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中川温泉「ぶなの湯」

Nov.30, 2003 丹沢湖・紅葉トレッキングと”信玄の隠し湯”

中川温泉「ぶなの湯」:イメージ1

秋も深まったある日。「そろそろ丹沢も紅葉かな」という頃、丹沢湖方面へ紅葉狩りに出かけました。国道246号線を南下、大井松田ICを過ぎ、御殿場線「谷峨(やが)」駅を左に見たら、少し先の「清水橋」交差点を右に入ります。すぐ横に川を見ながら鄙びた山あいの一本道を登り、「玄倉(くろくら)へ」の表示を左折。ぐるりとカーブを切り、トンネルを抜けると湖岸へ出ます。湖のふちをめぐるように玄倉まで走り、「玄倉川橋」を左手に見送って、なお直進、ここからは、狭いオフ・ロードの林道(7/1~9/30は通行止)になります。歩行者と対向車に注意しながらゆくと、やがて車止めに突き当たります。手前にスペース(約15台)がありますので、そこへ車を停めます。車を汚したくない方は、玄倉の駐車場を利用してください(玄倉から車止めまで徒歩約30分)。ディ・パックを背負い、トレッキング・シューズに履き替え、いざ紅葉トレッキングへ。車停めの門を迂回して進むと、玄倉川を眺めながらのゆるやかな登りが始まります。この道は「ユーシン渓谷」と呼ばれ、紅葉の景色がすばらしく、近年ハイカーに人気の場所です。道の先にある山小屋まで車が入るため、迷うことのない一本道の車道。道幅もあり、傾斜もさほどきつくないので、中高年の方や子供連れでも歩けます。視界の開けた道を、さまざまに色づく落葉樹林を眺めながら2時間半ほど歩き、沢沿いで遅めのお弁当タイム。午後の陽に映える山々を眺めつつ、来た道をのんびりと戻りました(途中に長いトンネルがあるため、懐中電灯は必携)。

中川温泉「ぶなの湯」:イメージ2

車で玄倉まで戻ったら、玄倉川橋を渡ります。来たときの道とは、丹沢湖をはさんで対岸にあたるこちらは景色のよい一方通行のドライブ・ロード。途中、ところどころにもみじが植えてあり、真っ赤な紅葉を堪能することができます。なかほどにある停車スペースで湖を見渡したり、山の向こうから顔を出す富士山を眺めたり、車窓の景色を楽しみながら終わりまで進み、76号線へ出たところで右折します。めざすは「中川温泉」。歩いた後は、温泉で汗を流し、さっぱりしようという計画です。中川温泉は、丹沢湖の奥、山懐に沸く温泉で、約400年前、武田信玄が戦で負傷した兵を湯治させたという言い伝えから、「信玄公の隠し湯」とも呼ばれてきました。pH10以上の強アルカリ泉は、傷の治療はもとより、美肌効果も名高く、「美人の湯」としても知られています。地元の人はもちろん、最近では登山帰りの人や、オート・キャンプ場利用の家族連れなどにも人気があります。

