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October 15, 2004

りんご追分。

■ 予報
[地上気象]
  午後に時々雨。弱い北風。最高気温23度、最低気温13度。

[海洋気象]
  セパレーションポイントより北:北西25ノット
  その他:南西10ノット、午前中に来た15ノットに変わる。
  北部の海況は荒い。雨中の視界良好。

[潮汐表]
  11:21am 4.3m
  17:11pm 0.3m
  23:33pm 4.3m

■ もう少しもつかと思ったけど、甘かった。朝は気持ちよく晴れてたのに、10時前には曇り始め、10時半にはパラパラと第一波が降り始めた。
  幸いにもモーニングティーの時には上がってくれたのだけど、漕ぎ始めたらすぐに本格的なのがザーザー。ドライトップ持って行ってたのに、ペラペラのパドルジャケット来て漕ぎ出したもんで、ビッショビショ。
  海は終始ベタ凪だったのが幸い。
  でも雨脚はあまりに激しいので、テ・プカテアに止まらず、そのままアンカレッジ・ハットへ行って食事。僕らが着いたときはまだカヤックグループはいなかったのだけど、後から後から来るの何の。キウィ・カヤックス、サザン・エクスポージャー、シーカヤック・カンパニー、カイテリテリ・カヤックス。なんだ、主要なところは勢ぞろいじゃないの(笑)
  びしょぬれのカヤッカーがどかどか入ってきてガンガン調理し始めるので、ハットのキッチンはサウナになってしまった。
  あんなに狭いところに、押し合いへし合いで人をかきわけなきゃ歩けないほど人が入ってるのは、初めてみた。

  今日は9月29日のエントリーに書いた有望な若者が、僕のツアーを見たいと行ってお客様として参加してきてくれてたので、普段よりも少し「エコツアーのインタープリテーション系」のガイドトークを増やして見せてあげたのだが、案の定、先日見習いをやった別会社のガイド連中は、ここまでのガイディングを見せてあげてなかったらしい。
  僕は「エコツアーガイド」ではなく、あくまでも「お気楽な観光カヤックガイド」に過ぎないが、その気になればその辺のエコツアーガイドに負けない仕事もできることを見せておかないと、アドヴェンチャー・ツーリズムの名折れなので、張り切ってしまった(笑)

  前述の通りモーニングティーの後は一気にアンカレッジまで行ってしまい、昼食後は思いっきり時間が余ったので、彼とロール。
  彼はつい先日、有名なリヴァーカヤックスクールに行って鍛えてもらってきたばかりでやる気マンマンなので、タンデム艇のロールに挑戦。でもやっぱりすっぽ抜けまくり。ワハハ、まだ膝のホールドが甘いわい。
  折角なので、僕が後ろに座ってやって一緒にロールして起こしてやったけど。あれで多少でもタンデム艇のゆっくりとした起き方のリズムが分かっただろうか???

  雨の中、二人でロールやってたら、他社の「カヤック馬鹿」のガイドたちに「ジャパニーズはクレージーだ」といわれてしまった。オマーラに言われたくねーよ(笑) mmt 6

■ 夜になっても雨脚は強くなる一方。明日午前中くらいは止まないかもね。

■ 来週月曜日から三日間は、彼を個人教授でトレーニングすることになっているのだが、それを聞きつけた同僚たちが来るとか言ってるので、あんまり手抜き出来ないなぁ。
  漕ぎ方教える時間なんかなくって、ひたすらトウイングとレスキューとロールばっかりやることになったりして……。う~ん、寒そうだ。なんか憂鬱になってきた(^^;

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■ 極々私的なメモ。
  一昨日、どこかにこぼれてた生の小豆を見つけた愛娘、「これを食べなさい。だいじょうぶ、食べてもブタにはならない」と、ひとしきり『千と千尋の神隠し』の一人芝居をやったあと、おもむろに生小豆をゴクリ! しかも一粒ではなく三粒も飲んだらしい!!

  こら、豆を生で食うんじゃない!>バカ娘
  こら、笑ってみてるんじゃない!>バ家人

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■ 春、春、春。つぼみがどんどんほころび、景観が日に日に色彩豊かになっていく、心躍る季節。
  風の香りが、一ヶ月前とは全然違う。

  ここは、りんごとビール用ホップの大産地。我が家のすぐ隣も広大なりんご園。
 
 
りんごの花
 
  ほら、今ちょうど花盛り。下手な梅園よりよほど見事。
  9月27日のエントリーの桜の写真のところでも書いたように、そもそも日本では春の花のバックに、こんな色の空がドカンと広がるなんてことはありえないし。

■ でもねぇ、こっちのりんご農園って、とんでもない農薬散布の仕方するんだ。小型のジェットエンジンみたいな噴霧器をトラクターで牽引しながら、ドバァ~ッって!

