logo

コメント & トラックバック

Ryuの特薦

カテゴリー
リンク

検索



May 20, 2005

[ リレーエッセイ #90 ] パロディ広告。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
雨早朝霧。午後遅くから雨。北東風。(高)17度、(低)12度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、セパレーションポイントより北では午後東20ノット。海況はやや荒い。北の波1m、次第に大きくなる。夕方の雨中視界不良。
 向こう三日間:北西5~15ノット、日曜に南東15~25ノット、月曜に西20~30ノットに。月曜は海況荒い。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 12:30 AM 1.3 m  High 06:51 AM 3.5 m
 Low 12:55 PM 1.1 m  High 07:15 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

寝坊したので、朝霧が出てたかどうか知らないが、どんよりとして鬱陶しい。昨日はメッチャクチャ暖かかったのに、気温もまた元通り。明日は仕事入るのだろうか? 覚悟しとこ。

  -------------------------------
  -------------------------------

[ リレーエッセイ #89 ]1万円でどこいこー。完結編よりバトンタッチ。
 そういやリレーエッセイなんてものもあったっけな。前回書いたのはいつだっけ? 先月21日? 一ヶ月前か(笑)

 いや、ともかく続いてめでたい、めでたい。周回数二桁を目前にしてバトンの行方が分からなくなるともったいない。

 しっかし、ビジネスクラスに高級ホテルに高級レンタカーねぇ。どれも縁がねぇなぁ。コメント欄にあった例と同様、家人もブッキングミスでビジネスクラスに乗ったことあるらしいけど、僕はそんな経験もない。良いなぁ、一回乗ってみたいなぁ。最近のビジネスクラスのシートは、ほぼフルフラットになるらしいし。

そういえば編集長が止めてる間に、「野遊び屋ブログ」では、この一万円旅行リレーエッセイが実際に行われてレポートが掲載され始めてるので、まだチェックしてない人はどうぞ。

 僕自身は、来月末のダーヴィル島に行って130ドルの旅を決行するかどうか、未だに迷っておりまする。どしよ。
 本音としては、空港でごうちゃんを拉致して、そのままダーヴィルに行っちまいたい。後から彼が奥さんや娘さんから怒られるだろうが、んなことは知ったことではない。

ま、いいや、一万円旅行の話はおしまい。
 編集長から新ネタ展開の指令。僕は新ネタ書くときも、いちおう前の人の書いたことにコジツケて、そこから強引に別の話に持っていくのが好きなんだけど、さて、今回の編集長のネタから新ネタ引っ張るのはちょいと難しいかなぁ。
 一回完全にリセットして、一から新ネタふってみるか。さて、どうしよう? 困った。

そういえば先日MMさんから送っていただいた米国のアウトドア雑誌に、面白い広告があったんだった。

 ◎『Esuvee』

 僕は全然知らなかったんだけど、ひょっとしたら日本でももう話題になってるのかな? なってたらご容赦を。

 要するに、重心が高すぎて横転事故が頻発しているSUVの安全運転啓蒙のためのキャンペーン広告らしいのだけど、なかなかシャレている。
 上記オフィシャルサイトにはゲームもついてる。
 
 ただしこのサイト、フラッシュがやたら重いので僕同様にナローバンドの方はそれ相応のお覚悟を。スペイン語はあるけど、日本語はない。

 ゲームを紹介している日本語のブログもあった。

 ◎SOLA Blog「安全運転しないと怒られる、モンスターSUVドライビング - ESUVEE」

面白くない? 僕はけっこう感動した。ま、時節柄スターウォーズっぽさがあざといと思う人もいるかもしれないけど、僕はSWファンだから許す(笑)

 で、普通ならこれを題材に僕のエッセイが展開される、という展開になるわけなのだが、リレーエッセイの場合はあえてここでやめて次に回すのであった。

 さて、どう続ける?>でこりん

  -------------------------------
  -------------------------------

安全運転のおまじない。人気ランキングranking.gifを押しておけば、きっと大丈夫。


投稿者 Ryu : 12:58 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/2098
Title: 《 自由テーマ 》 SW観て来た。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) にわか雨、後晴れ。南西風次第に強くなる。(高)15度、(低)8度。 [海洋気象] (エイベル)  南20ノット。海況やや荒い。雨中の視界不良だが昼過...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.23
Title: トレーニーーーングフッ!&[ リレーエッセイ #91 ] パロディ広告。
Excerpt: でこりんです。 今日は二つの「やっと」をご報告。...
From: 野遊び屋ブログ
Date: 2005.06.20
コメント

ハハ、広告までチェックして送りつけてないので存じませんでした>本日のネタ。

でもやっぱり今日は、
>時節柄スターウォーズ
ですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000007-nks-ent

だそうですし、オンラインの全米映画チケット前売りサイト、先週の全売り上げの65%がSWだそうです。
今日図書館に行ったらSWがらみの本は殆どなくて、児童セクションのインフォメーションブースに2-3分に一人は子供が来て司書さんに「SWの本はどこですか?」って訊きに来てました。

評判的には五つ星の四をちょっと切る位が平均評価、でも皆泣いていたのと、かなりの人が「これからうちに帰ってエピソード4見なきゃ」って言っていたのが印象的。
宇宙人にもせかされているのですが、さすがにこの週末は込みすぎて大変だと思うので下火になった頃に・・・と思ってます。どうせ彼だって基本的なストーリ・ラインわかってるんだし(笑)。
但し、かなり映像的には「怖い」らしくて、「小さい子供には見せないのが一番だ」ともかなりのメディアが言っているので、どうしましょう・・・

Posted by: MM : May 20, 2005 4:51 PM

観てきちゃったので、新エントリーにてお返事にかえさせていただきましたm(..)m

でも、あれやっぱりお子さんにはお薦めできないですね。

Posted by: Ryu : May 23, 2005 10:15 PM

April 21, 2005

[ リレーエッセイ #87 ] 130ドルで旅をしろ、ってか?

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。南西風。(高)21度、(低)9度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット。海況おだやか。
 その後12時間:南西10ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 01:27 AM 1.3 m  High 07:46 AM 3.6 m
 Low 01:47 PM 1.1 m  High 08:01 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

朝から風が強く、寒い。この季節に南風吹くと、やっぱり冬っぽいな。

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨日のキノコ、食ってみた。さすがに愛娘には食わせなかったのだけど、僕も家人もピンピンしてる。
 美味かった。香りは、シメジとマイタケの中間のような感じで、歯ざわりはエリンギにちょっと似てるかな? 先日サンデーマーケットで買ってきたオランダ人(?)の売ってたバカ高いサフラン・ミルク・キャップより、数段美味かったぞなもし。

 お天気が怪しく、雨が降りそうだったので、食後ヘッドランプつけて慌ててもう少し採りに行ったのは言うまでもない。なんせ、濡れるとブヨブヨベトベトになっちゃうキノコだから。

 ワハハ、これから毎年4月になったら、このキノコが食えるぞ。嬉しいな。

  -------------------------------
  -------------------------------

新規参入のでこりん佐藤のリレーエッセイ#86 一万円ポッキリで何処にいける?よりバトンタッチ。

 何の予告もなく、いきなり走者が三人増えて驚いた。最初は編集長ごうちゃん&僕の三人で始めたのだが、そこにカミゾノさだっちょんが加わり、さらに今回ショージアツシでこりんの三人が一気になだれ込んできて、合計八人。
 なんかスゴイことになってきたぞ。面白いじゃん。
 今はまだ大人しく順番に回ってるけど、そのうち一人を集中攻撃とか始まるんだろうか? 七人相手に一人で奮戦ってのは、なかなか壮絶なことになりそうだな。でこりんを集中砲火にさらしてみるか? たぶん前の職場で鍛えられて、ずいぶんと打たれ強くなってるはず(笑)

 ちなみに、編集長、ごうちゃん、カミゾノ、ショージの四人は、もちろん僕にとっては旧知の仲。仕事仲間であり親友であり、ブラザー(シスター)であり、という関係。
 で、さだっちょんはというと、昨年度ウチの会社スリーデイ・ツアーに遊びに来てくれたので、二泊三日の旅を一緒に過ごした仲(怪しい関係ではありませぬ)。

 で、問題のG-Outfitter新入り二人組のアツシとでこりんだけど、僕は2003年9月に野遊び屋を引退して晴れて部外者となり、それ以来はまったくタッチしていないし、そもそもあれ以来日本にも行っていないので、G-Outfitterの新人と面識があるはずがない。あるはずがないのだけど、これがなぜだか二人とも知ってるんだから、始末が悪い(笑)
 しかもねぇ、実を言うと、あの二人が最初に顔をあわせた現場に、僕も居合わせたんだな、これが。

 でこりんは、2002年と2003年にG-Outfitterが受託してた、子供向けシーカヤック・キャンプ・プログラムのクライアント団体の職員で、彼がシーカヤックを覚えたのも、そもそもそのプログラムがきっかけだった。
 一方のアツシは、「プロガイド・ワークショップ2003」の派生プログラムとして開催した「ツアーリーダー・セミナー2003」の三浦半島会場に来てくれてた。実はでこりんもそこに参加してくれてたので、僕ら三人はそこで揃って顔をあわせてたというわけ。
 そのときの模様は、別の参加者の方がサイトで紹介してくださってるが、よく見ると二人ともちゃんと写ってる。「福井から参加のでこりん佐藤さん」って書いてある写真の、黄色い艇に乗ってるオレンジ色シャツが福井の佐藤さんでこりん。で、僕がタンデム艇の上に立ち上がろうとしている写真の、僕の背後に座ってるのがアツシだ。
 あのプログラム、疲れたけど面白かったなぁ。

 しかし、一年半後に連中が香川入りすることになるとは、思いもしなかったし、まさかこうやってブログでリレーエッセイを回すようになるなんて、誰が予測しただろう? 世の中どうなるか分からんもんだねぇ。

 今年秋(日本の秋ね)には「プロガイド・ワークショップ2005」のために、僕も久しぶりに香川にお邪魔することになるので、そのときまでには頑張って一人前のガイドになっててください>アツシ&でこりん

さて、前置きが例によってやたら長くなった。そろそろかんじんのリレーエッセイに入ろう。

 一万円で旅行計画立てろってか?

 こうやって皆が律儀に同じお題をまわしてるのをみると、ムラムラと強引に別の話題に切り替えたくなる天邪鬼な僕なのだが、数えてみるとメンツのうち半分しかこのお題を書いていない。しかも、特に面白そうなことを考えそうな、さだっちょんと編集長のところに回っていない。今話題を変えるのは、ちょいともったいないので、僕にしては珍しく、今日のところは素直にお題通り書いておくことにする。

さて、残念ながら、ここニュージーランドでは、一万円札は使えない。まずは両替だ。
 本日現在の為替レートは1ニュージーランド・ドル=77円20銭だそうだ。ということは、

 10,000円÷77.20円/ドル=129ドル53セント

 なるほど、約130ドルか。微妙な金額だなぁ。けちれば二、三週間はいけそうだし、下手すりゃ半日で消える。さて、どうするか。
 
予算が決まったら、次にだいたいの経費を計算しておかねばなるまい。

 一応車を使うことを想定して、まずはガソリンだが、最近はメチャクチャ高い。レギュラーがだいたいリッター1ドル30セント。旅ならセドリック・ステーションワゴン(ホントはライトバン)の方を使いたいところだが、こっちは燃費が悪いしエンジンも非力なので、パワーがあって燃費も良いブルーバード・ハードトップを使おう。こいつは遠出すれば、軽くリッター12kmは走る。ホントはもっと走るけど、まぁ少なめに見積もっておこう。
 ということは、100kmあたりの燃料費は10ドル83セントなので、約11ドル。う~ん、けっこうかかるなぁ。
 ちなみに1999年には、1ドルが50円を切っていた時期があり、同時にガソリンもリッター70セントくらいに下がってて、日本円換算するとリッター40円を切っていた。メチャクチャ安かったよなぁ。その頃と比べると、軽く倍以上……。

 気を取り直して宿泊費。テント泊とバックパッカーズ・ホステルと呼ばれる安宿を半々に使う感じになるだろうか。ニュージーランドの場合は、日本と違って場外キャンプが出来る場所がそんなにないので、どうしてもキャンプサイトを使うことになるが、価格はまちまち。国営のサイトならば5ドル前後だろうし、民営のモーターキャンプだと10ドルくらいだろうか。でも、おそらく民営のサイトは使わないな。
 一方のバックパッカーズは、今はドミトリーでも18ドルくらい取るところが多いようだ。高くなったもんだ。
 国営キャンプサイトとバックパッカーズを半々ということだから、ちょいと高めに見積もって、一泊平均13ドルということにしておこう。うむむ、これまたけっこう高い。

 さて、食費。家にいれば一人平均10ドルを切るのは簡単だが、旅行中はどうしても高くつく。昼なんかはカフェに入って食うなんてことも多いだろうから、最低でも一日15ドルは見ておく必要があるだろう。
 ビールは家から自家製を持っていくことにして、費用からは除外。

 有料道路の類はこっちにはまったく存在しないし、田舎に行くと駐車料金を取られることもない(都市部でも一時間数十円~せいぜい百円少々)ので、ガソリン代以外の交通費は計算しなくて良い。
 燃料費だけど、家にはまだたっぷりホワイト・ガソリンもLPGカートリッジもあるので、これまた経費には入れない。
 キャンプ道具やらアウトドア用具やらも、全部家から持っていくので無料。釣り餌も、庭でミミズ掘っていくし、もしカヤック持って行くとしても、リヴァー艇は自前、シーカヤックは会社からかっぱらっていくので、やっぱり全部無料。

 というわけで、経費はこんなもんか。

さて、次に大きな問題がある。一人で行くか、それとも家族三人で行くかだ。

 一人で行くなら、前段落の経費でOKだが、三人となると、宿泊費を一泊30ドル、食費を一日40ドルと割り増し計算せねばならぬ。っつぅことは、一泊二日で軽く100ドルを突破するので、二泊三日でさえかなり辛い。ガソリン代まで考えると、一泊二日でないと無理。

 節約しよう。宿は使わずテント泊。食事も全部自炊。そうすると三人でも、宿泊費一日10ドル、食費一日30ドルと計算できるので、一日あたり40ドル。二泊三日、七食と計算しても、全部で90ドル。40ドル残るので、全部ガソリン代に使うとすると往復360km、片道180kmのとこまでは行ける。ただし、他には一切金は使えない。博物館も見られないし、カフェでちょいとコーヒー一杯ってのも無理。もちろんドルフィン・スイムだの氷河ウォークだのラフティングだのという、ニュージーランドらしいアクティヴィティなんて、望むべくもない(いや、その手のアクティヴィティだけで一万円が軽く吹き飛ぶってば)。

 う~ん、どうしよ……。

 あ、ひらめいた。三人なら、ダーヴィル島シーカヤッキングだ。フレンチパスまでの距離は、おそらく120kmくらい。そのうち35kmくらいがダートロードなので若干燃費は落ちるだろうが、それでも往復30ドルもあればガソリン代は大丈夫だろう。
 で、島に渡ってしまうと、有料キャンプ場さえないので、お金は一切使えない。100ドル余ってしまう。困ったな。

 なぁ~んて心配する必要はない。何にもない島で、1ドルも使わずに2週間のキャンプ・シーカヤッキングすることが出来るのも事実なのだけど、実は一軒だけレストラン&ホテルがあるのだ。d'Urville Island Wilderness Resortがそれで、4年ほど前に一度だけ食事しに行ったことがあるが、こんな離島にあるとは思えないほど洒落てるし、味もなかなか。今回はここを利用して一泊二日の旅としよう。

 ウェブサイトには価格表がない(どんなサイトだよ!)ので、手元にある数年前の古いパンフレットを参照するが、一番安い部屋が二人で68ドル+子供追加で14ドル、合計82ドル。値上がりしてるだろうから、約100ドルは見ておいた方が良いな。これでめでたく130ドル、つまりキッチリ一万円。

 え? 島までどうやって渡るかって? 予算の関係でウォータータクシーは使えないので、もちろんシーカヤックを使う。会社からタンデム艇を借り出して、三人で乗っていく。ハッチに装着する子供用シート&スプレースカートキットをエイベル・タズマン・カヤックス初代オーナーのトムから借りれば、少々の海況でもまったく問題なし。
 この宿は東海岸にあるので、難所フレンチパスを抜ける必要もないので、子連れ一泊二日シーカヤッキングにはちょうどお手頃だ。

 あ、念のために申しあげておきやすが、「どなた様にとってもお手頃な子連れトリッププラン」じゃござんせんよ。あくまでも「僕にとって」の話ね。マルボロ・サウンドは天候変化が早いし、海上交通量も少ないので、いざというときのリスクは、エイベルタズマン国立公園とは比較にもならないってことは、一応明記しておきやす。

 ともかく、早朝家を出て昼前にフレンチ・パスの村から漕ぎ出せば、夕方にはチェック・インできるはず。翌日は、釣りしながらゆっくり帰ってきて、日暮れまでにカヤックを車に載せられれば良いや。

 よし、家族旅行プラン、一丁あがり。たぶん残金なし。もし余ったら、帰り途にコーヒーでも飲もう。ネルソンのマクドナルドくらいは開いてるだろう。

さて、次は一人旅パターンだ。こっちは金に余裕があるぞ。もう少し長く旅が出来るな。あるいは、パァ~ッと派手に散在するか?

 さぁて、どこに行こう? 北島は昨年6月に行ったばかりだし、一万円ポッキリだとヒッチハイクしないと辛いので却下。
 いや、ヒッチハイクも面白いし、「旅行記エッセイ」だったらネタとしても美味しいんだけど、「旅行計画エッセイ」にはまったく向かない。なんせ、計画が立たないとこがヒッチハイクの醍醐味なんだから。計画になってない計画書は、もうすでにショージが書いちゃってる。ありゃ、どっちかというと「犯罪計画書」だよ(笑)

 ま、それはともかく、北島が厳しいとなると、西島(豪州)はもっと無理なので、結局南島しかない。
 南島で行ってみたいところと言えば、なんといってもクライストチャーチのカジノ、なんてハズはない。一回行ったけど、あんなもんにハマるヤツの気が知れん。あ、ショージじゃないけど、元手を増やすのには良いかもしれない。でもスッたらそれまでか。イカンイカン、やめとこ。「破産計画書」になる。

 えっと、真面目に考えよう。今からだと、川のフィッシングシーズンはそろそろ終わりだなぁ。却下。

 サーフィンはアツシがもう書いちゃった。これも却下。

 ドルフィン・スイムとかホェール・ウォッチングなんかも良いんだけど、これはちょいと予算的に辛いか。却下。

 じゃぁ、フィヨルドランド国立公園に行って歩くか? もうそろそろミルフォード・トラックなんかも、予約なしで入れる時期だな。DOC(ニュージーランド自然保護省)のサイトでチェックしてみたが、冬季のハット(山小屋)の価格が出ていない。何だか派手に値上げしたっていう噂だけど、いくらくらいになってるんだろ? エイベルタズマン・コーストトラックと同じく、一泊25ドルとか言われると、もうお手上げだな。
 夏と違って好き勝手に歩け、好き勝手に泊まれるミルフォード・トラックとかルートバーン・トラックってのも魅力的だけど、考えてみればもうそろそろ雪降ってるだろな。寒いのは苦手じゃ。やっぱ却下。

あ、待てよ。やっぱりd'Urville Island Wilderness Resortを利用するっていう手があるんじゃん。パンフレットによると、朝食+ランチ/弁当+2コース・ディナーつきで一人一泊78ドルっつぅのがあるじゃん。値上げしてるとしても、90ドルくらい見ておきゃ大丈夫だろ。これ良いねぇ。

 もちろん、一人だったら、これ一泊だけってのはもったいない。会社からでかいシングル艇を借り出して、キャンプ・ツアーだ。天候が良く、なおかつ早朝潮が止まる日を選んで、まず初日にフレンチ・パスを突破して時計回りに島を一周しよう。
 西海岸は荒れるととんでもないことになるから、元気なうちに二泊三日で突破しちまおう。ガシガシ漕げば、きっと一泊二日でヘルズ・ゲイト越えも可能だと思うし、一日で西海岸全突破した友人の女性ガイドもいるけど、そこまで頑張るのは僕の流儀に反するので、やっぱり西海岸では二泊する。初日はサンディ・ベイ、二日目はスワンプ・ベイに泊まる。イヒヒ、あの二箇所は極楽なんだよな。

 で、三日目にヘルズ・ゲイトを越えて東海岸入り。そしたら釣り三昧しつつ、四日かけてのんびりちんたらd'Urville Island Wilderness Resortまで南下して、そこで上記のセットで一泊。10ドル余るから、よく冷えたグラスワインとビールもつけよう。
 翌日はやっぱり釣りしながらフレンチ・パスの村まで戻って、あとは家族旅行版と同じく、日暮れまでにカヤックを積んで帰途に着く。あ、最終日は島を離れる前に、アワビとクレソンもたっぷりとって、お土産にしなきゃ。魚も、ブルー・コッドと鯛とホウボウを釣って持ち帰りたいとこ。ガンバロ。

 以上、七泊八日、キャンプ六泊に宿で一泊の、ダーヴィル島一周シーカヤッキング計画、一丁あがり、これまた残金ゼロ。
 良いんじゃないの、これ? うん、これ良いよ。よし、これにしよう。
 
 って、結局全然目新しくないプランだな(^^; 何かいつもマルボロ・サウンドに行っちゃう。ま、いいや。

 で、家族旅行にしても、一人旅にしても、結局公営キャンプサイトもバックパッカーズ・ホステルも使わないことになってしまった。ま、いっか。

実はねぇ、6月の終わりに友人と、久しぶりにダーヴィル島を漕ぎに行くっていう話があるんだな。
 ただ、ごうちゃんがこっちに来る時期とモロに重なってるんで、ちょいと迷ってるんだけど。
 友人は「そいつもダーヴィル連れて行こうぜ」って言ってくれてるんだけど、さすがにニュージーランド着いた瞬間に家族放り出してダーヴィル漕ぎに行くのはマズイやろ?>ごうちゃん(笑)

うっし、何とか手堅くまとめたところで、えっと、どっちに回そう? 編集長は、娘さんのお誕生直後だし、息子さんは明日が三歳のお誕生日だよな、確か。きっと滅茶苦茶お忙しいだろうから、さだっちょんにバトンタッチ!
(今日は、我ながら気味悪いほど素直すぎるな。お迎えが近いのだろうか?)

  -------------------------------
  -------------------------------

「やっぱ一人旅だよ」と思った方は人気ランキングを、「家族旅行がよろしい」と思った方はranking.gifを、「カジノだよ、カジノ」と思った方は、身を滅ぼさないように気をつけてください。

投稿者 Ryu : 12:05 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1961
Title: [ リレーエッセイ #88 ]100万ドルの絶景がどこかですって?
Excerpt: ・・・・あら?そんなこと誰も言ってない? Ryuさん の[ リレーエッセイ #87 ] 130ドルで旅をしろ、ってか?からのバトンタッチ! だってさー・・・・皆さん、今日は日曜日ですよ! 日曜...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.04.25
Title: 樺の木を探してしまう日々。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 曇り、ときどき雨。南東の突風。(高)14度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】南東25ノット、ただしセパレーションポイントより...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.17
コメント

ダーヴィル、、、やばいよなー行くと、、、(^^;

ま、今回はカヤック無しで。

Posted by: ごう : April 21, 2005 10:40 PM

やっぱニュージーランドは野遊び天国ですねー。久しぶりに行きたくなってきました。

それにしてもペトロールが$1.3?!?
以前はCHCHで81¢ オークランドで79¢ぐらいでしたよね? 通貨が実力以上に暴騰してるのに、なぜ輸入品である石油の値段があがるんでしょう?不思議だ。

ちなみに東京だと高速代、ガス代、昼、夕飯で1万越えそうです。もちろん日帰りで。しくしく。

Posted by: Nori : April 22, 2005 4:33 AM

>ごうちゃん
やばいよな、やっぱり。
なんせ、アワビとり放題やし、タラも釣り放題やし、焚き火し放題やし。
やっぱり、やばいよな。

しゃーない、ごうちゃん抜きで行くか。


>Noriさん
そう、NZ$高いくせいに、ガソリンも同じくらい高いんですよ。
思えば、NoriさんがNZにいらっしゃった頃、NZ$は弱かったのに、ガソリンは安かった。
どういうことなんでしょ???


>ちなみに東京だと高速代、ガス代、昼、夕飯で1万越えそうです。もちろん日帰りで。しくしく。

下手すると、二人で映画観て軽く一杯引っ掛けるだけで、軽く一万円飛びますからねぇ>東京


Posted by: Ryu : April 22, 2005 8:58 PM

>なんせ、アワビとり放題やし、タラも釣り放題や>し、焚き火し放題やし。

ぐぐぐ、、、

Posted by: ごう : April 25, 2005 6:35 PM

April 5, 2005

[ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット。海況おだやか。
 その後12時間:変風10ノット

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 12:17 AM 1.3 m  High 06:48 AM 3.5 m
 Low 12:55 PM 1.1 m  High 07:18 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

快晴、無風。インディアンサマー。良きかな。

昨日は大家の電話番ででネット接続できず
 昨日のログ↓

【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
曇り
雲が次第に広がる。遅くには雨。北風。(高)24度、(低)9度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:北西20ノット、午前中に30ノット。その他:変風10ノット、午前中に北西20ノットに。夕方に南25ノットに。海況は次第に荒くなる。
 その後12時間:南西15ノットに落ちる。

 【暴風警報】北10ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午前中に35ノットに上がり、夕方に25ノットに落ちる。北部の海況は一時非常に荒くなる。北の波、1m。
 その後12時間:

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:21 AM 3.3 m  Low 11:44 AM 1.3 m
 High 06:03 PM 3.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

大嘘。朝から快晴で、風もなく、超インディアンサマーで暑いの何の。焦げるかと思った。
 詳しくは後日アップするが、ゴールデンベイの釣堀に鮭を釣りに行ったのだが、そこのスタッフも暑すぎて今日は釣れないかと思った、って言ってたほど。1.5kgのがちゃんと釣れてホッとしたが。

  -------------------------------

T君は、うちにカヤックを置いて、カフランギ国立公園に二週間ほど山篭りをしに行った。トラウト・フィッシングとテーブルランドのトランピング三昧をする気らしい。二週間たったら、レゲエのおじさんのような臭いを発しながら戻ってくるのだろうか?
 留守の間に、ヤツのグラス艇を仕事に使ってボロボロにしておいてやろうかな(笑)

  -------------------------------

シーカヤック・ガイド「Ryu」じゃなくて、ライター「リュウ・タカハシ」の仕事の件。
 ここのところローカル誌関連の仕事が多かったのだが、久しぶりにどこからでも読める連載が開始。

 ◇World Bazaar 21「各国いまどき報告」

 BSフジで毎週日曜11:30~12:00放送されている『ワールドバザール21』という番組があるそうなのだが、番組公式サイト上に世界中から毎月レポートが寄せられていて、今回ニュージーランド編を僕が担当することになった。

そういえば先日ある方から「このブログは、プロのライターが書いているにしてはお粗末!」というありがたいお叱りを受けてしまったのだが、ブログ名副題にある通り、ここは「ライター リュウ・タカハシ」のブログじゃなくて、あくまでも「シーカヤックガイド Ryu」が好き勝手無責任に駄文を書き散らすブログ、というつもりで運営しているので、そこのところよろしくです。

 ちゃんと推敲もしないで毎日ポンポンポンと書き散らしてるんで、とてもここの駄文には「リュウ・タカハシ」の署名は入れられないっす(^^;

 ホント言うとね、リュウ・タカハシ名義のブログも別途用意しようかと思ったこともあるんだけど、リュウ・タカハシの署名入れるには、しっかり推敲してある程度のレヴェルの分に仕上げなきゃいけなんで、頻繁にアップするとしても週に一度が限度。きっと月一とか、二ヶ月とか一度がせいぜいになりそうで、それならブログにする必要ないじゃん、『パドルの向くまま、気の向くまま』で十分じゃんと気づいたので、さっさとやめたのであった、ハハハ。なんでもかんでもブログにしてしまうっていう風潮も嫌いだしね。

  -------------------------------
  -------------------------------

リレーエッセイ#78の続き。

 「きっかけ」で書けとのことだが、熱心なリレーエッセイ読者の皆様はすでにもうお気づきの通り、ごうちゃんは「きっかけ」と題するリレーエッセイを昨年12月25日にすでに自分で書いてて、後半なんて今回とまるっきり一緒で、ご丁寧にも最後に僕に「きっかけ」っていうお題を投げて来てるところまでまったく同じ(笑)
 もちろんそれを受けて、僕は翌日に原点。と題した「きっかけネタ」を書いてるんで、今回は却下。

が、しかし、「きっかけ」を却下すると、野球ネタになるか。アウトドアネタじゃなくなっちゃうなぁ。いまさら、よく知らない浮き球ベースボールのことも書けんし。ま、いっか。

 さすがごうちゃん、鋭い。僕も野球はどっちかって言うと苦手でね。
 もちろん草野球の真似事はやったし、小学校低学年の頃はスポーツ少年団のソフトボールにも入ってたんで、小さい頃は特に苦手意識もなかったんだけど、4年生になってから剣道の方に変わったんで、バットを握る機会はほとんどなくなった。

 それに加えて、小学校の間ずっと両目とも2.0を誇っていた視力が、中学に入ったとたんに、勉強もせず、本も読まず、TVも見ないという、目に優しい生活をしていたにもかかわらず(じゃぁ何をやってたんだろう???)、なぜか突然ガタガタと落ち始めた。それもなぜか右目だけが急降下してしまったので、遠近感を失ってしまった。

 高校のときは体育で野球があったが、ピッチャーの投げる球を打てないのはもちろん、フライがあがると平気で10mくらい落下点の目測を誤るので、死ぬほど嫌いになった。
 っつぅか、メガネかけろよ(笑)

 正直にいえば、球技は全般的に苦手。野球は上記の通りだけど、サッカー、バスケットボールなどの「チームでゴールを目指す系」のはもっと苦手。決して運動神経が悪い方ではないのだけど、大人数が走り回っている中でボールをポンと渡されると、どう動き、どこへボールを回せば良いのか全然分からなくなって、ボールをくれた人に「つき返す」のが常だった。
 野球だったら、バッターなら球を打って走ればいいし、野手なら捕球して一塁で走者を殺せばいいと、やることがハッキリしてる。バレーボールも、相手からの球はセッターに返し、セッターはアタッカーに渡し、アタッカーは相手に球を返せば良いと、これまたシンプル。こういうのなら分かるんだけど、戦略的に動かなきゃいけない類の球技はダメだったなぁ。
 ついでに言えば、何より嫌いなのが走ることだった。これは今も変わってなくて、ジムでウェイトトレーニングはやっても、ジョギングはやらない。だから、サッカーなんて僕にとっては悪夢以外の何者でもない。

 だから、かろうじて苦手意識を持たずにすむ球技は、バレーボールだけだった。が、チビなので、これもハンデは大きい。ブロックもアタックもほとんど役に立たないんだから。

 というわけで、学生時代を通じて、体育っていうのは憂鬱な科目だった。クラブ活動では剣道部に入ってたりしたので、身体を動かすことが大嫌いというわけじゃなかったのだが、体育の授業の雰囲気とか、運動会の雰囲気とか、あぁいうのは大嫌いだったな。
 剣道がある学期だけは、例外的に通信簿に「5」がつくので、ホッとしていたけど。

ニュージーランドに来て初めて知ったのが、「スポーツというのは、楽しい遊びである」という、当たり前のことだった。
 「上手にやる」とか「良い成績を収める」とか「上達する」とか「体力増進」だとか「精神鍛錬」だとかのような、日本ではスポーツについて回る諸々の啓蒙的な臭いがない。何年やっても全然上達しないでヘッタクソのまんま、それでも当人も周りの人間もニコニコと機嫌よくスポーツを楽しんでいる人が多いこと!
 だから、同じスポーツの愛好者の平均レヴェルを比べれば、技術的には日本人の方が圧倒的に上手いんじゃないかと思う。カヤックだって、日本人カヤッカーの方が、キウィカヤッカーより華麗に漕げる人が多いと思う。

 でもアマチュアだったら、「楽しんだ者勝ち」だからね。

 以前のリレーエッセイにも書いたことがあるのだが、sportという英単語の語源が「暇つぶし」だと知るに及んで、なるほどと思った。
 欧米の「スポーツ」は、やっぱりあくまでも余暇の遊びらしい。中にはエスカレートして本格的に道を極めようとする人ももちろんいるが、基本は「遊び」だ。

 ところが、日本の「体育」は、そもそもが「富国強兵のための体錬」がその源流にあり、21世紀の今になってもなお、その封建的な雰囲気を引きずっているような気がする。
 欧米の映画にも、軍隊のトレーニングの様子を描いたものがときどきある。最近観たヴィデオの中だと、『ソルジャー』とか『スターシップ・トルーパー』なんかにそういうシーンがあった。あの訓練の雰囲気は、まさしく僕が子供の頃感じていた「体育の授業」とか「スポーツ少年団」のイメージに符合する。

 だから日本の場合は、やるからには「道を極める」のが正道である、という雰囲気がいまだに根強く、「いえ、僕は単に遊び半分でやってるんで」っていう人は、若干肩身の狭い思いをどこかに引きずっていたりする。
 現に僕も、日本人アマチュアカヤッカーが「始めてからもう○年になるんですけど、年に数回しか漕がないんで、いまだに下手糞で……」と、恥ずかしそうに、申しわけなさそうに言うのを、何度耳にしたことか。

 関係ないじゃん、カヤックなんぞ、楽しく遊べればそれで良いんじゃないのぉ?

 ってなわけで、僕自身も日本の体育教育のせいで運動嫌いになってしまった「犠牲者」の一人という自覚がある。そんな僕が、封建的な臭いの少ないアウトドアの世界に足を向けたのも、ある意味当然だったような気がする。ま、以前書いたように、そもそもそれ以前からそういう「素質」があったんだろうとは思うけど。

ちなみに、僕がシーカヤックを知ったのは、ニュージーランド人冒険シーカヤッカーのポール・カフィンが、初の日本一周エクスペディション挑戦中のことだったから、1985年のはずだ。それ以前から『Be-Pal』誌で野田知佑氏の連載を楽しみに読んでいたので、大学に入った1987年の段階ですぐにカヌーを始めていたっておかしくはなかったし、実際始めようと思っていた。
 だが、「一人でやると死ぬぞ」というアドヴァイスを聞いてやめちゃったのだ。だって、「スクール」の類には行きたくなかったから。僕がもし体育の授業が好きな人間だったら、すぐにスクールの門を叩いてカヤックを習っただろうが。

 今はたくさんの日本のプロカヤッカーとも親交があり、彼らがやっているのは、僕の嫌いな「体育の授業」とは程遠い楽しいものであることも知っているのだが、エイベル・タズマン国立公園にいらっしゃる「体育嫌い」の日本人のお客様を眺めていると、今の二十代の人たちも、20年近く前の僕とそう変わっていないなと感じる。世界中のお客様を眺めていると、本当に日本人は運動嫌いの民族だなぁと思う。
 つまり、日本のアウトフィッターの営業妨害をしているのは、案外学校の体育教育なのかもしれない。

  今の小学校や中学校の体育の授業はどうなのだろう? あいかわらず、なのだろうか?

