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有馬温泉-金泉

Aug.8, 2004 天下の神戸の奥座敷

有馬温泉-金泉:イメージ1

日本の三名泉のひとつ「有馬温泉」はご存知神戸の奥座敷としても有名である。日本人は歴史に弱い、いわゆる由緒正しいとか縁起物とか歴代の物語などに傾倒するきらいがある、元来のブランド志向の強い民族なのだと思う。有馬温泉にはそういった歴史がある。そしてロケーションがいい。大阪からでも高速道路を通り 1時間あまりで到着する。夏は多少の納涼気分が味わえる。神戸からは六甲山を越えると有馬温泉である。高速道路を使えばもはや1時間はかからない。そういった二大要素で有馬温泉は京阪神でもっとも有名で最も親しまれた温泉地である。

有馬温泉-金泉:イメージ2

その歴史は日本神話の世界から始まり、およそ3,000年の歴史を持つという。日本書紀ですでに紹介された日本最古の湯である。大己貴命と少彦名命により発見されたと伝承され、その発見はカラスが縁起とされている。それは傷ついたカラスの水浴を発見したところ、なんとその傷が数日後には治っていたので温泉が発見されたと伝承される。奈良平安の時代から皇族や貴族たちの湯治があり有馬街道が発達した。戦国時代の後の桃山時代には太閤さんの大掛かりな有馬温泉復興があり、江戸時代でもたいそう賑わっていたという。

有馬温泉-金泉:イメージ3

アクセスは最近では阪神高速に有馬ICができているので道に迷うことはない。電車の場合は神戸電鉄「有馬駅」を下車すると、すでにそこは有馬温泉である。阪神の奥座敷というロケーションだけに有馬温泉は高級旅館ばかりが立ち並ぶ最も高価な温泉地でもある。しかし心配することなかれ、有馬の源泉は公的資源として管理されている。その源泉に直結した最も濃い湯は有馬立ち寄りの湯「温泉会館」であり550円で誰でも利用できる。また、有馬の高級旅館を常宿とする馴染客にも、湯はわざわざ外出して、この温泉会館金泉を利用する通も増えているのだ。日本各地には実に数多い温泉地があり、温泉ファンも多い。ところが、源泉にこだわる温泉ファンは実に数少ない。いくら有名で効能豊かな温泉地の立派な旅館で見ごたえのある湯舟浴槽に浸かろうと、源泉から遠くはなれ源泉を薄めたような湯に浸かっているのなら家庭の簡易ジェットバスの方がはるかに効能が高いといえるのだ。

有馬温泉-金泉:イメージ4

有馬温泉には金泉(茶褐色のドロドロとした湯)と銀泉(無色透明のサラサラの湯)がある。実は、温泉会館の金泉が薄くなっていた。神戸の震災で泉脈にも影響を受け決定的となったため、2年ほどの間、閉鎖されていたのだ。平成14年にようやく源泉のリニューアルができ再オープンの運びとなった。太閤さんのときも泉脈が枯れていたのを復興したと記録に残っている。この間に有馬温泉という町並み自体も、つぎつぎと様変わりを始めていた。それは昨今の不況には逆らえず廃業や縮小する旅館が後を絶たない。中心地にある某有名旅館の広大な跡地は現在駐車場と変わりリニューアルオープンの金泉に立ち寄る大人数の集客に見事に貢献している有様が奇妙にも映る。また比較的温泉町情緒を残す町並みのお店も新旧交代が鮮やかで、今風のお洒落なお店が急に増えてきた。

有馬温泉-金泉:イメージ5

従来は格式高く留まっていた高級旅館にも、客引きのために立ち寄り湯として開放する旅館が多く出てきた。時間の許す人々は散歩がてらに有馬の湯めぐりをするのも一考かと思う。また車なら、温泉会館から5分ほどのところに瑞宝寺公園がある。これは廃業となった瑞宝寺を神戸市が整備し公園として開放している処で、春は桜、秋は紅葉がきれい。毎年秋には太閤さんの茶会の故事にならい、大規模な茶会が開かれている。500円で野点を楽しみ歴史に心を遊ばせるのも風流のきわみだと思う。歴史というのは過去に留まるのでなく、時の流れに添い流転を繰り返す様をいうのだなと有馬の町並みを見て感じた。

-DATA-

住所:
神戸市北区有馬町833
交通:
・神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩5分
・中国道西宮北ICから約10分
・阪神高速北神戸線有馬口ICより3分
電話:
078-904-0256
営業時間:
8:00~22:00
泉質:
含鉄ナトリウム-塩化物強塩泉
泉温:
96.8℃
効能:
切り傷、火傷、慢性皮膚炎、痛風、動脈硬化、アトピー性皮膚炎、胆石症、冷え性、慢性婦人病、関節痛、神経痛、筋肉痛、うちみ、くじき、五十肩、疲労回復
休館日:
毎月第1・3火曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)
入浴料:
大人:550円
小学生:290円
乳幼児:120円
石鹸:
なし
駐車場:
なし

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