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February 28, 2005

[ リレーエッセイ #63 ] 砂浜の形が変わっている件。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、にわか雨。南西風。最高気温23度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では南西20ノット、夕方に南東10ノットに。その他では、南西夕方に10ノットに落ちる。北部の海況はやや荒いが、次第に落ち着く。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 01:05 AM 4.0 m Low 06:53 AM 0.6 m
 High 01:20 PM 4.0 m Low 07:18 PM 0.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 【過去三日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  [金曜日]晴れ。午後シーブリーズ最高気温23度、最低気温14度。
  [土曜日]一時雨。風おだやか。最高気温24度、最低気温13度。
  [日曜日]雨のち晴れ。南西風次第に強くなる。最高気温25度、最低気温13度。(以上、金曜日の時点のもの)
  [日曜日]雨あがる。南西風しだいに強くなる。最高気温23度、最低気温11度。(日曜日の時点のもの)

[海洋気象] (エイベル)
  [金曜日]セパレーションポイントより北は北西15ノット。その他は南西10ノット、午後一時北に変わる。海況はおだやか。(金曜日の時点のもの)
  [日曜日]セパレーションポイントより北:北西15ノット、午前中に25ノットに上がり、夕方南西20ノットに変わる。その他:変風10ノット、昼前に北西15ノットに変わり、夕方南西15ノットに。北部海況は一時荒くなる。雨中の視界は良好、午後回復。(日曜日の時点のもの)

[潮汐表] (ネルソン)
 [金曜日]
 Low 05:28 AM 0.7 m  High 11:43 AM 4.1 m
 Low 05:40 PM 0.6 m  High 11:58 PM 4.0 m
 [土曜日]
 Low 05:56 AM 0.6 m  High 12:15 PM 4.1 m
 Low 06:12 PM 0.5 m
 [日曜日]
 Low 06:24 AM 0.5 m  High 12:32 PM 4.0 m
 Low 06:44 PM 0.5 m  High 12:47 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

金曜日は快晴、ベタ凪の極上のカヤッキング日和。
 土曜日は一日中しとしとと雨が降る予報だったので心配していたが、朝食時に降られただけで午後にはカラリと晴れて気温も上がり、クレオパトラズ・プールでウォータースライダー遊びも出来た。ラッキー。
 日曜日は雷雨の予報が出ていたのでこれもヒヤヒヤものだったが、マラハウ帰着直前までは高曇りの良い天気で、風もほとんどなかった。サンディ・ベイに入ってから強い雨に祟られたが、かえってこれで思う存分水の掛け合いが出来るようになったので、ツアーの最後を盛り上げる格好の舞台となった形になり、図らずもかなり恵まれた天候となった。
 夜も12月のツアーとうってかわって、寝るときもまったく寒くなかったし。
 ちなみに日曜日の夜は風も雨もかなり強く荒れ模様。まったくラッキーだ。こうやって改めて27日の天気図を見ると、さらにラッキー感が強くなる。

 今回のお客様は女性三名。オージー、英国人の二人組プラススイス人。最初の日はオージー、イングリッシュ組が苦戦してて疲れ気味だったが、二日目からは彼女たちも調子を出し、最終的には女性グループとは思えないほどのペースで漕いでいた。
 二日目、クレオパトラズ・プールからの帰り、トレントベイを歩いていてオージーのサラがワスプを踏んで足の裏を刺されてしまった。かなり注意していたんだが、どうしても二月には蜂の事故が起きてしまう……。 ec 3

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極々私的なメモ。
 昨日家に戻ってみると、娘が発疹と熱を出していた。家人もうつされてちょいと具合が悪いとか。とはいえ、娘は元気いっぱいに跳ね回っている。今朝は熱も下がり、外に出て走り回っていた。でも、またときどき少し熱が出るようだ。

 僕は、予想通りこのツアーで左手の突き指が思いっきり悪化。重い荷物を右手一本で運び続けたせいで、右手の親指の筋肉も傷めた。やっかいなこっちゃ。

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編集長の[ リレーエッセイ #62 ] 砂浜つうか、砂が減っている件からバトンタッチ。

 やっぱりこういうネタになるよねぇ、砂浜の話を書くと。意外なことに、マラハウでもこうした「砂浜問題」はちょうどホットな話題だったりするのだ。

 例えば今月11日のエントリーで触れたマッドウィグルの横転事故。潮汐差の大きなマラハウ・サンディ・ベイの場合、干潮時にはボートランプから波打ち際までが最大800mくらい離れてしまう。だからカヤックやウォータータクシーは、トラクターが牽引するトレーラーに乗せて運ばざるを得ないのだが、マッドウィグルというのは、ウィルソンズの顧客専用トラクターのこと。20人程度が乗れるカーゴを牽引してビーチと当社ベースを始めとするマラハウ内のピックアップポイントを運行している。

 また1月19日のエントリーで、ウォータータクシーを牽引していたトラクターが、やはりマラハウ・サンディ・ベイの干潟でスタックして、脱出に一時間を要し、そのタクシーに乗っていたカヤック・ツアー・グループも大いにツアーに影響を受けたことも述べた。

 ブログには書かなかったが、すでに水に浮かんでモーターで走っていたアクアタクシーが、予期せぬ水面下のサンドバーに引っかかり、ドライヴァーが腰まで使ってボートを必死に引っ張って脱出しようとしているところも見かけた。

 さらに今月17日のエントリーに書いたレンタル講習の時、あまりにコンディションが悪かったので通常の上陸ポイントよりも100mほど南に緊急上陸し、そこまで僕がカヤック運搬用トラクターを回したのだが、ここで実は僕自身が危うくスタックしかけた。

 これらが頻繁に起こっているのには、ちゃんと理由がある。マラハウの道路拡張工事に伴い、ビーチが全面的に護岸しなおしになったからだ。
 近年、マラハウのカヤックやウォータータクシー産業が急激に発展したことにともない、ボートランプ(船着場)の許容量をオーヴァーするモーターボートやカヤック運搬用トレーラーが往来するようになったし、ランプの上の駐車スペースもパンク状態で、ウォータータクシーへのカヤック積み下ろし作業が普通に往来している自動車の交通に影響を及ぼし始めていた。
 そこでTDC(タズマン郡)が昨年の4月から11月にかけて冬季オフシーズンを利用して大工事を行い、ランプと駐車スペースを拡大するとともに、道路沿いに広い歩道も整備した。

 これによって、マラハウは海に5mばかり広がった形になったわけだが、僕らはこの護岸やり直しによって、ビーチの形が変わることを懸念していた。
 実はマラハウの広大なビーチは、驚くほど形が安定していた。公園内には絶えず形を変えているビーチもある。たとえばアップルトゥリーベイやサンドフライベイは、ラグーン入り口の形状がすぐに変わるので、嵐のあとの初めてのツアーのときなどは要注意である。
 それに対してマラハウは、僕が働くようになって以来、ずっと形が変わっていなかった。

 ところが今回の工事で、案の定どんどん形が変わり始めた。具体的に言えば、ビーチ北部に多かったサンドバー(隆起)がどんどん南に移動し始めているのである。新たにサンドバーが形成されているあたりは、ちょうど満潮時にウォータータクシーが走る「運河」があったり、干潮時にトラクターが走ったりする通路になる部分である。
 工事以前はこのあたりの砂は固く締まっていてトラクターが走っても問題なかったのである。ところが新たにどんどん砂が流れ込んできて新たに積もり始めると、そこここにフカフカの柔らかい部分が出来てしまう。マッドウィグルもウォータータクシーを牽引したトラクターも、不用意に誰も走っていない部分に踏み込んだとたん、こうした柔らかい砂に足をとられてしまったのである。
 ウォータータクシーを牽引していたマネージャーのジムは、他にもいろいろ細かい事故を起こしているドアホなので、ヤツのスタックは「あぁ、アイツならやりかねん」ってなもんだが、マッドウィグルを運転していたグラハムは、それこそ10年以上このビーチを走り続けている超大ヴェテラン。またサンドバーにひっかかってしまったアクアタクシーも、大ヴェテランが運転していた。彼らが事故を起こすほど今のマラハウのビーチの変化の速度は速いということだ。

 冗談抜きで、干潮時に陸からビーチを眺めると、一ヶ月単位でもハッキリ分かるほどビーチの形が変わり続けている。ここのところ少し変化のスピードが落ち着いてきたようにも思えるが、それでもまだ変わっている。
 だから僕らカヤックガイドも大変。満潮と干潮の中間のちょうど中途半端なタイミングでマラハウにカヤックで帰着するとき、どこがカヤックが通過できるのか、以前と違ってよく分からないのだ。昨シーズンまではサンディ・ベイのビーチの地図が頭の中にビチッと入っていて、どんな潮の高さの場合も瞬時にカヤックが通れるルートをはじき出して帰着することが出来たのだが、今はどこを通ればいいのかまったく分からなくなっている。よってマラハウまで戻ってきてからモタモタして余計な時間を食うこともしばしば。

 ヤレヤレ。

マラハウの場合は、旧来の海岸線をほんの5mほど海側に張り出させただけである。それでも水の流れには大きな影響があった。
 日本のようにテトラを入れたり消波提を築いたりすれば、そりゃビーチも消えるよなぁ。

 ビーチが消えるということは、その砂はどこかの海底に積もっているというわけで、きっとその部分の生態系も影響を受けてるんだろうなぁ。

 それを考えると、決して砂が増えたわけでも減ったわけでもなく、ビーチの形が変わっただけのマラハウの場合は、まだましか。マラハウのあの超広大なビーチが消えてしまったら、そりゃえらいことだ。

 しかし、南半球から砂を輸入してビーチにばらまくとは、なんか世も末だな。

編集長と往復でリレー交換をすると、話題が飛躍しないで、同じようなトピックで細かい話をしてしまう傾向があるな。「手が合う」というか、合いすぎるんだろうな、ハハ。

 とはいえここのところトピックに変化が乏しいな。そろそろ話題をガラリと変えて欲しいので、別の人に回そう。えっと、ショージに投げるという手もあるけど、ちょっと恐ろしいので、この手はまだとっておこう(笑)
 手堅いところでごうちゃんよろしく。まだ奄美にいるのかな? 

 あ、そういえばごうちゃんは顔に似合わず一番保守的なリレーランナーで、話題をあまり飛躍させないんだった。って、僕がムチャクチャ話を飛ばしすぎるだけかもしれないけど(笑)
 ま、いいや。たまには無理やりこじつけで別のトピックをひねり出してみよう、ワハハ>保守派代表ごうちゃん

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「トップ返り咲きキャンペーン」応援ありがとうございました。残念ながら総合で1位奪回はなりませんでしたが、大変楽しかったです。また忘れた頃にやりますんで、そのときはよろしくです。次回はアウトドア総合部門1位奪回が目標。

 白砂派は人気ランキングを、ゴールデン・サンド・ビーチ派はranking.gifをクリックしておきましょう。


投稿者 Ryu : 1:55 PM
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Title: [ リレーエッセイ #64 ] 欲しかった物
Excerpt: [ リレーエッセイ #63 ] 砂浜の形が変わっている件、Ryuちゃんからのバトンタッチ。...
From: G's コラム アウトドアなブログ
Date: 2005.03.04
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
Title: Weather & Kayaking Log on 17-12-05
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Cloudy spells, risk of thunderstorm. Sea breezes. 22°C 16°C [MARINE] (Abel)  Variable 10 knots becoming easterly 15 knots north of Separation Point this morning. Tending northerly 15 knots in the south...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.12.17
コメント

February 24, 2005

海からの贈り物、二つ目。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。シーブリーズ。最高気温24度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は南西10ノット、午後一時北に変わる。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:00 AM 0.9 m  High 11:11 AM 4.0 m
 Low 05:09 PM 0.7 m  High 11:24 PM 3.8 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

う~ん、良い天気図だ、美しい。このまま日曜日までスカッと晴れ続けてくれぇ。

 今日ももちろん、良い天気。モーニングティーの後シーブリーズが吹き始め、肝心の昼食後にピタリと凪いでセーリングが出来ないのも機能と同じ。
 
 本日はサイドトラックというツアーグループ13名、韓国人の見習いの女の子がサブガイド。サブとしてはかなり使えるようになってきてるけど、まだ一人立ちはツライかなぁ。来期からは正ガイドデビュー出来るかな? b&i 13

ツアーから戻ったら、ケイト(上記の見習いね)に片づけを押し付け、僕はオーシャン・リヴァー・ベースで明日からのキャンプツアーの準備。
 昨年12月25日のエントリーに、このキャンプツアーのあまりにも豪華な食事の功罪を書いたが、さすがにあまりに大変すぎたのだろう、あの後食事は大幅に簡略化されていた。
 今期初頭のメニューからすると、恐ろしくシンプルになってしまって、「これで同じ値段?」と思ってしまうのだが、昨シーズンまでの流れや仕入れ価格のバランスを見れば、むしろ今の内容が適正だろう。利ざやにやたらうるさいウィルソンズが、シーズン初頭にあんな出血大サーヴィスメニューを設定したことの方が、いまさらながら不思議。

 ともかく、メニューが減ったので準備も格段に楽になった(とはいえ、タップリ3時間半かかってるんだけど)。
 ツアー中も調理の時間が大幅に節約できるので、お客様のケアに割ける時間が増える。こっちの方が良いツアーが出来るんだよな。

 良いガイドをずっとコンロの前にへばりつかせておくってのは、決して良いアイディアではないのだよ。そういうのはね、ガイディング技術はお粗末だけど、料理だけは出来るっていう駆け出しガイドにやらせておけばいい。ガイディングの引き出しを無尽蔵に持ってるヴェランガイドの場合は、調理の時間はなるべく短くして、ガイドがいつでも動けるようにしておくのが、良いツアーをやるコツ。覚えておきなさい>ウィルソンズ

 ってな訳で、行って参ります!

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T君の珍(沈)道中記のコーナー。
 お、久しぶりにメールが来たぞ。何々?

すみませーん、ミッション失敗しちゃいました~。
リインガ沈脱作戦大失敗ですぅ。
楽しく漕いで帰ってきちゃいました。あーあ、せっかく予行演習までして準備してたのに残念だなぁ。くっそー、本番に弱いのが僕の欠点でして。ホンマすんませんホンマ。いやマジで。

 しばくぞ、こら。インドネシアからメールが来るのを期待してたのに。
いやー結構な海でしたよ。うねりは真正面からぶつかり合い、隣のコロンビアバンクではブレイカーがぶつかって10mほどの水柱を作ってました。かなり沖までクラポティスだらけ。潮流も場所によって強いときで12ノット流れるし海流もある。これで風吹いて風浪立ったらアウトですね。
感動して身震いしましたよ。

 う~ん、こうやって聞くだけだと、単に恐ろしくて身震いしちゃうけどなぁ。生で見たり漕いだりすると、やっぱ感動するだろうな。

 でも、天気良くて何より。結果的にカヤック壊してたおかげで、良いタイミングになったんじゃん。
 ツマラン。

ちなみにCapeReingaは最北の岬じゃないですよ。NorthCapeの方が北にあるし最北の地はさらに北にあるSurvilleCliffsってところです。

 あ、そうなのか。行ったことない場所のことは、やっぱ全然ダメだな。僕も一回漕ぎに行こう。
North Capeも漕ぐ予定だったんですがReingaでイッてしまったのでもういいやってんでやめました。

 勝手にイッてろ、ったく。僕は、明日からのキャンプツアーは女の子ばっかりのグループだから、そっちでよろしく楽しんできてやる、ッキッショーめ。

関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
 ◎2004年10月20日
 ◎2004年10月23日
 ◎2004年11月17日
 ◎2004年11月20日
 ◎2004年11月24日
 ◎2004年12月8日
 ◎2004年12月29日
 ◎2004年12月29日
 ◎2005年1月18日
 ◎2005年2月5日
 ◎2005年2月7日

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一昨日は告知しなかったが、実は一昨日のエントリーは「ブログ開設一周年記念連載第一回」なのである。
 昨日はリレーエッセイが回ってきていたので一回飛んでしまったが、本日は改めてペーパー・ノーティラスの連載コンテンツ第二弾、「関連コンテンツの紹介の巻」始まり始まり。
 
 ちなみに一昨日と同じく、ペーパー・ノーティラスのことを、「貝」「貝殻」と便宜的に呼ばせていただくことにする。

薄い

本日はまず関連サイトから。

 ◇『微小貝』

 一昨日もご紹介したが、図鑑サイトはやっぱり外せないので再掲。
 
 
 ◇積丹カヤックス野塚通信「自然界の不思議」

 一昨日のエントリーにも、さっそくコメントを頂いているおなじみ西村氏は、僕と同じくペーパー・ノーティラス・ハンターなのである。
 氏は大物を落として欠損されてしまったとか。我がことのように悲しい……。
 
 
 ◇nitride「謎が解けた」
 
 上記『積丹カヤックス野塚通信』にトラックバックしてあったサイト。
 僕たち夫婦も予備知識のないままにこの貝殻と遭遇したので、nitride氏の驚きはよぉ~く分かる。僕たちの場合は一緒にいた人間にすぐに教えてもらえたので、二年もの間謎のままということはなかったのだが。

 しかし、美しい写真だ。お見事。
 
 
 ◇「アオイガイ」

 このサイトでは、中身のタコが見られる! ふぅ~ん。中身だけみたら、ペーパー・ノーティラスの正体だなんて、絶対に気づかないなぁ。

 飼えないのかな……???(ボソリ)

次に本をご紹介しよう。

海からの贈物
海からの贈物
アン・モロウ・リンドバーグ (著), 吉田 健一(訳)
新潮文庫

 お分かりのように、この連載のタイトルは、この本から頂戴している。
 薄っぺらな本だ。文庫本でこれ以上薄い本は、滅多にお目にかかれないんじゃないだろうか?
 しかし内容は分厚い。

 著者はお察しの通り、史上初の大西洋単独横断飛行成功者チャールズ・リンドバーグ夫人。ご主人同様ご本人もパイロットだったとのことで、女性パイロットとしては草分け中の草分けなのだろうが、この本を読むとそんなことよりもむしろ「米国版 徒然草」といった趣きに驚かされる。
 アマゾンの書評を読むと、実際に本家「徒然草」を引き合いに出してこの本を酷評している方もいらっしゃるようだが、僕はむしろ時代と大洋を大きく隔てた二人の女性が、奇しくも同じような感性で「我々が失ってしまった何か」を語りかけてくれることに、驚きと喜びを覚える。
 また、同書評中には訳の古さを指摘した方もいらっしゃるが、この硬く端正な吉田氏の訳が、内容や雰囲気とピタリとフィットして気持ちがいい。名訳である。

 内容はさきほど「徒然草」を引き合いに出したが、まぁそんなものだと思っていただいても良いだろう。ただし大きな違いは、リンドバーグ夫人が思いをめぐらしているとき、そのキッカケとして眺めているのが、徹頭徹尾「貝殻」だということだ。各章のタイトルが、すべて貝の名前。その貝殻のたたずまいを眺め、そこからライフスタイルに空想が広がるという素敵な手法は、「徒然草」はもちろんのこと、現代のエッセイ手法から見てもまだまだ十分に通用する。

 この本を今日取り上げたのは、もちろんこの本の中にもペーパー・ノーティラスが「たこぶね」という名で登場するからだ。ちょっと長いが、この章の冒頭部を引用して紹介にかえる。

 浜辺で見られる世界の住人の中に、稀にしか出会わない、珍しいのがいて、たこぶねはその貝と少しも結び付いていない。貝は実際は、子供のための揺籃であって、母のたこぶねはこれを抱えて海の表面に浮かび上がり、そこで卵が孵って、子供たちは泳ぎ去り、母のたこぶねは貝を捨てて新しい生活を始める。私はこのたこぶねのそういう借りの住居を専門家の蒐集でしか見たことがないが、その生き方が提供する映像に非常な魅力を感じる。半透明で、ギリシャの柱のように美しい溝が幾筋か付いているこの白い貝は、昔の人たちが乗った舟も同様に軽くて、道の海に向かっていつでも出帆することが出来る。本に書いてあることによれば、この貝の名前(Argonauta)は黄金の羊毛を探しに行ったイアソンの船から取ったもので、船乗りにとってこの貝は晴天と順風の印になっている。

 キャンプのとき、テント内でヘッドランプでこの本を読むのは、なかなか良いものである。

これで終わりと思ったら大間違い。僕のペーパー・ノーティラス熱は、タダゴトではないのだ。
 次回完結編に続く。
 ただし、明日からキャンプツアーに出るし、奄美組が留守してるのでひょっとするとリレーエッセイが編集長からピッチャー返しで戻ってくるかもしれないので、しばらくお待ちを。

関連過去ログ【ビーチコーミング】
 ◎今日の収穫。 (2004年5月8日)
 ◎ビーチコーミングといえば (2004年5月15日)
 ◎指が痛い。 (2004年7月3日)
 ◎原始的な計測器。 (2004年7月7日)
 ◎僕には研げないナイフの話。 (2004年7月14日)
 ◎ペッタンコのウニ。 (2004年11月10日)
 ◎デカイ貝殻。 (2005年1月21日)
 ◎海からの贈り物。 (2005年2月22日)

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追記(10月14日)。
 すごいサイトからトラックバックが張られたので、こちらからもリンク。

 ◎原 拓史のチャンネル「アオイガイ(カイダコ): paper nautilus: Argonauta argo Linnaeus, 1758」

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「トップ返り咲きキャンペーン」応援大感謝! わずか一週間で、今朝は2位まで駆け上がりました! 皆さんのおかげです!(夕方にはまた3位に落ちてたけど)
 人気ランキングranking.gifをクリックして、さらなる応援をお願いいたします!
 こうなったら、アウトドア総合でも一位奪回だ、ワハハ。


投稿者 Ryu : 6:10 AM
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Title: 海からの贈り物、三つ目。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温21度、最低気温6度。 [海洋気象] (エイベル)  セパレーションポイントより北:南東昼前に10ノットに落ち、夕方...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.01
Title: アオイガイ(カイダコ): paper nautilus: Argonauta argo Linnaeus, 1758
Excerpt: 根室の某浜で、アオイガイ(カイダコ): paper nautilus: Argonauta argo Linnaeus, 1758をひろった。結構な数が流れ着いていた。しかも、大多数には写真のように、卵がついているし、われてもい...
From: 原 拓史のチャンネル
Date: 2005.10.14
Title: こっちでも紹介しちゃおう
Excerpt: ■もちろんこっちを開設する前とは比べものにはならないんだけど、それでもいまだに着実にカウンタが回り続けているオリジナル版『Ryu's Logbook』、いったいどなたが見てくださってる...
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2005.10.17
Title: アオイガイ(カイダコ)
Excerpt: ダイビングの帰りは温泉へ。 今日は野塚の『北都』へ。 ここは洗い場もお風呂も狭いものの硫黄温泉で泉質がお気に入り。
From: ナチュラルライフ通信
Date: 2005.11.07
コメント

いいね、いいね、「海からの贈り物」ほろりと来ました。
いつか必ず読みます!

Posted by: mitsubako : February 25, 2005 2:19 AM

「海からの贈り物」
直接本の内容とは関係ないのですが、
表紙の絵、銅版画っぽいですが、
作者名書いてませんでしょうか?
もしわかるようでしたらちょっと見てみていただけないでしょうか?
(カバーの折り返しのところに大抵書いてあると思います。)

Posted by: Miya : February 25, 2005 5:08 AM

いいですよ、この本。

えっと、表紙の作者は、二見彰一さんという方だそうです。
版画か絵かはよく分からないんですが。
Miyaさん、版画お好きなんですか?

Posted by: Ryu : February 25, 2005 5:51 AM

やっぱりそうでしたか!
お手数おかけしました。

版画が好きも何も、僕は二見彰一の甥なんです。
作風から見てそうではないかと思ったのです。
水平線のイメージはどっかで見たことがあるし、特徴的な藍のグラデーションは伯父の独創だと記憶しております。

残念ながらこの本の表紙は今は貝殻の写真に変わってしまったようです・・・・。

Posted by: Miya : February 25, 2005 8:21 AM

「海からの贈り物」読んだことありません。古本屋で探してみます。
表紙がMiyaさんのおじの版画とはビックリ!
さらに完結編が続くということにもビックリ!

Posted by: 西村 巌 : February 26, 2005 6:57 PM

>Miyaさん
うわわ、おじ様でしたか。
へぇぇぇ!!!
素敵ですねぇ。

表紙、変わっちゃったんですか。
なんで変えるんだろう、綺麗なのに。


>巌さん
この本、巌さんはすきかもしれないですねぇ。
完結編、もうちょっとお待ちを。
リレーが回ってきている上に、昨日はちょいと書ける状態じゃなかったものでして。


Posted by: Ryu : February 28, 2005 8:26 AM

いやー。お忙しい中、お騒がせいたしました。
新刷からは英語版と同じ表紙になったようです。
この時期はブログの更新はなかなか大変でしょうが、気長にしかし楽しみにして待ちます。
ご安全に。

Posted by: Miya : February 28, 2005 1:04 PM

TBありがとうございます。お礼、アオイガイの更新遅れて申し訳ないっす。
実は私、フユシャクという雌に羽のない蛾の大発生の研究をしているのですが、
今成虫が飛ぶ時期なので、すこしばたばたしています。
あと1ヶ月せずにこちらは雪に閉ざされ、さすがのフユシャクも飛ばなくなるので、またおじゃまさせてくださいまし。ではまた。

Posted by: 原 拓史 : October 27, 2005 6:46 AM

お忙しい中、書き込みありがとうございます。
当方も今ちょいとバタバタしています。
落ち着きましたら、またよろしくお願いいたします。

Posted by: Ryu : October 27, 2005 2:41 PM

February 23, 2005

[ リレーエッセイ #61 ] ガイドトーク採録。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、高曇り。シーブリーズ。最高気温23度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は変風10ノット、昼前に北15ノットに。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 04:29 AM 1.1 m  High 10:40 AM 3.8 m
 Low 04:35 PM 0.9 m  High 10:48 PM 3.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日も昼間はやたら暑く、夜半もなんだか少々蒸し蒸しした。秋を感じたのは一瞬だったか。

 本日は、「晴れ、高曇り」というよりは、「曇りときどき晴れ」という感じ。ただ、気温も水温も高いし、昼食時にはギンギンに晴れ渡ってくれたし、何より水が非常に澄んでいたので、文句のない気持ちの良い一日。
 上空の風は北西とか北というより、南西5knという感じだったが、海面は2、3knの弱い弱いシーブリーズで、セーリングも出来なかった。午前中もっと派手に晴れてれば、昨日、一昨日のような強いシーブリーズが吹いたんだろうけど。

 しかし、まともにワンデイ・ツアーやったのは11日(金)以来なので、どうもパドリングがギクシャクしたし、筋肉も衰えてたな。突き指はかなり良くなってて、生活にも仕事にもあまり支障なくなってるんだけど、スプレースカートを装着するのは大変。痛いのなんの。こんなときにキャンプツアーが回ってくるのは、何だかやだなぁ。
 チップ$20。 b&i 7

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極々私的なメモ。
 昨日、家人の出張マッサージでリッチモンドに出かけ、彼女がクライアント宅で揉み療治仕事をしている間、愛娘と二人で時間をつぶしていたのだが、モールの玄関のところで逮捕現場に遭遇してしまった。
 日本でも警官が手錠をかける瞬間なんて見たことなかったので、ホントに人生で初めて。愛娘もえらい興奮して、仕事を終えた家人に
 「おまわりさんが、わるいおじちゃんをつかまえたの!」
と、しばらくはその話ばっかり。

 ちなみに別に重大犯罪でもなんでもなく、おそらく高校生が中学生をカツアゲしてたかなんかだと思う。ただ逮捕されてる子の目つきと言動が少々おかしかったので、薬が入ってたのかもしれない。

 ま、どーでもいいのだが。

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[ リレーエッセイ #60 ] おむすび山が教えてくれたこと。からバトンタッチ。

 ったく、編集長以外は、リレーメンバー皆奄美だよ。なんだかなぁ。
 ま、いいや。

編集長の言うとおり、瀬戸内には花崗岩が多い。いや、瀬戸内っつったって広いから、一言で片付けるのは語弊があるかもしれないが、少なくとも岡山市出身の僕にとっては、「瀬戸内=花崗岩」のイメージが強い。

 ところで僕のホームフィールドエイベルタズマン国立公園だが、これがやっぱり花崗岩なのだ。だから、実はエイベルタズマンの海岸線の様子は、岡山や香川の海とよく似てる。
 特に野遊び屋のホームフィールドなんて、部分的にアップにした写真を見せられると、エイベルタズマンだか瀬戸内だか見分けがつかない部分もあって、特によく似てる小さな湾などは、野遊び屋のガイド陣に通称「エイベル」と呼ばれていたりもする(笑) 高松の町おこしグループ相手に講演をやったときも、エイベルタズマン国立公園の写真をさんざん紹介したあとに、東かがわの海の写真を出したのだが、それを見た地元香川の方達が、エイベルタズマンそっくりの美しい海に思わず声をあげて驚いていらっしゃったのが印象的。

 瀬戸内は汚いという印象が強いかもしれないが、捨てたものじゃないのですぞ。

 だから僕が生まれて初めてエイベルタズマン国立公園を訪れたときも、その美しさに感動すると同時に懐かしさも同時に覚えた。「数千年前の瀬戸内は、きっとこうだったんだろうな」と、思わずため息をつきながら。

でも、山の形は全然違う。ここにはオムスビ型の山も「への字」型の山もない。たぶん、花崗岩の分布量(というのかな?)の差が原因なんだろう。あるいは、花崗岩そのものの質の違いも大きな理由かもしれない。

 瀬戸内は非常に広い範囲にわたって花崗岩が広がっているが、ここの場合はニュージーランド最小の国立公園に加えて、そこから数km南に下ったカイテリテリ近辺までの極々狭い範囲だけが花崗岩なのである。この花崗岩、セパレーション岬花崗岩(Separation Point Granite)という特殊な名前で呼ばれている。

 ご存知の通り花崗岩は非常に硬く、建材などにも使われる。国立公園化以前のこのエリアにも、何ヶ所か石切り場が存在した。そのうちの一つはいまだに「Tonga Quarry(トンガ石切り場)」の名で呼ばれている。そこには切り出した立方体の岩がゴロゴロとビーチに転がっており、建物の基礎の址も残っている。キャンプサイトになっているビーチなので、興味のある方は泊まってみると面白いかもしれない。

 ここから切り出された石材は、ネルソンのクライストチャーチ大聖堂の大階段や、海を渡って北島の首都ウェリントンの旧中央郵便局の建材として使われた。

 ところがこのセパレーション・ポイント花崗岩の特徴は、非常に古くて風化が進んだもろい花崗岩だという事。セパレーション・ポイント花崗岩の場合は、建材にたえるだけの強度を持った石材は極々限られたビーチでしか産出しない。前述のトンガ・クォリーというビーチの場合も、国立公園化によって石切り場が閉鎖されたわけではなく、それよりもずっと前に、良質の石材がすっかり掘りつくされて放棄されてしまっていたのである。実際の稼動年数は20世紀初頭のほんの十数年だったようだ。

