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April 30, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.8

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨
ときどき雨。北西の突風、のちに南東風。(高)19度、(低)11度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午後に南西15ノットに。北部の海況は次第に落ち着く。午前のにわか雨中、視界良好、夕方には雨も上がる。
 その後12時間:変風10ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 01:24 AM 3.8 m  Low 07:30 AM 1.1 m
 High 01:59 PM 3.5 m  Low 08:07 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

午前中は曇ったり、パラパラしたり、晴れ間が出たりと、まことに忙しかった。飛び込みで日本人女性のブッキングが入ったものの、オフィスでブッキング手続きをしている間に雨がパラパラしたもので速攻でキャンセル。その間、一人増えたとの連絡を受けてシングル艇からタンデム艇に荷物を積み替え終えていた僕は、すぐさままたシングル艇に荷物を積み替える羽目に。旧ロシアだかソ連だかの拷問に、こういうのがあったらしいな。右のボタ山を50m左に移し変え、終わったらまたもとの場所に。もっともキツイ拷問の一つだと聞いたことがあるが……。
 ともかく、雨はその一瞬だけ。海に出た瞬間は曇り気味で、上空は南西15kn、海上では南10kn。モーニングティーの間に風は落ち、晴れ間も広がった。あそこで気を変えなきゃ、極上のカヤッキング出来たのにねぇ>日本人女性

 ウォータータクシーの運行スケジュール変更により、ワンデイ・カヤック&ウォークのお客様が乗るタクシーが、12:15から13:30の変わった。よってカヤッキングを一時間延長。これくらい時間があると、のんびりゆっくりとパドリングを満喫できる。
 が、ウォーキング時間がわずか30分に変更になってるのは、どうもねぇ。どこが半日カヤック、半日ウォークだか。今日のお客様(若い英国人夫婦)は、オネタフティ - トンガ・クォリ間のウォークだけでは物足りないので、帰りにアップルトゥリーベイで降りてマラハウまで歩いて帰ることにしたとか。 sbh 7 / mara - mt@fisherman - apple tree - toilet@coquille - mara

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第8回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の最終回。

[ 20 steps to be better prepared Vol.5 ]
 もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。

◎ステップ17
 おそらく、あなた、あるいはご家族のどなたかは、職場でかなりの時間を過ごしているでしょう。もしそうならば、職場に災害時の適切な緊急プランがあるかどうかをチェックすべきです。
 あなたの職場は、例えば重い家具や器具が倒れないように固定してあったり、化学物質漏洩対策がしてあったりするでしょうか? スタッフの中に、きちんとトレーニングを受けたファースト・エイダー(ファースト・エイド資格保持者)がいますか? いるとしたら、誰がそうなのかご存知ですか? 避難手順はきちんと決まっていますか?

◎ステップ18
 ペットを飼っている場合、災害時、および災害後にも、きちんとペットの面倒をみたいと思うでしょう。
 ペットフードも備蓄しましょう。もちろん長持ちする缶詰やドライフードが良いでしょう。急いで避難する場合は、ペット運搬用の檻は重宝します。
 もしペットを連れて行くことが不可能な場合は、水と餌をたっぷり残しておいてあげましょう。そして犬や猫の場合は、鎖などを外して自由に動けるようにしておいてあげれば、自力で危険から逃げ出すことが出来ます。

◎ステップ19
 休暇で出かけるときも、緊急時に対する備えは忘れないでください。自然はあなたの休暇中にも待ってはくれません。「どうしても必要な緊急装備」は、必ず持って行きましょう。
 懐中電灯、ラジオ(もちろん予備電池も)、そしてファースト・エイド・キットは特に大切です。
 旅行を中断せざるを得なかったり、大幅に遅れが出たりする場合のために、代替案も持っておきましょう。テレフォン・カードか携帯電話を持っておけば、助けを呼ぶことも出来ますし、少なくとも親戚や友人などに何が起こっているかを知らせることも出来ます。

◎ステップ20
 ここまでの19のステップを完了したら、ともかく座ってゆっくりとくつろぎながら、ささやかなお祝いをしましょう。そして、再度ステップ1に戻ってもう一度ご自分の準備を見直してみてください。

ステップ19に、「テレフォン・カードか携帯電話を持て」というのが出て来るが、これは日本人にはいわずもがな、だな。
 反面、ステップ17に、またもやファースト・エイドの話が出てきている。これは、日本の泣き所だろう。国によって、強いところと弱いところがハッキリとでてきてしまうのが面白いが、面白がっているばかりではいられない。

次回は[ If you have a disability ]を紹介する。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)
 ◎Vol.7 (2005年4月29日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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投稿者 Ryu : 10:03 PM
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Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.9
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 朝にわか雨、のち晴れ。南東風。(高)15度、(低)7度。 [海洋気象] (エイベル)  南東10ノット、セパレーションポイントより北では午後20ノット...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.06
Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.10
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。北西風次第に強くなる(高)20度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット、夕方北西15ノットにあがる。ただしセパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.09
Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.12(最終回)
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) にわか雨。北風。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル)  北10ノット、セパレーションポイントより北では北西20ノット。夕方全域で南西15...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.05.12
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April 29, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.7

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノットに。その他:南西10ノット、午後遅くに北西15ノットに。北部の海況は荒くなる。
 その後12時間:全域で、遅くに南西20ノットに。
 
[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:37 AM 4.1 m  Low 06:33 AM 0.8 m
 High 01:03 PM 3.7 m  Low 07:10 PM 1.0 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

満潮潮位が、一日のうちで0.4mも違う!? こんなの、過去にあったっけか? 珍しいな。

 それはともかく。昨日の天候だが、昨日のエントリーアップ後にいきなり「こりゃ一雨来るぞ」というくらいにわかにかき曇り、かなりの風が吹き始めて気温もいきなり低下。予報は見事に外れた形になった。いやぁ、昨日は仕事がなくてよかった。

 で、本日は、うって変わって晴天ベタ凪、日中は暑いほどの陽気。
 が、今週からスケジュールと食事が「冬シーズン仕様」に変わってて、参った。ウォータータクシーの最終ピックアップが15:30(アンカレッジより)になるのは、アクア・タクシーも同じなのでこれは予想していたのだが、朝マラハウ発の便が9:00ではなく10:00になってしまっていたのは驚愕。ブリーフィングを全部済ませておくとしても、それでもパドリング時間が30分削られるでないの。午後にピックアップが30分早まるのとあわせると、全部で1時間のロス。
 しかも、食事は逆にこれでもかというくらい豪華に変更してあったので、調理に時間を食われる。そのくせ、夏の「モーニング・ティー+ランチ」に加えて、冬は「アフタヌーン・ティー」まで出せと来た。バカヤロ、1時間以上パドリング時間削られてるのに、そんなこと出来るわけねぇだろ。

 ったく、ウィルソンズっていう会社、なんで現場の人間の意見をきこうとしないかね? ちょっと相談してくれれば、スケジュール的にそんなことムリだって、誰だって答えられるのに、現場の仕事を知らない人間だけがコストの帳尻だけ見ながら商品開発しやがるんだから、まったくたちが悪い。

 今日のお客様たちはパワーがあったし、天候もよかったので、それでも難なく行程はクリアできたが、ちょっと向かい風が吹いたり、もう少しパワーのないお客様が混じると、もう全工程漕ぐのはムリ。
 ちなみに今日のグループは、楽しく漕いでいただいて、ちゃんと仕事しました、モチロン、ハイ。食事は往年のエイベル・タズマン・カヤックス並みのレヴェルになってるので、あれならお客様も文句なしだろうし。でもなぁ、時間との兼ね合いが超難しいぞな。

 ツアー終了後、明日ウォーキングトラックを歩きたいというお客様の相談に乗ったが、もちろん隣のアクア・タクシーを薦めた。だってうちのウォータータクシーのスケジュールだと、歩く時間1時間削られるから、一つ手前のビーチでフィニッシュしなきゃいけなくなる。そんなのバカバカしい。

 何ヲ考エテイラッシャルノデショウネェ???>ウィルソンズノお偉方様たち seal 7 / onet - tonga is - l@sandfly lag - falls riv - anch

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第7回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の4回目。

[ 20 steps to be better prepared Vol.4 ]
 もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。

