January 14, 2005
またキノコ。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。南西風。最高気温23度、最低気温13度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:西25ノット。その他のエリア:南西25ノット、午前中に15ノットに落ち、午後一時北に変わる。北部の海況は荒い
[潮汐表] (ネルソン)
High 01:16 AM 4.2 m Low 07:20 AM 0.5 m
High 01:32 PM 4.4 m Low 07:38 PM 0.6 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■暑い。昨日以上に素晴らしい天候。水の透明度も一日でさらに上がり、真夏とは思えない色彩美。強烈な紫外線で空気の粒一つ一つが輝き、水の一滴一滴がそれに呼応しているようだ。
一日中泳ぎまくったり、暑くなったらロールしたりと、何かずっと水につかってたぞ。
ただ、一発目の入水はそんなのんきなものじゃなくて、ちょっとした「レスキュー劇」だったんだけど。乗ってたウォータータクシーが、アンカレッジに到着してバックでビーチにアプローチしようとしたとたんにガクンと止まった。スクリューのプロペラにアンカー(錨)のロープを巻き込んでしまったのだ。こういう事故を防ぐために、ウォータータクシードライヴァーやシーカヤックガイドは錨の処理には相当気をつかうんだけど、やっぱりロープっていうシロモノは一筋縄ではいかない(イヤ、シャレのつもりじゃないんだけど)。
ともかく、僕が水の中にドボンと飛び込んで、思いっきりプロペラに巻き込まれてギチギチになってしまったロープを解く作業をした。幸いにも全体重を掛けたら解けてくれて、ナイフで切断なんてことにならずにすんだけど、さすがに朝一番の行水は寒かったぞ。
その他の一日の流れは、昨日と同じようなもの。ただ、こうやって夏日になると、どうしてもガイディングの方は気が緩んじゃうな。ま、誰でもガイド出来る条件なので、お客様から不満がもれるようなことが絶対にありえないんだけど、でも油断はイカンよなぁ。
えっと、それはともかく、今日のグループは昨日より少し遅かったため、休憩時間がそれぞれ微妙に削られる羽目になり、まったく寛ぐ暇も昼寝する暇も取れなかった。これはキツイねぇ。
あ、そうそう、最後にウォータリング・コーヴでウォータータクシーを待ってるとき、泳いでたらでっかいタコを発見。岩場じゃなくて、波打ち際のすぐ近くの砂の上にドタッと広がってた。持ち上げてみると足を広げた大きさが軽く1m以上! 足一本だけでも良いから、持ってかえって食いたかった。でも、さすがに欧米人のお客様の前で、オクトパスの足を切り取って持って帰れないよなぁ(^^; 残念無念。ちなみにエイベルタズマン国立公園でタコを見つけたのは初めて。
って、何か盛りだくさんな一日だったんだな、こうやって書いてみると。道理でボロボロに疲れているわけだ。 hop 8
■追記(1月15日)
暑くてボケてるのか? っつっても、日本で言えば初夏の爽やか気候なんだから、ボケるほどじゃないだろうに。
えっと、イルカ出現。帰りのウォータータクシーで、ギルバートポイントとマラハウサンディベイの中間あたりで。三頭のダスキー。
ここ数日、あちこちで出まくっているらしい。
■関連過去ログ【イルカ履歴】
◎2004年3月26日 ボトルノーズ
◎2004年7月18日 コモン
◎2004年8月13日 ダスキー
◎2004年9月16日 ボトルノーズ
◎2004年9月24日 ダスキー
◎2004年10月6日 ダスキー
◎2004年11月19日 オルカ
◎2004年11月24日 オルカ
◎2004年12月3日 ヘクターズ
◎2005年1月2日 ダスキー&コモン
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■えっと、11日のエントリーのわややさんのコメントを始め、最近色んなところで「Ryuの来期の引退がとりやめになったらしい」との声が聞こえてきてます。皆さん喜んでくださっているので、そのことは大変うれしく思うのですが、残念ながら誤解です(うぅぅ、心苦しいアナウンスだ)。
えっとですね、スタンスは一切変わってません。キチンと書いておくと、
「この仕事は僕にとって天職のようなものなので、心身の健康が保てるならば、一生やり続けたい」
「ところが残念なことに身体がもうついていかなくなってきている。身体が弱ると気力も同時に落ちてしまうので、そろそろプロフェッショナルとしての仕事の質が保てなくなってきているのが事実。ハッキリ申しあげれば、僕のガイディングのピークは3シーズン前(2001-2002)で、それ以降はどんどん仕事の質が落ちてきている。プロの名に恥じない仕事が出来なくなったら、引退するのが筋だと思っているが、そろそろその時期は近いという自覚がある」
「なおかつ、1月6日のリレーエッセイに書いた通り、これからは体力の回復なんてもう望めないのは明白。」
ということですね。秒読みは着々と進んでいます。どこで「爆発」するか、本人にも分かっていないので、その時の体調や気分しだいで
「おぉぉ、これならあと二、三シーズンは楽勝で働けるぞ!」
と空元気が爆発することもあれば、
「あぁ、もうダメだ、今日限りで引退だ……」
と弱音を吐くこともありますが、なんせ元来ホラ吹きなんでいちいち本気で取り合わないでくださいm(..)m
衰え方が少し減速してくれ、もし来期も今期と同じくらいの体力と気力がキープ出来ていたら、もうワンシーズンだけ現役フルタイムを続けられるかもしれません。可能性はゼロじゃないです。
でも、あくまでも「ゼロじゃない」というレヴェルです。決して「引退を延期」したわけではありません。なんせ、自分の意思だけで延期できる問題じゃありませんから。毎日毎日、毎月毎月「今日はまだ大丈夫か? 今月はまだ働けるか?」と自問自答しながら働いているのです。
そういう状態なので、そもそも予定なるものがないんです。だから延期も決行も何もあったもんじゃありません。
あ、そうそう、仮にガイディング以外の収入源が断たれてしまった場合、死に体に鞭打って現役を続けなきゃいけないかもしれませんね(笑)
■ちなみに来期の見通しは最悪ですね。
しょっちゅうここに書いている通り、職場の環境が激変し、そもそも契約が切れる後の今年4月1日以降の状況は、誰にも分からない状態です。また、やはりここに何度も書いた通り、腕利きのスタッフがウィルソンズの介入に業を煮やしてどんどん離脱しています。
僕自身、来期も積極的に今の職場で働き続けようという意欲は、加速度的に萎えています。というか、おそらく全員が今の職場から離脱したがっているはずです。
っつぅよりも、そもそも4月1日以降に今の会社が存続しているかどうかさえ分からないんですよ。世界最大規模の会社が突然消滅するなんて信じがたい話ですが、ありえます。そんな状態で「来期も現役ガイド」でいられるかどうか、分かるわけがありません。
つまり、引退が延期になったどころか、今の会社の状況を鑑みるに、引退は加速度的に早まっているというのが正直な気持ちです。労働環境があまりにも急激に悪化しすぎです。
■次に、他社に移籍して今の仕事を続ける可能性も考えてみましょうか。移籍先が今の会社のような日本人客からのリクエスト制度まで引き継いでくれるかどうかわかりませんし、そもそも移籍先が上手く見つかるかどうか分かりません。
唯一の日本人ガイド、しかも大ヴェテランなので、僕を欲しがる会社はいくらでもあるんです。というか、きっとどこの会社も欲しがってくれます。
ただその代わり、僕は転職に慣れていないので、キウィ連中に完全に出遅れるのは目に見えているんですね。先方も「もうちょっと早く来てくれればぜひ欲しかったのになぁ、もう人手足りちゃってるから今期はムリだな」って言われるのがオチ、のような気がしています。
だったらもうちょっと早く動け、と言われそうですが、こういうときに日本人の「もうちょっと我慢しつつ、様子を見てみよう」という性癖が裏目に出るんですね、ワハハ。
また、体調が悪くてパートタイムとなる場合、他社に移籍先を見つけるのがさらに困難になるでしょうし、見つかった場合も日本人客のリクエスト制度は絶望的だと思われます。数年前ならいざ知らず、今のエイベル・タズマン国立公園に、一人のパートタイムガイドのために、新システムを導入するような会社があるとは思えません。
つまり、来期今の会社を離脱して他社に移籍した上で、バリバリ現役ガイドとして活躍を続けていたとしても、日本人ガイドリクエスト制度はなくなる可能性が大きい以上、せっかくここに来ていただいて僕がいる会社にブッキングをしていただいても、僕が担当して差し上げられる可能性は非常に小さくなる、ということです。
実際には、移籍する場合にしても、体調不十分によりパートタイムのフリーエージェント登録という可能性の方が大きいので、来期以降皆様をガイドしてさしあげられる可能性は、決して大きくないです。
■ということで、僕の今の仕事に関しては、申し訳ないのですが楽観視しないでください。
まぁ、希望としては、来期も今と同じ会社で同じようなポジションで仕事を続けられればと思っているので、そうなったら一緒に万歳してくださいな。
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■極々私的なメモ。
愛娘が「しゃしん、とって」とカメラを持って来て、自らポーズをとった。初めての出来事。