この「極めてもろい」という特徴が、エイベルタズマン国立公園の海岸線が瀬戸内とは比較にならないほど変化に富んでいる秘密である。極めてユニークな、あるいは奇怪といっても良いような形に侵食された岩が次々に現れ、飽きることがない。
 また、「ゴールデン・サンド・ビーチ」と呼ばれる美しいオレンジ色のビーチと翡翠色の海のコントラストがこの国立公園のチャームポイントなのだが、このオレンジのビーチも、「極めてもろい花崗岩」の恩恵であることは言うまでもない。

 日本人は「白砂」をありがたがる反面、このオレンジ色のビーチには何の興味を示さないが、このあたりは文化の違いを感じさせる部分。

 ちなみについ先週、ウェリントンからいらっしゃったレンタルのお客様からうかがったばかりの、仕入れたてホヤホヤの話なのだが、エイベルタズマン名物のこの美しい砂、首都ウェリントン近くのとあるビーチに大量に運び込んで、「似非エイベルタズマン」を作った場所があるそうだ。
 へぇぇ、ニュージーランドでもそういうことやるのかぁ。なんだから日本っぽい発想で、かなり驚いてしまった。

と、普段やってるガイドトークをちょいとブログ用にアレンジしながら採録してみた。資料見なくてもサラッと書けてしまうから、こういうのは楽だな(笑)
 その代わり、こんなことばっかりやってたら、ガイドトーク全部公開しちまうハメになるか(^^;

さてさて、たぶん編集長しか残ってないんだよね。久しぶりに一対一でもやるか。

 なぁ~んちゃって。実は僕自身も金曜日からキャンプツアーなのだ。今シーズンはもうキャンプツアーはやらずにすむ予定だったのだが、先日ガイドが一気に3人も抜けちゃったので、どうやらキャンプツアー免除という約束は破棄されるかもしれない様子。ヤレヤレ。

 ってな訳で、またしばらく一人で周回しててください(笑)>編集長

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投稿者 Ryu : 5:49 AM
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Title: [ リレーエッセイ #62 ] 砂浜つうか、砂が減っている件
Excerpt: Ryuさんの、[ リレーエッセイ #61 ] ガイドトーク採録。からバトンタッチ。 花崗岩というか花崗土というかのなれの果てが、「ゴールデン・サンド・ビーチ」なのか。なるほど。そう言え...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.02.26
Title: インタープリテーションについて。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れときどき曇り、夕方にわか雨。南西威風。(高)14度、(低)3度。 [海洋気象] (エイベル)  変風10ノット、セパレーションポイントより北は西2...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.06.01
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February 22, 2005

海からの贈り物。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。午後シーブリーズ。最高気温23度、最低気温16度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、沿岸沿いでは午後シーブリーズ。海況おだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 03:53 AM 1.3 m  High 10:06 AM 3.6 m
 Low 03:59 PM 1.1 m  High 10:09 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日、ようやくtelstraclear.co.nzの天気予報が復調。ヤレヤレ、一安心。
 心配してくださったMMさんが、良いサイトを見つけて教えてくださったので、バックアップもできて、二安心。ありがとうございます。

 朝晩は冷え込むようになり、日も短くなってきたが、日中は暑い。外にいれば風が爽やかなのでそうでもないが、車の中にいると日差しが冗談じゃない。数日前の懸念をよそに、しっかりとインディアン・サマーが到来したのか? めでたい。

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ご挨拶。
 当ブログは本日一周年を迎えました。皆様のご愛読と暖かい応援に、心より感謝を申しあげます。二年目もよろしくお願いします。

 ちなみに当ブログの記念すべき第一回のエントリーは、これ。今と違ってなんとシンプルで簡潔なことか! こうでなきゃいかんよなあ。

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この一年間、本当にネタが切れたときのためにずっととっておいた飛びっきりの隠しネタを、一周年記念として本日アップすることにした。

 編集長との「ビーチ・コーミング自慢」の切り札でもある、ウチの家宝だ。

ペーパー・ノーティラス

 ご存知の方も少なくないと思うが、ペーパー・ノーティラスである。日本語ではアオイガイ、カイダコなどと呼ばれる。
 カイダコの名が示すように、この殻の主は「貝」ではなく「タコ」である。詳しい説明は後述のサイトに譲るが、このブログではこの殻を便宜上「貝」、「貝殻」と表記することを最初にお断りしておく。

 僕たち夫婦とペーパー・ノーティラスの出会いは、ダーヴィル島一周シーカヤッキング中だった。彼の島の東海岸のとあるビーチに、この紙のように薄い貝殻が散乱していたのである。僕らは夢中になって拾った。ほとんどは壊れていたが、それでも十個以上の良品・美品を見つけることが出来た。このときの興奮は、今でもありありと思い出せる。
 二週間近くに及ぶカヤッキングの間、この繊細な貝殻を壊さずに持ち帰れるかどうかが、何よりも気になっていた。
 それ以来、僕たちはこの貝殻に魅せられている。

 写真左端は、我が家で一番大きい「主」。上記のカヤッキングの2年後にダーヴィル島を再訪したときに見つけた。
 西海岸は海が荒すぎて、この貝殻が無事にビーチに打ち上げられる可能性はゼロに近いので、東海岸の件のビーチと、その隣のビーチを必死に探した。30分くらいしか探索の時間がなかったのだが、見事この大物を探し当てたのは、何かに導かれていたからだろうか?

 真ん中のは、なんと我がホーム、エイベルタズマン国立公園で見つけた。
 忘れもしない、愛娘が生まれるちょうど一ヶ月ほど前のことである。アカーストン・ベイで昼食休憩をとった後、季節的にそろそろ水温が下がり始めていた水の中に立ちこんでお客様のカヤックを押し出していたのだが、足元の海底に何か大きな白いモノが光るのを、目の端がとらえた。それがこのペーパー・ノーティラスだ。
 人がほとんどいないダーヴィル島でこの貝殻を見つけても驚かないが、人だらけのエイベルタズマン国立公園で見つかるなどとは思ってもいなかったし、しかも水中から万に一つもない幸運。大変に驚愕した。
 しかも驚いたことに、この貝殻は乗り捨て直後の新品ピッカピカだったようで、水を入れても一滴ももれないのだ。ペーパー・ノーティラスは非常に薄いので、どこかが必ず破損しているものだ。完全品に見えても、周囲のトゲトゲの先っぽに小さな穴が開いているのが常で、水を入れるとトゲトゲの先から水がほとばしる。コイツは、信じがたいことにどこにも欠損がない。世の中に「完璧な美」などないと信じていたが、いやはや、あるところにはあるのだと思い知らされた。
 だから、大きさは「主」より一回り小さいものの、この貝殻は愛娘の安産のお守りとして、海の神様から授かったものだと思っている。つまり、我が家の「真の家宝」はこれだし、僕にとっては「我が家の神棚」みたいなものでもある。

 これら二つが大物で、それより小さな惜しげのないサイズはたくさんある。右端の小ぶりのヤツは、そんな惜しげのないその他大勢の中で一番の美形なので、トイレにいつも飾っている。

 こうやって並べてみると、つくづく自然の造形はスゴイと改めて感じ入る。この可憐さ、この華麗さ、この繊細さ、まったくため息ものだ。

薄い

 ご覧あれ。これほど繊細なのである。

 ちなみにこれは「主」で、持っているのは僕の手だ。これより大きなモノを見たことはある(ネルソンの動物園にも展示してあるし、ダーヴィル島唯一のレストランにも飾ってあった)が、でもこれだってちょっとやそっとではお目にかかれないサイズ。
 どうだ、マイッタか!>編集長

大きい

 その「主」を、愛娘に持たせてみた。彼女の顔と同じくらいのサイズだな。
 ほんの二、三ヶ月前だったら、彼女にペーパー・ノーティラスを持たせるなど考えるのも恐ろしいことだったが、最近は聞き分けが良くなってきているし、「壊れ物」という概念も理解するようになっているので、冒険してみた。壊さず、無事撮影完了。良い子、良い子。

ペーパー・ノーティラスのキャンドル

 ペーパー・ノーティラス・ランタン。
 『龍の巣』で近日売り出し予定、というのはもちろん真っ赤なウソ

 時間が出来たら、もっともっとたくさん集めて、家中にこういうランタンを散りばめたい。ささやかな僕の夢。
 ちなみにこれは、最初の写真の右端のオチビさん。

船乗りにとってこの貝は晴天と順風の印になっているそうだ。そりゃそうだろう、ペーパー・ノーティラスの名の通り、紙のように薄く繊細で、すぐに粉々に砕けるこの貝殻は、嵐に耐えるようなシロモノではない。この貝殻に出会えるのは、ベタ凪続きのときだけだ。
 海を職場にする僕にとって、そういう意味でもこの貝殻には、一際親しみを感じる。

ペーパー・ノーティラスの詳しい情報は、おなじみのこのサイトでご覧いただこう。

 ◇『微小貝』

 こうやってよく見ると、日本のとはちょいと雰囲気が違うのが分かって面白い。ニュージーランドのヤツの方が、日本のものに比べると丸みが強く、繊細さがより強調されているような感じ。

 皆さんの近くの海にも、転がっているかも。今度ビーチに行ったら、目を皿のようにして探してみては?

関連過去ログ【ビーチコーミング】
 ◎今日の収穫。 (2004年5月8日)
 ◎ビーチコーミングといえば (2004年5月15日)
 ◎指が痛い。 (2004年7月3日)
 ◎原始的な計測器。 (2004年7月7日)
 ◎僕には研げないナイフの話。 (2004年7月14日)
 ◎ペッタンコのウニ。 (2004年11月10日)
 ◎デカイ貝殻。 (2005年1月21日)

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投稿者 Ryu : 9:52 AM
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Title: 海からの贈り物、二つ目。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。シーブリーズ。最高気温24度、最低気温15度。 [海洋気象] (エイベル)  セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は南西1...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.24
Title: 海からの贈り物、三つ目。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温21度、最低気温6度。 [海洋気象] (エイベル)  セパレーションポイントより北:南東昼前に10ノットに落ち、夕方...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.01
Title: ブログ開設2周年
Excerpt: ■おかげさまで、本日でオリジナル版『Ryu's Logbook』開設2周年。ご愛顧ありがとうございます。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2006.02.22
Title: Weather Log on 22-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, high cloud. Gusty southwesterlies. 25°C 15°C [MARINE] (Abel)  North of Separation Point: Westerly 25 knots easing to 15 knots overnight. Elsewhere: Northerly 15 knots dying out this evening, beco...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.22
コメント

ペーパー・ノーティラス・・・・・。

悔しい!!!

はやく外洋に面した地域に引越ししないと。あ、津波が怖いなぁ。

Posted by: kmorita : February 22, 2005 1:07 PM

ryuさん、お久しぶりです。
ペーパー・ノーティラス、グロテスクにも見えるけれど、不思議ですね。手にとって眺めてみたいです。。。ため息。

Posted by: mitsubako : February 22, 2005 4:56 PM

>編集長
>悔しい!!!

ワハハ、同じ趣味を持つライヴァルから発せられるこの一言が、どんだけ励みになるか(笑)

>mitsubakoさん
こんにちは、こちらこそご無沙汰してます。
ブログもmixi日記もときどき拝見してるんですが、コメント書き込む時間が取れなくて。

グロテスク、なるほど、そういわれればそうなのかもしれません。
そう思ったことなかったけど。
一回お見せしたいですけど、日本まで持っていくのは無理だろうなぁ。
こちらにいらっしゃったときに、たっぷりお見せしますね。

Posted by: Ryu : February 22, 2005 6:27 PM

日本で拾えるものと違って、表面の凹凸が多いですね。ランタン計画はわたしも考えております。ウチの大物は落とした際に欠けてしまいました。ああ、何てこった・・。

Posted by: 西村巌 : February 23, 2005 10:18 AM

やっぱり凸凹の質感、違いますよね?

ランタン、やっぱ皆考えるんだなぁ。

しかし、大物かけちゃったんですか。
ありゃぁ……。
我がことのように悲しい。

Posted by: Ryu : February 23, 2005 6:12 PM

February 21, 2005

《 自由テーマ 》 面白サイト弐題。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。最高気温23度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 南東10ノット、ただしセパレーションポイントより北では20ノットが夕方10ノットに落ちる。北部のやや荒い海況は次第におちつく。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 03:07 AM 1.5 m  High 09:29 AM 3.4 m
 Low 03:18 PM 1.3 m  High 09:24 PM 3.3 m

17日にパッタリと更新が止まってしまったtelstraclear.co.nzの天気予報サイトから、ついに予報情報が消えた。こりゃダメだ。大手サイトでこういうことが起こるのが、ニュージーランドの恐ろしくも面白いところだ。

 やむなく今日はすべてnzherald.co.nzから。天候自体は予報通り。しかし天気図が4日ほど入手できていないのが、なんとももどかしい。天気図なしで天気予報見るのって、極端なたとえをすると、窓のない自動車をカーナヴィだけで運転させられているような感じ。

  -------------------------------

久しぶりにちゃんと「自由テーマ」をやろう。本日は、読者の方から寄せられたサイトを二つ紹介。

 まずはMMさんからお寄せいただいたこちらから。

 ◇[ A Series of Unfortunate Events ]

 衝撃のスクープ映像!
 ドキッとするが、本文を読むと死者は出ていないとのこと。よかったねぇ。
 いやぁ、よくこんな瞬間を撮れたよなぁ。お見事。

 が、しかぁ~し!!

 《ネタバレ注意》
 ホントはネタバレは控えるべきなんだろうけど、英語苦手な方のためにあえて書くと、最後の画像は合成パチモン。なるほど、そういわれれば……。

 最初にドキッとし、オチが分かってホッとして苦笑。よく出来てる。
 このサイト、この他にも膨大なネタが詰まってるので、お暇なら心行くまで散策を楽しんでみてはいかが?

さてさて、お次はMiyaさんからの情報。けっこう知られてるサイトらしいのだが、僕は知らなかったので、とりあえずやっぱり紹介しちゃおう。

 ◇「前田建設 ファンタジー営業部」

 お見事。素晴らしい。参った。拍手。

 昨年7月31日のエントリーで「謎本」、「空想科学読本」の類の弊害について触れた。これらの本に触発されたオタク連中の視点は、なぜか陰湿な重箱隅つつきが圧倒的に多く、内輪では楽しいのかもしれないが、第三者には入れこめないどころか、小耳に挟むだけで、あるいはチラリと掲示板をのぞくだけで何ともいやぁ~な気分になることが多く、何とも罪作りな本が出てしまったものだと思うことが多い。
 ところが、このサイトのような上質な遊びを拝見すると、「空想科学読本」ってやっぱりエラかったんだなと思ってしまうんだから、我ながら現金だ。

 次は三菱重工さんあたりにファンタジー営業部を作っていただいて、ぜひとも宇宙戦艦ヤマトを受注していただきたい。

 しかしなぁ、こういう「仮想」とか「ファンタジー」なんてのは、本来物書きの専門分野なんだよな。ところが最近は、物書きの作ってみせる「仮想」や「ファンタジー」よりも、ゼネコンが作ってみせるそれの方が面白いってんだから、物書きの端っくれとしては、単純に喜んでばっかりもいられんなぁ。

変なサイト、面白いサイトあったら、どんどん教えてください。浦島太郎なので、日本ではとっくに有名なサイトとかもけっこう知らなかったりしますんで(笑)。
 このエントリーへのコメント、 【コメント & トラックバック専用】、あるいはDM、なんでもけっこうです。

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投稿者 Ryu : 11:27 AM
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コメント

前建さんのサイトにこんなのがあるなんて知りませんでした。
今度前建さんの社員に会うことがあったら、聞いてみよう。
多分しらないだろうな(笑)

Posted by: TO-BE : February 23, 2005 4:52 PM

え、社員さんが知らないってことなんて、あるんですか!?

Posted by: Ryu : February 23, 2005 6:14 PM

February 20, 2005

{しりとりエッセイ #008} 啖呵。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ、風穏やか、シーブリーズ。最高気温26度、最低気温13度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット(セパレーションポイントより北では午前中に西20ノットに上がる)。今夜南西15ノットに変わる。北部の海況は一時やや荒くなる。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:00 AM 1.7 m  High 08:40 AM 3.2 m
 Low 02:29 PM 1.5 m  High 08:27 PM 3.1 m

telstraclear.co.nzの天気予報ページ、相変わらずダメ。担当者が休んでいるのか、三日ほど前からまったく更新されていない。天気図は相変わらず更新されていないし、本日の地上気象予報もおそらく17日(木)の段階で出ていた「三日先の予報」のはず。ダメだこりゃ。

 海洋気象予報(これは別サイトから拾ってるので、ちゃんと最新の予報)では、ゴールデンベイが西20ノットとのことだったが、ここでも南西20ノットくらい吹いてたぞ。

  -------------------------------

話題沸騰大好評連載「しりとりエッセイ」の第8回なのである。
 前回のお題は「シッダールタ」だったのである。したがって、今回のお題は「た」で始まる言葉なのである。

 頂いているお題候補は、以下の三つなのである。

  • 「他人のふりみて我がふり直せ」
     by tsuboさん
  • 「啖呵」
     by kmoritaさん
  • 「怠惰」
     by Miyaさん

 常連さん三名様の、熾烈な争いなのである。どれが選ばれても、なかなか面白そうなのである。あるったら、あるのである。

 いつものように抽選委員長にお題を選んでいただくことにするのである。委員長、こっち来なさい、なのである。

抽選風景

 「これであるぅ!」

 そうであるか。何々?

 「啖呵」 by kmoritaさん。

 なるほど、そう来たか、である……。
 年がら年中気に食わない相手見つけちゃ啖呵ばっかり切ってて、しかも後から「やめときゃ良かった、またやっちまった、オレってばバカバカバカバカ、である」と頭を抱える習性のある野人に、そういうお題でエッセイを書けとおっしゃるのであるか?
 ん? 誰であるか、「啖呵とかけて、アウトドアととく。その心は『Ryu's Logbook』」などと、不届きなことをボソボソつぶやいてるのは!?

 う~ん、ガンバル、のである(いやに歯切れが悪い)。

 いや、このお題になると、僕が啖呵切りまくるのを期待なさる方も少なくないと思うのだが、いきなり切れといわれて切れるものでもないのである。
 確かに、このブログでも過去に何度も啖呵切った覚えはあるんだけど、それはそれなりの事情があってのことなのである。理由もなく啖呵切り倒してたら、そりゃピチガイか寅さんなのである。
 よって、今少々困り果てているのである。どうしよう、なのである。

 ところでこの文体、早くも飽きてきたので、そろそろやめる、のである。

ともかく本題。
 啖呵
 どうにもアウトドアとはそぐわない印象を受ける言葉なのであるだ。アウトドアといえば、「自然って素敵」「心が洗われる」「安らぐ」「山男は素朴」「癒し系」「カヌーを愛する人に、悪い人はいない」なんていう、どっちかというと啖呵とは反対のイメージが着いて回る。
 あ、いきなり脱線で恐縮だが(出た!)、つい先日さだっちょんが送ってきてくれた某カヌー雑誌を読んでると、投稿記事の中に「カヌー仲間はいい人ばかり」という大真面目な一文があって、あまりにも前時代的なセリフにひっくり返ってしまった。いやぁ、こういう70年代的なセリフ、盲点だったなぁ。勉強になった。今後は多用しよう。
 ニュージーランドのシーカヤッカーは、いいヤツばかり。

 「何だとこのやろ。じゃ何かぃ、日本のシーカヤッカーは悪人ばっかだっつぅわけか、え? おぃ、ちょっいとオモテぇ出るかぃ、ニーサン?」
 あ、いえ、そういうわけでは。いきなり啖呵切られちまったよ。オーコワ。

 すぐこういうこと書くから、冗談の通じない謹厳実直な方々ににらまれっちまうんだよなぁ(^^; くわばら、くわばら。

えっと、何の話だっけ? お、そうそう啖呵だった。
 そう、啖呵って、どうもホヤヤ~ンとしたアウトドアのイメージとはそぐわないような感じがある。

 でもね、実はアウトドアにも啖呵はけっこうあふれてるんだ。いや、「お前だけだろ」っていうツッコミはなし。

 えっと、啖呵っていう言葉、人によってイメージが色々だろうから、ここで例によって広辞苑くんにお出ましいただこう。なんか、この「しりとりエッセイ」では広辞苑くんがすっかりレギュラー化してきた感があるな(笑)

たんか【啖呵】

(「弾呵」の転訛か。維摩居士(ゆいまこじ)が十六羅漢や四大菩薩を閉口させた故事から)勢い鋭く歯切れのよい言葉。江戸っ子弁でまくし立てること。
   (広辞苑 第五版 岩波書店より)

 へぇぇ、こりゃオイラも知らなかったな。っつぅと何かぃ、いくら威勢がよくたって関西弁じゃ啖呵が切れねぇってことになるのかぃ? 河内弁なんざぁ、ずいぶん啖呵向きの言葉だと思うけどなぁ。じゃ、土佐弁だって広辞苑様に言わせりゃ、ダメってことになるんだな。こりゃビックリだ、お釈迦様でもご存知あるめぇ。え? ご存知に決まってる? あ、そうかぃ? ま、固ぇこたぁ言いっこなしだぃ。

 ま、土佐弁や河内弁が啖呵になるかどうかはさておき、別に啖呵っていう言葉には、必ずしも「喧嘩」というニュアンスは含まなくて良いらしい。そして「勢い鋭く歯切れのよい言葉」っていうところを誇大解釈すれば、ほら、アウトドアにも啖呵はあふれてるじゃないの。

 例えば、「なぜ山に登るのか?」と問われて、こう答えた人がいる。

 「そこに山があるから」
 う~ん、鋭い。なかなかキレのいい言葉じゃないの。こりゃ十分啖呵だよ。
 今月5日に紹介した本(『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫)には、同じ問いに対して、これまた見事な啖呵が切られている。
 「下りるために登るんさ」
 カッコ良い! 冒頭部でいきなり登場するこのセリフがなかったら、この物語の魅力は半減してしまったかもしれない。

 ま、つまり啖呵っていうのは、今流に言えば「コピー」のようなもんだ。ただ、商品宣伝用に練られたコピーでないので、名セリフは少ない。だからこそ、名啖呵は光る。

 こんなのもある。

 「私は超人ではない」  (ラインホルト・メスナー)
 宣伝文句どころか、単なる謙遜のセリフである。もちろん僕が言ったって啖呵どころか冗談にもなりゃしないけど、これを伝説の登山家が口にすると、とたんに事情が違ってくる。特別に何も意識せず、さらりと言ってのけているところが、むしろ啖呵としての値打ちになっている。こういうのは、やっぱり超人ならでは。

 アウトドア啖呵といえば、文豪開高健師は外せんだろうと、手持ちの数冊をパラパラと繰ってみたが、案に相違して思ったほど師は威勢の良いセリフは書いていらっしゃらないようだ。しかしそこは文豪のこと、よく探せば何気ない口ぶりの中にこそ、なかなか凄いセリフがあったりする。

 「魚の腸といえば、これはもう、アマゾンに棲息するピラルクである。これにとどめをさす。太目のフランクフルト・ソーセージといった趣きの腸の中に、ピラルクの舌(細長くてイカの甲のように硬い)を差しこんで炭火で焼いて、岩塩と唐芥子をパラパラパラとかけて食う。ねっとり、むっちり、プリプリしていて、その端麗、その上品、その美味、しばし声をのむ。」  『知的な痴的な教養講座』 開高健)
 開高節炸裂。これもご本人は爪の先ほど啖呵を切ったつもりはないセリフだろうが、いやはや「勢い鋭く歯切れのいい」こと、この上なし。しかも「どうだ、やってみやがれ」といわれたら、素直に「出来ません、ハイ」というしかない。啖呵である。流石。

 「お前さんは張子のトラかね。人間は濡れたら死ぬと思っていやがる。」  『日本の川を旅する―カヌー単独行』 野田知佑)
 こちらはカヌー文学の御大の若き日の名作、日本ノンフィクション賞新人賞受賞作から。いかにも野田氏といった趣きの啖呵らしい啖呵だが、昨今の氏の文章が鼻につく嫌味に満ちあふれているのとまったく違って、この頃の氏のエネルギッシュな作品は誠に爽やかで、啖呵も読んでいて楽しい。
 啖呵の定義に「嫌味がないこと」という項目をつけくわえたいところだ。

 さて、最後に紹介するのは、「啖呵といえばこの人!」、僕が敬愛する山本夏彦師の数々の名啖呵の中から、迷いに迷った上で選んだこれ。

 「自分の経験を無二のものとして、他と峻別するのは、自慢話の一種である」  『毒言独語』 山本夏彦)
 一見アウトドアとは関係ないが、慢心しやすいという自覚のある僕が、仕事(シーカヤック・ツアーのガイディング)をする際に、常に自分自身に言い聞かせている言葉である。

う~ん、こういう風に名セリフ集をやるんだったら、もっとタップリと準備期間が必要だったな。半日で書き上げる「しりとりエッセイ」でこの手法を使うのはチトつらいか。
 ホント言うと、ゴーフィールド・ブロガーの連中のブログ内からも、啖呵を探し出して来たかったんだけど、ナローバンドでの半日仕事じゃやっぱり無理。次回の課題だな。

 ま、いいや、ともかく、啖呵はこれにおしまい。てやんでぃ、ちきしょーめ!

 さてさて、次回は「か」から始まるお題を募集いたします。皆様のご応募をお待ちしておりますです。

 ところで突然だが、ポイントルールに項目を追加することにした。皆勤賞である。

【ポイントルール ver.1.1 20/02/2005

  1.  お題案一つ提出ごとに、1ポイント獲得。ただし最大五つまでとする。
  2.  お題が採用された場合は5ポイント加算。
  3.  ポイントアップ交渉歓迎。
  4.  獲得ポイントに応じて、景品等が当たる可能性あり。詳細はその場の思いつきで決まるが、『龍の巣』割引券になる可能性もあり。もちろん100000ポイント獲得者はニュージーランド旅行にご招待!
  5.  変更は、過去にさかのぼってすべてのお題提供者にも適用する。
  6.  10回連続でお題候補ご応募の場合、「皆勤賞」として15ptをプラス。ただし一度皆勤賞が適用された場合は、そこで一度リセットし、次の回からまた一から数え直すこととする。
  7.  足りないルールがあれば、適宜適当に追加する。

「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは、以下の通りです。

  • MMさん
     28 pt
  • Miyaさん
     15 pt
  • kmoritaさん
      10 pt
  • さだっちょんさん
      9 pt
  • ツォンさん
      7 pt
  • tsuboさん
      7 pt
  • TO-BEさん
      1 pt
  • youさん
      1 pt

 kmoritaさん、いきなり3位に浮上!
 皆勤賞ルール採用により、今後も順位大変動の可能性大。
 ちなみに今現在皆勤賞に一番近いのは、Miyaさんとtsuboさんの7回連続投稿。次点がkmoritaさんの4回連続投稿となっています。さぁ、次回はどう順位が動くか?
 ふるってお題案をご応募ください。

「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「???」

  -------------------------------

「トップ返り咲きキャンペーン」ご協力大感謝!(笑)
 編集長ブログの後ろに貼りついたものの、なかなか抜けずに大バトル展開中! さぁ、次のホームストレッチで抜きされるか、それとも編集長が次の周回も逃げ切るか?
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投稿者 Ryu : 5:30 PM
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Title: {しりとりエッセイ #009} か○☆×△。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温22度、最低気温14度。 [海洋気象] (エイベル)  南西10ノット、午前中に北西15ノットに変わり、セパレーションポ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.02
コメント

皆勤賞なんてボーナスあるんだったら又エントリー開始しなくては。

「啖呵」がお題でしりとりですね。

う~ん・・・・・

「上方落語」!
(安直な発想だ)
頑張ってアウトドアネタに持って行って下さい(爆)。

Posted by: MM : February 20, 2005 6:30 PM

MMさんが自粛してくださった後で発表するタイミングになっちゃって、申し訳ないっすm(..)m

しかし、上方落語とアウトドアって……。
桂枝雀師匠が麦藁帽子かぶって楽しそうに捕虫網を振り回してる姿が、なぜか脳裏をよぎりました(^^;

Posted by: Ryu : February 20, 2005 7:47 PM

啖呵と来ましたか。
それではこのままバトルシリーズ続行で、
「返り討ち」
でお願いします。

Posted by: Miya : February 21, 2005 3:49 AM

バトルシリーズ続行ですか(^^;

返り討ち、承りました。

Posted by: Ryu : February 21, 2005 9:18 AM

ルール改正ありがとうございます。
皆勤賞目指してガンバリます。
で、今回のお題は
「カヤック」
直球すぎますか?

Posted by: tsubo : February 21, 2005 12:41 PM

僕も直球行こう。

「合羽」

どでしょ?

Posted by: kmorita : February 21, 2005 1:10 PM

合羽にカヤック、ありがとうございます。

バリバリ直球やなぁ(笑)

Posted by: Ryu : February 21, 2005 1:18 PM

あー!
ちょっと目を離したすきにランキングが落ちてるーーー

し、しまった・・・・


というわけで、お題立候補
「カイテキ!」


RYUさんの体調&ワタクシのネット環境にかけてみましたん。


Posted by: さだ : February 21, 2005 4:03 PM

>さだっちょん
お帰り!
いつかはテレマークにも挑戦しようと思ってたけど、さだブログを見ただけでめげた。
僕には向かないような気がする(笑)

えっと、「カイテキ!」ありがとうございます。

> RYUさんの体調&ワタクシのネット環境にかけてみましたん。

こういう風にヒントをもらえると、大変にありがたかったりします(笑)


Posted by: Ryu : February 21, 2005 9:22 PM

あれー?一昨日投稿したと思ったけど、無い。
投稿ボタンを忘れたか、Ryuさんに消されたのか?

と言うわけで、いつまでもpoint1じゃ恥ずかしいので、もう一度。
「感受性」若しくは「感銘」
うーん、書きやすいネタだなー。

youさん、お先にpoint1脱出!