◎ステップ13
 長時間停電する場合は、電気に頼らない調理法が必要になります(訳者注:ニュージーランドではガスコンロではなく、電熱コンロと電気オーヴンが主流)。バーベキュー用の炭を少し余分に備蓄しておいたり、ガスボンベを常に満タンにしておくように気をつけましょう(訳者注:ニュージーランドはバーベキューが盛んで、ほとんどの家にバーベキューコンロがある)。もちろんキャンプ用ストーヴやキャンピングカーに調理器を備え付けてある人は、これらの燃料も持っておきましょう。
 これらの代替コンロを使う場合は、安全のために必ず屋外で調理しましょう。緊急時には消防車が迅速に駆けつけてくれるとは限りません。

◎ステップ14
 あなたのお家はどのような暖房システムになっていますか? もし災害で停電になり、しかも煙突も壊れてしまったとしたら、どのようにして暖をとりますか? ポータブル・ヒーターは一つの解決策ですが、火事には注意が必要です。
 もし安全な暖房器具や手段がない場合は、風の入らない部屋に全員集合し、厚着して、必要なら毛布や寝袋を併用しましょう。サヴァイヴァル・ブランケットは有効なので、ファースト・エイド・キットに入れておくのは良いアイディアです。

◎ステップ15
 火器が災害時に危険な状態にならないか、セイフティ・チェックをしておきましょう。
 レンガ製の煙突がある場合は、目で見てヒビ、傾き、その他の劣化が確認できる場合、専門家を呼んでチェックしてもらいましょう。
 もし家に自立式固形燃料ストーヴ(いわゆる薪ストーヴなど)がある場合は、炉床にきちんと固定されているか、あるいはそうでない場合は地震が起きたときに横滑りしたりひっくり返ったりする可能性がないかどうかチェックしてください。

◎ステップ16
 燃料と化学物質(主に園芸用)が安全に保管されているかどうか、チェックしましょう。緊急時にこれらが倒れたり、互いに混ざり合ったりした場合、非常に危険な状態になる場合がありますし、もし危険はなくとも後始末はものすごく大変です。洪水時にこれらが水没すると、あなたの敷地は汚染された水に浸されることになり、これはさらに後始末が大変です。
 これら危険物は、水害時にも水に触れない高さ(もちろん子供の手の届かない高さ)の、鍵のかかる戸棚の中にきちんと保管しましょう。液体の場合は、中身がもれないように蓋をきちんと閉めておくべきなのは、言うまでもありません。

園芸用品なんて、たいてい低いところに置いてあるよなぁ。我が家は幸いにしてそんなに危険な園芸用品は持ってないが、隣近所を考えると……。
 新築する家は、この辺もしっかり考えておかねば。なんせかなり標高が低く、水害があると浸水する可能性のある地域だ。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)
 ◎Vol.6 (2005年4月27日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

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投稿者 Ryu : 9:31 PM
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我が家のバーベキューコンロは、いわゆるバーベキューピットの横にガスコンロが付いた形の物を購入したのですが(災害時に使用できる+バーベキューの際にヤカン位は乗せられる)、コンロ部分ははっきり言って無用の長物と化しております(涙)。

我が家の煙突は、Home Insurance(火災保険やら災害保険やらプールやら家庭内の貴重品まで包括したもの)の査定段階で結構チェックが入って、遂に数年前には微妙に煙突付近の屋根に影響が出そうな琵琶の木を一本切りました。と同時に、こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。

火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、高級感のある木で葺いた屋根が延焼の元だったという事が大々的に取り上げられ、以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。

それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?我が家は治水対策の施された小さなクリークからすぐの土地なのですが、一応flood zoneには入っていないということがわかったので購入したと言ういきさつがあります。クリークの水かさも、大雨の時にひどいのは我が家前でなくて更にもう1-2ブロック離れた所だというのも住んでからわかったので、多分大丈夫だと思っていますが。

Posted by: MM : April 30, 2005 7:59 AM

屋根の水はけや強化目的のflashingについて、こちらの絵ならば少しはわかっていただけるでしょうか?
http://www.hometips.com/content/flashing_intro.html

Posted by: MM : April 30, 2005 8:10 AM

>こちらの煙突は今「多分」ですが、火の粉等が飛ばないように+可燃物が入り込まないように上にカバーをつけるのが義務付けられているような気がします。

こっちはどうかなぁ?
おそらく自治体によって違うんでしょうが、少なくともこのあたりのド田舎では、義務付けまでは行ってないような気が。
いや、僕が知らないだけかも。
どうせウチも薪ストーヴ(ひょっとしたら暖炉も)つけるんで、近日中に調べなきゃいけないのですが。

>屋根を張り替えた際も煙突の付け根部分の水はけが悪いと煙突自体の構造にも影響が出るということで水はけをよくする処置をしましたし、所かわれば・・・ですね。

煙突のためっていうんじゃないですが、水はけは頭痛い問題っすね。
実はNZ、9.11以降の住宅ラッシュのせいで、雨漏りする欠陥住宅が乱造されてしまって、フラッシングも問題になってるんです。
壁の構造についても、ついこの間規定が変わりましたし。
ビルディングコード、どんどんうるさくなってます。

あ、日本より決定的にうるさいのは、増改築。
ちょいと壁を壊して二間を一続きにとか、あるいは大きな部屋を仕切って二つに、なんてことは、日本ではホントに気軽にやりますが、こっちは自治体に許可申請を出して、許可がでないとこのレヴェルの改築も出来ない。
違反してると、家を売るときにばれてどえらい罰金。
もしそのまま売ってしまったら、おそらく飼い主から莫大な損害賠償請求が来ます。

って、全然エマージェンシー・プランの話じゃなくなってきたな(^^;
ただの「家談義」(笑)

>火の粉で屋根と言えば、10年ほど前にこの地域の高級住宅街で山火事が広がって住宅街まで大火事になった事件があり、

ありましたねぇ。


>以降日本の瓦状のタイルやアスファルト材が好まれています。が、このタイルの方も地震を考えると結構な重量なので、結局はアスファルト物に落ち着いているのが殆ど(我が家も)のようですね。

地震以外でも、重い瓦使う場合は、家の構造自体を強くしなきゃいけないんで大変っすね。
木造の場合は、長年でどうしてもゆがみが出てくるし。
屋根は軽い方が何かと良いですよ。

>それから、購入した土地が水害可能性のある地域かどうかの情報公開はそちらにありませんか?

いちおうありますよ。
そちらほど詳しいかどうかわかりませんが。
本格的に洪水になると、今借りてるとこも、新たに買ったとこもヤバイっす。
ただ、20年に一度という率なので、次に家を売るまでは大丈夫という可能性も大きい(笑)

Posted by: Ryu : April 30, 2005 10:14 PM

April 28, 2005

ミニナイフ雑感。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。南西風。(高)19度、(低)9度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット、昼前に東10ノットに変わる。海況おだやか。
 その後12時間:南西15ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:46 AM 0.6 m  High 12:15 PM 3.9 m
 Low 06:20 PM 0.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

快晴だが、南から冷たい空気が入ってるのでちょいと涼しい。昼前から東風か。潮のタイミングと会えば、マラハウでサーフィン出来たかもしれないけど、満潮から引き潮にかけてじゃ、良い波たたないな。

 実は昨日の段階で、本日はレンタル講習の仕事が入っていたんだけど、夜遅くに「キャンセルになった」と連絡があって、仕事あぶれた。オフシーズンに入ってきたなぁ。ここのところ週休5日ペースになってきた。

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MMさんから教えていただいたニュース。

 ◎Yahoo!ニュース「アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波」

 昨年4月19日のエントリーに、

 あと、本音をいえば、ヴィクトリノックスよりもウェンガーの方が好み。でも、今はウェンガーはソルジャーを売ってないみたいだな。
と書いたのだが、実はこのときウェンガーのオフィシャルサイトを初めて訪問してみて、あまりのラインナップのショボさに、大いにショックを受けたのだった。昔からウェンガーはヴィクトリノックスに比べると地味で、ラインナップも少なかった。しかし、あまりにも差が開きすぎていた。イヤぁな予感がしたものだ。

