February 22, 2005
海からの贈り物。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。午後シーブリーズ。最高気温23度、最低気温16度。
[海洋気象] (エイベル)
変風10ノット、沿岸沿いでは午後シーブリーズ。海況おだやか。
[潮汐表] (ネルソン)
Low 03:53 AM 1.3 m High 10:06 AM 3.6 m
Low 03:59 PM 1.1 m High 10:09 PM 3.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■昨日、ようやくtelstraclear.co.nzの天気予報が復調。ヤレヤレ、一安心。
心配してくださったMMさんが、良いサイトを見つけて教えてくださったので、バックアップもできて、二安心。ありがとうございます。
朝晩は冷え込むようになり、日も短くなってきたが、日中は暑い。外にいれば風が爽やかなのでそうでもないが、車の中にいると日差しが冗談じゃない。数日前の懸念をよそに、しっかりとインディアン・サマーが到来したのか? めでたい。
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■ご挨拶。
当ブログは本日一周年を迎えました。皆様のご愛読と暖かい応援に、心より感謝を申しあげます。二年目もよろしくお願いします。
ちなみに当ブログの記念すべき第一回のエントリーは、これ。今と違ってなんとシンプルで簡潔なことか! こうでなきゃいかんよなあ。
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■この一年間、本当にネタが切れたときのためにずっととっておいた飛びっきりの隠しネタを、一周年記念として本日アップすることにした。
編集長との「ビーチ・コーミング自慢」の切り札でもある、ウチの家宝だ。

ご存知の方も少なくないと思うが、ペーパー・ノーティラスである。日本語ではアオイガイ、カイダコなどと呼ばれる。
カイダコの名が示すように、この殻の主は「貝」ではなく「タコ」である。詳しい説明は後述のサイトに譲るが、このブログではこの殻を便宜上「貝」、「貝殻」と表記することを最初にお断りしておく。
僕たち夫婦とペーパー・ノーティラスの出会いは、ダーヴィル島一周シーカヤッキング中だった。彼の島の東海岸のとあるビーチに、この紙のように薄い貝殻が散乱していたのである。僕らは夢中になって拾った。ほとんどは壊れていたが、それでも十個以上の良品・美品を見つけることが出来た。このときの興奮は、今でもありありと思い出せる。
二週間近くに及ぶカヤッキングの間、この繊細な貝殻を壊さずに持ち帰れるかどうかが、何よりも気になっていた。
それ以来、僕たちはこの貝殻に魅せられている。
写真左端は、我が家で一番大きい「主」。上記のカヤッキングの2年後にダーヴィル島を再訪したときに見つけた。
西海岸は海が荒すぎて、この貝殻が無事にビーチに打ち上げられる可能性はゼロに近いので、東海岸の件のビーチと、その隣のビーチを必死に探した。30分くらいしか探索の時間がなかったのだが、見事この大物を探し当てたのは、何かに導かれていたからだろうか?
真ん中のは、なんと我がホーム、エイベルタズマン国立公園で見つけた。
忘れもしない、愛娘が生まれるちょうど一ヶ月ほど前のことである。アカーストン・ベイで昼食休憩をとった後、季節的にそろそろ水温が下がり始めていた水の中に立ちこんでお客様のカヤックを押し出していたのだが、足元の海底に何か大きな白いモノが光るのを、目の端がとらえた。それがこのペーパー・ノーティラスだ。
人がほとんどいないダーヴィル島でこの貝殻を見つけても驚かないが、人だらけのエイベルタズマン国立公園で見つかるなどとは思ってもいなかったし、しかも水中から万に一つもない幸運。大変に驚愕した。
しかも驚いたことに、この貝殻は乗り捨て直後の新品ピッカピカだったようで、水を入れても一滴ももれないのだ。ペーパー・ノーティラスは非常に薄いので、どこかが必ず破損しているものだ。完全品に見えても、周囲のトゲトゲの先っぽに小さな穴が開いているのが常で、水を入れるとトゲトゲの先から水がほとばしる。コイツは、信じがたいことにどこにも欠損がない。世の中に「完璧な美」などないと信じていたが、いやはや、あるところにはあるのだと思い知らされた。
だから、大きさは「主」より一回り小さいものの、この貝殻は愛娘の安産のお守りとして、海の神様から授かったものだと思っている。つまり、我が家の「真の家宝」はこれだし、僕にとっては「我が家の神棚」みたいなものでもある。
これら二つが大物で、それより小さな惜しげのないサイズはたくさんある。右端の小ぶりのヤツは、そんな惜しげのないその他大勢の中で一番の美形なので、トイレにいつも飾っている。
こうやって並べてみると、つくづく自然の造形はスゴイと改めて感じ入る。この可憐さ、この華麗さ、この繊細さ、まったくため息ものだ。