中川温泉「ぶなの湯」:イメージ3

76号線を北へと進み、中川温泉の歓迎アーチを右に見たら、少し先にある「町立中川温泉・ぶなの湯」の看板を目印に、右手へ入ります。急坂をどんどんと川岸まで下ると、やがてあらわれる三角屋根の建物が、日帰り入浴施設「ぶなの湯」。建物手前は広い駐車場になっています。入口を入り、ロッカーに靴を納め、受付で料金を払います。「山のキャビン」といった感じの外観どおり、内装にも木がふんだんに使用され、素朴な造り。受付は売店もかねており、地元産のお菓子やみかんが並べられ、なかなかアットホームな雰囲気があります。併設のロビーにはTV、ソファ、マッサージ・チェアーがあり、ちょっとした休憩スペースになっていました。2階には畳敷きの大きな休憩室(40名)もあり、ゆっくり休みたい人はそちらを利用します(食堂はナシ・持ち込み可)。ロビーには貴重品ロッカーもあります(脱衣場にも小さい貴重品ロッカーあり)。廊下を奥へ進んでいくと、手前が小浴場(約20名)、奥が大浴場(約40名)で、曜日によって男湯・女湯が入れ替わるため、暖簾の文字を確認して入ります。脱衣場は銭湯を思わせる簡素な作り。衣類や荷物は、そなえつけの脱衣籠へ入れます。お風呂場に入ると、一方の壁に沿うようにへの字型の浴槽があり、広い窓が設けられていました。もう一方にはカランが並び、こちらも大きな窓。ちょっと温室のようなイメージで、日中は日の光がふんだんに差し込むそうです。ルーバーウインドウから暮れかかった外の空気が流れ込み、ちょっと肌寒いのも山の湯の趣・・・とはいうものの、いそいで体を流し、内湯につかりました。寒い日の温泉は格別のありがたさ、思わず「ふぅ~っ」と声が出ます。サラサラとした透明なお湯ですが、肌をなでるとつるっとしており、「美肌効果」が期待できます。じゅうぶんに温まってから露天へ出ると、爽やかな山の空気に取り囲まれました。森の木々や清流からたちのぼる新鮮な香り・・・これは山奥までこないと味わえない、貴重な空気です。岩風呂のふちにあごをのせ、胸いっぱいに吸い込みました。

中川温泉「ぶなの湯」:イメージ4

中川温泉には温泉旅館が数件あり、立ち寄り湯可能な宿もあります。旅館のしっとりとした雰囲気を味わいつつ、気軽に日帰り、というのもまた一興。昼食付きのコースもあるので、温泉だけを目的に訪れてみてはいかがでしょうか。中でもおすすめは、老舗の「信玄館」(TEL:0465-78-3811・立ち寄り湯 1,000円)。磨かれた石造りの立派な内湯は、ライティングも絶妙で、不思議な温かみを感じます。テラスには木の露天もあり、川をはさんだ向かいの山を眺めながら湯浴みが可能。更衣室もさすがの設備のよさで、気持ちよく利用できます。立ち寄り湯のみで利用の場合は時間が限られるため、あらかじめ確認の上でお出かけください。

-DATA-

場所:
神奈川県足柄上郡山北町中川645-8
電話:
0465-78-3090
交通:
車:東名・大井松田ICから国道246号線で御殿場方面へ約15km・76号線で約10km
東名・御殿場ICから国道246号線で大井松田方面へ約15km・76号線で約10km
電車・バス:小田急線・新松田駅よりバス58分「中川」バス停下車・徒歩5分
料金:
大 人:2時間・700円:1日・ 1,000円 (中学生以上)
小 人:2時間・400円:1日・ 700円 (小学生以下)
身体障害者:2時間・400円:1日・ 700円 (身体障害者手帳が必要です)
乳幼児(保護者同伴の者) 無料
超過時間使用料は、1時間毎に各人100円
営業時間:
午前10時~午後6時(土・日・休日は7時まで。夏のハイシーズンは8時まで)
定休日:
毎週水曜日(祝日の場合は翌日) 及び、12月30日~1月3日
お風呂:
大浴場(約40名)、小浴場(約20名)、露天2
(男性は日・月・火、女性は木・金・土が大浴場になります。)
泉質:
アルカリ性単純泉(pH:10.3)
効能:
胃腸病・神経痛・リューマチ・高血圧、美容効果
他施設:
休憩室(約40名・食堂なし・持込可)、マッサージ機、売店・おみやげコーナー
メモ:
ボディシャンプー、シャンプー、リンス、ドライヤーあり。タオル200円。
山北町HP:
http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/index.html

矢巾町国民保養センター

Nov.29, 2003 雪が降る前に

矢巾町国民保養センター:イメージ1

何回入っても入っても、又行きたくなる。いつの間にか1週間に一度行かなければ落ち着かなくなった。そして今度こそは、と自分に合った温泉を探し出してゆく。今回は「かけ流し」と「循環式」を交互に実施している、しなびた温泉を求めて物色してみた。矢巾温泉郷、そこには数軒の温泉宿が存在する。一番目立つ所に「矢巾ヘルスセンター」「矢巾町国民保養センター」の2軒が一般客をターゲットに向かい合っている。そして最近、改装を施した「矢巾町国民保養センター」に行ってみた。

