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July 15, 2004

ガソリンより高い水が、蔓延?

■ 予報
地上気象 - 雨のち晴れ。北風次第におさまる。最高気温12度、最低気温7度。
海洋気象 - 北30ノット、午前中に北西15ノットにおちる。海況は次第におさまる。北からの波2m、次第におさまる。朝の雨中、視界は悪いが、しだいに回復する。

■ 夜中は雨も風もすごかったが、明け方には両方ともおさまり、晴れておだやかな一日になった。
  北風がこれだけ吹きまくると、さすがにかなり暖かくなる。数日前まで最低気温が零下だったのに、今日なんて7度。このまま暖かくなってくれるとありがたいけど、そうは問屋がおろしてくれないだろな。

■ 【『龍の巣』からのお知らせ】
  酷暑のおかげか、夏休み直前セールのせいか、フリルネック U.T.E.が大好評です。心より感謝申しあげます。
  お買い上げの皆さん、使い心地はいかがですか? 

  手元の在庫が順調に減ってきていて、特に夏向けのマイクロテック・モデルがほとんど売り切れてしまったので、そろそろ次の入荷を考えています。
  現在品切れになっている色で「これを入荷しておいてくれ!」というリクエストがございましたら、ご遠慮なくお知らせください。
  あるいは、今はサイトの在庫一覧にない色でも「こんなのはないかな?」というお問い合わせも歓迎です。メーカーに問い合わせればあるかもしれません。

  また、次回は子供用サイズも仕入れてみようかと思っていますが、どれくらいの需要があるのかよく分からず、仕入れ数を決めかねています。「子供用欲しい!」という方がいらっしゃいましたら、やはりご一報いただけると大変助かります。

  リクエストは、このブログのコメント欄でもryu.t@ihug.co.nz宛のメールでもけっこうです。
  メールアドレスをいただいておけば、入荷時にすぐにお知らせいたします。

  オーダー時期はまだはっきり決めてないのですが、遅くとも今月中には発注したいと思っています。

  なお、すでにリクエストを頂いている分は、こちらで記録をとっておりますので、改めてお知らせいただかなくても大丈夫です。入荷次第ご連絡いたしますので、今しばらくお待ちください。

■ 読者投稿 第二弾
  読者の方からいただいたメール。

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▽ミネラルウオーター
 今、日本ではどこのコンビニでもエビアン・ヴォル
 ヴィック等フランス系か、カナダ系か、アメリカ系
(すみません、いちいち名前が覚えられない)だか
 の水が売られていて、レギュラーのガソリンより高
 価なんですよ。で、六甲のおいしい水とか、南アル
 プス天然水はあまり売られていないんです。
 古来から、日本の水は世界の船乗りが求める高品質
 だったはずなんですが、いつの間にこんなことにな
 ってしまったんでしょうか?
 で、このミネラルウオーターの蔓延って、携帯電話の
 普及と同じペースだった気がするんですよ。気のせい?
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■ 実は僕は、産湯はエヴィアン、料理用はヴォルヴィック、飲用はアルペンカイザー、ハイボールはペリエという厳格な家訓のある名家の生まれなので、水道水はもとよりミネラルウォーターも含めて日本の水は一切口にしたことがない。
  ニュージーランドに移民してからも、苦労してヴォルヴィックとアルペンカイザーを入手し、きちんと家訓を守っている。ハイボールは呑まなくなったので、ペリエは買ってない。

■ っつぅのは例によって大法螺で、実のところ、僕はミネラルウォーターを買ったことがない。幸いにも水道水が飲めないとこに住んだことがないので、わざわざ高価な水を買うなんてゼイタクは思いもよらなかった。だから知ってる銘柄も、上に挙げたので全部。
  もらって飲んだことくらいはあるが、「違いの分からない男」なのか、別に特別美味いとも思わなかったし。。
(ところで、いまだにネスカフェの「違いの分かる」っていう名コピーはCMに使われてるのかな?)

  だからこのメールをいただくまで深く考えたこともなかったのだけど、輸入物がそんなに蔓延してるってのは、確かにあまり喜ばしいことじゃないなぁと思った。
  なんせ輸入物って、ものすごい石油燃料を消費して地球の裏から運んできてるわけだ。

■ もちろんそりゃ水に限った話じゃない。日本国内で作れないもの、足りないもの、海外ブランドならではの逸品良品なんかの輸入自体は、別に悪いことだとは思わない。僕だって『龍の巣』なんてオンラインショップをやって、石油燃料消費に一役買っていたりするわけだし。

  エネルギー危機や経済悪化で、貿易が今ほど気軽にできない時代は遠からずやって来るだろうが(そうなりゃ『龍の巣』も閉店だ)、でもそりゃまた別の話。できる間は、必要な貿易くらいどんどんやりゃ良いと思う。

■ だけど、「単なる飲み水」となるとちょっと首を傾げてしまう。なんでわざわざ??? 「海外ならではの逸品良品」なの??? そんなに日本の水と違う???
  投稿者の言葉どおり、日本だって世界に知られた「名水」の国だべさ。何年か前に名水百選ってのも選ばれたんじゃなかったっけか???

