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太山寺温泉なでしこの湯

Jul.30, 2004 神戸の隠れ湯

太山寺温泉なでしこの湯:イメージ1

神戸は海と山がある街として有名だが、実は、それだけではないのだ。新と旧、そして自然と人口が奇妙に入り混じった街なのだ。神戸市は高速道路が何本も縦横無尽に走っている。さらには郊外のニュータウンと港に隣接した都心部を結ぶ見事な無料ハイウエイも走っている。ところが、旧態然とした昔ながらの入り組んだ細い迷路のような田舎道も未だに市民権を得て縦横無尽に走っている。ところが、その両者の奇妙な調和が美しい魅力となっているのを知る人は少ない。

太山寺温泉なでしこの湯:イメージ2

神戸の街は海と山が近い。だから、曲がりくねった細い山道を走っているとき、不意にコバルトブルーに輝く海が目に入ることがある。だが10分も走れば、そこはすでに街中のビルと雑踏に埋もれてしまう。ところが神戸の山側は大半が田舎のまま残っている。特に、西区や北区は、細い田舎の一本道でつながり田園風景が無造作に続く。そんな海側の街から一歩山側の田舎道に入ったところに、ここにも隠れた天然温泉がある。大山寺温泉「なでしこの湯」である。

太山寺温泉なでしこの湯:イメージ3

車でのアクセスは、三宮から山麓バイパスを経由し学園都市前から前回方面にハンドルを取り、前回交差点を右折2分で右手に「なでしこの湯」が登場する。同左手が100台の無料駐車場となっている。神戸長田からは阪神高速7号線神戸線白川JCT経由で布施畑JCT下車10分。布施畑JCTからは料金所を出て右へ、ひとつめの信号を左折(明石方面)。布施畑トンネルを抜けて3つ目の信号を左折。大山寺トンネルを抜けて左手すぐ。市営地下鉄「学園都市」駅よりタクシー5分、「伊川谷」駅、「名谷」駅よりバス「太山寺」停下車すぐ。

太山寺温泉なでしこの湯:イメージ4

田舎道の田園風景の中に「なでしこの湯」がある。入り口手前に水の溜まり場がある。これが源泉。無色透明のラドン泉で、泉温は24.3℃。入浴料は500 円。無料休憩所があり、コイン式のマッサージ機もあれば、人手によるマッサージ室も完備している。なでしこの湯の特徴は身障者用の浴槽があり、また身障者介護のスタッフが整っている点だと思う。

太山寺温泉なでしこの湯:イメージ5

なでしこの湯の裏手には天台伽藍の本堂が国宝に指定された由緒豊かな太山寺がある。天延元年(973年)12月8日の年紀をもつ「播州太山寺縁起」に藤原鎌足の子、定恵和尚の開山、霊亀2年(716)公の孫である宇合(不比等の子)の建立と伝えられる。この寺は、元正天皇(715~723在位)の勅願寺として、歴代天皇をはじめ一般民衆にいたるまで広く信仰を集めていた。

建武の中興(1334年)の時には、大塔宮護良親王の令旨を受け、朝敵北条勢を討つため衆徒のめざましい活躍があったと伝わる。その結果は、寺運が大いに栄え、この地方の一大法城として南北朝時代には支院四十一ヶ坊・末寺八ヶ寺・末社六ヶ社を持ち僧兵も大勢いた。ところが時代の流転変化は著しい。その後の幾多の戦火により興亡・浮沈が激しく、現在は龍象院・成就院・遍照院・安養院・歓喜院の五ヶ坊を残し、ひっそりと田舎の田園風景に沈んでいる。

なでしこの湯はいつも地元の年寄り連中が多く訪れているのが印象的だ。その分、のんびりと、くつろいだ空気がゆっくりと漂っている。そして、日課のごとく老夫婦たちが、それぞれの定時に来湯する今は数少なくなった立ち寄りの湯である。

-DATA-

住所:
兵庫県神戸市西区伊川谷町前開273-1
交通:
地下鉄 名谷駅または伊川谷駅からバス 太山寺バス停下車
名称:
太山寺温泉
電話:
078-977-0261
泉質:
単純弱放射能冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
料金:
大人500円 子供300円 土日祝は100円アップ
高齢者・身障者400円
営業時間:
10時から22時
定休日:
年中無休
備考:
駐車場100台
身障者用の浴槽もあり

