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養老牛温泉「からまつの湯」

Jul.27, 2000 道東の穴場的露天風呂

養老牛温泉「からまつの湯」:イメージ1

地平線へ向かって気持ちよく一直線に延びる道をバイクを走らせる。最も北海道を感じさせる牧歌的な風景が広がっているのが道東地方、根釧原野であろう。ゆったりと草を噛む牧牛、緑が遙か彼方まで続く日本離れした広大なファーム群、どこまでも澄み渡る青い空、頬を優しく撫でる透明な風…ツーリングライダーなら誰でも一度は憧れるシーンである。

養老牛温泉「からまつの湯」:イメージ2

そんなドリームフィールドからほんの少し山側に足を伸ばした森の中、養老牛温泉はゆったりと湯気を上げている。北海道の温泉としてはメジャーではなく、大規模な温泉地でもないが、地元の人達や北海道フリークの間では養老牛温泉の「からまつの湯」は知る人ぞ知る存在となっている。地理的には根釧原野の真中にある中標津から東へ、直線距離にして20kmほどの場所にある。奥摩周展望台から霧の摩周湖を覗いた後、清里峠を越えて道道150号・摩周湖中標津線で中標津へ向かった。途中から養老牛温泉方面へ向かって左折、10分ほど走ると川を渡った左手に木造の質素な脱衣所が見えてくる。駐車場は広いが路面は石が多くデコボコなので、バイクを置く場所には注意しよう。

脱衣所の横から覗くと、サラサラと流れる小川の脇に岩を積んで造られた5~6人が入れる小さな露天風呂が見えた。湯船には地元の人らしき年輩者が3人にライダーがひとり、おしゃべりをしていた。湯に浸かる前に川で足を洗おうとしたら、強面のオジさんが「冷たいからお湯で洗いな」と洗面器を貸してくれた。その後もそこにいるとお湯が濁るからこっちに移動しろだとか、車がエンジンをかけっぱなしにしているとアブが寄ってくるからすぐに切れだとか…ことあるごとに注意する。歯の衣を着せないストレートな言い方だが、みんなが気持ちよく入浴するためには必要なことばかりだった。口は悪いが気のいい、自称「からまつの湯共の会名誉会長」のオジさんと次第に仲良くなり、温泉で入れたコーヒーをご馳走されるまでになった。「おおおんせんコーヒーって…うまいのか?」一瞬目が泳いだが、飲んでみるとこれが意外にも甘みがあっておいしかった。飲んでみないと分からないもの、何事も百聞は一見にしかずなのだ。一服すると釣り竿を出してきて、今度は川に釣り糸を垂らし始めた。「釣りして、温泉入ってれば幸せなんだぁ」と無邪気に笑うので、僕も釣られて?笑った。興味シンシンで眺めていると、次から次にウソのように魚が釣れるではないか。ほとんど入れ食い状態だ。サオを貸してくれるというので挑戦してみると、引くタイミングに少しコツがあるが、釣り音痴の僕でも面白いように釣れる。蚊に刺されまくっている尻をボリボリ掻きながら、時が経つのも忘れて夢中でサオを振り回した。北海道の一部にしか生息しないと言われるオショロコマも何匹か釣り上げ、大満足だった。

自然環境はもちろん素晴らしいが、こんな風に地元の人達と裸のつきあいができるのが「からまつの湯」のいいところ。この温泉に来たら気軽に地元の人に声をかけて欲しい。人との出会いは旅の醍醐味、きっと心に残る思い出ができるはず。さて、次の「からまつの湯」に訪れたときはどんな出会いが待っているだろう・・・

-DATA-

場所:
北海道標津郡中標津町
泉質:
弱食塩泉
交通:
弟子屈から国道243号、道道養老牛虹別線と道道養老牛計根別停車場線で30分位。中標津からは道道中標津標茶線と道道養老牛計根別停車場線を使って30分位。
駐車場:
あり。10台分位
トイレ:
あり
入浴料:
無料
近くの観光スポット:
開陽台展望台、摩周湖

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