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月廻り温泉

Mar.30, 2001 新くまもと百景第一位の景観

月廻り温泉:イメージ1

広い駐車場と緑の芝生、それに大きな水車が目印の月廻り公園。ここは、「新くまもと百景」の第一位に選ばれたほどの景観のよさに加え、温泉・草スキー・ゴーカードなどが楽しめる絶好の娯楽スポット。芝生にはヤギや羊が放し飼いになっており、ちょっとした「ふれあい動物園」といったところ。そんな広大な敷地の一番奥に、目的地である「月廻り温泉」がある。

高森町までの一般的なルートと言えばR57からR325のコースだが、春という気持ちのいい季節なので、ちょっと別のルートから行くことにした。
熊本市内から電車通りを真っ直ぐ益城方面へ。県道28号線(熊本高森線)に入り、そのまま阿蘇・高森方面へ。交差点もあるが、看板通り28号線を進むとよい。この道は、途中からかなり急カーブと起伏が激しくスピードなどには注意が必要だが、ライダーには高度なワインティングが楽しめる道でもある。
そのまま県道39号線→国道325号線→国道265号線を案内板通り(阿蘇山上方面)に進んでいくと、道沿いの左側に「月廻り温泉」の看板が見えてくる。景色もよく、この季節には絶好のルートだが、遠回りになるので急ぐ時なら国道57号線のルートがいいだろう。

月廻り温泉:イメージ2

そのまま温泉へ。。。とも思ったが、あまりの景色のよさに手前に車を止め、しばらくその雄大な阿蘇五岳を眺めることにした。平日にもかかわらず、意外に人も多い。中には、デート中なのか、手をつなぎゆっくりと芝生を散歩するカップルもいる。
これを見ていても仕方がないので、こんどこそ温泉へ向かうことにした。

温泉の入口では、木製の大きな門が向かえてくれる。車でもそのまま中へ入れるので、不精な私は、そこまで車を走らせることにした。(距離は数十メートルなのだが…)
車を降りると、鳥のさえずりや風の音が聞こえてきて、なんとものどかな雰囲気。温泉に入るのが、ますます楽しみになってきた。早速、入口へむかい入場料を支払う。

脱衣所は全体が板で作られているせいか、どこか懐かしさを感じさせてくれる作りとなっている。中には観光のついでに寄った人や常連らしき先客が数名いた。
噂では、ここの温泉に入ると肌がすべすべになるとか。。。いそいそとタオルを持って浴室へ入ると、目の前に根子岳の姿が飛びこんできた。「ほ~っ」と思わず、感嘆の声が漏れる。内湯も大理石張りでかなりゆっくりしている。露天風呂へ行く前に、内湯へ入ってみると、ちょっとぬるっとした感触。肌がすべすべになるという噂にも頷ける。先に入っていた女性としばらく世間話をした後、お待ちかねの露天風呂へ。。。
もちろん内湯からの眺めもいいのだが、外へ出ると心地いい風が吹いてきて、目の前に見える根子岳も近くなったような気になる。その景色を眺めながらゆっくりと湯船につかる。内湯と同じく無色透明だが、ぬるぬる感はこっちの湯のほうが強いようだ。ちなみにこの露天風呂、立てば外から見えるので注意!!

湯上りは、ゆったりと体のほてりを冷ますため、隣接した大広間の休憩所へ。(有料)
ここでも雄大な根子岳が出迎えてくれた。実はこの大広間のある食事処で食事をすると、入湯料200円割引チケットが貰えるのだとか。食事をする予定なら、要チェック!!
浴場には特になにも置かれていないが、入口で販売されているので安心だ。また、お得な回数券も販売されており、公園内にも各種売店が並んでいる。

-DATA-

場所:
熊本県阿蘇郡高森町
交通:
ルート.1:熊本市内よりR57→阿蘇大橋を渡りR325→R265
ルート.2:熊本市内より県道28号線→県道39号線→R325→R265
ルート.3:竹田方面よりR57→古閑の滝方面へR265
駐車場:
大型有り
トイレ:
あり
泉質:
アルカリ性単純温泉(ラドン含有)
効能:
神経痛・五十肩・うちみ・くじき・疲労回復他
入泉料:
大人 500円 小人 300円(3才未満無料)
大人回数券 11枚綴り 5000円
営業時間:
10:00~20:00
問い合わせ:
09676-2-0141