しあわせの村温泉

Jul.30, 2004 神戸三宮から25分の緑の楽園 

しあわせの村温泉:イメージ1

神戸三宮から車で25分の処に250ヘクタールという広大な緑に囲まれた敷地がある。これは高齢者や障害者の自立を支援する目的で、神戸市が作り神戸市の外郭団体が運営する総合福祉ゾーンなのだ。そこは子供から大人、そして高齢者まで、すべての人々がスポーツとレクリエーションを楽しみ、心身をリフレッシュさせる施設が配置されている。そして、その一角に、日帰りの天然温泉までついているのだから、この「しあわせの村」は申し分のない処だ。近場で、手軽に、しかも安全に、整備されたアウトドアライフが満喫できる場所があった。

しあわせの村温泉:イメージ2

車で行くと、三宮から山麓バイパスを通りひよどり料金所で降りる。そして、鈴蘭台方面に向かい5分ほど走ると左手に「しあわせの村」の入り口が出てくる。中国道や明石方面からは阪神高速北神戸線を利用すると便利だ。しあわせの村ランプがあり、降りるとそこは敷地内なので道に迷いようがない。電車・バス利用の場合は、三宮からは市バス66系統利用で30分、JR神戸駅からは市バス123系統で40分、地下鉄名谷駅からは市バス120系統で30分、阪急西鈴蘭台駅からは市バス阪急バス150系統で10分となる。

しあわせの村温泉:イメージ3

さて、総合福祉ゾーンというだけでは抽象的なので、具体的に施設を紹介する。自然との交流をテーマに農園、果樹園、薬草園、日本庭園、トリム園地、あおぞらキャンプ場、テントキャンプ場、オートキャンプ場、ディキャンプ場、そして、グラウンドゴルフ場、ミニゴルフ場などがある。スポーツがテーマでは馬事公苑、球技場、アーチェリー場、テニスコート、プール、体育館、トレーニングジム、そして、運動広場、芝生広場まである。そして文化交流としては、婦人交流施設、シルバーカレッジ、研修館などがある。また、より福祉的な施設としては、各種の身障者施設、老人ホーム、リハビリテーション病院があり、宿泊施設があり、レストランがあるといった総合的で複合的な施設である。

さて、前書きが長くなったが、その温泉はジャングル温泉と命名されている。広い浴槽が観葉植物で仕切られ、植物の中での入浴感を味あわせてくれるのでジャングル温泉と命名された。泉質はラドン泉、無色透明無味無臭で特筆する点はない。ひとつ際立った点は、浴槽内に幅1m長さ5mほどの植物に覆われたトンネル似の通路があり、頭上から温泉の噴霧が受けられる枝条浴というのがあった。これは初めて経験だった。入浴料800円。タオルは持参。セッケン、シャンプーは浴槽内に常備されている。

入浴時に受付入り口で再入浴を申し出れば、手に再入浴可のスタンプを押してくれるのが便利だ。たとえば、まず身体のリラックスのために入浴し筋肉を緩める。その後に、施設内をハイキングしたり、トレーニングジムで汗を流したり、または体育館で卓球、バトミントン、あるいはプールで泳いだ後に、再入浴して汗を流し、筋肉をリラックスさせるなどができる。施設内には、コインのマッサージ機の設置や休憩室などもある。

ここは、平日、休日を問わず、老若男女、健勝者身障者が自然に違和感な溶け合い柔和にくつくろいでいる様子がうかがえる処だ。競技場では子供がサッカーを楽しみ、ゲートボール場では老人男女が競い合い、ジャングル風呂がある施設の周りではトレーニング姿のジョッキングが汗を流している。いい雰囲気の空間が緑の中に納まっている。

-DATA-

住所:
兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山14-1
交通:
三宮、JR神戸、JR新長田、地下鉄名谷駅等からバスあり
三宮山麓バイパスひよどり料金所から5分
名称:
しあわせの村温泉
電話:
078-743-8000
泉質:
単純弱放射能冷鉱泉
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、痔疾、冷え性、疲労回復、痛風、動脈硬化症、慢性胆嚢炎、婦人病等
料金:
大人800円 小人400円
営業時間:
10時から22時(入館は21時まで)
定休日:
年中無休
備考:
石鹸、シャンプーあり

