2009年02月26日
Weather & Kayaking Log on 26-02-09
■予報はオミット。
■フリーランス・ガイド&インストラクターとしての仕事。
日本ではフリーでプロガイド・ワークショップやツアーリーダー・セミナーを開催するのが常なのだが、NZではあまりフリーの仕事は過去やっていない。個人的に依頼されてカヤック技術の指導をしたことが何度かあるのと、プロガイド・ワークショップを一度やったくらいか。
先々月のハーフデイも、フリーランスの仕事といえばそうなんだけど、やってる仕事は地元のカヤック会社の商業ツアーだから微妙。
で、今回だが、TimaruのRocalli CollegeのOutdoor Education担当教師から直接メールで三泊四日のシーカヤック・キャンプ合宿のガイド・インストラクターの依頼を受けた。彼らのツアーは3年前に担当したわけだが、そのときにやたら気に入られてしまい、担当教師Guyはその翌年も、さらに翌年も僕をリクエストして僕が働いていた会社にツアーを依頼してきた。が、なぜかマネージャは僕以外のガイドばかりあてがっていて、しかも毎年ブッキングミスのトラブルが続いたらしい。さらに昨年、ツアー終了後に「やっぱりRyuでないとダメだ、来年こそちゃんとRyuを回してくれ」と頼みに行ったGuy、逆にマネージャから「オタクの仕事は儲からないから、来年はもうウチでは引き受けない」といわれたらしい。ナンチュームチャクチャな会社だ。僕が昨年一度もログをアップする気になれなかったのも、これを聞くとあらためて無理もないと、我ながら思ってしまうほど。
ならばと、今年は僕のメアドをネット上で探しあてて直接連絡してきたんだから、えらい>Guy
直前までもう一人のガイド・インストラクターが見つからなくてヤキモキしたりしたが、結局先輩のKPがやってくれることになって一安心。
■23日(月)
曇り。Marine Weather Forecast、SW15kn changing to NW15kn in the afternoon and variable10kn in the evening。
前回は13年生だったが、今回は12年生。2年前から13年生はリヴァーカヤックに変えたとのこと。
キウィ12人に、ドイツ人留学生7名、合計19名(本当は各一人ずつ多い予定だったが、病欠)、引率はGuyのほかに三年ぶりの校長。僕が担当することになったからまた来たのか?(笑) ちなみに校長と僕は、さらにもっと前にも一度いっしょに漕いだことがある(らしい)。
車のエンジンがお釈迦になって修理工場に入ってかれこれ二週間経つのにまだ出てこないので、KPに家まで来てもらっていっしょに9時にMarahau(10カ月ぶり!)のOld McDonald's Farmへ。
今年の12年生は「ハズレ年」とのことで、パッキングに手間取り、11時ローンチングの予定だったが15分押して出発。
天候は上々。ペースが遅いのでいつもはTe Pukatea Bayで昼食とのことだったが、Stilwell Bayに変更。
食後はまっすぐAnchorageに直行。Tom B、Genna、Matらと顔を合わせる。
食事は生徒が用意してくれるので、上げ膳据え膳。なんか逆に居心地が悪い。
土日に風邪をひいてしまったので、身体が重かったものの、地名も歴史もド忘れしてないし、その他のガイディング技術もカヤッキング技術もほとんど落ちていなくて一安心。19名の名前も半日で全部覚えられてホッとした(KPは予想通り四日間経っても名前覚えてなかった)。
■24日(火)
早朝マリンVHFラジオでチェックすると、variable10kn, but easterly15kn midnight、そして翌日もeasterly15knの予報。
予定ではOnetahuti泊だったが、予報通りE15が吹くと水曜夜もOnetahuti泊になり、木曜日11時までにMarahau帰着が不可能になるので、Anchorage泊を提案。DOCのHut Wardenにも相談してその案で決定。
ローンチング直前、Chrisと久しぶりに会う。Paroreは売ってしまったらしい。
ベタ凪。Anchorageでローンチングしてすぐにフォワード&バック・ストロークの練習をしてからツアー出発。North Head付近でTasman Bayのど真ん中あたりに巨大な竜巻が渦巻いているのを発見。初めてみた。
Sandfly Bayでちょうど満潮になったのでFalls Riverへ。Hayoのスリーデイのグループ(ATK)にあった。KPがつかまるまでには、Hayoにも打診してみたんだよな、そういえば。
昼食はバークベイ。
昼食後はキウィの生徒9人を対象に、Tレスキューの講習および試験。全員一応レスキュー成功。
午後はそのまままっすぐAnchorageへ。
夕方から雨。
■25日(水)
朝から雨。予報では晴れだったが、結局夕方まで雨。
Marine Weather Forecastは、昨夜の段階でvariable10knに変わっていたが、今朝になっても同じ。
海況は昨夜の名残でNEのうねりが少々入っていたが、問題なしと判断。長いツアーになるが(商業ワンデイ・ツアーの倍以上)、Shag Harbour往復をけっこうすることに。
まずはスィープ&バックスィープの練習をしてから出発。
テントをAnchorageに残してきてて空荷の艇だったので、1時間半でTonga Isに到着、左側をそのままかすめてShag Harbourへ。Awaroa Lodgeに移籍したSam、Aqua TaxiのJared、MSKのSamらにあう。ちょっとした理ユニオン。
Onetahutiで昼食。雨が降っていたのでキッチン・シェッドに行ったが、ぎゅうぎゅうの満員。
午後は、Bark Bayの前でストッピングの試験。16時にAnchorage帰着。
3年前同様にいうことをきかないヤンチャなドイツ人の生徒がいて、今回は最後にグループをブッちぎって勝手にAnchorageに戻ってしまったので、校長、Guyと僕の三人でこってりと油を絞った。
ちなみに3年前に油を絞ったドイツ人生徒の弟が今回参加していたが、その子は非常に良い子だ(笑)
もう一つちなみに、3年前の悪ガキと今年の悪ガキは、同じ名前だった(^^;
Anchorageに戻ってから、ようやく雨があがる。
20km以上、よく漕いだ、大した子たちだ。
が、これで終わりではない。上陸してカヤックを運び終えたら、着替える前にトウイングの座学。キャンプ場で僕とKP、それぞれのショート・ラインとロング・ライン、さらに僕が昔使ってたコクピット式のロング・ライン・システムなどを見せつつ、安全のために必要な項目をざっと説明。ようするにプロガイド・ワークショップやツアーリーダー・セミナーのトウイング座学とほとんど同じ内容だ。理解できたかなぁ? 生兵法で変なことする生徒が出ないことを祈ろう。
■26日(木)
晴れ、Northerly15knの予報。実際にはしばらく雨が降っていたが、海況は穏やか。
彼らは今夜はHanmer Springsに宿泊予定。しかしカヤッキング終了が遅れると、温泉施設が閉まる前に到着できなくなる。
それをきくと、「えぇ~っ、6時起きぃ!?」とブーブーいってたガキドモも、自主的に5時半起きに変えた(笑)
実際には5時半には起きられず、連中が起きてきたのは6時だったが、温泉の威力は絶大で、1時間45分で朝食、昼食の用意、撤収、パッキング、ローンチング準備をすませてしまい、僕が一番遅くなるところだった。
本日はローンチング後にロウ・ブレイスの練習。タンデム一艇が失敗してマヂ沈。希望者を募ったら手を挙げた生徒がいたので、レスキューをやらせてみた。一昨日の試験の時は対シングルしかやっていないので、この対タンデム・レスキューはぶっつけ本番だったのだが、あーだーこーだ試行錯誤しながら結局Tレスキューで前席からは水を抜き、後席だけポンピングですむかなり良い線のレスキューを成功。ハズレ学年とはいいつつ、やっぱりこの学校はレヴェルが高い(ちなみにレヴェルの高かった3年前は、すでにプロになっている子が何人かいるそうだ)。
11時までにMarahau帰着すればいいので、のんびり漕ぎ、Adele Isの外側を通って10時40分にMarahau着。
彼らの撤収を待っていたら、身体が冷えて風邪をひいてしまった。
帰りにATKとMSKに顔を出して挨拶。Julieお姐さまがMSKのOPSをしていたのには驚いたが、嬉しい再開だった。 4day gg 21 / marahau - l@stilwell - cmp@anch - falls river - l@bark - rescue@bark - cmp@anch - shag h - l@onet - tonga is - sail - stopping@bark - cmp@anch - adele - marahau
■来年も、今回と同じくフリーランスとして彼らの仕事を受託する約束をした。おそらくパートナーは来年もKP。
今から楽しみだ。でも、体力を維持するのが大変だな(笑)
■追記
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■メインコンテンツの雑文は、『Ryu's Logbook 別冊』でご覧下さい。
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2006年10月01日
新年度料金
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2005年06月30日
ツーリズム・ガイドと、エクスペディション・ガイド。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い海況次第に落ち着く。午前中のにわか雨中視界不良、次第に晴れる。
向こう三日間:金曜夕方変風5~15ノット、土曜早くに北10~20ノット、日曜北東25~35ノット海況荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:55 AM 3.6 m Low 10:10 AM 1.1 m
High 04:35 PM 3.4 m Low 10:47 PM 1.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨夜は遅くになって雨が降り始め、風も強くなった。今朝はすでに暴風は止んでいて、風も上空で15kn程度。快晴。
しばらく不安定な天候になりそうだが、実はごうちゃんたちが遊びに来たのにあわせて(かこつけて?)二週間ほど休みをとっているので、いくら荒れてくれても知ったこっちゃない。でも、今日は良い天気だ。散歩にでも行くか。
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■『ガイドのつぶやき』の番外編。
5月28日のエントリのコメント欄が、面白いことになってきた。例によってコメント欄に埋もれさせておくにはもったいない流れになってきたので、本編に引越しさせることにした。
別ウィンドウが開くようにしたので、まずこちらをクリックして読んでみてください。
◎「118」と「ch16」
ご覧の通り、waka moana氏と僕の話のメイントピックは、名ガイドの誉れ高き新谷暁生氏だ。
■コメント欄でwaka moana氏がおっしゃる通り、おそらく日本シーカヤック界で新谷氏のことを論ずるのは、タブーなのだろう。理由は、やはりwaka moana氏のご指摘通り、彼が「伝説の先輩」だからなのだと思う。
これは、新谷氏に限った話ではなく、僕がパドルの向くまま、気の向くまま「プロガイド論」を執筆するまでは、十年選手、エクスペディション成功者などの「伝説の先輩」と目される人たちが、議論の的となることはほとんどなかったように思う。
その中でも特に新谷氏に関しては、いまだに批判の声を耳にすることがない。「極めつけのタブー」、「伝説の先輩の中でも、とびっきりの伝説」なのか。
確かに、キャリア・技巧・エクスペディション実績といった部分で序列が決まってしまう「コミュニティ」の中では、新谷氏に対する批判が表に出てこないのは、当然といえば当然だ。
加えて、彼のお人柄は素晴らしいと聞いている。ならばなおさら彼をあえて批判するようなバカはいない、というものだ。
だから「タブー」以前に、きっと「裏」をのぞいてみても、議論や批判そのものが存在しないのだろう。
■そういう意味で、「コミュニティの外」からこうした「新谷暁生論」が出てくるのは大変に面白いことだし、waka moana氏同様に「外部」の人間である僕としては、それを正面から受け止める義務があると思う。
なんせ、僕の「プロガイド論」は、そもそもこうした「キャリア・技巧・エクスペディション実績によって序列が決まる世界」を「アマチュア・カヤッカーの世界」と断じ、プロガイドとはそうしたヒエラルキーとはまったく一線を画するまったく別の存在であり、アマチュアがステップアップした結果プロになるわけではない、と説いたところから始まったのだから。
とはいえ、これは実際には「新谷暁生論」というよりは、彼を例にとった「もう一つのプロガイド論」。
今後の日本のツーリズム業界、特にアドヴェンチャー・ツーリズムやエコツーリズムといった、アウトドア系ツーリズムを考える際に、しっかりと認識しておかなくてはならない「もう一つのアウトドアガイド」のことを考えるのに、新谷氏は極めて興味深い象徴的存在なのである。
というわけで、新谷暁生氏ご自身を「批判」する意図は、まったくない。象徴的存在として、僕なりに「分析」させていただくだけ。そのことは、まず最初にお断りしておく。
ま、ともかく、久々の長文をどうぞ。
■新谷氏の話をする前に、まずその前提となる一般論から始める。
僕はwaka moana氏の「コミュニティ&先輩」という見方、及びその延長にある
こういった人間関係のあり方は、ツーリズム産業とはあまり相性がよろしくないと思います
というご意見に、大賛成だ。
上記の通り、僕はこれを過去に「アマチュアカヤッカーのヒエラルキー」と論じたことがあるが、「クラブ体質」というwaka moana氏の分析もそれに類するものだと思う。
一般消費者はwaka moanaさんの分析通り、「先輩」も「修練」も「コミュニティ」も求めず、その代わりに「その場限りの対等な取引」を望んでいるだろう。そしてそうした「フェアなビジネス」を望むメンタリティは、今後ますます強くなってくると思う。
特に世界的なエコツーリズムの流れまで考えに入れると、今後は海外からの顧客層も無視できないが、外国人観光客には「コミュニティの先輩」などという日本特有の価値観がまるで通用しないことは、言うまでもない。
少々余談気味だが、日本のアウトフィッターが良く口にする言葉に、「ウチの客」というものがある。これは僕がもっとも忌み嫌うセリフの一つだ。お客様は、誰のものでもない。これほど人をバカにした失礼なセリフも珍しい。
この忌まわしい言葉が、日本のほとんどのアウトフィッターの口から発せられるという嘆かわしい事態の背景は、waka moana氏の「コミュニティ」という考え方で簡単に理解できる。「アウトフィッター=クラブ」、「常連客=クラブ員=ウチの客」という発想だ。だから「ウチの客」が他所に移ると、感情的トラブルに発展する。
なんのこっちゃ……。それって「オレの女を取った!」っていうのと、まったく同次元のメンタリティだぞ……。
これは言うまでもなく、今後の消費者が求めている方向性ではない。
ま、それはともかく。
■その一方で「先輩」を求め、「コミュニティ」の一員となりたがるマーケット層があることも事実だ。特に日本人に限れば、本格的に「はまって」いく人の場合は、そういう方向性をむしろ強く求める傾向さえあるようだ。
言いかえれば、アウトフィッターに「ウチの客」と認められて喜ぶ人が、少なからずいるわけだ。今までのマーケットは、そういう人たちを中心に構成されていた、と表現してもいいかもしれない。よって、今まではこの仕組みが機能していたわけである。
しかし、今後のことも視野に入れて大きな視点で考えれば、やはりそれはあくまでもニッチマーケットに過ぎない。だからこそ、今この業界が伸び悩んでいるのではないか。
アウトドア雑誌の定番企画「やってみたいアクティヴィティは?」の類のアンケートで、カヌー・カヤックはだいたいトップ常連だ。にもかかわらず、一向に定着する気配がないのは、一般消費者の求めているものと業界が提供しているものに、大きな差があるからに他ならないと思う。
つまり、過去にも何度も論じてきた僕なりの「プロガイド」の基準に照らし合わせれば、「コミュニティの先輩」的なガイドのあり方は、アマチュア・クラブ・リーダー的であり、よってプロとしては「邪道」ということになる。
ここまでが前提となる一般論だ。過去、僕の発言を読んできてくださってる方にとっては、特に目新しい点はないかもしれない。
が、こっからまったく新しいこと書くので、ここらでコーヒーでも淹れてきて腰をすえてください。
■さて、ここで新谷氏に話を戻す。
冒頭に書いた通り、彼が「コミュニティの先輩」的なガイドの頂点に位置する方の一人だというのは、間違いのないところだろう。よって、前段の話の流れからすれば、新谷氏も「邪道」ということになるはずだ。
しかし。
ここまでの論旨と矛盾して聞こえるのは承知の上だが、僕は新谷氏の存在は排除すべきどころか、「非常に貴重」だと感じている。以下、その点を論じる。
■過去にはあえてこの点を明確に論じたことがなかったのだが、僕は「アウトドア・ガイド」には二種類あると考えている。
過去何度も論じてきたのでもうあまりしつこくは繰り返さないが、一つ目のガイドは、ツーリズムというサーヴィス産業の中で、顧客に上質な商品を提供する役割のことだ。フィールドの違いこそあれ、基本的な立場はバスガイドや旅行添乗員と同じである。こういうガイドは「コミュニティの先輩」であってはならない。
今日のエントリの中では、このタイプのガイドを、「ツーリズム・ガイド」と呼ぶことにする。過去に単に「ガイド」と呼んできたのは、こちらのタイプのこと。
いうまでもなく、僕は完全にこのタイプだ(よって僕に対する批判は、ご遠慮なくどうぞ。僕は貴方の「先輩」ではない)。
一方、そういう枠にはまらないガイドも、ごく少数ながらアウトドアの世界に存在する(つまり添乗員やバスガイドの世界には存在しない)。
例えばこのブログにも、昨年6月1日や今年1月27日のエントリで、南極基地で科学者の野外調査活動をサポートするアウトドアガイドがいることを書いた。あるいは過去の数々の探検や冒険にも、「先導者」としてのガイドがいた。
こうしたガイドは、いうまでもなく「ツーリズム」の枠には収まらない。この手のガイドの責任範囲は、あくまでも「安全確保」だけで、「サーヴィス」は二の次だからだ。
つまり「グループ・リーダー」と限りなく同義なのだが、あえて一つ違いを挙げれば、ガイドは「外部から金で雇われた人間」である、という点になるだろうか。自発的に集まったメンバーの中から選出された「ヴォランティアのグループ・リーダー」とは、この点で区別できるかと思う。だから、エクスペディション・グループには「リーダー」と「ガイド」が共存している場合も、当然ある。こういう場合はグループマネージメントはリーダーの役目、ルートファインディングと危機管理はガイドの役目、という形で役割分担されることになるだろうか。
ま、こうした細かい点はさておき、ここではこうしたガイドを「エクスペディション・ガイド」と名づけておく。
もちろん新谷氏は、まさしくエクスペディション・ガイドに他ならない。
以上が「二つのガイド」の定義だ。
世間一般にイメージされるガイド像は、そのニュース性ゆえに「エクスペディション・ガイド」の方だろう。
しかし僕自身は、今までガイドを論ずる場合に、「ツーリズム・ガイド」の方だけをとりあげ、「エクスペディション・ガイド」の存在をあえて無視していた。なぜならその話題性の大きさとは反対に、数の上でも需要の上でも後者が無視できるほどに微々たるものだからだ。またエクスペディションそのものが、今後産業として発展していく可能性も、極めて小さいと思う(「エクスペディション風の商業ツアー」は、逆に発展の可能性があるが)。また、そもそも「別業種」ゆえに、門外漢である僕が語る資格はない、という気持ちもある。だから、普段は僕は「エクスペディション・ガイド」については語らない。
しかし今日はとりあげる。
あ、そうそう、ここではっきりと断言しておきたいのだが、「ツーリズム・ガイド」と「エクスペディション・ガイド」の間に、「職業的な優劣」はない。あるのは、あくまでも守備範囲の「違い」だけである。
とはいえ、その差は小さくない。ハッキリ言えば、まったく違う仕事だ。サーヴィス業たるツーリズムに属する前者と、それに属しない後者には、むしろ共通点が少ないといった方が良いくらいだ。
具体的に言えば、前者の責務は「安全確保」と「カスタマーケア」の両方で、表面的には「カスタマーケア」の占める割合が大きい。一方の後者は「安全確保」だけが責務だ。
以前から「インストラクター」と「ガイド」は、まったく異なる業種であることを主張しているが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に「ツーリズム・ガイド」と「エクスペディション・ガイド」はまったく方向性の違う仕事だ。
■さて、ここでようやく、新谷氏のことに話が戻る。
こうした視点で彼のことを見直してみると、彼がいかに優れた「エクスペディション・ガイド」であるかが良く分かる。彼は世界的に見ても、間違いなく超一級のエクスペディション・ガイドだ。
僕には逆立ちしても真似の出来ないジャンルの超一流ガイドとして、素直に尊敬する。僕だってもしホーン岬を漕ぐなら、絶対に新谷氏にガイドを依頼する。
つまり、彼がいつも本当に「真のエクスペディション」ばかりをやっていらっしゃるのなら、難しい問題は何も起こらない。
ここからがややこしいのだが、彼が普段知床でやっていらっしゃることは、あくまでも「商業ツアー」、つまり「ツーリズム・ガイディング」なのだ。いくら「エクスペディションっぽいテイスト」を売りにしてみても、一般マーケットを対象に「商業ツアー」として売り出している以上、どう言いつくろってみたところで「サーヴィス業たるツーリズム」であることからは逃れようもない。ならば「ツーリズム・ガイド」として仕事に臨むしかない。
ところが彼自身は、それをあくまでも「エクスペディション・ガイディング」と捉えていらっしゃる節がみうけられる。
これがややこしい点だ。
waka moana氏が言及された、新谷氏の文章の中に散見される「論理的矛盾(認識論・存在論上の錯誤)」は、結局ここのところに起因しているのではないうかと思う。
■もちろん、「商業ツアー(=ツーリズム・ガイドの仕事)」の場合も、「修行」などを前面に打ち出した商品開発&宣伝をすること自体は、「可」だ。
「誰にでも出来ますよ、簡単ですよ」という常識的な手法があるならば、逆に「キツイぞ、冒険だぞ、覚悟して来いよ」というニッチ狙いの手法だって、当然「あり」だ。
どちらを選ぶかは、その業者の自由。前者を選べばマーケットが大きい代わりに、ひ弱で依存度の大きなお客様のケアのために、日々の現場業務は増える。逆に後者はマーケットが小さい代わりに、お客様の自立度が高くなるので現場業務は楽になる。
別の言い方をすれば、「客に選ばせるマーケティング」と、「客を選ぶマーケティング」の違いだ。
その辺のさじ加減が、そのアウトフィッターの個性・スタイルとなる。
しかしその「キツイ冒険ツアー」だって、一般消費者向けに売っている商品である以上は、否応なくサーヴィス業の枠内におさまってしまう。上にも書いたとおり、あくまでも「エクスペディションっぽいテイスト」を強く打ち出した「商業ツアー」なのである。いくら「キツイぞ、覚悟しろ」と宣言したところで「サーヴィス業の呪縛」から逃れられるわけではない。
言葉を変えれば「キツイぞ、覚悟しろ」というのは、顧客を絞り込むための「宣伝文句」であり、決してサーヴィスを放棄するための「免責宣言」であってはならない。
ところが「本物のエクスペディション・ガイド」は、元々サーヴィス業の世界の住人ではない。ここが難しいとこだ。
■新谷暁生氏という「エクスペディション・ガイド」の存在は、この上なく貴重である。世界の宝といってもいいだろう。彼に対する数々の賞賛も当然である。
それゆえに、彼が「ツーリズム・ガイド」としても大きな「商品価値」を持ってしまう、という現象が起こる。つまり『トップ・エクスペディション・ガイド 新谷暁生』というブランドのもとに顧客が集まるわけだ。
そしてそういう顧客層に対しては、「ブランドの威力」と「素晴らしいお人柄」という二つの強力な武器が威力を発揮し、「ツーリズム・ガイド」としての仕事がきちんと成立してしまうのである。
僕自身は彼の仕事ぶりを拝見したことはないものの、僕が持つ情報を総合して考えるとこういうことになる。そして、おそらく非常に事実に近いのではないかとも思っている。
■これは「邪道」か?
答えは「NO」だ。邪道ではない。
結果が出ているなら、こういう手法でも構わない。だから「新谷暁生は、優れたツーリズム・ガイドでもある」といって構わないと思う。
しかし、他人が真似できるものではない。
以前書いた通り、ツーリズム・ガイドの仕事は「教科書通りやったから合格」というものではなく、最終的にお客様を満足させれば良いのである。プロの世界は、結果オーライ、結果がすべてである。正攻法で玉砕してほめてもらえるのはアマチュアの世界だ。プロは必ず成功しなくてはならない。奇策でも一向にかまわない。
つまり「ツーリズム・ガイディングの定石」を無視して、「エクスペディション・ガイディングの手法」で「ツーリズム・ガイド」をやったって、ちゃんとした結果さえ出せるならば、一向に差し支えはないというわけだ。
例えば教科書的にいえば、「ツーリズム・ガイド」がお客様に失礼な口をきくのはタブーだ。
だがTPOとガイド自身のキャラクター(あるいはガイディング技術)次第だが、お客様に「あほぉ!」と怒鳴ることが許されてしまう場合もある。誰にでも出来る真似ではないが、言われた本人も含めて、その場の全員が心の底から笑っているならば、それは素晴らしいガイディングだ(新谷氏がそういうことをやってらっしゃる、という意味ではない。あくまでも一例)。
これがガイディングの難しいところでもあり、楽しいところでもある。
ミュージシャンからこうした「型破りタイプ」の例をひけば、ギタリストのジェフ・ベック、ベーシストのジャコ・パストリアスなんてのがこのタイプだろう(たとえが古いかなぁ)。野球選手なら、さしずめ野茂英雄だろうか。
彼らは凄まじいプレイヤーだけど、凡人がいくら真似してみても本当の意味では「上手く」はなれないだろう。なぜなら彼らのスタイルは基本からあまりにかけはなれているから。
でもオリジナルである彼ら自身は、きちんと結果を出す超一流プレイヤーだ。
「エクスペディション・ガイド」としては、おそらく新谷暁生氏はオーソドックスなタイプだ。
その一方で新谷暁生氏という「ツーリズム・ガイド」は、これらの「型破り」な存在なのだろう。だからこそ、僕自身は彼の存在は貴重だと思っている。
■つまりここまでは、話はややこしいものの、実際には特に何の問題もない。世の中には「エクスペディション・ガイド」の手法で、立派な「ツーリズム・ガイド」をやってしまう稀有な男がいるぞ。へぇ、それはすごいね! それだけの話である。
しかし彼ほどの影響力を持つようになると、話はこれだけでは終わらない。むしろ今日の本題は、ここからだ。
恐ろしいのは、「言葉の一人歩き」である。
例えば上記の「あほぉ!」発言だが、実際にそういう手法を多用するガイドがいると仮定しよう。彼はTPOでこの「あほぉ!」をキチンと使い分ける技術を心得ているので、現場では全員を間違いなくハッピーにしている、としよう。
でも、これが情報として一人歩きし始めたとき、意味合いが歪みはじめる。
それを聞いたある駆け出しガイドは、「名ガイドがそうやってるのなら、僕も真似してみよう」と短絡的に理解するかもしれない。きっと駆け出しがマネをすると、火傷をする。
あるいは別の人は、「客に向かってアホとは、何ごとだ! とんでもない下衆野郎だ! 言われた方の気持ちを考えたことがあるのか!」と、口角泡を飛ばして正論を叫ぶかもしれない。
これが言葉の恐ろしいところで、「沈黙は金」っていうのはまったく本当だと思う(と書いておきながら、一向に発言をやめない僕は、とんでもない阿呆である)。
ここまで書いた僕の発言だって、たとえばこんな風に切り取ってみると……、
お客様に「あほぉ!」と怒鳴ることが許されてしまう(中略)それは素晴らしいガイディングである。
これは恣意的な極端な例だが、なぁに引用なんてものは、多かれ少なかれこういうものだ。実際、自分の文章がこういう「意に反した切り取り方」で引用された経験は、僕にだってある。
これを新谷氏に当てはめると、僕らが彼の発言を見聞するときに、それが「エクスペディション・ガイディング」に特有なものなのか、それとも「一般的にツーリズム・ガイディング」に応用可能なものかを、注意深く吟味していく必要がある、ということになる。
前後関係を無視した部分引用だけで、彼の発言を批判することは出来ない。それと同様に、部分引用だけを「ツーリズム・ガイディングに関する金言」とすることも危険である。
彼に対する批判は今まで「タブー」とされていた節があるが、逆に部分引用は盛んに行われてきている。「新谷さんがこういってた。だからこれは正しい」と。
果たしてそれが正しいことだっただろうか? 彼の「エクスペディション・ガイド」あるいは「エクスペディション・カヤッカー」としての発言が、「シーカヤッキングの一般論」や「ツーリズム・ガイディングの一般論」として曲解されて、一人歩きしていないか?
個人的な見解を述べれば、彼は「シーカヤッキングの一般論」や「ツーリズム・ガイディングの一般論」は、ほとんど口にしていないように見える。つまり、彼が語っているのは、ほとんどの人間には応用不可能な「特殊ケース=エクスペディション・ガイド」の話ばかりなのではないか? 別の言葉で言えば、「新谷暁生ならこうする」という話だ。
■さて、ここでやっとコメント欄の本論に戻れる。
例えば、waka moana氏が「JRCA理事でもある新谷暁生さんは、あまり無線機やGPSがお好きではないようです。」と書いた上で、その根拠として引用してくださった次の一文に注目しよう。
「海を漕ぐのに届け入らない.危険を理解してそれを避けながら漕ぐことがカヤックの最も重要な技術なのであり、誰かの許可を得て漕ごうが無線機を持っていようが、それが身を守ってくれるわけではない.自分の知恵を絞って漕ぐことにカヤックの意味があるのだ.僕は海のカヤックをスポーツと考えている.だから安易にGPSを使うことはしない.また緊急時に助けを求めるために無線機も、レギュレーションでそれが義務付けされている国を除き持たない.道具で安全は手に入らないということを理解した上で、これらの道具を使うか否かを自分で決めるべきなのだ.」
新谷氏がGPSや無線機を手放しで認めていないことは、この一文からハッキリと読み取れる。その点については、誤解の余地はない。
ところが、これが「どういう場合の話」なのかは、よく分からない。そこを注意しないと、誤解が生まれるかもしれない。
■「エクスペディション」の場合は、遭難した時点で「ジ・エンド」である。
生き残れば、再度挑戦できる。しかし、その冒険に「失敗」という記録が残ってしまうのは間違いない。
つまり、エクスペディションをやる人間には、遭難後の対処を考えるよりも、「絶対に遭難しない」ということを念頭に考える、という発想が生まれる。「生還して、成功するまでやり続ける」というスタイルを選ぶ人もいるだろうが、「成功か、死か」というスタイルを選ぶ人もいるだろう。どちらにしても、一般の商業ツアーと比較すると、エクスペディションの場合は「失敗」の持つ意味は重い。これが第一のポイント。
また、同じ行程を狙うエクスペディションの場合も、装備によってその「質」が左右される。同じことをやった場合、GPSと無線を使い、サポート船が横に張り付いたエクスペディションよりも、GPSも無線もサポート船もなしでやりとげたエクスペディションの方が「上質」と判断されるのは、当然のことだ。ならば、より高度な技術を持った超一流には、さらにストイックな装備を求める傾向があって当たり前だ。これが第二のポイント。
つまり、僕は上の一文を「エクスペディション・カヤッカー」あるいは「エクスペディション・ガイド」のセリフである、と読む。
ところが彼を「伝説の大先輩」と仰ぐ「ツーリズム・ガイド」がこれを読むと、「おぉ、そうか、届けもGPSも無線もなしでガイディングする方が良いんだな!」「危険を避けるのが大事で、レスキュー要請などあってはならないことなんだな!」と考えるかもしれない。
しかし、それは言うまでもなく早計だ。この新谷氏のセリフを「ツーリズム・ガイディングの一般論」や「シーカヤッキングの一般論」に応用しようとすると、「翻訳」して読みかえる必要がある。
ご存知の通り、今回の西表の事故以来、僕はセイフティ確保のためにいろいろな機器のことを勉強したり情報を流したりしてみた。そうしてみて分かったのだが、新谷氏のこのセリフに感化されたと思しき反応は、実は少なくなかった。「情報の一人歩き」であり「読み間違え」である。
■あるいは新谷氏には、こんなセリフもある。
「ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される」
これは、サーヴィス業従事者たるツーリズム・ガイドの口から発せられるべきではないことは、コメント欄で述べた通りだ。要するに「つまらないツアーになったら、それはお前ら客の責任だ、オレの責任じゃない」と、お金を払っているお客様に対して言い放ってしまっているセリフだからだ。
しかし「エクスペディション・ガイド」ならこの言葉を発することは許される。面白いか面白くないかの部分は、責任の範疇外だからだ。
よって、こういうセリフが「エクスペディション・ガイド」である新谷氏の口から出てくるのは、ある意味自然だと思う。
しかし、これがもし「ツーリズム・ガイディング」に対して述べたものであったとしたら、問題だ。
というのは、実は建前的な一般論。
正直に言えば、ガイディングの現場では「メンバー次第でツアーの雰囲気は変わる」というのは「事実」である。いくら名ガイドでも、毎日毎回同じ雰囲気を演出することは不可能だ。むしろ当たり前の話だ。
そして、それこそ場の雰囲気次第では、そのことを正直にお客様に言うことが許される場合もある。いや、むしろ言った方がツアーが面白くなることだってある。
例えば僕の場合も、初対面の人ばかりの寄せ集めグループなのに、場がこれ以上なく楽しく盛り上がっていれば、「良い面子に恵まれてラッキーでしたね。別のメンバーだったら、ここまで盛り上がらなかったですよ、きっと」と、さらに場を盛り上げる意図で、このセリフを口にすることもある。「禁句」をあえて使う、いわば「裏技」的なガイディング技術だ。
しかし、こんなトリッキーなセリフは、前後関係やその場の雰囲気を知らない人、あるいは基礎と応用の区別の出来ない駆け出しガイドには、聞かれたくない。だから、僕はツーリズム・ガイディングを公の場で語るときに、不用意に「ツアーの成否は面子次第」などとは絶対に言わない。逆に僕が口にするのは「どんな面子でも、最高に面白いツアーをやります!」という宣言だ。
しかしこの宣言も、上記のように思いっきり盛り上がっている場では、自分の技術を不必要に誇示するだけに聞こえて、かえって場を白けさせる場合だってある。要するにTPO次第だ。
TPOから切り離され、勝手に一人歩きし始めた「言葉」は、かくも恐ろしい。
■ともかく、新谷氏の本質は「エクスペディション・ガイド」あるいは「エクスペディション・カヤッカーそのもの」であり、「エクスペディション・ガイディング」の手法を使って「ツーリズム・ガイド」をこなしてしまう、稀有な人なのだと思う。そして、彼自身にはそこまで明確な区別意識さえないはずだ。それが、彼の貴重さの本質だと思う。
だからこそ、彼の発言もそうしたスタンスから発せられていることに、読み手は注意しておく必要があるのではないか?
