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須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ

Jul.29, 2004 須磨浦海岸の御用達

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ1

京阪神の夏といえば「須磨」である。須磨浦海岸の夏は、このときとばかりに露出した肢体を艶やかに披露する超過激水着の女性たちであふれかえる。それを TVカメラが追う。地元FMラジオが夏季臨時スタジオを出す。ビーチバレーが始まる。この熱気を当て込んで充血した目つきの男たちがやってくる。その男たちは、最近では競泳用の超ビキニパンツをはき、女性たちの目を奪おうと必死である。海岸には波打ち際と並行して海の家が軒を連ね、その距離は何百メートルも続く。その軒先のステップを肌を露わにした女性たちが闊歩する。それを男性が追い声を掛ける。須磨浦海岸の夏の風物詩なのだ。

その須磨浦海岸から徒歩10分のところに日帰り温泉がある。その名はホテル・スパ・エンメイという。ホテルの大浴場を一般客に開放しているところで、2階には無料休憩場まで用意している。最近ではインターネットの普及でこの穴場も知られるようになりつつあり、須磨浦の海岸で露出し日に焼けた肌についた潮を落としにやってくる女性陣が増えてきた。普段はおじいちゃんやおばあちゃんの溜まり場となっている温泉場が夏のシーズンになると胸と腰だけを薄い布一枚で覆った女性たちが、つぎつぎとマイカーから降り、温泉場の周りに溢れだすので一種異様な雰囲気をかもしだす。

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ2

須磨浦海岸は国道2号線に面して東西に広がっている凡そ2キロの海岸である。公共の大駐車場が用意されているので大半の海水客は車で来ている。その国道2号線の千守交差点から2分ほど北上したところにホテル・スパ・エンメイがある。1本道なので道に迷うことはない。大きな看板を見落とさないように走るだけだ。入浴料は大人ひとりで800円と手ごろである。この800円にバスタオルとフェイスタオルの貸し出し料金も含まれているので身ひとつで行けるのも便利だ。温泉は無色透明のラジウム泉で、岩風呂風の浴槽がある。この浴槽の向こうには須磨大池があり、その池の向こうには須磨寺がある。浴槽からは須磨寺の仏塔が見えている。

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ3

須磨寺は源平の合戦で敗れた平家の武将「敦盛」を祭る寺である。平家物語によると寿永3年2月のひよどり越え坂落としのショックにより、平家方が惨敗を喫した。海岸の味方の船を求め殺到する平家衆の中に敦盛もいた。敦盛を撃つことになる源直実は平家衆を追い、沖の方へ馬を泳がせている若い武将を見つけた。「後ろを見せるとは卑怯なり、返せ、返せ」と呼んだところ、若武者は馬を戻した。二人は一騎討ちとなり、馬から落ちて組み合った。直実が勝ち、首を取ろうとしたところ、相手の顔があまりにも美しい。それで名前を尋ねたが答えない。敦盛は自分を名乗らず、反対に直実に名乗らせた。その名前を聞いた敦盛は「良き名前なり、我が名は誰かに聞けば知っている者もあろう」と言い残した。直実は味方の兵士が近付くのを見て、ためらいながらも涙をのんで、その若武者の首をはねた。これが平家物語にある。

このとき敦盛が持っていた笛が小枝の笛と呼ばれる通称青葉の笛である。国の重宝であり、松尾芭蕉を始めたくさんの人々が訪れている。謡曲「敦盛」、舞「幸若」にも登場し、歌舞伎、映画、舞台などで演じられている。毎年、旧暦の2月7 日(旧暦なので、その年によって変る)には一の谷合戦源平戦士の追悼法要が行われている。

須磨寺は木々の緑に囲まれ海を見下ろす一角にある。いつも静かな空気が漂っている。須磨浦の海岸とは趣を一変するが、誰にでも心深く沈める役割を果たしてくれていそうだ。

-DATA-

住所:
神戸市須磨区須磨寺町3-3-30
交通:
JR須磨駅から徒歩約10分
山陽電車須磨寺駅から約5分
国道2号線千守交差点から北上2分
料金:
700円(大人)350円(子供)
温泉名:
須磨温泉
施設の名称:
ホテル・スパ エンメイ
泉質:
単純弱放射能冷鉱泉、 低張性・中性・冷鉱泉
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、痔病、冷え性、関節のこわばり、疲労回復、慢性消化器病、病後回復期、健康増進、通風、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病
料金:
大人800円、小人500円、60歳以上500円
営業時間:
6時から24時まで(受付は23時終了)
定休日:
無休

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