龍神温泉

Jul.30, 2004 山村にたたずむ三大美人の湯 

龍神温泉:イメージ1

日本の仏教の聖地「高野山」から、先日、世界遺産に登録された「熊野古道中辺路」まで伸びた50キロの道路は、四季折々な山の景観、季節の息吹、渓流のささやきなどを見事に楽しめるハイウエイである。その有料道路「高野龍神スカイライン」が2003年10月1日より無料開放され、南紀と大阪を結ぶ地域住民の隠れた抜け道は一段と便利になった。その龍神には三大美人の湯として知られる「龍神温泉」がある。この何もない山村に沸く湯は格別である。

龍神温泉:イメージ2

龍神温泉への経路は、大阪からは310号線、371号線経由で橋本から高野山に入り龍神に至る。南紀からは田辺で県道田辺十津川線を経由して龍神に至る。電車ではJR紀伊田辺駅から龍神バス龍神温泉行き急行で1時間30分。普通で1時間50分。高野山からは南海電鉄バス護摩壇山行き終点で乗り換え、龍神バスで龍神温泉下車。

龍神温泉:イメージ3

龍神温泉の泉質は無色透明のアルカリ性炭酸泉でラジウムの含有量が多い。実は日本の温泉の大半はアルカリ泉である。アルカリ泉とはヌルッとした肌触りがある。この作用はアルカリ性質による肌表層にあるタンパク質のケラチンからなる角質のはく離作用に依存している。この作用の強い温泉を美人の湯と俗にいう。アルカリ性質による化学反応でケラチンが遊離することから湯上り肌の爽快感が得られる。肌触りがよく、汚れを落とし、素肌すべすべと俗に言われるのは、この作用による。アルカリ性炭酸泉は神経の働きを沈め調整する効果効能としてもよく知られている。龍神温泉はまたラジウムの含有量が多いため疲労回復の効果も期待できる湯である。これは体内の内分泌の働きを刺激し、たとえば胆汁の分泌を盛んにしたり、肝臓の働きを活発にすることなどによる新陳代謝促進効果である。道沿いにある龍神温泉元湯がお勧めだ。大きなつり橋の近くにある。入浴料は600円。駐車場もある。内湯と露天風呂がある。

龍神温泉:イメージ4

龍神温泉には上御殿と下御殿という格式高い宿がある。ともに龍神一族の経営だ。龍神村は70%が標高500メートル以上の高地に位置し、龍神一族が現在でも多く暮らす。護摩壇山に源を発する日高川の最上流域にあたり、地質は中生水成岩層であることから水質が清んでいる。その影響で、毎年、6月から7月にかけて龍神村の各所で蛍の乱舞が見られる。源氏ボタル、ひと回り小さい平家ボタルが生息している。車のウインカーの光に惑わされて蛍が近づいてくることもあるほど、まだまだ観光に毒されていない自然な環境を満喫できる処だ。

龍神温泉:イメージ5

この辺り一帯は深山の自然が満喫できる。紅葉の頃には白壺・赤壺の滝、お万ヶ渕が美しい。平維盛の死後、恋人「お万」の悲しみは大きく悲嘆にあけくれたあげく、白粉は白壺の滝に、紅は赤壷の滝に捨て、遂に渕に身を投げてしまったと平家物語に綴られている。深山の自然は光の変化も美しい。朝焼け、夕焼けの刻々と変わる光の芸術は感銘深いものだ。日中は太陽光線の乱舞、夏の夜は蛍の薄明かりが乱舞、それを河鹿や山鳥の鳴き声が鼓舞する。日本文化の幽玄の世界の包まれるほどの癒し効果はないと思う。

-DATA-

住所:
和歌山県日高郡竜神村大字竜神
交通:
高野龍神スカイライン龍神温泉
名称:
竜神温泉元湯
入浴料:
600円
電話:
0739-79-0726
駐車場:
あり
トイレ:
あり