 予感が現実となった。かなりショックだ。「アンチ・メジャー」の天邪鬼としては、スイスアーミーナイフならやっぱりウェンガーを支持していたので、このニュースはなんとも……。

そういえば、先日日本から送られてきた荷物の中に『BE-PAL』誌の2004年12月号が入っていたのだが、その中にこれとちょいと関連のある話があった。同誌をお持ちの方はP.20をご覧いただくと早いのだが、要約すれば、「多目的ナイフ(要するにスイスアーミーナイフの類)が軽犯罪法で取り締まられている例が最近多いようだが、これは憲法31条の罪刑法定主義違反の疑いがある」とのこと。

 なるほど。アホが刃物を振り回して傷害や殺人をする例が少なくない昨今、当局としてはナイフ所持をバシッと取り締まりたいところだが、銃刀法に触れないナイフは、現行法ではまともに取り締まるすべがなく、無理やり軽犯罪法を適用するしかない、というわけだな。
 現状としてこういう取締りが事実ならば、これもウェンガーの首を絞める要因の一つにもなったのかもしれない。残念なことである。

 ま、ウェンガーのことはさておき、確かに同誌の言うとおり、「罪刑法定主義」の考え方からすると、軽犯罪法を「誇大解釈」するのは、マズイだろう。そんなことされたら、何でもかんでも取り締まれることになっちまう。法治国家としては、そりゃイカンだろうと思う。
 また本音をいえば、個人的には小さなツールナイフの所持携帯くらい自由にしてくれよ、と思う。そんなことまで取り締まらないでくれ、と。

 が、時代の趨勢として、ミニ・ツールナイフの類が取り締まられるようになるのも、また仕方ないような気がする。というか、小さな子供を持つ親としては、取り締まりたくなる当局の気持ちは分かる。街を歩けば、確かにナイフを持たせちゃイカンようなアホガキがあふれている。

 よって、法改正によって、ミニ・ツールナイフまで取り締まれるような立法がされた場合は、僕自身も半分渋々ながら、やっぱり従うしかないだろうなという諦めもある。

とはいえその場合、実際問題として、僕らアウトドアズマンはどうなるのよ?
 もちろん、ザック担いでたりカヤックを車に積んでいるときは、「正当な所持理由あり」としてお咎めなしだろう。

 しかし、ツーリングから帰ってカヤックとキャンプ道具を車から降ろしたところでタバコが切れてたことに気づき、ヴィクトリノックスをついうっかりポケットに入れたまま近所のタバコ自動販売機まで歩いているところを岡っ引警察官に呼び止められたら、もうアウトということか!?

 ところが、これが「帰宅後」じゃなくて、ツーリング中だとOKになるのか? つまり、その日のパドリングを終えてテントを張り、軽装に着替えてくつろいでるときに、タバコが切れた。どれ買ってくるか、ってんで、ポケットにヴィクトリノックス入れたまま近くのタバコ販売機まで歩いていくと、警官に出会った。この場合は「キャンプ中」という立派な「正当な所持理由」あることになる。

 しかし、この場合と上記の「帰宅後にタバコを買いに出た」場合と、どこが違うというのだ??? こんな些細な差、というより、実質上何も差がないのに、一方はまったくお咎めなし、一方は「犯罪行為」となるってのも、何か割り切れない話だ。

ややこしいから、いっそのことライセンス制にしてくれよ。ヴィクトリノックス・クラシックといえども、所持携帯には免許を要する。その代わり、免許保持者は、いかなるときも携帯をとがめられることはなく、それは航空機国内線客室内持ち込みも例外ではない、ってな風に。それだったら、僕も免許取るからさ。

 とはいえ、そうなると「カッターナイフはどうなる?」とか、「包丁を買って帰宅するために持ち運んでいるときはどうなる?」とか、「免許保持者が、非保持者にちょっとナイフを貸した場合はどうなるか?」などの、これまたややこしい問題が山ほど出てきそうだ。友達と喫茶店でお茶飲んでるときに、「ハサミ持ってない?」「あぁ、あるよ」ってんでクラシックを貸すなんてのは、いくらでもある話だよなぁ。これが「違法行為」になっちまったんじゃ、たまらんぞな。

 ヤレヤレ、ややこしいこっちゃ。刃物の話なのに、スパッと切れ味よく解決するアイディアはなかなかなさそうだね。
 なんとも世知辛い世の中だこと。

ともかく、長い歴史の幕を閉じたウェンガー社に、黙祷。
 そして、これから統合のゴタゴタに巻き込まれる両者に関わる皆さん、がんばってください。

関連過去ログ【ナイフ】
 ◎ナイフ離れ、アウトドア離れ (2004年4月3日)
 ◎『ナイフの話』その1 (2004年4月18日)
 ◎『ナイフの話』その2 (2004年4月19日)
 ◎『ナイフの話』その3 (2004年4月20日)
 ◎『ナイフの話』最終回 (2004年4月21日)
 ◎『続・ナイフの話』前編 (2004年7月13日)
 ◎『続・ナイフの話』後編 (2004年7月14日)
 ◎愛用の○○○○ナイフ。 (2004年12月15日)

追記(4月29日)。
 さのしさんのブログでも、同じネタが。

 ◎Solid Days「スイスのアーミーナイフ」

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投稿者 Ryu : 11:26 AM
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Title: スイスのアーミーナイフ
Excerpt: アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波 なんとテロの影響がこんなところにまで及ぶとは。 最初にアーミーナイフを買ったのは、生まれて初めての海外旅行に行った時だ...
From: Solid Days
Date: 2005.04.28
Title: スイスのアーミーナイフ
Excerpt: アーミーナイフ2社が統合 米同時テロ、スイスに余波 なんとテロの影響がこんなところにまで及ぶとは。 最初にアーミーナイフを買ったのは、生まれて初めての海外旅行に行った時だ...
From: Solid Days
Date: 2005.05.01
コメント

英語ですが、 オフィシャルサイトにもうプレスリリースアップされておりました。

http://www.victorinox.com/newsite/en/news/news_wenger.htm

読めば読むほどV社が「偉そうな」文面で、弥が上にもウェンガーの判官贔屓になりますね。
又、地域限定なのかは別としてもウェンガーの社員がたった150人だというのも驚きました。


Posted by: MM : April 28, 2005 1:24 PM

Ryuさんなら絶対書くだろうなと思っていたエントリー。僕も書いていたのでトラックバックしておきます。

ナイフの不法所持の話をどこかで読んだなあと思ってRyuさんのブログの中も探してみたんですが、「BE-PAL」に書いてあったんですね。僕もクラシックは持ち歩いてるから、捕まる可能性あるなあ。

Posted by: さのし : April 28, 2005 3:37 PM

 私はウェンガーは使ったことないので、よくわからないですね。ヴィクトリノックスは好きな道具の一つです。

 軽犯罪法云々の件ですが、基本的には警察官の気分と都合次第でしょうね。なんかとにかく引っ張りたい場合には、都合の良い口実に使われるという感じで。まあこの辺りはツールナイフを持ち歩くという習慣が無い社会だったからこそ出てきている問題なので、社会で議論になれば、落としどころというのも見えてくる気がしますが・・・・。

Posted by: hokulea2006 : April 28, 2005 4:29 PM

積丹カヤックスさんのコメント欄から飛んできました。

私は左利きなのでウェンガーのレフトハンダーを愛用してました…がなくしたときについビクトリのクラシック・ペンを買ってしまい、そのままです。
私は日ごろからビクトリを付けて歩いていますが業種と服装が電動ノコ持って歩いててもいいたぐいなので
(作業服で仕事に関係ない人に会うと自○隊に間違えられたりする)
もし訊かれたとしても「仕事で使っています」で済みます(実際使ってますし)が。

でもツールナイフなんかより大型カッターナイフの方がずっと危険でしょうに。
つくづく刀狩の国ですね、日本は。

Posted by: ちょうめい : April 29, 2005 6:59 PM

>MMさん
僕は逆に150人もいたのか!って感じです。
もっと家内制手工業に毛が生えたような企業かと思ってました。
V社が相当な規模なのは分かってますが。
 
 
 
