温泉レポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 2000年11月温泉レポート:トップページ2001年01月 »

白浜温泉「崎の湯」

Dec.25, 2000 大自然の海岸露天風呂

露天風呂の気持ちよさは何といってもその開放感にある。天井も壁もない大自然の真っ只中で全裸になり、大地の恵みである温泉の湯にたっぷりと体を沈める。必要なのは自分の体ひとつ、これほど簡単に自然を満喫できる方法は他にはちょっと見当たらない。特に一日の大半を人工物に囲まれた小さな部屋で過ごしている僕たちにとって、大自然を正に肌で感じることができる貴重なリラックスタイムでもある。そう、一度味わうと忘れられない魅力を露天風呂は秘めているのだ。

白浜温泉「崎の湯」:イメージ1

2000年日本一周の旅で心に残っている露天風呂は数々あるが、思い返すとそのほとんどが東日本に集中しており、西日本は意外と少ないことに気づく。アウトドアが楽しめる露天風呂となるとどうしても自然が多く残されている北海道や東北、信州などに限られてしまうということだろう。だが、そんな西日本の中でもとりわけ強く印象に残っている露天風呂がひとつだけある。紀伊半島の南海岸、日本三大古湯のひとつとされている白浜温泉にある「崎の湯」だ。

白浜温泉「崎の湯」:イメージ2

まずはホテル、旅館が建ち並ぶ白浜温泉の中心地を出て船山湾を右手に見ながら海沿いを南下。万葉集にも登場する「牟婁の湯」を過ぎて、さらに300mほど走ると「崎の湯」は右折と書かれた標識が現れる。脇道へ入り海沿いの細い道をしばらく走ると突き当たりが目的地の「崎の湯」となる。車が10台ほど止められる駐車場にバイクを置き、タオルを片手に葦簀に囲まれた浴場へと向かう。駐車場に面した小さな建物はタオル等を売る「管理室兼売店」で、すぐそばには整備された公衆トイレも完備している。入浴は無料なのでそのまま入口へと歩を進める。葦簀の間から浴場を覗くと、岩を組んで造られた大きめの湯船が目に入り、続けてその向こう側に白波を立てるドーンと突き抜けるような太平洋が目に飛び込んでくる。これぞ正に大自然の露天風呂という風情に僕は一目惚れ。思わずヨダレがこぼれそうな(?)シチュエーションに僕はいても立ってもいらなくなり、ちぎるように服を脱ぎ去り、飛び込むように湯船に体を沈めた。

12月、切る風は冷たく体の芯まで冷え切っていたので、湯船に浸かるとまるでお湯が体に染み込むように気持ちが良かった。さらに平日の午後3時という時間が絶妙だったのか浴場はガラガラ。入浴客は僕の他にひとりしかいないので、まるでその風景を独り占めしている気分だった。ザザザザッ…と波の音が心地よく耳をくすぐる。これぞ海岸温泉、ゴクラクの極みである。ここは湯船から海まで10m足らずなので裸のまま海に浸かることも可能(12月では寒くてとてもできなかったが…)。やや緑がかった透明なお湯は匂いにクセがなく、入浴は爽快そのものだった。

白浜温泉「崎の湯」:イメージ3

流れる雲を眺めながら、髪を撫でる潮風を感じながら、雄大な景観を楽しみながら…、じっくりと温泉を満喫したいという人におすすめしたい露天風呂。また、これほど魅力的な露天風呂が「無料」で楽しめるのも特筆すべき点であろう。是非とも次の休日にでもタオルひとつで気軽に訪ねて欲しい。大満足できること間違いなし。あまりに快適なため知らぬ間に長湯になってしまうことが多いので、入浴時間だけには注意をして、全身で露天風呂を楽しもう。

-DATA-

場所:
和歌山県西牟婁郡白浜町
交通:
和歌山市から国道42号を南下、白浜町の富田橋の信号を右折。県道34号を約9km走り、「崎の湯」の標識を左折してすぐ。
料金:
無料
営業時間:
08:00~17:00(第4水曜日休み)
設備:
男女別露天風呂、駐車場(10台程度)、公衆トイレ
問合せ:
電話0739-42-3016
近くの見所:
アドベンチャーワールド、三段壁、奇絶峡

ページのトップに戻る