January 13, 2005
{しりとりエッセイ #002} 遊び。
■【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
晴れ。北風、次第に強くなる。最高気温21度、最低気温12度。
[海洋気象] (エイベル)
セパレーションポイントより北:午前中に北西が25ノットに上がる。その他のエリア:変風10ノット、午前中に北15ノットに。北部の海況は荒くなる。
[潮汐表] (ネルソン)
High 12:29 AM 4.2 m Low 06:37 AM 0.5 m
High 12:47 PM 4.5 m Low 06:51 PM 0.5 m

© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd
■超快晴、超ベタ凪。秋みたい。真夏にこれだけ快晴なのにシーブリーズが吹かないってのは、絶対に異常。北も吹かなかったし。
ともあれ、超好天だったのは間違いない。これでクレームや不満が出るようなツアーをやるヤツはいない。楽勝。 hop 7
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■第二回目。ホントはもう少し間隔を開けようと思うんだけど、最初の数回くらいはテンポよくいっておこう。
さて、一回目の「アウトドア」に続く今回のお題はMMさんに頂いた「遊び」。
うっぐぁ~っ、まったまたいきなり超書きにくいお題。ルール通りの悶絶テーマだな、こりゃ。感謝感激雨雨降れ降れ母さんがぁ♪でごじゃります。
tsuboさんの「汗」、Miyaさんの「アルコール」、「明かり」とかの書きやすそうなお題にはグラリと来たが、最初っから日和ってはイカンと己を叱咤して初志貫徹。僕ってエライ。
youさんのお題「愛」もすごく書きにくそうでかなり悩んだけど、僕は慈愛に満ちあふれてる代わりに「遊び」のアの字も知らないクソ真面目人間なので、よりチャレンジングと思われるMMさん案を採用した。
お寄せいただいた皆さん、どうもありがとうございましたm(..)m
でも、これらのお題を全部盛り込んでも、何か一本書けそうな気もする……。でも、一週間くらい軽くかかっちゃうだろうな>執筆
ともかく「遊び」だ、どーだ、書いてみやがれ!
よしッ! 書こうじゃないの!!(独りで何を騒いでる?)
えっと、こーゆーときは「困ったときの、広辞苑頼み」だ(笑)
■いきなり脱線で恐縮だが、こういう風にテーマを決めてエッセイを一般公募すると、
広辞苑によると「○○」とは~~~
で始まるものが、何割かを占めてしまうらしい。つまり売文で身を立てている人間にとっては、絶対にやってはいけない書き出しの代表選手、ということになるんだろうな。
というわけで、閑話休題、本題に入る。
■広辞苑によると「遊び」とは(爆笑)、
- あそぶこと。なぐさみ。遊戯。源氏物語〈桐壺〉「御心につくべき御-をし」
- 猟や音楽のなぐさみ。竹取物語「御-などもなかりけり」
- 遊興。特に、酒色や賭博をいう。「-好き」「-人」
- あそびめ。うかれめ。遊女。源氏物語〈澪標〉「-どものつどひ参れるも」
- 仕事や勉強の合い間。「-時間」
- 〈文学・芸術の理念として〉人生から遊離した美の世界を求めること。
- 気持ちのゆとり、余裕。「名人の芸には-がある」
- 〔機〕機械の部分と部分とが密着せず、その間にある程度動きうる余裕のあること。「ハンドルの-」
(広辞苑 第五版 岩波書店より)
「やってはいけない」と言われると、ついついやってみたくなる天邪鬼が裏目に出た。写すだけで一苦労だったぞぃ……。
教訓:やっぱり、やってはイカンと言われたらやめておいた方が良いらしい。
■さて、アウトドアはこの中のどれに当たるかとというと、おそらく1番、2番、5番あたりになるんだろうが、実は僕が今回最初に思い浮かべた意味は、なぜか8番だった。
またまたここで恐縮ながら脱線するが(これはもう習性みたいなものなので、「ホントに恐縮してるのか?」とのツッコミは無しね)、一般的な意味での「遊び」は、英訳するとご存知の通り「play」。
じゃぁ、この8番の意味を英訳するとどうなるかご存知だろうか?
困るっしょ? 相当英語が得意なつもりの人、普段仕事でかなり英語を使ってる人、海外在住者なんかでも、こういう重箱の隅のような意味は盲点のハズ。さぁ、分っかるかなぁ???
僕? 僕だって今の今まで知らなかったもんね(いばるな!)。
さて回答。実は8番の意味も、やっぱり「play」なのだ。
意外なような、当たり前のような、でもやぱり「へぇ~っ!」って思ってしまうちょっとしたトリビアっしょ?