>さのしさん
こちらからもリンクさせていただきました。
TBのPing送信が今ちょっと上手くいかないので、TBはちょっと後になります、スミマセン。

しかし、クラシックくらいで捕まったら、ホント洒落にもなりません。
 
 
 
>hokulea2006さん
ウェンガーとヴィクトリノックスの一番の違いは、ハサミと缶切りで、ウェンガー・ファンに言わせると、「ヴィクトリノックスのハサミと缶切りは、使い物にならん!」ということになります(笑)

>なんかとにかく引っ張りたい場合には、都合の良い口実に使われるという感じで。

確か、オウムの事件のときにも、この手が使われたんじゃありませんでしたっけ?
「限りなく黒」の重大犯罪容疑者を引っ張る口実だったら、まぁ許せなくもないのですが、何の悪意もない善良な市民をクラシック程度のオモチャのようなナイフでしょっ引くってのは、やっぱり変っすよね。

>ちょうめいさん
初めまして、ようこそです。
書き込みありがとうございます。

>ツールナイフなんかより大型カッターナイフの方がずっと危険でしょうに。

物騒な話になりますが、確かに殺傷力は、桁違いに大型カッターの勝ちですよね。

>つくづく刀狩の国ですね、日本は。

僕らが子供の頃から、
「近頃の子供はナイフで鉛筆も削れない!」
と、大人がぼやいたり嘆いたり憤っていたりしましたが、30年たっても40年たっても、
「じゃぁ、国民全員が、ナイフで鉛筆削れるように教育しよう」
っていう風にはなりませんよね。

Posted by: Ryu : April 29, 2005 10:01 PM

 えーと、HNを変更しました。自分のウェブログには書きましたが、ホクレアという名前があまりにもずば抜けてメジャー過ぎることと、それ以外の航海カヌーも気にしたいなという思いがあったので。マオリの言葉で航海カヌーを意味するwaka moanaをお借りしました。

 さてハサミの件ですが、たしかにそういう話は良く聞きますね。私としては新生ヴィクトリノックス&ウェンガーに両方の良いところを集めたモデルを期待したいものです。

Posted by: waka_moana a.k.a hokulea2006 : April 29, 2005 11:12 PM

>ウェンガーとヴィクトリノックスの一番の違いは、ハサミと缶切りで(略)
本当にそうです(笑)
私もウェンガーからビクトリに替えたとき、「ハサミしょぼいなぁ」と思いましたよ。缶切りは今のに付いてないので比べてないですが。
…といってもそれで一番切るのは鼻毛と爪なんですが(笑)

Posted by: ちょうめい : April 30, 2005 2:01 AM

>waka_moana a.k.a hokulea2006

あ、ワカ・モアナがHNに入ったんですね!


>私としては新生ヴィクトリノックス&ウェンガーに両方の良いところを集めたモデルを期待したいものです。

そうなんですよね、ヴィクトリノックスのモデルに、ウェンガーのハサミがつく可能性が大きくなってきました。
ヴィクトリノックスとウェンガーのいいとこ取りのモデルって、昔夢想したものですが、それが現実のものとなるかもしれないのは、朗報っすね。


>ちょうめいさん
>といってもそれで一番切るのは鼻毛と爪なんですが(笑)

あ、やっぱりですか!?(笑)
僕もです、アハハ。
缶切りも、最近はプルトップが多くなってるのですっかり出番がなくなってますしねぇ。

Posted by: Ryu : April 30, 2005 10:00 PM

私は指先のささくれを切り落とすのにハサミを使いますね。あとは足の裏の角質を切り落としたり。

これからHNはwaka moanaで、hokuleaという文字列はもう捨てます。日本で私がhokuleaというHNで航海カヌーについて色々書くということもまた微妙(笑)なので。要するに日本は微妙な国ということでしょうか。

Posted by: waka_moana : April 30, 2005 11:15 PM

しまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。
確かにウェンガーの缶切りは重宝しました。というかヴィクトリノクスのが使い辛過ぎ。で、現在我が家では、小さめのニッパーを缶切りの代用としております。思いのほか使い易くて好きです。笑

こないだクルマの掃除をしたら、あちらこちらのポケット、シート下、荷室等からなんと合計12本の刃物が出てきました。斧や鉈、鋸も含めてですけどね...いやぁいつか捕まるなぁこれは。


刃物は使うより研ぐほうが好きです。包丁なんて1日中でも何本でも研いでられますね。楽しいったらない。研ぎ続けていると、自分の神経まで研ぎ澄まされていく感じがして、なんだかストレスも発散できます。笑

Posted by: patalow : May 1, 2005 1:49 AM

>waka_moanaさん

hokuleaの文字、微妙ですかぁ。
う~ん、微妙な国ですねぇ。

足の裏の角質、ハサミで落とせますか?
なるほど、今度やってみます。
聞いてみると、色々あるもんですねぇ。


>patalowさん
>しまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。

ありゃりゃ。
って、僕も失くしたのが、今になって惜しくなってきましたよ。
NZにはウェンガー入ってないんですよ。
今我が家にあるウェンガーは、妻が愛用している台所用ナイフ(要するに包丁)だけですねぇ。

しかし、車の中だけで12本ってのは、スゴイ。
ちょっとした武装ですね。
捕まらないでくださいねぇ。

僕もね、使うのより研ぐのが好きです。
だから、自然と研ぐのが楽しいナイフが好きになります。
そうなると、やっぱり肥後の守とオピネルなんですよねぇ。
逆にスイスアーミーナイフ(特にソルジャー)は、ブレードが小さいくせに鋼材が硬いので、研ぐのはあまり楽しくないっす。

最近はナイフ使うことがほとんどないので、もっぱら包丁ばっかり研いでますが。

Posted by: Ryu : May 1, 2005 10:02 PM

別に私は「ホクレア」を占有するつもりもなく、ウェブサイトを作った時点でホクレアや航海カヌーを専門に扱っている日本語ウェブサイトが一つも無かったから、HNにhokuleaと入れたんですが、いざそうやってスタートしてみたら、「ホクレア」に深い思い入れのある人が想像以上に多かったって事ですね。だったら私より思い入れや縁の深い方々に「ホクレア」はお任せしようかなということです。

Posted by: waka_moana : May 2, 2005 12:06 AM

なるほど。
しかし、他人のHNにまでクレームがつくとは、なんともまぁ……。

でも、それをさらりと受け入れてHNを変更しておしまいになるwaka_moanaさんは、大人ですね。


Posted by: Ryu : May 2, 2005 10:56 AM

>しまった、また買えばいいやと思って友達にあげちゃった。

と残念がってたら、さすが運命の女神に愛されたワタクシ、たまたま寄ったリサイクル&アウトレットショップで、新品のOfficialWorldScoutKnifeを見つけてしまいました。ワハハ
輸入品が無闇に高い日本ですが、新品で3200円なら十分に妥当と言えるでしょう...というわけで、当然ながら購入と相成りました。ワハハハ

もう1本、名前は忘れましたがヴィクトリノクスのチャンピオンみたいなやつが、9800円で売ってましたよ。さすがに要らないけど。

Posted by: patalow : May 2, 2005 2:20 PM

いやまあ、クレームというわけじゃないんですよ(笑)。

Posted by: waka_moana : May 2, 2005 2:27 PM

>patalowさん
お、ラッキーでしたね!
こっちでも、どこかの古道具屋に外国人が持ち込んだウェンガーが転がっていないものか?
探してみなくては。

日本は、ナイフは比較的安い印象があります。
僕が今仕事で使っているナイフ(大変残念ながら廃盤)も、購入後オフィシャルサイトで定価を確認したら、僕がアメ横で買った価格と、米国の定価がほぼ同じでした。
なんでそんなことが出来るのか不思議ですが。

>waka_moanaさん
あ、そこまで深刻じゃないですか(笑)
でも、「微妙」なんですね(^^;

Posted by: Ryu : May 2, 2005 2:31 PM

そうです。ビミョー。

日本のナイフが安いのはドル安だからかな?

Posted by: waka_moana : May 2, 2005 2:36 PM

>日本のナイフが安いのはドル安だからかな?

