April 09, 2004
掃除の件、こんどはこちらで
■ 予報
地上気象 - 朝のうち小雨、のち晴れ。風弱い。最高気温19度、最低気温2度。
海洋気象 - 南西25ノットが午前中に15ノットに落ちる。荒れた海もしだいにおさまる。北の波2mもおさまる。午前中の小雨の中も視界良好。
■ 久しぶりに、メッチャクチャにややこしいお客様にあたってしまった。死ぬほど漕ぎまくりたくて仕方のないアメリカ人男性二人組。いかにも漕ぎなれていなくて、体力のなさそうな太り気味の、国籍混成中年四人組。そのうち一人は漕ぎ始めてほどなく船酔いして一日中使いものにならなくなった。さらにこの六人全員に共通しているのが、こっちの話をぜんぜんきかないということ。
話をきかない人が多いグループは、ときどきある。船酔いする人もときどきいるし、漕ぎまくりたい人と体力のない人が同じグループに混ざるのなんて当たり前の話。それぞれは、対応するすべがある。
ところが、この三つがまとめて襲ってくると、もうどうしようもない。今日ほど、自分のリズムでガイディングできなかったことは、ここ三年ほどの間には記憶にない。
一月からうちの会社で研修している日本人の女の子が、いよいよ明後日で研修期間を終えるので、最期に僕のツアーを見学したいというので、今日連れて行ってたのだが、こういう日に見学してもぜんぜん勉強にならなかっただろうなぁ。彼女にも申しわけなかった。
ま、それでもお客様全員がニコニコでツアー終了したので、いちおう仕事は成功だったので、よしとしよう。ま、こういうこともあるさ。 seal 8
■ Gofield.com 編集長の弁 4月7日の投稿に、掃除研修のことがのっていた。コメントにも書いたとおり、僕自身も小学生のときに自発的に似たようなことをやり、似たようなカタルシスや、似たような回りへの影響を体験したことがあるので、この研修の意図することはよくわかるし、日々それを会社レヴェルで実践する難しさや、そのすばらしさもよぉ~~~くわかる。ズボラですっかり掃除嫌いになってしまっている今、これよんでシミジミと反省させられた。掃除しよ。
ただ、何事も安全確保が第一ではないだろうか?僕は危機管理がメシのたねで、お客様の安全確保をしてナンボという商売なので、ちまたでもよく言われる「日本人のセルフディフェンスの甘さ」が非常によく目につく。僕の見るかぎり、日本人は今回の件のように精神論や美談がからんでくると、特に脇が甘くなる傾向があるようだ。
いうまでもないことだが、トイレやら下水やら排水溝やらには、何があるやらわからない。会社のトイレなどは「公共施設」だから、家庭のトイレと違って、いくら毎日ピカピカに磨いていたとしても、どんな病原菌がいるやらわからない。また街の排水溝なんかには、極端な例をあげれば、ヤク中が注射針を捨てていたっておかしくない。ガラスの破片なんぞは、いっくらでもあるだろう。僕なら、絶対に最低でもゴム手袋は着用するし、他のメンバーにもそれは強要する。
素手で掃除するからこそ意味がある、というご意見もあるだろう。確かに、手袋を使うのと素手とでは、心理的抵抗感がまったく違う。その抵抗感を克服するような掃除の仕方には、もちろん大いに意味があるだろう。そのこと自体には賛成だ。
ただ、実際問題としては、精神的に得られるメリットと、肉体がこうむるかもしれない甚大なデメリットを比較すると、圧倒的にリスクが大きすぎると思うのだ。こうしたリスクを冒してまでやることかどうかは、大いに疑問がある。
危険を承知の上で、それでも何かを得るためにあえて挑戦するのを、「冒険」という。
もちろん、イエローハットさんが、そのリスクを全員承知の上で、それでも組織作りのためにあえて社内だけで「冒険」をし続けるのはかまわない。それこそ、僕のような外部のものがとやかくいうことではないし、むしろ冒険のなくなったこの時代、ある意味貴重かもしれない。
ところが、小学生にまで研修と称して「冒険」をやらせるという話になると、やっぱり危機管理のプロとしては、待ったといわざるをえない。小学生にとって、素手じゃないと意味がないだろうか?
