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別府明礬温泉

Jan.02, 2002 冬に訪ねる湯の花の里

別府明礬温泉:イメージ1

2002年の幕開けを、西日本は真っ白な吹雪の中で迎えた。この冬1番という寒気が流れ込んだおかげで、初日は雪雲の向こうに見る影もない。厳しい寒さから逃れようと長野を出てきたのに、暖かく元旦を迎えようという当初の目論見はもろくも崩れ去った。それなら。この状況で暖かい正月を満喫するなら温泉である。温泉といえば世界一の湯量を誇る別府に行こう…。

別府市の主立った温泉は、別府八湯と呼ばれる8つの温泉地に分かれている。もともと10湯とか8湯とか呼ばれていたところに、平成8年8月8日、市民団体が宣言を出したものだそうで、北から柴石、亀川、鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)、堀田、観海寺、別府、浜脇と呼ぶ。別府8地獄中6つの地獄の集まる鉄輪、下町の風情を残す浜脇、砂湯で有名な亀川など、いずれも特長ある湯場だが、中でも温泉ファンを惹き付けてやまないのが最も高所にある明礬温泉だ。

別府明礬温泉:イメージ2

大分自動車道別府ICを下り、「明礬」の標識を頼りに九州横断道をたどれば、10分足らずで湯の花小屋の点在する明礬地区に入る。湯の花、とは地下の蒸気が粘土の上で自然結晶したもの。地区内には70戸の採取小屋があり、それぞれ民間の企業が管理している。この古くから愛されている上質の入浴剤が、いかにも薬湯らしく乳白色に濁った明礬温泉の元だ。言い伝えによれば鎌倉時代、元寇を戦った兵士たちがこの湯場で体を癒したとも。それだけ成分が濃厚で、肌当たりの滑らかな湯となる。特に冬場は湯量が減るので、濃い温泉を楽しみたい人には狙い目だ。

別府明礬温泉:イメージ3 別府明礬温泉:イメージ4

この地域で一般にも開放されている共同浴場は、鶴寿泉と地蔵泉の2軒。いずれも内湯が男女1つずつの、こぢんまりとした木造の建物だ。国道500号線沿いの坂道が情緒あふれる宿屋街となっており、鶴寿泉はその中の「岡本屋」の奥に、地蔵泉は「ゑびすや旅館」から上がっていったところにある。地元の人たちがタオル片手に通う風呂でもあり、外の人間にとっては肌身で湯の里を感じられる場所。入口でお賽銭を払うのがここの料金代わりとなっている。

別府明礬温泉:イメージ5

鶴寿泉から湯気の立ち上る路地を抜け、再び500号線にぶつかると「明礬湯の里」。湯の花小屋の見学施設として有名で、それを模した家族風呂に入ることができる。別府湾や別府大橋を一望できる露天岩風呂には直下の専用駐車場まで車で行けるが、わらぶき小屋の並ぶ間をゆっくり歩いて上がっていくのもいい。露天の湯は淡い乳青色。硫黄の匂いに包まれて、湯上がりに食べる温泉卵(50円)や温泉プリン(130円)がうれしい。

別府明礬温泉:イメージ6

別のレポートで紹介された「鍋山の湯」をはじめ、全国的に有名な秘湯もここ、明礬地域に多い。鶴見霊園の先にある鶴の湯、小川のほとりに湧くヘビん湯。有名な秘湯というのも変な話だが、口コミで広まり各地から温泉ファンが訪れている、野趣溢れる山中の湯だ。いずれも無料で、当然ながら混浴。訪れる人たちがそれぞれ掃除したり整備し直したりしているということで、とても大切にされている様子が清潔な岩の湯船から漂ってくる。とはいえ通じる道はかなりの悪路が多い。車高の低い車は腹をこすったりすることがあるので注意を。この時期はスタッドレスタイヤかチェーンを装備して訪ねたい。

今回は概要しか紹介できなかったが、それぞれが1つ1つ取り上げたい魅力ある湯。別府市内では昨年から、別府88湯を制覇する「温泉道」というイベントが始まっており、地元で情報を収集しながら、自分なりの温泉道を究めてみるのも面白い。バラエティに富んだ明礬地域では、温泉入門者もベテランも必ず気に入りの1湯を探し出せるだろう。

-DATA-

明礬温泉 湯の里

場所:
大分県別府市明礬6組
交通:
大分自動車道別府ICより車で8分
営業時間:
露天・内湯:午前10時から午後10時(11月~3月は午後9時まで)
家族風呂:午前8時半から午後10時(11月~3月は午後9時まで)
受付はそれぞれ閉場の1時間前まで
駐車場:
露天風呂下80台、小型バス
トイレ:
あり
料金:
露天・内湯 大人600円、小人300円
家族風呂
1棟1時間1500円~
電話:
TEL 0977-66-0301
E-mail:
yunosato@po.d-b.ne.jp

明礬温泉 鶴寿泉

場所:
大分県別府市明礬3組
営業時間:
午前7時から午後8時
駐車場:
道路をはさんだ道脇のスペースに4台
トイレ:
なし
料金:
賽銭

明礬温泉 地蔵泉

場所:
大分県別府市明礬2組
営業時間:
午前7時から午後8時
駐車場:
道路沿いに5台
トイレ:
なし
料金:
賽銭

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