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別府鍋山温泉

Jun.22, 2000 ススキの中で、硫黄臭の中で

露天風呂の良さはその開放感にあるのではないか。温泉旅館に行っても、露天があれば露天の湯船にしか入らないという人は多い。雨が降っていても絶対露天でという人もいる。青空や星、雪景色を眺めながらの温泉はすこぶる気持ちいい。開放感というけれど、その実、開放、解放されているのは自分の頭の中だと気付く。

別府鍋山温泉:イメージ1

その朝僕は、徹夜で夜の国道をひた走り宮崎から大分までやってきていた。眠い。四国へ渡るフェリーの時間までまだかなりある。そこで別府の秘湯「鍋山温泉」にぜひとも行ってみようということになった。時間は朝の7時過ぎ。日帰り温泉には早い時間だが大丈夫。管理する人もいないワイルドな24時間OK の温泉。別府市の市内から湯布院方面へ抜ける国道500号を進む。「やまなみハイウェイこっち」の案内のある方だ。やがて明礬温泉街に入り、「泥湯」で有名な「別府保養ランド」なども見られる。明礬バス停を過ぎた所を山側に左折。道はかなり細くなり、そのうちダートになってくるが気にせず直進。ただし、普通車はスピードを落として進まないと腹を擦ったりするかも。

別府鍋山温泉:イメージ2

ダート終点はその気になれば10台ぐらい停めれそうな回転場兼駐車場。後から来た人に塞がれない様、回転しておいて、入り口に向けて入り口よりに停めておいた方が自分の為、皆の為。軽い朝食を済ませ、タオルだけ持って身軽なスタイルでGO!ゲートがあり、ここからは車の進入できないダートというか山道というか沢を10分程度登って行く。入り口には「鍋山湯源郷」の門柱が。

道はしだいに険しくなるが、視界が開けてきて気持ちいい。粗大ゴミが多少気になるが、伽藍岳(硫黄山)が前方に見えてきて、その黄色い岩肌と周囲の硫黄の匂いに期待が高まる。どうもあそこが温泉だなという方向に歩いていくと、岩の下の小さい祠の下に、「ここで温泉玉子作るべし」といったような噴気孔がある。玉子持参すると楽しみが増えますね。

別府鍋山温泉:イメージ3

で、その奥がいよいよ温泉!湯船は2つで上下二段。上の湯船に冷たい水と、源泉から噴きたての湯をパイプで引いて自分で調節する仕組み。さて入ろうと手をつけてみると「水!」。恐らく、前回入った人が、来た時「熱湯」だったので、水を引いて湯を入れないようにして調節し、「極楽、極楽・・・」と入ってそのまま帰ってしまったのだろう。逆の場合は「熱湯」になっているのだ。というわけで、しばらく熱湯(というほど熱くない)を入れっぱなしにして、かつ湯船の水を洗面器(有志備え付け)で掻き出して、調節開始。多少こけっぽいゴミも舞いあがるが気にしない。今回、帰る際には「ちょうどいいお湯」になる組み合わせでパイプを調節しておいた。次に来た人はすぐ入れただろう。皆さんもぜひその配慮を。

やがてちょうどいい温度になり湯に浸かる。更衣室はもちろんない。周囲は硫黄臭が立ち込めているが、湯自体は無臭のようだ。しかも透明。ただ、沸いている源泉部分は地獄への入り口のように硫黄まみれ。ちょっと近づいただけで咳き込んでしまう。湯船の中はまさに極楽。遠く別府の市内、別府湾も眺められる。夜は間違いなく夜景と星空が素晴らしいだろう。周りではセミが鳴いている。朝の8時、眠気はなくなっていた。

-DATA-

場所:
大分県別府市明礬温泉奥
料金:
無料
時間:
24時間OK
湯船:
露天(2)
泉質:
硫化水素泉
交通:
JR日豊本線別府駅下車亀の井バス明礬温泉下車徒歩30分
駐車場:
ダート終点が回転場兼駐車場(温泉までのダートは歩きましょう)
トイレ:
なし
連絡先:
特になし(スギノイパレスが管理しているらしい)

えびの市営露天風呂

Jun.20, 2000 韓国岳に登った後はこれに限る!

えびの市営露天風呂:イメージ1

我々登山隊は平日の昼間に都会と携帯電話で仕事のやり取りはしながらも、何とか韓国岳登頂に成功した。賽の河原を連想させる、硫黄分を含んだ蒸気が地表から吹き出ている危険地帯を抜け、やっとのことで駐車場へ。(ややおおげさ)標高が高い高原とは言え梅雨時の登山は大汗をかく。あぁ、気持ち悪い!というわけで、登り口からすぐの「えびの市営露天風呂」で汗を流すことにした。時間は夕方の4時。日はまだ高いが、日帰りの入浴時間は6時までなのでさっそく向かう。

えびの高原のビジターセンターからだと小林市方面に向かって不動池を過ぎ、坂を下りかけたところの道の山側。小林からだとその逆。周囲に他に建物もないので必ず分かる。駐車場に車を停めて、登山スタイルとは打って変わって身軽な温泉スタイルに入浴前変身。足元もサンダルにする。入り口で受付のきさくなおじいちゃんがいる。世間話が始まりそうだが、それは湯からあがってからにして入浴料200円を払って中に入る。200円とは安い。

湯船は「ややや!硫黄が付着しているのか?」というぐらい底が白い。が、入ると分かるがそれっぽくペンキを塗っているだけだった。もちろん、硫黄分が強いのでそこそこ白濁している。湯の中はほとんど見えない。すこぶる気持ちがいい。何より景色が素晴らしい!周囲は手付かずの原生林。聞こえるのは鳥の声。まさに自然の息遣いが感じられる。気になるといえば、女湯に行くルート上に男湯があって丸見えということ。まぁ、見られてもぜんぜん平気なんですが。

気持ちよくなってきたので、周囲を探索。湯の湧き出ている所に竹筒がコップのようにある。その向こうに多少透明な水が溜まっている。「ははぁ、これが飲用ですか・・・」と試しに飲んでみる。「XXX!」これは厳しい。あまりに酸性が強すぎてちょっと僕には合わない。が、便秘やら糖尿病には効き目抜群らしい。お試しあれ。さらに沢をくだってお尻丸出しのまま打たせ湯へ向かう。湯といってもつかるところはなくひたすら打たれるだけ。これが強烈。頭を殴られたぐらいの衝撃で湯があたる。なかなか気持ちがいい。

そこへ全身というか陽のあたる所だけ真っ赤になったサイクリストが入ってきた。湯船に戻って話をさかせる。ひなびた露天風呂のこれも楽しみのひとつだ。これまでの走ってきたルートを聞きながら、湯の中で登山でくたびれた足腰を揉む。次第に疲れが取れていっている気がする。ここは標高1,200mの高原。のーんびり、ゆったり、いつまでも入っていたい温泉だ。

-DATA-

場所:
宮崎県えびの市
料金:
入浴/大人200円、子供150円。
宿泊/大人1,670円、子供1,010円。
時間:
入浴のみは18時まで。
湯船:
露天(男女各1)、打たせ湯(1)
泉質:
酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
効能:
神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき、冷え性、やけどその他
交通:
九州自動車道えびのICから国道221でえびの市へ県道30経由
販売:
温泉水の無人販売所あり
駐車場:
20台程度
連絡先:
えびの高原キャンプ村0984-33-8000(ここから無線連絡してくれます)

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