草枕温泉

ロマンと絶景のなかで Mar.16, 2001

みかんの産地としても有名な玉名郡天水町。かつては文豪・夏目漱石の名作「草枕」の舞台ともなり、今でも漱石館など当時の面影を残すものがあちこちに見られる。みかん畑に囲まれたそんな静かな町の丘に、絶景の露天風呂があるというので訪れてみることにした。

天水町までは、熊本市内から約40分、玉名市からは30分という手軽な距離。今回は熊本市内から、一路国道501号線を進むことにした。通称「河内線」と呼ばれるこの道は、有明海沿いに通っており、夕刻には美しい夕焼けを見ることが出来るのだが、とにかくカーブが多い。また、大型車もかなり通るので多少注意が必要となる。とはいえ、目的地までは1本道。途中、1ヶ所右折するが、手前に大きく案内がでているので、初めてでも迷わずにたどり着くことができるだろう。左折すると急な登り坂で、周りが工事中のため砂利や石が散乱している。道が舗装されているので車なら問題ないがバイクは要注意だ。登りきると、目的の温泉へ。入口に夏目漱石が描かれているのが印象的だ。

中へ入ると、正面フロアは展示ホールになっており、「草枕」や町ゆかりの資料などが展示してある。「イベントデッキ」と書かれた外のテラスも気になったが、ここはひとまず女湯へ直行することにした(当たり前だが・・)。いざ大浴場へ入ると、目の前に抜群のロケーションが飛びこんできた。なんと景色が見える西側がガラス張りになっており、気分はまさに展望浴場。内湯からでも十分楽しめるが、やはりここは目的の露天風呂へと向かうことにした。さすが、「眺望絶佳」をうたうだけのことはあるなと感心する。洗い場も用意された露天風呂はなんともくつろぎの空間。お湯は無色透明でとくに強い臭いはない。岩と岩から次々と湧き出ている湯をさわると気持ち良い熱さだ。さっそく湯船に入り、ゆっくりと手足を伸ばしながら、しばし目の前に広がるのどかな風景を楽しむことにする。残念ながら、この日は見ることが出来なかったが、天気によっては遠く島原半島も見えるとか。最近、循環湯の多い中で、ここは贅沢なオーバーフロー方式。おまけにシャワーも温泉というのには驚きだ。

ゆっくり温泉を堪能したあとは、さきほど正面に見えた「イベントデッキ」へと行ってみることにした。 ベンチ・イスも用意され、なんとも心地よい風が吹きぬける。ここで、もう一度その風景を楽しみながら、湯上りのほってた体を冷やし帰途へ着くことにした。

実は今回先客がいたので入らなかったが、ここには個室風になった「草枕の湯」もある。まるで昔の浴室を再現したような雰囲気が漂い、ムード満点。 ぜひ、こちらも入浴されたし。 温泉は、入浴券1枚で何度も入浴できる(但し当日のみ)ので温泉好きにはかなりお得。 また、手ぶらでもいけるように貸しタオルやバスタオル・入浴セット(500円)も用意されている。 気をつけたいのは、館内禁煙なのでタバコは所定の場所で吸うようにする。

-DATA-

場所:
熊本県玉名郡天水町
交通:
熊本市内からは国道501号線をまっすぐ進み、案内にしたがい右折。
玉名市内からは玉名大橋を渡り、県道1号線から国道501号線へ。
泉質:
45.5℃天然温泉・単純泉(弱アルカリ)
効能:
神経痛・筋肉痛・うちみ・くじき他
料金:
大人500円 子供(中学生以下)200円 幼児(3才以下)無料
時間:
10時~21時(受付は20時半まで)
休日:
第二・第四水曜日
駐車場:
大型あり
トイレ:
あり