信じた? 信じた?? ホントに聞こえた? 周りの人に言いふらす前に、ちゃんと辞書調べた方が良いよぉ、ワハハハ。
■と、読者を一回「へぇ~っ!」と思わせておいてから、その直後に不安にさせるってのは、悪い「遊び」だねぇ。
失礼、失礼、「機械部品の遊び」を「play」と訳すのは、正真正銘のホント(^^;
いや、ホントだってば! 信じて、ねぇ、お願いだから……。ダメ? やっぱし……。
■脱線につぐ脱線で、さっぱりアウトドアの話につながりゃしない。「遊び」っていうお題でアウトドア雑想を書くのに、無関係の枕をここまで引っ張るヤツぁ、そんなにはいないぞ。
って、お題が「遊び」なんだから、なかなか本題に入らないのも仕方ないといえば仕方ない。って、自己弁護してる場合じゃないか。「遊んで」ないで、早く本題に入ろう。
さて、閑話休題。「アウトドア」と掛けて「遊び」と解くときに、なぜ真っ先に「機械部品の遊び」が思い浮かんだのかというと、おそらく毎日の仕事で、カヤックの部品が動かなくて困らされているからだと思う。
朝のセイフティ・ブリーフィングのとき、フットペダルの調整の仕方やラダーの扱い方を説明した後、お客様にコクピットに座って個々にやってみていただくわけだが、八名いらっしゃったらだいたいそのうちの四名は、
「固くてペダルが動かないぃ!」
「ラダーが下りないぃ!」
と助けを求めてくる。砂が詰まってたり、ラダーケーブルがジャムってたり、油が切れてたり、部品が曲がってたり、あるいは特にトラブルはないのに動かすコツが分からない、非力すぎるなど原因はさまざまなのだが、全員がノートラブルで調整を終えることは絶対にない。
ちなみに野遊び屋の場合は、カヤックの洗浄を非常に丁寧にやるので、砂詰まりなどで物理的に部品が動かなくなっていることは、エイベル・タズマン・アドヴェンチャーズに比べれば格段に少なかった。
でも、お客様が日本人ばかりなので、「コツが分からん」「非力すぎる」という理由で、やっぱりこちらがお手伝いすることなくフィッティングがすむことはまずなかったと思う。
まぁ原因はともかく、部品同士の間にはキチンと「遊び」がないと困るのである。可動部品が多いシーカヤックの場合は、特にそうだ。
■「遊び」が必要なのは、カヤックの部品だけじゃないな。漕ぐときもそう。
初心者に最も多いトラブルは、親指の付け根にマメを作ること。これなんか、パドルを握り締め過ぎて、手とパドルシャフトの間に「遊び」がないから起こるのだ。「遊び」に来てるんだから、手ももっとリラックスさえて「遊ばせて」あげないと。
■と、ここまではカヤック(あるいはベースクルーのメンテ状況)や、初心者の漕ぎ方にナンクセをつけたが、僕だって他人のことばかり言えた義理じゃない。上記広辞苑の意味を見ていくと、大変に耳の痛い項目があるではないの。
7番だ。
上では「アウトドアは、1番、2番、5番に相当」と書いた。でも、アウトドアだって極めていけば、7番の世界に到達してしまう可能性もあるんだよね。いや、可能性といってしまうと語弊があるな。その境地に達しているような方も、少なからずいらっしゃる。
じゃぁなぜ上で7番を外したか? 僕自身が、その境地から最も遠い位置にいる自覚があるから。そして、その境地に思いっきり背を向けて、逆方向に歩いているという後ろめたさがあるから。
そう、アウトドアって、所詮は「遊び」なんよね。とすると、7番の世界がその頂点に待っているわけだ。
ところが、仕事にしてしまうと「サーヴィス産業」なんだよねぇ。これが、「遊び」とは正反対の世界なんだなぁ。
僕は、この「サーヴィス業たるプロガイド業と、遊びのアウトドアは、方向性がまったく逆」ということをよく書いているのだが、おそらくそのたびに「そんなことはない!」と思っていらっしゃる同業者の方もいらっしゃるかと思う。
でもね、それって要するに稼働日数というか、頻度の問題なんだ。週に4~5日、コンスタントに働き続けると、「遊び」の部分を犠牲にして「効率」を優先せざるを得なくなってくる。毎回新しい試みをして「遊ぶ」よりも、毎回同じことをして「確実性」を求めるようになってくる。それが仕事ってもんなんよね、良くも悪くも。ま、個人差もあるとは思うけど。
「そんなことはない!」と思ってらっしゃる方は、ラッキーなのかもしれない。少なくとも、僕はうらやましいと思うよ。
自ら選んだ道なので悔いはないけど、7番が遠のくのはちょっとさびしい。
■というわけで、せめてアマチュアの皆さんは、小難しいこと考えずに、思う存分「遊んで」下さいね。頭空っぽにして遊び狂っているうちに、7番の境地にスポッと到達してしまっているなんてことが起こるかも。
いやぁ、まったくうらやましいねぇ。僕も早いとこ引退して、そっちの方向を目指したいもんだ、ウン。
■なんだか今回は、アウトドア雑想というよりは、単なる言葉「遊び」になっちゃったような観もなきにしもあらずだけど、お題がお題だから仕方ないやね、ワハハ。
さて、次回の「しりとりエッセイ」のお題を募集します。「び」から始まる単語で、「これで書いてみやがれってんだぁ!」っていうお題を、当エントリーのコメント欄にどしどし書き込んでください。あるいは、貴殿のブログに書いていただいて、ここにトラックバックしていただいても結構です。
よろしくお願いいたします。
で、いきなりだがルール変更。