Posted by: TO-BE : February 23, 2005 4:48 PM

1ptコンビ、一人抜け駆けしましたねぇ(笑)

感受性、感銘、ありがとうございました。
書きやすそうで、ポイント絞るのに苦労しそうなネタ……(^^;

youさん、お待ちしてますよぉ。

Posted by: Ryu : February 24, 2005 6:17 AM

February 19, 2005

体調、やっと回復。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ、風おだやか、シーブリーズ。最高気温21度、最低気温11度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、午後北西15ノット(南部では10ノット)に変わる。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 12:21 AM 1.8 m  High 07:18 AM 3.0 m
 Low 01:30 PM 1.6 m  High 07:13 PM 3.0 m

本日も昨日に引き続き、telstraclear.co.nzの天気予報のページが変。天気図は相変わらず17日午前6時から更新されていないし、海洋気象予報もどうも変なので、本日はnzherald.co.nzの海洋気象を採用(天気図は、残念ながら代替サイトを見つけていない)。
 予報通り、晴れ、微風の素晴らしい天候。朝夕はひんやりするが、日中の日差しは相変わらず強く、最高気温21度ってのはきっとウソ。

 本日も怪我人に優しい仕事、レンタル・インストラクター。怪我に優しい仕事とは言いつつ、やっぱり漕げば悪化するようで、一昨日より昨日、昨日より今日と、少しずつ悪化してる。こんなことしてるから、小さな怪我がことごとく完治しないままに古傷化して、ガイド寿命を縮めてくれるんだよな。また一つ「爆弾」を抱えてしまったらしい。左手は手首が爆弾だから参る。ただでも左側のハード・スキルがイマ一つなのになぁ。
 ともかく、今週は全部レンタルに回してくれたマネージャに感謝(ただし、今日になって、今日の午後のレンタルと、明日の午前中のレンタルも打診されたが、適当な理由で両方とも断った。これ以上働くと、本格的に左手が壊れる)。

 それはともかく、本日は偶然にも昨日とほとんど同じパターンの仕事。ウェリントンからのキウィ8人組で、男女構成も同じく4人ずつ。昨日と違うのはリーダーのご両親が混じっているので、年齢に幅があること。でも、雰囲気的には昨日と同じで、非常にやりやすい。まったくキウィ相手の仕事は本当に本当に楽だ。
 日本のアウトフィッターは、99%以上が日本人相手。ここでも同様に、もし顧客の99%以上がキウィならば、僕のガイド寿命ももっと延ばせるのになぁ……。 rent 8

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 古い読者の皆様はご存知の通り、僕が「痛い」の「ツライ」の「シンドイ」のと騒がないときは、たいていかなり具合が悪いのである。
 もちろん体調が本当に良くて何も言ってないことも無きにしも非ずだが、まぁだいたいにおいて、この僕が「絶好調でどこも悪くない」なんてことがあるはずもないので、騒いでないときは九割九部体調不良だと思っていただいて差し支えない(笑)

 勘の良い読者の方はすでにお気づきのことかと思うし、実際に勘付いたお優しい読者の方何名かからご心配のメールも頂いたが、お察しの通り、ここのところ体調が最悪だった。突き指の裏に隠された体調不良を見事看破された方々、慧眼恐れ入りました&ご心配ありがとうございましたm(..)m
 実は体調不良は一月の終わりごろからなのだが、特にここ十日ほどがボロボロで、そもそも先週土曜日にやった突き指だって、体調不良による注意力散漫が原因。その日は休みを申請していたのだが、ガイド不足によリ休みがもらえず、這うようにして出勤した結果怪我をした次第。

 怪我を理由に今週水曜日も休んで四連休としたのだが、手の怪我よりも身体の方を休めたかったというのが本音。ただし、その間も物書きは休まなかったので、今ひとつ休まっていなかったが。
 当ブログは、新規のネタを考えたり書いたりできるような状態じゃなかったので、以前から書き溜めておいたラフ原稿を手直ししながらなんとかアップし続けた。しかし不調は明らかに文面にも出てるし、他のサイトへの書き込みなどで「手が滑った」節がなきにしもあらず。ご迷惑をおかけしてしまったかもしれないサイト管理者の皆さん、スミマセンm(..)m

 もちろん他の媒体用の原稿なんて、いくらPCに向かっても全然進まず、やればやるほど落ち込んでさらに書けなくなるという最低最悪スパイラルに落ち込んでしまって、何のために四日休んだのか分からない始末。
 体調悪いときには、ジタバタと書いてもダメだということを痛感。PCの前に座ってるのもツライ状態だったら、そういうときはスパッと書くのやめた方が良いのは今考えれば明白なんだけど、体調悪いとそういう風に理性的に判断できなくなって、ついダラダラと「がんばって」しまうんだよねぇ。アホや。貧乏性は移民の宿命とはいえ、イカンねぇ。

 結局四日休んだにもかかわらず、さっぱり回復しないままに今週の仕事に突入。
 ただし体調不良の原因は、持病の自律神経失調症なので、ゆっくり身体を休めたからといって回復するという単純なシロモノではなく、逆に無理してPCに貼りついたからといって悪化するモノでもない。
 この病気とは子供の頃から付き合いなれているが、ニュージーランドに来てからはそんなにひどくなることはほとんどなくなっている。しかし今でも2年に一度くらいの頻度で、こうして思いっきり体調を崩してしまう。厄介なこっちゃ。

 それが、今朝になってようやく、そして突然に回復した模様。本日は一ヶ月ぶりかと思われるほど気分が爽やか。ウィルス性の病気や内臓疾患などと違ってホルモン性のものだから、こうして前触れもなく突然に回復してしまうのが、この病気の恐ろしいところでもあり、面白いところでもある。この病気であることを知らない人が見れば、躁鬱病かと思うだろう。
 しかし、今回はやたら長かったなぁ>自律神経失調症

 ともかく、体調が良くなって助かった。体調不良のこの数週間は、この秋(日本時間)に予定されている訪日さえもうっとうしく、今から「どう言い訳して訪日を取りやめようか……」などと考えたりして明らかにウツ気味だったが、今日になると「よっしゃ、一発気合入れて、今年のPGWは、今までとはガラリとプログラム・カリキュラムを変えてみてやろうか」などと考え始めるのだから、体調ってホント大事だねぇ。健全な精神は、健全な肉体にとは、まったくよく言ったものだ。

 と、元気が出たので、安心して体調のことを久しぶりに書くことが出来た。こうやって後から書いたって、記録としての価値は今一つなんだけどねぇ(笑)

 元気になったところで、久しぶりに書いておくか。
 あぁ、肩が痛い、首が動かない、背中に鉄板が入ってるようだ、腰がうずくぅ~!!
 ガハハ。

ってなわけで、ここ数日間のエントリーが物足りなかった皆さん、スミマセンでした。今日のエントリーも、珍しく完全に「日記」になっちまってますが、ぼちぼちネタを集めなおしてちゃんと再始動いたしまする>当ブログ

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投稿者 Ryu : 6:29 PM
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February 18, 2005

南北温泉事情。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ、シーブリーズ。最高気温22度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では北西25ノット、その他では10ノット。全海域で、夕方に南西20ノットに変わる。北部の海況は一時荒くなる。午後のにわか雨の中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:34 AM 3.1 m  Low 12:16 PM 1.7 m
 High 05:55 PM 3.0 m

ここ一週間は、朝晩の冷え込みがキツイなぁ。もう秋か?
 夏至から二ヶ月近くたつと、さすがに最近は起床時にまだ日が出ていなかったりするので、余計に秋の気配を濃厚に感じる。前代未聞の「夏のなかった年」である昨年は別として、今まで2月に秋を感じたことなど一度もなかったと思うんだけどなぁ。また例によって3月に暑い暑いインディアンサマーが来るのだろうか? それともこのまま涼しくなってしまう???

 でも、いったん日が昇ればまだまだ暑い。本日は南東10ノット。午後にはシーブリーズに変わったはず。
 ちなみに海洋気象予報だが、会社で見たのは上記と違って「南東15ノット、午後シーブリーズ」だった。絶対こっちの方が正解。上記のは記載ミスだろう。天気図も、昨日の午前6時のものから更新されていないので、最新のものが入手できなかった。トラブルの多い予報サイトだ>telstraclear.co.nz

 左手親指の突き指がまだ良くないので、本日もレンタル・インストラクター。体調も思わしくないので、半日仕事は助かる。
 今日のお客様は北島からの中年キウィカップル4組の8人組。コイツらがけたたましいの何の。ガイド・ツアーの時と違って、レンタル・ブリーフィングではあまり冗談を言わないので、お客様が笑い転げるなんてことはほとんどないのだけど、今日は何を言っても笑いっぱなしのおばちゃんが二人いたので、なかなか講習が進みゃしない。彼らは12時15分のウォータータクシーで、カヤックごとバークベイまで移動するという行程を組んでいたので、それに間に合うように講習と試験を終了させなくてはならず、こっちはかなり焦っていたんだけど。
 ただそこはさすがキウィ、締めなきゃいけないとこはちゃんと聞くし、海に出ればパワー炸裂、悪いところを直してもすぐにそれが実行に移せる器用さがあるので、講習もテストもつつがなく終了。

 昨日のレンタルのお客様たちも、全員本日仕切りなおし。これだけ良い天気なら、極楽カヤッキングを楽しめたことだろう。 rent 8

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圧巻。

 ◇『温泉名人』

 社団法人日本温泉協会の運営。さすがの情報量なのだが、特にすごいのが「温泉百科」のページ。勉強になる。

 しかし、こういうのを見てるとただただウラヤマシイばかり。良いなぁ、ジャパン。
 
いや、ウラヤマシがっているだけではイカンのだ。なんせ、ニュージーランドだって捨てたものではないのである。

 ◇『ニュージーランド・トランピング&温泉情報』

 下層ページの「NZ温泉情報」をご覧あれ。こちらもまた圧巻である。
 これがニュージーランド在住のアウトドアズマンの手によるサイトなら僕もそんなに驚かないのだが、実際にはなんと日本在住の個人によって作られているのだから、恐れ入るしかない。ウラヤマシがっているだけじゃなくて、ちゃんと出かけりゃ良いんだよな。このサイトを拝見するたびに、いつも我が出不精を恥じ入ってしまうのである。

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投稿者 Ryu : 8:01 PM
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February 17, 2005

みもふたもない。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
にわか雨曇り、午後雨。北西風、のち南西風。最高気温24度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西15ノット、セパレーションポイントより北では午前中に25ノットに上がり、夕方にはすべてのエリアで南西20ノットに。北部の海況は一時荒くなる。午後の雨中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 04:25 AM 3.3 m  Low 10:48 AM 1.6 m
 High 04:48 PM 3.2 m  Low 10:54 PM 1.6 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

上空の風は予報通り北西が段々西に振れていたが、なぜか海上では北西から15ノット以上の強い風がサンディ・ベイに吹き込んでいた。
 本日のレンタルのお客様は皆さんけっこう漕げる人たちだったが、これだけ吹かれると全員お手上げ。
 僕も、ガイド艇を引きずり出すのが面倒だったので、手遅行にそこら辺に転がってたレンタル用のパフィンに飛び乗ったら、こいつがラダーがちゃんと上げて固定できない艇で、ペダルがまったく踏ん張れないという、僕の一番苦手なパターン。しかも左手親指はまだ相当に痛むのでパドリングもちゃんとできないので、結構艇の取り回しに苦労した。
 全員ちゃんと漕げる人たちなので、合格を出した上でベースに連れ帰り、全員明日に延期していただく。そのための事務処理などで、普段のレンタルよりも一時間近く余計に時間食った。
 昼過ぎに家に戻ったが、ここでも相当吹いてる。こりゃ海の上は大変だ。 rent 6

  -------------------------------

面白いサイトを見つけた。

 ◇『屑鉄』

 ヒトクセもフタクセもあるナイフに関するサイト。

まず最初に僕のナイフについての好みをはっきりと申し上げておきます。
と、トップページでまず宣言をかましてくれるところなんか、かなり僕の好み。
 誤解のないように申しあげれば、ナイフの好みが僕と同じっていうわけではないない。「僕はこういうスタンスでナイフと付き合ってますよ。そのつもりで読んでね」と、自分の「偏見」を前面に打ち出すところに、大いに共感を覚えるのである。こういうのは、仮に全然自分とスタンスが違っていたとしても、読んでて大変に気持ちいい。
 もう今さら、どこかで読んだことある意見、以前に聞いたことのあるコメントなんて、もう読みたくない。偏見のカタマリでいいから、「独自のスタンス」を見せて欲しいのである。

 どのページも独自のスタンスに満ち溢れてて面白いが、特に「みもふたもなし」は、かなり痛快だったりする。アマチュアのマニアで、ここまでぶっちゃけた話が出来る人は、なかなかいないんじゃないかな。プラクティカル一本槍で、非常に「玄人っぽい」。

 僕みたいな天邪鬼系の道具好きには、お薦めのサイト。

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投稿者 Ryu : 1:19 PM
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アウトドアクッキングでこれ一本という時は本割り込みの万能包丁が最強のような気がしています。オピネルの8番は食卓に転がしておくと意外に便利ですね。

Posted by: Hokulea2006 : March 20, 2005 11:04 PM

まったく同感です。
昔別のサイトで有料販売していたコンテンツに、ナイフのことを書いたものがあるのですが、そこでも究極のナイフの選択として「ナタ+包丁+小さなツールナイフ(アーミーナイフ)」という組み合わせを推奨してました(笑)

オピネルも、おっしゃるとおり食卓やデスク廻りで活躍しております>我が家

いやぁ、うれしいなぁ、こういう同志がいらっしゃると(笑)

Posted by: Ryu : March 21, 2005 6:04 PM

私は旅行用にヴィクトリノックスのオフィサーを長年愛用して、最近2代目に更新しました。あとはオピネルの8番と万能包丁で家の外は全部足りる感じです。家の中だと出刃に柳刃、最近ではダマスカス鋼の包丁も手に入れましたが。

Posted by: Hokulea2006 : March 21, 2005 10:00 PM

ダマスカス!
あれって見た目は美しいのですけど、切れ味どうなんですか?
昔から欲しいと思いつつ、なかなか手が出なくて。

ヴィクトリノックスは、クラシックとソルジャーですね。
両方とも3代目かな?
でも、最近はあまり使ってないです。

Posted by: Ryu : March 21, 2005 10:15 PM

私のはダマスカスと言っても本割り込みのように中心に炭素鋼を挟み込んだモデルなので、ダマスカス鋼はシャレというか見た目というか。とりあえず錆は来やすいですね。

http://www.ehamono.com/houtyou/kitchen/v10d.html

切れ味はヤバいです文字通り。刃持ちもそこそこ良い感じ。

Posted by: Hokulea2006 : March 22, 2005 12:13 AM

こ、これは美しい!!!
刃持ちも良いんですか。
う~ん、ヤバイ、欲しいです(^^;;;

Posted by: Ryu : March 22, 2005 10:04 AM

February 16, 2005

破壊テストについて。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れときどき曇り晴れ、高曇り。北の突風。最高気温24度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北:西15ノット、午後に北西30ノットに。その他のエリア:南西10ノット、午後に北に変わり、夕方に20ノットに上がる。北部の海況は荒くなる。夕方の雨中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 03:36 AM 3.5 m  Low 09:37 AM 1.4 m
 High 03:56 PM 3.5 m  Low 09:56 PM 1.4 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

一家そろって寝坊したら、いつもアップしてる深夜0時の天気図を取り込み損ねた。
 天候はほぼ予報通り。

 ちなみに今日はオンの日だが、まだ左手の怪我が思わしくないので休みをもらった。病欠はほとんどしてないはずだが、なんか怪我で休む頻度の高いシーズンだ。

  -------------------------------

今月2日のエントリーで取り上げたデジカメ耐久テストの記事に関して、こんなご意見が。

 ◇zenblog「何がお年玉?」

 いや、まったくおっしゃる通りで。
 zenblogのコメント欄にも書かせて頂いたが、当該記事の文は最初の二、三行を読んだだけで、あまり好ましい文章ではないことが見てとれたので、「其の壱」は斜めを通り越して縦に読み飛ばし、「其の弐」の結果データの部分だけを拾い読みした。
 だから実のところ、zen氏が糾弾していらっしゃるような文章は、最初からまともに目にしていなかった。なんせあのサイト、カメラの破壊データさえ読めばあとは用がないんだから。
 今改めて読むと、確かにこの書き方はちょっとねぇ。

道具を壊れるまで耐久テストをするというのは、確かに必要なことだ。メーカーが開発のためにやるのはもちろん、こうした形で媒体が独自に比較テストをすることにも、僕は個人的には賛成だ。

 特にアウトドア道具なんかも、もっと積極的にやるべきだと思う。例えば人気シーカヤックを岩の上に落として、どれが最初に浸水するかとか、スターン踏み込み式排水法をやる際にどの艇のラダーが最初に壊れるかなんていうレポートは、少なくともプロにとっては乗り味だのスピードだののインプレッションなんかよりも、10,000倍有益な情報だ。
 まぁ、実際にはカヤック、特にFRP艇なんかはいわゆるマスプロ製品じゃなく、家内制手工業製品だったりするので、一艇一艇の個体差が大きく、任意の一艇を破壊テストしても、それを他の同モデルに当てはめるのは無理があるかもしれないのだけど。

 それはともかく、耐久テスト、破壊テストの必然性は、僕は職業柄痛感している。だからこのデジカメ破壊テスト企画自体は、今でも批判する気はない。
 確かにデジカメは、カヤックなんかと違って「耐久性=安全性」という製品ではないので、わざわざ壊す必要はないのかもしれない。しかし、そういうテストレポートがあっても良いと思う。

ただねぇ、zenさんのおっしゃる通り、モノを壊すっていうのは明らかに「イケナイ行為」という側面もあるわけだ。特にこんな時代だもの、なおさらだ。
 ならば、レポートを書き方にも、もうちょいと配慮が欲しかった。

 細かいことはzen氏が全部言い尽くしてくださってるので、これ以上は言わないが、僕自身もモノを書くときに、知らず知らずのうちにこの記事のような配慮不足をやってしまうことがあるので、改めて我が身を振り返って反省させられた次第。気をつけよう。

 とはいえ、すぐに戦闘モードに入って「百も承知の上」で配慮不足のエントリーをブチかますことが多く、また度の過ぎた悪ふざけもやってしまう人間なので、普段いくら配慮してても一発でぶち壊しという話もあるが……。

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投稿者 Ryu : 1:01 PM
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February 15, 2005

[ リレーエッセイ #56 ] ガイコクジン歓迎。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ晴れ。弱い南西風。最高気温24度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット、午後に北西15ノットにかわり、夜に再び南西10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 02:54 AM 3.8 m  Low 08:49 AM 1.1 m
 High 03:11 PM 3.7 m  Low 09:12 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日から午前中は秋の空気。日本で言えば10月初旬の、運動会の朝の冷え込みという感じ。2月でこんな秋っぽい気候になるなんて、やっぱり珍しい。だいたいこの地域は4月くらいまで晩夏が続き、5月いっぱいくらい初秋が続くという感じなのに。

  -------------------------------

[ リレーエッセイ #55 ] ガーデニングよりバトンタッチ。

 リレーエッセイもずいぶん回を重ねた。いきなり編集長の第1回がアウトドアネタじゃなくて、しかもその続きを振られてあわてたのが、ついこの間のことだったように思うが、考えてみればその後ホント色んな話題に迷走、迷走、また迷走してきたなぁ。
 すっごく楽しかったが、実はけっこうキツイこともあった。

 が、ここに来てグッと楽になったぞ、ワハハ。さだっちょん参加で、リレーの間隔がグッと広がった。
 今は走者が5名になったので、まともに順番に回ってたって中四日になる計算。実際には「落とす」ヤツがいたりするので、もっと長い間隔になる場合が多い。ワハハ、楽だ。
 編集長と一対一で、どっちかが倒れるまで殴り合ってた昨年12月14日19日を思えば隔世の感(笑)だし、編集長なんてその後すぐに12月22日23日と、一人相撲とってたりしたんだから、もっとキツかったよねぇ、アハハ。いやぁ、まったく楽になった。

 なんて喜んでると、集中砲火を浴びそうだからこれくらいにしとくか。

 でも、さだっちょんの参加は、ホントすごく良いよね。間隔が広がって楽になったっていう以上に、今までの面子とはまったく違う視点、全然異なる語り口のエッセイは、読んでてもすごく楽しい。彼女の起用は、予想以上に成功だ!
 もっとさだっちょんのリレーエッセイを読みたいので、皆どんどん彼女に回そうぜ!(と、とりあえず矛先を変える小細工をしておいて、と。)

さて、枕はこれくらいにして本題。
 直前のトピックはさだっちょんカミゾノ、そして編集長と、三連荘で「ガーデニング」だったのだが、そろそろこのトピックも皆さん飽きたころだと思うので、ちょいと方向性を変えてみようか。だいたい無理やりトピックを変えるのが僕の役目っぽい感じだし。

 ってね、実は僕はガーデニングが弱点なんだ。自給自足的手作り生活を夢見て移民、などとエッラソウなことほざいているくせに、庭仕事がウィークポイントってのは何ともお恥ずかしいのだけど、ホントなんだから仕方ない。

 別に嫌いっていうわけじゃなくて、一回土いじりを始めると楽しくて丸一日没頭しちゃったりするんだけど、じゃぁ次の日も朝起きると同時に庭に飛び出して行くかっていうと、そんなことなかったりするんだなぁ。何でだろ?
 でも、東京で区民農園を借りてるときは、やっぱりウキウキしてたな。決して嫌いじゃないんだ。ただ、ガーデニング、庭いじり、土いじりに関しては、大変飽きっぽい性格らしい。

 というわけで、我が家の菜園も家人任せ。彼女はどっちかというとグリーンサム系で、園芸が大好き。ニュージーランドも大都市になれば東アジア系の人間がたくさん住んでるので、野菜や魚なんかにもあまり不自由しないというが、日本人も中国人もいやしないモトゥエカあたりだと、大根一本手に入れるのも大変。だから家庭菜園って大事なんだけどねぇ。

 もうちょっとガンバロ。

 あ、そういえば、尊敬する遠藤ケイ師も、菜園は奥様任せだったな。良いこと思い出してしまった(笑)

ってなわけでガーデニングの話はこの程度でサラリと流しておいて、もっと気になった話題に話を振る。気になるエントリーとは、[ リレーエッセイ #53 ] 理想と現実である。
 このエッセイでは、さだっちょんが田舎で不動産を手に入れる苦労を語ってくれているが、これって以前ごうちゃんからリクエストのあった「日本とニュージーランドとの違いシリーズ」的なネタにぴったりなのである。というわけで、『Ryu's Logbook』名物のエセ比較文化論いってみよう。

実は、僕ら夫婦が今のようなライフスタイルを考えてたとき、日本国内の田舎ではなくて海外に目を向けた理由の一つに、ここでまさにさだっちょんが語ってくれたような現実があった。
 いや、僕らは実際にはさだっちょんのような目には遭っていない。でも僕自身は閉鎖的な農村地区出身なので、いとも簡単に想像がついた。

 もちろん理由はこれだけではない。金銭的なものや制度的なハードル、職業の問題、子育てのこと、もろもろの要素を考え合わせた上で「いっそのこと海外に出よう」という結論に達したわけだ。ただ、日本では余所者が田舎で不動産を取得すること自体が困難だという事実を、かなり大きな障壁として感じていたのは事実である。

 実際にはIターン、Jターンなどで縁もゆかりもない田舎でキチンと自給的手作り生活を成功させていらっしゃる方もたくさんいらっしゃる。そういう方たちの話を伺うと、農家が嫌うような小さな半端な農地を、バラバラにたくさん借り、あちこち飛び回りながら耕作なさってらっしゃる方もいらっしゃるようだ。
 僕らがさっさと海外に目を向けてしまった点については、そんな方たちからは「甘い!」と叱られてしまうかもしれない。でも僕らにとっては、「海外の方が実現性が高いのではないか?」と思えたし、今でもその選択は、少なくとも僕らにとっては正しいチョイスだったと思っている。

そういうと、
 「君らはICU卒だから、英語もペラペラだったんだろ。良いよなぁ、ズルイよなぁ」
という声が聞こえてきそうだが、それは大間違い。正直言って7年前に僕らがこっちに来た当初は、幼稚園生レヴェルの英語力だった。
 なんせ学生時代の僕はギターばっかり弾いててまともに授業なんか出なかったし、学校を離れてからは大嫌いな英語からなるべく身を遠ざけて生活していた。
 家人は米国留学歴があり、仕事でも英語を使っていたので僕よりははるかにマシだったが、それでも「生活に困らない程度の英語」には程遠く、やっぱり頭を抱えて困り果てていたというのが現実。
 そもそも中途半端な「米語力」があったって、ここではほとんど使い物にならないのは、過去このブログでもさんざん取り上げて来た通り。

 というわけで、最初の数ヶ月は英語が出来なかったおかげで、思い出すのも恥ずかしいほどの珍エピソード満載で、一度など見ず知らずの土地でバスに置き去りにされそうになったこともあるほど。

 ま、その話は後日機会があればゆっくりするが、要するに1998年9月にネルソンで借家を借りた段階では、僕らには
 「コ、コニチワー。ワタシ、Ryuイーマス。コレ、トゥマのRyokoデッセー。澄ムトコ、イヤ、住ムトコ、サガシテオルンデアリマース。物件、貸サンカイ、ワレ、コラ、ゴザイデス。」
程度の英語力しかなかったのは間違いない。謙遜ではない。実話だ。

 ところがこんなのですんなりと住処が借りられてしまっちゃったんだからなんとも恐ろしい。アパート紹介業者を訪ねてから半時間後には物件を見に行き、その場でいきなり即決、翌日には引越し。ニュージーランド生活の第一歩というか、「住所不定の旅行者」から「住民」への第一歩が、こちらが焦るほどアッサリと踏み出せてしまった。
 しかも大家がやってきて、
 「えっと、あなたたちの名前、何だったかしら? ちょっと書いてくれる?」
って言うのが、入居後数日たってから。ソンナノン気デ、イイノカ、ワレ、コラ、ゴザイデス。
 さらに彼らに日本の実家の連絡先を教えたのは、さらに数ヶ月たってからだったのではなかったか?

 ったく、なんちゅう国だ。ガイコクジンだぞ。言葉できないんだぞ。ホショーニンもいなんだぞ。悪人かもしれないんだぞ。もうちょっと警戒くらいしたらどうなんだ?>老夫婦
 僕らの「このライフスタイルは、ニュージーランドなら楽に実現しそうだ」という読みが見事大当たりだったと確信したのは、まさにこのときだったかもしれない。

これ、日本だったら大変よ。保証人なし、紹介なし、言葉もまともに喋れないと、ないないづくしの外国人が、そうそう簡単に不動産を借りられるはずがない。いや、難しいというより、不可能なんじゃないかなぁ? さだっちょんが書いてくれてる通り、ちょっと田舎に行くと、言葉の問題のない日本人でさえ紹介がないと大変だし、保証人がないとなるとさらに難しくなるんだから。

 その数年後、ご存知の通り僕らは土地を購入した。これも別段難しいことなんか何にもなかった。むしろ日本で不動産登記の仕事をしていた僕からすれば、拍子抜けするほど簡単な手続きで、そのせいでかえって不安になったほど。固定資産税の督促が来たときは、「あ、ちゃんと僕らに所有権があるんだ!」と、心底ホッとしたものだ。

 日本で外国人が不動産を買う? 細かい手続きを説明するのはここでは省くが(もう忘れているんじゃないの?というツッコミは却下)、そっりゃぁ大変よ。
 日本では、「キチンと住民登録してある日本人」以外が何か法律行為をしようとすると、とにかく大変。そういう意味では住民票を日本に持たない僕ら一家も、日本ではガイジンに準ずる存在なんだけどね。

 でもニュージーランドは全然違うんだよねぇ。さすが移民の国。

というわけで、さだっちょんの当該エッセイのコメント欄にも書いたが、この国なら「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧で生活が成り立つ」のである。
 いきなり「というわけで」と言われたって、何がどういうわけなのかさっぱり分からんかもしれないが、とにもかくにも一事が万事この調子の国なので、だいたい何とかなっちゃうのである。
 そもそも、さだっちょんがそのつもりで書いたかどうか知らないが、まさに僕がそれにピッタリの例だもんね。一応三人家族が「物書き」、「小さな小さな家庭菜園」、「カヤック」でなんとか食えている。さすがに子持ちなので「放浪三昧」とはいかないが、これで僕がもし独身だったら、放浪三昧だってもちろん可能である。

 逆に外国人が日本に行って「モノ書きと畑とカヤックと放浪三昧」で身を立てるのは、ほぼ不可能だろうなぁ。日本人でさえ至難の業なんだから。

 さてさて、あんまりのんびりしてないで、早いところ自分の家造って、さらに金のかからない生活に移行しなきゃね。なんだかんだ言って、今は借家暮らしだから、こっち的には「けっこう金のかかる生活」をしてるんだ。これで家が出来れば、もっと出費が減るから、さらに仕事減らして「畑」と「放浪」に時間を使えるようになるのだ、ワハハ。隠居だ、隠居。

 あ、子供の教育費がかかるようになるのか。ヤレヤレ……。なら余計に早く家造らないと……。アジトだ、アジト。

というわけで、続きは期待の新人ブロガーさだっちょんに返してみよう。
 今回は無理やり明後日の方にトピックを変えたんじゃなくて、さだっちょんのトピックを蒸し返した形になっちゃったので、さだっちょんにとってはちょいとやりにくいかもしれないけど、大丈夫だ、君なら書ける! よっ、天才ブロガー!! 岩手のアイドル!!! MOMO組バンザイ!!!!
 っつぅことで、よろしく>さだっち

 なんかごうちゃんが「おぉ、よそに回った! ラッキー!!」とほくそ笑んでるのが見えるようだが(笑)

関連過去ログ【比較文化】
 ◎《 自由テーマ 》 プロ論。 (2004年12月6日)
 ◎[ リレーエッセイ #33 ] 「呪縛」からの開放。 (2005年1月12日)

 たぶんもっとあるんだろうけど、もう今さら探しきれないな(笑)

関連過去ログ【英語】
 ◎アルミコーティングのチタン!? (2004年4月14日)
 ◎キウィ英語と米語 (2004年4月15日)
 ◎続・キウィ英語と米語。 (2004年10月6日)
 ◎クッカー? スキレット?? (2004年10月21日)
 ◎[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない? (2004年12月13日)
 ◎「セミ」と掛けて、「食べる」と解く。 (2005年1月7日)

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久しく自分でもチェックしてなかったら、人気ランキングは大低迷中だった(笑) 昔はずっとトップ独走だったのにねぇ、ありゃ「今は昔」ってヤツか、ワハハ。
 ranking.gifはまだ上の方にいるけど、こっちも落ちるのは時間の問題か?

