logo

コメント & トラックバック

Ryuの特薦

カテゴリー
リンク

検索



October 30, 2004

珍妙奇天烈奇怪生物。

■ 予報
[地上気象]
  にわか雨のち晴れ。南西風次第におさまる。最高気温18度、最低気温6度。

[海洋気象]
  北15ノット(セパレーションポイントより北では北西25ノット)、午前中に南西15ノットに変わり、夕方に南東に変わる。北部の海況は荒いが次第におさまる。北の波1m、次第におさまる。

[潮汐表]
  11:55am 4.1m
  17:45pm 0.7m
  23:58pm 4m

■ 朝から快晴で、朝から南西。つまり、天候が予報に先行した形。
  昨日の余波で東からうねりが入っていて、満潮直前のマラハウ・サンディベイでなかなか良いサイズの波になって崩れていた。スープがオフショアの南西風で吹き飛ばされて沖に流れていく。くっそぉ、仕事じゃなきゃちょっくら遊ぼうかってなサイズの波も時々入ってきてるのに……。

  今日は、ウィルソンズ介入後初のハーフデイ。ウィルソンズのハーフデイは、なんとまったくストップしないで最初から最後まで漕ぎっぱなし。ゆえにモーニングティーの用意さえ持たなくて良いという。
  それもどうかと思ったものの、実際お菓子類が用意されていないのでこれはどうしようもない。じゃぁ、せめて何かのときのためにと、ドリンク類だけは用意して出発。ただし、一回ノンストップのツアーもやってみないことには、文句の言いようもないので、とりあえず今日は出発から帰着まで2時間ずっと水の上にいた。
  やっぱりありゃダメだわ。10分か15分でも良いから、一回どっかに上陸しないと。

  あとねぇ、昔のATKって、チーズ数種類、オリーヴ、ハム類、クラッカー詰め合わせなんぞを用意した軽食付ハーフデイを、もっともっと安くやってたんだよなぁ。今の価格でジュースの一杯も出さないってのは、ひどすぎるだろう!
  そもそも、一切何の食べ物を出さないツアーって、アマチュアクラブのツーリングとどこが違うのよ??? プロが金とってやることかぁ???

  と、自分で一回ノンストップツアーをやってみて、改めて腹が立ったので、次回のスタッフミーティングでこれも議題にして徹底的に文句言ってやることに決めた。

  まったく、何考えてるんだ、ウィルソンズは。このままじゃ、まともなスタッフは全員辞めてしまうぞ……。 kc 4

  -------------------------------
  
■ 昨日は大家の電話番で、ネット接続できず。
  ↓昨日のログ。

  -------------------------------

■ 予報
[地上気象]
  雨。朝のうち雷を伴った嵐。北風35km/h。最高気温18度、最低気温9度。

[海洋気象]
  北15ノット、セパレーションポイントより北では午後に北西25ノットにあがる。北部の海況は次第に荒くなる。北の波1m、次第に大きくなる。午後の雨中視界は悪い。

[潮汐表]
  11:21am 4.2m
  17:13pm 0.6m
  23:23pm 4.1m

■ 朝のうちは凄い雨、午後は雨は弱まった代わりに、今度は凄まじい風。もちろんツアーはなし。
  夜中になっても吹き続けて、翌日(今日)のツアーの催行を危ぶんだほど。

  -------------------------------

■ 22日のエントリーのあと事情がまたまた変わり、南半球最初のシーカヤック・アウトフィッターの名前、オーシャン・リヴァーの名前が残ることになったらしい。
  メデタイ話なんだけど、まぁしかし、ころころとポリシーの変わること……。

  先シーズンは

  「オーシャン・リヴァー(OR) = ラグジュアリーなツアー」
  「エイベル・タズマン・カヤックス(ATK) = 廉価なツアー」

というブランド戦略を展開し、これが見事に失敗。なぜなら艇も装備もベースの設備も、すべての面でATKのものの方が新しくて使い勝手が良かったから。

  確かにホット・スパプール(風呂)があったり、庭の片隅に滝がしつらえてあったりして、ORのベースの方が一見豪華なツアー運行に適しているような印象を受けるんだけど、よく設備や道具を吟味しないままに印象だけでブランディングを決めたオーナー会社もアホならば、それを飲んだ元ORのマネージャー連中(全員退社)もアホだ。
  そのおかげで、僕ら現場の人間がどれだけシーズン中苦しんだことか。クソ設備、クソ道具でラグジュアリーなツアーを運行するのが、どれだけ大変だと思ってるんだ!