矢巾町国民保養センター:イメージ2

ここへのアクセスは東北自動車道の盛岡インターから盛岡・和賀線を南に向かい右手に見える南昌山を目指す。10分程で「矢巾温泉」の看板が見えてくるが、盛岡・和賀線からの入口は3箇所あり、どこから右折しても矢巾温泉郷に繋がっている。比較的、盛岡市街地から近いが何故か集客力が低い。というのも、ここから、15分以内に6箇所くらい○○温泉と名乗る入浴施設があり、ある意味で激戦区になっている為だ。また、逆の意味でいい温泉地帯とも言える。もっと入湯客にとって気持ちの良い施設造りを工夫していって欲しいものだ。

矢巾町国民保養センター:イメージ3

さて、入口に着き観音扉を開け中に入る。外からは光が入らない為かロビーは薄暗い。まさしく「正統派温泉場」の雰囲気がある。入湯料、450円を支払い風呂場へと廊下を進すんで行くと一番奥に女湯、男湯の暖簾に辿り着く。10時開店で現在、10時10分なのに、もう先客が7、8人いる。ご老人に人気のお風呂だ。脱衣所には車椅子でも入れるトイレがあり、脱衣籠を収納する棚は15箇所ある。脱いだ衣類を収納し風呂場へと又引き戸を開け滑って転ばぬよう慎重に中へ。右手に6箇所の洗い場があり、左手に浴槽がL字型に広がっている。体を洗い浴槽へ入る。湯質はさっぱりとしていて、少しだけぬるっ、とした感じが残る。半身浴をする湯船もあるのだが、一気に首まで浸かった。湯温は42度を指しており熱からず、ぬるからず、丁度よい。湯船は10人位だろうか余裕で入れ、深さは2段階になっており、手すりも付き親切設計になっている。老人にうけが良いのも頷ける。

矢巾町国民保養センター:イメージ4

さっぱりとしたところで、無料休憩所でごろんとする。何も考えないで風呂上りの脱力感と爽快感を味わう。やはり家の風呂より湯冷めしない。暫くの間、体が火照った状態が続くのが体感できる。隣のロビーにはビールとジュースの販売機があり、のどの渇きをビールが癒してくれるだろう。が帰りの長距離ドライブが残っているので我慢し、無料の水を一杯飲む。周りを見ると、家族連れでお弁当持参、飲み物持参で一日がかりのお出掛けで来ているのだろう。日本人は余裕が無くせかせかし、勤勉である、などとは遠い状況がここにある。

矢巾町国民保養センター:イメージ5

建物から一歩外に出ると、テニスコート、屋内、屋外ゲートボール場、南昌山への登山口と渓流、滝などへのトレッキングコースなどがある。春~秋であれば南昌山も楽しめ、近くの沢で渓流釣りも楽しめる。どちらかと言うと、若者向けの温泉とは言えないが、老若男女の精神的疲れを取るには絶好の温泉である事は間違いない。

-DATA-

場所:
岩手県紫波郡矢巾町
交通:
東北自動車道 盛岡インターチェンジより南方面へ車で15分 南昌山麓
駐車場:
第3駐車場まで有り、60台程度駐車可能
トイレ:
駐車場に1箇所、温泉内にも多数有り

富士眺望の湯「ゆらり」

Nov.17, 2003 紅葉台の帰りに富士を見ながら露天の湯

秋晴れの休日。朝、目が覚めたとたん、「今日は富士山を見に行くぞ!」と、思い立ち、車で出かけました。目的地は、西湖そばにある「紅葉台」。国道139 号線で西湖方面へ向かいます。途中、「紅葉台」の看板を見たら右に折れ、紅葉台へ至る細い道へ・・・と、うっかり車を進めたらこれが相当ダートな道で、冷や汗をかきかき運転するはめになりました。途中には、美しく色づいたカエデがちらほら・・・しかし眺めている余裕はありません。頂上の駐車場に車を停め、ほっと一息(できれば下に車を置いて、歩いて登ることをおすすめします・所要30分位)。