waka moana氏は、このように新谷氏を評した。
新谷さんが、存在論上は自らもツーリズム産業の一員でありながら、ツーリズム産業の人々に冷ややかな眼差しを向けるのも、人間関係のありようが全く異なる文化に属しているからかもしれません。
waka moana氏は「以上、事実と違っていたら申し訳ないです」と断っていらっしゃるが、新谷氏と面識のない僕自身も、waka moana氏と同じように感じている。
よって新谷氏の発言を聞くとき、こうした「立ち位置」の違いを明確に意識した上で、「翻訳」しながら聞くという作業は必須だと考える。
正直に言えば、頭の中でこうした論理の組み立てが完成する以前の僕は、新谷氏の発言を「えっ!? これって似非ガイド発言じゃん!?」と思って読んでいたこともある。が、「エクスペディション・ガイド」という考え方を導入して「翻訳」して読み替えるようになってからは、あまり「違和感」を感じていない。感じるのは「ツーリズム・ガイド」である僕との「大きな違い」だけだ。
もちろん、新谷氏ご自身にも、「エクスペディション・ガイディング」と「ツーリズム・ガイディング」の違いを明確に再定義した上で、発言の段階で両者を明確に区別してもらうように働きかけることも大事だとは思うし、実際に彼がそうした「二足のワラジ」を器用に履き替えながら話をしてくだされば、こんなに素晴らしいことはない。
しかしそれは、野茂に対して「江川のように投げてくれ」と頼むようなものだと思う。よって、僕はこれを、僕たち「読み手」の仕事としておきたい。
■さてさて、そうした「エクスペディション・ガイド」の技術を応用して、余人に真似の出来ない「ツーリズム・ガイディング」をやってしまう新谷氏に関しては、言葉の一人歩き以外にも、もう一つ大きな問題がある。
新谷氏が今後のこの「ツーリズム業界」の行方を左右する「有力人物」である、という点だ。「ツーリズム産業に冷ややかな視線を投げるエクスペディション・ガイド」が「ツーリズム産業の行方」に大きな力を持っているのが、厳然たる事実なのだ。
もちろん、ツーリズム産業を牽引する人間が、必ずしもツーリズム産業に好意的である必要はないと思う。批判的な立場の人間がトップにいたって構わんと思うし、それによるメリットも大いにあると思う。冷ややかな目で見るからこそ分かる点も多いはずだ。
しかし業界全体としては、今までのように「ウチの客」などと平気で口にするような意識を引きずった態度では、発展はありえない。つまり、目指すべきは「脱コミュニティ」であり、それはすなわち「先輩の否定」でもある。
その点を「ツーリズム産業に冷ややかな視線を投げる、偉大な大先輩エクスペディション・ガイド」の牽引の元で、どのように改革していくのか? 業界全体の大きな課題である。
つまり、これからの日本シーカヤック・ツーリズムやエコツーリズムが、皆こぞって新谷氏のスタイルを目指すわけにはいかないのだ。これからアウトドアガイドを目指す人、あるいはこの業界の発展を模索している人たちは、彼のスタイルやポリシーが抱える特殊さ、危うさ、矛盾などを、もう少しきちんと認識しなおさなくてはならない。それを、彼自身の先導のもとでやらねばならないという特殊状況は、きちんと意識しておく必要があるのではないだろうか。
要するに、いつまでも彼のことを「伝説の先輩」として下から見上げてあがめていてはダメだ、ということだ。新谷氏は「エクスペディション・ガイド」ゆえに、そうしたコミュニティの理論の中で「伝説の先輩」として生き続けていく人だろう。しかし、他のガイドたちはそこから出て、僕と同じように「コミュニティ外部」から新谷氏に接するようになる必要がある、というわけだ。
文字通り「外国」でガイドになった僕にとっては簡単な話だったが、日本シーカヤック界という「コミュニティ内」でプロになってしまった(なりつつある)方たちには、なかなかしんどい話だろう。が、越えなくてはならない課題だ。
■この点に関して僕自身の課題を書いておく。
悲しいことだが、過去のプロガイド・ワークショップ(PGW)受講者の中にも、いまだに平気で「ウチの客」を口にする人間が多い。この点を僕自身が厳粛に受け止め、今年のワークショップでそれをどれだけ改善できるかを、僕自身の「エクスペディション・ガイド vs ツーリズム・ガイド」の構図に関する現時点の課題としておく。
しかし、日本人に「コミュニティ&先輩」以外のコンセプトを理解してもらうのは、難しいだろなぁ。NZの業界を見てもらえれば、一目瞭然で分かるのだろうが、いかに見せずして理解させるか?
ハードルは高い。
■最後に。
優れた「エクスペディション・ガイド」も、今後新たに誕生することを期待している。需要は少ないだろうが、やはり「冒険」は必要だ。自分ではやらないが、見せて欲しい。
だから新谷氏を超えるような素晴らしいガイドが、今後もとんでもない冒険を見せてくれることを、心の底から望む。
将来「南極のサポート・ガイドは、ほとんどが日本人だ」とか「ケープ・ホーンを漕ぐなら、日本人エクスペディション・ガイドを雇わなきゃダメだ」なんて言われるようになったら、楽しいよね。
■関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)
◎番外編「自己責任と、クラス区分。」 (2004年12月25日)
◎番外編「インタープリテーションについて。」 (2005年6月1日)
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2257
Excerpt: ■「ガイドは無名であるべし」 これは僕のポリシーなのだが、別に先輩から習ったとかそういうのじゃなく、僕自身が仕事を通じて感じたことだ。 僕のような現場のツーリズム・...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.07.26
Excerpt: ■新谷暁生氏の著書二冊『アリュート・ヘブン』、『バトル・オブ・アリューシャン』を読了。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.10.12
うーん、素晴らしい分析と提言だと思いました。
「ツーリズム・ガイド」と「エクスペディション・ガイド」の概念を導入する事で、問題の所在がよりクリアになってきていると思います。少なくとも、ガイド業の中にはツーリズムを対象にする者と、エクスペディションを対象にする者がいるという事が見えてきます。
問題は、この両者の違いが、ガイド業者においても、消費者においても、きちんと区別されていないという事でしょうね。散々論じられているように、新谷さんもエクスペディション・ガイドの延長でツーリズム・ガイドをやってしまっています(ジェフ・ベックやジャコのような天然系を喩えに使った気持ち、良くわかります。彼らも個人の超絶的な能力によってジャンルを超越してしまっていましたから)。一方で、消費者側でもカテゴリーの混乱が発生していると私は思います。
消費側について、もう少し詳しく考えてみましょう。
ここで、ヨーロッパの哲学における遊戯論の基本「遊戯とは、それそのものが目的となる行為である。」を参照します。この考え方に照らせば、「シーカヤックに乗ることが目的であるシーカヤッカー」は全て娯楽を行っている事になります。これに対置出来るのが、「シーカヤックに乗ることが、シーカヤックに乗る事以外の目的を実現する為の最も合理的な手段となっているシーカヤッカー」です。
このように考えれば、現在日本に存在しているシーカヤッカーの殆ど全てがレクリエーショナル・カヌーイングの消費者ということになりそうです。
ところが、日本のアウトドア・アクティヴィティの世界においては、ツーリストというアイデンティティとエクスプローラーというアイデンティティが混在しています。本来エクスプローラーというのはエクスペディションの手段としてシーカヤックなりなんなりを用いる者を指すと思うのですが、シーカヤックで危ない所に行くことそのものがエクスペディションである(つまりシーカヤックより合目的的であるツールがあるにも関わらず、敢えてシーカヤックを用いる)と考える見方が一般的になった結果、ツーリストとエクスプローラーの明示的な境界が消失してしまったのでしょう。
そこで、ある種の人々は、存在論上はツーリストであるにも関わらず、認識論において自らをエクスプローラーと規程してしまうわけです。Ryuさんが日本のシーカヤック界にツーリズム・ガイドを普及させていこうとする際には、消費側においてツーリストとエクスプローラーという二つのアイデンティティが(好むと好まざるとに関わらず)存在しているという事を前提にして、それとどうつき合っていくべきかも考慮しておく方が無難かもしれません。
Posted by: waka moana : 2005年06月30日 16:42waka moanaさん、いつもご丁寧なコメント、本当にありがとうございます。
実に勉強になります。
消費者論に関しても、まったくもっておっしゃる通りだと思います。
それゆえに、「自称ツーリスト」を守備範囲にする消費者をターゲットとした業者も必要ですし(僕が日本で強化しようとしているのは、こちらですね)、逆に「自称エクスプローラー」を守備範囲にする業者も必要だと思います。
もちろん、「どんな客層でも、どんと来い」というのが一番頼もしいのですけど。
元ネタエントリのコメント欄にも書きましたけど、日本の方がこちらよりも、よりヴァラエティに富んだアウトフィッターが必要ですね。
問題なのは、自分ところの商品が、どういう客層を想定しているのか分かっていない、あるいは自分のガイディングが、どういう客層を一番得意としているのか理解できていない、ってことでしょうね。
ちなみに
>シーカヤックで危ない所に行くことそのものがエクスペディションである(つまりシーカヤックより合目的的であるツールがあるにも関わらず、敢えてシーカヤックを用いる)と考える見方が一般的になった
と、厳密な意味で考えると、シーカヤックでの本当の「エクスペディション」は、関野氏のグレートジャーニーが唯一のものだったのかもしれませんね。
それをサポートした新谷氏は、やっぱり超一流の「エクスペディション・ガイド」ですねぇ。
同じ積丹で活動しながら、新谷さんとはしばらく会っていない気がします。わたしも「コミュニティ外部」ですが、新谷さんの過去の発言からはいろいろと勉強させてもらいました。ただ、著書は読んでおりません。読まないことがわたしの密かな誇りだったりします。以上のことを踏まえていただいた上で、わたしの漠然とした印象を書きますが、新谷さんご自身はコミュニティ内での居心地を良く感じていないかもしれません・・(?)。まぁ、ご本人を交えてお話ししたいですね。
ところで、わたしも「ウチのお客さん」を使います。ただ、所有の意識は無く、「ウチのツアーに参加される人」等の意味です。会話ならニュアンスで解ると思いますが、少々紛らわしいかな。以後気をつけますね。
Posted by: iwao : 2005年07月01日 11:53>iwaoさん
>読まないことがわたしの密かな誇りだったりします。
これ、僕個人的には非常によく分かる気がします(笑)
>まぁ、ご本人を交えてお話ししたいですね。
ですね。
「ウチの客」ですが、確かにいろんなニュアンスがあると思います。
なんせ、日本語ですからね(笑)
で、iwaoさんのように、一切所有や縄張りの意識のない意味なら、問題ないと思うんですよ。
実際、iwaoさんのフィールドのように、遠隔地や島嶼部のアウトフィッターさんの場合は、所有・縄張り意識のない単なる「当社のツアー参加者」という意味合いが強いと思います。
逆に本州の都会近くで、近隣に競合業者があるアウトフィッターの場合は、圧倒的に「オレの女」的なニュアンスが強くなってしまいますね。
僕が今回非難したのは、もちろん後者です。
紛らわしくてスミマセン。
>waka moanaさん
内田さんの名を知ったのはもっと前だったような気がしますが、新谷さんの名を知ったのが、たしかあのエクスペディションのときだったように記憶しています。
関野氏もかっこいいと思いましたが、それをサポートするガイドってのも渋くてかっこいいなと思いました。
当時は僕、パドルを握ったこともなかったですしね。
Ryuさん、こんにちは。
たまにガイド登山で雪山に行くのですが、そのときのガイドは、ツーリズムガイドというより、エクスペディションガイドで有ると思います。
とにかく安全に頂上まで導くというのがその役割で、あまり、ツーリズムガイド的(正確にはどういうものかはよく知りませんが)な気配りは少ないと思いますし、客の方でもツーリズムガイド的な物を求めることは少ない様に思います。
某MLにて、ちょっと表現は違いますが、シーカヤックは、往々にして、その過程を楽しむことが多く、登山は、頂上なり目的を持っての行動が多いと書きましたが、新谷さんは、その経歴からくる登山ガイドの感性でガイドをしているのではないでしょうか?
この場合は、知床半島を無事に一周をさせると言うことです。
その知床半島が雪山や高所登山に匹敵するような場所かどうかは、知りませんが、そうでないとするとエクスペディションガイドの手法で、ツーリズムガイドをしているというのは、そうかもしれないですね。ただし、これも下に書いたようにシーカヤック人口の問題だと思います。ニーズが増えてくれば、困難な所へのツーリングへ移っていくのではと思います。
日本の雪山登山でエクスペディションガイドが成立するのは、その底辺にある膨大な登山人口からくる物だと思います。シーカヤック人口がこれからドンドン増えていけば、エクスペディションガイディングのニーズも増えていく可能性があるのではないでしょうか?
フィールド選定や安全確保の方法などいろいろと問題は有るのでしょうが。
(う~ん、週末や連休に出来るシーカヤックでのエクスペディションガイドが必要とされるカヤッキングというのは、なかなか思いつきませんね。)
ところで、NZや海外の登山ガイド(高所、雪山、氷河など)は、どのような手法でガイディングをしているのでしょうか?
雑文失礼いたしました。
Posted by: Kaz : 2005年07月01日 14:33Kazさん、コメントありがとうございます。
>新谷さんは、その経歴からくる登山ガイドの感性でガイドをしているのではないでしょうか?
まったくおっしゃる通りだと思います。
問題は、Kazさんもおっしゃる通り、今のところ、高所登山ガイドを求める客層と、シーカヤッキングにガイドを求める客層には、技量にもメンタリティにも大きな開きがある、というところだと思います。
>この場合は、知床半島を無事に一周をさせると言うことです。
その知床半島が雪山や高所登山に匹敵するような場所かどうかは、知りませんが、そうでないとすると
いえ、フィールドの難易度自体は、「エクスペディション・ガイド」と「ツーリズム・ガイド」の差とは直接関係ないと思います。
どんなに難しいフィールドでも「ツーリズム・ガイディング」は可能ですし、顧客のレヴェルによっては、一般的な感覚では「冒険」とは認めてもらえないようなフィールドで「エクスペディション・ガイディング」が成立することも大有りです。
例えば僕が過去にやった数少ない「エクスペディション・ガイディング」は、若狭湾での小学生対象のシーカヤックキャンプツアーでした。
二年目には天候が思わしくなく、あれは小学生にとっては一世一代の「エクスペディション」になったことは想像に難くありません。
雇用形態も「こういう教育的ツアーをやるので、安全確保を頼む」という形での依頼だったので、まさにあれはエクスペディション・ガイドとしての仕事でした。
もちろん普通のシーカヤッカーの感覚だと、若狭湾ですから冒険でも何でもありません。
あくまでも、ガイドを雇う側の意識とレヴェルの問題ですね。
>シーカヤック人口の問題だと思います。ニーズが増えてくれば、困難な所へのツーリングへ移っていくのではと思います。
おっしゃる通り、マーケットのサイズの問題です。
が、「移っていく」というのは、適切ではないかと。
マーケットが拡大する場合、両方向へ広がっていきますから、「より困難なエクスペディション」を求める層が増える代わりに、「より安易で、より気楽に」というのを求める層は、その数倍の勢いで広がります。
よって、エクスペディションガイドが必要とされる「率」は、減りこそすれ、増えることはないでしょう。
が、マーケットが拡大すれば、必要とされるケクスペディションガイドの「数」は、増えてくるかもしれません。
>エクスペディションガイディングのニーズも増えていく可能性があるのではないでしょうか?
上記の通り、YES、です。
ただ、そのニーズが増える数倍の勢いで、ツーリズムガイドのニーズが増えます。
>フィールド選定や安全確保の方法などいろいろと問題は有るのでしょうが。
ま、それはツーリズム・ガイドにもまったく同じようについて回りますので、エクスペディション・ガイド特有の問題ではありません。
>ところで、NZや海外の登山ガイド(高所、雪山、氷河など)は、どのような手法でガイディングをしているのでしょうか?
一般に商品として売り出している商業ツアーならば、ヒマラヤに匹敵するといわれるマウント・クックへのガイドツアーでさえ、当然ながらツーリズム・ガイディングの手法で行われています。
フィールドのきつさとは関係ありません。
顧客が「商業ツアー」を求めているならば、フィールドが南極でも8,000m峰であろうが、NZのガイドは「ツーリズム・ガイディング」をやります。
逆にエクスペディション・ガイドとしての仕事を要求されている場合も、サーヴィス精神旺盛に仕事に望む傾向がある国民性ですから(実際、僕の知っている南極サポートガイド経験者連中は、ツーリズム・ガイドとしても超一流です)。
ですから、Kazさんのお話で、日本の雪山ガイドは「エクスペディション・ガイド」のつもりで仕事をしているとありましたが、それも僕的には「日本の後進性」と映ります。
NZのガイドは、同じ場所を同じ客層をガイドするときに、「ツーリズム・ガイド」として臨みます。
>新谷さんご自身はコミュニティ内での居心地を良く感じていないかもしれません・・(?)
たしか、矢野顕子が海外逃亡した理由が「日本にいると大御所扱いされて居心地が悪い」というものでしたけど、新谷さんも、これだけ神格化されてしまうと、戸惑いがあるのかもしれませんね。ご本人は偉ぶる所が全く無い方だというお噂ですから。
「ウチの客」問題ですが、いち消費者として言えば、ある業者の商売の仕方が真っ当であれば、同じような感性で別のフィールドを商売の場にしている同業者を紹介してもらえれば良いなと思う気持ちもあります。例えば今回私は知床と釧路湿原でアウトドア・アクティヴィティを消費しようと考えていて、知床の場合は藤崎達也さんの所にお願いする事を決めていますが、釧路については、どの業者を使えば良いのかわからなくてちょっと困っているんですね。
で、通常の客商売においても、こういう「ウチで扱っていない商品を買いたいという客に、信頼出来る業者を紹介する」というのはアリだと思います。体育会コミュニティの人間関係が入り込まないのであれば、むしろそういった客の融通はあって良いような気がします。
Posted by: waka moana : 2005年07月01日 15:34>いえ、フィールドの難易度自体は、「エクスペディション・ガイド」と「ツーリズム・ガイド」の差とは直接関係ないと思います。
私もそう思います。既に述べたように、本来のエクスペディションとツーリズムの関係は、目的合理性の有無で弁別されるはずですが、現在ではリスクそのものを消費するツーリズムをエクスペディションと見なしている状況でしょう。
すると、個々のツーリングのリスク評価値はフィールドの難易度とツーリストの能力の比較によって決定されるので、ツーリストの能力が著しく低ければ、簡単なフィールドでもエクスペディションになる。その際にエクスペディション・ガイドが減らす神経の量は、難しいフィールドにベテランのツーリストを連れて行くのとあまり変わらないような気がします。
Posted by: waka moana : 2005年07月01日 15:42自己レス。
どうも言葉遣いがよくない。
>日本の雪山ガイドは「エクスペディション・ガイド」のつもりで仕事をしているとありましたが、それも僕的には「日本の後進性」と映ります。
補足します。
「商業ツアー」という形で売られている商品でありながら、ガイドが「ツーリズム・ガイド」の自覚を持っていない場合にのみ、上記の批判が当てはまります。
Kazさんのお話のように、参加者側もエクスペディション・ガイドだけを望んでいるならば、問題はありませんし、「後進」という批判も当てはまりません。
>あくまでも、ガイドを雇う側の意識とレヴェルの問題ですね。
ここも言葉足らずでしたね。
これに加えて、その「ツアー」の運行形態、募集形態も問題です。
一般に「商業ツアー」として売られていれば、どんなにキツイフィールドへの挑戦であっても、これは「ツーリズム」と考えざるをえません。
逆に参加者側の企画でガイドが雇われる形の場合にのみ、エクスペディションガイドが成立するのではないかと考えます。
ただ、こうしたケースでも、顧客が「ツーリズム・ガイド」を望むケースは大いにあります。
仲間うちののんびりツーリングにガイドを呼ぶといったケースは、一般公募の商品ではありませんが、やっぱり「ツーリズム・ガイディング」ですね。
こんにちは!
Ryuさんの力作読ませていただきました。
まず非常に素朴に驚いたのが、新谷暁生さんがいつのまにやらシーカヤックのほうにいたことでした(笑)。
寡聞にしてお恥ずかしい限り、Ryuさんの記事に名前が出てきたとき、なんかどこかで見た字面だなと思いましたが、やっぱり登山家の新谷さんだったんですね。
内田正洋氏が海にいるのも変な気がしましたが、なんと申しましょうか……。
新谷さんも正洋氏も元々は海とは関係ない世界でエクスプローラーとして生きてきた人で、「ガイディング」というイメージからは乖離しているように感じます。
そもそもエクスプローラーという人種は、自分と自然との関係にのみ焦点を当てていて、そこで自己満足を得ることを最上として、また、場合によっては記録争いの中でライバルに先んじることを最大の目標としてエクスペディションを行うものだと思います。そこでは多少のリスクは目をつぶるといった局面だってあります。
そういう感性の人がガイディングするとしたら、関野さんのようにリスクも何もかも理解していてあえてサポートを頼むといったスタンスの人ならいいですが、一般の客にとっては迷惑千万ではないでしょうか。
エクスプローラーはエゴイストです。そして、頑固に独自のスタイルで取り組もうとする人がほとんどです。彼らの記録を賞賛するし、その人間性は尊敬できても、そうした人たちにガイドされてスタイルを押し付けられるのなど、私はまっぴら御免です(新谷さんがどういう方かはお会いしたことがないのでわかりませんが、もうお一方はアバウトさにかけては日本一ですもんね=笑)。
門外漢のせいか、いまひとつピンとこないのは、エクスプローラーである人がどうしてガイディングを生業にしようとしたりするのかということ。それから、そうした人がガイディング業界でどうしてカリスマになりえるのかということです。
Posted by: uchida : 2005年07月01日 16:02>waka moanaさん
>で、通常の客商売においても、こういう「ウチで扱っていない商品を買いたいという客に、信頼出来る業者を紹介する」というのはアリだと思います。体育会コミュニティの人間関係が入り込まないのであれば、むしろそういった客の融通はあって良いような気がします。
これはぜひ必要なんですよね。
実はここにもコメントを下さってるuchidaさんのコラムにも、その件が取り上げられてました。
http://www.venus.dti.ne.jp/~kazunari/column/column.htm
(6月9日分)
>すると、個々のツーリングのリスク評価値はフィールドの難易度とツーリストの能力の比較によって決定されるので、ツーリストの能力が著しく低ければ、簡単なフィールドでもエクスペディションになる。その際にエクスペディション・ガイドが減らす神経の量は、難しいフィールドにベテランのツーリストを連れて行くのとあまり変わらないような気がします。
まったくおっしゃる通りです。
お客様が全力を振り絞らなくてはならない状況に追い込まれれば、それがガイドにとって楽勝フィールドか困難なフィールドかは、あまり変わりません。
ま、もちろんガイドにとっても死力を振り絞る必要がある状況になると、それはちょっと話が違ってきますが(^^;
>uchidaさん
エクスプローラーの一般論としては、僕もまったく同じに感じています。
ですから正直言えば、真のエクスプローラーがエクスペディション・ガイドになることも困難だと思いますし、ましてやツーリズム・ガイドになるのは、大変なことだと思います。
むしろ、ツーリズム・ガイドがアウトドア技術を磨いて行ってエクスペディション・ガイドになる方が、可能性としてははるかに大きいかと。
>エクスプローラーである人がどうしてガイディングを生業にしようとしたりするのかということ。
これは、「冒険が出来る=人から金とってフィールド連れて行ける」という、間違ったガイド像が広く信じられていたためじゃないかな、と推察しているのですが、どうでしょう?
>「冒険が出来る=人から金とってフィールド連れて行ける」という、間違ったガイド像が広く信じられていたため
それもあるでしょうが、体育会系コミュニティ文化ならば、上手い先輩が未熟な後輩を教えるのはしごく当然ですから。例えばサッカーのプロを引退した人がコーチになって若者を育てるのと同じではないでしょうか。その際に教えられる側が求めているのはコーチのもつ技術であって、「楽しく学ぶ経験」そのものではありません。
アウトドア・アクティヴィティにおいても、ガイドの持つ高いエクスペディション能力を欲望の対象にする消費者というものが存在していると推察します。そしてそういった方にとっては、一流のエクスプローラーほどガイドとして望ましいに決まっています。
つまり、アウトドア・アクティヴィティにおける消費者の欲望の対象が色々とあって、それがきちんと弁別されていないってことでしょうね。
・アウトドア体験そのものを消費したい(ツーリスト)
・リスクを消費したい(エクスプローラー)
・先輩の技術を消費したい(後輩)
etc.
>Ryuさん
>ですから正直言えば、真のエクスプローラーがエクスペディション・ガイドになることも困難だと思いますし、ましてやツーリズム・ガイドになるのは、大変なことだと思います。
ぼくは、どうも「エクスペディション・ガイド」というのがピンとこないんですよ。エクスペディションは自分の未経験領域に踏み込んで入って新しい体験を自分のものとするから「エクスペディション」であって、人にガイドされてしまっては「エクスペディション」の定義から外れてしまうように思えます。
エクスペディションに第三者が関わるとすれば、それはガイドじゃなくて、サポートではないかと……。
だから、関野さんのグレートジャーニーもどこかしっくりこないところがあるんですよね。何か意味があるのだろうか?と。
せっかく関野さんは「とーちゃん森に隠れろ!」といういいエクスペディション=仕事を過去にしているのに、グレートジャーニーで、つまらない記録主義に陥ってしまったよな感があるんです(あくまでぼくの個人的感覚ですが)。
Posted by: uchida : 2005年07月01日 22:31>waka moanaさん
>それもあるでしょうが、体育会系コミュニティ文化ならば、上手い先輩が未熟な後輩を教えるのはしごく当然ですから。
あぁ、それも大いにありますよね
> つまり、アウトドア・アクティヴィティにおける消費者の欲望の対象が色々とあって、それがきちんと弁別されていないってことでしょうね。
おっしゃる通りだと思います。
アクティヴィティだけじゃなく、アウトドア用品製造や雑誌をはじめとするメディアも含めて、商業アウトドア界全体が「先輩」の法則に支配されてるきらいはまだまだ大きく、消費者の傾向に関する詳細な分析はまだちゃんと行われていないと思います。
>uchidaさん
>エクスペディションに第三者が関わるとすれば、それはガイドじゃなくて、サポートではないかと……。
おっしゃること、分かります。
僕自身も、本当は「エクスペディション・ガイド」という言葉よりも、「エクスペディション・サポータ」という言葉の方が、個人的にはしっくりきます。
ただ今回の論旨上からは「ガイド」の方が適切だと思ったので、ガイドと書きましたし。
uchidaさんのおっしゃることに沿うならば、本文はこういう風になりますね。
---------------------------
過去にはあえてこの点を明確に論じたことがなかったのだが、僕は「アウトドア・ガイド」には二種類あると考えている。
(中略)。今日のエントリの中では、このタイプのガイドを、「ツーリズム・ガイド」と呼ぶことにする。
一方、そういう枠にはまらないガイドも、ごく少数ながらアウトドアの世界に存在する(つまり添乗員やバスガイドの世界には存在しない)。
(中略)
ま、こうした細かい点はさておき、ここではこうしたガイドを「エクスペディション・サポータ」と名づけておく。
---------------------------
ただ、論点をハッキリさせるためには、やはり両方に「ガイド」という呼称を使ったことは、政界だったと思ってます。
さてさて、サポータをつけたエクスペディションの質ですが、本文内で触れた通り、豪華装備と完璧なサポートに囲まれたエクスペディションが、貧弱な装備のノンサポート単独行に比較するとどうしても「落ちる」という評価を受けてしまうのは、やむをえない部分があると思います。
エクスペディションをやらない僕にすれば、グレートジャーニも「スゴイ」のですが、逆におやりになるuchidaさんにすれば、「しっくりこない」という厳しい評価も、ある意味当然なんでしょうね。
よって「エクスペディション・ガイド(サポータ)」という存在自体に疑問を投げかけられるのも、uchidaさんならでは、と感じます。
世の中には、「他人の手を借りてでも、こういう冒険をどうしてもやってみたい」と感じている人は、いらっしゃると思います。
そういう方の思いは、大事だと思いますし、それに応える人間も、いてもいいのではないか、と思います。
だから、僕自身はエクスペシデョン・ガイドの存在も、あってしかるべき、と思ってます。
ま、これも僕の個人的感覚なんですけど。
あ、そうそう、改めて手元の辞書を引いてみたのですが、
1.(探検・戦闘など明確な目的のための)長いたび(航海)、遠征
2.遊覧旅行、遊山
(リーダースより一部抜粋)
とあります。
僕にとっては、2の「観光旅行」の意味にもexpeditionという言葉が使われているということが驚きでした。
実際の生活上、そういう用法を聞いたことはありません。
そういう意味で、「エクスペディション」を銘打った商業ツアーは、厳密な言葉の上でも「可」ということになりますね(笑)
Posted by: Ryu : 2005年07月02日 11:50私がエクスペディションで思い出すのは、例えば故サー・ピーター・ブレイクが行った「ブレイク・エクスペディション」ですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/hokulea2006/2621588.html?p=&t=2
このエクスペディションは地球環境の危機を世界に訴えるという目的のもと、オメガのスポンサーで最高の装備を調えて行われていました。彼らの目的は例えばアマゾンの環境破壊の現場で状況を調査しつつ、それを世界に発信するというものであって、危険は最大限回避すべきものでした。それでもどうしてもヤバい橋を渡らなければいけないので、現地のエクスペディション・ガイドを雇った。
ですから、
>豪華装備と完璧なサポートに囲まれたエクスペディションが、貧弱な装備のノンサポート単独行に比較するとどうしても「落ちる」
という見方そのものが、リスク消費型ツーリストの論理でしかないわけです。スペースシャトルで宇宙に行って来るのもエクスペディションですが、その時わざわざ装備の質を落とすバカはいないわけで。
Posted by: waka moana : 2005年07月02日 12:08>という見方そのものが、リスク消費型ツーリストの論理でしかない
これも、賛成です。
って、いろんな見方にすべて賛意を表明してたら、単なるバカみたいですね、僕(^^;
でも、僕自身は、個人的にはwaka moanaさんに近いイメージを抱いています。
結局、今度は「エクスペディション」そのものに対する考察が必要になってくるんでしょうね。
コメント欄では限界がありますが、例えば「極めて個人的動機」と、「学術的動機」という風に、動機でも分類できるような気がします。
前者が、アウトドアズマンたちがやってる「冒険」で、装備を削るなどの、よりストイックな方向に向かう傾向、あるいはそれが賞賛される方向があるようです。
だから、持とうと思えば持てる、雇おうと思えば雇えるガイドを、持たない雇わない、という選択がありえますし、それが成功後のさらなる高評価につながる可能性がある。
サー・ブレイクや南極探検、宇宙探査も後者はですね。
こちらには、強固に別の目的があるので、手段としての装備やガイドなどを「削った方がえらい」という発想は、ないですよね。
あくまでも予算や技術、トランスポートなどの制約で、「削らざるを得ない」という選択を迫られるだけの話でしょう。
後者から前者を見れば、どうしても「リスク消費型ツーリスト」と映ってしまうと思います。
アウトドアにおける「冒険」と「普通のアウトドア」の境界線は、あいまいです。
こうした「エクスペディション論」は、また別トピックとしてしっかり考え直さなきゃいけませんね。
切り口も、こうした動機の面だけではなくて、他にも色々ありますし。
ガイド論と違って、こちらは世の中にも優れた考察が相当数ありますので、僕も勉強しなおします。
あぁ、大変だ(笑)
>コメント欄では限界がありますが、例えば「極めて個人的動機」と、「学術的動機」という風に、動機でも分類できるような気がします。
よく言われる冒険と探検の違いと同じようなことですね。
冒険は、リスクを追及していくので、装備をドンドン削っていき、肉体的に精神的にどんどんストイックになろうとする。
探検では、たとえば、シーカヤックなりは、ある目的を達成するための手段にしかすぎず、リスクを出来る限り排除していこうという傾向がある。
ですから冒険のエクスペディションの中では、サポート、ガイドという者の価値は、低くなっていき、最終的にはソロに行き着き、探検では、必要であれば、ドンドン雇っていく。
まぁ、現実的には、「個人的動機(冒険心)」と、「学術的動機(探検心)」が混ざり合っている部分も多いと思いますので、一概にどちらと言いづらいことが多いと思いますが。
以下は余談です。
個人的な意見なんですが、冒険というのは、探検が終わった後のバリエーションルート的な物だと思います。最初、とにかくがむしゃらにそのとき考えられる最善の装備なりを揃えて探検されたところを、徐々に装備を減らし、難しい条件の中で、達成を目指そうとする、これが冒険だとおもいます。
宇宙探検も現在は、文字通り探検の時代だと思いますが、いずれそのうち冒険的な宇宙探検(冒険)をする者が現れてくるように思います。
すみません、話がそれてしまって。
横からすいません。探検部出身者のRともうします。
実は、「118」と「ch16」のコメント欄のころから、お尻の穴がムズムズする心地で読ましていただいてました。
話の流れがムズムズの原因に近づいてきたので、コメントさせていただきます。
ずばり日本の大学では、探検部は体育会ではありません。
(一部の私学では体育会の場合もあるようですが)
目指すは新記録ではなく新規な知識であり、「フィールドで学問を!」と言う思想に基づく学術団体です。
そんなこんなで正式名称に学術探検部と掲げてる団体も結構あります。
そんな探検部出身者からすると、新谷暁生氏や内田正洋氏は冒険家であって探検家ではなく、また、ここで書かれてるエクスペディションのほとんどは、冒険であって探検ではないと感じるわけです。
で「エクスプローラー」とか、探検という表現が出るたびにお尻がムズムズするわけです。
いまさら何が探検やと言われるかもしれませんが、
「山を登るために登山をしない」
「探検の検は、冒険の険とまったく別もの」
ってのが探検部関係者の儚い自負です。
とは言うものの、かつては地理学や文化人類学の分野で華やかだった探検部活動も、我々の世代あたりでは、洞穴測量や新洞・新支洞探査以外は、目的と手段とが入れ替わりつつあったのも事実ですが。
ちなにみ、探検部員の上下関係はかなりざっくばらんです。
互いの技術や計画にけちを付け合います。私もよく後輩に怒られました^^;
特に本家本元の京大探検部では、計画や活動で遠慮が出ないように、先輩後輩で日ごろから互いに苗字呼び捨て、敬語なしって話です。そこまでやってる団体は他に聞きませんが。
おお、そうでしたか。これは失礼しました。
学術団体ということは、紀要のようなものも発行して、論文を掲載していたりするのですか?