僕はそうは思わない。もちろん、素手での掃除に慣れている人にとっては、手袋をつけての掃除は無意味にうつるかもしれない。でも研修を受ける立場からすれば、手袋をつけて研修を受けても、感動は薄まらないと思う。やり方だって、もう少し考えられないか?やばい段階は手袋をつけて掃除する。きちんと消毒して安全を確保した後、素手で便器をなでさせる。これでもじゅうぶん効果があると思うが。
ま、各論はともかく、少なくとももし自分の子供が学校でトイレ掃除研修を素手で受けさせられたと聞けば、僕は間違いなくすぐに怒鳴りこんでいく。
と、ここまで書いてきたが、最後にひとつ念のために書き添えておけば、僕はイエローハットさんが「素手での掃除」を推奨していらっしゃるのかどうかは知らない。特に推奨していらっしゃらない場合は、上記の記事が同社に対して非難がましいニュアンスを含んでいるように読めてしまうかもしれないことを、あらかじめ陳謝申しあげます。同社を誹謗する意図はまったくございません。あくまでも、
「皆さんは、あの記事読んで、むやみやたらに素手の掃除を真似しないほうがいいですよ」
という警鐘を鳴らすのが、この投稿の本旨である。つまり、これはイエローハットさんに向けて書いたものではなく、「素手」という部分に感銘を受けた方に対して書いたものである。
というわけで、最後にフォロー。僕もイエローハットさん見習って、がんばって掃除しよ。
■ 僕の得意技は、脱線。今日はセルフディフェンスの話で脱線していく。
外国に住めば、当然日本との違いにはよく気づく。セルフディフェンスの違いも、もちろんそのひとつ。身の回りのことで、ちょっと例をあげようかな。
- 僕は田んぼに囲まれた家で生まれ育ったが、日本では農薬散布時にマスクひとつ、手ぬぐいで口を覆うだけというスタイルが多い。
今はリンゴ園のそばに住んでいるが、農薬散布時にはバイオハザードスーツのようなものを着ている。
- 同じく日本ではトラクターを運転している人がイヤーマフ(耳あて)で耳をガードしているのは見たことがない。工事現場でもほとんどみた覚えがない。
こっちでは、シーカヤックツアー会社のベースクルーがほんの数分のビーチまでトラクター転がすのだって、イヤーマフをするのが一般的。もちろん、道路工事などでもつけている人は非常に多い
- 日本でファーストエイド講習を受けたときは、ひたすらCPRばかり8時間やらされたが、「できればマスクを使って、直接相手に接触しないようにしましょう」程度のことしかきかなかった。
こっちでは、まず「相手の体液や血液には絶対に触るな。自分の安全が確保できないときはファーストエイドもするな。」ということをものすごく強調する。
- 今はどうだか知らないが、僕が学生のころは「衣替え」なる行事があり、寒くても上着を着るのを許されなかったり、暑くても上着を着るのを強要されたりした。その影響か、ものすごい陽気で明らかに暑いのに、意地でもマフラーとコートを着込んでいるという光景(寒い季節)や、寒くて震えながらTシャツ一枚で肩を抱いて街を歩く光景(暑い夏)は、日本ではよく目にする。いや、ニュージーランドでも日本人にはよくみられる光景。
ニュージーランド人は、真夏でもフリースの一枚は持っていることが多いし、真冬でも暑ければさっさと短パンTシャツ姿になる。
ま、あげていけばきりがないのだけど、日本人はこうした些細なことを「セルフディフェンス」と考えもしないのかもしれない。でも、もちろんこうした小さなことの積み重ねが、結局「日本人は危機管理がなっていない」という評価につながってきていることは、間違いないと思う。
みなさん、身体だいじにしてくださいね。
■ と、今日は久々に辛口になってみたが、いつもこうだと僕自身つかれちゃうので、明日からはまたお気楽モードに戻すとしよう。何者をも恐れぬ辛口もたしかに僕の芸風で、NHKで『独眼竜政宗』をやっていたころ、僕は主演の渡辺謙氏に似ている(今は僕自身がこんな風体に変わり果てたけど、当時はかなり似てたらしい。バスや電車の中でヒソヒソやられるのは当たり前だった。さらに僕の父がちょっと北大路欣也に似たところのある人なので、親子で似てて笑えた。と、やたら長いカッコ書きをやってしまった・・・)こともあいまって、『毒舌竜』と呼ばれていたりしたのだけど、さすがにあれから20年近くたつと、ところかまわず毒舌ふりまいて、トラブル起こしまくるだけの体力がなくなってきた(笑)
http://www.gofield.com/openair/mt/mt-tb.cgi/151
イエローハットさんは素手にこだわっておられます;;
私自身が当時研修を受けた時に教わったことは前に書いた通りです。
ちなみに、私は素手にこだわっているわけではないですし、私は「やるからには自らすすんで続けましょうね」と言う精神的な考えを書いただけで、Ryuさんのご意見に反対しているわけでもないし、Ryuさんに反論するためにコメントしたわけでもないです。イエローハット信者でもないです。
>これはイエローハットさんに向けて書いたものではなく、「素手」という部分に感銘を受けた方に対して書いたものである。
↑これが私に対して書かれたことならば、私の本意が伝わっていないようで、残念です。