さだっちょんは、体育好きな子供だったのだろうか? 野球少女だったおは思えんが、でも案外……。

 というわけで、とりあえず回してみよう。

あ、そうそう、忘れてた。

これだけ止めたのって新記録やよね?一番は良い事だ。(開き直り)

 残念でした、タイ記録。編集長の[リレーエッセイ#72 竹パン]が、同じく中五日の記録を持っている。

 ということで、新記録は中六日、つまり一週間後やね。がんばってどなたか更新して下さ……、するなぁ!(笑)

  -------------------------------
  -------------------------------

体育大好きだった方は人気ランキングを、体育大嫌いだった方はranking.gifをクリックしてください。
 調査結果は、100年後に発表します。


投稿者 Ryu : 2:52 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1849
Title: [ リレーエッセイ #80 ]野球少女の定義
Excerpt: Ryuさんより[ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。からのバトンタッチ いや〓〓。今日はヒッサビサにエアロビクスしていい汗かいてきたとこに、なんとタイムリーな話題でしょう...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.04.07
コメント

March 22, 2005

[ リレーエッセイ #73 ] ドングリクッキー。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ、風おだやか。(高)22度、(低)12度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:南東15ノット。その他:変風10ノット、午後一時北に変わる。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 01:31 AM 1.6 m  High 07:55 AM 3.3 m
 Low 01:47 PM 1.3 m  High 07:55 PM 3.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

サマータイムも終わり、秋分の日も過ぎると、「秋ィ!」という感じが前面に出てくるな。晴れると暑いインディアンサマーで、昨日なんかも泳いだんだけど、ちょっと曇るとやっぱり秋だ。

 ほぼ予報通りながら、ちょっと曇りがちで、どっちかというと「晴れときどき曇り」かな。

  -------------------------------
  -------------------------------

編集長の[リレーエッセイ#72 竹パン]よりバトンタッチ。

 キャンプツアーに出てたりしたせいもあって、ずいぶん間が開いたな。前回はいつだっけ? 8日だから、2週間ぶりかぁ。

 さて、ドングリクッキーに、ドングリコーヒーか。
 
 ん? ドングリコーヒー!!??

あ、突然思い出した!
 完全に忘れてたのだが、そういえば高校生のときにドングリコーヒーを作ろうとしたことがあったんだった。
 皮むいて、渋を抜いて、細かくして乾燥させるところまでは上手くいってたのではないかと思うのだけど、その後の焙煎がなぜかうまくいかず、コーヒーを飲むところまでいかなかったんだった。
 何がいけなかったんだろう??? 今となっては参考としたレシピも不明ならば、自分のやり方もちゃんと覚えていないので検証のしようがない。残念。
 高校生の頃ということは、たぶんレシピの出所はビーパルだったんだろうと思うけど。

それはさておき、ドングリクッキーって、実はタイムリーなネタでね。いや、タイムリーというより、タイミングが悪いと言った方が良いのかな?

 実は、

縄文人になる!―縄文式生活技術教本
『縄文人になる!―縄文式生活技術教本』
 関根 秀樹 (著)

の中に、ドングリクッキーが出てくるんだわさ。どのドングリがどんな味で、渋が強いだの、甘味がどうだの、虫が食いやすいだのの、ドングリごとの詳細解説つきで。
 まったくこの本はスゴイよ。もってない人、マヂですぐに買った方が良い。野遊び好き、里山遊び好きは必携の書。

 ま、それは良いんだけど、そんなわけで家人と二人でドングリクッキーに興味を持って、こっちのドングリでどれが食えるんだろうと、ちょうど物色中だったんだわさ。
 ニュージーランド原生種にはドングリのなる樹はないので、全部外来種。でもおそらくそのほとんどが英国からのものなので、ちょっと見慣れないドングリが多いの。

 で、先日家人が図書館の横から持ち帰ってきた大振りなドングリ(マテバシイに近い?)が、皮むいてかじってみると、生でもほとんど渋みがなくて、なかなか有望そうなことを突き止めた段階だったのだ。

 これからコイツをいっぱい拾ってクッキーを焼いたりして、思いっきりブログネタにしてやるべ、ウッヒッヒッと、企画をホクホクと暖めていたところに、いきなりさだっちょんが

そんなわけで編集長お願いします。
ドングリクッキーって知ってる?
と、タイムリーというよりも、僕にとっては思いっきりフライング気味でネタを振ってくれやがった……。

 うぅぅ、あと一ヶ月待って欲しかったっす、そのネタ……(泣)

っつぅわけで、今鋭意研究中につき、しばしお待ちを。

 って、なんだかまったく僕らしくないエッセイだな。いや、虚を突かれたとは、まったくこのことで。いやぁ、参った。
 っつぅか、いつもさだっちょんの後手後手に回ってる気がするなぁ(^^;

 あ、そういえば昔、レインウェアのネタを書いて、翌日アップしようと思ってたら、編集長に同じネタを先にアップされたってこともあったな。
 何なんだ、このシンクロニシティーは???

 ま、いいや。次はごうちゃんに回しとこ。

  -------------------------------
  -------------------------------

「もうその本持ってるもんね」という方は人気ランキングを、「これから買う」という方はranking.gifを、「絶対買うもんか!」と、なぜか意地になってらっしゃる方は、両方をクリックしておきましょう(笑)


投稿者 Ryu : 10:42 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1764
Title: [ リレーエッセイ #74] 自然からの恵みはたのし
Excerpt: [ リレーエッセイ #73 ] ドングリクッキーからバトンタッチ シイノミのどんぐりクッキーを知人が作ってくれて 食べた事あるけど、こおばしくてほのかな甘みが最高で かなり美味かったで...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.23
コメント

こんにちわ、ヤースです。
どんぐりクッキーよりも、「見慣れないどんぐり」って方にピクピクしてしまいました~。
「見慣れない」って、もしかして、あんな形や、こんな形してるのかなぁ~なんて。
また紹介してくださいね。

Posted by: ヤース : March 22, 2005 4:34 PM

こんにちは、ヤースさん。

ドングリって、日本でも地方によって色々なんで、ひょっとしたらある地方の方には、「なんだ、それだったらウチの近所いくらでもあるべ」だったりするかもしれないんですけど、またそのうち写真出しますね。

Posted by: Ryu : March 22, 2005 8:41 PM

今さっき...アマゾンでまたポチッと押してしまいました。これでRyuさんに唆されて?買った本は何冊目になったことやら。笑


今さっき...友人(前回のコメント参照)と電話で話しました。残念ながらこちらの知り得る以上のことは彼女もわからず、随分と心配していました。一刻も早い発見を祈ります。

Posted by: patalow : March 25, 2005 6:56 PM

「そそのかされた」だけですよね?
「だまされて」はいないですよね?(^^;

いや、良い本ですから、大丈夫っす。
patalowさんだったらきっとお気に召します。


Posted by: Ryu : March 27, 2005 10:31 AM

翌日には届きましたよ。さすがAmazon。
そしてざっと斜め読み...あれ?読んだ事あるなぁと思ったら、昔Outdoorで連載してたやつですね。笑
でも予想以上に面白い!買ってよかったです。騙されずに済みました。笑

そういえば昔、クヌギの実を集めてパンケーキ(のようなもの)を作ったことがありましたよ。全クヌギ粉でやってみようと思ったけど、いまいちうまく固まらず2割程小麦粉を使いました。でもなかなかのお味で満足。今年は久々に集めて作ろうかな。

Posted by: patalow : March 29, 2005 1:33 PM

ね、面白い本でしょ?
関根先生の本は、とりあえず今まで買った中ではハズレはなしです。

二割小麦粉、なるほど経験者の貴重なご意見、ありがとうございます。

Posted by: Ryu : March 29, 2005 10:41 PM

March 8, 2005

[ リレーエッセイ #67 ] ゴミの話なら、僕にも一言いわせてくれ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り日中は晴れ。夕方から雨。北風。最高気温21度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
 【暴風警報】セパレーションポイントより北:西15ノット、午後に北西30ノットに。その他:南西15ノット、昼過ぎに北に変わる。北部の海況は荒くなる。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:46 AM 1.1 m  High 09:11 AM 3.8 m
 Low 03:11 PM 0.9 m  High 09:34 PM 3.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

良い天気。秋晴れだねぇ。夜、ホントに降るのかな?

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨日のエントリーで愛娘の熱が下がったと書いたが、夕方風呂に入れたとたんに高熱がぶりかえし、今朝になってもまだ39度くらいある。ノドをやられてるし、目も痛いらしい。一昨日の段階では熱中症かと思ったが、最初から風邪だったんだな。判断を誤った。本日午後医者に連れて行くことに。

 ところで彼女、一眠りして機嫌が良くなって夕食をとった後、突然
 「ジュースのんでおしっこ、ジャンケンポン」
とのたまった。
 何それ? キミのオリジナル?? なかなか語呂もセンスも良いではないか。どっかの地方でそういう言い回しがあるって言われたら、信じちゃいそう。さすが僕の娘だ(出たぞ、親バカ)。

  -------------------------------

日記って、一年たって初めてありがたみが出てくるんだな。ここ数日、昨年のちょうど今頃の過去ログを読み返していたのだが、なかなか面白い。「えっ、あれからもう一年たったの?」ってなこともあれば、「あれぇ、まだ一年しかたってなかったっけ?」ってこともあるし、完全に失念していることもあって、人間の記憶がいかにあやふやなものかがよっく分かる。
 特に愛娘の言動なんかは、「へぇ、一年前ってこんなもんだったんだっけ?」ってなもんだ。こっちの記憶力が、あっちの成長速度にまったくついていけていないんだね。

 そんな中で、ちょいと面白いこと発見。昨年の一昨日(2004年3月6日)のエントリーによると、この日が昨シーズン挑戦していた「ノートウイング記録」が敗れた日だったようなのだが、そういえば今シーズンはまだトウイング一回もやってないじゃん!
 最後のトウイングは5ヵ月半ほど前の昨年9月21日。これって昨シーズンの終盤なんだよね。
 昨シーズンと違って全然意識してなかったんだけど、そっかぁ今シーズンはまだ記録更新中だったのかぁ。ひょっとすると大記録達成か???
 とはいえ、昨シーズンは週5日勤務で今シーズンは週4日勤務だし、天候だって昨シーズンの方がずっとヒドかったので、今シーズン記録更新中なのはそんなに自慢にならんのだけどねぇ。昨シーズンの方が記録的にはすごかったと思う。
 そもそも、こんなことを書いたとたんに記録が敗れるというのが相場。突き指の具合良くないので、まだしばらくはトウイングはやりたくないんだけどねぇ。

 などと日記の面白さを再確認している今日この頃。これが二年、三年経つと、もっと面白いんだろな。
 っつぅか、プロのくせに今までちゃんとログブックをつけていなかったのが良くねぇんだよな(^^;

  -------------------------------

げげげ。さだっちょんがまたやりゃ~がった。
 昨日編集長が#65をアップしたから、きっと律儀なさだっちょんはすぐに今日#66をアップ、そしたらたぶん明日僕のとこに#67が回ってくるんだろなと計算していたんだけど、さだっちょんの得意技「翌日どころか、その日のうちにすぐさま続きをアップ」が二回連続で炸裂。ったく油断ならんなぁ……(^^;
 ちなみにこの技の元祖は編集長だし、ごうちゃんもたまにやることがあるので、こうなると誰一人として油断ならん。

それはともかく、さだっちょんの[ リレーエッセイ #66 ]カヤックから見えるものからバトンタッチ。

 さて、こりゃ真面目に書かなきゃいかんネタだな。毒を吐いた後、もっと強烈な毒を吐くに決まってる僕のところに回して、自分を目立たなくするという手は、非常に正しいかもしれない(笑)

 さだっちょんの文章には、「ニュージーランドに住んでる人間がこれを言うと、嫌味になるかもなぁ」と思ってあえて僕が口をつぐんでいるような話がポンポンと飛び出してくる。けっこう感じていることとか考えていることが似てるというか。きっと岩手がニュージーランド並みの田舎なのだろう。いや、褒めてるんだよ。

 というわけで、僕も毒吐くか。今回は特にネタを発展させずに、そのまま「僕の場合」を書いてしまう。過去に色んなとこで書いたことのある話なので、「またか」って方もいらっしゃるかもしれないが……。

僕はこっち(ニュージーランド)でカヤックを覚えた。1998年10月初旬のことだ。日本で初めてパドルを握ったのは2001年6月1日、場所は徳島県は鳴門の近く、島田島だったので、僕はニュージーランドで2年半の間純粋培養されたということになる。

 島田島を初めて漕いだときを思い起こしてみると、最初はやっぱり人工物だらけの海岸線に戸惑った。頭上には巨大な横断橋がドカンとそびえたっているし、海岸線も自動車がブンブン走り回り、建物も無数に目に入る。普段、人工物が目に入らないところで漕いでいるので、これだけでも相当な違和感だ。
 いや、人工物だらけでも、それが美しければ良いんだけどね、全然美的じゃないんだ。

 次に面食らったのは、コンクリート護岸の上をカヤックを担いで運んだりカヤックを下ろしたりというとこ。「ゲゲ、日本のアウトフィッターはこんな危ないことをお客様にやらせてるのか?」と思ったっけな。という書き方をすると、アウトフィッター側の責任みたいだけど、要するに安全が確保できるビーチへのアプローチがないということがショックだった。

 ただ、漕ぎ出したとたんに感じたのは、「え、瀬戸内でもこんな水がきれいなところがあるんだ!」ということ。僕は岡山市出身なので瀬戸内の水は透明度が10cm以下と思い込んでいた。同じ瀬戸内でも、太平洋と水が出入りしている東の方はこんなに水が澄んでいるだなんて、全然知らなかった。だからそれまでの違和感は吹っ飛んで楽しくなってきたのだった。

 漕ぎ出してまもなく、海面に漂うゴミが眼に入った。いつもの通り反射的に漕ぎ寄せて拾い上げた。エイベルタズマン国立公園といえども、ゴミが皆無というわけじゃない。一ヶ月に一度か二ヶ月に一度は、漂流しているゴミに出くわすことがあるし、ビーチにもついうっかり回収し忘れたと思われるゴミが転がっていることが、週に一度ないし二週に一度くらいはある。もちろんそういうのを回収するのは、ガイドの仕事の一つと心得ているので、カヤックに乗る大きさのゴミならば必ず拾うようにしている。

 で、その習性で島田島でもそれをやった。
 ところが、ふと海面全体を見回してみて絶望した。それまでは巨大人工物や定置網、往来する多くのパワーボートなどに目を奪われて海面の細かいところなんて見ていなかったんだけど、よくよく見ると海面びっしりゴミだらけ。ゾッとしながらビーチに目を移すと、ビーチの両端にはうず高く積み重なったゴミの山。
 グルリと首を回して目に入ったものだけを勘定しても、トラック何杯分になるのか見当もつかないほどのゴミ、ゴミ、ゴミ……。エイベルタズマン国立公園でこれだけのゴミに出会うには、きっと千年くらいかかるぞ。

 目の前が暗くなった。そうだった、瀬戸内は水の透明度が低いだけじゃないんだ、ゴミの海なんだった。海水に負けないくらいゴミが多い場所なんだった。ニュージーランドボケして、そんなことさえ忘れていた。

 僕は拾ったゴミをカヤックに積むことなく、そのまま海面に落とした。あのときの屈辱感ったらなかった。
 Gアウトフィッターの連中やホライズンの尾崎さんなんかは、そんな僕を、哀れみの混じった変な目で見ていたっけ。

翌年から、島田島よりも少し西に位置する香川県東部の海で仕事をするようになった。野遊び屋のホーム馬篠も、やはり水は美しい。条件がよければエイベルタズマン国立公園そっくりになることもあるほどだ。

 だが、やっぱりゴミが多い。特に風が吹いたあとなどは、本土も島もビーチはゴミだらけになる。
 でも、僕は島田島の屈辱感を二度と味わうたくなかったので、無駄な抵抗とは知りつつも、海面を漂うゴミは可能な限り拾い集めて持ち帰るようにしていた。日本人は欧米人に比べて巡航スピードが格段に低いので、エイベルタズマンで仕事しているときよりもはるかにパドリングに余裕があるわけで、それならと目に入るゴミには片っ端から漕ぎ寄せて意地になって拾っていた。
 ガイドの僕がやってると、競争のようにしてゴミを拾い始めたグループもあったっけ。競争が成り立つほどゴミが多いってのもどうかと思うが。

 しかし腹が立つのが、モーターボートで釣りやシュノーケリング(というか密漁)に来ている連中や、漁師。僕がゴミを拾い集めているのを横目で見ながら、ボートの上から缶やタバコの吸殻をポイと捨てくさる。
 今捨てられたばかりのゴミを、ソイツの目の前まで行って無言で拾ったこともあるが、本人たちは悪いことをしたとさえ思っていやしないので悪びれもしない。変なヤツが変なことやってるってな目で、かえってこっちを胡散臭そうに見るだけである。
 あ、そういえば堰堤からの釣り人もけっこう捨ててたなぁ。海水浴客が、スイカの皮を子供に海に投げ捨てさせているところも目にした。
 ゴミを拾ってみれば、故意に捨てられたと思しき釣具、漁具の多さにもうんざりする。

 どれもキウィに見せたら卒倒するような所業である。

 よく言われているのは、海が汚いのは川にゴミが多いからである、ということ。川に捨てられたゴミが、水量が増えたときに海に流される、と。
 確かにそれはあるだろう。だが哀しいことに、日本では海を汚しているのは、川にゴミを捨てる自然に無関心な陸上生活者だけではない。海に遊びに来ている人間が捨てるのだ。釣り人、海水浴客、ダイヴァー、ピクニック客、ジェットスキーヤー、そして漁師。海はお前らのゴミ箱じゃねぇ!
 環境問題がこれだけやかましくなってきているのに、こういう輩も決して少数派ではないというのが、日本の現状だ。

さだっちょんの言うとおり、人工建築物に関しても僕は過剰だと思うし、陸からの表の顔は化粧してあるものの、水面から見るそれらは正視に耐えない異形をさらしていることが多いことも知っている。街作りに関して、そうした水面からの視点が欠如しているというのが今の日本人の大きな弱点だと思うし、香川は高松で街作りのグループに講演を頼まれたときもそれをメインのテーマに喋ったことがあるので、さだっちょんの主張は痛いほど分かる。

 が、そうした水に親しむ街作りにまでツッコミを入れ始めると収拾がつかなくなるので今日のところは控える。今日の敵は、あくまでもゴミだけにしておこう。

 ゴミ、ほんと何とかしないとやばいよ>ジャパン

 やっぱりさだっちょんが書いてて、「あ、これ書いちゃっていいのか!」と思ったことに、都会は臭いというのがあった。正直言ってニュージーランドから東京に移動すると、しばらくは臭いに閉口させられる。
 夏季は湿度も温度も非常に高い国なので、汗臭いというのは仕方ないと思うから我慢するし、同時に香水臭い電車というのもやっぱり我慢する。あれだけ臭けりゃ、そりゃ香水の一つもつけたくなるだろう。
 しかし、ゴミの放つ腐臭のヒドサはどうよ。新宿も渋谷も皆さん着飾ってカッコつけて歩いてらっしゃが、オタクさんら腐臭プンプンのゴミ溜めのような通りで、よくそんなカッコつけられるよなぁ。ギャグのつもりか?

 言っておくが、僕は子供の頃からかなりひどいアレルギー性鼻炎持ちだったので、臭覚はどっちかといえばニブイ。その僕がこういうんだから、ジャパンはゴミの腐臭に包まれているといったって大げさじゃないのかもしれない。

 もちろん、海だって例外じゃないよ。ウソだと思ったら、一回エイベルタズマンに来て香りの違いをかぎ分けてみるといい。ここの海は「無臭」だし、海水浴した後もべたつくことがないので、シャワーも浴びずにそのまま寝袋にもぐりこめてしまうのである。淡水と変わりゃしない。

もう一回言っておこう。
 ゴミ、なんとかしようぜ。
 僕はジャパンの住民じゃないけど、それでもジャパンに行ったときは可能な限りゴミ拾い集めてるぜよ。住民がやらなくてどうするよ?

 諦めてる人には、「ニュージーランドを見ろ」と言おう。やれば出来るという好例が、ここにはある。世界中からモラル意識の違う観光客が大量に押し寄せるこの地でさえ出来るんだ。日本で出来ないはずないじゃん。

 今「モラル意識」と言ったが、文化によって「自分のモノ」「他人のモノ」「公共のモノ」の線引きはかなり異なるし、「他人のモノ」や「公共のモノ」に対するスタンスは大いに異なる。日本人には信じがたいかもしれないが「他人のモノは、自分のモノ」という意識を持つ文化だってあるのだ。
 日本人は「他人のモノ」は尊重して不用意に手を出さない代わりに、「公共のモノ」は壊そうが汚そうがへいっちゃらという特徴があるように思う。だから自宅はキレイでも、一歩外に出ると汚し放題という人間が非常に多い。デパートや駅のトイレを、自宅のトイレと同じようにキレイに使う日本人は、ほとんどいない。公共トイレだったら、髪をとかしたらそのまま散らかしっぱなし、ビショビショにしても濡らしても放ったらかし、って言う人がほとんどだろう。これが日本人の特徴らしい。
 これだって、公共意識の強い欧米人から見ると、けっこう信じがたいんじゃないかなぁ?
 日本のゴミ問題って、この国民性が現況の一つなのは間違いないと思う。

 でも、日本人以上にマナーの悪い文化圏からも観光客がたくさん押し寄せてくるニュージーランドで、ゴミのないキレイな国が保たれているという事実は忘れないで欲しい。やれば出来るのである。
 「どうせムリ」という諦めが、今の状況に免罪符を与え、ジャパンを汚す共犯者になってしまっているということをよく自覚して欲しいと思う。
 足を洗うのは簡単。今から目に付いたゴミを拾ってゴミ箱に捨てるだけ。汚したいなら、自分の家だけにしておきなさいって。
 ちなみに自慢じゃないが、我が家はけっこう汚い。外は汚さないが、自宅はどうもキレイに出来ないタチだ(笑)

ちなみにさだっちょんの

(あんまりビーチコーミングの意味わかってないかも)
の部分に返信。

 僕自身の定義も正しいかどうかはよく分からないんだけど、いわゆる趣味としてのビーチコーミングっていうのは、ヴォランティア・慈善事業としてのビーチ掃除とはちょいと意味合いが違って、「珍しい漂着物を拾い集める遊び」という要素が強く、僕や編集長が目の色を変えているのは、どっちかというこちら。
 野遊び屋なんかも定期的に「クリーンナップツアー」なるビーチ掃除ツアーをヴォランティアでやっているけど、あぁいうのは普通はビーチコーミングとは言わないと思う。

 ただしさだっちょんの言うとおり、ビーチコーミングを趣味にする人はビーチの掃除をする機会も多いだろうし、仮に掃除までしないとしてもゴミの山を目にして、いやでも「分かった人」になってしまうというのは事実だと思う。

短時間で書き飛ばしたので、まとまりもなくただただ言いたい放題になっちゃったけど、まぁいいや。
 さて、さだっちょんに投げ返す、編集長に投げるという手もあるけど、とりあえずごうちゃんに回すか。

 よろしく>ごうちゃん

追記(7月14日)。
 来年の来航がほぼ本決まりとなったホクレア号、日本の漁業文化に興味をお持ちなんだとか。
 
 ◎航海カヌーを愛でる「棚が違った」

 ゴミ捨て文化を見られないようにしなきゃ。

  -------------------------------

「まったくだ」と思った方は人気ランキングを、「お恥ずかしい」と思った方はranking.gifをクリックしておいて下さい。

投稿者 Ryu : 11:29 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1684
Title: [ リレーエッセイ #68] ・・・
Excerpt: Ryuちゃんのエントリー [ リレーエッセイ #67 ] ゴミの話なら、僕にも一言いわせてくれ。からバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.09
Title: 棚が違った
Excerpt:  今月に出たTarzan別冊『Jane Beautiful2 本当の「キレイ」な暮らし方』の中に、かなりまとまった量のホクレア号特集があり、昨年の「Navigating Change」プロジェクトの時にホクレア号に搭乗...
From: 航海カヌーを愛でる
Date: 2005.07.14
Title: 大記録達成前夜
Excerpt: ■実は、明日、大記録が達成できるかもしれない。  ◎Ryu's Logbook「Weather & Kayaking Log on 14-08-05」  昨年10月から何日働いたのか数えてないんだけど、ノー・トウイングはすごいぞ! ...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.08.15
コメント

FM東京の、COSMO石油提供番組では、
自然に対する取り組みを意識させるCM作りがされています。
自分独りだと気恥ずかしいゴミ拾い。
イベント化してしまえば自分独りじゃないんだ、というアプローチは
集団行動気味な日本人向けになっているかと思います。

モラルは大切です。でも、日本人には「独りじゃないんだぞ」という安心感を与える場作りが
必要なんでしょうね。
昔から"恥"の文化、つまり、独りなら掻き捨て、周りがあるから"恥"と意識し得る環境に育ってきた文化なので
西洋の"モラル"を適用するにはそんな工夫が必要なのかも知れません。

Posted by: えるまぁ : March 8, 2005 11:43 PM

わーーー
予想以上の毒大盛り返しだーーーー!
影を薄くしてくださってありがとうございます。

この後のリレー走者タイヘンそうだなーーー(笑)

いつもタイヘンなのは・・・Goさん?

Posted by: さだ : March 9, 2005 12:52 AM

>えるまぁさん
おっしゃる通り、日本人には良くも悪くもたけしの名言「赤信号、皆でわたればこわくない」というのが常に当てはまると思います。
たとえば今の環境コンシャスの世論だって、うがった言い方をしてしまえば、この「皆がいってるから」かも。

そのうちブログネタにするつもりだったのですが、日本人は「一人の力」を過小評価しすぎるきらいもありますね。
「自分一人くらい」というのが多い。
でも、たった一人で始めた運動が、世界遺産指定につながった例もあるように、一人の持つパワーって大きい。
日本人にこれを知って欲しいな、と。


>さだっちょん
薄まった?>影(笑)

ホントはねぇ、この手のネタはリレーでパッパッと書き飛ばさずに、時間かけてじっくり書いていきたいネタではあるんだけど、でも皆でリレーで色々書くって言うのも別の効果があっていいかもね。

>この後のリレー走者タイヘンそうだなーーー(笑)

と思ったら、久々に「同日アップ」の技が炸裂してるで。
さだっちょんの影響が出てるなぁ。

そんな張り切ってガンガンまわすのやめようぜぇ(^^;
もっとのんびり走ろうよ(笑)

Posted by: Ryu : March 9, 2005 6:03 AM

February 28, 2005

[ リレーエッセイ #63 ] 砂浜の形が変わっている件。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、にわか雨。南西風。最高気温23度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では南西20ノット、夕方に南東10ノットに。その他では、南西夕方に10ノットに落ちる。北部の海況はやや荒いが、次第に落ち着く。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 01:05 AM 4.0 m Low 06:53 AM 0.6 m
 High 01:20 PM 4.0 m Low 07:18 PM 0.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 【過去三日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  [金曜日]晴れ。午後シーブリーズ最高気温23度、最低気温14度。
  [土曜日]一時雨。風おだやか。最高気温24度、最低気温13度。
  [日曜日]雨のち晴れ。南西風次第に強くなる。最高気温25度、最低気温13度。(以上、金曜日の時点のもの)
  [日曜日]雨あがる。南西風しだいに強くなる。最高気温23度、最低気温11度。(日曜日の時点のもの)

[海洋気象] (エイベル)
  [金曜日]セパレーションポイントより北は北西15ノット。その他は南西10ノット、午後一時北に変わる。海況はおだやか。(金曜日の時点のもの)
  [日曜日]セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に25ノットに上がり、夕方南西20ノットに変わる。その他:変風10ノット、昼前に北西15ノットに変わり、夕方南西15ノットに。北部海況は一時荒くなる。雨中の視界は良好、午後回復。(日曜日の時点のもの)

[潮汐表] (ネルソン)
 [金曜日]
 Low 05:28 AM 0.7 m  High 11:43 AM 4.1 m
 Low 05:40 PM 0.6 m  High 11:58 PM 4.0 m
 [土曜日]
 Low 05:56 AM 0.6 m  High 12:15 PM 4.1 m
 Low 06:12 PM 0.5 m
 [日曜日]
 Low 06:24 AM 0.5 m  High 12:32 PM 4.0 m
 Low 06:44 PM 0.5 m  High 12:47 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

金曜日は快晴、ベタ凪の極上のカヤッキング日和。
 土曜日は一日中しとしとと雨が降る予報だったので心配していたが、朝食時に降られただけで午後にはカラリと晴れて気温も上がり、クレオパトラズ・プールでウォータースライダー遊びも出来た。ラッキー。
 日曜日は雷雨の予報が出ていたのでこれもヒヤヒヤものだったが、マラハウ帰着直前までは高曇りの良い天気で、風もほとんどなかった。サンディ・ベイに入ってから強い雨に祟られたが、かえってこれで思う存分水の掛け合いが出来るようになったので、ツアーの最後を盛り上げる格好の舞台となった形になり、図らずもかなり恵まれた天候となった。
 夜も12月のツアーとうってかわって、寝るときもまったく寒くなかったし。
 ちなみに日曜日の夜は風も雨もかなり強く荒れ模様。まったくラッキーだ。こうやって改めて27日の天気図を見ると、さらにラッキー感が強くなる。

 今回のお客様は女性三名。オージー、英国人の二人組プラススイス人。最初の日はオージー、イングリッシュ組が苦戦してて疲れ気味だったが、二日目からは彼女たちも調子を出し、最終的には女性グループとは思えないほどのペースで漕いでいた。
 二日目、クレオパトラズ・プールからの帰り、トレントベイを歩いていてオージーのサラがワスプを踏んで足の裏を刺されてしまった。かなり注意していたんだが、どうしても二月には蜂の事故が起きてしまう……。 ec 3

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨日家に戻ってみると、娘が発疹と熱を出していた。家人もうつされてちょいと具合が悪いとか。とはいえ、娘は元気いっぱいに跳ね回っている。今朝は熱も下がり、外に出て走り回っていた。でも、またときどき少し熱が出るようだ。

 僕は、予想通りこのツアーで左手の突き指が思いっきり悪化。重い荷物を右手一本で運び続けたせいで、右手の親指の筋肉も傷めた。やっかいなこっちゃ。

  -------------------------------

編集長の[ リレーエッセイ #62 ] 砂浜つうか、砂が減っている件からバトンタッチ。

 やっぱりこういうネタになるよねぇ、砂浜の話を書くと。意外なことに、マラハウでもこうした「砂浜問題」はちょうどホットな話題だったりするのだ。

 例えば今月11日のエントリーで触れたマッドウィグルの横転事故。潮汐差の大きなマラハウ・サンディ・ベイの場合、干潮時にはボートランプから波打ち際までが最大800mくらい離れてしまう。だからカヤックやウォータータクシーは、トラクターが牽引するトレーラーに乗せて運ばざるを得ないのだが、マッドウィグルというのは、ウィルソンズの顧客専用トラクターのこと。20人程度が乗れるカーゴを牽引してビーチと当社ベースを始めとするマラハウ内のピックアップポイントを運行している。

 また1月19日のエントリーで、ウォータータクシーを牽引していたトラクターが、やはりマラハウ・サンディ・ベイの干潟でスタックして、脱出に一時間を要し、そのタクシーに乗っていたカヤック・ツアー・グループも大いにツアーに影響を受けたことも述べた。

 ブログには書かなかったが、すでに水に浮かんでモーターで走っていたアクアタクシーが、予期せぬ水面下のサンドバーに引っかかり、ドライヴァーが腰まで使ってボートを必死に引っ張って脱出しようとしているところも見かけた。

 さらに今月17日のエントリーに書いたレンタル講習の時、あまりにコンディションが悪かったので通常の上陸ポイントよりも100mほど南に緊急上陸し、そこまで僕がカヤック運搬用トラクターを回したのだが、ここで実は僕自身が危うくスタックしかけた。

 これらが頻繁に起こっているのには、ちゃんと理由がある。マラハウの道路拡張工事に伴い、ビーチが全面的に護岸しなおしになったからだ。
 近年、マラハウのカヤックやウォータータクシー産業が急激に発展したことにともない、ボートランプ(船着場)の許容量をオーヴァーするモーターボートやカヤック運搬用トレーラーが往来するようになったし、ランプの上の駐車スペースもパンク状態で、ウォータータクシーへのカヤック積み下ろし作業が普通に往来している自動車の交通に影響を及ぼし始めていた。
 そこでTDC(タズマン郡)が昨年の4月から11月にかけて冬季オフシーズンを利用して大工事を行い、ランプと駐車スペースを拡大するとともに、道路沿いに広い歩道も整備した。

 これによって、マラハウは海に5mばかり広がった形になったわけだが、僕らはこの護岸やり直しによって、ビーチの形が変わることを懸念していた。
 実はマラハウの広大なビーチは、驚くほど形が安定していた。公園内には絶えず形を変えているビーチもある。たとえばアップルトゥリーベイやサンドフライベイは、ラグーン入り口の形状がすぐに変わるので、嵐のあとの初めてのツアーのときなどは要注意である。
 それに対してマラハウは、僕が働くようになって以来、ずっと形が変わっていなかった。

 ところが今回の工事で、案の定どんどん形が変わり始めた。具体的に言えば、ビーチ北部に多かったサンドバー(隆起)がどんどん南に移動し始めているのである。新たにサンドバーが形成されているあたりは、ちょうど満潮時にウォータータクシーが走る「運河」があったり、干潮時にトラクターが走ったりする通路になる部分である。
 工事以前はこのあたりの砂は固く締まっていてトラクターが走っても問題なかったのである。ところが新たにどんどん砂が流れ込んできて新たに積もり始めると、そこここにフカフカの柔らかい部分が出来てしまう。マッドウィグルもウォータータクシーを牽引したトラクターも、不用意に誰も走っていない部分に踏み込んだとたん、こうした柔らかい砂に足をとられてしまったのである。
 ウォータータクシーを牽引していたマネージャーのジムは、他にもいろいろ細かい事故を起こしているドアホなので、ヤツのスタックは「あぁ、アイツならやりかねん」ってなもんだが、マッドウィグルを運転していたグラハムは、それこそ10年以上このビーチを走り続けている超大ヴェテラン。またサンドバーにひっかかってしまったアクアタクシーも、大ヴェテランが運転していた。彼らが事故を起こすほど今のマラハウのビーチの変化の速度は速いということだ。

 冗談抜きで、干潮時に陸からビーチを眺めると、一ヶ月単位でもハッキリ分かるほどビーチの形が変わり続けている。ここのところ少し変化のスピードが落ち着いてきたようにも思えるが、それでもまだ変わっている。
 だから僕らカヤックガイドも大変。満潮と干潮の中間のちょうど中途半端なタイミングでマラハウにカヤックで帰着するとき、どこがカヤックが通過できるのか、以前と違ってよく分からないのだ。昨シーズンまではサンディ・ベイのビーチの地図が頭の中にビチッと入っていて、どんな潮の高さの場合も瞬時にカヤックが通れるルートをはじき出して帰着することが出来たのだが、今はどこを通ればいいのかまったく分からなくなっている。よってマラハウまで戻ってきてからモタモタして余計な時間を食うこともしばしば。

 ヤレヤレ。

マラハウの場合は、旧来の海岸線をほんの5mほど海側に張り出させただけである。それでも水の流れには大きな影響があった。
 日本のようにテトラを入れたり消波提を築いたりすれば、そりゃビーチも消えるよなぁ。

 ビーチが消えるということは、その砂はどこかの海底に積もっているというわけで、きっとその部分の生態系も影響を受けてるんだろうなぁ。

 それを考えると、決して砂が増えたわけでも減ったわけでもなく、ビーチの形が変わっただけのマラハウの場合は、まだましか。マラハウのあの超広大なビーチが消えてしまったら、そりゃえらいことだ。

 しかし、南半球から砂を輸入してビーチにばらまくとは、なんか世も末だな。

編集長と往復でリレー交換をすると、話題が飛躍しないで、同じようなトピックで細かい話をしてしまう傾向があるな。「手が合う」というか、合いすぎるんだろうな、ハハ。

 とはいえここのところトピックに変化が乏しいな。そろそろ話題をガラリと変えて欲しいので、別の人に回そう。えっと、ショージに投げるという手もあるけど、ちょっと恐ろしいので、この手はまだとっておこう(笑)
 手堅いところでごうちゃんよろしく。まだ奄美にいるのかな? 

