March 02, 2005
{しりとりエッセイ #009} か○☆×△。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。風おだやか。最高気温22度、最低気温14度。
[海洋気象] (エイベル)
南西10ノット、午前中に北西15ノットに変わり、セパレーションポイントより北では夕方25ノットにがる。北部の海況は荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 02:14 AM 3.9 m Low 08:02 AM 0.8 m
High 02:33 PM 3.8 m Low 08:35 PM 0.8 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日は「秋晴れ」と書いたが、エントリーアップ後すっかり曇って風が出て肌寒くなった。予報大はずれ。カヤッキングも相当つらかったらしい。
本日はうってかわって、一日中見事な秋晴れ。雲の一片も見当たらないし、海も冗談のような鏡面状態。
突き指の状態があまり思わしくないので半日に回してもらった。もちろんツアーは楽勝。比較的早く出発した上に、日本人カップルもアメリカ人姉妹もよく漕げたので、大変余裕のある行程になった。めでたしめでたし。 sbh 4
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■好評連載「しりとりエッセイ」の第9回。
開設一周年記念連載やキャンプツアーが挟まっちまったんで、しばらく間が開いてしまい、しりとりファンの皆様をお待たせしてしまった。禁断症状に苦しんだ皆さん、すみませんでした。
前回のお題は「啖呵」。今回は「か」で始まる言葉がお題。
タイトルを見れば、抽選の様子を読むまでもなくお題が分かってしまうという弊害があったので(ってほど大げさなものでもないが)、今回からタイトルは伏字にすることにした。
今回は久しぶりにお題候補をたくさんご応募いただいているのだぁ!(嬉)
- 「上方落語」
by MMさん - 「カイテキ!」
by さだっちょんさん - 「返り討ち」
by Miyaさん - 「カヤック」
by tsuboさん - 「合羽」
by kmoritaさん - 「感受性」
by TO-BEさん - 「感銘」
by TO-BEさん
異常な夏、もとい、以上七つ(ナイス誤変換)。
例によってどう考えてもアウトドアに結びつかないお題から、いやにストレートで逆に困ってしまいそうなお題まで、ヴァラエティ豊か。ありがとございます。
さてさて、抽選はいつものように抽選委員長にお願いすることにしよう。今回は昼寝から起きたばかりで機嫌が悪い。こういうときにゃ、とんでもないお題を引いてくれそうで、ドキドキする。
はい、どれにする? ん? これ? どぉれ。

「返り討ち」 by Miyaさん。
げ。
■返り討ちって、仇を討とうとして失敗してやられちゃうことだよな。でもいまどき「親の仇」もあったもんじゃないから、例によってちょいと誇大解釈すると、要するに「オリャオリャ」と元気いっぱい攻め入ったのに、思わぬエライ目にあって逃げ帰ってくることだよな。
それってアウトドア遊びそのものなんじゃないの???
■今はプロになってエラッソウに危機管理などとほざいている僕の、アマチュア時代のエピソードでも書こうか。何のひねりもない珍しい展開だけど、まぁたまにはこういうのも良かろう。
家人を初めてアウトドアに連れ出したのは、僕だ。もちろん結婚前の「彼女」だった頃のこと。
彼女の初キャンプは、奥多摩の某キャンプ場だ。
実をいえば僕にとっても、これが初めての「キャンプ場でのキャンプ」だった。僕はもともと単車で林道を走って森の中にアプローチして野宿するというスタイルが原点だったため、金を払ってキャンプ場を利用したことがなかった。シーズンオフで管理人もいないキャンプ場にタダで泊まったことはあったが、そういうときは水道もトイレも使えないので、場外キャンプと変わりゃしない。
このときは、彼女を初めてキャンプに連れ出すのだから、キャンプ場にしておいた方が安心だろうと、初のキャンプ場体験をした。つまり、下見なんて出来ていない。
なんとも勇気凛々である。普通デートのときは、レストランでさえ下見しておくのが常識だというのに。
このキャンプ場、今思えばニュージーランド並みのプリミティヴな設備だった。浄水されているとは思えない(つまり沢からそのまま引いただけの)簡易水道に、汚いトイレが一つ。トイレの汚さ以外は、エイベルタズマン国立公園内の多くのキャンプ場とそっくりの設備である。いや、けなしてるんじゃなくて、ほめてるんだけどね。
いや、も一つ違いがあった。このキャンプサイトはほとんど日が差さないのであった。普通、初のキャンプデートにはこんなとこ使わんぞ。ますます勇気凛々である。
で、このキャンプ場で僕らは二泊するつもりだったのだ。
ところが超大型の台風が接近してきたので、一泊目の夜中から雨が強くなり、二日目に濡れネズミになりながら早々に撤収して逃げ帰ってきてしまった。まさに返り討ちである。
っつぅかさぁ、なんでそういう時にキャンプに行くんだ、コラ!?