イエローハットさんが「素手」にこだわる理由はいろいろあって、前にも少しそれに触れて書いてありますが、もう10年近く前の話なので自分の中では咀嚼できていますが、上手く文章でお伝えしきれません;;
ともかく、深い意味があってイエローハットさんは素手にこだわっておられるのは事実なので、興味があるのでしたらもっと突っ込んで、実践された方とか関係者の方とお話してみるとことをおすすめします。
さとみさん、さっそくのコメントありがとうございます。
僕は、さとみさんに向けてこれを書いたわけじゃないですよ。
Webという公共的色合いの強い媒体で、個人に向けたメッセージを長々と発信することは、基本的にはやりません。
そういうときは、DMを出すようにしています。
編集長が感銘を受けてあれをアップした。
そこに、賛意を表するコメントが二つ載った。
Webにわざわざ意見を表明する人、コメントをつける人は、同じことを思っている人のごく一部です。
まだまださほど訪問者数の多くないと思われる(ゴメン>編集長)ブログで、あれだけの反応があるということは、執筆者の編集長も含めて、相当数の「感銘を受けた方」がいらっしゃる、ということです。
だから、僕もコメントという形で書き、さらにここで追記の形で話を続けました。
さて、イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃるという情報、ありがとうございました。
本文に書いたとおり、危険性のコンセンサスもとれた上で、社内でやる分には、僕もぜんぜんかまわんと思います。
でも、それを外部に研修するのは、反対です。
僕の土俵にたとえれば、精神鍛錬と称して冬の海で、ライフジャケットもスプレースカートもウェットスーツもつけずに、海パン一丁でカヤックのトレーニングする人がいても、僕はこうした公の場でその人を非難することはしません。
その人と話をしようとも思いません。
ただ、その人がプロとしてお客様にそれを強要したり、Web上で啓蒙活動を始めたりしたら、マッタといいます。
それが本当にリスクを冒す価値があるのか?
あるいは、危険回避や有事の際のバックアップの手段は確保してあるのか?
そういうことを問いかけます。
それと同じです。
というわけで、イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃる点について、関係者と話をしようとも思いません。
僕にとっては、上記の海パントレーニング男と同じレヴェルの話ですから。
「やっていること(掃除やトレーニング)はほめられることながら、方法論はねぇ・・・。
ま、やり方は人それぞれいろいろあるわな」
ってだけで。
でも、小学生にそれを強いるなら、文句いいます。
先方からそのことに反論があるなら、それにも応じます。
それが僕の責任のとりかたです。
ガキじゃないので、わざわざイエローハットさんにクレームをつけるような真似はしませんが。
↑先ほどのコメントは、出勤前に大急ぎで書いたものだったので、ちょいと改めて。
>さとみさん
イエローハットさんが素手にこだわっていらっしゃるという情報、ありがとうございます。
何度も書いたように(編集長も彼のブログで書いてくださっているように)、僕自身は研修内容そのものを批判するつもりはまったくないです。
僕が指摘しているのはただ一点だけ、「素手の危険性」です。
危機管理のプロとして、いくら崇高な目的のためでも、危ない行為を推奨するのは感心しないぞ、とそれだけを言ってます。
そして、前回書いたとおり、「内輪」だけで危険を承知の上、そのリスクを上回るメリットが得られるとの計算で冒険するのは、かまわないと思いますし、特に企業の場合などは、広い意味でこの「リスクとメリットのバランス」こそが経営そのものといっても過言ではないでしょう。
現に、イエローハットさんは、リスクと引き換えにこれだけの知名度を得ています。
素手じゃなければ、掃除だけではこれだけの話題にはならなかったでしょう。
少なくとも、僕は話題に加わっていなかったはずで、この僕がこうして話題に加わっているという一点だけを見ても、イエローハットさんのやり方は「成功」だといえるでしょう。
極端な話、素手の掃除が原因で病気になる人が出たとしても、それに見合うだけのメリットを得ているはずです。
ただし別に、イエローハットさんが話題づくりのためにやっているとか、そういううがった見方をしているわけじゃありません。
言いたいのは、「メリットの方が大きければ、あえてリスクをおかすことも当然ありうる」ということで、そのことは他人が口をはさむようなことではないということ。
問題は、その危険な行為を啓蒙したりすることですね。
創業者の鍵山秀三郎さんはトイレ掃除をたった一人で始められ、10年たったころにポツポツと社員が賛同し始め、今に至るようです。私の住む田舎町でも、実践されている経営者が案外見られます。
先程、「イエローハット 掃除」で検索してみたところ相当数のヒットがあり、「掃除に学ぶ会」というのが全国にあるようです。詳しく書いてあるサイトもたくさんありました。