  しかも水ってメッチャクチャ重くて(ご存知の通り材木よりずっと重い)、すんごく燃料を食う品目だぞ……。
  となると、二枚舌はきらいな僕でさえ、さっき「どんどんやりゃ良い」といった舌の根が乾かんうちに「さすがにそれはちょっと……」と言葉を濁したくなっちまう。
  なんせ通販をやってるので、重量に関してはちょっとうるさい(笑)

■ 今回の投稿メールを拝見してて、バブルの頃によく見かけた逆輸入日本車を思い出した。あの頃、輸出仕様の左ハンドル日本車にうれしそうに乗っている人を時々見かけたが、あれはかなり失笑モノだった。
  名水の国でわざわざ海外の水を飲むのって、なんかこれに似てない? いや、それでも左ハンドルの日本車みたいに、一部の好事家のやることだったら別に良いんだけど、「蔓延してる」ってのがどうにもひっかかる。

■ さらに僕は、酒の味のことを思い出した。
  僕の住んでるところはワインの名産地。日本に行くときは美味しいワインを土産にすることもあったんだけど、ショックなことに日本で呑むとイマイチなんだ、これが。気候のせいなんだけど、「違いの分からない」僕でも分かるんだから、こりゃ少々の差じゃない。みりんと醤油くらい違う(コレコレ)。
  日本酒を日本からこっちに持ち帰ったときにもまったく同じことを感じた。
  文豪開高健氏もエッセイの中で同じ事を繰り返し書いていらっしゃるが、やっぱり酒は産地で呑むのが美味い。

  きっと、水だってそうだと思うんだけど。ミネラルバランスや味が良くて欧州では「名水」の誉れ高い水だって、それってあくまでも現地の気候や体質や食生活が前提のはず。何もかも違う日本に持ってきても「名水」かどうかとなると、はなはだ怪しい。

  海藻類を頻繁に食べる日本人には、欧州の水はミネラル過剰だという話も、昔チラッと小耳に挟んだことがあるのを思い出したんだけど、残念ながら今回は裏づけ資料を見つけられなかった。

■ ま、味の好みなんて人それぞれだし、ミネラルバランスだって身体に悪いってほどのことじゃないだろうから、大したこっちゃないんだけどね。
  特に、まともにエヴィアンもヴォルヴィックも飲んだことのない僕には、味のことをえらそうにいう資格はない。

  でも「地球に優しく」なんていってる人が、輸入ミネラルウォーター飲んでナチュラリスト気取ってたりするところを想像すると、国産左ハンドル車に似た滑稽さを感じてしまう。なんせ最近は「蔓延」しちゃってるそうなので、実際にそういう例もあるんだろうなぁと考えると、日本の超消費社会の暗部を覗いてしまったようで、暗澹たる気持ちにさえなる。

  まったく広告の威力ってのはオッソロシイやねぇ。

■ あ、思い出した! そういえば、バブルの頃にもあったあった!!
  カフェバーなんぞが流行ってキッチュな内装の止まり木で若者が色とりどりのカクテルを傾けてた時代、下戸向けに「カフェバーでペリエって今っぽい」だとか「カウチポテトにペリエが新しい」だとかの広告がファッション雑誌に載ってたわぃ(広告コピーは、今適当に捏造した)。
  きっとハイボールが流行らない時代だったんで輸入発泡ミネラルウォーターがだぶついて、苦肉の策で下戸をターゲットにしたんだろうな。
  そっか、あの20年前のCMが、今頃効いてきたってわけだな(んなわきゃないって)。さすが開高健のコピーの流れを汲むサントリー、やるなぁ(笑)

■ 水といえば、『にしび~のニッキ』7月10日のコメント欄にも書いたんだけど、僕は東京でサラリーマンやってた頃、夏の暑い時期は、外回りのために帽子と水筒を持ち歩いてた。

  今と違って短パンTシャツビーサンじゃないよ。法律関係だったので、もちろんスーツ姿。だからアウトドアキャップなんて似合うはずはないんだけど、カッコには構ってられない。暑くてやってられないときは仕事先のすぐ近くまでかぶって歩いてた。

