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December 26, 2004

[ リレーエッセイ #27 ] 原点。

■ 【予報】
[地上気象] (モトゥエカ)
  晴れ。シーブリーズ。最高気温19度、最低気温12度。

[海洋気象] (エイベル)
  北西15ノット、夜に南西15ノットに変わる。海況はおだやか。夕方のにわか雨の中、視界は良好。

[潮汐表] (ネルソン)
  Low 04:23 AM 1.1 m  High 10:43 AM 3.9 m
  Low 04:34 PM 1.0 m  High 10:40 PM 3.7 m


天気図
© Copyright Meteorological Service of NZ Ltd

■ 晴れぇ? なんか曇りがちなんだけど。シーブリーズも、これじゃ吹かないぞ。
  一昨日一瞬真夏の日差しになって、「あぁやっと!」と思ったんだけど、ヤッパリだめか。
  今年は春が涼しすぎて、夏の訪れが遅いせいで、国立公園内の花の時期が2週間から3週間遅れている。
  ティートゥリー(マヌーカとカヌーカ)の真っ白な花はまだ終わってないし、ラタやポフトゥカワの真っ赤な花は、クリスマスになってようやく咲き始めたばかり。
  まぁ、クリスマスの時期のこれらの紅白の花が咲き乱れてるのは、めでたいといえばめでたいのだけど。

  そういえば昨日のエントリー、やたら長くなりすぎたせいで、昨日の天候を記録しておくのをすっかり忘れてた。
  昨日は午前中は時折大雨が降り、午後は曇り。天気予報はおおむね当たっていた。

■ うっがぁ、また明日からスリーデイ・ツアー(エンチャンテッド・コースト)だよぉ。疲れがまったく抜けてないんだけど。しかも、今回は予報が最悪だぞ……。

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■ 本日はボクシングデイという休日。由来はこちらをどうぞ。この中には「カナダ・オーストラリア」としか書かれていないが、ニュージーランドの属国である西島(豪州)で採用されているということは、当然本国ニュージーランドでも同じということである。

  ちなみに今年は、クリスマスデイが土曜、ボクシングデイが日曜なので、月曜がクリスマスデイ振り替え休日、火曜がボクシングデイ振り替え休日となり、カレンダーでは土曜から火曜まで真っ赤っ赤。この四日間連続で働いている人間は、休日手当て四連発でウハウハだろう。

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■ [ リレーエッセイ #25 ] きっかけの続き。

  #25がダブっている

  こういう場合は解決策が4.27個くらい考えられるのだが、小数点以下を四捨五入すると、だいたい以下の四通りになる。
  

  1. そ知らぬ顔で「#26」と続け、ダブリなどなかったことにする
  2. 全体で何本のエッセーが書かれたか分からなくなるのはもったいないので、あくまでも総数にこだわって「#27」と書く
  3. そ知らぬ顔で自分も「#25」と書き、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ
  4. そ知らぬ顔で「#24」とカウントダウンを始め、次の編集長がどういう反応をするか楽しみに待つ

  しばしの熟考の末、結局2番を採用してしまうところが、僕の弱点だ。ここはやっぱり3番か4番だよなぁ。まだ修行が足りん。

■ ところで「きっかけ」って、良いエッセイのお題だなぁ。いくつもネタを思いつく。ざっと考えただけでも、「ニュージーランド移住の岐路」、「なぜシーカヤックガイドになったか」なんぞが思い浮かんだんだけど、この辺のことは以前にもどこかに何度か書いたような覚えがあるので、今回はもうちょっとさかのぼって、「そもそも僕がアウトドア志向になった原点」を書いてみることにしよう。

■ 実をいえば、僕は物心ついたころから「キャンプ」だの「冒険」だの「無人島生活」だのの本を愛読していたガキだった。昔から、そもそものきっかけがなんだったのかよく考えていたのだが、どうも思い出せなかった。

  が、数年前にようやく思い当たったのだ。きっかけは愛娘が生まれて絵本が家に並ぶようになったことだった。

  僕は小さな頃から、「佐藤 さとる&村上 勉」コンビの絵本が大好きで、大人になってからもこの

だれも知らない小さな国
  
『だれも知らない小さな国』などは、キャンプに持っていってウィスキーをなめつつ焚き火のそばやテントの中で読んでいた。今でも「人生最良の本100冊」を選べといわれたら絶対にこの本もランクインさせる。だから間違いなく僕の生き方に多大な影響を残しているはず(ただ、続編はどれをとっても今ひとつワクワク感が足りなくて、あまり好きではない)。

  ではこの本が原点かというと、そんなことはない。この本に出会ったのは小学校の低学年の頃、ご多分に漏れず学校の図書室でのことだったのだが、そもそもその頃にはすでにアウトドアに憧れる紅顔の美少年だったのだ。

■ でもこの作品がまったく無関係というわけではなかった。ようやく思い出した「原点」は、やはりこのコンビによる作品だったのだ。つまり『だれも知らない小さな国』は、その延長線上で出会うべくして出会った本だったというわけだ。

  さて、例によって例のごとく前置きが長くなったが、これが僕の「原点」だ。

おおきなきがほしい
  『おおきなきがほしい』 佐藤 さとる (著), 村上 勉 (イラスト)