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ

Jul.29, 2004 須磨浦海岸の御用達

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ1

京阪神の夏といえば「須磨」である。須磨浦海岸の夏は、このときとばかりに露出した肢体を艶やかに披露する超過激水着の女性たちであふれかえる。それを TVカメラが追う。地元FMラジオが夏季臨時スタジオを出す。ビーチバレーが始まる。この熱気を当て込んで充血した目つきの男たちがやってくる。その男たちは、最近では競泳用の超ビキニパンツをはき、女性たちの目を奪おうと必死である。海岸には波打ち際と並行して海の家が軒を連ね、その距離は何百メートルも続く。その軒先のステップを肌を露わにした女性たちが闊歩する。それを男性が追い声を掛ける。須磨浦海岸の夏の風物詩なのだ。

その須磨浦海岸から徒歩10分のところに日帰り温泉がある。その名はホテル・スパ・エンメイという。ホテルの大浴場を一般客に開放しているところで、2階には無料休憩場まで用意している。最近ではインターネットの普及でこの穴場も知られるようになりつつあり、須磨浦の海岸で露出し日に焼けた肌についた潮を落としにやってくる女性陣が増えてきた。普段はおじいちゃんやおばあちゃんの溜まり場となっている温泉場が夏のシーズンになると胸と腰だけを薄い布一枚で覆った女性たちが、つぎつぎとマイカーから降り、温泉場の周りに溢れだすので一種異様な雰囲気をかもしだす。

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ2

須磨浦海岸は国道2号線に面して東西に広がっている凡そ2キロの海岸である。公共の大駐車場が用意されているので大半の海水客は車で来ている。その国道2号線の千守交差点から2分ほど北上したところにホテル・スパ・エンメイがある。1本道なので道に迷うことはない。大きな看板を見落とさないように走るだけだ。入浴料は大人ひとりで800円と手ごろである。この800円にバスタオルとフェイスタオルの貸し出し料金も含まれているので身ひとつで行けるのも便利だ。温泉は無色透明のラジウム泉で、岩風呂風の浴槽がある。この浴槽の向こうには須磨大池があり、その池の向こうには須磨寺がある。浴槽からは須磨寺の仏塔が見えている。

須磨温泉 ホテル・スパ・エンメイ:イメージ3

須磨寺は源平の合戦で敗れた平家の武将「敦盛」を祭る寺である。平家物語によると寿永3年2月のひよどり越え坂落としのショックにより、平家方が惨敗を喫した。海岸の味方の船を求め殺到する平家衆の中に敦盛もいた。敦盛を撃つことになる源直実は平家衆を追い、沖の方へ馬を泳がせている若い武将を見つけた。「後ろを見せるとは卑怯なり、返せ、返せ」と呼んだところ、若武者は馬を戻した。二人は一騎討ちとなり、馬から落ちて組み合った。直実が勝ち、首を取ろうとしたところ、相手の顔があまりにも美しい。それで名前を尋ねたが答えない。敦盛は自分を名乗らず、反対に直実に名乗らせた。その名前を聞いた敦盛は「良き名前なり、我が名は誰かに聞けば知っている者もあろう」と言い残した。直実は味方の兵士が近付くのを見て、ためらいながらも涙をのんで、その若武者の首をはねた。これが平家物語にある。

このとき敦盛が持っていた笛が小枝の笛と呼ばれる通称青葉の笛である。国の重宝であり、松尾芭蕉を始めたくさんの人々が訪れている。謡曲「敦盛」、舞「幸若」にも登場し、歌舞伎、映画、舞台などで演じられている。毎年、旧暦の2月7 日(旧暦なので、その年によって変る)には一の谷合戦源平戦士の追悼法要が行われている。

須磨寺は木々の緑に囲まれ海を見下ろす一角にある。いつも静かな空気が漂っている。須磨浦の海岸とは趣を一変するが、誰にでも心深く沈める役割を果たしてくれていそうだ。

-DATA-

住所:
神戸市須磨区須磨寺町3-3-30
交通:
JR須磨駅から徒歩約10分
山陽電車須磨寺駅から約5分
国道2号線千守交差点から北上2分
料金:
700円(大人)350円(子供)
温泉名:
須磨温泉
施設の名称:
ホテル・スパ エンメイ
泉質:
単純弱放射能冷鉱泉、 低張性・中性・冷鉱泉
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、痔病、冷え性、関節のこわばり、疲労回復、慢性消化器病、病後回復期、健康増進、通風、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病
料金:
大人800円、小人500円、60歳以上500円
営業時間:
6時から24時まで(受付は23時終了)
定休日:
無休