 あ、そういえばごうちゃんは顔に似合わず一番保守的なリレーランナーで、話題をあまり飛躍させないんだった。って、僕がムチャクチャ話を飛ばしすぎるだけかもしれないけど(笑)
 ま、いいや。たまには無理やりこじつけで別のトピックをひねり出してみよう、ワハハ>保守派代表ごうちゃん

  -------------------------------

「トップ返り咲きキャンペーン」応援ありがとうございました。残念ながら総合で1位奪回はなりませんでしたが、大変楽しかったです。また忘れた頃にやりますんで、そのときはよろしくです。次回はアウトドア総合部門1位奪回が目標。

 白砂派は人気ランキングを、ゴールデン・サンド・ビーチ派はranking.gifをクリックしておきましょう。


投稿者 Ryu : 1:55 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1626
Title: [ リレーエッセイ #64 ] 欲しかった物
Excerpt: [ リレーエッセイ #63 ] 砂浜の形が変わっている件、Ryuちゃんからのバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.04
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
コメント

February 23, 2005

[ リレーエッセイ #61 ] ガイドトーク採録。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、高曇り。シーブリーズ。最高気温23度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は変風10ノット、昼前に北15ノットに。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 04:29 AM 1.1 m  High 10:40 AM 3.8 m
 Low 04:35 PM 0.9 m  High 10:48 PM 3.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日も昼間はやたら暑く、夜半もなんだか少々蒸し蒸しした。秋を感じたのは一瞬だったか。

 本日は、「晴れ、高曇り」というよりは、「曇りときどき晴れ」という感じ。ただ、気温も水温も高いし、昼食時にはギンギンに晴れ渡ってくれたし、何より水が非常に澄んでいたので、文句のない気持ちの良い一日。
 上空の風は北西とか北というより、南西5knという感じだったが、海面は2、3knの弱い弱いシーブリーズで、セーリングも出来なかった。午前中もっと派手に晴れてれば、昨日、一昨日のような強いシーブリーズが吹いたんだろうけど。

 しかし、まともにワンデイ・ツアーやったのは11日(金)以来なので、どうもパドリングがギクシャクしたし、筋肉も衰えてたな。突き指はかなり良くなってて、生活にも仕事にもあまり支障なくなってるんだけど、スプレースカートを装着するのは大変。痛いのなんの。こんなときにキャンプツアーが回ってくるのは、何だかやだなぁ。
 チップ$20。 b&i 7

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨日、家人の出張マッサージでリッチモンドに出かけ、彼女がクライアント宅で揉み療治仕事をしている間、愛娘と二人で時間をつぶしていたのだが、モールの玄関のところで逮捕現場に遭遇してしまった。
 日本でも警官が手錠をかける瞬間なんて見たことなかったので、ホントに人生で初めて。愛娘もえらい興奮して、仕事を終えた家人に
 「おまわりさんが、わるいおじちゃんをつかまえたの!」
と、しばらくはその話ばっかり。

 ちなみに別に重大犯罪でもなんでもなく、おそらく高校生が中学生をカツアゲしてたかなんかだと思う。ただ逮捕されてる子の目つきと言動が少々おかしかったので、薬が入ってたのかもしれない。

 ま、どーでもいいのだが。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #60 ] おむすび山が教えてくれたこと。からバトンタッチ。

 ったく、編集長以外は、リレーメンバー皆奄美だよ。なんだかなぁ。
 ま、いいや。

編集長の言うとおり、瀬戸内には花崗岩が多い。いや、瀬戸内っつったって広いから、一言で片付けるのは語弊があるかもしれないが、少なくとも岡山市出身の僕にとっては、「瀬戸内=花崗岩」のイメージが強い。

 ところで僕のホームフィールドエイベルタズマン国立公園だが、これがやっぱり花崗岩なのだ。だから、実はエイベルタズマンの海岸線の様子は、岡山や香川の海とよく似てる。
 特に野遊び屋のホームフィールドなんて、部分的にアップにした写真を見せられると、エイベルタズマンだか瀬戸内だか見分けがつかない部分もあって、特によく似てる小さな湾などは、野遊び屋のガイド陣に通称「エイベル」と呼ばれていたりもする(笑) 高松の町おこしグループ相手に講演をやったときも、エイベルタズマン国立公園の写真をさんざん紹介したあとに、東かがわの海の写真を出したのだが、それを見た地元香川の方達が、エイベルタズマンそっくりの美しい海に思わず声をあげて驚いていらっしゃったのが印象的。

 瀬戸内は汚いという印象が強いかもしれないが、捨てたものじゃないのですぞ。

 だから僕が生まれて初めてエイベルタズマン国立公園を訪れたときも、その美しさに感動すると同時に懐かしさも同時に覚えた。「数千年前の瀬戸内は、きっとこうだったんだろうな」と、思わずため息をつきながら。

でも、山の形は全然違う。ここにはオムスビ型の山も「への字」型の山もない。たぶん、花崗岩の分布量(というのかな?)の差が原因なんだろう。あるいは、花崗岩そのものの質の違いも大きな理由かもしれない。

 瀬戸内は非常に広い範囲にわたって花崗岩が広がっているが、ここの場合はニュージーランド最小の国立公園に加えて、そこから数km南に下ったカイテリテリ近辺までの極々狭い範囲だけが花崗岩なのである。この花崗岩、セパレーション岬花崗岩(Separation Point Granite)という特殊な名前で呼ばれている。

 ご存知の通り花崗岩は非常に硬く、建材などにも使われる。国立公園化以前のこのエリアにも、何ヶ所か石切り場が存在した。そのうちの一つはいまだに「Tonga Quarry(トンガ石切り場)」の名で呼ばれている。そこには切り出した立方体の岩がゴロゴロとビーチに転がっており、建物の基礎の址も残っている。キャンプサイトになっているビーチなので、興味のある方は泊まってみると面白いかもしれない。

 ここから切り出された石材は、ネルソンのクライストチャーチ大聖堂の大階段や、海を渡って北島の首都ウェリントンの旧中央郵便局の建材として使われた。

 ところがこのセパレーション・ポイント花崗岩の特徴は、非常に古くて風化が進んだもろい花崗岩だという事。セパレーション・ポイント花崗岩の場合は、建材にたえるだけの強度を持った石材は極々限られたビーチでしか産出しない。前述のトンガ・クォリーというビーチの場合も、国立公園化によって石切り場が閉鎖されたわけではなく、それよりもずっと前に、良質の石材がすっかり掘りつくされて放棄されてしまっていたのである。実際の稼動年数は20世紀初頭のほんの十数年だったようだ。

この「極めてもろい」という特徴が、エイベルタズマン国立公園の海岸線が瀬戸内とは比較にならないほど変化に富んでいる秘密である。極めてユニークな、あるいは奇怪といっても良いような形に侵食された岩が次々に現れ、飽きることがない。
 また、「ゴールデン・サンド・ビーチ」と呼ばれる美しいオレンジ色のビーチと翡翠色の海のコントラストがこの国立公園のチャームポイントなのだが、このオレンジのビーチも、「極めてもろい花崗岩」の恩恵であることは言うまでもない。

 日本人は「白砂」をありがたがる反面、このオレンジ色のビーチには何の興味を示さないが、このあたりは文化の違いを感じさせる部分。

 ちなみについ先週、ウェリントンからいらっしゃったレンタルのお客様からうかがったばかりの、仕入れたてホヤホヤの話なのだが、エイベルタズマン名物のこの美しい砂、首都ウェリントン近くのとあるビーチに大量に運び込んで、「似非エイベルタズマン」を作った場所があるそうだ。
 へぇぇ、ニュージーランドでもそういうことやるのかぁ。なんだから日本っぽい発想で、かなり驚いてしまった。

と、普段やってるガイドトークをちょいとブログ用にアレンジしながら採録してみた。資料見なくてもサラッと書けてしまうから、こういうのは楽だな(笑)
 その代わり、こんなことばっかりやってたら、ガイドトーク全部公開しちまうハメになるか(^^;

さてさて、たぶん編集長しか残ってないんだよね。久しぶりに一対一でもやるか。

 なぁ~んちゃって。実は僕自身も金曜日からキャンプツアーなのだ。今シーズンはもうキャンプツアーはやらずにすむ予定だったのだが、先日ガイドが一気に3人も抜けちゃったので、どうやらキャンプツアー免除という約束は破棄されるかもしれない様子。ヤレヤレ。

 ってな訳で、またしばらく一人で周回しててください(笑)>編集長

  -------------------------------

「トップ返り咲きキャンペーン」応援大感謝! 一周年記念の勢いで、編集長ばかりか、なんとわかなブログまで抜いて、久しぶりにトップ3入り! 2位も射程内ではないですかぁ!
 よぉ~し、ホントにトップ取り返すぞ! 
 人気ランキングranking.gifをクリックして、ますますの応援をお願いします!


投稿者 Ryu : 5:49 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1592
Title: [ リレーエッセイ #62 ] 砂浜つうか、砂が減っている件
Excerpt: Ryuさんの、[ リレーエッセイ #61 ] ガイドトーク採録。からバトンタッチ。 花崗岩というか花崗土というかのなれの果てが、「ゴールデン・サンド・ビーチ」なのか。なるほど。そう言え...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.02.26
Title: インタープリテーションについて。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西威風。(高)14度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット、セパレーションポイントより北は西2...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.01
コメント

February 15, 2005

[ リレーエッセイ #56 ] ガイコクジン歓迎。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。弱い南西風。最高気温24度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット、午後に北西15ノットにかわり、夜に再び南西10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 02:54 AM 3.8 m  Low 08:49 AM 1.1 m
 High 03:11 PM 3.7 m  Low 09:12 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日から午前中は秋の空気。日本で言えば10月初旬の、運動会の朝の冷え込みという感じ。2月でこんな秋っぽい気候になるなんて、やっぱり珍しい。だいたいこの地域は4月くらいまで晩夏が続き、5月いっぱいくらい初秋が続くという感じなのに。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #55 ] ガーデニングよりバトンタッチ。

 リレーエッセイもずいぶん回を重ねた。いきなり編集長の第1回がアウトドアネタじゃなくて、しかもその続きを振られてあわてたのが、ついこの間のことだったように思うが、考えてみればその後ホント色んな話題に迷走、迷走、また迷走してきたなぁ。
 すっごく楽しかったが、実はけっこうキツイこともあった。

 が、ここに来てグッと楽になったぞ、ワハハ。さだっちょん参加で、リレーの間隔がグッと広がった。
 今は走者が5名になったので、まともに順番に回ってたって中四日になる計算。実際には「落とす」ヤツがいたりするので、もっと長い間隔になる場合が多い。ワハハ、楽だ。
 編集長と一対一で、どっちかが倒れるまで殴り合ってた昨年12月14日19日を思えば隔世の感(笑)だし、編集長なんてその後すぐに12月22日23日と、一人相撲とってたりしたんだから、もっとキツかったよねぇ、アハハ。いやぁ、まったく楽になった。

 なんて喜んでると、集中砲火を浴びそうだからこれくらいにしとくか。

 でも、さだっちょんの参加は、ホントすごく良いよね。間隔が広がって楽になったっていう以上に、今までの面子とはまったく違う視点、全然異なる語り口のエッセイは、読んでてもすごく楽しい。彼女の起用は、予想以上に成功だ!
 もっとさだっちょんのリレーエッセイを読みたいので、皆どんどん彼女に回そうぜ!(と、とりあえず矛先を変える小細工をしておいて、と。)

さて、枕はこれくらいにして本題。
 直前のトピックはさだっちょんカミゾノ、そして編集長と、三連荘で「ガーデニング」だったのだが、そろそろこのトピックも皆さん飽きたころだと思うので、ちょいと方向性を変えてみようか。だいたい無理やりトピックを変えるのが僕の役目っぽい感じだし。

 ってね、実は僕はガーデニングが弱点なんだ。自給自足的手作り生活を夢見て移民、などとエッラソウなことほざいているくせに、庭仕事がウィークポイントってのは何ともお恥ずかしいのだけど、ホントなんだから仕方ない。

 別に嫌いっていうわけじゃなくて、一回土いじりを始めると楽しくて丸一日没頭しちゃったりするんだけど、じゃぁ次の日も朝起きると同時に庭に飛び出して行くかっていうと、そんなことなかったりするんだなぁ。何でだろ?
 でも、東京で区民農園を借りてるときは、やっぱりウキウキしてたな。決して嫌いじゃないんだ。ただ、ガーデニング、庭いじり、土いじりに関しては、大変飽きっぽい性格らしい。

 というわけで、我が家の菜園も家人任せ。彼女はどっちかというとグリーンサム系で、園芸が大好き。ニュージーランドも大都市になれば東アジア系の人間がたくさん住んでるので、野菜や魚なんかにもあまり不自由しないというが、日本人も中国人もいやしないモトゥエカあたりだと、大根一本手に入れるのも大変。だから家庭菜園って大事なんだけどねぇ。

 もうちょっとガンバロ。

 あ、そういえば、尊敬する遠藤ケイ師も、菜園は奥様任せだったな。良いこと思い出してしまった(笑)

ってなわけでガーデニングの話はこの程度でサラリと流しておいて、もっと気になった話題に話を振る。気になるエントリーとは、[ リレーエッセイ #53 ] 理想と現実である。
 このエッセイでは、さだっちょんが田舎で不動産を手に入れる苦労を語ってくれているが、これって以前ごうちゃんからリクエストのあった「日本とニュージーランドとの違いシリーズ」的なネタにぴったりなのである。というわけで、『Ryu's Logbook』名物のエセ比較文化論いってみよう。

実は、僕ら夫婦が今のようなライフスタイルを考えてたとき、日本国内の田舎ではなくて海外に目を向けた理由の一つに、ここでまさにさだっちょんが語ってくれたような現実があった。
 いや、僕らは実際にはさだっちょんのような目には遭っていない。でも僕自身は閉鎖的な農村地区出身なので、いとも簡単に想像がついた。

 もちろん理由はこれだけではない。金銭的なものや制度的なハードル、職業の問題、子育てのこと、もろもろの要素を考え合わせた上で「いっそのこと海外に出よう」という結論に達したわけだ。ただ、日本では余所者が田舎で不動産を取得すること自体が困難だという事実を、かなり大きな障壁として感じていたのは事実である。

 実際にはIターン、Jターンなどで縁もゆかりもない田舎でキチンと自給的手作り生活を成功させていらっしゃる方もたくさんいらっしゃる。そういう方たちの話を伺うと、農家が嫌うような小さな半端な農地を、バラバラにたくさん借り、あちこち飛び回りながら耕作なさってらっしゃる方もいらっしゃるようだ。
 僕らがさっさと海外に目を向けてしまった点については、そんな方たちからは「甘い!」と叱られてしまうかもしれない。でも僕らにとっては、「海外の方が実現性が高いのではないか?」と思えたし、今でもその選択は、少なくとも僕らにとっては正しいチョイスだったと思っている。

そういうと、
 「君らはICU卒だから、英語もペラペラだったんだろ。良いよなぁ、ズルイよなぁ」
という声が聞こえてきそうだが、それは大間違い。正直言って7年前に僕らがこっちに来た当初は、幼稚園生レヴェルの英語力だった。
 なんせ学生時代の僕はギターばっかり弾いててまともに授業なんか出なかったし、学校を離れてからは大嫌いな英語からなるべく身を遠ざけて生活していた。
 家人は米国留学歴があり、仕事でも英語を使っていたので僕よりははるかにマシだったが、それでも「生活に困らない程度の英語」には程遠く、やっぱり頭を抱えて困り果てていたというのが現実。
 そもそも中途半端な「米語力」があったって、ここではほとんど使い物にならないのは、過去このブログでもさんざん取り上げて来た通り。

 というわけで、最初の数ヶ月は英語が出来なかったおかげで、思い出すのも恥ずかしいほどの珍エピソード満載で、一度など見ず知らずの土地でバスに置き去りにされそうになったこともあるほど。

 ま、その話は後日機会があればゆっくりするが、要するに1998年9月にネルソンで借家を借りた段階では、僕らには
 「コ、コニチワー。ワタシ、Ryuイーマス。コレ、トゥマのRyokoデッセー。澄ムトコ、イヤ、住ムトコ、サガシテオルンデアリマース。物件、貸サンカイ、ワレ、コラ、ゴザイデス。」
程度の英語力しかなかったのは間違いない。謙遜ではない。実話だ。

 ところがこんなのですんなりと住処が借りられてしまっちゃったんだからなんとも恐ろしい。アパート紹介業者を訪ねてから半時間後には物件を見に行き、その場でいきなり即決、翌日には引越し。ニュージーランド生活の第一歩というか、「住所不定の旅行者」から「住民」への第一歩が、こちらが焦るほどアッサリと踏み出せてしまった。
 しかも大家がやってきて、
 「えっと、あなたたちの名前、何だったかしら? ちょっと書いてくれる?」
って言うのが、入居後数日たってから。ソンナノン気デ、イイノカ、ワレ、コラ、ゴザイデス。
 さらに彼らに日本の実家の連絡先を教えたのは、さらに数ヶ月たってからだったのではなかったか?

 ったく、なんちゅう国だ。ガイコクジンだぞ。言葉できないんだぞ。ホショーニンもいなんだぞ。悪人かもしれないんだぞ。もうちょっと警戒くらいしたらどうなんだ?>老夫婦
 僕らの「このライフスタイルは、ニュージーランドなら楽に実現しそうだ」という読みが見事大当たりだったと確信したのは、まさにこのときだったかもしれない。

これ、日本だったら大変よ。保証人なし、紹介なし、言葉もまともに喋れないと、ないないづくしの外国人が、そうそう簡単に不動産を借りられるはずがない。いや、難しいというより、不可能なんじゃないかなぁ? さだっちょんが書いてくれてる通り、ちょっと田舎に行くと、言葉の問題のない日本人でさえ紹介がないと大変だし、保証人がないとなるとさらに難しくなるんだから。

 その数年後、ご存知の通り僕らは土地を購入した。これも別段難しいことなんか何にもなかった。むしろ日本で不動産登記の仕事をしていた僕からすれば、拍子抜けするほど簡単な手続きで、そのせいでかえって不安になったほど。固定資産税の督促が来たときは、「あ、ちゃんと僕らに所有権があるんだ!」と、心底ホッとしたものだ。

 日本で外国人が不動産を買う? 細かい手続きを説明するのはここでは省くが(もう忘れているんじゃないの?というツッコミは却下)、そっりゃぁ大変よ。
 日本では、「キチンと住民登録してある日本人」以外が何か法律行為をしようとすると、とにかく大変。そういう意味では住民票を日本に持たない僕ら一家も、日本ではガイジンに準ずる存在なんだけどね。

 でもニュージーランドは全然違うんだよねぇ。さすが移民の国。

というわけで、さだっちょんの当該エッセイのコメント欄にも書いたが、この国なら「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧で生活が成り立つ」のである。
 いきなり「というわけで」と言われたって、何がどういうわけなのかさっぱり分からんかもしれないが、とにもかくにも一事が万事この調子の国なので、だいたい何とかなっちゃうのである。
 そもそも、さだっちょんがそのつもりで書いたかどうか知らないが、まさに僕がそれにピッタリの例だもんね。一応三人家族が「物書き」、「小さな小さな家庭菜園」、「カヤック」でなんとか食えている。さすがに子持ちなので「放浪三昧」とはいかないが、これで僕がもし独身だったら、放浪三昧だってもちろん可能である。

 逆に外国人が日本に行って「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧」で身を立てるのは、ほぼ不可能だろうなぁ。日本人でさえ至難の業なんだから。

 さてさて、あんまりのんびりしてないで、早いところ自分の家造って、さらに金のかからない生活に移行しなきゃね。なんだかんだ言って、今は借家暮らしだから、こっち的には「けっこう金のかかる生活」をしてるんだ。これで家が出来れば、もっと出費が減るから、さらに仕事減らして「畑」と「放浪」に時間を使えるようになるのだ、ワハハ。隠居だ、隠居。

 あ、子供の教育費がかかるようになるのか。ヤレヤレ……。なら余計に早く家造らないと……。アジトだ、アジト。

というわけで、続きは期待の新人ブロガーさだっちょんに返してみよう。
 今回は無理やり明後日の方にトピックを変えたんじゃなくて、さだっちょんのトピックを蒸し返した形になっちゃったので、さだっちょんにとってはちょいとやりにくいかもしれないけど、大丈夫だ、君なら書ける! よっ、天才ブロガー!! 岩手のアイドル!!! MOMO組バンザイ!!!!
 っつぅことで、よろしく>さだっち

 なんかごうちゃんが「おぉ、よそに回った! ラッキー!!」とほくそ笑んでるのが見えるようだが(笑)

関連過去ログ【比較文化】
 ◎《 自由テーマ 》 プロ論。 (2004年12月6日)
 ◎[ リレーエッセイ #33 ] 「呪縛」からの開放。 (2005年1月12日)

 たぶんもっとあるんだろうけど、もう今さら探しきれないな(笑)

関連過去ログ【英語】
 ◎アルミコーティングのチタン!? (2004年4月14日)
 ◎キウィ英語と米語 (2004年4月15日)
 ◎続・キウィ英語と米語。 (2004年10月6日)
 ◎クッカー? スキレット?? (2004年10月21日)
 ◎[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない? (2004年12月13日)
 ◎「セミ」と掛けて、「食べる」と解く。 (2005年1月7日)

  -------------------------------

久しく自分でもチェックしてなかったら、人気ランキングは大低迷中だった(笑) 昔はずっとトップ独走だったのにねぇ、ありゃ「今は昔」ってヤツか、ワハハ。
 ranking.gifはまだ上の方にいるけど、こっちも落ちるのは時間の問題か?

 「『Ryu's Logbook』をもう一回トップ返り咲きさせてやるぞ!」という優しい方、上の二つのボタンをポチッ、ポチッとクリックしておいてやってくださいまし。

投稿者 Ryu : 8:43 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1528
Title: [リレーエッセイ#57ネイティブスピーカーへの道]
Excerpt: はぁ〓・・・・イジメとしか思えない  ぼそっ (ねー?わかなさん!) ネットストーカーRyuさん[リレーエッセイ#56ガイコクジン歓迎] からのバトンタッチ。 ってゆーかーーー こんな...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.02.16
コメント

ん?見えたか?(笑)

どうか僕の事は忘れてください。(爆)

Posted by: ごう : February 15, 2005 12:51 PM

うん、忘れた、忘れた(笑)

でも、きっと君の可愛いお弟子さんは、忘れないでしょう、ワハハ。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 3:11 PM

そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。
むしろ今後落ちぶれいてくと思われます。

それに、私にとってグルは永遠にグルです。


それでわさようなら。

Posted by: さだ : February 15, 2005 3:34 PM

> そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。

大丈夫、別に何ももらおうとおもってないし(笑)

それでわさよおなら。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 3:42 PM

お天気欄にお日様マークが入って可愛らしくなりましたね。
狙ってるんですか?>辛口野人ソフト化路線

Posted by: MM : February 15, 2005 6:28 PM

Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。

NZでのガイジン生活いいですねぇ。
こちらは逆に移民国家故に移民には厳しい所が少なからずあります。
不動産関連の書類の量なんて本当に馬鹿にならないです・・・
ここ数年かなり金利が下がったのでローンの書き換えを「数回」してかなりゲンナリしました。

それから、永住権を取る際のほうが市民権のケースより書類も審査も複雑でうるさいですね。
やはり「全くのガイジン」にはかなり警戒している証拠かと。

日本でガイジンするのは本当に大変ですね。
ホテル一つ取るのも、個人で直接となると都会のビジネスホテルレベルでも門前払いですしね。
タクシーもかなり嫌がられるようです。
住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。
実際生活基盤が日本に戻れば住民票復活しますしね。
逆にこんなお得な事もできちゃったりしますね。
http://www.japanrailpass.net/ja/ja01.html

・・・あ、ありました、不便を通り越して泣きたくなった事。
相続関係です。
住民票がないから印鑑登録がないっていうのが間違いの始まりですね。
日本の現在の社会の慣行上、海外在留届を提出していて且つ住民票がない成人の日本国籍所有者に公の印鑑登録サービスがあってしかるべきだと思うんですが。
毎回大使館や在外公館で係員の目の前でサインと拇印、って、複数書類があるとアタマきますよ。
しかもそのサインと拇印の有効性って大体3ヶ月から半年位ですし。

Posted by: MM : February 15, 2005 6:49 PM

>Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。

あ、ご遠慮なくぶった切ってください。
ゴミレスの応酬ですんで。


>お天気欄にお日様マークが入って可愛らしくなりましたね。

ありがとございます。
でも、元サイトからの盗用なので、あまり大きな顔はできない(笑)


>狙ってるんですか?>辛口野人ソフト化路線

パクッたものでソフト化狙うなんて、まるっきり詐欺師っすな、ワハハ。


米国は逆に大変っすか。
もう「移民国家」の時期をとっくに脱しているということでしょうね。
こっちは米国よりはるかに若い国なので、まだまだ移民を歓迎してますね。
確かに国のキャパとしては、人口が今の倍になっても平気、というより、経済的には安定するでしょう。

確かにレールパスは、海外移民の強い味方ですね。

ただ、おっしゃる通り、相続を初めとする不動産登記関係は、日本に住民票や印鑑登録を持たない人間にはツライですよ。
僕が本文中で「以前やってた仕事」と書いたのがまさにそれで、これが面倒でね。
家人も、数年前に父親がなくなったときに、やっぱり相続登記になったのですが、「相続放棄」するのにも、首都ウェリントンの大使館まで行って書類にサインしてサイン証明書出してもらうっていう騒ぎですからね。
手続きの流れ知ってる僕でさえ頭に来る煩雑さだったので、家人やその家族にとっては、とんでもない話だったと思います。
外国人にとっても同じだろうなぁ。


>住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。

一番ダイレクトに響くのは、日本滞在中の医療面ですよ。
健康保険証がないっていうと、病院もとたんに胡散臭いものを見る目になる。
まぁ、風体がそもそも胡散臭いんだから仕方ないけど、風体に問題のない愛娘も日本人なら無料で受けられるはずの予防接種、外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)にされましたね。
予想はしてたけど、あれはやはり腹立ちますよ。
「どこが『国民健康保険』だ!
それなら『住民健康保険』と呼べ!」
と怒りたくなります。

と、日本の閉鎖的差別政策の話を始めたら、どんどんエスカレートするので、この辺でやめとこ。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 8:49 PM

>外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)
アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^
(宇宙人の緊急帝王切開、たった3日の入院で日本円でざっと200万、保険がなかったらどうなっていたか。そうでなくても普段の医療費も保険があっても高い)
日赤の救急の自腹でも余裕でした。

実家のホームドクターがアメリカで研修済みの方なので、そういった意味でも幸いな事に自分は全く不自由さは感じないですね。

Posted by: MM : February 15, 2005 9:05 PM

「米語力」ってところでピクピク・・・。
実は、娘がオーストラリアにホームスティした時に、発音が全然違うって悩んでました。
向こうからの電話で「グッド・ディ」を「グッド・ダイ」と言う~~~とか叫んでました。
じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?

隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)

Posted by: ヤースのへんしん : February 15, 2005 9:06 PM

>アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^

そういえば、実家の近所の子(僕より少し年下)が米国だったかカナダだったか(確かカナダ)に留学中に重い病気になり入院したものの、医療費があまりに高くて支払えない、帰国も出来ないという事態になったことを思い出しました。
あの時は全国からカンパが集まってなんとかなったんじゃなかったかと。

なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。
となると、NZって、ますます良いじゃん章


>ヤースのへんしんさん
>じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?

なりますよ。
僕も、どうやら完全にそういう訛りになってるらしいです(^^;

ちなみに、ちゃんとしたOZやKiwiが発音すると「Good day」は、日本人には「グッダイ」ではなく「ギライ」に聞こえます。


>隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)

恐れ入ります(^^;
でも、昔っからの憧れなんですよねぇ>隠居、隠退、隠密同心(謎)

Posted by: Ryu : February 15, 2005 9:56 PM

伝法寺隼人
「我が命、我がものと思わず
武門の儀あくまで陰にて
己の器量伏し
ご下命いかにても果すべし
なお、死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし」
ジャ~ン!!


Posted by: ヤースのへんしん : February 16, 2005 1:49 AM

>なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。

医療費と医者にかかる手軽さに関してはアメリカより遥かにマシですね。
と言うか、アメリカの医療は専門的な医療技術に関しては最新かもしれませんが、それと実際の医療行為とが全然釣り合ってません。
ちなみにアメリカの費用の「感覚」的には日本のガイジン料金(=保険なしのフル料金)と基本的な保険に入っている場合の初診料、診察料、薬代の平均値がほぼ同じくらいですね。
高いでしょう。
あと、被険者側がとりあえず「立替」をして、あとから保険会社に請求しなくてはいけないなんていうのもしょっちゅうです。
これがまた書類が増えてめんどくさい(涙)。

>となると、NZって、ますます良いじゃん

ホントホント。
早くコミューン作ってくださいねぇ、老後の移住計画の積み立て開始しますから(爆)
(いや、まじめな話65歳以上の医療保険がこれまたもっとひどいんで、頭抱えてるんです・・・)

Posted by: MM : February 16, 2005 6:05 AM

ダメですよ~、「隠密同心」とか「伝法寺隼人」なんて文字が躍っているのをみたら時代劇フェチの血が騒いでしまうではないですか~>Ryuさん、ヤースのへんしんさん。

勢いでこんなのを見つけてしまいました。
http://ooedosousamou.hp.infoseek.co.jp/data/nare.html

やっぱり伝法寺隼人がトップの時代が一番「しっくり」来ますねぇ。
そんな自分は隠密度満点の井坂十蔵ファンですが。
こうなったら次回の帰国時に
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V2CB/ref=pd_sims_dp__1/250-6614812-4934631
を購入し、しかも、
http://www.tv-tokyo.co.jp/book/dvd/006.html
が入手できれば尚良し、ですね。
(松方バージョンはいらないですー)

そうそう、日本の時代劇ご無沙汰の南半球の上司様、
今年の大河ドラマは「義経」で主役がタッキー(毎回「綺麗~」、とため息ついております)ですが、彼殺陣まわり上手なんでビックリしました。

・・・と久しぶりの大脱線。

Posted by: MM : February 16, 2005 6:36 AM

ヤースのへんしんさん、ソラで暗記してるんですか?
すご。

MMさんも「フェチ」っすか?
ありゃりゃ(笑)
ナレーションの変遷なんかあるんだ。
すごい。

義経をタッキーがやってるんだ。
知らなかった。殺陣上手いんだ。
それもビックリ。


>(松方バージョンはいらないですー)

(笑)

Posted by: Ryu : February 16, 2005 10:32 AM

February 7, 2005

[ リレーエッセイ #50 ] 自由テーマ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 夕方から雨。最高気温28度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、昼前に北10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:55 AM 1.1 m  High 09:25 AM 3.8 m
 Low 03:21 PM 0.9 m  High 09:40 PM 3.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨夜は久しぶりに気温も湿度も少し下がり、ゆっくりと眠れた。助かった。
 本日も朝から曇り気味で、少しすごしやすい。昼前には太陽ものぞき始めたが、さてホントに夕方から雨降るんだろうか? 近くの村ではとっくに給水制限が始まっているんだよな。

  -------------------------------

T君の珍(沈)道中記のコーナー。
 今回は中一日でメールが届いたので、何事かと思ったら、

沈脱。
しちゃいました~。
 ワハハハ、やったぁ~!!(^^) kemuさん、聞いた、聞いた!?(^^)

沈脱。
しちゃいました~。
サーフィンしてて。
Breakerにバコンと。まさか沈するとは思ってなかったんで思いっきり油断してまし
たわ。
ロールする間もなくフネだけ岸に持っていかれた。
初沈。
 グフフフフ、様子が目に浮かぶ。いやぁ、側で見てたかったなぁ、実に惜しい。

 さて、予行演習も無事終わったようなので、今度は本番のレインガ岬で沈脱して、インドネシア辺りまで持っていかれてみてね>T君

 あ、ちなみに前回補足し忘れてたけど、レインガ岬っていうのは、ニュージーランド北島最北端の岬で、西のタスマン海と東の太平洋が出会う場所。当然ながら非常に荒れる難所。漂流されたら、どこに流されるか分からないのだけど、きっとT君が身をもってジッケンしてくれることと思う。
 というわけで、次はどこの国からメールが届くか楽しみだ(笑)

関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
 ◎2004年10月20日
 ◎2004年10月23日
 ◎2004年11月17日
 ◎2004年11月20日
 ◎2004年11月24日
 ◎2004年12月8日
 ◎2004年12月29日
 ◎2004年12月29日
 ◎2005年1月18日
 ◎2005年2月5日

  -------------------------------

リレーエッセイ#49 こわ~からのバトン。

 そのシャチの映像の噂は、日本のカヤッカーから聞いたこともあるし、ニュージーランドの同僚からも聞いたことがあったんだけど、残念ながら僕自身はまだ見たことがない。
 でも、ごうちゃんがニュージーランド経由でそれを手に入れてるってのがなんとも面白い。時代を感じるねぇ。

これだけ世界が狭くなり、辺境の出来事が即時届くようになると、だんだん「ビックリ中枢」もマヒしてきてい少々のことでは驚かなくなる。
 でも「事実は小説与力なり」「事実は小説より奇なり」とはよくいったもんで、よく見てると「えっ!!??」ってのもときどき混じってる。
 ただ、そういうのは、「よく見ていないと見落とす」ことが多い。このニュースなんか、その典型かもしれない。

 ◇「はり・灸のツボ、日中韓でズレ 92カ所を統一へ 」

 いきなりの展開に驚いていらっしゃるかもしれない。お忘れかもしれないが、本日は月曜日なので「自由テーマ」の日でもあるのである。つまり、本日は「アウトドア縛り」はないのである、ワハハ。

 それはともかく、僕は基本的には東洋医学を非常に信頼している。人間はメカじゃない。切り刻んで局所的に眺めて対処できる疾病もあるだろうが、総合的に見ないと分からないことの方が多いはずで、その点では西洋医学はまだまだ東洋医学に及ばないと思っている。
 いや、「及ばない」と書くと語弊があるかもしれないどころか大ありなんだろうけど、西洋医学に決定的に欠けているものを東洋医学が持っているのは、やっぱり間違いないと思う。そして、今の西洋医学(あるいは西洋科学)のアプローチでは、そのズレはなかなか埋まりそうもない。

 ところが!
 その東洋医学の肝心要であるはずの「ツボ」が、日中韓三国でズレていたと聞いたら、そりゃ驚く。驚かない? 僕はアゴが外れそうになったんだけど。
 だって、中国なんて麻酔薬を使わず、鍼だけで麻酔をかけて患者が目を覚ましたままで脳外科手術をやったりする荒業を使う国だよ。なのに、隣の国にいくとツボがずれてる???
 あぁ、おそろしや。人間の身体は、日本人も中国人も韓国人も基本的には同じなんだぜぇ。我が家にはツボの本がたくさんあってしょっちゅう参照してるし、せんねん灸だって愛用しているのに、あのツボは間違っていた可能性がある??? 道理で最近身体が壊れていってるはずだ(そりゃ年のせい。お灸やマッサージのせいにするな)。

 とはいえ、そのズレを、このようにして統一しようというところには、大きな拍手を送らねば。パチパチパチ、おめでとうございます。違うか。
 昨年12月13日の[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない?で、国によって規格が違う不便さについてぼやいたが、これを見ると最先端だのなんだのとほざいてるおっしゃってるITの世界よりも、東洋医学の方がよっぽど柔軟で進んでるように見えるぞ。がんばれ東洋医学。がんばれオルタナティヴ・セラピー(代替療法)。

オルタナティヴ・セラピーといえば(そら始まった、脱線モード)、最近mixiで卒業大学のコミュニティを見つけて入ってみたのだが、そしたらウチの大学の卒業生の中にも、家人以外に魔女(アロマセラピスト)がいらっしゃるのを発見。うちの大学は小さくて卒業生の数も限られてるので、これもけっこうビックリした。
 まぁ変人だらけの大学だから、今考えるとそういうのが二人以上いてもおかしくはないのだけど。就職偏差値日本一とか、知能指数日本一とか、在学生満足度日本一とかはよくいわれる大学だが、変人率だって間違いなく日本一だろうから。

 でもシーカヤック・ガイドなんていう超変人は、さすがに他にはいないだろうな(笑)>同窓生

 ところで上記の三つの「日本一」、今でもそうなのだろうか? 就職偏差値、知能指数、もし今は日本一じゃなくなってたとしても、絶対僕のせいじゃないからな。苦情は受けつけねぇぞ。シャラップ。

ところでmixiといえば(ほぉ~らいわんこっちゃない、どんどん脱線する)、最近mixi経由でこのブログへのご感想をいただくようにもなった。mixiのメッセージ(要はメール)は無限に保存されるわけじゃないので、いずれ消えてしまう運命のご感想。ちょいとさびしいけれど、そういうのもまたワビサビで良いかもしれない。
 と、よく分からない文脈で「ワビサビ」などと口走るところを見ると、僕もだいぶガイジン化が進んできてるな。

 あと、最近mixi内で「思わぬ再会」が相次いでて、面白い。特に、一度だけお会いした印象深い方たちとの再会は、ホント感動的。あ、そういえばその方たち、すべてカヤック関連でお目にかかったんだった。しかも、カヤッカーじゃない方々ばかり。なるほど、こういうのでmixiにはまる人が多いのね。なんとなく分かってきた。

思わぬ再会といえば、昨日オフラインの世界でも面白い再会があった。
 ネルソン滞在中の日本人女性からフリルネック U.T.E.購入ご希望のご連絡をいただき、待ち合わせしてお買い上げいただいたのだが、一緒に現れたキウィの彼氏が僕を知っていた。僕自身はもう覚えていなかったのだが、6年以上前に一緒にプールでエスキモーロールの練習をし、会話を交わしたこともあったという。
 しかもエイベル・タズマン・カヤックスのオリジナルのオーナーの奥さん(建築家)の部下だったとのことで、ウチの会社のこともよくご存知。一昨年と昨年には、オーシャン・リヴァーと合併して超混乱期の当社をご利用になり、その混乱のアオリでかなりひどい目にもお遭いになっていたとのことで、面白い縁に驚くやら恐縮するやら。
 彼はアドビ・ハウスの建築経験はないものの、ストローベイル・ハウスは一棟手がけたことがあるとのこと。心強い! 設計の相談に乗ってもらわなくては。

さて、これくらい思う存分迷走させていただければ、脱線大魔王も満足満足(^^)

 というわけで、明日はよろしく>編集長
 これだけ色んな話題出てれば後が続けやすいでしょ?