富士眺望の湯「ゆらり」:イメージ1

ここから見る富士は、山裾に樹海の緑をまとい、それはそれは雄大な眺め。ここだけでも十分満足のいく眺望ですが、今日はこの先の「三湖台」まで足を伸ばしてみる事にしました。トレッキングシューズに履き替え、お弁当とお茶をリュックに詰めれば準備完了。雑木林の向こうに富士を眺めつつ、20分ほどの道のりをゆっくり登ってゆくと、じきに三湖台へ到着です。カラリと開けた眺めは、まさに360度のパノラマ!視界は一気に開け、南に富士、北に西湖、西には遠く雪を抱いた南アルプスまでが一望のもとに見渡せる絶景ポイントです。晴ればれした景色を眺めつつ、ここでお弁当をひろげることにしました。

富士眺望の湯「ゆらり」:イメージ2

ロ再び紅葉台に戻り、下りもこわごわ運転。国道139号線に出たら、道沿いの野菜直売場などひやかしつつ、「道の駅・なるさわ」へ。ここからの富士もまた、堂々としたすばらしい眺めです。せっかくなので、同じ敷地内の温泉施設「ゆらり」へ寄って、富士を見ながらひとっ風呂、という事になりました。広い駐車場に車を停め、常時搭載の「お風呂セット」を取り出し、入口へと向かいます。

入口を入るとすぐ、目の前に富士を眺める「展望喫茶」がありました。湯上りの一服に良さそうな喫茶コーナーです。入ってすぐの待ち合わせスペースにも、飲用可能な冷泉がしつらえてありました。少し奥へ入ったところが受付で、目の前には地元の物産品を集めた売店があります。チェックインを済ませて奥に進むと、右手には和の空間の「休憩スペース」、左手がお風呂の入口です(脱衣場のトイレは狭くて不便なので、脱衣場に入る前、外のトイレの利用をお勧めします)。

洗い場は、一人一人がくつろいで使用できるよう、衝立がありました。体を洗い、まずは内湯の「高見風呂」へ。お湯につかると、ちょうど目の前に、雄大な富士の眺めが広がります。富士山周辺の温泉はどこもそうですが、お湯はさらりと透明で、泉質はカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、一硫酸塩、塩化物温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)との事。きりきず、やけど、慢性消化器病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進などに効能があるそうです。ここの温泉施設はまた、「風水」と「波動」を意識して造られたという特徴があり、ホームページの記述によると、「霊峰富士の発する龍脈(気エネルギー)を、大露天風呂に止め、龍穴を創造し、この場所で入浴なさるすべてのお客様へ、財と愛と運気が満ちるように設計されて」いるとのこと(!)。たとえそんな仕組みを知らずとも、お風呂につかりながら目の前に雪を抱く富士の姿を眺めれば、「すごいパワーを受けている」という気持ちになれます。

内湯で温まった後は、楽しいお風呂めぐり。まずは、目の前のテラスにある「五右衛門風呂」へ。五右衛門風呂と言っても、鉄釜のお風呂ではありません。2~3人が入れるほどの木の樽で、内側にベンチがしつらえてあり、友達同士、親子同士で仲良く入るのにうってつけです。もちろん、ここからも富士山が見渡せます。その他のお風呂はすべて1階にあり、下へ下りるには内湯のそばにあるらせん階段か、脱衣場を出たところにある階段を利用します。1階でまず目を引くのが、15坪もある広々とした露天風呂。青い空を眺めつつ、手足をのばして入る露天は最高の気持ちよさです。そばにある小さな小屋のなかには、アロマテラピーの「香り風呂」が。ほかにも、富士の湧水を使った水風呂「霊峰湧水風呂」、備長炭・竹・塩・砂を用いた50度の低温サウナ「塩釜蒸し風呂」、38度の「洞窟風呂」、特殊精錬された砂を用いた「砂蒸し風呂」(別料金)など、どれに入るか悩んでしまうほどのレパートリー。さらに3階には、檜風呂、炭風呂、水晶風呂など、特色ある貸切風呂が6つもあるうえ、有料休憩室やマッサージ、気楽な大広間の食堂に、囲炉裏のある個室のお食事処など、1日居ても飽きないほどの設備が揃っています。