前回色んな方からお題を出していただいて、正直どれを選ぶか大変迷ってしまった。ルール通り一番書きにくそうなものを選んでみたのだが、他の捨ててしまったお題もにも後ろ髪を引かれていて、次回は自分で選びたくないなぁ、と思ってしまった。
よって、次回分からは天に任せ、「僕が書きにくいものを選ぶ」のではなく、「すべてのお題候補の中から抽選で選ぶ」ことにする。抽選方法は、僕がカードに書き出して目をつぶって一枚選ぶといういい加減なものだけど(^^;
ただし、コメント欄で話が盛り上がったお題があれば、もちろんそれを採用するというルールは残すことにする。
■【ルール ver.1.1 13/01/2005】
- 決められた「お題」に従って雑想をしたためる。
- 次回の「お題」はコメント欄、あるいは他のブログからのトラックバックによって募集する。メールでの応募は受け付けない。
- 候補の中から抽選でお題を選ぶ。
あるいは、コメント欄で「おぉ、このお題は面白そうだ!」って盛り上がったものがあったら、もちろんそれを採用する。 - 新規エントリーをアップする際、前回のエントリーにトラックバックを打っておく(自サイト内トラックバック)。
採用の「お題」が他のブログからのトラックバックで寄せられていた場合は、当然ながら当該エントリーへのトラックバックも行う。 - 翌日アップが原則の「リレーエッセイ」と違って、こちらは不定期連載を可とする。よってコメント欄でのお題の募集は数日間受け付けるが、いつまでたっても応募がなければ、連載終了とする。
- 足りないルールがあれば、適宜適当に追加する
■「アウトドア」 → 「遊び」 → 「???」
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■「なかなか良く書けてるじゃないの」と思った方は
を、「苦しいな、MMさんの勝ちだ」と思った方は
を、「勝ち負けとかよく分からんけど、とりあえず面白い企画じゃん」と思った方は両方をクリックしておいて下さい。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/1327
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 晴れ。午後シーブリーズ。最高気温26度、最低気温16度。 [海洋気象] (エイベル) セパレーションポイントより北:西15ノット、夕方に25ノ...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.01.16
毒を盛る腕だけは確かな私設秘書の「お題」、採用いただいてありがとうございました~。
後半は「多分こう書いて来るだろうなぁ」という予想通りだったんですが、前半が予想が全くつかなかった展開だったので面白かったです。
同じ8番の遊びの意味でもメンタルな方でタックルしてこられるかも、とは思っていたのですが正攻法のハードの方だったという事が、やはり現場の人間の声だなあと。
そうそう、8番の意味のplayは「知っていたり聞いた事があったりするけれど他の言い方や言い回しでどうにかなるので使わない」単語のいい例ですねぇ。
私が最初聞いた時は飛行機の翼なんかの衝撃や振動のクッションとしての構造上の遊び、という意味だったですよ・・・って、本日のエントリーを見るまで長い事忘れていた話ですが。
で、「遊び」を考えた時点で次のお題は決まっていたのでした(笑)。
「ビックリ」
「び」で始まる言葉なんてその殆どが「美」で始まってしまうからしりとりとしてはいいお題ではなかったのです>「遊び」。
ということで最終候補は「微妙」と「ビックリ」だったんですけど、意地悪度を極めて「ビックリ」。
くじで引いてしまわないようにして下さい~(爆)。
後半は、MMさんには展開を読まれてるだろうなと思ったんで、書くのやめようかとも思ったんですけど、上手い代替案のオチが思いつかなかったんで、「いつもの話」で安易にまとめてしまいました。
前半で力使い果たした(笑)
「びっくり」か、またえらいキーワードを…。
えっと、「微妙」も難しそうなんで、クジの中に入れさせていただきます。
どっちかというと、「微妙」の方が書きにくいかも。
ま、いいや。
両方候補にします。
ありがとございます。
あ、ありがとうございます>tsuboさん
しかし「尾てい骨」なんて、日常まったく意識しないから、改めてエッセイ書けって言われると、頭抱えますね(笑)
えっと、
「ビックリ」
「微妙」
「尾てい骨」
ですね。
なんちゅう取り合わせだ(笑)
このお題候補の羅列を眺めるだけでも面白い、この企画始めた甲斐があった(爆)
ワハハ、楽しい。
って、のん気に笑ってる場合じゃないってば(^^;
どれを引いても、血の気も一緒に引きそうだ。
・・・笑いました。いいっすねこの企画。
興味あるのは「鼻下長」(ビカチョウ)、日本のエロオヤジはよく見ますが、西洋人(おかしな言い方ですが)のエロオヤジは見たことがありません。どんなでしょう。
び、ビカチョー!?
び、ビンタァ~!!??
絶対引きたくないようなお題がドンドン増える。
これ、どうやったらアウトドアネタになる?
っつぅか、アウトドア・ブログだってこと、覚えてます?(^^;>編集長
Posted by: Ryu : January 14, 2005 08:00 PM
