August 29, 2004
例外的に、たっぷりいる虫。
■ 予報
地上気象 - 晴れ、霜。風おだやか。最高気温11度、最低気温0度。
海洋気象 - 南西10ノット。海況はおだやか。
■ 昼頃に海に出てみると、南西ではなく南東10ノット弱。ここのところ、南西の予報の日に実際には南東が吹くことが多いようだ。まぁ、今日の天気図を見ると、南が吹いても南西が吹いても南東が吹いてもおかしくない状態で、僕ならむしろ「変風10ノット」と書いちゃうだろうなっていうシロモノだったが。
本日は風邪のために休ませてもらっていたのだが、昨日のマネージャから今日のマネージャに引継ぎがちゃんといってなかったらしく、朝8時に電話がかかってきて寝てるところを叩き起こされて急遽駆り出された……(T.T) まぁ最悪だった昨日とうってかわって、かなりマシだったので何とか働けたけど。
2グループを相手に同時にレンタル講習したが、両方とも全員米国人。良くも悪くも「典型的な米国人」っぽいお客様たちで、面倒といえば面倒だった(笑) 日本人と米国人は、なんであんなに濡れるのを嫌うかなぁ? ウォータースポーツって、濡れるもんだぞ、普通……。 rent 8
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■ 昨日の天候ログ↓
■ 予報
地上気象 - 晴れ。風おだやか。最高気温11度、最低気温0度。
海洋気象 - 南10ノット。海況はおだやか。
■ 予報通り晴れで、冷たい南風が一日吹き、予報気温は今日と同じなんだけど体感的には昨日の方がはるかに寒かった。
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■ 26日の投稿で、ニュージーランドでは虫が数も種類も少ないと書いたが、もちろん世の中の習いで、例外はつきもの。ニュージーランドにも、どこに行ってもイヤというほど目にできる虫もいる。
悪名高き、サンドフライだ。要はブユ。豪州とニュージーランドの名物に、サンドフライをまっさきに挙げる人もいるほどなんだけど、こんなのがたくさんいたって全然うれしくないってば。
『モンティ・パイソン』をはじめとする英米のコントで、ツバのふちから何やら変てこなものがブラブラいっぱいぶら下がったテンガロンハットをかぶった田舎モンのオッサンをご覧になった方もいらっしゃると思う。あれは「チョンマゲ=日本人」、「人民服=中国人」と同じように、オージー(豪州人)をあらわすお約束なんだけど、そのブラブラの正体が実は「サンドフライよけ」だと聞けば、サンドフライの多さが少しはご想像いただけるかもしれない。
これは豪州の話だけど、ニュージーランドもサンドフライの多さでは負けてはいない(でも、勝っても自慢にならない)。
しかしながら、ニュージーランドにはあんな無粋な帽子をかぶる野暮天は一人もいないことは強調しておかねばなるまい(と、すかさずお国自慢も忘れない)。
■ いきなり余談で恐縮だが、オージーとキウィ(ニュージーランド人)が顔をあわせると、この手のお国自慢というか、けなしあいの掛け合いが大炸裂して大変に面白い。
両国の関係は、東京と関西の関係にたとえられるかもしれない。ただ日本の場合は、関西人が過剰に東京を意識するのに対して、東京人は大阪をさほどライヴァル視していないので、関西人の一人相撲の感も否めないのが少々さびしいところ。もっとしっかりボケるなりツッコむなりして、付き合ったげなはれ>東京人
一方のダウンアンダー両国の場合は互いに思いっきり意識しあっていて、どちらもすきあらば我先に仕掛けようと待ち構えているので、インタラクティヴな掛け合いの面白さは一枚も二枚も上手。
昨年野遊び屋にオージーの女の子が数日居候したことがあったが、僕と彼女の会話もほとんどが「これだからキウィはどーしよーもない」、「うるさい、オージーにはまけるよ」ばっかりだった(彼女は、僕のことを徹底してキウィ扱いし、一切ジャパニーズ扱いしてくれなかった)。なんとも生産的かつ建設的かつ文化的かつ学術的かつ有意義な国際交流であったことよ。
■ この話題も相当に面白いので、脱線し始めるときりがない上に、アウトドアネタからどんどん離れていってしまうので、さっさと話をサンドフライに戻す。このサイトのドメイン名が「gofiled.com」から「goanywhere.com」に変わった暁には、続きをタップリと書くことにしよう。
さてさて、日本で吸血昆虫といえば、さしずめ蚊が王様だろうか。う~ん、なんとも貫禄のない王様だこと。