  それにしても、あの綺麗な見かけと裏腹に、一歩裏に回ると貧弱極まりなく、大変使いにくく働きにくいベースだったにも関わらず、あれだけの高品質なツアーをきちんと運行していたことを考えると、昔のORの実力はやはり凄かったんだなと思う。

■ ともかく、今年はその反省を踏まえ、ガイド・ツアーは一本化して廉価版を廃し、名前もATKブランドに統一。そしてフリーダム・レンタルにORの名を冠するという形で、由緒あるブランド名を存続させることにしたということらしい。慌てて日本語版ウェブサイト更新(^^;

  ブランドの分け方としては昨年よりもはるかにましだし、ツアー数が減ってすっきりしたことも大変評価できる。

  だけどなぁ、新シーズンが始まってからゴタゴタするんじゃねぇよ!>アホウィルソンズ
  おかげで、未だに今シーズンのパンフレットが出来ていなくって、お客様も戸惑いまくりじゃん。
(ウェブサイトも、日本語版は僕が担当しているので、情報が入り次第小まめに更新しているから見た目がショボイ代わりに情報は最新なんだけど、英語版の方は下請けの会社に委託してるから、まだ当分かかるぞ、きっと……。)

■ ただ、28日のエントリーに書いた通り、ウィルソンズで冷や飯を食っていた元ATK OBの10年選手、15年選手の超ヴェテランガイドも戻ってきたし、今年は新人は採用しない予定になっているので、ガイディングのレヴェルは確実に昨年度よりもはるかに高くなるはず。いや、昨年度どころか、ひょっとすると、5、6年前の、ATK黄金時代に迫るガイディングの出来る会社になるかもしれないという予感さえある。
  なんせ、国立公園で働く三桁に届く数のシーカヤック・ガイドのうち、経験年数トップ5(僕が四番目ね)がこの会社に勢揃いしてしまっているのだ。いまどき10年選手が3人も揃うアウトフィッターなんて、世界中探したってそうそう見つからないよぉ。
(ちなみにここで言ってる経験年数は、エイベル・タズマン国立公園に限った話。他のエリアでの経歴を合わせると10年を超える人間は、もっといる)。

  そういう意味では、今のうちの会社は、見るに値するかもね。結局なんだかんだ言って、この仕事は海に出てからのガイドの仕事ぶりにかかってくるわけだから。
  特に今の時期はブッキングが少ないせいで、まだ二年生ガイドにはほとんど仕事が回っていないので、海に出てるのはだいたい五年生以上のヴェテランばかり。こういう「カッコ良いプロフェッショナルの仕事師ばかりがウヨウヨしている職場」を見てるのは、なかなか気分の良いものである。

  これで、ウィルソンズがしっかりとしてくれたら、文句なく世界No.1に返り咲けるんだけどねぇ……(ため息)。
  逆に、あんまり変なことばっかりやってたら、せっかくの良いスタッフも、すぐに辞めてどこかに移っちまうぞ、ホント。一番尻の重い僕でさえ、最近はマヂで別の会社に移籍しようかと考え始めてるくらいなんだから。

  -------------------------------

■ 『へんないきもの』早川いくを(バジリコ株式会社)

へんないきもの

  世の中には奇妙なシロモノが転がっているものである。
  町でも珍妙なモノや奇天烈なヤカラにはよく出くわすが、アウトドア・フィールドには「事実は小説より奇なり」を地でいくような造形が無数にうごめいていて、たまに出くわすこういうのと比べると、さすがの町の珍品も完全に色を失う。

  この本には、そんな大自然の奇跡、あるいは創造主の失敗作、どっちなのかはよくワラカンのだけど、ともかくSF映画やUMA本から抜け出してきたような実在の怪獣が、リアルなイラストと軽妙洒脱な文章で紹介されている。肩のこらない軽ぅ~い一冊だ。

  書籍を紹介するときは、いつもは小さな画像しか載せないのだけど、今回ばかりは大き目の画像で帯をごらん頂くのが手っ取り早いだろう。

へんないきもの

  帯に描かれた三つの不気味な生き物、別に想像上の怪物とか、ジュラ紀に絶滅した何かの祖先とかじゃなく、ちゃんと現在ピンピンしている実在生物。こいつらもかなりのインパクトだが、ページを繰るとまだまだ「ゲゲゲ!」なヤツラがたくさん飛び出してきて、大変楽しい。

  アウトドア・ガイドという職業柄、それぞれの生物にもう少し詳しい説明が欲しいなと思ったりもするのだけど、いまどきのことだからインターネットでもっと詳しい情報を探すのは簡単だから、取っ掛かりの「ポータル本」としては、これくらいでちょうど良いのかもしれないな。

  ってなわけで、ナチュラリスト必携! とまでは言わないけど、ちょっとした息抜き用に本棚に一冊あっても邪魔にならない本。頭や神経が疲れてるときには、こういう本がありがたいんだよねぇ。