僕が買ったのが3年くらい前だったんですけど、当時の為替レートはどうだったか忘れちゃいました(^^;

Posted by: Ryu : May 2, 2005 9:36 PM

April 27, 2005

エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.6

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。南西風、しだいにおさまる。(高)15度、(低)6度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット、セパレーションポイントより西では午後20ノットにあがる。北部の海況はやや荒らくなる。
 その後12時間:南西15ノット。
 
[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:05 AM 0.5 m  High 11:32 AM 4.0 m
 Low 05:35 PM 0.6 m  High 11:56 PM 4.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

久しぶりにポカポカ陽気。

昨日は大家の電話番でネット接続できず。昨日のログ↓

【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどきにわか雨雲が広がり、遅くに雨。北風。(高)17度、(低)7度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:午前中に西20ノットに上がる。その他:南西10ノット、午後北に変わる。全域で、夕方に南20ノットに変わる。海況はやや荒い。夕方からの雨中視界良好。
 その後12時間:南西15ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 04:28 AM 0.5 m  High 10:51 AM 4.1 m
 Low 04:53 PM 0.5 m  High 11:18 PM 4.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

寒い。この秋初めてソックスを履いてしまった。

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極々私的なメモ。
 まぁた、映画『The Incredibles』を劇場に観に行ってしまった。三回目。やっぱり良い、素晴らしい。

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『エマージェンシー・プランニング・ガイド』の和訳転載の連載第6回。

I am Prepared Nelson-Tasman  -  An Emergency Planning GuideI am
Prepared
Nelson/Tasman
An Emergency Plannning Guide

Prduded by
The Nelson/Tasman Civil Defence
Emergency Management Group

 今日は[ 20 steps to be better prepared ](「備えを改善するための20のステップ」)の3回目。

[ 20 steps to be better prepared Vol.3 ]
 もし緊急事態への準備に閉口気味になってしまったら、この「20のステップ」を使って、問題を解決してみましょう。1週間にワンステップしか出来なくても、遅くとも20週間後には、あなたの備えはずっと改善されているはずです。

◎ステップ9
 災害発生時には、何が起こっているのか、何をすべきか、どこに行くべきかなどの情報が必要になります。これらの情報はラジオのローカル放送で流れていますので、ポータブルラジオは持ち出し品の中に必ず必要です。
 停電時には電池駆動のラジオが唯一の情報源となります。自動車のラジオも使えますが、ラジオを聴くために四六時中車内にいるのは疲れますし、現実的ではありません。
 肝心な情報を聞き逃さないために、必ず予備電池も用意しましょう。

◎ステップ10
 市販の家庭用ファースト・エイド・キットには、ディスプリン(訳者注:英国製鎮痛剤・頭痛薬)とバンドエイド程度しか入っていないものがかなりあります。もちろん、これでは災害時には役に立ちません。
 充実したキットを買いなおすか、もし余裕があれば自分で必要なアイテムを買い揃えましょう。もし自分で買い揃える場合は、セイント・ジョン(訳者注:ニュージーランドの救急車を運営している組織)、赤十字、地元の薬局などが取り揃えているアイテムリストを参照すると便利です。
 もし前回ファースト・エイド・コース受講から二年以上経過している、またはまったく受講経験がない場合は、受講しましょう。
 次のように考えてみてください。「もし、私の近くに命を落としかけている人がいて、もし私がファースト・エイドを知ってさえいれば助けられたのに、知らなかったばかりに手の施しようがなかったとしたら、私はその後の人生をどのように過ごさねばならないだろう?」
 
◎ステップ11
 昔の船乗りの切実な悩みをご存知ですか? 水、水、水、見渡す限り水に囲まれながらも、それは飲み水ではありません。洪水や地震で水の供給がストップしてしまったら、あなたの家も昔の船と同じことになります。
 こうした状況下で飲み水を確保する方法の一つに、温水器を家の構造材にきちんと固定し、なおかつタンクに直接蛇口をつけておいて、直接水を利用できるようにしておくことです。
 固定キットは水道工事業者から入手して自分でやることが出来ますが、蛇口取り付けは業者に頼む必要があります(訳者注:ニュージーランドの場合、電気工事や水道工事は、素人が勝手に出来ないことになっています)ので、そのときに同時に固定をお願いするのもいいでしょう。災害時に安全な飲み水が確保できることを考えれば、費用は十分割に合うものです。
 
◎ステップ12
  災害後しばらく家の中に待機せざるを得ない場合、食料が問題になります。まず消費の順ですが、傷みやすいなまものを最初に、次に冷蔵庫の中に保存されているもの、そして冷凍食品に手をつけます。缶詰、瓶詰め、ドライフードは最後です。もし停電している場合は、冷蔵庫の開閉は最小限にとどめます。
 常に少し多めの食料を備蓄しておくのが良いでしょう。次回スーパーマーケットに行ったときに、非常用の食料を少しだけ買い足して、戸棚の中にしまっておきましょう。非常用食料は、長持ちし、調理の必要のないものが最適です。

今回は割と当たり前の項目が並んだが、一つだけ強調しておくとすれば、やっぱりファーストエイド、だろうか。昨年6が具30日のエントリー「ファーストエイド雑感。」でも触れたが、日本のファーストエイドはCPR(心配蘇生法)一辺倒になる傾向があり、なおかつニュージーランドのように「有効期限二年」などとも言われないので、仮に受講経験があったとしても、実際の災害時に怪我人の処置が適切に出来るかどうかという点で、ニュージーランドとは雲泥の差が出てくるはず。

 不謹慎を承知の上であえて言えば、もし被災するならば、ファーストエイダーがそこら中にゴロゴロしているここで被災する方が、日本で被災するよりは安心だな、というのが偽らざる本音である。

 が、一方でAEDの規制緩和など、明るいニュースもあるわけで、ファーストエイド講習の質の向上なども、結局は受講する立場の一般人からの要望次第という気がしている。

関連過去ログ【エマージェンシー・プランニング・ガイド】
 ◎Vol.1 (2005年4月13日)
 ◎Vol.2 (2005年4月14日)
 ◎Vol.3 (2005年4月15日)
 ◎Vol.4 (2005年4月17日)
 ◎Vol.5 (2005年4月24日)

関連過去ログ【防災】
 ◎防災グッズに物申す。(2004年8月23日)
 ◎ぬるい危機管理論(2004年8月27日)
 ◎防災の日。(2004年9月1日)

関連過去ログ【ファーストエイド】
 ◎コメント&トラックバック専用
 ◎新しい創傷治療 (2004年3月9日)
 ◎掃除の件、こんどはこちらで (2004年4月9日)
 ◎ファーストエイド雑感。 (2004年6月30日)
 ◎でも、怪我の元……。 (2004年8月15日)
 ◎ファーストエイド、一例。 (2004年8月17日)
 ◎まだまだ続く、足の怪我の話。 (2004年8月19日)
 ◎ファーストエイド、シナリオトレーニングの模様。 (2004年11月1日)

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「ファーストエイド講習、二年以内に受講経験あり」という方は人気ランキングを「あ、もう二年以上受けてない……」という方はranking.gifを、「全然受けたことないなぁ……」という方は、両方をクリックして、すぐに近所の講習の日程をチェックしましょう。


投稿者 Ryu : 1:49 PM
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Title: エマージェンシー・プランニング・ガイド Vol.7
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風穏やか。(高)17度、(低)6度。 [海洋気象] (エイベル)  セパレーションポイントより北:午前中に西15ノットに上がり、夕方に北西25ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.04.30
コメント

このシリーズの最初の方でコメントさせて頂いた様に、幸い自分の住んでいる地域では色々住宅に関して災害対策が義務図けられているのですが、温水器の固定も然り、です。
固定方法も最低上下2箇所を幅が5センチ程度の金属製ストラップで地上から数十センチ離して(=台の上に乗せることになる)、と決まっています。
これはどうやら我が郡(州の一つ下、市町村よりは上の自治体の単位)の規定なのですが、その他にも自宅内または直結した形のガレージの居住スペースへの出入りのドアは自動的に閉まるものでなくてはいけない(ガレージ内での火災の際の延焼を少しでも防ぐ為)等、言われてみてから感心する規則はやはり多いと思います。