内牧温泉

Mar.16, 2001 阿蘇町随一の温泉街

内牧温泉:イメージ1

数々の温泉を持つ九州は阿蘇。その中の一つ、阿蘇・内牧温泉は豊富な湯量とすばらしい景観で知られる阿蘇の中でも歴史ある温泉街。かつては、夏目漱石や与謝野晶子・鉄幹も訪れたといわれており、周囲を外輪山に囲まれたこの地には、今なおゆっくりとした時間が流れ、のどかな風景が広がる。

阿蘇までのルートは数多くあるが、今回は一番ポピュラーなルートを辿ることにした。
熊本市内より国道57号線を大分・竹田方面へと向かい、阿蘇駅近くより国道212号線へ左折。そのまま7~8キロほど真っ直ぐ進むと、ほどなく温泉街が見えてくる。時間にしておよそ1時間半。観光地としも有名な場所だけに、近くには雄大なパノラマが広がる大観峰をはじめ、数々の観光名所も点在している。

内牧温泉街には、30数軒ものホテル・旅館が立ち並ぶほか、10ヶ所の公衆浴場がある。各浴場や町役場・図書館などの他、近くの「道の駅・はな阿蘇美」の中にある観光案内所にも「内牧温泉公衆浴場マップ」が置いてあるので、もらっておくと便利だろう。
地図のほか、営業時間・料金も記載されているが、驚いたことに入浴料は100円からという低料金。(もちろん浴場によって異なる)
地図を見ながらどこへ入るかを検討した結果、今回は「宝湯」へと向かうことにした。(地図番号7)

内牧温泉:イメージ2

マップを頼りに目的の浴場へ到着した。分かりやすく場所が記してあるので安心だ。入口で料金300円を支払い、浴場へと向かう。脱衣所に入ると、「ボコボコッ」と温泉の湧き出る音が聞こえる。浴場のドアを開けた途端、硫黄の臭いが漂ってきて、まさに「温泉」といった雰囲気。内湯一つに露天風呂が一つ、というかなりこじんまりとした浴場だが、貸し切り状態という贅沢な状況にワクワクしながら、早速入ってみることにした。お湯自体は無色透明だが、その感触はスベスベしていて肌全体にリンスをぬったような感じだ。面白いことに内湯の壁には壷が埋め込まれ、そこからは思わず「もったいない」と言いそうなくらいのお湯が湧き出している。お湯は飲泉することもでき、胃腸等に効能があるということなので、飲んでみることにした。備えられたコップを口の近くまでもっていくと、ちょっと硫黄の臭いが強くなり、なんとなく鉄のような味がした。とは言っても、もちろん鉄を食べたことはないのだが。「良薬口に苦し」とはこのことだろう。
この日は平日だったこともあり、貸し切り状態のままゆっくりとした時間を過ごすことができたおかげで大満足した私は、そろそろ帰り支度をはじめることにした。

内牧温泉:イメージ3

この温泉街へは初めて訪れたのだが、その低料金と湯量の多さにはかなり驚かされた。
注意したいのは、脱衣所にはロッカーが備えられていないので、貴重品は従業員に預けるか持ちこまない方がよいだろう。
また浴場には石鹸以外なにも置かれていないが、シャンプー・リンスは販売されており、貸タオルも用意されているので、観光途中にでも気軽に寄ることができそうだ。

-DATA-

場所:
熊本県阿蘇郡阿蘇町内牧
交通:
マイカーでは、九州自動車道・熊本ICから国道57号線を阿蘇方面へ向かい、阿蘇駅近くより看板にしたがい国道212号線へ左折。
公共では、JR阿蘇駅下車、内牧温泉行きバスで終点まで
駐車場:
有り(5~6台)
トイレ:
施設内に有り
泉質:
硫酸塩・炭酸水素塩泉・中性低張性高温泉 42.3℃
効能:
リウマチ・神経痛・婦人病他
飲泉は胃腸等
料金:
大人300円 子供200円
営業時間:
11:00~22:00
問い合わせ:
阿蘇町温泉組合事務所 0967-32-1960