 「『Ryu's Logbook』をもう一回トップ返り咲きさせてやるぞ!」という優しい方、上の二つのボタンをポチッ、ポチッとクリックしておいてやってくださいまし。

投稿者 Ryu : 8:43 AM
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Title: [リレーエッセイ#57ネイティブスピーカーへの道]
Excerpt: はぁ〓・・・・イジメとしか思えない  ぼそっ (ねー?わかなさん!) ネットストーカーRyuさん[リレーエッセイ#56ガイコクジン歓迎] からのバトンタッチ。 ってゆーかーーー こんな...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.02.16
コメント

ん?見えたか?(笑)

どうか僕の事は忘れてください。(爆)

Posted by: ごう : February 15, 2005 12:51 PM

うん、忘れた、忘れた(笑)

でも、きっと君の可愛いお弟子さんは、忘れないでしょう、ワハハ。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 3:11 PM

そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。
むしろ今後落ちぶれいてくと思われます。

それに、私にとってグルは永遠にグルです。


それでわさようなら。

Posted by: さだ : February 15, 2005 3:34 PM

> そんなに持ち上げていただいたとて、何も出てきやしません。

大丈夫、別に何ももらおうとおもってないし(笑)

それでわさよおなら。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 3:42 PM

お天気欄にお日様マークが入って可愛らしくなりましたね。
狙ってるんですか?>辛口野人ソフト化路線

Posted by: MM : February 15, 2005 6:28 PM

Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。

NZでのガイジン生活いいですねぇ。
こちらは逆に移民国家故に移民には厳しい所が少なからずあります。
不動産関連の書類の量なんて本当に馬鹿にならないです・・・
ここ数年かなり金利が下がったのでローンの書き換えを「数回」してかなりゲンナリしました。

それから、永住権を取る際のほうが市民権のケースより書類も審査も複雑でうるさいですね。
やはり「全くのガイジン」にはかなり警戒している証拠かと。

日本でガイジンするのは本当に大変ですね。
ホテル一つ取るのも、個人で直接となると都会のビジネスホテルレベルでも門前払いですしね。
タクシーもかなり嫌がられるようです。
住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。
実際生活基盤が日本に戻れば住民票復活しますしね。
逆にこんなお得な事もできちゃったりしますね。
http://www.japanrailpass.net/ja/ja01.html

・・・あ、ありました、不便を通り越して泣きたくなった事。
相続関係です。
住民票がないから印鑑登録がないっていうのが間違いの始まりですね。
日本の現在の社会の慣行上、海外在留届を提出していて且つ住民票がない成人の日本国籍所有者に公の印鑑登録サービスがあってしかるべきだと思うんですが。
毎回大使館や在外公館で係員の目の前でサインと拇印、って、複数書類があるとアタマきますよ。
しかもそのサインと拇印の有効性って大体3ヶ月から半年位ですし。

Posted by: MM : February 15, 2005 6:49 PM

>Gofiled ブログのお歴々のレスの流れを切ってしまうのですが(笑)。

あ、ご遠慮なくぶった切ってください。
ゴミレスの応酬ですんで。


>お天気欄にお日様マークが入って可愛らしくなりましたね。

ありがとございます。
でも、元サイトからの盗用なので、あまり大きな顔はできない(笑)


>狙ってるんですか?>辛口野人ソフト化路線

パクッたものでソフト化狙うなんて、まるっきり詐欺師っすな、ワハハ。


米国は逆に大変っすか。
もう「移民国家」の時期をとっくに脱しているということでしょうね。
こっちは米国よりはるかに若い国なので、まだまだ移民を歓迎してますね。
確かに国のキャパとしては、人口が今の倍になっても平気、というより、経済的には安定するでしょう。

確かにレールパスは、海外移民の強い味方ですね。

ただ、おっしゃる通り、相続を初めとする不動産登記関係は、日本に住民票や印鑑登録を持たない人間にはツライですよ。
僕が本文中で「以前やってた仕事」と書いたのがまさにそれで、これが面倒でね。
家人も、数年前に父親がなくなったときに、やっぱり相続登記になったのですが、「相続放棄」するのにも、首都ウェリントンの大使館まで行って書類にサインしてサイン証明書出してもらうっていう騒ぎですからね。
手続きの流れ知ってる僕でさえ頭に来る煩雑さだったので、家人やその家族にとっては、とんでもない話だったと思います。
外国人にとっても同じだろうなぁ。


>住民票のない日本人は、そうですねぇ・・・実はそんなには不便でないかもしれません(ガクッ)。

一番ダイレクトに響くのは、日本滞在中の医療面ですよ。
健康保険証がないっていうと、病院もとたんに胡散臭いものを見る目になる。
まぁ、風体がそもそも胡散臭いんだから仕方ないけど、風体に問題のない愛娘も日本人なら無料で受けられるはずの予防接種、外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)にされましたね。
予想はしてたけど、あれはやはり腹立ちますよ。
「どこが『国民健康保険』だ!
それなら『住民健康保険』と呼べ!」
と怒りたくなります。

と、日本の閉鎖的差別政策の話を始めたら、どんどんエスカレートするので、この辺でやめとこ。

Posted by: Ryu : February 15, 2005 8:49 PM

>外国人扱いの有料(しかもおっそろしく高い!)
アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^
(宇宙人の緊急帝王切開、たった3日の入院で日本円でざっと200万、保険がなかったらどうなっていたか。そうでなくても普段の医療費も保険があっても高い)
日赤の救急の自腹でも余裕でした。

実家のホームドクターがアメリカで研修済みの方なので、そういった意味でも幸いな事に自分は全く不自由さは感じないですね。

Posted by: MM : February 15, 2005 9:05 PM

「米語力」ってところでピクピク・・・。
実は、娘がオーストラリアにホームスティした時に、発音が全然違うって悩んでました。
向こうからの電話で「グッド・ディ」を「グッド・ダイ」と言う~~~とか叫んでました。
じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?

隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)

Posted by: ヤースのへんしん : February 15, 2005 9:06 PM

>アメリカに比べたら安い安い、バーゲン価格v^^

そういえば、実家の近所の子(僕より少し年下)が米国だったかカナダだったか(確かカナダ)に留学中に重い病気になり入院したものの、医療費があまりに高くて支払えない、帰国も出来ないという事態になったことを思い出しました。
あの時は全国からカンパが集まってなんとかなったんじゃなかったかと。

なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。
となると、NZって、ますます良いじゃん章


>ヤースのへんしんさん
>じゃあ「マンディ」は「マンダイ(百貨店)」になるんか!?

なりますよ。
僕も、どうやら完全にそういう訛りになってるらしいです(^^;

ちなみに、ちゃんとしたOZやKiwiが発音すると「Good day」は、日本人には「グッダイ」ではなく「ギライ」に聞こえます。


>隠居はまだまだ早いですよ~。(笑)

恐れ入ります(^^;
でも、昔っからの憧れなんですよねぇ>隠居、隠退、隠密同心(謎)

Posted by: Ryu : February 15, 2005 9:56 PM

伝法寺隼人
「我が命、我がものと思わず
武門の儀あくまで陰にて
己の器量伏し
ご下命いかにても果すべし
なお、死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし」
ジャ~ン!!


Posted by: ヤースのへんしん : February 16, 2005 1:49 AM

>なるほど、MMさんのお話うかがうと、日本もまだマシなんだ。

医療費と医者にかかる手軽さに関してはアメリカより遥かにマシですね。
と言うか、アメリカの医療は専門的な医療技術に関しては最新かもしれませんが、それと実際の医療行為とが全然釣り合ってません。
ちなみにアメリカの費用の「感覚」的には日本のガイジン料金(=保険なしのフル料金)と基本的な保険に入っている場合の初診料、診察料、薬代の平均値がほぼ同じくらいですね。
高いでしょう。
あと、被険者側がとりあえず「立替」をして、あとから保険会社に請求しなくてはいけないなんていうのもしょっちゅうです。
これがまた書類が増えてめんどくさい(涙)。

>となると、NZって、ますます良いじゃん

ホントホント。
早くコミューン作ってくださいねぇ、老後の移住計画の積み立て開始しますから(爆)
(いや、まじめな話65歳以上の医療保険がこれまたもっとひどいんで、頭抱えてるんです・・・)

Posted by: MM : February 16, 2005 6:05 AM

ダメですよ~、「隠密同心」とか「伝法寺隼人」なんて文字が躍っているのをみたら時代劇フェチの血が騒いでしまうではないですか~>Ryuさん、ヤースのへんしんさん。

勢いでこんなのを見つけてしまいました。
http://ooedosousamou.hp.infoseek.co.jp/data/nare.html

やっぱり伝法寺隼人がトップの時代が一番「しっくり」来ますねぇ。
そんな自分は隠密度満点の井坂十蔵ファンですが。
こうなったら次回の帰国時に
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V2CB/ref=pd_sims_dp__1/250-6614812-4934631
を購入し、しかも、
http://www.tv-tokyo.co.jp/book/dvd/006.html
が入手できれば尚良し、ですね。
(松方バージョンはいらないですー)

そうそう、日本の時代劇ご無沙汰の南半球の上司様、
今年の大河ドラマは「義経」で主役がタッキー(毎回「綺麗~」、とため息ついております)ですが、彼殺陣まわり上手なんでビックリしました。

・・・と久しぶりの大脱線。

Posted by: MM : February 16, 2005 6:36 AM

ヤースのへんしんさん、ソラで暗記してるんですか?
すご。

MMさんも「フェチ」っすか?
ありゃりゃ(笑)
ナレーションの変遷なんかあるんだ。
すごい。

義経をタッキーがやってるんだ。
知らなかった。殺陣上手いんだ。
それもビックリ。


>(松方バージョンはいらないですー)

(笑)

Posted by: Ryu : February 16, 2005 10:32 AM

February 14, 2005

{しりとりエッセイ #007} シッダールタ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 雨、雷雨の可能性あり。北風。最高気温23度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 北25ノット、午前中に北西15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)に変わる。夜にかけて南西15ノットに。荒い海況は次第に落ち着く。北西の波1m。雨中の司会は悪いが、夕方には回復する。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 02:16 AM 4.0 m  Low 08:09 AM 0.8 m
 High 02:30 PM 4.0 m  Low 08:31 PM 0.9 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。北東風。最高気温24度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では西20ノット、夕方に北25ノットに。その他のエリアは南西10ノット、午前中に北15ノットになり、夕方に25ノットに上がる。海況は夕方荒くなる。北西の波1m。夕方からの雨中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 01:37 AM 4.2 m  Low 07:33 AM 0.6 m
 High 01:50 PM 4.3 m  Low 07:53 PM 0.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日は気持ちの良い晴れ。前日までの南風のせいで空気が乾燥して涼しく爽やか。

 本日は、朝のうちは予報通りシトシトと気持ちの良い雨が降っていたが、昼前から上がって晴れた。北からの風なので、また若干湿度が上がって暑くなってきた。これから午後遅くに雷雨になるのだろうか???

 と書いてアップしようとしてるうちに、アッという間にかき曇ってまた降り始めた。こりゃ不安定だ。雷なる前にPCの電源と電話線切っておかなきゃ。

  -------------------------------

極々私的なメモ その1。
 僕はもともと左手を多用する傾向がある。というか、意識してかなり左手を使うようにしていた節があるので、今でもやれといわれれば左手で箸を使えたりするし、PCのマウスは右でも左でもまったく同じように使える(だからテンキーを多用するときなどは左手でマウスを使う)。
 ということは、普段の生活でも「左手じゃないと困る」という場面も、どうやら他の右利きの人よりは多いようだ。だから左手親指を怪我すると、ホント不便。

 今一番苦労してるのが、髪の毛を結ぶこと。ロン毛の方は試してみていただきたい。親指を使わずに後ろ手にゴムで髪を結ぶのがいかに辛いか。親指使わざるを得なくて、痛いんだこれが。

 PCも大変。一昨日のエントリーに書いたように変換キーは左手親指がクセになってるし、タッチパッドを使わずにALTキーを使ったショートカットを多用するので、左手親指は右手親指よりもはるかに使用頻度が高いということがいまさら分かってしまった。キーボード打つことに関して言えば、僕の場合は右手親指を怪我する方が、はるかにダメージが小さいらしい。
 昨日は疲労がたまってて体調があまりよくなかったことに加えて、キーボード打つと左手親指が辛かったので、たまったメール処理やブログや掲示板のコメント程度でギヴアップし、ブログの執筆は断念してしまった。もうすぐ一周年なのだが、怪我でブログ休むのは初めてだなぁ。

 今日は、キーボード打つくらいなら問題ないくらい回復しているが、依然として髪の毛結ぶのは大変辛い。剃っちまおうかなぁ。

 さて、明後日までにシーカヤックの仕事できるまでに回復するか??? 明日朝まだ痛かったら、医者に行くかなぁ。

極々私的なメモ その2。
 昨日は、先日知り合った建築家にハウスプランの話を聞いていただいた。プロの的確な示唆は、さすが。なるほどねぇ。家人は今必死になってプランを練り直している。

 帰りに、映画『The Incredibles』をもう一度観に行く。う~ん、良い映画だ。ピクサーの最高傑作だ。
 前回は「家族全員が主人公だろ?」とツッコミを入れて邦題に文句を言ったが、あの五人家族の中から一人だけ主人公を選べといわれたら、個人的には文句なくヴァイオレットを挙げる。なぜなら、劇中最も成長したのが彼女だから。いや、過去のピクサー映画すべてをひっくるめても、あれだけ目覚しい成長を遂げたキャラクターはいない。そういう意味で、この映画は「ヴァイオレットのビルドゥングス・ロマン」だと思っている。
 だから余計に『Mr.インクレディブル』という邦題が気に食わないんだよな。『ヴァイオレット・ザ・インクレディブル』とかにしてくれるならば、まだうなずけるんだが(笑)

 ただこの映画のいいところは、そういう美味しいキャラクターを、素直に主役に持ってこないで、ちょいと脇に引っ込めたという演出にあるとも思う。もし仮に僕がこの映画の脚本を書いていれば、素直に彼女をもっと前面に押し出したはずだ。でもそれじゃ面白みがないんだよねぇ。お父ちゃんを真ん中に持って来て目立たせ、その影で「真の主役」がひそかに成長していくという図式が、ハリウッド映画とは思えない奥行きを作ってくれていて、これが憎い!

 と、熱く語ってしまったではないか。はしたない。

 ちなみに前回はネルソンまで観に行ったのだが、今回は地元モトゥエカで観た。ちょっと遅れて来るんだよね。その代わり新しいシアターなので快適。しかも我が家が完成すれば、映画館から歩いて三分になる! 同じ建物の中にジムもある。早く家造って、ブロードバンド引いて、映画とジムに通いまくらなくては。

  -------------------------------

月曜日だが「自由テーマ」はお休みして、「しりとりエッセイ」第7回。
 って、最近は「自由テーマ」がどうもおろそかになりがちだな。先々週は「番外編」と称してアウトドアネタをやるという反則だったし、先週は「リレーエッセイ」との合体、今日はついに「しりとりエッセイ」にのっとられてしまった。
 ま、良いか、何でもありなのが月曜日「自由テーマ」だ。難しいこと考えるのやめよ。

 さてさて、そんなわけで「しりとりエッセイ」。前回のお題は「なしくずし」だったので、今回は「し」で始まる言葉

 今回頂戴しているお題候補は以下の通り。

  • 「シッダールタ」
     by MMさん
  • 「尻すぼみ」
     by tsuboさん
  • 「真剣勝負」
     by kmoritaさん
  • 「島国根性」
     by Miyaさん

 いつものように抽選委員長にお題を選んでいただくことにしよう。委員長、お忙しいとこ相すみませんが、ちょいと選んでいただけますかぁ?

抽選風景

 「これぇ!」

 選ばれたお題は、

 「シッダールタ」

 えっ、またまたまたまたMMさんのお題なの!?

 さすがにこれだけ続くと、一瞬「抽選やり直そうかな?」とも思ったりもしたが、こういうのは一回「不正」をやってしまうと、その後平気で毎回不正をやってしまう羽目になりそうなので、ここはグッと我慢。
 しっかし、なんでこんなにMMさんばっかり強いんだろう? 6回中4回獲得だから、勝率6割6分7厘。競走馬だったら凄いことになるな(笑)

 えっと、こんなことばっかしゃべってたら、また前回と同じ話になりそうなので(笑)、さっさとお題に行こ。

シッダールタ(悉達多)。フルネームはゴータマ・シッダールタ。言うまでもなく仏教の開祖、お釈迦様の幼名である。そう、産まれ落ちた瞬間に立ち上がって「天井天下唯我独尊」とエラソウなことをほざいたガキありがたいことをのたまったお方のことだ。

 何の因果か、もったいなくも恐れ多くも、今回はこのゴータマ君について書かねばならないらしい。バチがあたるんとちゃうか?(^^;

 ま、いいや、当たるもんならバチでもなんでもありがたく頂いてしまうことにして、ともかく書いてみるか。

とりあえず略歴を書いてみよう。

しゃかむに【釈迦牟尼】

(梵語Sakyamuni 「牟尼」は聖者の意)仏教の開祖。インドのヒマラヤ南麓のカピラ城の浄飯王(じょうぼんのう)の子。母はマーヤー(摩耶(まや))。姓はゴータマ(瞿曇(くどん))、名はシッダールタ(悉達多)。生老病死の四苦を脱するために、29歳の時、宮殿を逃れて苦行、35歳の時、ブッダガヤーの菩提樹下に悟りを得た。その後、マガダ・コーサラなどで法を説き、80歳でクシナガラに入滅。その生没年代は、前566~486年、前463~383年など諸説がある。シャーキヤ-ムニ。釈尊。釈迦牟尼仏。
   (広辞苑 第五版 岩波書店より)

 日本人なら常識的に知ってることばかりで、細かい地名などは別として、特に驚くようなことが書いてあるわけじゃないのだが、もう一つの記述と付き合わせると「あれ?」となる。

【慣】天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

【解】(釈尊が生まれた時、一手は天を指し、一手は地を指し、7歩進んで、四方を顧みて言ったという語)宇宙間に自分より尊いものはないという意。
   (同辞書より)

 おい、29歳までは生老病死に怯える軟弱なプリンスだったんじゃないのか? その後、たった6年で宇宙の真理を悟ってしまうんだから只者じゃなかったのは分かるんだが、生れ落ちてすぐの行動と、修行を始めるまでの行動に矛盾がないか???

 と、下らんツッコミを入れてウォーミングアップが終わったところで、コイツをなんとかアウトドアネタかニュージーランドネタにくっつけてみるか。

いきなりだが、下の写真が何だかお分かりだろうか?分かったら相当な通でいらっしゃる。

これ何だ?

 この家の場合はこうやって外から目立たない木陰に吊ってあるのだけど、我が家の近くには、道路からでもよく見える位置にものすごくたくさん吊っている家もあった(さっき確認しに行ったら、引っ越したのだろうか、取り外してあったが)。
 僕も最初は単なる洗濯物なんだろうと思っていた。生成りのハンカチか布巾でも干してるんだろうと。
 ところが、何日たっても何週間たっても何ヶ月たってもとりこまないんだ、これが。しかも長方形なので、ハンカチにしては形がおかしいし、布巾にしては小さすぎる。こっちの布巾(ティータオル)はもっともっとでかいし、だいたいもっとカラフルなのである。
 しかも、これが一軒だけならば、「何かの布切れを大量に洗ってそのまま雨ざらしにしている変わった家」で片付くのだけど、最初に書いたように同じものをところどころで目にするのである。

 不朽の名作『幸福の黄色いハンカチ』を連想させるこのヒラヒラは何だろうかと長年疑問に思っていたのだが、つい最近謎が解けた。

 前の写真の布は、長年風雨や激烈な紫外線にさらされてすっかり白くなっているが、もともとはこういうモノなのである。

お経

 もうお分かりだろう。お経である。

 チベット仏教は日本のそれとは相当に違いがあるのはご存知の通り。たとえばチベットには、赤ちゃんのガラガラのような形の法具があり、それをまわせば何度もお経を読んだことになるという便利なシステムがあるのだが、このお経ハンカチも同じ道具らしい。つまり、このハンカチが風に揺られるたびに「お経を読んだ」ということになるらしいのである。
 なんともインスタントな発想であるが、まぁ似たようなものは日本の仏教でも経本をバラバラをやって省略する作法があったりするので、どっちもどっちだ。

ま、細かいことはともかく、正解はチベット仏教の法具の一種なのである。

 つまりこの辺りでポピュラーな仏教は、チベット仏教なのである。この近所にも長ったらしい立派な名前のチベット仏教寺院があるそうで、かなりの数の信者がいるという。
 また我がエイベル・タズマン・カヤックスも、初代オーナーが運営していた黄金時代には、ベースにでかでかとダライ・ラマ師のポスターが貼ってあった。ニュージーランドにいらしたことがあるらしく、そのときのポスターなのだが、このポスターは友人宅などでもよく目にする。

 どうやらこのチベット仏教、ヒッピーっぽい連中に非常に人気が高いらしい。
 最近は産業が大きくなってきているので雰囲気が変わりつつあるものの、もともとマラハウのシーカヤック・ツーリズムは、ヒッピーっぽい連中が始めたものであり、ガイドにもそういう志向を持った人間が非常に多い。
 そういう人間には、キリスト教よりもむしろチベット仏教、ローマ法王よりもダライ・ラマの方が「しっくり」来るらしいのである。

 まぁ確かに信仰の姿勢はずいぶんと違う。生活を規律し、自分たちを「子」になぞらえてひたすた父なる神に祈るキリスト教と比較すると、仏教の方が「修行」という形で自己を高め、最終的には自分自身も「仏」になるというゴールを持つ仏教の方が、よりヒッピー的な価値観に近いのかもしれない。

 というわけで、29歳のシッダールタが始めた修行は、二千数百年後の南半球の小国の、ジーザスのような風貌の連中にも受け継がれているのである。考えてみれば何とも不思議な話である。

ところで、シッダールタの生没年の諸説に100年以上ものズレがあるってのは、どうなんだろうねぇ? あれだけ有名で、あれだけ弟子もいて、資料はたんまりあるはずなんだけどね。

 いや、弟子がたくさんいたからこそ、「捏造資料」が多くて事実が分かりにくくなるのかもしれないな。師の死後、覇権争いが起こり、他を追い落とそうとあることないことが喧伝されて「情報戦」になっただろうことは想像に難くないからなぁ。
 しかし、師の生没年まで分からなくしてしまうってのは、どうよ? 宗教ってのはそういうもんかぁ?

はい、今回のお題「シッダールタ」は、珍しくちゃんとニュージーランドネタ、アウトドアネタを絡めて無難に終了。フィクションにせずに済んで良かった、良かった。お釈迦様をフィクションの主人公にしたら、どんなバチが当たるやら。
 その代わり、今回はその分小粒な感は否めないか(笑)

 さてさて、次回は「た」から始まるお題を募集いたします。皆様のご応募をお待ちしておりますです。
 皆勤賞のMiyaさん、tsuboさん、MMさんの驚異的な採用率にめげずに、今後ともよろしくお願いしますm(..)m

「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは、以下の通りです。

  • MMさん
     28 pt
  • Miyaさん
     14 pt
  • さだっちょんさん
      9 pt
  • ツォンさん
      7 pt
  • tsuboさん
      6 pt
  • kmoritaさん
      4 pt
  • TO-BEさん
      1 pt
  • youさん
      1 pt

 MMさん独走体勢確立。誰か止めてけろぉ!

「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「???」

  -------------------------------

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投稿者 Ryu : 11:20 AM
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Title: {しりとりエッセイ #008} 啖呵。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ、風穏やか、シーブリーズ。最高気温26度、最低気温13度。 [海洋気象] (エイベル)  南西10ノット(セパレーションポイントより北では午...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.20
Title: ジンガロ、体験。
Excerpt: ジンガロ、体験してきました。 素晴らしい「美」の世界。 圧巻です 人気blogranking参加中です。 若干、ネタバレです。 ↓
From: Beauty&Harmony-くだらない日記-
Date: 2005.04.02
コメント

チベット仏教ですか・・・
コレだけでブログネタになる「微妙」なトピックですねぇ。
NZの事情は存じ上げませんが、アメリカでダライ・ラマって言ったら完全に人権問題、しかも某アジアの大国のアンチ・テーゼのリベラルバリバリテーマですからね。

それにしても、登山のベースジャンプでもないのに近所にこんな祈祷旗がパタパタたなびいているなんて凄いですねぇ。
ホンマモノのニューエイジのメッカではないですか。
そういえばオット君の元上司の奥さん(台湾人)が熱心な信者さんです。
一度お宅にお邪魔した際、さすがに旗はなかったんですが、家の中には風水か魔よけか、という位お札が大量に貼られておりました。

で、しりとり。
当たりすぎて申し訳ないので、思い切って次回用のエントリーはお休みさせていただきます。
と言うより、はっきり言ってこのくじ運は日本なんかよりもっと高額の宝くじのためにとっておきたい(爆)。
見事当選の暁には自腹でNZ行きですね、ウン。

親指さんの快復祈願しておきます。

Posted by: MM : February 14, 2005 2:10 PM

>NZの事情は存じ上げませんが、

どうなんですかねぇ、こっちは。
人権問題としてとらえてるような話は、今まで耳にしたことないんですが、まぁ僕の交友範囲なんて知れてるんで、よく分かりません。

しりとり、お休みですか!?
ありゃま。
僕としては、むしろどこまでこのクジ運が続くのか大いに興味があったのですが。


>日本なんかよりもっと高額の宝くじのためにとっておきたい

ごもっともで(笑)

Posted by: Ryu : February 14, 2005 4:44 PM

では、ポイント獲得のチャンス!ってことで。

「啖呵」

って、どうでしょ。

Posted by: kmorita : February 14, 2005 9:10 PM

> では、ポイント獲得のチャンス!ってことで。

ですね。
エスパーの国際スパイが不在となると。
でも、エスパーだから、お題を出さずして、当選するという技が出るかもしれませんが。
(でないって)


「啖呵」!
得意っす、ハイ(^^;

って、「きる」のは得意だけど、これをテーマに「書く」のってできるのかなぁ?
しかもアウトドアネタ?
やっぱりツライかも(^^;

ともかく、ありがとうございます。

Posted by: Ryu : February 14, 2005 9:14 PM

MMさんのお休みでチャンス到来ではありますが、
採用無しの皆勤賞のみでどれだけポイントを稼げるかにも挑戦したい。

で、お題は
「他人のふりみて我がふり直せ」
ちょっと長いか。

Posted by: tsubo : February 15, 2005 2:38 PM

>採用無しの皆勤賞のみでどれだけポイントを稼げるかにも挑戦したい。

だんだんマニアックな楽しみ方が発掘されてきたようで、主催者冥利です(笑)


「他人のふりみて我がふり直せ」、ありがとうございます。
これって、僕にはピッタリのお題ですね(^^;
アハハ、コレを引いたらどうしよう……。


Posted by: Ryu : February 15, 2005 3:10 PM

「怠惰」でお願いします。

Posted by: Miya : February 16, 2005 12:15 PM

ありがとうございます。
得意っす>怠惰

って、僕が得意でも関係ないか(笑)

Posted by: Ryu : February 16, 2005 1:06 PM

February 12, 2005

侵入生物。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。南西風。最高気温25度、最低気温14度。

[海洋気象] (エイベル)
 【暴風警報】北10ノット、ただしセパレーションポイントより北では北西25ノット、午前中に35ノットに上がり、夕方に25ノットに落ちる。北部の海況は一時非常に荒くなる。北の波、1m。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:58 AM 4.3 m  Low 06:56 AM 0.4 m
 High 01:10 PM 4.5 m  Low 07:14 PM 0.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

ときどき雲が出るし、正午頃に一瞬通り雨が降ったりしたが、おおむね晴れで、無風。海もいったん出てしまうとほとんどベタベタだが、北東からのうねりが残っていて、ビーチ際だけ一発ドッカンダンパーになってた。
 本日のグループは、半日ツアーとしては異例のパワーで、すごいスピード。5人家族の方は一番下が11歳の女の子で、僕が彼女と組んだんだけど、この子がまた漕ぐの何のって。ワーホリの日本人の男の子よりもはるかにパワーがある。半日ツアーは、だいたい全然漕げなかったり、あまりカヤックに興味ないけどとりあえず名物らしいからやるだけやってみるか、みたいな、扱いの難しいお客様が非常に多いのだけど、今日は楽だった。

 が、体調が悪いとダメだね。つつがなく終わったかと思ったら、最後の最後にベースで突き指しちゃった。左手の親指だったってのが不幸中の幸いだが、左手の親指って思った以上に多用してるのね。スクリューキャップの類は全然開けられないし、オートマ車のシフトレヴァのボタンも押せない。PCだって、僕は変換ボタンを左手親指で押すので、非常に不便。参った。来週水曜日までに治るか??? sbh 7

しかし、突き指って何年ぶりだろう? 中学生の頃までは、指が十本とも満足なときよりも、どれかを突き指して包帯を巻いていた時間の方が長いかもしれないというほど、年がら年中突き指してたんだけど、高校以降はやった覚えがない。というと、かれこれ22、3年ぶりなのか??? ビックリ。

  -------------------------------

ニュージーランドに来たころ、侵入生物に対するあまりの厳しさに驚くと同時に感動した。なんせ、トレッキングブーツの靴裏の泥や、テントについた土なんかも、空港の検疫でチェックされ、汚いと掃除させられてしまう。フライフィッシングようのフライなんかは、まず持ち込めない。だから僕がパドルやライフジャケットを持って日本と行き来するときなんかも、「これは海でしか使ってない」と申告する。

 その点、成田空港はその辺が大変に大変にスザン極まりなく、いつも「こんなんで入国できていいのか???」と首をかしげるのだが、このサイトを見ると、日本もだんだんその辺りの意識が高まってきたのだろうか?

 ◇独立行政法人 国立環境研究所「侵入生物データベース」

 個人的には、日本やニュージーランドのような島国が、外来生物の移入を食い止めようとするのは、正しい態度だと思う。

 と同時に、これだけ国際的な往来が激しくなっている以上、生物の侵入、移入を食い止めるのは不可能だと思うし、それである程度の淘汰や交雑が起こってしまうのも、また仕方のないことではないか、と矛盾した考えも、確実に自分の中にある。だから、例えばニュージーランドで最大のペストとされるポッサム(フクロギツネ)も、僕自身はやっぱりなかなか叩き殺す気にはなれなかったりする。職業柄、こんなことはなかなかおいそれと口に出来なかったりもするのだが。

 ただ侵入生物は、場合によっては一国の作物を全滅させるだけの威力を持っている場合もあるという。だからやっぱり大声で「仕方ない」などとはいえないのだけど。

 ただどちらにしても、持ち込まない、持ち出さないという意識だけは大切だと思うし、自分自身も努力したいと思う。
 でもなぁ、日本の野菜が懐かしくなって、持ち込みたくなることもあるんだよなぁ(笑)

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投稿者 Ryu : 12:42 PM
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コメント

昔、パリダカ取材から戻ったばかりのカメラマンの荷物を預かって、サハラの砂にまみれたそいつをアメリカに持ち込んだことがありました。

LAXの入管で、「検疫に行け」と言われて、そっちの列に並んだら、先に並んでいたジャンキー風のヨーロッパ人が、「見てないうちに、横から出ちゃえ」と促すので、そのまま横からスルー。

厳しいんだか、杜撰なんだか……今じゃそんなことはないでしょうけどね。

それにしても、成田は今も昔も、ドロ汚れや砂埃なんて、まったく気にしないんですね。

Posted by: uchida : February 12, 2005 5:56 PM

>ジャンキー風のヨーロッパ人が、「見てないうちに、横から出ちゃえ」と促すので、そのまま横からスルー

この下り、最高ですね、笑っちゃった(笑)


>それにしても、成田は今も昔も、ドロ汚れや砂埃なんて、まったく気にしないんですね。

おっそろしく杜撰ですね、ホント。
いや、もう二年近く利用してないから、現在形で書くのは語弊があるのかな?

