伏尾温泉「不死王閣」
Aug.23, 2004 池田の鮎茶屋

大阪のベットタウン池田市の奥座敷にあるのが天然温泉「伏尾温泉不死王閣」だ。「伏尾の鮎茶屋」として名をはせたのは昭和8年にさかのぼる。旅館の前を流れる余野川をせきとめ滋賀県から鮎の稚魚を仕入れ、養殖鮎を育てた。鮎を売って一儲けを企んだのだが、当時、川には鮎が躍っていた時代。結果は失敗に終わった。それで奮起一発、この養殖場を釣堀にし、客が釣った鮎を料理するサービスに鞍替えしたところ今度は大当たり。時は、娯楽の少ない昭和のはじめ。「北摂の新名所 伏尾の鮎狩婦人子供でもよく釣れる!」と大評判となり、阪急電鉄も「鮎狩は阪急沿線で」と新名所を大いに宣伝、新聞社までもが、今でいう日帰りパックを組むなどと大盛況となった。

いまでは池田亀岡線の入り口に位置する閑静な自然に恵まれ、白木やぐらの庭園露天風呂「衣掛けの湯」が人気を博す。泉質はラジウム泉。疲労回復、ストレス解消などに効能を発揮する。浴用すれば、リウマチ性疾患、疾風及び尿酸素質、動脈硬化などに効き、飲用のすれば、疾風及び尿酸素質、リウマチ性疾患、慢性消化器疾患、慢性肝・胆道疾患、糖尿病などに効果を発揮する。

湯最寄の駅は阪急電鉄「池田駅」となり、バスまたはタクシーで10分ほど。バスは阪急バスを利用し、西乗り場、3番乗り口、系統番号26番か134~136 番のバスに乗車する。送迎バスの時間は阪急池田駅より10時30分、11時30分、14時30分、15時30分の4便もあるので便利だが、必ず電話での予約が必要となっている。タクシーは「伏尾の鮎茶屋」「不死王閣」といえば誰でも連れて行ってくれる。
車でのアクセスは阪神高速11号池田線を利用し、木部第1インターを下車、国道423号線を亀岡方面へ直進2km、所要時間は木部第一出口より約2分にある。名神高速道路を利用する場合は、豊中インターから阪神高速道路に入る。中国自動車道路を利用する場合は豊中池田インターを下車し、所要時間はおおよそ 20分。無料駐車場は300台のキャパシティがあるものの完璧な郊外に位置するため駐車の心配は皆無と考えて大丈夫だ。その他のロケーションとしては大阪空港からタクシーで15分に位置している。
不死王閣の隣には、725年、聖武帝勅願で行基が開創したといわれる静寂な久安寺がある。楼門は重要文化財であり、豊臣秀吉も参拝し、月見会を開いたとも言われる古刹である。池田市に位置することから歴史には事欠かない。
近隣には呉羽神社があり、綾羽という地名がある。これは、この地に伝わる「織姫伝説」に由来している。その昔、呉の国から呉織(くれはとり)・漢織(あやはとり)という二人の女神が猪名川をさかのぼって池田にたどり着いたという。そして、絹をつむいだり、衣服をつくる織物の技術を伝播したという古のロマンが伝わっている。五月山の頂上付近にある「衣掛けの松」は、この織姫が絹を染めて掛けた松であるとか、または山頂に登ってはるか向こうにある大陸の故郷を偲んだとき、衣を脱いで掛けた松であるなどとして「衣掛けの松」伝説が残っている。
入浴料1,500円はアウトドア派には割高感が否めないものの、館内にあるハーブ庭園の散歩や、隣の久安寺の散策など、そして鮎の塩焼きを楽しむなら一風良しの感がある。
-DATA-
- 住所:
- 大阪府池田市伏尾町128-1
- 電話:
- 0727-51-3540
- 入浴料:
- 1,500円
- 石鹸:
- ボディーソープとシャンプー備え付け
- 時間:
- 11時~0時
- 駐車場:
- 300台
- 交通:
- 電車利用:阪急宝塚線池田駅から車で10分
自動車利用:阪神高速木部第一ICからR423経由5分
飛行機利用:関西空港から車で20分 - 泉質:
- 天然ラジウム泉
- 泉温:
- 24.3℃
- 効能:
- 神経痛・リュウマチ・高血圧・胃腸病
- 設備:
- 露天風呂、岩風呂、サウナ
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