七倉温泉

May.04, 2001 謎だらけの七倉沢

七倉沢にはガイドブックに載っていない野天風呂があるようだ。時折、ここの温泉に入っている人が居るようだが、何処にどんな形で存在するのか分からず、七倉沢で岩魚釣りを紹介していた本に1行だけ載っていた。何処で読んだか憶えていない記憶を辿りながら、七倉ダムから七倉沢上流に向かって野天風呂と岩魚を捜しに出かけた。

謎だらけの七倉沢:イメージ1

高瀬ダムの入口にあたる七倉ゲートにはJR信濃大町駅よりタクシーか自家用車で向かうことになる。5月1日からタクシーを使って高瀬ダムまで入れる為、観光を目的とした大型バスが何台も訪れており、誘導員の指示に従って駐車場を確保する。駐車場の脇にある七倉山荘には、お土産を買い求める人、食事をしている人達が集まり、ここで遊漁券を購入してから準備を始めます。七倉山荘から橋を渡って七倉沢に降りルートと七倉山荘裏の柵から崖を降りて七倉沢に入るルートが見える。橋の上から温泉の様子が伺えないので、下流の七倉山荘裏から七倉沢を歩いてみる。

謎だらけの七倉沢:イメージ2

水量豊富な七倉沢は上流から押し流された大きな岩と流木が多い事に気付く。少量の雨でも地中に染み込まない事を意味している沢なのだが、スノーブリッチが崩壊して鉄砲水が発生しない限り心配なさそうだ。岩と岩の間をピョンピョンと飛び跳ねながら高瀬ダムに通じる橋の下を通過して行く。国土地理院発行の2万5千分の1の地図によれば、この先、数百mほど進んだ場所に大きな堰堤があるものの、何処にも温泉のマークは表示されていない。右岸に烏帽子岳に進む登山道が見える。その登山道もそろそろお別れがやってきた。ここからウェーダーを最大限利用して次の目的地「堰堤」を目指して進んで行く。

謎だらけの七倉沢:イメージ3

歩き始めてから30分ほど過ぎた頃に大きな堰堤が見えてきた。この堰堤をどう高巻きするか模索しながら近寄って行くと、右岸から高巻が出来そうな雰囲気。「堰堤下にイワナが居るかな?」と、堰堤に近づいて行くと、河原に石を積み上げた湯船が飛び込んできた。「もしかしてこれが・・・?」と疑いながら手を差し伸べると火傷するほど熱い。湯船に伸びた塩ビのパイプが温度調整の役割を果たしているようだが、最近入った形跡も見られず塩ビのパイプは上を向いたまま。近くに掃除道具が置いてあるので温度調節を兼ねて湯船の掃除を始める。

謎だらけの七倉沢:イメージ4

大きな岩の下から源泉が流れ出ているが、左岸にはコンクリートで固められた源泉もある。湯船に溜まったお湯の温度調節が難しく、塩ビのパイプから離れる事が出来ない。しかし、誰も訪れない湯船は展望も開けており中々良い感じである。湯船を作った人、管理している人、泉質は不明だが、この源泉が七倉山荘に送られていれば「単純アルカリ泉」と判断できる。七倉山荘の内湯も気持ちよさそうだが、川のせせらぎを楽しみながら入る野天風呂もいい感じです。

謎だらけの七倉沢:イメージ5 謎だらけの七倉沢:イメージ6

堰堤を越え右に大きく曲がった場所からスノーブリッチが現れ始め、小さな滝が何段も続き、ゴルジェ帯に入っていく行くようだ。高い場所から沢の水が落ちている。カメラのアングルを覗くと、コンクリートで作られた放水口のようだ。「何処から何の為の放水?」と考えるが分からない。水が落ちてくる先にはスノーブリッジがある。最初のスノーブリッジは問題なく越えられたが、次のスノーブリッジを越えられるか不明。その先、大きく左に曲がった先の状態が分からない。「どうしよう?」と考えていると、遠くで「ゴオーーゴロゴロ」と聞きなれない音が連続して耳に飛び込んできた。「雪崩?鉄砲水?スノーブリッジの崩壊?」と焦りながら急いで高い場所に避難するが何も起きない。高巻きしてやり過ごすつもりが目の前には壊れた水路が見える。今は何も無いが、以前は水路用の橋があったのだろう。これで謎の放水口も理解できた。