小説『新宿鮫』シリーズに、検疫官が活躍する回があって、非常に面白いんですけど、成田の検疫の杜撰さをついつい思い出して、
「こんな熱血検疫官、ホンマにおるんかいな???」
と、読んでてもどうしてものめり込み切れなかったんですよねぇ。
成田の現状を知らなきゃ、もっと面白く読めたと思うんですが。

Posted by: Ryu : February 12, 2005 7:00 PM

成田、たしかに適当ですね。ただ最近は東南アジア等から帰国するときは問診表を書いてゲートを通らなければならなかったりというのもありますね。SARSの時はそれなりにサーモグラフィで監視してたりとかしました。で、去り際に黄色い注意書きの紙を貰ったのですが、それには「当面は他人との濃厚な接触は避けるようにしてください」とかかかれてました。濃厚な接触、、濃厚な接触、、、いやんっ

相変わらず持ち込みに関しては薬物以外はどうでもいいような対応ですね。

Posted by: Nori : February 12, 2005 9:31 PM

アメリカは制度的には厳しいはずなのですが(「バイオテロ法」なんて脅迫めいた名前をつけて主に食料品の持ち込みを監視しようとしていたり)、末端の検査官がダメダメです。
最後に入国した時も、子連れなので「食品は子供用のミルクとスナックのみ」と申請すればまずスルーだと某航空会社のエスコートから「アドバイス」を受けました(苦笑)。

成田も家族連れ、子連れには特に甘いですね。
短期(2週間まで)、しかも明らかに商用なんていうのも素通りです。
薬物の方も、数年前に麻薬犬の訓練の一環として利用客の中から薬物所有者を探す、というので、ターンテーブルの所で検査官に頼まれて匂い付きの紙をポケットに入れて検査犬来るの待っていたんですが・・・(以下はご想像にお任せします)。

Posted by: MM : February 13, 2005 5:14 AM

おっと、大切な事を忘れておりました。
アメリカの国内線のセキュリティーチェックは下手したら、いや多分国際線より厳しいです。
空港によってバラつきはあるものの、大都市系は基本的に大変です。
細かい規制は色々ありますが、有名なのは、プレゼントを持っていくのにラッピングしてはいけない(中身が確認できないので)、ですね。
あと、冷凍食品も危険物を中に凍らせて持ち込まれたら対処できないのでいけないそうです(コレは最新情報)。
ラップトップコンピューターを金属探知機にかける時もきちんとバッグから出した素の姿でなくてはいけなくなりました。
それから女性限定ですが、ワイヤーブラのワイヤーが金属探知機ゲートで引っかかる割合は多いので注意しましょう。でないと、ゲート脇に立たされてセクハラモドキの身体検査を受ける羽目に(涙)。

去年自分一人で子供2人連れてLA近郊から飛んだんですが、金属探知機通過からが大変で、靴を脱ぐ(子供も)、ジャケット脱ぐ、機内持ち込みのバッグが乳児連れで大きめだったので空けて全部中身を出して、ベビーカーも上下さかさまにして何回か振って・・・と言った有様で15分検査にかかりました。

そうそう、スーツケースにまだ鍵をかけている方、
実際目撃しましたが文字通り鍵を壊されてこじ開けられてしまいますよ。
私はジッパープル部に電気コードなどを束ねるのに使う結束ストラップをかけて固定しています。
はさみさえあれば開けられますし、逆に検査で空けられてしまっても手荷物に予備ストラップを入れておけばその場ですぐにまたロックできますし。

国内移動で思い出しましたが、車で他州へ移動の場合、場所によって州境で食物検疫があります。
カリフォルニアは果物始め農業も大変盛んですから、かじりかけのリンゴ一つでも持ち込もうとして見つかると大変です。

・・・とここまで書いたら、逆に国際空港の検疫のゆるさは何なんだぁ?って感じになりました。

Posted by: MM : February 13, 2005 5:55 AM

>Noriさん
僕もSARSの時に成田使ったんですが、ものものしかったっすねぇ。
こっちは7週間の新生児連れてたんで、けっこうヒヤヒヤしてました。
でも、やっぱりSARS以外はフリーパスっぽかった。
病気以外は持ち込んでも良いのか???
東南アジア以外からでも、ヤバイものはいくらでも持ち込めるのに(当人の意思に関係なく)。


>MMさん
国内線、そんなにすごいんですか!?
ビックリした。
こっちは国内線は甘いですよ。
テロの直接被害を受けてないからですけどね。
その代わり国際線のチェックはやっぱりすんごく厳しくなりましたが。

車でも食物検疫があるってのはビックリ。
州って、やっぱ「国」に近いんだなぁ。
へぇぇぇ。

Posted by: Ryu : February 13, 2005 9:18 AM

カリフォルニアの植物検疫ですが、以下のサイトが一番詳しく、且つ簡潔にまとめてあるように思います。

http://www.kennichi.com/culture97/c970904.htm


それから、日本でひそかに流行中との噂の「ムシキング」ですが、日本の在来のカブトムシが強い外来種に立ち向かう、というシナリオではないですか!

http://mushiking.com/whats/story.html


SARSといえば、我が家の「オット」君が騒動の最中によりによって中国は武漢に出張になりまして、しかもアメリカ西海岸から入国するには北京か上海経由という文字通りの究極の選択をして・・・というのが、ありました(溜息)。
段ボール箱1箱、マスクやら消毒薬やら医療用手袋やら持たせて送り出したんが、大変でしたよ。
その後、中国から直接東南アジアの某国の出張先に直行ルートとなり、その某国で2週間自宅隔離(=会社が手配したウィークリーマンションのような所に缶詰)となりました。
しかもその某国からアメリカに帰ってくる前に韓国にも数日仕事で滞在しなくてはならず、ソウルでもアメリカでも「どうしてわざわざ危ない所ばかり通過しているんだ!」と散々お小言を検疫官から頂いて帰ってきました。

ちなみに、中国から直行で帰ってきた場合、下の子がまだ生まれて間もない時期だったんで、彼は2週間自宅の庭で野宿と言う形の自宅隔離措置の予定でした。
うーん、そうだったらアウトドアネタだったのに(笑)。
しかも「素人はこうやっておろかな過ちをアウトドアで犯している」的ネタ満載に違いなかったのに(爆)。

Posted by: MM : February 13, 2005 10:41 AM

う~ん、なんでそれだけ「ネタ」が満載なんでしょう?>MM家
どんなネタを書いても、だいたい該当する体験をお持ちのようで(笑)
前回のしりとりエッセイも、あながちフィクションではないのかも……?

Posted by: Ryu : February 13, 2005 5:28 PM

>~ん、なんでそれだけ「ネタ」が満載なんでしょう?

グフフ。

>どんなネタを書いても、だいたい該当する体験をお持ちのようで(笑)

グフフ、グフフ。

まあ落ち着きのないことに関しては自身のある夫婦なもので(笑)。
実はつい先程東南アジア出張中のオット君の携帯に「家族の日課」の電話をしたのですが、いつもにもまして通話状況がヨロシクナイ。
そうしたら、
「うーん、今バスの中でこれから後30分くらいで国境越えなんだよねぇ」
・・・・・・へっ?
「ちょっとー、今一体何処なのよ」
「タイ-。」
・・・・・・あれぇ、出張先はマレーシアっすよねぇ、ダンナ。
もしかして昨日言っていた「コレからゴルフ」って、国境越えた向こう側にわざわざ行ってするものだったんかい???

・・・と、いつもこんな感じです(爆)。

>前回のしりとりエッセイも、あながちフィクションではないのかも……?

フフフ、お分かりならば油断禁物ですよ。

Posted by: MM : February 13, 2005 6:31 PM

>フフフ、お分かりならば油断禁物ですよ。

へぇ、おみそれいたしやした。
(絶対夫婦そろって国際スパイだ、間違いない)


Posted by: Ryu : February 13, 2005 9:23 PM

全く、国境を越えて何をわざわざタイでして来たのかと思ったら・・・

「マッサージ」

だそうです(脱力)。
皆さんの予想に反しアヤシイ系ではなくて、ゴルフの後のマッサージにわざわざ片道2時間かけて1泊2日でタイまで行って来たとのこと。
妻の多忙さをよそにまあ、何と贅沢な事・・・とはいえ、やはり現地料金が安かった事(1時間米ドル3ドル位)、ビザも手数料だけでその場で発給と手軽、という感じで気軽に行けたとの事ですが。
マッサージの方はこちらのブログで紹介されていた例のアクロバット式の簡略なストレッチと按摩系のツボ押しのコンビネーションだったらしいのですが、後者の方が痛いなんてもんじゃあなかったらしくて、ついた日の夜にしてもらった箇所が翌朝指先の形に青アザになってしまい、出発前のマッサージは背中オンリーにしてもらったそうです。
でも、フルコースで1時間45分くらいずつかけて念入りにマッサージしてもらったので体は軽いと言ってました。

以上国際スパイの報告(笑)。

Posted by: MM : February 14, 2005 2:21 PM

大爆笑!
ワハハハ、いいぞぉ>ご主人スパイ

しかし青あざできるまでおすかぁ???


Posted by: Ryu : February 14, 2005 4:37 PM

February 11, 2005

本日は、宇宙に思いを馳せてみる。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 午後に雨が強くなる。北東風。最高気温23度、最低気温21度。

[海洋気象] (エイベル)
 【暴風警報】北、午前中に20ノットに上がり、午後に35ノットに。夜には北西15ノット(セパレーションポイントより北では25ノット)に変わる。海況は一時非常に荒くなる。北の波、1mにあがる。夕方の雨中の視界は悪い。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 12:15 AM 4.3 m  Low 06:18 AM 0.3 m
 High 12:29 PM 4.6 m  Low 06:33 PM 0.4 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

今日は4.6mだったので、アーチポイントをくぐる絶好のチャンスだったのだけど、もちろんこんな海況ではムリ。残念無念。7年目にやっと初めてくぐれるかと思ったんだけどなぁ。
 とはいえ、午前中からすでに海は少々チョッピーだったものの、一瞬晴れ間がのぞいたりして、そんなに悪くなかった。荒れてトンガ島にカヤックで渡れない可能性があったので、オネタフティに行く前にウォータータクシーに島に寄らせてあらかじめオットセイも見ておいたのだけど、島にも問題なく渡れたし、昼食後もアンカレッジまで漕いで行くことも出来た。荒れ始めたのは、アンカレッジに到着するほんの10分前。ラッキー。
 昼食時から大雨は降り始めてたが、朝からそれを想定して注意深くガイディングしてたので、皆ニコニコでアンカレッジ到着。めでたしめでたし。

 16時をすぎるとアンカレッジでもかなりの風が吹き荒れてた。

 腹が立ったのが、アクアパッカー。どのグループも15時半にはアンカレッジに着いてて、皆ビショビショで震えてるというのに、16時40分になるまで迎えに来なかった。何でこんなに遅いんだと詰め寄ったが、笑ってごまかすばかり。お客様がいなかったら、ドツキまわしてたとこだぞ、まったく。あんなアホ雇うな!>クリス
 もちろん、僕が必死にガイディングしてお客様に喜んでいただいたのは、これで全部パー。ふざけんな。

 僕は関係なかったが、別のグループはウォータリング・コーヴで雨の中散々待たされ、おまけにマラハウまで帰って来たらビーチでマッドウィグル(ビーチ送迎用のトレーラー)が穴に突っ込んで横転したとのこと。トレーラーは横倒しになり、それに引きずられた牽引用トラクターは宙を舞ったらしい。お客様満載だったので、一歩間違えたら怪我人の出る大事故になってたところだが、幸運なことに誰一人として怪我が出なかったらしい。

 というわけで、悪いことが重なる日は重なるもんだ。すべてウチの会社のガイドじゃなくて、提携先のミスだというのが痛い。提携先が多くなれば、ビジネス的には良いのかもしれないが、僕自身はブッキングからガイディングまですべてを一人でこなすようなアウトフィッターの方が好みだ。そうすれば、万全で終えるはずのツアーを、他人にぶち壊しにされずにすむのに。 tist 8

しかし、数日前は焦げるほどの日差しが続いて辛かったのに、嵐になると一転震えるような目にあうんだから、まったく極端な仕事だ。
 ともかく、大嵐の中で何十艇も艇を積み下ろししたり洗ったりしたので、死にそうだ。結局何時間濡れ続けたんだ? 都合4時間か。そのうち2時間くらいは暴風雨の中にいて、腰まで海に立ちこんでたりしてたわけか。因果なショーバイだこと。ホント、死にそうだ。
 いや、もうホントに死ぬかも。明日エントリーがなかったら、香典でも送ってください。

  -------------------------------

というわけで、今日は疲労困憊しているので、手短に。

 ◇「国立天文台、天体シミュレーター&プラネタリウムソフト『Mitaka』を公開」

 ayaさんから頂いた情報、コメント欄ではもったいないので本文内で紹介。
 以前紹介したEarth Browserの親戚のようなものか。

 余談だが、僕の大学は東京都三鷹市にあり、この国立天文台も近い。なんせ大学の側の道が「天文台通り」と呼ばれていたりするのだ。このネーミング、たまらない。今度大家が留守にしたら、絶対ダウンロードだ。

 ◇「宇宙の「隠れた」物質を発見、『暗黒物質』解明の手がかりに」

 ふぅ~ん。
 いや、元気だったらもうちょっと言いたいこともあるんだけど、ダメだ、もう限界。

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投稿者 Ryu : 7:11 PM
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コメント

面白そうなソフトですねえ。自分も子供の頃天体望遠鏡で遊んだクチなので、興味深いです。ただうちのPCだとかなり重いかも。
--------------
つらいときに迎えが来ないのは更につらいですよね。在住者のお客さんならニュージーだからなあ(はぁ)ですみそうですが(笑

Posted by: Nori : February 11, 2005 7:49 PM

>ただうちのPCだとかなり重いかも。

僕もそれが懸念の種で(笑)


>在住者のお客さんならニュージーだからなあ(はぁ)ですみそうですが(笑

う~ん、あれだけのコンディションだと、こっちの人間でも頭に来ますよ。
会社に帰って同僚に話しても、皆聞いただけで怒りくるってましたし。
マネージャはたぶん厳重抗議してくれてるはず。

まったくねぇ。

Posted by: Ryu : February 12, 2005 12:41 PM

Earth Browserやっと導入したです。
うーん、良いねぇ

導入した日に調度地震あってさー
ちゃんと反映されたよ(^o^)

これもいいけど、XPか、、、
それじゃ無理だ、、、、(ーー;)

Posted by: ミックス : February 14, 2005 3:12 PM

僕はねぇ、情報のダウンロードがうまくいかなくて、いつ立ち上げてもまっさらの雲も何もない地球しか表示できないんです。
辛い。
うらやましい。


そういう経緯があるので、このMitakaもちゃんと動いてくれるか心配。

Posted by: Ryu : February 14, 2005 4:33 PM

雲1つ無いまっさらな地球ですか、、、
それは侘しい、、、、(^-^;

でもダイアルアップだときっついよね。
σ(^_^;も家のPCで某八ヶ岳スノーシューのフラッシュ動画観ようとしてダウンロードにめっちゃ時間かかって途中でやめたもん。
それが会社でやったら一瞬で完了(ーー;)
やんなっちゃう~

Posted by: ミックス : February 14, 2005 8:49 PM

>σ(^_^;も家のPCで某八ヶ岳スノーシューのフラッシュ動画観ようとして

あれは悔しいから、最初からDLしようともしておりません(笑)
何が悲しくて、うらやましいスノーシューの動画をひいこらいって時間かけてDLしなくてはならぬのかぁ!

くっそぉ、この冬は絶対スノーシューやるぞ。
あ、娘用のを、何かで作ってやらんといかんな。

Posted by: Ryu : February 14, 2005 9:36 PM

February 10, 2005

寒い冬の夜に、静かに焚き火を思う。

[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。北風。最高気温26度、最低気温16度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット。正午までにセパレーションポイントより北では北西15ノットに、タズマン湾では北東10ノットに変わる。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 05:37 AM 0.4 m  High 11:47 AM 4.5 m
 Low 05:51 PM 0.4 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

午前中は曇ってたが、午後から晴れた。しかし明日から天候が崩れそうなので、その予兆は見えてきた。久しぶりに暑さを感じない過ごしやすい一日。水温は依然として高く、泳ぐのにもなんの問題もない。午後はかなりシーブリーズが強かった。

 ところで昨年11月17日のエントリーで、「恐怖の超大潮」の話をしたが、脅威の4.6mがいよいよ明日に迫った。やだなぁ。

 そういう今日だって久々の(僕にとっては)4.5mだったので、なかなか強烈だった。
 朝トレントベイでカヤックに道具をパッキングしててもみるみるうちに水位があがり、間もなくビーチが完全に消えた。遅い出発のグループを待って待機してたガイドが二人いたので、僕がパドリングの教習をしている間、彼女らが完全に浮かんでしまった僕とKPのグループのカヤックを押さえててくれたので助かったが、彼女らがいなかったらいささか厄介だったな。

 でもそのおかげでラグーンは素晴らしかった。少々曇り気味だったけど、水はきれい。午後に雲が切れた瞬間にフレンチマンベイのラグーンにも入ったが、見事な色彩の爆発だったなぁ。原材料は「水」と「砂」と「日光」といたってシンプルなので、なんでここまでの見事なフレイヴァが醸し出せるのか??? ナゾだ。

 今日は二名の日本人女性がいらっしゃったが、彼女たちは某J●Bのツアーコンダクターさん。ご存知の通り、僕はお客様の中に同業者がいらっしゃると、ガゼン燃えてしまうのである。先方はシーカヤック・ガイドを同業と思われるかどうか知らんが、僕にとってはツアコンとかバスガイドって、むしろシーカヤック・インストラクターなんかよりもはるかに「こっちに近い職業」だと認識しているので、僕的には「バリバリの同業」である。
 で、気張ってガイディングした結果、今日は相当高得点のツアーになったのである。勝ったな、多分。

 しかし、午後ツアー終了後にトレントベイの超引き潮をカヤック運ぶのは参ったぞ。今日米国人のお客様たちからチップをもらえなかったのは、たぶんあれのおかげでお客様が疲れきってしまったからだとにらんでいる。ガイディングには特にとりたてて失点はなかったはずなので、まったく恨めしいったらありゃしない(笑)

 ちなみに本日もバスに乗り遅れてツアーに参加できなかったお客様がいらっしゃった。彼らはタクシー飛ばしてマラハウに向かっていたので、時間切れで出発するときもいささか後ろ髪を引かれた。戻ってから明日のブッキング表を見ると、ちゃんと明日の同じツアーに名前があったのでちょっとホッとしたが、明日は天候が崩れそうなんだよなぁ。本人たちが悪いとはいえ、なんとも後味が悪い。ま、明日は僕じゃなくて別のガイドが担当するので、ソイツにがんばってもらおう。 b&b 6

  -------------------------------

何の因果で、クソ暑い真夏に(今日はましだったが)、こんなタイトルのエントリーを書いているのかとも思うが、読者の99.4%は北半球にいらっしゃるはずなので、あえて「寒い冬」と書いてみた。う~ん、どーも実感がわかんぞ。

 それはともかく、焚き火の本のインプレッションだ。なぜかここのところ本の紹介が続いちゃってるけど、え~いかまうものか、僕は重度活字ジャンキーなのだ。

焚き火大全

『焚き火大全』
 吉長 成恭 (編集)、中川 重年 (編集)、関根 秀樹 (編集)

 かなり前に編集長のブログでも紹介されたことがあるが、実はそのころすでに大変に気になっていた本。そしたら昨年のクリスマスに、サンタさんが持ってきてくれたのである。ワハハ、ラッキー。

 けっこうな価格だが、読み応えは満点。いやぁ、焚き火は良いね、焚き火は。

 昨年12月18日のエントリーで、日本のアウトドア・ソフト業界に突っ込みを入れた際に、「焚き火」も一例としてまな板にあげた。論旨を極端に要約すれば「焚き火なんぞを扱ったって、達成感が乏しいからアウトドア業界は発展しない」というようなことを言ったわけだ。誰が考えたって、焚き火産業で大儲けなんて、そりゃやっぱりちょいと無理っぽいと思うことだとろう。
 だから、この本も超ベストセラーになるなんてことは、たぶん起こらない。

 だが、それでも焚き火は素敵だ。僕だって焚き火に恨みがあるわけじゃない。「産業の発展」にはなかなか結びつかないだろうけど、金儲けの話を抜きにすりゃ、焚き火はまぎれもなく「アウトドアのエッセンスの一つ」に間違いないのである。
 んな回りくどい言い方しなくてもいいか。焚き火は誰がなんと言っても良いのである先月31日のエントリーの焚き火も、ほんと楽しかった。焚き火見てると、「アウトドア産業の発展」とか何とかだって、どーでもえーことに思えてきたりするもんな(笑)

 だから、この本も素敵だ。このブログを読んでらっしゃる方なら、皆この本にはやられてしまうはずだ。つべこべ言わずに、黙って読めぇぇぇ~っ!ってなもんで。

ただし。
 重箱の隅つつかせたら天下一品の僕には、アマゾンの書評にあるような「手放しの絶賛」というわけにはいかない。絶賛が多いと、天邪鬼は逆に辛口批評をやりたくなるって寸法で。だから「つべこべ言わずに」といった舌の根が乾かぬうちに、「つべこべ」言うわけだが、まぁ黙って読みなさい(笑)

1月8日のエントリーで触れた問題は、この本にも当てはまる部分がある。多数の執筆者の寄稿によって出来ている本なのだが、各ライターの力量の差があまりにも大きいのだ。
 1月8日のエントリーでとりあげたフィールドガイド本のような各ライターが一定の「書式」に従って書くというシステムには出来ない類の本ではある。だから、まったく同じ論法を当てはめるわけにはいかない。
 が、それにしたって各コラムが一定の「レヴェル」は満たしていて欲しい。いや、満たしているべきだと思う。しかし残念ながら、「レヴェル未満」のコラムがかなりの数散見される。

 例えば僕が敬愛する関根秀樹先生が書かれた部分は、さすがにお見事。彼の担当部分だけを拾い読みしたって、この値段を払うだけの値打ちが十分あるほどだ。
 あるいは「第六章 焚き火の文芸と絵画」などは、僕にとっては非常に新鮮な視点を提供してくれていてハッとさせられるし、まったく知らなかった作品も多数紹介されていて、この章も「大枚はたく価値あり」と思わせられる部分だ。思いっきりメモを取りながら読んでしまった。

 それに対して、「う~ん……」と思う箇所も少なくなかった。各章に「う~ん……」なコラムはいくつか散見されるが、特に不満だったのは「第五章 焚き火と環境教育」。僕的にはこの章は「全滅」という印象。読まずに文句を言うのはアンフェアだと思うので一応全部目を通したが、かなりの努力と我慢を要した。
 何が悪いって、そもそも「教育」というコンセプトそのもののとらえ方が古く、僕の大嫌いな封建的な臭いがプンプンする「押し付け教育」「歯車製造教育」的なコラムが少なくないし、そこまでひどくなくとも目新しい考え方や、新たに教えられるような示唆も特に見当たらなかった。

 おまけに文章自体のレヴェルも、この章は比較的低い。いや、この言い方はあまりフェアじゃないな。文章力そのものを比べれば、他の章とドッコイドッコイなのかもしれない。しかし柔らかい話題の場合は、トピックとの兼ね合いで少々荒っぽい文章でもサラリと読めてしまったりするものだ。
 それに対してこの章のような硬い内容の場合は、少し文章にアラが目立つと、それだけで読む気が一気にそがれてしまう。硬い内容に読者をキチンとひきつけ続けるには、やはりそれなりの技術が必要だと思う(と、自分のことは思いっきり棚に上げている)。

 というわけで、やはりこの分野は日本は思いっきり立ち遅れているらしいことを再確認させられただけの話。
 んなもん、確認したくねぇよ。この章はいらない。価格はそのままでいいから、この章を削ってくれた方がうれしい。

上記のように、第五章以外にも「これは要らんな」と思える荒っぽいコラムがところどころに散見され、そのたびにテンションが落ちてしまうきらいはあるものの、総じて言えば星四つ半をあげたい力作だと思う。いや、この時代にこの企画を押し通しただけでも、星五つに値するのかもしれない。

 特に素晴らしいと思ったのは、「第十八章 家の燃やし方」。この章は素敵だ。読み応えバッチリ。あなたも隣の家に火をつけたくなること間違いなし。
 ……。ウソ。そんな章があるわけない。肩に力が入り気味の文章を書いてると、ついムズムズと要らんことを書いて自分で茶化したくなる病が出てしまう。
 許してもらえないとは思うが、一応謝っておく。ゴメンな、ゴメンな、ほんまゴメンな。 あ、それからも一つ言い忘れてた。ゴメンな。

 閑話休題、それはともかく、やっぱりやっぱり本書は素敵な大力作なのである。
 だから願わくば、コリン・フレッチャーの『遊歩大全』のように、十年おきでいいから改訂を続けてどんどん進化させて欲しい一冊である。そうすれば、『遊歩大全』と並んで、アウトドアズマンのバイブルの中に加わることが出来るのではないかと思う。
 特に思いっきりこき下ろした教育の章は、テーマとしては非常に大切であり、しかも今後の日本で一番劇的に進化する分野だとも思われるので、定期的な改訂を切に望みたい。進化&改訂を視野に入れた上での第一ステップととらえるならば、先ほど酷評した第五章も、温かい目で見守りたいところだ。

ところでこの本の関根先生の担当コラムを読んでいて、図解が欲しいなと思うようなところが何箇所かあった。

 そういうときは、この本。

縄文人になる!―縄文式生活技術教本

『縄文人になる!―縄文式生活技術教本』
 関根 秀樹 (著)

 これ、上記の『焚き火大全』と一緒にサンタさんがくれたもの。なんと手回しの良いサンタクロースだろう!
 この本は関根先生一人の執筆なので、全編まったく文句なし。しかも最初から最後までハウトゥを意識して書かれているので、楽しいことこの上なし。『焚き火大全』と比べると、対象年齢も若干さげてあるのかな? 中学生くらいでも読めると思うし、高校生なら十分。『焚き火大全』で分かりにくい部分は、こっちの本でバッチリ分かるような仕組みになっていて、なんかだまされたような気にならないわけではないが、でも関根先生の本だったら、たとえだまされて買ったとしても、読めば十分に元は取れてしまうので大丈夫。
 っつぅか、この値段は安いよ、ホント。星六つ。

 二冊あわせて\4,200。ちょっと思い切った出費になるが、なぁに、一回キャンプに行ったと思えば安いものだ。なんせ一回読むだけでも、一回のキャンプの数倍の時間たっぷり楽しめるし、後から何度でも読み直せる。本ってえらい。
 寒い時期にアームチェア・アウトドアズマンを決め込みたいなら、この二冊のセットは大いにお薦めできる。両方を読めば、春からのあなたのアウトドアスタイルが大きく変わる、かもしれない。ファッショナブルなアウトドアズマンからは、ちょいと外れていってしまうかもしれないが、それは僕のせいにしないように。

  -------------------------------

『焚き火大全』が欲しい方は人気ランキングを、『縄文人になる!』が好みの方はranking.gifを、両方欲しい欲張りさんは、両方を三度クリックしてワンと言ってみて下さい。


投稿者 Ryu : 8:40 PM
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February 9, 2005

「T」パーティ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。風おだやか、午後シーブリーズ。最高気温26度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 南西10ノット、午後一時北15ノットに変わる。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 04:51 AM 0.6 m  High 11:04 AM 4.4 m
 Low 05:05 PM 0.5 m  High 11:30 PM 4.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日のエントリーに「今日はまたカンカン照り。夏が戻ってきた。もう少し湿度が下がらないかなぁ?」と書いたが、あのあとにわかにかき曇って、久々に天の恵みが降ってきた。ほんの一時間ほど降ったら、またカンカン照りになったので、天気予報が当たったとは言いがたかったし、お湿りの量も十分とは言いがたかったが、久々の雨は気持ちよかったし、夕方は湿度が下がってすごしやすかった。

 さて本日も朝から快晴。
 快晴は良いんだけど、夏至から一月半もたつと、目に見えて夜明けが遅くなってくる。置きだす時刻はまだ暗い。そうだよなぁ、あと一月半で秋分だもん。これくらいからインディアンサマーでますます暑くなるのが通例だけど、今年はこれ以上暑くならないで、お願いだから。

 で、今日はシーブリーズが朝から吹き始めてて、日差しは強いものの海では非常にすごしやすい気温。おまけに海水が過去7シーズンで最高と思われるほど上がっていて、日本の海のような温かさ。大笑いの絶好コンディション。

 ツアーの方は食事持込4名様。超楽勝。
 と思ったけど、やっぱりそうは問屋が卸さない。珍しいイタリア語系スイス人の男の子がいて、彼のテンションが朝っぱらからいやに高い。俳優のクリス・タッカーみたい。あるいは映画『マネキン』に出てくるオカマのハリウッド(僕が一番憧れるキャラクターだ。生まれ変わったらハリウッドになりたい!)みたい。と思ってたら、案の定ゲイのオカマだったんだけど(笑)、海に出たらさらにテンションが高くて始終叫びっぱなし。
 ところが30分すぎたら急に静かになった。で、さらに30分後、モーニング・ティーのビーチに到着する間際に、「腰が痛い」と言って、パドルを海に放り出して顔を覆って泣き出した!!!

 過去7年で初めてどころか、大先輩たちに聞いてもそんな話は今まで聞いたことないぞ(^^;
 とりあえず、彼はもう漕ぎたくないというので、僕が彼の代わりにタンデム艇に乗って次のビーチまで行き、陸路で同じビーチまで来た彼(彼女?)と合流してランチ。ランチタイムにはもうご機嫌になって、ビーチでも踊りまくってたけど(笑)
 で、帰りは漕いでもらったんだけど、シーブリーズを背中に受けながらだから、機嫌よく漕いでくれて助かった。

 いやぁ、面白いツアーだった、良い経験になった(笑) b&i 4

3週間ほど前から、パドルをアンフェザードに変えている。もうすっかり慣れたんだけど、ふと気になったのがロール(エスキモーロール)。オンサイド(右側)は起きるのは分かりきってるけど、オフサイドは大丈夫なんだろうか?
 今日のツアー中に試してみたら……。

 ダメだった。

 どうやら僕は、オフサイドの時も右手でブレードの角度を調節してるらしく、ブレードのフェザー角が変わるととたんにオフサイドのロールが出来なくなる。以前90度から70度に変えたときも、70度から45度に変えたときもそうだった。
 やれやれ、また練習しなおしだ。明日もやろう。今度はちゃんと左手でブレードをコントロールするように、根本から練習しなおしておこ。そうじゃなきゃ、パドルを持ち替えたらオフサイドが上がらない病が、一生治らない。

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極々私的なメモ。
 2月に入ってから、まだ一回も画像を使ってないな。このまま2月は「ノー画像強化月間」にしてみるか(笑) またアクセス減るだろうな、ワハハ。

  -------------------------------

と、朝まではそう思ってたんだけど、今日のパーティを紹介することにした。

 時々書いているように、某社の介入によって有能なスタッフが次々に愛想をつかしてやめて行ってるんだけど、オフィスのNo.1がついに退職。仕事終わって夕方から、マラハウのカフェで彼女のフェアウェルパーティ。

ヒヨコ

 会場は先月12日にNZ$7,000,000で売れたと書いた、オールド・マクドナルド・ファームの中のガムドロップ・カフェ。実は僕は出来てから一度も行ってなかった(^^; 何年もすぐ近くで仕事してるというのに。

 ファームなので、そこら中動物だらけ。さすがにカフェの中にブタやら犬やらリャマやらは入ってこないが、ニワトリ、ホロホロ鳥、クジャクはそこら中を歩き回ってる。

 ところでこっちの連中がこういうパーティをすると、だいたいテーマを決めて仮装パーティになる。今回のテーマは、主役の子の名前のイニシャルにちなんで「T」。

Tree Fern

 「Tree Fern」(木性シダ)。バックにまぎれてよく分からなくなってるけど、編み笠にシダの葉っぱをくっつけてある。
 ちなみに彼女はマネージャ。しかもニュージーランドを代表するアドヴェンチャー・レーサー。一回彼女を奄美のシーカヤック・マラソンに連れて行ってみようかと思ってるんだけど(笑)

Tacos

 「Tacos」(タコス)。彼女が主役のTina。初代オーナーが去ってカオスが始まった年からエイベル・タズマン・カヤックスに来て、オフィスを支えてくれた超有能なスタッフ。彼女がいなかったら、この悪夢のような3シーズンは僕は乗り切ることが出来なかった。明日からどうなるんだろう???