  水筒は、発売されたばかりのプラティパスを愛用してた。水道水に塩と砂糖を少量溶かしたのを、確か1リットル持ってたんだったかな?
  1リットルの水を入れると、カバンは最初はズシッと重いんだけど、飲んでるうちにだんだん軽くなってくる。これがなんとなくうれしくて、バンバン飲みまくっていた。このおかげか、元来のぼせやすい体質の割に、真夏も熱中症になった覚えはない。

■ いまだに飲み物はなるべく持ち歩き、缶やペットボトルの飲料は極力買わないようにしている。暑いときは上記のように水、寒いときは魔法瓶でコーヒー。飲料メーカーや飲食店の敵だね(笑)
  でも日本滞在中、仕事であちこち飛び回っているときは、まったく買わずにすませるのは難しかった。昨年は高速道路のSAやPAなんかで、けっこう買って飲んじゃったなぁ。
  あとニュージーランドにいるときも、寒い時期にはビール自家醸造も難しいので、どうしても買ってしまうことになる(冬場は呑む量も少し減らすことは減らすんだけど)。

  飲み物をまるっきり買わずに生活するってのは、なかなかに難しいやね。

■ ちなみに水をろ過するのに炭が有効なのは周知の事実なんだから、竹炭でろ過したのを売り文句にした日本の名水なんてのを売り出しゃいいのに。
  これなら問題になっている竹害も解決するし、炭焼きで出る煙だって貨物船の排ガスと比較してそう問題が大きくなるわけじゃないだろう。しかも、材料も加工も輸送もすべて日本国内でまかなうわけだから、経済効果だって輸入水を売るよりずっと良いはず。アイディア料よこせとは言わんから、どっかの「エコな」飲料メーカーさん、やってみたら? ガソリン程度の価格で売れば、けっこうな儲けが出るんじゃないのかなぁ?
  そんなものオシャレじゃないから売れない? そうかな? 広告代理店マジックにかかれば、けっこうオシャレになるんじゃない?

  いや、別に売らなくたって、各家庭で水道水を竹炭でろ過すりゃもっと良いだろうけどね。編集長がやってるみたいに、自分たちで竹林の手入れして炭まで焼けばもっと楽しいだろうし。
  でも今日はとりあえず「買う水」がテーマなもんで、話の流れ上「売る」って話になった次第。どうせ売るんなら、輸入モノよりははるかにマシなんじゃないかと思ってね。

■ ちなみに、投稿者がご指摘の「携帯電話の普及との関連」は、僕には想像もつかなかった。なんか関係があったんだろうか? 偶然か?? それとも陰謀か???

■ 関連過去ログ【読者投稿】
  ◎ファーストエイド雑感。 (6月30日)
  ◎またもや、サングラス四方山話。 (7月6日)
  ◎東京の星空、ニュージーランドの星空。 (7月10日)

■ 関連過去ログ【輸入食材】
  ◎アワビを思い、食料戦略を憂う。 (6月5日)

投稿者 Ryu : July 15, 2004 10:14 PM
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コメント

「六甲のおいしい水」って、去年あたり、ドイツのホテルで数千円/500mlで売られている「世界一高い水」だって話題になってたな。(@_@)
どこも足下の水のありがたみには疎いようで・・・。(笑)

Posted by: kemu : July 16, 2004 06:07 AM

数千円!!!
へぇぇぇぇ。
それでも、輸入物が売れるんっすね>ジャパン

Posted by: Ryu : July 16, 2004 07:07 AM

しかし、そんなもの、ドイツでも外国人しか買わんでしょうね。
ドイツ人が買うとはとても思えない……。

Posted by: Ryu : July 16, 2004 07:09 AM

>それでも、輸入物が売れるんっすね>ジャパン
輸入モノに弱いのは万国共通?

そういえばミネラルウォーターは国産も輸入物もあまり価格がかわらないなぁ。国産がぼりすぎ?

Posted by: にしび〜 : July 16, 2004 09:22 AM

水に対するコンセプトがどんどん変わってきているのもあるからでしょうね>ミネラルウォーター価格。
日本を出て最初に思ったのは、「あ、水イコールピュアで綺麗だという概念はこちらにはそれほど強くないのかも」ということだったんです。
というのも、硬水の地域だと、軟水と同じ感覚で水で「ゆすぐ」なんていうのは絶対無いですからね。
物にカルシウムの残留物がこびりつくならまだしも、肌までやられてしまいますから。
そういう背景から、NZはどうなのかわからないんですけど、新生児の沐浴なども、上がり湯なしです。
一時期顔の肌の調子が悪く皮膚科にかかった際も、「そんなに水道水で顔をすすいだらかえって肌を傷めますよ」とハッキリ宣告されましたから。