謎だらけの七倉沢:イメージ7

怪しげな音を気にしながら上流に進むことは断念して、野天風呂に戻って行く。もちろん帰りも入浴するつもりで温泉に向かうが、その後、自分が入ってから誰も入っていないようだ。帰りは温泉から駐車場まで抜ける道を捜しながら歩く。10分も歩けば七倉登山相談所の裏に出るのでタオル片手に出かけてみるのも良いだろう。温泉に向かう道は、七倉登山口相談所裏から歩き始め、上りの途中から左に下って河原を少し歩けば到着する。

-DATA-

場所:
長野県大町市平七倉
温泉名:
七倉温泉
泉質:
単純アルカリ泉
効能:
神経痛、疲労回復
交通:
長野自動車道 豊科ICより国道147号線を経由して県道槍ヶ岳線を七倉ダムに向かう。
駐車場:
七倉ダム駐車場無料
トイレ:
七倉登山口
携帯電話:
通話不可
宿泊:
七倉山荘
料金:1泊2食7500円
入浴:500円
電話:0261-22-4006
期間:4月末~11月末
備考:
たぶん七倉温泉(七倉山荘)の源泉だと思います。

謎だらけの七倉沢:map

湯俣温泉

May.01, 2001 片道9km。歩く自信が無い人にはお勧めできません。

湯俣温泉:イメージ1

高瀬渓谷の最奥部にある湯俣温泉。高瀬ダムから約9Kmほど歩いた場所に湯俣温泉がある。湯俣温泉から湯川沿いに30分ほど歩くと天然記念物の噴出丘と河原から湧き出る温泉に到着する。ここの地名は地獄、湯俣地獄、湯俣温泉と色々な呼び方があるようだが、よく分からないので湯俣温泉と称して紹介します。

湯俣温泉:イメージ2

湯俣温泉の入口にあたる七倉ゲートにはJR信濃大町駅よりタクシーか自家用車で向かうことになる。5月1日より七倉ダムから高瀬ダムまでタクシーの運行が開始するので、時間を合わせて七倉ゲートに午前5時50分に到着した。混雑を予想していたが、ゲートの開門が6時30分の為、タクシーは6時頃に数台現れただけである。タクシー料金は1990円と少々高いが、湯俣温泉までの道のりを考えるとタクシーの往復だけでも12kmもあるので利用できるものは利用したい。

湯俣温泉:イメージ3

タクシーで高瀬ダムに到着してから2組のパーティーと共に湯俣温泉方面に歩き始めた。高瀬ダムから最初のトンネルは約1kmと非常に長くて寒い。トンネルを出てから2組のパーティーに先に行ってもらい2番目のトンネルに向かう。1番目のトンネルと打って変わりトンネル内は非常に暖かい。トンネルの中間地点には排水用のパイプがあり、排出されている水を触ってみると生暖かく匂いもある。温泉としての利用価値は無いようだが、湯船があればりっぱな露天風呂になりそうだ。つまらない事を考えながら発電用の放水口に到着した。強烈な硫黄の匂いとブルーに染まった高瀬ダムには魚がいない感じだが、何処から硫黄臭い発電用の水を持ってきたのか分からない。あの発電用の水も温めれば温泉になりそうだ。

湯俣温泉:イメージ4 湯俣温泉:イメージ5

車で入れる最後の駐車場までやってきた。ここの駐車場には何も無いが、高瀬ダムから4.5kmと中間地点にあたる。先に行ってもらった2組のパーティーは石に座って休憩をしている。ここから山道に入って行くようだが、今までの道のりが淡々としていたので、休憩を取らずに最初の休憩ポイントの名無非難小屋に向かった。整備された道はとても歩きやすく、所々に土砂崩れの後が見られるが通行を妨げるほどではない。歩き始めてから1時間20分後の午前8時に最初の目的地の名無非難小屋に到着。温泉と釣りの計画で釣竿を持ってきていたので、休憩を兼ねて高瀬川で釣りをしてみる事にした。高瀬ダムの様子を見ていたので期待はしてなかったが餌となる川虫さえ取れない。1時間ほど河原を歩き回ったがアタリがなく退散することにした。