 ま、いいや、気持ちよく送り出してあげよう。ちなみに彼女は、これから3年間勉強して教職を取るのだそうだ。がんばれぇ。絶対良い先生になるに決まってる。

Tramper

 「Tramper」(トランパー、ニュージーランド英語でトレッカーのこと)。実は一番爆笑だったのがこれ。何でこれで受けたのか、笑った僕ら自身にも良く分からないんだけど、シーカヤックガイドがわざわざトランパーに扮装して、コンパス見ながら近所のカフェに入ってくるっていう光景は、傑作だった。いやぁ、盲点だったなぁ>トランパー

 ちなみに彼女は、今シーズンが10期目という大ヴェテラン。僕が入社したときにしごいてくれた先輩だ。
 彼女はカスタマーケアの超大天才。「つかみ」の上手さや客あしらいの見事さは、誰も真似できない。きっと天性のモノなんだろうけど、こういう「名人芸」を常に横目で見ながら仕事してると、こっちも慢心しなくてすむので、非常にありがたい。
 彼女は一時期ガイド業から離脱していたのだが(だから10期目と言っても、単純な仕事量だけなら、きっともう僕と逆転しているはず)、また帰ってきてくれている。一時期先輩が一人もいなくなってたことがあったが、その頃はそりゃ心細いもんだった。言葉の怪しいガイコクジンが一番経験が長いガイドだなんて、悪夢だよ。
 今シーズンは、彼女を含めて僕より経験の長いガイドが3人も復帰してくれてるので、僕はのん気に「中堅」として仕事が出来て、大変に気楽。

 来期はどうなるか知らんが……。

Tomato & Terrorist

 「Tomato & Terrorist」(トマトとテロリスト)。
 「T」ときいて、皆頭抱えて悩んでたときに、誰かが「Terrorist」って言ってて、「そりゃあぶねぇよ!」ってツッコミが入ってたのは小耳に挟んだけど、まさかホントにやるヤツがいるとは思わなかった(^^; あっぶねぇなぁ。って、公開してる僕は、もっと危ないか(笑)

Topless To-san with a Toddler & a Tsuma in Traditional kimono

 これのどこが「T」の扮装かって? 立派に「T」がたくさん入ってるじゃん。分からない?
 「Topless To-san with a Toddler & a Tsuma in Traditional kimono」。トラディショナルな着物を着たトドラー(幼児)とツマ(妻)を同伴したトップレスのトーサン、というこれでもかと「T」を詰め込んだ扮装。牽強付会大王の面目躍如というところだな(笑)
 しかし、サンドフライだらけだったので、トップレスってのは最悪のアイディアだった。

と、こっちのパーティっていつもこんな感じ。今回は参加者が少なかったのでイマイチだけど、何十人もがスンゴイ格好をして集まるパーティなんか、けっこう壮観。またそのうちこういうのをご紹介しようかな。

 しかし、これのどこが「アウトドアネタ」なんだ?
 あ、「トランパー」が出てきたからOKだよね。助かった、ありがと>ヴァル

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「テロリスト」に感動した方は人気ランキングを、「イタリア系スイス人のオカマ」に魅かれた方はranking.gifを、「トップレス・トーサン」にそそられてしまった方は両方をクリックしておいて下さい。

投稿者 Ryu : 5:38 AM
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コメント

皆さんいい笑顔ですね。
姫も絵に描いたような「作り笑顔@写真用に固まってみました」になっているし(笑)。
ところで、今回の被写体は女性ばっかり(野人を除き)ですが、これはなにか特別な理由がありますか?
まあ、仮装パーティーだから女性軍の方が凝ってしまうのはわかるんですが・・・

Posted by: MM : February 10, 2005 8:59 AM

うー。楽しそう。

昨夜は僕も知人のパーティだったんですが、全員、ダークグレーのスーツ・・・。

Posted by: kmorita : February 10, 2005 1:24 PM

女性しか来てなかったんです。
会社全体だと半々くらいだけど、男性は妻帯者が多く、女性は圧倒的に独身が多いんで、パーティとなると圧倒的に女性の出席率が高くなります。
昨日は、男は僕以外は一人だけで、そいつはまったく仮装してなかったんで撮影対象外。

ダークスーツ? いなかったですねぇ(笑)
マッチョなアウトドアズマンの女の子ばっかし、アハハ。

Posted by: Ryu : February 10, 2005 8:41 PM

February 8, 2005

お知らせを二つ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 曇り。雨はあがる。風おだやか。最高気温25度、最低気温15度。

[海洋気象] (エイベル)
 北10ノット、セパレーションポイントより北では午後遅くに西10ノットに変わり、南では夕方変風10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 03:58 AM 0.8 m  High 10:18 AM 4.2 m
 Low 04:16 PM 0.7 m  High 10:39 PM 4.0 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

結局昨日も、菜園の水撒きにもならない程度の小雨がパラリパラリした程度で、降ったうちにも入らなかった。
 涼しくすごせたのは昨日だけで、今日はまたカンカン照り。夏が戻ってきた。もう少し湿度が下がらないかなぁ?

  -------------------------------

極々私的なメモ。
 昨日夕方、ダリルの家に遊びに行った。
 ダリルって覚えてる? このブログには最近よく登場してるけど、同僚ね。例えば先月28日のエントリーのチーズは、彼が作ったもの。

 いや、遊びに行ったってのは、ちょっと違うか。昨日は彼らの結婚記念日だったらしいのだが、ダリルが奥さんのブリジットに、アロマセラピー・マッサージのプレゼントをしたのだ。しかも内緒で。粋だねぇ。さすがダリル。

 ダリル・ブリジット夫妻には、我が愛娘とほとんど同時期に生まれた同い年の娘がいて、うちの子とけっこう仲がいい。我が家の魔女がブリジットを揉んでいる間、僕はダリルは子供たちが遊ぶのを眺めつつ四方山話。彼の家、初めて遊びに行ったけど、やっぱ面白いわ。菜園もよく手入れしてて立派。さすがダリル。
 マッサージの後は皆で夕食をとり、さらにその後もさんざん話をしたり遊んだり。

 そのうち、何の拍子か銃を撃たせてもらえることになった。ニュージーランドに来て6年半にもなるのに、未だに一度も撃ったことなかったんだよねぇ。友人が持ち歩いてるのは何度も見たことあったんだけど。
 日本の場合は、銃の免許を取っても最初の10年間はショットガン(散弾銃)しかもてず、その後ようやくライフルの免許にアップグレード出来るという話を聞いたことがあるのだが、こっちはもっとお手軽で、いきなりライフルが持てるらしいのだ。ダリルの銃も22口径のライフルだった。
 東京に住んでるときは、よく新宿歌舞伎町のエアライフル射撃場で遊んでたのだが、実弾射撃は初めて。でも要領はまったく同じ。反動も非常に弱いし、音も爆竹程度のものなので(なんせ、側で見てたダリルの飼いヤギが逃げ出さない程度)、
 「おぉ~! 実弾射撃ィ~ッ!!」
というほどの興奮も感動もなく、あぁこんなもんか、ってなもんだった。いきなり一発目から的に当たるし(命中率は僕の方が高かったなんてことは、ダリルの名誉のために内緒だ)。

 ってな訳でゴミ箱撃ってもあまり面白くないので、今度はウサギかポッサム(フクロギツネ)でも撃たせてもらおう。両方とも思いっきり害獣。ポッサムは不味いらしいけど(でも中国人は食肉として本国に輸出している)高級な良い毛皮が取れるし、ノロイから撃ちやすい。ウサギは美味いし毛皮もなかなかだけど、ご存知の通り動きが速い。どっちが良いかなぁ?

 ライセンスも、犯罪歴がなければ簡単らしいから、とっておくかなぁ。銃も中国製とかなら$200程度からあるらしいしなぁ。パドルやハンモックテント買うのやめて、銃にするか。釣りとハンティングくらいは、ちゃんと覚えとかないとねぇ。

  -------------------------------

お知らせ其の壱。
 先月26日のエントリー
で、Gofieldブログに大型ニューカマー登場の予告をしたが、ようやくローンチング!

 ◇『さだっちょんのドンブラコ岩手生活』

 そう、当ブログ愛読者の皆さんにはコメント欄でおなじみ、そして『カヌーイスト』誌愛読者の方には「ときどきわくわくMOMO組つーしん」連載でおなじみの、さだっちょん!

 皆さん、可愛がってあげてくださいな。
 十分にテスト投稿をする暇なく、いきなりのスタートなので、最初は本人も戸惑いまくるでしょうが、それも含めて温かい目で見守ってやっていただければと。

 もちろん、本人が慣れてくれば、「リレーエッセイ」も彼女のところに回ります!

 しかしごうちゃんのイケズはすごかったな。さだっちょんが「うへーー」って言いながら必死にテスト投稿してる最中に、いきなりリンク張ってURL公開しちゃうんだもんな。さすがの僕も、正式エントリーがアップされるまでは待ってやろうと仏心出してたんだけど、やっぱり千尋の谷に一回突き落とすのが本当の仏心なのかもしれない。勉強になった(笑)

 【提案>リレーエッセイ走者各位】
 これからは必ずさだっちょんに回すようにするってのはいかが?

 Ryu → さだっちょん → 編集長 → さだっちょん → ごう → さだっちょん →

といった具合に。多数決でもする?(笑)

  -------------------------------

お知らせ其の弐。
 ギリギリ直前なので、もうほとんどの方に日程調整がつかないかもしれないが、念のため。
 ちょっと長いが、僕が受け取ったメールをそのまま全文転載。


-----------------------
Date: Thu, 03 Feb 2005 10:36:04 +0900
Subject: 川海のお知らせ
----

皆さんお早うございます、「かわうみ]明翫です。
すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、来る2月11,12,13日に以下の企画を実行します。もし興味がありましたらご支援のほど宜しくお願いいたします
 
 
-----------------------
 
 
 
私たち「川と海の環境を守る会」では、下記のとおり新潟県中越地震の災害復旧を目的とした民間ボランティア「小千谷中越元気村」の支援を行うべく関東エリアの大学や山岳関連団体などから有志を募り、呼び掛けを行っていましたが、この度早稲田、中央、東海の3大学より探検部員4名、加えて「かわうみ」より岩方、片岡、イカダミュージシャン「ハット」氏の計7名にて「スノーバスター湘南隊」を結成することにし、ついては、来る2月11日、12日、13日にボランティアを派遣し、雪下ろしなどの作業に取り組みます。
 
 
 
阪神大震災時にも「神戸元気村」として長年活動してきた方が、震災3日後から民間ボランティアとして立ち上げた「中越元気村」は年末年始も被災者の方たちと過ごし、一番の豪雪だった1月12~17日の間も僅か10名程の人数で高齢者世帯の雪下ろしを行うなど、継続して積極的に活動をしている団体です。
 
 
 
実は「中越元気村」を立ち上げた「草島進一」氏は「かわうみ」とも古い関わりのある方で、古くは「長良川河口堰」その後の「阪神大震災」「ナホトカ号事故」などの時にも僕らが「チョコッとボランティア」で顔を出した際には必ず現場にいる人でしたがここ数年は地元にて鶴岡市議となり、水辺環境の改革を訴える活動をしています、また僕らの行っている春と秋の「ビーチクリーンアップ」の時期にはやはり、鶴岡市の海岸で同じ様にクリーンアップをしている関係でも有ります。そんな事もあり「昨年僕らの「クリスマスイカダライブ」にて中越復興義援金を集めた際にその提供先として寄付しました。
 
 
 
その後も現地の様子を知り、少しでも現場の温度を伝えようと電話にて状況を聞き取り、ブログにて報告をしてきましたが、昨日も事故があったように現地では大雪で大変な事になっています。
 
 
 
この所の寒波の報道でやっと伝わるようになりましたが、今年になって現地では、「平成の大雪害」ともいわれる大雪で毎日雪下ろし、雪カキに追われる日々が続いております。先日も事故で犠牲者がでてしまいましたが、2月3日現在、中越全域で55棟、小千谷市内だけでも25棟が雪による2次災害で倒壊しております。しかしながら、一部再開したセンターを除き昨年12月に行政のボランティアセンターが閉鎖または縮小となったため、今年に入って極端にボランティアの数が減り、人手が足りなく、地元の被災者共々とても困っています。
 
 
そんな状況に少しでも力になれば・・・というのが今回の活動の趣旨です。(またも「チョコッとボランティア」ですが・・・・)
 
また、行った後の状況では今回を第一次とし、3月上旬にまた第二次を行う事も検討しています。
 
 
 
上記趣旨に興味、賛同していただける方は先方に届ける物資など支援して頂けると助かります、また次回参加したいと言う方がいらっしゃいましたら一度ご連絡を下さい。
 
 
 
 
 
2005年1月30日
 
主催 川と海の環境を守る会
 
 
 
企画名称 小千谷中越元気村「スノーバスター湘南隊」
 
 
 
開催日時 2月11,12,13日 : 参加人数 約7人
 
 
 
支援物資についての詳細は「中越元気村」HPまたは「現地発ブログ」にて詳細わか
ります。
 
 
 
 
 
問い合わせは
 
川と海の環境を守る会会長  明翫勇一郎
 
    〃     事務局 岩方淳一郎
 
電話0466-37-0929
 
携帯090-8051-7655
 
mail   j_ganpo3964@yahoo.co.jp
 
ブログ  http://blog.livedoor.jp/kawaumi/

-----------------------

 会長の明翫氏は、以前僕のガイドするスリーデイ・ツアーにご参加いただいたことがある。上記のさだっちょんも寄稿している『カヌーイスト』誌愛読者の方は、一年ほど前に連載されていたカミヤッカー氏のニュージーランドレポートをご覧になったことがあるかもしれないが、カミヤッカー氏の相棒として登場していた「ユウイチローさん」が、この明翫氏である。

 ま、そんなことはどうでもいいのだが、もし今週末に何も予定がないという方がいらっしゃったら、この企画に奮ってご参加してみてはいかがだろう?
 え? 急すぎる? もっと早く言え? ごもっとも。失礼いたしましたm(..)m
 次回はもっと早くお知らせいたします。

 ともかく、ご興味をお持ちの方は、さらなる情報のために下記ページへどうぞ。

 ◇かわうみ的・・・・?「小千谷へ行くぜい!『スノーバスターツアー』参加者募集!」

 この企画を抜きにしても、ブログ自体も大変楽しいので巡回ルートに加えてみては?

  -------------------------------

『さだっちょんのドンブラコ岩手生活』に期待する方は人気ランキングを、『かわうみ的・・・・?』がお気に召した方はranking.gifをクリックしておいて下さい。
 なぜ? いや、僕にも良く分からないんだけど(笑)


投稿者 Ryu : 9:47 AM
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コメント

うううう
宣伝ありがとうございます・・・

宣伝はありがたいのですが、その条件・・・
無理無理無理だってばーーー


そーだ。
困ったときは編集長に頼み込もう。
助けてくださいーーー

Posted by: さだ : February 8, 2005 3:50 PM

>そーだ。
>困ったときは編集長に頼み込もう。
>助けてくださいーーー

編集長も「グル」だってば(笑)
「拉致」した張本人だよ(爆)


Posted by: Ryu : February 8, 2005 5:24 PM

February 7, 2005

[ リレーエッセイ #50 ] 自由テーマ。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 夕方から雨。最高気温28度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、昼前に北10ノットに。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 02:55 AM 1.1 m  High 09:25 AM 3.8 m
 Low 03:21 PM 0.9 m  High 09:40 PM 3.7 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨夜は久しぶりに気温も湿度も少し下がり、ゆっくりと眠れた。助かった。
 本日も朝から曇り気味で、少しすごしやすい。昼前には太陽ものぞき始めたが、さてホントに夕方から雨降るんだろうか? 近くの村ではとっくに給水制限が始まっているんだよな。

  -------------------------------

T君の珍(沈)道中記のコーナー。
 今回は中一日でメールが届いたので、何事かと思ったら、

沈脱。
しちゃいました~。
 ワハハハ、やったぁ~!!(^^) kemuさん、聞いた、聞いた!?(^^)

沈脱。
しちゃいました~。
サーフィンしてて。
Breakerにバコンと。まさか沈するとは思ってなかったんで思いっきり油断してまし
たわ。
ロールする間もなくフネだけ岸に持っていかれた。
初沈。
 グフフフフ、様子が目に浮かぶ。いやぁ、側で見てたかったなぁ、実に惜しい。

 さて、予行演習も無事終わったようなので、今度は本番のレインガ岬で沈脱して、インドネシア辺りまで持っていかれてみてね>T君

 あ、ちなみに前回補足し忘れてたけど、レインガ岬っていうのは、ニュージーランド北島最北端の岬で、西のタスマン海と東の太平洋が出会う場所。当然ながら非常に荒れる難所。漂流されたら、どこに流されるか分からないのだけど、きっとT君が身をもってジッケンしてくれることと思う。
 というわけで、次はどこの国からメールが届くか楽しみだ(笑)

関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
 ◎2004年10月20日
 ◎2004年10月23日
 ◎2004年11月17日
 ◎2004年11月20日
 ◎2004年11月24日
 ◎2004年12月8日
 ◎2004年12月29日
 ◎2004年12月29日
 ◎2005年1月18日
 ◎2005年2月5日

  -------------------------------

リレーエッセイ#49 こわ~からのバトン。

 そのシャチの映像の噂は、日本のカヤッカーから聞いたこともあるし、ニュージーランドの同僚からも聞いたことがあったんだけど、残念ながら僕自身はまだ見たことがない。
 でも、ごうちゃんがニュージーランド経由でそれを手に入れてるってのがなんとも面白い。時代を感じるねぇ。

これだけ世界が狭くなり、辺境の出来事が即時届くようになると、だんだん「ビックリ中枢」もマヒしてきてい少々のことでは驚かなくなる。
 でも「事実は小説与力なり」「事実は小説より奇なり」とはよくいったもんで、よく見てると「えっ!!??」ってのもときどき混じってる。
 ただ、そういうのは、「よく見ていないと見落とす」ことが多い。このニュースなんか、その典型かもしれない。

 ◇「はり・灸のツボ、日中韓でズレ 92カ所を統一へ 」

 いきなりの展開に驚いていらっしゃるかもしれない。お忘れかもしれないが、本日は月曜日なので「自由テーマ」の日でもあるのである。つまり、本日は「アウトドア縛り」はないのである、ワハハ。

 それはともかく、僕は基本的には東洋医学を非常に信頼している。人間はメカじゃない。切り刻んで局所的に眺めて対処できる疾病もあるだろうが、総合的に見ないと分からないことの方が多いはずで、その点では西洋医学はまだまだ東洋医学に及ばないと思っている。
 いや、「及ばない」と書くと語弊があるかもしれないどころか大ありなんだろうけど、西洋医学に決定的に欠けているものを東洋医学が持っているのは、やっぱり間違いないと思う。そして、今の西洋医学(あるいは西洋科学)のアプローチでは、そのズレはなかなか埋まりそうもない。

 ところが!
 その東洋医学の肝心要であるはずの「ツボ」が、日中韓三国でズレていたと聞いたら、そりゃ驚く。驚かない? 僕はアゴが外れそうになったんだけど。
 だって、中国なんて麻酔薬を使わず、鍼だけで麻酔をかけて患者が目を覚ましたままで脳外科手術をやったりする荒業を使う国だよ。なのに、隣の国にいくとツボがずれてる???
 あぁ、おそろしや。人間の身体は、日本人も中国人も韓国人も基本的には同じなんだぜぇ。我が家にはツボの本がたくさんあってしょっちゅう参照してるし、せんねん灸だって愛用しているのに、あのツボは間違っていた可能性がある??? 道理で最近身体が壊れていってるはずだ(そりゃ年のせい。お灸やマッサージのせいにするな)。

 とはいえ、そのズレを、このようにして統一しようというところには、大きな拍手を送らねば。パチパチパチ、おめでとうございます。違うか。
 昨年12月13日の[ 自由テーマ ] 規格、そろそろ統一しない?で、国によって規格が違う不便さについてぼやいたが、これを見ると最先端だのなんだのとほざいてるおっしゃってるITの世界よりも、東洋医学の方がよっぽど柔軟で進んでるように見えるぞ。がんばれ東洋医学。がんばれオルタナティヴ・セラピー(代替療法)。

オルタナティヴ・セラピーといえば(そら始まった、脱線モード)、最近mixiで卒業大学のコミュニティを見つけて入ってみたのだが、そしたらウチの大学の卒業生の中にも、家人以外に魔女(アロマセラピスト)がいらっしゃるのを発見。うちの大学は小さくて卒業生の数も限られてるので、これもけっこうビックリした。
 まぁ変人だらけの大学だから、今考えるとそういうのが二人以上いてもおかしくはないのだけど。就職偏差値日本一とか、知能指数日本一とか、在学生満足度日本一とかはよくいわれる大学だが、変人率だって間違いなく日本一だろうから。

 でもシーカヤック・ガイドなんていう超変人は、さすがに他にはいないだろうな(笑)>同窓生

 ところで上記の三つの「日本一」、今でもそうなのだろうか? 就職偏差値、知能指数、もし今は日本一じゃなくなってたとしても、絶対僕のせいじゃないからな。苦情は受けつけねぇぞ。シャラップ。

ところでmixiといえば(ほぉ~らいわんこっちゃない、どんどん脱線する)、最近mixi経由でこのブログへのご感想をいただくようにもなった。mixiのメッセージ(要はメール)は無限に保存されるわけじゃないので、いずれ消えてしまう運命のご感想。ちょいとさびしいけれど、そういうのもまたワビサビで良いかもしれない。
 と、よく分からない文脈で「ワビサビ」などと口走るところを見ると、僕もだいぶガイジン化が進んできてるな。

 あと、最近mixi内で「思わぬ再会」が相次いでて、面白い。特に、一度だけお会いした印象深い方たちとの再会は、ホント感動的。あ、そういえばその方たち、すべてカヤック関連でお目にかかったんだった。しかも、カヤッカーじゃない方々ばかり。なるほど、こういうのでmixiにはまる人が多いのね。なんとなく分かってきた。

思わぬ再会といえば、昨日オフラインの世界でも面白い再会があった。
 ネルソン滞在中の日本人女性からフリルネック U.T.E.購入ご希望のご連絡をいただき、待ち合わせしてお買い上げいただいたのだが、一緒に現れたキウィの彼氏が僕を知っていた。僕自身はもう覚えていなかったのだが、6年以上前に一緒にプールでエスキモーロールの練習をし、会話を交わしたこともあったという。
 しかもエイベル・タズマン・カヤックスのオリジナルのオーナーの奥さん(建築家)の部下だったとのことで、ウチの会社のこともよくご存知。一昨年と昨年には、オーシャン・リヴァーと合併して超混乱期の当社をご利用になり、その混乱のアオリでかなりひどい目にもお遭いになっていたとのことで、面白い縁に驚くやら恐縮するやら。
 彼はアドビ・ハウスの建築経験はないものの、ストローベイル・ハウスは一棟手がけたことがあるとのこと。心強い! 設計の相談に乗ってもらわなくては。

さて、これくらい思う存分迷走させていただければ、脱線大魔王も満足満足(^^)

 というわけで、明日はよろしく>編集長
 これだけ色んな話題出てれば後が続けやすいでしょ?

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投稿者 Ryu : 10:39 AM
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Title: ぷれ・ぷろろ〓ぐ
Excerpt: わたたたた。 ・・・ホントにいきなり始まっちゃうの? いいんですか?・・・そんなんで、いいんですかー?Gofield様・・・ わしゃ知らんでー。 とりあえずアウトドアな皆様こんにてぃ...
From: さだっちょんのドンブラコ岩手生活
Date: 2005.02.08
Title: [ リレーエッセイ #51 ] アジト欲しい。
Excerpt: [ リレーエッセイ #50 ] 自由テーマ。からのバトンタッチ。回を重ねて50回なんですね。今日が51回目。さだっちょんさんも加わったことだし、リレーのネタの広がりも拍車かかりそう。 僕...
From: Gofield.com 編集長の弁
Date: 2005.02.08
コメント

噂のシャチ映像、もしかしてもしかするとこちらの映像でしょうか?

http://home.comcast.net/~team.scott/images/regis_fait_du_kayak1.mpeg

(注:クリックするといきなり映像のダウンロードが始まってしまいます。MPEG21秒、2.0MBのファイルです。)

Posted by: MM : February 7, 2005 6:22 PM

ツボの違いの話、自分は実は「今更・・・」と思って受け止めた口です。
周りの「東洋人」、やはり「民族」別に骨格に違った特徴が見られますから、逆に統一された方が気持ち悪いと思ってしまいました。
何せ、母方の伯母が内臓逆位なので(最初に盲腸で発覚したそうです。確か血管も逆だったと記憶していますが)、幼い頃から体についての「絶対」と言う物が信じられなかったりする環境で育ったと言うのがありますが・・・

Posted by: MM : February 7, 2005 6:35 PM

確かに、ツボって個人差があるんですよ。
例えば少林寺拳法習ってたとき、ツボをおさえて相手を固めるわけですが、あるツボが効かない人っているんですよ。
ところがそういう人って、ツボがずれてるんです。
例えば上腕裏側にある「てんびん」っていうツボは、「正調」の場所以外に、確か3箇所のズレの可能性があるって習ったことがあり、実際僕自身がそのズレてる口だったりしました。

ただ、そのズレにしたって、「ここで効かない場合は、ここ。それでも効かない人の場合はここ」っていう風にシステマティックに習っていました。

ただ、確かに骨格は同じ東洋人といえども、かなり違うんですよね。

ま、統一といってもプロのやることだから、上記のような「ズレ」も含めて検討されるんじゃないでしょうかねぇ?(と思いたい、というか、プロのやることだからそういうもんだろう、という希望的観測をしているのですが)

しかし伯母様が血管まで内臓逆位ですか。
確かにそういう方が身近にいると、価値観が変わりそうですね。


Posted by: Ryu : February 7, 2005 10:09 PM

>噂のシャチ映像、もしかしてもしかするとこちらの映像でしょうか?

たぶん、それだと思います。
ファイル名が同じです。


>(注:クリックするといきなり映像のダウンロードが始まってしまいます。MPEG21秒、2.0MBのファイルです。)

さすがの気配り。
いきなり添付で送りつけてくるごうちゃんとは大違い!(笑)
しかも、ごうちゃんに送った本人は、ウチの近所の人間。
彼女から直接CD-Rにでも焼いてもらえば早いのに、なぜ日本経由で届く!?(笑)

いやぁ、インターネット時代って、どうも変だ(^^;


しかし、この映像、シャチの現れ方がなんか不自然っぽいというか、合成っぽい感じっすね。
カヤックが水没してる時間も、不自然に長いし。
逆にシャチの沈み方、カヤックの浮かび上がり方なんかは、割と自然。
周りの声も割りと自然。
本物なんですかねぇ???

ホンモノだとして、襲うんだったらいきなりガブリといくから、あれはきっとふざけてるんでしょうけどねぇ。
あんなのに体当たりされたら、首の骨折って即死じゃないかなぁ???