それから、昨年6月30日のエントリーで取り上げていただいたカレッジのファーストエイドの先生、今度はAED講座もやり始めたようです。

http://faculty.deanza.edu/donahuemary/stories/storyReader$22

私が気が付いたのは前学期でその時は完全にAEDが独立していたのですが、今サイトチェックしたらCPRとセットになったみたいですね。こちらでは公共機関にAEDがどんどん普及してきていますので、セットにしておくのはいいアイディアだと思います。

(それにしてもこの先生のサイト、コンテンツが徐々に増えどんどん面白くなってきています。英語にチャレンジされるのを厭わない方ご覧になってみるとよろしいかと)

Posted by: MM : April 27, 2005 6:02 PM

ガレージのドア、なるほどですねぇ……。
今訳してるこの本、ざっと全体見てみましたけど、そういう記述はなかったっすね。
勉強になりました。


AEDとCPRをセットにするってのは、まったくもって当然というかリーズナブルというか、そうしていただけると受講側もありがたいです。
僕もAEDの講習受けなきゃなぁ。
NZではまだ一般的じゃなくて、僕は観たこともないんです>AED
その代わり、心臓マッサージは上手いっすよ。
どなたか僕のマッサージを受けてみたい方は、いつでもどうぞ(笑)


Posted by: Ryu : April 28, 2005 11:14 AM

April 25, 2005

《 自由テーマ 》 スクリーンのシンクロニシティ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。冷たい南西風。(高)13度、(低)1度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西、夕方には10ノットに落ちる。海況おだやか。
 その後12時間:南西15ノット。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 03:52 AM 0.5 m  High 10:13 AM 4.1 m
 Low 04:15 PM 0.5 m  High 10:40 PM 4.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

今日もムチャクチャ寒い。冬到来という感じ。予報上は昨日より気温が低いが、昨日の方が風が強かったので、今日の方が少しまし、という感じではあったが、カフランギ国立公園の山並みを眺めると、マウント・アーサーには積雪が! たぶん、この秋初の積雪なんじゃないかな。
 明日は少々気温上がりそうだけど、いぜんとして南風の予報。もうインディアンサマーは再来しないのか???

僕は日本ではちゃんと気象の勉強をしなかったので、基本的にはこっち仕込み。というわけで、このブログを書くようになっていつも頭を悩ませてるのが、上記の予報の翻訳。どうも日本語の気象予報用語ってのが良く分からんのよね。
 ってなわけで、気象庁の「気象庁が天気予報等で用いる予報用語」でも読んで、勉強してみようかなあ、などと思っている今日この頃。

 でも、やっぱりこっちの自由奔放な予報用語を上手く訳すのはムリだろうな。きっとこっちの予報には、日本ほど厳密に「使用用語」なるものの規定がないと思う。ときどき「えっ!?」と思うような文学的な単語が出てきたりして、30分悩んだ末に、その単語を無視して普通に和訳したりしてるもん(笑)

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昼過ぎに三人で釣り。寒かった上に、1時間少々粘ったのに、二人でスポッティ6匹(全部逃がした)。おまけに仕掛け一個を根掛かりで失う。やっぱ、引き潮時はダメか。

 ちなみに本日は「アンザック・デイ」というこっちの祝日。これはどういう日かと言うと、第一次世界大戦でNZ&オーストラリア連合軍が、ガリポリに上陸してフランス軍を叩くという大作戦を決行し、見事に成功させた記念日。これ以来、軍人さんのお祝いの日になっている。
 実はこのガリポリ上陸作戦のときに、両国連合軍を輸送したのが日本の軍艦。よってアンザック・デイは、日本人も一緒になってお祝いするべき日なのだが、残念なことにその次の大戦ではNZと日本は敵国になってしまい、今ご存命の大戦経験退役兵のオジイチャンたちは、全員こちらの「日本と戦った」方たちなので、この日は日本人にとっては肩身が狭いのである。

 ってなわけで、昨年までの過去6回のアンザック・デイには、僕ら一家は一度も外出したことなかった。そんなことを知らずに、大きな町でのんきにパレードを観に行った日本人が、罵声を浴びたり卵をぶつけられたり、なんてことも、あるとかないとか。

 もちろん僕らは釣りに行っただけなので、罵声も卵も食らっていない。そんなもの食らいそうなとこにはいかない。っつぅか、地元モトゥエカの町は普段の祝日同様、お店全部閉まってゴーストタウンと化しているだけで、別にアンザック・デイらしい催しなどもやっていなかった模様。きっとネルソンのアンザック・パーク辺りに行くと、派手にやってたんだろうけどね。今日だけは、んなとこには近づいちゃだめっす>ジャパニーズ

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ウホホホッホォ~イ! 久々の「月曜日」だ。「自由テーマ」の日だ。堂々とアウトドアネタを無視できる日だ。しかもそれなのに、ちゃんと「釣り」という立派なアウトドアやってきて、いちおうそのことも上に書いてるんで、もう立派なもんだ。

 というわけで、久しぶりに大手を振って映画ネタでも書くべ。

全然予備知識はなかったのだけど、「スリラー」の棚でなんとなく手に取ったヴィデオが、たまたまローランド・エメリッヒ製作作品だった。偶然なのだけど最近エメリッヒ作品を集中的に観ていたので、どれどれとジャケットを裏返して説明を読むと、なんと1999年のヴァーチャル・リアリティ・サスペンス! ピンと来るものがあったので、早速借りてきて昨夜観てみたのだが、勘がドンぴしゃり、しかも映画の質も大当たりで、大満足。思わずすぐにネタにしている次第。

勘っていうのは、「シンクロニシティ」のことだ。
 とはいっても、映画のテーマとして「シンクロニシティ=偶然の一致」を扱っているというわけじゃない。皆さんもとっくにお気づきだと思うが、どういうわけだかハリウッド映画は、同時期に「ネタかぶり」をしているケースが非常に多いのだ。そのことである。

 例えば有名なところでは、リドリー・スコット監督の『1492 コロンブス』(原題『Conquest of Paradise』1992)とマーロン・ブランド主演の『コロンブス』(原題『Christopher Columbus:The Discovery』1992)が、真っ向からぶつかったことがある。
 ま、これは500年記念という節目の年だったので、仕方ないといえば仕方ない(とはいえ、原題がまったく違うのに、あえてそっくりな邦題をつけて勝負を挑んだ日本の配給側の神経はよくわからないが、まぁこれは今日の本筋とは関係ないので、あえてこれ以上は突っ込まないが、前者はDVD品切れに対し、後者はどうやら日本版DVDさえ出ていないらしいっていうのをみると、どう考えても戦略ミスだよなぁ、などとまるで中島らも大兄ばりのやたら長い括弧書きをやってしまったではないか)。

 『ターミネーター2』(原題『Terminator 2』1991)と『エイリアン3』(原題『Alien 3』1992)のラストシーンがそっくりだったのも、あまりにも有名。後者はすでに撮影を終えて編集に入っていたのに、前者のラストシーンがそっくり同じだという情報が入ったため、ラストシーンだけ撮影しなおしてド派手な映像に作り変えたという逸話も伝わっていたが、結局間延びしただけで「違うエンディング」には見えなかったばかりか、前者のエンディングの方がスッキリしてて好感が持てた。なんていう僕の感想は、まぁどうでも良いのだけど、超話題作同士のエンディングが同じになってしまうってのは、なんとも皮肉な話だ。

 もう少し地味な作品になると、もっとあるぞ。『ドロップ・ゾーン』(原題『Drop Zone』1994)と
『ターミナル・ベロシティ』(原題『Terminal Velocity』1994)も、同年に公開された「スカイ・ダイヴィングもの」である。僕はどちらも観ていないのだが、TV-CMを観ていてどっちがどっちだか分からなくなって混乱したのだけは良く覚えている(余談だが、後者に関する日本語サイトを検索すると、「原題『Terminal Vorocity』」となってるのがあまりに多くてずっこける)。

 挙げ始めるときりがないのでこれくらいにするが、同時期に公開される映画に、この手の「シンクロニシティー」が何でこれだけ頻発するのだろう? 勝手な推測を書いちゃうと、きっと映画関係者同士お喋りから企画が持ち上がることがよくあるんじゃないかな? で、そこにたまたた居合わせた人が別の場所で別々の映画に同じアイディアを盛り込んでしまうのではないだろうか? ハリウッドなんて、案外狭い世界だろうからなぁ。