  -------------------------------

リレーエッセイと自由テーマのコンビネーション、「面白い」と思った方は人気ランキングを、「分けた方が面白い」と思った方はranking.gifをクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 10:39 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1474
Title: ぷれ・ぷろろ〓ぐ
Excerpt: わたたたた。 ・・・ホントにいきなり始まっちゃうの? いいんですか?・・・そんなんで、いいんですかー?Gofield様・・・ わしゃ知らんでー。 とりあえずアウトドアな皆様こんにてぃ...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.02.08
Title: [ リレーエッセイ #51 ] アジト欲しい。
Excerpt: [ リレーエッセイ #50 ] 自由テーマ。からのバトンタッチ。回を重ねて50回なんですね。今日が51回目。さだっちょんさんも加わったことだし、リレーのネタの広がりも拍車かかりそう。 僕...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.02.08
コメント

噂のシャチ映像、もしかしてもしかするとこちらの映像でしょうか?

http://home.comcast.net/~team.scott/images/regis_fait_du_kayak1.mpeg

(注:クリックするといきなり映像のダウンロードが始まってしまいます。MPEG21秒、2.0MBのファイルです。)

Posted by: MM : February 7, 2005 6:22 PM

ツボの違いの話、自分は実は「今更・・・」と思って受け止めた口です。
周りの「東洋人」、やはり「民族」別に骨格に違った特徴が見られますから、逆に統一された方が気持ち悪いと思ってしまいました。
何せ、母方の伯母が内臓逆位なので(最初に盲腸で発覚したそうです。確か血管も逆だったと記憶していますが)、幼い頃から体についての「絶対」と言う物が信じられなかったりする環境で育ったと言うのがありますが・・・

Posted by: MM : February 7, 2005 6:35 PM

確かに、ツボって個人差があるんですよ。
例えば少林寺拳法習ってたとき、ツボをおさえて相手を固めるわけですが、あるツボが効かない人っているんですよ。
ところがそういう人って、ツボがずれてるんです。
例えば上腕裏側にある「てんびん」っていうツボは、「正調」の場所以外に、確か3箇所のズレの可能性があるって習ったことがあり、実際僕自身がそのズレてる口だったりしました。

ただ、そのズレにしたって、「ここで効かない場合は、ここ。それでも効かない人の場合はここ」っていう風にシステマティックに習っていました。

ただ、確かに骨格は同じ東洋人といえども、かなり違うんですよね。

ま、統一といってもプロのやることだから、上記のような「ズレ」も含めて検討されるんじゃないでしょうかねぇ?(と思いたい、というか、プロのやることだからそういうもんだろう、という希望的観測をしているのですが)

しかし伯母様が血管まで内臓逆位ですか。
確かにそういう方が身近にいると、価値観が変わりそうですね。


Posted by: Ryu : February 7, 2005 10:09 PM

>噂のシャチ映像、もしかしてもしかするとこちらの映像でしょうか?

たぶん、それだと思います。
ファイル名が同じです。


>(注:クリックするといきなり映像のダウンロードが始まってしまいます。MPEG21秒、2.0MBのファイルです。)

さすがの気配り。
いきなり添付で送りつけてくるごうちゃんとは大違い!(笑)
しかも、ごうちゃんに送った本人は、ウチの近所の人間。
彼女から直接CD-Rにでも焼いてもらえば早いのに、なぜ日本経由で届く!?(笑)

いやぁ、インターネット時代って、どうも変だ(^^;


しかし、この映像、シャチの現れ方がなんか不自然っぽいというか、合成っぽい感じっすね。
カヤックが水没してる時間も、不自然に長いし。
逆にシャチの沈み方、カヤックの浮かび上がり方なんかは、割と自然。
周りの声も割りと自然。
本物なんですかねぇ???

ホンモノだとして、襲うんだったらいきなりガブリといくから、あれはきっとふざけてるんでしょうけどねぇ。
あんなのに体当たりされたら、首の骨折って即死じゃないかなぁ???

Posted by: Ryu : February 7, 2005 10:21 PM

January 27, 2005

[ リレーエッセイ #46 ] 無敵。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。午後シーブリーズ。最高気温24度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:東10ノット、午後に西10ノット。その他のエリア:変風10ノット、午後シーブリーズ。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:54 AM 0.8 m  High 12:07 PM 4.0 m
 Low 06:04 PM 0.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

典型的な夏日。午前中はおだやかで、午後は盛大にシーブリーズでセーリングしまくり。
 本日は中年グループ。カナダ人四人組はおそらく全員五十代、日本人カップルもきっと五十代、ドイツ人カップルは四十代だろうか。でも早かったな。日本人カップルも元気元気。
 あ、そうそう、日本人カップルにはお土産まで頂いてしまった。羊羹にスルメ。うれしい(^^) hop 8

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨夜、愛娘が筋肉痛で夜通し泣いてたので、久しぶりに寝不足。つ、ツライ……。
 二年前のシーズンは、毎日こうだったっけ。それでも週六日働いてたんだから、我ながらマシーンだ。喉元すぎれば熱さ忘れるとはよく言ったもんだ。

 しかし、昨夜あれだけ泣いてたというのに、今はもうケロッとしてる。おそろしい回復力。

 ちなみに筋肉痛の原因は、フリスビーとトランポリン(笑)

  -------------------------------

昨年4月7日にスパムメールを一つ紹介したが、あの手のがホントに増えた。ったく……。
 最近は

真剣なお願いがあります。貴方の精子をください!子供が出来なくて困ってます。
絶対迷惑はかけませんので中出ししてください。一回10万円で、
妊娠できたら50万円お礼として払います。詳しくはすぐに連絡先を教えます。

だもんなぁ。ったく……。真剣なお願いとあらば、こちらも真剣にお答えしたくなっちゃうじゃん。これに返信したら、どうなるんだろ? やってみろ、10万円もらえるらしいぞ>ショージ

 ところで今日届いた100通あまりのスパムの中に、久しぶりにちょっと目にとまったものがあった。

女子制服図鑑
      萌え萌え
     女子制服図鑑
--------------------------------------
萌え萌えな制服に身を包んだ美少女たちが
大集合!!あなたのお好みの制服はどれ?
--------------------------------------
京子 圭  幸子 貴子 直美 真理子
映子 一美 園子 知美 範子 美香
--------------------------------------
彼女達に逢いたいならココをクリック!!
配信停止はコチラまで

 何の変哲もなさそうなこんなスパムのいったいどこに、僕が「あれ?」と思ったかお分かりかな?

 正解は「名前が不自然」。「子」で終わる名前が12人中7人っていうのが、どうも変だ。今時の女子高生っぽくない。最近の女の子の名前って、「子」がつかないのが圧倒的多数で、ウソかホントか3割を切ると聞いたこともある。これまた真偽はよく分からんが、僕の年代が「子」がつくのがちょうど半分くらい、と聞いたこともある。当然、もっと上の世代は「子」がつく方がマジョリティだったわけ。

 あと「子」がつくつかない以外にも、どーも全体を見回した印象が、「古い」。僕の年代の名前だよ。
 というわけで、これやってる人間の年齢がだいたい想像ついてしまう、ワハハ。

 今日のツッコミ。
 「『萌え萌え』などと新し目の言葉使っても、商品のネーミングセンスが古すぎて『萌えて』もらえないんじゃない? ショーバイするなら、もっと勉強してからにしなさい。ったく……。」

ちなみにこの中のと同じお名前をお持ちの方、「古い」などと申しあげてスミマセンですm(..)m
 言い訳しておくと、これらの名前それぞれ単独だと、僕も「古い」という感覚は受けなかったと思う。「トメ」とか「ウメ」とかだったら、さすがに単独でも古さパワー大爆発だけど、別に「京子」や「幸子」を見て、「うわ! 時代錯誤な名前!」などとは決して思わない。
 ただ、こうやって12個並んでるのをまとめて眺めてみると、「こりゃ今時の女子高生のグループというより、三十代~四十代女性のグループっていう感じだな」という印象を受ける、という意味でして、ハイ。

 かくいう僕の名前だって、Rの方もHの方も、決して「新しい」名前じゃないよなぁ。きっと名前だけでは、今時誰も「萌えて」くれないな(笑)
 いや、昔だって名前で萌えてもらったことはないし、別に萌えてもらわなくてもいいんだけど。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #45 ] 顔からのバトン。

そういえば私以外のリレーエッセイ参加者はみんなポーカーフェイスがうまい。

 カミゾノが特別顔に出やすいだけのことだと思うんだけどね。
 ただ、これに関しては野遊び屋で受付を手伝っててくれた女の子にも言われたことがあった。
 「他の三人は、帰ってきたときの本人の表情を見て、良いツアーだったか、ダメなツアーだったか一目で分かるんですけど、Ryuさんだけはいつも同じ顔だから見当がつかない」
と。
 別に僕が一番ポーカーフェイスが上手いっていうわけじゃなくて、世界中からの観光客を相手に桁違いの本数の仕事をこなしているので、今まで体験している「酷いツアー」のレヴェルが全然違うっていうのが理由だと思うけど。世界にはねぇ、こっちの想像が及ばないようなメンタリティを持った人間がワンサといるんだ、これが。目や耳を疑うような言動は今でもしょっちゅう。それが笑ってすませられるときもあるけど、怒髪天を突く場合もあるし、途方にくれることもある。どれにしたって、日本人のスケールとはちょいと違う。

 本音をいえば、野遊び屋では「こりゃ失敗したな」っていうようなツアー、やった覚えがない。野遊び屋にいらっしゃるお客様は、皆非常に良いお客様ばかりで、カスタマーケア面だけを言えば大変楽な仕事ばかりさせていただいていたというのが本音。別にポーカーフェイスで、ダメツアーをごまかしてたわけじゃないんよ。

 それはともかく、なんだかお題が出てるな。「リレーエッセイ」でもお題出すのが流行ってきてるの? なんだかなぁ。
 って、最初にやったのは僕だっけ(^^;

Ryu師匠、「オレってこれさえできれば無敵なのに」というのを聞かせてください。

 こら。
 敵だらけの僕に向かって「無敵」って、嫌味か?
 ケンカ売ってんのか?
 大バカモノ、僕はすでに無敵なのだ。以上。
 
 
 
 
 
 
 では話がすぐに終わってしまって面白くないので、「あえて挙げるとすれば」ってのを考えてみるか。

 そうだな、あえて挙げるとすれば「真剣白羽取り」が出来ると無敵だろうな。アウトドアズマンなんだから、ついでに「木遁の術」、「土遁の術」、「火遁の術」もあれば完璧だ。
 欲を言えば「分身の術」も欲しい。以上。
 
 
 
 
 
 
 
と、アホはさておき、マジメに本題。
 「これさえできれば無敵」かぁ。話を一般的なところに膨らませるなら、いっくらでも無尽蔵に思いつくんだけど、アウトドアに関した話にトピックを絞るならば、今思いつくのは二つ。

 一つ目は今の業務をやってて痛感するんだけど、ドイツ語と韓国語と中国語をホントに覚えたい。英語が出来ない国の代表が、この辺りなんだわさ。逆にオランダとか北欧の人たちは英語が非常に達者なので、その辺の言葉はまったく必要性を感じない。語学習得の趣味はないので、あくまでも必要な言語だけをピンポイントで覚えたい。
 つまり、これらの言語も「ちゃんと喋れるようになりたい」と思ってるわけじゃなくて、「ガイディングに必要な最低限の会話だけが出来るようになればOK」なんだけどね。ただ発音からイントネーションからまるっきり違う言語を覚えるのは、仕事用の会話だけとはいえけっこう骨が折れる。なんせ、もともと語学習得の趣味なぞ持ち合わせていないゆえに。

 ついでに言えば、マオリ語もペラペラしゃべれるくらいになれば、もっとガイディングに幅が出てくるのは間違いのないところで、これもホントに覚えたい言語の一つ。むしろ「ちゃんと喋れるようになりたい」という意味では、マオリ語に一番興味がある。これは自分の国の言葉だからねぇ、ちゃんと覚えておきたい(って、英語もまだ中途半端なくせに……)。
 でも、こんなに言語覚えようとすると、寿命が80年ではとても足りないな。

もう一つは、冬山系の技術。具体的に言えば、バックカントリースキーとアイスクライミングを覚えたい。とはいっても、日本の同業者によくありがちな「夏はカヤックガイド、冬はスキーインストラクター」という仕事の仕方をやりたいわけではない。以前南極のことを書いたことがあるが、あれ以来南極での仕事というのがずっと頭の片隅にひっかかってるのである。
 ホント言えばスキーよりも、どちらかと言えばスノーボードの方に興味があるのだが、南極での仕事にはスノーボードは屁のツッパリにもならんだろうから、却下。

 南極で科学者を率いて調査に出る仕事、良いなぁ。相手が馴染みの先生方ばかりならば、今の仕事のように身を削るような思いをしながらカスタマーケアに集中する必要がなくなり、危機管理だけにエネルギーを投入できるから、ガイドの仕事とすればはるかに楽だろうし、そのくせフィールドの美しさは桁外れだろう。

 うぅ~ん、南極、南極。

でも、僕が本当に無敵を目指すのに一番必要なのは、「口を慎む技術」なんだろうな、ワハハ。

というわけで、編集長次お願いね。お題は「南極●号」特に指定なし。ご自由に奔放にどうぞ。お題は「しりとりエッセイ」だけで十分じゃ(笑)

  -------------------------------

「ポーカーフェイス」の話に感動した方は人気ランキングを、「スパム」の方が面白かった方はranking.gifを、「オレんとこには、そんな楽しそうなスパムは来ねぇぞ!」とうらやましく思っている方は、両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 6:57 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1412
Title: [ リレーエッセイ #47 ]語学力
Excerpt: [ リレーエッセイ #46 ]無敵。からのリレー。遅くなりました。どうも。 Ryuさんが、現在のガイドのレベルをアップするため特定の語学力を求めているとのこと。 むむむ。なんでもええか...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.02.01
Title: ツーリズム・ガイドと、エクペディション・ガイド。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風次第に落ち着く。(高)14度、(低)2度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】南西35ノット、昼前に20ノットに落ちる。非常に荒い...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.30
コメント

January 23, 2005

[ リレーエッセイ #42 ] 見て来たようなウソ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 一時雨。北風。最高気温22度、最低気温17度。

[海洋気象] (エイベル)
 北15ノット。海況はおだやか。にわか雨の中、視界は良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 03:26 AM 1.4 m  High 09:49 AM 3.6 m
 Low 03:38 PM 1.2 m  High 09:42 PM 3.4 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

結局朝になっても雨は降っていなかったが、どんより曇り空。久しぶりだな。今日から向こう三日間は天候が崩れ気味のようだが、ラッキーなことにこの三日間は休みだ、ワハハ。なんてこと言ってると、だいたい後ろにずれ込んで水曜日の仕事で大雨に祟られたりするんだろうな。

 しかし、背中と肩が痛いこと痛いこと。昨日の超過激な労働が響いて、夜中も腰の痛みのせいで寝返りを打てず、それが背中の痛みをさらに助長している。参った。

  -------------------------------

昨日は大家が電話番だったのでネット接続できず
 で、昨日のログ↓

  -------------------------------

【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 雲が次第に広がり、夜半から雨。北西風。最高気温23度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に25ノットに上がる。その他のエリア:北東、午前中に15ノットに上がる。北部の海況は荒くなる。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:27 AM 1.5 m  High 09:01 AM 3.4 m
 Low 02:52 PM 1.4 m  High 08:49 PM 3.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

ツアー終了時までは晴れがなんとか続いてくれた。本格的に雲が広がり始めたのは帰宅後。助かった。
 ただ、風は強かった。朝はベタ凪だったのだが、フィッシャーマン島からアデール島に笑っている渡っている最中に突如強い向かい風。この時点では北東だったらしい。15分後には収まったが、風が落ちたわけではなく、北にスウィングしていた。
 その後、マラハウに戻る頃には若干北西気味にさらにスィングし、最後は斜め横からの風を受ける形になった。
 実はランチの後、お客様のカヤックのラダーケーブルが切れてしまったので、海上でカヤックを乗り換えて僕がラダーなしのダブルに乗ったのだが、15ノット近い斜め後ろからの風の中で、クソ重いポリのタンデム艇をラダーなしで操るのは、さすがに疲れた。ビーチに到着したとき、へたり込んでしばらく口もきけなかったが、あんなのは久方ぶりだな。
 左手首を悪化させたくなかったので、途中でサポータのベルトを力任せに締め上げておいたのだが、ツアー終了後に皿洗いしているときに左手の指がしびれているのに気づいた。どうやら血流が止まるほど締めてたらしい。おかげで、あれだけ左手首酷使したのに特に悪化させずに済んだんだけど。
 なんだか週の終わりの日に限ってこういうキツイことになるな……。

 ちなみに今日のお客様はタラナキからの四人組と、英国人男性一人。最初、僕は英国人の男の子と組んでいた。タラナキからのキウィ、全員初挑戦のくせによくあるパターンでべらぼうに速かった(こいつらは皆ファーマーだった!)。それに対して僕と組んだ英国人クンは大きな体してるくせに体力も運動神経もないヤツで、僕が一人でクソ速いキウィ艇2艇を追っかけなくてはならず、実は最初っからかなり疲れ気味だった。
 このキウィ四人組は、涼しい顔して
 「思ってたほど大変じゃないなぁ、スイスイ進むぜ」
抜かしやがるおっしゃる(^^;
 それを聞いてた英国人クンも、
 「そうそう、思ってたよりチョロイな」

 バッカモノォ、貴様は全然漕いでないんじゃぁ!!!

 思わずコケそうになったけど、ニコニコしているしかないのであった。サーヴィス業サーヴィス業、落ち着け落ち着け>野人

 というわけで疲労困憊している本日(注:22日のこと)、大家が電話番でネット接続が出来ず、リレーエッセイを書かずに済むというのは、大変助かるのであった。いいタイミングだ。ゆっくり休ませていただこう。 b&i 5

  -------------------------------

というわけで、リレーエッセイを初めて落としてしまった。大家の電話番がたまたまかち合ってしまったので、僕自身のミスで落としたわけじゃないのだが、確か僕だけは今まで一回も落としてなかったはずなので、ちょっと悔しい。
 ま、仕方ないか。気を取り直して、[ リレーエッセイ #41 ] 告白の続きでも書くか。

 しかぁ~し! 何これ? どこが告白よ??(^^; しかも、ごうちゃんじゃなくて僕に回ってくるし。何が、

と、なんとも後の人が書きにくいと思うけど、こういう時はRyuさんと決まっている。
だ、ったく。ブツブツ……。

 よぉ~し、こういうモノを僕に回すとどういう事になるか教えてあげようではないか>偏執弔

海が視界から消えてもう十分になるが、ときおり吹く風の中には、潮の香りが強い。そんなに海から離れているわけではなさそうだ。
 「まだ名前を聞いてなかったね」
 ケイジは半歩先を行く少女に声をかけた。
 また潮風が吹きぬけた。真っ黒な髪の毛がゆれ、南国の光をうけて輝いた。一瞬のぞいた褐色のうなじを目にした瞬間、自分でも驚くほど心臓が跳ね上がった。
 「エ? ナニ?」
 屈託のない笑顔が振り返る。もう一度心臓がガツンと跳ねる。
 ケイジもそんなに英語に自信があるわけではないが、この言い回しは彼女にはちょっと難しかったようだ。舌が乾き唇が貼りつきそうになるが、それを悟られまいと平静を装いつつ、今度はもっとゆっくりと、中学一年生が習うセンテンスを口にした。
 「ホワット・イズ・ユア・ネーム?」
 「ソフィー」
 照れくさそうな表情がまぶしい。年はケイジと変わらないように見えるが、こんなにあどけなく人懐っこい目元は、日本ではお目にかかった覚えがない。

 「アレ、ワタシ、イエ」
 ソフィーの家は唐突に現れた。粗末な民家だった。生活感の乏しい豪華リゾートホテルとの激しい落差が、ケイジを現実に引き戻し、やっと今の状況がリアルに脳ミソの中を駆け回り始めた。
 オレはナニをやっているんだ?
 昨日あったばかりの、ついさっきまで名前も知らなかった女の子の家に上がりこむ?
 だまされてるんじゃないか?
 また唇が貼りつき、強烈な喉の渇きを覚える。心臓はまるで耳元で鼓動しているかのようだ。そんなケイジの葛藤をよそに、ソフィーはしなやかな肢体を弾ませてステップを駆け上がり、風のように入り口に吸い込まれた。ケイジが着いてきていないのに気づいたのか、すぐにはにかんだ笑顔が戸口から覗き、白い歯をのぞかせながら手招きした。
 その白い歯に吸い込まれるように、ケイジの足はステップにかかった。ままよ、ここまで来たらどうとでもなれと、ケイジはポケットの中のお守り代わりのビクトリノックス・トラヴェラーを握り締めた。

薄暗い家の中は風通しが良く、外とは別世界のようなひんやりとした静寂に包まれていた。茅葺とも違うのだろうが、植物で葺かれたと思しき天井を見上げ、ケイジは異国に迷い込んだことを改めて実感した。
 ソフィーが飲み物を持ってかたわらでイタズラっぽく微笑んでいる。喉は痛いほどに乾いている。ひったくるようにしてグラスを受け取り、一気に飲み干す。微かな甘みと青臭さのある、ほろ苦い飲み物。21年の人生で経験したことのない味だが、暑さに乾き、興奮に火照った若い身体には、震えが走るほどの美味に感じられた。思わず日本語でおかわりを所望してしまったが、ちゃんと通じたようだ。2杯目も息もつかずに飲み干した。

 気づくとソフィーが側に座っていた。ケイジにピタリと寄り添うように。暑い湿った空気の中だというのに、ソフィーの肌はサラリと乾いて冷たく、気持ちが良い。ケイジは一瞬、自分の汗まみれで粘つく肌のことを気にしたが、頭の中心で何かが弾けて目の前が白くなり、すぐに忘れてしまった。

 その後のことは良く覚えていない。
 冷たい手触り。漆黒の滑らかな曲線。熱い息。うねり。ささやき。異国の言葉。潮の香り。窓の外を通る誰かの話し声。絡みつく熱気。長く細い形の良いしなやかな指。細く押し殺した叫び。愛くるしい白い歯。それを包む厚い唇。再び襲い来る白い閃光。そして闇と静寂。

 断片的な記憶が寄せては返す波のように目の前に現れては消える。
 次第に目が覚めてくる。ここはどこだ? ケイジは慌てて飛び起きる。頭の芯に痺れがある。目が宙を泳ぎ、視線が定まらない。嫌な予感が尾てい骨のあたりでモゾモゾと鎌首をもたげ始めている。何かヤバイことになったのではないか? そもそも何があったのだ? ここはどこだ? あたりの状況が把握できない。頭が回らない、目もよく見えていない。どうした、何なんだ、これは?

 そのとき、部屋のすみのドアが開いた。

と、文字通り[ リレーエッセイ #41 ] 告白の続きを書いてみちゃったりしたわけだが、このまま書き続けるとえらいことになりそうなので、次にバトンを回そう。
 ホントはここでまた偏執弔編集長に返してみるのが面白いんだろうけど、前回飛ばされてしまったごうちゃんに回しておこうか。ハイ、よろしくぅ。

 ちなみに今回の話は、僕が考えたフィクションではなく、事実に基づいてたドキュメントであることを付け加えておく。
 と、日記には書いておこう(うわぁ、懐かしいセリフ)。

  -------------------------------

読んでてドキドキしてしまった方は人気ランキングを、「濡れ場をちゃんと書け!」とご不満の方はranking.gifを、「そーか、そーか、編集長の言う『女がいてはできない遊びに無我夢中』というのは、アウトドアではなくてこーゆー遊びのことであったか!」と納得した方は、両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 10:55 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1379
Title: [ リレーエッセイ #43] 続き、、、
Excerpt: [ リレーエッセイ #42 ] 見て来たようなウソ、からバトンタッチ、、、 しっかし、なんちゅうリレーや、、、...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.01.24
Title: {しりとりエッセイ #013} き○△□。
Excerpt: ■【予報】 一時雨。北東風。(高)17度、(低)11度。 [海洋気象] (エイベル)  北部は南東15ノット、その他は変風10ノットが後に北東に変わる。海況おだやか。にわか雨中視界良好。  そ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.09
コメント

うへぇ(爆)

想像するに、ケイジ(仮名)は、睡眠薬強盗(ココナッツジュースのようだったが、実は気の抜けたファンタゴールデングレープ)に出会ってしまったのか、あるいは・・・?

Posted by: kmorita : January 23, 2005 1:04 PM

ファンタゴールデングレープ!
懐かしさのあまり、目の前で白い閃光が広がりました(笑)

Posted by: Ryu : January 23, 2005 1:36 PM

January 19, 2005

[ リレーエッセイ #39 ] 寂しさ、人恋しさ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ、午後シーブリーズ。最高気温21度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット、今夜変風10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:21 AM 3.3 m  Low 11:41 AM 1.6 m
 High 05:40 PM 3.4 m  Low 11:59 PM 1.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

予報と違って午前中は南東10ノット、午後は予報通り強いシーブリーズ。どっちにしても南からの風だったので、けっこう肌寒かったが、日差しは強いので、風の当たらない場所で日に当たってると焦げそうになる。
 今日はキウィ6人組。うち二人はストークから。メチャクチャ速いグループだったが、タイミングの悪いことにたまたま今日は僕が「上手く漕げない日」で、かなりしんどかった。
 上手く漕げない日に速いグループに当たってしまった場合は、一日中先頭を切って漕ぐしかないんだよなぁ。自分のパドリングがしっくり行ってるときならば、後ろからグループをコントロールすることも可能なんだけど。 b&i 6

ウィルソンズのウォータータクシーが、マラハウでスタックし、そのタクシーに乗っていたうちの会社のグループは一時間ロスしたとか。アホなドライヴァーだ。あんなのをマネージャにしてたらホント会社つぶれるぞ。

 夕方からスタッフミーティングだったが、人が集まらないこと! 今までこんなに出席率の悪いミーティングは見たことない。さもありなん。
 家に帰ったら20時半だった……。

今月14日にウォータータクシーをレスキューしたが、そのお礼にドライヴァーからビールをもらった。好物のモンティース・ブラック。市販品の中では、世界で一番美味いビール。もちろん家人の手造りビールには敵わないが。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #38 ] すぐやりたいアウトドアの続き。

編集長もRyuもみんな人と繋がるのが仕事。だからソロだ独りだと言うんだろう、面白い。

 うん、その通り。特に僕の場合は、趣味だったはずのアウトドアを仕事にして大人数を毎日フィールドに連れ出すのが業務になってしまったので、なおさら。
 そもそも僕はソロ・バックパッカーだったのだから、ソロへの思いは今や憧憬に近いものになってしまっている。

最後のソロは、僕としては大変珍しいことに、ハッキリ記録が残っている。2001年3月17~19日の、二泊三日のシーカヤッキング。この頃、SKOANZ資格取得のためのログ稼ぎのために、家人と二人であちこちを漕ぎまくっていたのだが、これが最後の仕上げの旅だった。この回も本当は家人といっしょに漕ぐはずだったのだが、彼女の体調不良で急遽ソロとなってしまったのである。

 実をいえば、これが僕にとって最初で最後の「仕事抜きのソロ・シーカヤッキング」である。それ以前にもそれ以後にも、単独で漕いだことはもちろん何度もあるのだが、それらはすべて訓練、あるいは仕事の下見ばかり。
 と書くと、自分でも改めてうんざりしてしまうが……。

 ま、それはさておき、普段「シーカヤッキングは、僕にとって遊びではなく、あくまでも仕事」と主張しているが、それはこの旅で痛感したことだった。

 いつもソロでザックを担いで緑の中に踏み込んでいた僕は、このとき久しぶりの「仕事抜きの単独行」を大変楽しみにしていた。
 ところが一度漕ぎ出してみると、その思いは大きな間違いであったことを思い知らされたのである。

 いざ一人で漕ぎ出してみると、普段仕事をしているとき以上に、仕事のこと、つまりガイディングのことばかりが頭に浮かんでくるのである。
 当然といえば当然だ。仕事中は、お客様が回りにいらっしゃって、危機管理や顧客サーヴィスに気をつかわなくてはいけないので、目の前の事態の処理以外のことをのんびりと考えている暇はほとんどない。
 ところがソロとなると、考え事はし放題である。これがソロの良さなのだが、ところがどっこい意に反して仕事のことだけで頭が一杯になってしまうと、これは地獄以外のナニモノでもない。パドリングを楽しむどころか、目の前に岩が迫ってぶつかりそうになるまで、呆然とガイディングの仕方やインストラクションの仕方を頭の中でひねくり回していたりするのだから、危ないったらありゃしない。

 少なくとも家人と二人で漕いでいるときは、彼女の動向に気を配って「ガイドモード」になれるので、こういうことは起こらなかった。
 だから独りで漕ぎはじめてまもなく、誰でもいいから「面倒を見るべき対象」が側に欲しいと、切実に願った。
 つまりこのとき、僕はシーカヤッカーとしては「根っからのガイド、根っからのプロ」であることを痛感したのである。

さらに、一人で漕いでみると、僕には「自分のパドリング・ペース」なるものがないという事に気づいた。

 日本の同業者には、「プライヴェートで漕ぐときは、お客様に合わせてスピードを落とさなくていいので、思う存分すっ飛ばす」という人が多いようだ。こっちの同業者は、逆に「プライヴェートの時は、時間を気にしなくていいので、思う存分ダラダラ漕ぐ」という人間が多いように思う。どちらにせよ、彼らには「プライヴェートのときの自分のペース」というものがあるのだ。

 僕にはそれがなかった。
 お客様のペースに合わせるなら、どんなにハイペースでも、どんなに超スローペースでも顔色一つ変えずに漕ぐことができるし、客様のペースを相手に悟られないようにコントロールする技術だって持っている。
 ところが独りになってみると、どういうスピードで漕ぐと自分が一番気持ちいいのかサッパリ分からない。それどころか、どういうスピードで漕いでみても、ものの五分で息が上がってしまう。物理的に苦しいったらありゃしない。

というわけで、パドリング・ペースに対する戸惑いと、危険が迫っていることにも気づかないほど「仕事のことで頭が一杯」になるのとで、この二泊三日は非常に苦しい苦しい旅になった。このときほど「誰でも良いから、一緒に漕いでくれ」という気持ちになったことはない。「あぁ、僕はソロでは漕げないんだ」ということを思い知らされた旅だった。

 あれ以来、「この仕事をしている限り、僕にとってシーカヤッキングってのは、遊びにはなりえないんだ」と諦観している。「休みの日はパドルを握りたくない。酒を呑む時はシーカヤックの話はしたくない」とうそぶくのも、そういう経験があるからだ。だからこそ余計に、プロ・シーカヤッカーとしての自覚が高まったとも言えるのだが。

とはいえ、あの頃は自分のガイディング・スタイルを完成させようと、寝ても覚めてもガイディングのことばかり考えていた時期だから、責任を持って面倒を見るべき対象のないままに海に出てしまえば、そればっかりのモードになってしまうのは仕方なかったとも思う。
 だから、今ソロでシーカヤックをやれば、きっとあそこまでは辛い経験にならないだろうとも思う。なんせ、ガイディングの峠はすでに越えて下り坂に入ってしまった。四年間で、力の抜き方はちゃんと覚えたはずだ。

