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湯俣温泉

May.01, 2001 片道9km。歩く自信が無い人にはお勧めできません。

湯俣温泉:イメージ1

高瀬渓谷の最奥部にある湯俣温泉。高瀬ダムから約9Kmほど歩いた場所に湯俣温泉がある。湯俣温泉から湯川沿いに30分ほど歩くと天然記念物の噴出丘と河原から湧き出る温泉に到着する。ここの地名は地獄、湯俣地獄、湯俣温泉と色々な呼び方があるようだが、よく分からないので湯俣温泉と称して紹介します。

湯俣温泉:イメージ2

湯俣温泉の入口にあたる七倉ゲートにはJR信濃大町駅よりタクシーか自家用車で向かうことになる。5月1日より七倉ダムから高瀬ダムまでタクシーの運行が開始するので、時間を合わせて七倉ゲートに午前5時50分に到着した。混雑を予想していたが、ゲートの開門が6時30分の為、タクシーは6時頃に数台現れただけである。タクシー料金は1990円と少々高いが、湯俣温泉までの道のりを考えるとタクシーの往復だけでも12kmもあるので利用できるものは利用したい。

湯俣温泉:イメージ3

タクシーで高瀬ダムに到着してから2組のパーティーと共に湯俣温泉方面に歩き始めた。高瀬ダムから最初のトンネルは約1kmと非常に長くて寒い。トンネルを出てから2組のパーティーに先に行ってもらい2番目のトンネルに向かう。1番目のトンネルと打って変わりトンネル内は非常に暖かい。トンネルの中間地点には排水用のパイプがあり、排出されている水を触ってみると生暖かく匂いもある。温泉としての利用価値は無いようだが、湯船があればりっぱな露天風呂になりそうだ。つまらない事を考えながら発電用の放水口に到着した。強烈な硫黄の匂いとブルーに染まった高瀬ダムには魚がいない感じだが、何処から硫黄臭い発電用の水を持ってきたのか分からない。あの発電用の水も温めれば温泉になりそうだ。

湯俣温泉:イメージ4 湯俣温泉:イメージ5

車で入れる最後の駐車場までやってきた。ここの駐車場には何も無いが、高瀬ダムから4.5kmと中間地点にあたる。先に行ってもらった2組のパーティーは石に座って休憩をしている。ここから山道に入って行くようだが、今までの道のりが淡々としていたので、休憩を取らずに最初の休憩ポイントの名無非難小屋に向かった。整備された道はとても歩きやすく、所々に土砂崩れの後が見られるが通行を妨げるほどではない。歩き始めてから1時間20分後の午前8時に最初の目的地の名無非難小屋に到着。温泉と釣りの計画で釣竿を持ってきていたので、休憩を兼ねて高瀬川で釣りをしてみる事にした。高瀬ダムの様子を見ていたので期待はしてなかったが餌となる川虫さえ取れない。1時間ほど河原を歩き回ったがアタリがなく退散することにした。

湯俣温泉:イメージ6 湯俣温泉:イメージ7

雪崩の後を越え北鎌倉尾根の独標が見える。なんだか日本離れした景色に見とれながら、高瀬ダムの調整池を通過して目的地の湯俣温泉の晴嵐荘が見えてきた。晴嵐荘の前にある赤い吊り橋を渡り湯俣温泉に到着。先に歩いていった2組のパーティーは既に湯俣温泉を通り越し、晴嵐荘の前には誰も居ない。晴嵐荘の露天風呂は営業期間外は自由に使えるので露天風呂の状態をチェックする。しかし、露天風呂にはお湯が流れ込んでいないので入る事は出来なかった。最終目的地の河原の温泉を捜し始める。ダム取水口の堰堤下では湯気が立ち上っており温度を測ると46℃。大きなお風呂となっていたが、監視カメラの前では入る気にはなれない。川の上流に行くには最初に渡った赤い吊り橋に戻り堰堤を越えなければならないが、川の水が少なくなっている場所を選んで一気に堰堤を通り越して行く。壁にはロープが張られてあったが、残雪が多く残っている河原は歩くのに具合が良い。2番目の赤い吊り橋を渡り、ロープを使って再び河原に下りれば手掘りが出来る湯俣温泉に到着。

湯俣温泉:イメージ8 湯俣温泉:イメージ9

至る場所から湯が沸いている光景が見れる。誰かが作った野天風呂を拝借しようと考えていたが、最近作った様子が見られない。温泉の成分が強い為、源泉の近くは河原は温泉の成分で真っ黒になっている。場所を選んで野天風呂の製作開始。釣りの為に持ってきたウェーダーを履き川底を足でゴシゴシすると川に墨汁を流したように真っ黒に川が変化する。汚れた石を取り替え、お湯が入れ替わる間、対岸の噴出丘を見る為に湯川を徒渡した。川底の石は白く変色し硫黄の成分が強いことが分かる。ウェーダーを履いているので川の中では自由自在。天然記念物の噴出丘の頂上からチョロチョロと湯が湧き出ており、その近くの川の中から水道の蛇口のように水が吹き出ている。気兼ねに触ってみると火傷しそうなほど熱い。お風呂を作れないかと考えたが、流れが激しすぎてお風呂を作るには向いていないようだ。昼食を取りながら掃除した湯船に入ろうと底に足を底に着けたとたん、湧き上がる源泉が足の裏に直接伝わり自作の湯船から飛び出てしまった。お湯の温度はなんとか調整できたが、グツグツと湧き上がる源泉だけは調整できない。入るに入れない温泉を目の前にして、9km先の高瀬ダムに戻っていった。

湯俣温泉の晴嵐荘は7月上旬から10月下旬までの営業となっている。この時期に訪れれば、人が多くなり晴嵐荘の露天風呂、河原の露天風呂も堪能できるでしょう。温泉を目的とした人、山を目的とした人達が交わる場所なので道中の長い道のりも気兼ねなく歩ける。折りたたみのスコップ、軍手があれば簡単に野天風呂の出来上がり、ビーチサンダルを履けば歩くにも具合い。

-DATA-

場所:
長野県大町市平湯俣
温泉名:
湯俣温泉
泉質:
単純硫化水素泉
効能:
神経痛
料金:
無料
交通:
長野自動車道 豊科ICより国道147号線を経由して県道槍ヶ岳線を七倉ダムに向かう。
駐車場:
七倉ダム駐車場
トイレ:
七倉登山口
携帯電話:
七倉ダム~湯俣温泉 通話不可
タクシー:
片道1990円(4人乗車まで)
運行時間:6時30分~19時
運行期間:5月1日~
宿泊:
晴嵐荘
料金:1泊2食8000円 入浴500円(期間外は無料)
電話:0261-22-0165
期間:7月上旬~10月頃まで
コースタイム:
七倉ダム~高瀬ダム10分 高瀬ダム~名無非難小屋1時間20分 名無非難小屋~湯俣温泉1時間40分 湯俣温泉から噴出丘20分

湯俣温泉:map

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