もちろんニュージーランドにも王様はいるんだけど、サンドフライに比べて数も少ないし、何より痒みが圧倒的に軽いので、可哀想なことにあまり相手にされていない。気候が寒すぎるせいか、このあたりでは西日本で目にするような馬鹿デッカイ薮蚊なんかも見たことはない。
あ、誤解のないように申しあげるが、日本の王様に比べてニュージーランドの王様が痒くない、なんてわけじゃない。きっと同じくらい痒い。ただ、サンドフライの痒みが強烈すぎて、王様ではまったく比較にならないという意味である。う~ん、ますます王様の面目丸つぶれ。
実は僕は、日本ではブユにお目にかかったことがなかった。だからニュージーランドでサンドフライに初めて噛まれたときの痒みは、あまりにも衝撃的な驚きだった。
聞くところによると、ニュージーランドのサンドフライの痒さは、日本のブユのそれをはるかに上回るとも。ウソかホントか、免疫ができてしまった僕には、もはや確かめる術もないのだけど。
サンドフライが何より厄介なのが、寝入りばなに特に強烈な痒みが襲ってくるので、一カ所噛まれただけで確実に寝不足になってしまうこと。さらにたいてい血が出るまで掻き壊してしまう上に、治りも遅くて最低二週間は激烈な痒みが続く。人によっては一ヶ月ってこともあるし、病院に行くほどひどくなったり一年以上痕が残ったりすることも決して珍しくない。
唯一安心なのは、サンドフライが何かの病気を媒介するという話を今まで耳にしたことがないという点だろうか。ただ、僕の知らない危険性があるのかもしれないので、あまり鵜呑みにしないように。
さらに、痒みのせいで寝不足になって居眠り運転で交通事故を起こせば一発で命取りだから、病気の危険がなくたって決して安心はできない。
■ 厄介なことに、この虫は季節を問わず、町を一歩離れればどこででも襲ってくる(町中にはほとんどいない)。特にミルフォード・トラックで有名な世界遺産指定地域、フィヨルドランド国立公園のサンドフライは、他の地方のよりも一回り大きく、しかも煙に巻かれたかと思うくらいの大群で襲ってくるので、まったくシャレにもならない。日本の蚊柱であそこまでヒドイのはお目にかかったことない。
(「sandfly」でググッたらまずトップに出てくるページ、Why does a sandfly bite?によると、ニュージーランドにいるサンドフライは11種類だとか。何かのキーワードでググッて、ニュージーランドのサイトがヒットすることはあまりないのだけど、さすがにサンドフライネタには強いらしい(笑) )
こいつらが特に元気なのは、時間的には早朝、日暮れ時、曇りや雨の日、場所で言えば流水の近く。だから、清流のそばの素晴らしいサイトでキャンプして、夜明けとともにテントから這い出し朝もやの中で「ウォ~ッ、絶景ィ~~! ニュージーランド最高ォ~~!!」と背伸びをした瞬間、いきなりチクッとやられて一日が台無しになる、という寸法だ。
逆に連中はカンカン照りの昼間は大人しいし、夜の間は出ない(夜は蚊の独壇場)。晴れ続きだと数がガクッと減るし、雨上がりは元気がいい。あと、あまりに寒い地方の場合は冬場はほとんどお目にかからない。
僕のささやかなる観察によると、この虫はどうやら体温を頼りに集まってくるらしい(上記のサイトには、「熱帯地方では汗に集まる」とかいてあるが、温帯地方のことは書かれていない)。だから、例えば数人で川に泳ぎに行ったときに、貴方一人だけ泳がずに陸で眺めていたりすると(日本人女性に多い行動パターン)、川から上がってきた裸の友人たちは平気なのに、服を着ている貴方だけが餌食になったりする。
あるいは、アウトドアでコーヒーを飲んでいると、温かいコーヒーカップが真っ黒になるほどサンドフライがまぶれつくこともある。これは超気持ち悪いので、一見の価値あり。フィヨルドランドにお越しの際は、ぜひお試しを。
■ ちなみに、ウソかマコトか日本の虫除けは効かないと聞いているので、ニュージーランドや豪州にお越しの際は、空港についたらまず一番に薬局に飛び込んで虫除けを買うことをお薦めする。帽子、サングラス、日焼け止めとならんで、ダウンアンダーでの必携品の一つだ。
こちらでは日焼け止めクリームに、虫除けと乾燥止めの成分を加えた「トリプル・プロテクション」なる便利なシロモノも何種類かある。どうせ買うなら、面倒のないこういうのがお薦め。
あ、そうそう、虫除け成分(DEET)の含有率が高い製品の場合は、プラスティックやビニールを溶かすので、G-ショックのような時計を身につけている人は気をつけた方がいい。
さらに要注意なのは100円ライター。虫除けをうっかりつけたり、あるいは虫除けのついた手でジッと握っていると破裂することもある!