もちろん、悪いことばかりではない。シーカヤックは、僕にグループ・ツーリングの楽しさを教えてくれた。プライヴェートで同業の連中とつるんで漕ぐのは、本当に痛快。いろんな会社のガイドが大挙して遠征したダーヴィル島一周今月11日の妄想キャンプのベースになった旅で、今思い出してもそれはそれは楽しかった。
 あるいはどこにもレポートは載せていないが、エイベル・タズマン・カヤックスの初代オーナーたちが会社を去る直前(つまり、まだ世界一のアウトフィッターだった頃)に、皆で漕ぎに行った国立公園北部の日帰りシーカヤッキング社員旅行も、ハチャメチャで面白かった↓

スタッフ・トリップ(2002)

 うぅぅぅ、ゴールデン・メンバーだ、懐かしい……(ToT)

 日本でも、ごうちゃんを始めとするG-Outfitterの連中、けむさんあたりの気心知れた仲間と漕ぐのは、ずいぶんと楽しかった(というか、これ以外の人と仕事抜きで漕いだ経験がないっていうのが悲しいところだなぁ。にっしーとはホントにたくさん一緒に漕いでるのに、思えば全部仕事がらみだし……)。

 ってなわけで、グループでアウトドアをやる楽しみを僕に教えてくれたのは、紛れもなくシーカヤックなのである。これを思えば、ソロ・シーカヤッキングを楽しめないくらいは我慢しなくてはならないのかもしれない。

ただ、アウトドアズマンとしては、未だに僕はソロ派だと思っている。いや、そう思いたい。
 だから引退後は、ソロ・シーカヤッキングの楽しみをタップリと覚えたいとも思っている。

いやほんま駄目ですよ、たまには心の底から誰かと話したいと思うぐらいに独りにならないとね。

 うん、ソロの楽しみって色々あるんだけど、僕にとっては「今体験している素晴らしいモノを、誰とも共有できない寂しさ、もどかしさ」ってのが、非常に大切なポイント。この寂しさって、すごく大事なんだよね。
 これがあるから人を好きになれるし、人を大切に出来る。
 あるいは、自分の思いを伝えることの難しさや、それでも伝えたいという思いを痛感できる。

 あっそうか、最近僕のアウトドア関連の文章にピリッとしたものが欠けているのは、この感覚を忘れてきてるからか……。

 ともかく、寂しい、人恋しいっていうのは、なかなか好いものなんだよなぁ。
 そもそも「寂」とは、ご存知「わび、さび」の「さび」なのである。アウトドアも「趣味・遊び」の一つなのだから、「さび」なくしては画竜点睛を欠くというものかもしれない。
 そう、だからソロ、なのである。
 そう、やっぱり独り、なのである。

ところでこの「わびさび」については、糸井重里氏が『ほぼ日刊イトイ新聞』こんなことをおっしゃってる。なるほどねぇ、「あじ」かぁ。

 思えば、2002年3月のソロ・シーカヤッキングの時、ガイディングのことを考えるのに夢中で、「わびさび」を噛み締めて「味わう」余裕がまったくなかったよなぁ。それじゃダメだ。ソロの意味がない。やっぱ、ソロだ、ソロ。よぉ~し、ソロやるぞぉ、そのうち(笑)

さてさて、次回は今度こそホントにカミゾノにふってみよう。カミゾノ、よろしくねぇ。

 しかし、編集長の

妄想はいくらでもあるが、倫理上、書けないな(笑)

という部分([ リレーエッセイ #37 ] 妄想的アウトドア、森田版)が猛烈に気になるのは、僕だけではあるまい。

 【指令】次に編集長に回す前に、ここんとこチャンと突っ込んでおくように>カミゾノ

  -------------------------------

ソロ派は人気ランキングを、グループ派はranking.gifをクリックしてください。

投稿者 Ryu : 5:50 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1360
Title: リレーエッセイ#40 寂しさ、人恋しさ
Excerpt: [ リレーエッセイ #39 ] 寂しさ、人恋しさ。からバトンタッチ。っていうか、否応なくバトン掴まされたって感じがしなくもないですが・・・。
From: 野外道具屋ブログ
Date: 2005.01.20
コメント

ひろっさんからRyuさんに回って、「次、来るな」と思ったけど、ホンマに来た・・・・

指令の方は私も引っかかっておりました。了解です。

Posted by: カミゾノ : January 19, 2005 11:51 PM

当たり前だ、回すといったら、ちゃんと回すのだ。
しっかり書いてください。

ツッコミ、よろしくね。

Posted by: Ryu : January 20, 2005 7:29 PM

うがー、

回線が遅くてトラックバックができん!とムキになってやってたら、すごい数のトラックバックになってました。

すんません、決してわざとじゃないです。

Posted by: カミゾノ : January 21, 2005 12:16 AM

うっがぁ、いきなりスパムトラックバックかよ!
えらい派手なデビューの仕方しやがった(^^;
そういう手があったかぁ、参りました。

Posted by: Ryu : January 21, 2005 5:55 AM

January 15, 2005

[ リレーエッセイ #36 ] 前略、お二人様。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ、午後シーブリーズ。最高気温25度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:西20ノット、昼前に30ノットに上がり、夜15ノットに落ちる。その他のエリア:南西15ノット、午後一時北20ノットに。北部の海況は一時荒い。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 02:02 AM 4.1 m  Low 08:02 AM 0.7 m
 High 02:17 PM 4.3 m  Low 08:24 PM 0.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

うぅぅ、キツイ。若干風邪気味なのに加えて、昨日はどうやら少々ハイパーサーミア気味でちょいとのぼせてしまったようだ。あんなに一日中水に浸かってたのに。おかげで今日の仕事に辛かったこと。今日は意識的に、もっと水に浸かるようにしたのは言うまでもない。

 とはいえ、今日はますます絶好調の天候。さらに今週最後の勤務日なので、昨日一昨日の反省を踏まえて大サーヴィスのガイディング。一日中お客様を笑わせ倒してやったもんね、ワハハ。ま、英国人、米国人、キウィばっかりで、全員が英語ネイティヴだったってのも楽勝の一因ではあるんだが。

 タクシードライヴァーのショーンは、昨日二回、今日一回イルカを見ているという。それで思い出したわぃ。昨日のエントリーにはすっかり書き忘れてたけど、僕も見てたんだった。慌てて追記。

 で、ともかく天候最高、ガイディングもバッチリで今週の有終の美を飾り、さて、明日は家族三人でバークベイにでも行って海水浴でもしようかと、オフィスでウォータータクシーのブッキングをしようと思ったら、マネージャが

 「明日働ける?」

 例によって例のごとく、ウィルソンズのブッキングオフィスのミスで、「もうガイドがいないからこれ以上ブッキング取るな」っていう指示が行ってたのに、それ以上のブッキングを取ってしまったということだそうだ。
 ハイハイ、分かりましたよぉ(カミゾノの真似)。働きゃいいんでしょ。

 というわけで、先週が週休四日になったと思ったら、今回で帳消しにされてしまった。クッソォ。 tist 8

しっかし、すっごい好天で極楽のような景観の中で毎日漕いでるくせに、写真を一枚も載せなくて申しわけないっす。いや、遊びに行ってるわけじゃないんで、カメラも持ってないもんでねぇ(^^;
 毎日「あ、しまった、今日はカメラ持って来るべきだった」と思いつつ、毎朝忘れて出かける……。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #35 ] 起業にて縛られる矛盾・・・からバトン。

 ごうちゃんが13日に落としたから、シメシメこりゃバトンが回ってくるのは日曜日だと喜んでいたら、ごうちゃんが日付が変わった瞬間に[ リレーエッセイ #34 ] 続いて呪縛をアップ、編集長がすかさず同日中に前記エントリーをアップ。
 コラコラ、君らいい加減年なんだから、そういう元気のあまった高校生みたいなマネしないの(笑)

 ともかく、ぬか喜びは雲散霧消、昼間の仕事で疲れた身体に鞭をふるい、疲れ目をショボショボさせつつバトンを受け取る。ヤレヤレ。

さて、話題が発展していないクセに、しっかりアウトドアネタからはどんどん外れて行ってるな。また軌道修正する役目かぁ?
 しっかし、これをどうやってアウトドアネタに戻せって言うのよ?(^^;>編集長

 まぁ良いや、面倒だから軌道修正はや~めた。ムッチャクチャ疲れてることだし。

 今日は「アウトドア・エッセイ」というよりも、「返信」という風情でいってみよう。うん、そうしよう、返信じゃ返信。

「呪縛」と言う文字を見て、おぉ、Ryuがなんか呪われたのか!ホラーネタか!と思ったのは僕とショウジとカミゾノだけじゃないはず。(爆)

 ん? リレーエッセイって、ホラーネタありか? 僕は一応アウトドアネタにがんばって固執してみてるんだけど、それもありなら遠慮なく書いちゃうよぉ(笑)
 って、タマには怪談ネタで三人で話回すのも面白いかもねぇ。月曜日にバトンが回ってきたら、やってみようかな。

以前のRyuちゃんのエントリーにあった、アウトドア用品の呼び方の違いシリーズに続くニュージーと日本の違いシリーズとして定番化ネタやね、これは。

 うん、確かにこういうカルチャーギャップ系のネタは色々あるし、書くのも楽なんだけどね、アウトドアネタと絡ませるのがちょいと難しいのが難点。
 だから定番化、シリーズ化するとすれば、月曜日の「自由テーマ」かなぁ。ちょっとネタ練っておくか。

 って、結局皆アウトドアネタから離れていくような話ばっかりしてるじゃん。あかんやん(^^;

実現したいのは住むとこを選ばない、ビジネススタイルです。

 そういう意味なら、僕の場合かなり解放されつつあるかも。シーカヤック・ガイドの仕事は、僕の場合英語か日本語が使える場所ならば、世界中どこでもガイディング出来るし、文筆はもちろん電話線さえあればこれまたどこでもOK。
 『龍の巣』は、引越し先で面白い商品を発掘して、その土地に合わせた展開に変えていけば良いだけの話なので、ラインナップはがらりと変わるだろうけど、やっぱり問題なし。

 僕ってスゴイじゃん!

 違うってば。むしろスゴイのは、インターネットだわ、ホント。
 ちょうど移民してくる時期がインターネット普及期と揃ったっていうのが、僕にとって大きな追い風だった。
 最初の頃は、まだネット上のコンテンツもしょぼかったので、情報収集という意味ではそんなに便利なツールだとは思ってなかったが、僕の場合は移民後すぐに情報発信を始めていたので、それが大きな武器となった。 そもそもエイベル・タズマン・カヤックスに雇われる決め手だって、日本語版サイトを運営できるという点だったことを考えると、今僕がこうやってシーカヤック・ガイドをやっているのも、結局元を正せばインターネットのおかげだったりするわけだ。
 オソロシヤ。

で、実は僕が今一番「解放されたい」と思っている呪縛は何かというと、何を隠そうインターネットなんだな。
 いつも「隠居したい」と思って暮らしているんだけど、僕にとっての「隠居」っていうのは、「電話とコンピュータのない暮らし」なのだ。
 極端に言えば、シーカヤック・ガイドの仕事は続けてても良いの。その代わり電話とPCを断ち切って、自分の目と耳と口の届く範囲の情報だけで暮らすようになれれば、それは立派な「隠居」だなと思うし、そういう生活を心の底から望んでいる。

 大きな木と小さな泉があって、遠くに海の見える丘の上の小さな家で、土と空と水と空気と緑と、たっぷりの書物だけを相手に暮らしてみたいねぇ。

う~ん、起承もなければ転結もなし。
 が、あえて尻切れトンボ気味で次に回すのがリレーエッセイのコツだとみたので、この辺で次に回すことにしよう。

 でも、ちょっとネタを振ってみるか。
 1月11日のエントリーで、「今やってみたい妄想的アウトドア」を書き、上で理想の隠居暮らしにもちょいと触れた。この辺の「夢」を聞いてみたいんで、この線で続きをお願い。

 さて、次は誰にしようかな。ちょいと目先を変えて、カミゾノに振ってみようか。うん、それが良い。カミゾノ、よろしくねぇ。

これ読んだ瞬間、鼻の穴膨らませて息を呑んでいる顔が思い浮かんで吹き出してしまった。
 いきなり、ブログも持っていないヤツに振るのもなんなので、やっぱり編集長にピッチャー返ししておこう。しっかりエッセイ書いて、休みボケを吹き飛ばしなさい! って、単なる仕事のジャマ?(^^;

  -------------------------------

隠居願望派は人気ランキングを、一生現役志望派はranking.gifを、「へっへっへぇ、もう隠居しちゃったもんねぇ」という方は、両方を毎日クリックし続けておかないと、きっとバチがあたります、ホントにあたります、きっとあたります。

投稿者 Ryu : 5:36 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1338
Title: [ リレーエッセイ #37 ]
Excerpt: [ リレーエッセイ #36 ] 前略、お二人様。からのリレー。 土日パソコン開かず、今朝、ボーっと会社来たら、あれ?僕じゃんか?!ということは、昨日落としたわけですね・・・。 が、気...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.01.17
コメント

ひひひ、そのカミゾノさんが管理人のブログが登場。http://yagaidouguya.livedoor.biz/

ま、これは個人的なモノと言うより、野外道具屋のコンテンツのひとつとしての運営なんやけどね。(笑)

ショウジは近く「野遊び屋ブログ」の管理人様。

わはは、これで全員ブロガーじゃ。


それにしても、先日のエントリーを書きながら、出来る事なら離れたいと思う唯一のモノがインターネットだと思ってたんで、今日の投稿は多いに頷きました。でもまぁ、ネット無ければ仕事なりたた無いしね、経費もうんと節約出来るし、ちょっとだけそう思うだけでLOVEネットですわな。

Posted by: ごう : January 15, 2005 6:18 PM

「鼻の穴膨らませて息を呑んで」、って、ホンマにそんな感じになりましたよ。

ああー、びっくりしたー。

でも、これからこういうのが平気でなされるような予感が、すっごくする。

Posted by: カミゾノ : January 15, 2005 10:58 PM

あ、もう準備デキテたんか。
なら、ホントに振ればよかった。
次回はショージにもカミゾノにもバンバン振るぞ。
難しいそうなお題のときに限って。
予感は正しい。


Posted by: Ryu : January 16, 2005 5:52 AM

January 12, 2005

[ リレーエッセイ #33 ] 「呪縛」からの開放。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。北風、次第に強くなる。最高気温23度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では西が15ノットに上がる。その他のエリアでは変風10ノット、午後にシーブリーズ。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:51 AM 0.5 m  High 12:02 PM 4.5 m
 Low 06:04 PM 0.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

夏だ、夏。快晴だ。
 今日は久しぶりのNZET。例によって海外からの留学生38人を二チームに分け、カヤックとウォークをアップルトゥリーベイで切り替えるツアー。相棒はスコッティとバンクシーという、爺ぃトリオ(笑)
 なんせ天気が良いから楽勝。帰りは特に気温も上がってたので、ひたすら水の掛けあい。
 ベースに帰ってからも、ダリル直伝のイタズラで数人をビショビショにしてやったけど、やっとこういうことが心置きなくできる気候になってくれて助かった。 gg 19+19

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #32 ] 今年の計画からバトンが戻ってきた。

 う~ん、今年の目標ねぇ。実はねぇ、僕はそういうのを立てる習慣がなくってね。
 いや、計画はあるんだけどね、でも春先に日本に行ってプロガイド・ワークショップやツアーリーダー・セミナーをやるっていう以外は、特に具体的なものはないなぁ、今のところ。

 あ、そうそう、去年始めるはずだったのに結局延び延びになってしまっている家造り、今年こそちゃんと取り掛かりたいと思ってる。これが最大のイヴェントかもねぇ。
 だから希望としては、ごうちゃんとは逆に、このブログは「アウトドアネタ」の率を少し減らし、その分「家造りの記録」の方にシフトして、もっと広範なナチュラルなライフスタイルを扱えるようになれば良いなと思ってる。

さて、家の話が出たところで、ニュージーランドと日本の「カルチャーギャップ」の話をしてみようか。
 両国の文化には天と地ほどの違いがあるのだが、特に日本人に驚愕モノなのが、不動産に対する思い入れの薄さかもしれない。

不動産の話をする前に、まずキャリアの話をしておかねばならない。
 ご存知かもしれないが、欧米諸国では日本のような「一生一つの会社にご奉公」という考え方はマイナーである。
 「転石苔を生ぜず」という諺がある。ご存知の通り、日本では「腰を落ち着けてジックリと取り組まないと大成しない」という意味ばかりで使われるが、これがもともとは英語の諺だということはご存じない方が多いかもしれない。さらに英語では、この意味よりも、むしろ「いつも動いている人は、いつもフレッシュで時代遅れにならない」という転がる石を肯定的にとらえる意味の方が多く使われると聞くと、驚く方も多いのではないだろうか?

 ニュージーランドも例外ではない。転石は肯定されている。つまり日本と違ってニュージーランドでは、短期間での転職には悪いイメージがない。2、3年でポンポイとジョブホッピングするのは当たり前に属するかもしれない。なんせ、日本と違って年功序列式に年々黙っていても昇給するなんていうシステムはないのだ。給料を上げたければ、能力を上げた上で、もっとペイの良い職場に転職するしかない。つまり、一つの職場にやたら長くいる人は、クビになるほど無能ではない代わりに、転職できるほど有能でもない、「可も不可もない人」である場合がほとんどだ。

 あるいは、その仕事に飽きてしまったら、思い切ってまったく別の仕事に移るというのも一般的だ。四十の手習い、五十の手習いで、畑違いの仕事を新たに始める人は、別にここでは全然珍しくない。

 こういう「職業観」が、今回の話のバックグラウンドである。

話はここからやっと本題なのだが、こうした転職には当然ながら引越しがついて回ることが多い。

 つまり、こっちには数年おきに引っ越ししている人間も少なくないのだ。
 日本でも転勤族にはそういう方が少なからずいらっしゃるが、大きな違いは、キウィ(ニュージーランド人)の場合は、いちいち家を売買するという点だろう。賃貸する人も居ないわけではないのだが、日本と比較するとはるかに割合は低いはずだ。
 僕の元同僚でも、家を買って二年以内に引っ越してしまった人間は決して少なくない。

 これ、何もネクタイを締めるホワイトカラーや、僕らのようなアウトドア・ツーリズム業界の人間(僕はこういう職業をこれから「グリーン・カラー」と呼ぶことにする)だけじゃない。驚くことなかれ、農家だって同じようなノリでポンポンと不動産を売買して気軽に引っ越してしまうのである。

 例えば、我がマラハウの村には、オールド・マクドナルド・ファームという農場がある。ここは観光ファームで、農作物を作るだけではなく、宿も経営しているしリャマを使ったガイドツアーもやっていたり、園内にカフェを設けたりして多角的に経営している。
 エイベルタズマン国立公園の南端にへばりつくような超好立地なので、日本人が見れば、さては最初にここに入植した先祖伝来の土地だろうと思うが、さにあらず。この一家は、ほんの10年ほど前に他所から移ってきたのである。もちろん、それ以前もどこか別のところで農家をやっていたわけだ。きっとオールド・マクドナルドを売った前オーナーも、どこかで今も農場をやっているのではないだろうか?

 このオールド・マクドナルド・ファーム、実は先日売れてしまった。つまりこの一家、またどこかに引っ越すのである。

 ちなみに売価はNZ$7,000,000! さらに驚いたことに、買ったのは21歳の若者。IT会社の社長だというが、二十歳そこそこの若さでまったくの異業種に7ミリオンをポンと出せるってのは、とんでもない。きっと、一度会ったら二度とお目にかかりたくないようなタイプの人間だろう(笑)
 しかし買う方もすごいが、ほんの10年ほどでとんでもない巨額の資産を作り出した前オーナー一家もすごい。きっと買ったときは、その10分の1くらいの価格だったろうに。ま、こっちは今バブルだからね。

 まぁ金額はともかく、こういうお国柄なのである。何十年も同じところに住み続ける人もいないわけではないし、同じ職場に何十年も勤める人もいることはいる。しかし少数派だ。

だから家造りのプランを立てていると、助言をくれる人も多いのだが、「どうすれば使いやすい家になるか?」という話と並んで、「どうやったら高く売れる家を、安上がりに作れるか?」という話題も多い。「自分で住んでる間はこうやっておいて、売る段になったらこういうに改装できるように最初から設計しておくといいよ」なんてね。家は近い将来売るものという固定観念があるのである。
 日本人からすれば「セルフビルドで一から自分で手作りする家を、売るわけないじゃないか!」となってしまうところだが、やっぱりキウィは売っちゃうんだな、これが。で、また新たに一から建てるわけだ、こういう人の場合。

 で、我々夫婦が今どう思っているかというと、さすがに移民後7年目ともなると日本の常識感覚が相当に薄れてくるわけで、今設計している家、やっぱりそのうち売ることになるだろうなと思ってる。実際このブログにも、昨年10月15日同12月26日のエントリーに、まだまだ理想の土地を探し続ける決意のようなものを書き綴っていたりする。
 だから、彼らの助言はありがたく拝聴し、我々にとって使いやすい家にすると同時に、売るときにはちゃんと高く売れるような工夫も盛り込もうと思っている(とえらそうに書いているが、基本的にハウスプランニングは家人の仕事なんだけどね)。

ニュージーランドに移民したおかげで、このように不動産に縛られない感覚が身についたわけだが、これはホントにラッキーなことだったと思う。
 同時に、モノに縛られたり、金に縛られたりする感覚も、こちらでの生活で相当に薄くなった。あるいは、日本人特有の「普通の生活」とか「真っ当な暮らし」などというヌエのような正体不明の強迫観念からも開放された。
 こうした「呪縛」から開放されればされるほど、自由になっていくような気がする。これだから、ニュージーランドの暮らしはやめられない。

と、相当無理やりに話題を変えたぞ。次、編集長お願いね、と普通にバトンを回すと見せかけて、フェイントでごうちゃんにピッチャー返しだ!

  -------------------------------

「ニュージーランドで暮らしてみたい」と思った方は人気ランキングを、「やっぱり日本が良いや」と思った方はranking.gifを、「オイラは旅ガラスだぜ」と思った風来坊な方は両方をクリックしておいて下さい。

投稿者 Ryu : 5:28 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1321
Title: [ リレーエッセイ #34 ] 続いて呪縛
Excerpt: [ リレーエッセイ #33 ] 「呪縛」からの開放、からバトンタッチ...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.01.14
コメント

ああああ!
その東北人と対極の価値観がうらやましいです。

私もよい意味の転がる石でありつづけたいもんです。苔なんかついてたまるかってんだ!
あら?違うかしら・・・

家造りブログも楽しみですねっっ!

2005プロガイドワークショップに来日されるんですか?
来日予定などわかったらおせーてくださいね

Posted by: さだっちょん : January 17, 2005 6:43 PM

確かに、東北は「土地命」かもねぇ。
でもさだっちょんは、コケがつかないフレッシュタイプだよね。
がんばって、一生現役ローリング・ストーンしてください。


PGWやります。
えっと、まだハッキリした予定は立ってないのですけど、おそらく9月に若狭・常神でツアーリーダー・セミナー(TLS)、10月後半または11月頭に香川でプロガイド・ワークショップ(PGW)、そして同じく10月後半または11月頭に三浦でPGWとTLSの二本立て、となると思います。

後一箇所打診をいただいている場所もあるのですが、これは未定。

詳しいことは、またここでも発表しますね。

Posted by: Ryu : January 17, 2005 9:04 PM

January 6, 2005

[ リレーエッセイ #30 ] 衰え。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 朝のうちにわか雨のち晴れ。風おだやか。最高気温19度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では北西25ノット、午前中に15ノットに落ちる。北部の海況は荒いが、次第におさまる。北の波、1m。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 06:09 AM 3.4 m  Low 12:19 PM 1.4 m
 High 06:38 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

ようやく晴れた、ようやく夏日になった!
 朝はどんよりとした曇り。でも、10時ごろから雲が一気に切れた。ワハハ、どこが最高気温19度だ。

  今日は12名のグループツアー、バンクシーと一緒にダブルガイド。あえて国籍を書くのは控えるが、この国の人は「言い訳」が多くてやや扱いにくい。今日もラフトアップしてセーリングの準備をしているときに船酔いした人がいたのだけど、具合をたずねても、
 「漕いでいれば酔わずにすむけど、こうやって漂ってると酔うんだetc, etc, etc」
と、しなくても良い言い訳ばかり重ねて、一向にこちらが知りたい「どの程度酔っているのか」とか「このままセーリングを続けたいのか、それとも離脱して一足先にビーチに行きたいのか」をまったく答えない。ペパーミンントオイルを処方しようと、まず匂いが嫌いでないか確認しようとしても、好きとも嫌いともいわずにやっぱりなぜか「言い訳」の山。

 さっさと「まだ吐くほどじゃないけど、なるべく早くビーチに行きたい。その香りは嫌いじゃない」と一言答えれば、こちらもさっさと対処できるのにねぇ。あれじゃぁものすごく損するよなぁ。何で言い訳するんだろ? 別にこちらは責めてるわけじゃなく、助けてあげようとしてるのに。

 そういえば、日本人はこういうとき、悪くもないのに「スミマセン、スミマセン」と謝りまくる人が多いな。あれの裏返しというか、根は同じなのかもしれない。

 ま、そんな感じなので、こっちも非常にやりにくいツアーではあったのだけど、バンクシーのレイドバックした雰囲気と、久々の絶好の好天に助けられ、最後は盛大な水のかけ合いで賑やかにツアー終了。
 ヤレヤレ、これで五日目終了。あと一日……。 gg hop 12

そういえば、ベースに帰って片づけしていたら、昨年ウチの会社で見習いをしてた日本人の女の子がふらりと現れた。ものすごく社交的で明るく、クルクルとよく働く子だったので、今シーズンは金出してでも雇いたいという人材で、皆彼女が帰ってくるのを心待ちにしてたんだけど、クライストチャーチで別のことを見つけたようで、残念ながら帰ってこなかった。
 でも、彼女が現れて皆喜ぶこと。あれだけ人に好かれるヤツだから、きっと良いガイド(インストラクター)になるだろう。あぁいう人材が増えてくれれば、日本のアウトドア・ソフト業界も安泰なんだけど。

  -------------------------------

さて、僕にとってはこれが今年一発目のリレーブログ。年末年始にリレーが中断している間に、リレーブログの過去ログ全部を読み直してみたのだが、いやぁ面白いね、これ。

 ただ、毎日読んでる分にはいいけど、一気に読み返そうとすると、三人分のブログをハシゴするのがなんとも面倒。
 しかも、編集長んとこもごうちゃんのところも、ここと同様にそれぞれ「リレーブログ」とか「リレーエッセイ」とかっていうカテゴリーを作ってあって、一発で全リレーエッセイが出てくるはずなんだけど、どうやら連中、カテゴリー設定に失敗しているのがあるようで、一覧表示しようとしたら欠番が出てくるんだよね(笑)
 それはまだ良いんだけど、「前のエッセイにトラックバックする」っていうお約束なのに、これを忘れてるのもあった(ワハハ、重箱の隅つつかせたら天下一品だ>野人)。
 これはねぇ、前から順番にたどってきてる人にとっては、そこでリンクが切れちゃう。

 ってなわけで、この辺のは直した方が良いのでは?>ご両人(どうせ本当の欠番が一つあるので、そこでどうしても切れるんだけど)

そんなこんなで、通しての閲覧にフラストレーションを感じた野人は、愛用テキストエディタ「紙 2001」の得意技を駆使して、リレーエッセイ全過去ログをHTMLファイルで取り込んだ専用フォルダを作ってしまった。これでいつでも全部読める、ワハハ。もっと早くやっておけばよかった。そしたら幻のエントリーも保存できたのになぁ……。

 と喜んでたら、トラックバック先ULRを取り込むのを忘れてた……。思いっきりやり直し(号泣)
 くっそぉ、「リレーエッセイ」で一発一覧表示できるように、カテゴリー設定ちゃんとやりやがれぇ!>偏執鳥&傲
 と、いきなり八つ当たり。

と、一発ボヤいたとこで本題。[ リレーエッセイ #29 ] 見習うの続き。

 僕は昔からノートとかメモをとるのがムチャクチャ苦手で、いつも級友のノートを写させてもらうアホ学生だった。
 今でも全然進歩してなくて、年末に来年度用のメモ帳を買っても、まともに使ったためしがない。いや、東京でサラリーマンやってたときはさすがに使ってたのだが、あの仕事を辞めてからはサッパリ。もうここ数年は、メモ帳を持つことさえ止めてしまった。

 かといって記憶力が良いかというと全然そんなことなくて、三十歳を過ぎてから急に物忘れが激しくなった自覚があり、今では三歩歩くと忘れる鳥頭に近くなってきている。そのくせにメモを残す癖がないってのは、もうどうしようもねぇな。

衰えているといえば、実は記憶力だけじゃなくて、当然ながら体力の方もついに右肩下がりになってしまった。

 普通サラリーマンなどやってる方の場合は、二十代後半で体力の衰えを感じ始めるのだと思う。僕も例外ではなく、26歳のときに腕立て伏せが十回くらいしか出来なくなっていることに気づいて愕然とし、あわてて腕立て伏せ、スクワット、懸垂を日課にし、そのうちにジムに通い始めた。

 このジム通いのおかげでニュージーランドに渡ってくる頃には、日本人としてはかなり体格の良い方になっていたのだが、この仕事を始めたとたん、ジム通いは完全にピタリと止めたにも関わらず、身体はムクムクと大きくなった。日本での毎日のジム通いなんて、今の仕事に比べれば確かに遊びみたいなもんだったかも。

 男性の場合、筋力・体力のピークは34歳といわれているらしいのだが、その34歳のときはもちろん、翌年の35歳のとき(つまり2シーズン前)も前年よりも体力が増している感があり、「今が人生で一番体力がある!」と思っていた。「この仕事してれば、あと数年は右肩上がりに体力がつき続けるのかな?」とも。

 ところがどっこい、このシーズンに無理をし過ぎたんだな(ピーク時には週6日勤務を10週間連続でやっていた)、翌年(昨シーズン)には愕然とするほど体力が落ちてしまっていた。いや、正直に言えば、二シーズン前の終わりごろ、すでに衰えを感じ始めていたんだけど。
 つまり、結局34歳ピーク説を大幅に更新することは出来ず、1年だけ遅れただけの話だった。そんなの誤差とか個人差の範疇じゃん。

いや、こういう肉体労働は、身体を痛めつけすぎて壊していくから、むしろピークが平均より早くやって来てもおかしくないわけで、そういう意味では1年といえども平均よりピークが遅かったのは、ラッキーなのかもしれない。

 ともあれ、今後は順調に右肩下がりになっていくのは間違いないので、衰え行く肉体とどういう風に折り合いをつけつつこの仕事をこなしていくかが課題になる。以前の意識で仕事をしていると、絶対に身体がいう事をきいてくれなくてミスをするのが見えているから、今まで以上に自分の限界を気をつけて見極めていかねば。

 ちなみに、今シーズンはストレッチばっかりやってる。以前ジムに通って本気で筋トレやってたころは、ストレッチしまくってたんだけど、ここ数年サボりまくってた。時間掛けてちゃんとストレッチすると、筋肉だけじゃなく、スタミナさえも回復するみたい。
 ちょっと前に始めたマクロビオティック風の食事もなかなか調子良いし、これで太極拳でも再開すれば、もうちょっとガイド寿命を延ばせるのかな(ちなみに同僚の間ではヨガが人気)? 