ご覧あれ。これほど繊細なのである。
ちなみにこれは「主」で、持っているのは僕の手だ。これより大きなモノを見たことはある(ネルソンの動物園にも展示してあるし、ダーヴィル島唯一のレストランにも飾ってあった)が、でもこれだってちょっとやそっとではお目にかかれないサイズ。
どうだ、マイッタか!>編集長

その「主」を、愛娘に持たせてみた。彼女の顔と同じくらいのサイズだな。
ほんの二、三ヶ月前だったら、彼女にペーパー・ノーティラスを持たせるなど考えるのも恐ろしいことだったが、最近は聞き分けが良くなってきているし、「壊れ物」という概念も理解するようになっているので、冒険してみた。壊さず、無事撮影完了。良い子、良い子。

ペーパー・ノーティラス・ランタン。
『龍の巣』で近日売り出し予定、というのはもちろん真っ赤なウソ。
時間が出来たら、もっともっとたくさん集めて、家中にこういうランタンを散りばめたい。ささやかな僕の夢。
ちなみにこれは、最初の写真の右端のオチビさん。
■船乗りにとってこの貝は晴天と順風の印になっているそうだ。そりゃそうだろう、ペーパー・ノーティラスの名の通り、紙のように薄く繊細で、すぐに粉々に砕けるこの貝殻は、嵐に耐えるようなシロモノではない。この貝殻に出会えるのは、ベタ凪続きのときだけだ。
海を職場にする僕にとって、そういう意味でもこの貝殻には、一際親しみを感じる。
■ペーパー・ノーティラスの詳しい情報は、おなじみのこのサイトでご覧いただこう。
こうやってよく見ると、日本のとはちょいと雰囲気が違うのが分かって面白い。ニュージーランドのヤツの方が、日本のものに比べると丸みが強く、繊細さがより強調されているような感じ。
皆さんの近くの海にも、転がっているかも。今度ビーチに行ったら、目を皿のようにして探してみては?
■関連過去ログ【ビーチコーミング】
◎今日の収穫。 (2004年5月8日)
◎ビーチコーミングといえば (2004年5月15日)
◎指が痛い。 (2004年7月3日)
◎原始的な計測器。 (2004年7月7日)
◎僕には研げないナイフの話。 (2004年7月14日)
◎ペッタンコのウニ。 (2004年11月10日)
◎デカイ貝殻。 (2005年1月21日)
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。シーブリーズ。最高気温24度、最低気温15度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北では北西15ノット。その他は南西1...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.02.24
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。風おだやか。最高気温21度、最低気温6度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:南東昼前に10ノットに落ち、夕方...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.01
Excerpt: ■おかげさまで、本日でオリジナル版『Ryu's Logbook』開設2周年。ご愛顧ありがとうございます。
From: Ryu's Logbook 別冊
Date: 2006.02.22
Excerpt: ■【FORECAST】 [LAND] (Motueka) Fine, high cloud. Gusty southwesterlies. 25°C 15°C [MARINE] (Abel) North of Separation Point: Westerly 25 knots easing to 15 knots overnight. Elsewhere: Northerly 15 knots dying out this evening, beco...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2006.02.22
ペーパー・ノーティラス・・・・・。
悔しい!!!
はやく外洋に面した地域に引越ししないと。あ、津波が怖いなぁ。
Posted by: kmorita : February 22, 2005 01:07 PMryuさん、お久しぶりです。
ペーパー・ノーティラス、グロテスクにも見えるけれど、不思議ですね。手にとって眺めてみたいです。。。ため息。
>編集長
>悔しい!!!
ワハハ、同じ趣味を持つライヴァルから発せられるこの一言が、どんだけ励みになるか(笑)
>mitsubakoさん
こんにちは、こちらこそご無沙汰してます。
ブログもmixi日記もときどき拝見してるんですが、コメント書き込む時間が取れなくて。
グロテスク、なるほど、そういわれればそうなのかもしれません。
そう思ったことなかったけど。
一回お見せしたいですけど、日本まで持っていくのは無理だろうなぁ。
こちらにいらっしゃったときに、たっぷりお見せしますね。
日本で拾えるものと違って、表面の凹凸が多いですね。ランタン計画はわたしも考えております。ウチの大物は落とした際に欠けてしまいました。ああ、何てこった・・。
Posted by: 西村巌 : February 23, 2005 10:18 AMやっぱり凸凹の質感、違いますよね?
ランタン、やっぱ皆考えるんだなぁ。
しかし、大物かけちゃったんですか。
ありゃぁ……。
我がことのように悲しい。