Posted by: Ryu : February 7, 2005 10:21 PM

February 6, 2005

{しりとりエッセイ #006} なしくずし。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ、ときどき曇り。北東風。最高気温26度、最低気温19度。

[海洋気象] (エイベル)
 変風10ノット、午前中に北東に。海況はおだやか。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 01:35 AM 1.3 m  High 08:19 AM 3.5 m
 Low 02:18 PM 1.2 m  High 08:32 PM 3.5 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

本日も相変わらず蒸し暑い。湿度が低いせいで、強烈な日差しの日向で運動しても汗が流れないのがここの普段の夏。ところがここ数日は、日陰でじっとしてても汗がにじむ。なんせ部屋の中でも30度を超えてる。愛娘はついに汗疹を出した。
 こういうこともあるんだねぇ。いや、そんなのんきな代物じゃない。なんせ、真冬の紫外線が、日本の真夏の紫外線よりも強い国だ。真夏の日差しの激烈さは、日本人の想像を絶する威力。それに湿度が加わると、30度でも十分地獄の暑さである。

 暑すぎて頭がボ~ッとしちゃって何も考えられないので、今日はブログをさぼろうかとさえ思ったが、怠惰な己を叱咤激励甘言諫言飴鞭ビシビシでなんとか鼓舞してこうして書いている。僕ってエライ。

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本日はニュージーランドの祝日、「ワイタインギ・デイ」。
 これは、1840年に先住民マオリと英国の間で結ばれた「ワイタンギ条約」を記念する日。

 実は僕ら夫婦は、この日にはちょいと苦い思い出がある。1998年の今日、ニュージーランドへのヴィザを申請するために、僕らは渋谷のニュージーランド大使館に向かった。この大使館ってのがちょっと不便な場所にあるんだ。駅から結構遠いの。しかも坂をかなり登らされるのね。
 で、寒い中苦労してたどり着いたら、玄関に張り紙がしてある。英語だったんだけど日本語に訳せば、

 「ワイタンギ・デイにつき休業」

 何それ? 念のためにニュージーランド・ガイドブックを持ってたので、あわててバッグから取り出して調べてみると、上記のような祝日だと判明。
 ばっかやろー、ここはジャパンだぁ、ニュージーランドの祝日に休むなぁー! と怒っても仕方ない。ニュージーランドの役所なんだから。
 というわけで、次から大使館に出かけるときは、まずガイドブックでニュージーランドの祝日をチェックしてから行くようになったのは言うまでもない。

 つまり、このワイタンギ・デイというのが、僕らが最初に覚えたニュージーランドの祝日であり、最初に遭遇した祝日でもある。

 あれからもう7年も経ったのか。

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「しりとりエッセイ」第6回。
 前回のお題は「ンジャメナ」だったので、今回は「な」で始まる言葉

 さて、頂戴したお題候補は以下の通り。

 

  • 「難癖」
     by ツォンさん
  • 「ナイアルラトホテップ」
     by MMさん
  • 「なしくずし」
     by MMさん
  • 「なんじゃこりゃあ!」
     by tsuboさん
  • 「生モノ」
     by kmoritaさん
  • 「難儀」
     by Miyaさん
  • 「難詰」
     by Miyaさん

 やれやれ、いつものことだが、どれを選んでも骨が折れそうだわぃ。
 さて、いつものように抽選委員長にお願いして、
  -(以下略)-
選ばれたお題は、

 「なしくずし」

 またもやMMさん! 強い。5回のうち3回を獲得、勝率なんと6割!
 調べてみると、皆勤賞で毎回お題候補をご応募くださっているのは、MMさん以外にもtsuboさんとMiyaさんがいらっしゃる。
 MMさんが全部で七つ、そのうち選ばれたのが三つ。
 tsuboさんは全部で五つ、選ばれたのはゼロ。
 Miyaさんは全部で八つ、選ばれたのはゼロ。

 う~ん、何なのだ、この強さは。いくらサンプル数が少ないとはいえ、あまりに偏りすぎている。これで何もないと考える方が不自然だ。
 気になるので、ちょっとインタヴューしてみよう。

 トゥルルルル……、ガチャ
 - もしもし、MMさんですか?
 「はい、そうですが」
 - Ryuです、いつもお世話になってます。
 「あ、こんにちは。」
 - 突然すみません。今回もお題が選ばれてしまいまして、勝率が6割になってしまいました。
 「はい」
 - その秘密をちょっとお聞かせいただけないかと思いまして、お電話を差し上げたのですが、えっとですね、
 「あ、今ちょっと取り込んでおりますので、失礼します。ガチャン、ツーッ、ツーッ、ツーッ……。」

 ……。やはり、何かある。何か、巨きな陰謀が隠されているはずだ。暴かねばなるまい。

 しかし、どうやるのだ?
 まず当然に考えなくてはならないのが、MMさんと抽選委員長が裏で結びついている可能性だが、たとえ二歳児の抽選委員長を懐柔することに成功したとして、僕の目の前で裏返しにおいたカードから、どうやってMMさんのお題だけを6割の確率でひかせるというのだ? 裏取引説は、説得力に欠ける。

 となると、可能性は一つ。MMさんエスパー説だ。僕の用意するカードを読み、抽選委員長の意識を支配して、そのカードを選ばせる。だが巧みにクトゥルー神話系は外しておく。
 考えにくいが、それ以外の方法はないはずだ。消去法で、この説が一番有力である。

 - - - - - - - - - - - - - - - -

 僕は、この仮説を立証するために、米国に飛ぶことにした。電話取材がままならないならば、それしか手はない。
 いや、MMさんのご近所に知り合いは何人かいるのだ。だが、「ある人がエスパーかもしれないので、調べてくれ」などという荒唐無稽な依頼をきいてくれそうな奴隷は、残念ながらジャパンにしかいない。ならば自分で行くしかない。
 僕は妻にさえ隠している秘蔵のアメックス・プラチナカードを取り出し、カリフォルニア行きの便を手配。繁忙期で疲れがたまっている上に、とんぼ返りの強行軍なので、いつもは絶対にやらないような贅沢もやむを得まい。ファースト・クラスを予約し、ネルソン空港からオークランド国際空港を経由し、数時間後には米国行きの国際線機上の人となった、はずだったのだ。

 ところが、愛車の調子がすぐれない。走ることは走るのだが、どうしても回転数がちゃんと上がってくれない。よくよくエンジン音を聞いていると、微妙にシャッフルしている。さてはと思い、車を止めてフードを開いてみると。

 ……!!! 4本のプラグコードのうち、一本が切断されている。抽選の直前までは問題なく動いていた。つまり犯行は飛行機の予約中、あるいは予約後に行われたことになる。ところが家人と愛娘、そして大家一家は出掛けている。誰だ?

 考えていても仕方ない。車をなだめすかしながら空港に滑り込んだが、残念なことに予約した便は出発した直後だった。
 ただ幸運なことに、次の便でもなんとか国際線には滑り込みで間に合う。小さな手荷物一つなので、ネルソン空港で国際線のチェックインもすませ、次の便でオークランドへ。
 ネルソンよりもさらにクソ暑いオークランドで、国際線ターミナルへ全速力で走り、国際線に滑り込もうとすると、ゲートで止められた。何が問題なのだと問うと、予約が入っていないというのである!

 冗談ではない。オンラインブッキングでも再三確認の上予約をしたし、そもそもネルソン空港でチェックインしたときには何も問題もなくチケットが発行されたではないか。
 その席にはすでに正規の予約者が着いているという。

 そんなバカな。僕は空港職員に食って掛かった。すると警備員が飛んできて、僕は別室に連行されてしまった。
 何も悪いことはしていないので、腹立ちまぎれに堂々とついていき、とことん噛みついてやろうと腹をくくった。

 「チケットと、予約に使ったクレジットカードを拝見させてください」
 「あぁ、いいよ、これだ」
 「なるほど、では身体検査をさせてください」
 「何ぃ!? ファースト・クラスにダブルブッキングしたのはそっちだろう? 身体検査だとぉ!?」
 「これは偽造チケットです。クレジットカードは盗難届けが出ています。身体検査を拒む場合は、すぐに警察に引き渡しますが」
 「……!!??」

 冗談じゃないぞ。偽造!? 盗難!!??
 事態はなしくずし的に悪化していく。しかも、あたかも仕組まれたのように。いや、「あたかも」ではない。これは「まぎれもなく」仕組まれている。まるで映画『インターネット』だ。
 しかし、誰がどうやってこれを仕組むというのだ? 「なぜ?」という疑問も浮かぶが、それはこの際どうでもいい。事実として仕組まれているのだ。現実を現実として受け止める方が先決だろう。
 しかし気になるのは、「どうやって?」の方だ。どうやってプラグコードをあの短い時間に切断する? いや、コードの切断は不可能ではない。僕とて、自動車をずっと見張っていたわけではない。時間的には十分可能だ。
 しかしそれなら、チケットはどうだ? ネルソン空港で発行されてから、一度もこの身から離していない。伝説のスリには、すれ違いざまにブラジャーをすり取り、すられた方は気づかなかったという神業的な逸話を持つものもいるが、そうした輩の手にかかったというのか? しかし、なぜ偽造チケットとすりかえる? ただ正規のチケットをすり取るだけではダメなのか? 不自然だ。

 とすると、残る可能性は二つ。ネルソン空港のカウンター職員が、最初から偽造チケットを渡した。オークランド行き国内線チケットが本物だったのは、僕をネルソンから引き離すためだろう。
 もう一つの可能性は、今僕が持っているチケットは本物であるにもかかわらず、偽物ということにされてしまっている。つまり、目の前にいる警備員がウソをついている。この場合は、ゲートの職員もグルだ。
 いや、最初の可能性を考えた場合も、ここの職員たちがグルであると思っておいた方がいい。

 何のためにそんな手の込んだことが行われているのかはわからない。ただ一つ分かっていることは、僕はいま大変な危険の中にいるということだ。
 まてよ、家族はどうしているのだ? 家人と愛娘はどうだ?

 「身分証明書を出しなさい」

 クソ、口調が悪くなってやがるぞ、この警備員。犯罪者扱いか?

 「ちょっと待ってくれ、電話をさせてくれ」

 相手が口を開く前に、携帯電話を取り出して家にかける。しかし、誰も出ない。大家宅も留守だ。続けて米国MMさんの家にかける。

 「ガチャリ。ハロー?」
 「MMさんですか?」
 「違います」
 「MMさん、お願いします」
 「誰ですか? そんな人はいませんよ」
 「え? だって、そちら***-****でしょ?」
 「そうですけど、うち、もう15年もこの番号使ってますよ」

 そんなバカな。

 「身分証明書を」
 「分かった、運転免許証だ、ホラ」

 僕は免許証を相手に向かって投げるふりをして、わざと狙いを外して部屋のすみに投げた。毎日愛娘とフリスビーをしているので、コントロールは正確だ。

 「あ、すまん、手元が狂った。」

 相手が後ろを向いた瞬間、僕はドアに向かって走り、外に飛び出した。止まったらヤバイ。走る。走る。
 チクショ、こんなときにナイフ一本も持っていないとは。今回は機内持ち込み手荷物だけのつもりだったので、泣く泣く愛用のナイフも家においてきてしまっていた。
 しかし、天は我を見放さず。走っていると、他のゲートで手荷物からナイフを取り出して職員に預けようとしている人が目に入った。レザーマンのウェイヴだろうか。細かいところまでは良く見えなかったが、ともかくそれをひったくって走った。

 タクシーに飛び乗り、ミッションベイ方面に走らせる。こうなったらどこに行ってもヤバイと思った方がいい。このタクシーだって信用できるかどうか分かったもんじゃないが、とりあえずこちらが後ろの席に陣取ってナイフを持っていれば、なんとかなる。

 ミッションベイの海が見えた。ここにはカヤック・ショップがあるのだ。昨年6月の家族旅行が、こんなところで役に立つとは思わなかった。
 海に逃げれば、僕にも勝機がある。ただし、カヤック・ショップの前でタクシーを止めさせるのは賢くない。僕はわざとその先にある水族館を指定し、カヤック・ショップの前を車が通過する瞬間にドアを開いて飛び降りた。もしこのタクシーがグルではなかった場合は、僕は無賃乗車したことになるが、こっちはどうやら命がかかってるらしいんだ、許してくれ。

 左肩をしたたか打ちつけたが、構っている暇はない。起き上がると店の裏手に回って一番速いカヤックを選ぶ。パドルはまともなのがないし、スプレースカートやライフジャケットもなんともお粗末なものしか置いていないが、贅沢は言っていられない。店の者に気づかれる前に海に出てしまわなければ。
 普段ポリのタンデム艇ばかり持ち運んでいる僕にとっては、ケヴラーのシングル艇は驚愕するほど軽かった。乱暴に海面に放り投げると、スプレースカートに足を突っ込み、ライフジャケットは片方の腕だけ通して、艇に飛び乗る。
 普通なら右に進路を取って、なるべくオークランドから離れるだろうが、僕は逆に進路を取った。まずワイテマタ・ハーバーにしばらく潜伏したあと、なんとか車を調達して西海岸のタズマン海側に艇をポーテージし、そこから南下する計画だ。

 - - - - - - - - - - - - - - - -

 幸いにもこのアイディアは功を奏したようだ。運が良かったのかもしれないが、オークランド市内でカヤックを積んだ車に対する検問は行われていなかった。
 というわけで、僕は今、西海岸のとある場所にいる。家人や愛娘の行方も分からない。MMさんの電話番号は、今度は「その番号は只今使われておりません」というメッセージになってしまっている。これ以上自宅やMMさんの家に電話をかけ続けるのは危険だろうから、もう控えるしかない。携帯電話の電池もそろそろ切れそうだ。
 カヤックでの移動も、そろそろこれが限界かもしれないので、ここにしばらくとどまって、サヴァイヴァル生活を送ることになりそうだ。ナイフを手に入れておいて本当に良かった。しばらく続いた好天のおかげで乾いた木には事欠かなかったので、ライターなしでも火を起こすのも容易だったし、シェルターを作る時間もたっぷりあった。決して美味いものではないが、ポッサムはワナで簡単につかまるので食い物にも不足はない。ニュージーランドはサヴァイヴァルしやすい場所だ。

 そして僕には強い武器がある。そう、このようにインターネットにアクセス出来る環境を手に入れているのである。まぁ環境とは言っても、ド田舎のネットカフェなのだが、ここまで捜査の手が伸びるには、まだしばらく時間がかかるのではないかと思う。
 こうしてここで事実を流し続ければ、事態はなしくずし的に好転する可能性もある。
 家人や愛娘に、直接の危害が加えられていないことは確信できる。その点は心配する必要はないだろう。

 しかし、MMさんの「力」は、想像をはるかに超えていたようだ。インターネットを武器にすれば勝機があるかもしれないと考えるのも、彼女の力を侮りすぎなのかもしれない。
 しかし、今僕に出来るのはこれだけだ。

 おっと、少々長く接続しすぎたかもしれない。そろそろログアウトしよう。

 チッ、何だか目つきの怪しい警官が近づいてきやがるぞ。あ、僕のライフジャケットを手にしてやがる。ヤバイな……。また逃げなきゃいけないのか。
 それじゃ、ちょいと失敬する。またお目にかかろう。

というわけで、「続く」といったところで今回のお題「なしくずし」はおしまい。続きはもちろん、ありません(笑)
 しかし、毎回こんな綱渡りかぁ? 覚悟して始めた企画とはいえ、キツイなぁ。なんか、こうやって毎回フィクションを書く羽目になるのかも……(^^;

 ともかく、ともかく、次回は「し」から始まるお題を募集いたします。たまにはちゃんとしたアウトドアネタを書きたいなぁとは思いつつも、あまり期待しないで皆様のご応募をお待ちしておりますです(笑)

さぁ~てさてさてさて、お楽しみの「100000ポイント集めて、ニュージーランド旅行に行こう!」の獲得ポイントのコーナーですが、急にルール変更したい気分になりました。
 っつぅか、前回のコメント欄でツォンさんが出してくださったアイディアがなかなか良かったので、「しりとりエッセイ実行委員会総会」を緊急招集いたしました。

 ちなみにツォンさんのアイディアは以下の通り。


動議ー2
勝手に始められた獲得ポイントは不当です。改革案を提出します。

案1
1)お題に選ばれた人の10ポイント
2)お題を提案した人に1つにつきポイントは1、ただし、1つのお題につき、5ポイントまで。
3)ポイントは「龍の巣」で1ポイント1円で使用可
4)変更は今後。前にさかのぼらない(笑)。

 これを参考に、獲得ポイントのルールを急遽明文化。
 というか、今までは冗談半分に勝手に始めた不文律で、ルールなどなかったのだ、ワハハ(笑)

【ポイントルール ver.1.0 06/02/2005

  1.  お題案一つ提出ごとに、1ポイント獲得。ただし最大五つまでとする。
  2.  お題が採用された場合は5ポイント加算。
  3.  ポイントアップ交渉歓迎。
  4.  獲得ポイントに応じて、景品等が当たる可能性あり。詳細はその場の思いつきで決まるが、『龍の巣』割引券になる可能性もあり。もちろん100000ポイント獲得者はニュージーランド旅行にご招待!
  5.  変更は、過去にさかのぼってすべてのお題提供者にも適用する。
  6.  足りないルールがあれば、適宜適当に追加する。

というわけで、新ルール適用後の「ニュージーランド旅行ご招待」への獲得ポイントは、以下の通りです。

  • MMさん
     22 pt
  • Miyaさん
     13 pt
  • さだっちょんさん
      9 pt
  • ツォンさん
      7 pt
  • tsuboさん
      5 pt
  • kmoritaさん
      3 pt
  • TO-BEさん
      1 pt
  • youさん
      1 pt

 (注)今回のルールを「採用」させていただいたので、ツォンさんには5 pt加算されています。また、さだっちょんさんの「値上げ交渉」も、そのままいきてます。

 さぁて、新ルール採用でいきなり様相がガラリと一変、再びMMさんの独走態勢になったぞ! やっぱりエスパーなのか!!??
 でも、このルールならすぐに大どんでん返しが可能。ますます面白くなってまいりましたぁ!
 でもポイント計算、けっこう面倒かも。……。すぐに変更したりして(^^;

「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「???」

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MMさんがエスパーだと思う方は人気ランキングを、「まさか」と思う方はranking.gifを、「ワハハ、実は私がエスパーなのだぁ!」と思う電波な方は両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : 8:15 PM
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Title: {しりとりエッセイ #007} シッダールタ。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ)  雨、雷雨の可能性あり。北風。最高気温23度、最低気温14度。 [海洋気象] (エイベル)  北25ノット、午前中に北西15ノット(セパレーション...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.14
Title: Weather & Kayaking Log on 06-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel)  Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight.  Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Title: Weather & Kayaking Log on 06-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel)  Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight.  Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Title: Weather & Kayaking Log on 06-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel)  Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight.  Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.07
Title: Weather & Kayaking Log on 06-02-06
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, but possible early shower. Sea breezes. 22°C 11°C [MARINE] (Abel)  Southeast 15 knots but variable 10 knots south of Separation Point. Sea slight.  Outlook following 3 days: Becoming Tuesday ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.08
コメント

次は「島国根性」でお願いします。
いろんな国のお客さんを扱われておられるRyuさんですから、きっと面白い話、意外な話が聞けるんだろうなあ。

Posted by: Miya : February 7, 2005 4:56 AM

・・・・・・
(おもちゃにされてるやん)


まぁ、どちらがお釈迦様の掌で遊ばされているかはいつの日か明らかになるでしょう(と、負けず嫌いな所をアピール)。

ということで、今回のエントリーはお釈迦様つながりで「シッダールタ」にします。
ヘルマン・ヘッセの英訳版、凄く「すっきり」した英語で書かれている上短いので読みやすいですよ・・・なーんて言っていたらなんとウェブ上で読めるではないですか!
http://www.online-literature.com/hesse/siddhartha/
こうなったら次は独英辞典片手に原文読まなくては・・・

Posted by: MM : February 7, 2005 8:43 AM

>Miyaさん
毎回お題ありがとございます。
島国根性、ですか。
書いちゃっていいのかなぁ?ってなネタならいくらでもあるんですけど、う~ん(^^;


>MMさん
MMさんも、毎回お題ありがとうございます。


>・・・・・・
>(おもちゃにされてるやん)

何も思い浮かばなくて、適当にキーボードたたいてたらこんなことになりました、アハハ。


>はお釈迦様つながりで「シッダールタ」

いや、「つながり」って、そんなケンキョーフカイ(笑)


ヘッセ、ウェブで読めちゃうんですね。
ビックリ。

Posted by: Ryu : February 7, 2005 9:40 AM

>書いちゃっていいのかなぁ?ってなネタならいくらでもあるんですけど、

そう!それが狙いです。(笑)

Posted by: Miya : February 7, 2005 2:08 PM

うぅぅ~む、過去一番やばいお題候補かもしれない(^^;

Posted by: Ryu : February 7, 2005 4:04 PM

えーと、

「真剣勝負」

猪木VSマードック 戦をもう一回みたいです。

Posted by: kmorita : February 7, 2005 4:49 PM

ルールも新たになったことだし、
今度こそ採用されるゾ!

運が良ければきっと採用される。
採用される可能性もある。
可能性は否定できない。

でも、運がないし、
委員長に嫌われているかもしれないし(お会いしたこと無いですが)、
やっぱダメかな。

と、いうわけで、
「尻すぼみ」
エントリーします。


Posted by: tsubo : February 7, 2005 8:12 PM

真剣勝負!
いやぁ、これは書きがいがありそうだ。
でも、またアウトドアネタから離れそうだ(笑)
プロレスネタ書き始めると、絶対にヤバイぞ、僕は。


尻すぼみ!
「なしくずし」のあとに「尻すぼみ」って、なんか縁起悪い感じ(笑)
そろそろtsuboさんやMiyaさんの辺りに順番が回ってくると思いますので、今後ともよろしくお願いします(^^;

Posted by: Ryu : February 7, 2005 9:52 PM

February 5, 2005

下らん映画を観るくらいなら。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 晴れ。北東風。最高気温26度、最低気温19度。

[海洋気象] (エイベル)
 北東10ノット。海況おだやか。今夜のにわか雨の中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 Low 12:07 AM 1.3 m  High 06:48 AM 3.3 m
 Low 01:04 PM 1.3 m  High 07:14 PM 3.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

暑い。風がほとんどなくて、蒸し蒸しして、ホント日本の夏みたい。ま、気温は30度程度なのでまだ日本に比べれば甘いんだけど、それでもここでこんな天候が毎日続くのは初めて。どうしたんだろ?

 午前中は曇り気味で、カヤックツアーの時は割合楽チンだった。でもとりあえず水に飛び込んでおいたけど。
 実は過去6シーズンは真夏に働いていたときもほとんど泳いだことがなかった。きっと6シーズンあわせて10回になるかどうか、という感じ。でも、今年は毎日数回ずつ泳ぎまくってる。今まで何で泳がなかったんだろ?
 ま、それはともかく、今朝は久しぶりに「難しい」お客様が。日本人が四名に、某欧州人が四名。この四名、男性二人組と女性二人組の二組だったのだが、この女性二人組の方が「遅い日本人に待たされるのも真っ平だし、それを解決するために日本人と組まされるのもマッピラ」と言い張り、もう一つの同じツアーへの参加を希望。たまたま彼女たちは、同じツアーがもう一個催行されてるのを知ってたんだよね。
 それにしても、こういう事を言う人は珍しい。特に、当の本人(要するに日本人四名)の前で堂々とこういうことを言い放つっていう神経は、かなりのもの。ま、たまにいるんだ、こういう人。日本人には滅多にいないタイプだけどね。
 笑えるのが、結局その人たち、後輩がガイドするもう一つの同じツアーに希望通り移ったのだけど、彼女たちは遅くて他の人たちを待たせまくっていたらしいということ。それに対して結局僕の組の日本人たちは随分がんばって、さほど欧州チームに迷惑をかけないスピードを出していたのだ。
 なんだかねぇ。

 あぁいうの見てると、自分があんなことやって後ろ指差されて笑われてるんじゃないかと、思わず反省しちまう(^^; sbh 6

お客様が見つけたのだが、ツアー中に海鵜のコロニーに立ち寄ったところ、首吊り自殺している鵜を発見。しかも20mほど離れて二羽。心中か?
 いや、鳥が自殺するなんて聞いたことないんだけど、でも枝の股からぶら下がった様はまさに首吊り自殺。嵐のときにたまたま引っかかるってのなら分かるけど、嵐の後でもあんなのは今までに見たことないし、ここしばらく嵐はきてない。なんだろ???

  -------------------------------

T君の珍(沈)道中記のコーナー。
 いつも、「そろそろ死んだかなぁ?」と思う頃にメールが届く。狙ってるのか、タイミングが良いのか(笑)

やっとフネなおりまして再出発出来そうです。しかーしずいぶん待たされました。
しょうがないけど。
 ま、キウィのやることだからねぇ。
土曜日に出来るからって言われて金曜の夜電話したら、「まだだから火曜日に来て。」。
火曜日に行ったら「まだだから明日。」。
次の日電話したら「明日。」
次の日電話したら「明日。」
んでやっと金曜に出来上がりました。はじめっから2週間かかるって行ってくれればトンガリロでも登りに行ってたのに~。まったく。
 ワハハ、ありがちな話だ。
Ryuさんリインガで沈脱はまずいでしょう。ハワイキまで肉体ごと行ってしまいますよ。
どんな海が待ってるかおっかなびっくり楽しみです。
 いや、ちゃんと沈脱して、全身で水を楽しんできなさい。昔BE-PALにもそんな記事があったぞ(爆)
あ、そうそう、Vincentにインタビューされましてポールカフィンに送ってKASKのニュースレターに載せるそうで・・・。しかしカヤックぶつけて修理中の日本人って載るので、恥じだぁ。あー。全国のカヤッカーに知れ渡るー。うげーやめてーとは言えませんでした。ずいぶんお世話になっちゃいまして。
 うわぁ、恥ずかし! けむさん、聞いた?(笑)
 ちなみにシーカヤックをやらない方や、最近始めた方はご存じないと思うので、若干補足。
 KASKというのは「Kiwi Association of Sea Kayakers」の略で、要するにニュージーランドのシーカヤッカーの全国組織。僕が資格を持っているSKOANZは「Sea Kayak Operators Association of New Zealand」の略で、こちらは純然たるプロ組織。もちろん組織としてはKASKの方が大きい。両組織が連携することもある。この辺の統一具合、日本よりもはるかに先を行っている。
 ちなみにKASKが出しているハンドブックは、日本で人気のある米国の某シーカヤック教則本よりもはるかに出来が良い。

 そして、ポール・カフィン。以前はこの名前は「シーカヤックの神様」のような響きを持っていたのだが、ニュージーランド人の「一周スペシャリスト冒険家」である。日本を最初に一周したのも彼だし、その他世界各地の「一周記録」を持っている。数年前に「オーストラリア - ニュージーランド単独横断」が、豪州政府から許可をもらえなくて頓挫して以来、ここしばらくは遠征・冒険からは遠ざかっている模様。しかし、KASKのドンとして依然としてニュージーランド・シーカヤック界には強い影響力を持ち続けているし、日本にもまだまだ信奉者は多い。大変な親日家で、日本人カヤッカーを気軽に家に泊めてくれる。

 Vincentは、今のKASKのボス。僕自身、あったことも噂を聞いたことがないので、よく知らん(笑)

 ま、ともかく、ケイプ・レインガ、がんばれよぉ>T君
 僕はあんなとこ、絶対漕ぎたくないぞ。

関連過去ログ【T君の珍(沈)道中記】
 ◎2004年10月20日
 ◎2004年10月23日
 ◎2004年11月17日
 ◎2004年11月20日
 ◎2004年11月24日
 ◎2004年12月8日
 ◎2004年12月29日
 ◎2004年12月29日
 ◎2005年1月18日

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強烈なパンチがあって、しかも読後感が爽やかな本に餓えている方へ。

クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 (文藝春秋)

 タイトルの通り山がテーマの一つにはなっているが、別に山岳小説というわけじゃない。中心にすえてあるのは、御巣鷹山日航機墜落事故に翻弄される新聞記者の姿だ。家庭、職場、友人関係、いろいろなシガラミを抱えつつこの巨大な事故に立ち向かった主人公が、17年の歳月を経て「魔の山」に挑む。色々な思いを込めて。
 この二つの時間の流れが平行して書かれているのだが、作者の筆力は凄まじいの一言。

 このブログでは「アウトドア」や「スポーツ」についてはもちろんのこと、「出版」や「マスコミ」についても過去に何度も言及してきているが、そういう視点からもこの本は強烈なアピールを放つ。

 下らん映画を一本観るならば、いや下らんレンタルヴィデオを五本観るよりは、この本に\1,650払う方がはるかにお値打ちだろう。
 今の僕のイチオシ。

  -------------------------------

人気ランキングranking.gifを押して、T君を応援しよう!(笑)


投稿者 Ryu : 6:06 PM
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コメント

こんにちは。Mixiの私の足跡たどって日記にコメント頂きまして、どうもありがとうございました。
はじめまして。じゃなくて、以前もコメントいただきましたよね?その節は色々アドバイスありがとうございました。
自己主張って大事だと思いますが、あまりに協調性のないお客さんだと、まとめる側は大変ですよね。
しかし、私が参加したカヤックツアーは、逆に、見習いガイドさんが超マイペースで、この人の要求で3泊4日のツアーの食事がベジタリアン食になったというのに、結局夕食には1度も顔を出さず(見習いで疲れちゃったらしい)。人柄的には憎めない人だったのでお客4名は別に特に文句も言わなかったのですが、チーフガイドさんが激怒して、我々に愚痴ること、愚痴ること・・・
という、なかなか面白い体験をしました。
ちょっと思い出してしまったもので・・・取り留めない話を失礼しました。

Posted by: Pacha : February 6, 2005 3:01 AM

Pachaさん、ようこそです。

以前コメントしましたか?(^^;
スミマセン、年のせいでさいきん物忘れがひどくて……。

自己主張と協調性って、別物ですよねぇ。
バランスが大事ですよ。

ヴェジタリアンは、実は僕らも悩むところなんですけど、僕らの場合は肉食とヴェジタリアン食両方をお出しします。
お話のように、ヴェジタリアン食だけに統一ということはしません。

しかし、一度も夕食に顔を出さないってのは、見習い失格だなぁ。
さらにチーフがお客様に愚痴るっていうのは、さらにプロ失格だなぁ。
両方とも、同業者として大変にお恥ずかしいエピソードです……。


> という、なかなか面白い体験をしました。

という風にのんきに受け止めていただければ幸いなんですけど、それに甘えちゃダメですね。
僕自身気を引き締めると同時に、今年の『プロガイド・ワークショップ』では、この「やってはいけない行為」の話を以前以上に増やして、日本のガイディング技術引き上げに努力します。

今しばらく温かい目で見守ってやってくださいましm(..)m

Posted by: Ryu : February 6, 2005 8:39 AM

読んだ。

T君、NZシーカヤック界のさらし者は自業自得でしょう。(笑) でも、日本に帰ってきたら沈めようとしても沈まなくなってそうだな。おみやげ買ってくるよう、お伝え下さい。(笑)

御巣鷹山の日航機事故では友人の親父さんが亡くなっており、僕にとっても関わりのある事件でした。早速読んでみますね。

Posted by: kemu : February 7, 2005 4:19 AM

> 沈めようとしても沈まなくなってそうだな。

ですね(笑)
沈める腕、あげておいてください>kemuさん

おみやげ、たぶん本人もここ読んでると思うんで、大丈夫でしょう、ワハハ。


> 御巣鷹山の日航機事故では友人の親父さんが亡くなっており

あ、そうでしたか。
今、『クライマーズ・ハイ』以外にももう一つあの事故を題材にした小説『沈まぬ太陽』山崎豊子がありますが、本当に悲惨な事故でしたねぇ、あれは。


Posted by: Ryu : February 7, 2005 9:31 AM

February 4, 2005

コーヒー党に捧ぐ。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。風おだやか。最高気温27度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
  北東10ノット、ただしセパレーションポイントより北では南東15ノット。夕方に南東15っトになり、明朝にかけて北東に変わる。海況はおだやか。明朝のにわか雨の中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 05:19 AM 3.3 m  Low 11:39 AM 1.4 m
 High 05:55 PM 3.3 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 【昨日の予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 曇り、ときどきにわか雨。北東風。最高気温25度、最低気温19度。

[海洋気象] (エイベル)
  変風10ノット、午前中に北東に変わる。海況はおだやか。にわか雨の中、視界良好。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 04:14 AM 3.4 m  Low 10:17 AM 1.3 m
 High 04:46 PM 3.4 m  Low 10:53 PM 1.2 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 昨日は朝はどんよりしてて、お客様が到着した頃はショボショボとにわか雨が降っていたが、予報を裏切り、アンカレッジについてまもなく絶好の快晴になり、そのまま本日まで超快晴の夏日になった。特に今日は暑いの何の。

 21名の日本人+キウィ(ホントはスコティッシュ移民)のツアーガイドの、総勢22名のサイクラーグループ。昨日のカヤッキングはハート・オヴ・ザ・パーク、アダムとメーガンは言葉が通じなくてほとんどが使い物にならないので、僕がのどをからして一人で一日中怒鳴りまくり、喋りまくり。カヤックを16時のウォータータクシーで送り返す必要がなかったし、朝のうちにキャンプサイトもキープしていたので、ゆっくりと16時半にアンカレッジ着という行程を組めたのは、「不幸中の幸い」。疲れた。
 その代わり朝のうちにキャンプサイトをキープしたり、夕食を用意したりの陸上業務は、二人の後輩が獅子奮迅。
 本日はアンカレッジからのウォーク。朝食もメーガンとアダムががんばってくれたので、僕は少々寝坊させてもらった。

 しかし、ベースに戻ってから24名分(漕がない、歩かない、でもキャンプだけという方が二名いらっしゃった)のキャンプ装備を片付けるのは、気が遠くなるような作業だった。24名分のシュラフ、テント、タープ、サーマレスト、食器、ライフジャケット、スプレースカーアト、パドルジャケット、洗っても洗ってもキリがないし、洗い終わったら畳んで片付け。炎天下でのぼせながらの無間地獄、死ぬかと思った。