 がんばって、来期も現役でガイド出来るように、ちゃんと摂生しよ。

と、こんなエッセイの続きをふられたら、困るだろうなぁ(笑) というわけで、編集長よろしく。

  -------------------------------

右肩上がりの方は人気ランキングを、右肩下がりの方はranking.gifを、「ま、まぁだまだ若いモンには負けんぞぉ」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。

投稿者 Ryu : 7:52 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1295
Title: [ リレーエッセイ #29 ] 見習う
Excerpt: 編集長の[ リレーエッセイ #28 ] 今年最後!からバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.01.07
Title: [ リレーエッセイ #31 ] 今年の目標。
Excerpt: [ リレーエッセイ #30 ] 衰え。の続き。あいちゃいましてすみません。 実はRyuさんのエッセイ読んで考えさせられた。僕は今、35歳。ここ数年、何にも鍛えてこなかったので、体力のピーク...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.01.10
コメント

「来期も現役」!? 今年冬(日本季節)NZへ伺えるかどうかが危ぶまれているので、朗報です・・・! でもどうか、身体は十分大切になさってください。

Posted by: TOMBOY7 : January 7, 2005 12:44 AM

OUTDOORでラーメンなどを食べるのは美味い
誰かが、「野麺」と名付けたようだ。
最近
ミニサイズのカップめんが10個詰めで登場した。
試食すると、これがバカ美味!!
さっそくお店の人に商品名を訊いて見た。
すると、なぜか答えてくれない
どうして??教えてくれー♪
と吼えると、ニヤッと笑って
小さな商標を指差した。何とそこには
「野小麺十」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
The舞豚、一枚?
野人、微動だにせず
no comments
ps.
喉越し良いのに、ノメン(笑っちゃいます) 

Posted by: JSB : January 7, 2005 2:39 AM

>TOMBOY7さん
なんとかがんばります、ハイ。

>JSBさん
ホントにそんな名前の商品が出たのかと一瞬だまされました(笑)
たしかに、ラーメンを「ノメン」ってのは可笑しい。
気づいてませんでしたm(..)m

Posted by: Ryu : January 7, 2005 5:52 AM

December 26, 2004

[ リレーエッセイ #27 ] 原点。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。シーブリーズ。最高気温19度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
  北西15ノット、夜に南西15ノットに変わる。海況はおだやか。夕方のにわか雨の中、視界は良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 04:23 AM 1.1 m  High 10:43 AM 3.9 m
  Low 04:34 PM 1.0 m  High 10:40 PM 3.7 m


天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 晴れぇ? なんか曇りがちなんだけど。シーブリーズも、これじゃ吹かないぞ。
  一昨日一瞬真夏の日差しになって、「あぁやっと!」と思ったんだけど、ヤッパリだめか。
  今年は春が涼しすぎて、夏の訪れが遅いせいで、国立公園内の花の時期が2週間から3週間遅れている。
  ティートゥリー(マヌーカとカヌーカ)の真っ白な花はまだ終わってないし、ラタやポフトゥカワの真っ赤な花は、クリスマスになってようやく咲き始めたばかり。
  まぁ、クリスマスの時期のこれらの紅白の花が咲き乱れてるのは、めでたいといえばめでたいのだけど。

  そういえば昨日のエントリー、やたら長くなりすぎたせいで、昨日の天候を記録しておくのをすっかり忘れてた。
  昨日は午前中は時折大雨が降り、午後は曇り。天気予報はおおむね当たっていた。

■ うっがぁ、また明日からスリーデイ・ツアー(エンチャンテッド・コースト)だよぉ。疲れがまったく抜けてないんだけど。しかも、今回は予報が最悪だぞ……。

  -------------------------------

■ 本日はボクシングデイという休日。由来はこちらをどうぞ。この中には「カナダ・オーストラリア」としか書かれていないが、ニュージーランドの属国である西島(豪州)で採用されているということは、当然本国ニュージーランドでも同じということである。

  ちなみに今年は、クリスマスデイが土曜、ボクシングデイが日曜なので、月曜がクリスマスデイ振り替え休日、火曜がボクシングデイ振り替え休日となり、カレンダーでは土曜から火曜まで真っ赤っ赤。この四日間連続で働いている人間は、休日手当て四連発でウハウハだろう。

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #25 ] きっかけの続き。

  #25がダブっている

  こういう場合は解決策が4.27個くらい考えられるのだが、小数点以下を四捨五入すると、だいたい以下の四通りになる。
  

  1. そ知らぬ顔で「#26」と続け、ダブリなどなかったことにする
  2. 全体で何本のエッセーが書かれたか分からなくなるのはもったいないので、あくまでも総数にこだわって「#27」と書く
  3. そ知らぬ顔で自分も「#25」と書き、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ
  4. そ知らぬ顔で「#24」とカウントダウンを始め、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ

  しばしの熟考の末、結局2番を採用してしまうところが、僕の弱点だ。ここはやっぱり3番か4番だよなぁ。まだ修行が足りん。

■ ところで「きっかけ」って、良いエッセイのお題だなぁ。いくつもネタを思いつく。ざっと考えただけでも、「ニュージーランド移住の岐路」、「なぜシーカヤックガイドになったか」なんぞが思い浮かんだんだけど、この辺のことは以前にもどこかに何度か書いたような覚えがあるので、今回はもうちょっとさかのぼって、「そもそも僕がアウトドア志向になった原点」を書いてみることにしよう。

■ 実をいえば、僕は物心ついたころから「キャンプ」だの「冒険」だの「無人島生活」だのの本を愛読していたガキだった。昔から、そもそものきっかけがなんだったのかよく考えていたのだが、どうも思い出せなかった。

  が、数年前にようやく思い当たったのだ。きっかけは愛娘が生まれて絵本が家に並ぶようになったことだった。

  僕は小さな頃から、「佐藤 さとる&村上 勉」コンビの絵本が大好きで、大人になってからもこの

だれも知らない小さな国
  
『だれも知らない小さな国』などは、キャンプに持っていってウィスキーをなめつつ焚き火のそばやテントの中で読んでいた。今でも「人生最良の本100冊」を選べといわれたら絶対にこの本もランクインさせる。だから間違いなく僕の生き方に多大な影響を残しているはず(ただ、続編はどれをとっても今ひとつワクワク感が足りなくて、あまり好きではない)。

  ではこの本が原点かというと、そんなことはない。この本に出会ったのは小学校の低学年の頃、ご多分に漏れず学校の図書室でのことだったのだが、そもそもその頃にはすでにアウトドアに憧れる紅顔の美少年だったのだ。

■ でもこの作品がまったく無関係というわけではなかった。ようやく思い出した「原点」は、やはりこのコンビによる作品だったのだ。つまり『だれも知らない小さな国』は、その延長線上で出会うべくして出会った本だったというわけだ。

  さて、例によって例のごとく前置きが長くなったが、これが僕の「原点」だ。

おおきなきがほしい
  『おおきなきがほしい』 佐藤 さとる (著), 村上 勉 (イラスト)

  僕が一番大好きだった絵本。そして、愛娘がもう少し大きくなったら、是非とも読ませたいと思っている絵本。もちろん「人生最良の本100冊」にはイの一番にランクインさせる本。

  主人公の少年が、巨大な木の上のトゥリーハウス(なんていう言葉は当時の日本にはなかったが)で、四季の移ろいを楽しむ様を夢想しているという内容。物語は、少年が親にその夢を語り聞かせ、大きく育つ「まてばしい」という木を買ってもらって苗を植えるところで終わっている。

  もちろん僕も親にまてばしいをせがんだ。ところがこれは東日本の木で、僕の生まれ育った岡山では、園芸店がその名さえ知らないというありさまで、幼かった僕の夢はかなえられることがなかった。

  その代わり、僕の巨木への憧れは心の中で肥大し続け、例えばWeb上でもこんな形で現れているし、トゥリーハウス、キャンプなどへの憧れも同時に膨らんでいった。

  ニュージーランドに来てからも、僕が終の住処を探す際にこだわっていたのは、「巨木のある土地」だった。家人は「小川のある土地」に憧れ、僕自身もそれにはまったく賛成だったのだが、小川と巨木のどちらをとるかと言われれば、僕は巨木をとる。

  これまた残念なことに、実際に手に入れたのはまっ平らな何もない土地なので、巨木と小川のある夢の土地を求めての彷徨は、これからもしばらく続くのだろうと思う。
  そして、その夢がかなって我が家の隣に小さなトゥリーハウスを抱く巨木が聳え立つようになったとき、きっと僕は一切のアウトドア活動から足を洗って、その小宇宙に閉じこもってしまうような気もしている。

  だから、その夢はかなわぬままの方が良いのかもしれない。

■ しばらく一人で周回してくれた編集長、どうもご苦労様。また明日よろしくね。

  -------------------------------

■ 「コロボックルシリーズ」のファンの方は人気ランキングを、「『おおきなきがほしい』好きだったぁ!」という方はranking.gifを、佐藤さとる&村上 勉コンビはよく読んだなぁという方は、両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 11:07 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1244
Title: [ リレーエッセイ #28 ] 今年最後!
Excerpt: [ リレーエッセイ #27 ] 原点。からのリレーバトンタッチ。 原点かぁ。原点・・・。 僕の家には、小学館の「学習カラー子供百科」(タイトル怪しい・・・。検索しても出てこん。おそら...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2004.12.28
Title: [ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット。海況おだやか。  その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
Title: [ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット。海況おだやか。  その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
コメント

僕のアウトドア原点の本は、幼稚園の頃に買ってもらった昆虫図鑑だな。

で、その図鑑に乗ってる「ミヤマクワガタ」を買ってもらったのも幼稚園。

その図鑑に載ってた写真と同じ光景、クヌギの木の樹液にカブト虫とノコギリクワガタが群れている様を初めて見た数年後は興奮してその場を何時間も動けずに蚊に100箇所ぐらい刺されたのを思い出しますー。

Posted by: ごう : December 26, 2004 8:30 PM

そういえば、昆虫図鑑や動物図鑑は物心ついたころにはすでに家にあって、愛読していたような覚えがあるなぁ。

う~ん、ひょっとするとそっちが原点か???

ちなみにド田舎の生まれだから、虫だのカエルだのに触れていたのは、きっと物心つく前の話で、カブトムシやクワガタムシを初めて見たのがいつだったからは、もうまったく記憶にない。

そういう環境で育つやつってのは、往々にしてアンチアウトドアになるもんなんだけどねぇ。

Posted by: Ryu : December 26, 2004 9:32 PM

いつも思うんですが、かなり読む本かぶってます。
佐藤さとるまで出てきたのにはびっくり。
あかんぼ大将シリーズとかも良く読んでました。
うーん本棚較べてみたいなぁ・・・

Posted by: you : December 27, 2004 12:42 AM

はじめまして。
『おおきなきがほしい』…なつかしいですっ!!
子どものころ本当にこの世界にあこがれてました。
そしてコロボックルにも見覚えがあるので両方クリックさせていただきます(笑

Posted by: 花鳥風月@goo : December 27, 2004 1:42 AM

佐藤さとるさんのコロボックルシリーズ、講談社文庫でまだ全部持っています。 Ryuさんからこの本までが出てくるとは、、、、私は「泉(池?)のある土地」にずっと憧れております。

Posted by: TOMBOY7 : December 27, 2004 3:09 AM

ありゃま、大反響。

> youさん
うん、お邪魔したときに面出しになってる本だけ見ても、「あ、同じの!」ってのが何冊もあったから、お互いに全蔵書をつき合わせたら相当かぶってると思う。


> 花鳥風月@gooさん
初めまして、ようこそです。
同志ですね!
あの世界、僕もどれだけ憧れたことやら。
いや、今でも憧れてます、原点です。
だから、映画『スパイキッズ』観てても、主人公の姉弟の基地を見てうらやましいのが半分、「そんなハイテクのツリーハウスはイカン!」という気持ちが半分(笑)


> TOMBOY7さん
お、ここにも同志!(笑)
僕もね、実家には文庫で全部持ってるはずです。
そうそう、「だれも知らない小さな国」は泉のある土地なんですよね。
大きな木、泉、おいしいところおさえてますねぇ>佐藤さとる

そういえば「ぼくのつくえはぼくの国」(うろ覚え)っていうのもあって、これも好きでした。

Posted by: Ryu : December 29, 2004 5:45 PM

December 21, 2004

[ リレーエッセイ #23 ] 時。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  朝のうち雨、後雷の危険性。北風。最高気温20度、最低気温10度。

[海洋気象] (エイベル)
  北30ノット、昼前に西25ノットに変わり、夜に北西15ノットに落ちる。海況は次第に収まる。北の波1m。視界は悪いが昼前に回復する。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 06:17 AM 3.4 m  Low 12:30 PM 1.4 m
  High 06:35 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 確かに未明には夢うつつに雨音を聞いたような気もするが、朝から快晴でどこが雷雨やら。

■ 昼前からは、明日からのスリーデイ・ツアーの準備のために出社。今年から食事のシステムが大幅に変わり、食材の準備だけで最低2時間はかかると聞いていたが、噂にたがわず、全部で軽く5時間半かかってしまった。
  あのなぁ、こんなことガイドにやらせると、かえって効率悪くて経費がかさむっての分からんか?>ウィルソンズ 昨年のようにキッチン・クルーの女の子雇えよ! EC Prov 5.5hrs

■ さて、今日からいよいよ僕も超ハイシーズン突入だぞ。会社もフル回転を始めてるようで、明日はワンデイ・ツアーだけで10組出るらしい。ベースも大騒ぎだろうな。
  キャンプツアーに出る僕としては、キャンプサイトが確保できるかどうかが気がかり……。
  ともかく、この狂ったような繁忙期、身体壊さんように乗り切らねば。

  -------------------------------

■ 明日は夏至。

  -------------------------------

■ 極々私的なメモ。
  昨日のエントリーに書き忘れたが、昨日は愛娘を連れて新しく出来たプールに行って来た。
  我がタズマン郡は人口4万人に満たないところなのだが、郡の中心の町リッチモンドは、9.11以来の米国人大流入のおかげか、ここ2、3年のうちに大発展を遂げ、以前の寂れた町並みの面影はもうどこにもなく、今や隣のネルソンよりも華やかなくらいの顔つきをしている。
  そして最近、大きな温水プールまで出来てしまったという。

  行ってみてビックリ。ちゃんとした25mプール以外に、大きな波の立つプールはあるわ、子供用の小さな浅いプールはあるは、温かい温水プール(というよりスパプールに近い)はあるわ、こんなド田舎の施設とは思えない充実ぶり。娘も大喜び。また行こう。

  -------------------------------

■ ごうちゃんの[ リレーエッセイ #22] アウトドアよりバトンタッチ。
  しかし、なんちゅうストレートなタイトルや。直球勝負で来たな。いかにもごうちゃんらしい。

  「時間」ねぇ、まったくおっしゃる通り。
  アウトドアって、いろんな意味で「時間」との付き合いでもあるわけで。自分と対話する時間、自然と対話する時間、耐え忍ぶ時間、ほんの一瞬の時間、そして10年20年のスパンで流れる時間、そうした色んな時間をどのように見つめていくかっていうのは、まさしくアウトドアの醍醐味の一つ。一瞬のブームの中で楽しみつくせるものではないな。

■ しかし最近特に「時」が経つのが早いなぁ。子供が出来てから特にそう思う。
  大学なんて、つい数年前まで行ってたような気分でいたけど、考えてみれば受験生やってたのがもう20年近く前の話。
  あと、今日車運転してて突然気づいて愕然としたんだけど、もうすぐ運転歴も20年になるじゃないの!

  いやぁ、驚くよなぁ。

■ 子供の頃、大人が「大人になればなるほど、年を食えば食うほど、一年が短くなる」と聞いた。その頃は時の経つのが遅くて遅くて苦痛で仕方がなかったので、そういう言葉をきいてもにわかには信じられなかったし、ホントならむしろうらやましい話じゃないかと思っていた。

  イヤハヤ、子供って無邪気なもんだわ。あのときあんなことを考えたバチがあたってるんじゃないかと思うよ。

  ただ、大人になれば一年が短くなる、年を食えば食うほど一年が短くなるってのは、今思えば当然の話なんだよな。

  物心がつくのが4歳のときだとすると、10歳の少年にとっては人生はわずか6年である。つまり、彼にとっての1年は「全人生の6分の1」に相当する長さだ。
  今僕は37歳だ。物心がついてから33年経っているので、1年間っていうのは「全人生のたった33分の1」にすぎない。

  つまり10歳の僕にとっての1年間は、今の僕にとっての5年半に相当するわけだ。
  あるいは10歳の僕にとっての6年間は全人生と同じ時間なのだが、今の僕にとっては全人生の5分の1以下の一瞬の時間でしかない。

  10歳の僕は、こんな単純なことさえ分からなかったというわけで、やっぱりガキはアホだなと笑ってしまう。

■ そういえば[ リレーエッセイ #18 ]「人間の寿命は今後20年で1000歳以上に」っていう記事を紹介したが、寿命が1000年になったって、これを考えると同じだろうなと思う。
  50歳のときに「ハイ、あなたの余命はあと950年になりました」っていわれたら、最初はあまりの長さに呆然とするかもしれないが、きっと残りの200年くらいはそれこそ「アッ!!!」という間に経っちゃって、結局寿命80年の頃と比べても別に賢くも立派にもならないうちにお陀仏になると思うぞ。

  っつぅことはだな、人口だけが10倍以上に増えるわりに、賢い人間が増えるどころか、寿命1000年という甘言に油断したアホ人間ばかりが増えて、人類は一瞬で滅亡するだろな。

  もちろん僕は、油断してアホに成り下がる方の筆頭だな、ワハハ。

■ 閑話休題。
  シーカヤック・ガイドになり、後輩ガイドを指導したり「プロガイド・ワークショップ(PGW)」を主宰したりするようになってから、この「時」ということをよく考えるようになった。

  よく「経験」という言葉を口にする同業者がいる。
  「オレはシーカヤックに15年乗ってるんだ。貴様らとは経験が違う」
と。

  前にも書いたことがあるかもしれないが、僕は「体験と経験は別物である」という持論を持っているので、こういう言葉には素直にはうなずかない。
  同じ体験をしても、そこから10のことを学び取れる人間と、2のことしか学び取れない人間がいる。後者の人間が15年の体験から学んだことは、前者の人間なら3年で身に着けてしまう可能性がある、ということである。

  また、「体験」は個人的なことだが、「経験」は共有し学習することが出来る。
  つまり、1人で15年漕いでいた人間と、10人で15年漕いでいた人間とでは、自ずと経験値がまったく違ってくるはずなのだ。

  よって、年数の長さだけで「経験値」を誇ろうとする人間のいう事は、とりあえず眉にしっかり唾を塗りつけてから拝聴するようにしている。

■ ところが、すべての経験がデータ化、共有化できるわけではない。どうしても個人個人が体験によって身に着けなくてはならないことも少なくない。当たり前ではあるが「体験によってしか経験値を積む方法がない」という領域もあるのだ。
  つまり「年数」がモノを言う部分も、厳然としてあるのだ。
  未来を見通す力もその一つだろう。

  僕はこの業界に入って7年目である。7シーズンの経験があれば、少なくとも3~4シーズン先の展望や予測を立てることが出来る。これは自分自身のことだけではなく、例えば後輩ガイドを見ていても「コイツは来期にはこれくらいに伸びそうだ、3シーズン経てばスゴイガイドになるぞ」というようなことが予想できてしまう。あるいはお客様を見る際にも同じことが言える。

  ところが、2シーズン目の新米ガイドにとって、3~4シーズン先のことは未知の彼方の話だろう。

  つまり、年数が長ければ長いほど、先のことについてロングスパンで物を考えることが出来るようになるわけだ。時の重みを感じるのは、こういう場合だ。
  何のことはない、冒頭の10歳と37歳の違いとまったく同じことだ。

■ だからどうだというわけではない。しごく当たり前のことである。
  ただ、日本で別の仕事をしていた頃は、こんな当たり前のことにはなぜか気づかなかった。若かったせいだろうか? それともやはりアウトドアで仕事をしているからこそ「時間」に対して敏感になってきているのだろうか?

■ 「時間」とは変化の量のことだ。不変の世界には、時間は存在しない。

  思えば、自然の中ほど「移ろい」を身近に感じられる場所はないかもしれない。自然を相手にしていると、自分自身の心や身体の変化も、都市生活では感じ取れないような些細な違いを意識せざるを得ない。

  「変化」の量が多ければ多いほど、「時」は早く経っていく。
  なるほど、そういうことだったか。

■ よっしゃぁ、今度はごうちゃんとタイマンじゃぁ、ピッチャー返しぃ!
  と行きたい所だが、奄美で行方不明になっててどーせリレーエッセイなんぞ書けんのだろ。まったくアウトドアガイドってヤツはすぐトンズラしやがって、ブツブツ。

  っつぅことで、編集長、明日お願いね。

  ちなみに、僕もちょいと留守にするんで、しばらくは毎日一人リレーお願いね。ブログ界のイッセー尾形を目指してガンバルべし(笑)
  まったくアウトドアガイドってヤツは、ブツブツ(爆)

■ っつぅわけで、スリーデイ・ツアーに行ってまいります。

  -------------------------------

■ 「寿命1000年、いいなぁ」という方は人気ランキングを、「そんなのまっぴら」という方はranking.gifを、「明日Ryu's Logbookの更新がないと気が狂うかも」と思った方は両方をクリックしておいて下さいな。いないってば、そんなヤツ(笑)

投稿者 Ryu : 6:03 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1222
Title: [ リレーエッセイ #24] 変化を楽しむ
Excerpt: [ リレーエッセイ #23 ] 時。からバトンタッチ。というか、これから2,3周ひとりで走る。 忘年会からホテルに帰ってきました。 自然の中では「移ろい」を身近に感じられる・・・・なるほ...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2004.12.23
コメント

ブログ界の小柳トムでがんばります。


・・・・いや、それはかなり寂しいぞ!

Posted by: kmorita : December 21, 2004 8:52 PM

小柳トムときたか。
不覚にも吹き出してしまいました、参った(笑)

Posted by: Ryu : December 21, 2004 9:10 PM

よいクリスマスを!

Posted by: あひる : December 24, 2004 5:23 PM

ありがとございます!
あひるさんも、よいクリスマスを!

って、あと数時間で終わりやんか……。
出遅れた。

Posted by: Ryu : December 25, 2004 4:51 PM

December 18, 2004

[ リレーエッセイ #20 ] 良い暇つぶしとは。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  午後に雷を伴うにわか雨。冷たい南西風。最高気温18度、最低気温7度。

[海洋気象] (エイベル)
  セパレーションポイントより北では西25ノット、その他のエリアでは南西10ノット、午前中に南西15ノットになる。北部の荒い海況は次第におさまる。にわか雨の中、視界は悪い。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 03:14 AM 3.7 m  Low 09:14 AM 1.1 m
  High 03:32 PM 3.9 m  Low 09:49 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 会社でダウンロードしている有料の詳しい地上予報によると、雹が降る可能性もあるとのこと。
  また海洋気象予報の方は、南西が北に変わるとのことだった。

  結局ブリーフィングの最中は、気にならないほどの小ぬか雨がときどきぱらついた程度。日帰りを送り出すために一回目に海に出たときは、上空ではまだ南西が微妙に吹いていたのだが一時間後に二泊、三泊のグループを連れて海に出たときには南西が完全に止まり、北が吹き始める直前といった空模様。ただ、そのときは晴れていた。

  仕事を終えて車に乗り、峠を越えていると、寒冷前線が到着したらしく、突然雹まじりの強烈なにわか雨と突風が襲ってきた。海上の視界は悪いだろう。しかも気温低下が激しいのなんの。お客様たち、大変だ……。 rent 6

  -------------------------------

■ 極々私的なメモ。
  一昨日のことらしいのだが、愛娘が昼寝から起きたとたんに
  「犬のコーラが○○に行っちゃって、もう会えない」
と泣きじゃくったらしい。なんせ泣きじゃくりながらの話なので、詳しいストーリーは家人も良く分からなかったらしいのだが、犬がどこかに連れて行かれるっていうのは、たぶんディズニーの『百一匹ワンちゃん』のヴィデオの影響なんだろう。

  しかし、名前がコーラ? そんなの、『百一匹ワンちゃん』はおろか、持ってる他の絵本にもヴィデオにも出てこないぞ???
  っていうか、そもそも、彼女はコカコーラとかペプシコーラとかは、存在すら知らないので、ヴォキャブラリーの中にそもそも「コーラ」という単語がないはず

  つまり、夢に出てきた犬に、彼女が「創り出して」与えた名前らしい。ふぅ~ん。

  二歳児にはもうお話を作る能力があるとはきいてはいたが、なるほどそういうネーミング能力まで備わってるとなると、確かに立派なもんかもしれない。

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #19] ソフト産業、森作りから考えるから、またまたバトンが直接返ってきた。なんか一日おきにリレーエッセイ書いてるんだけど……。
  くそ、こうなったら徹底的にやったろやないけ。

自分がふったネタの延長であまり派生していないので、掛け合いのようになってしまい、もうひとつ好き勝手度が高まらない。

  うぅぅ、スマンっす。普段の僕なら、「こんな風にソフト無視してるからダメなんだぁ!」と市場調査をやっつけるところまでが「枕」で、その先に話を脱線させつつ発展させていくとこなんだけど、リレーエッセイって「翌日アップ」という原則があるからそこまで話を膨らませる余裕がなくてね。

  まぁ、話題をあまり変えずに掛け合いするっていうのも、また面白いのでは?

  あれ? ちょっと待てよ。このままピッチャー返しが続くと、次の月曜日はリレーエッセイと自由テーマが重なるなぁ。

  なら、大変化球はそのときに投げるとするか。今日は大人しくストレートに玉返してやろっと、イヒヒ。

■ アウトドア産業の鍵はソフトにあるっていうことは、一昨日のリレーエッセイでも述べたし、編集長も自身の体験でフォローしてくれた通りなんだけど、もう少し同じところを。

  市場調査結果が「ハードの売り上げ」だけに着目していたことは前回批判した通りだが、じゃぁソフトを含めると日本のアウトドア産業は成長しているのかと問われれば、NOだろう。

  では、アウトドアソフト産業の何が悪いのか?

■ おそらく「達成感」である。特にジャパンというマーケットを考えるとき、達成感というのは大きなキーポイントになるはずだ。

  つまり、「楽しいか、楽しくないか」以外に、「達成感が得られるか否か」というパラメータが、日本人にとっては特に不可欠だと思うのだ。

  例えば編集長が挙げてくれた森作りが人気を博している理由を考えればよく分かる。森に手を入れて、自然にダイレクトに働きかけるというのは、誰にとってもたやすく「達成感」が得られるアクティヴィティである。
  楽しさだけで言えば、ひょっとするとシーカヤック体験ツアーの方が上かもしれない。ただ、シーカヤック体験ツアーばかり毎週10回続けてやったらどうだろう? 必ず飽きるはずだ。
  ところが、森作りなら毎週10回同じ里山に通える。いや、通えば通うほどに達成感が高まっていくはずである。一年、二年と時間がたてば、もっと達成感が大きくなっていくだろう。自分自身の成長だけではなく、森の成長が目に見えてくるからである。

  これが、これからのアウトドアソフト産業を考える上で、大きなポイントになってくると思う。

■ この15年で、大きなアウトドアブームが来て、去った。この嵐のような流れの中で、もっとも増減が激しかったのは、もちろん間違いなく「RVキャンプ派」「ファミリーキャンプ派」といった層である。

  つまり、車に立派な道具を詰め込んで名のあるオートキャンプ場に出かけてテントとタープを張り、テーブルや椅子をセットして、雑誌に載ってるような豪勢なアウトドア料理をして帰ってくる、というパターン。

  一回、二回は楽しいと思う、確かに。でも、10回続けて飽きない人は珍しいんじゃないの? だって、ここには「達成感」を感じる余地がないんだもん。

  欧州人の場合は、ビーチに椅子と本を持ち出して、一日何時間でも、あるいは何日でもボォ~ッとしていられる、いやむしろ、それこそが至福の時の過ごし方であるという人は少なくないので、ちょっと事情が違ってくるのだが、日本人でこれが出来る人はそう多くない。これが出来る人ならば、上記のようなキャンプ場に行って料理して帰ってくるだけのキャンプでも楽しいのかもしれないが、そうでない人には向かないスタイルではないか?

  そもそも初心者があれだけ大掛かりな道具を積み下ろし&セッティング&撤収するのって、大変よ。僕らプロでも大変で、その反動でプライヴェートの時にはなるべくモノを持たない貧しいアウトドアをやる傾向があるというのに、不慣れな方があんな大道具と格闘するのがどれだけ大変やら。
  しかも、前にも書いたと思うけど、アウトドアクッキングってのは手間ばっかりかかって大変なんよね。理論的には高カロリーのツーバーナーやオーヴンを持ち込めば、出来ない料理はないはずなんだけど、他所のキッチンでさえ慣れないと料理の手際が悪くなるというのに、いきなり野外でトントントンと調子よく料理が出来るはずもなく、片付けもパッパッと手早く出来るはずもない。
  つまり、「キャンプ場につく → 大荷物と格闘してキャンプサイト設置 → すぐさま料理の支度 → 普段の倍時間がかかったので遅い食事 → 後片付けにも時間がかかった → 終わったらすぐ次の食事の支度の時刻、あるいは寝る時刻、あるいは撤収の時刻」っていうことになるわな。

  達成感からは、程遠い結果になるだろうね。
  ブームといわれるときに、それに乗っかった初心者がやっていたのは、こういうことだったんである。そりゃ、一瞬でブーム終わるってば。

  つまり、そういうエントリー層に、すぐさま「達成感」を得られる次のソフトを提供できなかったのが、今のアウトドア業界の低迷の原因なんじゃないの?

■ 別の視点から見てみると、昔から根強い人気を持つアウトドアは、必ず達成感とセットになっているのが分かる。

  ピークハントという達成感を得る行為である登山は、もっとも分かりやすい例。あるいは、獲物という達成感をしとめるアクティヴィティである釣りやハンティングもしかり(まぁ、芸能人の真似してバスフィッシングに走った若造は、すぐに淘汰されたようだけどね)。
  カヌー、スキー・スノーボード、サーフィン、ダイヴィングetc, etcのアウトドアスポーツも、まさしく「技術習得=行けるフィールドが広がる」という点で、達成感とアウトドアはまり度が見事に連携している。

  つまり往々にしてスポーツライクなものは、達成感がもれなくついてくるのである。

  じゃぁ、スポーツじゃないアウトドアはダメかというと、そうでもない。
  例えば山菜摘み、キノコ狩り、バードウォッチング、あるいは高山植物写真撮影だって同じように達成感を得られる。これらは、表面的にはバラバラの行為だが、本質的には釣りやハンティングと同じような達成感を得られるものだ。
  日本ではアウトドアには分類されないが、ガーデニングだってまさしく「ノンスポーツ系」ながら達成感の高いアウトドアアクティヴィティである。

■ 逆に「達成感」ではなく、「リラックス感」を得られるアウトドアを挙げてみると、焚き火の前でくつろぐ、ってのが筆頭だろうか。
  その他だと、登山に分類できないのんびりハイキングもこれに入るだろうか。
  ハンモックをつって昼寝、なんていう欧州人のような過ごし方もこれだろう。

  こういうのは、好きな人はとことん好きなのだが、達成感が乏しいために、誰もがとことんはまってしまうという要素を持っているわけではない。特に、日本人はこういう「のんびり系」が苦手な人が多い。
  もちろん、焚き火がキライって言う人は少ない。ただ、焚き火がないと死んでしまうって言う人は、やっぱり少数派だし、むしろ「何もせずにボォ~ッとすると、死んでしまう」という人の方が多い国民性なのである。

■ そうやって考えてみると、百名山ブームっていうのは、達成感の乏しい「ハイキング」に、うまく達成感を持ち込んだ非常に優秀な「ソフト」だったと思う。

  だからといって、別に僕が焚き火派やお散歩派だダメって言ってるんじゃないけどね。そもそも、僕がそういうタイプなんだから、否定するはずがない。

  ただ、そういう人達はたいてい自分で存分に楽しむ術を知っているので、「ソフトを買う」必要性が少ないし、そもそもこうした類のソフトで「売れる」ものを開発するのはなかなか難しいという側面があるのだ。

  ところが、雑誌などをご覧あれ。この手のものを扱う傾向が高いから。こういうのを扱ってもねぇ、なかなか産業としては発展していかないよ。それを覚悟の上で「こだわり」として扱っているのならば、僕自身も「そっち方面に属する人間」として拍手を送るが、そうではなく、何の考えもなく焚き火のことばっかり書くメディアが「売れない……」って悩んでるとすれば、それは阿呆というしかないな。

■ ちなみに、sportの語源をご存知だろうか?

  以前、日本シーカヤック界の大御所が、ガイドトークとして「sportには元々『冒険』という意味があるんだ」というようなことを言っていたという記事をウェブ上で発見して頭を抱えてしまったことがあるのだが、大嘘である。
  手元の英和辞典をご覧になれば分かると思うが、「暇つぶし、気晴らし、慰み」などという意味が見つかるかと思う。これがそもそもの語源らしい。

  そう、sportっていうのは、もともと「運動」ではく「暇つぶし」という意味だったのである。つまり、元の意味ならトランプだってスポーツなのだ。
  その数々の「スポーツ」の中で、「スポーツの中のスポーツ」の地位を見事勝ち取ったのが、「運動」だったというわけ。

  運動好きの英国らしい意味の変遷なのだが、今回のエッセイの内容と考え合わせると、いかにも示唆に富んでいると思うのは僕だけだろうか?
  つまり、「運動」には達成感がついてくる。だから、「暇つぶし」としては非常に上質なものになる。
  僕が上記で主張した「アウトドアソフト産業」がこれからとるべき道を、このsportという単語の歴史が何やら教えてくれているような気がするのは、僕だけだろうか?

■ と、せっかく英語ネタに脱線したのだが、イジワルな僕はまた編集長のところに話を戻すのであった。
  こうやって考えてみると、「森作り」という遊び方の優秀さが改めてよく分かる。
  まず、スポーツ性が低いので、運動嫌いで有名なジャパニーズにも敷居が低い。
  そして、ショートスパンでもロングスパンでも、確実に達成感を感じられる。
  さらにヴァリエーションも無限で他のジャンルのアウトドアアクティヴティとどんどん組み合わせられる。
  いろんな意味で、大変に優秀なソフトである。

  思えば、僕の大好きな『まつを's WEB SITE』だって、まさに森作り、里山遊びを中心にすえたサイト。まつを氏のただならぬセンスの良さと鋭い舌鋒もあのサイトの面白さの秘訣だが、あれだけ繰り返し読んでも飽きない秘密は、やはり「達成感」にあるのではないだろうか?

■ しかし、個人的には「達成感」とは無縁の「ひたすらダラダラ」のアウトドアを心行くまでやりたいよなぁ、久しぶりに。

■ ハイ、今日の話はこれでおしまい。
  これがリレーエッセイでなければ、あと何日か熟成させた上で、ここから話を「やっと本題」に発展させるとこだけど、このまま投げ返した方が編集長が悩みそうで面白いので、もう一回意地悪してやろ(笑)

  月曜日は「自由テーマ」と絡めてアウトドアネタからも逸脱するような変化球にするから、もう一日がんばってねぇ>編集長

  -------------------------------

■ 「もうちょっと話題変えろよ!」と思った方は人気ランキングを、「いや、このネタを深く突っ込んで欲しい」と思った方はranking.gifを、「何でもいいから、どっちかが倒れるまで一対一で闘えぇ!」と思った方は両方をクリックして応援して下さい。


投稿者 Ryu : 2:51 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1206
Title: [ リレーエッセイ #21 ] 森でだらだらアウトドア
Excerpt: う。まるでRyuさんと交換日記状態。 [ リレーエッセイ #20 ] 良い暇つぶしとは。からのリレー。   まぁ、話題をあまり変えずに掛け合いするっていうのも、また面白いのでは? ほんまで...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2004.12.19
Title: [ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット。海況おだやか。  その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
Title: [ リレーエッセイ #79 ] スポーツと体育。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。(高)24度、(低)10度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット。海況おだやか。  その後12時間:変風10ノット [潮汐表] (ネ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.05
コメント

December 16, 2004

[ リレーエッセイ #18 ] なんなんだ、この市場調査は?

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  雷雨、午後にあがる。南西風に変わる。

[海洋気象] (エイベル)
  変風10ノット、午前中に北20ノットに。午後に南西20ノットに変わり、セパレーションポイントより北では夕方に30ノットにあがる。海況はやや荒くなる。午前中の雨中視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 01:27 AM 4.0 m  Low 07:35 AM 0.7 m
  High 01:46 PM 4.3 m  Low 07:53 PM 0.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 午前中は曇りでベタ凪。昼過ぎに東北東から小さなうねりが入ったが、風は吹かずじまい。14時前に南東からの風が吹き、急に強い雨が降り始めた。予報ボロボロじゃん。

  本日は、日本人3人組と、中国人バックパッカー1人という東洋人だけのグループ。中国人が一人でバックパッキングしているっていうのは、ちょっと驚き。このところの経済急成長で、中国人観光客はまったく珍しくなくなり、中国人マーケットはどの業者にとっても無視できない勢いで成長しているんだけど、一人旅をする中国人って言うのはお目にかかったことがなかったし、彼自身も「僕みたいな中国人はいない」と笑っていた。彼はまだ学生なのだが、英語もきわめて堪能だったし、物腰も欧米人っぽさが漂っていて、中国が変わりつつあることを感じさせてくれた。って、彼だけかもしらんけど(笑) b&i 4

■ 本日は夕方から会社のパーティなのだが、何十人も「同僚」が集まるようなパーティに出るのなんかゴメンなので、サボることにした。ブログも書かねばならぬし。

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #17 ] 明るい話、通信販売といえばーからピッチャー返し。なんだよぉ、また逆回転かぁ? それとも皆で僕を集中攻撃することにしたのかぁ?
  よろしい、受けて立とうではないか。

■ ところでいきなり脱線で恐縮だが、昨日いきなり人気ランキングで編集長のブログが一位に躍り出ててビックリした。アウトドア総合でも一位。スゴイじゃん! 前月比500%増、くらいなんじゃないの?>編集長

  それに引き換え、このブログはどうよ。ハンモック買おうかどうか悩んでるときはえらくスコア伸びたけど、買うの止めたらいきなり低迷って、何なの(^^;

■ まぁいいや、本題。
  昨日の変臭長のエッセイが相当エキセントリックだったもんで、どうやって続けたらいいのかしばし悩む。う~ん、どうやったら朝からあれだけハイパーなエッセイが書けるんだ。本人は「人工海馬がない」と書いてるけど、実はすでにシリコンチップ人工海馬内蔵してるんじゃないのか?>偏秀長

  ちなみに人工海馬どころかこんなことを言ってる人もいるぞ。ホラもここまで来ると見事だ。僕もかなりのホラ吹きの自覚があるが、これはもう尊敬するしかない。

  あ、こんな無駄話をしている場合ではない。ともかく何か書かねばならん。何を書こう?