富士眺望の湯「ゆらり」:イメージ3

あれこれとお風呂を楽しんだ後は、休憩処で冷たいコーヒー牛乳を飲みながら、汗が引くまで一休み。チェックアウトの後も、出口の売店で「ソフトクリーム」を・・・運転するのでビールは飲めないけど、湯上りのソフトクリームもまたオツなもの。「今日はたっぷり富士山を堪能して、パワーをもらったー」暮れゆく富士を眺めつつ、大満足で家路につきました。

-DATA-

場所:
山梨県南都留郡富士河口湖町船津3633-1
交通:
車の場合 中央高速道路:河口湖I.C→国道139号を本栖湖方面へ15分→「道の駅なるさわ」の奥
東名高速道路:御殿場I.C→国道138号を山中湖、富士吉田方面へ30分→東富士五湖道路須走→富士吉田市I.C10分→国道139号を本栖湖方面へ15分→「道の駅なるさわ」の奥
電車の場合
富士急河口湖駅よりタクシー(15分)、またはバス:本栖湖方面行き20分、富士緑の休暇村前下車。
中央高速の場合
新宿バスターミナル→河口湖駅(1時間45分)。河口湖よりタクシーまたはバス。
駐車場:
駐車場は充分な広さあり
営業時間:
10時~22時(年中無休)
お風呂:
男女別に9種(うち露天各2)貸切風呂6種
TEL等:
TEL:0555-72-1194 FAX:0555-72-3402
料金:
大人 → 1,200円(19:00以降1,000円)
小人(6~12才)→ 600円
貸切風呂 → 1,500円/45分
他の施設:
休憩コーナー、大食堂、個室食事処、マッサージ・ルーム、喫茶コーナー、有料休憩室
HPアドレス:
http://www.fuji-net.co.jp/YURARI/

光明神々温泉

Nov.16, 2003 じっくりと湯を楽しむ

光明神々温泉:イメージ1

今回は、湯を楽しもうと岩手エリアを物色してみた。岩手県には日本を代表する温泉が数多くあると思っている。やはり、奥羽山系沿いに多いのだがその中でも秋田県境、花巻、北上、水沢、一関、盛岡以北が有名だ。私は敢えて偽温泉をチョイスした。偽温泉とは前記の源泉を持ちそこから湯を引いてる、とは違うと言う事。

光明神々温泉:イメージ2

では、何故「温泉」と命名されているかと言うと、湯船が光明石という石で出来ているからだ。能書によるとこの「光明石」からは色々な成分を分泌し、発していると書いてある。この石による効能を期待し出掛けてみた。しかし私は東北地区の有名な温泉は数多く体験していると言う自負があるので、違いは明確、と疑惑の念を抱きながらの温泉レポートとなる。

光明神々温泉:イメージ3

さて、東京方面からのアクセスは岩手県の紫波インターまで高速道路を利用した方が良い。インターを降りたら、東側国道4号線を目指し、4号線に出たら左折し盛岡方面へ北上する。7~8km程で右側に矢巾清掃事業センターの看板が見えてくる。そこを右折すればさらに3分で到着。この「光明神々温泉」は矢巾町清掃事業センターが運営しているのである。まさかこんな所に温泉があるとは、訪れた人皆がびっくりする。

今年、建設されたばかりでとても綺麗な建物である。入り口の自動ドアを2枚くぐり抜け、下駄箱に自分の履物を格納しスリッパになりロビーへと進む。ロビー受付脇には自動発券機が設置してあり、100円玉1枚を投入して入浴券を買う。この時、矢巾町民、紫波町民、その他の地区とボタンが3個ある。(いづれも100円)。ここでも、度肝を抜かれる。「こんなに近代的で立派なところの入浴料金が100円だなんて」と。受付を済ませ更に奥に進むと右側に休憩所の大広間、そして左側に男湯、女湯とのれんが吊り下がっている。のれんをくぐり、お風呂場へ入る。清潔感のある脱衣所、そして10人はゆったり入れる湯船、5箇所の洗い場、2つの区切られたシャワーエリア。そんなエリアに先客、おじいちゃんが一人だった。湯船は床までが光明石で出来ている。いつもより長湯をして、体の反応を見る。こうなった、と断定はできないが長湯をした割には、湯上り後も疲れない。効果を期待して長湯した時には決まって脱力感と心地よい疲れを伴うのだが、それが無いのである。この効果がもしや「光明石」のものだろうか。