  僕が一番大好きだった絵本。そして、愛娘がもう少し大きくなったら、是非とも読ませたいと思っている絵本。もちろん「人生最良の本100冊」にはイの一番にランクインさせる本。

  主人公の少年が、巨大な木の上のトゥリーハウス(なんていう言葉は当時の日本にはなかったが)で、四季の移ろいを楽しむ様を夢想しているという内容。物語は、少年が親にその夢を語り聞かせ、大きく育つ「まてばしい」という木を買ってもらって苗を植えるところで終わっている。

  もちろん僕も親にまてばしいをせがんだ。ところがこれは東日本の木で、僕の生まれ育った岡山では、園芸店がその名さえ知らないというありさまで、幼かった僕の夢はかなえられることがなかった。

  その代わり、僕の巨木への憧れは心の中で肥大し続け、例えばWeb上でもこんな形で現れているし、トゥリーハウス、キャンプなどへの憧れも同時に膨らんでいった。

  ニュージーランドに来てからも、僕が終の住処を探す際にこだわっていたのは、「巨木のある土地」だった。家人は「小川のある土地」に憧れ、僕自身もそれにはまったく賛成だったのだが、小川と巨木のどちらをとるかと言われれば、僕は巨木をとる。

  これまた残念なことに、実際に手に入れたのはまっ平らな何もない土地なので、巨木と小川のある夢の土地を求めての彷徨は、これからもしばらく続くのだろうと思う。
  そして、その夢がかなって我が家の隣に小さなトゥリーハウスを抱く巨木が聳え立つようになったとき、きっと僕は一切のアウトドア活動から足を洗って、その小宇宙に閉じこもってしまうような気もしている。

  だから、その夢はかなわぬままの方が良いのかもしれない。

■ しばらく一人で周回してくれた編集長、どうもご苦労様。また明日よろしくね。

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■ 「コロボックルシリーズ」のファンの方は人気ランキングを、「『おおきなきがほしい』好きだったぁ!」という方はranking.gifを、佐藤さとる&村上 勉コンビはよく読んだなぁという方は、両方をクリックしておいて下さい。


投稿者 Ryu : December 26, 2004 11:07 AM
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Date: 2005.04.05
コメント

僕のアウトドア原点の本は、幼稚園の頃に買ってもらった昆虫図鑑だな。

で、その図鑑に乗ってる「ミヤマクワガタ」を買ってもらったのも幼稚園。

その図鑑に載ってた写真と同じ光景、クヌギの木の樹液にカブト虫とノコギリクワガタが群れている様を初めて見た数年後は興奮してその場を何時間も動けずに蚊に100箇所ぐらい刺されたのを思い出しますー。

Posted by: ごう : December 26, 2004 08:30 PM

そういえば、昆虫図鑑や動物図鑑は物心ついたころにはすでに家にあって、愛読していたような覚えがあるなぁ。

う~ん、ひょっとするとそっちが原点か???

ちなみにド田舎の生まれだから、虫だのカエルだのに触れていたのは、きっと物心つく前の話で、カブトムシやクワガタムシを初めて見たのがいつだったからは、もうまったく記憶にない。

そういう環境で育つやつってのは、往々にしてアンチアウトドアになるもんなんだけどねぇ。

Posted by: Ryu : December 26, 2004 09:32 PM

いつも思うんですが、かなり読む本かぶってます。
佐藤さとるまで出てきたのにはびっくり。
あかんぼ大将シリーズとかも良く読んでました。
うーん本棚較べてみたいなぁ・・・

Posted by: you : December 27, 2004 12:42 AM

はじめまして。
『おおきなきがほしい』…なつかしいですっ!!
子どものころ本当にこの世界にあこがれてました。
そしてコロボックルにも見覚えがあるので両方クリックさせていただきます(笑

Posted by: 花鳥風月@goo : December 27, 2004 01:42 AM

佐藤さとるさんのコロボックルシリーズ、講談社文庫でまだ全部持っています。 Ryuさんからこの本までが出てくるとは、、、、私は「泉(池?)のある土地」にずっと憧れております。

Posted by: TOMBOY7 : December 27, 2004 03:09 AM

ありゃま、大反響。

> youさん
うん、お邪魔したときに面出しになってる本だけ見ても、「あ、同じの!」ってのが何冊もあったから、お互いに全蔵書をつき合わせたら相当かぶってると思う。


> 花鳥風月@gooさん
初めまして、ようこそです。
同志ですね!
あの世界、僕もどれだけ憧れたことやら。
いや、今でも憧れてます、原点です。
だから、映画『スパイキッズ』観てても、主人公の姉弟の基地を見てうらやましいのが半分、「そんなハイテクのツリーハウスはイカン!」という気持ちが半分(笑)


> TOMBOY7さん
お、ここにも同志!(笑)
僕もね、実家には文庫で全部持ってるはずです。
そうそう、「だれも知らない小さな国」は泉のある土地なんですよね。
大きな木、泉、おいしいところおさえてますねぇ>佐藤さとる

そういえば「ぼくのつくえはぼくの国」(うろ覚え)っていうのもあって、これも好きでした。

Posted by: Ryu : December 29, 2004 05:45 PM
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