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蓼科温泉公衆浴場

Aug.16, 2001 信州の名湯

蓼科温泉公衆浴場:イメージ1

さて、タイトルに「名湯」としたのは筆者の判断ではなく、この温泉の看板に誇らしげに掲げられている一節である。(写真参照。これは冬季の表情である。)温泉の楽しみも様々だが、例えば山歩きで自然に親しんだ後、大地の恵みである温泉に浸り、疲れた体を休める。そういう時の温泉は、どちらかというとお客さん扱いの所よりも山里の方の憩いの風呂場、そういう雰囲気の所が良い....そういう場所があれば、より山歩きも楽しくなる、というものだ。蓼科温泉はそんな場所のひとつ。地理的には長野県、八ヶ岳の懐に位置しており「ビーナスライン」と呼ばれる観光道路を入り車で20分程の所にある。アクセスはこの道路一本なのでまず迷う事はないと思うが、国道20号線から茅野有料道路経由で蓼科方面を目指せば確実。バスならばJR中央本線茅野駅から横岳ロープウェイ経由白樺湖行きで45分、蓼科プール平下車。その名の通り温水プールが隣接しているこじんまりとして落ち着いた雰囲気で高原というよりは草深い山里といった様相である。今回は、幾度となく訪れている蓼科温泉と、周辺の四季の様子についてもレポートします。なお、バス路線図、時刻表は文末にてご参照ください。

蓼科温泉公衆浴場:イメージ2

この温泉浴場はハイキングコースに隣接していて、案内図を見ると周囲の野山を散歩するのに適当な歩道が整備されている。可憐な野山の草花などを眺めながら白樺の群生する林を歩いていると、清浄な空気に木の香気を感じる事ができ、「森林浴」などという言葉に相応しい経験をお手軽に楽しめる。もう少し本格的に山を楽しみたいという方は、そのまま大滝キャンプ場方面まで歩くか、バスで横岳ロープウェイまで行き、横岳に登山するのもまた一考か、とも思われる。

蓼科温泉公衆浴場:イメージ3

写真は、横岳ロープウェイ山麓駅から山頂方面を望んだものだ。山頂を目指すというのではなく、ロープウェイ周辺を歩くだけならばハイキングという感覚で楽しめる。ちなみに横岳ロープウェイは通念営業、火曜日定休。山頂駅から下りは徒歩で下る事も出来るが、およそ4kmの歩程で、スキーの中級コース..という程度の斜面だから、少々下りは辛いかもしれない。筆者は冬場にスキーで下った事もあるが途中に何ヶ所か20度程度の斜面があり、初心者の方が難儀していた事を記憶しているから、足に自信の無い方は下りもロープウェイを利用した方が良いかもしれない。

蓼科温泉公衆浴場:イメージ4

写真は、横岳ロープウェイバス停留所から、蓼科方面を望んだものだ。草深い山間である、という表現が適当であるかもしれない。ここから、バスはかなり頻繁に茅野まで往復しているので便利である。バスに乗車して概ね20分程、「蓼科温泉プール平」で下車する。バスの停留所から路地を入るとおよそ50mほど左手の所に、こじんまりと落ち着いた雰囲気の浴場の建物がある。その奥手がハイキングコースだ。対面は郵便局で旅行貯金などをされるのもまた旅の思い出として楽しいかもしれない。さて、温泉に入るとしよう。以前は番台で料金を払っていたが、最近入浴券方式になったので入浴券を求める。350円。温泉の入り口はいたって素朴な昭和50年代的な木造の銭湯で、ただ、下駄箱が開放式でそこに登山靴などが散見されるあたり、やはり山間の温泉なのである。番台で入浴券を渡し、これまた懐かしい感じの引き戸、を引き男湯へ。内部は最近改装されて、脱衣場などはすこし観光地っぽく無垢の木地木目を生かした綺麗な板張り、となった。以前は「山男立寄り湯」といった雰囲気で、木床に染み込んだ湯の花の匂い、くすんだ天井などが実に鄙びた良い雰囲気であった。ロッカーは無料で、コインロッカーもあるが。昔ながらの銭湯風の鍵つきロッカーもあるので、安心して湯に浸かる事が出来る。肝心の泉質だが、かなり温度も高くやや硫黄の匂いのある湯。ここは源泉だけあって流石に温度も高く、水で薄めなくてはとても入る事は出来ない。おそらく50度程ではないか、と思われる湯が源泉らしく水道管と思しき鉄パイプから豪勢に流れ放しになっていて、パイプには凝固した温泉の成分が白く、固まっていた。石鹸の泡だちは良くはないが、固形石鹸が備えられているのは嬉しい。(タオルも購入はできる。)浴場はコンクリート、タイル張りで、昨年改装されて綺麗になったばかり。男湯の窓は何故か普通の透明硝子で、窓辺に立つと上半身が丸見えになるが、外は温水プールで、その向こうは山、だからあまり気にする事もないだろう。

蓼科温泉公衆浴場:イメージ5

温泉の裏手には、源泉井が湯煙を上げている。小道を挟んで対面には、郵便局のとなりに落ち着いた喫茶店、土産物屋、と、これもどことなく懐かしい観光地の風情だ。冬季のここはこのような雰囲気で周辺は深い雪に包まれる。筆者はもっぱらスキーの帰路に利用するが、冬季に自動車で来る場合はできればスタッドレスタイアを履いた方が無難である。温泉の帰路、そのままビーナスラインを下ると信州らしく蕎麦屋が数軒。好みもあるが、どの店でも水準には達しているあたりはさすがに蕎麦ところ、というべきか。地場の名産でもあり、土産に求めるのも良いかもしれない。他、ドライフラワー、味噌、漬物、などが土産物の定番、といった所。実用的な品物を土産物とする所は、このあたりの土地、の人柄を思わせる。

蓼科温泉公衆浴場:イメージ6

夏なお涼しい高原で、散歩などしているとすぐに火照りはおさまる。ビーナスライン、という言葉から連想されるような華やかな雰囲気の蓼科湖周辺もまたいいものだが、蓼科温泉のあるこのあたりは温泉保養地のようでもあり、どこか落ち着いた雰囲気の温泉旅館などが点在している。奥蓼科は秘湯、白樺湖周辺はファミリーリゾート、蓼科湖周辺、車山方面は若い方向け、と見事にカラレィションされていて、快い。ここ、蓼科温泉周辺はその穏やかな雰囲気がとても魅力的であり、その立地条件からも山歩きの帰路、スキー帰りなどに適当な場所だ、と思える。筆者の乗用車に積まれているタオルは、いつもここ蓼科温泉の湯の香り、がしている。

-DATA-

場所:
長野県茅野市蓼科温泉
泉質:
酸性低張性高温泉
泉温:
40~60℃
効能:
火傷、リューマチ、糖尿病、外傷
交通:
JR中央本線茅野駅からバス35分
バス経路/茅野駅-蓼科温泉プール平-ピラタス(横岳)ロープウェイ-白樺湖
[横岳ロープウェイ]
山麓駅=横岳坪庭 2.147km 往復1800円 20分間隔
最終は夏期17:00
駐車場:
あり。
トイレ:
あり。
参考サイト:
立科町
http://www.town.tateshina.nagano.jp/
蓼科温泉
http://www.lcv.ne.jp/~tatesina/
茅野市蓼科高原観光
http://www.tateshinakougen.gr.jp/

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