数ヶ月前、たまたまキャンプツアー中にこの話になったのだが、それを聞いてひそかに机の下で100円ライターを握って実験を始めてしまったイタズラなお客様は、見事に手の中でライターを破裂させてしまった! 幸い火が近くになかったので「爆発」にはならなかったが、同じ手にタバコを持ってたりしたら、大変なことになったかも……。
虫刺されの薬も、日本のよりこちらの方がよく効くと聞いていたのだけど、ある方が実験した結果、日本の「掻かずにパッチ」は、噛まれた直後にすぐ貼ればちゃんと効いたとのこと。ご参考までに。
■ 僕自身も、来た当初はサンドフライに苦しめられまくったのだが、面白いことに一シーズン目にさんざん噛まれまくった結果、免疫ができて二シーズン目以降はまったく平気になってしまい、めでたく虫除けスプレーから開放された。だからこの五年間は虫除けをつけずに好きなだけ噛ませ放題にしている。伝染病の心配もないし痒みもないのだから、別にどうってことはない。
最近は噛まれすぎたせいか、また少しだけ痒みが出るようになったが、それでも虫除けも虫刺されの薬をつけるほどではない。キウィでも大半は噛まれると大騒ぎになることを考えると、この体質はラッキーだった。
考えてみれば、僕はハチに刺されたときも症状が穏やかですんでしまうし、虫刺されには強い体質なのかもしれない。皮膚自体は非常に敏感で、すぐにアレルギー性の蕁麻疹を出したり(今も背中にかなり厄介な蕁麻疹がある)汗疹を出したり、植物やテープなどにかぶれたりするくせに。
でも、いつの日かいきなりアナフィラキシーに襲われてしまうんだろうなぁ。
■ ちなみに、先ほどから僕は、蚊の場合は「刺す」と書き、サンドフライの場合は「噛む」と書いているのにお気づきだろうか? 正確に言えば、サンドフライの口は刃物になっていて、「噛む」というよりむしろ「切る」のだそうである。
噛まれたときの痛みは、大型の薮蚊に刺されたときとと同じくらいか、あるいはそれ以上かもしれない。だから、免疫のある僕も、敵の数があまりに多いときは、チクチクと鬱陶しいので虫除けを人に借りて使うこともなきにしもあらず。
■ そろそろエイベルタズマン国立公園でも、ヤツらの数がまたぞろ増え始めてきやがった。やれやれ、難儀なこっちゃ。
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/633
我がBlogにお誘いコメントまでいただいたからには書かねばなりませんね
サンドフライの仲間ではありませんが、同様に蚊よりもやっかいな吸血昆虫は日本にもいますよ。その名は「ヌカカ」
最近では6月末に能登島へ行った時にやられました。10年ほど前、山でキャンプした時には一緒に行った会社の同僚(♀)がこっぴどくやられ、帰宅後に病院へ行く羽目になりました。こいつが蚊柱並みに群れるとは、サンドフライは恐ろしや・・・
ヌカカの話に戻しまして、ヌカカのやっかいなのは、その個体の大きさです。サンドフライの大きさはわかりませんが、ヌカカは体調が1mm無い種類がいます。こんなのはテントのメッシュも網戸も通り抜けますし、第一小さすぎて気づきません。やっかいですわー
実は、sandflyを辞書で引くと、「チョウバエ、ヌカカ、ブユ(など)」と出てきます。(リーダース)
だから、ヌカカも立派なサンドフライっすね。
ところで、ヌカカで検索してみると、下記サイトで豪州ではウィルスを媒介すると書いてありました。
http://www.sat.affrc.go.jp/virus/nukakarep.htm
「ヌカカ ニュージーランド」で検索してザッと眺めてみましたが、ニュージーランドにはやっぱりどうやらヌカカはいないのかな?
