December 01, 2004
[ リレーエッセイ #4 ] ヴィクトリノックスの思い出
[ リレーエッセイ #3 ] ナイフコレクションに入れる10ヶのヴィクトリノックスをうけて。
あ、自分自身のなじみもこめて、ヴィクトリじゃなくて、ビクトリで書きますね(笑)
ごうさんは、あれやこれやと10個も持ってるそうで。僕が中学生のころは、あまりメーカー名を意識してなくて、「スイスアーミーナイフ」程度の認識だったなぁ。
ウェンガーか、ビクトリかってことを考えたのは高校生。1985年頃かな。兄貴の影響で山登りなどをはじめていたんだけど、固形燃料と、コッヘル、5リットルのポリタン、コーンビーフやコンソメスープの素、キャベツなど持ってビクトリのスタンダードで料理する。
当時はなんだか非日常を追い求めて、(移動手段は自転車ですが・・・)今より山や海に頻繁に出かけては、面倒くさい料理などしてうっとりしていた。スコーンなど焼いてみたり。ビクトリノックス自身も、「使いこなす!」というよりは、周りの高校生が持っていなかったので、「あいつらと、俺は違う」ということのシンボルだったのかもしれないなぁ。
大学に入ってからは、アウトドア志向は加速していく。けっこう大きな失恋を二度ほど味わってしまって(片方は片思い、片方は遠距離がゆえに自動消滅)、もう女はいいやーという意識が強くて、「そんなことよりも、俺には見ていない景色を見る時間が必要だ!」ということで、北、中央、南のアルプス、雪の八ヶ岳、バイクで四国一周だの、北陸縦断。海外では中東一人旅、アフリカ一人旅など、女がいてはできない遊びに無我夢中。
この時の相棒は「ビクトリノックストラベラー」でした。当時はワイン好きだったので、日本でも海外でもコルクせん抜きは必須。また、爪切り代わりにもハサミは必要。暇なときに爪を切るという行為はこの頃に習慣になったんだろうなぁ。
海外ではビタミン類を、オレンジからだけ取る生活パターンだったので、ブレードの根元がいつもオレンジ臭かったのを覚えています。で、勘違いなんでしょうけど、ブレードを研ぐのを兼ねてジーンズで歯を「ジャッ、ジャッ」と拭いてみたり。おかげて、ジーンズもオレンジ臭い。
社会人、特にサラリーマンの土日遊びになってからはあまり持ち歩かなかったのですが、コンピュータ営業マンとして働いていたある日、工事会社のおっちゃんが、手に「ビクトリノックスクラシック」と「マグライトのソリテール」があるのを発見。おっちゃんに尋ねると、「ワンセット持っとくと何かと役立つんだわー」とのこと。
で、僕もそれ以来、この組み合わせを必携にした。コンピュータの搬入現場で段ボール箱を開封したり(ほんまは、刃物で開けるのは危ないんだけどね)、ネットワーク工事の下見で暗い隙間を照らしてコンセントの位置を確認したり。何度もお客さんからは、「用意がいいねぇ!!」とほめられたもんだなぁ。
それはずっと変わらなかったのだが、例の1998年頃の少年のナイフ殺傷事件でなんだかナイフを常に持って歩いていることに世間の目の圧力が強くなっていく。僕はそんなこと気にしなかったんだけど、さすがに飛行機に持ち込めなくなったのはまいった。
大阪で働いていたときからテリトリーが西日本全土だったので、東京本社への出張も含めて飛行機はよく利用する。今もよく使う。なのに、「クラシック」でも持ち込めない。何回かは預けた上で、出口で返してもらったりしたんだけど、面倒この上ない。
そうこうしてるうちに、持ち歩く習慣がなくなってしまった。もうどこにあるかもわからない(笑)
いつも傍にあったものが、今はないというのはさびしいものだな。書いていて悲しくなってきた。ちょっと道具の整理でもきちんとしようかな。年末だし。
と、なんだか尻切れトンボですが・・・。明日は、ごうさん、どうぞ。
うーん、アウトドア関連の話題を書いたの久しぶりな気がするぞ。それだけでも、このリレーエッセイの価値はあるな(笑)
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Posted by: Cheap Acrobat Pro : May 17, 2006 02:51 AM