Posted by: waka moana : 2005年07月03日 08:22Kazさん、Rさん、コメントどうもありがとうございます。
ますます面白くなってきました!!
がんばってこのエントリアップした甲斐がありました。
「探検」と「冒険」、僕が先ほど書いた分類だと前者が「学術的動機」、後者が「個人的動機」に分類できるわけですね。
なるほど、です。
で、これに従うと、本文で「エクスペディション」としたものも、「探検」と「冒険」に分かれますね。
本文であげた中では、南極調査は探検ですね。
つまりこちらのガイドが本来の意味のエクスペディション・ガイド。
一方の例えばケープ岬シーカヤッキングなんてのは「冒険」=「アドヴェンチャ」になるわけで、こう考えるとまさしく「アドヴェンチャ・ツーリズム」の延長にあることになる。
uchidaさんの「しっくりこない」というご意見も、この考え方をベースにすると「しっくり」きますね(笑)
僕とwaka moanaさんの最初の議論は、「ツーリズム」という商業形態の枠、つまり経済面からのアプローチだったので、KazさんやRさんのおっしゃるような認識論的(動機・目的による分類)とは、違う形で話を進めてしまいましたが、こちらからの考察も大切ですね。
「ツーリズム」の枠で見れば、新谷さんの「知床ツアー」と「ケープ岬」は、別物に分類出来ると思います(本文はこちらの切り口です)。
しかし、今回の動機・目的で分類すれば、等しく「冒険」というくくりになる(こちらは、どちらかというと世間一般の見方ですね)。
経済面からのアプローチと、動機・目的面からのアプローチの両面を導入して、探検、冒険、商業ツアーを改めてきりなおして整理する必要があるようですね。
がんばります。
って、僕はどこかに論文でも発表するつもりなんだろうか?(^^;
waka moanaさんのおっしゃる通り、時間があればPGWでのディベートネタにしても面白そうですね。
夜酒呑みながらかなぁ。
でも議論が白熱してまた徹夜になっちゃったらマズイなぁ。
余談ですが、研究助成申請するのなら論文という形での研究業績があった方が遙かに強いですよ。通常、申請テーマに関係がある既発の論文は申請書類に添付しますから。ただ、殆どの学会は会員がファーストオーサーになっていないと投稿を受け付けませんから、誰かと共著という形になるでしょう。
Posted by: waka moana : 2005年07月03日 11:21ありがとうございます。
余談どころか、大変貴重なアドヴァイスです。
ホント、研究助成金が入ると、この業界もう少し面白いこと出来るんで、常に頭の片隅にはあるんです。
共著か。
お付き合いいただけるような先生を探すのが大変そうだ(^^;
>学術団体ということは、紀要のようなものも発行して、論文を掲載していたりするのですか?
探検部ではございませんが、いわゆる洞窟探検を行っている学術団体として、日本洞窟学会というものがあります。
http://www.netlaputa.ne.jp/%7Essj/
Posted by: Kaz : 2005年07月03日 13:27>学会がイニシアチブを取って探検をするって面白いですね。
ですよねぇ。
余談ですが、僕が住んでるところは、NZのケイヴィングのメッカで、大家は指折りのトップケイヴァなんだそうです。
僕はケイヴィングやらないんで、彼らがどれくらいすごいのか良く知らないんですが(笑)
waka moanaさん
>学術団体ということは、紀要のようなものも発行して、論文を掲載していたりするのですか?
昔はどこの団体も紀要を出していたんですが、最近は予算、実力ともに不足して定期的に出せる団体はないんじゃないでしょか。
私が学生のころ(10年ほど前)には、近畿大学学術探検部が毎年出していたようですが、あそこは人手不足で廃部になってしまいました。
現在は海外遠征などがあった際に遠征報告という形で出すとこがほとんどでしょう。そんな中でも、数年に一度程度いいものがでてます。
去年でた中では、立命館大学探検部の中国雲南省洞穴探査の報告書がよかったという噂です。(私もまだ読んでませんが)
大学からの課外活動予算はみんな体育会にいっちゃうんで、学生さんが印刷代だけでもぴーぴーいうてます。各団体のHPなどで販売していますので、よければ買ってあげてください。
Posted by: R : 2005年07月04日 00:42おお、紀要を出しているとなると結構本格的ですね。たしかにそういう活動だとアドベンチャー・ツーリズムとは全く別種のものになるでしょうね。カヤックが用いられて大きな成果を挙げた探検もあるのでしょうか。
Posted by: waka moana : 2005年07月04日 01:03>いわゆる洞窟探検を行っている学術団体として、日本洞窟学会というものがあります
研究者とケイバーの両方が会員となってますが、学会自体が探検してるわけではないです。
東京スペレオクラブや、富士火山洞窟学研究会などの団体が、測量や学術研究とファンケイビングを両立しているようです。
学会といえば、ここと関係ありそうな内容として、委員会で洞穴救助の技術研究、救助組織運営の検討などがなされています。
また、学会大会では、学術発表、ケイビング技術講習、巡検などに加えて、洞穴救助講習や訓練会も実施される年もあります。非学会員でも参加できますので、興味のある方はのぞいてみては、いかがでしょうか。
>カヤックが用いられて大きな成果を挙げた探検もあるのでしょうか。
実は、学生のころケイバーだったため、学生探検でカヤックが使われた例に詳しくありません。
ただ、カヤックやラフトは探検部としての目的と手段が入れ替わってしまった好例なので(実際、楽しいんですよね^^;)、探検部としても冒険的エクスペディションが多いのではないかと思います。
最近のネタとしては、今年あたりに計画されてる京大探検部の遠征がカヤックを使用しそうな計画でした。
内容は、季節によって流れの向きが逆転するアマゾンの一支流へ遠征し、地理地質調査により、逆転のメカニズムと成因とを解明するという面白そうな計画だったのですが、今HPをみたら改装中ということで詳細不明です。
(参考)京都大学探検部HP
http://ecku.s76.xrea.com/
>研究者とケイバーの両方が会員となってますが、学会自体が探検してるわけではないです。
そうですね。誤解を招く書き方をしてしまいました。すみません。
ところで、Rさんは、今年の多賀での大会に行かれますか?
自分は、洞窟測量講習に参加してみようかなと思っております。
>Ryuさん
>経済面からのアプローチと、動機・目的面からのアプローチの両面を導入して、探検、冒険、商業ツアーを改めてきりなおして整理する必要があるようですね。
がんばります。
ツーリズムから離れたエクスペディションとして、探検と冒険があり、それを一般の人が疑似体験をできる場として探検的ツーリズム、冒険的ツーリズムがある。
探検的ツーリズムは、探求心を見たそうとするのが主な目的で、内容としては、たとえば砂漠の中の遺跡を見に行ったりだとか、ホエールウオッチングなどもそれに当たると思います。無人島ツーリングなどもそうかな?
冒険的ツーリズムは、文字通り冒険心を満足させることがメインですので厳冬期の雪山ガイド登山だとか、~湾横断、縦断ツーリング、などはそれに当たると思います。
ただ、探検的ツーリズムで難しいところは、その中に冒険的な部分もないと探検と見なされにくいところ、つまらなくなってしまうところが有ると言うことですよね。砂漠の中の遺跡に行くのに飛行機で飛んでいったり、ホエールウオッチングに動力船を使ってしまったんではどうしようもない。
だから、適度にリスクを導入することが必要。
なぜなら、探検的ツーリズムでは、本当の探検とは違い、個人的達成感が重要な目的になるから。その疑似探検の内的価値を高めるのに適度なリスク感は、非常に重要な要素となる。
冒険的ツーリズムでは、客に合わせたリスクの設定、或いはリスクに合わせた客の募集ということが必要となってくる。こちらは、探検に比べれば要素的には単純だと思います。
つまり、探検的にしろ冒険的にしろツーリズムという範囲内では、同じリスク消費型ツーリズムとなる。そして、その目的に応じて、適切なリスクを設定し、場合によっては、特に冒険的ツーリズムでは、その内容のリスクの度合いによって客の選定をすることも必要になってくる。
全く門外漢なので、稚拙な内容だと思いますが、探検と冒険などと話をそらせてしまったので、探検、冒険、ツーリズムということで感想を述べさせて頂きました。
う~~、しかし、文章を書くのは難しい。
Kazさん、ありがとうございます。
Kazさんの定義を世間一般に流布している言葉におきかえると、
「冒険的ツーリズム」→「狭義のアドヴェンチャー・ツーリズム」
「探検的ツーリズム」→「狭義のエコ・ツーリズム」
ということになるような気がします。
>特に冒険的ツーリズムでは、その内容のリスクの度合いによって客の選定をすることも必要になってくる。
日本ではこれが割りと常識的な発想で、例えばシーカヤックツアーなども、多くのアウトフィッターが「初心者向けツアー」、「中級者(当店初級者スクール修了者)向けツアー」などのようなクラス分けを行いますが、NZではここでもいつも書いているように、セミプロレヴェル(あるいはホントのプロ)の人と、初体験の身体障害者を一緒のグループで連れて行くような形でもツアーが催行されていますし、それも無理ではないように思います。
このあたりは、ツアーの組み立て方の問題であって、本質的な論点ではないかと。
むしろ、知的好奇心の側に重点をおく「エコ・ツーリズム」の方が、理解度のレヴェルが揃わないと、ツアーが成立しにくいという側面があるような気がします。
ただ、この「アドヴェンチャー・ツーリズム」と「エコツーリズム」は、消費者側から見た場合、これら二つをキチンと切り分ける術がない、というややこしい点があります。
よってガイディングの際も、アドヴェンチャー・ツーリズムとエコ・ツーリズムに、技術の差はなく、単に「表面上味付けの違い」ということになってきます。
ただ、今回の話を通じて、僕はこれらの枠組や定義自体を、壊してみたくなっています。
もっと違った別の切り口で、これらのツアーや冒険、探検を整理することが出来るかもしれないな、という気がしているんです。
できないかもしれませんが(^^;
もう少し時間ください。
いまのところの議論から考えれば、「リスク消費型−回避型」と「知的好奇心が高い−低い」の二つの尺度を直交させた二次元のタブローで、個々のアウトドア・アクティヴィティの性質を表現することは出来ると思います。
知的好奇心高い
┃
┃
リスク回避型━━━━╋━━━━リスク消費型
┃
┃
知的好奇心低い
ただ、この四つの象限を的確に表現する概念はまだ出来ていないんじゃないかと。
Posted by: waka moana : 2005年07月05日 13:49折しもこういう記事を見つけたのですが、
http://hokulea2.exblog.jp/d2005-07-05
「中にはビギナーの参加もあるけれど、彼らを全員無事に帰すガイドの力量は、世界のアウトドアガイドの中でも超一流だと思う。」「世界自然遺産になればツアーもきっと増えることだろうけど、もしも行ってみようという場合には、ぜひとも信頼できるガイド、つまりその土地を知り抜いていて、参加者全員を無事に帰す力量のあるガイドと共にお出かけください。」
これはRyuさんの使った概念で言えば典型的な「エクスペディション・ガイド」(その後の議論から考えると「アドベンチャー・ガイド」の方が適切か?)を期待した言説でしょうね。アウトフィッターがユーザーフレンドリーであるかどうかは問題ではなく、ハイリスクのフィールドでリスクを消費しつつ無事に戻るという1点がガイドの評価基準になっている。別の言い方をすれば、ユーザーの消費対象はリスクとフィールドそのものであり、ガイドは消費対象ではないと考えられている。
それで私少し思ったのですが、上で示したタブローで問題なのは、アウトフィッターの性格を表現する次元が無いことでしょうね。例えば「享楽的−禁欲的」というような尺度を足して三次元のタブローを作れば、フィールドとツアーの性質をもっと上手に捉えられる気がします。
Posted by: waka moana : 2005年07月05日 14:09やはりこれが一番スッキリしますね。
僕の中でまだモヤモヤしてるのが「ツーリズム型」と「非ツーリズム型」をどのように処理するか、です。
なかなか面白い研究テーマになりそうです。
あ、入れ違いになってしまいました。
>上で示したタブローで問題なのは、アウトフィッターの性格を表現する次元が無いことでしょうね
そうなんです。
二次元だと、まだモヤモヤが残るんです。
でも、三次元は複雑になりますねぇ。
僕のとろけた脳ミソで、大丈夫かな。
がんばって考えて見ます。
>「ツーリズム型」と「非ツーリズム型」をどのように処理するか
私の現時点の考えは、次のようなものです。
まず、商品としてのツアーは、上に書いたように「リスク消費型−回避型」「知的好奇心が高い−低い」「享楽的−禁欲的」の三つの尺度を用いた三次元タブローで表現されます。
一方、消費者においては、三つ目の尺度「享楽的−禁欲的」が「自己言及傾向が強い−弱い」に置き換わります。自己言及傾向が強い、とは、ツアーの消費形態が自らのアイデンティティに深く関わっているという意味です。ツアーを消費する事で「アドベンチャラー」とか「エクスプローラー」とか「アウトドアマン」とか「先輩」とか「後輩」とか、ともかく自らのアイデンティティを強化しようとするタイプの消費者です。一方、自己言及傾向が弱い、とは、ツアー消費と自らのアイデンティティと切り離して行うタイプの消費者です。
おそらく前者は禁欲的なツアーを好んで消費し、後者は享楽的なツアーを好んで消費すると思いますが、これは質問票調査かなんかをやって多変量解析にかけてみないとはっきりした事は言えないでしょうね。私は統計学を勉強していないので、手も足も出ませんが。
ともかく、ツアー商品と消費者とでは、似ているようで若干タブローの構成要素が違い、それは片方では「享楽的−禁欲的」、もう片方ではツーリストのアイデンティティのありようの違いとして表現されるのではないか、ということです。
Posted by: waka moana : 2005年07月05日 15:18なるほど、「享楽的−禁欲的」が「自己言及傾向が強い−弱い」に置き換わるわけですね。
これはスッキリしますねぇ。
さすがです。
>これは質問票調査かなんかをやって多変量解析にかけてみないとはっきりした事は言えないでしょうね
ですよねぇ。
こうなると、社会学者のテリトリになってきますね。
一ガイドには、ちと荷が重いです。
しかしながら、大変有益な示唆です。
ありがとうございますm(..)m
2005年06月25日
近未来SF的ゴーグル。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南風次第に強くなる。(高)10度、(低)1度。
[海洋気象] (エイベル)
南10ノット、ただしセパレーションポイントより北は20ノットが午前中に10ノットに落ちる。夕方には全域で20ノットに上がる。海況一時やや荒い。
向こう三日間:日曜朝南西5~15ノットに落ち、火曜15~25ノットに上がる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:32 AM 0.5 m High 12:00 PM 4.0 m
Low 06:08 PM 0.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報に反して朝はどんよりとした曇り。10時ごろから晴れたが、ときどき雲がかかって、決して快晴ではない。海は南東のウネリが入っていて、この季節にしては荒い感じ。
本日は西島からの高校生のラグビーチームご一行様37名。ガイド5名でワンデイツアーと聞いていたのだが、実際には午後は明日の試合のために練習をしたいとのことで、半日ツアーに急遽変更。ラグーンの中を一時間少々漕いでビーチに戻り、ガイド5名で怒涛の料理。忙しかったけど、半日で終わったのはボーナス。潮のタイミングも良かったし。
ガイドはロブ、リアン、エム、シェイと、僕以外は皆助っ人だった。 b&b 37 / torrent - lagoon - l@torrent(finish)
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-------------------------------
■ごうちゃんから今朝10:00頃電話が入ったらしい(僕は仕事に行ってた)。オークランドから。飛行機が遅れてその後の予定が押せ押せになり、南島に渡るフェリーに間に合うかどうか微妙らしいのだが、ともかく一家全員無事にニュージーランドに到着することはしたらしい。
さて、明日ちゃんと現れるか???
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■なんかSF映画でおなじみなシロモノが、商品化目前らしい。
ゴーグルやサングラスにいろいろデータが表示されるってのは、近未来SFでおなじみだけど、水泳用ゴーグルで実用化ってのは思いもよらなかった。
■アウトドアズマン的には、やっぱりGPS情報の表示されるサングラスってのが欲しいかも。手を止めてGPSを確認することも出来ないほど荒れてる海をシーカヤックで漕いでる時なんて、サングラスに情報が表示されてれば嬉しいかも。
あ、荒れてるときにそんな情報が目の前チラチラしてると、かえって危ないか。波を見落として沈するのがオチ? ダメか……。
でも、やっぱりあるといいなぁ、GPSとEPIRBとマリンVHFラジオ内蔵したサングラス。いや、内蔵だと重くなりすぎそうだから、本体はカヤック内部にしまっておいて、モニタと通信機能だけサングラスに。
どっか出してくれ、買うぞ。
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-------------------------------
■別の面白い「液晶ゴーグル」の使い道のアイディアある方、
と
をクリックしてから、コメント欄に書き込んでくれぃ!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2246
2005年06月20日
《 自由テーマ 》 また映画の話
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、後高曇り。北風次第に強くなる。(高)15度、(低)2度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北では西15ノット。昼頃全域で来た10ノットに代わり、夜25ノットに上がる。海況荒くなる。夕方の雨中視界良好。
向こう三日間:火曜北西10~20ノットに落ち着き夜中にさらに弱まる。水曜遅くに北東5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:25 AM 0.9 m High 07:37 AM 3.7 m
Low 01:49 PM 0.8 m High 08:22 PM 3.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝一から夕方までツルッツルの油凪。一日中カヤックが逆さに映るほどの鏡のような海面は、本当に久しぶり。午前中は雲一つない快晴で春風を感じるような空気、午後は少しずつ高い雲が広がってきたものの、気温は下がらず結局一日中パドルジャケットなしで漕ぎ、ベースに帰ってからも久しぶりにジャケットなしで片付け作業が出来た。こんな暖かい日は久しぶりだ。
本日はフランス人の男の子二人組。一人は2月から半年間Chchに留学中(メカニカル・エンジニアリングの勉強)、もう一人は彼を訪ねて短期旅行に来ているプロ・バスケットボール・チームのコーチらしい。留学中の子はまぁまぁ英語を喋るが、バスケ・コーチの方はホントに片言しか出来なくてコミュニケーションに少々てこずったが、まぁ彼ら二人だけのグループなので問題はない。
ガシガシ漕ぎまくるタイプかと思ったが、そこはやっぱりフランス人、ヴァカンス中にはそういうことはする気がないらしく、ちょっと漕いではおしゃべり、ちょっと漕いでは写真撮影と、日本人もビックリのスローペース。
そのくせ、ツアー終了後は一気にChchまで走って明日トンガ行きの飛行機に乗るというので、少々早めに帰着。
早めの帰着とはいえ、ウォータータクシーを使わないツアーだから、実質ツアー時間は他のウォータータクシーを使うツアーよりもはるかに長く、久しぶりに僕自身ものんびりとカヤッキングを存分に満喫できた。楽しかったな。
明日は天候悪化で、ツアーは不催行。また四連休になるな。川に漕ぎに行くかなぁ。それとも海に出て自主トレでもするか。あ、そうだ、本棚作らなきゃいけないんだった……。 b&i 2 / mara - mt@apple - adele(outside, anticlockwise) - l@adele(inside) - mara
■そういえば、昨日の朝、久しぶりに野ウサギを見かけた。マラハウの村の中を黒いのが風のように疾走していた。
そしたら今朝はブラウンの野ウサギが轢かれて死んでた。出勤中だったので、回収して食うのは諦めたが(笑)
ここ数年野ウサギはまったく見かけてなかったのに、出るときは立て続けだ。願わくば、イルカに立て続けに出てもらいたいのだが。
-------------------------------
■昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
霧、後晴れ。南西風。(高)14度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北では西15ノット。海況穏やか。
向こう三日間:月曜遅く北25~35ノット海況荒く、火曜北西10~20ノットに落ちる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 12:32 AM 1.1 m High 06:46 AM 3.6 m
Low 12:55 PM 1.0 m High 07:27 PM 3.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■目立った霧は出ていなかった。むしろ夕方日が落ちた直後にマラハウ峠に入る手前、サザン・エクスポージャやペパーミント・コテージの辺りがガスってた。余談だが、昨夜ストークから戻ってくるとき、バイパスやアップルビィの辺りが猛烈な霧で難儀した。
ともかく、時折雲がかかるものの、おおむね晴れの暖かく穏やかな一日。風も予報通りベタ凪。
本日はアイルランド人とマレーシア人のカップル、日本人の女の子、チリ人(僕にとっては初めての国籍!)の男の子、さらにコネクションからオージーの男の子と同じくオージーの女の子の6名。この時期に日本人とは、驚いた。
オージーの男の子が変わったヤツで、変な冗談を飛ばしまくって場の雰囲気作りが難しかったが、まぁなんとかつつがなく一日終了。
が、チリ人の男の子のカメラを預かって写真撮影中、ケースの中に入ってた電池を一つ海に落としてしまった……。4年前に一眼レフのレンズキャップを落としたことがあったが、お客様の持ち物を僕が紛失してしまうのは、あれ以来二度目。あれも同じく僕がカメラを預かって写真を撮ってるときだった。くっそぉ、二度とやらないように気をつけていたつもりなのに、またやっちまった。大反省、猛反省、激反省……。 b&b 6 / torrent - mt@te pukatea - pinnacle - l@north h. - torrent
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■こんなニュースがあった。
◎日経BP「手の動きをコンピュータに取り込むバーチャル・リアリティ手袋」
「ひょっとして、これは『マイノリティ・リポート』かぁ!?」と興奮しつつさっそくチェックしに行ったら、『マイノリティ・リポート』じゃなくて、ダース・ヴェイダーの手が出てきてビックリした。
が、しかし、もしこれが普及してしまったら、『マオノリティ・リポート』並に小さくなるのは時間の問題だろう。そしたら、10年以内にコンピュータを『マイノリティ・リポート』みたいにオペレートすることになったって、おかしくはないよなぁ。
文字入力だって、キーボードを使わずにこのグラヴをはめて「仮想キーボード」を打つなんてことも不可能では無さそうだ。でも、かえって腱鞘炎になりそうな気もするが。
と、二週続けて『マイノリティ・リポート』のネタになってしまってるな。ま、いいや、今週もこのまま映画ネタだ。そのうち「自由テーマ」は「映画の日」に改題されてしまうのか?
■一昨日、ストークの友人宅で『ハウルの動く城』をみせてもらった。賛否両論真っ二つ(しかも、やや「否」が優勢に見える)のこの映画、僕自身は「当たり」の予感をもっていたのだが、案の定僕的には大ヒット。すんげぇ映画じゃん、これ。よっく出来てるよ。
まったく個人的な意見だが、最近のジブリ映画によく見受けられる「お約束の欠点」は、マンネリズム、観客を無視した視野狭窄的アート志向、押し付けがましい環境問題意識、キャスティングミスなどだと思っている。ここ10年ほどのジブリ映画には、これらのうちの数点がもれなく入っていた。
ところがこの映画に限っては、これらのうちのどれ一つとして見当たらなかった。これにはビックリ。やれば出来るんじゃん、ジブリ。欠点のないジブリ映画が、面白くないわけがないわな。ただただお見事。
■この映画に対する批判でよく見かけたのが「分からん」というもの。でも「分からない」っていう批判は、この映画に関してはまったくの「お門違い」じゃないかなぁ? これって「分かる、分からん」という批判が当てはまるストーリーじゃないと思うぞ。
最近は映画でも漫画でも小説でも(おそらくTVでも)、やたら細かい伏線が張りめぐらせてあったり、やたら細かく「どーでも良い世界観」が設定してあったり、やたら細かいところに「分かる人だけに分かる仕掛け」が隠してあったりするような、「ディテール懲りすぎ」の作品が流行ってる。その代わりメインのプロットがやたらに陳腐だったり、細かすぎるディテールのせいでやたらストーリー展開が冗漫だったり、人物描写が薄っぺらだったりする本末転倒現象もよく見られる。この点については、昨年7月31日のエントリ「神の宿らない細部。」で引用した文の中に、ジブリのプロデューサ氏も同じことをおっしゃってる部分がある。
そういう「起承転結が壊れてても良いから、細部には整合性が欲しい」という人には、そりゃこの作品は「分からん」だろう。だってこのプロットって、そもそもそういう風に作り込まれてないもん。
むしろ、昔話、おとぎ話、民話のような「非説明的ストーリー展開」「不条理で唐突なストーリー展開」を意識して物語を作った節がある。つまりジブリは「ディテールオタク」から「分からない」という批判が出るのを覚悟の上で、あえて最近の流行の「神の宿らぬ細部」を完全に捨てたのではないかと思える。このご時世に、そういう時代に逆行した骨太の物語作りをしたというその姿勢だけでも、十分賞賛に値すると思うぞ。
こういうお話の場合は、そのまま丸ごと「飲み込む」ようにして物語をありのまま味わえば良い。「分かる」「分からん」じゃなくて、「楽しかった」「退屈だった」とか「好きだった」「嫌いだった」の感想で味わう種類のお話だろう。「浦島太郎」だってたいがい唐突で不条理で非説明的ストーリーだが、あれを「分かる」「分からん」で論ずるバカはいないじゃないか。
■あともう一つよく見かけた批判が「キムタクが棒読みで幻滅」というもの。これは、僕も「ありうる」と警戒していた。
でも実際に観てみると、キムタクよくやってるじゃん、と思った。あれを棒読みと批判する人たちは、過去のジブリ作品の数々の「とんでもない棒読み」をご存じないのだろうか? 最近のジブリは、声優だけではなく、タレントや俳優を多数起用するになってるので、毎回一人や二人は棒読みするヤツいるじゃないか。中には、思わずヴィデオのストップボタンに手を掛けそうになるほどの破壊力を持っているミスキャストだっているが、あれらに比べればキムタクは上々出来だと思うが。
■ともかく、僕は気に入った。ジャパンに行ったら、DVDを買わねば。
っつぅか、やっぱり劇場の大画面で観たかったな。
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■『ハウル』にがっかりした人は
を、感動した人は
を、観ていない人は両方をクリック。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2221
2005年06月16日
理想のまくら。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、風穏やか。(高)13度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
南東10ノット、セパレーションポイントより北では20ノット。夕方全域で北東15ノットに変わる。北部海域は荒いが次第に収まる。
向こう三日間:北東5~15ノット、夜半から金曜にかけて20~30ノットに上がり、土曜北西10~20ノットに変わる。金曜夜海況荒れ、土曜落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:58 AM 3.3 m Low 10:06 AM 1.2 m
High 04:26 PM 3.3 m Low 10:24 PM 1.4 m

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■早朝は晴れれたけど、昼前からはずっと曇り。風は予報通り。おだやかだ。
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■昨日は回線の調子が劣悪で、特にGofield.comサーヴァにまともに接続できず、エントリアップが出来なかった。
昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
概ね晴れ。穏やかな南風。(高)13度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
南東15ノット、セパレーションポイントより北では25ノット。北部海域は荒い。
向こう三日間:木曜北東5~15ノット、金曜遅く20~30ノットに上がり、土曜西10~20ノットにあがる。金曜夜海況荒くなり、土曜に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:00 AM 3.3 m Low 09:10 AM 1.3 m
High 03:27 PM 3.3 m Low 09:18 PM 1.4 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝から快晴。昨日もこうなるはずだったのだが。
最低気温がグッと上がって暖かい。
しかし、二日続けてキツイパドリングしたら、全身痛いぞ。冬場は身体が固まってるのでダメージが大きい。
■天候とは無関係な独り言。
ネット回線スピードが劣悪。きっと3bpsくらいしか出ていない。一昨日のエントリに追記しようとしてるのだが、さっぱり上手くいかない。
今日もエントリをアップできないかもなぁ。
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■一昨日は大家の電話番でネット接続できず。
一昨日のログ↓
■【一昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南東風。(高)13度、(低)4度。
[海洋気象] (エイベル)
南東15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がる。北部海域は次第に荒くなる。
向こう三日間:南東10~20、木曜北東5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:06 AM 3.4 m Low 08:16 AM 1.2 m
High 02:32 PM 3.3 m Low 08:23 PM 1.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■どこが晴れだ。一日中曇ってて太陽は一瞬しかのぞかず、時々小雨もパラパラ。昨日と違って朝から南東は10knで海況も荒れ気味。
昨日夕方の段階でダリル担当のTISTがすでに満員、帰宅後すぐにもう一つTISTが出るからと出動要請の電話あり。
が、今朝出勤してみると、ダリルのツアーに9人、僕のツアーに3人という割り振り。バカモノ、9人は定員オーヴァーだ!>ウィルソンズの馬鹿オフィスクルー
で、こういう場合、僕らの場合はダリル8人、僕4人なんてことはしないで、6人ずつにするのが普通。が、ウィルソンズは食事もウォータータクシーも、8人、4人でアレンジしてて、それを修正するのに朝からゴタゴタ。いつになったら使えるようになるんだ、まったく……。
ともかく、僕はカリフォルニアからの女の子4人組と、アイリッシュのカップルの6名を担当。行きのウォータータクシーから、1ダースばかりのボトルノーズにも遭遇。場所はマッドマイル、テ・プカテア近辺。さすがにボトルノーズはダスキーやコモンと違って人懐っこく、ウォータータクシーに近づいてきて引き波で遊んだりする。ラッキー。そういえば、最後尾の一頭は背びれが横に折れ曲がってた。あれじゃすごく泳ぎにくいだろうが、イルカはあぁした「障害者」に対する互助が徹底しているというから、きっと他の仲間に助けてもらってるのだろう。
が、安心するのはまだ早かった。トラブルは続く。
昨日僕がやった反対向きTISTで使ったカヤックは、持ち帰らずオネタフティに置いてあったのが裏目に出た。朝から南東が吹いてたのでダリルはさっさと反対向きに切り替えたものの、僕はオネタフティにカヤックが置いてあるので反対向きに切り替えられない。
というわけで、晴れの予報なのに太陽も出ず寒く、オネタフティ到着は11時、強風のためにトンガ島にも渡れず、一日中向かい風の中をバークベイまで南下する、という、これ以上ない悪条件のそろった過酷なツアーに。
いや、ホントはトンガ島に渡って、すぐにオネタフティに引き返してそこでツアー終了という手もあったのだけど、今日のお客様の雰囲気を見渡した感じだと、トンガ島を捨ててバークベイまで南下する方が得策だと判断し、過酷な行程を強行。
ただし、アーチポイントで上陸したり、ファウルポイント手前の小さな入り江に止まったり、バークベイラグーンに入ったりと、美味しいポイントはもれなく逃さず止まって、ガイドトークも普段の5割り増し大盛りのツアーに。
バークベイ到着後も、まず着替えてもらって(全員アクアパッカー泊なので、着替えを持って意おいてもらった)、暖かい服装で食事。普段は絶対やらないのだけど、今日はテーブルに全員座らせっぱなしで、完全に上げ膳据え膳のフルサーヴィスにしたので、全員ニコニコでツアー終了。
ウォータタクシーを待つ間、バークベイのビーチで一人サーフィンごっこ(お客様は皆ビーチを気ままにお散歩中)。でもなかなか良い波が入らないし、やっと来たと思ったら波打ち際がクソダンパーで最後の最後に、大ブローチングでビショビショ。寒いっつぅの。
そうこうしていると、お客様の一人が「サングラスがない!」と騒ぎ出し、せっかくパッキングした道具を全部ひっくり返して大騒ぎ。見つからなかったのでベースに戻ってからもまた丹念に道具を一個ずつ点検。結局見つからず……。うぅ~む。
あぁ、疲れた……。
ダリルは本日で今期の仕事終了、これからは松の植林の仕事をし、来期は出来ればテ・アナウに引っ越してフィヨルドランドでトランピング・ガイドをしたいとか。これで、彼と一緒に働くのは最後になるのか??? tist 6 / onet - arch pt - l@bark (finish)
■関連過去ログ【イルカ履歴】
◎2004年3月26日 ボトルノーズ
◎2004年7月18日 コモン
◎2004年8月13日 ダスキー
◎2004年9月16日 ボトルノーズ
◎2004年9月24日 ダスキー
◎2004年10月6日 ダスキー
◎2004年11月19日 オルカ
◎2004年11月24日 オルカ
◎2004年12月3日 ヘクターズ
◎2005年1月2日 ダスキー&コモン
◎2005年1月14日 ダスキー
◎2005年3月9日 オルカ
◎2005年5月21日 コモン
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■昔ごうちゃんがアウトドア用まくらについて書いたことがあって、コメント欄が大いに盛り上がりまくった。当時僕は下らんことしか書けなかったのだが、一年以上の調査の末、ようやく素晴らしいのを発見した。
◎決定版
ワハハ、これしかないな。よし、買うぞ。コレ持ってキャンプしたり山小屋泊まったら、ウケること間違いなし。
え? ウケない? みんな引く? そうかなぁ……。
■しかし、このサイズはシーカヤックでもなかなか厳しいものがあるな。コンパクト・ヴァージョンじゃ意味がないし……。
あ、インフレータブル・ヴァージョンを作ってもらえば良いんだ! 僕って天才。さっそくメーカーにリクエストのメールを……。
って、それじゃ完全にダッ●ワイ▲じゃん……(自爆)。
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■「欲しい!」という方は
を、「げげぇ、趣味悪ぅ!」という方は
を、「これのどこがアウトドア用?」という真面目な方は両方をクリックしましょう。
いつもお願いしている割に、自分では全然チェックしに行ってなかったランキング、さだっちょんが大躍進中というのを聞いて数ヶ月ぶりに見にいったら、まだこのブログも1ページ目にいた。大変意外。100位くらいに落ちてるのかと思ってた。ご愛顧、ありがとうございますm(..)m
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2210
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) Fine, odd afternoon shower. Southwesterlies dying out. 12°C -1°C [海洋気象] (エイベル) Southwest 10 knots, dying out this evening. Slight sea easing. Fair visibility in a few aft...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.07.10
あ、TLSか!
