2004年12月25日
[ リレーエッセイ #25] きっかけ
[ リレーエッセイ #25] 自然の中からバトンタッチ
編集長、機嫌よく一人で書いてるな、とそっと眺めてたら突然投げ返して来た。
牽制球やな、これは。(笑)
僕とて自然の中で暮らしたいと言う想いは無い訳では無い。ただ、今はタイミング的に自分のライフスタイルみたいなモノより、仕事をする楽しさの方が勝ってしまっておるので、僕が自然の中で、自然を楽しみながら仕事を楽しむのはずっと先の話になるだろう。
幾らネットが発達した所で、今の動きが出来るのは街だからと思う。自然の中、と言う言葉も偉く抽象的で、僕なんかは、街に住んでいても自然の中で糧を得て暮らしてるとも言えなく無いからね。
自然の中で暮らした事はありますよ、奄美大島。
あの頃は若かったし、排他的な臭いにも耐え切れず毎日大阪へ帰りたいと思わなかった日はなかった、ってのが本音。
でも、理想的な環境ではあったなと、アウトドアガイドを生業とする様になってからはしみじみ思う。最近仕事で奄美へ行く事が多くなり、現地でガイドをするIターンガイドを見ててもそう思う。
毎日船に乗って通学し、夏休みなんかは毎日爺さんと漁へ出掛け、同じ村の友人達と遊ぶのは海。釣りをしたり潜って魚を突いたりってのが休みの日の僕の過ごし方。あの頃はシーカヤックは勿論、アウトドアなんて言葉も良く知らなかったのが残念と言えば残念。
今なら海が荒れて仕事が出来ない時は波のリとか楽しめてええやろうねぇー。
と書いて、奄美でそんな生活をしてる知人を思い出した。奄美へ行く度に必ず尋ねるんやけど、彼は漕店の大城兄貴のもとでガイドを手伝っていたってのが知り合ったきっかけで、「ゆりむんや」って店をしながら休みの日にはシーカヤック、サーフィンは毎日と言う生活をしておる。実に力の抜けた良い顔をしておる。
奄美に居た頃は、なーんにも意識せずに自然の中で遊んで居たのだけれど、シーカヤックをはじめたきっかけと言うのはやっぱり奄美大島なんですよ。
94年、今ではなくなってしまった、「アウトドア」と言う雑誌にシーカヤックが出ていたのです。ライターの堀田貴之さんが、僕が爺さんと毎日漁に出ていた定置網の仕掛けてある場所でシーカヤックに乗っていたんですね。
シーカヤックに乗れば船でしか行けなかったあの場所へバンバン行けるやん、と加計呂麻島のあちこちのビーチが頭に浮かび、暫くして中古のシーカヤックを購入してショウジと奄美へと出掛けたんです。
ま、何時か再び、奄美大島で暮らす事は無いだろうけど、自然の中で、と言うより自然をたっぷり感じながら暮らす事が出来る場所とめぐり合うきっかけはやってくるだろうと思う。
どなたか「きっかけ」って事で次のリレー宜しく。
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