次回は、おにぎりでも持参し風呂上りに無料休憩所でゆっくりしたい。飲料用のお湯も無料で使え、テーブルにつくときの座布団まで押入れに入っている。至れり尽くせりのこの温泉、「光明石」以上のサービスが売りなのでは、と思えてくる。ここへ行く時は、タオルセット、石鹸、シャンプーは無いので持参しなければならない。湯は「かけ流し」ではなく「循環式」だが隣の清掃センターの熱源を利用しているので、お湯は豊富でふんだんに利用出来る。まったく知られておらず、この温泉のPRもしていない。どっと押し寄せ、集団を形成させると綺麗なものも、汚くなる傾向にある。私にも、大事に利用し最低限のマナーを守り付き合って行きたい温泉の一つになった。

-DATA-

場所:
岩手県紫波郡矢巾町
交通:
東北自動車道、紫波インターより20分
駐車場:
60台程度(無料駐車場)
トイレ:
温泉施設内に有り

ラ・フランス温泉館

Nov.04, 2003 リフレッシュ

ラ・フランス温泉館:イメージ1

仕事で肩はパンパン、持病の腰痛も重苦しくなってきた。忙しい中、ふと頭の中に「温泉」の二文字が浮かんだ。「そうだ、日帰りの半日でリフレッシュ出来る温泉だ。」そう思うと行く前からワクワクしてくる。岩手県は温泉の宝庫で由緒正しい曰く付きの所が多い。私のパソコンには東北の温泉データベースが存在する。早速その晩、データベースを開き週末にターゲットを絞りじっくりと検討した。「サウナにも入りたいな・・・。」等といろいろ考えを巡らす。結論を導き出すまでに、30分とかからなかった。日帰りでゆっくりと肩、腰周りの緊張を取るには「ラ・フランス温泉館」だ。ここには、肩、首に効く打たせ湯がある。パソコン作業でボーッとした脳に効く、乾式・湿式サウナ、心にやさしい露天風呂、そして寝湯がある。これだけ完備して本物の温泉である。

ラ・フランス温泉館:イメージ2

東北自動車道、紫波インターで降り志和稲荷神社方面(西側)へ向かう。神社の入り口鳥居まで車で5分、神社付近には「ラ・フランス温泉館」の看板が目に付くので、そこから右折して3分(北方面へ)で到着する。紫波インターから8分と言う便の良さだが、花巻と盛岡の間のインターで乗降客の少ないインターなので、予めチェックしておかなければならない。しかし、埼玉より続いている奥羽山脈ではあるが、那須地区みたいに西側奥へ入らずして幹線道路脇に位置しているので比較的わかり易い。

ラ・フランス温泉館:イメージ3

到着後、自動ドアを入り自分の靴を下駄箱に入れキーをフロントに預け、入場料を700円支払う。プラス200円でバスタオルセットが借りられる。一階にはロビー、ステージ付きの大広間、レストラン、そしてお風呂がある。二階には子供向けのゲームコーナー、カラオケルームがある。さて、お風呂へ直行しシャワーを浴び寝湯へ。ここで、目を閉じ20分位横になり体全体の疲れを取った。寝湯から出るともう体中の筋肉から疲労物質が出て行き、足元がふらふらする。そこから、洗い場へ行き体に磨きをかけてから湿式サウナへ入る。これは、室温90度の乾式サウナへ向かう準備みたいなものだ。仕上げに露天風呂、大風呂、檜風呂とはしごし、体の水分を1kg落としてお風呂から出る。この1kgの中に日頃の疲労物質が大量に含まれているに違いない。なぜなら、ヘロヘロだが気分爽快である。レストランの売店部で、ノンアルコールのビールを買い、大広間へ行きバスタオルを丸めて枕にし、横になる。ノンアルコールなのに、目を閉じるとぐるぐると体が回転しているようだ。

最近、宿泊施設も同敷地内に建てられた。半端だが別館に20m・3コースの温泉プールもある。遠方からアクセスする場合は、宿泊施設を利用した方が良いと思う。一泊2食付で9,000円前後とお値打ち。日帰りの時は、タオル、下着の着替えを持参する事をお勧めします。近所の方は、回数券と言う手もある。山の中まで行き偽物のしなびた温泉を選ぶより、近代的で清潔な本物の温泉の方が良い場合もある。「また、来週から頑張るか。」疲れが溜まったらまた気軽に来れるのだから。