 ま、ツアーはつつがなく成功。良かった良かった。 gg 22

  -------------------------------

某シーカヤック系メーリングリストで流れてきた情報

 確かにカヤッカーの秘密基地には良いかも知れないんだけど、えっと言っちゃっていいのかな。ま、いいや、顰蹙覚悟で言っちゃおう。
 この島、ウチの敷地より狭いんだけど……(^^; で、南島町って、モトゥエカよりもはるかにはるかに不便なとこなのに、価格は数倍……。

 パス、パス。

 え? 誰もお前が買うとは思ってないって? シツレーな。

  -------------------------------

僕はコーヒー・モンスターだ。いや、モンスターっつって、別に化け物という意味じゃなくて、こっちでは「尋常じゃないほど大好き」っていうときに、「~モンスター」っていう表現を使う。チーズ・モンスターとか、アヴォカド・モンスターとか。
 ともかく僕はコーヒー・モンスター。若い頃から一日に10杯以上は飲む生活を続けてきた。いや、いばってるわけじゃなくて、どっちかというとなんとなぁ~く後ろめたいような気持ちで言ってるんだけど。

 ただ最近、マクロビオティックに食事を切り替えてから、コーヒーも控えるようにしている。日に二、三度だけゆっくり味わって飲むようにしたのだが、こうすると無意識にガブ飲みしていたときよりもコーヒーが格段に美味しくなって、ますますコーヒー・モンスターの度合いはアップしているような気もする。
 こういう楽しみ方が出来るようになるのは、年を食ってきた証拠だろう。年を重ねるのって、悪くないな。

 さて、今日はコーヒー擁護記事5連発。5連発とはいっても、実は最初の記事から始まる一連のものなのだが、とりあえず全部ズラリと並べてみた。ごらんの様に元ネタは『日経BP』の記事である。

 ◇日経BP「健康によいコーヒーの飲み方は?」

 ◇日経BP「『深煎り』と『グアテマラ豆』でリラックス」

 ◇日経BP「コーヒー愛飲者は糖尿病にかかにくい」

 ◇日経BP「"体脂肪減少"の近道は運動前のコーヒー」

 ◇日経BP「消費量は欧米並み、病気予防効果も」

 曰く、自殺率が低くなる、脂肪が落ちる、アルファ波が出る、糖尿病の発症を抑える。あるいは曰く、胃潰瘍や胸のむかつきとの因果関係なし。
 コーヒー党が溜飲を下げる姿が目に浮かぶなぁ。

 自殺率が低くなるのは、2~3杯か。今の僕がそれくらいだな。当分自殺しなくてすむらしいぞ。ヨシヨシ、ウンウン。
 糖尿病対策には、もっと飲んだ方が良いのか? う~ん、どうしよ。自殺を取るか、糖尿病を取るか。ムムム……。
 アルファ波出すには、深煎りのグアテマラか。これは個人差が大きそうだけど、僕はどうなんだろ? 今度試してみるか。

 ま、とにもかくにもそんなわけで(って便利な言葉だなぁ)、コーヒーはなかなか侮れない効能を持っているらしいので、コーヒー党の皆さんは安心してガブ飲みして、世界一のコーヒー大国を目指していただきたい。

 でも僕自身はとりあえず今後もしばらくは、量を控えてみようかと思ってる。その方が美味しいから。

  -------------------------------

コーヒー党は人気ランキングを、アンチコーヒー党はranking.gifをポチリとお願いします。

投稿者 Ryu : 5:39 PM
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コメント

Ryuさんを、アジア・パシフィック珈琲党の党首に推挙します。

で、僕を副党首に指名ください(笑)

Posted by: kmorita : February 4, 2005 7:24 PM

しばらく前から生豆を自分で焙煎して飲んでいるのですが、手間をかけてじっくり淹れると味わいが断然違いますね。

甘皮の剥がれ方が豆の種類で違ったり、弾け方や香りの立ち方が違ったり……個性があってとても面白いです。

このごろは、焙煎した後に焼け具合の違う豆をより分けて、同じ豆でも深炒りと浅炒りの味の違いを楽しんだりしています。

若い頃はぼくもなんでもいいからガブ飲みしてましたが、小細工にはしって、前儀に凝りだしたのは、やっぱり歳かもしれませんねぇ(笑)

Posted by: uchida : February 4, 2005 8:43 PM

丸島ってまだ買い手ついてなかったんですね。笑
...誰が買うのよ、って気もしますけど。あ、だから売れてないのか。

それにしても、日本が泡の国だった頃にもこの価格で売っていたからなぁ、
それこそ買い手なんかつかないでしょうね。苦笑

実物は写真より更にこぢんまりしております。


個人的に凄くお気に入りだった浜がこの近く(?)にあったのだけど、いつの間
にか集落の廃棄物投棄場になってしまったようで、今では関係者以外立ち
入り禁止です。悲しい。

Posted by: patalow : February 4, 2005 9:42 PM

>編集長

推挙、ありがとうございました。
謹んでお受けします>アジア・パシフィック珈琲党 党首

この「珈琲」の漢字にやられてしまった(笑)

で、副党首に指名します>編集長(笑)


>uchidaさん
お邪魔したときに、香り高いコーヒーいただきましたね。
ご馳走様でした。
確かuchidaさんも、サイトのコラムでコーヒーのこと書いていらっしゃいましたよねぇ。
僕もあれ以来、もうちょっと余裕のあるコーヒーノの飲み方にしようと思いつつ、まだインスタントを飲んでたりするので、党首失格です。

というわけで、さっそく返上します(笑)


>patalowさん
詳しくご存知だったんですね!
いや、こんなにツボにはまったコメントをいただけるとは、思いもよりませんでした。
当該メーリングリストでは、随分盛り上がって下見に行くの行かないのといってますが(笑)
でも、ちょっと高いですよねぇ。

立ち入り禁止か。
なんだかなぁ……。


Posted by: Ryu : February 5, 2005 5:33 PM

丸島、20歳くらいの頃から友人達と「宝くじ当たったら買おうぜ!」と
言っておりました。今も売れていないということは、もちろんその夢は
果たされていないわけですが。笑

遠くの人が買うには、価格の割にはあまりにもしょぼい島ですが、僕
の家からだとクルマで2時間弱なんですね。だから通勤も不可能では
ないので、住んでもいいかも!...いや嘘です住みたくありません。苦笑

ちなみに牡蠣養殖その他色々な汚濁要因にて、水質も褒められた
ものではありません。なんだかなぁ。

件のお気に入りの浜は、やはり今でも立ち入り禁止のようです。夏でも
信じられないほど透明度が高く、台風シーズン後は狂喜乱舞する程
流木の留まるとても素晴らしい浜だったのに、残念ながら地元の方
には「周りから見えない丁度良い場所」でしかないのかも。
なんだかなぁその2。

Posted by: patalow : February 6, 2005 3:21 AM

そんな昔から出てる物件なんですか(笑)

お気に入りの浜の透明度、僕一昨年南島町で漕いでるんで、容易に想像がつきます。
あの辺りは、マルボロサウンド真っ青の美しさですもんねぇ。
「周りから見えないちょうどいいゴミ捨て場」ねぇ。
なるほどですが、やれやれなんだかなぁその3……。

Posted by: Ryu : February 6, 2005 8:25 AM

February 2, 2005

写真関連、参題+α。

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 にわか雨、次第に強くなる。北東風。最高気温25度、最低気温18度。

[海洋気象] (エイベル)
 セパレーションポイントより北では南東20ノット。その他は南西10ノット、午後に北に変わる。北部の海況はやや荒い。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 03:24 AM 3.6 m  Low 09:16 AM 1.1 m
 High 03:49 PM 3.6 m  Low 09:55 PM 1.1 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

昨日の夕方からものすごく湿度が上がり、今朝は予報通りどんより。でも昼くらいから快晴になって湿度も落ちた。
 南東からの小さなうねりは入っていたが、午後には落ち着いた。風はまったく吹かず。予報ボロボロ。

 昨日からどうも体調が思わしくなく、今日はモーニングティーと昼食の間がつらかった。生あくびが止まらず、頭痛に軽い吐き気。要するに軽く船酔いしてるような状態だが、もちろん酔うわけがない。
 昼食準備が終わっても、自分は食べる気がしなかったのだが、食わないと死ぬと思って口をつけたら、あっさりと全部腹に収まり、体調も良くなった。単なるシャリバテか? まさか。

 というわけで、昼食後は復活してまた万全のガイディングが出来たので、チップをいただけてしまった。 b&b 3

急遽明日からキャンプツアー。変則の特別アレンジツアーなのだが、日本人21名+キウィのツアーガイド、総勢22名。さらに夜はウォータータクシーでアンカレッジ入りして合流する人が2人いらっしゃるので、全部で24名。
 さすがにニュージーランドで23人の日本人を相手にするツアーは初めて。気が重いぞ……。そんな大仕事、いきなり言うなよ、まったく。

 というわけで、明日はブログは休み。

  -------------------------------

写真関連 其の壱。

 ◇ TARGET="soundsofsilence">[ *** Sounds of Silence *** Tribute to my Dad... ]

 ちょっとファンタジックすぎる嫌いもあるが、こういう写真集もたまには悪くない。

写真関連 其の弐。

 ◇[ Experiments With Colours: Plants ]

 ご覧あれ。タマネギさえも、こんなに美しい!

写真関連 其の参。

 ◇「2005年の落とし玉 人気デジタルカメラ5機種を“壊れる”まで落としてみた!」

 アウトドアズマン必見の過激なテスト。
 これって、けっこうショッキングな結果じゃない? 「現場監督」が最初に壊れているのを見て、僕は背筋が寒くなった。なんせ僕のは類似機種のカシオGV-20なもんで。重いとやっぱり不利なのか??? GV-20の本体重量が250g、電池を入れると380g程度……。

 そういえば、現場監督は新機種DG-5Wが出てる。旧型より薄くなったのが売りらしい。
 でも旧型よりもさらに重くなってる。本体重量390g? GV-20の電池込み重量より重い。落下耐久性、ホントにだいじょうぶなのだろうか?

 でもGV-20と同サイズで工学ズーム付きってのは、良いなぁ。レンズの口径もずっと大きいみたいだから、画質ももっとクリアだろうし、少々の水滴でも視界がボヤボヤにならんだろうな。うらやましい。

 ところで、カシオはGV-20以来モデルチェンジをずっとやってない。売れてないんだろうなぁ。
 ところが、こんなニュースもある。

 ◇「カシオ、G'zOneケータイのプロトタイプを参考出品」 「G'zOneファンに光明!!」経由)

 G'zOneにあやかって、GVシリーズも頑張って欲しいものだ。
 とはいっても、別にGVシリーズに特別の思い入れがあるわけではないんだけどね。

  -------------------------------

デジカメ選ぶなら「耐衝撃性や防水性より、コンパクトさと画質をとる」という方は人気ランキングを、「いや、やっぱり丈夫さだ」という方はranking.gifを、「耐衝撃、防水、軽量、コンパクト、工学ズーム、高画質が良い」という僕のような方は両方をクリックしておいて下さい。
 「僕は一眼レフデジタルしか使わないぜ」という方は、これから一週間毎日両方を押し続けないと、バチがあたっちゃったりなんかするかもしれません。


投稿者 Ryu : 7:04 PM
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コメント

僕もデジカメを落としている、その記事は読んでました。
いくら重さのせいとは言え「現場監督」が最初に壊れたのはちょっとショッキングですね。

僕もカシオのG'BROS(GVシリーズ)には発売当初から注目していましたが、光学ズーム機能が欲しかったんでモデルチェンジを待っていたんです。でもダメでした。結局しびれを切らしてDimageXt+防水パックという選択にしました。他のメーカーで防水デジカメが出ていることから考えて、需要がないわけではないはずなんですけどねえ。

先日スキーに行った時DimageXtを裸のままで持っていたのですが、レンズ内部が曇ってしまって、撮りたいときに撮れませんでした。乾燥させたら直りはしましたが、やはりアウトドアに持って行く機器は防水仕様にかぎりますね。

Posted by: さのし : February 3, 2005 6:19 AM

ありそうでなかった実験&衝撃的な結果(笑)
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
カシオのG'BROSは、写真が青みがかるので
3日間で交換しました。特異なケースと思います。
次に買ったのが現場監督!
5回落として、2回ほど雨天に野ざらししたけど
まともに動いています(ははは)
やはり防水性能などはありがたいですね
むしろ軽いほうが強いという結果が新鮮!

Posted by: JSB : February 4, 2005 1:08 AM

キャンプから戻りましたぁ!


>僕もカシオのG'BROS(GVシリーズ)には発売当初から注目していましたが、光学ズーム機能が欲しかったんで

同上です。
ホント工学ズーム欲しいです。


>需要がないわけではないはずなんですけどねえ。

ですよねぇ。


>カシオのG'BROSは、写真が青みがかるので

ですね。
面倒ですけど、毎回フォトショップで補正してます。
ま、モードによっては青みが少なくなるのもあることはあるんですけど、でも光の具合によってはやっぱりダメなときも覆いですねぇ。


>むしろ軽いほうが強いという結果が新鮮!

理屈としては分かるんですけど、こうやってジッケン結果を見せられると、うなっちゃいますよねぇ。

Posted by: Ryu : February 4, 2005 6:06 PM

February 1, 2005

手漕ぎのすすめ?

【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
 おおむね晴れ。最高気温25度、最低気温17度。

[海洋気象] (エイベル)
 タズマン湾では南東10ノット、その他のエリアは20ノット。北部海況はやや荒れる。

[潮汐表] (ネルソン)
 High 02:43 AM 3.7 m  Low 08:31 AM 1.0 m
 High 03:03 PM 3.7 m  Low 09:06 PM 0.9 m

天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

数日前には昨夜くらいから少し天候が崩れるはずだったが、まだ大丈夫。ただし確かに昨日の夕方くらいから湿度が上がってきてて、今日も朝から若干蒸し蒸しする。とはいっても、日本からいらっしゃった方に「今日は蒸しますね」なんていうと「爽やかで寒いくらいだ」って言われちゃうのかもしれない、という程度だけど。
 でも、ずっとここにいると、これでも十分暑くて十分蒸してるのだ。

  -------------------------------

スパム紹介のコーナー、レギュラー化か?(笑)

 届いたばかりのホカホカの新作。何なんだ、これは???

------- Original Message -------
Subject: ありがとうございます。
----

先日はありがとうございました。困ってたから助かりましたm(__)m
今度あう機会があったらお礼させてくださいね♪

 う~ん、不思議なのが増えてきたぞ。HTML形式メールじゃなくて単なるテキストメールなので、リンクボタンがついているわけでもない。なんだろう???

 あ、ひょっとしてこうやってブログとかサイトとかにアップするバカを見つけてあざ笑ってるのか?(^^;

関連過去ログ【スパム】
 ◎2004年4月7日
 ◎2005年1月27日

  -------------------------------

先月24日のエントリーでチラリと触れた、甲野善紀氏の本の話をしてみよう。

 知人からこんな本を借りて読んだ。

武術の新・人間学―温故知新の身体論

武術の新・人間学―温故知新の身体論
 甲野善紀 (PHP文庫)

 1995年出版の本なので、彼の最新の理論はこの本とは少し違ってきているのかもしれないし、氏ご自身もそれはあとがきでそのようなことをおっしゃってるが、それはともかくとして彼の座談風というか、四方山話風の構成が大変面白い。話や登場人物が四方八方にヒラリヒラリと舞っていて、あたかもこちらの攻撃を達人がさらりと受け流してとんでもない角度から攻撃が飛んできているかのような印象。いかにも武術家らしい体裁で、思わず笑みがこぼれる。

 いや、のんきに笑って読んでられるところばかりではない。時にはハッとさせられる話も出てくる。
 中でも特に考えさせられたのは、「身体をひねらない」という考え方。
 「ナンバ歩き」という身体をひねらない古来日本の歩行法は、マッハ末績氏の活躍で有名になり、一昨年の日本滞在中に甲野氏ご自身がTVでナンバ歩きを披露しているところも拝見していたが、この本の中の次の一文を目にして、思わず考え込んでしまった。

 普通、腰については「腰が入ってる」とか、「腰が肝腎だ」とか言いますが、いま腰痛患者は三千万人とか言われるのも、結局よくない身体の使い方で腰を酷使しすぎてるんですね。腰を変なふうに使っているものだから、腰が壊れるんですね。(中略)ですから見方によっては一種の「腰が入っていない」ような、腰に無理がかからない姿勢の研究が大切です。 (同書 P.62)
 よくない身体の使い方で腰を酷使して壊している??? う~ん……。

カヤックを漕がない方によく勘違いされることの一つに、「カヤックは腕力」と思われる点がある。お客様にも「どんな腕の筋肉してるんだ?」などというたずねられ方をする。

 実際のところは、カヤッカーの皆さんはよくご存知の通り、カヤックは上半身全部、つまり腰の回転で漕ぐものとされており、上半身の筋肉も使うことは使うが、むしろ下半身の筋肉で腰を回転させる方がより肝要という事になっている。だから、カヤッカーはけっこう太い足やキュッと持ち上がった尻をしていたりするものだ。

 僕もそのように習い、腰を回転させ、上半身を「ひねって」効率よく漕げるように練習を積んできた。教え方にしても、自分なりのメソッドも持っている。
 というわけで、二、三年前の僕だったら上記の一文を見ても、サラッと読み流したと思う。

文章にすると分かりにくいかもしれないが、カヤックに乗ったことのない方のためにもう少しこの「正しい」とされている漕ぎ方のことを書いてみようか。面倒だったらこの段は読み飛ばしていただいても大丈夫。

 カヤックの中には「フットペダル」とか「フットブレイス」といわれる足を踏ん張るためのペダルがある。パドルで水をかいて推進力を作るのは言うまでもないが、もし身体とカヤックが固定されていなければ身体だけが前に行って、カヤックは取り残されるはずだ。つまり、パドルが生み出したパワーをカヤックに伝えて効率よく前に進ませるには、「身体をカヤックに固定し、無駄に失われるパワーを最小限にする」ことが大事。
 この「固定」し、「パワーを伝える」場所が、実は両足裏なのである。

 実際にどうするかといえば、右側を漕ぐときは右ペダルを踏ん張って、右足でカヤックを前に押し出すようにする。左側を漕ぐときはその逆。
 その結果、片側を漕ぎ終わったときは、上半身と下半身は逆方向にひねられている形になる。

 これが効率のいい「正しい漕ぎ方」であり、初心者、中級者は、この「トルソ・ローテーション」を使ったきれいなフォームをマスターするために四苦八苦するのである。

ところが、この効率のいいはずの漕ぎ方をずっと続けてきた結果、腰が良くないのである。いや、常に爆弾を抱えていて、今やカウントダウンに入っている状態だと言ってもいい。そういうときに甲野氏の言葉を拝見すると、「あれれ???」と思わざるを得ない。

 そういえばカヤックの発明者であり、数千年のパドリングの歴史を誇るグリーンランドのイヌイットの名人の漕ぎ方を見ると、腰なんて全然回していなかったりするのである。当初あれを観たときは、艇の違い、パドルの違いに起因するもので、僕らが使っているモダンカヤックやモダンパドルには縁のない漕ぎ方だろうと勝手に決めつけ、無視していた。あるいは、「あれじゃダメだな、僕の方が速いぜ」と決めつけて、軽く流していたりもした。
 ところが、甲野氏の話とあわせて考えてみると、実はあのイヌイットの漕ぎ方こそが「よい身体の使い方=正しい漕法」なのではないか?という気がしてきた。

 「腰を全然回していない」と書いたが、回していないのではなく、逆の足を踏ん張っているのかもしれない。右を漕ぐときに左足を踏ん張り、左を漕ぐときに右足を踏ん張る。
 あるいはどちらを漕ぐときにも、両足を均等に踏ん張り、上体は回す代わりに少々前後させて漕ぐのか?(初心者がやる漕ぎ方だなぁ)
 たぶんこれらのどちらかが、「ナンバ漕ぎ」という事になるんだろうけど、今使ってるのとまったく違う筋肉の使い方だから、習得には相当な修練が必要になるのは想像にかたくない。トホホ。

でもなぁ、もし腰や身体に負担のかからない漕法を身につけられるなら、引退がグンと伸びる可能性だって出てくるんだよなぁ。

 とはいえ、今の僕が腰をひねらずに漕いだら、速いグループには絶対についていけないのは明白だから、ひねらない漕法を研究できるのは遅いグループのときだけ、しかもお客様から少々目を離しても構わない恵まれたコンディションのときに限られる(こういうとき、白人客ばかりを相手にしているのが恨めしくなる……)。
 となると、引退が先か、負担のかからない漕法を見つけるのが先かという問題になってくる。子供の頃から「スポーツは身体をひねって」という事を教え込まれ、そういう先入観が爪の先、髪の毛の先まで染み込んでいるわけだから、ひねらないメソッドを見つけて体得するのは、相当時間がかかるだろうなぁ……。

 う~ん、もう少し早い時期に甲野氏の本を読んでおくべきだったか。

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昔、行進のときに「同じ側の手足」が前に出て先生にしかられた「ナンバ歩き」だったうらやましい人は人気ランキングを、それを見て笑っていた人はranking.gifをクリックしてみてください。


投稿者 Ryu : 9:00 AM
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コメント

カヤックの漕ぎ方は判りませんが、
甲野さんの古武術を通してのモノの考え方は興味深いものがあります。
桐朋高校バスケットボールチームが古武術をとりいれた動きでインターハイで活躍したのは
バスケットを教えている教師の友人から驚きの籠もった言葉で聞いたことがあります。

2003年刊行の「古武術の発見」(光文社)で"ようやく最近わかってきた"動き(井桁術理)があると書いてあります。

ラスト・サムライの殺陣に度肝を抜かれた私ですが
この本を読んで、あの殺陣と古武術は、これまた違う次元の凄さがあるんだな、と思ったものでした。

Posted by: えるまぁ : February 2, 2005 2:40 AM

甲野氏、末績選手の前に巨人の桑田投手で一般的に有名になられた方ですよね。
桑田投手といえば、これまた栄養士さんに栄養管理の知識はプロ並み(出された食事を見てぱっとカロリー計算から栄養素までわかってしまう)だったり、いろいろ知的に好奇心旺盛な方の様で。

さて、こんなサイトを見つけました。
http://www.isone-sekkei.com/hosaka/hosaka2/nanba/1/nanba1.htm
これを読むと「小走り」と言う美しい日本語があったのを思い出しますし、例えば丁稚さんが小走りをしたりするのに確かに両手はきちんと前掛けのところであわせたまま、という絵も浮かんできます。

そうそう、宇宙人が空手を始めた頃に、型を習うのに摺足と突きで同じ側の手足を出さなくてはならず苦戦しておりました。

いざこれをパドリングに応用するとなると、ピッチ走法ならぬピッチ漕法になるのでしょうか・・・
昔駅伝を見ていた母が、「飛脚や人力車を牽く人は短足O脚の方が脚に無理な力がかからなくて持久戦には強いんだって」と言っていたのを思い出しました。

Posted by: MM : February 2, 2005 9:50 AM

キャンプから戻りました。

甲野氏の話、意外と盛り上がるんですね(笑)


>"ようやく最近わかってきた"動き(井桁術理)がある

本文中で紹介した95年刊行の本にも紹介してありますけど、8年かかってようやく、なんですねぇ。
なんちゅう奥の深さ、気の短い僕にはムリな話かも……。


> 甲野氏、末績選手の前に巨人の桑田投手で一般的に有名になられた方ですよね。

です。
ただ、野球に興味のない人はこの件知らないでしょうから(僕もその一人で、マッハ氏以降に桑田選手の話を後から知った口、マッハ氏の話の方を出したんですけどね。

またまた面白いサイト、ありがとございます。
僕もときどき「ナンバ歩き」の練習してみたりしてるんですけど、このサイトのジッケンは面白いですねぇ。
参考にしよう。

パドリングに応用すると、どうなるんでしょうねぇ?
どうもイメージがわかないんですよ。
なんせ、足が地に付いてない、腰の動きはそもそもシートで制約を受けている。
どういう風にすれば委員ですかねぇ?(笑)


>「飛脚や人力車を牽く人は短足O脚の方が脚に無理な力がかからなくて持久戦には強いんだって」

甲野氏の本によると、そもそも昔の普通の日本人は走れなかった代わりに、訓練を受けた人はとてつもない長距離をとんでもないスピードで走っていたようですね。
その走り方、再現できないのかなぁ?

Posted by: Ryu : February 4, 2005 5:57 PM

ryuさん、初めまして。
ナンバ走りのことが書いてあったのでコメントを書きたいと思います。
今日、ナンバ走りの本を立ち読みしていたのですが、カヤックの漕ぎ方はナンバ走りと同じだな、と感じました。パドルを入水するときの動きはナンバの動きそのものだと思います。
まあ、立ち読み程度で詳しく読んだ訳ではないので、これからまだ研究する必要があると思いますが・・・。

Posted by: アダッチ : February 5, 2005 2:37 AM

アダッチさん、初めまして。
書き込みありがとうございますm(..)m

アダッチさんは、共通性をお感じになります?
僕は逆に、まったく接点を感じなくて、非常に悩んでます(^^;
確かにパドルキャッチの一瞬だけは上半身と下半身が同じ向きを向いてると思うんですけど、その次の瞬間に別の向きに力が入り始めて「ネジリ」が始まり、フィニッシュの瞬間は完全にねじれてますし。

あと、甲野氏の井桁術理に絡めれば、カヤックは座っちゃってるので、重力を利用した「崩し」をまったく利用できないんですよねぇ。

というわけで、どうも僕はナンバや井桁をどうパドリングに応用して良いのか、まったくイメージがつかめません。

一度飲みながらでもジックリとお話したいですねぇ。

今後もよろしくお願いいたします。


Posted by: Ryu : February 5, 2005 6:20 PM

Ryuさん、コメントありがとうございます。
ナンバについておもしろいホームページを見つけました。
「常歩秘宝館」
http://www.namiashi.com/hihoukan/
怪しい感じするかもしれませんが、中身は大マジメです。その中のPDFファイルに「お尻歩き」というのがあるのですが、それがカヤックに乗るときの姿勢そのものという感じです。(僕が立ち読みした本は「骨盤歩き」だったと思います。)
これを見て直感的にカヤック=ナンバと思っちゃった訳なんですよ。まあ、これから良く検証していきたいと思ってます。またメールします。気長にお待ちください。

Posted by: アダッチ : February 6, 2005 12:22 AM

おぉ!
これは面白いサイトですね。
残念ながら当該PDFファイル「お尻歩き」はまだ見つけられていないのですが、勉強になるサイトです!

う~ん、骨盤、二軸、面白い。

僕も研究します。

Posted by: Ryu : February 6, 2005 9:25 AM

初めまして、神奈川県の河井と申します。『井戸端海議』共同BBSの「ラダーの交差?」からこちらを知りました。
『井戸端海議』共同BBSで少し反応してしまいましたが、本来はこちらに書き込むべき問題でしたので、改めて書き込みします。

私が疑問に感じている部分は、
> これが効率のいい「正しい漕ぎ方」であり、初心者、中級者は、この「トルソ・ローテーション」を使ったきれいなフォームをマスターするために四苦八苦するのである。

の直前にある「上半身と下半身が逆方向にひねられている・・」と言う部分です。
右側を漕ぐ時右足を踏ん張るのだから当然右腰は後方に行く訳で、上半身は右側が後方になりますね。アダッチさんが仰有っているように、まさにナンバ歩きそのものです。

アダッチさんの書き込みに対して「キャッチ以降に逆にねじる」と有りますが、右側を漕ぐ時に左足を踏ん張れば上半身と下半身は逆方向にねじれることに・・・・・と、ここまで書き込んで、ハタと気が付きました。腰を基準に考えて居られるのではないか??と言うことです。
腰が固定されていて右足を踏ん張れば当然右腰は若干前側に移動します。上半身は後方にねじるので、上半身と下半身は逆にねじれる。

>なんせ、足が地に付いてない、腰の動きはそもそもシートで制約を受けている。

ちょっと待って下さい。固定されているのは足ではないのですか??。腰はもっと自由に動かすべきですよ!。背骨を軸に回転運動させた方が、ずっと楽に漕げますよ。

Posted by: 河井 : June 26, 2005 1:44 AM

書き込みありがとうございます。


>腰はもっと自由に動かすべきですよ!。背骨を軸に回転運動させた方が、ずっと楽に漕げますよ。

アドヴァイスありがとうございます。

おっしゃることは、理屈としてはよく分かるんです。
もちろん僕も長いこと漕いでますし、というよりも、漕ぎ方をプロ相手に教えるような立場なんで、腰を固定して漕ぐようなことはしません。

が、頭の中でイメージとしてまだ自分のパドリングが、「腰と上半身の連動」という意味で、しっくり行ってないような気がしてました、当時は。
その後4ヶ月で、かなり頭の中でのイメージは固まってきて、前よりはシックリくるようになりました。

とはいえ、表面的には僕のパドリングはまったく変わってないと思います
僕がやってるのは、あくまでも頭の中でのイメージの組み立てなおし、です。

正直言えば、以前からずっと、僕のパドリングは、上半身と下半身のねじれはありません。
が、僕が一番問題にしているのは、「腰や背中をこれだけ壊している以上、どこかにまだムリがあるはずだ」ということなんですよ。


話が簡単ではないのは、

>右側を漕ぐ時に左足を踏ん張れば上半身と下半身は逆方向にねじれることに・・・・・

という場面が、非常に頻繁に起こるからです。
ラダーを使わない場合、右に曲がるときは左足で艇を右に押し出します。
そのときに右を漕いでいることだってあるわけです。
こういう場合のナンバのイメージ作りは、まだ上手く出来てません。

単に普通にフォワードしてるだけとか、右に曲がるときに左のスィープをしてるだけ、なんて単純な場面では、イメージも簡単なんですけどね。

Posted by: Ryu : June 26, 2005 11:54 AM

自己レス。

>が、僕が一番問題にしているのは、「腰や背中をこれだけ壊している以上、どこかにまだムリがあるはずだ」ということなんですよ。


まぁ、年間200日以上、遊びじゃなくて仕事で漕ぐ、なんていうとんでもない無茶ばかりしてきましたし、僕らプロはパドリングそのものよりも、重いカヤックを一日数十本ムリな運んだり、ビーチに膝を着いて長時間料理をしたりして背中や腰を壊してるので、背中、腰の痛みをナンバ漕ぎが出来ているかどうかのバロメータに使うというアイディアは、僕の場合はそもそも無理があるのでしょうけど。

Posted by: Ryu : June 26, 2005 12:02 PM

どうやら、ど素人がお釈迦様に説法してしまったようですね。
大変失礼しました。

Posted by: 河井 : June 28, 2005 12:20 PM

いえいえ、とんでもありません。
これからもご教授願いたいのです。
特に今課題になってて悩んでるのが、上記のように右に曲がるとき、左にリーンして左足を踏ん張りつつ、右側をフォワードストロークする際の「ナンバ」のイメージです。
これがピシッとしたイメージでしっくり漕げるようになると楽しいだろうなと思うのですが、まったくダメです。
もうちょっと修行いたしますです、ハイ。


Posted by: Ryu : June 28, 2005 3:58 PM