鍵山さんの掃除風景を見ると、経験に裏打ちされた道具と創意工夫、手順がキチンとあります。実際、ビデオを見た私も目からウロコでした。
なので、この活動の一部分を見て「やってみよう」とか「危険」「体制云々」というのは早計な気がしたわけで、機会があれば見てみて欲しいとコメントしたわけです。
一部分を見て「やってみよう」と思ってもきっと続かないだろうと思うし、GMO熊谷社長のブログだけで「危険だ」と言うのと実際の活動を見てから「危険だ」と言うのではきっと中身が違うと思ったからです。
ともあれ、いろいろとズケズケとコメントしてきましたがお陰で忘れていたことを思い出し、普段の私では考えることがないであろう、海外での経験を踏まえた「危機管理」のお話を読むことができてよかったです。
これからもよろしくお願いします。
さとみさん、コメントどうもありがとうございます。
こうして経緯をうかがえばうかがうほど、イエローハットさんの掃除哲学には頭が下がります。
ただ、危機管理の考え方は、まったく方法論が違うんです。
さとみさんがおっしゃるとおり、まさに
「一部分でも危険な部分がないかと、重箱の隅をつつくようにして『ハザード・アイデンティフィケーション』(hazard identification = 危険を発見・特定すること)をする」
というのが、危機管理の第一歩です。
経験に裏打ちされたすばらしいメソッドがあり、それは賞賛に値するものだとします。
でも、危機管理の面では、一箇所でも明確な危険が発見されれば、その危険をピックアップして対策をとらなくてはなりません。
例えば、今回の掃除の事例に当てはめれば、それが「素手」という部分です。
それに対しては、
・手袋をはめる
・素手の掃除が原因と思われる感染症を防ぐための滅菌処理
などという危機回避の方法に始まり、
・万が一怪我した場合のファーストエイド
・保険
などの、万が一事故が起こった場合の対処も考えておかなくてはならない、ということです。
僕は、そういう危機管理面のプロです。
一部だけを見ても、その部分が危険ならば、「危険だ」と指摘するのが商売です。
おっしゃるとおり、イエローハットさんには、危機管理のきちんとしたメソッドがあるのかもしれません。
だから、僕は直接イエローハットさんにクレームを入れていないのです。
しかし、熊谷社長のブログだけを読んで、それを鵜呑みにする人に対しては、「素手は危険だ」と警鐘を発しても、決して早計ではないどころが、むしろプロとして当然のことです。
なんせ、ブログを読んでいる人は、まさにその一部だけを見て感銘を受けているわけですから。
イエローハットさんが、
「いや、ウチはそれに対してはこういう形で万全の危機管理メソッドを用意している」
という反論を下されば、僕としても大変うれしいですし、熊谷社長も一刻も早くそれを追記すべきでしょう。
というわけで、さとみさんのおっしゃる「一部だけ見て批判するのは早計」というご意見は、気持ち的にはよく分かるのですが、こと危機管理に関しては的外れなご意見です。
危機管理は、まず一部、一部のディテールをよく観察することから始まるのです。
ですから、一部だけを見てそこに「ハザード・アイデンティフィケーション」するのは、むしろ非常に自然なメソッドです。
ただし、それに対するきちんとした対策(危機管理メソッド)を練るには、全体を見てバランスをとらなくてはなりません。
それは、次のステップです。
ですから、僕が仮にイエローハットさんの掃除メソッドの危機管理部分に手を入れるとしたら、さとみさんのおっしゃるとおり、すべてを拝見して、すべてのハザードを洗い出した上で、全体の流れとのバランスを考えないと、危機管理メソッドは作れません。
だから今回編集長のブログや僕のブログでは、この段階までは一切言及していません。
ディテールに対するハザード・アイデンティフィケーションの段階です。
長くなったのでいったん切りましたが、僕自身も拙サイトで連載していた危機管理考やプロガイド論から遠ざかってかなり時間がたってしまい、危機管理に関してこういう公の場で言及するのはずいぶんと久しぶりになってしまいました。
今回さとみさんとこうして言葉を交わしてみて、改めて危機管理のアイディアを伝えることの難しさを再確認しました。
特に、こうしたお手本となるようなお話に、危機管理面からツッコミを入れる際の難しさ、しっかりと勉強させていただきました。
ありがとうございました。
さとみさんだけじゃなく、お読みの方皆さんにお願いですが、僕の書いていることに違和感を覚えたときは、さとみさんのようにドンドンご遠慮なくコメントしてくださいね。
危機管理を伝えていくことは、日本人としては数少ないその道のプロとして、ライフワークの一つだと思っています。
きちんと伝えていく方策はまだまだ僕も勉強しなくてはいけないので、どんどんツッコミを入れてください。
お願いします。
あ、HTMLを無効にしていたか・・・。
『危機管理考』はhttp://www.onjix.com/paddle/outdoor/risk/risk_index.html
『プロガイド論』はhttp://www.onjix.com/paddle/outdoor/pro/pro_index.html
です。

