August 20, 2004
西の魔女が死んだ
■ 予報
地上気象 - 雲が次第に広がり、ときどき雨。風おだやか。最高気温13度、最低気温4度。
海洋気象 - 変風10ノット。海況おだやか。時折の雨中、視界は悪い。
■ 変風10ノットなんて予報、二週間ぶりじゃないの! とはいえ、一日中しとしとと春雨が降り続いた。読書や昼寝には絶好のお日和。
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大人向け小説の大傑作が、必ずしも素晴らしい児童書であるとは限らない。いや、むしろ稀だといってもいいだろう。
だが逆に、素晴らしい児童書は、世代や国境を越えて人の心を打つことが多い。
最近「生活に潤いがない」と感じているナチュラリストの皆さんに、そんな「疲れた心のための一服の清涼剤」をご紹介しよう。
おそらく中学生以上を対象にしていると思われる中篇で、一時間ほどで読めてしまう小品だが、清涼剤としての効果のほどは群を抜く。これほど爽やかな風が心に吹き込む物語は、いつぶりだろう?
僕は文学賞の類はあまり信用していないのだけど、さすがにこれなら賞を三つ取っているのもうなずける。
著者が女性で、登場人物がおばあちゃんと孫娘、そしてタイトルに「魔女」という言葉が出てきたりするので、女の子向けと感じるかもしれない。
でも心配はご無用。子供だましの安っぽい少女ファンタジーとは程遠い佳作で、むしろテーマはナチュラリスト必携の古典的名作『リトル・トリー』(フォレスト・カーター)に近い。
だから、僕としてはオジサンたちにも大いにお薦めしたい。特にディテールとして書き込まれている里山の自然描写の美しさは、むしろ社会で戦っているビジネスマンの心に、深くしみわたっていくんじゃないかと思う。
あ、そうそう、注意事項。ラストシーンは、会社とか電車の中とか、人目につくところでは読まない方が良ろしいかと。人前でボロボロ泣く羽目になっても知らないぞぉ。特に戦い疲れたオジサンは、涙腺が弱ってたりすることもあるので、ご用心。
■ さて、かくも美しくも感動的な作品なのだが、肝心の我が愛娘は10年後に果たしてこれを読めるだけの日本語読解力を身につけているのだろうか? 責任重大だなぁ。
■ ちなみに我が家にあるのはハードカヴァー版なので、後日談の『渡りの一日』は併録されていなかった。文庫版も買いなおさなきゃダメかなぁ……。
でも、『西の魔女が死んだ』だけで、完璧に世界が完結しているから、あえて後日談を読まなくても構わないかな。
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本当に涙もろくなりました。
今は、オリンピックを見て、メダルを取ったのを見てはもらい泣き。メダルを取れなくてコメントしてるを見てもらい泣き。
アーチェリーの41歳。二十年前に銅を取って今回は銀。「もう20年頑張って、金目指します。」
のコメントに今自分で書いてても泪目。
NZでは味わえない?
Posted by: ツォン@現実逃避中 : August 21, 2004 02:35 PM姫の日本語、過度な期待をしたらかわいそうですよ。
しかも10年後12歳。
丁度多くの女の子が「お父さんの顔を見るのもイヤ」「お母さんとの女の戦い」という時期にそろそろ突入だし(汗)・・・あ、必ずしも姫がそうなるといっているわけではないですが、心の準備は必要ということで。
知人のケースを見ても、逆に読めても同音異義語みたいなので引っかかってストーリーラインより一語一句気になっちゃうとか、言葉自体はわかっても日本人的な情緒の読み取り方はしないとか、本当に言葉は難しいです。
自分も宇宙人と本当の意味で意思の疎通が出来ているのだろうかとふと心配になるし・・・
>ツォンさん
うち、TVそのものがアンテナ不調で全然映らないんで、今回のオリンピックは完全に浦島状態なんです。
前回のシドニーの時は見てたんですが、これが日本と放映される競技が全然違ってて(要するにKiwiが活躍する競技と日本人が活躍する競技が全然重ならない)、やっぱり日本人とは話がまったく合いませんでした(^^;
>MMさん
うん、言葉に関しても、年齢的な精神状態の難しさに関しても、覚悟はしてますよ。
っつうか、そういう覚悟なしに、日本人がまったくいないような場所に移民は出来ないっすからね。