 ま、理由はどうでもいいのだが、事実として、「同時期に、同じようなネタがかぶるケースが多い」という事実、これが重要なポイントである。

で、やっと本題に入るのだけど、今回僕がエメリッヒ製作作品を手にしたとたんに「ひょっとして」と感じたのが、この映画もまた「シンクロニシティー作品」なのではないか、ということだったのだ。そして、その予感はズバリ的中したというわけ。
 
 あんまりひっぱるのもなんなのでそろそろ書いてしまうが、今回借りてきた作品は、『13F』(原題『The Thirteenth Floor』1999)、そしてシンクロニシティーを期待していた作品は、『ダークシティ』(原題『Dark City』1998)と、ご存知『マトリックス』(原題『The Matrix』1999)である。

前にも何度か書いたと思うけど、僕は『マトリックス・シリーズ』の大ファンである。特に第一作目はヴィデオで100回以上観まくった、「最も好きな作品」の一つ。
 ところが昨年11月に、これとそっくりな作品があるらしいということを知った。『マトリックス』は、そもそも「不思議の国のアリス」や日本のアニメなど、色々な作品をモチーフにして美味しいところをコラージュにしたような作品で、そのコラージュぶりの見事さが作品の良さでもあるので、別に似た映画があったって驚きはしない。
 特に現実と区別のつかないヴァーチャル・リアリティを扱った作品という意味では、『トータル・リコール』(原題『Total Recall』1990)を始めとするフィリップ・K・ディック原作作品の流れで、すでに一つの確固としたカテゴリーを形成しているくらいだから、類似テーマは腐るほどある。

が、どうも『ダークシティ』という作品は、そういった「類似テーマ」というようなレヴェルではなく「そっくり」らしいという話だった。いや、『ダークシティ』の方が一年早い作品なので、むしろ『マトリックス』が『ダークシティ』のパクリ、などという陰口さえ、ネット上にはチラホラ散見された。これはおだやかではいられない。すぐにレンタル・ヴィデオ・ショップに走った。

 正直、驚いた。そっくりなんてもんじゃない。確かに「パクリ」といわざるを得ないほど瓜二つのシーンが続出する。いや、「シーン」なんていうレヴェルの話じゃない。そもそも映画全体を支配する「空気感」がまったく同じだ。『ダークシティ』をウォシャウスキー流にアレンジしたのが、『マトリックス』だったといっても過言ではないほど。

『マトリックス・シリーズ』を観ていて不思議だったのが、第二作、第三作の二本の持つ「空気感」が、第一作とまったく違う点だった。特にマトリックス内の仮想世界の雰囲気が、まるで違う。第一作で見せてくれた、あの独特の重苦しくも耽美な世界が、第二作、第三作では上手く再現できていない気がしていた。同じスタッフが作りながら、なぜこうも違うのだろうかと頭を傾げていたのだが、『ダークシティ』を観て謎が氷解した。お手本があるかないか、の違いだったらしい。

 かといって、別に『マトリックス・シリーズ』に対する評価を下げたわけではない。あのシリーズは、やはり凄いと思うし、特に一作目は名作だと思う。映画全体の質は少々落ちるものの、続編二本の圧倒的な映像美も好きだ。

しかし、『ダークシティ』には、参った。あの映画は、スゴイ。
 通常僕の中では「シンクロニシティー」を含む二本の映画というのは、「あぁ~あ」な組み合わせとしてファイリングされてしまう。前述の『エイリアン3』と『T2』なども、個々の映画の評価はともかく、セットとして「かぶっちゃって残念だったねコンビ」という形で記憶してしまうのだ。それくらい「ネタかぶり」というのは、マイナス要因としてとらえていた。

 が、この『マトリックス』と『ダークシティ』の二本を観たことにより、必ずしもネタかぶりがマイナス要因ではないことを学んだ。そっくりな映画でも、味付け一つで「双方が名作として並び立つ」という可能性があることを知ったのだ。

そして『13F』である。まったく予備知識はなかったものの、「1999年」という製作年度とエメリッヒ製作ということをみた瞬間、「これは『マトリックス』、『ダークシティ』とセットになるべき、第三のシンクロ名作かも」という予感を感じた。

 果たして、この作品は『マトリックス』とも『ダークシティ』とも共通項の多い映画であった。そして、正直に言えば、僕個人としては、映画としてのまとまりは『13F』が一番優れていると感じた。

 プロットは、この作品が一番凡庸だ。フィリップ・K・ディックの短編集を読めば、似たような話は一冊に一つは出てきそうだ。しかも『マトリックス』の「機械vs人間」、『ダークシティ』の「異星人vs地球人」という、強烈な対立の構図がない。
 キャストも一番地味で、あまり見慣れない役者ばかりである。
 絵作りも、別段に目新しさはない。『ダークシティ』の重厚な暗い絵、『マトリックス』の一世を風靡したド迫力映像と比較すると、『13F』の絵は平凡とさえ言える。

 しかし、面白かった。ものすごく面白かった。先ほど地味といった役者陣も、それぞれ難なく一人二役、一人三役(あるいは多重人格)をこなしていてお見事だったし、平凡な映像も良く観れば丁寧に作りこんであり、いらぬ緊張感を強いないという点で安心感があって好もしい(その点『マトリックス』の二作目、三作目などは、映像マジックでかなり誤魔化されている点があることは否定できないよなぁ)。
 いらぬ緊張感といえば、さっき書いたように、この映画のプロットには、強烈な敵対関係がない。大きな陰謀もない。最近の映画には珍しいことである。しかし、ちゃんと面白い。ものすごくのめりこませてくれる。大した手腕だ。
 ありふれたアイディアを、派手さのないキャストと手堅い映像で、超一級のエンターテイメントに仕立て上げる手腕、恐れ入った。これこそが職人芸正直、ここまでの作品とは思っていなかった。いやぁ、世の中には隠れた名作ってあるもんだ。

で、問題の『マトリックス』や『ダークシティ』とのシンクロニシティ度だが、一見すると映像の雰囲気がまったく違うため、『マトリックス』vs『ダークシティ』ほどのソックリという印象は受けない。が、やっぱりシンクロ映画だと言っていいと思う。

 共通点を見てみようか。
 まず『13F』と『ダークシティ』だが、主人公が「身に覚えのない殺人容疑」で追われるところから物語が始まる点が同じだ。そして、そっくりなラストシーン。『13F』もまた、『ダークシティ』を意識したのだろうか?

 次に『13F』と『マトリックス』だが、これはいわゆる「ヴァーチャル・リアリティ世界」を舞台にしているという点で、基本設定が思いっきりかぶる「同カテゴリーもの」だ。「デジャヴュ」、「世界」を飛び越えて「出てきてしまう」人物、ネオとトリニティの出会いの瞬間を思わせるシーン、効果的に使われる雨と雷鳴など、よく見ていると細部に共通項が非常に多い。
 同時期に製作していたはずの映画に、なぜこれだけ共通点が多いのだろう? これらは、確か製作年度の早い『ダークシティ』には出てこなかったディテールだと思うのだが……。そういう意味で「謎のシンクロニシティ度」は、一見あまり似ていないこの二作品の間にも、やはり色濃く見られるような気がする。

実は『ダークシティ』は、厳密に言えば、ヴァーチャル・リアリティものではない。記憶を操作しているという点ではそれに準じているのだが、登場人物たちが生活している空間は、ヴァーチャルではなく、あくまでもリアルである。たとえそれが異性人の異能によって、たえず変化させられている悪夢的世界であっても。
 この「ありがちなヴァーチャル・リアリティもの」に見えるが、実は思いっきりひねってあるという設定、好きだなぁ。

  もちろん、『マトリックス』が見せてくれた、機械文明が人間を支配するために与えた「檻としてのヴァーチャル世界」という衝撃的な設定も忘れがたい。
 
 が、『13F』の「これが正攻法の正しいヴァーチャル・リアリティだ」といわんばかりの世界観も、見ていて気持ち良い。というか、90年代に入って大流行したヴァーチャル・リアリティのアイディアが出尽くそうかという1999年になって、ここまで正攻法で名作を作り上げたことに、拍手をしたい。

