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龍神温泉

Jul.30, 2004 山村にたたずむ三大美人の湯 

龍神温泉:イメージ1

日本の仏教の聖地「高野山」から、先日、世界遺産に登録された「熊野古道中辺路」まで伸びた50キロの道路は、四季折々な山の景観、季節の息吹、渓流のささやきなどを見事に楽しめるハイウエイである。その有料道路「高野龍神スカイライン」が2003年10月1日より無料開放され、南紀と大阪を結ぶ地域住民の隠れた抜け道は一段と便利になった。その龍神には三大美人の湯として知られる「龍神温泉」がある。この何もない山村に沸く湯は格別である。

龍神温泉:イメージ2

龍神温泉への経路は、大阪からは310号線、371号線経由で橋本から高野山に入り龍神に至る。南紀からは田辺で県道田辺十津川線を経由して龍神に至る。電車ではJR紀伊田辺駅から龍神バス龍神温泉行き急行で1時間30分。普通で1時間50分。高野山からは南海電鉄バス護摩壇山行き終点で乗り換え、龍神バスで龍神温泉下車。

龍神温泉:イメージ3

龍神温泉の泉質は無色透明のアルカリ性炭酸泉でラジウムの含有量が多い。実は日本の温泉の大半はアルカリ泉である。アルカリ泉とはヌルッとした肌触りがある。この作用はアルカリ性質による肌表層にあるタンパク質のケラチンからなる角質のはく離作用に依存している。この作用の強い温泉を美人の湯と俗にいう。アルカリ性質による化学反応でケラチンが遊離することから湯上り肌の爽快感が得られる。肌触りがよく、汚れを落とし、素肌すべすべと俗に言われるのは、この作用による。アルカリ性炭酸泉は神経の働きを沈め調整する効果効能としてもよく知られている。龍神温泉はまたラジウムの含有量が多いため疲労回復の効果も期待できる湯である。これは体内の内分泌の働きを刺激し、たとえば胆汁の分泌を盛んにしたり、肝臓の働きを活発にすることなどによる新陳代謝促進効果である。道沿いにある龍神温泉元湯がお勧めだ。大きなつり橋の近くにある。入浴料は600円。駐車場もある。内湯と露天風呂がある。

龍神温泉:イメージ4

龍神温泉には上御殿と下御殿という格式高い宿がある。ともに龍神一族の経営だ。龍神村は70%が標高500メートル以上の高地に位置し、龍神一族が現在でも多く暮らす。護摩壇山に源を発する日高川の最上流域にあたり、地質は中生水成岩層であることから水質が清んでいる。その影響で、毎年、6月から7月にかけて龍神村の各所で蛍の乱舞が見られる。源氏ボタル、ひと回り小さい平家ボタルが生息している。車のウインカーの光に惑わされて蛍が近づいてくることもあるほど、まだまだ観光に毒されていない自然な環境を満喫できる処だ。

龍神温泉:イメージ5

この辺り一帯は深山の自然が満喫できる。紅葉の頃には白壺・赤壺の滝、お万ヶ渕が美しい。平維盛の死後、恋人「お万」の悲しみは大きく悲嘆にあけくれたあげく、白粉は白壺の滝に、紅は赤壷の滝に捨て、遂に渕に身を投げてしまったと平家物語に綴られている。深山の自然は光の変化も美しい。朝焼け、夕焼けの刻々と変わる光の芸術は感銘深いものだ。日中は太陽光線の乱舞、夏の夜は蛍の薄明かりが乱舞、それを河鹿や山鳥の鳴き声が鼓舞する。日本文化の幽玄の世界の包まれるほどの癒し効果はないと思う。

-DATA-

住所:
和歌山県日高郡竜神村大字竜神
交通:
高野龍神スカイライン龍神温泉
名称:
竜神温泉元湯
入浴料:
600円
電話:
0739-79-0726
駐車場:
あり
トイレ:
あり

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