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大鰐温泉

Aug.14, 2001 のんびりとした「温泉場」

大鰐温泉:イメージ1

「ひなびた温泉場」という雰囲気を味わいたい、と思う時この大鰐温泉は丁度いい感じの場所である。ここは800年の歴史がある古い温泉保養地で、かつては津軽藩の御用地であったと言われる。現在では近代化が進み昭和後期といった雰囲気であるが、現在でも湯治場として機能している地域に密着した温泉保養地である。交通のアクセスは、JR奥羽本線、東北自動車道と幹線が通っており、自動車ならば東北自動車道大鰐弘前ICから国道7号を南へ約5キロ、鉄道ならば奥羽本線で弘前より二駅ほどとそれほど不便な場所ではなく、また駅などから近いことからも立ち寄り湯としても有効である。今回はJR利用で大鰐温泉駅からのルートで御紹介致します。

大鰐温泉駅までの鉄路を東京起点で考えると3つの経路があり、第一は東北新幹線で盛岡まで、そこから東北本線で青森まで向かい青森から奥羽本線で大鰐まで。速達の場合、所要時間は6時間程(乗り継ぎ含む)。二つ目は、秋田新幹線で秋田まで、奥羽本線に乗り換えて大鰐まで。この例でも所要時間は6時間程(乗り継ぎ含む)。最後のルートは東北新幹線で盛岡まで、そこから花輪線の気動車で大館まで、大館より奥羽本線下りで大鰐まで。このルートでもやはり所要時間は6時間程(乗り継ぎ含む)。どのルートを選ぶかは好みだが、ローカル線の気動車で旅の情緒に浸りたい、という趣であれば花輪線ルート、乗り継ぎを少なくと思えば秋田新幹線ルート、列車運行本数が多く、制約が少ないのは青森ルートだろう。今回は、青森ルートを利用して大鰐温泉へと向かった。青森より JR奥羽本線特急列車だとほぼ40分程で大鰐温泉駅に到着する。山間の小駅といった風情で、目前に大鰐温泉スキー場が見える。このスキー場、ちょいとハイキングという気分になったら登ってみるのも良いだろう。観光登山地としての施設も整っているようであるし、それほど急峻なスロープでもない。今回は山歩きはせずに温泉街をぶらぶらしようか、と駅前から温泉街に向かう。

大鰐温泉:イメージ2

駅は、ご覧のようなこじんまりとした駅舎で、開放的な風景と相なって旅情をそそる。無人駅ではなく、ちゃんと出札窓口もあるが特急停車駅としては当然か。駅員に道順を尋ねたところ、駅前の十字路の角、青森銀行の前を左に折れてすぐ川向うが温泉街でいくつも外湯がある、と聞いたので早速歩いてゆくことにする。

大鰐温泉:イメージ3

500メートル程で川を越える。川、といってもご覧のような清流で流れの中で子供が水遊び、とのんびりとした田舎の風景がひろがっている。橋は3本かかっており、周囲は遊歩道に整備されているので湯上がりに川風でひと涼み、なども一興であろう。この橋を渡った所に一軒、共同浴場「若松会館」があり、ここでひと風呂浴びようか、と簡素な玄関をくぐり、200円の入浴券(プラスティックの、昔の食堂の食券のようなもので、なんとも懐かしい感じ)を求め、受付で渡す。「ごゆっくり。」と50代の女性係員さん、穏やかに微笑んでくれる。和やかな雰囲気に包まれて脱衣場に向かうと、なんと床暖房が入っている。温泉のパイプを通してあるようで、夏でもそのままになっているらしい。余熱利用だが、冬場はさぞかし有用なエネルギー利用となるに違いない。8月のこの時期では床がいささか暑かった。

大鰐温泉:イメージ4

脱衣場にはロッカーもあるが、ご覧のような下駄箱風の貴重品入れも備わっているのは有り難い。ごく普通の大衆浴場といった風情であるが地元の方のお国言葉を聞きながら湯につかるというのもこういった外湯の楽しみのひとつ。さて、肝心の泉質はというと、温度はかなり高く、透明で癖のないお湯。源泉がとうとうと沸き出しており、なんとも豪気なものである。

大鰐温泉:イメージ5

湯舟は、写真のように浴室の床に直接堀下げられており、東北地方によく見られる種類の「ふだん着の温泉」ふう。盛大に湯があふれているので、このような形態でも洗い湯が流れこむ事はないのだろう、と思える。普通のお湯っぽく、石鹸の泡立って良いが、しかし湯温が非常に高くて僕などは5分と入ってはいられなかった。地元の方はのんびりと湯舟に浸かっていたがかなりのぼせ気味となる。

大鰐温泉:イメージ6

心地良い火照りをお伴に温泉街をぶらつくと他にもいくつかの外湯が見つかる。この「羽黒湯」もその一軒で先程駅から歩いてきた道をまっすぐに進むと、温泉街の一番奥に位置する。このあたり、昭和50年代の頃の温泉場、といった雰囲気のこじんまりとした民宿が何軒も立ち並び、ゆったりとした開放感がとても魅力的である。この羽黒湯まで歩いたとしても駅から20分、といったところなので、平坦な舗装の道でもあり特に歩き慣れていない方でも移動は徒歩で十分だろう。川辺に出れば清流のせせらぎも聞こえ、気分も爽快、となることであろう。

大鰐温泉:イメージ7

これは何と読むのだろうか?字面通りに読むと....であるが、こちらは内湯である。硫黄の匂いが 微かに源泉の湯気から立ち昇っている。付近に人の気配は無く、この屋号の読み方は判らずに終い。川沿いを歩き、先程の若松会館前の橋まで戻ってきたが、時間にして30分程落ち着いて良い雰囲気の温泉である。橋のたもと他、道中に大衆食堂、そば店なども数軒あり、写真店、銀行、マーケット、と大方の都市的なサービスを受ける事は可能であるので、便利な温泉街であった。JRの鉄道ダイアでも青森県側からのアクセスは良好であり、一時間~二時間間隔で折り返しが可能だから、「途中下車、立ちより湯」としても適当で、気軽に温泉場の雰囲気を味わえるここ、大鰐温泉です。 

-DATA-

場所:
青森県南津軽郡大鰐町湯野川原
交通:
JR奥羽本線大鰐温泉駅より徒歩10分。
駐車場:
あり。
トイレ:
あり。
泉質:
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
泉温:
58~75℃
効能:
リューマチ、神経痛、皮フ病創傷
参考:
大鰐町ホームページ: http://hello.net.pref.aomori.jp/oowani/

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