TLWかと思った。
じゃ、僕も一緒に試すわけね(笑)
了解、やりましょ。
さて、誰に買ってきてもらうかが問題だ。
にっしーかなぁ、やっぱり。
あのね、この馬鹿枕、実際に持ってる友人がおるのですよ。馬鹿さ加減が受けて、結構な数売れたそうでっせ。
その友人はこの馬鹿枕のお陰で、嫁と相当揉めたそうです。
勿論僕も買う勇気はありません!
Posted by: ごう : 2005年06月17日 20:12例の決定版の枕
あまりにリアルで、逆にそわそわして
寝付けない
と使用者からのメッセージが、、、
ビミョーン!
JSBだったら、パドルフロートにして
いつまでも抱きついていたいっス♪
そのうち
ジョーズにガブッと!
Oh!
興ざめ な話
以上 uso800bpsでお送りしたのは
前葉等刺激専門チャンネルの
インターネット放送局でしたぁ!
> uso800bpsでお送りしたのは前葉等刺激専門チャンネル
ワハハハ、このくだり、早朝夜明け前から爆笑しちまいました。
なるほどぉ、パドルフロートですか。
研究課題が増えましたね>TO-BEさん
2005年06月13日
《 自由テーマ 》 ナゾの日本人。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。(高)13度、(低)3度。
[海洋気象] (エイベル)
南東15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がる。北部海域は次第に荒くなる。
向こう三日間:南東15~25ノット、木曜落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:19 AM 3.5 m Low 07:26 AM 1.2 m
High 01:42 PM 3.4 m Low 07:38 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝から南東5kn、風向風力は一日変化なしだったが、当然ながら波は次第に高くなり、最初20cm前後だったのが、最終的には50cmを超え、高いところでは1m近くなった。
が、一日中見事な晴れ。透明度も高く、子供オットセイもカヤックのまわりで飛び跳ねまくり、良いカヤッキング。
ウォータータクシーがイルカを目撃したとのことで、帰りのタクシーでは目をディッシュにして探したが、見つからず。残念。 tist (rev) 4 / torrent - l@mosquito - arch pt - tonga is - onet
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■極々私的なメモ。
体調絶好調。珍しい。
と朝一で書いてから仕事に出かけたら、どうも自律神経の調子が狂ったらしく、一日中乗り物酔いしたような状態。頭がフラフラ、胸がちょっとムカムカ、食欲もデタラメ。ヤレヤレ、書くんじゃなかった。
ま、生活にも仕事にも一切支障の出ないレヴェルだから良いんだけどね(強烈なめまいがするようになると、ちょっと仕事に支障が出てくるんだよな)。
でもホルモンの不調を除けば、ホントに体調はすごく良いぞ。疲れも感じないし、関節、スジ、筋肉、どこもとっても特にこれといったヤバイところがない。やっぱりこれくらいのペースで働くのが良いんだよな。夏場も、今みたいに週三日ペースなら、あと数シーズン働けるのに。
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■先日、映画『マイノリティ・リポート』をヴィデオで観たが、長年「会いたかった人物」に思いがけず出くわして大感動した。
トム・クルーズは何をやらせても野暮ったくてカッコ悪く、何とかならんもんかね、と思ってた。本人が非常に真面目な努力家らしいことはよく伝わってくるのだが、それが余計に鼻につく。
プロは結果を出してナンボで、陰の努力なんぞ匂わせてくれなくて結構。トムの場合は逆に「非常に頑張ってるんだけど、力及ばず敗退する高校球児」みたいな青臭さがあって、どうにも苛立たしい。若けりゃそれでもまぁ良いんだけど、もういい年こいてんだから、いつまでも「僕はこんなにがんばってるんです、努力を認めてください」でもねぇだろが、と。
が、この作品で初めて「おぉ、なかなかやるじゃん!」と思った。どこがどうと言われると困るんだけど、見てて「あぁ、コイツ見てられねぇ」とならなかった。素晴らしい。
アマゾンでのカスタマーレビューでは、この映画はあまり芳しい評価をもらっていない。でもトム・クルーズにもスティーヴン・スピルバーグにも過剰な期待を抱いていなかった僕にとっては、十分に楽しめる映画だった。
ってなことは、本題とは無関係。例によって、長い「枕」。
いやね、本題の「大感動した点」ってのが、映画の値打ちとは全然関係ないとこなんで、最初にフォローしておこうかと思って。
■いらぬ事を書いたついでにもうちょっと脱線を続けるが、上記アマゾンのレビューには主人公の名が「ジョン・アンダーソン」と記されている。「アンダーソン」って『マトリックス』のネオじゃん。この映画の主人公は「ジョン・アンダートン」だぞ。
この映画にはパロディと思しきとこが他にも数ヶ所あるとこからみて、この名もきっとパロディなんじゃないかと思うんだけど、アンダーソンにしちゃったらパロディじゃなくて単なるパクリになっちゃうじゃん>アマゾン
ちなみに『スターウォーズ エピソード2』を髣髴とさせるシーンもあるが、音楽までそっくりにしてあるとこなんぞ、相当念が入っている。ま、両作品とも音楽はジョン・ウィリアムズだから、そっくりな音楽作るのは簡単だろうし、そもそもこの作曲家はワンパターンで有名だから、そっくりな絵コンテを渡せば、「パロディで」と指定するまでもなく、そっくりな音楽をつけてくる可能性は高いのだけど。ってのは言い過ぎか。
だけどよく考えると、両作品は同年(2002年)公開。4月25日のエントリーに書いたような「シンクロニシティ」なのか? それともルーカスとスピルバーグが申し合わせて、わざとそっくりのシーンを同年公開の映画に入れたのか?
う~ん、ナゾだ。気になる。
■と、どんどん本題から外れていく。『スターウォーズ』まで出てくると、止めどもなく脱線して、そのうちエピソード3のネタばらしまで始めてしまうかもしれない。それはイカン。方向修正、えいっ。
実はこの作品を観ていて、一ヶ所大ウケしてしまったのだ。
トム扮する主人公のジョンがアガサを拉致した直後に、彼女に着せる服を調達するためにGAPに行くシーンがある。
この2054年の世界では、あらゆる場所に網膜スキャン装置が置いてある。だから店内に入ってきた人間が何者なのかも即座に判明してしまうし、警察には誰がどこにいるかもすべてお見通し。なんせ駅だろうが商店街の店頭だろうが、そこら中で網膜スキャンされているのだから。落ち着かないな世の中だこと。
よって追われる身となったジョンは、まず両眼の移植手術を受けて「ID書き換え」をする。アガサの服を買うためにGAPに行くジョンは「他の何者か」の目玉を持っているというわけ。
GAPの店内に入った瞬間、装置がジョン・アンダートンの「新しい目玉」を網膜スキャンし、コンピュータ映像がすかさず挨拶する。
「Hello, Mr. Yakamoto!」
■「で、出たぁ、ミスター・ヤカモトォ!(大爆笑)」
噂に聞いていたナゾの日本人「ヤカモト」、目玉だけとはいえ、こんなに新しい映画にもお出ましだったとは! か、感動した!!
中島らも大兄は、名作『ガダラの豚』のアフリカ取材について、こんなことを書いている。
書き始める前に、どうしてもアフリカへ行って現地の空気を吸いたい。話がそんな話だから、奇想ののっかる土台はリアリティで固めたい。
我々日本人は、考証を欠いた外国作品のせいでずいぶん苦い思いをしているではないか。007で姫路城にニンジャ集団があらわれるなんてのは、いっそ大笑いでよろしい。困るのは、変にリアルな恋愛映画の中で、突然ドラが鳴って、吊り目の日本人「ミスター・ヤカモト」みたいな人物があらわれることである。
「ヤカモト? 坂本の赤マムシなら知ってるけど、ヤカモトとは何者だ。どんな字を書くんだ。いっぺん、ここへ連れてこいっ」中島らも『僕にはわからない』PP.171-172
このエッセイ集は確か過去にもこのブログで引用したこともあると思うのだけど、実は年に二、三回は読み直すほどの愛読書。この下りは特に好きなとこで、最初の頃は読むたびに爆笑していた。
しかし僕自身は洋画の中で「ミスター・ヤカモト」に遭遇したことが一度もなく、いつか出会ってみたいと切望していたのだ。
いやはや、まさかこんな近年の作品の中で出会えるとは、意外や意外。いやぁ、驚いた。いやぁ、感動した。満足満足。
なんせこのエッセイが書かれたのは十数年も前の話。ハリウッドでは、未だに「ミスター・ヤカモト」が生きてるんだねぇ。
しっかし、やっと出会えた「ミスター・ヤカモト」が、トム・クルーズの目玉だったとは、あまりにも出来すぎたジョークだった、ワハハ。
いや、ひょっとしてスピルバーグがらも先生のエッセイを読んで、あえてやったとか。まさかね。
この『マイノリティ・リポート』は2002年の映画なので、らも先生もご存命だったわけだが、ご覧になったのだろうか? ご覧になってたら、やっぱりこの場面で
「あ、また出おったな、ミスター・ヤカモト! 何もんや、お前、ちょっとここへこいっ」
と、ツッコミ入れはったんやろか? 気になる。
■あ、そういえば今急に思いついて気になり始めたのだけど、日本ではこの場面、どういう風に字幕が出たんだろう? やっぱ
「ヤカモト様、いらっしゃいませ!」
みたいに、カタカナとかひらがなで「ヤカモト」と書かれたのかなぁ? 気になる。ご存知の方、教えてください。
■ま、そんなわけで、僕も今日からRyu Yakamotoに改名することにしたので、よろしく。
■追記(6月16日)。
コメント欄にAni氏が下さった情報、もったいないのでこちらに転載。
◎Extraordinary Ordinary Guy In Japan [ Who is Yakamoto? ]
ほぉぉ、50年もの歴史を持つ、由緒ある名前だったんだ。ベンキョになった。
しかしこのページ、英語で執筆するモノ書き相手に、きちんと英語で注意を促しているところがご立派。しかも、代表的な日本人の名前を列挙してあって、大変親切(でもTakahashiは入れないで欲しかった(笑) 洋画の中で「Takahashi」を連発されると、落ち着かないぞ)。
その点僕なんて、日本語で喜んでるだけ、ワハハ。っつぅか、「ヤカモト」が減ると寂しいので、自分まで「ヤカモト」に改名しようとするヤツ、ワハハ。
あ、そうか、僕はもうRyu Yakamotoなんだ、Takahashiを気にすることはないんだった。
それはともかく、このブログはコメント欄が大爆笑。英語苦手な方も必見。あなたはミステリ書くより、コメディに転向した方が良いかも知れないぞ>Mr. Leon Braun
と、あくまでも日本語で書くRyu Yakamotoであった、ハハハ。
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■「もっとオモロイ『変な日本人』知ってるぞ」と言う方は
と
をクリックしてから、コメント欄で教えてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2192
http://xogij.blogs.com/xogij/2004/07/who_is_yakamoto.html
この方も書いてますが、Monty PythonのArgument Sketch の最後の方でヤカモト警部が登場し、くだらないジョークを言ったメンバーを逮捕します。警部本人は(確か)Michael Palinが演じてたと記憶します。このコント自体は日本にも日本人にも一切関係がないんですけどね。
「ヘンな日本」の傑作といえばショーン・コネリーの「ライジング・サン」がベストかと。
Posted by: Ani : 2005年06月15日 06:36>TO-BEさん
よろしくお願いします、ワハハ。
>Ani
あ、Aniだ!
ここは初登場だよね?
面白いサイト情報ありがとう。
コメント欄が最高に笑えた。
もったいないから、後から本文に追記入れてトラックバックさせてもらお。
「ライジング・サン」もう忘れちゃった。
また見直さなきゃ。
また書きに来てね。
って、昔の音楽時代の友人にここ読まれるのは、ちょっと恥ずかしいだけど(笑)
お久しぶりです。お元気ですか?
3月にツアーに参加したときには、大変お世話になりました。あの時は変なコメントしてすいませんでした。反省しきりです(汗)。つい最近、やっと防水カメラを使い切って現像し、ツアー中の写真を見たのでまた思い出に浸っていました。あれからもう3ヶ月が過ぎようとしているなんて。。。
こちらは梅雨のようなのですが、香川は相変わらず雨が少ないです。昨日、早くも第1次取水制限されてしまいました。本格的に夏になったらどうなることやら。。。
さて、”マイノリティーリポート”ですが、兄がDVDを持っていたので借りて確認してみました。DVDなので、上映時と字幕が変わっているかもしれませんが・・
”ヤカモト様、GAPへようこそ。先日のタンクトップは?”
”ヤカモト様だと?”
でした。
他の映画でも、”ヤカモト”って使われているんですね。知らなかったです。これから映画を見るときに探しちゃいそうです(笑)。でも何で中国人名とか他のアジア人名とかでなく、日本人名なんでしょうね?どこの誰と分からない目玉なら、どこの国に設定してもよさそうなのに。買い物好き・ブランド好きと言うのが浸透してるからなんでしょうか?そんなに買い物してるのかな?日本人って。
海外に出てる中国人とかの方が使ってる額が違うと思うんですけど。。。どうでしょう?
あ、わややさん、どもどもです。
梅雨時期なのに、もう給水制限なんですか!?
大変だ。
わざわざDVD調べてくださって、ありがとうございます。
やっぱりそのまま「ヤカモト」で訳されてたんですね(笑)
>買い物好き・ブランド好きと言うのが浸透してるからなんでしょうか?
でしょうね。
先日オークランドのルイ・ヴィトン勤務の日本人女性をガイドしましたが、お客様の8割は日本人だそうですよ。
逆にキウィに「ルイ・ヴィトン」って言っても通じないので「カバン屋店員」っていうらしいです(笑)
いやぁ、調子劣悪です。
なんだかこのエントリも本日分(16日分「理想のまくら」)も、不具合でぶっ壊れてしまってて、後半が読めなくなってますし、トラックバックURLも消えてます。
現在復旧作業中です、
しばしお待ちを。
ちなみに当エントリへのTBアドレスは
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2192
です。
2005年06月11日
湖が消える!?
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
後晴れ。南西風、次第に強くなる。(高)15度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況穏やか。午前中のにわか雨中視界良好。
向こう三日間:南東5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:01 AM 3.8 m Low 05:59 AM 1.0 m
High 12:16 PM 3.5 m Low 06:21 PM 1.1 m

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■地上予報に「後晴れ」と書いたが、ミスではない。原文は「Becoming fine.」、いい加減な表記だこと。
ともかく、午前中は晴れたり曇ったりで、午後になってからちょいとまとまったにわか雨。悪天候の到着が遅れている模様。
あ、夜中にもちょっとパラパラしたらしい。
本日はウェリントンの大学に留学中の米国人学生5名(男子1名、女子4名)。途中何度かキレイに晴れたし水もきれい、海面はベタ凪無風だったので、かなり良いツアー。
でも彼ら、午後のウォーク中にかなり濡れただろな。 sbh 5 / marahau - otuwhero - mt@split apple - gnaio is - marahau
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■怖い記事。
◎YOMIURI ONLINE「温暖化が影響か、シベリア西部の大型湖1000個減る」
(大学への基礎数学-雑記帳「北極圏の湖が消えていく」 ← あけてくれ 2005年6月10日(金) 経由)
わずか25年ほどで、1割も湖が減ったらしい。無茶苦茶怖くない、これ?
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■温暖化、何とかしなきゃと思う方、PCを落として節電しましょう。おっとその前に
と
をクリック!(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2186
恐い事ですね、息子が大きくなるころにはどうなるんだろう?
って思うと色々心配してもしょうがないことまで心配になります。地球温暖化の進行をおくらせるには人類がいまの生活を完全にすてないと無理なんでしょうね、きっと。
こういう事体を目の前に突き付けられると、呆然としちゃいます。
ホント、子供が出来ると、こういうのが身にしみておそろしくなるよねぇ。
ただ温暖化の原因が、果たして人類の活動だけに起因しているかどうかは、現代の科学ではまだ分かっていないらしいですね。
もちろん、人類の高エネルギー消費がその一因になっているのは確かなんでしょうが、それが主たる原因なのか、それとも微々たる影響しかないのかは学者によっても色々のようです。
ま、そりゃそうですよね、気象データなんて、つい最近取り始めたばかりで、地球規模の温暖化だの寒冷化だのの正確な要因なんて、人間につかめるわけじゃない。
だから、今の生活を捨てたからと言って、温暖化を遅らせられる保証はないんじゃないかな、というのが、今の僕の正直な感想。
もちろん、根拠はないんですけど(笑)
ただ何を言いたいかというと、「完全に捨てる」というムリなことを考えて悲観的になるよりは、「出来ることをやる」という前向きな気持ちの方が大事じゃないかな、ということでして、ハイ。
Posted by: Ryu : 2005年06月12日 22:422005年06月08日
また変なの見つけた。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り。南西風次第におさまる。(高)12度、(低)-1度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、午前中に南東10ノットに変わり、午後遅くに納まる。海況穏やか。
向こう三日間:木曜朝北西5~15ノット、土曜に南西5~15ノットに変わる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:07 AM 0.8 m High 10:17 AM 3.7 m
Low 04:30 PM 1.0 m High 10:51 PM 4.0 m

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■昨日と同じくときどき雲がかかる晴れ。予想気温は今日の方が低いが、実際には今日の方が暖かいのでは? 普通、我が家のエリアより国立公園の方が暖かいのに、家にいても昨日の公園内より暖かく感じる。
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■昨日は早々と寝てしまった。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。(高)13度、(低)-1度。
[海洋気象] (エイベル)
南15ノット、昼前に西に変わり、セパレーションポイントより北では夕方25ノットにあがる。北部の海況は荒くなる。
向こう三日間:水曜早くに南西15~25ノット夜半にかけて落ち着き、木曜北西5~15ノット次第に強くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:29 AM 0.8 m High 09:36 AM 3.7 m
Low 03:51 PM 0.9 m High 10:16 PM 4.0 m

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■晴れ。ムチャクチャ寒い。風はないのに、昨日より格段に寒く、朝から車は凍り付いてるし、漕いでても手がかじかんでこの冬初めてグラヴ着用。
午後は昨日と同じように鏡のようなベタ凪、いわゆる油凪というヤツ。でもちょいと高曇りになるだけでメッチャクチャ寒い。真冬だ。
先々週と同じく、国立の職業訓練校(Nelson Marlboroght Institute of Technology)のアドヴェンチャー・ツーリズム科の学生相手の仕事だが、今日はガイディングを監督するだけじゃなくて、試験官。ま、やることは同じなんだけどね、これで成績が決まってしまうとなると、こっちにもなんとなくプレッシャーが……。
担当したのは先月26日にも一緒に漕いだブルガリア人学生。二週間で前回指摘した欠点をほとんど潰してきてて、お見事なガイディングを見せてくれ、見事合格。その代わり、前回出てこなかったミスがいくつか出たので、デブリーフィングでまたもや宿題を出す。
とはいえ、天気が良すぎるよなぁ。もっと荒れた海でテストしないと、実力のほどが分からん。
思えば先々週三連荘で彼らに付き合って、その最終日の夜から二週間の長い長い悪天候が始まったんだった。その間ツアー実習なしで、天候回復したとたんにまた実習とは、なんちゅう運の良い連中だ。
いや、運悪いのか。悪天候時の方が勉強になるんだよな。今日みたいな絶好のコンディションだと、誰でもなんとかツアー出来ちゃうんだから。 NMIT 6+1 / marahau - tinline - guilbert pt - l@adele (inside) - walk up to the top of is - outside of adele is (clockwise) - fisherman is - marahau
■昨日書き忘れたが、昨年8月15日と同じように、まったく同じコレールの皿をコンクリートに落として割ってしまった。今回はサンダルをはいてたので怪我はしなかったが、コレールって割れにくいかわりに、割れると日本刀とか半月刀とかのような物騒な形の破片が飛び散って、危険なことこの上ない。普通のガラスはあんな形には割れないぞ。
コレール、ヤバイっす。
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■6月分更新されました。
◇World Bazaar 21「各国いまどき報告 ニュージーランド」
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■久しぶりに近所をブラブラ。例の家のすぐそばの公園でヤマイグチをとってたら、変なキノコ発見。

な、なんじゃこりゃ?
ブラジルに世界最大の花ラフレシアってのがあるが、あれが咲く直前みたい。
手元の図鑑にも載ってなかった。
■追記(2006年6月13日)
判明。サンコタケというらしい。
◎ギュウギュウきのこ「サンコタケ」
■関連過去ログ【キノコ】
◎ベニテングタケ(2004年4月29日)
◎不明(2004年10月26日)
◎不明一種&フィールドマッシュルーム(2005年1月4日)
◎色々(2005年1月14日)
◎色々(2005年3月30日)
◎ヤマイグチ、ベニテングタケ(2005年4月20日)
◎ヤマイグチ、トリュフ、ベニテングタケ(2005年5月17日)
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■ご存知の方、
と
をクリックしてから、コメント欄でお教えいただければうれしいです。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2174
2005年06月06日
《 自由テーマ 》 心やさしい大きなおじさんのものがたり。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨、後晴れ。南西風。(高)13度、(低)-1度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午前中および昼過ぎに一時20ノットにあがる。海況一時やや荒くなる。
向こう三日間:かよう午後北西15~25ノット、水曜早くに南西15~25ノットに変わり、木曜5~15ノットに落ちる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:50 AM 0.9 m High 08:54 AM 3.7 m
Low 03:11 PM 0.9 m High 09:38 PM 3.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ベタ凪、時々曇るもののおおむね晴れ、昨日と同じような天気。
本日はスコットランド人カップルとイギリス人カップルの四名。ホントはもう二人ブッキングがあったんだけど、これがホントは明日に予約を入れたはずなのに、オフィスクルーが間違えて本日に入れていたという、これまたお粗末なミスで、当然この方たちは現れず、四人で催行。必要なところで金ケチって商品の質を落とすよりも、こういうアホなミスをなくす方が100倍リストラになるぞ>ウィルソンズ
ともかく、昨日と打って変わってハイペースの一日。モーニングティーもランチもたっぷりゆっくりのんびりし、海に出たらガシガシ漕ぎまくり、メリハリのきいた良いツアー。男の子が二人ともマッスル(ムール貝)好きだというので、イェローポイントででかいのをいくつかとってあげた。昼食用のマッスルが品切れでお出しできなかったんだから、これくらいはやっても罰はあたらんだろ。
そういえば、今日の水の透明度はすごかった。半年ぶりにやっと超クリアウォーターの時期が巡ってきたか。 b&i 4 / marahau - mt@apple tree - adele is (outside) - l@adele (inside) - yellow pt - marahau
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■本日は祝日、クィーンズ・バースデイ。言わずもがなだろうけど、クィーンってエリザベス2世ね。念のため。
で、本日のお客様四人に女王様の御歳をきいてみたが、誰も知らなかった。よかった、僕だけじゃないんだ(笑)
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■ご存知の通り僕はニュージーランドに来て以来ロン毛なのだが、実は昔から坊主頭も好きで、今でもときどき「バッサリやってツルツルに剃りあげてしまうおうか」と思うのだが、ロン毛というのはなんせ元通り伸びるまでにやたら時間がかかるので、別に今の髪型に特別な思い入れなどカケラも持っていない僕でさえ、実際に切るとなるとちょっとためらってしまったり。
ロン毛を剃り落としてツルツルにしてみて「あ、似合わない、やっぱやめよ」になったら、悲惨だよねぇ。
そんなとき、インターネットは強い味方だ。こんなサイトがある。
◎『Abi-Station』
便利な時代だねぇ。絵心のない人間にとっては魔法のようなサイトだ。
で、さっそく下層ページの「似顔絵イラストメーカー」でシミュレーションしてみたわけだ、これが。

……。
子供が泣くな、こりゃ……。
いや、ジャパンだと30分おきに不審尋問かも。
やっぱ、しばらくロン毛のままにしとくか。
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■むかしむかしのおはなし。
あるところに、大きな大きなおじさんがすんでいました。
おじさんはとてもやさしい人でした。鳥と歌とお昼ねが大好きで、のんきにおだやかにくらしていました。
■ある日、こまったことがおきました。お昼ねからめざめてみると、お金の入ったふくろがないのです。そのお金は、まずしい病気のおじいさんとおばあさんを助けるためにつかうつもりでした。
いえの中も外も、すみからすみまでさがしましたが、どうしてもみつかりません。
「う~ん、こまったな」
のんきなおじさんは、あたまをポリポリとかきました。
「しかたないな、ニワトリにまたおねがいしよう」
おじさんはニワトリのところにいって、
「すまないけど、またタマゴをうんでくれないかい?」
とおねがいしました。
やさしいおじさんのたのみです、ニワトリはがんばってタマゴをうみました。するとどうでしょう、そのタマゴは金でできていたのです。
「やぁ、どうもありがとう。むりをさせてごめんね」
ニワトリのおかげで、おじさんはおじいさんおばあさんをたすけることができました。
■またしばらく平和なまいにちがすぎました。おじさんは、歌をうたったりお昼ねしたりして、のんきにすごしています。
ところがまたじけんがおこりました。こんどはたいせつなニワトリがいなくなってしまったのです。
おじさんとニワトリはなかよしの友だち同士です。おじさんは三日三ばん、ねるのも食べるのもわすれて、ニワトリをさがしました。
でもみつかりません。かなしくてかなしくてボロボロとなくおじさんを、たてごとがなぐさめてくれました。たてごとはおじさんのもう一人の大切な友だちで、すばらしい歌をうたえるのです。たいくつなときも、たのしいときも、おじさんとたてごとはいつもいっしょに歌をうたっていたのです。
たてごとのやさしい歌声をききながら、おじさんはようやくねむりにおちました。
たてごとは、それでもしばらく小さな声で歌いつづけて、心やさしいおじさんをなぐさめていました。
■とつぜん、大きなさけび声がひびいて、おじさんは目をさましました。
「おじさん、たすけてぇ!!!」
たてごとの声です。
おじさんは、声の方に走っていきました。声は雲の切れ目からきこえてきます。おじさんは、雲の上にすんでいるのです。
おじさんは切れ目から下をのぞきこみました。するとそこには、見たこともない大きな大きな豆の木がのびてきて、雲にとどいていたのです。
よく見ると、大切な友だちをさらったわんぱく坊主が、豆の木をおりていきます。
「おぉ~い、ぼくちゃ~ん、おじさんのお友だちをかえしてくださぁ~い」
おじさんは大きな声でさけびながら、豆の木に手をかけました。でも大きな豆の木も、おじさんがつかまるとグラグラします。
でも、だいじな友だちをたすけなくてはいけません。きっとニワトリもあのわんぱく坊主がつれて行ってしまってるのでしょう。男の子はわんぱくなほうが良いのですが、ちょっとイタズラがすぎるようです。あの子にはちゃんと言いきかせて、ニワトリとたてごとをちゃんとつれてかえってこなくては。
おじさんは、豆の木をおらないようにそぉっとそぉっとゆっくりと豆の木をおりていきました。
男の子をこわがらせてはいけないので、大声を出すのはもうやめました。下についてから、ゆっくりお話をすれば、きっと分かってくれるにきまっていますから。
■ところが、はるか下からイヤな音がひびいてきます。
「カーン、カーン」
目をこらしてよく見ると、さっさと下についた男の子が、お母さんといっしょに、おので豆の木をきろうとしているのです。
おじさんは、まだ山よりも高いところにつかまっているのです。
「ま、まって、ぼくは友だちをたすけたいだけなんだ。わるいことはしないよ。」
おじさんは泣いておねがいしました。でも二人は手を止めません。
そしてついに、天にとどいた大きな大きな豆の木は、ゆっくりとゆっくりとたおれました。心やさしい大きなおじさんをのせたまま。
おしまい。
■日本から送ってもらった愛娘の幼児雑誌に「ジャックと豆の木」が載っていた。久しぶりに読み返してみると、子供の頃に受けた印象と丸っきり違って不条理さばかりが目につくストーリー展開。そこがなんとも面白く、思わず裏側から話を書いてみたくなった次第。
書いてみて自分の稚拙な筆力が情けなく、大男の代わりにこっちが身を投げてしまいたくなったけど、ま、それはさておき。
ここでは素直に大男を主人公にした悲劇を童話風に落書きしてみたが、お母さんを主人公にすると社会派小説か悪漢小説が書けそうだし、ジャックに豆を与えた魔法使いの謎の行動にスポットを当てれば「大男と魔法使いの、過去数百年にわたる確執と因縁の歴史」を軸にすえた壮大なファンタジーの一本が書けるかも。
なんてね。
■こうやって考えてみると、やっぱり残酷だったり不条理だったりする昔話って面白い。大人が想像の翼を広げて遊ぶことが出来る。
それにひきかえ、「教育的配慮」とやらで書き換えられた骨抜きの昔話の、何とつまらないことか。
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■「面白い、もっと別のでもやれ!」という方は
を、「下らん」という方は
を、ビシッとクリクリクリック。
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おじさんのものがたり、素晴らしいですよ!
いや、親ならこういうアイディアがちらほら頭をよぎることはあるんですが、きちんと最初から最後まで考えてプロットをまとめて文章として書き上げるのはやはり大変です。
他の話でも思いついたらどんどんこちらのブログにアップして頂いてしっかりアイディアと文章の著作権を確保し(笑)、いつの日か一冊の本にまとめてベストセラー狙ってくださいね、老後の優雅な印税生活の為に・・・
物書きRyuさんのファンとしてはこういうエントリーがあるとウキウキ致しますです、ハイ。
教育的配慮で読めなくなって久しいのは「ちびくろさんぼ」。日本では再発行されたようですが、北米はまだまだ。図書館からは完全に撤去されているようです(探したけれど見たことが無い)。先日「奇跡的に」一冊本屋の片隅で見つけたので、早速その場で宇宙人に読み聞かせました。アレでバターの溶ける匂いにわくわくする子供になるのになぁ・・・って、親がバターが溶けていい匂いになるような料理やらお菓子作りやらしないと意味ないんですが(爆)。
Posted by: MM : 2005年06月07日 09:28お褒めにあずかり、大変恐縮(^^;
書きなぐり&推敲なしのフィクションをエイヤッとアップした後は、必ず自己嫌悪に陥るのですが、それでもほとぼりが冷めるとついやってしまう悪い癖。
アル中かい!
お褒め頂けると、少々気分が楽になりますです。
しかし、やっぱり童話風が一番難しいっす。
あ、エロも難しいな。
あと、食い物も難しい。
この三つがさらりとこなせるようになりたいもんですが。
>物書きRyuさんのファンとしてはこういうエントリーがあるとウキウキ致しますです、ハイ。
んなこと言われると、すぐに木に登りますよ、野豚は。
ちびくろさんぼは、たまたま家人が先日検索したばかりだったのですが、やっぱり日本ではベストセラー入りしてるようですね。
一部のアホな文化人やら政治家やらエセ人権家やらが騒いであの始末でしたが、一般の人はやっぱりあのお話好きなんですよね。
どこが「教育的配慮」だ。
あの話読んでろくでもない大人に育つなんて、絶対ありえない。
>んなこと言われると、すぐに木に登りますよ、野豚は。
どんどん登ってください。そのうち上昇の勢い止まらず羽がついた野豚となって、宮崎アニメのキャラにでも登場できるようにいーーーーっぱい誉めなきゃ(笑)。
いや、でも素敵ですよ。個人的には瞼にスローで絵が再現された最後の2行が特に。
となると、童話風はもうクリア。
残るは、2ジャンル。
>あ、エロも難しいな。
エロは多分簡単、難しいのはエロス、
>あと、食い物も難しい。
食い物の羅列は簡単、羅列抜きで熱々の湯気やら出汁の香りやら、といった食材プラスアルファといったトータルな「食」が難しい、
ですねぇ。
その2ジャンル、期待してます(とプレッシャーをかける私設秘書・・・編集者の尻叩き業も兼務か???)