■ って、あの中のアウトドアネタって、暗い「アウトドアビジネス 2002-2003」とかいう市場調査くらいしかないじゃん。
  うわぁ、なんだこれ、突っ込みどころ満載。そんなに突っ込んで欲しいなら、突っ込んであげるとするか。

  何々、<マイナス成長要因>に、

市場を牽引し、成長を続けてきた「シューズ」「ザック類」市場のマイナス成長

ってのがあるな。

  当たり前じゃん。シューズやザック類なんて、そういつまでも売れ続けるアイテムじゃないよ。服だったら毎年買い続けるなんてこともありえるけど、クツやザックを毎年買い続けたらどんなことになると思ってるんだ。
  新規エントリーユーザがほとんど増えていない現状で、シューズ、ザック類で売り上げ稼ごうっていう発想がどうかしてるんじゃないの? んなの、ウチの2歳半の愛娘にだって分かる理屈だぞ。

  あとさぁ、そもそも「マイナス成長要因」を分析している項目3つの中の2つに、「マイナス成長」っていう言葉が出てくるのって、どうよ。
  いや、出てきても良いんだけど、さらにその「要因」を分析しないと意味がないじゃん。
  「クツとザックの売り上げが落ちたので、全体の売り上げが落ちました。キャンプ・登山専用用品も売れてません。ウェアもいまいちですね。だから売り上げが伸びないんです。」
なんてセリフ、アウトドアショップの洟垂れアルバイト店員にだって言えるぞ。
  仮に僕がショップ店長で、そんな報告してくる従業員がいたら、きっとそいつは五体満足では家に帰れないな。
  要因を分析するってのは、「なぜそういうアイテムが売れていないのか?」っていう点まで踏み込んでナンボなんじゃないの?

  アホらし。

■ っていうか、僕としてはそもそもの大前提たる「1.調査対象」に大疑問を感じるわけなんだけど。

メーカー・卸売業・小売業等、約160社に関して、アウトドア用品の体表的な企業を抽出し、調査・分析した。

  ほぉ~ら出た、日本人の悪い癖だ、ハードばかりに目が行ってて、ソフトが無視されてる。
  「アウトドアビジネス」ってのは、製造・流通・物販だけなの?

  むしろ「アウトドア」ってのは「ソフト」、つまり「いかに野外で時を過ごすか?」という部分が本質なんだから、ビジネスで考える場合もソフト産業を視野から外しては何も始まらないんじゃないの?

  だから僕としては、ここで「アウトドア用品の体表的な企業を抽出」という手法そのものが、さっぱりダメだと思う。
  アウトフィッターとかアウトドア関連情報産業(出版やGofield.comのようなWebも含む)なんかを無視して、アウトドアビジネスの動向の何が分かるの? これじゃ「アウトドアビジネス」じゃなくて、「アウトドア・リテールビジネス」の展望じゃん。

■ そういう視点でしか「アウトドア」を捉えていないというところが、そもそもアウトドアビジネスの不振の根本的な原因なんじゃないか、というのが僕の意見。

  つまり僕としては<マイナス成長要因>の筆頭項目に

  0. アウトドア・ソフト産業の軽視

を挙げたい。

■ 前述の通り、そもそも「アウトドア」の本質っていうのはアウトドアグッズにあるわけではなく、「いかに外で楽しい時を過ごすか」にある。
  僕らのようなガイドは、まさに「ソフトだけ」を売ってお飯を食べているので、その点は痛いほど分かってるんだけど、どうもこの点を忘れる業界人が多くていかんねぇ。
  それで「売れない、売れない」ってぼやくんだから困る。そりゃ売れないよって。元々「アウトドア産業」ってのは、「モノを売る産業」じゃないんだもん。この産業では、物販はそもそも本来はオマケなんだよ。ジャパンはちょっと事情が特殊で、製造・物販がたまたま先行してしまっただけ。売れなくなってきたというのは、「まともになってきた」ということ。

  最初に述べた通り、一通り道具が揃ったら、道具を買うスピードは鈍るのが当たり前。そしてそういう「道具を一通り持ってて、これからはあまりこれ以上は道具を買う予定がない」という人たちこそ、この「アウトドア」を支える層のはずなのだ。彼らにお金を使わせるとすれば、「ソフト」を提供するしかないじゃない。
  だから今後もアウトドアで食いたければ、ソフト産業の方を充実させて上質な商品を提供することだな。

  ま、上質なソフトが提供できるようになれば、それに付随した物販も伸びるはずだけどね。例えばシーカヤックだって、日本にエイベルタズマン国立公園並みのシーカヤック・フィールドが出来たとすれば、日本のシーカヤック関連用品のリテールは、数倍に跳ね上がるんじゃないの?

  あと、アウトドアズマンじゃない層にいかに売るかってところもポイントだろうけどね。まぁ、そこまで言い出すと紙面が足りなくなるから今回はこの辺にしておこう。

■ さて、逆回転になったから、明日はごうちゃんだな。

  と思ったけど、こうなったら片愁長と一騎打ちしてやろう。再度逆回転の再度ピッチャー返しだぁ。よろしくねぇ>偏執長

  -------------------------------

■ 「編集長がんばれ!」って方は人気ランキングを、「Ryu、負けるな!」という全国87万人の女性ファンの方はranking.gifをクリックして応援してください。

投稿者 Ryu : 6:19 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/245
コメント

December 14, 2004

[ リレーエッセイ #16 ] 明るい灯り、暗い灯り

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  朝のうち曇り、のち晴れ。南西風次第におさまる。最高気温19度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
  セパレーションポイントより北:西25ノット、午後に15ノットに落ちる。
  その他のエリア:変風10ノット。
  北部海域は荒いが次第におさまる。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 05:57 AM 0.5 m  High 12:12 PM 4.5 m
  Low 06:09 PM 0.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ やっとやっと南西がおさまる気配! めでたい!
  と思ったら、明日から雨か。上手くいかないもんだな。

  -------------------------------

■ 極々私的なメモ。
  昨夜のアホ一家の会話。

あほ娘「おやすみー」
アホ父「こら寝るな。テレビ見るぞ」
阿呆母「『それもいいなー』って思うから、いらないこと言わないの!」
あほ娘「おやすみー」
阿呆母「はいおりこうさん、ベッドに行こうね」
アホ父「こら、テレビ見るぞ」

  去っていく母娘。そしてベッドルームから漏れ聞こえてくる会話。

阿呆母「よく悪魔の誘いを振り切ったねぇ」
あほ娘「そうねぇ」
阿呆母「あれは悪魔だからねぇ」
あほ娘「そうねぇ」

  こら、何が「そうねぇ」だ、どこでそんな相槌を覚えたぁ!(笑)

  -------------------------------

■ リレーエッセイ #15 暗い暗い・・・よりバトンタッチ。

  一昨日はごうちゃんがバトンをを落としたから、どうせ今日は編集長の番だろうとタカをくくってたら、いきなりごうちゃんから「ピッチャー返し」が来た。逆回転か。まぁ、よかろう、ちゃんと回ってたらどうせ今日が順番だったんだし。

  あ、ちなみにごうちゃんは一回フライングしてたんで、今回のと落としで差し引きゼロってことで、今回のはノーカウントにしてあげる(笑)

■ って、お題は明るい話? あれだけさんざん暗い話されたら、明るい話なんぞ急に思い浮かばんぞな(笑)
  っちゅうか、まさかホンマに暗い話書くとは思わんかったぞぃ(^^;

  まぁそれでも、確かにこっちは明るい。なんせ夏至直前の紫外線が一番強い時期だ。空気の微粒子一粒一粒がキラキラと発光しているんじゃないかと思うような見事な色彩。

  しかも緯度が高いので、日没は21時ごろだから、21時半くらいまで暗くなりゃしない。朝もやたら早く夜が明ける。僕が休みの日くらい、もっと遠慮して9時ぐらいに夜明けにならんもんかね?>太陽くん

  さらに今年は、どうしたわけかまだ透明度が落ちない。まだ10m以上は軽く見通せて、とても初夏の水とは思えない。雨が少ないせいもあるし、風が基本的にオフショアだっていうのも一因だろうし、南風ばかりが吹くので例年に比べて水温の上がり方が遅いってのもあるだろう。

  ともかく、今エイベルタズマン国立公園を訪れている人は、至福の体験が出来ているっていうこと。ホント、僕らが唖然とするくらいキレイなんだから、来るなら今だよ。次の嵐までに来れば、素晴らしい景観を保証できる。

キレイでしょ?

  でも、明日から雨が降るらしいから、今日が最後だろうな。この季節、雨や嵐で一度濁ると、もうおそらく秋まで透明度は回復しない。
  今あわててチケット手配しようと思った方、残念でした。

■ ところで、以前も書いたことあると思うんだけど、僕はキャンドルランタンとヘッ電しか持っていなくて、LPGだのガソリンだの灯油だののランタンは使った経験さえない。正直にいえば、使っているところを見たのも、昨年のツアーリーダー・セミナー某会場が初めてだった。

  あの光量には驚いたねぇ。って、原始人か、僕は。

  でも、やっぱり個人的にはあの光量はいらない。実は会社のキャンプツアーでも、この手のランタンは使わない。焚き火と、キャンドルだけ。これはウチの会社だけじゃなくて、ヨソの会社も同じ。これで十分だし、むしろこれ以上明るいと「何か」をスポイルしてしまう気がする。
  何より、ランタンの燃焼音ってどうも鬱陶しい。料理するときのストーヴの音は良い。料理ってのは、アクティヴな行為だから。でも、いったん料理が終わってくつろごうというとき、ゴーゴーと燃焼音がなってるのはどうにもうざったいし、明るすぎるのもイヤだ。

  むしろ、明るくしすぎて自分のキャンプサイトに「光の結界」を張ってしまうと、自然から背を向けてその結界の中に閉じこもってしまう感じがしない?
  それこそ、なんだか根暗っぽい。

  ってなわけで、「明るいキャンプ」ってのは「暗い灯り」にポイントがあると個人的には信じていて、今後ともLPG、ガソリン、灯油なんぞの明るすぎるランタンを買う予定はないのであった。
  決してビンボーの言い訳をしているわけでもなければ、南半球の辺境ではそういう道具が手に入らないからというわけでもない。ないったら、ないのだ。

■ 『野外道具屋.com』は売るものがなくて暗いらしいが、『龍の巣』は安泰。ことさら冬向けの商品は仕入れてないんだけど、日本が寒いときはこっちが暖かいからね、通年同じラインナップで商売が出来る強みがあるのだ、ワハハ。

  あと、今日はオーストラリア製品を日本にどんどん売り込みたがっている日本のオーストラリア領事館から、『龍の巣』を紹介したいというオファーも受けた。ワハハ、天の恵みだ。

■ と、最後は何やら躁気味になっただけで、明るい話題なのか暗い話題なのかよく分からなくなっちゃったけど、とりあえず『Outdoor-Market.com』の編集長に回してみるか。よろしくぅ。

  -------------------------------

■ キャンドルランタン派は人気ランキングを、化石燃料ランタン派はranking.gifを、両刀使いの方は両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 10:58 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1173
Title: [ リレーエッセイ #17 ] 明るい話、通信販売といえばー
Excerpt: [ リレーエッセイ #16 ] 明るい灯り、暗い灯り から、リレー。今、東京のホテルでして、NHKのニュース見ながら、Ryuさんのブログを読み終わったところ。 僕もキャンプサイトは暗くて...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2004.12.15
コメント

December 11, 2004

[ リレーエッセイ #14 ] 焚き火。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。南西風。最高気温18度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
  南西20ノット、セパレーションポイントより北では午後に西30ノットに。北部の海況は荒くなる。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 03:24 AM 0.7 m  High 09:54 AM 4.1 m
  Low 03:45 PM 0.7 m  High 10:02 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 4シーズン目以降、「初めての海況」には久しく遭遇していなかったのだが、7シーズン目に入ってから久しぶりに「初めての状況」を体験。

  一昨日、昨日と同じく、強烈な南西が吹くことが予想されたが、同時に午後からシーブリーズが吹く可能性もあった。
  僕はマラハウ発マラハウ帰着のツアー担当となっていたのだが、普通新人ガイドが回されるはずのそのツアーに僕が割り当てられていたのは、この予報のせい。つまり、シーブリーズが吹けば予定通りマラハウ帰着、南西が吹き続ければそのまま北上してアンカレッジ帰着のツアーに変更するという、柔軟な対応を期待されていたわけである。南西→シーブリーズの変わり目を読むのは、確かに新人にはちょいと荷が重い。

  で、マラハウ出発直後に強い南西が吹き始めたので、すぐにセーリング。
  モーニングティーの途中で、上空の雲の動きがにぶり、シーブリーズが吹く気配がかすかに。そのまま北上してウォータリング・コーヴに差し掛かった頃、海面レヴェルでの南西がピタリと止まり、シーブリーズの気配が濃厚に。
  本当はマラハウ帰着の場合はウォータリング・コーヴに止まるつもりだったのだが、パワフルなグループだったのでテ・プカテアからでもマラハウまで漕いで戻れると判断し、そのままテ・プカテアへ。
  昼食中に順調にシーブリーズが吹き始め、相当な風速に。ベースに連絡をいれ、マラハウ帰着することを告げ、14:00ごろテ・プカテアを出発。

  すると、アクアタクシーが近づいてきて、「ロードステッドは25knの南西が吹き荒れてて、絶対に戻れない」という。マルボロ・サウンドじゃあるまいし、たった1km先で逆の風が吹いてるって、そんなの冗談だと思ったが、本当だという。
  普通は、快晴で南西の風が吹いている日は、南西とシーブリーズが上空で押し合いへし合いのケンカをして、勝った方が吹き荒れる。どちらが勝っても、海面レヴェルでは相当な風が吹くのだけど、今まで両方が吹いたことはない。必ず、どちらか一方が吹いていた。

  ともあれ、実際に南西が吹き荒れてるんじゃ仕方ないので、北に進路を変えてアンカレッジ帰着に切り替えた。時間が思いっきり余ったので、もちろんピナクル島にも立ち寄った。良いツアーだった。

  後から山の上から確認すると、確かにマッドマイル周辺だけは北からのシーブリーズ、ロードステッドでは強い南西が吹き荒れていて、テカルトゥ・ポイント付近が両方の風が相殺されて無風状態になっていた。
  う~ん、こんなこともあるのか。もう千本近くツアーをやってるが、まだまだ知らない海況があるんだな。大変勉強になった。 b&i → mmt 5

■ ところで、今日はトラブル続き。
  まず、僕のグループのお客様2名が、バスのピックアップの場所に現れず、無断キャンセル。
  その代わり、日本人の女の子のお客様が、オークランドの日系旅行代理店の発行したヴァウチャーを手にやってきたのだが、ウチの会社はそんなブッキングを受けていなかったのだ。その子の話によると、どうやら当社メニューの中で最も高額なツアーに申し込んだようなのだが、なんせその代理店に全部任せ、すべてのブッキングを一括して依頼し、お金も一括で支払っていたので、実際にウチの会社にいくら支払ったのかもよくわからないと言う。
  そのヴァウチャーってのも好い加減な代物で、普通ヴァウチャーってのは当社メニューの名前も書いてあるものだが、そのヴァウチャーにはメニュー名も価格も書いてないので、こちら側としてもよく分からない。しかも、ヴァウチャーにはその会社の連絡先さえ書いてないので、すぐに連絡とって確認することも出来ない。
  もちろん、彼女はどの会社にいくら払ったとか、どの会社のどのメニューに申し込んであるなどという明細、詳細などの資料は一切もらっていなかった。

  さらに後から彼女に話を聞いて分かったことだが、こういうブッキングミスは当社が初めてではなく、すでに長距離バスに乗るときにリストに名前がなかったことがあるという。つまり、2週間の旅行で、すでに二度目。彼女には、すぐにその代理店に電話して、すべてのブッキングにダブルチェックをさせるように言ったが、ヒドイ話だ。
  まったくこれだから日系企業は信用ならん! おそらくウチの会社の最も高額なツアーに申し込んだのも、その方が予約代行手数料が高くなるからというだけの理由に違いない。

  ともかく、彼女が申し込んだと思われる高額ツアーは満員御礼。しかも彼女は英語がダメ。仕方ないので僕が彼女を「引き取った」。結果的に彼女は僕のガイディングで大喜びだったし、上記のように僕と話をしているうちに当該代理店が他にもミスをしていることが分かり、今後のブッキングの再チェックをしなきゃいけないことが理解できたようなので、結果オーライ。

  しかし、まったく……。

  と思いつつベースに戻ると、別の日本人の女の子が泣きそうになっている。デイパックとクツがないと言うのだ。この子は、僕のグループに入った子よりもさらに英語が苦手で、ほとんど何も喋れないときたもんだから、本人だけじゃなくて会社の連中も詳しい事情がきけずに困り果てていたところ。僕が戻るのを待ちわびていたらしい。
  で、話をよくよく聞いてみると、どうやらアンカレッジの船上宿に泊まるお客様が、宿泊用荷物を別送する袋の中に荷物を詰めているのを見て、英語が分からない彼女も自分の荷物を放り込んでしまったらしいのだ(ただし、僕が戻ってからもこれが判明するまでに15分くらいを要した)。

  これは誰のミスっていうのが難しいところだけど、あえて言うなら担当ガイドが、英語が明らかに苦手と分かる彼女が変なことしないかどうかちゃんと注意していなかったという意味で、ガイドの責任。

  ともあれ、
  「安心してください、荷物のあるところ、分かりましたよ。12km先のアンカレッジの船上宿に行っちゃってます」
っていうと、彼女はますます泣きそうになった。そりゃそうだ、彼女はこれからネルソンに帰るところなので、アンカレッジの船の上にバッグがあっても困るだろう。しかも探している間にネルソン行きのバスは出てしまった。

  いや、泣かそうと思ってそんなこと言ったんじゃないんだけどね、安心させようとしたんだけど、まぁ普通は余計に不安になるわな(^^;
  ともかく、本来なら仕事が終わって帰ろうとしていたウォータータクシードライヴァーに再度アンカレッジまで戻らせ、たまたまネルソンから通っているオフィスの女の子が今日出勤していたのでその子の車でネルソンまで戻ってもらう段取りをつけた。ヤレヤレ。

  僕も、なるべく早く洗い物などの片づけを済ませて、荷物が戻ってくるまで彼女の話し相手になってあげたのだが、イヤハヤなんだか慌しい日だった。
  ってなわけで、今日は会社を出たのが19:00すぎてた。肉体労働で12時間近い労働ってのは、キツイぞ。特に今週はきつかったからなぁ。今日は五連荘の五日目だったし。明日が休みってのがせめてもの救い。

  ところで、ウォータータクシーが戻ってくるまでの間、彼女と話していたら、ビックリ仰天した。
  2年前、野遊び屋のショージの高校の同級生のMちゃんという女の子が、当社のスリーデイ・ツアーに来てくれて僕がガイドを担当した。その後もMちゃんとはメールのやり取りが続き、日本でも野遊び屋に遊びに来てくれたりしたのだが、今日の子はMちゃんの友達で、彼女の推薦でウチの会社に来てくれていたのだった。
  だったら、ちゃんと日本語版サイトも紹介して、僕を指名した上で来るようにちゃんと教えてあげれば良いのに、Mちゃんは「ATKに行け、Ryuさんがいるから」としか言わなかったらしく、彼女は僕を指名せず、普通にブッキングしてキウィのガイドのグループに配されてしまったということらしい。

  何だかなぁ……。最初から僕のグループに入ってれば、こんなエライ目に逢うこともなかったのにねぇ。可哀想に。

  ということは、悪いのはMちゃんということになるか。イヤ、仮にも彼女は僕のお客様だから、彼女のせいにするわけにはイカン。

  ならば、悪いのはショージだ! こらショージ、会社中で大騒ぎになったぞ! バカモノ! 反省しなさい!

  -------------------------------

■ 子スズメレスキュー日記。
  僕は仕事だったので、帰宅後家人から聞いた話。
  まず、残念ながら大家が保護したツグミの子は、今朝死んだらしい。大家は今朝寒かったからというが、昨夜僕がエサをやったとき、あまりに眠そうだったので、もうちょっとやった方がいいなと思いつつ、止めてしまったのが一番の原因のような気がする。もう眠くて眠くて、エサをやっててもコックリコックリしているような状態だったので、これ以上無理やりエサを口に詰め込むと、窒息するんじゃないかと思って止めたんだけど、もうちょっと食わせるべきだったか。

  で、ウチのChibbyが、今日庭のケージから逃げたらしいのだが、そのすきにいきなりアホネコのココがまた襲い掛かったらしい。だから言わんこっちゃない。「首が折れているかと思うくらいグッタリしていた」らしいのだが、数時間後には回復したので、またケージに戻せたらしい。ヤレヤレ。

  と、ホッとしていたところ、オオバカモノのココ、今日は今度こと正真正銘のブラックバードのヒナに襲い掛かったらしい。やっぱり家人が助けたのだが、怪我をしていてやばそうだったらしい。またもや「首が折れているかと思うくらいグッタリしていた」らしいのだが、数時間後には回復し、親も近くにいたので、ココを車に閉じ込めた上で放してやったとのこと。よかったねぇ。

  ってなわけで、今日も大活躍しまくってたらしい>ココ
  好い加減にしてくれ、そのうち小鳥のヒナで我が家があふれかえる……(泣)

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #13 ] 焚き火で夜更かしの続き。

  皆、それぞれ過酷なスケジュールになってきて、誰がいつ「落とし」てもおかしくない状態。ますますスリリングで目が放せないっすな(笑)

  とはいえ、先週すでにキャンプツアーで順番を飛ばしてもらった僕が、真っ先に「落とした」ことになるんだよな。ついでに言えば今月はもう2回キャンプツアーがあるから、またそのときは他の2人に頼むことになるんだよな。先に謝っとこ。スマン。

■ ま、それはともかく。
  焚き火は日本にいるときは、確かによくやったもんだ。ソロでアウトドアに出ることが多い暗いヤツだったので、ごうちゃんの言うような火事のような焚き火はやったことがない。
  むしろ、いかに小さな焚き火を、消さず、形を崩さずに維持できるかに命をかけていた。両手の手のひらを広げて並べたサイズ、これが目安。これより大きくしないようにするのが難しい。どうだ、暗いだろう、鬱陶しいだろう、エッヘン。

  そういえば尊敬する関根秀樹氏は、片手の手のひらに乗るサイズの焚き火をし、同じく片手の手のひらに乗る量の薪でご飯を炊いてしまうというのを知り、ますます尊敬したっけ。そんな小さな焚き火をコントロールし、しかもそんな少量の薪をご飯を炊くほどの長時間燃やし続けるのって、神業。暗いと言えば暗いかもしれないが、ココまでくれば立派。

■ ところがねぇ、ニュージーランドは日本ほど自由に焚き火が出来る国じゃないんだこれが。キャンプ場も、設置されたファイヤープレイス以外の裸火は厳禁だし、持ち込み焚き火台も基本的には使えない。

  ビーチ? 環境立国でそういう公共の場所で焚き火なんぞは、基本的には「とんでもない」ことだ。

  つまり焚き火が出来る場所ってのは、基本的には「私有地」ということになる。
  ところが私有地なら一向に構わんかというと、それがそう簡単な話でもなくて、夏季は空気が乾燥して引火延焼の危険が大きいので、住宅地では庭での焚き火を厳禁するところも少なくない。

  ってなわけで、焚き火をする機会は減ったなぁ。
  プライヴェートで存分に焚き火をしたのは、数年前にダーヴィル島を一周したときが最後か。

  仕事でキャンプツアーをするときは、お客様の要望を聞いて焚き火希望者が多い場合には、ファイヤープレイスのあるキャンプ場に行くのだけど、繁忙期には数少ないファイヤープレイスはすでに先客にとられちゃってることが多い。
  それでもまぁ仕事でときどきやってることはやってるので、おそらく手際などはそんなに鈍っちゃいないと思う。先週のツアーでは、二晩とも焚き火をしたが、「焚き火でもするか」って炊きつけの小枝を集め始めてから3分後には、マッチ一本で着火してちゃんと手首くらいの薪に火を移してるんだから、まぁ悪くないとは思う。

  ただなぁ、昔日本でやってたような小さな小さな焚き火をコントロールする根暗な技術が残ってるかどうかは、どうも怪しい。非常に怪しい。どっかで機会を見つけて一回やってみたいもんだけど、なんか落ち込むだけになりそう。う~ん、ますます暗い。

■ ちなみに楽器と言えば、昔はそれこそプロに嫌な顔をされるくらいギターを弾き込んでいたくせに、焚き火の側に楽器を持っていったことは、ただの一度もない。
  二輪とかカヤックとかバックパッキングとか、確かにギターを持っていきにくいスタイルのアウトドアが多かったというのは事実なんだけど、「何とかして持って行きたい」と思ったことがないのもまた事実。カヤッカーでもライダーでもバックパッカーでも、ギターを持っていく人は行くからねぇ。

  焚き火用にブルースハープを買って練習したりもしてたけど、家では機嫌よく吹くものの、結局焚き火の前で鳴らしたことはやっぱり一度もない。

  何でだか知らないけど、火の側では楽器の音なんか出したくないんだよな、僕の場合。薪のはぜる音とフクロウの鳴き声だけで幸せ。

  うわぁ、なぁ~んて暗い野郎だ。書いてていじましくなってきた。

■ こんなこと書いてると、何年ぶりかで一人っきりの焚き火をしたくなってきたぞ。どうすりゃ良いんだぁ! この近所に、いまどき焚き火出来るところなんてあったっけ??? う~ん……。
  隣の家に火をつけてみるか。うぅぅぅ、なんて暗い発想だ。

■ ほい、そういうことで、次のお題は、「うわぁ、暗ぁ!」でよろしく>ごうちゃん

  -------------------------------

■ 「焚き火は井桁型に限る」という方は人気ランキングを、「いや、ティピー型だ」と思った方はranking.gifを、「オイラは無手勝流でござる」と思った方は両方をクリックしておいて下さいな。


投稿者 Ryu : 8:05 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1160
Title: リレーエッセイ #15 暗い暗い・・・
Excerpt: Ryu's Logbook[ リレーエッセイ #14 ] 焚き火。からバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.12.13
Title: Weather & Kayaking Log on 16-07-05
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) Fine, some afternoon cloud. Northeast breeze. 10°C 6°C [海洋気象] (エイベル)  Southeast 10 knots, rising to 25 knots north of Separation Point this evening. Sea becoming rough in ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.07.16
コメント

全国のショージさんファン代表として、私が替わりに反省させていただきます・・・・ああ、英語ちゃんとやり直しておかないと・・・・・

Posted by: tomboy7 : December 12, 2004 7:40 PM

な、なんかとんでもないところからリプライが来ちゃったな(^^;

こらショージ、全国の女性だましてんじゃねぇぞ!


Posted by: Ryu : December 12, 2004 9:35 PM

December 8, 2004

[ リレーエッセイ #11 ] 結ぶ、結う、結ぶ。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。風おだやか。最高気温20度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
  変風10ノット、ただしセパレーションポイントより北では西15ノットが夕方に25ノットにあがる。北部の海況は次第に荒くなる。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 12:42 AM 1.2 m  High 07:04 AM 3.4 m
  Low 01:10 PM 1.3 m  High 07:31 PM 3.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 風おだやか? 内陸はおだやかだったのか?
  海はとんでもないシーブリーズだった。ここまで強いシーブリーズは、ホントに久しぶり。昨夏は天気が悪すぎてほとんどシーブリーズが吹かなかったので、こんな強いのは二年近くご無沙汰だったことになるか?

  昨日と同様よく晴れてて、気持ちの良い日だったけど、格段に寒かったなぁ。

  日本からこのためだけにいらっしゃってたご夫婦、昨日同様に今日もご機嫌で漕いで、ニコニコでご帰還。あぁホッとした。 mmt 3

  -------------------------------

■ T君の珍(沈)道中記のコーナー。
  全然連絡がなくてねぇ、けむさんと一緒に踊った「沈脱の舞」が効いて南太平洋の藻屑と消えたかと思ってたら、久しぶりにメールが来た。コロマンデルで停滞、停滞、また停滞の日々を送っているらしい。5日停滞して2日漕ぐペースだって。それじゃ日本でサラリーマンしながら週末漕いでるのと同じペースじゃん(笑)

やっぱり風の吹き方が普通じゃない気がしますよ、この国は。南西の気圧配置がずっと続いて風吹きまくり、いきなり台風並に低気圧が発達したり。

  だって、そういう季節なんだから仕方がない。春は荒れるんだってば。僕らプロでも、春は漕ぎたくないんだよ、ホントは。

  ま、ボチボチ漕いで元気に帰ってきなさい。土産話楽しみにしてるよぉ。

■ 関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
  ◎10月20日
  ◎10月23日
  ◎11月17日
  ◎11月20日
  ◎11月24日

  -------------------------------

■ 極々私的なメモ。
  一昨日、愛娘にライフジャケットを買ってやった。$80なり。2歳児にはちょっと高価なクリスマスプレゼントか?
  でも当人は、用途も分からないままに
  「どう? 似合う?」
とご機嫌なので、まぁいいことにしよう。
  次の休みには、海水浴にでも連れて行ってやるとするかな。でも、ちょっと潮のタイミングが悪いな。今日あたりが一番良かったんだけどねぇ。
  ま、この夏は天気悪くなさそうだから、いつでも機会はあるだろ(昨夏は、天気が悪すぎて結局家族で海水浴なんて、一度も行けずじまい)。

■ ところで、11月19日に、娘がアトピーらしいと書いたが、どうやら大家宅で液体ハンドソープを使っていたのが原因だったようだ。ご存知のように我が家はセッケン・シャンプー不使用なので、合成界面活性剤の類はまったくない。
  合成界面活性剤が悪かったのか、それとも香料が悪かったのか良く分からないが、本人に厳重注意し、大家一家にもウチの子にハンドソープを触らせないようにお願いしたら、とたんによくなって、99.9%治ってしまった。
  よくぞ見抜いた、さすが>我が家の魔女

  そういえば、生まれた直後に産婆さんがベビーソープを使って産湯に入れてくれたのだが、体中が真っ赤になって発疹がドワァ~ッと出たんだった。普段の入浴にはセッケンさえ使わない家人と僕は、2人で目を見合わせてビビッたんだった。

  合成界面活性剤には害がないと主張している人もたくさんいるが、僕は信じないぞ。ハンドソープやシャンプー、アトピーの大きな原因になってるんじゃないのかなぁ???
  あ、セッケンだって、香料はよくないかもね。お化粧だって、良くないだろうなぁ。

  と、ここまで書き始めるととめどもなく脱線して、これが本題になりそうなので、この辺で止めた。

  -------------------------------

■ リレーエッセイ、ご好評をいただいていて、発案者としてはホッと一息。ネタ探しが楽になるかと思って提案した安易な企画だったのに、やってみると書くのも予想以上に楽しいし、お互いのを読むのが以前よりさらに楽しくなったし、読んでくださってる読者の皆さんにも楽しんでいただけてるようで、一石三鳥の良いアイディアだった。やっぱり天才だ、僕ってば。

  ところで、読者の方からは

「リレーもの」って、誰が「止めるか」「落とすか」も、見ものなんですよね・・・!