  聞くところによると、日本のりんご農家は、花一つずつに内側に農薬を塗布したビニール袋をかぶせるのだとか。根気の要る作業だわ、そりゃ……。でも、周囲の住民は安心だよねぇ。

  こっちはひたすら豪快さん。日本の田園で見られる「ナイアガラ農薬散布」どころの騒ぎじゃない。
  米国では飛行機で農薬散布したりするけど、あれが地面走ってるようなもんだ。

■ 今の土地を買う前のこと、今から三年半ほど前に、実は別の土地をもう少しで買いそうになって、手付金も払ってたことがある。
  ちょっと小高く、海の見えるちょっとした傾斜地で、敷地内には僕の欲しがってた大きな木もたくさんあったし、家人が欲しがってた小川も流れてた。広さは今回買った土地の約10倍の3,500坪。
 
もう少しで買いそうになった土地
 
  これが、土地の一番低いところから上を見上げたところ。この写真に写ってるのはすべてその土地で、左右にももっと広がりがあるし、撮影している僕の背後にある小さなクリークもまだ境界線の内側。
  家人が立っているあたりからは、エイベルタズマン国立公園こそ見えないものの、そのすぐ南の海域と、遠くマルボロサウンドの山並み、島並みが見渡せた。

  価格は、昨年買った土地(町中のまっ平らな分譲地)の五割増し程度だったかな。決して十倍ではなかった。

  こんな素敵な土地をなぜドタキャンしたかというと、すぐ下が広大なりんご園だったから。つまり海は、見渡す限りのりんご園のその先に広がっていたのである。もしこの土地に出会ったのが、りんご園の農薬噴霧のすさまじさをまだ知らなかったニュージーランド渡航直後だったとしたら、きっと迷わず買ってしまってたと思う。

  前述のように、今の借家も隣がりんご園なんだが、これはあくまでも仮住まいということで我慢が出来る。
  でも、自分の土地がりんご園の側で、そこで子供を育てるのはどうにもガマンがならんということになり、ギリギリになって辞めちゃった。

  今でもあの土地のことを思い出すことはあるんだけど、ま、仕方ないやね。健康と安全は、何物にもかえがたいんだし。
  何年後になるか何十年後になるか分からないけど、そのうちあの土地よりもっと良いところ見つけてやるぞ。

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■ 今日のエントリーで春の香りが届きましたか? 届いたら、人気ランキングを一押ししておいて下さいね。

投稿者 Ryu : October 15, 2004 08:54 PM
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Title: {しりとりエッセイ #012} た▲●■▼。
Excerpt: ■【予報】 [地上気象] (モトゥエカ) 強い雨、のちにわか雨。強い北西風。(高)23度、(低)15度。 [海洋気象] (エイベル)  【暴風警報】北東25ノット、午前中に35ノットに上がり、昼...
From: Ryu's Logbook ニュージーランド在住シーカヤックガイドのlogbook(=航海日誌)
Date: 2005.03.25
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Date: 2005.03.25
コメント

>ナイアガラ農薬散布

そういえば、僕の近所ではもうやらなくなりましたね。田植え後の化学肥料まきは続いていますが、農薬の量は減ってきています。僕の実家は、もうやってません。

おかげで、田んぼの中のアパートですが、快適ですー。

昔は、夏休みに農薬がはじまると、暑いのに閉めきらなくてはならなくて、それでも臭ってくる悪臭で閉口したものです。

Posted by: kmorita : October 15, 2004 10:16 PM

あれ、ホントに臭くてたまらんのですよね>ナイアガラ
僕の実家も田んぼの側にあるので、真夏に家中の窓閉めて回るの、うっとうしかったっす。

今、りんご園のおかげで、同じことやってますです(涙)
早いところ家建てて引っ越さないとなぁ。


> おかげで、田んぼの中のアパートですが、快適ですー。

良いことっすね!
うらやまし。

Posted by: Ryu : October 15, 2004 10:29 PM

自分だったら多分子供と一緒になって同じ事してしまいます。>こら、笑ってみてるんじゃない!

安全にさえ留意すれば(さすがに豆類を小さな子供に丸呑みさせるのはチト危険)、ですが、

楽しんでもいーじゃないですかぁ、別にぃ~・・・
(と、声はどんどん細くなってしまいますが)

で、その時肝心のRyuさんのリアクションは???

Posted by: MM : October 16, 2004 07:32 AM

訂正。
自分は豚になって、そうですねぇ、ターキーの特大サイズのドラムスティックか何かをほおばってスツールから見返り美人リアクションしてあげる、という方がより「ありえそう」(爆)。

Posted by: MM : October 16, 2004 07:36 AM

あぁ、僕的には後者の方が好きかも(笑)

Posted by: Ryu : October 16, 2004 10:05 AM
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