■ [追記](11月17日)
  『にしび~のニッキ』にも同書が紹介されたので、リンクしておく。
  コメント欄でも「やられた!」という声がいくつか出たように、やっぱりこの本はナチュラリストのツボに入りやすいらしい(笑)

  -------------------------------

■ 今日のエントリーを読んで、神の造形に思いをはせてしまった方、人気ランキングを押して応援してください。最近少々疲れ気味で、気合がなかなか入りません(^^;


投稿者 Ryu : October 30, 2004 12:06 PM
トラックバック
このエントリーへのトラックバックURL:
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/955
コメント

や、やらてたー!
この本まだ入手していないので投稿していないけど、Blog用の原稿だけは作ってあったのに
しかも、帯の部分をUPにするアイデアまで一緒だったとは
その内投稿するだろうけど、インパクト薄れたなー

本業の方は何とコメントして良いのやら・・・頑張ってくださいませ

Posted by: TO-BE : October 31, 2004 02:40 AM

良い本をご紹介いただきましてありがとうございました。宇宙人のクリスマスプレゼント候補上位にいきなりランクインしました(笑)。
今から学校のミニ・プレゼンテーションのネタになるのが目に浮かぶようです(そして先生の引きつった顔も)。

Posted by: MM : October 31, 2004 03:27 AM

>TO-BEさん
アハハ、かぶりましたか(笑)
なんかブログやってるとしょっちゅうですよ、ねたカブリ。
カッパの原稿用意しておいたら、編集長に先にアップされたこともあるし、川口探検隊も書こうと思ったとたんにしび~のニッキに先越されたし(笑)
逆に僕が先行したパターンだと、僕が先に紹介していたサイトを、どうやらそれと知らずにごうちゃんが2週間後に再度紹介してたり(笑)、あ、そういえばこの間の熱いフルーツの話アップした翌日、わかなダッチオーヴンでもフレンチトーストやってましたね。

TO-BEさんは、この本の中に出てる生物を、片っ端からホントに激写(死語!)してアップしてくださいませ。


>MMさん
やっぱり(笑)

Posted by: Ryu : October 31, 2004 08:25 AM

あー、同じくやられたー。

先週の木曜日に入手して、金曜に書こうと思っていたネタだったのに・・・。

Posted by: kmorita : November 1, 2004 11:52 AM

ワハハハ、これだけ「やられた」って言われると、なんか気持ち良いぞ(^^)

Posted by: Ryu : November 1, 2004 03:43 PM

ごめん
チェック漏れ
さすがにすばやいですねぇ。
得意先の近くでときどきマーケティング調査に声をかけられるんですよ。謝礼が図書券で1500円たまったので買ってきたんです。

最初のタコはすごいですね。
何ページかスキャンしてアップしたいくらいだけど、出版社から訴えられるし・・・

Posted by: にしび~ : November 17, 2004 09:42 PM

あやまらんといてくださいよぉ>にしび~さん

TO-BEさんも編集長も諦めたらしくてツマランと思ってたんで、にしび~のニッキにアップされたのは嬉しくなっちゃいました(^^)

僕も、個人的に一番「ゲゲゲ!」だったのは、やっぱタコでしたねぇ。
標本になってて、見ようと思えば見られるっていうのがすごい。

Posted by: Ryu : November 17, 2004 10:23 PM

本日実家経由で(バーバからのクリスマスプレゼント兼お年玉の一部として)、日本に送り返されるという事件を乗り越え一ヵ月半をかけてやっと入手>へんないきもの。
いやー、大変です・・・
宇宙人に掲載されている生物の英語名を「全て」調べるように頼まれてしまいました(涙)。

Posted by: MM : January 11, 2005 12:24 PM

ガハハハ、すべて! タイへンだぁ。
あ、笑っちゃいかん、失礼しました。
ウッププププ(^.^)

Posted by: Ryu : January 11, 2005 04:50 PM

そう、全てなんですけど、どうのこうの言って既に名前だけでなく特徴まで事細かに知っている生物が少なからずあるって言うのはどういうことだ???>宇宙人@7歳児。

明日学校でタイミング良くsharing(クラスメートの前で自分が披露したい事や物を1-2分でプレゼンする事)なんですが、持って行くそうです、「へんないきもの」(オイオイ)。
しかも、明日は既に担任の先生が研修でお休みで臨時教師の先生が来るというのに「きっと臨時の先生は大口開けて言葉を失うに違いない、キャーッハッハ」とか言ってます・・・

Posted by: MM : January 11, 2005 05:50 PM

恐るべし>七歳児

しかし、異国の書物、しかも飛び切り変なのを持ってこられたら、臨時の先生大変だ。
大口開けて言葉を失う様、見に行きたい(笑)

Posted by: Ryu : January 11, 2005 06:55 PM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?