ジェームス山天然温泉「月の湯舟」

Jul.28, 2004 街中のお洒落な清涼

神戸にはアウトドア派に好評な天然日帰り温泉がたくさんある。そのなかの穴場といえば街中に最近オープンした天然温泉ジェームス山「月の湯舟」がその筆頭に上げられるだろう。

昔、ジェームス山という処には巨大迷路があった。その規模の大きさで有名だったが今は名残もない、その見晴らしのいい丘陵跡地に温泉が掘られた。そして出てきた。それが、すこぶるいい温泉として誕生したのだ。アウトドアの帰り道にヒョッとその湯に浸かれば、意外とお洒落にデザインされた清涼空間に身も心もシットリと浸れてリフレッシュとリラクゼーションの双方を満喫できるという楽しみができたのだ。

ジェームス山天然温泉「月の湯舟」:イメージ1

アクセスは近辺で迷うことが多いので近くから電話で場所を確認したほうが賢明だと思う。神戸と明石の間を第二神明道路(有料)が走っている。その中間あたりに「名谷IC」がある。神戸から明石に向かいICの出口交差点を左折、ミドリ電化の角を左折、大沢病院前交差点を左折、東へ150mで到着する。 ICからはスムーズに走れば2分の距離になるが、よく停滞する場所だ。JRや山陽電車の場合は垂水駅より山陽バスで「つつじが丘」行き乗車「美山台」下車徒歩5分、地下鉄「名谷」駅からは山陽バスで「青山台」行き乗車「松風台」下車徒歩5分だが電車やバスはあまりお勧めではない。バイクのツーリングや車のクルージングの帰り道にヒョッと立ち寄ると味わえる別世界なのだ。

ジェームス山天然温泉「月の湯舟」:イメージ2

月の満ち引きと人体のリズムの調和をテーマにデザインされたのが天然温泉「月の湯舟」。小高い丘に150台の駐車場をつくり、その一角に四角い建物を作った。特に夜は光線を上手くデザインし四角い建物が浮き出たように輝く。何の変哲もないのどかな田園風景と町並みが眼下に広がっている。雰囲気のあるエントランスを通り中に入る。そこは日帰り浴場と思えないほどのリッチな雰囲気が漂う。レストランも中間色で暖かく清潔にまとめられた広いダイニング・キッチンにナチュラル・フーズがリーズナブルな料金で工夫されている。その他にもマッサージにエステ、ヘアカットもある。女性のちょっとした顔そりや男性のちょっと伸びた散髪などが入浴とセットにできるのは意外と便利だ。また清涼感も増すものだ。温泉は、庭園露天風呂、ヒノキの湯、天然海水の湯などと、お湯自体も楽しめるように工夫されているのがまた憎い。つまりは田園風景を見下ろせる庭園風呂という趣向だ。ゆったりと時が流れる感じがする。

ジェームス山天然温泉「月の湯舟」:イメージ3

「天の海に雲の波立ち 月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ」という柿本人麻呂の歌から「月の湯舟」が命名された。潮の満ち引きと月の形態(満月・半月・三日月)との相関関係は広く知られている。そして神秘的な生命の誕生や生体リズムとの相似的関係についても民間伝承として今では知れ渡っている。そんな宇宙のリズムをデザインした「月の湯舟」に浸かっていると癒し系の音楽が流れてくる。柔らかい光線に身を包まれ、湯に浸かり、水の流れる音を聞き、丘陵から街明かりを見下ろしていると月の光をまとったかぐや姫でも現れそうな空気を感じるのは僕だけなのだろうか?

-DATA-

場所:
神戸市垂水区青山台7-4-46
電話:
078-752-2619
料金:
700円(大人)350円(子供)
営業時間:
午前10:00-午前1:00
交通:
第二神明道路「名谷IC」すぐ事前に電話で問い合わせたほうが賢明
駐車場:
無料駐車場有
トイレ:
あり
泉質:
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・中性・低温泉)
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

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