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ブナの森の源流イワナ

May.15, 2004 街道沿いの茂ヶ沢渓流

ブナの森の源流イワナ。:イメージ1

七ヶ宿町は蔵王連峰の南麓。宮城県の最南西部に位置する。山形県と福島県に境を接する山間の街道(R113)は、福島県伊達郡境の小坂峠を越えて上戸沢・下戸沢・渡瀬・関・滑津・峠田・湯原の七宿場を経て、山形県高畠町二井宿、または上山市楢下に通じる街道である。江戸時代は、参勤交代のため出羽諸藩の往来、また江戸廻米の輸送路として重要だった。滑津宿脇本陣安藤家は、茅葺き切妻破風の屋根をつけた堂々たる玄関を今に残している。今回の目的地となる奥羽山脈の峠田地区。白石川源流が流れ、広大なブナの原生林が生い茂っていた。

ブナの森の源流イワナ。:イメージ2

広葉樹のブナの森は、堆積した腐葉土が絶え間ないクリアな水質を湧き立たせている。こんなフィールドでは、たくさんの水生昆虫が羽化しており、イワナの魚影が林道からでも垣間見られる。地元の友人から、イワナが大挙して舞っているとの情報を得て、さっそくFF釣行旅となった。東北道国見ICから、小坂峠を越えて七ヶ宿町に向かう。七ヶ宿ダム街道沿いの釣具センターで、フィールド状況を聞きながら入漁券を購入。R113を、更に山形南陽方面に向かった。滑津大滝を過ぎて、約15分ほど直進した辺りから右折。林道に沿って約15分程で入渓地点に到着した。茂ケ沢は、流程も短く小さな渓流なのだが、人工的な護岸も無く川は全く荒れていなかった。初夏の木漏れ日と苔むした川石は、清涼感あふれる雰囲気を醸し出して旅人を魅了する。

ブナの森の源流イワナ。:イメージ3

FFタックルは、ORVIS7FロッドにDT#3ライン。7.5Fリーダーに6Xティペットを50cm連結。AM:11:00.天気は、初夏を思わせるほどの快晴だった。林道脇の空き地に、車を止めて入渓。渓相は、川幅3m前後とスモールリバーだが、ポイントになる落ち込みが連続していた。小さなプールの水面をそっと覗くと、無数のカゲロウが乱舞している。こんな時間なのに、普通の渓流では考えられない光景だった。フライをセレクトするために、暫く観察。其の時、倒木の縁際でパシャリとライズした。そして、手前の落ち込みでもボイルした。魚影の濃さに戸惑いながらも、ハッチ(羽化)していたのはアカマダラカゲロウと確認。フライボックスから、#14ブラウンパラシュートを取り出してセット。バックスペースが気になり、サイドキャストで3mも離れていないポイントにフライをシュートする。先程見たヤツが、全くの疑いもなくゆっくりと浮き上がり反転した。心地よいテールウォークを感じながら、素早くランディング。その獲物は、白い斑点が鮮やかな源流イワナだった。

ブナの森の源流イワナ。:イメージ4

キャッチ&リリースを楽しみながら、一時間ほど遡行。大小の石が、幾重にも折り重なる山岳渓流特有のベストポイントが続く。小さな滝を登ると、開けたオープンフィールドに遭遇。ロケーションが抜群だったので、早速カメラを取り出して撮影。ふと岩陰を見ると、真っ黒い大きな魚体が悠々と泳いでいる。気付かれないように、静かに後退りしながら体制を整える。ファーストキャストは、とにかく慎重にプレゼンテーションする。狙い通りと言うか、シチュエーション通りに、魚体が反転して姿を現したのだ。しかし、スローモーなライズなのに、見事に失敗。魚体の大きさに幻惑されて、フッキングが早かったのである。源流域に生息するトラウトは、意外とスローモーな出方をするものだ。但し、一回目だけで二度と姿を見せなくなってしまう特徴がある。溜息交じりに、リバーサイドで小休止。清らかな渓水で炒れるコーヒーは、安らぎのリバータイムとなった。

ブナの森の源流イワナ。:イメージ5

PM3: 00.更に上流に分け入ると、大きなカーブに倒木が横たわっていた。その下から盛り上がる流れの両サイドは、あたかもイワナの砦のようだった。この時期には、甲虫類も流下することから、フライをエルクカディス#14番にチェンジして足場を確保。サイドキャストで、倒木下の暗闇にシュート。フライが、水面に着水すると同時に黒い姿が飛び掛った。今度は、タイミングよく一発でストライク。落ち込みに巻き込まれながらも、ようやくランディングに成功。金色に錆付いた尺上のイワナだった。今回の釣行では、尺上イワナを頭にヤマメ混じりで17匹のキャッチ&リリース。七ヶ宿町付近には、横川。大深沢。白石川等、有望な渓流が隣接しているので、先行者が有る場合でもフィールドチェンジが容易だ。小さな渓流なので、必要の無いキープは控えて欲しい。広葉樹の森は、多くの水生昆虫を育てています。殆どの川石上には、分厚い苔が張り付き昆虫の抜け殻がびっしり付着していた。これからの季節、虫除けスプレーは必需品となる。

-DATA-

場所:
宮城県七ヶ宿町。峠田地区から右折。茂ケ沢林道。
交通:
東北自動車道白石IC~R113経由。七ヶ宿町から南陽方面。約1時間
駐車場:
林道空き地
トイレ:お土産とお食事:
滑津大滝前、旬の市七ヶ宿。この地区で採取される農産物を直売している。木製品と山菜ソバは絶品。
立ち寄り温泉:
R457遠苅田温泉とR113小原温泉がある。
白石川漁協:
電話 0224-26-2069
2004年度日券1,500円。年券:4,800円。

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