2005年06月05日
助成プログラム、今年度募集開始。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)15度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、夕方セパレーションポイントより北で西20ノットに変わる。北部海域はやや荒くなる。
向こう三日間:月曜朝南西20~30ノットに上がり、同日遅くに10~20ノットに落ち、かよう20~30ノットに再び上がり、水曜5~15ノットに落ちる。海況一時荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:08 AM 0.9 m High 08:10 AM 3.7 m
Low 02:27 PM 0.9 m High 08:57 PM 3.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■変風10ノットなんて、二週間ぶりじゃないか?
時々雲がかかったものの、一日中晴れて気持ちの良い一日。一瞬冷たい南5knが吹いたが、すぐにおさまった。
本日はChchの英語学校の同級生という女の子四人組(日本人二名、台湾人二名)と、アルゼンチン人カップル。アジア人四人組は予想通り大変遅く、超久しぶりに牛歩ツアーとなったが、アルゼンチン人カップルものんびりペースを気にすることなく楽しんでいた。ただアルゼンチン人カップルに関してはブッキングが色んな点でおかしなことになってて、昼食時は彼らの話を聞いて問題点を整理するのに手間取り、休憩が長引いてヒヤヒヤした。今になってもまだ変なブッキングするか!>ウィルソンズのオフィスクルー
帰りのウォータータクシーで、日本人の女の子たちが「カヤックの中にセーターを忘れた」と。僕が英語で説明したあと、日本語で言い直したりダブル・チェックしたりするのを忘れたのがマズイ……。バスの時間に間に合わなくなるので引き返すわけにいかず、明日ウォータータクシーに回収させてChchに送り返すことに。
と、その会話を聞いていた他の日本人の女の子が、「ビーチに靴を置き忘れた」と……。やはり引き返すわけにいかないし、置き忘れた場所を聞いてみるとすで水没している可能性大。トレント・ベイ・ロッジもブッキングがなくて閉まっているのでスタッフもいないし、打つ手なし。申し訳ないが、裸足でネルソンまで帰っていただくことになってしまった。僕にとっては縁もゆかりもない、ウォータータクシーにたまたま乗り合わせただけのお客様ながら、たすけてあげられないのが何とも申し訳ない。 b&b 6 / torrent - l@north head - pinnacle is - torrent
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■家作りメモ。
昨夜、建築家に正式に家の設計を依頼。家人が今まで作った三つのヴァージョンと、基本的に譲れない希望項目を伝え、23時まで話し込んでしまったのだが、あちらの娘さん(6歳半)とウチの娘はずっと仲良く遊んでくれてて、助かった。
が、英語で何時間も専門外のややこしい話をしたのと、これでハウスプランが大きく前進するという興奮でて頭がパンクして、夜よく眠れず。そのせいで、昨日若干ぶり返し気味だった風邪が、今日はすっかり悪くなってた。明日も仕事なんだけどなぁ、ツライなぁ。
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■昨年9月5日に「サンタフェと、シーカヤック。」と題して夢を語ったところ、心優しき読者の方から実現の可能性を教えていただき、それをすぐに紹介したのが同月9日の「ひょっとすると、実現可能?」。
この「ひょっとして!?」の鍵だった「トヨタ環境活動助成プログラム」の新年度の募集が数日前から始まった。
教えてくださったのは、上記エントリーのときにご紹介くださったのと同じ方。新年度が始まったよと、すぐに教えてくださった。僕の「研究所の夢」を本気で応援してくださっているのは、本当に本当に嬉しい。ありがとうございます。
その方が添付してくださった上記助成プログラムのお知らせメールも転載しておく。
ご担当者様トヨタ自動車では、社会貢献活動の一環としてNPO等の環境活動に対する助成「トヨタ環境活動助成プログラム」を1999年より実施し、今年で6年目となります。このたび、助成への応募を開始致しました。
2005年度トヨタ環境活動助成プログラムは、「環境改善に資する環境技術・環境人づくり」をテーマとして、民間非営利団体等による地域に根ざした実践型プロジェクトを助成します。
一件あたりの助成金額の上限や実施地域の制約がなく、プロジェクト実施団体の自主性が発揮できることが特徴の「一般助成枠」と、試行的な小規模プロジェクトや身近な環境を保全するための地域に根ざした実践活動(草の根活動)を助成対象とした「小規模助成枠」(一件あたり200万円を上限)があります。助成総額は約2億円を予定しています。
募集期間:2005年5月31日(火)~2005年7月8日(金)(消印有効)
応募方法および助成プログラム詳細については、以下のホームページをご参照ください。
http://www.toyota.co.jp/jp/environment/ecogrant(日本語)
http://www.toyota.co.jp/en/environment/ecogrant (英語)ご応募をお待ちしております。
ご応募・お問合せ先:
トヨタ環境活動助成プログラム事務局
〒100-0004 千代田区大手町2-3-6 三菱総研ビル1階 MBE-363号
TEL:03-3272-1925 (受付対応:月~金 9:30~17:30) FAX:03-3272-1926
E-mail: toyota-ecogrant@mri.co.jp
200万円の枠は今年から始まったのだが、これは今まで国内の民間小団体対象が手薄だったことに対する反省ということらしい。
シーカヤック界にとってはチャンスか!?
■上記過去ログに書いた通り、僕のやってる『プロガイド・ワークショップ』には大きな欠点がある。それを承知の上で今年も開催するのは先月27日に告知した通りだが、本音をいえばやっぱり研究所を設立した方が良いと思う。『プロガイド・ワークショップ』も、その研究所の中のワークショップとしてならば、真価を発揮できると思うのだが。
■どっちにしても、こういう助成金を利用するのは、海外在住ガイジンガイドの僕じゃムリ。日本にこういう助成金を利用できるシーカヤック関係者、いらっしゃらないものだろうか?
ごうちゃん、編集長、どぉ???
■関連過去ログ【ガイディング&インストラクション研究所】
◎サンタフェと、シーカヤック。 (2004年9月5日)
◎ひょっとすると、実現可能? (2004年9月9日)
◎夢の続きと、悪夢のような製品。 (2004年9月26日)
◎老兵は語るべきか、去るべきか? (2004年11月13日)
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■研究所賛成派は
を、「ワハハ、夏はノータイだ」という方は
をポチリ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2160
Excerpt: ■さて、家作りの進捗。 あ、最近このブログを発見された方のために、まず簡単に「これまでのお話し」など。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.12
Excerpt: ■さて、家作りの進捗。 あ、最近このブログを発見された方のために、まず簡単に「これまでのお話し」など。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.12
2005年06月02日
海保オフィサー様ご招待。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では西25ノット、夕方に西25ノットただし北部では35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。夕方のにわか雨中視界良好。
向こう三日間:金曜夕方南西20~30ノットに落ち、日曜10~20ノットに落ちる。海況は金曜夕方まで非常に荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 05:37 AM 3.6 m Low 11:53 AM 1.1 m
High 06:18 PM 3.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日も夜中に雨、朝には上がって快晴。園芸家が泣いて喜ぶぞ。でも冬っていうのがお生憎様。
午前中の段階でモトゥエカでは強い南西は吹いていない。しっかし、いつまで続くんだ、この強烈な南西風の気圧配置……。
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■先月28日のエントリー「『118』と『ch16』。」のコメント欄にwaka moanaさんから、面白いご示唆をいただいた。
コメント欄に埋もれさせるのは惜しいので、こちらに転載させていただく。
海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?
「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?
なるほど、なるほど。
海保オフィサーを招いてお話を聞く、あるいは合同レスキュー訓練をするというアイディアはあったが、彼らをツーリングに連れ出して「遭難者」の体験をしてもらうというのは、まったく盲点の目鱗アイディア!
全国の同志諸君、このアイディア採用しましょうぞ!
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■素晴らしいアイディアに拍手!という方は
を、「もっと良いアイディアあるぜ!」という方は
をクリックした後、教えてください。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2150
2005年06月01日
インタープリテーションについて。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西風。(高)14度、(低)3度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、セパレーションポイントより北は西20ノット。午前中に全域で南西25ノットに上がり、午後一時北西15ノット(北部は25ノット)に変わる。海況は一時荒れる。未明の雨中視界不良。
向こう三日間:南西25~35ノット、土曜15~25ノットに落ちる。荒い海況は土曜に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:33 AM 3.6 m Low 10:52 AM 1.1 m
High 05:16 PM 3.5 m Low 11:24 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■夜中に盛大に降った雨は、朝には上がっていた。ネルソンに住み始めたばかりの98年の春が、毎日こうだった。夜中だけに優しい雨が降り、昼間は晴れ。なんてところだろうと感激したっけ。作物がよく育つはずだ、カレル・チャペックに教えてやりたい、と。
しかし、なんちゅう海洋気象予報だ。忙しいこっちゃ。
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■昨日は風邪気味で、大家と取り決めてある「ネット接続しても良い時間」まで起きてられなくて、アップ出来ず。
昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雲が広がり、遅くに雨。おだやかな南西風。(高)15度、(低)2度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、今夜変風10ノット(ただしセパレーションポイントより北では西20ノット)に変わる。北部の海況はやや荒くなる。夕方の雨中視界良好。
向こう三日間:南西25~35ノット。海況荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
High 03:24 AM 3.6 m Low 09:46 AM 1.1 m
High 04:10 PM 3.4 m Low 10:12 PM 1.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ほぼ予報通り、朝は快晴、だんだん曇ってきて日暮れ時には曇り。風は朝からおだやかで一日中ベタ凪。暖かくて気持ちの良い一日。
ウォータータクシーの都合で逆漕することになったのだが、アンカレッジ - オネタフティを素直に逆漕すると面白くない潮周りだったので、バークベイからスタートしてシャグハーバーへ。潮はあまり高くないし、思いっきり流れ込んでるタイミングだったので中の水の透明度はいまいちだったが、その代わり子供オットセイがずっとじゃれ付いてきて、お客様もご機嫌。今日はドイツ人の男の子二人組みに加えて、ポリテクの見習いの女の子(米国人)をつれてたのだが、三人とも大喜び。
ちなみに愛娘が怪我の経過を見てもらいに数日に一度医者に通ってるが、そこで風邪をもらってきて鼻ズルズル、咳ゴホゴホ。で、昨日から僕ももらってしまってノドが痛くなってたので、今日はとっておきのメダリストを飲みつつ仕事。これを飲むとホント身体が楽。何が入ってるんだ、恐ろしいぞ(笑)
でも、昼食後の風邪薬飲み忘れた(^^;
さらに、朝も夕方もカヤックをタクシーに積みおろしするために、久しぶりに腰まで水に立ちこむ羽目に。風邪っぴきに冬の海は、なかなか冷たいねぇ……。
仕事終わってシャワー浴びる頃には日が落ちて急に寒くなる。そういえばあと三週間で冬至か。今日は山の上の方は雪だな。
帰りの車の中で湯冷めして震えが来た。冬だなぁ。そろそろマラハウ峠の路面凍るな。 tist 2+1 / bark - tonga is - l@onet - shag harbour - onet
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■本日でカウンタ設置一周年。一年の累計が62,000超。ご愛顧ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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■久しぶりに『ガイドのつぶやき』。
先週三日間にわたって、アドヴェンチャー・ツーリズムを専攻している学生の模擬ツアーの監督役をやってみて、改めて「インタープリテーション」の厄介さを痛感した(昨日も別の学生と一緒に漕いだが、昨日のは逆に僕の普段の仕事ぶりを彼女が見学するという形だったので、彼女のガイディングぶりは知らない)。
拙ブログ愛読者の皆さんにはわざわざご説明するまでもないかもしれないが、エコツアーでは「インタープリテーション」という用語が良く使われる。直訳すると「翻訳」なのだが、もちろん外国語を翻訳するという意味ではない。ここでいう「翻訳」とは、「自然が出しているメッセージを、人間に理解できるように翻訳する」というようなニュアンス。つまり、フィールドの歴史や動植物、地理、地学などの説明のことで、いわゆる「ガイドトーク」というヤツである。
横文字でいうとカッコよく聞こえるが、何のことはない、バスガイドさんが「右手をご覧ください。あちらに見えますのは~」と独特の鼻声でやってるアレのことだ(なんであぁいう喋り方なんだろう?)。2月23日のエントリーで「ガイドトーク採録」と称して書いたのも、まぁいわゆるインタープリテーションだ。
■先週は三名の学生のガイディングを監督したが、やっぱりどうもインタープリテーションが下手糞なんである。
説明そのものは、三人とも上手かった。すでに僕らプロと同じくらいのレヴェルで流暢に説明していて、「ほぉ、よく勉強してるな」と思わせるのだが、いかんせんタイミングが悪かったり、そもそも手段と目的を履き違えていたりで、「何のためのインタープリテーションか?」という根本的な部分の理解が浅すぎる。そこが、プロとアマの違いなんだけどなぁ……。
■彼らのうち二人は、お客様が疲れを訴えても、休ませる代わりに正しい疲れにくいフォームを教えてがんばって漕がせて、「インタープリテーションを予定しているポイント」に到着してからようやく止まってガイドトークを披露していた。
それじゃ本末転倒。そういう「インタープリテーションをしたいがためにガイディングをしている」ような仕事ぶりは、キツイ言い方をすればオナニーに過ぎない。自分の知識をひけらかせてるだけだ。お客様はそんなことのために高いお金を払ってるんじゃない。
先ほどバスガイドのことを書いたが、思い返してみればホラ、昔遠足のときにもいたよねぇ、車内が勝手に大いに盛り上がっててそれ以上は特に盛り上げる必要もないのに、それをさえぎって歌を強要したり、車内を静かにさせてガイドトークをかましたりして、思いっきり白けさせる新米バスガイド。学生のガイディングを見てて、あれを思い出しちゃった。
お客様が疲れを訴えたら、休憩しなくちゃダメ。だがグループ内には元気満々でもっともっと漕ぎたいお客様もいらっしゃる。だから「○○さんが疲れたからちょっと止まるよ」っていうのはマズイ。お客様間で嫌な雰囲気を作るモト。
そういう場合に誰も不愉快にさせずにグループ全体を止め、疲れたお客様を休ませる手段として、ガイドトークは使われるべきなのである。要するに「ガイドが話をするためにグループは止まった」ということにすれば、誰も不愉快にならずにすむ。
あるいは、あまりに天候が良すぎて行けども行けども変化が乏しいような日に、時折ツアーにアクセントをきかせるためにガイドトークは行われるべきである。
そして、インタープリテーションというのは、そうしたガイドトークのヴァリエーションの種類に過ぎない。
つまり極端な話、ガイドトークは必ずしもインタープリテーションである必要さえないわけだ。実際ヴェテランになればなるほどインタープリテーションよりもむしろ雑談の比重が増えるし、僕自身もインタープリテーションらしきものを一言も口にしないままに一日を終えることもある。「目的」が達成されているならば、「手段」はなんだって良いのだ。エコツアーだからインタープリテーションをしなくてはならない、っていうのは、顧客無視の勝手な思い込みに過ぎない。
だからハッキリ言えば、僕の中では自然の神秘を語る「インタープリテーション」も、話題の映画(例えば今なら『スターウォーズ』など)のことを喋る「世間話」も、まったく同じ比重で「ガイドトーク」とカテゴライズされている。両者の間に「優劣」はない。その場その場に応じて、どういう話題がもっとも適切かという「使い分け」があるだけだ。
■エコツアー・ガイド養成プログラムのカリキュラムなんかを見てみると、やけにインタープリテーションに割く時間が長いのが目に付いたりもする。そんなに時間を割いて何を教えているのか知らないが、僕的に言えばインタープリテーションそのものは、そんなに難しい技術ではない。トークの内容そのものは、別に教室で習ったりしなくても、図鑑や本などを読み漁れば十分知識は身につくし、極端な話、就職してから先輩のトークを盗んだって間に合う程度のものだ。世のエコツアーなるものが、なぜそんなに「インタープリテーション、インタープリテーション」と騒ぐのか、未だに解せない。
インタープリテーションを含めたガイドトークの難しい点は、それを「いかに面白おかしく披露できるか」という表現力の問題と、上記のように「ツアーをスムーズに進めるためのスパイスとしての効果的な使いこなし方」の部分だろうと思う。この二つは、「手段」として効果的に活用するために必要な技術だ。
逆に言えば、これら二つを無視して単に知識だけを詰め込み、それを機械的に披露するだけでは、単なるオナニーになるおそれが大きいということ。重ねて言うが、お客様は似非ガイドがインタープリテーションに自己陶酔している様を見るために高いお金を払っているわけではないのだ。
■僕が「ガイドトーク」という言葉を多用する一方で、ほとんど「インタープリテーション」という言葉を使わないのには、こんな理由もあるのだ。よって2月23日のタイトルは、僕的にはやっぱり「ガイドトーク採録」であって「インタープリテーション採録」ではない。
長々と書いてきたが、一言で言っちゃうと
「インタープリテーション? 気取った言葉使うんじゃねぇよ、気持ち悪ぃ!」
ってのが本音だ(笑)
■関連過去ログ【ガイドのつぶやき】
◎その1「怖さについて。」 (2004年10月7日)
◎その2「過保護について。」 (2004年10月8日)
◎その3「プロの基準について。」 (2004年10月9日)
◎その4「互助について。」 (2004年10月12日)
◎その5「トウイングについて(前編)。」 (2004年10月13日)
◎最終回「トウイングについて(後編)。」 (2004年10月14日)
◎番外編「老兵は語るべきか、去るべきか?」 (2004年11月13日)
◎番外編「自己責任と、クラス区分。」 (2004年12月25日)
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■エコツアー大好き派は
を、マスツアー大好き派は
を、僕と同じように「エコツアーって聞くと、なんとなく胡散臭さを感じる……」という方は両方を連打!
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2139
Excerpt: アクセス・ディンギーの体験会を見てきました。江ノ島のマリーナで。 伺った所では、参加したのは白浜養護学校中学部の生徒さんたち。1名以外は初挑戦でみな乗船したそうで
From: 航海カヌーを愛でる
Date: 2005.06.03
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、高曇り。北東風。(高)12度、(低)9度。 [海洋気象] (エイベル) 北東15ノット、セパレーションポイントより北では25ノット。西部海域は
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.17
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.30
Excerpt: ■久しぶりに、トラックバック元にからんでみる。楽しいな。 ◎航海カヌーを愛でる「どんな秘境を見に行くのか」
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2006.01.13
Excerpt: ■久しぶりに、トラックバック元にからんでみる。楽しいな。 ◎航海カヌーを愛でる「どんな秘境を見に行くのか」
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2006.01.13
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine and cl...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.09.14
シーカヤック自体の微妙な「バランス具合」というのもありませんか?上手く言えないのですが実際の客層的にレジャー・レクリエーション寄りなのかもっとスポーツ目的なのか、といったような事です・・・というか、シーカヤックその物がその辺かなり特別なスタンスですよね、多分。
Ryuさんのグラウンドは明光風靡な国立公園ですから、普通のシーカヤック・アウトフィッターよりもインタープレテーションの比率は高くなってしまっているんだろうというのは想像に難くないのですが。
ところでメダリストですが、
>何が入ってるんだ
こんな物が入っているようです。
http://www.tonar-system.co.jp/aristo/inf2/
クエン酸よりも無臭ニンニクとか、ビタミンB群とか・・・どれが一番効いているんでしょうねぇ。まあ、効いている限りは深追いしない方がいいのかも。
姫もRyuさんも、そしてそんな二人の看病にお忙しいであろう奥方もどうぞお大事に。
こちらがどんどん暑くなっている分そちらの冷え込みも増しているでしょうから・・・
>シーカヤック自体の微妙な「バランス具合」というのもありませんか?
シーカヤック自体というよりも、おっしゃる通り、客層との兼ね合い、あるいはフィールドとの兼ね合いで、ガイディングスタイルは千差万別になります。
僕自身もエイベル・タズマン国立公園でのスタイルと、野遊び屋(香川)でのスタイルは、まったく変えてました。
客層もフィールドも気候も違う以上、同じことは出来ない。
>明光風靡な国立公園ですから、普通のシーカヤック・アウトフィッターよりもインタープレテーションの比率は高くなってしまっている
う~ん、どうなんっすかねぇ。
結局のところ、お客様次第なんですけどね。
風光明媚じゃなくたって、お客様が望めばいわゆるインタープリテーション的なトークをしっかりやる必要があるし、いくら風光明媚でもお客様が映画の話ばかりで良いんだったら、それで良いというのが、本来のガイディングの王道かと。
>まあ、効いている限りは深追いしない方がいいのかも。
しません、しません、そんなメンドウなこと(笑)
何事につけても「結果オーライ」というタチですんで。
>姫もRyuさんも、そしてそんな二人の看病にお忙しいであろう奥方もどうぞお大事に。
ありがとございます。
でも、三人とも症状は軽いので、誰も特に看病は必要とされておらず、別に誰にもしわ寄せはいっておりません。
っつぅか、僕のことだから、誰かが重症だときっとここに書きません(笑)
書いているということは、誰もヒドイ人間がいないということです。
ご心配いただき恐縮ですが、ここに書かれている限りはダイジョブです、ハハハ。
またまたタイミングよく見つけました。流行り言葉ですかねぇ。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050531i116.htm
いや、実はこちらの国立公園や州立公園なんかでも、単なるボランティア募集よりもインタープリター要員のボランティア募集なんかやセミナーなんかがやたらと目に付くようにはなってきていたのですが・・・
Posted by: MM : 2005年06月02日 14:25ほぉ、科学技術インタープリター!
こういう人は大いに要請していただきたいっすね。
数日前に家作りの雑誌のバリアフリーハウスの活動をしているグループの話を読んでたのですが、介護士と工務店がバリアフリーについて話し合いをするときに、お互いに専門用語が通じないので、やっぱり「インタープリター」が必要になるとか。
今までの時代はプロが自分のジャンルの中だけで通じる言葉で仕事できたかもしれませんが、これからは異業種交流の機会がますます増えるでしょうから、そういう意味では業種間インタープリターは大いに必要だと思います、ハイ。
が、「エコツアーのガイディング=インタープリテーション」などと短絡的に理解してもらうと、大間違いっすね、ホント。
Posted by: Ryu : 2005年06月02日 14:55僕個人に関しては、一応盛り込んでいます。
とはいえ、『プロガイド・ワークショップ』は三日間のコースなので、細かいことまではとても手が回っていないというのが現状ですが、少なくとも下半身不随者のためのレスキューは必ずやります。
手薄なのが、障害者に対するカスタマーケアですね。
このブログで障害者のお客様のガイディングについて時々書いているのは、正直に申しあげれば手薄になるPGWの講習内容を補足できれば、というような意味合いもあります。
ただ正直に申しあげまして、日本の商業シーカヤック界は、マーケット自体も障害者のお客様が気軽に門をたたけるほど成熟していませんし、ガイドのレヴェル自体も障害者対応以前に、健常者対応でまだまだやるべきことが多く、ニーズとしてどれだけ障害者対応が必要とされているのかは、僕自身にもちょっと分からない部分ですが。
なるほど。まだそこまで考える段階に来ていないのではないかという事ですね。
今日、私のウェブログで少し書いたのですが、フィジカリィ・チャレンジド・ピープルをどう捉えるのかという視点が、マリン・アクティヴィティ業界にこれまでどれくらいあったのか、ちょっと気になったので、質問してみたのですが。
健康優良児ばかりが集まったコミュニティですと、どうしてもそういった点が頭の中から欠落しがちになるのではないでしょうか。ですが、障害者への対応について考えるというプロセスは、単に障害者問題を越えて、ホスピタリティ一般について深く考えることでもあるような気がします。
前にも本文中で触れたような気もするのですが、日本カヌー界の場合は、身体障害者がチャレンジする場合は、僕らのようなプロ・アウトフィッターの門を叩くよりも、むしろ「障害者カヌー」という専門のイヴェントをヴォランティアが開催するという方が定着しているようです。
よって、むしろアマチュア・ヴォランティアに比べるとプロの方が身体障害者の顧客をサポートする経験および機会が少ないようなんです。
NZの場合は逆で、僕はNZで「障害者カヌー」という形のイヴェントが行われているかどうか知らないのですが、僕らは割と日常的に障害者のお客様を健常者と一緒にお連れしています。
貴ブログにあったとおり、シーカヤックっていうのは障害者にとってはかなり敷居の高いスポーツです。
今ざっとこのブログの過去ログを読み直してみたのですが、このブログを始めてからでも、下半身麻痺の女性を一名、腕の形成が不完全な女性を一名お連れしてました。
後者の女性はそれこそ驚異的なパワーを発揮して健常者の半分の長さの腕で猛烈に漕ぎまくっていましたが、前者の下半身不随のお客様は上半身をキチンと支えることが出来ないため、腰回りにギチギチにフォーム類を詰め込んで上半身を固定するのですが、それでも漕いでいる間に身体がずれてきて大変でした。
後ろに傾き始める場合はまだいいのですが、横に傾き始めた場合は艇自体もバランスを崩しますし。
この日は、何度も水上でグループ全体にとまって待っていただきつつ、彼女のフィッティングを直しました。
こういうときに難しいのは、障害者の物理的な肉体ハンデに対する配慮そのものよりも、こうした対応のためにロスする時間に関して、障害者ご本人が他の健常者の方に対して申し訳ない気持ちで小さくなってしまわれることが多いので、その点に対する配慮などの、メンタルな部分になってきます。
あと日本人にありがちなのは、障害者に過度に手を貸しすぎることによって、ご本人の達成感を奪う傾向ですが、これも同様にメンタルな配慮として、健常者側の勝手な思い込みを排するのが大切。
こういう部分に関しては、正直言ってPGWなどでも現段階では触れることは出来ていませんし、時間的余裕があり、なおかつこうした点に対する講習リクエストがあったとしても、机上の座学でキチンと伝えきれるかどうかは、はなはだ心もとないです……。
おっしゃるとおり、障害者問題は、ホスピタリティの根幹を考え直すヒントをたくさんくれますね。
押し付けの親切は、決してホスピタリティとはいえないのですが、そういうことは障害者の方と接することでいろいろ見えてくることが多いようです。
やはり現場で経験を色々お持ちの方の体験談は示唆に富んでいますね。PGWのような場では時間がどうしても足らないという事もあるのでしょうが、Ryuさんの接客経験のうち障害者に関するものだけをまとめて話をするなり書くなりしたら、それだけでも貴重な資料になりそうです。
Posted by: waka moana : 2005年06月04日 01:17そうですね、僕がNZのガイド連中を取材して、普段のツアーで健常者、障害者を同時に接客する場合の体験談なりノウハウなりをまとめると、面白い資料が出来るかもしれませんね。
ガイド業引退したら、そういう本を一発書いてみますか!
でも、大変そうだなぁ>ガイド連中を取材
2005年05月28日
「118」と「ch16」。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、ときどきにわか雨。南西風次第におさまる。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
【暴風警報】北西15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がり、夜には南部で25ノット、北部で35ノットに上がる。北部の海況は非常に荒くなる。
向こう三日間:北西20~30ノット、月曜南西10~20ノットに変わり、火曜北西5~15ノットに。海況は月曜日に落ち着く。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:29 AM 4.1 m Low 06:31 AM 0.8 m
High 01:00 PM 3.8 m Low 07:08 PM 0.9 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝から雨は上がってて晴れ。昼をすぎても、地上レヴェルはおろか、上空でも北西の強風の気配はない。おそらく今日はツアー運行しなかった(というかブッキングを受け付けなかった)のだろうが、結果的には運行できた天候だな。
僕自身はまだ身体に疲れが残ってて、節々が痛い。冬は血行が悪くなるせいか、回復も遅いぞ……。愛娘の怪我が、一週間で劇的に回復しているのとは好対照。よる年波には勝てんなぁ。
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■西表の事故から二ヶ月以上が経過した。あの件の後、僕も主にマリンVHFラジオやEPIRBなどの緊急信号発信装置の法的側面などを中心に調べ、出来れば解禁の運動に繋げようといろいろやってきてみたが、なかなか難しい。八方ふさがりの感が強い。
■マリンVHFラジオに関しては、それでもかなりの情報が寄せられた。ご協力くださった方には、心より感謝を申しあげます。
ただ、そうして寄せられる情報に目を通しているうちにどうも気になってきたのが、「118コール過信」の風潮。
確かに日本の海は携帯電話のカヴァー範囲が広いようだ(会社によって差はあるようだが)。よって遭難時にも118コールで事は足りるだろうし、海上保安庁もマリンVHFラジオの普及よりも、むしろ携帯電話での118コールを強く推奨しているように感じた。
そのこと自体には問題はない。しかし、日本のシーカヤッカー、あるいは海保関係者の中に、
「日本には118コールがあるのだから、シーカヤッカーがマリンVHFラジオを持つ必要はない!」
と断言する人が少なくないことには、いささか驚いたし、不安を感じた。
■この意見は、あまりに短絡的すぎる。携帯電話とマリンVHFラジオは、丸っきり仕組みの違うコミュニケーションツールである。
言うまでもないが、携帯電話は一対一のコミュニケーションしか出来ないし、相手の電話番号をコールし、なおかつ相手が電話と取ってくれないとメッセージを発信することさえ出来ない。
だがマリンVHFラジオはそうではない。ほとんどの方はマリンVHFラジオをご存じないだろうが、要するにタクシー無線と同じようなものである。つまり、喋るときは送信機のPTTボタンを押すだけ。ダイヤルする必要もなければ、相手が受話器を上げるのを待つ必要もない。そしてそのコールは、同じ周波数にあわせているラジオすべてから聞こえてくる。
簡単に言えば、緊急時にはボタンを押して「メイデイ・メイデイ・メイデイ! 助けてくれ!」と叫ぶだけで、誰かがそれを聞いてくれているというわけである。携帯電話で118をプレスして呼び出しを待つよりも格段に早い。しかも、聞いてくれている人間の数もまったく違うのだ。
118も、電波が届く範囲にいるならば、確かに海上保安庁に救助要請が出来るので問題ないという人もいるだろう。が、海保は救急車ではない。10分で飛んできてくれるわけではないのだ。一時間、二時間漂流しながら救援を待たねばならないなんてのは、当たり前の話である。
しかし、マリンVHFラジオのch16をオンにしている船舶は、すぐ側にいるかもしれないのである。つまり118なら救援到着に二時間かかるところが、マリンVHFラジオならば10分ですむかもしれない可能性があるのだ。
こんな単純で基本的なことさえキチンとした認識が浸透していない日本のシーカヤック界には、いまさらながら大きな不安を覚えている。
よって、僕はあくまでも「日本でもシーカヤッカーにマリンVHFラジオを解禁すべし」という意見である。
■ちなみに118コールを受けた海上保安庁が、付近の船舶に向けてch16で「メイデイ・リレー」(救助要請信号があったことを中継すること)してくれるのかどうかが、僕の目下の疑問点。今メールで海保に問い合わせているところなので、回答が得られれば、またすぐにこちらでも報告する。
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■安全装備はすべて解禁すべきだと思う方は
と
をクリックして、応援してください。
といいつつ、自分自身ここんところずっと順位を確認しに行っていないので、今どうなってるのやら良く知らなかったりする(^^;
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2129
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れのち曇り。南西の突風。(高)14度、(低)5度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】南西10ノットただしセパレーションポイントより北では
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.02
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.30
Excerpt: ■昨日、マリンVHFラジオを買ってきた。もちろん、日本で仕事するときのため。普段は会社のヤツ使ってるから、個人的に所有する必要はなかった。 普段仕事で使っているモデルな
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.04
海上保安庁のみなさんをお招きしてシーカヤックの1デイ・エクスカーションを催行するというのはどうでしょう?
「わざと」洋上で沈してもらって、その状態でケータイがいかほど役に立つものか体験していただくのがよろしいかと?
Posted by: waka moana : 2005年06月01日 10:37あ、なるほど!
今までは海保オフィサーを講師としてお招きするというイヴェントやアイディアはあったのですが、彼らをパドラーとして招いて沈してもらう、というアイディアは、なかったです。
なるほど、名案ですね!
ありがとうございます。
Posted by: Ryu : 2005年06月01日 11:22「118」もしくは無線問題の切り札となるか?
