フィッシングレポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 私にも釣れる!アラスカのキングサーモンフィッシングレポート:トップページ海から戻りたてのキングサーモンを狙い撃ち! »

ついに釣れた!09シーズン最初のキングサーモン

Jun.1, 2009 キーナイ半島西南部・ディープクリーク・ハイウェー橋~2マイル標識

スターリング・ハイウェー橋上流

ディープクリークでキングサーモンを釣ることができるのは、河口からアラスカ州漁業狩猟局(Alaska Department of Fish and Game)が設置した標識までの約2マイル(3.2キロ)の区間だ。前号「私にも釣れる!アラスカのキングサーモン」では、その下流側半分であるスーターリング・ハイウェー橋から河口までの間の釣り場を紹介した。今回は、上流側半分のスターリング・ハイウェー橋から標識までのエリアを紹介する。

スターリング・ハイウェー橋の上流側へアクセスするには、Deep Creek North(ディープクリークノース)というレクレーション広場に駐車する。ガイドのギャリー氏(シルバーフィンガイドサービス)の案内で、レクレーション広場の北の端から始まるトレイルを歩き出した。このトレイルの入り口はよく踏まれているので見間違うことはないだろう。最初は川の右岸を行くが、400mほどで一度対岸に渡る。通常の水位なら股下までのウェーダーで十分だ。左岸に移ると広々とした川原を歩く。さらに300mほど歩くと対岸に大きなコットンツリーの大木が見える。ここの瀬尻でもう一度右岸に渡る。トレイルは上流へと続いているが、私たちはこの場所で釣りをスタートすることにした。レクレーション広場からの所要時間はだいたい20分だ。

スターリング・ハイウェー橋上流

ギャリー氏はここを「ログジャムホール」と呼んでいる。ログジャムとは流木のかたまりのことだ。名前の通り、左岸には大小さまざまな流木が覆いかぶさり、複雑な流れと魚の隠れ場を形成している。そのスレスレを狙うが、魚が流木の下に入らないように気をつけなければならない。一投目は筋子玉から。これはどの場所でもかわらない。まずウキ無しで流し、そしてウキを付け、一通り攻める。アタリがなかったので、ギャリー氏のアドバイスによりニシンに切り替えた。

ニシン

このニシンは、釣具屋やスーパーで売られている釣り餌用のものだ。水中で回転するように頭部を斜めに切り落とし、縫い刺しにする。針先が必ず出ているようにし、またニシンの鱗などが針先についていないようチェックすることが大切だ。ニシンをタナに沈めるためにスプリットショットの2番を二つ付けた。これも地域の釣具屋で売られている。ニシンはにおいのもとである脂分を多く含み、また回転してスピナーのように光る。この組み合わせがキングサーモンの食いを誘うのだという。また水中で激しく回転するため、ボールベアリングスイベルは必須だ。

スターリング・ハイウェー橋上流

川の中ほどまで立ち込み、斜め下流、倒木のギリギリに仕掛けを投入する。少し沈ませてから少しずつラインを手繰り寄せる。ニシンが水流を受けて回転しているのが手元に伝わってくる。初めてこの釣り方を試すと、この回転の振動がアタリかと思ってしまうほどだ。開始して数キャスト目で手元に「ガツンっ!」と大きなアタリがあった。ここで魚に違和感を感じさせないために糸を送り込まなければならない。テンションを緩めすぎず、穂先を魚のほうに送り、続いて手元からラインを60cmほど、少しずつ送り込んだ。アタリがあってからだいたい5秒くらい経ち、思いっきりロッドを煽って合わせた。ラインは30ポンドなので、思いっきり合わせても切れることはない。口の硬いサーモンに大きな針を掛けるには、強く合わせることが大切とのこと。すぐに#8ロッドは大きく曲がり、続いてキングサーモンがアタマを左右に振る振動が伝わってきた。魚が流心へ走り出したので、私も岸に上がった。

最初のひと暴れが終わると魚は流心に入り、流れの力で抵抗しようとする。ここからはドラグとロッドの曲がりの両方を使って魚が弱るのをじっと待つ。もしロッドを寝かせてしまえば30ポンドのラインも簡単に切られてしまう。ファイティング・バットをおなかにあて、テコの原理でロッドを立てる。どんなに腕力に自信があっても、決して腕だけで魚とファイトしてはならない。またテンションをかけすぎると魚は流れに乗り一気に下流に走り出す。もし十分なテンションをかけなければ、疲れ知らずのキングサーモンはいつまでたっても岸に近づかない。その中間の力で保持することが大切だ。使用したリールはアメリカンクラシックの#5/6。アンチリバースで高機能なディスクドラグを搭載している。ガイドのギャリー氏はドラグのコルクとスプールの間にリチウムグリスを少量添付している。これによりドラグの動きはラインの量にかかわらずスムースになるという。魚を掛けてから約20分、ようやく魚が岸に近づいた。タイミングを見計らってギャリー氏が水に入り、針が口に掛かっているのをチェックして、「どうする?」と聞いてきた。キープしてよいのは口に掛かった魚のみ。水から魚を引き上げる前にそのことをチェックしなければならない。魚の大きさは決して大きくはないが、強烈なファイトで満足していた私はこの魚をキープすることに決めた。ランディング直後、レギュレーションにしたがい、ライセンスに釣り場と日にちと魚種を記録した。計量すると15ポンドあった。