となると、安心して飲めるパッケージされた水というのは、ジュースや炭酸飲料のようなニュアンスも当然持ち合わせているわけで(だからペリエのような発泡する物もある)、お値段はそれなりについてしまうのではないかと、私は思うのです。

ただそれを日本市場に持ち込んだ際に上手く軌道修正してマーケティング戦略に取り込んだヒトがきっと居たんでしょう。

それでも、今はカルシウム分を大変多く含んでいる「ダイエットの為のミネラルウォーター」なんていうのもある位だから、若い女の子なんかはもうコンセプトが西洋化しつつあるのかもしれません。

でもですね~、
硬水は確かに骨粗鬆症には多少役立つかもしれませんが、軟水で育った人間が極端に摂取すると結石になることもある、って言うのは、日本じゃ絶対に言わないですよね・・・

Posted by: MM : July 16, 2004 09:58 AM

それから、「現地の酒」で思い出しましたが、
化粧品系。
日本で愛用していたもの、まず硬水地域では使えません。
石鹸が泡立たないなんていうのは序の口で、凄いものは多分軽い化学反応起こすんでしょうけれど、肌にダメージが出ます(かゆみ、赤み、など)。
発色が違ってくるものもあるし。
それを文字通り「体験」した私は、化粧品は現地者の中から自分に合ったものを選ぶ主義になりました。
良く免税品店で日本人の麗しき乙女がこぞって海外化粧品買いあさっているけれど、そして駐在系の女性が日本の高い化粧品ラインを持ち込んでいるけれど・・・ご愁傷様(爆)。そんな表面だけでは芯からの美は得られませんぞ。

Posted by: MM : July 16, 2004 10:09 AM

日本では「水にわざわざ金を払えるか」という意識がまだまだ根強いと思います。山で仕事をしていると,名水と呼ばれる湧き水(もちろんタダ)に人が群がっている光景をよく目にしますよ。酷い人になると10も20もポリタンにつめています。おかげで我々はその水にありつけない。
輸入物は飲料水というよりファッションアイテムの側面が強いのでは。テレビのドラマやバラエティーでは見かけるのは輸入物ばかりだもの。パッケージがアルファベットじゃなく「エヴィアンの水」って書かれていたらそんなに買わないんじゃないかなぁ。

Posted by: tsubo : July 16, 2004 12:43 PM

フリルネックについてですが,
商品欄の最初にある紅白のタイプを仕入れて欲しいです。
あと,オレンジも仲間うちでは人気がありましたよ。
子供用も買う人がいると思う。掘り出し物で少量を試してみたらいかがですか。

Posted by: tsubo : July 16, 2004 12:54 PM

σ(^_^;もヨーロッパ系のミネラルウォーターを常用してるです。
基本的に硬水に限りますが、、、一応目的があってダイエットに・・・ってのは嘘でヨーロッパトレッキングの為にヨーロッパの水に体を慣らしとくのが目的です。

この目的が無かったらあんまり買わないですね。

Posted by: ミックス : July 16, 2004 01:11 PM

うわ、コメントてんこもり!
ありがとございます。

いや、投稿ネタってすごいな。
っつうか、僕が見つけてくるネタが、いかにツマラナイのかってのを、思い知らされてしまいますな(泣)


僕は極端な硬水とか軟水って、経験がないんで全然わからないんですよ。
MMさんの話きいて、「ふぅ~ん」って言ってるだけ。
化粧まで影響が出るんですねぇ。
ふぅ~ん……。


>tsuboさん
まさしく僕も「水はただ」っていう意識が強いです。
でも、名水を大きなポリタンでなんていう恥知らずなことって、「ただ」っていうのとはまたちょっと違うような。
日本人の「公共のものはどんなにムチャな使い方しても平気」という、日本人の公共意識の欠如の問題かと。
この件も、そのうち突っ込みますけど(笑)


>にしび~さん
値段同じくらいなんですか?
そりゃひどい。
っつうか、ドイツまで運べば、そりゃ世界一の価格になりますね>日本の水


>ミックスさん
初めて、きわめて納得のいく「欧州の水を飲む理由」を聞きました。
うん、納得、すっきり。

Posted by: Ryu : July 16, 2004 10:09 PM

>tsuboさん
フリルネックのリクエスト、承りました。
オレンジは、マイクロテックもライクラもけっこう早い段階で売り切れましたし、リクエストもすでにいくつかいただいているので、次回も少し多めに入れようと思っています。
赤白のモデルも入れますね。

子供用、そうですね、10個か20個くらい入れてみます。

ありがとうございました。

Posted by: Ryu : July 16, 2004 10:33 PM
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