毎日新聞2005年6月2日
衛星携帯電話:
「イリジウム」サービス、5年ぶり復活
KDDIネットワーク&ソリューションズは1日、衛星携帯電話「イリジウム」のサービスを始めた。国内では5年ぶりの復活で、災害現場などでの利用が見込まれる。
イリジウムは衛星を使うことから地球全体をカバーでき、通常の携帯電話がつながらない海上や山中などでも通信できる。かつてDDI(現KDDI)子会社の日本イリジウム社がサービスを提供していたが、利用が増えず00年3月に停止していた。自然災害が相次いだ昨年、イリジウムサービスを望む声が出たことから、需要が見込めるとして復活させることにした。
端末価格は24万1500円、基本料金は月6000円。通信料金は、加入電話・携帯電話あてやデータ通信が1分165円、他のイリジウム端末あてが同105円。レンタルもできる。【位川一郎】
KDDIネットワーク&ソリューションズ
http://www.kddi-nsl.com/
Posted by: Miya : 2005年06月03日 15:22
イリジウム復活の話は聞いてましたが、ついに復活したんですね。
端末も利用料金も高いが、レンタルも出来るというのがありがたい。
あるいは、クラブ単位での購入という形もありか。
ちなみに一週間が経過しましたが、118コールを付近海域へメイデイ・リレーしてもらえるかどうかの問い合わせに関しては、海保から何の返事もありません。
お忙しいのでしょうが、民間企業なら「お問い合わせの件、もう少々待ってください」くらいのメール一本入っててもおかしくないタイミングっすね。
う~ん。
多分、海上保安庁のすべての管区に個別に同じ質問を出したほうが良いのかもしれません。なかには質問に答えてくれる真摯な担当者の居られる所もあるでしょうから。
ですね。
shitsumon@kaiho.mlit.go.jp
consult@jodc.go.jp
の二箇所に送ったのですが、全国に片っ端から質問すべきかもしれません。
時間出来たらやってみます。
JRCA理事でもある新谷暁生さんは、あまり無線機やGPSがお好きではないようです。
「海を漕ぐのに届け入らない.危険を理解してそれを避けながら漕ぐことがカヤックの最も重要な技術なのであり、誰かの許可を得て漕ごうが無線機を持っていようが、それが身を守ってくれるわけではない.自分の知恵を絞って漕ぐことにカヤックの意味があるのだ.僕は海のカヤックをスポーツと考えている.だから安易にGPSを使うことはしない.また緊急時に助けを求めるために無線機も、レギュレーションでそれが義務付けされている国を除き持たない.道具で安全は手に入らないということを理解した上で、これらの道具を使うか否かを自分で決めるべきなのだ.」
http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/2004/12/index.html
Posted by: waka moana : 2005年06月28日 16:04面白い情報ありがとうございます。
この本、僕は読んでいないので、ここに引用された文の前後関係を知りません。
ですから、この一文がどういうシチュエーションのカヤッキングについて述べたものかよく分からないのですが、もしこれが「一般論」だとすれば、日本のヴェテランにありがちな「アクティヴ・セイフティ偏重、パッシヴ・セイフティ軽視」だと思います。
ただし、エクスペディション・カヤッキングに関しては、そういうコミュニケーションツールに頼らず冒険を成功させようというコンセプトの元に挑戦するというスタイルは、もちろん「あり」だと思いますので、他人がとやかく批判することではないと思いますが。
Posted by: Ryu : 2005年06月28日 16:32 実は夏休みに知床に行ってみることにしたのですが、藤崎さんのNPO SHINRAのガイドツアーにシーカヤッキングというのがあったので、おお、知床でシーカヤックに乗れるのか? とウェブをうろついていたら、かように厳しいご意見が「カヤックと知床国立公園」というタイトルであったので、ビビってしまったのです。ははは。怖いよ〜。
個人的には自分や家族の生命を危険にさらしたくないので、可能な限りの安全策は用意して欲しいですし、それで料金があがると言われても黙ってカネを出すつもりです。ですが、新谷さんの修行僧のようなカヤッキングが知床のデフォルトだとしたら、我が家に知床のカヤッキングは無理でしょうね(笑)。
「知床はカヤッカーにとっては修練の場だ。だから条件が悪ければ悪いほど、僕は幸運だと思っている。僕は60回以上のツアーをしてきた。ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される。感動できる人には、どんな時でもツアーは楽しい。他と比較したがる人には、知床はつまらないだろう。知床は、記録を求める人にはただの海だ。」
http://www.umiyamakawa.com/aleutheaven/cat47293/index.html
新谷さんの知床観では、カヤッカーは漁師でもツーリストでも無いらしく、知床にツーリズムが入ってくる事はあまり歓迎しないけれどもカヤッキングは続けたい。だから漁師たちの迷惑にならないルールを作ろうという立場のようですから、我が家のような根性無しのツーリストには敷居が高いんでしょう。そういう新谷さん自身が知床一周ガイドツアーをやっているのは、今ひとつ理解に苦しみますけれどもね・・・・・。
Posted by: waka moana : 2005年06月28日 16:49なるほど、なるほど。
その素晴らしいお人柄をしたうファンが非常に多い新谷さんは、独特のポリシーを持った方とお聞きしてます。
僕自身は氏とお会いしたことがないので、彼の「シーカヤック・ツアー・ガイディング」に対する明確なポリシーは、よく分からないというのが正直なところです。
ただ、プロを名乗るからには、
「ツアーが面白いかどうかは、その時のメンバーに左右される」
という言葉は、出来るなら口にして欲しくない、という気持ちはあります。
確かに、それは事実ではあるのですが、でもお金を払う側のお客様にすれば、良いツアーにあたるか、面白くないツアーにあたるかは、たまたま一緒になるメンツ次第、って言われてることと同じで、これは大変にお客様をバカにした台詞に思えてなりません。
僕自身も、本音では新谷さんのおっしゃることを事実と認めつつも、
「どんなお客様がいらっしゃって、最高のツアーをやる」
と公言します。
それが、お金をいただいているプロの責任だと感じているからです。
ま、新谷さんは、僕とは違った「プロの責任」論をお持ちなんでしょうが。
ともかく、新谷さんは、一度ゆっくりとお話してみたい方の一人です。
新谷さんの厳しいシーカヤッキング哲学を拝読して思ったのですが、なんと言いましょうか、少なくとも日本ではツーリズムとワークの間に、もう一つの世界があるのかもしれません。
トレッカーとマタギの間に「山岳部」がいるように、きっと我が家と漁師の間にも「漕艇部」がいるのでしょう。そして、山岳部や漕艇部が文化系ツーリストに向ける眼差しには微妙なものがあると思います。
「さだっちょん」さんのブログにもあるように新谷さんは知床のシーカヤッキングに歴史的な貢献をされている、文句無しに偉大な方であるということは十二分に理解する私ですが、我が家のように体育会文化との相性が非常に悪いツーリストを相手にする、しかし命を預けるに足るアウトフィッターがどこかに存在していて欲しいとも感じます。
ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?
Posted by: waka moana : 2005年06月28日 17:25トレッカーとマタギの間に「山岳部」というのは、非常に分かりやすいですね。
慧眼、いつもながら感心して拝読しました。
確かにシーカヤックにも、その嫌いはあるようですし、特に日本では「体育会系」と「文科系」の間には、深い溝があるように思います。
僕が日本のシーカヤック業界を見たときに最初に感じたのも、同じようなことです。
ですから、NZのような「文科系にもまったくの門外漢にも優しいガイドツアー」を導入する必然性を強く感じました。
いま、増えてきてますよ。
ただ、だからといって新谷さんのようなスタイルも残っていただかなくては、また困り者です。
NZには、新谷さんのようなストイックなスタイルのアウトフィッターは、おそらくありません。
そういう意味で、日本の方がもっと幅広いツーリズムが定着できる可能性を秘めてますね。
> ニュージーランドにも体育会系アウトドアマン文化と文化系専門観光業者の対立みたいなものがあるのでしょうか?
ひょっとしたら、アマチュアアウトドアズマンの中に、軟弱な文科系をバカにする風潮はなきにしもあらず、なのかもしれませんが、日本ほどではないと思います。
「他人は他人、自分は自分」という考え方が徹底していますし、アマはプロの仕事の意義やその実力を理解していますから。
ですから、表立っての対立の話は、聞いたことがありません。
なるほど。たしかにそういった意味では日本の方がツーリズムの幅は広いですよね。
あくまでも勝手な推測ですが、新谷さんは、言ってみれば「頑固だけど腕は超一流の、伝説の先輩」みたいな存在なのかもしれませんね。部活動というのは年齢階梯が基本にあって、そこに活動の実績が加味されて個々の人間の威信が形成されますから、軽音楽部ならば、同じくらいの腕なら先輩の方が偉く、同じ学年なら上手い奴のほうが偉い。私が所属していたのはそういう所でした。だから一番偉いのは、プロとして長年のキャリアを積んだOBということになります。
山岳部や探検部系のアウトドアマンのみなさんの書き物を拝見しておりますと、彼らのコミュニティ内での威信のあり方は、上に書いたようなシステムにとても近いと思うのです。個々の人間は消費者というよりも、むしろコミュニティの一員であり、コミュニティ内の威信はキャリアの長さ、技芸の巧拙、エクスペディションの実績によって決定され、コミュニティの成員はそのような威信階梯を受け入れなければならない。
だから、若造や部外者が先輩を批判する事はコミュニティ全体への挑戦と受け止められる。私は新谷さんの文章にいくつかの論理的矛盾(認識論・存在論上の錯誤)を発見しまし、論旨がフラフラと定まらないままに書き進められた下手な文章だなとも思いましたが、それを表だって指摘する声はネット上にはなく、「さすがは俺たちの偉大な先輩だ」というような声ばかりでした。私は「あの先輩、本当はたまに変なミスするよな」「あの先輩、みんなは上手いって言うけど、下手だよな」と思っていても危なくて口に出せなかった軽音楽部を思い出しました。
新谷さんの知床ガイドツアーが「機材レンタル無し」で「修練の場」とされているのも、「伝説のOBに稽古をつけていただける合宿」として解釈すれば、非常にわかりやすいわけです。また、新谷さんが素晴らしい人柄で多くの方に慕われているという事実も、「怖いけれども面倒見が良くて腕の方は超一流の先輩」と、それを慕う後輩たちと見ることが出来るでしょう。
あくまでも推測ですけどね。
しかし、こういった人間関係のあり方は、ツーリズム産業とはあまり相性がよろしくないと思います。ツーリズム産業はカネを媒介として「その場限り」「対等」の取引を行うわけですから。客は「先輩」なんか求めていないし、上下関係も求めていない。新谷さんが、存在論上は自らもツーリズム産業の一員でありながら、ツーリズム産業の人々に冷ややかな眼差しを向けるのも、人間関係のありようが全く異なる文化に属しているからかもしれません。
(以上、事実と違っていたら申し訳ないです)。
Posted by: waka moana : 2005年06月29日 12:21ここにレスを書こうと思ったのですが、面白い展開ゆえに長くなりそうなので、明日のエントリで本格的に書くことにしました。
もう少々お待ちをm(..)m
2005年05月27日
PGW 2005、TLS 2005スケジュール。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雨次第に強くなる。北風。(高)15度、(低)11度。
[海洋気象] (エイベル)
北東20ノット、夕方に北西10ノット(セパレーションポイントより北では20ノット)に変わる。海峡やや荒いが次第に落ち着く。北の波1m。午前中の雨中視界不良。
向こう三日間:土曜北西25~35ノットに上がり、月曜南西15~25ノットに変わる。土日海況荒い。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 05:38 AM 0.6 m High 12:07 PM 3.9 m
Low 06:16 PM 0.7 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■起きた時は一瞬晴れてたが、すぐにまた雨。風はまだ嵐というほどではないものの、そこそこ吹いている。一日中降ったり止んだり。夕方になっても風はまだあまり強くない。
寒い時期はやっぱり暑い時期より仕事の疲労度がはるかに高い。連荘でグロッキー気味。
昨夜家人に揉んでもらったので背中腰の凝りは思ったほどではないが、右腕前腕はサポータ代わりに布を巻きつけて寝たら、そこから先がパンパンにむくみ、起きた時は手なんてグローヴ状態になってて握ることも出来ず、あせった(笑)
-------------------------------
■昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
次第に曇る。北風。(高)19度、(低)7度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北では西15ノット。その他のエリアは変風10ノット、夕方北25ノットに。海況は荒くなる。午後の雨中視界良好。
向こう三日間:北東15~25ノット、土曜朝早くに北西25~35ノット、日曜遅くに南西15~25ノットに。土日は海荒れる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:50 AM 0.5 m High 11:17 AM 4.0 m
Low 05:25 PM 0.6 m High 11:43 PM 4.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■天候変化が遅れ、日中は少しずつ薄い雲が増えてきたもの、結局夕暮れまで晴れたまま。風もまったく吹かず一日中鏡のような油凪。
夜になって雨が降り始め、風も強くなってきた。
本日も、昨日一昨日と同じく、ポリテクのガイディング実習のサポート。本日は、同じポリテクの英語科の学生が実験台もといお役様役。英語科の学生ということでアジア人が多いだろうと思っていたら、全員アジア人だった(笑)
僕がついたのはブルガリア人のガイドの組で、お客様は日本人の男の子、日本人の女の子、ヴェトナム人の女の子に引率してきたキウィの先生(オバチャン)の四名。
本日のガイド役生徒はブルガリア人のおっちゃん(通常二十代の若者が主流のこのコース、今年はなぜか僕より年上の生徒が二人もいるのだ!)。非常にリラックスした雰囲気を持った男で、なおかつお客様をリラックスさせて楽しませることを念頭にガイディングを組み立て、この三日間で一番「金を取れるツアー」をみせてくれた。お客様が英語の通じないアジア人ばかりだったので、彼は内心頭を抱えて途方に暮れていたはずなのだが、それを表情に出さずに巧くさばいてた。あと数回僕のツアーを見せてやれば、もうプロとしてやっていけるんじゃないかな?昨日一昨日の子たちに比べて圧倒的に歳を食ってる(おそらく40歳)ってのが大きいんだろうな。
とはいえ、やっぱり学生なので細かいミスはたくさんやってて、デブリーフィングではしこたまフィードバックしてやった。特に問題なのはトウイング。やっぱり彼らのような学生とか新米ガイドとかは、トウイングが多すぎる。まったく必然性のないタイミングで、まったく意味のないトウイングを不用意にやってしまう。昨日のオランダ人もそうだった。
それに対して一昨日のタイ人の男の子は、端っからプロになる気のないヤツなので、ガイディングぶりも「期末試験に合格できるレヴェル」以上のことを学ぼうとはしないという、大変珍しいタイプ。プロになる気がないのに職業訓練校のこういう学科を専攻するヤツは、正直初めて逢ったのだが、彼はトウイングをやる気など最初から丸っきりなかった模様。つまりそういう「好い加減な態度のガイディング」がトウイングに関してはかえって良い方に作用していたという皮肉。
対するプロになる気満々、学ぶ気ムンムンのオランダ人やブルガリア人は、気合入りすぎてワケの分からんトウイングを連発。ヤレヤレ。
トウイングの危険性を含めて彼らにはたんまりと悪い点を指摘したが、さてあれらの項目を早急におさらいできるか?
しっかし、疲れたぞ。死ぬぞ。おまけに右腕前腕中央部小指側に痛み。打った覚えはないから、おそらくパドリングで傷めた模様。こんなところ痛くするのは初めて。
明日は休みをもらってるんだけど、一日で30mmの雨が降る予報だから一日寝てよ。土日は上記の通り海も荒れそうなので、しばらく休めるか? NMIT 4+1 / marahau - l@apple tree - adele sandy pt - fisherman is - guilbert pt - marahau
■余談だが僕自身は、今シーズン(昨年10月1日~今年9月末日)に関しては、未だにトウイング・ゼロの記録を更新中。けっこうスゴイかもしれない。あと三ヶ月踏ん張れば、通年トウイング・ゼロの大記録が樹立できるんだが、さてさて、どうなることやら。
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■そろそろ五月も終わる。早い。三ヶ月後には日本の土を二年ぶりに踏むことになる。この調子だと次の三ヶ月もあっという間だ。そろそろプロガイド・ワークショップ(PGW)やツアーリーダー・セミナー(TLS)の準備にかからないとマズイ。
■現段階で開催が決まっている会場と日程は、以下の通り。
- TLS 2005 常神会場
9月10日(土)、11日(日) - TLS 2005 三浦半島会場
10月29日(土)、30日(日)
窓口:コア アウトフィッターズ - PGW 2005 香川会場
11月第二週の平日
窓口:ジー・アウトフィッター - PGW 2005 三浦半島会場
10月下旬(TLS 2005 三浦半島会場の直前の平日)
窓口:コア アウトフィッターズ
TLSに関しては両会場とも土日の二日間開催が決定しているが、PGWはプログラムが三日間になるか四日間になるかが未定。したがって詳しい日程もまだ決まっていない。決定し次第、追ってお知らせする。
価格やプログラムは会場ごとに変わる可能性があるので、詳しいお問い合わせは各会場で窓口の労を取ってくださっている方、または僕自身に直接コンタクトしてください。
ただし現段階では、それらも未定。ご迷惑をおかけします。早急にその辺りをつめます。
■なお、TLS常神会場の窓口をしてくださっているTO-BEさんを中心として、TLSの復習自習の会「ツアーリーダー・ワークショップ(TLW)」なるものも発足していて、昨年第一回が開催された。
そして来月末に、第二回が開催される。こちらは参加費無料。
正直言えば僕としては、PGW 2003をもとにプロの間でこういう動きが活性化して欲しいと期待していたのだが、結局実際に活発に動き始めたのはTLS側だったというのが、何とも皮肉な話……。
プロの側にいろんな事情があることは僕も百も承知だが、やっぱりどう贔屓目に見ても、アマチュアの方が動きが活発で活気があるというのは、どうもなぁ……。
がんばろうぜ>プロ
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2126
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)15度、(低)5度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、夕方セパレーションポイントより北で西20ノットに変わる。北
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.05
Excerpt: ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。 ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05」 昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウイングはすごいぞ!
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
私も11月第2週より2週間の予定で帰国します。PGW興味ありますが、日程の都合とアマチュアパドラーなので参加資格は無いかと思いますが、機会があればお目に掛かりたいと思っております。
Posted by: Miya : 2005年05月29日 11:12おぉ!
お会いできるんですか、それは嬉しい。
PGWの参加資格は、「日本語を解すること」だけで、アマもプロも問わないんですよ。
過去にもアマの方どころかノンカヤッカーの方にも多数ご参加いただいてます(今回も、他ジャンルのアドヴェンチャー・ツアー・ガイドさんからご参加表明いただいてます)ので、Miyaさんだったらだいじょうぶなのですけど、日程が合わなきゃ仕方ありませんね。
ともかく、お目にかかれれば大変嬉しいです。
僕もなんとか日程調整しますね。
2005年05月25日
{しりとりエッセイ #016} し○□△☆。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。(高)19度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況おだやか。
向こう三日間:金曜北東15~25ノット、土曜北西20~30ノット海荒れる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:06 AM 0.5 m High 10:29 AM 4.1 m
Low 04:37 PM 0.6 m High 10:59 PM 4.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通り、極上の天候、ツルツルのベタ凪晴天。
今日も昨日と同じく、Nelson Marlboroght Institute of Technology(通称ポリテク、国立の職業訓練校)のアドヴェンチャー・ツーリズム科の学生のガイディングのサポート役。今日はお客様がややこしかったせいで、僕がついたオランダ人の男の子は最初から緊張しまくり、ミスを連発。良い勉強になったんじゃないかな。
とはいえ今日が二回目のガイディングということを考えると、末恐ろしいほどよくトレーニングされていて、感心。日本のガイドの半分以上は、今の彼にすでに勝てないかもしれないじゃないか?
で、またもや明日の定休が潰れて、同じ仕事が入ってしまった。この時期になっていきなり会社辞めたガイドが出たりしたし、マネージャの1人に赤ちゃん(双子!)が生まれたばかりだったりで、丸っきり人が足りないらしい。冗談だろ、死ぬぞ……。日曜日に無理やり休み取っておいてよかったよ、ホント。 NMIT 6+1 / marahau - mt@apple tree - yellow pt - te karetu pt - l@adele (inside) - marahau
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■昨日のログ↓
■【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、風おだやか。(高)17度、(低)8度。
[海洋気象] (エイベル)
南西25ノット、午後15ノットに落ちる。ただしセパレーションポイントより東は南西15ノット、午後変風10ノットに。西部海域は荒いが、次第に落ち着く。
向こう三日間:水曜、北西5~15ノット、木曜、北東10~20ノット、金曜北西15~25ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:24 AM 0.6 m High 09:43 AM 4.0 m
Low 03:51 PM 0.6 m High 10:17 PM 4.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■どこが南西25knだ、極上の天候、ツルツルのベタ凪晴天。
本日はNelson Marlboroght Institute of Technology(通称ポリテク、国立の職業訓練校)のアドヴェンチャー・ツーリズム科の学生相手の仕事。他のガイドは自分の普段の仕事に学生を一人連れて行ってガイディングを見せるだけだったりしたが、僕は学生が模擬ガイドツアー(とはいっても、ホントにちゃんとしたお客様を調達してやるので、限りなくマヂのツアーに近い)のオブザーヴァーに。要するに後ろから着いていって学生のガイディングを採点しつつ、もし万が一のことが起こった時には学生に代わって緊急事態を収拾する役目。
僕はタイ人の男の子に着いていったが、ガイディング三日目とは思えない仕事振りにビックリ。とはいえ、まぁ三日目は三日目で、すぐに仕事できるかと言えば、そこまでのレヴェルじゃないんで、フィードバックの時にどこまで言ってあげれば良いのか、その辺のさじ加減が難しい。ウチの会社の見習いガイド相手だったら、とことんダメ出し出来るけど、学生にそこまでは言えないしねぇ。
お客様役は、ネルソンの女子高に留学してきている留学生。ドイツ人3人にコロンビア人1人。普通高校の修学旅行カヤッキングは厄介なんだけど、彼女達は大変いい子ばかりで、メッチャクチャ楽チンだった。しかも美人ぞろいだったな。僕がピンでガイドしたかったぞ(笑)
で、明日は定休日なのだが、ガイドが足りないらしく、今日と同じ仕事を押し付けられてしまった……。ま、学生相手の仕事もたまには面白いから良いんだけど。 NMIT 4+1 / marahau - l@small beach between apple tree & stilwell - adele (outside) - AT@fisherman - marahau
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■最近のスパムは何か面白いのがないなぁと思ってたら、久しぶりに笑えるのが来た。
この度、あなた様を女性会員にセリをさせて頂きました。
その結果、京子さんが164万円であなた様を落札致しましたのでご連絡する運びとなりました。
あなた様はVIP会員(無料にて近隣女性にプロフ紹介)とさせて頂き、無料ポイント進呈致します。会員画面にてご確認下さい。【京子さんよりメッセージ】
今連絡取れますか?出来れば今連絡先交換お願いしたいんです。
写メ今撮ったばかりのあるから見て見て欲しいし、今からでも会いに行くよ♪※お受け取りはあなた様の意思確認後、
落札額の50%【82万円】を京子さんよりお受け取りください。※落札女性に返事を出す事を条件にあなた様のポイントを
【永久無制限】とさせて頂きます。
セリと来やがったよ、落札だとよ。ついにこっちを商品扱いし始めやがった。いやぁ、次から次によくまぁ考えるもんだ。
しかし、僕の値段は164万円だったとは知らなかった。これって高いのか? 安いのか? 【永久無制限】と書いてあるところを見ると、164万円で一生分買われてしまうわけか? だったらずいぶん安く買い叩かれたんじゃねぇの?
■関連過去ログ【スパム】
◎2004年4月7日
◎2005年1月27日
◎2005年2月1日
◎2005年3月11日
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■「しりとりエッセイ」の第16回。前回の「リトマス試験紙」から三週間あいてしまった。スンマッセン、お待たせいたしました。
今回は「し」で始まる言葉を募集したところ、以下の六つをご応募いただいた。
- 「四面楚歌」
by MMさん - 「素人」
by Miyaさん - 「潮騒」
by tsuboさん - 「塩島パドル」
by TO-BEさん - 「白鱚」
by TO-BEさん - 「鹿」
by kmoritaさん
では、抽選委員長い入場していただきましょう!
どわぁ、走ってくるなぁ、びっくりした。もっと静々としめやかに入場できんか?
ま、いいや、ハイ、選んで選んで。
いや、別に服着替えなくていいから。しかも、そろそろ冬だというのに、なんだか寒そうな格好じゃないですか、委員長?
ん? 今日はイヤに迷いますね。あ、決まりましたか。これですか、ハイどもありがと。いつもすみませんね。
「四面楚歌」 by MMさん
おりょ。MMさんは一度当選すると、その次も必ず当選しますね。すごいジンクスだな。
ところで抽選委員長、いつも言ってるように、母さんはエッセイ書かないから、母さんには選んであげなくていいからね。一枚で良いの。
いつになったら分かってくれるんだろ……。
■四面楚歌って、また何とも暗いキーワードだな。普段の生活でも四面楚歌とか八方塞とか背水の陣とかってのは避けたいんだけど、アウトドアではなおさら。
アウトドアで四面楚歌っていうと、例えば迷って相棒とはぐれた上にその晩から嵐になって崖が崩れて退路を断たれ先に進んでも増水した川で進路も閉ざされてて行き場がなくやむを得ず何とかテントを張るスペースを見つけてビバークしてたら風でポールがボキボキに折れてまともに雨風をしのぐことも出来なくなりビショビショの寝袋の中で震えてすごさざるを得なくなりそうこうするうちに食料が尽き電池はことごとく切れてて灯りもラジオも役立たずなのに嵐はますます強くなる一方でどうやら川はますます増水しているらしいし今いる場所だってがけ崩れと無縁とは思えず咆哮する山の怒号への恐怖と寒さに打ち震えながら死を待つばかりの状態なのに心落ち着けて静かにこれまでの人生を振り返ろうかと思うともう一週間もはきかえていない下着が濡れて何ともいえない悪臭を放ち始めさらに頭は死にそうに痒くなってきてとてもかっこ良い遺書をしたためるどころではないしそもそもペンも紙もずぶ濡れだしヘッ電もつかないしもはやこれまでか……、何てことを想像してしまう。
しかし、こうなると四面楚歌というより、むしろ絶体絶命に近いな。
じゃ、もう少しソフトな状況を海ヴァージョンで想像してみよう。
晩春の気持ちの良い週末のある日、日帰りのつもりで周囲100mに満たないような小さな小さな無人島に一人でシーカヤックで渡気持ちよく飯食って昼寝したら、すっかり寝過ごしてしまって目が覚めたら日没時、ヤバイ。
慌てて帰ろうとすると、カヤックがない。どうやら潮に流されてしまったらしく、跡形もない、ゲゲゲェ。
幸い荷物はカヤックから降ろしてたので全部手元にあるが、なんたって天気の良い日の気軽な日帰りショートパドリングなので大した物は持ってない。食料は昼間食ったコンビニ弁当箱の中にタクアン一切れ残ってるのとビールが一缶、水筒の中に水が半分、以上、マヂカァ。
もちろん灯りもないテントも寝袋もストーヴもないライターはあるけどこの島には薪なんて落ちてない、ウッガァ。
しかもどうやら天候は下り坂のようで、今夜はにわか雨が降るかも、タノムカラフラナイデクレ。
落ち着け落ち着け、何とかなるはずだ。そもそもこれだけ気温が高ければ、たとえ少々雨に降られたって一晩くらいなら命には別状はないのだ。大丈夫だ。と思い至ったとたんに気持ちが楽になり、おぉそうだ、携帯電話を持ってるんだから、恥を忍んで118に電話してレスキュー要請すりゃいいんだと気づいた。一大決心して電話しようとしたら、あ、圏外じゃん、ウッソォ。
腹が減っては戦は出来ぬ、とにかくタクアンとビールで腹ごしらえだと、温くなったビールを流し込むと、いきなり猛烈な便意に襲われたが、紙を持っていないことに気づく、オーマイガー。
仕方ないので海でして、水で洗おうとしたら、バランスを崩して全身ずぶ濡れ、ナゼナンダ。
着替えもないので寒いの我慢して膝を抱えてしばらくしてたら、さすがにカヤック用のウェアはすぐに乾いてきたが、そうすると異臭がし始める。どうやら自分の分身の上に転んだらしく、結局服を全部洗いなおす羽目になる、クッソォ。
そうするとタイミングよく、悪い予感が的中してシトシトと小ぬか雨が降り始めて、もーどーでもいいやという気分にさせてくれる。しかし明朝島の前を通る漁船に助けを求めて漁師さんに笑われることを思うと、やっぱり今から胃が痛い、キリキリ。
あ、そういえば明日は家族で動物園に行く約束だった、息子がエラク楽しみにしていたんだった、ヤバスギル。
だんだんソフトじゃなくなってきたな。やだなぁ、こんなの書きたくないよ。って、書いてるじゃん。なんかホント書いててだんだん落ち込んできた。やっぱアウトドアで四面楚歌って、ロクなもんじゃない。要するにアウトドアの四面楚歌って、絶体絶命と同義なんだ。
実はここで、ダメ押しとばかりにとっておきの体験談、ばりばりの実話を書きかけたのだけど、あまりにシャレになっていなくてどうも文章が生々しくなってしまうので、ボツ。またもう少し熟成させて書ける時期になってから書くことにする。
■ってなわけで、なんかまとまりもオチも何もないけど、これで四面楚歌はおしまい。なんか、最近はこういう「次回がんばります」が多いなぁ(^^;
で、次回は「か」で始まる言葉を募集いたします。奮ってご応募を!
ただし「返り討ち」はすでに一回採用されてるので、もうダメです(「返り討ち」なんて、何書いたんだったっけなぁ?)。でも、前回採用されなかったお題候補を再応募するのは、OKです。
さて、ポイント発表。
- Miyaさん
51 pt - MMさん
48 pt - tsuboさん
41 pt - kmoritaさん
38 pt - さだっちょんさん
16 pt - ツォンさん
9 pt - TO-BEさん
5 pt - youさん
1 pt
■【ルール ver.1.2 24/04/2005】
- 決められた「お題」に従って雑想をしたためる。
- 次回の「お題」はコメント欄、あるいは他のブログからのトラックバックによって募集する。メールでの応募は受け付けない。
- 候補の中から抽選でお題を選ぶ。
あるいは、コメント欄で「おぉ、このお題は面白そうだ!」って盛り上がったものがあったら、もちろんそれを採用する。 - 新規エントリーをアップする際、前回のエントリーにトラックバックを打っておく(自サイト内トラックバック)。
採用の「お題」が他のブログからのトラックバックで寄せられていた場合は、当然ながら当該エントリーへのトラックバックも行う。 - 翌日アップが原則の「リレーエッセイ」と違って、こちらは不定期連載を可とする。よってコメント欄でのお題の募集は数日間受け付けるが、いつまでたっても応募がなければ、連載終了とする。
- 一度採用された「お題」は、再度候補として応募できない。ただし採用されなかった「お題候補」は、仮に前回は他人が応募したものであっても、再度応募可能とする。
- 足りないルールがあれば、適宜適当に追加する
■【ポイントルール ver.1.2 15/03/2005】
- お題案一つ提出ごとに、1ポイント獲得。ただし最大五つまでとする。
- お題案提出が、他ブログからのトラックバックの形で行われた場合は、案一つにつき+2ポイントのトラックバックボーナスを加算。つまり案一つにつき3ポイント獲得とする。
- お題が採用された場合は5ポイント加算。
- ポイントアップ交渉歓迎。
- 獲得ポイントに応じて、景品等が当たる可能性あり。詳細はその場の思いつきで決まるが、『龍の巣』割引券になる可能性もあり。もちろん100000ポイント獲得者はニュージーランド旅行にご招待!
- 変更は、過去にさかのぼってすべてのお題提供者にも適用する。
- 10回連続でお題候補ご応募の場合、「皆勤賞」として15ptをプラス。ただし一度皆勤賞が適用された場合は、そこで一度リセットし、次の回からまた一から数え直すこととする。
- 足りないルールがあれば、適宜適当に追加する。
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「返り討ち」 → 「珍道中」 → 「うたかた」 → 「但し書き」 → 「決まり手」 → 「てんこ盛り」 → 「リトマス試験紙」 → 「四面楚歌」 → 「???」
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■最近「負け続き」のしりとりエッセイ、
と
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2120
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 午後雨。北風。(高)13度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、午前中にセパレーションポイントより北では北西15ノットに。午後
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.10
落札額164万円もビミョーですが、それより残りの50%はどうなってるのかキョーミシンシン。
採用ありがとうございます。
委員長の突撃ポーズも毎回悩ましげな抽選時のためらいポーズもスバラシイ。
次のエントリーは・・・ちょっと考えますね。
シビアなのや暗いのはやめときます(爆)。
ほんま、その手のスパムは次から次へと、色んなのが来ますねー
さて、「か」ですが・・・Ryuさんで「か」で、すぐに思いついたのが、
「カミゾノ」であります。さぁ、どんな内容が出てくるか。
>落札額164万円もビミョーですが、それより残りの50%はどうなってるのかキョーミシンシン。
どうなってるかは興味ないですけど、こっちによこして欲しい(笑)
今回ばかりはルール3を発動していただいてTO-BEさんのエントリー採用で決定でしょう。ハイ。
気が早いですけど、その続きのお題候補に「野遊び屋」で行けますし!