なんていうお便りも届いていたりする(笑)
  こ、こんなこと言われると、僕が落とすわけにはイカンではないか。絶対に落とさねぇぞ。ガンバロ。

  あ、あと、

個人的な希望としては、やはり女性ライターの出現希望!です。 カミゾノさんに、「女性版・シーカヤックキャンプ必携品」とか「あってよかった、助かったグッズ」なんていうのも、書いていただけたら読むぞ~。

というリクエストも頂いた。
  カミゾノかどうかはさておき、そろそろGofieldブロガーを新規に増やさねばという話はしていて、女性も引っ張ってこようという話も出ていることは出ている。編集長のGOサインが出れば、僕やごうちゃんも新規ブロガー獲得に走ることになってるので、もうちょっとお待ちを。
  もちろん、新規ブロガー連中は、強制的にこのリレーに引っ張り込むので、乞うご期待。

  もし、近日中にカミゾノ・ブログやショージ・ブログが登場したら、僕らの獲得作戦が失敗して誰も引っ張って来れず、手近なところで急場しのぎをしたと思ってください(笑)
  まぁ、アイツらにバトンを変化球で投げつけるのも面白いんだろうけど(^^;

■ さて本題。[ リレーエッセイ #10 ] 風呂敷?いえ、バンダナからバトンがわたってきた。

  ふむ、バンダナ。考えてみれば、僕も編集長と同じような恥ずかしい思い出、あるなぁ。でも、恥ずかしいから書かない。

  それより、風呂敷だ、風呂敷。編集長にバトンをわたした[ フライング #9 ] 愛用の鞄のコメント欄にも書いたけど、手拭いと風呂敷はニュージーランドでも愛用中。両方とも、慣れれば便利なことこの上ない。

  そもそも「包」んで「結ぶ」っていう優しいニュアンスが良いじゃないの。それに比べて、カバンは「入れる」だけ。無味乾燥、味気ない。やっぱり、風呂敷だ。

  そういえば、手拭いを使うようになってからバンダナは手にしなくなったなぁ。

  お、そうだ、風呂敷といえば、確か良いサイトがあったはず。どこに入れたっけ???
  あ、あった。エライなぁ、我が家のブラウザの「お気に入り」って。

  ◇「風呂敷のつかいかた」

  やっぱり面白いよねぇ、風呂敷って。何枚あっても邪魔にならんし、絵画代わりに壁に飾ってもいいようなアートだってあるし。

■ 思えば我々ジャパニーズって、世界に冠たる「結び」の達人だったはず。風呂敷はおろか、着物なんてファスナーもボタンもないから全部ロープワークで着るわけだし、髪の毛だって昔は「セット」するんじゃなくて「結う」ものだった。

  そういえば、パートナー選びだって「出会い系サイト」なんかを利用する今と違って、縁を「結ぶ」ものだったわけで、日本人はありとあらゆるものを「結び」ながら生活してたんだなぁと、あらためて気づいた。

  ところが、今の日本人って、ロープワーク下手糞だよねぇ。もちろんここをお読みのアウトドアズマン諸氏はロープ扱えるだろうけど、中学生とか高校生になっても靴紐も結べないようなのがゴロゴロいるっていうんだから、いよいよは亡国は近いなと思わざるを得ない。

■ ところで、僕はロープワークの本が好きで、日本語でも英語でもけっこう持っているのだが、特に日本の本を読んでて最近感じるのが、「使えるノットがあまり載っていない」ということ。

  僕が使うノットを挙げてみると、

  • ボウライン(もやい結び)
  • トゥ・ハーフヒッチ(ふた結び)またはラウンド・ターン&トゥ・ハーフヒッチまたはアンカーベンド
  • トラッカーズ・ヒッチ
  • アルパイン・バタフライ(中間者結び)

くらいのものか。

  具体的に言えば、ロープの一端をどこかに結びつけるとき、緩くていいときはボウラインで、きちっと締め付けたいときはトゥ・ハーフヒッチ(またはそのヴァリエーション2種のうちのどちらか)を使い、もう一方の端はトラッカーズ・ヒッチで締め付けて処理してしまう。
  テントやタープのラインも、カヤックをウォータータクシーやカートップに縛り付けるときも、キャンプ場に物干しロープを張るときも、全部これ。

  ところが、日本のロープワークの本をみると、テントやタープの張り綱の類は、たいていトートライン・ヒッチ(自在結び)を使えということになっている。あんな結び方、全然使えないのになぁ。
  理由その一。結ぶのに時間がかかる。トートライン・ヒッチ一つ作る時間があれば、トラッカーズ・ヒッチは二つも三つも結べる。
  理由その二。トートラインは締め直すのにも手間がいるんだ、これが。結び目をずらし、余ってたるんだ紐をずらして、結び目の位置を調節して……。あぁ~もう! 考えただけでイライラして「いぃぃ~っ!!」ってなりそうだ。トラッカーズなら、2秒で締め付け直しが完了するし、テンションもはるかに強くかけられる。実はトートラインどころか、テントやタープ買ったときにラインにブラブラぶら下がってついてくる無粋なプラスティックやアルミの自在と比べても、トラッカーズの方がはるかに調節は速い。

  なのに、何でトラッカーズ・ヒッチを載せてる本、少ないんだろうなぁ? 不思議。その名の通り、運送屋さんなんかも皆これなんだから、日本でもこのノットを使ってる人口はベラボウに多いはずなのに。
  また、この結び方を載せてる本にしたって、トートラインをメインでしっかり紹介した上で、思い出して付け足したようにトラッカーズもチラリと紹介っていう扱いだったりするのが、ドーモヨーワカラン。

  だからアウトドアズマンはいまだにシコシコと時間をかけてトートラインをやるんだよなぁ。ご苦労なこっちゃ。

  あと一つのアルパイン・バタフライはそんなに使用頻度は高くないのだけど、例えばトウラインにバンジーコードをかませたりため、ラインの途中に二つワッカを作るときなどに使うので、年に何度か必要になる。あ、我が家の室内に吊っている物干しロープにも、このノットでいくつかワッカ作ってあるな。

  もう少し他のノットは使わないっけか?とだいぶ考えてみたのだけど、よほどのことがないとこれだけで済んじゃうんだよなぁ。

  つまり、僕にロープワークの本を書かせれば、これだけで終わりってことだ(笑) いや、それじゃあんまりひどいから、ここに出てきた6種類に加えて、クローヴ・ヒッチ(巻き結び)くらいは載せておくか。
  あ、それ良いアイディアだな。本書いて出版しようかな。『これでOK、七つの結び方』なんて。一冊300円でも良いや(爆)

■ ちょっと脱線。
  唐突だけど、僕の手にはパドルダコはない。手のひらの指の付け根辺りは硬くなってることはなってるんだけど、子供の頃から竹刀ダコや鉄棒ダコのあったところだから、この仕事を始めてから新たに出来たタコという感じはしない。

  実は、そんな僕にも一箇所だけ「カヤックダコ」があるのだが、これが意外な場所。どこかお分かり? 当たったら賞金モノだけど、たぶん当たらないから答え書いちゃう。
  踵。僕は地下足袋でカヤックに乗るので、カヤックの「床」ですれる踵(真後ろじゃなくて少し外側)のところがすぐに擦り切れ、その部分は肌が直接カヤックの床にすれることになる。長年そうやって乗ってたら、いつの間にか両方の踵に大きなタコが出来ちゃった。

  で、手にタコが全然ないかというと、実はそんなことはなくて、あることはあるの。
  勉強のしすぎによるペンダコ。ウソ。ホントは、ロープワークダコなんだ、これが。小指の外側が全部、ロープを毎日引っ張り続けたために硬くなっちゃってる。つまり、この仕事を始めて出来たタコは、パドルによるものじゃなくて、ロープによるものだったというわけ。

  今シーズンからウィルソンズ介入で仕事のやり方が大幅に変わり、ウォータータクシーにカヤックを積み込む作業も我々ガイドの手を離れたので、このタコも次第に小さくなっていくのかもしれないなぁ。それも、ちょっと寂しいものがある。

■ というわけで、ご要望通り、ちゃんとグッズネタから離れたぜよ。なおかつ、アウトドアネタだ、どうだ!>編集長
  でも、間に道具勘定奉行と道具寺社奉行の2人が挟まるから、その間にまたグッズネタに戻るかもねぇ(笑)

  ってなわけで、道具勘定奉行のごうちゃん、次よろしくぅ。

■ あとさぁ、いつも順番決まってると面白くないから、もうそろそろ「次は誰を指名してもOK」っていう事にしない?>お三方

  -------------------------------

■ 「ロープワークは任せろ」って方は人気ランキングを、「いやぁ、本見ながらじゃないと……」という方はranking.gifをクリックしてください。
  「Ryuのロープワークの本を読みたい」と思った方、とりあえず両方をクリックしてから、一回頭を冷やしてジックリ考え直してみてください。

投稿者 Ryu : 8:14 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1146
Title: リレーエッセイ#12 格好良い!
Excerpt: Ryuちゃんからのバトンタッチ。 [ リレーエッセイ #11 ] 結ぶ、結う、結ぶ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.12.10
コメント

ロープワーク、、、ヤマケイの講座で教えてもらったのに既に忘れてるぅ~(^-^;
本の買った気がするけど何処行っただろ(^-^;;;

ペンタコ昔はあったσ(^_^;です。
仕事のツールがドラフター→CADになってからはペンを握る機会も少なくなって、、、タコもいつの間にか消えた、、、(^-^;

Posted by: ミックス : December 8, 2004 8:48 PM

>あとさぁ、いつも順番決まってると面白くないから、もうそろそろ「次は誰を指名してもOK」っていう事にしない?>お三方

賛成ですー。

Posted by: kmorita : December 8, 2004 9:05 PM

あ、サーヴァの調子が悪くて上手くアクセスできず、本文の手直しやTB ping送信が終わらないうちに、二つもコメント入ってた(^^;


>ミックスさん
ミックスさんが持ってるのと同じ本、僕の手元にもありますよ。
あの本は非常に良く出来てて、トラッカーズヒッチも載ってるんですけどね、でもやっぱりトートラインの方が重視してあって、どーもその辺が理解できないっす。

タコが消えるのって、なんとなく寂しいもんっすよね。


>編集長
> 賛成ですー。

あ、あっさりと賛成が出た。
これでますます油断がならなくなった(^^;


Posted by: Ryu : December 8, 2004 9:09 PM

私もパドルだこ無いです。
週末だけですが、それでもホワイトウォーターを漕いで8年。ストレートシャフトを使っていたころはある程度ありましたが、ここ数年、エルゴシャフトのパドルにしてからはますます手が柔らかくなってきました。漕ぎ方によってたこの出来方は変わるようで、
押し漕ぎ
(上の手(パドルブレードが水中に入っていると反対側の手)を前方に押し出すことでパドル梃子のようにブレードを動かす)
の場合は親指の付け根にタコが出来やすく、
引き漕ぎ
(下の手(パドルブレードが水中に入っているほうの手)をひきつけることでパドルブレードを動かす)
の場合は親指以外の4本の指の付け根の手のひらに出来やすいようです。

ちょっと説明的になってしまいました。

Posted by: Miya : December 9, 2004 4:04 AM

Miyaさんもないですか。

いろんな人の手のマメやタコを写真撮って一挙掲載したら面白いかな、なんて思いつきました。
あ、手だけじゃなくて、僕みたいに「実は僕はこんなとこにこんなカヤックダコがある」みたいな「自慢の逸品」もそえて(笑)

ホント、漕ぎ方でタコの位置は変わりますよね。
それどころか、筋肉のつき方が違ってくるから、体格や姿勢まで違います。
押し漕ぎの人は胸が大きく猫背気味、引き漕ぎの人は逆三角形で後ろにそり気味になったりしますね。

Posted by: Ryu : December 9, 2004 7:53 AM

そーいやロープワークってあんまり意識した事がないんですが、改めて
何種類くらいできるか試してみたら....たぶん10〜15種類くらい。曖昧(笑)
結び方の名前は全然覚えてないんですが、まぁ必要な分は手が覚えてる
ので問題ない...ですよね。ね?

ところでトラッカーズヒッチって、僕の記憶が正しければ強く引き過ぎた後に
解き辛くないですか?うちの親父はそればっかなんですが、荷を降ろした後
いつも苦労して解きます。で、僕はそれが面倒なので通称「万力」をメイン
にしております。こっちのほうが安心確実お手軽テキトーなので(笑)
もっとも「万力」と呼ばれる方法にもたくさんバリエーションがあるようですが、
僕が覚えてるのは2種類だけです。

Posted by: patalow : December 9, 2004 8:03 AM

僕も、できるのは10種類くらい、ヴァリエーションを入れて20種類くらいなもんでしょうね。
patalowさんと同じく、名前もパッとは出てきません。
今回書くときも、トゥ・ハーフヒッチ、ラウンド・ターン&トゥ・ハーフヒッチ、アンカーベンドの三つは、名前が思い出せなくて本見ました(^^;


> トラッカーズヒッチって、僕の記憶が正しければ強く引き過ぎた後に解き辛くないですか?

それは、ねじり方が足りないんです。
上記のミックスさんとの会話に出てきた本も、一回しかひねってませんけど、ウォータータクシーにカヤックを縛り付けるときなんて5~6回はひねります。
そうすれば、解けますよ。

あるいは、同じトラッカーズヒッチも、クローヴヒッチ型(巻き結び型)あるいはシープシャンク型といってもいいような形がありますが(ごうちゃんの得意なヤツやね)、こっちはさらに解きやすいです。
ものすごくテンションをかけるときは、こっちの方がいいでしょうね。

ロープワークは、結局だんだんと「オリジナル」になっていくんですよね。
同じような結び方でも、皆それぞれちょっとずつ違ったり。
それも面白いんですよねぇ。


Posted by: Ryu : December 9, 2004 5:20 PM

あ!僕の知ってるトラッカーズヒッチはRyuさんのとは違うかも(笑)
昔のロープワークの本(&親父のロープワーク)のやつは、輪っかを1つ
「結んで」それに通すやり方でした。こりゃ解けるわけないですね。スカ
くらうこともありませんが。
僕のやってるのはシープシャンク系ですね。で、1巻きだとたまにスカ
くらうので、内に2巻きしてます。もしくはシープシャンク部分を元引き
に軽く結んでおくやつ。

...と書いていて、イマイチ頭に浮かばない事に気づきました(笑)
文章で説明するのって難しいですねぇ(´・ω・`)


関係ないけれど、バウラインノットを他人の体に巻いて結ぶやつ、
競争しませんでした?僕らはよく余興(?)にやってました。最近サボって
るせいか、残念ながら2秒の壁を破れません。ガーン...って実際に使う
機会はそうそうありませんけども。

Posted by: patalow : December 10, 2004 12:57 AM

競争しましたよ(笑)

でも、僕最近は左手首にサポーターを、右手首に腕時計巻いてるんで、ホントにやる羽目になったらきっとムリです、残念ながら。

ちなみに、ときどきここにも登場する野遊び屋のショージの兄貴、消防隊員で、七色のボウラインを目にも留まらぬスピードで操る「ボウライン職人」なんですよ。
ヤツにイロイロ見せてもらうんですが、すぐに忘れる(^^;

Posted by: Ryu : December 10, 2004 5:54 AM

December 4, 2004

[ リレーエッセイ #7 ] カバンかぁ。

■ 【本日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  雲が次第に広がり、後に雨。北風。最高気温20度、最低気温9度。

[海洋気象] (エイベル)
  北20ノット、今夜には落ち、明朝に南西20ノットに。海況はやや洗い。雨中の視界は良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 02:58 AM 3.4 m  Low 08:54 AM 1.3 m
  High 03:25 PM 3.4 m  Low 09:39 PM 1.4 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 【一昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  朝のうち雨、のち晴れ。西の突風。最高気温21度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
  【暴風警報】変風10ノット、午後に北西20ノットにあがる。ただしセパレーションポイントより北では北西15ノットが、午後に西35ノットに。北部の海況は非常に荒くなる。北の波、2mにあがる。午前中の雨中視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 01:29 AM 3.6 m  Low 07:32 AM 1.1 m
  High 01:52 PM 3.7 m  Low 07:55 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 2日(木)は午前中から昼過ぎにかけてときおりにわか雨。15時以降は気持ちの良い快晴。風は弱い南東で、昼過ぎに一瞬北東からのうねりも重なったが、これも午後には落ちた。

  3日(金)、朝からピカピカの快晴ながら、南東からのうねりが入っていた。昼過ぎに北からのシーブリーズが1時間ほど吹き、あとはアワロア・ヘッド以北で吹き荒れていた北西の影響のうねりが少し北東から入ってきていた。
  バークベイに戻る直前の16時半ごろ、一瞬またもや南東から強い風が。これは予想外だった。

  4日(土)、午前中はピッカピカの快晴で、風もほとんどなく、海況はおだやか。午後は曇りがちになったものの、午前中の貯金で快適なシーブリーズ。夕方は完全に曇った。

■ 久しぶりのスリーデイ・ツアー。以前も書いたが、今期は体力も気力も落ちているので、スリーデイ・ツアーのローテーションから外してもらっているので、リクエスト(日本人ガイド指名)が入ったときだけ担当するという形になっている。
  いや、久しぶりのスリーデイは疲れますな。でも、面白い。写真撮りまくったりしちゃったり(笑)

  今回のツアーは「ザ・クラシック」という名の通り、エイベルタズマン国立公園のキャンプツアーの元祖なのだが、食事に関しては時代とともに変わってきていた。

  最初の頃は、すべて食材持込だった。ただし、以前も書いたことがあるが、お客様が持ち込んだ食材を全部集め、それをガイドの指示の元に全員でグループクッキングするというのが、ちょっとユニークな点だった。お客様にとっては「同じ釜の飯」を食う連帯感を味わえ、自分が持ち込んだ食材が意外な一品に化ける楽しみもあるる良いシステムであるが、ガイドにとっては綱渡りの連続だった。僕が入社したころもまだこのシステムだった。

  僕が入社して2年ほどたった頃だろうか、食材付きオプションが登場した。これは食材費を上乗せしてもらえば、食材購入は代行しますよ、というもの。そして、調理自体はやっぱり全部の食材を集めてのグループクッキング。このオプションが登場すると、とたんに食材を持ち込む人が減り、このシステムの最後のシーズンになった先々期には、9割以上のお客様が「食材付きオプション」を選ぶようになっていた。
  こうなるとガイドにとっては、毎回同じ食材で同じ料理をすれば良いので、非常に楽になる。ただし、自分自身は飽きがくる。

  そして先シーズン、新オーナーの下では、「食材持込」の制度が廃されてしまった。つまり食材はこちらで100%コントロールするシステムである。こうなると、とんでもない食材が持ち込まれるのではないかとドキドキすることはなくなり、毎回毎回同じ料理を作るだけになってしまう。

  さて今シーズンだが、ウィルソンズが介入してきたせいで、またシステムが変わった。大昔に逆戻りの「全員食材持込」に切り替わったのだ(もう一つのスリーデイ・ツアーは、完全食材提供」なので、ここでコントラストをつけたかったらしい)。
  だが、昔のシステム通りではない。今年からは、グループクッキングではなく、お客様にそれぞれ個別に勝手に料理してもらうというシステムだ。
  そりゃガイドにとっては、これが一番楽なのよ、確かに。調理道具などを準備して、「はい、勝手にどうぞ」でおしまいなんだから、一日全体ではおそらく3時間以上労働時間が減るはず。
  でもねぇ、ガイドツアーって、ガイドが料理してくれるってのが醍醐味なんじゃないかと思うんだけどねぇ。まぁ、会社の方針に逆らって、僕だけ以前のグループクッキングのシステムをやっても良いのだけど、道具が個別料理にあわせて変わってしまっているので、それも難しい。

  ともあれ、こういうシステムになると、僕はとことん手を抜く。つまり、自分自身の食事は「何とか生きて帰ってこられれば良い」という程度のものしか持たない。
  10月4日のエントリーのコメント欄でtomboyさんがおっしゃってるように、ガイドツアーにいらっしゃる日本人アウトドアズマンの場合、ガイドが料理するところを見てみたい、という方も少なくないと思う。でも、今期の「ザ・クラシック」で僕の調理・食事風景をご覧になった方は、さぞかしがっかりなさることだろう(笑) もう料理とか食事とかいうより、「エサ」に近い世界だから、ハハハ。

  ってなわけでこの三日、まともに飯を食っていないので、帰宅後最初の夕食前の今、かなり気が立っていたりする、ハハハ。 cl 7

■ 気を静めるために、こういう写真でも貼っておくか。

リーフポイントにて

  あ、いかん、余計気が立つかも(^^;

■ 追記(12月5日)。
  昨日は疲れてて書き忘れてた。
  二日目の3日(金)、シャグハーバー付近で数頭のヘクターズドルフィン目撃。ヘクターズはニュージーランド固有種の小さなイルカだが、この海域では珍しく、僕自身も二度目。

■ 関連過去ログ【イルカ履歴】
  ◎3月26日 ボトルノーズ
  ◎7月18日 コモン
  ◎8月13日 ダスキー
  ◎9月16日 ボトルノーズ
  ◎9月24日 ダスキー
  ◎10月6日 ダスキー
  ◎11月19日 オルカ
  ◎11月24日 オルカ

■ ところで、ニュージーランドのイルカといえば、こんなニュースも。

  「イルカの群れ、泳ぐ4人をサメから守る」

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #6 ] 僕の愛用ザックはマウンテンスミスの続き。

  スリーデイ・ツアーから帰ってきて疲れきっている上に、戻ってみると『龍の巣』『エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズ』もややこしい状況になってて、コーヒーを飲む暇もなくいきなり2時間PCの前にかじりつく羽目になってしまった。
  というわけで、今日は珍しく、手抜き&勢いだけで書いてしまう。

  カバン、バッグ。
  困ったな。

  いやね、こういう仕事してると、カバンの類を持たないんだ、これが。普段仕事に行くときは、ドライバッグに潮汐表、サーマルアンダー、財布、予備のメガネ&コンタクトレンズなどを放り込んで持っていく。
  で、休日はどうかというと、いちいち入れ替えるのが面倒なので、財布の入ってるドライバッグをそのまま車に放り込んで出かける。
  デイパックとかランバーパックとか使っていたのは、いつの話だろう?
  ニュージーランドに来たばかりのころは、確かにこういうバッグ類を使っていたはずなのだが、さて……。

■ で、ジャパンに行くときなんかは、ごうちゃんと同じく、キャスター付のカバンと、『龍の巣』でも売ったことがあるダッフルバッグだな。
  ただしハードケースのトランクじゃなくて、ジャックウルフスキンのソフトケースってところが、ちょっとアウトドアテイストをかもし出したりしてて、我ながら可愛いなと思ったり(笑)
  いや、ホントはこのキャスター付バッグは僕のじゃなくて家人のなんだけどね。

  カミゾノは、舗装されてるところでもバックパックなの? 変人だな。

  もちろん普通のバックパックもいっぱい持ってる。ニュージーランドにあるのだけでも、15L、35L、45L、60L、80L、さらにベビーキャリーパック。これに家人のデイパックを加えると、すごい数だな(^^;
  でも、編集長のようにこだわりを語れるほどのバックパックはないのである、ワハハ。

  っていうのも、僕は吟味に吟味を重ねた上で、欲しいバックパックをちゃんと買ったことがないのである、エッヘン。
  ジャパンにいた頃は、毎日のようにアウトドアショップに通ってはバックパックを背負い倒し、毎日のように各社のカタログを眺めていたので、歩くアウトドアカタログと化していたし、欲しいバックパックってのもあったんだけど、そういうのはたいてい高くて手が出ず、つい安売りしているパックを衝動買いしてしまったりするんだ、これが。

  ちなみに当時は、背中に一番フィットするブランドはロウアルパインだった。逆に全然だめだったのが、ジャックウルフスキンとマウンテンスミス(笑) グレゴリーもフィット感がいまいちだったので、いまだに僕にとっては印象のよくないブランド。
  でも、もうずいぶん経ってるから、各ブランド背負いごごちが全然変わってるんだろうな。

  あ、そうそう、ニュージーランドを代表するブランド、マックパックは、日本で背負ったときから非常に印象がよくてビックリしたのだが、いまだにその印象が変わってないな。あまり劇的に進化してないんだろう、きっと。

  と、今日はホントに四方山話だな、こりゃ(笑)

  ってなわけで、今の僕はバックパックはおろか、クラッチバッグもデイパックもブリーフケースも持たないようなヤツなので、カバン類を語る資格はないのである。もちろん、編集長のように写真をアップすることなんぞ、できまっせんです。

  だからって、別の愛用の道具ってのも、今ひとつ思い浮かばんなぁ。
  ニュージーランドって、ホント物欲が消滅する国でね、道具に対する偏愛も消えちまうんよねぇ。日本人が道具の話ばかりするのを聞くと、眉間にシワがよることも(笑)

  で、カバンの話のまま回してスマンが、次たのむわ>ごうちゃん
  次回はもうちょっとちゃんと書くでよぉ、許してけろ。いくらなんでも15分で書くとこの程度のしか書けんわ、ワハハ。

  -------------------------------

■ 「スリーデイ、お疲れ様」とねぎらってくださる方は人気ランキングを、「疲れてもちゃんと書きなさい」と叱咤してくださる方はranking.gifを押して応援してくださいな。
  「こんな可愛いスウェーデン人姉妹のビキニを相手にしてきたくせに、疲れたとは何ごとかぁ!」とお怒りの方、両方押して気を静めてください。


投稿者 Ryu : 7:46 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1127
Title: リレーエッセイ#8 愛用のカバン
Excerpt: [ リレーエッセイ #7 ] カバンかぁ。Ryuちゃんからのバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.12.06
コメント

Ryuさん、スリーデイツアーお疲れさまです。本文に登場しちゃったTomboyです。

私が9月にATAのツアーに参加したときのランチは、ラム+ミックスベジタブル+テリヤキTofuのピタサンドイッチでした。事前の準備とかガイドさんの調理さばきは勉強になるんですよ。次の自分のアウトドアクッキングのレシピに使わせてもらうとか。

ところで、ランチの後、海の水で食器を洗ったんですが、エコ的に大丈夫なんでしょうか?!

Posted by: tomboy : December 6, 2004 1:21 AM

最近、食事がひどくなったとぼやいていますが、tomboyさんがいらっしゃったときがギリギリ昔の良い食事だったころなんです。
あのメニューはATKが冬の営業を始めたシーズンからほとんど変わっていないので、5年くらいやってた冬メニューですね。
あの頃は良かった……。


食器ですけど、あのくらいなら問題ないと我々は認識しています。
魚や海鳥が完全に無理なく消費できるレヴェルだと思いますし、実をいえば国立公園内の水道の水は、ほとんど浄水されないまま地下にしみこませているので、他のウォーカーやカヤッカーたちが食器洗いに使う洗剤の方が汚染度が高いです。

Posted by: Ryu : December 6, 2004 8:29 AM

November 30, 2004

[ リレーエッセイ #2 ] ××に入れる10の○○。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。冷たい南西風。最高気温20度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
  西20ノット(セパレーションポイントより北では30ノット)。北部の海況は荒い。

[潮汐表] (ネルソン)
  High 12:13 AM 3.8 m  Low 06:21 AM 1.0 m
  High 12:41 PM 4.0 m  Low 06:34 PM 1.0 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 予報、ほぼ当たり。風が強いね。

  今朝はどうしても天気図のページが開かず。どうもこのサイト、ここのところ調子悪いな。驚いたことに、結局海洋気象なんて今月頭にトラブッて以来、未だに改善されていない。
  ってなわけでいつもアップしてる深夜00:00の天気図はDLできなかったので、その6時間前の29日18:00のものを代わりにアップ。

  -------------------------------

■ [ リレーエッセイ #1 ] 最初に入れる10のソフトの続き。

  昨日からひっそりと、Gofieldブログの新企画「リレーエッセイ」がスタートした。
  第一回目は編集長が書いたのだが、いきなりアウトドアネタじゃなくてPCネタ。予想外の変化球に、正直少々あせった。
  しかも

と、詳細は、言いだしっぺのRyuさんに譲るとして

などと、僕にリレーエッセイの説明を押し付ける始末……。うむむ、何てヤツだ。

  えっと、詳細ねぇ。
  読んだ通り、そのまんまでございます。編集長ごうちゃん、僕の3人(今のところ)でエッセイを書き継いでいくというだけの企画。
  特に制限もお約束もなし。実は何回続けるとか、何にも決めないままの見切り発車。ひょっとしたら延々続いていくかもしれないし、短期でいったん終わり、そのうちまた別ネタで再開、なんていう短期連載方式になるかもしれない。まぁ、やってみてのお楽しみってことか。

■ さて、編集長のエッセイは「新しいPCを買ったときに最初に入れるソフト10」だった。
  で、僕の場合、新しいPCに何を入れるかというと。

  と、素直に僕が続けるわけがない。僕がどんなソフトを使ってるか興味津々だった全国35万人の女性ファンの皆さん、スミマセン。

■ IT会社の社長である編集長にとってのPCは、僕にとっての何だろう? そりゃやっぱりカヤックだろうな。

  というわけで、僕の場合は「カヤックに入れる10のギア」だ。どうだ、アウトドアネタに強引に戻したぞ! さすがは狂犬不快もとい、牽強付会のRyuと呼ばれた僕だ。

  カヤックに入れるギアと一口に言ったって、仕事で漕ぐときと遊びで漕ぐときでは違うし、シーカヤックとリヴァーカヤックでも違う。日本で漕ぐときとニュージーランドで漕ぐときだって、わずかながら違いがある。

  ということで、今回は「ニュージーランドで仕事でシーカヤックに乗るときに絶対に外せない装備」。

  1. スペアパドル
      何はなくともスペアパドル、である。
      中には、数kmくらいのショートツーリングだったら持たないとか、岸から200m以上離れないときは持たないという方もいらっしゃるようだが、僕はどんなに短いパドリングでも、絶対にスペアは持つ。持たないと怖くて漕ぎ出せない。レンタル講習インストラクターのときなど、岸から100mくらいのところで30分くらい漕ぐだけだったりするが、それでもスペアは必ず持つし、出来ればメインパドルと同じものを持つようにしている。
      ちなみに、スペアパドルはリアデッキに積む人が圧倒的に多いが、いざというときにそれでは引き抜けなかったりするので、僕は絶対にフロントデッキに積むし、「プロガイド・ワークショップ(PGW)」でもそれを推奨し、パドルを手離して沈して水中でフロントデッキからスペアパドルを引き抜いてからロールする「居合い抜きロール」の練習も奨励している。
      えっと、スペアパドルにも「10の条件」があるんだけど、紙面が尽きた。

  2. ウォーターボトル
      アウトドアで遊ぶのに水を持たないバカはいない。
      と断定してしまっても、このブログの読者諸氏は「そうだ、そうだ」と当たり前のように読み流してくださるはずだが、残念ながら僕らがお相手するような客層の場合、その常識が通用しない。いくら念を押してもお客様の中には忘れる方もいらっしゃるので、僕の場合はお客様用に予備ボトルも持つようにしている。
      ちなみに、この仕事を始めるまではプラティパスを愛用していたが、カヤックにはいまいちなのでもう何年も使っていない。いや、専用バッグに入れて背負ってしまい、チューブで飲むようにすればいいのだけど、あれもチューブのセッティングなどがけっこう面倒だったりするので、プロにとってはなかなかうざったい。だからといってバンジーコードの下にはさむと、ものの一ヶ月くらいでボロボロになってしまう。
      じゃぁOutdoor-Market.comのヒット商品レキサンはどうかというと、あぁいうズンドウ型のボトルはバンジーコードの下でちゃんとジッとしてくれず、すぐに滑り落ちてしまうので論外。ナルゲンも同じ。
      ってなわけで、僕は本体にくぼみについたプラスティックの安っぽいスクィーズボトルを使っている。会社のロゴの入ったノベルティグッズなのだが、なかなか調子が良い。
      あ、ウォーターボトルを選ぶときの「10のコツ」を書くスペースがないではないか。

  3. トウライン
      10月13日翌14日に前・後編に分けて「トウイングについて」というエントリーをアップしたが、もちろんトウラインは持って海に出る。PFDにもつけているのだが、カヤックにももう一本別途搭載する。
      例によって危険防止のため、トウラインの「10の必須項目」は書かない。

  4. ファーストエイドキット
      超必携。わずか30分のレンタル講習のときも積載するし、ツアー中にやはり30分程度のショートトレッキングに出かけるときも、こいつを持って歩く。
      えっと、中に入っている「10のアイテム」は……(続く、かもしれない)。

  5. ツールキット
      大したモノは入っていないが、簡単な修理道具はやはり必要。最近水漏れが激しいので新しい防水容器を物色中。
      どれくらい入ってるんだっけ? 一個、二個、……、十個。おぉ!

  6. スペアの着替え
      盛夏でも、いちおう薄手のサーマルアンダーウェアの上下はドライバッグに放り込んである。もう少し寒い時期にはフリースヴェストも入れる。
      ただし、日本の盛夏では持つ必要を感じなかったし、十枚も持っていくことはない。

  7. スペアのコンタクト、メガネ
      コンタクトのスペアは、常にドライバッグに放り込んである。2週間使い捨てソフトを使っているのだが、ケチってこれを1ヶ月使い、取り替えるときにはドライバッグの中のモノを新たに開封し、ストックから出してきたものはドライバッグの中でスペアとして1ヶ月待機してもらうようにしている。
      メガネは持たなくても良いようなものだが、万が一荒れた海でビーチからはるかかなたでコンタクトを失い、海上でコンタクトを付け直す余裕がないような場合を想定して、昔使っていたボロのメガネも持つようにしている。しかし幸いなことに、まだ海で使う羽目になったことは一度もない。
      これも「10」にこじつけるのはムリだ、ハハハ。

  8. マリンVHFラジオ
      簡単に言えばトランシーヴァーのこと。あるいはタクシーの無線、あぁいう代物。日本ほど携帯電話が発達していないし、そもそもエイベルタズマン国立公園は携帯の電波が入りにくいので、マリンVHFラジオは必携。
      っつぅか、携帯電話は一対一の交信しか出来ないので、やっぱりイザという時には不便。マリンVHFラジオならば、同じチャンネルにセットしているすべてのラジオで交信が聞いているので(つまりタクシー無線と同じだ)安心。
      ちなみに日本で働いていたときはこいつがなかったので、やっぱり不安が大きかった。
      マリンVHFラジオ交信特有の言語って、いくつくらいあるんだろ? やっぱり「10」くらいはあるなぁ。

  9. フレア
      信号紅炎。要するに緊急用発炎筒、発火筒。これも日本の場合は法規制の関係で持つのが難しいということで、持たずに仕事をしていたので、いつもどことなく「社会の窓を閉め忘れたまま歩いている」というか「パンツをはき忘れたままズボンをはいている」というか、そういう薄ら寒い不安感がついてまわっていた。

  10. 日焼け止め
      ニュージーランドの紫外線量は、日本の数倍とも十数倍とも言われている。間をとって「10倍」だと思っておこうか(笑)
      つまりこっちの真冬の紫外線は、日本の真夏の紫外線より強いほどなので、日焼け止めは必携。
      

  ちなみにこの次に続く11番目は、カヤックを捨てて歩いてビーチから脱出するときに、これらの道具を突っ込んで背負うためのソフトパック。ソフトパックっていったって、今時アウトドアショップで売ってるような立派なデイパックの類じゃない。ただのズダ袋にショルダーベルト(パッドなし)がついたような代物で、たぶん容量は40リットルくらい。何のパディングもフレームもないので、これが小さくなるので便利極まりない。もちろん背負い心地はキスリング並みだが、慣れてるので平気。

■ さて、なんかオチをバシッと決めたいところだけど、こういうネタでオチをつけるのも難しいので、今日のところはこんなもんで勘弁したろやないけ。

  ってなわけで、明日はごうちゃんよろしく。アウトドアネタに持ってきたから、楽になったやろ? 感謝せぇよぉ(って、アイツのことだから、またPCネタに戻しそうな気もする……)。

■ ちなみにチビッとだけ編集長に「お返事」しておくと、僕の愛用テキストエディタは、「紙 2001」だ。
  実は「秀丸」も持ってるんだけど、「紙」を使い始めてからはすっかりお蔵入りしてて、「紙」で開けない巨大ファイルを扱うときだけ、たまぁに起動するのみ。
  だから基本的にはあらゆるウェブサイトの更新作業を、この「紙」だけでやってる。もちろんこのブログの原稿も、「紙」で書いている。ウェブサイトを取り込んで参照することも出来るし、画像ファイルも表示できるので、アップロード作業以外はこれ一本で済んでしまうので大変便利。高校生が作ったソフトというのも、驚愕モノだった。

  って、久しぶりに「紙」の作者のサイトに行ってみたら、「nota」なる画期的なHP作成ソフトが登場していた。
  こ、これって、すごくない? ブログより将来性があったりして……。
  とはいえ、Flashだからナローバンドにはチトつらいものがあるな。体験ページ、10分経ってもまだ表示されないや。

  ま、どっちにしても、いつまでも手書きでHTMLタグを打ってる時代じゃないよなぁ。
  といいつつ、ブログさえもついつい手書きでHTMLタグを打ちまくっているヤツ>野人 もうクセになっちゃってるから、仕方ない。紙媒体用の原稿かいてても、ついついHTMLタグで字を大きくしたり色を変えたりしそうになるんだから、もう病気(笑)

  あ、なんだかんだ言って、僕自身がPCネタに脱線してた、アハハ。もう辺でやめとこ。
  尻切れトンボの尻拭い、よろしくねぇ>ごうちゃん

  -------------------------------

■ 「え、そんなもの始まってたの!」という方は人気ランキングを、「ちゃんと編集長の第一回分も昨日読んだもんね」と思った方はranking.gifを、「面白い企画じゃん、ワクワク」と思った方は両方をクリックしておいて下さいな。


投稿者 Ryu : 10:17 AM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1107
Title: リレーエッセイ
Excerpt: Gofieldブログでリレーエッセイっちゅう企画がはじまった。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2004.12.01
コメント

編集長には大変化球を返すと宣言なさっていたから「そんな変化球はイチロー並みにライン際に無理やり引っ張って返して俊足で3塁打かランニングホームランに」と追い討ちコメントをごうさんにお送りしようとしていたのに、いやいやそう来ましたか上司殿・・・これじゃあ振り逃げとかボークとか隠し球の世界。

リレーの形式は御三方が御自分のブログサイトで順番に、と言う事でよろしいのでしょうか。
皆さんお忙しいのにもう一つブログサイトを増やすのか、なんて無謀な・・・と思ってドキドキしていました(笑)。

Posted by: MM : November 30, 2004 11:23 AM

いや、いきなりPCネタ、どう返していいか頭抱えました。
翌日アップが原則ってことにしてるんで、しっかり策を練ってる時間がないんですよ。
しかも、こっちは時差で4時間先行してるんで、日本の二人と比べてこの4時間が思いっきりハンデになる(^^;
えらい企画を出してしまいました、早まった。

> 皆さんお忙しいのにもう一つブログサイトを増やすのか、なんて無謀な・・・と思ってドキドキしていました(笑)。

既存のサイト形式だったらそういうことになりますけど、これはトラックバックを使ったお遊びの一つ、という企画でもあるんで。

Posted by: Ryu : November 30, 2004 11:35 AM

そう来たかー、そうこなくっちゃー。

と、今から考えてても、「ごうさん」しだいなんだよなぁ・・・。

刺激的です。

Posted by: kmorita : November 30, 2004 12:43 PM

そうそう、直前にならないと対策が練れないんです。
刺激的です、しびれます>この企画(^^;

Posted by: Ryu : November 30, 2004 2:09 PM