プロになった今となっては、そういうタイミングでアウトドアに出かけるっつぅ神経が、どうにもこうにも理解できないのだが、事実としてそういう事をやっていたんだよなぁ。顔から火が出そうだ。
「なぜそんなときに、そんなところで!?」というようなアウトドア事故が毎年起こるが、何、僕らだって下手すりゃそういう事故に遭遇してたのである。おハズカシや。
まぁ、風が吹き始める前に撤収し、まだ電車も問題なくダイヤ通りに動いていたので、撤収決定のタイミングはそんなに悪くなかったとは思う。でもなぁ、そもそもあの日に出かけてるっていうのが、とんでもないミスだよなぁ。
■で、「彼女」はこれですっかりキャンプやアウトドアにはまってしまうのだから、人生よく分からない。絶好の天候でキャンプ初体験させたって「もう二度と行かない」っていう人も多いのに、返り討ちにあっても喜んでまた出かけていく変わった人もいるのだ。
まぁ、彼女にしてみりゃ、買ったばかりのレインスーツやザックカヴァーなどの、「すべての道具」を試せたのがうれしかったのかもしれないが(笑)
ま、とにかく、僕らはその後もちょくちょく二人でフィールドで出かけるようになった。そして結婚後の新婚旅行が、スノーシューを履いてのスノーキャンプだったのである。物好きの極みだ。
■場所は書かないが、クロスカントリースキーでも有名なフィールドに馬鹿デカイザックを背負った新婚ホヤホヤの馬鹿が二人、スノーシューを履いてエッコラエッコラ踏み込んだと思いねぇ。
その冬は寒く、東京でも何度も積雪があった。そのたびに買ったばかりのスノーシューを履いて近所を歩き回っていたので、二人ともスノーシューで歩くこと自体にはすっかりなれていた。
しかしスノーキャンプに必要な膨大な装備を背負ったままスノーシューを履くのは初めて。荷も体重も軽い新妻でさえスノーシュー履いてても膝までもぐる新雪、ほとんどの荷物を背負った僕は、股のあたりまで潜ってしまう。これには参った。
やっとのことで白樺林の中にキャンプ場を決めたが、キャンプ地を踏み固めるのがまた大変。テントを張れるまでに踏み固めるのに、30分以上はかかったのではないか?
その後、テントの周りに防風壁を築こうとしたのだが、さらさらの新雪が固まりゃしない。この辺は雪国育ちの人なら造作もないことなんだろうが、岡山出身と東京出身じゃどうしようもない。2時間もやったが結局中途半端な高さの壁でギヴアップ。なんなのだ、この徒労感は。って、楽しかったけど。
その後焚き火を起こして食事は無事終了。ただ、夜になって雪が降り始めてきて、翌朝焚き火を起こすのは大変だろうなと憂鬱に。
こういうときは、ともかく寝ちまうに限る。うぅぅ、寒い、メッチャクチャ寒い。こんな気温、人生で初めてだ。
新妻が沸かした湯をシグのアルミボトルに入れて湯たんぽを作ってくれたので、それをシュラフに放り込んだのだが、なんと蓋がちゃんと締まっていなかった。どわぁぁぁ、こんな寒い夜に、濡れたシュラフかぁ!!! 零下10度を割るときに、濡れたダウンシュラフで寝てみたことある? なかったら、ぜひとも試してみることをお薦めする。次からどんな状況でも寝られるようになるから、ホント。
新妻は、よこでスースーと寝息を立てている。寝入るまでは寒い寒いと騒いでいたが、何をいうか、君のシュラフは乾いててフカフカじゃないか!