さて、こうなると、もう一本気になるのが『ニルバーナ』(原題『Nirvana』1997)。観てみなくては。

 ちなみに、こんなサイト見つけた。

 ◎「マトリックス」にまつわる20本

 ここでは『トゥルーマン・ショー』(原題『The Truman Show』1998)まで「同系列作品」として挙げられてるのが面白い。確かにトゥルーマンが閉じ込められている場所は、人間が作り出したものとはいえ、「ヴァーチャル・リアリティ世界」だよなぁ。そういう見方もあったのか。この映画は、出来は悪くないんだけど、主人公があまりに可哀想で、なんか後味が悪かったことばかりが印象に残ってるんだけど。

ちなみに『ダークシティ』の監督の最新作『アイ,ロボット』(原題『I, Robot』2004)ご覧になりました?
 こちらはロボットが人間に牙を向くという意味ではより『マトリックス』に近い設定なんだけど、刑事vsロボットという構図なので、雰囲気はむしろ往年の名作『ブレードランナー』(原題『Blade Runner』1982)だったな。でも、これもやっぱり面白かった。お薦め。

しかし、リドリー・スコット監督、最近はなんか大作ばっかり作ってて、『エイリアン』とか『ブレードランナー』とか『ブラック・レイン』とか、あの手の雰囲気のB級エンターテイメントを作らなくなっちゃって、チトさびしい。

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投稿者 Ryu : 11:42 PM
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Title: 《 自由テーマ 》 ナゾの日本人。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。南西風。(高)13度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル)  南東15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がる。北...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.13
コメント

そういや、以前ANZACデーのパレードに音楽隊として参加したことがありました。まあ趣旨というか、日本人云々は分かってはいたのですが、入団してたバンド(サルベーションアーミー系)の行事だったのと、ブラスのリーダーが「弔う気持ちがあるのならぜひ」というので参加しました。

ま、場所が田舎のアカロアだったのもあって、「ほう、それはいい事だ」などと言ってくれる爺さんもいたし、一部の遺族の事を考えるとよかったのやら悪かったのやら。

今考えると、行く方も行く方だけど、連れて行くほうも連れて行くほうだよなあ(笑 まあ、日本人としてレアな経験をさせてもらいました。

Posted by: Nori : April 26, 2005 5:06 AM

Noriさんのパレード参加は、当時MLでもちょっとした話題になりましたよね。
良いことだった、と思います。

確かに連れて行った人は、なかなか勇気凛々だと思いますけど(笑)

Posted by: Ryu : April 26, 2005 10:19 AM

April 24, 2005

西表シーカヤック遭難事故の件。

支援活動へのリンク。 (4月25日記)

 ◎Qajaq Minami-izu「本郷さんご家族支援の呼びかけです」

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そろそろ事故発生から一ヶ月が経とうとしている。
 大変に残念なことだが、さすがにこれだけ経つと、生存の望みはほとんど消えたと思わざるを得ない。

 というわけで、お三方のご冥福をお祈りする。
 
さて、そんな中、「沖縄県シーカヤック、アウトフィッター協会」が設立されたそうだ(『G'sコラム』経由)。
 
 非常に早い対応で感心する反面、今まで業界内で何年かかっても出来なかった基準作りが、「県警」、「公安委員会」、「コンベンションビューロー」などといった、この業界と何の関係があるのか分からんようなお役所の方々に、果たして適正な形で可能だったのかどうか、大いに気になるところ。果たして、安全を確保した上で適切に発展できるような形でスタンダードが設定されたのだろうか?
 
 他の都道府県にも波及効果がありそうだし、注目しておきたい。 (4月21日記)

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捜索が打ち切られて、もう情報がほとんど入ってこない。そろそろ我々も、この事故を今後の教訓として活かす方向を本気で考えなくてはならない時期か。

 ◇八重山毎日新聞社「ガイドラインの設定必要急務/カヌーやシーカヤック事業/事故防止推進協設置へ 」

 竹富町長から、ガイドライン策定の提案が出されている。
 さらには、こんな記事も。

 ◇八重山毎日新聞社「水難事故多発で緊急会議/シーカヤック事故受け対策 無届け業者多く、講習会も開催/ 」

 過去のことはさておき、今後の安全対策強化の動きが大きくなっているのは、大変に喜ばしい。

 今までは黙っていたが、実は昨年の段階で西表、あるいは沖縄で「プロガイド・ワークショップ(PGW)」が開催できないか?という打診を受けていたことがあり、今年9~11月の間の日本滞在期間中にも、何とかやりくりをつけようと考えていた矢先に今回の事故が起こった。
 今回も、すでに西表の業者さんから、「協力して欲しい」との連絡を受けているし、現地からの要請があれば、僕も全力でご協力する所存。
 ただ、僕が行くとしても半年先の話になり、その間に真夏の忙しいシーズンを迎えることになるのだから、現地の業者さん達には、今のうちに厳しい安全基準を設け、トレーニングをしっかり積んでおくことをお願いしたい。

 最後に、ケータイについての記事を。

 ◇asahi.com「『ケータイ登山』 波紋呼ぶ現代流SOS」

 この件も、我々はよく考えておく必要がありそうだ。 (4月5日記)

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細々とした情報は僕のところにも入ってきているが、現地の同業者の動きなどが中心で、肝心の捜索の成果については皆さんと同じくめぼしい成果の知らせは入ってきていない。

 ただ署名活動の成果は大きいようで、海保も一日延ばしで捜索を延長してくれているそうだ。

 また、本日警察主催で西表島の全アウトドア業者を対象とした安全対策協議会が開催されるという。業者間でも安全基準の見直しなどの機運が高まっているとのこと。

 事故発生から10日以上が経っているので、状況は非常に厳しい。しかし、日本の領海を出てしまって捜索圏の彼方で生存している可能性もまだあるわけで、無事を祈り続けたい。 (4月3日記)

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しばらく静観していたのだが、さすがに一週間以上経っても知らんぷりはないだろうと、だんだん腹が立ってきたので書いてしまうぞ。

 ◇『日本レクリエーショナルカヌー協会(JRCA)』

 ◇『日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)』

 前者は、過去何度もツッコミを入れてきた怪しい団体だが、一応日本カヌー連盟から派生したことになっている(ただし、日本カヌー連盟加盟団体として正式に承認されたのかどうか不明だというんだから、ますます怪しい)。
 後者は、完全な民間組織ながら歴史は古く、事実上日本最大のカヌー・インストラクター認定システムを運営している。

 が、ご覧のとおり、両組織のサイトを見ても、今回の事故に対して何のリアクションもない。

 それで良いのか? せめてサイトトップページで経過を追うくらいのことが出来ないのか? 民間のアマチュアが情報を集めて公開して下さっているというのに。当エントリーにも遭難した母娘のお友達からの書き込みを頂いたが、南半球から書いているブログにまで彼らが情報を求めなきゃいけないという事実を、恥じたらどうだ? (3月31日記)

関連過去ログ【JRCA関連】
 ◎「封建的な官主導」の指導者育成事業 (2004年7月9日)
 ◎JRCAのヤレヤレな動向。 (2004年10月28日)
 ◎ポリネシアン航海カヌーとJRCA。 (2005年3月13日)

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チェーンメールっぽいものには一切関わらないようにしているのだけど、この件は別。
 こういうのが回ってきた。そもそも回してきてくれた人が「某アウトフィッターより」と、出所を明かしてくれていないので、僕自身出所は知らない。

 が、この際そんなことはどうでも良い。僕はすでに送った。出来れば皆さんもよろしくお願いいたします。


新しい情報によると、海上保安庁による捜索が打ち切られるといいうことです。
事故の原因やその経緯はどうであれ、それを論じるのはすべてが終わってからで良いかと思います。
今はただ少しでも望みを繋げるべく捜索の続行を、保安庁の方々にお願いしたいところです。
くやしいけれど、僕らにはそれ以外できません。
そこで皆様にも、捜索を続けてもらうべくその旨を嘆願メールとして送っていただきたいと思います。

(メール文例)
嘆願メールの送り先:石垣島海上保安部
ishigaki@kaiho.mlit.go.jp

件名:嘆願書

関係御担当者様
23日より行なっていただいておりますシーカヤックの行方不明者捜索の件、誠に