湯俣温泉:イメージ6 湯俣温泉:イメージ7

雪崩の後を越え北鎌倉尾根の独標が見える。なんだか日本離れした景色に見とれながら、高瀬ダムの調整池を通過して目的地の湯俣温泉の晴嵐荘が見えてきた。晴嵐荘の前にある赤い吊り橋を渡り湯俣温泉に到着。先に歩いていった2組のパーティーは既に湯俣温泉を通り越し、晴嵐荘の前には誰も居ない。晴嵐荘の露天風呂は営業期間外は自由に使えるので露天風呂の状態をチェックする。しかし、露天風呂にはお湯が流れ込んでいないので入る事は出来なかった。最終目的地の河原の温泉を捜し始める。ダム取水口の堰堤下では湯気が立ち上っており温度を測ると46℃。大きなお風呂となっていたが、監視カメラの前では入る気にはなれない。川の上流に行くには最初に渡った赤い吊り橋に戻り堰堤を越えなければならないが、川の水が少なくなっている場所を選んで一気に堰堤を通り越して行く。壁にはロープが張られてあったが、残雪が多く残っている河原は歩くのに具合が良い。2番目の赤い吊り橋を渡り、ロープを使って再び河原に下りれば手掘りが出来る湯俣温泉に到着。

湯俣温泉:イメージ8 湯俣温泉:イメージ9

至る場所から湯が沸いている光景が見れる。誰かが作った野天風呂を拝借しようと考えていたが、最近作った様子が見られない。温泉の成分が強い為、源泉の近くは河原は温泉の成分で真っ黒になっている。場所を選んで野天風呂の製作開始。釣りの為に持ってきたウェーダーを履き川底を足でゴシゴシすると川に墨汁を流したように真っ黒に川が変化する。汚れた石を取り替え、お湯が入れ替わる間、対岸の噴出丘を見る為に湯川を徒渡した。川底の石は白く変色し硫黄の成分が強いことが分かる。ウェーダーを履いているので川の中では自由自在。天然記念物の噴出丘の頂上からチョロチョロと湯が湧き出ており、その近くの川の中から水道の蛇口のように水が吹き出ている。気兼ねに触ってみると火傷しそうなほど熱い。お風呂を作れないかと考えたが、流れが激しすぎてお風呂を作るには向いていないようだ。昼食を取りながら掃除した湯船に入ろうと底に足を底に着けたとたん、湧き上がる源泉が足の裏に直接伝わり自作の湯船から飛び出てしまった。お湯の温度はなんとか調整できたが、グツグツと湧き上がる源泉だけは調整できない。入るに入れない温泉を目の前にして、9km先の高瀬ダムに戻っていった。

湯俣温泉の晴嵐荘は7月上旬から10月下旬までの営業となっている。この時期に訪れれば、人が多くなり晴嵐荘の露天風呂、河原の露天風呂も堪能できるでしょう。温泉を目的とした人、山を目的とした人達が交わる場所なので道中の長い道のりも気兼ねなく歩ける。折りたたみのスコップ、軍手があれば簡単に野天風呂の出来上がり、ビーチサンダルを履けば歩くにも具合い。

-DATA-

場所:
長野県大町市平湯俣
温泉名:
湯俣温泉
泉質:
単純硫化水素泉
効能:
神経痛
料金:
無料
交通:
長野自動車道 豊科ICより国道147号線を経由して県道槍ヶ岳線を七倉ダムに向かう。
駐車場:
七倉ダム駐車場
トイレ:
七倉登山口
携帯電話:
七倉ダム~湯俣温泉 通話不可
タクシー:
片道1990円(4人乗車まで)
運行時間:6時30分~19時
運行期間:5月1日~
宿泊:
晴嵐荘
料金:1泊2食8000円 入浴500円(期間外は無料)
電話:0261-22-0165
期間:7月上旬~10月頃まで
コースタイム:
七倉ダム~高瀬ダム10分 高瀬ダム~名無非難小屋1時間20分 名無非難小屋~湯俣温泉1時間40分 湯俣温泉から噴出丘20分

湯俣温泉:map

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