うぅぅ、恨めしい。
夜の惨事はこれだけじゃなかった。
夜中に一度トイレに起きたとき、ブーツを履くのに手間取ってもう漏れる寸前になってしまったので、「踏み固めてあるから大丈夫だろう」とたかをくくってスノーシューを履かずにテントを出たら、いきなり脇まで潜ってしまった。新妻に助けてもらわなかったら、僕はあそこで絶命していたかもしれない(笑)
っつぅか、脇まで雪に潜ったまま小便を漏らさなかったのは、今思えば奇跡だな。雪に冷やされて、尿道がキュッと縮み上がってくれたのだろうが、縮み上がったのが膀胱の方だったらどうなっていたことやら。
なんてヒドイ夜だ、なんて過酷な新婚旅行だ。
翌朝、雪はさらにひどくなっていた。風は吹いていなかったのだが、新妻には「吹雪」に見えたらしい(笑) どこをどう見たらこれが吹雪なんだよ、ったく(^^; 家人は未だに「あれは雪が真横に降っていて、前も見えなかった」と言い張っている(爆) 思い出は、時にひどく歪む。
でも、彼女はとにかく怖がって、強行に撤収を主張。二泊の予定だったんだけどね。
僕自身はおそらく止むだろうと思ってたんだけど、天候変化を確実に読む自信がなかったので、彼女の主張に引きずられるように結局昼過ぎから撤収し、ますます深くなっている新雪をラッセルするようにして下山。いやはや、大変。
下界に降りてバスに乗り込んでから山を見上げると、何のことはない、思ったとおりキレイに晴れ渡っていて、あのまま山にいれば快適なキャンプが出来ただろうと思われた。
そういえば、ちょうど同じような眺めをニュージーランドに来てからも体験したっけな。
でも、新妻は雪に怯え、新郎は寝不足と重い荷物でのラッセルに疲労困憊し、「ま、いいや、三泊分くらいクタビレタ、満喫した」と、返り討ちにあって逃げ帰ってきたのであった。今にして思えば、別に騒ぐほどのこともない楽な良いコンディションだったんだけどねぇ。当時の僕らにはちょいと荷が重かったらしい。
■なぁ~んだかなぁ……(^^;
今思い出すとホント恥ずかしい。でもねぇ、プロだってアマチュア時代にはこういう経験いっぱいしてるの。ごうちゃんやショージやカミゾノなんかにも聞いてみな、面白い話いくらでもあるから。
僕の場合は、幸いにもプロになってからこういうアホなことやってないだけマシだと思っておこう。お客様連れてこんなことやってたらイカン、ホントに。気をつけよ。
■ほい、今回はこれでおしまい。
次回のお題は「ち」で始まる言葉。皆さん、ご遠慮なく奮ってご応募を! 抽選は多い方が面白いのだ。
「100,000ptためて、ニュージーランド旅行に行こう!」の獲得ポイントは、以下の通りです。
- MMさん
29 pt - Miyaさん
21 pt - kmoritaさん
11 pt - さだっちょんさん
10 pt - tsuboさん
8 pt - ツォンさん
7 pt - TO-BEさん
3 pt - youさん
1 pt
MiyaさんがMMさんに迫る! ツォンさんを抜いて、tsuboさんが5位に浮上!
さて、このあたりで、ニュージーランド旅行獲得までのptを計算してみよう。
- MMさん
あと99,971 pt - Miyaさん
あと99,979 pt - kmoritaさん
あと99,989 pt - さだっちょんさん
あと99,990 pt - tsuboさん
あと99,992 pt - ツォンさん
あと99,993 pt - TO-BEさん
あと99,997 pt - youさん
あと99,999 pt
ドングリの背比べだな……。
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「ビックリ」 → 「理不尽」 → 「ンジャメナ」 → 「なしくずし」 → 「シッダールタ」 → 「啖呵」 → 「返り討ち」 → 「???」
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■「RyuがMiyaさんを返り討ちにしたな」と思った方は
を、「MiyaさんがRyuを返り討ちにしたな」と思った方は
を、「相討ちだな」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/667
今回の抽選委員長のお写真は、やたらとパパ似の気がいたします。
で、「ち」ですね・・・
「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」があるから大変な数の言葉が頭をよぎるの(「血みどろ」とか)ですが、「コレをテーマに書いて欲しい!」的に選出して、
「躊躇」
で今回はエントリーさせていただきます。
そんなステキな初キャンプや新婚旅行を経験しても「躊躇」するどころかアウトドア街道を「猪突猛進」してしまった奥方様に「諜報員」から敬意を表して、と言う事で。
今回は、「契り」でお願いします。
「返り討ち」お見事でした。
まあ「ンジャメナ」でもこなしたRyuさんには、
ちと簡単でしたかな。(笑)
>今回の抽選委員長のお写真は、やたらとパパ似の気がいたします。
そうですか?
口元隠れて、目元が出てるからですかね?
「躊躇」、「珍道中」、「契り」どうもありがとうございます>MMさん、編集長、Miyaさん
珍道中と聞くとすぐにショージを連想しちゃった(笑)
しかし、どれもイロイロ思い浮かぶけど、バシッとアウトドアネタにまとめるのが微妙に難しい。
皆さん、ホンマ痛いとこついてきますねぇ(^^;
うちのカミさんはスポーツ好きだが、
アウトドアには全く興味なし。
だから一度も二人でキャンプなどにでかけたことがありません。
Ryuさんが羨ましい。
で、お題ですが・・・・。
今回は壮大に「地球」でお願いします。
ありゃ、奥様キャンプなさらないんですか!
残念ですねぇ。
「地球」承りました。
これまた何でもOKの難しそうなお題(^^;