キングサーモン

30ポンド級のキングサーモンが釣れる川なので、中型の部類に入るだろう。シーズン最初のキングサーモンとしては大満足の一匹だった。

釣果

ディープクリークでは、キングサーモンを1匹キープしたらその日の釣りを終わらなければならない。ギャリー氏と私はロッドを納め駐車場に向かった。

この地域のキングサーモン釣りは5月下旬のメモリアル・ウィークエンドから6月上旬まで。釣り場は北から、ニニルチックリバー、ディープクリーク、アンカーリバー、そしてホーマースピットだ。この日私がキングサーモンを釣ったのは、そのほんの僅かなエリアだ。ハイウェーから20分程度の場所にもかかわらず、他の釣り人はほとんど見かけなかった。この地域では、水上飛行機やガイド付きの高級ロッジを手配しなくてもサーモンフィッシングを楽しむことができる。アラスカに行く際はキーナイ半島西南部を一度訪れてみてはいかがだろうか。

-DATA-

えさ:
筋子玉と冷凍ニシンが地元のスーパーや釣具屋で入手可能。
タックル:
道糸、ハリスとも30ポンド。ハリスは20ボンド程度でもかまわない。ハリは餌用の2/0号。他に、ワンタッチウキ、スプリットショット7番から2番、ボールベアリングスイベルが必要。すべて現地入手が可能。ロッドは、地元の釣り人はフライロッド8番9フィートに、ドラグのしっかりしたフライ用リールを取り付けているが、スピニングやベイトキャスティングでも対応可能だ。サーモンは意外に微妙なアタリを出すので、できれば柔らかめのロッドで釣りたい。
フィッシングライセンスの購入:
アラスカ州漁業狩猟局(Alaska Department of Fish and Game)のウェブサイト(http://www.adfg.state.ak.us/)で購入できるほか、アラスカ各地の釣具屋、スーパーなどで購入が可能。私が今回購入したのは、非居住外国人用フィッシングライセンス及びキングサーモンスタンプ。2週間有効のもので、料金は合計130ドル。
レギュレーション(釣りのルール)および解禁日の確認:
アラスカ州漁業狩猟局(Alaska Department of Fish and Game)のウェブサイト(http://www.adfg.state.ak.us/)で確認できるほか、アラスカ各地の釣具屋、スーパーなどで冊子を入手できる。また、現地に貼り出されている掲示も同時に確認し、間違いのないようにしたい。
タイドブック(潮の干満表)の入手:
この地域の釣りで欠くことのできない潮の干満表は、釣具屋、スーパーなどで入手できる。
フィッシング・ガイド:
シルバーフィン・ガイドサービス(http://www.silverfinguides.com)は日本語対応あり。
釣れた魚の冷凍保管と日本への持ち帰り:
ディープクリーク、ニニルチック、ホーマーに、釣り客の魚を冷凍し預かってくれる業者がいくつか営業している。ピックアップする日に厚手の発泡スチロールに詰めてもらい、帰りの飛行機ではチェックイン荷物として持ち帰る。もし飛行機の出発まで時間がある場合は、アンカレッジ国際空港内の荷物預かり所の冷凍庫で有料にて保管してもらえる。2009年6月現在、アラスカからのサーモンの日本持込は制限されていない。チェックイン荷物の重量/サイズ/個数制限はエアライン各社に確認のこと。
場所:
アメリカ合衆国アラスカ州キーナイ半島西南部ディープクリーク(Deep Creek)、スターリングハイウェー橋(Sterling Highway Bridge)付近。
地図:

より大きな地図で アラスカ・キーナイ半島南部の釣り旅地図 を表示
交通:
アンカレッジ国際空港よりスワードハイウェー(Sward Highway)とスターリングハイウェー(Sterling Highway)を経由して車で約5時間。日本からアンカレッジへは、アメリカ本土・カナダ経由のルートが多く利用されている。私は成田~シアトル~アンカレッジのルートを利用した。
駐車場:
レクレーション広場「Deep Creek North」1日5ドル。
トイレ:
上記駐車場に併設

コメント(0)

コメントはまだありません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

コメント投稿フォーム

ページのトップに戻る