更なる提案。
そして、Ryuさんの本エントリー後、「カミゾノ」さんにまつわるエピソードをコメント欄に寄せられた読者の方にはポイント5点追加、というのはどうでしょうか。
一気ににぎやか、いやお祭り状態になるのではないでしょうか(笑)。
ただーし、
カミゾノさん現役の「乙女」ですから、皆さん優しくしてあげましょうね・・・
(とこれだけ煽っておいて逃げ場を作る自分)
50%ねぇ・・・
>こっちによこして欲しい(笑)
ですよねぇ、上司様の魅力がなければ入札なんて物自体成り立ちませんものねぇ(グフフフフ)。
でもコミッションはこういう世界はしっかりぶん取ると思われますなぁ。
あぁ、そんなルールありましたねぇ。
本人が忘れてました(^^;
でも、それもいいかも。
>Ryuさんの本エントリー後、「カミゾノ」さんにまつわるエピソードをコメント欄に寄せられた読者の方にはポイント5点追加、というのはどうでしょうか。
あ、良いっすね。
ホントに「カミゾノ」が採用になった場合は、それ行きましょう。
「神憑り」でお願いします。
先日、1週間の英国旅行から戻りました。念願の大英博物館にも行ってきましたが、以前にhttp://tanakanews.com/991209marble.htmの記事を読んでいたので、なんだか複雑な気持ちでした。
現代の礼儀正しい控えめな英国人のイメージからはずいぶん遠い感じがします。
「神憑り」承りました。
英国からお帰りなさい(って、NZから米国に向けていうのも、なんだか変ですが)。
欧米の博物館は基本的に、植民地時代の略奪品の陳列場なんですよねぇ。
この記事の通り、将来的には外国の文化遺産は返却しなきゃいけなくなるのかもしれませんね。
英国人が今礼儀正しくて控えめなのは、そうした「帝国」の時代を終えて衰退したという経験を持っているからのような気がしますが、ま、これは僕の勝手な想像です。
Posted by: Ryu : 2005年05月28日 10:262005年05月23日
《 自由テーマ 》 SW観て来た。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨、後晴れ。南西風次第に強くなる。(高)15度、(低)8度。
[海洋気象] (エイベル)
南20ノット。海況やや荒い。雨中の視界不良だが昼過ぎに上がる。
向こう三日間:明日南10~20ノット、水曜北西15~25ノット、木曜南西10~20ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:43 AM 0.7 m High 09:00 AM 4.0 m
Low 03:07 PM 0.6 m High 09:35 PM 4.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■未明に起き出したときにはすでに雨は止んでいた。雨のおかげで夜が明ける前から暖かい。漕ぎ出す頃には晴れ渡り、日中は暑くて参るほど。マラハウは一時北西の突風が吹き荒れたらしいし、ウォータータクシーで戻る頃は南西10knが吹いていたが、公園中央部は北西からのゆるやかなうねりが入っていた以外はおだやか。
今日のトンガ・アイランド・シール・ツアーは変則。アワロアロッジの宿泊客をアワロアまで迎えに行き、バークベイからオネタフティに向かう。うねりが入ってランディングしにくかったが、アーチポイントで昼食。真夏と違ってアーチ内部は完全に日陰だが、東側はポカポカと暖かく極楽。 tist 5 / bark - l@arch point - tonga is - onetahuti(finish)
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■日曜日のログ↓
■【日曜の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇り、夕方から雨。風おだやか。(高)18度、(低)9度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、夕方南東10ノット(セパレーションポイントより北では20ノット)に。北部の海況はやや荒くなる。夕方の雨中視界不良。
向こう三日間:南10~20ノット、水曜北西10~20ノットに変わる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:02 AM 0.9 m High 08:17 AM 3.9 m
Low 02:24 PM 0.7 m High 08:51 PM 4.0 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通り、朝から曇り、午後早目から雨。
天気崩れ始めたのが月曜日だから、もうかれこれ七日目。木曜日と土曜日が好天だったから七日連続じゃないんだけど、でもこれだけまとめて雨が降るのは超久しぶり。
これだけ天気図に青い「L(低気圧)」が並ぶと、ホントうざったい。洗濯物も乾かんし、家中ジメジメしてカビっぽくなるし。
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■土曜日のログ↓
■【土曜の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇り時々にわか雨。風おだやか。(高)17度、(低)11度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット。海況はおだやか。
向こう三日間:日曜東15~25ノット、月曜南西20~30ノット海況荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 01:19 AM 1.1 m High 07:35 AM 3.7 m
Low 01:41 PM 0.9 m High 08:05 PM 3.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■ひどい天候を覚悟して出勤したが、晴れ。が、お客様と一緒にウォータータクシーに乗り込むころになって一瞬のうちに全天が雲に覆われ、やっぱりダメかと再び覚悟。しかしオネタフティに着いてすぐにまた晴れ、そのまま終日快晴ベタ凪。ラッキーというか拍子抜けというか。
が、前夜に愛娘が怪我していたため、気になって今ひとつガイディングに集中できず。これで予報通り天気が崩れ気味だったら、もう少し仕事に気合が入ったのだろうが、予想外の好天に恵まれてしまったもんで、逆にガイディングはボロボロになってしまった。ま、バカでもチョンでも良い仕事の出来る日だったので、お客様は大喜びで結果オーライとはいえ……。
あ、そうそう、朝一サンディベイでウォータータクシーから二頭のコモンドルフィン目撃。四ヶ月ぶりのイルカ。こんなに間が開いたのは、ひょっとして初めてか? tist 6 / onet - tonga is - l@mosquito - anch
■関連過去ログ【イルカ履歴】
◎2004年3月26日 ボトルノーズ
◎2004年7月18日 コモン
◎2004年8月13日 ダスキー
◎2004年9月16日 ボトルノーズ
◎2004年9月24日 ダスキー
◎2004年10月6日 ダスキー
◎2004年11月19日 オルカ
◎2004年11月24日 オルカ
◎2004年12月3日 ヘクターズ
◎2005年1月2日 ダスキー&コモン
◎2005年1月14日 ダスキー
◎2005年3月9日 オルカ
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■上記の通り愛娘が怪我したり、大家の電話番でネット接続できなかったりして、二日ほど間が開いてしまった。毎日読みに来てくださってる皆さん、失礼いたしました。
とはいえ、明日は友人宅で小さなパーティがあるので、きっと戻るの遅くなって、またお休みする可能性濃厚なんだけど……。
あ、娘は幸いにも大したことはないので、ご安心を。元気いっぱいに跳ね回っておりまする。
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■さて、『Star Wars Episode 3』観てきたのである。
「あぁ、終わった……」
ってのが、まず正直な感想。1977年から足掛け28年をかけて、六作が繋がってようやく一本のお話となった。イヤハヤ、まさに壮大な『Saga』であった。まずその事実に感激。
と同時に、やっぱり終わってしまって拍子抜けもしたってのも正直なとこ。
って書くと、単に「終わった」っていうだけの駄作に聞こえるかもしれないけど、良かった。ヘイデン・クリステンセンも、エピソード2を観たときは「う~ん、ちょっとなぁ」感があったんだけど、今回は良かった。すごく良かった。
ま、基本的にはバッドエンディングの暗い話なんだけど、でも個人的にはエピソード1や2よりずっと楽しめた。
ルーカス、だんだん監督業に慣れて来たのか? 復帰してから三作目だから、まぁこれくらい撮れなきゃウソだろうけど。
MMさんが今月20日のエントリーのコメント欄に書いてらっしゃった、5点満点の4点弱っていう評価は、まぁ妥当かなと思う。
ただし、今回はSWの伝統に思いっきり反してエグイ映像が多い。MMさんもおっしゃってた通り、お子様にはあまりお薦めできない。っていうか、なぜM指定(日本だとR指定っていうんだったっけ?)がついていないのか不思議。あれは子供が観て良い映画じゃないと思うぞ。実際には劇場の半分は子供だったんだけど、ラストシーンなんて絶対夢に見ると思うぞ。血さえ出てなきゃ子供が見て大丈夫、なんて簡単な話じゃねぇと思んだけど。
■で、家に帰ってからは「バッドエンディングの口直し」にエピソード4をすぐに観たわけだ。
今更ながら驚くのが、エピソード4のチープぶり。B級低予算映画の王道。特にエピソード3を観た直後に立て続けに見ると、あまりの落差に倒れそうになる(笑)
でもやっぱりこの映画からこの壮大なSagaが始まったんだなということは、改めてよく分かった。基本的には子供向け映画なんだけど、やっぱ良く出来てる。
あとねぇ、SWにはミレニアム・ファルコンとXウィング・ファイターが出てこないとやっぱダメだわ、ウン。今回の新作にはXウィング・ファーターやTIEファイターの原型となる戦闘機も出てきて、「お!」と思わせるものの、やっぱり「本物」にはかなわん。
ついでに言えば、SF映画特有の「特撮を堪能する」という楽しみ方では、旧トリロジーの方がむしろ上。新トリロジー、特に最新作のエピソード3なんて何でもかんでもCGで超リアルで、ほとんどケチのつけようがない映像で、もう映像を見せられてもまったく新鮮な驚きがない。でもエピソード4には画面に特撮の苦労がありありとにじみ出てて、かえって面白い。
勢いで続けてエピソード5も。三連荘。
前作と打って変わって、タップリ金がかかってていきなり映像が豪華。「お人形版ヨーダ」の表情の豊かさにも感動。CG版よりスゴイよ。さすがに派手な立ち回りはムリだろうけど。
ただ両作品とも、今観直すとサー・アレック・ギネスとハリソン・フォードの二人の存在感がずば抜けすぎてて、いかにもバランスが悪いな。
で、ことのついでにエピソード6まで観ようかと思ったけど、力尽きました、ハイ。マーク・ハミルの「痛い立ち回り」およびイォーク君たちのハチャメチャバトルを観る元気は、もはや残ってなかった。
ってことは要するに、結局ハッピーエンドの大団円までは辿りつけず、やっぱり中途半端なバッドエンディングで終わってしまったわけだ、アハハ。エピソード4でやめときゃいいものを、愛娘にせがまれてもう一本観たのが運のつき。
ま、いっか、エピソード5の終わりだって、最新作と比べりゃそんなに口当たりが悪いわけじゃないし、一方のエピソード6のエンディングも、オリジナルヴァージョンはにぎやかで良かったけど特別編は音楽が辛気臭いのに差しかえられちゃったから、今ひとつ大団円度が高くないし。
■謎解きや旧トリロジーとの整合性もSWファンとしては気になるところだが、キチンと謎解きされた部分もあれば、やっぱり旧トリロジーと新トリロジーで矛盾がしてしまう部分もある。
ま、一本の映画の中でも破綻や矛盾があるのが普通なんだから、28年かけて順序を逆に撮った映画に矛盾がなかったら、奇跡。笑って見逃そう。
とはいえ、今回のエピソード3で改めて旧トリロジーと矛盾する部分が出てきてしまったのは、ちょいと残念だったけど。
■そういえば、最新版の旧トリロジーDVDでは、エピソード6のラストシーンのアナキンの幽霊は、ヘイデン・クリステンセンに差し替えてあるとか。今回の新作を観るまでは「何もそこまで」と思ったが、観てきたとたんにそのヴァージョンもちょっと観たくなった。でも、これ以上ルーカスの策略にはまるのも悔しいので、買うのはやめとこ。
■以前別のところに書いたことがあるが、愛娘が生まれて初めて劇場で観た映画はエピソード2だったし、エピソード1および旧トリロジーはヴィデオでもみせてるが、エピソード3は子供にはちょいと刺激が強すぎそうなので、見せられないな。これだけがちょいと残念。まぁ、映画のコンセプトとしてあそこまでやらなきゃいけないのは分かるが、でもなぁ。
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■エピソード7以降の続きも観たい人は
を、もうたくさんって方は
をクリック。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2107
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、風穏やか。(高)13度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南東10ノット、セパレーションポイントより北では20ノット。夕方全域で北東15ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.16
Excerpt: 待ちに待った映画が公開されました。STAR WARS EPISODEⅢ我慢できず、初日に見てきました。 さすがに早い時間は混むだろうと、21時過ぎの回にインターネットで予約。TOHOシネマズ木曽
From: TO-BEの戯れ言
Date: 2005.07.10
7月が待ち遠しい!
エピソード4~6のBOX買ったままで見てなかったんだけど、Ryuさんのパターンにはまるよう、我慢して取っておこう。
どこもかしこもSW祭り状態の北米。我が家の宇宙人ってば義父宅でしっかりSWシリアル限定バージョンを食べている・・・
(普通のシリアルの中にR2D2とかセイバーとかベイダーマスクの形をしたのが混ざっているんです)
これを完食したら次は何でもセイバーの形をしたスプーンだかが入っている限定版シリアルを探すのだそうで。
しかも昨晩はテレビで2をやっていたので「勿論」夕飯きちんと食べずに親にどやされながらも鑑賞。
小学生男子のあるべき姿まっしぐらですね(爆)。
こちらもこの週末に観たお友達なんかからイヤでも色々詳細がレポートされてきておりまして、私もこちらでコメントするにも質問するにも、
>口滑らせて、ネタばらしそう
です、ドキドキ。
日本7月って・・・配給会社何考えてるんでしょ。
ストーリーがバレない程度に聞いた話をちょっとご紹介すると、
・ヘイデンが「悪の王子様」バリバリのフェロモン攻撃で、女性軍(息子のお供で付いていったカーチャン軍団とも言う)が結構参っている・・・最後にどんでん返しですけど。
「うーん、今回のあのヘアスタイルがとっても王子なのぅ~」と言われてたまげました。
・ヘイデンのビジュアルの影にかすんでしまうがユアン大健闘。これならエピ4への流れも許される。
・でも、渋くまとめているのは「パル様」
・最後はとにかく泣ける(色々な意味で)
でしょうか。
姫のお怪我早くよくなりますように。
Posted by: MM : 2005年05月24日 09:04>あれは子供が観て良い映画じゃないと思うぞ
らしいですね。
アメリカでのレーティングはPG-13なのですが(13歳以下お勧めできませんの意)、これもSWシリーズ唯一(他はPG=見ても多分平気だけど親の判断に任せるよ、の意)。
PG-13付いただけで売り上げに影響すると大騒ぎしているのでR(18歳以下不適切)なんか付けられた日にはカットしまくられ無理矢理レーティングを下げる「ヘンな努力」をさせられていたかもしれないので妥協線だったのでしょう。
血が出ないのもRレーティングを避ける為だったんでは?という説もありますし。
まぁ、我が家はこの線だと年末に出るであろうDVD待ちでしょう。
Posted by: MM : 2005年05月24日 09:19冗談で探したら画像発見。
シリアル:
http://www.kelloggs.com/promotions/starwars/ee_cereals.shtml
(宇宙人のは「当然」ベイダー。中身はヨーダの物と同じ。)
スプーン:
http://www.kelloggs.com/promotions/starwars/gg_saberspoon.shtml
(まさか3色揃うまで買わされる、とか「ぼくはこの色じゃなきゃイヤ」とか、そういうパターンに???)
オカーサンはR2D2のシリアルボールの方が可愛いなぁ、とか、クッキージャーから出てくるクッキーはなんだかなぁ、とか、そちらに気を取られております。
Posted by: MM : 2005年05月24日 17:52>ストーリーがバレない程度に聞いた話をちょっとご紹介すると、
あ、全部同感。
ま、別に僕はフェロモンには参ってませんが。
>血が出ないのもRレーティングを避ける為だったんでは?という説もありますし。
説というより、もろそのため、という感じ。
むしろ血が出ないのが不自然な感じのする描写が続きます、ハイ。
ケロッグのサイトは、何だか重くて開きません(笑)
Posted by: Ryu : 2005年05月25日 22:06この週末3連休でして、本日結局宇宙人と見てきてしまいました。
宇宙人思ったより怖がらなくて、「今までの人生(注:あと1週間で8年)で最高の映画だった!」とのことでして、鼻歌からお絵かきから全てSW一色となっております。
しかも今日は義父宅にお泊りなのですが、しっかりトリロジービデオ3巻全部抱えていったのが更に笑えました。
まだ「かなり」わかり易い思考回路の様で。
もっと笑えそうで笑えないのが自分。
・・・なんとヘイデンのフェロモンが利いております(爆)。いやぁ、最初っから「俺だけを見ろっ!」的ビームビンビンでございました。
ああいう隙のある鉄の王子様系は少女漫画系ではまるとヤバイんですが・・・夢に出るか???まぁ人生、その位のお楽しみがあってもいいか(笑)。
でもMVPはユアンですね。今まで馬鹿にしていたりこき下ろしたりしていて(演技力をビミョーに自覚していてそれが小手先演技に見えることが多かったので)ごめんなさい、でした。
今回は師弟の会話がいい感じなので、それをどう字幕で訳してくるか、日本版プレッシャーになると思いますよ。
ちなみに、この夏の映画(とはいえ来週位からボチボチ封切りですが)予告編がかなりあったので、その中で目立った物はと言うと、
・ブラピ+アンジー・ジョリーちゃんの映画、彼が完全に彼女に食われてかすんでました。
・バットマン、暗い暗い(笑)。宇宙人引いてましたもん。
あ、観ましたか。
怖がらなかったのは何より。
ダース・ヴェイダー、かっこいいでしょう?
良いっすよねぇ。
のっけからけっこうフェロモン出してますけど、僕はやっぱりヴェイダー襲名後の「悪のプリンス」ぶりに痺れました。
かっこよすぎ。
逆にあのコスチュームを身に着けてしまうと、もうどーでも良いというか(笑)
ユアンもなかなかでしょ?
アレック・ギネスにちゃんと繋がる演技してくれてるのが、気持ちよかった。
あと地味だけど、エピ1から考えるとナタリー・ポートマンもものすごく演技上達してますね。
エピ1観たときはどうなるかと思ったけど。
予告編はまったくなしだったので、両方とも全然知りません。
バットマンの監督は、ティム・バートンじゃないですよね?
ティムなら観たいけど。
>かっこよすぎ
なので、はっきり言ってナタリー・ポートマン「邪魔」でした、ハハハ。
(って、ティーンエイジャーの発言じゃないと言うに)
というか、役の方も中途半端だったし、個人的に今回の唯一のケチはパドメだったんですよ。
前作の「顔の作りは綺麗だけど所詮まだ子供」的だったのから一変して、むせ上がる程のフェロモンでこちらがのぼせてしまうほどかっこ良くなったヘイデン、いやいや女の旬もあるけど若い男の旬っていうのもあるんだなぁ、と改めて実感しました。
普段はまだまだお子様っぽいのに。
イヤ、あのお子様があんなにまでとことんかっこ良くなるなんて、ホント信じられない。目の保養過ぎる(爆)。
(ちなみに自分はアレ系の「爬虫類入ったワル風の孤高タイプ」にすぐコロッとやられて裏切られたりしっぺ返し食らうので、ツボにはまりまくったというのもあるんですが・・・ってここでカミングアウトしてどうするんだ)
それから、これはネタバレなのだろうか、と思いながらも書いてしまいますが、皆さん、セイバー捌きがなんと素晴らしい事!
日本の時代劇見てるよりすっきりしました。
あと思ったよりCGが気にならなかったんですが、これは一日経って考えてみたらCGに辟易したからではなくて本作に関してはストーリーも演技もしっかり筋が通っていてあくまでもその引き立て役ということであったからの様な気がしてきました。
ということで、個人的には嬉しすぎる誤算の大満足です。
バットマンは監督違いますよ。ストーリー的にも絵的にも激しく大人調な感じでした。あ、そういう意味だと野人の兄上(ケン・ワタナベとも言う)は、上手に使ってもらっていたらいいスパイスになりそうな。
クリスチャン・ベールは本当にストイックなバットマンの様です。
ワハハハ、熱く語ってますねぇ(笑)
というわけで、女性の方必見です>エピソード3
>思ったよりCGが気にならなかったんですが
やっぱり進歩してるってのもありますね。
描写が格段に自然になってますよ。
あと、エピ1やエピ2ほどフルCGの有機生物を多用していないっていうのもポイントかも。
>皆さん、セイバー捌きがなんと素晴らしい事!
上手ですよねぇ。
エピ3を観て帰ってきてすぐにエピ4を続けてみたわけですが、エピ4のオビワンvsヴェイダーの一戦があまりに「ヨボヨボ」で、倒れそうになりました(笑)
僕的にはわずか30分しか時間たってないのですが、物語の中では150歳くらいたっていたかと思われるほどのヨボヨボぶり。
実際には20年くらいのはずなんだけどなぁ(笑)
そのうちルーカス、旧トリロジーの剣戟シーン、すべてフルCGで作り直しますよ、きっと(笑)
Posted by: Ryu : 2005年05月30日 22:43> 早く観てください。
本日(もう昨日か)公開日に見てきましたよ!
> 口滑らせて、ネタばらしそうです(笑)
私はもう大丈夫。バラしちゃってくださいませ(笑)
Posted by: TO-BE : 2005年07月10日 04:272005年05月18日
雲を愛でる。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇りときどき雨。東の突風。(高)13度、(低)9度。
[海洋気象] (エイベル)
南東15ノット、ただしセパレーションポイントより北では30ノット、午後遅くに15ノットに落ちる。北部の海況は荒いが次第に落ち着く。雨中視界良好。
向こう三日間:東よりの風10~20ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 04:59 AM 3.2 m Low 11:10 AM 1.4 m
High 05:21 PM 3.2 m Low 11:28 PM 1.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日、六連休になると書いたが、あの後会社から電話が入り、「明日出てくれ」とのこと。電話してきたマネージャがクレアだったので二つ返事で快諾。あれがもしトムだったら「天候荒れそうだからヤダよ、他をあたってくれ」って言ったかも(笑)
ともかく、今日の予報が悪いことは昨日電話を受けた段階で分かってたので、出勤前の7時半に会社に電話を入れて催行予定を再確認。が、まだクレアは来てなかったので出勤。結局、担当するはずだったワンデイツアー(TIST)は、お客様が期待しているオットセイを見るのが難しいコンディションなので中止。
その代わり、北島のブッキングエージェント7名様をハーフデイにご案内。マラハウは北東が入っててサーフローンチング。風はなかったので、いったん出てしまえば北東からの小さなうねりがあるだけで、快適。雨もカヤッキング中はほとんど降ってなかった。スプリットアップルでは比較的楽にランディングできたが、マラハウに戻ったらバリバリのサーフランディング。ちゃんとインストラクションしておいたので全員無沈で帰着。僕がランディングする瞬間に特に大きなセットが入ってたので、なかなか面白いランディングが出来た。しかしタンデムで肩サイズの波に乗ると、方向コントロールでパドルが折れそうになる。
午後からはボブのSKOANZ対策の練習に付き合って、クレアと一緒にレスキューされ役をやる。パドリングシャツ、ビーズニーズから先日買ったウェットスーツまで、ありったけ着込んだので、さほど寒くなかった。午後はけっこう降ってた。
終わってから、初めてうちの会社のジャグジースパに入った。いやぁ、気持ち良かった。お客様は、僕らが片づけしてる間にあんな良いことをしていたのか! 悔しい……。
明日も出てくれないかと言われたが、二日続けて休出すると休みが金曜だけになってしまってきっと死ぬので、断った。そしたらなんと、今シーズン離脱してカナダで働いてたエムが戻ってきてて、彼が明日ガイドするという。頼もしいのが戻ってきたなぁ。 sbh 7 / mara - split apple - mara
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■面白いサイト。
■昔はボケ~ッと雲を眺めるのが大好きだった。夏の入道雲は特にお気に入り。秋のいわし雲も好きだった。たまにレンズ雲とか見るとどきどきした。確か初めてのデジカメを買ったときも、すぐに雲の写真を写してみた覚えがある。
でもこの仕事を始めてしまってからは、雲を単なる「危険標識」としてしか認識しなくなってきているような気がする。海に出れば最低でも10分おきに空を見上げて雲の動きや種類を「チェック」する。しかし「鑑賞」することはない。危険が迫っているか、そうでないか、それを判断するだけ。それでおしまい。
仕事以外の時は、もっとゆったりと雲を愛でればいいのだが、どうしても職業病が出てしまって、陸にいるときも風速、風向、前線の接近具合などの判断材料にして、「あぁ~あ、今日仕事してる連中はご苦労さんだなぁ、もうすぐ荒れるぞ」などとニヤリとして、それでおしまいになっちゃったり。
あるいは、海でお客様からカメラを預かってカヤックに乗ってるところを撮って差し上げるときなんかに、パッと空を見回して美味しい雲を探し、あればそれをバックに入れる。青空だけよりも、白い雲が浮かんでる方が「晴れ具合」が強調されてキレイだから。だからこの場合も、自分が雲を鑑賞して楽しんでるわけじゃなく、「お、美味しい背景発見!」っていう程度の認識で、写真を撮り終えた瞬間に脳裏からキレイに消えてしまって、どんな雲だったか後から思い出すこともない。
なんとも寂しい話だ。イカンなぁ。時に雲の美しい写真を眺めると、最近の自分がいかに冷たい視線で雲を眺めているかを思い知らされて、ドキッとする。
■ニュージーランドをマオリ語で「アオテアロア」と言うが、これは「白く長い雲のたなびく地」という意味。その名の通り、この国はホントはすごく雲が美しいのだ。なんせ激烈な紫外線のおかげで空の青色が非常に鮮やかなので、白い雲とのコントラストがまことに強烈。まさに「絵に描いたような雲」が眺められる国なのである。
これからは仕事中に空を見上げるとき、せめて5回に1回でもいいから、少し長く雲に目をとめて、一瞬でもいいから「愛でる」ように努力してみよう。こういうのは早いうちにリハビリしておかないと、どんどん退化しちゃって、そのうち雲を美しいと感じる感性を失ってしまいかねない。
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2088
四季というよりは二季(寒くて雨降りVs.暑くて乾燥)のカリフォルニアだと意外と雲のバリエは感じられません。
折角地平線の近くまで見渡せるというのに、最も目立つのが飛行機雲(笑)。
ですが、
今年は異常気候で、 5月中旬の今日も台風前の様な強風が吹き荒れ、空はどんよりと曇っています。
とはいえ、チラッと今外に目をやると、3-4種類くらいの雲が層になっていて結構面白いかもしれません。一番高度の高いところにはいわし雲もどきがあってバックにわずかに青い空が見えるのですが、その雲も台風時の様にどんどん流されているし、西側(太平洋沿岸)の低空はもう完全に暗い灰色の雨雲です。
先日、こちらに着てから多分体験したことのない日本の梅雨の合間の晴れ間のような蒸し暑い日があり、さすがにその日に入道雲もどきを発見したので早速特徴を宇宙人に「叩き込み」ました(笑)。
一応それまでも雲の種類については話をしてきたつもりですが、やっぱり実物を見たり気候を肌で感じたりしないと、身には付かないですからね。
こっちもヴァリエーションは日本に負けますし、個々の雲の「典型度」や「迫力」も日本にかなわないです。
特にいわし雲とか入道雲の迫力は、日本が懐かしいっすねぇ。
こっちの空をバックに、日本のような雲が出たら、さぞかしすごいだろうなと、ないものねだりしたりして。
2005年05月14日
サーマレストのリペア。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。(高)17度、(低)4度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット。セパレーションポイントより北では西25ノット、夕方に15ノットに落ちる。北部の海況は一時荒れる。
向こう三日間:日曜、東5~15ノット、月曜南東20~30ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:59 AM 3.6 m Low 07:03 AM 1.3 m
High 01:20 PM 3.4 m Low 07:21 PM 1.3 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■朝晩の冷え込みは厳しいが、日中は例によって快晴ベタ凪で暑いくらいの陽気。ただ、昼過ぎから弱い弱いシーブリーズが吹き、昼食時に一瞬曇ったので、その瞬間は寒かった。昼食終わって漕ぎ始める頃には風もおさまり、日差しも戻ってたが。
ビーチズ&アイランズは無茶苦茶久しぶりだと思って過去ログ見直してみたら、どうやら4月1日以来一ヵ月半ぶりだったらしい。そんなに久しぶりだったとはちょいと驚き。6年前なんてこの商品しかなくて単に「ワンデイ・ツアー」と呼ばれてたんだけどねぇ。古い話はさておき、寒い季節はこのツアーが一番快適で楽しいのだけど、そんなことパンフレットにも書いてないし、オフィスの連中はそういう説明もしない。だから冬場も人気薄。なんだかねぇ。ちゃんとその辺教えてあげればいいのに。
ま、とにかく、冬スケジュールになってウォータータクシーの出発が10時になっても、このツアーは無関係に早く出発できる。帰着も一番遅くて平気。だからたっぷり漕いで、ゆっくり休んで、のんびり美味い飯食って、皆ご機嫌。絶対冬場はこのツアーに限るってば。
ちなみに本日は英国人夫婦と、世界一周旅行中の英国人男性バックパッカーの三人組。英国人ばかりのグループっていうのも、けっこう珍しいかも。 b&i 3 / mara - mt@fisherman - adele - toilet@akerston - l@appletree - mara
■明日、明後日は、子供の合同バースデイパーティのため、泊りがけで遊びに行くので、仕事休みもらった。ワハハ、週休五日だ(笑)
海洋気象によると荒れ気味になりそうなので、ラッキーだ。
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■ごうちゃんのところに、サーマレストのリペアの話があった。
ごうちゃんが10年使ってパンクさせたことがなかったってのは驚き。あの体格で、なぜパンクが起きない???
僕はといえば、ワンシーズンに最低一回はパンク修理してる。このブログの過去ログを読み直すと、今シーズンも昨年10月4日と今年1月31日の二回修理してる(とはいえ、10月のはバカ娘が鉛筆で刺したんだけど)。
今年はたまたまなかったが、仕事でのキャンプツアーに出てるとき、お客様や僕自身が使ってる会社の備品のサーマレストの修理をすることも多いので、それも含めると四、五回修理した年もあったはず。
ってなわけで、ごうちゃんが書かなかったコツや注意点をば少々。
■まず穴の見つけ方。ごうちゃんの書いている通り、おそらく一番の難関はここ。穴が見つかれば、あとはどうってことないのだけど、なかなかこれが大変。
ごうちゃんは
判り難かったら、一度空気入れて、パンク修理みたいに風呂なんかに浸けて探せば良いでしょう。と書いているが、残念ながらこれで分かるほど立派な穴が開くことはまれで、ほとんどの場合は水に突っ込んだくらいでは気泡が出てきてくれない程度の小さな小さなパンクだ。
じゃぁどうするかというと、簡単、セッケン水を使うのである。これが実際にサーマレスト輸入代理店やメーカーなどがとる方法。
ただし、ちょいとコツがある。まずセッケン水だが、ホントのセッケンでもいいし、台所用洗剤などでもいいのだが、どちらにしても濃すぎると気泡が膨らまないので、シャボン玉が出来るくらいの濃さまで薄めること。
僕は不精して、固形セッケンと水の入った容器を別々に準備し、セッケンを少しマットに塗ってから水をその上からぶっ掛け、マット表面でセッケン水を作ってしまうことが多い。台所洗剤は匂いが嫌いなので、他に選択肢がないとき以外は使わないが、まぁこれは個人的な好みの問題。何でも構わん。
次に空気を満タンにしてセッケン水を塗るのだが、ここでいきなり全面にセッケン水を塗るのはNG。これだとやっぱり穴の位置を特定するのは難しい。どうするかというと、空気を満タンにしてバルブをしっかり閉じたあと、フルサイズなら四分の一~五分の一、3/4サイズなら三分の一~四分の一くらいに折りたたみ、その五分の一ないし三分の一の部分だけにセッケン水を塗り、次におもむろにマットの上に乗って体重をかけるのである。こうすれば絶対に穴からシャボン玉が膨らんでくる。
あ、そうそう、以前書いたとおりパンクは9割以上が裏側なので、必ず裏側から始めること。また、ごうちゃんのブログの写真のように、端っこに近い部分がパンクしていることが多いので、特に端っこは念入りにチェックすること。
最初の部分で穴がなければ、ずらして次の部分を試し、裏側全部試しても見つからなければ表に移行。もしそれでもダメだったらバルブにセッケンを塗る、という手順でチェック。
穴を見つけたら、油性のボールペンかペンですかさず穴に印をつける。これをしないと、すぐに穴のありかを見失う。セッケン水で濡れた表面に書くわけだから、水性ペンはもちろん使い物にならない。
これを読むと、「何でセッケン水なら気泡が出て、水の中だと出ないんだ?」と疑問をお持ちになった方もいらっしゃるかと思うが、聞けば納得の簡単な理屈。水の中だと水圧がかかるので、針の先でつついたような小さな穴だと空気が漏れてこないというのがまず最初の理由。二つ目は、水の中では体重をかけて十分な圧力を加えるのが難しいという単純な理屈。
逆に、水の中で盛大にブクブクと泡が出るような穴の場合は、わざわざ水の中に入れなくても空気漏れの音が聞こえたり、肌で空気漏れを感じることが出来るはず。
というわけで、五感で穴が見つけられないときは、セッケン水を使って体重をかけるべし。
ちなみに僕の場合、過去何度パンク修理したか思い出せないのだが、この「水の中でも見つけられるレヴェルのパンク」は一回こっきりで、後はすべてセッケン水を使わないと見つけらず、見つけたあとも印をつけておかないとすぐに場所が分からなくなるような微細な穴ばかりだった。そんな小さな穴でも、寝てれば2、3時間で十分ペチャンコになってくれるのである。
■穴が見つかったらいよいよパンク修理。やり方はリペアキット付属の説明書に従えば良い。難しいことは何もないし、道具もフィールドで調達できるものばかり。平らな場所を探すのが一番難しいかもしれないが、まぁなんとかなるだろう。
しかし注意事項はある。まず加熱だが、これは説明より若干長めの方がいいようだ。特に室内ではなく、実際にフィールドで修理するときは絶対に長めの方が安全。
あとパッチの形だが、自転車のパンク同様、貼り付けるパッチは角を丸く切り抜いておくべし。ごうちゃんがやってるように四角い角を残したまま貼ると、使っているうちに角の部分からはがれてくるオソレが大きい。これがサーマレストの修理に限らず、ガムテープにしても絆創膏にしても、テープ状のものを何かに貼り付けるときの基本。
ま、セッケン水でなきゃ見つけられないようなパンク(つまりほとんどの場合)は、パッチを使わずにホットボンド(修理用糊)を塗りこむだけでふさがっちゃうんだけどね。
最後にホットボンドの量だが、「ケチらないこと」が大切。はみ出しは拭き取ればいいが、足りなくてパッチが完全に接着されていないと目も当てられない。
■最後にリペアキットそのものだが、僕の経験だと4年くらいたつと、ホットボンドが開封しなくてもだんだん固まり始めるようだ。こうなると加熱してもうまく柔らかくなってくれず、修理に手間取るし、はみ出しがキレイに拭き取れない上に厚ぼったくなりがちで、仕上がりもいまいち。触ってみて固くなり始めてたら、交換した方が良いだろう。
■ちなみにアウトドアグッズには、往々にして「ウソの評判」がついて回るものだが、サーマレストの場合は「サーマレストはパンクしても寝られる」というのがそれだ。試してみればすぐに分かるが、ペチャンコのサーマレストは、「ないよりはマシなのかもしれないなぁ」程度の代物で、決して「使える」というレヴェルではない。
例外は、超分厚いラクジュアリーなモデルを使っている場合と、僕のようにパンクしても我慢して寝るのに慣れてる場合。
慣れてる僕の口からもう一度言う。パンクしたサーマレストは「使えない」。フィールドに出るときはリペアキットはお忘れなく。
おっと、そういえばホットボンド全部使い切ってたんだ。買っておかなきゃな。
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2005年05月10日
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.11
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後北西15ノットに変わる。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界良好。
向こう三日間:木曜西10~20ノット、金曜北5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 04:29 AM 0.7 m High 10:41 AM 3.9 m
Low 04:49 PM 0.8 m High 11:13 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■予報通り、朝は霜が降りるほどの寒い晴天。昼前からうす曇になり、夕方にかけてだんだんと雲が厚くなっていった。寒いというほどではないが、昨日とはうってかわってちょいと涼しいツアー。
今日は、また例によってアホウィルソンズの使えないオフィスクルーがとんでもないブッキングミスをやらかし、お客様二名がベース9時50分到着のバスに割り当てられていた。何をどうやったら、そういうミスが起こるんだよ! 早いお客様は8時半にはベースに到着してらっしゃるというのに。
結局その1時間の遅れが最後まで響き、何とも収まりの悪いツアーになった。ま、別にお客様が楽しめない失敗ツアーになったってわけじゃないんだけど、でもどうしてもモーニングティーとか昼ごはんとかにしわ寄せが来て、会心の仕事にはならんなぁ。
後片付けしつつマネージャのクレアと話をしてたら、彼女は来期は離脱の可能性大だとか。彼女とはSKOANZの試験の勉強や訓練も一緒にやった仲だったし(当時は彼女は別の会社に所属していたのだけど)、この三年間ときに励ましあい、ときに「お前が辞めたらこっちも辞める」と牽制しあいながら、ボロボロになりゆくATKでともに闘ってきた戦友なので、彼女がいなくなると僕もモチヴェーションの最後の砦がやばくなるな。さて、どうするか、今後。 b&b 8 / torrent - mt@torrent lag. - - torrent
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第11回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ After an emergency ](「緊急事態発生後」)。
[ After an emergency ]
- まず身の安全の確保を最優先で。行動する前に、まず考えましょう。
- 落ち着き、他の人も元気付けましょう。
- ガス、電気、水道を止めましょう。
- 家族の安全を確認しましょう。
- 情報や指示をラジオでしっかりと聞きましょう
- 外出する場合は、実用的な衣類を身につけましょう。特に靴には留意が必要です。
- ご近所の安否を確認しましょう。
- ペットの安否を確認しましょう。
- 生命に危険が迫っていない限り、電話の使用は控えましょう。
- 緊急事態発生現場に、絶対に物見遊山に行かないこと。
■昨年9月2日のエントリーに「正常性バイアス」のことに触れたが、特に日本人にはこの傾向が強いような気がする。よってここの第二項目にあるような「落ち着け」というよりは、むしろ日本人の場合は「とりあえず避難することを考えろ」という方が、実用的な指示かもしれない。
逆に日本人にもよく当てはまるのは、最後の二つの項目だろうか。
■次回は[ Who will help following disasters ]。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
◎Vol.9 (2005年5月3日)
◎Vol.10 (2005年5月7日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、
と
をクリックしておきましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2065
2005年05月09日
《 自由テーマ 》 久しぶりにUMAネタでも。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風穏やか。(高)15度、(低)1度。
[海洋気象] (エイベル)
南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノットに上がる。北部の海況はややあらくなる。雨中視界不良、午後次第に回復する。
向こう三日間:明日、南東10~20ノット。木曜、おさまる。金曜、北西5~15ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:54 AM 0.7 m High 10:03 AM 4.0 m
Low 04:12 PM 0.7 m High 10:38 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日は結局午後少し雨が降り、風も強くなった。今日出社してウォータータクシードライヴァーに聞いたところ、東が吹いたとのこと。予報と全然違うじゃん。
本日はうって変わってまた晴天ベタ凪。朝の冷え込みは強く、霜が降りて車が凍りついてた。休んでる日に霜が降りたことはあったのかもしれないけど、僕がオンの日に限って言えばこの秋の初霜。
昼間は例によって暑いほどの陽気。でも、どんどん日が短くなるなあ。そろそろ、退社時刻には真っ暗ってなことになるな。
本日のツアーは、何も問題なし。全員しっかり漕げ、スピードも全艇まったく同じ。お客様同士の会話も弾み、ガイドにとってはひたすら楽な日。 tist 6 / onet - tonga - l@mosquito - anch
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■UMAって未確認生物、つまり未知とはいえども、要するに野生生物なわけだ。ホントにいたらの話だけど。だからホントはUMAネタは、立派なアウトドアなんだよね。少なくとも僕はそう思ってるので、別に月曜の自由テーマの日にやる必要もないと思ってるんだけど、とりあえず他にネタも思いつかなかったので、今日やっちゃお。
愛読している怪しいサイトから、面白いニュース。
◎X51.ORG「モンゴリアン・デス・ワームの本格的調査始まる モンゴル」
映画、小説、漫画、ゲームを問わずこの手のモンスターはパッと数えただけでも両手両足じゃ足りないくらい思いつくんだけど(どれが元祖なんだろう?)、モデルがいたとは知らなかった。
大きさもスゴイし、毒吐いて人殺すってのも、最近のUMAの中では凶悪度、怪獣度が高く、なかなか面白い。ぜひとも発見していただきたい。でもニュージーランドには持ち込まないでね。
ちなみに「モンゴリアン デス ワーム」でGoogle検索してもあまり出てこないけど、「mongolian death worm」で検索すると、まぁ出るわ出るわ……。皆、好きだなぁ(他人のこといえねぇって)。
■で、この調査隊のブログがこちら。
こりゃまだかかりそうだねぇ。こういうのは、リアルタイムの実況で見てても、なかなか退屈なのかも。
しかし、30日で成果が出せるのだろうか?