-DATA-

場所:
岩手県紫波郡紫波町
交通:
東北本線「紫波中央駅」より西へ10km、紫波インターより西へ6km。
駐車場:
無料駐車場有り(200台以上)
トイレ:
有り

北白川ラジウム温泉

Nov.2, 2003 ラジウム含有量関西圏一位を誇る 

北白川ラジウム温泉:イメージ1

京阪電鉄本線「三条駅」から市バスで比叡山方面に向かうと、市内の喧騒から想像がつかないほどの深い山並みが迫ってくる。「この辺はよく狸が出るんやわ。」と隣席に座っていた老婆が話していただけに、京都の奥座敷といった雰囲気が漂っている。そんな国道沿いに、関西一のラジウム含有量を誇る温泉がある。不動温泉である。不動温泉には2件の宿があるが、そのうちの、「北白川ラジウム温泉」に今回、足を運んできた。

北白川ラジウム温泉:イメージ2

「地蔵谷」バス停から30mほど戻ったところに「不老長寿の泉」と書かれた看板が立っていた。京都の茶屋のような情緒あるたたづまい。昭和37年に創業をスタートして、現在8室の和室を持つ伝統的な日本旅館だ。宿に到着してから早速、2階にある浴室へ向かった。浴室の規模はというと、天井が低く、こじんまりとしていた。ただ、この温泉の場合、それがポイントなのだ。というのは、この温泉の成分には低温で気化するラジウムが多分に含まれている。狭めに設計された浴室は、それを浴室内に充満させておくのに最適な大きさなのだ。一般的な単純温泉では、湯に浸かって皮膚から温泉成分を吸収することによってしか効用は得られない。しかし、この温泉では、同時に浴室に充満した蒸気(気化したラジウム)を吸い込むことで、肺からも温泉成分が吸収できるのだ。その2重の効用から不動温泉の湯は万病に効くとされ、主に神経痛、動脈硬化症、胃腸病、リウマチなどに効き目があるのだとか。浴室前の水道も温泉を引いていて、飲泉が可能。「ここらへんは何もないんですが、水が美味しゅうございます」。気さくな女中さんの言葉からも旅情を感じる。大規模な温泉旅館と違って、家庭的な雰囲気のこじんまりとした宿で、温泉に入ったり出たりするのもまたオツなものだ。

北白川ラジウム温泉:イメージ3

日帰り入浴も可能だが、余裕があれば、一泊して、温泉水使用の料理もじっくり味わってみたい。京都生まれの亭主が長年の研究を重ねてつくりだした逸品で、そのこだわりの料理を求めて全国から客足が絶えないのだという。素材には厳選された京野菜や肉が使われる。それらが、花崗岩から湧き出した温泉水に通され、豊富なミネラル分を含んで、香ばしく味が引き立つ。翌朝、昨日バスを降りた近くにある不動神社を訪れた。話によればこの神社は、北白川ラジウム温泉の起源に大きく関わっているらしい。階段を上がったところには温泉の源泉が湧き出していた。

北白川ラジウム温泉:イメージ4

京都といえば寺社仏閣巡りが第一に浮かんできそうなものだが、そのついでに立ち寄れる、北白川ラジウム温泉は、その効能や料理のよさから近年、注目を集めている。伝統的な京都らしさを兼ね備えたアットホームな雰囲気の中で、関西一のラジウム含有量を含む温泉に浸かって、京散策の疲れを癒してみるのはどうだろうか。

-DATA-

住所:
京都市左京区北白川地蔵谷町1-125
交通:
京阪三条駅から比叡山方面バス20分、地蔵谷下車して30m戻る
駐車場:
6台
電話:
075-781-4525
泉質:
ラジウム泉
(神経痛、動脈硬化症、胃腸病、リウマチなどに効き目あり)
料金:
1泊2食付:12,500円~
1泊朝食付き:8,500円~
1泊素泊まり:8,000円~
日帰り入浴は1,380円(9~22時)
定休日:
第2,4,5火曜(祝祭日は営業)

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