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■ここ数日ようやく回復したが、先週まで雨続きだったので、キノコも大喜び。というわけで4日のエントリーに引き続き、またキノコ。

↑これは4日の写真のキノコの生えているキウィフルーツ棚のすぐ側にあった。種類不明。キレイ、美味しそう、でも食えなさそう。

↑これもそのすぐ側で見つけた。別種ながらこれも不明。う~ん、これも食ってみたい。でも恐ろしい。にっし~やショージが来たら食わせるんだが。

↑これは家の門から出たところすぐにあった。こいつもよくわからんが、この可憐なこと。こういうのは何時間見てても飽きない。

↑Straw mushroom(学名:Volvariella volvacea)か? ならば食えるのだが、Inocybe fastigiataだと毒。試してみるか? ウソ。

↑Common ink-cap(学名:Coprinus atramentarius)に似てるが、こいつは頭が丸いなぁ。Common ink-capはもっとトンガリ頭のはず。Common ink-capは食べられるが、いっしょに酒を呑むと中毒を起こすという、よくあるタイプの禁酒キノコ。ごうちゃんに食わせると良いかも。

↑これはおそらくLiberty cap(学名:Psilocybe semilanceata)。「自由」なんて名前がついてるが、これは「苦しい人生から解放される」という意味か? 要するに毒キノコ。カミゾノが来たら、オムレツにでもしてご馳走してみよう。
こういうのがポコポコ顔を出してくれるから、この時期の雨も悪くないなと思う。
しかし、アジサイが咲いてたぞ(ピンボケだったので写真掲載は見合わせるけど)。この時期にアジサイねぇ。どうかしてるんじゃないの、ホント。
■関連過去ログ【キノコ】
◎ベニテングタケ(2004年4月29日)
◎不明(2004年10月26日)
◎不明一種&フィールドマッシュルーム(2005年1月4日)
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Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) ときどき雨。南風。(高)20度、(低)13度。 [海洋気象] (エイベル) 【暴風警報】セパレーションポイントより北:午前中に南東40ノットに。その...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.30

