 PM
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Title: ブログ開設2周年
Excerpt: ■おかげさまで、本日でオリジナル版『Ryu's Logbook』開設2周年。ご愛顧ありがとうございます。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2006.02.22
Title: Weather Log on 22-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, high cloud. Gusty southwesterlies. 25°C 15°C [MARINE] (Abel)  North of Separation Point: Westerly 25 knots easing to 15 knots overnight. Elsewhere: Northerly 15 knots dying out this evening, beco...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.22
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