ま、どっちにしても吸血昆虫は厄介です。
ツツガムシなんてもっとシャレにならんし……(もちろん、ニュージーランドにはおりませぬ)。
goanywhere.com?!
メモメモー。と思って、URL叩いたら、既設でした。がくっ。
今年は、例年に無くブログのためか「アウトドア」な生活しているので、ブヨに出会ってます。が、僕も子どもの頃噛まれまくったからなのか、今でもあんまりなんともないんです。もちろん、チクリ感は嫌ですけどー
Posted by: kmorita : August 30, 2004 12:32 PMブユは清流の指標種の一つです。
こちらでは県北の山間部に行かないとなかなかお目にかかれません(お目にかかりたくもないですけど)。
ヌカカは北海道に行ったとき,酷い目にあいましたが,こちらではまだお目にかかったことはありません(やっぱりお会いしたいとおもいません)。
実は私は虫さされに弱く,
以前ブユに手を噛まれたときは,
ドラエモンの手の様に腫れて苦しみました。
普通のカでも指の関節付近にさされるとウガァ~となります。
Posted by: tsubo : August 30, 2004 03:08 PM>編集長
あ、ありましたか(^^;
やっぱり、僕が思いつくような名前はもう使われちゃってるんっすね。
しかし、なんすかね、このサイト、航空券を中心にした、何でも屋???
>tsuboさん
tsuboさんでも遭遇しないという事は、やっぱり岡山にはヌカカはいないんですね。
それ聞いてホッとしました(笑)
しかし、虫刺されに弱いとは、お仕事柄大変ですね。
まぁ、僕も草かぶれしやすいんで、同じようなものなんですけど。
指の関節もさることながら、指の付け根の又のところを刺されると、気が狂いそうになりませんか?
僕は、なんと言ってもあの水かき部分をやられるのが一番苦手です。
Ryuさん>やっぱり岡山にはヌカカはいないんですね。
県の野生生物目録を調べると,残念ながら2種もいました。
それも県中南部に。
でも,名前が「ハンミョウヤドリヌカカ」と「アオムシヤドリヌカカ」というので,
寄生性の昆虫で人には害がないかもしれません。
ブユとヌカカって科レベルで別ものなんですけど,「sandfly」っていったいどっちなんでしょうかね。南半球にいる昆虫だから,これらとは全く別物なのかもしれませんね。
Ryuさん>僕は、なんと言ってもあの水かき部分をやられるのが一番苦手です。
かかとに刺されるのも苦手です。
痒いんだけど,掻いても効かないあのもどかしさ。
ふむ、ハンミョウとアオムシの天敵なんですね。
人間には興味を持たないで欲しいものですが。
http://www.ecowater.co.nz/4_educ/austrosimulium.htm
によると、ラテン名はAustrosimulium。
しかし、これは水中の幼虫の写真っすね。
初めて見ました。
これと別に、隠居中の秘書から密かに届いた情報によると
http://jomf.health.co.jp/report/kaigai/27/1.htm
サシチョウバエ=sandflyだそうですが、どうもNZのはこっちじゃなくて、やっぱりブユのようですが。
カカトも痒いですよね。
でも、それだったら足の裏もツライですよ。
僕、2回も足の裏をハチに刺されてますんで、治りかけの痒みで七転八倒したことも二度ばかしございます(^^;
って、また足の裏ネタかい!>オレ
Posted by: Ryu : August 30, 2004 11:31 PM