ともかく、今後の展開に期待>モンゴリアン・デス・ワーク調査
世界には、まだまだ未発見のとんでもない生物がいるんだろうなぁ。面白いねぇ。
■UMAじゃないけど、同じくX51.ORGにこんな話も。
◎X51.ORG「海洋伝説 - 高さ30m、超巨大波の存在を人工衛星が確認」
いやぁ、おっとろしや。早く引退しよ。あと、間違って金持ちになっても世界一周クルーズとかは絶対やめとこ。
しかし、このサイトは、海関連の怖いネタが多いよなぁ。こんなのもあるし、再掲になるけどこんな記事もあったし……。
が、同時にこんな記事もあって、ちょっと勇気付けられる。よし、僕もいっちょがんばるか!
って、がんばりたくねぇよ。
■関連過去ログ【UMA】
◎オープン祝いにふさわしい大ニュース (2004年4月1日)
◎極楽認識装置 (2004年4月6日)
◎小人は、やっぱりいた!? (2004年11月3日)
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■「いるいる!>モンゴリアン・デス・ワーム」と思った方は
を、「いねぇよ」と思った方は
を、「可愛い!」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1052
「JAWS」は11月〜3月に限ってヒットする大波ですよね、あれはデカイですよねぇ。
日本を大きな低気圧が通過し、発生した大波が低気圧のその後の進路によってマウイ島へ辿り着くとのこと。
でもたぶん30メートルは無いと思いますが・・
通常で10メートルくらい、ときには15メートル級までなることもあり、ざっとビル4〜5階の高さらしいっす。
これでも十分に身が縮こまります(^.^ :
30メートルってーとその倍あるんですから・・・・恐ろしい。
トウインではサンタクルズの「Mavericks」も波がデカクて有名ですね。
世の中には命しらずのサーファーが沢山いることで・・。
しかしモンゴリアン・デス・ワームはマジキモいです。
まさに宇宙的、SFちっく、喋りだしたら「STAR WARS」のキャラで通用するじゃないですか。
2005年05月07日
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.10
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポイントより北は北西15ノットが夕方25ノットに。北部の海況は荒くなる。夕方からの雨中視界不良。
向こう三日間:日曜、南西15~20ノットに変わり、月曜は西10~20ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 02:37 AM 0.7 m High 08:44 AM 4.0 m
Low 02:55 PM 0.7 m High 09:22 PM 4.1 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■快晴、無風、ベタ凪。日中は暑いくらいの陽気。素晴らしい。夜になって風が吹き、雨も降ってくるという予報だったが、21時を過ぎてもまだ静かだ。
中六日の登板。日本がGWだったため、お客様がすべてそっちに流れ、エイベル・タズマン国立公園は閑古鳥が鳴いていた、なぁんてわけあるわけないし、別に僕が干されてたわけでもない。単にシフトの関係。夏シフトは日~火曜がオフだったが、冬シフトでは水~金曜をオフにした。その切り替えが今週だったので、日~金曜の六連休になってしまったというわけ。冬は仕事が減るので、週休二日にしておいて週五日スタンバイにしておいた方が安全なんだけど、冬といえどもなんだかやたら忙しい週ってのが必ずあって、たまに毎日呼び出しがかかることがある。真冬に週五日働くと、ホント死んじゃうので、それを警戒してやっぱり四日にしておいた。
ま、それはともかく、本日のツアー。上記のような天候だったので、悪いツアーになるわけがない。カナダ人のカヤッカーのおっちゃんが、シングルを希望してて、天候もバッチリだし漕がせてみてもまぁまぁ漕げるようだったので、モーニングティーから後は僕がダブルに乗って彼にシングルに乗ってもらった。お客様にシングルを渡したのは、三年ぶりくらいだったかなぁ。
ただ、小さなトラブルが重なった。まず、ツーデイ・ボートステイのお客様の二日目の昼食は、アクアパッカーがサンドイッチを用意することになったらしいのだけど、アクアパッカーがそれを把握してなくて新婚カップルが昼飯を持ってきていなかった。
そしてその件をアクアパッカーにマリンVHFラジオで連絡しようとしたら、朝チェックしたときはOKだったのに、ラジオのPTTボタンが死んでいたことが判明。判明というか、いつ壊れたんだ?
ともかくビーチから連絡がつかないので、出艇後にアクアパッカーに寄り、すぐにサンドイッチ作ってモーニングティーでストップする予定のビーチまで届けるように言うと同時に、さらに僕のVHFラジオが壊れて交信不能な旨とマラハウ帰着予定時刻をベースに伝えてもらって、何とか事態を収拾。
ウィンターメニューは、やっぱり良い。オリジナルオーナーがやってた頃の黄金期のATKのウィンターメニューと比較しても、今のメニューの方が断然上。素晴らしい。ウィルソンズが運営するようになって、初めて「納得のいく」変更だ。
しかしウィルソンズのことだから、いつまた「改悪」されるか分かったもんじゃないが……。 mmt 4 / anch - mt@te pukatea - l@adele - marahau
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■極々私的なメモ。
右利きか左利きか長らく謎だった愛娘だが、三歳の誕生日を前にしてどうやらやっぱり右利きだったらしいことがハッキリしてきた。この一ヶ月くらい、ペンも箸もほとんど右手で使っている。
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第10回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ What to do in emergency events ](「緊急事態発生時にやるべきこと」)。
[ What to do in emergency events ]◎地震
室内にいる場合は、外に出ないで室内にとどまってください。その方が安全です。部屋の出入り口(ドア枠)の下、あるいは丈夫な家具の下に身を隠しましょう。
もし屋外にいる場合は、建物や送電線などの危険物から遠ざかりましょう。
運転中ならば、車をとめ、車内にとどまってください。◎洪水
ラジオの情報、特に避難勧告に注意しましょう。
もし時間があれば、貴重品は高いところに移し、化学薬品類も水の届かないところに移動させましょう。
水の中を歩いたり運転したりしないようにしましょう。水は汚染されている可能性が高いですから、なるべく水に触れないようにしましょう。◎津波警報
津波の危険がある場合は、海岸線の標高の低い地域には、連続したサイレンにより津波警報が出ます。
ラジオの避難勧告に注意し、指示が出た場合は高いところに向かう最短ルートを選んで避難してください。
◎沿岸暴風雨
海岸線の道路は使わないようにしましょう。
海岸と河口には近づいてはいけません。
◎化学物質漏洩
現場には絶対に近づいてはいけません。空気中にも蒸発した化学物質が含まれますので、家の中にいる方がはるかに安全です。
開口部が一番少ない部屋に集まり、ドアや窓の隙間を濡れタオルでふさぎましょう。
ラジオの情報や指示を注意して聞きましょう。
◎吹雪
屋根の上の積雪量に注意しましょう。勾配がゆるい(あるいは平らな)屋根の場合は特に注意が必要です。また、屋根に谷になった部分がある場合は、その部分の積雪にも特に注意しましょう。
吹雪が激しくなると停電する可能性が大きくなりますので、電気なしで暖をとったり、調理したり出来るように準備しておく必要があります。二、三日家に閉じ込められる事態にも備え、余分な食料と燃料も用意しておきましょう。◎暴風
ラジオの気象情報を注意してチェックしましょう。
嵐になる前に、吹き飛ばされそうなものはしっかり固定しておきます。ガラスが割れることに備えて大きな窓にはテープを張り、カーテンは引いておきます。
嵐になったら、屋内に待機しましょう。
屋根が持ち上がり始めたら、風が当たっていない側の窓を少し開けましょう。◎雷
高所、金属製ポールや高い木から遠ざかります。
一刻も早く屋内に避難してください。
◎雹
大きな雹が降ると非常に危険ですので、一刻も早く屋根のあるところに避難します。雹がやんだら、樋の中の雹を取り除いておきましょう。
■こうやって眺めてみると、日本はつくづく自然災害の多い国だということがよく分かる。どの項目も、日本人には非常に身近で、特に目新しいメソッドは書かれていない。
化学物質の項目を除いて。
日本の場合に考えられる化学物質汚染は、まず船から流れ出した海洋汚染。次に主要道路での輸送車の事故。化学コンビナートの事故。そして原発事故あたりが可能性のある点だろうか。つまりよほどの田舎でない限り、化学物質汚染の危険性は、やはり常についてまわることを改めて思い出しておく必要がありそうだ。
あ、田舎には、産廃廃棄場があったりもするのか……。
■次回は[ After an emergency ]を紹介する。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
◎Vol.8 (2005年4月30日)
◎Vol.9 (2005年5月3日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「今年こそは自然災害の少ない年になりますように」との願いを込めて、
と
をクリックしておきましょう。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2040
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、午後曇り。北風。(高)14度、(低)4度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:西15ノット、午後北西25ノットに。その
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.11
2005年04月30日
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.8
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
![]()
ときどき雨。北西の突風、のちに南東風。(高)19度、(低)11度。
[海洋気象] (エイベル)
南西15ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午後に南西15ノットに。北部の海況は次第に落ち着く。午前のにわか雨中、視界良好、夕方には雨も上がる。
その後12時間:変風10ノット。
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:24 AM 3.8 m Low 07:30 AM 1.1 m
High 01:59 PM 3.5 m Low 08:07 PM 1.2 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■午前中は曇ったり、パラパラしたり、晴れ間が出たりと、まことに忙しかった。飛び込みで日本人女性のブッキングが入ったものの、オフィスでブッキング手続きをしている間に雨がパラパラしたもので速攻でキャンセル。その間、一人増えたとの連絡を受けてシングル艇からタンデム艇に荷物を積み替え終えていた僕は、すぐさままたシングル艇に荷物を積み替える羽目に。旧ロシアだかソ連だかの拷問に、こういうのがあったらしいな。右のボタ山を50m左に移し変え、終わったらまたもとの場所に。もっともキツイ拷問の一つだと聞いたことがあるが……。
ともかく、雨はその一瞬だけ。海に出た瞬間は曇り気味で、上空は南西15kn、海上では南10kn。モーニングティーの間に風は落ち、晴れ間も広がった。あそこで気を変えなきゃ、極上のカヤッキング出来たのにねぇ>日本人女性
ウォータータクシーの運行スケジュール変更により、ワンデイ・カヤック&ウォークのお客様が乗るタクシーが、12:15から13:30の変わった。よってカヤッキングを一時間延長。これくらい時間があると、のんびりゆっくりとパドリングを満喫できる。
が、ウォーキング時間がわずか30分に変更になってるのは、どうもねぇ。どこが半日カヤック、半日ウォークだか。今日のお客様(若い英国人夫婦)は、オネタフティ - トンガ・クォリ間のウォークだけでは物足りないので、帰りにアップルトゥリーベイで降りてマラハウまで歩いて帰ることにしたとか。 sbh 7 / mara - mt@fisherman - apple tree - toilet@coquille - mara
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第8回。
I am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide
Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group
今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の最終回。
[ 20 steps to be better prepared Vol.5 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ17
おそらく、あなた、あるいはご家族のどなたかは、職場でかなりの時間を過ごしているでしょう。もしそうならば、職場に災害時の適切な緊急プランがあるかどうかをチェックすべきです。
あなたの職場は、例えば重い家具や器具が倒れないように固定してあったり、化学物質漏洩対策がしてあったりするでしょうか? スタッフの中に、きちんとトレーニングを受けたファースト・エイダー(ファースト・エイド資格保持者)がいますか? いるとしたら、誰がそうなのかご存知ですか? 避難手順はきちんと決まっていますか?◎ステップ18
ペットを飼っている場合、災害時、および災害後にも、きちんとペットの面倒をみたいと思うでしょう。
ペットフードも備蓄しましょう。もちろん長持ちする缶詰やドライフードが良いでしょう。急いで避難する場合は、ペット運搬用の檻は重宝します。
もしペットを連れて行くことが不可能な場合は、水と餌をたっぷり残しておいてあげましょう。そして犬や猫の場合は、鎖などを外して自由に動けるようにしておいてあげれば、自力で危険から逃げ出すことが出来ます。◎ステップ19
休暇で出かけるときも、緊急時に対する備えは忘れないでください。自然はあなたの休暇中にも待ってはくれません。「どうしても必要な緊急装備」は、必ず持って行きましょう。
懐中電灯、ラジオ(もちろん予備電池も)、そしてファースト・エイド・キットは特に大切です。
旅行を中断せざるを得なかったり、大幅に遅れが出たりする場合のために、代替案も持っておきましょう。テレフォン・カードか携帯電話を持っておけば、助けを呼ぶことも出来ますし、少なくとも親戚や友人などに何が起こっているかを知らせることも出来ます。◎ステップ20
ここまでの19のステップを完了したら、ともかく座ってゆっくりとくつろぎながら、ささやかなお祝いをしましょう。そして、再度ステップ1に戻ってもう一度ご自分の準備を見直してみてください。
■ステップ19に、「テレフォン・カードか携帯電話を持て」というのが出て来るが、これは日本人にはいわずもがな、だな。
反面、ステップ17に、またもやファースト・エイドの話が出てきている。これは、日本の泣き所だろう。国によって、強いところと弱いところがハッキリとでてきてしまうのが面白いが、面白がっているばかりではいられない。
■次回は[ If you have a disability ]を紹介する。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
◎Vol.7 (2005年4月29日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「備え万全!」の方は
を「備え、不安……」という方は
をクリック!
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル) 南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノット
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.06
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポ
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.09
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル) 北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.12
2005年04月29日
エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.7
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後遅くに北西15ノットに。北部の海況は荒くなる。
その後12時間:全域で、遅くに南西20ノットに。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:37 AM 4.1 m Low 06:33 AM 0.8 m
High 01:03 PM 3.7 m Low 07:10 PM 1.0 m

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■満潮潮位が、一日のうちで0.4mも違う!? こんなの、過去にあったっけか? 珍しいな。
それはともかく。昨日の天候だが、昨日のエントリーアップ後にいきなり「こりゃ一雨来るぞ」というくらいにわかにかき曇り、かなりの風が吹き始めて気温もいきなり低下。予報は見事に外れた形になった。いやぁ、昨日は仕事がなくてよかった。
で、本日は、うって変わって晴天ベタ凪、日中は暑いほどの陽気。
が、今週からスケジュールと食事が「冬シーズン仕様」に変わってて、参った。ウォータータクシーの最終ピックアップが15:30(アンカレッジより)になるのは、アクア・タクシーも同じなのでこれは予想していたのだが、朝マラハウ発の便が9:00ではなく10:00になってしまっていたのは驚愕。ブリーフィングを全部済ませておくとしても、それでもパドリング時間が30分削られるでないの。午後にピックアップが30分早まるのとあわせると、全部で1時間のロス。
しかも、食事は逆にこれでもかというくらい豪華に変更してあったので、調理に時間を食われる。そのくせ、夏の「モーニング・ティー+ランチ」に加えて、冬は「アフタヌーン・ティー」まで出せと来た。バカヤロ、1時間以上パドリング時間削られてるのに、そんなこと出来るわけねぇだろ。
ったく、ウィルソンズっていう会社、なんで現場の人間の意見をきこうとしないかね? ちょっと相談してくれれば、スケジュール的にそんなことムリだって、誰だって答えられるのに、現場の仕事を知らない人間だけがコストの帳尻だけ見ながら商品開発しやがるんだから、まったくたちが悪い。
今日のお客様たちはパワーがあったし、天候もよかったので、それでも難なく行程はクリアできたが、ちょっと向かい風が吹いたり、もう少しパワーのないお客様が混じると、もう全工程漕ぐのはムリ。
ちなみに今日のグループは、楽しく漕いでいただいて、ちゃんと仕事しました、モチロン、ハイ。食事は往年のエイベル・タズマン・カヤックス並みのレヴェルになってるので、あれならお客様も文句なしだろうし。でもなぁ、時間との兼ね合いが超難しいぞな。
ツアー終了後、明日ウォーキングトラックを歩きたいというお客様の相談に乗ったが、もちろん隣のアクア・タクシーを薦めた。だってうちのウォータータクシーのスケジュールだと、歩く時間1時間削られるから、一つ手前のビーチでフィニッシュしなきゃいけなくなる。そんなのバカバカしい。
何ヲ考エテイラッシャルノデショウネェ???>ウィルソンズノお偉方様たち seal 7 / onet - tonga is - l@sandfly lag - falls riv - anch
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■『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第7回。
I am
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今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の4回目。
[ 20 steps to be better prepared Vol.4 ]
もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。◎ステップ13
長時間停電する場合は、電気に頼らない調理法が必要になります(訳者注:ニュージーランドではガスコンロではなく、電熱コンロと電気オーヴンが主流)。バーベキュー用の炭を少し余分に備蓄しておいたり、ガスボンベを常に満タンにしておくように気をつけましょう(訳者注:ニュージーランドはバーベキューが盛んで、ほとんどの家にバーベキューコンロがある)。もちろんキャンプ用ストーヴやキャンピングカーに調理器を備え付けてある人は、これらの燃料も持っておきましょう。
これらの代替コンロを使う場合は、安全のために必ず屋外で調理しましょう。緊急時には消防車が迅速に駆けつけてくれるとは限りません。◎ステップ14
あなたのお家はどのような暖房システムになっていますか? もし災害で停電になり、しかも煙突も壊れてしまったとしたら、どのようにして暖をとりますか? ポータブル・ヒーターは一つの解決策ですが、火事には注意が必要です。
もし安全な暖房器具や手段がない場合は、風の入らない部屋に全員集合し、厚着して、必要なら毛布や寝袋を併用しましょう。サヴァイヴァル・ブランケットは有効なので、ファースト・エイド・キットに入れておくのは良いアイディアです。◎ステップ15
火器が災害時に危険な状態にならないか、セイフティ・チェックをしておきましょう。
レンガ製の煙突がある場合は、目で見てヒビ、傾き、その他の劣化が確認できる場合、専門家を呼んでチェックしてもらいましょう。
もし家に自立式固形燃料ストーヴ(いわゆる薪ストーヴなど)がある場合は、炉床にきちんと固定されているか、あるいはそうでない場合は地震が起きたときに横滑りしたりひっくり返ったりする可能性がないかどうかチェックしてください。◎ステップ16
燃料と化学物質(主に園芸用)が安全に保管されているかどうか、チェックしましょう。緊急時にこれらが倒れたり、互いに混ざり合ったりした場合、非常に危険な状態になる場合がありますし、もし危険はなくとも後始末はものすごく大変です。洪水時にこれらが水没すると、あなたの敷地は汚染された水に浸されることになり、これはさらに後始末が大変です。
これら危険物は、水害時にも水に触れない高さ(もちろん子供の手の届かない高さ)の、鍵のかかる戸棚の中にきちんと保管しましょう。液体の場合は、中身がもれないように蓋をきちんと閉めておくべきなのは、言うまでもありません。
■園芸用品なんて、たいてい低いところに置いてあるよなぁ。我が家は幸いにしてそんなに危険な園芸用品は持ってないが、隣近所を考えると……。
新築する家は、この辺もしっかり考えておかねば。なんせかなり標高が低く、水害があると浸水する可能性のある地域だ。
■関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
◎Vol.1 (2005年4月13日)
◎Vol.2 (2005年4月14日)
◎Vol.3 (2005年4月15日)
◎Vol.4 (2005年4月17日)
◎Vol.5 (2005年4月24日)
◎Vol.6 (2005年4月27日)
■関連過去ログ【防災】
◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
◎防災の日。(2004年9月1日)
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■「備え万全!」の方は
を「備え、不安……」という方は
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http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1000
我が家のバーベキューコンロは、いわゆるバーベキューピットの横にガスコンロが付いた形の物を購入したのですが(災害時に使用できる+バーベキューの際にヤカン位は乗せられる)、コンロ部分ははっきり言って無用の長物と化しております(涙)。
我が家の煙突は、Home Insurance(火災保険やら災害保険やらプールやら家庭内の貴重品まで包括したもの)の査定段階で結構チェックが入って、遂に数年前には微妙に煙突付近の屋根に影響が出そうな琵琶の木を一本切りました。と同時に、こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。
火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、高級感のある木で葺いた屋根が延焼の元だったという事が大々的に取り上げられ、以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。
それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?我が家は治水対策の施された小さなクリークからすぐの土地なのですが、一応flood zoneには入っていないということがわかったので購入したと言ういきさつがあります。クリークの水かさも、大雨の時にひどいのは我が家前でなくて更にもう1-2ブロック離れた所だというのも住んでからわかったので、多分大丈夫だと思っていますが。
Posted by: MM : 2005年04月30日 07:59屋根の水はけや強化目的のflashingについて、こちらの絵ならば少しはわかっていただけるでしょうか?
http://www.hometips.com/content/flashing_intro.html
>こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。
こっちはどうかなぁ?
おそらく自治体によって違うんでしょうが、少なくともこのあたりのド田舎では、義務付けまでは行ってないような気が。
いや、僕が知らないだけかも。
どうせウチも薪ストーヴ(ひょっとしたら暖炉も)つけるんで、近日中に調べなきゃいけないのですが。
>屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。
煙突のためっていうんじゃないですが、水はけは頭痛い問題っすね。
実はNZ、9.11以降の住宅ラッシュのせいで、雨漏りする欠陥住宅が乱造されてしまって、フラッシングも問題になってるんです。
壁の構造についても、ついこの間規定が変わりましたし。
ビルディングコード、どんどんうるさくなってます。
あ、日本より決定的にうるさいのは、増改築。
ちょいと壁を壊して二間を一続きにとか、あるいは大きな部屋を仕切って二つに、なんてことは、日本ではホントに気軽にやりますが、こっちは自治体に許可申請を出して、許可がでないとこのレヴェルの改築も出来ない。
違反してると、家を売るときにばれてどえらい罰金。
もしそのまま売ってしまったら、おそらく飼い主から莫大な損害賠償請求が来ます。
って、全然エマージェンシー・プランの話じゃなくなってきたな(^^;
ただの「家談義」(笑)
>火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、
ありましたねぇ。
>以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。
地震以外でも、重い瓦使う場合は、家の構造自体を強くしなきゃいけないんで大変っすね。
木造の場合は、長年でどうしてもゆがみが出てくるし。
屋根は軽い方が何かと良いですよ。
>それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?
いちおうありますよ。
そちらほど詳しいかどうかわかりませんが。
本格的に洪水になると、今借りてるとこも、新たに買ったとこもヤバイっす。
ただ、20年に一度という率なので、次に家を売るまでは大丈夫という可能性も大きい(笑)
2005年04月24日
西表シーカヤック遭難事故の件。
■支援活動へのリンク。 (4月25日記)
◎Qajaq Minami-izu「本郷さんご家族支援の呼びかけです」
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■そろそろ事故発生から一ヶ月が経とうとしている。
大変に残念なことだが、さすがにこれだけ経つと、生存の望みはほとんど消えたと思わざるを得ない。
というわけで、お三方のご冥福をお祈りする。
■さて、そんな中、「沖縄県シーカヤック、アウトフィッター協会」が設立されたそうだ(『G'sコラム』経由)。
非常に早い対応で感心する反面、今まで業界内で何年かかっても出来なかった基準作りが、「県警」、「公安委員会」、「コンベンションビューロー」などといった、この業界と何の関係があるのか分からんようなお役所の方々に、果たして適正な形で可能だったのかどうか、大いに気になるところ。果たして、安全を確保した上で適切に発展できるような形でスタンダードが設定されたのだろうか?
他の都道府県にも波及効果がありそうだし、注目しておきたい。 (4月21日記)
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■捜索が打ち切られて、もう情報がほとんど入ってこない。そろそろ我々も、この事故を今後の教訓として活かす方向を本気で考えなくてはならない時期か。
◇八重山毎日新聞社「ガイドラインの設定必要急務/カヌーやシーカヤック事業/事故防止推進協設置へ 」
竹富町長から、ガイドライン策定の提案が出されている。
さらには、こんな記事も。
◇八重山毎日新聞社「水難事故多発で緊急会議/シーカヤック事故受け対策 無届け業者多く、講習会も開催/ 」
過去のことはさておき、今後の安全対策強化の動きが大きくなっているのは、大変に喜ばしい。
今までは黙っていたが、実は昨年の段階で西表、あるいは沖縄で「プロガイド・ワークショップ(PGW)」が開催できないか?という打診を受けていたことがあり、今年9~11月の間の日本滞在期間中にも、何とかやりくりをつけようと考えていた矢先に今回の事故が起こった。
今回も、すでに西表の業者さんから、「協力して欲しい」との連絡を受けているし、現地からの要請があれば、僕も全力でご協力する所存。
ただ、僕が行くとしても半年先の話になり、その間に真夏の忙しいシーズンを迎えることになるのだから、現地の業者さん達には、今のうちに厳しい安全基準を設け、トレーニングをしっかり積んでおくことをお願いしたい。
最後に、ケータイについての記事を。
◇asahi.com「『ケータイ登山』 波紋呼ぶ現代流SOS」
この件も、我々はよく考えておく必要がありそうだ。 (4月5日記)
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■細々とした情報は僕のところにも入ってきているが、現地の同業者の動きなどが中心で、肝心の捜索の成果については皆さんと同じくめぼしい成果の知らせは入ってきていない。
ただ署名活動の成果は大きいようで、海保も一日延ばしで捜索を延長してくれているそうだ。
また、本日警察主催で西表島の全アウトドア業者を対象とした安全対策協議会が開催されるという。業者間でも安全基準の見直しなどの機運が高まっているとのこと。
事故発生から10日以上が経っているので、状況は非常に厳しい。しかし、日本の領海を出てしまって捜索圏の彼方で生存している可能性もまだあるわけで、無事を祈り続けたい。 (4月3日記)
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■しばらく静観していたのだが、さすがに一週間以上経っても知らんぷりはないだろうと、だんだん腹が立ってきたので書いてしまうぞ。
前者は、過去何度もツッコミを入れてきた怪しい団体だが、一応日本カヌー連盟から派生したことになっている(ただし、日本カヌー連盟加盟団体として正式に承認されたのかどうか不明だというんだから、ますます怪しい)。
後者は、完全な民間組織ながら歴史は古く、事実上日本最大のカヌー・インストラクター認定システムを運営している。
が、ご覧のとおり、両組織のサイトを見ても、今回の事故に対して何のリアクションもない。
それで良いのか? せめてサイトトップページで経過を追うくらいのことが出来ないのか? 民間のアマチュアが情報を集めて公開して下さっているというのに。当エントリーにも遭難した母娘のお友達からの書き込みを頂いたが、南半球から書いているブログにまで彼らが情報を求めなきゃいけないという事実を、恥じたらどうだ? (3月31日記)
■関連過去ログ【JRCA関連】
◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)
◎ポリネシアン航海カヌーとJRCA。 (2005年3月13日)
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■チェーンメールっぽいものには一切関わらないようにしているのだけど、この件は別。
こういうのが回ってきた。そもそも回してきてくれた人が「某アウトフィッターより」と、出所を明かしてくれていないので、僕自身出所は知らない。
が、この際そんなことはどうでも良い。僕はすでに送った。出来れば皆さんもよろしくお願いいたします。
新しい情報によると、海上保安庁による捜索が打ち切られるといいうことです。
事故の原因やその経緯はどうであれ、それを論じるのはすべてが終わってからで良いかと思います。
今はただ少しでも望みを繋げるべく捜索の続行を、保安庁の方々にお願いしたいところです。
くやしいけれど、僕らにはそれ以外できません。
そこで皆様にも、捜索を続けてもらうべくその旨を嘆願メールとして送っていただきたいと思います。(メール文例)
嘆願メールの送り先:石垣島海上保安部
ishigaki@kaiho.mlit.go.jp件名:嘆願書
関係御担当者様
23日より行なっていただいておりますシーカヤックの行方不明者捜索の件、誠にご苦労様です。
私は本郷雅則の友人であります。本日29日をもって捜索を終了とのことですが、是非とも捜索期間の延長をしていただきたくお願いいたします。2005年3月29日
文例中では「友人」となっているが、その文言に抵抗のある人は「知人」とすれば問題ないだろう。僕も本郷氏とは直接の面識がないので、「知人」として送信した。 (3月29日記)
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■下記ブログ、当エントリーコメント欄にも管理人氏ご本人が書き込んでくださった通り、情報が細かくきちんとフォローされ続けているので、要チェック。
さらに同ブログ内に、大変興味深いエントリーが。
ご覧の通り、過去の長期漂流サヴァイヴァ

